JP4807801B2 - 累進多焦点コンタクトレンズの設計方法 - Google Patents

累進多焦点コンタクトレンズの設計方法 Download PDF

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Description

本発明は眼用レンズ、特に累進多焦点の遠近両用コンタクトレンズの設計方法に関する。
遠近両用コンタクトレンズには、図12に示すように、レンズ光学領域101の中央部に、遠方視力を補助するための遠用部102が、レンズ光学領域101の周辺部に、近用視力を補助するための近用部103が、これらの遠用部102と近用部103との間に度数が連続的に変化する中間部104がそれぞれ配置されて、レンズ光学領域101における度数が同心円状に分布された同時視型の遠近両用コンタクトレンズ100が知られている(特許文献1)。
また、遠近両用コンタクトレンズには、特許文献2に記載のように、レンズ光学領域の上方に遠用部が、下方に近用部がそれぞれ設けられた二焦点の交代視型のコンタクトレンズが知られている。更に、遠近両用コンタクトレンズには、特許文献3に記載のように、レンズ光学領域の上方に遠用部が、下方に近用部が、これらの遠用部と近用部の間に、遠用部と近用部との中間の度数を有する中間部が設けられた三焦点の交代視型コンタクトレンズが知られている。
特開昭59−208524号公報 米国特許第4693572号明細書 英国特許第1025677号明細書
上記特許文献1に記載の遠近両用コンタクトレンズ100では、図12に示すように、度数分布が同心円状であることから、遠近両用コンタクトレンズ100に方向性がなく、例えば眼の角膜上でコンタクトレンズ100が回転しても支障がないよう構成されている。ところが、このような遠近両用コンタクトレンズ100では、遠方視の際に眼の瞳孔110の上部にコンタクトレンズ100の近用部103や中間部104が位置づけられるので、これらの近用部103や中間部104(特に近用部103)を通って瞳孔110に入る光により像のぼけやゴーストが発生し、明瞭な像が得られず、コントラストが低下する恐れがある。
また、特許文献2、3に記載の二焦点あるいは三焦点の遠近両用コンタクトレンズには、度数の配分について具体的な記載がなく、度数配分が大雑把となっている。このため、遠用部と近用部間、あるいは遠用部、中間部、近用部間で度数変化による像の揺れやジャンプが発生しやすく、また、視線の変化やコンタクトレンズの動きに対応できないので像のぼけやゴーストが発生し易い。これらの結果、この特許文献2及び3に記載の遠近両用コンタクトレンズにおいても明瞭な像が得られない恐れがある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、遠用部及び近用部において安定した像を確保できると共に、像のぼけやゴースト等の発生を抑制して明瞭な像を得ることができる眼用レンズを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、レンズ光学領域に、遠方視を補助するための遠用部と、近方視力を補助するための近用部と、これらの遠用部と近用部との間で度数を累進的に変化させた中間部と、を有する累進多焦点コンタクトレンズであって、上記遠用部、上記中間部、上記近用部が上記レンズ光学領域の所定方向に沿って一方端側から他方端側へ順次配置されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項1に記載の発明は、上記所定方向に沿う上記レンズ光学領域の度数分布が、下記式(1)に従って設定されたことを特徴とするものである。
但し、式(1)中の各符号は下記のとおり定義する。
PowerDist:度数分布(単位;D(ディオプター))
P−Power:レンズ光学領域の一方端点の度数(単位;D)
Max−Add:レンズ光学領域の一方端点と他方端点との度数差(単位;D)
Bnf:レンズ光学領域の一方端点から遠用部の遠用度数と近用部の近用度数の境界までの距離(単位;mm)
Wave:度数変化係数(うねり度)
x:レンズ光学領域の一方端点からの距離(単位;mm)
さらに、請求項1に記載の発明は、上記P−Power、上記Max−Add、上記Bnf、上記Waveの値の範囲が、
−25D≦P−Power≦+25D
±0D≦Max−Add≦+8D
0.5mm≦Bnf≦7mm
1≦Wave≦8
であることを特徴とするものである。
さらに、請求項1に記載の発明は、上記所定方向が、上記累進多焦点コンタクトレンズの装用時における眼の縦方向であることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、レンズ光学領域に、遠方視力を補助するための遠用部と、近方視力を補助するための近用部と、これらの遠用部と近用部との間で度数を累進的に変化させた中間部と、を有する累進多焦点コンタクトレンズであって、上記遠用部、上記中間部、上記近用部が上記レンズ光学領域の所定方向に沿って一方端側から他方端側へ順次配置され、上記所定方向に沿う上記レンズ光学領域の度数分布が、下記式(1)に従って設定され、上記所定方向は、上記累進多焦点コンタクトレンズの装用時において眼の縦方向から顔の鼻側へ傾斜して設定されたことを特徴とするものである。
但し、式(1)中の各符号は下記のとおり定義する。
PowerDist:度数分布(単位;D(ディオプター))
P−Power:レンズ光学領域の一方端点の度数(単位;D)
Max−Add:レンズ光学領域の一方端点と他方端点との度数差(単位;D)
Bnf:レンズ光学領域の一方端点から遠用部の遠用度数と近用部の近用度数の境界までの距離(単位;mm)
Wave:度数変化係数(うねり度)
x:レンズ光学領域の一方端点からの距離(単位;mm)
−25D≦P−Power≦+25D
±0D≦Max−Add≦+8D
0.5mm≦Bnf≦7mm
1≦Wave≦8
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記累進多焦点コンタクトレンズは、所定方向に沿う端部側に、当該レンズの回転を防止する回転防止機構を備えたコンタクトレンズであることを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載の発明は、上記回転防止機構が、上記累進多焦点コンタクトレンズの上記所定方向に沿う他方端側に設けられたプリズムバラストであることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、上記レンズ光学領域の表面と裏面の一方に、このレンズ光学領域の所定方向に沿って式(1)に従う度数分布が設定され、上記表面と裏面の他方が、乱視矯正機能を備えたトーリック面に形成されたことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、レンズ上部側がすべて遠用部となるため、レンズの度数分布が同心円状のレンズよりも明瞭な遠方視が可能となり、しかもレンズの度数が連続的に変化することで像のジャンプやゴーストの発生を抑えることができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、数学的に不連続な点を存在させることなくレンズ光学面全体の度数を連続的に変化させることが可能となり、像の質の向上や像のジャンプ防止に役立つことになる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、眼用レンズにおけるレンズ光学領域の所定方向に沿う度数分布が式(1)に従って設定されたことから、眼用レンズのレンズ光学領域における度数分布を、眼用レンズ装用者の眼の処方に適合した具体的な度数配分とすることが可能となる。従って、眼用レンズの遠用部と近用部のそれぞれにおける度数変動を小さくできるので、遠用部と近用部のそれぞれにおいて安定した像を確保できる。
また、眼用レンズにおけるレンズ光学領域の所定方向に沿う度数分布が式(1)に従って設定されたことから、眼用レンズの遠用部、中間部、近用部間を移動する視線の変化や眼用レンズの動きに対応した微妙な度数変化をレンズ光学領域に与えることができる。このため、像のぼけやゴーストを最小限に抑制でき、像のコントラストの低下を防止できると共に、過大な度数変化による像の揺れやジャンプの発生を抑制でき、これらの結果、明瞭な像を確保できる。
請求項2に記載の発明によれば、レンズ光学領域の所定方向が、眼用レンズの装用時において眼の縦方向から顔の鼻側へ傾斜して設定されたことから、遠用部、中間部及び近用部がレンズ光学領域において顔の鼻側へ傾斜して配置されるので、近方視において輻輳する眼の特性に良好に対応することができる。
請求項3に記載の発明によれば、眼用レンズが、所定方向に沿う端部側に回転防止機構を備えたコンタクトレンズであることから、眼の角膜上に装着されるコンタクトレンズの回転が上記回転防止機構により防止または抑制される。従って、このコンタクトレンズの遠用部及び近用部によって常に明瞭な像を安定して得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、レンズ光学領域の表面と裏面の一方に、このレンズ光学領域の所定方向に沿って式(1)に従う度数分布が設定され、上記表面と裏面の他方が、乱視矯正機能を備えたトーリック面に形成されたことから、このトーリック面は、式(1)に従う度数分布とは無関係に乱視矯正機能を果たすことができる。従って、このトーリック面は、倒乱視、直乱視及び斜乱視などほとんど全ての乱視に対して矯正機能を発揮することができる。
[A]第1の実施の形態
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る眼用レンズの第1の実施の形態である遠近両用コンタクトレンズを示す正面図である。図2は、図1のII‐II線に沿う断面図である。図5は、図3のレンズ光学領域における度数分布(遠用部がマイナス度数の場合)を示すグラフである。図6は、図3のレンズ光学領域における度数分布(遠用部がプラス度数の場合)を示すグラフである。
図1に示す遠近両用コンタクトレンズ10は、老視眼など視力調節能力に劣る眼に適用されて、視力調節力を補助するための眼用レンズであり、中央部分のレンズ光学領域11内に多数の度数を累進的に存在させた累進多焦点のコンタクトレンズである。つまり、この遠近両用コンタクトレンズ10のレンズ光学領域11には、遠方視力を補助するための遠用度数を有する遠用部12と、近方視力を補助するための近用度数を有する近用部13と、これらの遠用部12と近用部13との間で度数を累進的に変化させた中間部14とが備えられる。また、この遠近両用コンタクトレンズ10には、レンズ光学領域11の外周に、遠近両用コンタクトレンズ10を眼1の角膜2(共に図9参照)上に載せるためのフランジ部15が一体に設けられている。
尚、図9中の符号3は、光を取り込むための瞳孔、符号4は強膜、符号5は上眼瞼、符号6は下眼瞼をそれぞれ示す。
図1及び図3に示すように、上記遠用部12、中間部14、近用部13は、レンズ光学領域11の所定方向、即ちレンズ光学領域11の縦軸N方向に沿って、レンズ光学領域11の一方端側としての上端点A側から、レンズ光学領域11の他方端側としての下端点B側へと順次配置される。尚、上記レンズ光学領域11の縦軸N方向は、遠近両用コンタクトレンズ10を眼1に装着したときの眼1の縦方向(上下方向)と一致する方向である。このとき、レンズ光学領域11の度数分布は、レンズ光学領域11の縦軸N方向に沿って左右対称に変化し、即ち、縦軸Nに直交する横軸M方向では度数が同一であるが、縦軸N方向に配置された遠用部12から中間部14を経て近用部13に至るに従い度数が増大するように設定される。ここで、上記レンズ光学領域11の縦軸Nは、レンズ光学領域11の中心Pを通り、且つ上端点Aから下端点Bへ至る直線である。
具体的には、レンズ光学領域11における縦軸N方向に沿う度数分布は、下記式(1)に従って設定される。
但し、式(1)中の各符号は下記のとおり定義する。
PowerDist:度数分布(単位;D(ディオプター))
P-Power:レンズ光学領域11の上端点Aの度数(単位;D)
Max-Add:レンズ光学領域11の上端点Aと下端点Bとの度数差(単位;D)
Bnf:レンズ光学領域11の上端点Aから遠用部12の遠用度数と近用部13の近用度数の境界までの距離(単位;mm)
Wave:度数変化係数(うねり度)
x:レンズ光学領域11の上端点Aからの距離(単位;mm)
ここで、上記P-Power、上記Max-Add、上記Bnf、上記Waveの値の範囲は、
-25D≦P-Power≦+25D
±0D≦Max-Add≦+8D
0.5mm≦Bnf≦7mm
1≦Wave≦8
にそれぞれ設定される。
この式(1)により設定されたレンズ光学領域11の縦軸N方向に沿う度数分布を図5及び図6に示す。これらの図5及び図6では、縦軸が度数(D)を示し、横軸がレンズ光学領域11の上端点Aからの距離X(mm)を示す。図5は、遠用部12がマイナス度数の近視眼に用いられる遠近両用コンタクトレンズ10の場合を示し、図6は、遠用部12がプラス度数の遠視眼に用いられる遠近両用コンタクトレンズ10の場合を示す。
遠近両用コンタクトレンズ10のレンズ光学領域11の度数分布は、遠近両用コンタクトレンズ10の装用者の眼の処方から、必要な遠用視力補正度数及び近用視力補正度数をそれぞれ求め、これらの補正度数などからP-Power、Max-Add、Bnf及びWaveを定め、これらの値を式(1)に代入することによって設定される。このように、遠近両用コンタクトレンズ10のレンズ光学領域11における縦軸N方向に沿う度数分布が式(1)によって設定されることで、レンズ装用者の眼の処方に適合した具体的な度数配分を実現することが可能となり、且つ、レンズ光学領域11の遠用部12、中間部14、近用部13を移動する視線の変化や、遠近両用コンタクトレンズ10の動きに対応した微妙な度数変化をレンズ光学領域11(特に遠用部12、中間部14、近用部13の各境界領域)に与えることが可能となる。
このようにして設定されたレンズ光学領域11の度数分布は、このレンズ光学領域11の表面である凸面16Aと、裏面である凹面16B(共に図2)との少なくとも一方の曲率半径Rを、遠用部12から中間部14を経て近用部13に至る範囲で変化、つまり順次短くすることにより実現される。一般に、コンタクトレンズでは、レンズ光学領域11の凹面16Bが、レンズ装用者の眼1の角膜2の形状に沿った球面または非球面形状に形成されるので、上記曲率半径Rの変化は、レンズ光学領域11の凸面16に対して実施される。
このレンズ光学領域11の凸面16への曲率半径Rの変化は、図3及び図4に示すように、レンズ光学領域11の縦軸Nに平行な回転軸C(後述)からの曲率半径Rが横軸M方向に対しては同一であるが、縦軸N方向に沿って上端点Aでは最大であり(R=Rh1)、遠用部12、中間部14、近用部13へ至るに従って順次減少し(R=Rh2、Rh3、Rh4)、下端点Bにおいて最小(R=Rh5)となることで実施される。更に詳説すると、レンズ光学領域11において、上端点Aでは曲率半径Rh1に、同一の横軸M上の点a、点b、点cでは同一の曲率半径Rh2に、他の同一の横軸M上の点d、点e、点fでは同一の曲率半径Rh3に、更に他の同一の横軸M上の点g、点h、点iでは同一の曲率半径Rh4に、下端点Bでは曲率半径Rh5にそれぞれ設定される。
また、図1に示すように、この遠近両用コンタクトレンズ10では、レンズ光学領域11の縦軸N方向に沿う下端点B側に、回転防止機構としてのプリズムバラスト17が形成されている。このプリズムバラスト17は、図2に示すように、レンズ光学領域11の下端点B側部分を厚肉形状に加工して重りとして機能させ、眼1の角膜2上に装着される遠近両用コンタクトレンズ10の回転を防止または抑制して、レンズ光学領域11の下端点Bが常に下方位置に位置づけられるようにする。このプリズムバラスト17の存在によって、眼1の角膜2上に装着された遠近両用コンタクトレンズ10は、レンズ光学領域11の遠用部12が眼1の上方に、近用部13が眼1の下方にそれぞれ常に安定して位置づけられることになる。
レンズ光学領域11の凸面16Aに前述のような曲率半径Rを形成し、且つレンズ光学領域11の下端点B側に上記プリズムバラスト17を形成して加工する遠近両用コンタクトレンズ10の製造工程を、図7及び図8を用いて説明する。
一の製造工程では、図7に示すように、遠近両用コンタクトレンズ10に加工されるコンタクトレンズ素材20がレンズ保持体21に保持されて回転軸C回りに回転され、切削工具22が原点Oを中心に回動する間に、この切削工具22が原点Oに対してE方向に接近または離反し、切削工具22と原点Oとの距離Lを変動させる。遠近両用コンタクトレンズ10の上端点Aに対応する位置から回動する切削工具22の回動角度θが増大するに従って、切削工具22を原点Oに接近させることで、レンズ光学領域11に前述の曲率半径Rを有する凸面16Aを形成すると共に、プリズムバラスト17を加工して、遠近両用コンタクトレンズ10を製造する。
他の製造工程では、図8に示すように、コンタクトレンズ素材20がレンズ保持体21に保持されて回転軸C回りに回転される間に、切削工具22をレンズ光学領域11の縦軸N方向と一致するG方向、及びこのG方向に直交するF方向に移動させることで、レンズ光学領域11に前述の曲率半径Rを有する凸面16Aを形成すると共に、プリズムバラスト17を加工して、遠近両用コンタクトレンズ10を製造する。
図9に示すように、上述のようにして製造された遠近両用コンタクトレンズ10を眼1の角膜2に装着したとき、遠近両用コンタクトレンズ10にプリズムバラスト17が設けられているため、レンズ光学領域11の遠用部12が眼1の上方に、近用部13が眼1の下方に安定して位置づけられる。このため、遠方視においては、眼1の瞳孔3の大部分が遠近両用コンタクトレンズ10の遠用部12に対応付けられるので、この瞳孔3は、遠近両用コンタクトレンズ10の遠用部12からの光をより多く取り込むことになり、遠用部12により明瞭な遠方視像を得ることが可能となる。また、近方視である下方視においては、下眼瞼6が遠近両用コンタクトレンズ10を上方へ押し上げることになるので、眼1の瞳孔3の大部分が遠近両用コンタクトレンズ10の近用部13に対応付けられ、この瞳孔3は、遠近両用コンタクトレンズ10の近用部13からの光をより多く取り込むことになり、近用部13により明瞭な近方視像を得ることが可能となる。
以上のように構成されたことから、上記実施の形態によれば、次の効果(1)〜(4)を奏する。
(1)遠近両用コンタクトレンズ10におけるレンズ光学領域11の縦軸N方向に沿う度数分布が式(1)に従って設定されたことから、遠近両用コンタクトレンズ10のレンズ光学領域11における度数分布を、レンズ装用者の眼1の処方に適合した具体的な度数配分とすることが可能となる。従って、遠近両用コンタクトレンズ10の遠用部12と近用部13のそれぞれにおける度数変動を小さくできるので、遠用部12と近用部13のそれぞれにおいて安定した像(遠方視像、近方視像)を確保できる。
(2)遠近両用コンタクトレンズ10におけるレンズ光学領域11の縦軸N方向に沿う度数分布が式(1)によって設定されたことから、遠近両用コンタクトレンズ10の遠用部12、中間部14、近用部13間を移動する視線の変化や遠近両用コンタクトレンズ10の動きに対応した微妙な度数変化をレンズ光学領域11(特に遠用部12、中間部14、近用部13間の境界)に与えることができる。このため、像のぼけやゴーストを最小限に抑制でき、像のコントラストの低下を防止できると共に、過大な度数変化による像の揺れやジャンプの発生を抑制でき、これらの結果、明瞭な像を確保することができる。
(3)遠近両用コンタクトレンズ10のレンズ光学領域11における縦軸N方向に沿って上端点A側から下端点B側へ遠用部12、中間部14、近用部13が順次配置されたことから、遠用部12を遠方視における必要な箇所(レンズ光学領域11の上方側部分)に、近用部13を近方視における必要な箇所(レンズ光学領域11の下方側部分)に、それぞれ広く設定できる。この結果、視力補助効率のよい遠近両用コンタクトレンズ10を得ることができる。
(4)遠近両用コンタクトレンズ10が、レンズ光学領域11の縦軸N方向に沿う下端点B側に回転防止機構としてのプリズムバラスト17を備えたことから、眼1の角膜2上に装着される遠近両用コンタクトレンズ10の回転が上記プリズムバラスト17により防止または抑制される。従って、この遠近両用コンタクトレンズ10の遠用部12及び近用部13を通して、それぞれ明瞭な遠方視像、近方視像を安定して得ることができる。
図10は、図1の遠近両用コンタクトレンズの変形例を示す正面図である。この変形例において、前記第1の実施の形態における遠近両用コンタクトレンズ10と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
この変形例での遠近両用コンタクトレンズ30では、遠用部12、中間部14、近用部13が順次配置されるレンズ光学領域11の所定方向は、眼1の縦方向(上下方向)と一致するレンズ光学領域11の縦軸N方向から、顔の鼻側へ傾斜した傾斜軸K方向である。従って、レンズ光学領域11の前記上端点A、下端点Bはこの傾斜軸K上に設定されることになる。また、プリズムバラスト17は、レンズ光学領域11において縦軸N上の下端点BB側に設けられる。
このように、レンズ光学領域11の縦軸Nから鼻側に傾斜した傾斜軸Kに沿って遠用部12、中間部14、近用部13が順次配置されたことから、近方視において輻輳する眼の特性に良好に対応できる。つまり、近方視において眼1の瞳孔3の更に多くの部分が遠近両用コンタクトレンズ10の近用部13に対応付けられることになるので、この瞳孔3は、遠近両用コンタクトレンズ10の近用部13を通過した光を更により多く取り込むことができ、明瞭な近方視像を確保できる。その他、この変形例においても、前記実施の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏する。
図11は、図1の遠近両用コンタクトレンズの他の変形例を示す正面図である。この他の変形例においても、前記第1の実施形態の遠近両用コンタクトレンズ10と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
この他の変形例の遠近両用コンタクトレンズ40は、前記第1の実施形態の遠近両用コンタクトレンズ10における回転防止機構を異ならせたものであり、プリズムバラスト17の代わりに、フランジ部15における縦軸N方向の両端部を切り欠いてスラブオフ部41及び42を形成したものである。遠近両用コンタクトレンズ40が眼1の角膜2上に装着されたとき、スラブオフ41、42が上眼瞼5、下眼瞼6にそれぞれ抑えられることで、遠近両用コンタクトレンズ40の回転が防止される。尚、上記スラブオフ41、42は、遠近両用コンタクトレンズ40におけるフランジ部15の片側端部にのみ形成されてもよい。従って、この他の変形例においても、前記第1の実施の形態における遠近両用コンタクトレンズ10の効果(1)〜(4)と同様な効果を奏する。
[B]第2の実施の形態
この第2の実施の形態における遠近両用コンタクトレンズ10は、レンズ光学領域11の凸面16Aまたは凹面16Bの少なくとも一方(通常は凸面16A)に、前記第1の実施の形態と同様に、当該レンズ光学領域11の縦軸N方向に沿って式(1)に従う度数分布が設定されると共に、この度数分布が設定されたと同一の凸面16A、凹面16B(通常は凸面16A)に乱視度数が設定される。この乱視度数は、式(1)の度数分布が設定される縦軸N方向に対し直交する横軸M方向に沿って設定される。
従って、この第2の実施の形態における遠近両用コンタクトレンズ10によれば、式(1)に従って設定された度数分布に基づく遠用部12、近用部13によって、遠方視力、近方視力をそれぞれ補助する機能を発揮できる他、乱視(特に倒乱視、直乱視など)を矯正する機能を発揮できる。
[C]第3の実施の形態
この第3の実施の形態における遠近両用コンタクトレンズ10は、レンズ光学領域11の凸面16Aまたは凹面16Bの一方(通常は凸面16A)において、レンズ光学領域11の縦軸N方向に沿って式(1)に従う度数分布が設定されると共に、凸面16Aまたは凹面16Bの他方(通常は凹面16B)が乱視矯正機能を備えたトーリック面に形成されている。このトーリック面は、レンズ装用者の眼1における乱視状態の角膜2の形状に対応して形成される。
乱視状態の角膜2は、直交する2軸の曲率半径が異なることから、当該遠近両用コンタクトレンズ10のレンズ光学領域11における凹面16Bに形成されるトーリック面は、上述の乱視状態の角膜2の形状に対応して、曲率半径が異なった直交する2軸を有して形成される。
このように、この第3の実施の形態における遠近両用コンタクトレンズ10は、レンズ光学領域11の凸面16Aに、このレンズ光学領域11の縦軸N方向に沿って式(1)に従う度数分布が設定され、凹面16Bが、乱視矯正機能を備えたトーリック面に形成されたことから、このトーリック面は、式(1)に従う度数分布とは無関係に乱視矯正機能を具備することができる。従って、この凹面16Bのトーリック面は、倒乱視、直乱視及び斜乱視などほとんど全ての乱視に対して乱視矯正機能を発揮できる。
また、第3の実施の形態における遠近両用コンタクトレンズ10では、凹面16Bが乱視状態の角膜2の形状に対応して形成されたトーリック面であることから、この凹面16Bを、レンズ装用者の眼1の角膜2に装着することで乱視矯正機能を発揮できると共に、当該遠近両用コンタクトレンズ10の回転防止機能も発揮できる。しかも、遠近両用コンタクトレンズ10におけるレンズ光学領域11の縦軸N方向に沿う端部側にプリズムバラスト17またはスラブオフ41、42等の回転防止機構を有する場合には、上述のトーリック面による回転防止機能との相乗効果によって、この遠近両用コンタクトレンズ10の回転防止を、より一層効果的に実現できる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記第1の実施の形態及び両変形例、第2の実施形態並びに第3の実施形態では、眼用レンズがコンタクトレンズの場合を述べたが、眼内に組み込まれる眼内レンズや、角膜2から離間して装着される眼鏡の眼鏡レンズであってもよい。
本発明に係る眼用レンズの第1の実施の形態である遠近両用コンタクトレンズを示す正面図である。 図1のII‐II線に沿う断面図である。 図1の遠近両用コンタクトレンズのレンズ光学領域を示し、(A)が正面図、(B)が側面図である。 図3のレンズ光学領域の形状を示す斜視図である。 図3のレンズ光学領域における度数分布(遠用部がマイナス度数の場合)を示すグラフである。 図3のレンズ光学領域における度数分布(遠用部がプラス度数の場合)を示すグラフである。 図1の遠近両用コンタクトレンズの製造工程を示す斜視図である。 図1の遠近両用コンタクトレンズの他の製造工程を示す斜視図である。 図1の遠近両用コンタクトレンズの使用状態を、眼球と共に示す側面図である。 図1の遠近両用コンタクトレンズの変形例を示す正面図である。 図1の遠近両用コンタクトレンズの他の変形例を示す正面図である。 従来の同時視型で、同心円形状の度数分布を示す遠近両用コンタクトレンズの正面図である。
符号の説明
1 眼
2 角膜
3 瞳孔
10 遠近両用コンタクトレンズ
11 レンズ光学領域
12 遠用部
13 近用部
14 中間部
17 プリズムバラスト
30 遠近両用コンタクトレンズ
N 縦軸(所定方向)
A 上端点(一方端)
B 下端点(他方端)
K 傾斜軸(所定方向)

Claims (4)

  1. レンズ光学領域に、遠方視力を補助するための遠用部と、近方視力を補助するための近用部と、これらの遠用部と近用部との間で度数を累進的に変化させた中間部と、を有する累進多焦点コンタクトレンズであって、
    上記遠用部、上記中間部、上記近用部が上記レンズ光学領域の所定方向に沿って一方端側から他方端側へ順次配置され、
    上記所定方向に沿う上記レンズ光学領域の度数分布が、下記式(1)に従って設定され
    上記所定方向は、上記累進多焦点コンタクトレンズの装用時における眼の縦方向であることを特徴とする累進多焦点コンタクトレンズの設計方法
    但し、式(1)中の各符号は下記のとおり定義する。
    PowerDist:度数分布(単位;D(ディオプター))
    P−Power:レンズ光学領域の一方端点の度数(単位;D)
    Max−Add:レンズ光学領域の一方端点と他方端点との度数差(単位;D)
    Bnf:レンズ光学領域の一方端点から遠用部の遠用度数と近用部の近用度数の境界までの距離(単位;mm)
    Wave:度数変化係数(うねり度)
    x:レンズ光学領域の一方端点からの距離(単位;mm)
    −25D≦P−Power≦+25D
    ±0D≦Max−Add≦+8D
    0.5mm≦Bnf≦7mm
    1≦Wave≦8
  2. レンズ光学領域に、遠方視力を補助するための遠用部と、近方視力を補助するための近用部と、これらの遠用部と近用部との間で度数を累進的に変化させた中間部と、を有する累進多焦点コンタクトレンズであって、
    上記遠用部、上記中間部、上記近用部が上記レンズ光学領域の所定方向に沿って一方端側から他方端側へ順次配置され、
    上記所定方向に沿う上記レンズ光学領域の度数分布が、下記式(1)に従って設定され、
    上記所定方向は、上記累進多焦点コンタクトレンズの装用時において眼の縦方向から顔の鼻側へ傾斜して設定されたことを特徴とする累進多焦点コンタクトレンズの設計方法
    但し、式(1)中の各符号は下記のとおり定義する。
    PowerDist:度数分布(単位;D(ディオプター))
    P−Power:レンズ光学領域の一方端点の度数(単位;D)
    Max−Add:レンズ光学領域の一方端点と他方端点との度数差(単位;D)
    Bnf:レンズ光学領域の一方端点から遠用部の遠用度数と近用部の近用度数の境界までの距離(単位;mm)
    Wave:度数変化係数(うねり度)
    x:レンズ光学領域の一方端点からの距離(単位;mm)
    −25D≦P−Power≦+25D
    ±0D≦Max−Add≦+8D
    0.5mm≦Bnf≦7mm
    1≦Wave≦8
  3. 上記累進多焦点コンタクトレンズは、上記所定方向に沿う端部側に、当該レンズの回転を防止する回転防止機構を備え
    上記回転防止機構は、上記累進多焦点コンタクトレンズの上記所定方向に沿う他方端側に設けられたプリズムバラストである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の累進多焦点コンタクトレンズの設計方法
  4. 上記レンズ光学領域の表面と裏面の一方に、このレンズ光学領域の上記所定方向に沿って式(1)に従う度数分布が設定され、上記表面と裏面の他方が、乱視矯正機能を備えたトーリック面に形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の累進多焦点コンタクトレンズの設計方法
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