JP4810398B2 - 画質制御回路および画質制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像信号の補正を行なう画質制御回路および画質制御方法に関する。
画像信号および音声信号を単に出力するのではなく、画像信号および音声信号を関連づけて出力する技術が提案されている。
例えば、特許文献1(特開2001−92434号公報)には、音声信号に応じて表示画像を変えて、スライドショー表示を行なう情報処理装置が記載されている。
この情報処理装置は、所定の周波数帯の音声レベルがしきい値以上になると、予め格納された複数の画像から一つの画像を選択する。また、情報処理装置は、周波数帯ごとの音声レベルを表すスペクトラムアナライザ画像信号を、その選択された画像に合成し、その合成画像を表示する。さらに、情報処理装置は、特定の周波数帯の音声レベルがしきい値以上になると、その合成方法を切り替える。
これにより、視聴者に面白みを与えることが可能になっている。
特開2001−92434号公報
映画またはドラマなどのコンテンツは、場面に応じて視聴者の視聴に対する真剣度が変化するように製作される場合が多い。例えば、コンテンツは、見せ場などでは、音声信号の特性が変えられ、例えば、テンポまたは音声レベルの大きい音声信号が出力され、視聴者の真剣度を増やすように製作される。
視聴に対する真剣度が変ると、同じ画質でも視聴者の満足感が変化する。例えば、視聴者は、視聴に対する真剣度が増すと、画像信号の鮮明度が悪いことが気にかかり、満足感が軽減するかもしれないし、画像信号の鮮明度が良過ぎるために、眼に疲労感を覚えるかもしれない。
特許文献1に記載の情報処理装置では、音声信号に応じて異なる合成画像を表示し、表示画像に面白みを与えているが、画質に関する記載はない。
本発明の目的は、視聴に対する真剣度が変化しても、視聴者に満足感を与えるように画像信号を補正することが可能な画質制御回路および画質制御方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の画質制御回路は映像信号に含まれる音声信号を受け付ける音声信号入力部と、前記映像信号に含まれる画像信号を受け付ける画像信号入力部と、前記音声信号入力部が受け付けた音声信号の特性を解析する音声信号解析部と、前記音声信号解析部にて解析された音声信号の特性に応じて、前記画像信号入力部が受け付けた画像信号を補正する画質補正部と、を含み、前記音声信号の特性のうち、少なくとも1つは、前記音声信号の音声レベルのピークの周期に基づくテンポである
また、本発明の画質制御方法は、画質制御回路が行なう画質制御方法であって、映像信号に含まれる音声信号を受け付ける音声信号入力ステップと、前記映像信号に含まれる画像信号を受け付ける画像信号入力ステップと、前記受け付けた音声信号の特性を解析する解析ステップと、前記解析された音声信号の特性に応じて、前記受け付けられた画像信号を補正する補正ステップと、を含み、前記音声信号の特性のうち、少なくとも1つは、前記音声信号の音声レベルのピークの周期に基づくテンポである
上記の発明によれば、映像信号に含まれる画像信号が、その映像信号に含まれる音声信号の特性に応じて補正される。音声信号の特性は、視聴に対する真剣度を表す可能性が高い。
このため、視聴に対する真剣度に応じて画像信号を補正することが可能になる。したがって、視聴に対する真剣度が変化しても、視聴者に満足感を与えることが可能になる。
また、前記音声信号の特性は、前記テンポおよび音声レベルであり、前記音声信号解析部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値とを求め、前記画質補正部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値の和が大きいほど、前記画像信号入力部が受け付けた画像信号の鮮明度を上げることが望ましい。
視聴者は、真剣度が増すと、画像信号の鮮明度が悪いことが気にかかり、満足感が軽減するかもしれない。
上記の発明によれば、テンポまたは音声レベルが大きいほど、画像信号の鮮明度が上がる。コンテンツの見せ場などでは、視聴者の真剣度を上げるために、テンポまたは音声レベルの大きい音楽などが出力される可能性が高い。
このため、視聴者に満足感を与えることが可能になる。
また、前記音声信号の特性は、前記テンポおよび音声レベルであり、前記音声信号解析部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値とを求め、前記画質補正部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値の和が大きいほど、前記画像信号入力部が受け付けた画像信号の鮮明度を下げることが望ましい。
視聴者は、視聴に対する真剣度が増すと、画像信号の鮮明度が良すぎるために、目に疲労感を覚えるかもしれない。
上記の発明によれば、テンポまたは音声レベルが大きいほど、画像信号の鮮明度が下がる。このため、目の疲労感を軽減することが可能になる。
本発明によれば、視聴に対する真剣度が変化しても、視聴者に満足感を与えるように画像信号を補正することが可能になる。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例の画質制御回路の構成を示したブロック図である。
図1において、画質制御回路は、音声信号入力部101と、画像信号入力部102と、音声信号解析回路103と、画質補正回路104と、補正画像信号出力部105とを含む。
音声信号入力部101は、映像信号に含まれる音声信号を受け付ける。なお、この音声信号はアナログ信号でもよいし、デジタル信号でもよい。以下、音声信号は、アナログ信号であるとする。
画像信号入力部102は、映像信号に含まれる画像信号を受け付ける。なお、この画像信号は、アナログ信号でもよいし、デジタル信号でもよい。以下、画像信号は、アナログ信号とする。
音声信号解析回路103は、音声信号入力部101が受け付けた音声信号の特性を解析する。音声信号の特性は、例えば、周波数(音域)、テンポおよび音声レベルなどである。なお、音声信号の特性は、周波数、テンポおよび音声レベルに限らず適宜変更可能である。
以下、音声信号の特性は、テンポおよび音声レベルであるとする。
図2は、音声信号解析回路103の構成の一例を示したブロック図である。
図2において、音声信号解析回路103は、音声信号入力部201と、A/D変換回路202と、テンポ解析回路203と、レベル解析回路204と、セレクタ205と、選択信号入力部206と、音声信号出力部207とを含む。
音声信号入力部201は、音声信号入力部101から、音声信号を受け付ける。
A/D変換回路202は、アナログ信号である音声信号をデジタル信号に変換する。これにより、音声信号の特性の解析が容易になる。
テンポ解析回路203は、A/D変換回路202がデジタル信号に変換した音声信号のテンポを解析する。例えば、テンポ解析回路203は、その音声信号の音声レベル(信号レベル)のピークの周期を解析し、その周期に基づいて、その周期に基づいて音声信号のテンポを解析する。また、テンポ解析回路203は、その音声信号のテンポを段階的な値として求める。
レベル解析回路204は、A/D変換回路202にてデジタル信号に変換された音声信号の音声レベルを解析する。例えば、レベル解析回路204は、その音声信号の音声レベルを段階的な値として求める。なお、レベル解析回路204は、所定の周波数帯の音声レベルを解析してもよい。所定の周波数帯は、例えば、高域周波数帯および低域周波数帯である。
音声信号のテンポおよび音声レベルの示す値は、0および1の2値化された値でもよいし、3以上の段数で示される値でもよい。なお、その値が大きいほど、音声信号のテンポおよび音声レベルが大きいとする。
また、音声信号解析回路103が、テンポ解析回路203を含まず、音声レベルだけを解析する場合、A/D変換器202はなくてもよい。
セレクタ205は、選択信号入力部206が受け付けた選択信号に従って、テンポ解析回路203にて解析されたテンポと、レベル解析回路204にて解析された音声レベルと、のどちらか一方を選択する。選択信号は、テンポおよび音声レベルを選択する信号である。
選択信号入力部206は、選択信号を受け付ける。
画質補正回路104は、セレクタ205にて選択されたテンポまたは音声レベルに応じて、画像信号入力部102が受け付けた画像信号を補正する。例えば、画質補正回路104は、そのテンポまたは音声レベルが大きいほど、その画像信号の鮮明度を上げる。また、画質補正回路104は、そのテンポまたは音声レベルが大きいほど、その画像信号の鮮明度を下げてもよい。
次に動作を説明する。
音声信号入力部101は、音声信号を受け付けると、その音声信号を音声信号解析回路103の音声信号入力部201に出力する。
音声信号入力部201は、その音声信号を受け付けると、その音声信号をA/D変換器202に出力する。
A/D変換器202は、その音声信号を受け付けると、その音声信号をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号に変換した音声信号をテンポ解析回路203およびレベル解析回路204に出力する。
テンポ解析回路203は、その音声信号を受け付けると、その音声信号の音声レベルのピークの周期を解析し、その周期に基づいて、その音声信号のテンポを段階的に求める。テンポ解析回路203は、その求めたテンポをセレクタ104に出力する。
一方、レベル解析回路204は、その音声信号を受け付けると、その音声信号の音声レベルを段階的に求める。レベル解析回路204は、その求めた音声レベルをセレクタ104に出力する。
セレクタ104は、テンポ解析回路203からテンポを受け付け、レベル解析回路204から音声レベルを受け付ける。また、セレクタ104は、選択信号入力部206から選択信号を受け付ける。
セレクタ104は、その選択信号に応じて、そのテンポまたは音声レベルを、音声信号出力部207を介して画質補正回路104に出力する。
画質補正回路104は、テンポまたは音声レベルを受け付けると、そのテンポまたは音声レベルに応じて画像信号入力部102から受け付けた画像信号を補正する。
次に、画像信号の補正について説明する
画質補正回路104が行う画像信号の補正は、例えば、シャープネス補正、コントラスト補正、トランジェント補正、ガンマ補正およびフレア補正などである。なお、画質補正回路104が行う画像信号の補正は、シャープネス補正、コントラスト補正、トランジェント補正、ガンマ補正およびフレア補正に限らず適宜変更可能である。また、画質補正回路104は、これらの補正の中の一つの補正を行なってもよいし、複数の補正を行なってもよい。
先ず、フレア補正について説明する。
フレア補正は、フレアを補正して、表示画像信号の輝度差の大きい輝度エッジ(例えば、白領域と黒領域の境界)をはっきりさせることである。フレアとは、テレビジョン受像機またはビデオプロジェクタなどの画像信号表示装置において、受像管や投射管のレンズまたは照射面における光の反射や散乱のために、明るいところの光が暗いところに漏れ、表示画像信号の輝度差の大きい輝度エッジがぼける現象である。
フレア補正を行なうフレア補正回路は、既に知られている。例えば、このフレア補正回には、特開2002−290772号公報に記載されている画質改善装置などの回路が適用できるので、詳しい説明は省略するが、基本的な回路構成は、図3に示すとおりである。
図3は、フレア補正回路の一例を示したブロック図である。図3において、フレア補正回路は、制御信号入力部300と、垂直ローパスフィルタ301と、水平ローパスフィルタ302と、遅延回路303と、減算器304と、利得調整回路305と、加算器306とを含む。なお、アナログ信号である画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、そのデジタル変換された画像信号から輝度信号および色差信号を分離する分離回路については、当業者にとって自明なため、図示していない。
制御信号入力部300は、音声信号解析回路103から音声信号の特性を受け付け、その音声信号の特性を利得調整回路305に出力する。
垂直ローパスフィルタ301は、分離回路から画像信号の輝度信号を受け付け、その輝度信号の垂直方向の低域成分を抽出する。垂直ローパスフィルタ301は、その輝度信号を遅延回路303に出力し、その輝度信号の垂直方向の低域成分を、水平ローパスフィルタ302に出力する。
水平ローパスフィルタ302は、垂直ローパスフィルタ301から受け付けた輝度信号の垂直方向の低域成分の水平方向の低域成分(以下、2次元低域信号と呼ぶ)を抽出する。水平ローパスフィルタ302は、その2次元低域信号を減算器304に出力する。
遅延回路303は、垂直ローパスフィルタ301から受け付けた輝度信号を遅延して、減算器304と、利得調整回路305と、加算器306とに出力する。遅延回路303による遅延時間は、垂直ローパスフィルタ301および水平ローパスフィルタ302におけるフィルタ処理の所要時間である。
減算器304は、遅延回路303から受け付けた輝度信号から、水平ローパスフィルタから受け付けた2次元低域信号を減算してエッジ信号を生成する。なお、このエッジ信号は、輝度エッジを示す。
減算器304は、そのエッジ信号を利得調整回路305に出力する。
利得調整回路305は、減算器304から受け付けたエッジ信号のゲインを調節し、そのゲインが調節されたエッジ信号を加算器306に出力する。具体的には、利得調節回路305は、先ず、遅延回路303から受け付けた輝度信号に応じてエッジ信号の大きさが所定の大きさになるように調節する。続いて、利得調節回路305は、制御信号入力部300から受け付けた音声信号の特性に応じて、そのエッジの大きさをさらに調節する。なお、このエッジの大きさが大きいほど、画像信号(輝度エッジ)がはっきりする。
利得調節回路305は、その調節したエッジ信号を加算器306に出力する。
加算器306は、遅延回路303から受け付けた輝度信号に、利得調節回路305から受け付けたエッジ信号を加算し、その加算結果を補正画像信号出力部105に出力する。
次に、トランジェント補正について説明する。
トランジェント補正は、シャープネス補正と同様に画像信号の輪郭を強調する補正であるが、シャープネス補正と異なり、画像信号のエッジの勾配を高くすることで、オーバーシュート、アンダーシュートおよびリンギングなしに、画像信号の輪郭を強調することである。
トランジェント補正において、画像信号の輝度エッジの勾配を高くする補正は、LTI(ルミナンス・トランジェント・インプルーブメント:Luminance Transient Improvement)と呼ばれ、画像信号の色差エッジの勾配を高くする補正は、CTI(カラー・トランジェント・インプルーブメント:Color Transient Improvement)と呼ばれる。色差エッジは、表示画像信号の色差の大きいエッジである。
トランジェント補正を行なうトランジェント補正回路は、既に知られているため、詳しい説明は省略するが、基本的な回路構成は、図4に示すとおりである。
図4は、トランジェント補正回路の構成の一例を示した回路図である。図4において、トランジェント補正回路は、制御信号入力端子500と、画像信号入力端子501と、D型フリップフロップ502ないし507と、除算器508および509と、加算器510と、乗算器511と、最大値検出回路512と、最小値検出回路513と、加算器514と、中間値検出回路515と、画像信号出力端子516と、制御信号入力端子517とを含む。なお、アナログ信号である画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、そのデジタル変換された画像信号から輝度信号および色差信号を分離する分離回路は、当業者にとって自明なため図示していない。
なお、トランジェント補正回路は、輝度信号を受け付け、その輝度信号に対してトランジェント補正を行なう場合、LTI補正回路と呼ばれ、色差信号を受け付け、その色差信号に対してトランジェント補正を行なう場合、CTI補正回路と呼ばれる。以下、LTI回路を例に説明し、CTI回路の説明は省略する。
制御信号入力端子500は、音声信号解析回路103から音声信号の特性を受け付け、その音声信号の特性を乗算器500に出力する。
画像信号入力端子501は、分離回路から輝度信号を受け付け、その輝度信号を、D型フリップフロップ502ないし507からなるタップ構成回路に出力する。
フリップフロップ502、504および507は、輝度信号を、最大値検出回路512および最小値検出回路513に出力する。また、フリップフロップ504は、輝度信号を加算器510および514に出力する。
図5は、トランジェント補正回路の動作を説明するための模式図である。図5において、縦軸は、信号レベルであり、横軸は、時間である。
波形601は、フリップフロップ502から出力される輝度信号の波形を示す。波形602は、フリップフロップ507から出力される輝度信号の波形を示す。
タップ構成回路は、画像信号入力部501から受け付けた輝度信号から6タップを構成する。
除算器508および509と、加算器510とは、ハイパスフィルタを構成し、輝度信号の高域成分を抽出する。
除算器508は、D型フリップフロップ503から受け付けた輝度信号を、−1/2倍し、その−1/2倍した輝度信号を加算器510に出力する。
除算器509は、D型フリップフロップ504から受け付けた輝度信号を、−1/2倍し、その−1/2倍して輝度信号を加算器510に出力する。
加算器510は、D型フリップフロップ504から受け付けた輝度信号と、除算器508から受け付けた−1/2倍された輝度信号と、除算器508から受け付けた−1/2倍された輝度信号との和を、輝度信号の高域成分として出力する。
乗算器511は、制御信号入力端子500から受け付けた音声信号の特性応じて、加算器510から受け付けた輝度信号の高域成分を調節する。乗算器511がこの高域成分を大きくすると、輪郭の強調が強くなり、乗算器511がこの高域成分を小さくすると、輪郭の強調が弱くなる。
乗算器511は、その調節した高域成分を加算器514に出力する。
最大値検出回路512は、D型フリップフロップ502、504および507のそれぞれから受け付けた輝度信号の中から、最大の信号レベルの輝度信号(以下、最大輝度信号と呼ぶ)を中間値検出回路515に出力する。
最小値検出回路513は、D型フリップフロップ502、504および507のそれぞれ受け付けた輝度信号の中から、最小の信号レベルの輝度信号(以下、最小輝度信号と呼ぶ)を中間値検出回路515に出力する。
加算器514は、D型フリップフロップ504から受け付けた信号と、乗算器511から受け付けた高域成分との和を求め、その和(以下、高域付与信号と呼ぶ)を中間値検出回路515に出力する。図5において、波形603は、高域付与信号を示す。
中間値検出回路515は、最大値検出回路512から受け付けた最大輝度信号と、最小値検出回路513から受け付けた最小輝度信号と、加算器514から受け付けた高域付与信号と、の中間値となる信号(以下、補正後信号と呼ぶ)を生成し、その生成した補正後信号を、画像信号出力端子516を介して出力する。
図5において、波形604は、波形601ないし603を重ねて示した波形である。なお、時刻t0ないしt1と、時刻t2以降では、フリップフロップ502から出力された輝度信号(波形601)が最小値検回路513から出力され、フリップフロップ507から出力された輝度信号(波形602)が最大値検回路512から出力されるとする。また、時刻t1ないしt2では、フリップフロップ502からの出力された輝度信号(波形601)が最大値検回路512から出力され、フリップフロップ507から出力された輝度信号(波形602)が最小値検回路512から出力されるとする。
波形605は、波形601ないし603の中間値となる波形であり、補正後信号の波形を示す。
シャープネス補正、コントラスト補正およびガンマ補正については、当業者にとって自明なため、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路およびガンマ補正回路の説明は省略する。
画質補正回路104は、その音声信号のテンポまたは音声レベルが大きいほど、その画像信号の鮮明度を上げる場合には、音声信号のテンポまたは音声レベルが大きいほど、シャープネスを強くする、コントラストを大きくする、エッジ(輝度エッジおよび色差エッジの少なくともどちらか一方)の勾配を高くして輪郭を強調する、ガンマ補正におけるガンマ値を1に近づける、および、フレア補正を強くして画像信号をはっきりさせる、の少なくともいずれか一つを行なう。
また、画質補正回路104は、その解析結果である音声信号の周波数または音声レベルが大きいほど、その画像信号の鮮明度を下げる場合には、音声信号の周波数または音声レベルが大きいほど、シャープネスを弱くする、コントラストを小さくする、エッジの勾配を低くして輪郭の強調を弱める、ガンマ値を1から遠ざける、および、フレア補正を弱くして画像信号をぼかす、の少なくともいずれか一つを行なう。
本実施例によれば、音声信号解析回路103は、音声信号入力部101が受け付けた映像信号に含まれる音声信号の特性を解析する。画質補正回路104は、音声信号解析回路103にて解析された解析結果に応じて、画像信号入力部102が受け付けた映像信号に含まれる画像信号を補正する。
この場合、映像信号に含まれる画像信号が、その映像信号に含まれる音声信号の特性に応じて補正される。音声信号の特性は視聴者の真剣度を表す可能性が高い。このため、視聴に対する真剣度に応じて画像信号を補正することが可能になる。したがって、視聴に対する真剣度が変化しても、視聴者に満足感を与えることが可能になる。
また、テンポ解析回路203は、音声信号入力部101が受け付けた音声信号のテンポを解析する。レベル解析回路204は、音声信号入力部101が受け付けた音声信号の音声レベルを解析する。セレクタ205は、選択信号入力部206が受け付けた選択信号に応じて、そのテンポおよび音声レベルのどちらか一方を選択する。画質補正回路104は、その選択されたテンポまたは音声レベルに応じて、画像信号を補正する。
この場合、音声信号の所望の特性に応じて画像信号を補正することが可能になる。
また、画質補正回路104は、セレクタ205が選択したテンポまたは音声レベルが大きいほど、画像信号の鮮明度を上げる。コンテンツの見せ場などでは、視聴者の高揚感を上げるために、音声信号として、テンポまたは音声レベルの大きい音楽などが出力される可能性が高い。
従来、視聴者は、真剣度が増すと、画像信号の鮮明度が悪いことが気にかかり、満足感が軽減するかもしれない。本実施例では、テンポまたは音声レベルが大きいほど、画像信号の鮮明度が上がるので、視聴者に満足感を与えることが可能になる。
また、画質補正回路104は、セレクタ205が選択したテンポまたは音声レベルが大きいほど、画像信号の鮮明度を下げる。
従来、視聴者は、視聴に対する真剣度が増すと、画像信号の鮮明度が良すぎるために、目に疲労感を覚えるかもしれない。本実施例では、テンポまたは音声レベルが大きいほど、画像信号の鮮明度が下がるので、目の疲労感を軽減することが可能になる。
また、本実施例では、音声信号入力部101が受け付ける音声信号と、画像信号入力部が受け付ける画像信号とは同じコンテンツに含まれる。
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、セレクタ205がテンポおよび音声レベルのどちらか一方を選択していたが、音声信号解析回路103は、テンポおよび音声レベルを両方とも画質補正回路104に出力してもよい。
この場合、例えば、画質補正回路104は、テンポおよび音声レベルを受け付けると、テンポおよび音声レベルの和を求め、その和に応じて画像信号入力部が受け付けた画像信号を補正する。例えば、画質補正回路104は、その和が大きいほど画像信号の鮮明度を上げてもよいし、その和が大きいほど鮮明度を下げてもよい。
本発明の一実施例の画質制御回路の構成を示したブロック図である。 音声信号解析回路の構成の一例を示したブロック図である。 フレア補正回路の構成の一例を示したブロック図である。 トランジェント補正回路の構成の一例を示した回路図である。 トランジェント補正回路の動作を説明するための模式図である。
符号の説明
101 音声信号入力部
102 画像信号入力部
103 音声信号解析部
104 画質補正回路
105 補正画像信号出力部
201 音声信号入力部
202 A/D変換回路
203 テンポ解析回路
204 レベル解析回路
205 セレクタ
206 選択信号入力部
207 音声信号出力部

Claims (6)

  1. 映像信号に含まれる音声信号を受け付ける音声信号入力部と、
    前記映像信号に含まれる画像信号を受け付ける画像信号入力部と、
    前記音声信号入力部が受け付けた音声信号の特性を解析する音声信号解析部と、
    前記音声信号解析部にて解析された音声信号の特性に応じて、前記画像信号入力部が受け付けた画像信号を補正する画質補正部と、を含み、
    前記音声信号の特性のうち、少なくとも1つは、前記音声信号の音声レベルのピークの周期に基づくテンポである、画質制御回路。
  2. 請求項に記載の画質制御回路において、
    前記音声信号の特性は、前記テンポおよび音声レベルであり、
    前記音声信号解析部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値とを求め、
    前記画質補正部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値の和が大きいほど、前記画像信号入力部が受け付けた画像信号の鮮明度を上げる、画質制御回路。
  3. 請求項1に記載の画質制御回路において、
    前記音声信号の特性は、前記テンポおよび音声レベルであり、
    前記音声信号解析部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値とを求め、
    前記画質補正部は、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値の和が大きいほど、前記画像信号入力部が受け付けた画像信号の鮮明度を下げる、画質制御回路。
  4. 画質制御回路が行なう画質制御方法であって、
    映像信号に含まれる音声信号を受け付ける音声信号入力ステップと、
    前記映像信号に含まれる画像信号を受け付ける画像信号入力ステップと、
    前記受け付けた音声信号の特性を解析する解析ステップと、
    前記解析された音声信号の特性に応じて、前記受け付けられた画像信号を補正する補正ステップと、を含み、
    前記音声信号の特性のうち、少なくとも1つは、前記音声信号の音声レベルのピークの周期に基づくテンポである、画質制御方法。
  5. 請求項に記載の画質制御方法において、
    前記音声信号の特性は、前記テンポおよび音声レベルであり、
    前記解析ステップでは、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値とを求め、
    前記補正ステップでは、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値の和が大きいほど、前記受け付けられた画像信号の鮮明度を上げる、画質制御方法。
  6. 請求項に記載の画質制御方法において、
    前記音声信号の特性は、前記テンポおよび音声レベルであり、
    前記解析ステップでは、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値とを求め、
    前記補正ステップでは、前記テンポに対応する段階的な値と前記音声レベルに対応する段階的な値の和が大きいほど、前記受け付けられた画像信号の鮮明度を下げる、画質制御方法。
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