JP4815625B2 - 自動車のサスペンション検査方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体に四つの車輪取付部を連結するサスペンションの組み付け状態を検査するサスペンション検査方法及びその装置に関する。
従来、前後のサスペンションの中央位置のずれ量であるオフセットや左右のホイールベースの差であるセットバックを測定する装置が知られている(特許文献1参照)。この装置では、自動車に装着された四つの車輪の夫々のサイドウォールに対して超音波距離センサから超音波を発射することにより、各車輪のサイドウォールと距離センサとの距離からオフセットを算出し、各距離センサに対向する各車輪間の距離からセットバックを算出している。
しかし、自動車に取り付けられる車輪は一般にゴム製のタイヤであるため、タイヤ形状の単品精度にばらつきを有しているおそれがあり、また、車輪を各車輪取付部に取り付けるときにも、タイヤ毎の取付け精度にばらつきが生じるおそれがある。このため、タイヤのサイドウォールを非接触の超音波距離センサにより測定しても、タイヤ形状の単品精度やタイヤ毎の取付け精度のばらつきが各測定結果に悪影響を及ぼしてサスペンションの高精度な検査が望めない。
また、上記従来の装置は、車輪の取り付けが完了した完成車両に対して前記オフセットやセットバックを検出するものであるため、車輪取付部に車輪が未装着とされている自動車車体の組立ラインでの測定が行えず、組立ラインにおけるサスペンション組み付けステーションへのフィードバックが円滑に行えなかった。
特開平2−309210号公報
本発明は、上記の点に鑑み、車輪が未装着の各車輪取付部からサスペンションの組み付け状態を高精度に検査することができるだけでなく、自動車車体を組み立てる組立ラインにおいてサスペンションの検査が行えるようにした自動車のサスペンション検査方法及びその装置を提供することを課題とする。
本発明は、自動車の車体に四つの車輪取付部を連結するサスペンションの組み付け状態を検査するサスペンション検査方法であって、四つの車輪取付部に車輪を未装着として各車輪取付部の軸端に取付部材を取り付け固定する部材取付工程と、車長方向を前後方向とし車幅方向を左右方向としたとき、前後方向及び左右方向に移動自在に設けられたテーブルの上方に、前記取付部材が取り付けられた各車輪取付部を位置させて自動車の車体を車体支持手段により支持する支持工程と、各テーブル上に設けられて前記取付部材に連結自在の連結フレームを、各車輪取付部に取り付けられた前記取付部材に連結する連結工程と、該連結工程により取付部材に各連結フレームを連結させたとき、各連結フレームに対して予め設定された基準位置からの前後方向及び左右方向への各連結フレームの移動量を前記テーブルを介して計測する計測工程と、該計測工程によって計測された各連結フレームの移動量に基づく各車輪取付部の座標から、前後のサスペンションの中央位置のずれ量であるオフセット及び左右のホイールベースの差であるセットバックを検出する検出工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、連結工程により取付部材に連結フレームを連結し、このときの各連結フレームの移動量に基づいて前記検出工程によるオフセット及びセットバックの検出を行うので、従来のように、各車輪取付部に車輪が取り付けられていなくても、容易にオフセット及びセットバックの検出を行うことができる。これにより、車輪取付部に車輪が未装着とされている車体の組立ラインにおいて好適にサスペンションの高精度な検査を行うことができ、組立ラインにおけるサスペンション組み付けステーションへのフィードバックを円滑に且つ迅速に行うことができる。
しかも、計測工程により計測する各連結フレームの移動量は、取付部材への連結フレームの連結によって各車輪取付部から直接的に計測されたものであるので、従来のようにタイヤのサイドウォールを非接触の超音波距離センサにより測定する場合に比してオフセット及びセットバックを極めて高い精度で検出することができる。
本発明のサスペンション検査方法においては、前記連結工程の後、各テーブルとともに各車輪取付部を上昇させ、前記車体支持手段から自動車の車体を離脱させる上昇工程を備え、前記計測工程は、前記上昇工程の後に行われるようにしてもよい。これによれば、上昇工程により車体が車体支持手段から離脱することによって、各車輪取付部に車重がかかり、各車輪取付部が完成車の場合と同じ位置となる。したがって、車体を、実際に車輪を取り付けて接地した場合と同じ状態にして計測工程を行うことができる。
また、本発明は、自動車の車体に四つの車輪取付部を連結するサスペンションの組み付け状態を検査するサスペンション検査装置であって、自動車の車体を支持する支持部と、四つの車輪取付部に車輪を未装着として各車輪取付部の軸端に取り付け固定する取付部材と、前記支持部に支持された車体の各車輪取付部の下方に設けられ、車長方向を前後方向とし車幅方向を左右方向としたとき、前後方向及び左右方向に移動自在のテーブルと、各テーブル上に設けられ、各車輪取付部に取り付けられた前記取付部材に着脱自在に連結する連結フレームと、各車輪取付部に取り付けられた取付部材に各連結フレームを連結させたときに、各連結フレームに対して予め設定された基準位置からの前後方向及び左右方向への各連結フレームの移動量を前記テーブルを介して計測する計測手段と、該計測手段によって計測された各連結フレームの移動量に基づく各車輪取付部の座標から、前後のサスペンションの中央位置のずれ量であるオフセット及び左右のホイールベースの差であるセットバックを検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上記のように構成した取付部材と連結フレームとを用いることによって、各車輪取付部に対して計測手段による直接的な計測が行える。従って、各車輪取付部に車輪が未装着とされていても高精度なオフセット及びセットバックの検出が行え、車輪の単品精度や取り付け状態の影響を全く受けないサスペンションの検査を行うことができる。更に、車輪取付部に車輪が未装着の未完成車であってもオフセット及びセットバックの検出が行えることから、車体の組立ラインにおいて好適にサスペンションの高精度な検査を行うことができ、組立ラインにおけるサスペンション組み付けステーションへのフィードバックを円滑に且つ迅速に行うことができる。
本発明のサスペンション検査装置においては、前記取付け部材への連結フレームの連結後、各テーブルとともに各車輪取付部を上昇させ、自動車の車体を前記支持部から離脱させる上昇手段を備え、前記計測手段は、前記移動量の計測を、前記上昇手段による車輪取付部の上昇が行われた後に行うようにしてもよい。これによれば、上昇手段により車体を支持部から離脱させることにより、各車輪取付部に車重がかかり、各車輪取付部が完成車の場合と同じ位置となる。したがって、車体を、実際に車輪を取り付けて接地した場合と同じ状態にして、計測手段による計測を行うことができる。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施装置の概略構成を示す説明的側面図、 図2は車輪取付部の支持状態を示す説明図、 図3は車輪模擬体の説明的斜視図、 図4は車輪模擬体の車輪取付部との連結状態を示す説明的断面図、 図5は車輪模擬体の車輪取付部への未連結状態を示す説明的断面図、図6(a)は本実施形態において検出されるオフセットを示す説明図、図6(b)は本実施形態において検出されるセットバックを示す説明図である。
本実施装置は自動車の組立ラインに設けられ、図1に示すように、ハンガ1(仮想線で示す)により支持されて搬送路に沿って搬送された車体2をハンガ1から離脱させた状態で、車体2に対して車輪アライメントの測定とサスペンションの検査とを行うものである。車体2は、その上流においてサスペンション3( 図2に一部を示す)が組付けられ、ステアリングの位置が中立位置に調整されている。また、サスペンション3に連結された各車軸の軸端には車輪を取り付けるための車輪取付部4が設けられている。この車輪取付部4には車輪が未だ取り付けられていない。
本実施装置は、ハンガ1からその上方に車体2を離脱させて車体2を支持する車体支持手段5(支持部)と、車体支持手段5により支持された車体2から垂れ下がった状態で上昇自在とされている車輪取付部4を上昇させる車輪取付部上昇手段6と、車輪取付部4の変位を検出して姿勢角(トー角及びキャンバー角)を測定するアライメント測定手段7とを備え、更に、車輪取付部4に装着して模擬的に車輪が取り付けられた状態とする車輪模擬体8を備えている。
前記車体支持手段5は車体2に設けられている図示しないジャッキアップ用ブラケットの部位に下方から当接して車体2を載置する載置部9と、載置部9を介して車体2を上昇させる車体リフタ10とを備えている。
前記車輪取付部上昇手段6は、図1及び図2に示すように、4つの車輪取付部4の夫々に対応して設けられ、前記車輪模擬体8を介して車輪取付部4を支持する支持板11(テーブル)と、車長方向を前後方向とし車幅方向を左右方向としたとき、該支持板11を前後方向及び左右方向に移動自在に連結する昇降テーブル12と、この昇降テーブル12を昇降させる昇降装置13(図1参照)とを備えている。
昇降テーブル12は、図2に示すように、第1可動板14及び第2可動板15を介して支持板11を支持しており、第1可動板14は昇降テーブル12上のレール16により左右方向(車幅方向)に案内され、第2可動板15は第1可動板14上のレール17により前後方向(車長方向)に案内される。そして、支持板11は第2可動板15上に支持されている。また、第1可動板14は昇降テーブル12上に設けられた駆動装置18により左右方向に移動されると共に、図示しないエンコーダにより原位置から左右方向への移動量が検出される。同じように、支持板11は第1可動板14上に設けられた図示しない駆動装置により第2可動板15を介して左右方向に移動されると共に、図示しないエンコーダにより原位置から前後方向への移動量が検出される。そして、各エンコーダにはから出力される各車輪取付部4の移動量は図外のコンピュータに位置データとして入力される。両エンコーダは、本発明の計測手段を構成するものであり、コンピュータは、各車輪取付部4の移動量から各車輪取付部4の座標を特定し、前後のサスペンション3の中央位置のずれ量であるオフセット及び左右のホイールベースの差であるセットバックを検出する本発明の検出手段として作動する。
前記車輪模擬体8は、 図3に示すように、車輪取付部4に取り付ける取付部材19と、連結手段20を有して該取付部材19に着脱自在に連結する第1フレーム21と、第1フレーム21を枢軸22aを介して揺動自在に連結支持し、下端部が接地される第2フレーム22とを備えている。第1フレーム21及び第2フレーム22は本発明の連結フレームを構成するものである。そして、図2に示すように、第2フレーム22の底部22bは支持板11上に回転軸22cを介して回転自在に連結され、図4に示すように、回転軸22cの回転軸線22yは、車輪取付部4の車軸直下にあって仮想線で示すように車輪Wを取り付けた際の車輪中心に一致するようになっている。なお、回転軸22cの回転軸線22yと車輪Wの中心とを一致させるために、車輪幅方向には車種毎にそれぞれ対応する取付部材19が用いられる。そして、第2フレーム22が枢軸22aにより第1フレーム21を揺動自在に支持し、第2フレーム22の底部22bが回転軸22cにより支持板11上で回転自在であることにより、車輪取付部4に車輪模擬体8を連結した際に車輪模擬体8が車輪取付部4の姿勢に倣うように構成されている。なお、車輪模擬体8は、車輪取付部4に連結していないとき、連結手段20が取付部材19に対向する原位置に第1フレーム21及び第2フレーム22の姿勢を復帰させる原位置復帰機構(図示せず)を備えている。
また、前記取付部材19は、図4及び 図5に示すように、車輪取付部4と同軸に延びる連結軸23と、連結軸23の外周に鍔状に張り出す固定部24とを備え、固定部24が車輪取付部4のハブ25に車輪固定用ボルト26により取り付けられている。なお、取付部材19の車輪取付部4への取り付け作業は、車体2の組立ラインにおいて、本実施装置よりも上流側で行われる。車輪取付部4のハブ25の外周にはブレーキディスク26が組み付けられており、取付部材19はブレーキディスク26のディスク面を覆うことのない大きさに形成されている。
取付部材19の連結軸23には、該連結軸23の先端に向かって次第に拡径する連結穴27が形成されており、連結穴27の内面側には係止溝28が形成されている。
前記連結手段20は、取付部材19の連結穴27に対応して挿着自在のテーパ軸29を備えている。テーパ軸29には、その軸線に沿って摺動する摺動部材30が設けられており、摺動部材30の先端にはばね部材31により摺動部材30に対して突出方向に付勢された当接部材32が設けられている。また、摺動部材30の基端部には摺動部材30を駆動するシリンダ33が設けられている。更に、摺動部材30にはカム溝34を介して爪部材35が保持され、摺動部材30の摺動に応じて突出した爪部材35が係止溝28に係止することで取付部材19への連結状態を維持する。このとき、当接部材32が連結穴27の奥端に当接して摺動部材30を基端側に向かって付勢するので、爪部材35が係止溝28に係止した状態を確実に維持することができる。
そしてこのように車輪取付部4に車輪模擬体8を連結することにより、車輪取付部4に車輪を装着することなく、模擬的に車輪取付部4に車輪を装着した状態とすることができる。
前記アライメント測定手段7は、図2に示すように、車輪取付部上昇手段6の支持板11上の車輪取付部4に対峙するセンサユニット36と、センサユニット36を保持する保持機構37とを備えている。保持機構37は、連結アーム38を介して支持板11に連結されて支持板11の移動に連動し、センサユニット36の車輪取付部4との対峙位置を維持させる。
該センサユニット36は複数のレーザセンサを備えており、車輪取付部4から各レーザセンサまでの距離を計測する。センサユニット36から出力される各レーザセンサの距離データは、前記コンピュータに入力され、該コンピュータにおいて車輪取付部4の姿勢角(トー角及びキャンバー角)が演算されて車輪アライメントの測定が行われる。
次に、以上の構成による装置を用いたサスペンション3の検査を説明する。 図1に示すように、先ず、ハンガ1に支持されて搬送された車体2を、車体支持手段5により上昇させてハンガ1から離脱させる。これにより、各支持板11の上方に各車輪取付部4が位置して車体2が載置部9に載置される(支持工程)。このとき、その上流側で予め車輪取付部4に車輪模擬体8の取付部材19が取り付けておく(部材取付工程)。次いで、車輪取付部上昇手段6によって支持板11を上昇させ(上昇工程)、支持板11上の車輪模擬体8の第1フレーム21を取付部材19に連結する(連結工程)。これにより、支持板11上において、車輪取付部4に車輪模擬体8が取り付けられた状態となり、車輪が未装着であっても車輪取付部4に車輪が装着されていると同様な状態となる。そして、このとき、図2に示すように、車輪模擬体8を介して車輪取付部4にセンサユニット36が対峙する。センサユニット36は、車輪模擬体8の連結手段20を取付部材19に連結させるときには、車輪取付部4から離間する方向に後退させておき、車輪模擬体8の連結手段20が取付部材19に連結されたときに車輪取付部4に向かって進出して所定の距離を存し、車輪取付部4に対して非接触状態で対峙する。
続いて、車輪取付部上昇手段6によって支持板11を介して車輪取付部4を上昇させ、これによって、車体2を車体支持手段5から離脱させる。このとき、車輪取付部4には車輪模擬体8が装着されているので、車輪が装着されている完成車と同じ状態でサスペンション3及び車輪取付部4に車重がかかる。そしてこの状態で、センサユニット36の各センサによってトー角及びキャンバー角の測定が行われる。
一方、車輪取付部4の取付部材19に連結手段20を介して第1フレーム21を連結するとき、連結手段20による取付部材19への連結に応じて支持板11が原位置から前後左右方向へ移動する。なお、各支持板11の原位置は、第1フレーム21及び第2フレーム22に対して予め設定された位置である。そして、車輪取付部上昇手段6によって支持板11を介して車輪取付部4を上昇させることによって、車輪取付部4に車重がかかり、各車輪取付部4は完成車と同じ位置(実際に車輪が取り付けられて接地された状態と同じ)となる。このとき、支持板11からは、第1可動板14上のエンコーダ及び昇降テーブル12上のエンコーダにより原位置から前後左右方向への移動量が第1フレーム21及び第2フレーム22の移動量として計測され(計測工程)、各支持板11の位置から各車輪取付部4の座標が採取される。各車輪取付部4の座標は、車輪取付部4に一体的に連結された車輪模擬体8を介して支持板11から得られるので、従来のように車輪(タイヤやホイールのサイドウォール)から得たものに比して極めて精度が高い。
そして、以上のようにして得られた各車輪取付部4の座標に基づいて、前記コンピュータによる演算処理を行うことにより、図6(a)に示すように、前後のサスペンションの中央位置FS,RSのずれ量であるオフセットOを検出し、図6(b)に示すように、左右のホイールベースLW,RWの差であるセットバックSを検出する(検出工程)。オフセットO及びセットバックSを検出するための演算は種々の方法が考えられるが、例えば、車体2の後側2つの車輪取付部4の座標を結ぶ直線を基準とすることで、前側2つの車輪取付部4の座標を結ぶ直線の傾きからセットバックSが算出でき、更に、後側2つの車輪取付部4の中央座標と前側2つの車輪取付部4の中央座標とを結ぶ直線の傾きからオフセットOが算出できる。また、後側2つの車輪取付部4の中央座標と前側2つの車輪取付部4の中央座標とを結ぶ直線を基準とすれば、前側2つの車輪取付部4の座標を結ぶ直線の傾きと、後側2つの車輪取付部4の座標を結ぶ直線の傾きとに基づきオフセットOが算出できる。
そして、この際には、車輪取付部4に車輪模擬体8が連結されて、車輪取付部4に車輪を装着した状態が高精度に再現されていることにより、各車輪取付部4の座標を高精度に得ることができ、オフセットO及びセットバックSを高精度に検出することができる。
その後、このとき得られたオフセット及びセットバックの検出結果は、組立ラインにおける図外のサスペンション組み付けステーションに迅速にフィードバックされる。
本発明の実施装置の概略構成を示す説明的側面図。 車輪取付部の支持状態を示す説明図。 車輪模擬体の説明的斜視図。 車輪模擬体の車輪取付部との連結状態を示す説明的断面図。 車輪模擬体の車輪取付部への未連結状態を示す説明的断面図。 (a)は本実施形態において検出されるオフセットを示す説明図、(b)は本実施形態において検出されるセットバックを示す説明図。
2…車体、4…車輪取付部、3…サスペンション、5…車体支持手段(支持部)、6…車輪取付部上昇手段(上昇手段)、11…支持板(テーブル)、19…取付部材、21…第1フレーム(連結フレーム)、22…第2フレーム(連結フレーム)。

Claims (4)

  1. 自動車の車体に四つの車輪取付部を連結するサスペンションの組み付け状態を検査するサスペンション検査方法であって、
    四つの車輪取付部に車輪を未装着として各車輪取付部の軸端に取付部材を取り付け固定する部材取付工程と、
    車長方向を前後方向とし車幅方向を左右方向としたとき、前後方向及び左右方向に移動自在に設けられたテーブルの上方に、前記取付部材が取り付けられた各車輪取付部を位置させて自動車の車体を車体支持手段により支持する支持工程と、
    各テーブル上に設けられて前記取付部材に連結自在の連結フレームを、各車輪取付部に取り付けられた前記取付部材に連結する連結工程と、
    該連結工程により取付部材に各連結フレームを連結させたとき、各連結フレームに対して予め設定された基準位置からの前後方向及び左右方向への各連結フレームの移動量を前記テーブルを介して計測する計測工程と、
    該計測工程によって計測された各連結フレームの移動量に基づく各車輪取付部の座標から、前後のサスペンションの中央位置のずれ量であるオフセット及び左右のホイールベースの差であるセットバックを検出する検出工程とを備えることを特徴とする自動車のサスペンション検査方法。
  2. 前記連結工程の後、各テーブルとともに各車輪取付部を上昇させ、前記車体支持手段から自動車の車体を離脱させる上昇工程を備え、
    前記計測工程は、前記上昇工程の後に行われることを特徴とする請求項1記載の自動車のサスペンション検査方法。
  3. 自動車の車体に四つの車輪取付部を連結するサスペンションの組み付け状態を検査するサスペンション検査装置であって、
    自動車の車体を支持する支持部と、
    四つの車輪取付部に車輪を未装着として各車輪取付部の軸端に取り付け固定する取付部材と、
    前記支持部に支持された車体の各車輪取付部の下方に設けられ、車長方向を前後方向とし車幅方向を左右方向としたとき、前後方向及び左右方向に移動自在のテーブルと、
    各テーブル上に設けられ、各車輪取付部に取り付けられた前記取付部材に着脱自在に連結する連結フレームと、
    各車輪取付部に取り付けられた取付部材に各連結フレームを連結させたときに、各連結フレームに対して予め設定された基準位置からの前後方向及び左右方向への各連結フレームの移動量を前記テーブルを介して計測する計測手段と、
    該計測手段によって計測された各連結フレームの移動量に基づく各車輪取付部の座標から、前後のサスペンションの中央位置のずれ量であるオフセット及び左右のホイールベースの差であるセットバックを検出する検出手段とを備えることを特徴とする自動車のサスペンション検査装置。
  4. 前記取付け部材への連結フレームの連結後、各テーブルとともに各車輪取付部を上昇させ、自動車の車体を前記支持部から離脱させる上昇手段を備え、
    前記計測手段は、前記移動量の計測を、前記上昇手段による車輪取付部の上昇が行われた後に行うことを特徴とする請求項3記載の自動車のサスペンション検査装置
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