JP4815512B2 - 移動端末在圏方法、移動端末通信システム及び移動端末 - Google Patents

移動端末在圏方法、移動端末通信システム及び移動端末 Download PDF

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Description

本発明は、移動端末在圏方法、移動端末通信システム及び移動端末に関する。
移動端末の通信システムにおいて、移動端末の通信エリアは、基地局からの電波の到達範囲により形成される「セル」により構成されており、このセルを複数設けることにより通信エリアが拡大される。近年、通常の基地局により形成されるセルよりも小さな範囲からなる「フェムトセル」というものがある。従来の移動端末の基地局は、半径数百メートルから数キロメートルの通信エリアを有し、その大きさから「マクロセル」と呼ばれる。これに対して、フェムトセルは半径数メートルから数十メートル程度の通信エリアを形成する。フェムトセルを設けることにより、回線速度の向上等を図ることができ、移動端末の通信環境の改善が可能となる。
移動端末は、セルのサーチを行い、検出したセルの基地局から所定の情報を受信することにより、その移動端末は、自機がそのセルに在圏するものとして認識することができる。移動端末は、在圏しているセルを形成する基地局と通信を行うことにより、通話可能となる。例えば、特許文献1には、過去に在圏したセルに優先的に在圏されるような技術が記載されている。
また、移動端末の通信システムでは、複数の基地局が交換機に収容されており、交換機は、収容する複数の基地局と通信を行い、基地局及びその基地局が収容する移動端末を管理する。各移動端末の所在する位置は交換機に登録される。この位置登録の単位となる範囲は、「位置登録エリア」といわれ、各基地局には位置登録エリアが対応付けられている。通常、隣接する複数の基地局には、同一の位置登録エリアが対応付けられている場合が多い。移動端末は、あるセルに在圏したときにそのセルを形成する基地局から位置登録エリアを受信し、受信した位置登録エリアが、それまでに在圏していたセルの位置登録エリアと異なるものであった場合に、交換機に対して位置登録処理を実施する。
特開平11−196452号公報
上記のように、通信環境の改善のためにフェムトセルを設けた場合に、フェムトセルとマクロセルとが重複する場合がある。このため、移動端末がセルのサーチを行った場合に、フェムトセル及びマクロセルを含む複数のセルが検出される場合がある。かかる場合において、フェムトセルの設置目的に鑑みて、移動端末をフェムトセルに優先して在圏させたいという要求がある。従って、検出したセルが優先在圏させたいフェムトセルであることを、移動端末が認識する必要がある。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、移動端末が検出したセルがフェムトセルであることを確実に認識しながら、そのフェムトセルに在圏することが可能な移動端末在圏方法、移動端末通信システム及び移動端末を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の移動端末在圏方法は、移動端末と、移動端末と無線通信可能であり移動端末を収容する複数の基地局と、複数の基地局を収容する交換機とから構成される移動端末通信システムにおいて、第1の基地局により通信可能な範囲として形成されるマクロセルに在圏している移動端末を、第2の基地局により通信可能な範囲として形成されるフェムトセルに在圏させる移動端末在圏方法であって、移動端末が、セルをサーチするサーチステップと、移動端末が、サーチステップにおいて、セルを検出した場合に、基地局から送信され、基地局の位置登録エリアの情報を含む報知情報を受信する報知情報受信ステップと、移動端末が、在圏していたマクロセルに対応する第1の位置登録エリアとは異なる第2の位置登録エリアの情報を第2の基地局から受信したことに応じて、第2の基地局を介して交換機に対して、移動端末を識別する端末IDを含む位置登録要求を送信する位置登録処理ステップと、交換機から送信され、第2の基地局により形成されるセルがフェムトセルである旨を示すフェムトセル情報を受信した場合に、当該フェムトセル情報を、在圏したフェムトセルのフェムトセル情報を記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録するフェムトセル情報登録ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明の移動端末は、移動端末と、移動端末と無線通信可能であり、無線通信可能な範囲としてセルを形成し、セルを識別するセルID及び自局が対応付けられている位置登録エリアの情報を含む報知情報を送信する複数の基地局と、複数の基地局を収容する交換機とから構成され、複数の基地局には、マクロセルを構成する第1の基地局と、フェムトセルを構成する第2の基地局とが含まれる移動端末通信システムにおける移動端末であって、セルをサーチするサーチ手段と、サーチ手段により、セルを検出した場合に、基地局から送信され、基地局の位置登録エリアの情報を含む報知情報を受信する報知情報受信手段と、報知情報受信手段により、在圏していたマクロセルに対応する第1の位置登録エリアとは異なる第2の位置登録エリアの情報を第2の基地局から受信したことに応じて、第2の基地局を介して交換機に対して、移動端末を識別する端末IDを含む位置登録要求を送信する位置登録処理手段と、交換機から送信され、第2の基地局により形成されるセルがフェムトセルである旨を示すフェムトセル情報を受信した場合に、当該フェムトセル情報を、在圏したフェムトセルのフェムトセル情報を記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録するフェムトセル情報登録手段とを備えることを特徴とする。
本発明の移動端末在圏方法及び移動端末では、フェムトセルを形成する第2の基地局には、マクロセルを形成する基地局とは異なる位置登録エリアが設定されている。これにより、移動端末がセルのサーチを行い、第2の基地局により形成されるセルを検出した場合には、それまでに在圏していたマクロセルの位置登録エリアとは異なる位置登録エリアを報知情報として受信するので、移動端末は、必ず交換機に対して位置登録を行うための処理を実施する。この処理に応じた交換機から、第2の基地局により形成されるセルがフェムトセルである旨の情報を、移動端末は受信できる。従って、移動端末は、検出したセルがフェムトセルであることを確実に認識しながら、そのフェムトセルに在圏することが可能となる。なお、在圏とは、移動端末が、検出したセルのセルIDを認識し、当該セルを形成する基地局との間で同期を取りながら通信可能な状態であることである。
また、本発明の移動端末在圏方法は、フェムトセル情報登録ステップは、フェムトセル情報を、第2の基地局により形成されるフェムトセルを識別するセルID、当該フェムトセルのサーチに用いた周波数及びスクランブルコードを識別する情報の少なくともいずれか一つに対応付けてフェムトセル情報記憶手段に登録することを特徴とする。この場合には、サーチに際して、登録した周波数またはスクランブルコードを用いることができる。従って、フェムトセルである蓋然性の高いセルを優先的に検出するサーチを実施することが可能となる。
また、本発明の移動端末在圏方法は、移動端末と、移動端末と無線通信可能であり移動端末を収容する複数の基地局と、複数の基地局を収容する交換機とから構成される移動端末通信システムにおいて、マクロセルに在圏している移動端末を、フェムトセルに在圏させる移動端末在圏方法であって、移動端末が、セルをサーチするフェムトセルサーチステップと、移動端末が、フェムトセルサーチステップにおいてセルを検出した場合に、当該検出されたセルである検出セルを識別する検出セルID及び検出セルを形成する基地局である検出セル基地局が有する位置登録エリアの情報を含み、当該基地局から送信される検出セル報知情報を受信する検出セル報知情報取得ステップと、移動端末が、検出セル報知情報取得ステップにおいて取得した検出セルIDが、在圏したフェムトセルのセルIDを記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録されているセルIDと一致する場合に、検出セル基地局を介して交換機に対して、移動端末を識別する端末IDを含む位置登録要求を送信する優先位置登録処理ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明の移動端末は、移動端末と、移動端末と無線通信可能であり、無線通信可能な範囲としてセルを形成し、セルを識別するセルID及び自局が対応付けられている位置登録エリアの情報を含む報知情報を送信する複数の基地局と、複数の基地局を収容する交換機とから構成され、複数の基地局には、マクロセルを構成する基地局と、フェムトセルを構成する基地局とが含まれる移動端末通信システムにおける移動端末であって、セルをサーチするフェムトセルサーチ手段と、フェムトセルサーチ手段によりセルを検出した場合に、当該検出されたセルである検出セルを識別する検出セルID及び検出セルを形成する基地局である検出セル基地局が有する位置登録エリアの情報を含み、当該基地局から送信される検出セル報知情報を受信する検出セル報知情報取得手段と、検出セル報知情報取得手段により取得した検出セルIDが、在圏したフェムトセルのセルIDを記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録されているセルIDと一致する場合に、検出セル基地局を介して交換機に対して、移動端末を識別する端末IDを含む位置登録要求を送信する優先位置登録処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明の移動端末在圏方法及び移動端末によれば、移動端末は、フェムトセルであることを認識しながら在圏した実績のあるセルに関する情報を記憶することができる。そして、サーチにより検出したセルがフェムトセルであることを認識しながら在圏した実績のあるセルと同一である場合に、位置登録処理を実施すると共に、当該検出したセルに移動端末を在圏させるので、在圏した実績のあるフェムトセルに優先的に在圏することが可能となる。
また、本発明の移動端末在圏方法では、フェムトセル情報記憶手段は、在圏したフェムトセルのセルIDに対応付けて、当該フェムトセルのサーチに用いた周波数及びスクランブルコードであるフェムトセル周波数及びフェムトセルスクランブルコードを識別する情報の少なくともいずれか一つを記憶しており、フェムトセルサーチステップは、移動端末が、フェムトセル情報記憶手段に登録されているフェムトセル周波数及びフェムトセルスクランブルコードの少なくともいずれか1つを用いてセルをサーチし、移動端末は、検出セル報知情報取得ステップにおいて取得した検出セルIDが、フェムトセルサーチステップにおいてサーチに用いたフェムトセル周波数またはフェムトセルスクランブルコードに、フェムトセル情報記憶手段において対応付けて登録されているセルIDと一致する場合に、検出セルに自端末を在圏させることを特徴とする。
この場合には、移動端末は、フェムトセルの検出に用いられたフェムトセル周波数またはフェムトセルスクランブルコードを用いてセルをサーチするので、フェムトセルである蓋然性の高いセルを優先的に検出することができる。さらに、サーチに用いたフェムトセル周波数またはフェムトセルスクランブルコードに対応付けられているセルIDに検出セルIDが一致する場合に検出セルに在圏するので、フェムトセルに確実に在圏することが可能となる。
また、本発明の移動端末在圏方法では、フェムトセルサーチステップは、移動端末がいずれかのセルに在圏している状態である通常待ち受け時にのみ実施されることを特徴とする。いずれかのセルにも在圏していない状態である圏外時にフェムトセルサーチステップを実施すると、フェムトセルのサーチが終了するまで通常のマクロセルのサーチを実施できないこととなる。この構成によれば、圏外時には通常のサーチを実施することとなるので、その時点で検出可能なセルに在圏することが可能となる。
また、本発明の移動端末在圏方法は、移動端末が、検出セルIDと、フェムトセル情報記憶手段においてフェムトセル周波数またはフェムトセルスクランブルコードに対応付けられているセルIDとが一致しない場合には、フェムトセル周波数以外の周波数及びフェムトセルスクランブルコード以外のスクランブルコードの少なくとも一つを用いてセルをサーチする他セルサーチステップをさらに有することを特徴とする。
この場合には、在圏した実績のあるフェムトセルではないセルを検出することを防止できるので、移動端末の電力消費を削減することができる。また、他のフェムトセルをサーチにより検出する可能性を増加させることが可能となる。
また、本発明の移動端末在圏方法は、移動端末が、優先位置登録処理ステップを実施した後に、検出セルがフェムトセルである旨を示す優先フェムトセル情報を交換機から受信しなかった場合、または検出セル基地局から位置登録拒絶の旨の情報を受信した場合に、フェムトセル情報記憶手段に記憶されている検出セルIDと同一のセルID、セルIDに対応付けられている周波数及びスクランブルコードを消去するフェムトセル情報消去ステップをさらに有することを特徴とする。
移動端末が、フェムトセルであると認識して当該フェムトセルのセルIDをフェムトセル情報記憶手段に記憶していたにも関わらず、当該セルIDにより識別されるセルがフェムトセルからマクロセルに運用変更される場合がある。また、基地局において所定の移動端末だけを在圏可能なように設定されており、それ以外の移動端末に対しては位置登録拒絶の旨の情報が移動端末に返信されるよう構成されている場合がある。上記構成によれば、フェムトセルサーチステップにおいて、フェムトセルではないセルをサーチすること、及び在圏が許可されていないセルをサーチすることを防止することが可能となる。
また、本発明の移動端末在圏方法は、移動端末と、移動端末と無線通信可能であり移動端末を収容する複数の基地局と、複数の基地局を収容する交換機とから構成される移動端末通信システムにおいて、マクロセルに在圏している移動端末を、フェムトセルに在圏させる移動端末在圏方法であって、交換機が、移動端末により基地局を介して送信された位置登録要求に応じて、位置登録処理を実施する位置登録処理実施ステップと、交換機が、位置登録要求の受信に介在した基地局により形成されるセルがフェムトセルである場合に、当該基地局が形成するセルがフェムトセルである旨を示すフェムトセル情報を移動端末に送信するフェムトセル情報送信ステップとを有することを特徴とする。
この場合には、移動端末から送信された位置登録要求に応じて、フェムトセル情報を送信するので、移動端末に、当該移動端末が検出したセルがフェムトセルであることを認識させることが可能となる。
本発明の移動端末在圏方法及び移動端末によれば、フェムトセルを形成する第2の基地局には、マクロセルを形成する基地局とは異なる位置登録エリアが設定されているので、移動端末がセルのサーチを行い、フェムトセルを検出した場合には、それまでに在圏していたマクロセルの位置登録エリアとは異なる位置登録エリアを報知情報として受信する。これにより、移動端末は、必ず交換機に対して位置登録を行うための処理を実施するので、交換機は、位置登録の処理に応じて、第2の基地局により形成されるセルがフェムトセルである旨の情報を移動端末に送信する。従って、移動端末は、検出したセルがフェムトセルであることを確実に認識しながら、そのフェムトセルに在圏することが可能となる。
移動端末通信システムの概略構成図である。 移動端末の機能ブロック図である。 移動端末1のハードブロック図である。 在圏セル情報記憶部及びフェムトセル情報記憶部の構成の一例を示す図である。 基地局の機能ブロック図である。 交換機の機能ブロック図である。 各基地局が形成するセル及び位置登録エリアを示す図である。 実施形態に係る移動端末在圏方法の処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る移動端末在圏方法の処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る移動端末在圏方法におけるフェムトセル優先サーチの処理を示すフローチャートである。
本発明の実施形態に係る移動端末在圏方法及び移動端末通信システムについて図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る移動端末在圏方法を実施する移動端末通信システム100の構成を示す図である。移動端末通信システム100は、移動端末1と、移動端末1と無線通信可能であり移動端末1を収容する複数の基地局2a〜2cと、複数の基地局2a〜2cを収容する交換機3とから構成される。基地局2aは、電波の到達範囲であるマクロセルC1を形成している。図1に示す例では、移動端末1は、マクロセルC1に在圏しており、基地局2aと通信可能である。また、基地局2bは、フェムトセルFC2を形成している。さらに、基地局2cは、マクロセルC3を形成している。なお、図1では、セルの概念が模式的に示されている。
図2は、移動端末1の機能的構成を示すブロック図である。移動端末1は、機能的には、通信部10、サーチ制御部11(サーチ手段、フェムトセルサーチ手段)、報知情報取得部12(報知情報受信手段、検出セル報知情報取得手段)、位置登録処理制御部13(位置登録処理手段、優先位置登録処理手段、フェムトセル情報登録手段)、在圏セル情報記憶部14、フェムトセル情報記憶部15(フェムトセル情報記憶手段)、セル在圏部16を備えている。
また、図3は、移動端末1のハードウエア構成図である。移動端末1は、物理的には、図3に示すように、CPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、ハードディスク、フラッシュメモリ等の補助記憶装置105、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置106、ディスプレイ等の出力装置107、移動端末無線通信網を介して通信を行うための無線通信モジュール104などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2において説明した各機能は、図3に示すCPU101、RAM102等のハードウエア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで無線通信モジュール104、入力装置106、出力装置107を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
以下、図2を用いて、移動端末1の各機能要素について詳細に説明する。
通信部10は、基地局2との無線通信を制御する部分であり、例えばセルのサーチ、基地局2からの報知情報の受信、基地局2を通じての交換機3への位置登録処理等に用いられる。また、通信部10は、セルを検出し、当該セルを形成する基地局2からの報知情報を取得した場合に、当該セルに対する在圏の制御を実施する。在圏とは、移動端末が、検出したセルのセルIDを認識し、当該セルを形成する基地局との間で同期を取りながら通信可能な状態にあることである。さらに、通信部10は、受信される電波の強度等を検出することにより、基地局2との通信状態を監視しており、通信レベルが劣化したり、通信圏外となったりした場合には、その旨をサーチ制御部11に通知する。なお、報知情報については後述する。
サーチ制御部11は、通信部10を介してセルをサーチする部分である。セルのサーチは、所定の周波数及びスクランブルコードを用いて行われる。所定の周波数及びスクランブルコードは、予め移動端末1に記憶されている。また、サーチ制御部11は、フェムトセル情報記憶部15に登録されている周波数及びスクランブルコードを用いて優先的なフェムトセルのサーチを実施する。
報知情報取得部12は、基地局2から送信される報知情報を受信する部分である。ここで、報知情報は、基地局2が一定間隔で送信している情報であり、当該基地局2が形成するセルを識別する情報であるセルIDと、位置登録エリアの情報とを含む。移動端末1は、この報知情報をサーチにより検出して取得する。位置登録エリアは、移動端末1の所在する範囲を示すための情報であり、各基地局2には、この位置登録エリアが対応付けられて記憶されている。また、報知情報取得部12は、受信した報知情報に含まれるセルID及び位置登録エリアを、在圏セル情報記憶部14に記憶させるための情報としてセル在圏部16に送出する。
位置登録処理制御部13は、報知情報取得部12が基地局2から受信した報知情報に含まれる位置登録エリアの情報が、それまでに在圏していたセルに対応する位置登録エリアとは異なっていた場合に、当該基地局2を介して交換機3に対して位置登録処理を実施する部分である。位置登録処理では、位置登録処理制御部13は、自端末を識別する情報である端末ID及び位置登録エリアの情報を含む位置登録情報を位置登録要求として交換機3に送信する。
また、位置登録処理制御部13は、基地局2を介して交換機3から送信されるフェムトセル情報を受信する部分でもある。フェムトセル情報は、移動端末1からの位置登録情報が、フェムトセルを形成する基地局2を介して交換機3に送信された場合に、当該移動端末1の在圏しているセルがフェムトセルである旨を当該移動端末1に通知するための情報である。さらに、位置登録処理制御部13は、フェムトセル情報を受信した場合に、当該フェムトセルを識別するセルID、並びに当該フェムトセルのサーチに用いた周波数及びスクランブルコードを識別する情報を対応付けてフェムトセル情報記憶部15に登録する。
在圏セル情報記憶部14は、移動端末1が在圏しているセルの情報を記憶する部分である。図4(a)は、在圏セル情報記憶部14の構成の一例を示す図である。図4(a)に示す例では、在圏セル情報記憶部14は、セルIDと位置登録エリアとを対応付けて記憶するように構成されている。
フェムトセル情報記憶部15は、移動端末1が在圏した実績のあるフェムトセルの情報を記憶する部分である。図4(b)は、フェムトセル情報記憶部15の一例を示す図である。図4(b)に示す例では、フェムトセル情報記憶部15は、シリアルの番号であるセルNoに対応付けて、セルID、周波数ID及びスクランブルコードを記憶するように構成されている。周波数ID及びスクランブルコードは、セルのサーチに用いられる情報である。なお、本実施形態では、フェムトセル情報記憶部15は、セルID、周波数ID及びスクランブルコードを記憶していることとしたが、セルID,周波数ID及びスクランブルコードの少なくともいずれか一つを記憶していることとしてもよい。
セル在圏部16は、自端末が在圏するセルの情報を在圏セル情報記憶部14に記憶させる部分である。セル在圏部16は、報知情報に含まれていたセルID及び位置登録エリアの情報を報知情報取得部12から取得し、取得したセルID及び位置登録エリアの情報を在圏セル情報記憶部14に記憶させる。
次に、基地局2について説明する。図5は、基地局2の機能的構成を示すブロック図である。基地局2は、機能的には、無線通信部20、報知情報制御部21、セル属性記憶部22及び交換機通信部23を備えている。なお、基地局2は、コンピュータシステムとして構成されている。以下、図5を用いて、基地局2の各機能要素について詳細に説明する。
無線通信部20は、移動端末1との無線通信を制御する部分であり、例えば移動端末1からの情報の受信、報知情報の送信に用いられる。無線通信部20は、無線通信により移動端末1との通信可能な範囲であるセルを形成する。各々のセルには、セルを識別する情報であるセルIDが対応付けられている。
報知情報制御部21は、セルを識別する情報であるセルIDと、当該基地局2に対応付けられている位置登録エリアの情報とをセル属性記憶部22から取得し、取得したこれらの情報を報知情報として無線通信部20に送出する。
セル属性記憶部22は、基地局2が形成するセルを識別する情報であるセルIDと、当該基地局2に対応付けられている位置登録エリアの情報とを記憶している部分である。なお、一の基地局2が複数のセルを形成する場合がある。
交換機通信部23は、交換機3とのネットワークを介した通信を制御する部分であり、例えば、移動端末1による位置登録処理情報の送信や、交換機3から移動端末1への種々の情報の受信等に用いられる。
次に、交換機3について説明する。図6は、交換機3の機能的構成を示すブロック図である。交換機3は、機能的には、基地局送受信部30、端末位置登録制御部31及び在圏情報記憶部32を備えている。なお、交換機3は、コンピュータシステムとして構成されており、物理的には、図3に示した移動端末1のハードウエア構成と同様の構成を有している。以下、図6を用いて、交換機3の各機能要素について詳細に説明する。
基地局送受信部30は、基地局2との通信を制御する部分であり、例えば移動端末1からの位置登録処理、移動端末1への種々の情報の送信等に用いられる。
端末位置登録制御部31は、移動端末1により基地局2を介して送信された位置登録要求を受信して、受信した位置登録情報を当該移動端末1の在圏情報として在圏情報記憶部32に記憶させる。
また、端末位置登録制御部31は、位置登録処理に介在した基地局2を認識し、当該基地局2がフェムトセルを形成する基地局であるか否かを判断し、当該基地局2がフェムトセルを形成する基地局であった場合には、その旨の情報であるフェムトセル情報を位置登録情報の送信元である移動端末1に送信する。なお、交換機3は、基地局2の識別子と、当該基地局2が形成するセルがフェムトセルであるか否かを示す情報とを対応づけたデータベース(図示せず)を予め有している。
在圏情報記憶部32は、位置登録処理を受け付けた移動端末1の在圏するセルに関する情報である在圏情報を記憶する部分であり、移動端末1の端末ID及び当該移動端末1の位置登録エリア、並びにそのセルがフェムトセルであるか否かを示すフェムトフラグを対応付けて記憶している。なお、在圏情報記憶部32と同様の機能を有する記憶手段を他のサーバ装置に設け、交換機3とそのサーバ装置とが通信可能なように構成してもよい。
続いて、図7〜10を用いて、本実施形態の移動端末通信システムにおける移動端末在圏方法の処理手順について説明する。図7は、各基地局が形成するセル及び位置登録エリアを示す図である。移動端末通信システムでは、複数の基地局2が交換機3に収容されており、交換機3は、収容する複数の基地局2と通信を行い、基地局2及びその基地局2が収容する移動端末1を管理する。各移動端末1の所在する位置は交換機3に登録される。位置登録エリアは、交換機3に移動端末1の所在する位置を登録するための単位となる範囲である。各基地局2には位置登録エリアが対応付けられている。隣接する複数の基地局2には、同一の位置登録エリアが対応付けられている場合が多い。
図7に示す例では、基地局2a、2b、2cはそれぞれマクロセルC1、フェムトセルFC2、マクロセルC3を形成しているものとする。図7に示すように、基地局2bにより形成されるフェムトセルFC2の範囲は、基地局2aにより形成されるマクロセルC1の範囲と重複している。また、基地局2aは、セル属性記憶部22aにセルIDとして「C1」、及び位置登録エリアとして「R1」という情報を記憶している。基地局2bは、セル属性記憶部22bにセルIDとして「FC2」、及び位置登録エリアとして「R2」という情報を記憶している。基地局2cは、セル属性記憶部22cにセルIDとして「C3」、及び位置登録エリアとして「R1」という情報を記憶している。このように、基地局2bに対応付けられている位置登録エリアの情報は、基地局2bの周辺の基地局2a、2cの位置登録エリアと異なるものに設定されている。
図8〜図10は、移動端末通信システム100において実施される移動端末在圏方法の処理を示すフローチャートであり、「スタート」から開始される処理は、移動端末1が実施する処理内容である。
まず、通信部10は、基地局2との通信状態を監視し、通信レベル劣化または通信圏外となった場合には、その旨をサーチ制御部11に通知し、処理手順はステップS3に進められる(S1)。通信レベル劣化及び通信圏外となっていない場合には、処理手順はステップS2に進められる。通信レベル劣化及び通信圏外となっていない場合とは、移動端末1がいずれかのセルに在圏している状態である通常待ち受け時である。
ステップS2において、サーチ制御部11は、フェムトセルの優先サーチを実施するか否かを判定する(S2)。フェムトセルの優先サーチの実施判定は、例えばタイマ制御により一定時間毎に実施されることとすることができる。フェムトセルの優先サーチについては、図10を用いて後に詳述する。
一方、ステップS3において、サーチ制御部11は、通信部10を介してセルをサーチする(S3)。セルのサーチは、予め移動端末1に記憶されている所定の周波数及びスクランブルコードを用いて行われる。
続いて、サーチ制御部11は、セルを検出したか否かを判定し(S4)、セルを検出した場合には、処理手順はステップS5に進められる。セルを検出しなかった場合には(S4)、処理手順はステップS3に戻る。
基地局2の報知情報制御部21は、セルを識別する情報であるセルIDと当該基地局2に対応付けられている位置登録エリアの情報とを含む報知情報とを一定時間の間隔で送信しているので(S12)、移動端末1の報知情報取得部12は、当該基地局2から送信される報知情報を受信する(S5)。
また、報知情報取得部12は、受信した報知情報に含まれるセルIDを、自端末が在圏するセルの情報として、セル在圏部16に送出し、セル在圏部16は、取得したセルIDの情報を在圏セル情報記憶部14に記憶させる。こうして、移動端末1は、検出したセルに在圏することができる(S5)。
続いて、位置登録処理制御部13は、報知情報に含まれている位置登録エリアが、自端末がそれまでに在圏していたセルの位置登録エリアと一致するか否かを判定する(S6)。図7に示す例において、それまでに在圏していたセルがマクロセルC1であり、ステップS4において検出したセルがマクロセルC3である場合には、マクロセルC1、C3の位置登録エリアは共に「R1」であるので、後述する位置登録処理を実施することなく、移動端末1は、検出したマクロセルC3に在圏する(S7)。
一方、それまでに在圏していたセルがマクロセルC1であり、ステップS4において検出したセルがフェムトセルFC2である場合には、報知情報に含まれている位置登録エリアは「R2」は、それまでに在圏していたセルの位置登録エリアは「R1」と一致しないので、処理手順はステップS8に進められる(S6)。即ち、本実施形態では、周辺のマクロセルの位置登録エリアとは異なる位置登録エリアがフェムトセルに設定されているので、マクロセルに在圏しているときに移動端末1がセルのサーチによりフェムトセルを検出した場合には、必ず位置登録処理(S8)が実施される。なお、以降の説明では、ステップS4において、図7におけるフェムトセルFC2を検出したものとする。
続いて、位置登録処理制御部13は、基地局2bを介して交換機3に対して位置登録処理を実施する(S8)。位置登録処理では、まず、移動端末1から位置登録情報を含む位置登録処理要求が送信され、基地局2bは、位置登録処理要求を受信する(S13)。位置登録情報には、移動端末1を識別する端末ID及び位置登録エリアの情報が含まれる。
基地局2bは、移動端末1より送信された位置登録処理要求を交換機3に送信する(S15)。交換機3は、受信した位置登録処理要求に応じて、位置登録処理を実施する(S16)。
交換機3は、基地局2の識別子と、当該基地局2が形成するセルがフェムトセルであるか否かを示す情報とを対応づけたデータベース(図示せず)を予め有しているので、端末位置登録制御部31は、位置登録処理に介在した基地局2を認識し、当該基地局2がフェムトセルを形成する基地局であるか否かを判断することができる。交換機3の端末位置登録制御部31は、位置登録処理要求に介在した基地局2bが形成するセルがフェムトセルであることを認識すると(S17)、その旨の情報であるフェムトセル情報を、基地局2bを介して(S19)、位置登録情報の送信元である移動端末1に送信する(S18)。
続いて、移動端末1の位置登録処理制御部13は、交換機3から送信されるフェムトセル情報を受信したか否かを判定し(S9)、フェムトセル情報を受信しなかった場合には、ステップS4で検出したセルはマクロセルであったので、移動端末1は、そのマクロセルに在圏する(S7)。一方、フェムトセル情報を受信した場合には、位置登録処理制御部13は、
当該フェムトセルFC2を識別するセルID「FC2」、並びに当該フェムトセルのサーチに用いた周波数を識別する情報「fq1」及びスクランブルコードを識別する情報「SC3」を対応付けてフェムトセル情報記憶部15に登録する(S10)。こうして、移動端末1は、在圏した実績のあるフェムトセルの情報をフェムトセル情報記憶部15に蓄積することができる。
そして、移動端末1は、検出したフェムトセルFC2に在圏する(S11)。
続いて、ステップS2において、フェムトセルの優先サーチを実施すると判定した場合の処理(A)を、図10を用いて説明する。図10に示すフローチャートは、在圏実績のあるフェムトセルに移動端末1を優先的に在圏させるための処理を示したものである。
まず、サーチ制御部11は、フェムトセル情報記憶部15に登録されている周波数及びスクランブルコードを用いてセルのサーチを実施する(S20)。このサーチは、ステップS3におけるサーチと異なり、基地局2との通信レベルの劣化等が生じていない場合、即ち通常待ち受け時において実施される。従って、図7におけるマクロセルC1に在圏した状態であっても、ステップS20のサーチは実施されるので、マクロセルC1とフェムトセルFC2との重複領域に移動端末1がある場合においてもサーチが実施され、そのサーチにおいてマクロセルC1及びフェムトセルFC2を同時に検出することが可能である。なお、本実施形態では、ステップS21において、サーチ制御部11は、フェムトセル情報記憶部15に登録されている周波数及びスクランブルコードを用いてセルのサーチを実施することとしているが、フェムトセル情報記憶部15に登録されている周波数及びスクランブルコードの少なくともいずれか一つを用いてサーチを実施することとしてもよい。
続いて、サーチ制御部11は、いずれかの基地局2により形成されるセルを検出したか否かを判定し(S21)、セルを検出しなかった場合には、処理手順はステップS22に進められ、移動端末1は、フェムトセル優先サーチ実施前に在圏したセルにそのまま在圏する。
一方、セルを検出した場合には(S21)、報知情報取得部12は、基地局2から送信される報知情報を受信し取得する(S30、S23)。
続いて、報知情報取得部12は、ステップS23において取得した報知情報に含まれるセルIDが、フェムトセル情報記憶部15において、サーチ(S20)に用いた周波数及びスクランブルコードに対応付けられているセルIDと一致するか否かを判定する(S24)。フェムトセル優先サーチは、フェムトセルであることを認識した上で在圏した実績のあるセルに移動端末1を在圏させることを目的とする処理であることに鑑みると、報知情報に含まれるセルIDが、フェムトセル情報記憶部15に登録されているセルIDと一致しない場合には、検出したセルがフェムトセルであるか否かは不明であるので、ここで移動端末1を当該セルに在圏させないことが好ましい。従って、ステップS23において取得した報知情報に含まれるセルIDが、フェムトセル情報記憶部15に登録されているセルIDと一致しなかった場合には、処理手順はステップS22に進められ、移動端末1は、フェムトセル優先サーチ実施前に在圏したセルにそのまま在圏する。
なお、ステップS22の処理終了後に、再び図8における「スタート」から処理を開始し、ステップS1、S2を経由した後、ステップS20においてセルのサーチを実施する場合には、それまでのステップS20のサーチで用いた周波数及びスクランブルコード以外の周波数及びスクランブルコードを用いてセルをサーチすることが好ましい(他セルサーチステップ)。例えば、サーチ制御部11がフェムトセル情報記憶部15に記憶されているフェムトセル情報のセルNO「1」に対応するセルID及びスクランブルコードを用いてセルのサーチを実施していた場合には、続くセルNO「2」に対応するセルID及びスクランブルコードを用いることが好ましい。ステップS22に引き続きセルのサーチを実施する場合において、ステップS20において用いた周波数及びスクランブルコード以外の周波数及びスクランブルコードを用いてセルをサーチすることにより、在圏した実績のあるフェムトセルではないセルを検出することを防止できるので、移動端末1の電力消費を削減することができる。また、他のフェムトセルをサーチにより検出する可能性を増加させることが可能となる。なお、本実施形態では、上記他セルサーチステップにおいて、サーチ制御部11は、フェムトセル情報記憶部15に登録されている周波数及びスクランブルコードを用いてセルのサーチを実施することとしているが、フェムトセル情報記憶部15に登録されている周波数及びスクランブルコードの少なくともいずれか一つを用いてサーチを実施することとしてもよい。
一方、ステップS23において取得した報知情報に含まれるセルIDが、フェムトセル情報記憶部15に登録されているセルIDと一致しており(S24)、報知情報に含まれる位置登録エリアの情報が、それまでに在圏していたセルに対応する位置登録エリアと異なっている場合には、位置登録処理制御部13は、検出したセルを形成する基地局2を介して交換機3の端末位置登録制御部31と通信を行い位置登録処理を実施する(S25)(優先位置登録処理ステップ)。この位置登録処理では、移動端末1から位置登録情報を含む位置登録処理要求が送信され、基地局2は、位置登録処理要求を受信する。位置登録情報には、移動端末1を識別する端末ID及び位置登録エリアの情報が含まれる。基地局2は、受信した位置登録処理要求を仲介して、交換機3に送信する(S34)。交換機3は、位置登録処理要求に応じて、位置登録処理を実施する(S32)。交換機3は、位置登録処理に介在した基地局2が形成するセルがフェムトセルであるか否かを認識することができるので、交換機3の端末位置登録制御部31は、位置登録処理に介在した基地局2が形成するセルがフェムトセルであることを認識した場合には、当該セルがフェムトセルであることを示すフェムトセル情報を、位置登録処理に応じて位置登録情報の送信元である移動端末1に基地局2を介して送信する(S32,S34)。移動端末1は、基地局2からフェムトセル情報を受信して、位置登録処理を終了する(S25)。この方法により、移動端末1は、新たに検出されたフェムトセルに在圏することができる。
前記のとおり、交換機3の端末位置登録制御部31は、位置登録処理に介在した基地局2が形成するセルがフェムトセルであることを認識した場合には、当該セルがフェムトセルであることを示すフェムトセル情報を、位置登録処理に応じて位置登録情報の送信元である移動端末1に送信する。しかし、フェムトセルを形成する基地局2bにおいて、特定の移動端末1だけを在圏可能なように設定がなされており、特定の移動端末1以外の移動端末1からの位置登録処理が行われたときに、位置登録拒絶の旨の情報が返信されるよう構成されている場合がある。そこで、ステップS26において、移動端末1の位置登録処理制御部13は、位置登録拒絶の旨の情報を受信したか、またはフェムトセル情報を未受信でないかを判定する(S26)。位置登録拒絶の旨の情報を受信したか、またはフェムトセル情報を未受信であった場合には、位置登録処理制御部13は、フェムトセル情報記憶部15に記憶されていた当該セルに関するセルID、該セルIDに対応付けられている周波数及びスクランブルコードに関する情報を削除する(S27)。移動端末1が、フェムトセルであると認識して当該フェムトセルのセルIDをフェムトセル情報記憶部15に記憶していたにも関わらず、当該セルIDにより識別されるセルが例えばフェムトセルからマクロセルに運用変更される場合等がある。このようなセルに関する情報をフェムトセル情報記憶部15から消去することにより、不要なセルサーチを防止することが可能となる。
この後、処理手順はステップS22に進められ、移動端末1は、フェムトセル優先サーチ実施前に在圏したセルにそのまま在圏する。なお、ステップS20において複数のセルを検出した場合には、検出したセル毎にステップS23〜S27に示す処理が実行される。
一方、位置登録拒絶の旨の情報を受信せず、且つフェムトセル情報を未受信でない場合には、通信部10は、検出したセルに在圏する処理を実施すると共に、報知情報取得部12は、ステップS23において取得した報知情報に含まれるセルIDをセル在圏部16に送出し、セル在圏部16は、取得したセルIDを在圏セル情報記憶部14に記憶させる(S28)。以上説明した処理手順により、移動端末1は、在圏した実績のあるフェムトセルに対して優先的に在圏することが可能となる。
続いて、以上説明した本実施形態の移動端末在圏方法、移動端末通信システム100及び移動端末1の作用効果について説明する。本実施形態の移動端末在圏方法及び移動端末通信システムでは、フェムトセルを形成する基地局2bには、マクロセルを形成する基地局2a、2cの位置登録エリア「R1」とは異なる位置登録エリア「R2」が設定されている。これにより、移動端末1のサーチ制御部11がセルのサーチを行い、フェムトセルFC2を検出した場合には、報知情報取得部12は、それまでに在圏していたマクロセルC1やマクロセルC3の位置登録エリア「R1」とは異なる位置登録エリア「R2」を報知情報として受信するので、移動端末1の位置登録処理制御部13は、必ず交換機3に対して位置登録処理を実施する。この位置登録処理に応じて、交換機3の端末位置登録制御部31は、基地局2bにより形成されるセルがフェムトセルである旨の情報を移動端末1に送信する。従って、移動端末1は、検出したセルがフェムトセルであることを確実に認識しながら、そのフェムトセルに在圏することが可能となる。
また、本実施形態の移動端末在圏方法及び移動端末通信システム100では、移動端末1の位置登録処理制御部13は、フェムトセルであることを認識しながら在圏した実績のあるセルに関するセルID、並びに当該セルのサーチに用いた周波数及びスクランブルコードの情報をフェムトセル情報記憶部15に登録する。さらに、サーチ制御部11は、フェムトセルの検出に用いた周波数及びスクランブルコードを用いてセルをサーチするので、フェムトセルである蓋然性の高いセルを優先的に検出することができる。そして、検出したセルが、フェムトセル情報記憶部15に登録されているセルと同一である場合に、当該検出したセルに移動端末を在圏させるので、移動端末1は、検出したセルがフェムトセルであることを認識しながら、在圏した実績のあるフェムトセルに優先的に在圏することが可能となる。
なお、以上説明した本実施形態では、移動端末1がフェムトセルを検出し、フェムトセル情報をフェムトセル情報記憶部15に登録するためのセルのサーチについて、通信レベルの劣化を契機としたサーチや定期的なサーチを例示したが、これらのサーチには限られない。例えば、フェムトセルが検出されることが予め判っている場所に移動端末1を配置し、その場所において利用者の操作により位置登録処理を移動端末1に実施させるようにしてもよい。また、移動端末1が報知情報を取得し、それまでに在圏していたセルの位置登録エリアとは異なる新たな位置登録エリアを取得した時に、当該新たな位置登録エリアに属するフェムトセルに関するフェムトセル情報が交換機3から移動端末1に通知されることとしても良い。
1…移動端末、2…基地局、3…交換機、10…通信部、11…サーチ制御部、12…報知情報取得部、13…位置登録処理制御部、14…在圏セル情報記憶部、15…フェムトセル情報記憶部、16…セル在圏部、20…無線通信部、21…報知情報制御部、22…セル属性記憶部、23…交換機通信部、30…基地局送受信部、31…端末位置登録制御部、32…在圏情報記憶部、100…移動端末通信システム、C1,C3…マクロセル、FC2…フェムトセル。

Claims (5)

  1. 移動端末と、該移動端末と無線通信可能であり該移動端末を収容する複数の基地局と、複数の前記基地局を収容する交換機とから構成され、前記複数の基地局には、マクロセルを構成する第1の前記基地局と、フェムトセルを構成する第2の前記基地局とが含まれる移動端末通信システムにおいて、マクロセルに在圏している移動端末を、フェムトセルに在圏させる移動端末在圏方法であって、
    前記移動端末が、セルをサーチするサーチステップと、
    前記移動端末が、前記サーチステップにおいて、セルを検出した場合に、前記基地局から送信され、該基地局の位置登録エリアの情報を含む報知情報を受信する報知情報受信ステップと、
    前記移動端末が、在圏していたマクロセルであって第1の基地局により通信可能な範囲として形成される構成されるマクロセルに対応する第1の位置登録エリアとは異なる第2の位置登録エリアの情報を、前記第2の基地局から受信したことに応じて、前記第2の基地局を介して前記交換機に対して、前記移動端末を識別する端末IDを含む位置登録要求を送信する位置登録処理ステップと、
    前記移動端末が、前記交換機から送信され、前記第2の基地局により形成されるセルがフェムトセルである旨を示すフェムトセル情報を受信した場合に、当該フェムトセル情報を、在圏したフェムトセルの前記フェムトセル情報を記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録するフェムトセル情報登録ステップと、
    前記移動端末が、セルをサーチするフェムトセルサーチステップと、
    前記移動端末が、前記フェムトセルサーチステップにおいてセルを検出した場合に、当該検出されたセルである検出セルを識別する検出セルID及び該検出セルを形成する基地局である検出セル基地局が有する位置登録エリアの情報を含み、当該基地局から送信される検出セル報知情報を受信する検出セル報知情報取得ステップと、
    前記移動端末が、前記検出セル報知情報取得ステップにおいて取得した前記検出セルIDが、在圏したフェムトセルのセルIDを記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録されているセルIDと一致する場合に、前記検出セル基地局を介して前記交換機に対して、前記移動端末を識別する端末IDを含む前記位置登録要求を送信する優先位置登録処理ステップと、を有し、
    前記フェムトセル情報登録ステップは、前記フェムトセル情報を、前記第2の基地局により形成されるフェムトセルを識別するセルID、並びに当該フェムトセルのサーチに用いたフェムトセル周波数及びフェムトセルスクランブルコードを識別する情報の少なくともいずれか一つに対応付けて前記フェムトセル情報記憶手段に登録し、
    前記フェムトセルサーチステップは、前記移動端末が、前記フェムトセル情報記憶手段に登録されている前記フェムトセル周波数及び前記フェムトセルスクランブルコードの少なくともいずれか1つを用いてセルをサーチし、
    前記移動端末が、前記検出セル報知情報取得ステップにおいて取得した前記検出セルIDが、前記フェムトセルサーチステップにおいてサーチに用いた前記フェムトセル周波数または前記フェムトセルスクランブルコードに、前記フェムトセル情報記憶手段において対応付けて登録されているセルIDと一致する場合に、前記検出セルに自端末を在圏させる在圏ステップを更に含む、
    を特徴とする移動端末在圏方法。
  2. 前記フェムトセルサーチステップは、前記移動端末がいずれかのセルに在圏している状態である通常待ち受け時に実施されることを特徴とする請求項1に記載の移動端末在圏方法。
  3. 前記移動端末が、前記検出セルIDと、前記フェムトセル情報記憶手段において前記フェムトセル周波数または前記フェムトセルスクランブルコードに対応付けられているセルIDとが一致しない場合には、前記フェムトセル周波数以外の周波数及び前記フェムトセルスクランブルコード以外のスクランブルコードの少なくとも一つを用いてセルをサーチする他セルサーチステップをさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の移動端末在圏方法。
  4. 前記移動端末が、前記優先位置登録処理ステップを実施した後に、前記検出セルがフェムトセルである旨を示す優先フェムトセル情報を前記交換機から受信しなかった場合、または前記検出セル基地局から位置登録拒絶の旨の情報を受信した場合に、前記フェムトセル情報記憶手段に記憶されている前記検出セルIDと同一のセルID、該セルIDに対応付けられている前記周波数及び前記スクランブルコードを消去するフェムトセル情報消去ステップをさらに有すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動端末在圏方法。
  5. 移動端末と、該移動端末と無線通信可能であり、無線通信可能な範囲としてセルを形成し、該セルを識別するセルID及び自局が対応付けられている位置登録エリアの情報を含む報知情報を送信する複数の基地局と、複数の前記基地局を収容する交換機とから構成され、前記複数の基地局には、マクロセルを構成する第1の前記基地局と、フェムトセルを構成する第2の前記基地局とが含まれる移動端末通信システムにおける前記移動端末であって、
    セルをサーチするサーチ手段と、
    前記サーチ手段により、セルを検出した場合に、前記基地局から送信され、該基地局の位置登録エリアの情報を含む報知情報を受信する報知情報受信手段と、
    前記報知情報受信手段により、在圏していたマクロセルであって前記第1の基地局により構成されるマクロセルに対応する第1の位置登録エリアとは異なる第2の位置登録エリアの情報を前記第2の基地局から受信したことに応じて、前記第2の基地局を介して前記交換機に対して、前記移動端末を識別する端末IDを含む位置登録要求を送信する位置登録処理手段と、
    前記交換機から送信され、前記第2の基地局により形成されるセルがフェムトセルである旨を示すフェムトセル情報を受信した場合に、当該フェムトセル情報を、在圏したフェムトセルの前記フェムトセル情報を記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録するフェムトセル情報登録手段とを備え、
    前記フェムトセル情報登録手段は、前記フェムトセル情報を、前記第2の基地局により形成されるフェムトセルを識別するセルID、並びに当該フェムトセルのサーチに用いたフェムトセル周波数及びフェムトセルスクランブルコードを識別する情報の少なくともいずれか一つに対応付けて前記フェムトセル情報記憶手段に登録し、
    当該移動端末は、
    前記移動端末が、前記フェムトセル情報記憶手段に登録されている前記フェムトセル周波数及び前記フェムトセルスクランブルコードの少なくともいずれか1つを用いてセルをサーチするフェムトセルサーチ手段と、
    前記フェムトセルサーチ手段によりセルを検出した場合に、当該検出されたセルである検出セルを識別する検出セルID及び該検出セルを形成する基地局である検出セル基地局が有する位置登録エリアの情報を含み、当該基地局から送信される検出セル報知情報を受信する検出セル報知情報取得手段と、
    前記検出セル報知情報取得手段により取得した前記検出セルIDが、在圏したフェムトセルのセルIDを記憶しているフェムトセル情報記憶手段に登録されているセルIDと一致する場合に、前記検出セル基地局を介して前記交換機に対して、前記移動端末を識別する端末IDを含む前記位置登録要求を送信する優先位置登録処理手段と、
    前記検出セル報知情報取得手段により取得された前記検出セルIDが、前記フェムトセルサーチ手段によりサーチに用いられ前記フェムトセル周波数または前記フェムトセルスクランブルコードに、前記フェムトセル情報記憶手段において対応付けて登録されているセルIDと一致する場合に、前記検出セルに自端末を在圏させる在圏手段と
    を更に備えることを特徴とする移動端末。
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