JP4807458B2 - 回転直動変換機構 - Google Patents
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Description
この機構は、外周面にねじを有するシャフトと、内周面にねじを有するナットと、シャフトの外周面及びナットの内周面との間に介在されて上記各ねじに螺合するローラとを備えており、さらにナットとローラとは歯車にてかみ合わされる構造となっている。そして、上記ナットを回転させるとローラは自転するとともにシャフトの周りを公転する、すなわち遊星運動し、同ローラのねじに螺合されているシャフトは軸方向に直線運動するようになっている。
請求項1に記載の発明は、外周面にねじを有するシャフトと、内周面にねじを有するナットと、前記シャフトの外周面及び前記ナットの内周面との間に介在されて前記各ねじに螺合するねじを有するローラとを備え、前記シャフト及びナットのいずれか一方の回転運動を変換して他方を直線運動させる回転直動変換機構において、前記シャフトの外周面を支持するとともに前記ナットの内周面に固定される第1支持部材と、前記シャフトを囲む環状形状を有して前記ローラの両端をそれぞれ支持するリテーナと、これら各リテーナのうちの少なくとも一方についてその径方向の外周面を回転可能に支持するとともに前記ナットの内周面に固定される第2支持部材とを備えることをその要旨とする。
以下、本発明の参考例としての回転直動変換機構を具体化した第1の実施形態について、図1〜図4を併せ参照して説明する。
この図1に示すように、本回転直動変換機構は、外周面にねじを有するシャフト1、シャフト1の外側に設けられて内周面にねじを有するナット2、シャフト1の外周面とナット2の内周面との間に介在され、シャフト1のねじ及びナット2のねじに螺合するねじを有する複数のローラ3、ナット2の内周面に設けられるリングギア4等から構成されている。そして、この回転直動変換機構はナット2の回転運動をシャフト1の直線運動に変換する、いわゆるローラネジ機構となっている。以下、上記各構成部材を詳細に説明する。
また、シャフト1の端部には、同シャフトの外径とほぼ同一の外径を有する平歯車1bが設けられている。この平歯車1bとシャフト1とは別部材からなり、シャフト1の端部に設けられた凸部に平歯車1bの内周面を嵌合させることによって同平歯車1bはシャフト1に固定されている。なお、平歯車1bと同一の歯をシャフト1の外周面に直接形成するようにしてもよい。
(1)外周面に雄ねじ1aを有するシャフト1と、内周面に雌ねじ2aを有するナット2と、シャフト1の外周面及びナット2の内周面との間に介在されて前記雄ねじ1a及び雌ねじ2aにそれぞれ螺合するねじ3aを有するローラ3とを備える回転直動変換機構において、ローラ3の一部に歯車(平歯車3b及び平歯車3c)を設けるようにしている。そして、シャフト1の一部にはローラ3の歯車(平歯車3b)にかみ合う歯車(平歯車1b)を、ナット2の一部にはローラ3の歯車(平歯車3c)にかみ合う歯車(内歯4a)をそれぞれ設けるようにしている。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかる回転直動変換機構を具体化した第2の実施形態について、図5〜図7を併せ参照して説明する。
この図5に示すように、本実施形態の回転直動変換機構は、シャフト11、シャフト11の外側に設けられるナット12、シャフト11の外周面とナット12の内周面との間に介在されてシャフト11の周りを自転及び公転する複数のローラ13、ナット12の内周面に設けられるリングギア14等から構成されている。さらに、ローラ13の両端をそれぞれ支持するリテーナ15、このリテーナ15を支持するブッシュ16、上記シャフト11を支持するベアリング17も設けられており、この回転直動変換機構もナット12の回転運動をシャフト11の直線運動に変換する、いわゆるローラネジ機構となっている。以下、上記各構成部材を詳細に説明する。
図6にローラ13の形状を示す。この図6及び先の図5に示されるように、ローラ13は、円柱形状であってその軸方向の外周面全体にシャフト11の雄ねじ11aと螺合するねじ13aが形成されたねじ部と、該ねじ部の両端に設けられた各シャフト13bとから構成されている。このねじ13aは、例えば1条の左ねじとされている。また、ローラ13はシャフト11の外周面を囲むように等ピッチにて複数(本実施形態においては9本)配設されている。ローラ13の両端に設けられた各シャフト13bは、シャフト11を囲む環状の上記リテーナ15によってそれぞれ回転可能に支持されている。このリテーナ15によって、シャフト11の周方向における各ローラ13の配設位置(上記等ピッチ)は維持される。
(1)外周面に雄ねじ11aを有するシャフト11と、内周面に雌ねじ12aを有するナット12と、シャフト11の外周面及びナット12の内周面との間に介在されて前記雄ねじ11a及び雌ねじ12aにそれぞれ螺合するねじ13aを有するローラ13とを備える回転直動変換機構において、次のような部材を備えるようにしている。すなわち、シャフト11の外周面を支持するとともにナット12の内周面に固定されるベアリング17、シャフト11を囲む環状形状を有してローラ13の両端をそれぞれ支持するリテーナ15、これら各リテーナ15のそれぞれの外周面を回転可能に支持するとともにナット12の内周面に固定されるブッシュ16を備えるようにしている。
・第1の実施形態において、リングギア4の内歯4aをナット2の内周面に直接形成するようにしてもよい。この場合にはリングギア4を省略することができる。同様に、第2の実施形態において、リングギア14の内歯14aをナット12の内周面に直接形成するようにしてもよい。この場合にはリングギア14を省略することができる。
・第1の実施形態において、平歯車1bの配設位置は任意に変更することができる。要は、ローラ3に設けられた歯車とかみ合う歯車をシャフト1に設けるようにすればよい。
Claims (3)
- 外周面にねじを有するシャフトと、内周面にねじを有するナットと、前記シャフトの外周面及び前記ナットの内周面との間に介在されて前記各ねじに螺合するねじを有するローラとを備え、前記シャフト及びナットのいずれか一方の回転運動を変換して他方を直線運動させる回転直動変換機構において、
前記シャフトの外周面を支持するとともに前記ナットの内周面に固定される第1支持部材と、
前記シャフトを囲む環状形状を有して前記ローラの両端をそれぞれ支持するリテーナと、
これら各リテーナのうちの少なくとも一方についてその径方向の外周面を回転可能に支持するとともに前記ナットの内周面に固定される第2支持部材とを備える
ことを特徴とする回転直動変換機構。 - 前記第1支持部材及び第2支持部材の少なくとも一方は転がり軸受である
請求項1に記載の回転直動変換機構。 - 前記第1支持部材及び第2支持部材の少なくとも一方はすべり軸受である
請求項1に記載の回転直動変換機構。
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