JP4811394B2 - 製造履歴情報書込み装置、情報記録媒体製造装置、製造履歴情報書込み方法および情報記録媒体製造方法 - Google Patents

製造履歴情報書込み装置、情報記録媒体製造装置、製造履歴情報書込み方法および情報記録媒体製造方法 Download PDF

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本発明は、製造履歴情報を製造履歴情報記録用メモリに書き込む製造履歴情報書込み装置、その製造履歴情報書込み装置を備えた情報記録媒体製造装置、製造履歴情報を製造履歴情報記録用メモリに書き込む製造履歴情報書込み方法、および製造履歴情報を製造履歴情報記録用メモリに書き込んで情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法に関するものである。
コンピュータシステムに記録されている大量のデータをバックアップするための情報記録媒体として、磁気テープを巻き取る単一のテープリールを備えた1リールタイプの情報記録媒体が知られている。この種の情報記録媒体には、トレーサビリティを実現するための手段として、磁気テープの製造履歴や情報記録媒体の使用履歴などの各種の情報が非接触で書き込まれるカートリッジメモリが組み込まれている。この場合、磁気テープの製造履歴は、情報記録媒体の製造段階において、書込み装置(一例として、特開2004−152354号公報に開示されたカートリッジメモリ読取・書込装置)によってカートリッジメモリに書き込まれる。一方、情報記録媒体の製造方法として、ケースにテープリールを組み込んだ後に、巻取り装置によってその組込み済みのテープリールに磁気テープを巻き取る第1の製造方法、およびケースに組み込む前のテープリールに巻取り装置によって磁気テープを巻き取り、その後にその巻取り済みのテープリールをケースに組み込む第2の製造方法の2種類の製造方法が知られている。この場合、上記した書込み装置は、上記のいずれの製造方法においても、巻取り装置に供給される磁気テープ(いわゆる、パンケーキ)、またはパンケーキが巻回されたサプライリールに貼付されている製造履歴情報用のバーコードラベルを読み取って磁気テープの製造履歴情報を取得し、その製造履歴情報をカートリッジメモリに書き込む。
特開2004−152354号公報(第5−6頁、第1図)
ところが、上記の書込装置には、以下の問題点がある。すなわち、この種の書込み装置では、サプライリールに貼付されているバーコードラベルを読み取って磁気テープの製造履歴情報を取得し、その製造履歴情報をカートリッジメモリに書き込んでいる。一方、近年、磁気テープの厚みを薄くしてテープリールに巻き取る磁気テープの長さを増加させることで、情報記録媒体の大容量化が図られている。このような情報記録媒体の製造に当たっては、磁気テープの巻取り効率を向上させる観点から、上記した2種類の製造方法のうちの第2の製造方法が採用されている。この場合、上記した第1の製造方法では、既にケースに組み込まれているテープリールに磁気テープを巻き取るため、書込み装置は、バーコードラベルから読み取った製造履歴情報、つまりそのテープリールに実際に巻き取られている磁気テープの製造履歴情報を磁気テープの巻取り時(巻取り終了時)にそのケース内のカートリッジメモリに確実に書き込むことができる。
これに対して、第2の製造方法では、ケースに組み込む前のテープリールに磁気テープを巻き取るため、磁気テープの巻取り時にはカートリッジメモリに製造履歴情報を書き込むことができない。このため、この第2の製造方法では、書込み装置は、磁気テープの巻取り時においてバーコードラベルから読み取った製造履歴情報を一旦記憶し、巻取り済みのテープリールをケースに組み込んで情報記録媒体の組立てが完了した後に、記憶している製造履歴情報をケース内のカートリッジメモリに書き込んでいる。一方、情報記録媒体を連続して製造するときには、パンケーキがテープリールにすべて巻き取られて終了する度に新たなパンケーキが巻取り装置にセット(新たなパンケーキが補充)されるため、書込み装置は、新たなパンケーキが補充される度に各パンケーキの製造履歴情報を次々に記憶することとなる。したがって、この書込み装置では、巻取り済みのテープリールをケースに組み込む時点において製造履歴情報を複数記憶していることがあり、この際には、テープリールに巻き取られている磁気テープの製造履歴情報、つまりカートリッジメモリに書き込むべき製造履歴情報が各製造履歴情報のうちのどれであるかを特定するのが困難となって、テープリールに実際に巻き取られている磁気テープとは異なる磁気テープの製造履歴情報が誤ってカートリッジメモリに書き込まれるおそれがあるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、テープリールに巻き取られている磁気テープの製造履歴情報を情報記録媒体のメモリに誤りなく書き込むことによって信頼性の高いトレーサビリティを実現し得る製造履歴情報書込み装置、情報記録媒体製造装置、製造履歴情報書込み方法および情報記録媒体製造方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る製造履歴情報書込み装置は、磁気テープを巻き取った状態のテープリールおよび製造履歴情報記録用メモリがケース内に配設された情報記録媒体の当該製造履歴情報記録用メモリに当該磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込む製造履歴情報書込み装置であって、前記磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取る読取り部と、当該読取り部によって読み取られた前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む書込み部とを備えて構成されている
この場合、前記書込み部が前記第1の履歴情報に加えて前記ケースの製造履歴に関する情報を含む第2の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む構成を採用することができる。
また、本発明に係る情報記録媒体製造装置は、テープリールに磁気テープを巻き取る巻取り装置と、前記磁気テープを巻き取った状態の前記テープリールおよび製造履歴情報記録用メモリをケース内に配設して前記情報記録媒体を組み立てる組立て装置と、前記製造履歴情報記録用メモリに前記磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込む製造履歴情報書込み装置とを備えて前記情報記録媒体を製造可能に構成された情報記録媒体製造装置であって、前記巻取り装置は、前記磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に前記第1の製造履歴情報を記録する記録部を備えて構成され、前記製造履歴情報書込み装置は、前記少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取る読取り部と、当該読取り部によって読み取られた前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む書込み部とを備えて構成されている。
また、本発明に係る製造履歴情報書込み方法は、磁気テープを巻き取った状態のテープリールおよび製造履歴情報記録用メモリがケース内に配設された情報記録媒体の当該製造履歴情報記録用メモリに当該磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込む製造履歴情報書込み方法であって、前記情報記録媒体の組み立て時または組み立て後において、前記磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取り、当該読み取った前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む。
さらに、本発明に係る情報記録媒体製造方法は、テープリールに磁気テープを巻き取り、前記磁気テープを巻き取った状態の前記テープリールおよび製造履歴情報記録用メモリをケース内に配設して情報記録媒体を組み立て、前記製造履歴情報記録用メモリに前記磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込んで前記情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法であって、前記磁気テープの巻取り時において、当該磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に前記第1の製造履歴情報を記録し、前記情報記録媒体の組み立て時または組み立て後において、前記少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取り、当該読み取った前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む。
本発明に係る製造履歴情報書込み装置および製造履歴情報書込み方法によれば、読取り部が磁気テープの端部およびその端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に記録されている第1の製造履歴情報を読み取り、書込み部が読取り部によって読み取られた第1の製造履歴情報を製造履歴情報記録用メモリに書き込むことにより、テープリールに実際に巻き取られている磁気テープの第1の製造履歴情報、つまり製造履歴情報記録用メモリに書き込むべき第1の製造履歴情報を、そのテープリールが組み込まれているケース内の製造履歴情報記録用メモリにそのまま書き込むことができる。したがって、この書込み装置、製造履歴情報書込み方法、製造履歴情報書込み装置および製造履歴情報書込み方法によれば、テープリールに実際に巻き取られている磁気テープとは異なる磁気テープの第1の製造履歴情報が誤って製造履歴情報記録用メモリに書き込まれるおそれがある従来の書込み装置とは異なり、実際に巻き取られている磁気テープの第1の製造履歴情報を製造履歴情報記録用メモリに誤りなく書き込むことができる結果、信頼性の高いトレーサビリティを確実に実現することができる。
また、本発明に係る製造履歴情報書込み装置によれば、書込み部がケースの製造履歴に関する情報を含む第2の製造履歴情報を第1の製造履歴情報に加えて製造履歴情報記録用メモリに書き込むことにより、より高度なトレーサビリティを実現することができる。
また、本発明に係る情報記録媒体製造装置および情報記録媒体製造方法では、巻取り装置が、巻取り時において、磁気テープの端部および端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を記録している。このため、巻取りを行う場所から組立てを行う場所に搬送する際に、第1の製造履歴情報が互いに異なるパンケーキを使用した巻取り済みのテープリール同士が混在しないようにこれらのテープリールの搬送順序等を管理する工程を不要とすることができる結果、その分、製造工程を簡略化しつつ信頼性の高いトレーサビリティを確実に実現することができる。
以下、本発明に係る製造履歴情報書込み装置、情報記録媒体製造装置、製造履歴情報書込み方法および情報記録媒体製造方法の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、製造装置1の構成について説明する。図1に示す製造装置1は、本発明に係る情報記録媒体製造装置の一例であって、例えば図3に示す情報記録媒体100を製造可能に構成されている。この場合、情報記録媒体100は、例えば、コンピュータシステムに記録されている大量のデータをバックアップする際に用いられる1リールタイプの情報記録媒体であって、磁気テープ200(同図では、磁気テープ200の図示を省略している)を巻き取ったテープリール101と、テープリール101を回転可能に収容するケース102と、ケース102内に配設されたカートリッジメモリ103(本発明における製造履歴情報記録用メモリに相当する:以下、単に「メモリ103」ともいう)を備えて構成されている。
一方、製造装置1は、図1に示すように、巻取り装置2、組立て装置3、書込み装置4および搬送装置5を備えて構成されている。この場合、この製造装置1では、テープリール101への磁気テープ200の巻取り方法として、ケース102への組込み前のテープリール101に巻取り装置2によって磁気テープ200を巻き取り、その後に巻取り済みのテープリール101をケース102に組み込む(配設する)方法(OCW(Out Case Winding))が採用されている。
巻取り装置2は、図2に示すように、磁気テープ供給部11、バーコード読取り部12、磁気テープ巻取り部13、リーダテープ供給部14、記録ヘッド15、テープ接合部16、記憶部17、操作部18および制御部19を備えて、テープリール101に磁気テープ200を巻き取る巻取り工程を行う。磁気テープ供給部11は、図2,4に示すように、磁気テープ200が巻回されたサプライリール11b(以下、サプライリール11bに巻回された状態の磁気テープ200を「パンケーキ」ともいう)を回転させるサプライモータ11aを備えて構成されて、制御部19の制御に従って磁気テープ200を供給する。この場合、サプライリール11b(または、パンケーキの先端部)には、磁気テープ200を構成する基材の品番、基材に塗布されている磁性材料の種類、磁気テープ200の製造に用いられた製造装置の装置番号等の磁気テープ200の製造に関する各種の情報で構成された製造履歴データDm1(本発明における第1の製造履歴情報)を特定可能なバーコードラベル201(図4参照)が貼付されている。
バーコード読取り部12は、サプライリール11bに貼付されているバーコードラベル201のバーコードを読み取り可能なバーコードリーダを備えて構成されて、バーコードによって表される製造履歴データDm1を制御部19に出力する。磁気テープ巻取り部13は、図2,4に示すように、テープリール101を回転させるテイクアップモータ13aを備えて構成されて、制御部19の制御に従い、磁気テープ供給部11によって供給される磁気テープ200をテープリール101に巻き取る。リーダテープ供給部14は、テープリール101に巻き取られた磁気テープ200の端部(長さ方向の端部)に接合されるリーダーテープ210が巻回されたサプライリール14bを回転させるサプライモータ14aを備えて構成されて、制御部19の制御に従ってリーダーテープ210を供給する。記録ヘッド15は、本発明における記録部に相当し、制御部19の制御に従い、製造履歴データDm1をリーダーテープ210に記録する。
テープ接合部16は、制御部19の制御に従い、磁気テープ供給部11によって供給されている磁気テープ200がテープリール101に所定長だけ巻き取られたときに、磁気テープ200を切断すると共に、その切断部分、つまりテープリール101に巻き取られた磁気テープ200の端部にリーダテープ供給部14によって供給されるリーダーテープ210を接合する。記憶部17は、制御部19の制御に従い、バーコード読取り部12によって読み取られた製造履歴データDm1を一時的に記憶する。操作部18は、各種のスイッチやキーを備えて構成され、これらのスイッチやキーの操作に応じた操作信号を出力する。制御部19は、操作部18から出力される操作信号に従い、磁気テープ供給部11、バーコード読取り部12、磁気テープ巻取り部13、リーダテープ供給部14、記録ヘッド15、テープ接合部16および記憶部17を制御する。また、制御部19は、バーコード読取り部12によって読み取られたバーコードのデータに対応する製造履歴データDm1を記憶部17から読み出して、記録ヘッド15に出力することにより、リーダーテープ210に製造履歴データDm1を記録させる。
また、巻取り装置2の前面パネルには、図4に示すように、磁気テープ供給部11によって供給される磁気テープ200を磁気テープ巻取り部13に案内する複数のガイドローラー20、および巻取り時における磁気テープ200のテンションを調整するテンションローラ21が配設されている。
組立て装置3は、図5に示すように、制御部31、および制御部31の制御に従って作動する複数の組立て機構32a,32b,32c・・(以下、区別しないときには、単に「組立て機構32」ともいう)を備えて構成されて、情報記録媒体100を組み立てる組立て工程を行う。この場合、組立て機構32aは、情報記録媒体100の使用時においてリーダーテープ210をケース102から引き出す際に用いられるリーダーピン202(図3参照)の取り付けを行う。また、組立て機構32bは、リーダーピン202の取り付けが完了したテープリール101をケース102に組み込み(配設し)、組立て機構32cは、メモリ103をケース102に配設する。
書込み装置4は、本発明に係る製造履歴情報書込み装置の一例であって、図6に示すように、読取りヘッド部41、操作部42、記憶部43、書込み信号出力部44および制御部45を備えて構成されている。この場合、書込み装置4は、組立て装置3によって組立て工程が行われる場所の近傍に設置されて、組立て装置3によって組み立てられた情報記録媒体100のメモリ103に、製造履歴データDm1および後述する製造履歴データDm2を書き込む書込み工程を行う。読取りヘッド部41は、制御部45と共に本発明における読取り部を構成し、磁気テープ200の端部に接続されたリーダーテープ210に記録されている上記の製造履歴データDm1を読み取る。操作部42は、各種のスイッチやキーを備えて構成され、これらのスイッチやキーの操作に応じた操作信号を出力する。
記憶部43は、製造履歴データDm2(本発明における第2の製造履歴情報:以下、製造履歴データDm1,Dm2を区別しないときには、「製造履歴データDm」ともいう)を記憶する。この場合、製造履歴データDm2は、ケース102の製造番号(成形金型や成形機等を特定可能な番号)および製造者に関する各種の情報で構成されている。書込み信号出力部44は、本発明における書込み部に相当し、制御部45の制御に従って読取りヘッド部41によって読み取られた磁気テープ200についての製造履歴データDm1、および制御部45から出力される製造履歴データDm2についての信号を出力することにより、情報記録媒体100のケース102内に配設されたメモリ103に製造履歴データDm1,Dm2を非接触で書き込む。制御部45は、操作部42から出力される操作信号に従い、読取りヘッド部41および書込み信号出力部44を制御する。また、制御部45は、操作部42の操作によって入力した製造履歴データDm2を記憶部43に記憶させる。
搬送装置5は、巻取り装置2によって磁気テープ200が巻き取られたテープリール101を、巻取り工程が行われる場所から組立て装置3によって組立て工程が行われる場所に搬送する。また、搬送装置5は、組立て装置3によって組み立てられた情報記録媒体100を、書込み装置4によって書込み工程が行われる場所に搬送する。
次に、製造装置1を用いて情報記録媒体100を製造する方法(本発明に係る情報記録媒体製造方法の一例)について、図面を参照して説明する。なお、サプライリール11bには、そのサプライリール11bに巻回されている磁気テープ200(パンケーキ)についての製造履歴データDm1を示すバーコードラベル201が貼付されているものとする。また、書込み装置4の記憶部43には、上記した製造履歴データDm2が記憶されているものとする。
まず、巻取り装置2を用いてテープリール101に磁気テープ200を巻き取る。具体的には、磁気テープ200が巻回されたサプライリール11bを磁気テープ供給部11にセットする。次いで、サプライリール11bから引き出した磁気テープ200をガイドローラー20およびテンションローラ21を通過させるようにセットする。また、リーダーテープ210が巻回されたサプライリール14bをリーダテープ供給部14にセットして、サプライリール14bから引き出したリーダーテープ210をガイドローラー20を通過させるようにセットする。
続いて、バーコード読取り部12を用いてサプライリール11bに貼付されているバーコードラベル201のバーコードを読み取る。この際に、バーコード読取り部12が、バーコードによって表される製造履歴データDm1を制御部19に出力し、制御部19が製造履歴データDm1を記憶部17に記憶させる。次いで、操作部18を操作して、磁気テープ巻取り部13による磁気テープ200の巻取り速度、テンションローラ21によって磁気テープ200に加えるテンション等の条件を設定した後に、巻取りの開始を指示する。この際に、制御部19が、操作部18から出力された操作信号に従って各部を制御して、巻き取りを開始する。具体的には、制御部19は、磁気テープ巻取り部13を制御して、磁気テープ200の先端部をテープリール101に巻き付けさせる。次いで、制御部19は、磁気テープ供給部11のサプライモータ11aを制御してサプライリール11bの回転を開始させると共に、磁気テープ巻取り部13のテイクアップモータ13aを制御してテープリール101の回転を開始させる。これにより、磁気テープ供給部11による磁気テープ200の供給、および磁気テープ巻取り部13によるテープリール101への磁気テープ200の巻き取りが開始される。
続いて、制御部19は、所定の長さ(一例として、820m程度)の磁気テープ200を巻き取った時点で、磁気テープ巻取り部13のテイクアップモータ13aを制御して、テープリール101の回転を停止させると共に、磁気テープ供給部11のサプライモータ11aを制御して、サプライリール11bの回転を停止させる。次いで、制御部19は、リーダテープ供給部14のサプライモータ14aを制御してサプライリール14bを回転させることにより、所定の長さ分のリーダーテープ210を供給させる。また、制御部19は、記憶部17から製造履歴データDm1を読み出して記録ヘッド15に出力することにより、供給させるリーダーテープ210に製造履歴データDm1を記録させる。
続いて、制御部19は、テープ接合部6を制御して、磁気テープ200を切断させると共に、切断部分(巻き取られた磁気テープ200の端部)に所定長さ分のリーダーテープ210を接合させる。次いで、制御部19は、磁気テープ巻取り部13のテイクアップモータ13aを制御して、テープリール101を所定量だけ回転させて、リーダーテープ210を巻き取らせる。以上により、テープリール101への磁気テープ200の巻き取りが完了する。次いで、搬送装置5が、磁気テープ200の巻き取りが完了した巻取り済みのテープリール101を組立て工程が行われる場所に搬送する。一方、パンケーキがすべて巻き取られたときには、上記した手順で、新たなサプライリール11bをセットして、バーコード読取り部12を用いて新たなサプライリール11bに貼付されているバーコードラベル201のバーコードを読み取る。
ここで、この製造装置1では、巻取り装置2が磁気テープ200に接続されたリーダーテープ210に製造履歴データDm1を記録している。このため、製造履歴データDm1が互いに異なるパンケーキを使用した複数の巻取り済みのテープリール101が混在したとしても、後述する書込み工程において、書き込むべき製造履歴データDm1の特定が困難となる事態を確実に回避することが可能となっている。したがって、例えば、巻取り工程を行う場所から組立て工程を行う場所に搬送する際にこれらのテープリール101が混在しないようにテープリール101の搬送順序を管理する工程が不要な結果、その分製造工程を簡略化することが可能となっている。
一方、組立て装置3では、各組立て機構32が制御部31の制御に従って各種の組立て工程を実行する。具体的には、組立て機構32aが、リーダーピン202(図3参照)をリーダーテープ210に取り付ける。また、組立て機構32bが、リーダーピン202の取付けが完了したテープリール101をケース102に組み込み、組立て機構32cが、メモリ103をケース102に配設する。
また、書込み装置4では、テープリール101をケース102に組み込む際に、読取りヘッド部41がリーダーテープ210に記録されている製造履歴データDm1を読み取る。次いで、制御部45が、読取りヘッド部41によって読み取られた製造履歴データDm1を記憶部43に一時的に記憶させる。続いて、制御部45は、情報記録媒体100の組立てが完了した時点で、記憶部43から製造履歴データDm1,Dm2を読み出して、書込み信号出力部44に出力する。次いで、書込み信号出力部44が製造履歴データDm1,Dm2についての信号を出力する。これにより、情報記録媒体100のケース102内に配設されているメモリ103に対して、製造履歴データDm1,Dm2が非接触で書き込まれる。
ここで、従来の書込み装置では、磁気テープ200の巻取り時において記憶した製造履歴データDm1を情報記録媒体100の組立てが完了した後にメモリ103に書き込んでいるため、パンケーキの補充に伴って製造履歴データDm1を複数記憶しているときには、メモリ103に書き込むべき製造履歴データDm1の特定が困難となって、テープリール101に実際に巻き取られている磁気テープ200とは異なる磁気テープ200の製造履歴データDm1が誤ってメモリ103に書き込まれるおそれがある。これに対して、この書込み装置4では、テープリール101に巻き取られている磁気テープ200の端部に接続されたリーダーテープ210に記録されている製造履歴データDm1を読み取ってメモリ103に書き込んでいるため、テープリール101に実際に巻き取られている磁気テープ200の製造履歴データDm1、つまりメモリ103に書き込むべき製造履歴データDm1を、そのテープリール101が組み込まれているケース102内のメモリ103にそのまま書き込むことができる。したがって、この製造装置1では、従来の書込み装置とは異なり、実際に巻き取られている磁気テープ200の製造履歴データDm1をメモリ103に誤りなく書き込むことが可能な結果、信頼性の高いトレーサビリティを確実に実現することが可能となっている。以上により、組立て工程、および書込み工程が完了する。次いで、搬送装置5は、組立て工程および書込み工程が完了した情報記録媒体100を、次の工程(例えば、検査工程)が行われる場所に搬送する。
このように、この書込み装置4、製造履歴情報書込み方法、製造装置1および情報記録媒体製造方法によれば、書込み装置4が磁気テープ200に接続されたリーダーテープ210に記録されている製造履歴データDm1を読み取ってメモリ103に書き込むことにより、テープリール101に実際に巻き取られている磁気テープ200の製造履歴データDm1、つまりメモリ103に書き込むべき製造履歴データDm1を、そのテープリール101が組み込まれているケース102内のメモリ103にそのまま書き込むことができる。したがって、この書込み装置4、製造履歴情報書込み方法、製造装置1および情報記録媒体製造方法によれば、テープリール101に実際に巻き取られている磁気テープ200とは異なる磁気テープ200の製造履歴データDm1が誤ってメモリ103に書き込まれるおそれがある従来の書込み装置とは異なり、実際に巻き取られている磁気テープ200の製造履歴データDm1をメモリ103に誤りなく書き込むことができる結果、信頼性の高いトレーサビリティを確実に実現することができる。
また、この製造装置1および情報記録媒体製造方法では、巻取り装置2が巻取り工程において、磁気テープ200の端部に接続されたリーダーテープ210に磁気テープ200の製造履歴データDm1を記録している。このため、巻取り工程を行う場所から組立て工程を行う場所に搬送する際に、製造履歴データDm1が互いに異なるパンケーキを使用した複数の巻取り済みのテープリール101が混在しないようにこれらのテープリール101の搬送順序を管理する工程を不要とすることができる結果、その分、製造工程を簡略化しつつ信頼性の高いトレーサビリティを確実に実現することができる。
また、この書込み装置4、製造履歴情報書込み方法、製造装置1および情報記録媒体製造方法によれば、書込み装置4がケース102の製造履歴に関する情報を含む製造履歴データDm2を製造履歴データDm1に加えてメモリ103に書き込むことにより、より高度なトレーサビリティを実現することができる。
なお、本発明は上記の構成に限定されない。例えば、巻取り装置2が製造履歴データDm1だけをリーダーテープ210に記録する例について上記したが、例えば、製造履歴データDm2の内容が1種類だけで、その製造履歴データDm2が巻取り工程の時点で確定しているときには、製造履歴データDm1に加えて製造履歴データDm2をリーダーテープ210に記録することもできる。また、製造履歴データDm1をリーダーテープ210に記録する例について上記したが、製造履歴データDm1を磁気テープ200の端部に記録してもよいし、磁気テープ200の端部およびリーダーテープ210の双方に記録してもよい。
製造装置1の構成を示すブロック図である。 巻取り装置2の構成を示すブロック図である。 情報記録媒体100の分解斜視図である。 巻取り装置2の構成を示す構成図である。 組立て装置3の構成を示すブロック図である。 書込み装置4の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 製造装置
2 巻取り装置
3 組立て装置
4 書込み装置
15 記録ヘッド
32a,32b,32c 組立て機構
41 読取りヘッド部
44 書込み信号出力部
100 情報記録媒体
101 テープリール
102 ケース
103 メモリ
200 磁気テープ
210 リーダーテープ
Dm1,Dm2 製造履歴データ

Claims (5)

  1. 磁気テープを巻き取った状態のテープリールおよび製造履歴情報記録用メモリがケース内に配設された情報記録媒体の当該製造履歴情報記録用メモリに当該磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込む製造履歴情報書込み装置であって、
    前記磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取る読取り部と、当該読取り部によって読み取られた前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む書込み部とを備えて構成されている製造履歴情報書込み装置。
  2. 前記書込み部は、前記第1の履歴情報に加えて、前記ケースの製造履歴に関する情報を含む第2の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む請求項1記載の製造履歴情報書込み装置。
  3. テープリールに磁気テープを巻き取る巻取り装置と、前記磁気テープを巻き取った状態の前記テープリールおよび製造履歴情報記録用メモリをケース内に配設して前記情報記録媒体を組み立てる組立て装置と、前記製造履歴情報記録用メモリに前記磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込む製造履歴情報書込み装置とを備えて前記情報記録媒体を製造可能に構成された情報記録媒体製造装置であって、
    前記巻取り装置は、前記磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に前記第1の製造履歴情報を記録する記録部を備えて構成され、
    前記製造履歴情報書込み装置は、前記少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取る読取り部と、当該読取り部によって読み取られた前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む書込み部とを備えて構成されている情報記録媒体製造装置。
  4. 磁気テープを巻き取った状態のテープリールおよび製造履歴情報記録用メモリがケース内に配設された情報記録媒体の当該製造履歴情報記録用メモリに当該磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込む製造履歴情報書込み方法であって、
    前記情報記録媒体の組み立て時または組み立て後において、前記磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取り、当該読み取った前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む製造履歴情報書込み方法。
  5. テープリールに磁気テープを巻き取り、前記磁気テープを巻き取った状態の前記テープリールおよび製造履歴情報記録用メモリをケース内に配設して情報記録媒体を組み立て、前記製造履歴情報記録用メモリに前記磁気テープの製造履歴に関する情報を含む第1の製造履歴情報を書き込んで前記情報記録媒体を製造する情報記録媒体製造方法であって、
    前記磁気テープの巻取り時において、当該磁気テープの端部および当該端部に接続されたリーダーテープの少なくとも一方に前記第1の製造履歴情報を記録し、前記情報記録媒体の組み立て時または組み立て後において、前記少なくとも一方に記録されている前記第1の製造履歴情報を読み取り、当該読み取った前記第1の製造履歴情報を前記製造履歴情報記録用メモリに書き込む情報記録媒体製造方法。
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