JP4808751B2 - 天板用連結具及びこれを用いた天板の連結方法 - Google Patents

天板用連結具及びこれを用いた天板の連結方法 Download PDF

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Description

本発明は、店舗や事務所のカウンター、キッチンカウンター、洗面カウンター、棚板カウンター、流し台、テーブル、机、家具等に用いられる天板を突き合せ状態で連結するための天板用連結具及びこれを用いた天板の連結方法の改良に係り、特に、現地での天板の連結を簡単且つ容易に行えるようにした天板用連結具及びこれを用いた天板の連結方法に関するものである。
一般に、各種カウンターや流し台、テーブル等に於いては、複数枚の天板の端部同士を突き合せた状態で連結し、天板を連続させることが行われている。この天板の連結は、通常接続金具及びボルト・ナット等を用いて行われている(例えば、特許文献1及び特許文献2等参照)。
即ち、天板Tの連結は、図14(A)及び図14(B)に示す如く、互いに突き合せ状態で連結される一対の天板Tの各端部裏面に金属板を折り曲げ加工して成る接続金具10をビス11により夫々取り付け、前記両接続金具10をボルト12及びナット13で締め付けることにより行われている。
又、天板の端部同士を連結する最も簡単な構造のものとしては、図示していないが、隣接する天板の裏面端部に平板状の接続金具を掛け渡し、当該接続金具をビスにより天板の端部裏面に取り付けることによって、天板の端部同士を連結することが行われている。
ところで、今までの天板に於いては、工場内で接続金具及びボルト等により天板同士を連結して組み立てた後、接続金具を天板から一旦取り外して天板の連結を解除し、現地で再び接続金具及びボルト等を用いて天板を連結するようにしていた。そのため、現地での天板の連結を簡単且つ容易に行えないと云う問題があった。特に、大きい天板の連結には、接続金具等の数も多くなって大変苦労していた。
又、平板状の接続金具を用いて天板を連結する場合には、連結される天板の表面のレベルを調整するために、両天板に別途「雇い実(接合する木材の両端面に溝を形成し、その溝に別の木を嵌め込んで接合すること)」と云う加工を施す必要があり、極めて手数が掛かるうえ、コストの高騰を招くと云う問題があった。
実開昭62−100314号公報 特開平6−181822号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、現地での天板の連結を簡単且つ容易に行えるようにした天板用連結具及びこれを用いた天板の連結方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、天板を突き合せ状態で連結する天板用連結具であって、前記天板用連結具は、連結される一対の天板の各端部裏面に取り付けられて互いに抜き差し自在に係止される一対の連結プレートから成り、両連結プレートは、天板の端部裏面に固定される板状の固定部と、固定部の一端部に固定部の外側端に沿う姿勢で連設されて互いに係止自在な細長い板状の係止部と、固定部と係止部の間に形成されて相手側の係止部が抜き差し自在に挿入される細長い切欠部とを夫々備えていると共に、前記両連結プレートの両面又は片面に少なくとも切欠部の一部分を覆う位置決めプレートを取り付け、固定部の係止部に対向する外側端面に相手側の係止部が摺動自在に嵌合される位置決め溝を形成したことに特徴がある。
本発明の請求項2に記載の発明は、天板を突き合せ状態で連結する天板用連結具であって、前記天板用連結具は、連結される一対の天板の各端部裏面に取り付けられて互いに抜き差し自在に係止される一対の連結プレートから成り、両連結プレートは、天板の端部裏面に固定される板状の固定部と、固定部の一端部に固定部の外側端に沿う姿勢で連設されて互いに係止自在な細長い板状の係止部と、固定部と係止部の間に形成されて相手側の係止部が抜き差し自在に挿入される細長い切欠部とを夫々備えていると共に、前記両連結プレートの固定部を係止部よりも厚肉に形成し、固定部の係止部に対向する外側端面に相手側の係止部が摺動自在に嵌合される位置決め溝を形成したことに特徴がある。
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2の発明に於いて、両連結プレートが、同一の形状及び同一の大きさに形成されていることに特徴がある。
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項1、請求項2又は請求項3の発明に於いて、両連結プレートの係止部が、平面形状楔状に形成されており、係止部の固定部に対向する内側端面が係止部の先端側へ向かって固定部の外側端面から離間する方向へ傾斜していることに特徴がある。
本発明の請求項5に記載の発明は、互いに突き合せ状態で連結される一対の天板の各端部に沿って請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の天板用連結具を複数組配置すると共に、各天板用連結具の連結プレートをその係止部の外側端が天板の側端面から突出する状態で一対の天板の各端部裏面に夫々取り付け、一方の天板に取り付けた連結プレートの係止部を他方の天板に取り付けた連結プレートの切欠部へ、又、他方の天板に取り付けた連結プレートの係止部を一方の天板に取り付けた連結プレートの切欠部へ夫々挿入し、一対の天板に取り付けた両連結プレートを連結することによって、一対の天板の端部同士を突き合せ状態で連結するようにしたことに特徴がある。
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項5の発明に於いて、互いに突き合せ状態で連結される一対の天板の各端部裏面に、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の天板用連結具が夫々収納される天板の側方へ開放された収納凹部を夫々形成し、当該収納凹部内に天板用連結具の連結プレートをその係止部の外側端が天板(T)の側端面から突出する状態で取り付けるようにしたことに特徴がある。
本発明の請求項1に記載の天板用連結具は、連結される一対の天板の各端部裏面に取り付けられて互いに抜き差し自在に係止される一対の連結プレートから成り、両連結プレートが、天板の端部裏面に固定される板状の固定部と、固定部の一端部に固定部の外側端に沿う姿勢で連設されて互いに係止自在な細長い板状の係止部と、固定部と係止部の間に形成されて相手側の係止部が抜き差し自在に挿入される細長い切欠部とを夫々備えているため、一方の連結プレートの係止部を他方の連結プレートの切欠部へ、又、他方の連結プレートの係止部を一方の連結プレートの切欠部へ夫々抜き差しすることによって、両連結プレートの連結又は分離を行うことができ、操作性に極めて優れている。その結果、本発明の請求項1に記載の天板用連結具を用いれば、工場用内での天板の連結又は分解を簡単且つ容易に行えることは勿論のこと、現地での天板の連結を簡単且つ容易に行えることになる。
又、本発明の請求項1に記載の天板用連結具は、両連結プレートの固定部の外側端面に位置決めプレートにより相手側の係止部が摺動自在に嵌合される位置決め溝を形成しているため、両連結プレートの位置決め溝及び両係止部が雇い実の役目を果たし、天板を連結したときに両天板の表面のレベルが自動的に調整されて同一になり、レベル調整を行う必要がない。然も、天板に雇い実の加工を施したりする必要もなくなり、天板の加工工程の削減及びコストの削減を図れる。
本発明の請求項2に記載の天板用連結具は、連結される一対の天板の各端部裏面に取り付けられて互いに抜き差し自在に係止される一対の連結プレートから成り、両連結プレートは、天板の端部裏面に固定される板状の固定部と、固定部の一端部に固定部の外側端に沿う姿勢で連設されて互いに係止自在な細長い板状の係止部と、固定部と係止部の間に形成されて相手側の係止部が抜き差し自在に挿入される細長い切欠部とを夫々備えているため、一方の連結プレートの係止部を他方の連結プレートの切欠部へ、又、他方の連結プレートの係止部を一方の連結プレートの切欠部へ夫々抜き差しすることによって、両連結プレートの連結又は分離を行うことができ、操作性に極めて優れている。
又、本発明の請求項2に記載の天板用連結具は、両連結プレートの固定部を係止部よりも厚肉に形成し、固定部の係止部に対向する外側端面に相手側の係止部が摺動自在に嵌合される位置決め溝を形成しているため、両連結プレートの位置決め溝及び両係止部が雇い実の役目を果たし、天板を連結したときに両天板の表面のレベルが自動的に調整されて同一になり、レベル調整を行う必要がない。然も、天板に雇い実の加工を施したりする必要もなくなり、天板の加工工程の削減及びコストの削減を図れる。
本発明の請求項3及び請求項4に記載の天板用連結具は、上記効果に加えて更に次のような優れた効果を奏することができる。
即ち、本発明の請求項3に記載の天板用連結具は、両連結プレートを同一の形状及び同一の大きさに形成しているため、製造が簡単になって更にコストの低減を図ることができる。
又、本発明の請求項4に記載の天板用連結具は、両連結プレートの係止部を平面形状が楔状になるように形成しているため、両連結プレートを連結する際に、両係止部の楔作用により両連結プレートが強くひきつけられることになり、両天板の突き合せ部の隙間を無くすことができる。その結果、本発明の請求項4に記載の天板用連結具を用いれば、連結された天板の突き合せ部の隙間がなくなるので、外観上の体裁を良く見せることができる。
本発明の請求項5に記載の天板の連結方法は、互いに突き合せ状態で連結される一対の天板の各端部に沿って天板用連結具を複数組配置し、各天板用連結具の連結プレートをその係止部の外側端が天板の側端面から突出する状態で一対の天板の各端部裏面に夫々取り付け、一方の天板に取り付けた連結プレートの係止部を他方の天板に取り付けた連結プレートの切欠部へ、又、他方の天板に取り付けた連結プレートの係止部を一方の天板に取り付けた連結プレートの切欠部へ夫々挿入し、一対の天板に取り付けた両連結プレートを連結することによって、一対の天板の端部同士を突き合せ状態で連結するようにしているため、天板の連結をワンタッチで簡単且つ容易に行えることになり、現地での天板の連結作業が極めて簡単になる。
本発明の請求項6に記載の天板の連結方法は、互いに突き合せ状態で連結される一対の天板の各端部裏面に、天板用連結具が夫々収納される天板の側方へ開放された収納凹部を夫々形成し、当該収納凹部内に天板用連結具の連結プレートをその係止部の外側端が天板の側端面から突出する状態で取り付けるようにしているため、天板用連結具が天板の裏面から突出することがなく、天板に取り付けた天板用連結具が邪魔になると云うことがない。その結果、本発明の請求項6に記載の天板の連結方法を用いれば、天板用連結具を天板に取り付けた状態で天板を工場から現地へ搬送することができ、現地での天板の連結をより一層簡単且つ容易に行える。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4、図6〜図8は本発明の第1の実施形態に係る天板用連結具Aを示し、当該天板用連結具Aは、連結される一方の天板Tの端部裏面に取り付けられる連結プレート1と、連結される他方の天板Tの端部裏面に取り付けられる連結プレート2と、両連結プレート1,2の両面に夫々取り付けた位置決めプレート3とから構成されており、両連結プレート1,2が同一の形状及び同一の大きさに形成されて互いに抜き差し自在に係止される構造となっている。
即ち、前記一方の連結プレート1は、図2に示す如く、一般構造用鋼板、溶接構造用鋼板、ステンレス鋼板及びアルミ合金板等の金属板又はプラスチック板若しくは木等の板により形成されており、連結される一方の天板Tの端部裏面に固定される板状の固定部1aと、固定部1aの一端部に固定部1aの外側端に沿う姿勢で連設され、先端側が開放された細長い板状の係止部1bと、固定部1aと係止部1bとの間に形成され、係止部1bと略対称形状に形成された細長い切欠部1cとを備えている。この実施形態に於いては、一方の連結プレート1は、金属板により形成されている。
又、前記他方の連結プレート2は、図2に示す如く、一方の連結プレート1と同じ金属板(一般構造用鋼板、溶接構造用鋼板、ステンレス鋼板及びアルミ合金板等)又はプラスチック板若しくは木等の板により一方の連結プレート1と同一の形状及び同一の大きさに形成されており、連結される他方の天板Tの端部裏面に固定される板状の固定部2aと、固定部2aの一端部に固定部2aの外側端に沿う姿勢で連設され、一方の連結プレート1の切欠部1cに抜き差し自在に挿入されて一方の連結プレート1の係止部1bに係止される先端側が開放された細長い板状の係止部2bと、固定部2aと係止部2bとの間に形成され、一方の連結プレート1の係止部1bが抜き差し自在に挿入される係止部2bと略対称形状に形成された細長い切欠部2cとを備えている。この実施形態に於いては、他方の連結プレート2は、一方の連結プレート1と同じ材質の金属板により形成されている。
前記両連結プレート1,2の固定部1a,2aは、平面形状が長方形の板状に形成されており、当該固定部1a,2aには、複数のビス穴1dが長手方向に沿って一定間隔ごとに形成されている。
又、両連結プレート1,2の係止部1b,2bは、平面形状が楔状に形成されており、係止部1b,2bの固定部1a,2aに対向する内側端面1b′,2b′が係止部1b,2bの先端側へ向かって固定部1a,2aの外側端面1a′,2a′から離間する方向へ傾斜している。この実施形態に於いては、係止部1b,2bの内側端面1b′,2b′の傾斜角度αは、固定部1a,2aの外側端面1a′,2a′に対して10度傾斜している。
更に、両連結プレート1,2の係止部1b,2bの外縁部は、係止部1b,2bが相手側の連結プレート1,2の固定部1a,2aの外側端面1a′,2a′に形成した位置決め溝1e,2e内へ円滑且つスムースに挿入されるように面取り加工が施されている。
前記各位置決めプレート3は、図1及び図2に示す如く、両連結プレート1,2と同じ材質の金属板(一般構造用鋼板、溶接構造用鋼板、ステンレス鋼板及びアルミ合金板等)により両連結プレート1,2の固定部1a,2aの幅よりも若干大きめの長方形状に形成されており、両連結プレート1,2の係止部1b,2bの一部分を夫々覆うように、両連結プレート1,2の固定部1a,2aの両面に夫々スポット溶接により溶着されている。
これによって、両連結プレート1,2の固定部1a,2aの係止部1b,2bに対向する外側端面1a′,2a′には、相手側の係止部1b,2bが夫々摺動自在に嵌合される位置決め溝1e,2eが形成されることになる。
又、各位置決めプレート3には、両連結プレート1,2の固定部1a,2aに形成した複数のビス穴1d,2dに夫々合致する複数のビス穴3aが位置決めプレート3の長手方向に沿って一定間隔ごとに形成されている。
そして、上述した構造の天板用連結具Aが取り付けられる天板Tは、図5に示す如く、適宜の厚さを有する合板やパーティクルボード板等から成る台板の表面に、メラミンやアルミニウム、ステンレス等の化粧板を貼着したものであり、適宜の形状(例えば、長方形状等)に仕上げられている。
又、互いに突き合せ状態で連結される一対の天板Tの各端部裏面には、天板用連結具Aが収納される収納凹部Taが各天板Tの端部に沿って一定間隔ごとに形成されている。これらの収納凹部Taは、何れも天板Tの側方へ開放された格好になっている。
更に、一対の天板Tの突き合される各側端面には、各天板Tの端部裏面に形成した収納凹部Taに連通して両連結プレート1,2の係止部1b,2bが夫々挿入されるガイド溝Tbが夫々形成されている。このガイド溝Tbは、両連結プレート1,2の係止部1b,2bを相手側の連結プレート1,2の切欠部1c,2c内へ差し込む際に、係止部1b,2bが各天板Tの側端面と干渉することなく、相手側の連結プレート1,2の切欠部1c,2c内へ挿入されるようにするためのものである。
尚、上記の実施形態に於いては、天板Tには、合板等の台板の表面に化粧板を貼着したものを使用したが、他の実施形態に於いては、天板Tにアクリル系やポリエステル系等の所謂人工大理石製の天板Tを使用しても良く、又、天板Tにスギやヒノキ等の天然木の天板Tを使用するようにしても良い。
次に、上述した天板用連結具Aを用いて一対の天板Tを突き合せ状態で連結する場合について説明する。
複数組の天板用連結具Aを互いに突き合せ状態で連結する一対の天板Tの各端部に沿って配置し、各天板用連結具Aの位置決めプレート3を取り付けた両連結プレート1,2を、係止部1b,2bの外側端が天板Tの側端面から突出する状態で天板Tの各端部裏面に形成した収納凹部Ta内に複数のビス4により取り付ける(図6及び図7参照)。
この状態で複数組の天板用連結具Aの一方の連結プレート1の係止部1b先端を他方の連結プレート2の切欠部2cの開口に、又、他方の連結プレート2の係止部2b先端を一方の連結プレート1の切欠部1cの開口に夫々対向させ、両連結プレート1,2を近接する方向へスライドさせる。
そうすると、一方の連結プレート1の係止部1bが他方の連結プレート2の切欠部2c内へ、他方の連結プレート2の係止部2bが一方の連結プレート1の切欠部1c内へ順次挿入されて行く。
このとき、両連結プレート1,2の係止部1b,2bの外縁部に面取り加工を施しているため、係止部1b,2bは連結プレート1,2の固定部1a,2aの外側端面1a′,2a′に形成した各位置決め溝1e,2e内ヘ円滑且つスムースに挿入されて行く。
又、両連結プレート1,2の固定部1a,2aの外側端面1a′,2a′に位置決めプレート3により係止部1b,2bが夫々摺動自在に嵌合される位置決め溝1e,2eを形成しているため、両連結プレート1,2の位置決め溝1e,2e及び両係止部1b,2bが雇い実の役目を果たし、両天板Tを連結したときに両天板Tの表面のレベルが自動的に調整されて同一になり、レベル調整を行う必要がない。
更に、両連結プレート1,2の係止部1b,2bを夫々平面形状が楔状になるように形成しているため、両連結プレート1,2を連結するときに、両係止部1b,2bの楔作用により両連結プレート1,2が強くひきつけられることになり、両天板Tの突き合せ部の隙間を無くすことができる。
そして、一方の連結プレート1の係止部1bが他方の連結プレート2の切欠部2cへ、又、他方の連結プレート2の係止部2bが一方の連結プレート1の切欠部1cへ夫々完全に差し込まれると、両連結プレート1,2の係止部1b,2bの楔作用により一対の天板Tの端面同士が隙間なく密着することになる(図8参照)。その結果、一対の天板Tは、複数組の天板用連結具Aにより端面同士が隙間なく完全に密着した状態で連結されることになる。
一方、両天板Tを連結した状態から両連結プレート1,2を前記と反対方向へ強制的にスライドさせると、一方の連結プレート1の係止部1bが他方の連結プレートの切欠部2cから、又、他方の連結プレート2の係止部2bが一方の連結プレート1の切欠部1cから夫々抜けることになる。その結果、両連結プレート1,2が分離され、一対の天板Tの連結が解除されることになる。
連結が解除された天板Tは、天板用連結具Aを取り付けた状態で工場から現地へ運ばれ、現地で上述した組立作業を行うことによって連結される。
このとき、一対の天板Tの各端部裏面に天板用連結具Aが収納される収納凹部Taを形成し、当該収納凹部Ta内に天板用連結具Aを取り付けているため、天板用連結具Aが天板Tの裏面から突出することがなく、天板Tに取り付けた天板用連結具Aが邪魔になると云うことがない。その結果、天板Tに天板用連結具Aを取り付けた状態のまま、天板Tを工場から現地へ搬送することができる。
又、現地での天板Tの連結は、一方の連結プレート1の係止部1bを他方の連結プレート2の切欠部2cへ、又、他方の連結プレート2の係止部2bを一方の連結プレート1の係止部1bへ夫々挿入するだけで、両天板Tを連結することができるため、現地での天板Tの連結を簡単且つ容易に行えることになる。
図9〜図11は本発明の第2の実施形態に係る天板用連結具Aを示し、当該天板用連結具Aは、連結される一方の天板Tの端部裏面に取り付けられる連結プレート1と、連結される他方の天板Tの端部裏面に取り付けられる連結プレート2と、両連結プレート1,2の片面に夫々取り付けた一枚の位置決めプレート3とから構成されており、上述した第1の実施形態に係る天板用連結具A(図1〜図4に示す天板用連結具A)の両連結プレート1,2の片側の位置決めプレート3を省略したものである。
この天板用連結具Aの両連結プレート1,2及び各位置決めプレート3は、上述した第1の実施形態に係る天板用連結具A(図1〜図4に示す天板用連結具A)の連結プレート1,2及び位置決めプレート3と同じ材質により同一の形状及び同一の大きさに形成されており、図1〜図4の天板用連結具Aと同じ部位・部材には同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
そして、前記天板用連結具Aは、図11に示す如く、両連結プレート1,2が位置決めプレート3を外側へ向けた状態で一対の天板Tの各端部裏面に形成した収納凹部Ta内に複数のビス4により取り付けられており、位置決めプレート3と天板Tの収納凹部Ta底面との間で且つ両連結プレート1,2の固定部1a,2aの外側端面1a′2a′に位置決め溝1e,2eが夫々形成された格好になっている。
この天板用連結具Aも、上述した第1の実施形態に係る天板用連結具Aと同様の作用効果を奏することができる。
図12及び図13は本発明の第3の実施形態に係る天板用連結具Aを示し、当該天板用連結具Aは、連結される一方の天板Tの端部裏面に取り付けられる連結プレート1と、連結される他方の天板Tの端部裏面に取り付けられる連結プレート2とから構成されており、両連結プレート1,2の固定部1a,2aを係止部1b,2bよりも厚肉に形成し、固定部1a,2aの係止部1b,2bに対向する外側端面1a′,2a′に、相手側の係止部1b,2bが夫々摺動自在に嵌合される位置決め溝1e,2eを形成したものである。
この天板用連結具Aの両連結プレート1,2は、固定部1a,2aを厚肉に形成し、その外側端面1a′,2a′に位置決め溝1e,2eを形成したこと以外は、上述した第1の実施形態に係る天板用連結具A(図1〜図4に示す天板用連結具A)のものと同様構造に構成されており、図1〜図4の天板用連結具Aと同じ部位・部材には同一の参照番号を付し、その詳細な説明を省略する。
この天板用連結具Aも、上述した第1の実施形態に係る天板用連結具Aと同様の作用効果を奏することができる。
尚、上記の各実施形態に於いては、天板用連結具Aの各部材(両連結プレート1,2及び各位置決めプレート3)を全て金属板により形成するようにしたが、他の実施形態に於いては、天板用連結具Aの各部材(両連結プレート1,2及び各位置決めプレート3)を剛性を有するプラスチック板により形成するようにしても良く、或いは連結プレート1,2と位置決めプレート3をプラスチック材により一体的に形成するようにしても良い。又、天板用連結具Aを木製の板により形成するようにしても良い。
更に、上記の各実施形態に於いては、天板用連結具Aを天板Tの端部裏面にビス4により取り付けるようにしたが、他の実施形態に於いては、天板用連結具Aを天板Tの端部裏面に接着剤により取り付けるようにしても良い。
本発明の第1の実施形態に係る天板用連結具の斜視図である。 天板用連結具の分解斜視図である。 天板用連結具を分離した状態の平面図である。 天板用連結具を連結した状態の平面図である。 連結される一対の天板を裏面側から見た天板の部分斜視図である。 連結される一対の天板の各端部裏面に天板用連結具を取り付けた状態の天板の部分裏面図である。 図6のI−I線拡大断面図である。 天板用連結具により天板を連結した状態の天板の部分裏面図である。 本発明の第2の実施形態に係る天板用連結具の斜視図である。 図9に示す天板用連結具の分解斜視図である。 図9に示す天板用連結具を連結される一対の天板の各端部裏面に取り付けた状態の図7と同様の拡大断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る天板用連結具の斜視図である。 図12に示す天板用連結具を連結される一対の天板の各端部裏面に取り 付けた状態の図7と同様の拡大断面図である。 (A)及び(B)は何れも従来の接続金具を用いて天板の端部同士を連 結した状態の正面図である。
符号の説明
Aは天板用連結具、Tは天板、Taは天板の収納凹部、1は連結プレート、1aは固定部、1a′は固定部の外側端面、1bは係止部、1b′は係止部の内側端面、1cは切欠部、1eは位置決め溝、2は連結プレート、2aは固定部、2a′は固定部の外側端面、2bは係止部、2b′は係止部の内側端面、2cは切欠部、2eは位置決め溝、3は位置決めプレート。

Claims (6)

  1. 天板(T)を突き合せ状態で連結する天板用連結具(A)であって、前記天板用連結具(A)は、連結される一対の天板(T)の各端部裏面に取り付けられて互いに抜き差し自在に係止される一対の連結プレート(1),(2)から成り、両連結プレート(1),(2)は、天板(T)の端部裏面に固定される板状の固定部(1a),(2a)と、固定部(1a),(2a)の一端部に固定部(1a),(2a)の外側端に沿う姿勢で連設されて互いに係止自在な細長い板状の係止部(1b),(2b)と、固定部(1a),(2a)と係止部(1b),(2b)の間に形成されて相手側の係止部(1b),(2b)が抜き差し自在に挿入される細長い切欠部(1c),(2c)とを夫々備えていると共に、前記両連結プレート(1),(2)の両面又は片面に少なくとも切欠部(1c),(2c)の一部分を覆う位置決めプレート(3)を取り付け、固定部(1a),(2a)の係止部(1b),(2b)に対向する外側端面(1a′),(2a′)に相手側の係止部(1b),(2b)が摺動自在に嵌合される位置決め溝(1e),(2e)を形成したことを特徴とする天板用連結具。
  2. 天板(T)を突き合せ状態で連結する天板用連結具(A)であって、前記天板用連結具(A)は、連結される一対の天板(T)の各端部裏面に取り付けられて互いに抜き差し自在に係止される一対の連結プレート(1),(2)から成り、両連結プレート(1),(2)は、天板(T)の端部裏面に固定される板状の固定部(1a),(2a)と、固定部(1a),(2a)の一端部に固定部(1a),(2a)の外側端に沿う姿勢で連設されて互いに係止自在な細長い板状の係止部(1b),(2b)と、固定部(1a),(2a)と係止部(1b),(2b)の間に形成されて相手側の係止部(1b),(2b)が抜き差し自在に挿入される細長い切欠部(1c),(2c)とを夫々備えていると共に、前記両連結プレート(1),(2)の固定部(1a),(2a)を係止部(1b),(2b)よりも厚肉に形成し、固定部(1a),(2a)の係止部(1b),(2b)に対向する外側端面(1a′),(2a′)に相手側の係止部(1b),(2b)が摺動自在に嵌合される位置決め溝(1e),(2e)を形成したことを特徴とする天板用連結具。
  3. 両連結プレート(1),(2)は、同一の形状及び同一の大きさに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の天板用連結具。
  4. 両連結プレート(1),(2)の係止部(1b),(2b)は、平面形状が楔状に形成されており、係止部(1b),(2b)の固定部(1a),(2a)に対向する内側端面(1b′),(2b′)が係止部(1b),(2b)の先端側へ向かって固定部(1a),(2a)の外側端面(1a′),(2a′)から離間する方向へ傾斜していることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の天板用連結具。
  5. 互いに突き合せ状態で連結される一対の天板(T)の各端部に沿って請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の天板用連結具(A)を複数組配置すると共に、各天板用連結具(A)の連結プレート(1),(2)をその係止部(1b),(2b)の外側端が天板(T)の側端面から突出する状態で一対の天板(T)の各端部裏面に夫々取り付け、一方の天板(T)に取り付けた連結プレート(1)の係止部(1b)を他方の天板(T)に取り付けた連結プレート(2)の切欠部(2c)へ、又、他方の天板(T)に取り付けた連結プレート(2)の係止部(2b)を一方の天板(T)に取り付けた連結プレート(1)の切欠部(1c)へ夫々挿入し、一対の天板(T)に取り付けた両連結プレート(1),(2)を連結することによって、一対の天板(T)の端部同士を突き合せ状態で連結するようにしたことを特徴とする天板の連結方法。
  6. 互いに突き合せ状態で連結される一対の天板(T)の各端部裏面に、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の天板用連結具(A)が夫々収納される天板(T)の側方へ開放された収納凹部(Ta)を夫々形成し、当該収納凹部(Ta)内に天板用連結具(A)の連結プレート(1),(2)をその係止部(1b),(2b)の外側端が天板(T)の側端面から突出する状態で取り付けるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の天板の連結方法。
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