JP4812498B2 - 携帯端末、コンテンツ提供システム、及びコンテンツ提供方法 - Google Patents

携帯端末、コンテンツ提供システム、及びコンテンツ提供方法 Download PDF

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本発明は、ユーザの位置情報に応じてコンテンツを提供する携帯端末、コンテンツ提供システム、及びコンテンツ提供方法に関する。
従来、コンテンツ提供方法としては、ユーザの位置情報に応じてコンテンツを提供する方法が知られている。ユーザの位置情報を利用したコンテンツ提供方法として、定期券による移動に関連した情報から交通経路を決定し、その交通経路を使用した際に利用可能な拠点の情報(広告等)を取得して、利用者の端末に送信する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3372935号公報
しかしながら、上記の方法では、ユーザの現在位置にのみ応じて情報を提供しており、滞在時間によって異なる現在のユーザの目的(行動)に応じた情報を提供することができない。また、上記の方法は、ユーザの過去の時系列的な行動情報に応じた情報を提供することができない。このため、ユーザに適切なコンテンツを提供することは困難であった。
上記問題点を鑑み、本発明は、適切なコンテンツをユーザに提供可能な携帯端末、コンテンツ提供システム、及びコンテンツ提供方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、ユーザの位置情報に応じて、ユーザに提供するコンテンツを選択する携帯端末であって、位置情報を検出する位置情報検出部と、位置情報とユーザの行動を把握するために定義された行動エリアとを対応付けて記憶する行動エリアデータベースから、検出された位置情報に対応付けられた行動エリアを取得する行動エリア取得部と、取得された行動エリア内でのユーザの滞在時間を計測する滞在時間計測部と、行動エリアと滞在時間とユーザの行動を示す行動情報とを対応付けて記憶する行動データベースから、取得された行動エリアと計測された滞在時間とに応じて行動情報を取得する行動情報取得部と、取得された行動情報の履歴を示す行動履歴情報を生成する行動履歴情報生成部と、行動履歴情報とユーザの特定の行動パターンを定義した配信ルールとのマッチング処理を行い、マッチング処理の結果に応じてコンテンツを選択するマッチング処理部とを備える携帯端末であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、第1の特徴に係る携帯端末において、行動エリア取得部は、位置情報に対応付けられた行動エリアが複数存在する場合に複数の行動エリアを取得し、行動情報取得部は、取得された複数の行動エリアのそれぞれについて、取得された滞在時間を組み合わせて行動情報を取得し、行動履歴情報生成部は、行動情報取得部が取得した行動情報から複数の行動履歴情報を生成することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、第2の特徴に係る携帯端末において、ユーザの行動間の遷移関係を定義する行動モデルデータベースと、複数の行動履歴情報のうち、行動モデルデータベースで定義されていない遷移関係を含む行動履歴情報をマッチング処理の対象から除外することで、複数の行動履歴情報の絞り込みを行う絞り込み処理部とを更に備えることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、第3の特徴に係る携帯端末において、行動モデルデータベースは、ユーザの行動を階層的に記憶した階層構造を有し、階層構造の最下位階層には、行動データベースに記憶された行動情報が記憶されるとともに、階層構造の最上位階層として記憶された行動情報の開始及び終了を意味する遷移行動が記憶され、絞り込み処理部は、複数の行動履歴情報のそれぞれに含まれる各行動情報の最上位階層の行動情報を判定し、最上位階層の行動情報が開始又は終了する際に遷移行動が実行されない行動履歴情報をマッチング処理の対象から除外することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、第4の特徴に係る携帯端末において、絞り込み部は、行動履歴情報に含まれる行動情報の総数を算出する行動総数算出部と、行動履歴情報の検索対象の位置を管理する検索対象位置管理部と、検索対象位置管理部で指定されている検索対象の位置に存在する行動情報を行動履歴情報から抽出する行動抽出部と、行動モデルデータベースから、行動抽出部が抽出した行動情報を含む最上位の行動情報を抽出する最上位行動抽出部と、行動モデルデータベースから、最上位行動抽出部が抽出した最上位の行動情報の下位行動に含まれる遷移行動として定義される行動情報を抽出する遷移行動抽出部と、遷移行動抽出部が抽出した遷移行動をユーザが実行した回数を管理する遷移行動実行回数管理部とを備えることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、ユーザの位置情報に応じて、ユーザにコンテンツを提供するコンテンツ提供システムであって、位置情報を検出する位置情報検出部と、位置情報とユーザの行動を把握するために定義された行動エリアとを対応付けて記憶する行動エリアデータベースから、検出された位置情報に対応付けられた行動エリアを取得する行動エリア取得部と、取得された行動エリア内でのユーザの滞在時間を計測する滞在時間計測部と、行動エリアと滞在時間とユーザの行動を示す行動情報とを対応付けて記憶する行動データベースから、取得された行動エリアと計測された滞在時間とに応じて行動情報を取得する行動情報取得部と、取得された行動情報の履歴を示す行動履歴情報を生成する行動履歴情報生成部と、行動履歴情報とユーザの特定の行動パターンを定義した配信ルールとのマッチング処理を行い、マッチング処理の結果に応じてコンテンツを選択するマッチング処理部とを備えるコンテンツ提供システムであることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、ユーザの位置情報に応じて、ユーザにコンテンツを提供するコンテンツ提供方法であって、位置情報を検出するステップと、位置情報とユーザの行動を把握するために定義された行動エリアとを対応付けて記憶する行動エリアデータベースから、検出された位置情報に対応付けられた行動エリアを取得するステップと、取得された行動エリア内でのユーザの滞在時間を計測するステップと、行動エリアと滞在時間とユーザの行動を示す行動情報とを対応付けて記憶する行動データベースから、取得された行動エリアと計測された滞在時間とに応じて行動情報を取得するステップと、取得された行動情報の履歴を示す行動履歴情報を生成するステップと、行動履歴情報とユーザの特定の行動パターンを定義した配信ルールとのマッチング処理を行い、マッチング処理の結果に応じてコンテンツを選択するステップとを含むコンテンツ提供方法であることを要旨とする。
本発明によれば、適切なコンテンツをユーザに提供可能な携帯端末、コンテンツ提供システム、及びコンテンツ提供方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(コンテンツ提供システムの全体構成例)
本発明の実施形態に係るコンテンツ提供システムの全体構成を図1に示す。コンテンツ提供システムは、ユーザが保持する携帯端末101と、携帯端末101に位置情報を送信する位置情報送信装置6と、通信網2を介して携帯端末101に各種のデータを送信するサーバ4とを備える。ここで「コンテンツ」とは例えば広告コンテンツを意味し、テキストデータ、画像データ、又は音声データ、あるいはこれらの組み合わせを含む。
位置情報送信装置6は、例えば、大型施設又は大型店舗等に設置され、携帯端末101と近距離で通信可能なデバイスである。図1の例においては、位置情報送信装置6として複数のRF−IDのタグ(以下、単に「RFタグ」という)6a〜6lを使用している。各RFタグ6a〜6lは、自律発信が可能なアクティブ型のRFタグであり、それぞれ異なるタグIDを一定間隔で送信する。よって、携帯端末101は、複数のRFタグ6a〜6lのタグIDを位置情報として利用可能である。
携帯端末101は、無線によるデータ通信機能を有する端末である。図1においては、携帯端末101として携帯電話端末又はPHS(Personal Handyphone System)端末を例示しているが、無線通信カードが搭載されたPDA(Personal Digital Assistance)等を利用しても構わない。また、携帯端末101は、複数のRFタグ6a〜6lの各タグIDを読み取り可能なように構成されている。なお、通信網2としては、移動体通信網、LAN、WAN、インターネット、又はイントラネット、あるいはこれらの組み合わせが使用できる。
(携帯端末の構成例)
携帯端末101の構成例を図2に示す。携帯端末101は、位置情報(タグID)を検出する位置情報検出部400と、各種のデータを処理する処理部200と、各種のデータベース(DB)等を記憶する記憶部300と、通信網2を介してサーバ4と通信する通信インターフェース700と、画像又は音声等を出力する出力部600と、計時動作を行うタイマ800と、記憶部300内のDBを更新するDB更新部とを備える。
図1の位置情報送信装置6としては、複数のRFタグ6a〜6lが送信するタグIDを読み取るRFタグリーダが使用できる。処理部200としてはCPU(Central Processing Unit)が使用できる。記憶部300としてはROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)が使用できる。出力部600としては、液晶ディスプレイ(LCD)等の表示装置及び音声出力装置等が使用できる。
記憶部300に記憶されるDBとしては、行動エリアDB302、プリミティブ行動DB304、行動モデルDB312、及び配信ルールDB306が含まれる。
行動モデルDB312は、大型施設又は大型店舗等におけるユーザの行動を示す行動情報を階層的にモデル化して記憶する。「行動情報」は、ユーザの行動を一意に識別する行動IDを含み、行動IDに加えて行動名を含んでいても良い。
行動モデルDB312の上位の階層には、大型施設又は大型店舗等で発生するユーザの主要な行動が配置されている。一方、行動モデルDB312の下位の階層には、上位の階層の行動を具体化・詳細化した行動が配置されている。
更に、行動モデルDB312の最下位の行動は、複数のRFタグ6a〜6lによって識別可能な行動が配置されている。以下においては、行動モデルDB312の最下位階層の行動を「プリミティブ行動」と呼ぶ。また、プリミティブ行動の時系列的データをユーザの「行動履歴情報」と呼ぶ。行動履歴情報は、プリミティブ行動を一意に識別する行動IDが取得された順に並べられた文字列で表現される。
行動エリアDB302は、大型施設又は大型店舗等における位置情報(タグID)と、プリミティブ行動の取得に必要な行動エリアを一意に識別する行動エリアIDとを対応付けて記憶する。なお、1つのタグIDに対しては、少なくとも1つの行動エリアIDが対応付けられており、1つのタグIDに対して複数の行動エリアIDが対応付けられている場合もある。これは、ユーザが同じ位置に存在したとしても、ユーザの行動は複数解釈することができるためである。
プリミティブ行動DB304は、行動エリアIDと、同一行動エリア内でのユーザの滞在時間と、行動IDとを対応付けて記憶する。ユーザの滞在時間の項目には、例えば滞在時間の上限値が記述される。
配信ルールDB306は、行動履歴情報に基づく配信情報(コンテンツ)と配信のタイミングを制御する配信ルールを対応付けて記憶する。ここで「配信ルール」とは、ユーザの特定の行動パターンを定義したものであり、「過去に喫茶店に行っておらず、本屋で本を購入した」といった行動パターンが正規表現で記述される。「正規表現」とは、文字列のパターンを表現する表記法で、文字列の検索や置換に用いられる。
処理部200は、記憶部300に予め記憶されているソフトウェア(制御プログラム)を実行することにより、行動エリア取得部204、滞在時間計測部205、行動情報取得部206、行動履歴情報生成部208、絞り込み処理部212、マッチング処理部210、及びコンテンツ出力制御部220のそれぞれの機能を実現する。
行動エリア取得部204は、行動エリアDB302から、位置情報検出部400が検出したタグIDに対応付けられた行動エリアIDを取得する。
滞在時間計測部205は、タイマ800を用いて、行動エリア取得部204が取得した行動エリアIDの示す行動エリア内にユーザが滞在する滞在時間を計測する。なお、滞在時間計測部205は、ユーザの移動により行動エリアが変化したタイミングで滞在時間の計測を再開する。
行動情報取得部206は、プリミティブ行動DB304から、行動エリア取得部204が取得した行動エリアIDと滞在時間計測部205が計測した滞在時間に応じてプリミティブ行動を取得する。上述したように、1つの位置情報(タグID)に対して複数の行動エリアIDが対応付けられており、滞在時間についても一定の範囲が設けられていることから、行動情報取得部206は、1組の位置情報(タグID)及び滞在時間に対し、複数のプリミティブ行動を取得することがある。
行動履歴情報生成部208は、行動情報取得部206が取得したプリミティブ行動から行動履歴情報を生成する。例えば、行動ID“0001”の次に行動ID“0002”を取得した場合、行動履歴情報は“00010002”と表現される。行動履歴情報は、ユーザがコンテンツ提供システムを利用開始してから蓄積され続ける。よって、行動情報取得部206が1組の位置情報(タグID)及び滞在時間に対して複数のプリミティブ行動を取得する場合、行動履歴情報の個数も多数となり得る。
絞り込み処理部212は、行動モデルDB312を用いて、行動履歴情報生成部208で生成された行動履歴情報の個数を絞り込む。行動モデルDB312は、ユーザの行動間の遷移関係を定義しており、絞り込み処理部212は、行動モデルデータベースで定義されていない遷移関係を含む行動履歴情報を破棄することで、行動履歴情報の数を絞り込む。この結果、非現実的な行動履歴情報を省くことが可能となる。
マッチング処理部210は、絞り込み処理後の行動履歴情報と配信ルールのマッチング処理を行い、マッチング処理の結果に応じて、ユーザに提供すべきコンテンツを選択する。上述したように配信ルールは正規表現で表現され、文字列で表現される複数の行動履歴情報とのマッチング処理が行われる。マッチングした場合には、マッチングした配信ルールに対応付けられたコンテンツが検索される。
このように、絞り込み処理部212が、ユーザに提供すべきコンテンツを選択する前の段階で非現実的な行動履歴情報を省いているため、マッチング処理部210による配信ルールとのマッチング処理に要する計算コストが膨大となることを回避している。
コンテンツ出力制御部220は、マッチング処理部210が選択したコンテンツを出力部600に出力する。例えば、コンテンツ出力制御部220は、出力部600としてのディスプレイ上にコンテンツ(この場合、テキスト又は画像データ)を表示させる。
なお、行動エリアDB302、プリミティブ行動DB304、行動モデルDB312、及び配信ルールDB306は、ユーザが大型施設又は大型店舗等に入ったタイミングでサーバ4により通信網2を介してデータが設定される。例えば、位置情報検出部400が大型施設又は大型店舗等に設置されたRFタグを検出した際に、サーバ4から通信網2を介して通信インターフェース700が各種のDBを受信する。受信した各種のDBは、DB更新部900によって記憶部300内に格納される。また、サーバ4から各種のDBを受信したタイミングで上記のソフトウェア(制御プログラム)が起動する。
次に、図3を用いて、絞り込み処理部212の具体的な構成例について説明する。絞り込み処理部212は、検索対象位置管理部500、プリミティブ行動抽出部502、最上位行動抽出部504、遷移行動抽出部506、プリミティブ行動総数取得部508、及び遷移行動実行回数管理部510を備える。
検索対象位置管理部500は、行動履歴情報内の検索対象となるプリミティブ行動の位置(ポインタ)を管理する。プリミティブ行動抽出部502は、検索対象位置管理部500で管理される検索対象ポインタに基づき、行動履歴情報内からプリミティブ行動を抽出する。最上位行動抽出部504は、プリミティブ行動抽出部502で抽出されたプリミティブ行動を下位の行動として含む最上位の行動を行動モデルDB312から取得する。遷移行動抽出部506は、最上位行動抽出部504で抽出された最上位の行動の下位に含まれる行動の中で遷移行動として定義されている行動を抽出する。プリミティブ行動総数取得部508は、行動履歴情報内に含まれるプリミティブ行動の総数を取得する。遷移行動実行回数管理部510は、行動履歴情報内で遷移行動を実行した回数を管理する。
行動モデルDB312の構成例を図4に示す。図4においては、最上位階層の行動として、行動ID“0001”の「喫茶店で食事をする」と、行動ID“0009”の「靴を買う」と、行動ID“0016”の「紳士服を買う」と、行動ID“0023”の「アクセサリを買う」と、行動ID“0030”の「本を買う」と、行動ID“0038”の「旅行用品を買う」とが定義されている。
更に、最上位階層の各行動を具体化・詳細化した行動が下位階層に配置されている。例えば、行動ID“0001”の「喫茶店で食事をする」には、行動ID“0002”の「喫茶店に入る」と、行動ID“0005”の「喫茶店でオーダーする」と、行動ID“0006”の「喫茶店で食事をする」と、行動ID“0007”の「喫茶店で料金を払う」と、行動ID“0008”の「喫茶店を出る」とが含まれている。
更に詳細化される行動も存在する。ここで、行動ID“0003”の「喫茶店の前にいる」と行動ID“0004”の「喫茶店の中にいる」のような行動モデルDB312の最下位階層の行動が、上述したプリミティブ行動に該当する。よって、図4の行動ID“0001”の「喫茶店で食事をする」に含まれるプリミティブ行動としては、行動ID“0003”の「喫茶店の前にいる」と、行動ID“0004”の「喫茶店の中にいる」と、行動ID“0005”の「喫茶店でオーダーする」と、行動ID“0006”の「喫茶店で食事をする」と、行動ID“0007”の「喫茶店で料金を払う」が該当する。
このように、行動モデルDB312では、最上位の行動をトップノードとした階層構造を構成しており、行動IDと行動名の対応付けだけでなく、「行動ID“0002”の下位には行動ID“0003”、行動ID“0004”が存在する」といった行動間の関係についても行動モデルDB312に定義されている。
更に、行動モデルDB312内に定義されている行動には、遷移行動というフラグがついている。「遷移行動」とは、その最上位の行動を開始及び終了する行動であることを意味する。遷移行動である場合には、“T”(True)が、遷移行動でない場合には、“F”(False)が格納されている。遷移行動は、最上位階層の行動の下位階層の行動の中に1つ以上格納されている。例えば、行動ID“0003”の「喫茶店の前にいる」は遷移行動であり、その最上位の行動である行動ID“0001”の「喫茶店で食事をする」を開始及び終了する行動となる。
行動エリアDB302の構成例を図5に示す。また、図5の構成例に対応した行動エリアIDのマップ構成図を図6に示す。
タグID“0001”,“0002”,及び“0003”には、行動エリアID“0001”が対応付けられている。タグID“0004”及び“0005”には、行動エリアID“0002”が対応付けられている。タグID“0006”,“0011”,“0016”,及び“0021”には、行動エリアID“0003”が対応付けられている。タグID“0007”,“0008”,“0012”,及び“0013”には、行動エリアID“0004”が対応付けられている。タグID“0008”,“0009”,“0010”,“0013”,“0014”,及び“0015”には、行動エリアID“0005”が対応付けられている。ここで、タグIDが“0008”の場合の行動エリアIDは“0004”及び“0005”の2つ存在する。このように、タグIDと行動エリアIDは、必ずしも1対1で対応するわけではなく、1つのタグIDから、複数の行動エリアIDに対応する場合も存在する。
プリミティブ行動DB304の構成例を図7に示す。図4及び図7に示すように、プリミティブ行動の行動IDは、行動モデルDB312内の行動IDと一致する。なお、図7には、説明の便宜上、プリミティブ行動の名前の項目があるが、これは行動IDから行動モデルDB312を参照すれば取得可能な値であり、ここで定義する必然性はない。
ここで、行動エリアIDだけでなく、滞在時間を定義してプリミティブ行動と対応付けたのは、滞在時間を取得することでユーザの行動をより絞り込むことができるためである。例えば、行動エリアIDが“0004”であり、且つ滞在時間が0秒〜60秒の間は、行動IDが、“0012”の「靴売り場の前にいる」と、“0011”の「喫茶店の前にいる」と、“0032”の「本屋の前にいる」とに対応付けられている。
つまり、0秒〜60秒の間は、複数のプリミティブ行動の候補が存在することになる。次に、滞在時間が60秒から300秒の間では、行動IDが“0013”の「靴を選ぶ」となり、プリミティブ行動の候補が1つになる。更に、滞在時間が300秒以上では、行動IDが“0014”の「靴を購入する」となる。
一例として、ユーザが、タグID“0013”の位置に滞在時間10秒で存在していたとする。まず、タグID“0013”に対応する行動エリアID“0004”と“0005”の2つを取得する。行動エリアIDと滞在時間から“0012”,“0011”,“0032”,“0019”,及び“0025”の5つのプリミティブ行動の候補が存在する。
次に、ユーザが、タグID“0018”の位置に移動したとする。タグID“0018”に対応する行動エリアIDは“0007”である。行動エリアIDと滞在時間0秒であることから、“0041”及び“0032”の2つの候補が存在する。そのため、行動履歴情報としては、“00120041”,“00120032”,“00110041”,“00110032”,“00320041”,“00320032”,“00190041”,“00190032”,“000250041”,及び“00250032”の10通りが存在する。
次に、配信ルールDB306の構成例を図8に示す。図8に示す配信ルール“(?<!0006)+0036(¥d¥d¥d¥d)*0003$”の示す行動パターンには、広告コンテンツ「喫茶店の案内」が対応付けられている。配信ルール“(0014|0013)(¥d¥d¥d¥d)*0018$”の示す行動パターンには、広告コンテンツ「紳士服のセール情報」が対応付けられている。配信ルール“(0020|0021)(¥d¥d¥d¥d)*0011$”の示す行動パターンには、広告コンテンツ「靴のセール情報」が対応付けられている。配信ルール“(0042|0044)(¥d¥d¥d¥d)*0032$”の示す行動パターンには、広告コンテンツ「旅行関連の最新刊情報」が対応付けられている。
(携帯端末の処理フロー)
次に、図9に示すフローチャートを参照して、携帯端末101の処理フローを説明する。
ステップS101において、位置情報検出部400は、携帯端末101に最も近い位置に存在するRFタグのタグIDを取得する。
ステップS102において、行動エリア取得部204は、行動エリアDB302を参照して、位置情報検出部400が検出したタグIDを検索し、対応するすべての行動エリアIDを取得する。取得された行動エリアIDは、次に行動エリアIDを取得するまで行動エリア取得部204内に記憶される。
ステップS103において、行動エリア取得部204は、ステップS102で取得した行動エリアIDが、記憶されている行動エリア行動エリアIDと異なるか判定する。ステップS102で取得した行動エリアIDが、記憶されている行動エリア行動エリアIDと異なると判定された場合、ステップS104に移行する。ステップS102で取得した行動エリアIDが、記憶されている行動エリア行動エリアIDと同一であると判定された場合、ステップS105に移行する。
ステップS104において、滞在時間計測部205は、滞在時間の計測を、一旦リセットした後に再開する。
ステップS105において、滞在時間計測部205は、滞在時間を取得する。
ステップS106において、行動情報取得部206は、プリミティブ行動DB304を参照して、ステップS102で取得した行動エリアIDと、ステップS105で取得した滞在時間を検索し、対応する行動IDをすべて取得する。ここで、行動エリア取得部204が取得した行動エリアIDが複数存在する場合は、すべての行動エリアIDに対して、対応する行動IDをすべて取得する。ここで取得されたプリミティブ行動を総称して、「プリミティブ行動の候補」と呼ぶ。取得された行動IDは、次に行動IDを取得するまで行動情報取得部206内に記憶される。
ステップS107において、行動情報取得部206は、ステップS106で取得した行動IDが、記憶された行動IDと異なるか判定する。ステップS106で取得した行動IDが、記憶された行動IDと異なると判定された場合、ステップS108に移行する。ステップS106で取得した行動IDが、記憶された行動IDと同一であると判定された場合、ステップS101に処理が戻る。
ステップS108において、行動履歴情報生成部208は、行動情報取得部206が取得したプリミティブ行動の行動IDを、行動履歴情報の先頭に連結させる。したがって、プリミティブ行動の候補がN個あり、行動履歴情報がM個ある場合、N×M個の行動履歴情報が生成される。ここで、N×M個の行動履歴情報を総称して「行動履歴情報の候補」と呼ぶ。
ステップS109において、絞り込み処理部212は、行動モデルDB312を参照して、行動履歴情報の候補の中から行動モデルDB312内で定義されていないプリミティブ行動の遷移が存在する行動履歴情報の候補を除き、行動履歴情報の個数を絞り込む。絞り込み処理の詳細については後述する。
ステップS110において、マッチング処理部210は、配信ルールと行動履歴情報の候補のマッチング処理を行う。ここでは、すべての行動履歴情報の候補に対し、配信ルールDB306で定義されている複数の配信ルールのそれぞれについてマッチング処理し、マッチングした行動履歴情報と配信ルールを取得する。
ステップS111において、マッチング処理部210は、ステップS110でマッチングした行動履歴情報と配信ルールが存在するかを判定する。マッチングした行動履歴情報と配信ルールが存在すると判定された場合、ステップS112に移行する。マッチングした行動履歴情報と配信ルールが存在しないと判定された場合、ステップS101に処理が戻る。
ステップS112において、コンテンツ出力制御部220は、マッチング処理部210でマッチングした配信ルールに対応するコンテンツを出力部600に出力する。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、絞り込み処理の処理フローを詳細に説明する。絞り込み処理では、複数の行動履歴情報のそれぞれについて図10に示す処理を行い、Falseが返却された場合に、その行動履歴情報をマッチング処理の対象から除外する。Trueが返却された場合には、その行動履歴情報をマッチング処理の対象として残しておく。
ステップS201において、検索対象位置管理部500は、行動履歴情報の検索対象ポインタKを1とする。行動履歴情報の検索対象ポインタKは、行動履歴情報内で最後尾から検索対象であるプリミティブ行動までの間に含まれるプリミティブ行動の数を表す。次に、遷移行動実行回数管理部510において、遷移行動の実行回数Cを1とする。次に、プリミティブ行動総数取得部508において、行動履歴情報内に含まれるプリミティブ行動の総数Nを取得する。ここで、行動履歴情報の検索対象ポインタKの最大値はNとなる。
ステップS202において、プリミティブ行動抽出部502は、行動履歴情報の検索対象ポインタKにおける行動ID“P(K)”及び“P(K+1)”を行動履歴情報から抽出する。具体的には、行動履歴情報の最後尾からK個目の行動IDの開始位置までの文字数を計算し、開始位置を取得する。開始位置から一定長の文字列の読み込みを行い、検索対象ポインタKにおける行動ID“P(K)”を取得する。ここで、行動IDの文字数を一定長4としている。そのため、行動履歴情報の中のK個目の行動IDは、開始位置までの文字数を4×(K−1)、終了位置を4×Kとして取得することができる。K+1番目のプリミティブ行動も同様にして取得する。
ステップS203において、最上位行動抽出部504は、行動モデルDB312から、プリミティブ行動抽出部502で抽出したP(K)及びP(K+1)を検索し、P(K)及びP(K+1)を下位に含む最上位の行動のID“TOP(P(K))”及び“TOP(P(K+1))”を取得する。
ステップS204において、遷移行動抽出部506は、行動モデルDB312の中から、TOP(P(K))の下位行動の中から遷移行動のID“TRANS(TOP(P(K)))”を取得する。
ステップS205及びS206において、K=1でなく、検索対象の行動P(K)が、遷移行動TRANS(TOP(P(K)))と一致している場合、ステップS207において、遷移行動実行回数管理部510は、遷移行動の実行回数Cを、Cに1を足した値に更新する。ここで、更新した値が1の場合、ユーザが最上位の行動TOP(P(K))を開始したことを意味する。更新した値が2の場合、ユーザが最上位の行動TOP(P(K))を終えたことを意味する。検索対象の行動のID“P(K)”が、遷移行動のID“TRANS(TOP(P(K)))”と一致していない場合には、ユーザが最上位の行動TOP(P(K))の行動を終了していないとして、Cの更新は行わない。
ステップS208において、C=0であるか判定される。C=0の場合、遷移行動が行われずTOP(P(K))を実行しているということであり、TOP(P(K))は必ず遷移行動の実行から開始されるという仮定に矛盾する。そのため、Falseを返却し終了する。
ステップS210において、C=2であるか判定される。C=2でない場合、つまりC=1の場合、ステップS212に移行する。
ステップS212において、TOP(P(K))とTOP(P(K+1))が等しくないか判定される。TOP(P(K))とTOP(P(K+1))が等しくない場合、TOP(P(K))がTOP(P(K))の遷移行動を実行しないで終了し、TOP(P(K+1))がTOP(P(K+1))の遷移行動を実行しないで開始したことを意味し、最上位行動は必ず遷移行動の実行で終了及び開始されるという仮定に矛盾する。そのため、ステップS213において、Falseを返却し終了する。TOP(P(K))とTOP(P(K+1))が等しい場合、行動TOP(P(K))を継続中であることを意味する。
一方、C=2の場合、ステップS211に移行する。この場合、TOP(P(K))がTOP(P(K))の遷移行動を実行して終了したことを意味する。そのため、ステップS214において、遷移行動実行回数Cを0とする。
ステップS214において、検索対象位置管理部500は、行動履歴情報の検索対象ポインタKをKに1を足した値で更新する。ステップS215において、更新されたKが、行動履歴情報内に含まれる行動IDの総数N−1と等しいか判定される。更新されたKが、行動履歴情報内に含まれる行動IDの総数N−1と等しいと判定された場合は、ステップS216においてTrueを返却して処理を終了する。更新されたKが、行動履歴情報内に含まれる行動IDの総数N−1と等しくないと判定された場合は、ステップS202に処理が戻り、プリミティブ行動抽出部502の処理から行う。
次に、図11を参照して、具体的な例を説明する。
位置情報検出部400が、タグIDの検出履歴を図11のように取得したとする。行動エリア取得部204が、行動履歴情報エリアIDから行動エリアIDを取得した結果を示す。滞在時間計測部205において、計測された滞在時間を示す。行動履歴情報生成部208において、行動エリアIDと滞在時間の履歴から生成された行動履歴情報の候補を示す。ここでは、24個の行動履歴情報の候補が生成されている。
次に、絞り込み処理部212において、24個の行動履歴情報の候補1つ1つに対して図10に示す処理を行い、Falseが返却された場合に、その行動履歴情報を行動履歴情報の候補から除く。Trueが返却された場合には、その行動履歴情報を行動履歴情報の候補として残しておく。
ここでは、行動履歴情報の候補として、図11に示す“00410033003400360003”と“00320033003400360003”について絞込みの過程を説明する。
行動履歴情報“00410033003400360003”の場合を説明する。まず、検索対象位置管理部500において、行動履歴情報の検索対象ポインタK=1とする。次に、遷移行動実行回数管理部510において、遷移行動の実行回数Cを1とする。次に、プリミティブ行動総数取得部508において、行動履歴情報内に含まれるプリミティブ行動の総数N=5を取得する。
次に、プリミティブ行動抽出部502において、行動履歴情報の検索対象ポインタKにおける行動ID“P(1)”及び“P(2)”を行動履歴情報内から抽出する。ここでは、P(1)=0041、P(2)=0033となる。
次に、最上位行動抽出部504において、行動モデルDB312の中から、プリミティブ行動抽出部502で抽出したP(1)及びP(2)を検索し、P(1)=0041、P(2)=0033を下位に含む最上位の行動のID“TOP(P(1))=0038”、“TOP(P(2))=0030”を取得する。
次に、遷移行動抽出部506において、行動モデルDB312の中から、TOP(P(1))の下位行動の中から遷移行動のID“TRANS(TOP(P(1)))=0040”を取得する。
ここで、C=1で、TOP(P(1))=0038とTOP(P(2))=0030が等しくない。これは、TOP(P(1))=0038がTOP(P(1))の遷移行動を実行しないで終了し、TOP(P(2))がTOP(P(2))の遷移行動を実行しないで開始したことを意味し、最上位行動は必ず遷移行動の実行で終了及び開始されるという仮定に矛盾する。そのため、Falseを返却し終了する。
行動履歴情報“00320033003400360003”を説明する。まず、検索対象位置管理部500において、行動履歴情報の検索対象ポインタK=1とする。次に、遷移行動実行回数管理部510において、遷移行動の実行回数Cを1とする。次に、プリミティブ行動総数取得部508において、行動履歴情報内に含まれるプリミティブ行動の総数N=5を取得する。
次に、プリミティブ行動抽出部502において、行動履歴情報の検索対象ポインタKにおける行動ID、P(1)、及びP(2)を行動履歴情報内から抽出する。ここでは、P(1)=0032、P(2)=0033となる。
次に、最上位行動抽出部504において、行動モデルDB312の中から、プリミティブ行動抽出部502で抽出したP(1)、及びP(2)を検索し、P(1)、P(2)を下位に含む最上位の行動のID“TOP(P(1))=0030”、“TOP(P(2))=0030”を取得する。
次に、遷移行動抽出部506において、行動モデルDB312の中から、TOP(P(1))の下位行動の中から遷移行動のID“TRANS(TOP(P(1)))=0032”を取得する。
ここで、C=1で、TOP(P(1))=0030とTOP(P(2))=0030は等しく、行動TOP(P(1))を継続中であることを意味する。
次に、検索対象位置管理部500において、行動履歴情報の検索対象ポインタKをKに1を足した値3で更新する。ここで、更新されたK=3が、行動履歴情報内に含まれる行動IDの総数N−1=4と等しくないので、プリミティブ行動抽出部502の処理に戻る。
次に、プリミティブ行動抽出部502において、行動履歴情報の検索対象ポインタKにおける行動ID“P(3)”及び“P(4)”を行動履歴情報内から抽出する。ここでは、P(3)=0032、P(4)=0033となる。
次に、最上位行動抽出部504において、行動モデルDB312の中から、プリミティブ行動抽出部502で抽出したP(3)、及びP(4)を検索し、P(3)、P(4)を下位に含む最上位の行動のID“TOP(P(3))=0030”、“TOP(P(4))=0030”を取得する。
次に、遷移行動抽出部506において、行動モデルDB312の中から、TOP(P(3))の下位行動の中から遷移行動のID“TRANS(TOP(P(3)))=0032”を取得する。
ここで、C=1で、TOP(P(3))=0030とTOP(P(3))=0030は等しく、行動TOP(P(3))を継続中であることを意味する。
次に、検索対象位置管理部500において、行動履歴情報の検索対象ポインタKをKに1を足した値4で更新する。ここで、更新されたK=4が、行動履歴情報内に含まれる行動IDの総数N−1=4と等しいので、Trueを返却して終了する。
次に、絞り込まれた行動履歴情報の候補に対し、行動履歴情報―配信ルールマッチング処理部において、図8に示す配信ルールとのマッチング処理を行った結果、配信ルール“(?<!0006)+0036(¥d¥d¥d¥d)*0003$”のみがマッチングする。配信ルールは正規表現で書かれているため、文字列“0006”が文字列“0036”の前には無く、文字列“0036”の後、4桁の整数が0回以上現れ、最後に“0003”がある文字列とマッチングする。本例の場合、具体的には、過去に喫茶店に行っておらず、本屋で本を購入した人に情報を配信するためのルールである。コンテンツ出力制御部220において、マッチングした情報を出力部600としてのディスプレイ上に表示する。画面イメージを図12に示す。
以上詳細に述べたように、本発明の実施形態によれば、ユーザの現在位置及びユーザの滞在時間の情報からユーザの行動を推定し、ユーザの行動の履歴に応じてコンテンツを配信するので、ユーザの目的に応じて適切なコンテンツを配信することができる。更に、ユーザ行動の時系列的な情報である行動履歴情報は、その候補の数が膨大になるが、行動モデルDB312内で定義されているユーザの行動の遷移関係を利用して、行動履歴情報の候補を絞り込むことができ、配信ルールと行動履歴情報のマッチングに要する計算コストを低減することができる。
(実施形態の変形例)
本発明の実施形態の変形例として、位置情報(タグID)の検出を携帯端末側で実行し、サーバ側主導でコンテンツを提供する一例を説明する。ただし、上述した携帯端末101と重複する構成については重複する説明を省略する。
本発明の実施形態の変形例に係るサーバ40は、各種のデータを処理する処理部1200と、各種のDB等を記憶する記憶部1300と、通信網2を介して携帯端末と通信する通信インターフェース1100と、計時動作を行うタイマ1800とを備える。
処理部1200は、行動エリア取得部1204、滞在時間計測部1205、プリミティブ行動取得部1206、行動履歴情報生成部1208、絞り込み処理部1212、及びマッチング処理部1210を備える。
一例として、携帯端末は、検出した位置情報(タグID)が変化するタイミングで、タグIDをサーバ40に通知する。通知されたタグIDは、サーバ40の通信インターフェース1100を介して行動エリア取得部1204に伝達される。
行動エリア取得部1204は、行動エリアDB1302から、位置情報検出部400が検出したタグIDに対応付けられた行動エリアIDを取得する。
滞在時間計測部1205は、行動エリア取得部204が取得した行動エリアID内にユーザが滞在する時間を計測する。
プリミティブ行動取得部1206は、プリミティブ行動DB1304から、行動エリア取得部1204が取得した行動エリアIDと滞在時間計測部1205が計測した滞在時間に応じてプリミティブ行動を取得する。
行動履歴情報生成部1208は、プリミティブ行動取得部1206が取得したプリミティブ行動から行動履歴情報を生成する。
絞り込み処理部1212は、行動モデルDB1312を用いて、行動履歴情報生成部1208で生成された行動履歴情報の個数を絞り込む。
マッチング処理部1210は、絞り込み処理後の行動履歴情報と配信ルールのマッチング処理を行う。この結果、ユーザに提供すべきコンテンツが選択され、選択されたコンテンツは通信インターフェース1100を用いて携帯端末へ送信される。
なお、サーバ40が、行動エリア取得部204、滞在時間計測部205、行動情報取得部206、行動履歴情報生成部208、絞り込み処理部212、及びマッチング処理部210を備える一例を説明したが、これらの一部のみをサーバが備え、残りの機能を端末側で実行させる構成としても構わない。
(その他の実施形態)
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態においては、図4に示す行動モデルDB312において、最上位階層の行動に対し、最下位階層に遷移行動が1個のみ定義されている場合を説明したが、複数定義されていてもよい。
その場合、図10に示す行動履歴情報絞込み処理の処理フローの遷移行動抽出部506において、行動モデルDB312の中から、TOP(P(K))の下位行動の中から遷移行動のID“TRANS(TOP(P(K)))”を取得する際に、複数の遷移行動を抽出しておき、TRANS(TOP(P(K)))とP(K)が等しいか判断する箇所までの処理を繰り返すことになる。
また、位置情報送信装置6としてRFタグを利用し、携帯端末101内の位置情報検出部400としてタグリーダを使用する場合について説明したが、RFタグに代えてGPS(Global Positioning System)を利用しても良い。この場合、位置情報検出部400としてGPS受信装置が使用される。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係るコンテンツ提供システムの全体構成例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る絞り込み処理部の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る行動モデルDBの構成例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る行動エリアDBの構成例を示す模式図である。 図5に対応する行動エリアのマップ構成図である。 本発明の実施形態に係るプリミティブ行動DBの構成例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る配信ルールDBの構成例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る絞り込み処理部の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る絞り込み処理部の動作を説明するための模式図である。 本発明の実施形態に係る携帯端末におけるコンテンツ表示例を示す模式図である。 その他の実施形態に係るサーバの構成例を示す機能ブロック図である。
符号の説明
2…通信網
4,40…サーバ
6…位置情報送信装置
6a〜6l…RFタグ
101…携帯端末
200…処理部
204…行動エリア取得部
205…滞在時間計測部
206…プリミティブ行動取得部
208…行動履歴情報生成部
210…マッチング処理部
212…絞り込み処理部
220…コンテンツ出力制御部
300…記憶部
302…行動エリアDB
304…プリミティブ行動DB
306…配信ルールDB
312…行動モデルDB
400…位置情報検出部
500…検索対象位置管理部
502…プリミティブ行動抽出部
504…最上位行動抽出部
506…遷移行動抽出部
508…プリミティブ行動総数取得部
510…遷移行動実行回数管理部
600…出力部
700…通信インターフェース
800…タイマ
900…DB更新部
1100…通信インターフェース
1200…処理部
1204…行動エリア取得部
1205…滞在時間計測部
1206…プリミティブ行動取得部
1208…行動履歴情報生成部
1210…マッチング処理部

Claims (6)

  1. ユーザの位置情報に応じて、前記ユーザに提供するコンテンツを選択する携帯端末であって、
    所定の場所に設置された位置情報送信装置から送信される位置情報を前記ユーザの位置情報として検出する位置情報検出部と、
    前記位置情報と前記ユーザの行動を把握するために定義された行動エリアとを対応付けて記憶する行動エリアデータベースと、
    前記位置情報検出部によって検出された前記位置情報に対応付けられた行動エリアを、前記行動エリアデータベースから取得する行動エリア取得部と、
    前記行動エリア取得部によって取得された前記行動エリア内での前記ユーザの滞在時間を計測する滞在時間計測部と、
    前記行動エリア取得部によって取得された前記行動エリアと、前記滞在時間計測部によって計測された前記滞在時間と前記ユーザの行動の候補を示す行動情報と対応付けが定義されたプリミティブ行動データベース
    前記行動エリア取得部によって取得された前記行動エリアと前記滞在時間計測部によって計測された前記滞在時間とに応じて前記プリミティブ行動データベースから前記ユーザの行動として推定される行動情報を取得する行動情報取得部と、
    前記行動情報取得部によって取得された前記行動情報の履歴を示す行動履歴情報を生成する行動履歴情報生成部と、
    前記ユーザの行動間の遷移関係を定義する行動モデルデータベースと、
    前記複数の行動履歴情報のうち、前記行動モデルデータベースで定義されていない遷移関係を含む行動履歴情報を前記マッチング処理の対象から除外することで、前記複数の行動履歴情報の絞り込みを行う絞り込み処理部と、
    前記絞り込み処理部による絞り込み処理後の行動履歴情報と、前記ユーザの特定の行動パターンを定義した配信ルールとのマッチング処理を行い、前記マッチング処理の結果に応じて前記コンテンツを選択するマッチング処理部
    とを備えることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記行動エリア取得部は、前記位置情報に対応付けられた行動エリアが複数存在する場合に複数の行動エリアを取得し、
    前記行動情報取得部は、前記取得された複数の行動エリアのそれぞれについて、前記取得された滞在時間を組み合わせて前記行動情報を取得し、
    前記行動履歴情報生成部は、前記行動情報取得部が取得した前記行動情報から複数の行動履歴情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記行動モデルデータベースは、前記ユーザの行動を階層的に記憶した階層構造を有し、
    前記階層構造の最下位階層には、前記行動データベースに記憶された行動情報が記憶されるとともに、前記階層構造の最上位階層として記憶された行動情報の開始及び終了を意味する遷移行動が記憶され、
    前記絞り込み処理部は、前記複数の行動履歴情報のそれぞれに含まれる各行動情報の最上位階層の行動情報を判定し、前記最上位階層の行動情報が開始又は終了する際に前記遷移行動が実行されない行動履歴情報を前記マッチング処理の対象から除外することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記絞り込み部は、
    前記行動履歴情報に含まれる行動情報の総数を算出する行動総数算出部と、
    前記行動履歴情報の検索対象の位置を管理する検索対象位置管理部と、
    前記検索対象位置管理部で指定されている検索対象の位置に存在する行動情報を前記行動履歴情報から抽出する行動抽出部と、
    前記行動モデルデータベースから、前記行動抽出部が抽出した行動情報を含む最上位の行動情報を抽出する最上位行動抽出部と、
    前記行動モデルデータベースから、前記最上位行動抽出部が抽出した最上位の行動情報の下位行動に含まれる遷移行動として定義される行動情報を抽出する遷移行動抽出部と、
    前記遷移行動抽出部が抽出した遷移行動をユーザが実行した回数を管理する遷移行動実行回数管理部
    とを備えることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. ユーザの位置情報に応じて、前記ユーザにコンテンツを提供するコンテンツ提供システムであって、
    所定の場所に設置された位置情報送信装置から送信される位置情報を前記ユーザの位置情報として検出する位置情報検出部と、
    前記位置情報と前記ユーザの行動を把握するために定義された行動エリアとを対応付けて記憶する行動エリアデータベースと、
    前記位置情報検出部によって検出された前記位置情報に対応付けられた行動エリアを、前記行動エリアデータベースから取得する行動エリア取得部と、
    前記行動エリア取得部によって取得された前記行動エリア内での前記ユーザの滞在時間を計測する滞在時間計測部と、
    前記行動エリア取得部によって取得された前記行動エリアと、前記滞在時間計測部によって計測された前記滞在時間と前記ユーザの行動の候補を示す行動情報と対応付けが定義されたプリミティブ行動データベース
    前記行動エリア取得部によって取得された前記行動エリアと前記滞在時間計測部によって計測された前記滞在時間とに応じて前記プリミティブ行動データベースから前記ユーザの行動として推定される行動情報を取得する行動情報取得部と、
    前記行動情報取得部によって取得された前記行動情報の履歴を示す行動履歴情報を生成する行動履歴情報生成部と、
    前記ユーザの行動間の遷移関係を定義する行動モデルデータベースと、
    前記複数の行動履歴情報のうち、前記行動モデルデータベースで定義されていない遷移関係を含む行動履歴情報を前記マッチング処理の対象から除外することで、前記複数の行動履歴情報の絞り込みを行う絞り込み処理部と、
    前記絞り込み処理部による絞り込み処理後の行動履歴情報と、前記ユーザの特定の行動パターンを定義した配信ルールとのマッチング処理を行い、前記マッチング処理の結果に応じて前記コンテンツを選択するマッチング処理部
    とを備えることを特徴とするコンテンツ提供システム。
  6. ユーザの位置情報に応じて、前記ユーザにコンテンツを提供する携帯端末によるコンテンツ提供方法であって、
    前記携帯端末が、所定の場所に設置された位置情報送信装置から送信される位置情報を前記ユーザの位置情報として検出するステップと、
    前記携帯端末が、検出された前記位置情報に対応付けられた行動エリアを、前記位置情報と、前記ユーザの行動を把握するために定義された行動エリアとを対応付けて記憶する行動エリアデータベースから取得するステップと、
    前記携帯端末が、取得された前記行動エリア内での前記ユーザの滞在時間を計測するステップと、
    前記携帯端末が、取得された前記行動エリアと計測された前記滞在時間とに応じて、取得された前記行動エリアと、計測された前記滞在時間と、前記ユーザの行動の候補を示す行動情報との対応付けが定義されたプリミティブ行動データベースから前記ユーザの行動として推定される行動情報を取得するステップと、
    前記携帯端末が、取得された前記行動情報の履歴を示す行動履歴情報を生成するステップと、
    前記携帯端末が、前記複数の行動履歴情報のうち、前前記ユーザの行動間の遷移関係を定義する行動モデルデータベースで定義されていない遷移関係を含む行動履歴情報を前記マッチング処理の対象から除外することで、前記複数の行動履歴情報の絞り込みを行うステップと、
    前記携帯端末が、絞り込み処理後の行動履歴情報と、前記ユーザの特定の行動パターンを定義した配信ルールとのマッチング処理を行い、前記マッチング処理の結果に応じて前記コンテンツを選択するステップ
    とを含むことを特徴とするコンテンツ提供方法。
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