JP4808788B2 - 搬送容器用積み重ね補助具、及び搬送容器の積み重ね方法 - Google Patents

搬送容器用積み重ね補助具、及び搬送容器の積み重ね方法 Download PDF

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本発明は、たとえばパンや弁当といった食品類を運搬・保管等するときに用いる搬送容器のうち、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねるための搬送容器用積み重ね補助具と、この搬送容器用積み重ね補助具を用いた搬送容器の積み重ね方法に関する。
パンやおにぎり、弁当のような食品類等を収容して運搬するための搬送容器として、所謂「番重」と称される角型をした搬送容器が一般的に使用されている。このような番重としては、メーカごとに種々提案されているが、その構造は大きく分けて二つに分けることができる(たとえば、特許文献1乃至3を参照)。
まず、第一構造搬送容器100は、たとえば図23に示すように、物品を載置する略矩形の載置部101と、この載置部101の四辺の縁より起立して設けられた側壁部とを有し、この側壁部のうち、対向する一対の側壁部102,102は、その上縁102aが他の一対の側壁部112,112の上縁より上方に突出すると共に、その下縁102bが搬送容器の底部105よりも下方に突出するように設けられている。また、前記一対の側壁部102,102の突出した上縁102aの上面に積み重ね凸部103を備えると共に、前記一対の側壁部102,102の突出した下縁102bに下方に開口する積み重ね溝部104を備えた、上方が開口する略角形構造を有している。このような第一構造搬送容器100は、通常、格納や運搬に際して、図24に示すように、下側に位置する第一構造搬送容器100の積み重ね凸部103を、上方に位置する第一構造搬送容器100の積み重ね溝部104に嵌合して係止する。図24において、第一構造搬送容器100A−1における積み重ね凸部103−1は、第一構造搬送容器100A−2における積み重ね溝部104−2に嵌合し、第一構造搬送容器100A−2における積み重ね凸部103−2は、第一構造搬送容器100A−3における積み重ね溝部104−3に嵌合することが示されている。したがって、この積み重ね凸部103と積み重ね溝部104との嵌合により、上側に積み重ねられた第一構造搬送容器100は、下側に位置する第一構造搬送容器100上に係止され、上下に安定的に積み重ねられている。
また、第二構造搬送容器200は、たとえば図25に示すように、物品を載置する略矩形の載置部201と、この載置部201の四辺の縁より起立して設けられた側壁部202とを有し、この側壁部202の上縁202aに積み重ねフランジ部203を備えると共に、搬送容器の底部205に積み重ね係止部204を備えた、上方が開口する略角形構造を有している。このような第二構造搬送容器200は、図26に示すように、下側に位置する第二構造搬送容器200の積み重ねフランジ部203の内側に、上側に位置する第二構造搬送容器200の積み重ね係止部204を嵌合して係止する。図26において、第二構造搬送容器200A−2における積み重ね係止部204−2は、第二構造搬送容器200A−1における積み重ねフランジ部203−1に嵌合し、第二構造搬送容器200A−3における積み重ね係止部204−3は、第二構造搬送容器200A−2における積み重ねフランジ部203−2に嵌合してことが示されている。したがって、この積み重ねフランジ部203と積み重ね係止部204との嵌合により、上側に積み重ねられた第二構造搬送容器200は、下側に位置する第二構造搬送容器200上に係止され、上下に安定的に積み重ねられている。
ところで、近年、エネルギー問題や、運搬車両の排気ガスによる地球温暖化防止、配送作業の効率化といった種々の課題に対応するため、商品をメーカごと個々に配送するのではなく、複数のメーカが集まって異なるメーカの商品をまとめて配送する共同配送が行われ始めている。しかしながら、従来の搬送容器は、上述したように大きさや形状等がメーカごとに種々異なった構造となっており、このような搬送容器を安定的に上下に積み重ねることはできなかった。
したがって、従来の搬送容器では、大きさや形状の異なる搬送容器を移動又は運搬する場合、積み重ね凸部103と積み重ね溝部104との嵌合や、積み重ねフランジ部203と積み重ね係止部204との嵌合といった適切な係止が成されず、搬送容器を上下に積み重ねた状態を維持したまま、搬送容器の格納や運搬を行うことができない。そのため、大きさや形状が異なる搬送容器ごとに別々の位置で、大きさや形状が同じ搬送容器同士で上下に積み重ねる必要があり、搬送容器の種類が多くなるにつれて平面的に広いスペースを要するものとなり、その移動又は運搬において非常に効率が良くないものであった。
このように、搬送容器の移動や運搬において、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねることを可能とした手段は、現在のところ何ら提案されていない。
実公昭45−21247号公報 実公昭57−57009号公報 特許第4107803号公報
本発明は、上記事情に鑑みて成されたものであり、搬送容器の移動や運搬において、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねて効率良く搬送容器を移動又は運搬することを可能とした技術を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る搬送容器用積み重ね補助具は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、略矩形の板状の基台部と、前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、前記第二壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第一端部切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第二端部切欠部と、前記第二壁状凸部の前記第一端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第一凹状切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第二端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第二凹状切欠部と、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、を少なくとも備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る搬送容器用積み重ね補助具は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、略矩形の板状の基台部と、前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、前記第五壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第三端部切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第四端部切欠部と、前記第五壁状凸部の前記第三端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第三凹状切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第四凹状切欠部と、を少なくとも備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る搬送容器用積み重ね補助具は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、略矩形の板状の基台部と、前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、前記第二壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第一端部切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第二端部切欠部と、前記第二壁状凸部の前記第一端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第一凹状切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第二端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第二凹状切欠部と、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、前記第五壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第三端部切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第四端部切欠部と、前記第五壁状凸部の前記第三端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第三凹状切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第四凹状切欠部と、を少なくとも備えることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る搬送容器用積み重ね補助具は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、略矩形の板状の基台部と、前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、前記第一壁状凸部と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成する第七壁状凸部と、前記第二壁状凸部又は前記第三壁状凸部のいずれか一方と所定間隔を離して平行に、所定の高さで水平方向に形成する第八壁状凸部と、を少なくとも備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る搬送容器用積み重ね補助具は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送容器用積み重ね補助具において、前記第一壁状凸部と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成する第七壁状凸部と、前記第二壁状凸部又は前記第三壁状凸部のいずれか一方と所定間隔を離して平行に、所定の高さで水平方向に形成する第八壁状凸部と、をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る搬送容器用積み重ね補助具は、請求項2又は3に記載の搬送容器用積み重ね補助具において、前記基台部の他面側に、前記第四壁状凸部と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成する凸状係止部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る搬送容器用積み重ね補助具は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の搬送容器用積み重ね補助具において、前記基台部は、一定幅の該縁側領域を残して中心領域が切欠された板状枠体であることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る搬送容器用積み重ね補助具は、請求項7に記載の搬送容器用積み重ね補助具において、前記基台部は、前記第二外縁辺を有する板状部材の前記第二外縁辺とは反対側に位置する第二内縁辺に形成する1又は2以上の第五凹状切欠部と、前記第三外縁辺を有する板状部材の前記第三外縁辺とは反対側に位置する第三内縁辺に形成する1又は2以上の第六凹状切欠部と、さらに備えることを特徴とする。
本発明の請求項9に係る搬送容器の積み重ね方法は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項1又は3に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第一端部切欠部、第二端部切欠部、第一凹状切欠部、及び第二凹状切欠部により、下側に位置する搬送容器の互いに対向する二辺となるそれぞれの側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る搬送容器の積み重ね方法は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項2又は3に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第三端部切欠部、第四端部切欠部、第三凹状切欠部、及び第四凹状切欠部により、上側に位置する搬送容器の互いに対向する二辺となるそれぞれの側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする。
本発明の請求項11に係る搬送容器の積み重ね方法は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項4又は5に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第一壁状凸部と第七壁状凸部とにより、下側に位置する搬送容器の側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持し、かつ、前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第二壁状凸部又は第三壁状凸部と第八壁状凸部とにより、下側に位置する搬送容器の互いに隣接する二辺となるそれぞれの側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする。
本発明の請求項12に係る搬送容器の積み重ね方法は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部と、該側壁部の下端に備えられた下方に開口する積み重ね溝部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項6に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、前記搬送容器用積み重ね補助具が備える凸状係止部により、上側に位置する搬送容器の下端部に備えられた前記積み重ね溝部と勘合して係止するようにして、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする。
本発明の請求項13に係る搬送容器の積み重ね方法は、物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部と、前記載置部の底部に備えられた下方に突出する係止部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項8に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第五凹状切欠部、及び第六凹状切欠部により、上側に位置する搬送容器の底部に備えられた前記係止部を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る搬送容器用積み重ね補助具は、略矩形の板状の基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って形成する第一壁状凸部及び、第一外縁辺とそれぞれ隣接する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部を備える。また、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って形成する第四壁状凸部、及び、前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部を備える。さらに、前記第二壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第一端部切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第二端部切欠部と、前記第二壁状凸部の前記第一端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第一凹状切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第二端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第二凹状切欠部とを備える。ゆえに、第一壁状凸部と第二壁状凸部と第三壁状凸部によって、下側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができると共に、第四壁状凸部と第五壁状凸部と第六壁状凸部によって、上側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器用積み重ね補助具上での搬送容器の水平方向の移動を制動することができる。また、第一端部切欠部と第二端部切欠部、及び第一凹状切欠部と第二凹状切欠部によって、下側に位置する搬送容器の側壁部において、対向する一対の側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができると共に、第四壁状凸部と第五壁状凸部と第六壁状凸部によって、上側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器用積み重ね補助具上での搬送容器の水平方向の移動を制動することができる。これにより、大きさ及び/又は形状の異なる二つの搬送容器を上下に安定的に積み重ねることができる。
したがって、搬送容器の移動や運搬において、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねて効率良く搬送容器を移動又は運搬することを可能とすることができる。
本発明の請求項2に係る搬送容器用積み重ね補助具は、略矩形の板状の基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って形成する第一壁状凸部及び、第一外縁辺とそれぞれ隣接する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部を備える。また、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って形成する第四壁状凸部、及び、前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部を備える。さらに、前記第五壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第三端部切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第四端部切欠部と、前記第五壁状凸部の前記第三端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第三凹状切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第四凹状切欠部とを備える。ゆえに、第一壁状凸部と第二壁状凸部と第三壁状凸部によって、下側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができると共に、第四壁状凸部と第五壁状凸部と第六壁状凸部によって、上側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器用積み重ね補助具上での搬送容器の水平方向の移動を制動することができる。また、第一壁状凸部と第二壁状凸部と第三壁状凸部によって、下側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができると共に、第三端部切欠部と第四端部切欠部、及び第三凹状切欠部と第四凹状切欠部によって、上側に位置する搬送容器の側壁部において、対向する一対の側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができる。これにより、大きさ及び/又は形状の異なる二つの搬送容器を上下に安定的に積み重ねることができる。
したがって、搬送容器の移動や運搬において、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねて効率良く搬送容器を移動又は運搬することを可能とすることができる。
本発明の請求項3に係る搬送容器用積み重ね補助具は、略矩形の板状の基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って形成する第一壁状凸部及び、第一外縁辺とそれぞれ隣接する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部を備える。また、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って形成する第四壁状凸部、及び、前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部を備える。さらに、前記第二壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第一端部切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第二端部切欠部と、前記第二壁状凸部の前記第一端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第一凹状切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第二端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第二凹状切欠部とを備えると共に、前記第五壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第三端部切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第四端部切欠部と、前記第五壁状凸部の前記第三端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第三凹状切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第四凹状切欠部とを備える。ゆえに、第一壁状凸部と第二壁状凸部と第三壁状凸部によって、下側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができると共に、第四壁状凸部と第五壁状凸部と第六壁状凸部によって、上側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器用積み重ね補助具上での搬送容器の水平方向の移動を制動することができる。また、第一端部切欠部と第二端部切欠部、及び第一凹状切欠部と第二凹状切欠部によって、下側に位置する搬送容器の側壁部において、対向する一対の側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができると共に、第三端部切欠部と第四端部切欠部、及び第三凹状切欠部と第四凹状切欠部によって、上側に位置する搬送容器の側壁部において、対向する一対の側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができる。これにより、大きさ及び/又は形状の異なる二つの搬送容器を上下に安定的に積み重ねることができる。
したがって、搬送容器の移動や運搬において、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねて効率良く搬送容器を移動又は運搬することを可能とすることができる。
本発明の請求項4に係る搬送容器用積み重ね補助具は、略矩形の板状の基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って形成する第一壁状凸部及び、第一外縁辺とそれぞれ隣接する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部を備える。また、前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って形成する第四壁状凸部、及び、前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部を備える。さらに、前記第一壁状凸部と所定間隔を離し平行に形成する第七壁状凸部と、前記第二壁状凸部又は前記第三壁状凸部のいずれか一方と所定間隔を離して平行に形成する第八壁状凸部を備える。ゆえに、第一壁状凸部と第二壁状凸部と第三壁状凸部によって、下側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具の水平方向の移動を制動することができると共に、第四壁状凸部と第五壁状凸部と第六壁状凸部によって、上側に位置する搬送容器の側壁部を保持することで、搬送容器用積み重ね補助具上での搬送容器の水平方向の移動を制動することができる。また、第一壁状凸部と第七壁状凸部によって、下側に位置する搬送容器の一つの側壁部の上縁を対向する2方向から保持すると共に、第二壁状凸部又は第三壁状凸部と第八壁状凸部によって、前記第一壁状凸部と前記第七壁状凸部によって上縁が保持された側壁部と隣り合う他の側壁部の上縁を対向する2方向から保持することで、固定的に連結することができる。これにより、大きさ及び/又は形状の異なる二つの搬送容器を上下により安定的に積み重ねることができる。
したがって、搬送容器の移動や運搬において、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねて効率良く搬送容器を移動又は運搬することを可能とすることができる。
本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す、(a)他面側を上向きとした状態の斜視図、(b)一面側を上向きとした状態の斜視図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す平面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す底面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す正面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す背面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す左側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す右側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具における、(a)第一端部切欠部及び第三端部切欠部の構造を説明する部分拡大模式図、(b)第二端部切欠部及び第四端部切欠部の構造を説明する部分拡大模式図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具における、(a)図2に示すA−A線に沿った部分断面模式図、(b)図2に示すB−B線に沿った部分断面模式図である。 本発明に係る他の搬送容器用積み重ね補助具を示す、(a)平面図、(b)底面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を第一構造搬送容器上に載置した状態示す(a)平面図、(b)同左側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を第二構造搬送容器上に載置した状態示す(a)平面図、(b)同左側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具上に第一構造搬送容器を載置した状態示す(a)平面図、(b)同左側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具上に第二構造搬送容器を載置した状態示す(a)平面図、(b)同左側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて第一構造搬送容器上に形状の異なる第二構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて第一構造搬送容器上に形状の異なる第二構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて大きさの異なる第二構造搬送容器同士を上下に積み重ねる方法を説明する側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて大きさの異なる第二構造搬送容器同士を上下に積み重ねる方法を説明する側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて第二構造搬送容器上に形状の異なる第一構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて第二構造搬送容器上に形状の異なる第一構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて大きさの異なる第一構造搬送容器同士を上下に積み重ねる方法を説明する側面図である。 本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いて大きさの異なる第一構造搬送容器同士を上下に積み重ねる方法を説明する側面図である。 第一構造搬送容器の構造を示す斜視図である。 図23に示す第一構造搬送容器の従来の積み重ね方法を説明する側面図である。 第二構造搬送容器の構造を示す斜視図である。 図25に示す第二構造搬送容器の従来の積み重ね方法を説明する側面図である。
以下、本発明における実施の形態の一例について、図面を参照して説明する。
本発明で意図する搬送容器用積み重ね補助具は、搬送容器の移動や運搬において、大きさや形状が異なる搬送容器を安定的に上下に積み重ねることを可能とするものである。すなわち、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具は、物品を載置する略矩形の載置部と、この載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口された角型の搬送容器において、大きさ及び又は形状の異なる二つの搬送容器を上下に積み重ねる際、これら二つの搬送容器の間に介在することにより、下側に位置する搬送容器と、上側に位置する搬送容器とを安定的に積み重ねるようにするものである。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具は、以下のように大きく四つに分けることができる。
まず、第一の搬送容器用積み重ね補助具は、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは形状の異なる第二構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることができると共に、互いに大きさの異なる二つの第二構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることをも可能とするもの(以下、「第一構造積み重ね補助具」という。)である。
また、第二の搬送容器用積み重ね補助具は、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状の異なる第一構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることができると共に、互いに大きさの異なる二つの第二構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることをも可能とするもの(以下、「第二構造積み重ね補助具」という。)である。
また、第三の搬送容器用積み重ね補助具は、互いに大きさの異なる二つの第一構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねること、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは形状の異なる第二構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることができること、互いに大きさの異なる二つの第二構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねること、及び第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状の異なる第一構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることを可能とするもの(以下、「第三構造積み重ね補助具」という。)である。
さらに、第四の搬送容器用積み重ね補助具は、互いに大きさの異なる二つの第二構造搬送容器を積み重ねる際、もしくは、第一構造搬送容器を、この第一構造搬送容器とは形状の異なる第二構造搬送容器の上に積み重ねる際に、下側に位置する第二構造搬送容器を固定的に保持することで、この第二構造搬送容器の上に、第一構造搬送容器又は第二構造搬送容器を安定的に積み重ねることを可能とするもの(以下、「第四構造積み重ね補助具」という。)である。
ここで、第一構造搬送容器100とは、図23に示すように、物品を載置する略矩形の載置部101と、この載置部101の四辺の縁より起立して設けられた側壁部とを有し、上方が開口された角型の搬送容器であり、前記側壁部のうち、対向する一対の側壁部102,102は、その上縁102aが他の一対の側壁部112,112の上面より上方に突出すると共に、その突出した上縁102aの上面に積み重ね凸部103を備え、かつ、前記一対の側壁部102,102の下縁102bが搬送容器の底部105よりも下方に突出するように設けられるとともに、その突出した下縁102bに下方に開口する積み重ね溝部104を備えている形状のものをいう。
また、第二構造搬送容器200とは、図25に示すように、物品を載置する略矩形の載置部201と、この載置部201の四辺の縁より起立して設けられた側壁部202とを有し、上方が開口された角型の搬送容器であり、前記側壁部202の上縁202aに積み重ねフランジ部203を備えると共に、搬送容器の底部205に積み重ね係止部204を備えている形状のものをいう。
なお、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具は、一面側を、下側に位置する搬送容器に向け、他面側を、上側に位置する搬送容器に向けて用いるものである。したがって、以下の述べる各実施の形態において、一面側は下側に位置する搬送容器の上に載置されることになり、その反対に、他面側は上側に位置する搬送容器を載置することになる。
<第1の実施の形態>
本実施の形態においては、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは形状の異なる第二構造搬送容器を安定的に積み重ねることができると共に、互いに大きさの異なる二つの第二構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることをも可能とする搬送容器用積み重ね補助具(すなわち、上述した第一の搬送容器用積み重ね補助具)について説明する。
図1乃至図7は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す図である。図1は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す全体図であり、図1(a)は、他面側を上向きとした状態を示す斜視図、図1(b)は、一面側を上向きとした状態を示す斜視図である。図2は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す平面図である。図3は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す底面図である。図4は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す正面図である。図5は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す背面図である。図7は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す左側面図である。図6は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を示す右側面図である。
本実施の形態における搬送容器用積み重ね補助具1は、図1乃至図7に示すような基台部2と、第一壁状凸部11と、第二壁状凸部12と、第三壁状凸部13と、第四壁状凸部14と、第五壁状凸部15と、第六壁状凸部16と、第一端部切欠部21と、第二端部切欠部22と、第一凹状切欠部31と、第二凹状切欠部32とを備える。
基台部2は、一面2a側が、下側に位置する搬送容器(以下、「下側搬送容器」という。)の側壁部の上縁に載置すると共に、他面2b側が、上側に位置する搬送容器(以下、「上側搬送容器」という。)の底部を載置することとなる略矩形の板状部材である。この基台部2は、金属や合成樹脂等によって成形できる。
また、基台部2は、一定幅の該縁側領域を残して中心領域が切欠された板状枠体であっても良い。この場合、例えば板状部材の縁側領域を一定幅残して中心領域を取り除くように切欠いたものであっても良いし、一定幅の細長板状部材を複数組み合わせることで四辺が形成されるように板状枠体に成形したものであっても良いし、あるいは、樹脂を素材とする場合には、予め板状枠体の成形型を作り、これを用いて射出成形しても良い。図2において、基台部2は、一定幅を有する4つの細長板状部材20a,20b,20c,20dを組み合わせることで四辺が形成されるように板状枠体に成形したものとして示されている。このように基台部2を枠体とすることで、枠体の部分で持つことができるので持ち運びし易く、又、搬送容器用積み重ね補助具1を搬送容器の上に載置した状態であっても、その搬送容器の中に入っている物品を搬送容器用積み重ね補助具1の該板状枠体の基台部の切欠いた部分より確認することが可能となる。
第一壁状凸部11は、基台部2の一面2a側に、この基台部2の外周に位置する第一外縁辺10aに沿って所定の高さで水平方向に形成され、下側搬送容器の側壁部の上縁に係止することで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を1方向から制動する。
第二壁状凸部12は、基台部2の一面2a側に、第一外縁辺10aの一方と隣接する基台部2の外周に位置する第二外縁辺10bに沿って所定の高さで水平方向に形成され、下側搬送容器の側壁部の上縁に係止することで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を他の1方向から制動する。
第三壁状凸部13は、基台部2の一面2a側に、第一外縁辺10aの他方と隣接する基台部2の外周に位置する第三外縁辺10cに沿って、第二壁状凸部12と対向するように所定の高さで水平方向に形成され、下側搬送容器の側壁部の上縁に係止することで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動をさらに他の1方向から制動する。
したがって、下側搬送容器が第二構造搬送容器である場合、第一壁状凸部11と第二壁状凸部12と第三壁状凸部13とによって、下側搬送容器の側壁部の上縁を保持し、下側搬送容器上に搬送容器用積み重ね補助具1を安定的に載置する。
第四壁状凸部14は、基台部2の他面2b側に、この基台部2の外周に位置する第一外縁辺10aに沿って所定の高さで水平方向に形成され、上側搬送容器の側壁部の下縁に係止することで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を制動する。
第五壁状凸部15は、基台部2の他面2b側に、この基台部2の外周に位置する第二外縁辺10bに沿って所定の高さで水平方向に形成され、上側搬送容器の側壁部の下縁に係止することで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を制動する。
第六壁状凸部16は、基台部2の他面2b側に、この基台部2の外周に位置する第三外縁辺10cに沿って、第五壁状凸部15と対向するように所定の高さで水平方向に形成され、上側搬送容器の側壁部の下縁に係止することで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を制動する。
したがって、上側搬送容器が第二構造搬送容器である場合、第四壁状凸部14と第五壁状凸部15と第六壁状凸部16とによって、上側搬送容器の側壁部下縁を保持し、搬送容器用積み重ね補助具1上に上側搬送容器を安定的に載置する。
第一端部切欠部21は、第二壁状凸部12の第一壁状凸部11側の端部(すなわち、第二壁状凸部12の一方の端部と第一壁状凸部11の一方の端部との間)に形成され、下側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち一方の側壁部における一端側の上縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。
第一端部切欠部21は、図8(a)に示すように、第二壁状凸部12における第一壁状凸部11側の端縁部12cと、第一壁状凸部11における一方の端部11a1とによって形成される。
第二端部切欠部22は、第三壁状凸部13の第一壁状凸部11側の端部(すなわち、第三壁状凸部13の一方の端部と第一壁状凸部11の他方の端部との間)に形成され、下側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち一方の側壁部における他端側の上縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。
第二端部切欠部22は、図8(b)に示すように、第三壁状凸部13における第一壁状凸部11側の端縁部13cと、第一壁状凸部11における他方の端部11a2とによって形成される。
第一凹状切欠部31は、第二壁状凸部12の第一端部切欠部21から所定間隔離れた位置に1又は2以上形成され、下側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち他方の側壁部における一端側の上縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。図1(b)において、第一凹状切欠部31は、二つの第一凹状切欠部31a,31bによって構成されていることが示されている。
第二凹状切欠部32は、第三壁状凸部13の第二端部切欠部22から所定間隔離れた位置に1又は2以上形成され、下側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち他方の側壁部における他端側の上縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。図1(b)において、第二凹状切欠部32は、二つの第二凹状切欠部32a,32bによって構成されていることが示されている。
したがって、下側搬送容器が第一構造搬送容器である場合、第一端部切欠部21と第二端部切欠部22と第一凹状切欠部31と第二凹状切欠部32とによって、下側搬送容器の対向する各側壁部の突出した上縁を2方向からそれぞれ保持し、下側搬送容器上に搬送容器用積み重ね補助具1を安定的に載置する。
以上のように本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、第一壁状凸部11と第二壁状凸部12と第三壁状凸部13によって、下側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の上縁(積み重ねフランジ部)を保持すると共に、第四壁状凸部14と第五壁状凸部15と第六壁状凸部16によって、上側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の下縁を保持することで、同一形状(構造)で互いに大きさが異なる第二構造搬送容器同士を安定的に上下に積み重ねることを可能とする。また、第一端部切欠部21と第二端部切欠部22、及び第一凹状切欠部31と第二凹状切欠部32とによって、下側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第四壁状凸部14と第五壁状凸部15と第六壁状凸部16によって、上側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の下縁を保持することで、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは形状(構造)が異なる第二構造搬送容器を安定的に上下に積み重ねることを可能とする。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態として、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状(構造)が異なる第一構造搬送容器を安定的に積み重ねるようにすることもできると共に、互いに大きさの異なる二つの第二構造搬送容器を上下に安定的に積み重ねることをも可能とする搬送容器用積み重ね補助具(すなわち、上述した第二の搬送容器用積み重ね補助具)について説明する。
なお、以下に述べる各実施の形態では、図1乃至図7に示す搬送容器用積み重ね補助具1を参照し、第1の実施の形態と同様の構成部分は同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
本実施の形態における搬送容器用積み重ね補助具1は、図1乃至図7に示すような基台部2と、第一壁状凸部11と、第二壁状凸部12と、第三壁状凸部13と、第四壁状凸部14と、第五壁状凸部15と、第六壁状凸部16と、第三端部切欠部23と、第四端部切欠部24と、第三凹状切欠部33と、第四凹状切欠部34とを備える。
第三端部切欠部23は、第五壁状凸部15の第四壁状凸部14側の端部(すなわち、第五壁状凸部15の一方の端部と第四壁状凸部14の一方の端部との間)に形成され、上側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち一方の側壁部における一端側の下縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。
第三端部切欠部23は、図8(a)に示すように、第五壁状凸部15における第四壁状凸部14側の端縁部15cと、第四壁状凸部14における一方の端部14a1とによって形成される。
第四端部切欠部24は、第六壁状凸部16の第四壁状凸部14側の端部(すなわち、第六壁状凸部16の一方の端部と第四壁状凸部14の他方の端部との間)に形成され、上側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち一方の側壁部における他端側の下縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。
第四端部切欠部24は、図8(b)に示すように、第六壁状凸部16における第四壁状凸部14側の端縁部16cと、第四壁状凸部14における他方の端部14a2とによって形成される。
第三凹状切欠部33は、第五壁状凸部15の第三端部切欠部23から所定間隔離れた位置に1又は2以上形成され、上側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち他方の側壁部における一端側の下縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。図1(a)において、第三凹状切欠部33は、二つの第三凹状切欠部33a,33bによって構成されていることが示されている。
第四凹状切欠部34は、第六壁状凸部16の第四端部切欠部24から所定間隔離れた位置に1又は2以上形成され、上側搬送容器において対向する一対の側壁部のうち他方の側壁部における他端側の下縁を勘合し又は挟み込むようにすることで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。図1(a)において、第四凹状切欠部34は、二つの第四凹状切欠部34a,34bによって構成されていることが示されている。
したがって、上側搬送容器が第一構造搬送容器である場合、第三端部切欠部23と第四端部切欠部24と第三凹状切欠部33と第四凹状切欠部34とによって、上側搬送容器の対向する各側壁部の底部より突出した下縁を2方向からそれぞれ保持し、搬送容器用積み重ね補助具1上に上側搬送容器を安定的に載置する。
以上のように本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、第一壁状凸部11と第二壁状凸部12と第三壁状凸部13によって、下側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の上縁(フランジ部)を保持すると共に、第四壁状凸部14と第五壁状凸部15と第六壁状凸部16によって、上側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の下縁を保持することで、同一形状(構造)で互いに大きさが異なる第二構造搬送容器同士を安定的に上下に積み重ねることを可能とする。また、第三端部切欠部23と第四端部切欠部24、及び第三凹状切欠部33と第四凹状切欠部34とによって、上側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一壁状凸部11と第二壁状凸部12と第三壁状凸部13によって、下側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の上縁(フランジ部)を保持することで、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状(構造)が異なる第一構造搬送容器を安定的に上下に積み重ねることを可能とする。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態として、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは形状の異なる第二構造搬送容器を安定的に積み重ねることができると共に、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状(構造)が異なる第一構造搬送容器を安定的に積み重ねるようにすることができ、かつ、互いに大きさの異なる二つの第一構造搬送容器、及び互いに大きさの異なる二つの第二構造搬送容器を、上下に安定的に積み重ねることをも可能とする搬送容器用積み重ね補助具(すなわち、上述した第三の搬送容器用積み重ね補助具)について説明する。
本実施の形態における搬送容器用積み重ね補助具1は、図1乃至図7に示すような基台部2と、第一壁状凸部11と、第二壁状凸部12と、第三壁状凸部13と、第四壁状凸部14と、第五壁状凸部15と、第六壁状凸部16と、第一端部切欠部21と、第二端部切欠部22と、第三端部切欠部23と、第四端部切欠部24と、第一凹状切欠部31と、第二凹状切欠部32と、第三凹状切欠部33と、第四凹状切欠部34とを備える。
以上のように本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、第一壁状凸部11と第二壁状凸部12と第三壁状凸部13によって、下側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の上縁(積み重ねフランジ部)を保持すると共に、第四壁状凸部14と第五壁状凸部15と第六壁状凸部16によって、上側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の下縁を保持することで、同一形状(構造)で互いに大きさが異なる第二構造搬送容器同士を安定的に上下に積み重ねることを可能とすることができる。
また、本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、第一端部切欠部21と第二端部切欠部22、及び第一凹状切欠部31と第二凹状切欠部32とによって、下側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第四壁状凸部14と第五壁状凸部15と第六壁状凸部16によって、上側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の下縁を保持することで、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは形状(構造)が異なる第二構造搬送容器を安定的に上下に積み重ねることを可能とすることができる。
また、本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、第三端部切欠部23と第四端部切欠部24、及び第三凹状切欠部33と第四凹状切欠部34とによって、上側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一壁状凸部11と第二壁状凸部12と第三壁状凸部13によって、下側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の上縁(積み重ねフランジ部)を保持することで、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状(構造)が異なる第一構造搬送容器を安定的に上下に積み重ねることを可能とすることができる。
さらに、本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、第一端部切欠部21と第二端部切欠部22、及び第一凹状切欠部31と第二凹状切欠部32とによって、下側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第三端部切欠部23と第四端部切欠部24、及び第三凹状切欠部33と第四凹状切欠部34とによって、上側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持することで、同一形状(構造)で互いに大きさが異なる第一構造搬送容器同士を安定的に上下に積み重ねることを可能とする。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態として、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状の異なる第一構造搬送容器、もしくはこの第二構造搬送容器とは大きさの異なる第二構造搬送容器を安定的に積み重ねる際、下側に位置する第二構造搬送容器を固定的に保持することを可能とする搬送容器用積み重ね補助具(すなわち、上述した第四の搬送容器用積み重ね補助具)について説明する。
本実施の形態における搬送容器用積み重ね補助具1は、図1乃至図7に示すような基台部2と、第一壁状凸部11と、第二壁状凸部12と、第三壁状凸部13と、第四壁状凸部14と、第五壁状凸部15と、第六壁状凸部16と、第七壁状凸部17と、第八壁状凸部18と、第三端部切欠部23と、第四端部切欠部24と、第三凹状切欠部33と、第四凹状切欠部34と、を少なくとも備える。
第七壁状凸部17は、図9(a)に示すように、第一壁状凸部11と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成され、第一壁状凸部11とによって下側搬送容器の側壁部の上縁に備える積み重ねフランジ部の第一縁辺を勘合し又は挟み込むように保持することで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。
第八壁状凸部18は、第二壁状凸部12又は第三壁状凸部13のいずれか一方と所定間隔を離して平行に、所定の高さで水平方向に形成され、第二壁状凸部12もしくは第三壁状凸部13とによって下側搬送容器の側壁部の上縁に備える積み重ねフランジ部の第一縁辺と隣り合う第二縁辺を勘合し又は挟み込むように保持することで、下側搬送容器上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を対向する2方向から制動する。図9(b)において、第八壁状凸部18は、第二壁状凸部12と所定間隔を離して形成されていることが示されている。
以上のように本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、下側搬送容器が第二構造搬送容器である場合、第一壁状凸部11と第七壁状凸部17とによって、下側搬送容器の側壁部の上縁(積み重ねフランジ部)を保持する。また、第二壁状凸部12もしくは第三壁状凸部13と第八壁状凸部18とによって、第一壁状凸部11と第七壁状凸部17とによって保持された下側搬送容器の側壁部と隣り合う他の側壁部の上縁(積み重ねフランジ部)を保持することにより、該下側の第二構造搬送容器を固定的に連結する。したがって、下側搬送容器上に搬送容器用積み重ね補助具1を固定的に連結する状態で、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状の異なる第一構造搬送容器、もしくはこの第二構造搬送容器とは大きさの異なる第二構造搬送容器を安定的に積み重ねることを可能とする。
<第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態として、上側搬送容器が第一構造搬送容器である場合、この第一構造搬送容器を固定的に保持することを可能とする搬送容器用積み重ね補助具(以下、「第五の搬送容器用積み重ね補助具」という。)を説明する。
本実施の形態における搬送容器用積み重ね補助具1は、図1乃至図7に示すような基台部2と、第一壁状凸部11と、第二壁状凸部12と、第三壁状凸部13と、第四壁状凸部14と、第五壁状凸部15と、第六壁状凸部16と、凸状係止部19と、第三端部切欠部23と、第四端部切欠部24と、第三凹状切欠部33と、第四凹状切欠部34と、を少なくとも備える。
凸状係止部19は、図9(a)に示すように、基台部2の他面2b側に、第四壁状凸部14と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成され、この凸状係止部19を、上側に位置する第一構造搬送容器の下縁に勘合して係止する。
以上のように本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、上側搬送容器が第一構造搬送容器である場合、第三端部切欠部23と第四端部切欠部24、及び第三凹状切欠部33と第四凹状切欠部34とによって、上側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、凸状係止部19によって、上側に位置する第一構造搬送容器の側壁部の下縁に勘合して係止するように保持することにより、該上側の第一構造搬送容器を固定的に連結する。したがって、搬送容器用積み重ね補助具1上に第一構造搬送容器を固定的に連結する状態で、第一構造搬送容器もしくは第二構造搬送容器上に、大きさ又は形状(構造)の異なる第一構造搬送容器を安定的に積み重ねることを可能とする。
<第6の実施の形態>
次に、本発明の第6の実施の形態として、上側搬送容器が第二構造搬送容器である場合、この第二構造搬送容器を固定的に保持することを可能とする搬送容器用積み重ね補助具(以下、「第六の搬送容器用積み重ね補助具」という。)を説明する。
図10に示すように、本実施の形態における搬送容器用積み重ね補助具1は、基台部2と、第一壁状凸部11と、第二壁状凸部12と、第三壁状凸部13と、第四壁状凸部14と、第五壁状凸部15と、第六壁状凸部16と、第五凹状切欠部35と、第六凹状切欠部36と、を少なくとも備える。
本実施の形態における基台部2は、一定幅の該縁側領域を残して中心領域が切欠された板状枠体であり、例えば、該基台部2としては、一定幅の縁側領域を残して中心領域を取り除くように切欠いて板状枠体に成形したものであっても良いし、一定幅の細長板状部材を複数組み合わせることで四辺が形成されるように板状枠体に成形したものであっても良い。
第五凹状切欠部35は、第五壁状凸部15(又は第二壁状凸部12)が形成された第二外縁辺10bとは反対側に位置する第二内縁辺に1又は2以上形成され、上側搬送容器が第二構造搬送容器である場合、その底部に有する積み重ね係止部を勘合することで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を制動する。図10において、第五凹状切欠部35は、二つの第五凹状切欠部35a,35bによって構成されていることが示されている。
第六凹状切欠部36は、第六壁状凸部16(又は第三壁状凸部13)が形成された第三外縁辺とは反対側に位置する第三内縁辺に1又は2以上形成され、上側搬送容器が第二構造搬送容器である場合、その底部に有する積み重ね係止部を勘合することで、搬送容器用積み重ね補助具1上での上側搬送容器の水平方向の移動を制動する。図10において、第六凹状切欠部36は、二つの第六凹状切欠部36a,36bによって構成されていることが示されている。
以上のように本実施の形態に係る搬送容器用積み重ね補助具1によれば、例えば上側搬送容器が第二構造搬送容器である場合、第四壁状凸部14と第五壁状凸部15と第六壁状凸部16によって、上側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の下縁を保持すると共に、第五凹状切欠部35と第六凹状切欠部36によって、上側に位置する第二構造搬送容器の側壁部の底部に有する積み重ね係止部を勘合して係止することで、上側に位置する第二構造搬送容器を固定的に保持することを可能とする。
<使用方法>
次に、図11乃至図14に基づき、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具1の使用方法について説明する。
まず、下側搬送容器が第一構造搬送容器である場合は、図11に示すことができる。図11(a)は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を第一構造搬送容器上に載置した状態示す平面図であり、図11(b)は、その側面図である。
図11に示すように、第一構造搬送容器100上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が第一構造搬送容器100側を向くようにして載置する。ここで用いる搬送容器用積み重ね補助具1としては、上述した第一又は第三の搬送容器用積み重ね補助具が使用できる。
そうすると、第一構造搬送容器100の一方の側壁部102Aの上縁102aを、第一端部切欠部21及び第二端部切欠部22によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100の他方の側壁部102Bの上縁102aを、第一凹状切欠部31及び第二凹状切欠部32によって勘合し又は挟み込むように保持する。図11において、第一構造搬送容器100の他方の側壁部102Bの上縁102aは、第一凹状切欠部31a及び第二凹状切欠部32aによって保持された状態が示されている。これにより、第一構造搬送容器100上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動が制動される。
また、下側搬送容器が第二構造搬送容器である場合は、図12に示すことができる。図12(a)は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を第二構造搬送容器上に載置した状態示す平面図であり、図12(b)は、その側面図である。
図12に示すように、第二構造搬送容器200上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が第二構造搬送容器200側を向くようにして載置する。ここで用いる搬送容器用積み重ね補助具1としては、上述した第一乃至第六の搬送容器用積み重ね補助具が使用できる。
そうすると、第二構造搬送容器200の側壁部202の上縁に備えた積み重ねフランジ部203を、第一壁状凸部11、第二壁状凸部12、及び第三壁状凸部13によってそれぞれ外側より囲むように保持する。これにより、第二構造搬送容器200上で搬送容器用積み重ね補助具1が安定的に載置される。
また、上側搬送容器が第一構造搬送容器である場合は、図13に示すことができる。図13(a)は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具上に第一構造搬送容器を載置した状態示す平面図であり、図13(b)は、その側面図である。
図13に示すように、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側を上向きとして、その上に第一構造搬送容器100を載置する。ここで用いる搬送容器用積み重ね補助具1としては、上述した第二、第三あるいは第六などの搬送容器用積み重ね補助具が使用できる。
そうすると、第一構造搬送容器100の一方の側壁部102Aの下縁102bを、第三端部切欠部23及び第四端部切欠部24によって挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100の他方の側壁部102Bの下縁102bを、第三凹状切欠部33及び第四凹状切欠部34によって挟み込むように保持する。図13において、第一構造搬送容器100の他方の側壁部102Bの下縁102bは、第三凹状切欠部33a及び第四凹状切欠部34aによって保持された状態が示されている。これにより、搬送容器用積み重ね補助具1上で第一構造搬送容器100が安定的に載置される。
この際、第一構造搬送容器100が、底面105において下方に突出する係止部106を備える搬送容器である場合、搬送容器用積み重ね補助具における第5壁状凸部15及び第六壁状凸部16に、上端辺に1又は2以上の第七凹状切欠部37及び第八凹状切欠部(不図示)を形成すると良い。図13において、第七凹状切欠部37は、二つの第七凹状切欠部37a,37bによって構成されていることが示されている。
さらに、上側搬送容器が第二構造搬送容器である場合は、図14に示すことができる。図14に示すことができる。図14(a)は、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具の上に第二構造搬送容器を載置した状態示す平面図であり、図14(b)は、その側面図である。
図14に示すように、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側を上向きとして、その上に第二構造搬送容器200を載置する。ここで用いる搬送容器用積み重ね補助具1としては、上述した第一乃至第六の搬送容器用積み重ね補助具が使用できる。
そうすると、第二構造搬送容器200の側壁部202の下縁を、第四壁状凸部14、第5壁状凸部15、及び第六壁状凸部16によってそれぞれ外側より囲むように保持する。これにより、搬送容器用積み重ね補助具1上で第二構造搬送容器200Aが安定的に載置される。
<積み重ね方法>
次に、図15乃至図22に基づき、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具を用いることで、互いに形状(構造)が異なる第一構造搬送容器と第二構造搬送容器、又は互いに大きさが異なる第一構造搬送容器同士、もしくは互いに大きさが異なる第二構造搬送容器同士、といった様々な搬送容器の積み重ね方法について説明する。
まず、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは形状の異なる第二構造搬送容器を積み重ねる場合は、図15又は図16に示すことができる。図15は、小さい第一構造搬送容器の上に第二構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図であり、図16は、大きい第一構造搬送容器の上に第二構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。
図15に示すように、小さい第一構造搬送容器100Sの上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が向くように搬送容器用積み重ね補助具1を載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Sの一方の側壁部102Aの上縁102aを、第一端部切欠部21及び第二端部切欠部22によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Sの他方の側壁部102Bの上縁102aを、第一端部切欠部21に近い第一凹状切欠部31a及び第二端部切欠部22に近い第二凹状切欠部32aによって勘合し又は挟み込むように保持する。
次に、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に第二構造搬送容器200を載置する。そうすると、第二構造搬送容器200の側壁部202の下縁を、第四壁状凸部14、第五壁状凸部15、及び第六壁状凸部16によってそれぞれ外側より囲むように保持する。
また、図16に示すように、大きい第一構造搬送容器100Lの上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が向くように搬送容器用積み重ね補助具1を載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Lの一方の側壁部102Aの上縁102aを、第一端部切欠部21及び第二端部切欠部22によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Lの他方の側壁部102Bの上縁102aを、第一端部切欠部21より遠い(離れている)第一凹状切欠部31b及び第二端部切欠部22より遠い(離れている)第二凹状切欠部32bによって勘合し又は挟み込むように保持する。
次に、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に第二構造搬送容器200を載置する。そうすると、第二構造搬送容器200の側壁部202の下縁を、第四壁状凸部14、第五壁状凸部15、及び第六壁状凸部16によってそれぞれ外側より囲むように保持する。
これにより、下側搬送容器の大きさに関係なく、第一構造搬送容器100S又は100Lの上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を制動することができると共に、搬送容器用積み重ね補助具1の上での第二構造搬送容器200の水平方向の移動を制動することができる。
したがって、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具1を用いることで、第一構造搬送容器の大きさに影響されることなく、その上に、この第一構造搬送容器とは形状(構造)の異なる第二構造搬送容器を安定的に積み重ねることができ、効率良く搬送容器を移動又は運搬することが可能となる。
この際、搬送容器用積み重ね補助具として、第二壁状凸部又は第五壁状凸部が形成された第二外縁辺とは反対側に位置する第二内縁辺に第五凹状切欠部35が形成されると共に、第三壁状凸部又は第六壁状凸部が形成された第三外縁辺とは反対側に位置する第三内縁辺に第六凹状切欠部36が形成されたもの(すなわち、上述した第六の搬送容器用積み重ね補助具)を用いると、搬送容器用積み重ね補助具の上へ第二構造搬送容器を載置することで、第二構造搬送容器の底部より突出した積み重ね係止部204が、搬送容器用積み重ね補助具の第五凹状切欠部35及び第六凹状切欠部36に勘合して係止するように保持されるものとなる。
これにより、搬送容器用積み重ね補助具の上に第二構造搬送容器を固定的に連結することができ、第二構造搬送容器を確実に保持してより安定的に積み重ねることを可能とする。
また、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは大きさの異なる第二構造搬送容器を積み重ねる場合は、図17又は図18に示すことができる。図17は、小さい第二構造搬送容器の上に、大きい第二構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図であり、図18は、大きい第二構造搬送容器の上に、小さい第二構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。
図17に示すように、小さい第二構造搬送容器200Sの上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が向くように搬送容器用積み重ね補助具1を載置する。そうすると、第二構造搬送容器200Sの側壁部202の上縁202aに備えた積み重ねフランジ部203を、第一壁状凸部11、第二壁状凸部12、及び第三壁状凸部13によってそれぞれ外側より囲むように保持する。
次に、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に大きい第二構造搬送容器200Lを載置する。そうすると、第二構造搬送容器200Lの側壁部202の下縁を、第四壁状凸部14、第五壁状凸部15、及び第六壁状凸部16によってそれぞれ外側より囲むように保持する。
また、図18に示すように、大きい第二構造搬送容器200Lの上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が向くように搬送容器用積み重ね補助具1を載置する。そうすると、第二構造搬送容器200Lの側壁部202の上縁202aに備えた積み重ねフランジ部203を、第一壁状凸部11、第二壁状凸部12、及び第三壁状凸部13によってそれぞれ外側より囲むように保持する。
次に、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に小さい第二構造搬送容器200Sを載置する。そうすると、第二構造搬送容器200Sの側壁部202の下縁を、第四壁状凸部14、第五壁状凸部15、及び第六壁状凸部16によってそれぞれ外側より囲むように保持する。
これにより、搬送容器の大きさに関係なく、第二構造搬送容器200S又は200Lの上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を制動することができると共に、搬送容器用積み重ね補助具1の上での第二構造搬送容器200S又は200Lの水平方向の移動が制動される。
したがって、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具1を用いることで、第二構造搬送容器の大きさに影響されることなくその上に、この第二構造搬送容器とは大きさの異なる第二構造搬送容器を安定的に積み重ねることができ、効率良く搬送容器を移動又は運搬することが可能となる。
この際、搬送容器用積み重ね補助具として、第七壁状凸部17及び第八壁状凸部18をさらに備えたもの(すなわち、上述した第四の搬送容器用積み重ね補助具)を用いると、第二構造搬送容器200の上へ搬送容器用積み重ね補助具を載置することで、第一壁状凸部11と第七壁状凸部17とによって、下側に位置する第二構造搬送容器200(200S,200L)の側壁部の上縁に備える積み重ねフランジ部203の第一縁辺を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第二壁状凸部12もしくは第三壁状凸部13と第八壁状凸部18とによって、第一壁状凸部11と第七壁状凸部17とによって保持されたフランジ部203の第一縁辺と隣り合う第二縁辺を勘合し又は挟み込むように保持する。
これにより、第二構造搬送容器上に搬送容器用積み重ね補助具1を固定的に連結することができ、この搬送容器用積み重ね補助具1の上に載置される上側搬送容器をより安定的に積み重ねることを可能とする。
また、搬送容器用積み重ね補助具として、上述した第六の搬送容器用積み重ね補助具を用いると、搬送容器用積み重ね補助具の上へ第二構造搬送容器を載置することで、第二構造搬送容器の底部より突出した積み重ね係止部が、搬送容器用積み重ね補助具の第五凹状切欠部及び第六凹状切欠部に勘合して係止するように保持されるものとなる。
これにより、搬送容器用積み重ね補助具の上に、第二構造搬送容器を固定的に連結することができ、第二構造搬送容器を確実に保持してより安定的に積み重ねることを可能とする。
また、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状の異なる第一構造搬送容器を積み重ねる場合は、図19又は図20に示すことができる。図19は、第二構造搬送容器の上に、小さい第一構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図であり、図20は、第二構造搬送容器の上に、大きい第一構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。
図19に示すように、第二構造搬送容器200の上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が向くように搬送容器用積み重ね補助具1を載置する。そうすると、第二構造搬送容器200の側壁部202の上縁に備えた積み重ねフランジ部203を、第一壁状凸部11、第二壁状凸部12、及び第三壁状凸部13によってそれぞれ外側より囲むように保持する。
次に、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に、小さい第一構造搬送容器100Sを載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Sの一方の側壁部102Aの下縁102bを、第三端部切欠部23及び第四端部切欠部24によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Sの他方の側壁部102Bの下縁102bを、第三端部切欠部23に近い第三凹状切欠部33a及び第四端部切欠部24に近い第四凹状切欠部34aによって勘合し又は挟み込むように保持する。
また、図20に示すように、第二構造搬送容器200の上に載置された搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に、大きい第一構造搬送容器100Lを載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Lの一方の側壁部102Aの下縁102bを、第三端部切欠部23及び第四端部切欠部24によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Lの他方の側壁部102Bの下縁102bを、第三端部切欠部23より遠い(離れている)第三凹状切欠部33b及び第四端部切欠部24より遠い(離れている)第四凹状切欠部34bによって勘合し又は挟み込むように保持する。
これにより、第二構造搬送容器200上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を制動することができると共に、搬送容器の大きさに関係なく、搬送容器用積み重ね補助具1上での第一構造搬送容器100S又は100Lの水平方向の移動が制動することができる。
したがって、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具1を用いることで、第二構造搬送容器の上に、この第二構造搬送容器とは形状(構造)の異なる第一構造搬送容器の大きさに影響されることなく安定的に積み重ねることができ、効率良く搬送容器を移動又は運搬することが可能となる。
この際、搬送容器用積み重ね補助具として、上述した第四の搬送容器用積み重ね補助具を用いると、第二構造搬送容器200の上へ搬送容器用積み重ね補助具を載置することで、第一壁状凸部11と第七壁状凸部17とによって、第一壁状凸部11と第七壁状凸部17とによって、下側に位置する第二構造搬送容器200(200S,200L)の側壁部の上縁に備える積み重ねフランジ部203の第一縁辺を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第二壁状凸部12もしくは第三壁状凸部13と第八壁状凸部18とによって、第一壁状凸部11と第七壁状凸部17とによって保持されたフランジ部203の第一縁辺と隣り合う第二縁辺を勘合し又は挟み込むように保持する。
これにより、第二構造搬送容器上に搬送容器用積み重ね補助具1を固定的に連結することができ、この搬送容器用積み重ね補助具1の上に載置される上側搬送容器をより安定的に積み重ねることを可能とする。
また、搬送容器用積み重ね補助具として、凸状係止部19をさらに備えたもの(すなわち、上述した第五の搬送容器用積み重ね補助具)を用いると、搬送容器用積み重ね補助具の上へ第一構造搬送容器100を載置することで、(上述したように)第三端部切欠部23と第四端部切欠部24、及び第三凹状切欠部33bと第四凹状切欠部34bとによって、該第一構造搬送容器100の側壁部102の下縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100の一方の側壁部102の下縁より突出した、下方に開口する積み重ね溝部104が凸状係止部19に勘合するように係止して保持されるものとなる。
これにより、搬送容器用積み重ね補助具上に第一構造搬送容器100を固定的に連結することができ、第一構造搬送容器100を確実に保持してより安定的に積み重ねることを可能とする。
また、第一構造搬送容器の上に、この第一構造搬送容器とは大きさの異なる第一構造搬送容器を積み重ねる場合は、図21又は図22に示すことができる。図21は、小さい第一構造搬送容器の上に、大きい第一構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図であり、図22は、大きい第一構造搬送容器の上に、小さい第一構造搬送容器を積み重ねる方法を説明する側面図である。
図21に示すように、小さい第一構造搬送容器100Sの上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が下を向くように搬送容器用積み重ね補助具1を載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Sの一方の側壁部102Aの上縁102aを、第一端部切欠部21及び第二端部切欠部22によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Sの他方の側壁部102Bの上縁102aを、第一端部切欠部21に近い第一凹状切欠部31a及び第二端部切欠部22に近い第二凹状切欠部32aによって勘合し又は挟み込むように保持する。
次に、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に、大きい第一構造搬送容器100Lを載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Lの一方の側壁部102Aの下縁102bを、第三端部切欠部23及び第四端部切欠部24によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Lの他方の側壁部102Bの下縁102bを、第三端部切欠部23より遠い(離れている)第三凹状切欠部33b及び第四端部切欠部24より遠い(離れている)第四凹状切欠部34bによって勘合し又は挟み込むように保持する。
また、図22に示すように、大きい第一構造搬送容器100Lの上に、搬送容器用積み重ね補助具1の一面2a側が下を向くように搬送容器用積み重ね補助具1を載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Lの一方の側壁部102Aの上縁102aを、第一端部切欠部21及び第二端部切欠部22によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Lの他方の側壁部102Bの上縁102aを、第一端部切欠部21より遠い(離れている)第一凹状切欠部31b及び第二端部切欠部22より遠い(離れている)第二凹状切欠部32bによって勘合し又は挟み込むように保持する。
次に、搬送容器用積み重ね補助具1の他面2b側に、小さい第一構造搬送容器100Sを載置する。そうすると、第一構造搬送容器100Sの一方の側壁部102Aの下縁102bを、第三端部切欠部23及び第四端部切欠部24によって勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100Sの他方の側壁部102Bの下縁102bを、第三端部切欠部23に近い第三凹状切欠部33a及び第四端部切欠部24に近い第四凹状切欠部34aによって勘合し又は挟み込むように保持する。
これにより、搬送容器の大きさに関係なく、第一構造搬送容器100S又は100Lの上での搬送容器用積み重ね補助具1の水平方向の移動を制動することができると共に、搬送容器用積み重ね補助具1の上での第一構造搬送容器100S又は100Lの水平方向の移動が制動される。
したがって、本発明に係る搬送容器用積み重ね補助具1を用いることで、第一構造搬送容器の大きさに影響されることなくその上に、この第一構造搬送容器とは大きさの異なる第一構造搬送容器を安定的に積み重ねることができ、効率良く搬送容器を移動又は運搬することが可能となる。
この際、搬送容器用積み重ね補助具として、上述した第五の搬送容器用積み重ね補助具を用いると、搬送容器用積み重ね補助具の上へ第一構造搬送容器100を載置することで、(上述したように)第三端部切欠部23と第四端部切欠部24、及び第三凹状切欠部33bと第四凹状切欠部34bとによって、該第一構造搬送容器100の側壁部102の下縁を勘合し又は挟み込むように保持すると共に、第一構造搬送容器100の一方の側壁部102の下縁より突出した、下方に開口する積み重ね溝部104が凸状係止部19に勘合するように係止して保持されるものとなる。
以上のように本発明の搬送容器用積み重ね補助具によれば、形状(構造)が異なる搬送容器同士や、形状(構造)が同じで大きさが異なる搬送容器同士、形状(構造)が異なり、且つ、大きさが異なる搬送容器同士を、安定的に上下に積み重ねることを可能とすることができ、効率良く搬送容器を移動又は運搬することができる。
本発明は、パンやおにぎり、弁当のような食品類等を収容して運搬するための搬送容器を扱う業種において産業上有用であり、特に、複数メーカの商品をまとめて配送するゆえ、大きさや形状が異なる複数の搬送容器を扱うことが必要な共同配送の市場において有用である。
1 搬送容器用積み重ね補助具、2 基台部、2a 一面、2b 他面、11 第一壁状凸部、12 第二壁状凸部、13 第三壁状凸部、14 第四壁状凸部、15 第五壁状凸部、16 第六壁状凸部、17 第七壁状凸部、18 第八壁状凸部、19 凸状係止部、20a,20b,20c,20d 板状部材、21 第一端部切欠部、22 第二端部切欠部、23 第三端部切欠部、24 第四端部切欠部、31(31a,31b) 第一凹状切欠部、32(32a,32b) 第二凹状切欠部、33(33a,33b) 第三凹状切欠部、34(34a,34b) 第四凹状切欠部、35(35a,35b) 第五凹状切欠部、36(36a,36b) 第六凹状切欠部、100 第一構造搬送容器、101 載置部、102 側壁部、102a 上縁、102b 下縁、103 積み重ね凸部、104 積み重ね溝部、105 底部、106 係止部、200 第二構造搬送容器、201 載置部、202 側壁部、202a 上縁、202b 下縁、203 積み重ねフランジ部、204 積み重ね係止部、205 底部

Claims (13)

  1. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、
    略矩形の板状の基台部と、
    前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、
    前記第二壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第一端部切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第二端部切欠部と、
    前記第二壁状凸部の前記第一端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第一凹状切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第二端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第二凹状切欠部と、
    前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、
    を少なくとも備えることを特徴とする搬送容器用積み重ね補助具。
  2. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、
    略矩形の板状の基台部と、
    前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、
    前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、
    前記第五壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第三端部切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第四端部切欠部と、
    前記第五壁状凸部の前記第三端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第三凹状切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第四凹状切欠部と、
    を少なくとも備えることを特徴とする搬送容器用積み重ね補助具。
  3. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、
    略矩形の板状の基台部と、
    前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、
    前記第二壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第一端部切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第一壁状凸部側の端部に形成する第二端部切欠部と、
    前記第二壁状凸部の前記第一端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第一凹状切欠部、及び前記第三壁状凸部の前記第二端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第二凹状切欠部と、
    前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、
    前記第五壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第三端部切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四壁状凸部側の端部に形成する第四端部切欠部と、
    前記第五壁状凸部の前記第三端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第三凹状切欠部、及び前記第六壁状凸部の前記第四端部切欠部から所定間隔離れた位置に形成する1又は2以上の第四凹状切欠部と、
    を少なくとも備えることを特徴とする搬送容器用積み重ね補助具。
  4. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を安定的に積み重ねるため、上下の前記搬送容器間に介在させる積み重ね補助具であって、
    略矩形の板状の基台部と、
    前記基台部の一面側に、前記基台部の外周に位置する第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第一壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記基台部の外周に位置する第二外縁辺及び第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第二壁状凸部及び第三壁状凸部と、
    前記基台部の他面側に、前記第一外縁辺に沿って所定の高さで水平方向に形成する第四壁状凸部、及び、前記第一外縁辺とそれぞれ隣接する前記第二外縁辺及び前記第三外縁辺にそれぞれ沿って互いに対向するように所定の高さで水平方向に形成する第五壁状凸部及び第六壁状凸部と、
    前記第一壁状凸部と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成する第七壁状凸部と、前記第二壁状凸部又は前記第三壁状凸部のいずれか一方と所定間隔を離して平行に、所定の高さで水平方向に形成する第八壁状凸部と、
    を少なくとも備えることを特徴とする搬送容器用積み重ね補助具。
  5. 前記第一壁状凸部と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成する第七壁状凸部と、前記第二壁状凸部又は前記第三壁状凸部のいずれか一方と所定間隔を離して平行に、所定の高さで水平方向に形成する第八壁状凸部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送容器用積み重ね補助具。
  6. 前記基台部の他面側に、前記第四壁状凸部と所定間隔を離し平行に、所定の高さで水平方向に形成する凸状係止部をさらに備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送容器用積み重ね補助具。
  7. 前記基台部は、一定幅の該縁側領域を残して中心領域が切欠された板状枠体であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の搬送容器用積み重ね補助具。
  8. 前記基台部は、前記第二外縁辺を有する板状部材の前記第二外縁辺とは反対側に位置する第二内縁辺に形成する1又は2以上の第五凹状切欠部と、前記第三外縁辺を有する板状部材の前記第三外縁辺とは反対側に位置する第三内縁辺に形成する1又は2以上の第六凹状切欠部と、さらに備えることを特徴とする請求項7に記載の搬送容器用積み重ね補助具。
  9. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項1又は3に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、
    前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第一端部切欠部、第二端部切欠部、第一凹状切欠部、及び第二凹状切欠部により、下側に位置する搬送容器の互いに対向する二辺となるそれぞれの側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする搬送容器の積み重ね方法。
  10. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項2又は3に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、
    前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第三端部切欠部、第四端部切欠部、第三凹状切欠部、及び第四凹状切欠部により、上側に位置する搬送容器の互いに対向する二辺となるそれぞれの側壁部の下縁を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする搬送容器の積み重ね方法。
  11. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項4又は5に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、
    前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第一壁状凸部と第七壁状凸部とにより、下側に位置する搬送容器の側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持し、かつ、
    前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第二壁状凸部又は第三壁状凸部と第八壁状凸部とにより、下側に位置する搬送容器の互いに隣接する二辺となるそれぞれの側壁部の上縁を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする搬送容器の積み重ね方法。
  12. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部と、該側壁部の下端に備えられた下方に開口する積み重ね溝部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項6に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、
    前記搬送容器用積み重ね補助具が備える凸状係止部により、上側に位置する搬送容器の下端部に備えられた前記積み重ね溝部と勘合して係止するようにして、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする搬送容器の積み重ね方法。
  13. 物品を載置する略矩形の載置部と、該載置部の四辺の縁部より起立して所定の高さで形成する側壁部と、前記載置部の底部に備えられた下方に突出する係止部とを有し、上方が開口する角型の搬送容器のうち、大きさ及び/又は形状の異なる二つの前記搬送容器を積み重ねるために、上下に配された二つの前記搬送容器間に、前記請求項8に記載の搬送容器用積み重ね補助具を介在させ、
    前記搬送容器用積み重ね補助具が備える第五凹状切欠部、及び第六凹状切欠部により、上側に位置する搬送容器の底部に備えられた前記係止部を勘合し又は挟み込むように保持して、二つの前記搬送容器を積み重ねることを特徴とする搬送容器の積み重ね方法。
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