JP4807193B2 - 軟水装置 - Google Patents

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Description

この発明は、水中の硬度成分をイオン交換して軟水を供給する軟水装置,とくに24時間連続して軟水を供給可能な軟水装置に関する。
蒸気ボイラなどの水使用機器が昼夜問わず稼働している場合には、連続して軟水の供給が必要になることから、複数台の軟水器を直列設置する構成の軟水装置も実施されている。出願人は、こうした直列配置の軟水装置において、通水時の圧力損失を低減する軟水装置を提案している(特許文献1)。
この特許文献1に記載の軟水装置は、軟水器間の配管数を少なくし、簡易な配管とすることができる点で優れているが、再生液を樹脂部へ供給するために、電動ポンプを必要とする。また、電動ポンプを使用しない重力再生方式を採用する場合には、再生液タンクの配置に制約を受けるという課題がある。
この出願の発明者等は、こうした課題を解決するために、特許文献1に記載の軟水装置の特徴を活かしつつ、再生液の樹脂への供給をエゼクタにより行うべく開発を進めていたところ、直列接続の後段側の軟水器におけるエゼクタ駆動水の水圧が低下し、再生が困難であるという課題を見出した。
特開2005−270813号公報
この発明が解決しようとする課題は、直列接続の後段側の軟水器においてもエゼクタを用いた再生を可能とするとともに、通水待機中の軟水器において生ずる原水からの硬度漏れや不必要な通水を防止することである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、給水入口給水出口,樹脂収容部および流路制御バルブそれぞれ備えた複数の軟水器と、前記流路制御バルブを制御して一方の軟水器の通水工程中に他方の軟水器において通水工程以外の工程を行う制御器とを備え、流路制御バルブは、前記給水入口と前記樹脂収容部とを連通する原水ラインに第一弁を、前記給水出口と前記樹脂収容部とを連通する処理水ラインに第二弁を、前記給水入口と前記給水出口とを連通するバイパスラインに第三弁をそれぞれ備え、前段側の前記軟水器の給水出口と後段側の前記軟水器の給水入口とを給水ラインにより連通接続するとともに、前段側の前記軟水器の給水入口を原水ラインに接続し、後段側の前記軟水器の給水出口を処理水ラインに接続することにより、前段側の前記軟水器と後段側の前記軟水器とを前記原水ラインに対して直列接続し、前記各軟水器は、ノズル部に駆動水を供給することにより再生液を吸引するエゼクタを備えるとともに、前記各エゼクタに対し、前段側の前記軟水器の原水ラインから直接的に原水を供給する駆動水ラインを接続し、前記制御器は、前記各流路制御バルブを制御して、前記第一弁および前記第二弁を開くとともに前記第三弁を閉じて、前記給水入口からの原水を前記樹脂収容部を通過させ、処理水として前記給水出口へ送る通水工程と、前記第一弁および前記第二弁を閉じるとともに前記第三弁を開いて前記各駆動水ラインを通して前記各エゼクタへ原水を供給することにより、再生液タンクの再生液を吸引して、原水とともに前記樹脂収容部へ送り再生する再生工程と、前記再生工程後の前記通水工程に入る前に前記第三弁を開いた状態で行う通水待機工程を行い、前記各軟水器の前記通水待機工程において、前記駆動水ラインの原水が前記給水出口へ流出する不都合を防止する不都合防止手段を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、駆動水の水圧を高くすることができ、後段側の軟水器の再生を支障無く行えるとともに、通水待機中の軟水器において生ずる原水からの硬度漏れや不必要な通水を防止することができるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記不都合防止手段は、前記駆動水ラインに駆動水の供給、停止を制御する駆動水制御弁を備え、前記各軟水器の前記通水待機工程において前記駆動水制御弁を閉じるように構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記駆動水ラインを設けたことによる不都合,すなわち通水待機中の軟水器において生ずる原水からの硬度漏れや不必要な通水を防止することができるという効果を奏する。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記不都合防止手段は、前記各軟水器の前記通水待機工程において前記第一弁および第二弁を閉じるように構成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明による効果に加えて、前記駆動水ラインを設けたことによる不都合,すなわち通水待機中の軟水器において生ずる原水からの硬度漏れや不必要な通水を前記駆動水制御弁を設けることなく防止することができるという効果を奏する。
この発明によれば、配管を簡素化できるという効果を活かしつつ、エゼクタの駆動水の水圧を高くして、各軟水器の再生工程を行うことができるとともに、通水待機中の軟水器において生ずる原水からの硬度漏れや不必要な通水を防止することができる
この発明の実施の形態は、原水ラインに対して複数の軟水器を直列接続した軟水装置に好適に実施される。
この発明の実施の形態は、給水入口と給水出口とノズル部に駆動水を供給することにより再生液を吸引するエゼクタとをそれぞれ備えた複数の軟水器を原水ラインに対して直列に接続し、一方の軟水器の通水工程中に他方の軟水器において通水工程以外の工程を行うように構成した軟水装置であって、後段側の前記軟水器のエゼクタのノズル部に対し、前記原水ラインから直接的に原水を供給する駆動水ラインを備えたことを特徴としている。
この実施の形態においては、一方の軟水器が通水工程であるとき、他方の軟水器は、通水工程以外の再生工程などの工程を実行する。原水ラインに対して後段側(下流側)に位置する軟水器の再生工程時においても駆動水が前記原水ラインに接続した駆動水ラインにより直接的に供給される。その結果、駆動水の圧力を原水圧とすることができ、再生工程を支障無く行うことができる。
ここで、この実施の形態の各構成要素について説明する。前記各軟水器は、特定の構成の軟水器に限定されるものでない。すなわち、後述するイオン交換樹脂の交換能力を分流再生により回復させる分流再生方式に限定されるものではなく、他の再生方式、たとえば、一般的に行われている並流再生(co-flow regeneration)方式や向流再生(counter-flow regeneration)方式によって、イオン交換樹脂の交換能力を回復させるものとすることができる。
前記各軟水器は、それぞれ原水を透過させることで原水を軟水化し、再生液としての塩
水を透過させることで、再生するイオン交換樹脂を収容した樹脂収容部と、この樹脂収容部へ原水を供給するための給水入口と、軟水化された水(処理水)を取り出すための給水出口とを備えている。前記給水入口および前記給水出口は、特別の構造を備える必要はなく、単に各軟水器を外部から見た場合の入口,出口といったものも含まれる。
前記各エゼクタは、周知の構成のものであって、ノズル部に駆動水を供給してこのノズル部から駆動水を噴出させると、その吸引力により再生液タンク内の再生液を吸引するように構成されている。その結果、再生液と駆動水とが混合されて、電動給液ポンプを用いることなく、前記樹脂収容部へ供給される。前記再生液タンクは、好ましくは、前記各軟水器に共通して設けるが、前記各軟水器毎に設けるように構成することができる。
前記各駆動水ライン(駆動水供給ラインと称することができる。)は、前記原水ラインから分岐して、前記各ノズル部に対して接続される。すなわち、前記各駆動水ラインは、互いに並列の関係に前記原水ラインに対して接続され、これにより、どのノズル部に対してもほぼ等しい水圧で駆動水となる原水を供給できるように構成している。
前記各軟水器は、工程を制御するための流路制御バルブを備えている。この流路制御バルブは、各軟水器の工程を制御するためのバルブ集合体あるいはバルブユニットを指す。これらの各バルブは、個別に制御してもよいし、各バルブに対応してカム板を設け、これら複数のカム板を工程毎にモータにより回転駆動することにより各バルブを制御するように構成することができる。
この実施の形態においては、前記各軟水器間の配管を簡素化するために、前記流路制御バルブの構成に工夫を凝らしている。すなわち、各流路制御バルブは、前記給水入口と樹脂収容部とを連通する原水ライン(原水流路)に第一弁を有し、前記給水出口と前記樹脂収容部とを連通する処理水ライン(処理水流路)に第二弁を有し、前記給水入口と前記給水出口とを連通するバイパスライン(バイパス流路)に第三弁を有している。
こうした構成と、前記各軟水器の直列接続,すなわち前段側の軟水器の給水出口と後段側の軟水器の給水入口とを給水ラインにより接続する構成とを採用することにより、つぎの効果を奏する。すなわち、前段側軟水器の第三弁によるバイパス機能により前記給水ラインを通して原水を後段側の軟水器の給水入口,第二弁を通して樹脂収容部へ供給することができるとともに、後段側軟水器の第三弁のバイパス機能により前記給水ラインを通して前段側軟水器により得られた軟水を後段側軟水器の給水出口へ供給することができる。その結果、1本の給水ラインにより原水の供給と軟水の供給とが行われることになり、各軟水器間の配管を簡素化することができる。
前記各流路制御バルブは、制御手段の制御手順により制御される。この制御手順には、通水工程や再生工程などの各工程を制御する手順が含まれている。
この実施の形態の特徴とするところは、原水を直接的に後段の前記第二軟水器のノズルへ供給する,換言すれば前記第一軟水器をバイパスして前記第二軟水器のノズルへ原水を直接的に供給する前記駆動水ラインを設けた点である。そして、これに加えて、前記駆動水ラインを設けたことにより生ずる原水からの硬度漏れおよび不必要な通水の不都合を防止する,すなわち通水待機中または再生待機中の前記各軟水器において原水の硬度が前記給水出口へ漏れる、および通水工程でないのに通水するという不都合を防止する不都合防止手段を設けた点である。
この不都合防止手段は、つぎの2つの態様を含んでいる。第一の態様は、前記各駆動水ラインに駆動水の供給、停止を制御する駆動水制御弁を備え、通水待機中または再生待機
中の後段の軟水器において生ずる前記不都合を防止するために前記駆動水制御弁を閉じる構成である。
前記不都合防止手段の第二の態様は、前記駆動水制御弁を備えていない態様であって、通水待機中および再生待機中の後段の第二軟水器において原水が樹脂筒に不必要に流れる(通水)を防止するために、前記各流路制御バルブの前記第二弁を閉じ、原水の硬度が給水出口へ漏れることを防止するために、前記各流路制御バルブの前記第一弁を閉じる構成である。この発明では、通水待機工程は、通水工程を行っていない軟水器において必要な工程であるが、再生待機工程は、必要に応じて省略することができる。この第二の態様では、別個に前記駆動水制御弁を必要としないというメリットがある。
この第二の態様において、前記各軟水器における工程を、逆洗工程−再生待機工程−再生工程−押出工程−補水工程−通水待機工程−洗浄工程の順で工程を行うように構成することができる。こうした構成を採用することにより、前記第一弁または前記第二弁の開閉を少なくすることができる。すなわち、通常は、再生待機工程−逆洗工程−再生工程−押出工程−洗浄工程−補水工程−通水待機工程の順で行うが、再生待機工程を逆洗工程の後に、また補水工程−通水待機工程の後に逆洗工程を行うことにより、前記第一弁および前記第二弁の開閉回数を少なくすることができる。特に、前記流路制御バルブの各弁の制御をカム機構により行う場合は、カムの設計が容易となる。
前記軟水器の数は、2台以上であれば良い。3台の場合には、前記制御手段により軟水使用機器の負荷に応じて通水工程を2台、通水以外の工程を1台とするなどの制御を行うように構成することができる。
<実施例1の構成>
以下、この発明の実施例1を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、この実施例1に係る軟水装置の全体構成図を示し、図2は、同実施例1の要部制御手順を示すフローチャート図であり、図3は、同実施例1のバルブの開閉状態を説明する図であり、図4〜図11は、同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。
この実施例1の軟水装置は、水道水,地下水,工業用水などの原水中に含まれる硬度分をナトリウムイオンへ置換して軟水を生成し、この軟水を各種の用水として需要箇所(軟水使用機器)へ供給する目的で使用される。このため、前記軟水装置は、家屋やマンションなどの居住建物,ホテルや大衆浴場などの集客施設,ボイラやクーリングタワーなどの冷熱機器,食品加工装置や洗浄装置などの水使用機器などの給水元と接続される。
この実施例1の軟水装置は、互いに直列に接続される前段側(原水に対して上流側)の第一軟水器1Aと後段側(原水に対して下流側)第二軟水器1Bとこれら軟水器を制御する制御器(図示省略)とを主要部として備えている。前記第一軟水器1Aおよび前記第二軟水器1Bは同じ構成の軟水器であり、以下に各軟水器の構成を前記第一軟水器1Aについて説明する。前記第二軟水器1Bは、前記第一軟水器1Aと同じ構成であるのでその説明を省略する。
図1において、前記第一軟水装置1Aは、樹脂収容部2と、流路制御バルブ3と、塩水供給装置4とを主に備えている。前記樹脂収容部2は、処理材である陽イオン交換樹脂(以下、単に樹脂という。)5が充填された有底の樹脂筒6を備えており、この樹脂筒6の開口部は、蓋部材7で閉鎖されている。この蓋部材7には、前記流路制御バルブ3が一体的に装着されており、前記第一軟水器1Aの通水作動の流路と再生作動の流路とを制御器(図示省略)からの指令信号によって切り換えることができるように構成されている。
前記蓋部材7には、流体の供給および排出を行う第一流路8,第二流路9および第三流路10がそれぞれ形成されている。これらの各流路8,9,10は、後述するように、前記流路制御バルブ3を構成する各種ラインとそれぞれ接続されている。
前記樹脂収容部2内において、前記第一流路8には、前記樹脂筒6の底部付近へ延びる第一集水管11が接続されている。そして、前記第一集水管11の先端部には、前記樹脂5の流出を防止する第一スクリーン部材12が装着されている。すなわち、前記第一集水管11内は、前記第一流路8と連通されるとともに、前記第一スクリーン部材12による集水位置が前記樹脂筒6の底部付近に設定されている。
また、前記樹脂収容部2内において、前記第二流路9には、前記イオン交換樹脂5の充填層高さの中央部付近へ延びる第二集水管13が接続されている。そして、前記第二集水管13の先端部には、前記樹脂5の流出を防止する第二スクリーン部材14が装着されている。すなわち、前記第二集水管13内は、前記第二流路9と連通されるとともに、前記第二スクリーン部材14による集水位置が前記樹脂5の充填層高さの中央部付近に設定されている。
ここにおいて、前記第二集水管13の内径は、前記第一集水管11の外径よりも大径に設定されており、前記両集水管11,13の軸芯は、ともに前記樹脂収容部2の軸芯と同軸上に設定されている。すなわち、前記両集水管11,13は、前記第一集水管11が内管に設定され、また前記第二集水管13が外管に設定された二重管構造の集水装置として、前記樹脂収容部2に装着されている。
さらに、前記樹脂収容部2内において、前記蓋部材7の下面側には、前記樹脂5の流出を防止する第三スクリーン部材15が装着されている。すなわち、前記第三流路10は、前記第三スクリーン部材15を介して前記樹脂収容部2内と連通されている。
さて、前記第三流路10には、前記流路制御バルブ3を介して原水ライン16が接続されている。また、前記第一流路8には、前記流路制御バルブ3を介して処理水ライン17が接続されている。すなわち、前記原水ライン16および前記処理水ライン17の一部は、それぞれ前記流路制御バルブ3内に形成されている。
ここで、前記流路制御バルブ3の構成について説明する。前記流路制御バルブ3は、給水入口18および給水出口19を備えている。そして、前記第一軟水器1Aの給水入口18は、前記原水ライン16と接続され、前記第一軟水器1Aの給水出口19と前記第二軟水器1Bの給水入口18とが給水ライン20により接続され、前記第二軟水器1Bの給水出口19が前記処理水ライン17と接続されている。こうして、前記第一軟水器1Aおよび前記第二軟水器1Bが前記原水ライン16に対して直列に接続されている。
前記流路制御バルブ3内において、前記給水入口18と前記樹脂収容部2とを連通する前記原水ライン16に第一弁(第一通水弁)21を有し、前記給水出口19と前記樹脂収容部2とを連通する前記処理水ライン17に第二弁(第二通水弁)22を有し、前記給水入口18と前記給水出口19とを連通するバイパスライン23に第三弁(バイパス弁)24を有している。
そして、前記原水ライン16の前記第一弁21の上流側には圧力スイッチ25が設けられている。ここにおいて、前記圧力スイッチ25は、後述する再生作動において、原水圧力の有無を検出するために設けられており、たとえば前記再生作動を正常に行うために必要な0.1MPa前後の圧力にてオンオフするタイプのものである。この圧力スイッチ25は、必要に応じて省略することができる。
また、前記第一弁21の上流側の前記原水ライン16には、駆動水ライン26が接続されている。そして、この駆動水ライン26には、前記原水ライン16側から順に駆動水制御弁としての第四弁(エゼクタ弁)27,ストレーナ28,第一定流量弁29,エゼクタ30のノズル部31が接続されている。このエゼクタ30の出口と前記第二弁22の上流側の前記処理水ライン17とは、第一再生ライン32で接続されている。この第一再生ライン32には,第五弁33および第一オリフィス34が設けられている。ここにおいて、前記ストレーナ28は、原水中に含まれる懸濁物質を除去し、前記第一定流量弁29および前記エゼクタ30の詰まりを防止するためのものである。また、前記第一定流量弁29は、前記エゼクタ30へ供給する原水を所定範囲の流量に調節するためのものである。
前記第二軟水器1Bの駆動水ライン26は、前記流路制御バルブ3内の駆動水ライン(内部駆動水ラインと称することができる。)26と、前記流路制御バルブ3外において原水を直接的に後段のエゼクタ30へ供給するための駆動水ライン(外部または補助駆動水ラインと称することができる。)26Aとからなり、前記原水ライン16と接続されている。結局、前記第一軟水器1Aの駆動水ライン26と前記第二軟水器1Bの駆動水ライン26とは前記原水ライン16から分岐して互いに並列の関係にある。前記第二軟水器1Bの第四弁27は、前記外部駆動水ライン26Aに設けることができ、前記第一軟水器1Aの第四弁27は、省略することができる。
前記エゼクタ30と前記第五弁33の間の前記第一再生ライン32は、前記第一弁21の下流側の前記原水ライン16と第二再生ライン35で接続されている。この第二再生ライン35には、第二オリフィス36が設けられている。ここにおいて、前記第一オリフィス34および前記第二オリフィス36は、後述する再生工程および押出工程において、前記第一流路8および前記第三流路10に対して再生液または原水を均等に分配するためのものである。
前記エゼクタ30には、前記ノズル部31の吐出側において、前記塩水供給装置4から延設された塩水ライン37が接続されており、この塩水ライン37には、第六弁38が設けられている。すなわち、前記エゼクタ30は、原水が前記ノズル部31から吐出(噴出)されるときに発生する負圧を利用して、前記塩水供給装置4から塩水(たとえば、塩化ナトリウムの飽和水溶液)を吸引可能に構成されている。そして、前記エゼクタ30において、前記塩水供給装置4からの塩水は、原水で所定濃度(たとえば、8〜12重量%)にまで希釈されるようになっている。
前記第二弁22の上流側の前記処理水ライン17には、前記流路制御バルブ3の外部へ延びる第一排水ライン39が接続されている。この第一排水ライン39には、前記処理水ライン17側から順に第七弁40および第二定流量弁41が設けられている。また、前記第二流路10は、前記原水ライン16,前記第二再生ライン35および第二排水ライン42を介して前記第一排水ライン39と接続されている。前記第二排水ライン42には、第八弁43が設けられている。さらに、前記第二流路9は、前記第七弁40の下流側の前記第一排水ライン39と第三排水ライン44で接続されている。この第三排水ライン44には、第九弁45が設けられている。ここにおいて、前記第二定流量弁41は、前記樹脂収容部2からの排水量を所定範囲の流量に調節するためのものである。
前記流路制御バルブ3において、前記各弁21,22,24,33,38,40,43,45は、種々の作動機構および弁構造を採用することができる。この実施例1では、これらの弁は、カム機構により作動されるリフト式またはダイアフラム式の流路弁を採用している。そして、前記第四弁27は、前記流路制御バルブ3に対して後付(バルブ3と別個に構成することを意味する。)としている。これにより、複数直列接続用ではなく、単
一使用の軟水器に用いる流路制御バルブ3を殆ど改造することなく使用することができる。
前記第四弁27を後付とする場合、前段の前記第一軟水器1Aの第四弁27は、省略することができる。前記第四弁27は、前記流路制御バルブ3の外側に配置することもできる。前記第四弁27以外の弁は、カム機構でなく、リンク機構により作動されるスライドピストン式の流路弁とすることもできる。勿論、前記第四弁27も他の弁と同様にカム機構やリンク機構により一体的に駆動するように構成することができる。
つぎに、前記塩水供給装置4の構成について、詳細に説明する。前記塩水供給装置4は、塩水タンク46を備えており、この塩水タンク46内には、筒状の塩水ウェル47と、塩水の貯留部および再生塩48(たとえば、粒状やペレット状の塩化ナトリウム)の貯蔵部を区画する透水性の塩水プレート49とが配置されている。ここにおいて、前記塩水ウェル47の下方の側壁には、連通孔50が設けられており、塩水または補給水が自在に流通できるようになっている。
前記塩水ウェル47内には、塩水ストレーナ51が収容されている。この塩水ストレーナ51には、エアチェックボール52と、このエアチェックボール52が当接または離反する弁座部53とが内蔵されており、この弁座部53は、前記塩水ライン37と接続されている。すなわち、前記流路制御バルブ3は、前記塩水タンク46と前記塩水ライン37で接続されている。
そして、前記塩水ライン37には、塩水供給方向の流量および補給水供給方向の流量を検出する流量検出手段54が設けられている。そして、この流量検出手段54からの検出信号は、前記制御器へ入力されるようになっている。前記流量検出手段54は、双方向の瞬間流量および積算流量を検出可能に構成された流量センサであって、たとえば接線式流量センサや軸流式流量センサを好適に利用することができる。また、前記流量検出手段54は、単一方向の瞬間流量および積算流量を検出可能に構成された流量センサを2個使用してもよく、この場合、前記接線式流量センサおよび前記軸流式流量センサ以外にも、カルマン渦式流量センサや電磁式流量センサなどを利用することができる。
以下、この実施例1の軟水装置の動作について、図4〜図11を参照して詳細に説明する。図4〜図11において、前記各弁21,22,24,27,33,38,40,43,45のうち、黒く塗りつぶしている弁は、閉止を示し、塗りつぶしていない弁は、開放を示している。
<実施例1の全体的動作>
図2を参照して、前記各軟水器1A,1Bは、それぞれ図2に示す処理手順で工程の制御を行う。すなわち、処理ステップS1(以下、処理ステップSNは、単にSNと称する。)で原水を軟水化する通水工程を行い、S2において、再生が必要になるなどの理由で自らの通水工程終了が判定されると、再生工程に入る前に待機する再生待機工程(S3),前記樹脂筒6内の樹脂を通水方向と逆の流れで洗浄する逆洗工程(S4),前記樹脂を塩水で再生する再生工程(S5),再生工程により前記樹脂筒6に残留している塩水を押し出して排出する押出工程(S6),押出工程後に通水方向の流れで前記樹脂を洗浄する洗浄工程(急洗工程と称することができる。)(S7),前記塩水タンク46への補水を行う補水工程(S8)を順次行い、通水待機工程(S9)に入る。S10において、他方の軟水器の通水が終了すると、S1に戻って通水工程以降の工程を繰り返す。S10でNOが判定されると、S9の通水待機工程を継続する。こうして、通水工程が行われていない軟水器においては、再生工程などの工程が行われた後、通水待機工程に入り、通水が必要となると直ちに通水工程に入るように構成されている。
そして、前記各工程S1,S3〜S9における前記流路制御バルブ3の各第一弁(第一通水弁)21,第二弁(第二通水弁)22,第三弁(バイパス弁)24,第五弁(再生弁)33,第六弁(塩水弁)38,第七弁(急速水洗弁)40,第八弁(逆洗弁)43,第九弁(再生排水弁)45と前記第四弁(エゼクタ弁)は、各工程毎に図3に示す開閉動作を行う。図示において網掛け部は、弁が開いている状態を示し、白の部分は、弁が閉じている状態を示す。この各弁の開閉において、開動作の最初及び閉動作の最後に完全に開または閉でない、移行状態が存在する。
つぎに、前記第一軟水器1Aを中心にして前記第二軟水器1Bを含めた実施例1の動作を図4〜図10に従い説明する。まず、同実施例1の基本的動作を説明した後、この発明の特徴部分に関係する動作を説明する。
<基本的な動作>
(第一軟水器1A:通水工程,第二軟水器1B:通水待機工程)
まず、基本的な動作を順次行われる工程の順に説明する。図4を参照して、前記第一軟水器1Aは、通水工程で、前記第二軟水器1Bは、通水待機工程である。前記制御器(図示省略)からの指令信号により、図3および図4に示すように、前記第一軟水器1Aの前記第一弁21および前記第二弁22は、それぞれ開状態に設定される。一方、前記第三弁24,前記第四弁27,前記第六弁38,前記第七弁40,前記第八43および前記第九弁45は、それぞれ閉状態に設定される。前記原水ライン16を流れる水道水,地下水,工業用水などの原水は、前記第三流路10を介して供給されたのち、前記樹脂収容部2の上部で前記第三スクリーン部材15から配水される。
前記第三スクリーン部材15から配水された原水は、前記樹脂5の充填層を下降流で流れる過程で硬度分がナトリウムイオンへ置換され、軟水化される。前記樹脂5の充填層を通過した軟水は、前記樹脂収容部2の底部で前記第一スクリーン部材12へ集水されたのち、前記第一集水管11,前記第一流路8および前記処理水ライン17を介して流通する。
一方、前記第二軟水器1Bは、通水待機工程である。この通水待機工程は、図4を参照して、バルブ開閉状態において通水工程と異なるのは、前記第二弁22が閉じ、前記第三弁24が開く点であり、その他は同じである。この通水待機工程では、前記第三弁24が開くことで、前記第一軟水器1Aにて生成された処理水(軟水)がバイパスライン23,前記処理水ライン17を通して需要箇所へ供給される。この場合、前記第一弁21および前記第二弁22は、いずれか一方または両方が閉じておればよいが、前記第一弁21を開いているのは、前記第一弁21の開閉回数を減ずるためである。
この通水待機工程において、前記第四弁27が閉じているので、前記駆動水ライン26,前記エゼクタ30,前記第二再生ライン35,前記第一弁21を通して原水が前記バイパスライン23へ流れることが防止される。
そして、前記第一軟水器1Aが所定量の軟水を採取することにより、前記樹脂5が硬度分を置換できなくなると、前記再生動作に入る。この再生作動は、前記樹脂5の硬度分除去能力を回復させるために、逆洗工程,再生工程,押出工程,洗浄工程および補水工程をこの順で行う。
この実施例1では、直ちに逆洗工程に入らず、再生待機工程に入る。その理由は、前回の再生工程から所定時間が経過せず、塩水ができていないことや、原水圧が不十分で再生がうまく行かないことを回避するためである。
(第一軟水器1Aの再生待機工程,第二軟水器1B:通水工程)
図5を参照して、前記第二軟水器1Bが通水工程に入り、前記第一軟水器1Aが再生待機工程に入る。この再生待機工程は、図3を参照して、バルブ開閉状態において通水工程と異なるのは、前記第一弁21が閉じ、前記第三弁24が開く点であり、その他は同じである。この再生待機工程では、前記第三弁24が開くことで、原水がバイパスライン23,前記給水ライン20を通して通水工程の前記第二軟水器1Bへ供給される。前記第二弁22は、閉でもよいが、これを開いておくのは、前記第二弁22の開閉回数を減らすためである。
(第一軟水器1Aの逆洗工程,第二軟水器1B:通水工程)
図6を参照して、前記第二軟水器1Bは通水工程のままで、前記第一軟水器1Aが逆洗工程に入る。この逆洗工程では、図3および図6に示すように、前記制御器からの指令信号により、前記第二弁22,前記第三弁24および前記第八弁43は、それぞれ開状態に設定される。一方、前記第一弁21,前記第四弁27,第五弁33,前記第六弁38,前記第七弁40および前記第九弁45は、それぞれ閉状態に設定される。前記原水ライン16を流れる原水は、前記バイパスライン23,前記処理水ライン17,前記第一流路8および前記第一集水管11を介して供給されたのち、前記樹脂収容部2の底部で前記第一スクリーン部材12から配水される。
前記第一スクリーン部材12から配水された原水は、前記樹脂収容部2内を上昇流で流れ、前記樹脂5の充填層を展開させながら、堆積した懸濁物質や破砕などによって生じた微細樹脂を洗い流す。そして、前記樹脂5の充填層を通過した原水は、前記樹脂収容部2の上部で前記第三スクリーン部材15へ集水されたのち、前記第三流路10,前記原水ライン16,前記第二再生ライン35および前記第二排水ライン42を介して前記第一排水ライン39から系外へ排出される。前記逆洗工程を開始後、前記圧力スイッチ25がオン状態,すなわち原水圧有りの状態の積算時間が所定時間に達し、所定量の逆洗量が確保されると、前記再生工程へ移行する。
(第一軟水器1Aの再生工程,第二軟水器1B:通水工程)
図7を参照して、前記第二軟水器1Bは通水工程のままで、前記第一軟水器1Aが再生工程に入る。この再生工程では、図3および図7に示すように、前記制御器からの指令信号により、前記第三弁24,前記第四弁27,前記第五弁33,前記第六弁38および前記第九弁45は、それぞれ開状態に設定される。一方、前記第一弁21,前記第二弁22,前記第七弁40および前記第八弁43は、それぞれ閉状態に設定される。前記原水ライン16を流れる原水は、希釈水として、前記駆動水ライン26を介して前記エゼクタ26の一次側のノズル部31へ供給される。この際、原水中の懸濁物質は、前記ストレーナ28により除去され、また原水の流量は、前記第一定流量弁29により所定範囲に調節される。
前記エゼクタ30において、駆動水である原水の通過によって前記ノズル部31の吐出側で負圧が発生すると、前記塩水ライン37内も負圧となる。この結果、前記塩水タンク46内の塩水は、前記塩水ライン37を介して前記エゼクタ30へ吸引される。前記エゼクタ30内では、塩水が原水で所定濃度まで希釈され、再生液が調製される。
前記エゼクタ30からの再生液の一部は、前記第一再生ライン32,前記処理水ライン17,前記第一流路8および前記第一集水管11を介して供給されたのち、前記樹脂収容部2の底部で前記第一スクリーン部材12から配水される。一方、前記エゼクタ30からの再生液の残部は、前記第二再生ライン35,前記原水ライン16および前記第三流路10を介して供給されたのち、前記樹脂収容部2の上部で前記第三スクリーン部材15から配水される。この際、前記エゼクタ30からの再生液は、前記第一オリフィス34および
前記第二オリフィス36によって均等に分配される。
前記第一スクリーン部材12から配水された再生液は、前記樹脂5の充填層を上昇流で通過し、前記樹脂5の下層部を再生させる。一方、前記第三スクリーン部材15から配水された再生液は、前記樹脂5の充填層を下降流で通過し、前記樹脂5の上層部を再生させる。すなわち、この第一実施形態では、前記樹脂5の充填層に対して分流再生(split-flow regeneration)が行われる。この際、下降流の再生液は、前記樹脂5の充填層を下向きに押圧し、上昇流の再生液によって前記樹脂5が展開および流動することを抑制する。そして、前記樹脂5の充填層を通過した再生液は、前記樹脂5の充填層高さの中央部付近で前記第二スクリーン部材14へ集水されたのち、前記第二集水管13,前記第二流路9および前記第三排水ライン44を介して前記第一排水ライン39から系外へ排出される。
前記塩水タンク46内では、前記再生工程の進行とともに塩水が消費され、経時的に水位が下降する。一方、前記塩水ストレーナ51内では、水位の下降にともなって前記エアチェックボール52が下降する。そして、前記弁座部53の位置まで塩水が消費されると、前記エアチェックボール52が前記弁座部53と当接し、塩水の流出と空気の吸引とを遮断する(図7参照)。
前記再生工程時には、前記流量検出手段54により塩水供給方向の瞬間流量,すなわち前記塩水ライン37を介して前記塩水タンク46から前記エゼクタ30へ流れる塩水の瞬間流量が検出される。そして、所定流量未満のとき、再生の異常を報知する。ここで、前記所定流量は、たとえば前記再生工程を正常に行うために必要な0.1MPaの原水圧力のとき、前記塩水ライン37を流れる塩水の瞬間流量に基づいて設定される。
(第一軟水器1Aの押出工程,第二軟水器1B:通水工程)
同じく図7を参照して、前記第二軟水器1Bは通水工程のままで、前記第一軟水器1Aが押出工程に入る。この押出工程の前記各弁の開閉状態は、再生工程と同じであるので、その説明を省略する。前記原水ライン16を流れる原水は、押出水として、前記第一再生ライン32を介して前記エゼクタ30の一次側へ供給される。この際、原水中の懸濁物質は、前記ストレーナ28により除去され、また原水の流量は、前記第一定流量弁29により所定範囲に調節される。また、前記エゼクタ30への塩水の供給は、停止されている。
前記エゼクタ30からの原水の一部は、前記第一再生ライン32,前記処理水ライン17,前記第一流路8および前記第一集水管11を介して供給されたのち、前記樹脂収容部2の底部で前記第一スクリーン部材12から配水される。一方、前記エゼクタ30からの原水の残部は、前記第二再生ライン35,前記原水ライン16および前記第三流路10を介して供給されたのち、前記樹脂収容部2の上部で前記第三スクリーン部材15から配水される。この際、前記エゼクタ30からの原水は、前記第一オリフィス34および前記第二オリフィス36によって均等に分配される。
前記第一スクリーン部材12から配水された原水は、再生液を押し出しながら前記樹脂5の充填層を上昇流で通過し、前記樹脂5の下層部を引き続き再生させる。一方、前記第三スクリーン部材15から配水された原水は、再生液を押し出しながら前記樹脂5の充填層を下降流で通過し、前記樹脂5の上層部を引き続き再生させる。この際、下降流の原水は、前記樹脂5の充填層を下向きに押圧し、上昇流の原水によって前記樹脂5が展開および流動することを抑制する。そして、前記樹脂5の充填層を通過した再生液および原水は、前記樹脂5の充填層高さの中央部付近で前記第二スクリーン部材14へ集水されたのち、前記第二集水管13,前記第二流路9および前記第三排水ライン44を介して前記第一排水ライン39から系外へ排出される。前記押出工程を開始後、前記圧力スイッチ25がオン状態,すなわち原水圧有りの状態の積算時間が所定時間に達し、所定量の押出量が確
保されると、前記洗浄工程へ移行する。
(第一軟水器1Aの洗浄工程,第二軟水器1B:通水工程)
図8を参照して、前記第二軟水器1Bは通水工程のままで、前記第一軟水器1Aが洗浄工程に入る。この洗浄工程では、図3および図8に示すように、前記制御器からの指令信号により、前記第一弁21,前記第三弁24,および前記第七弁40は、それぞれ開状態に設定される。一方、前記第二弁22,第四弁27,前記第五弁33,前記第六弁38,前記第八弁43および前記第九弁45は、それぞれ閉状態に設定される。前記原水ライン16を流れる原水は、洗浄水として、前記第三流路10を介して供給されたのち、前記樹脂収容部2の上部で前記第三スクリーン部材15から配水される。
前記第三スクリーン部材15から配水された原水は、前記樹脂収容部2内に残留している再生液を洗い流しながら、前記樹脂5の充填層を下降流で通過する。そして、前記樹脂5の充填層を通過した原水は、前記樹脂収容部2の底部で前記第一スクリーン部材12へ集水されたのち、前記第一集水管11,前記第一流路8,前記処理水ライン17および前記第一排水ライン39を介して系外へ排出される。前記洗浄工程を開始後、前記圧力スイッチ25がオン状態,すなわち原水圧有りの状態の積算時間が所定時間に達し、所定量の洗浄量が確保されると、前記補水工程へ移行する。
(第一軟水器1Aの補水工程,第二軟水器1B:通水工程)
図9を参照して、前記第二軟水器1Bは通水工程のままで、前記第一軟水器1Aが補水工程に入る。この補水工程では、図3および図9に示すように、前記制御器からの指令信号により、前記第一弁21,前記第三弁24,第四弁27および前記第六弁38は、それぞれ開状態に設定される。一方、前記第二弁22,前記第五弁33,前記第七弁40,前記第八弁43および前記第九弁45は、それぞれ閉状態に設定される。前記原水ライン16を流れる原水は、補給水として、前記内部駆動水ライン26を介して前記エゼクタ30の一次側へ供給される。この際、原水中の懸濁物質は、前記ストレーナ28により除去され、また原水の流量は、前記第一定流量弁29により所定範囲に調節される。この補水工程は、前記洗浄工程の前に行うように構成することができる。
前記エゼクタ30からの補給水は、前記塩水ライン37を介して前記塩水タンク46内へ供給される。この際、前記エアチェックボール52は、補給水の圧力によって前記弁座部53から離反される。この結果、前記塩水タンク46内へ補給水が流入可能になる。そして、前記塩水タンク46内では、前記補水工程の進行とともに補給水が供給され、経時的に水位が上昇する。
前記補水工程時には、前記流量検出手段54により補給水供給方向の積算流量,すなわち前記塩水ライン37を介して前記エゼクタ30から前記塩水タンク46へ流れる補給水の積算流量が検出される。そして、この検出値が所定量に達したとき、前記補水工程を終了する。前記塩水タンク40内へ供給された補給水は、前記通水作動中に前記再生塩42を溶解させ、飽和塩水を生成する。前記流量検出手段54は、必要に応じて省略することができる。また、前記流量検出手段54の代えて、前記塩水タンク46に水位検出器としてのフロートスイッチ,電極などの検知手段を設け、この検知手段により補水工程を終了するように構成することができる。
ここで、補給水の供給量は、前記樹脂5の交換能力を所定値まで回復させることのできる前記再生塩48の必要量に基づいて設定され、この必要量から飽和塩水を生成することのできる量に設定される。また、前記補水工程の開始時点から終了時点までの積算流量の検出値,すなわち補給水の供給量は、次回再生工程において、前記再生塩48の不足を判断するために利用される。
(第一軟水器1Aの通水待機工程,第二軟水器1B:通水工程)
前記補水工程を終了すると、前記第二軟水器1Bが通水工程を続けているので、通水待機工程に入る。図10を参照して、前記第二軟水器1Bは通水工程のままで、前記第一軟水器1Aが通水工程である。この通水待機工程は、図3および図9に示すように、前記各弁の開閉が制御される。通水待機工程については、図4の前記第二軟水器1Bの動作説明と同じであるので、その説明を省略する。
<特徴部分の動作>
つぎに、この発明の特徴部分に関する動作を説明する。この発明の特徴とするところは、後段側の前記各軟水器1Bのエゼクタ30のノズル部31に対し、前記原水ライン16から直接的に原水を供給する駆動水ライン26Aを備えところにある。こうした構成により、前記第二軟水器1Bにおいても、前記原水ライン16の原水圧を前記ノズル部31へ加えることができるので、水圧不足による前記第二軟水器1Bの再生不良を防止できる。
そして、この実施例1においては、前記各軟水器1A,1Bは、前記給水入口18と前記樹脂収容部2とを連通する原水ライン16に前記第一弁21を有し、前記給水出口19と前記樹脂収容部2とを連通する処理水ライン17に前記第二弁22を有し、前記給水入口18と前記給水出口19とを連通する前記バイパスライン23に前記第三弁24を有する前記流路制御バルブ3を備えている。そして、前記第一軟水器1Aの給水出口19と前記第二軟水器1Bの給水入口18とを給水ライン20により連通接続することにより、前記第一軟水器1Aと前記第二軟水器1Bとを直列接続している。こうした構成により、前記第一軟水器1Aおよび前記第二軟水器1B間の配管数を少なくし、配管を簡素化しているが、後段側の前記第二軟水器1B用の外部駆動水ライン26Aを追加するだけでよいので、配管簡素化のメリットを活かしつつ、再生動作を前段の第一軟水器1Aと同様に行うことができる。
また、この実施例1では、前記流路制御バルブ3の各弁(前記第四弁27以外の弁)をカム機構により一体的に駆動する弁とし、図3に示すような開閉を行うように構成している。
ここで、この実施例1において、前記第四弁27を設けていない場合の不都合について説明する。先ず、前記第二軟水器1Bが通水待機工程中の硬度漏れを図4に基づき説明する。前記第一弁21が開いているので、前記駆動水ライン26Aを通して供給される原水が前記エゼクタ30,前記第二再生ライン35,前記第一弁21,前記バイパスライン23を経て前記処理水ライン17へ流入し、硬度漏れが生ずる。
つぎに、前記第二軟水器1Bが再生待機工程中の不必要な通水を図11に基づき説明する。仮に、前記第四弁27が存在しないとすると、前記原水ライン16の原水は、前記駆動水ライン26A,26,前記エゼクタ30,前記第二再生ライン35,前記第三流路10,前記樹脂収容部2内,前記第一流路8,前記第二弁22を経て、前記処理水ライン17へと流れ、不必要な通水が行われる。
以上説明したように、前記第二軟水器1Bの駆動水ライン26に第四弁27設けていないと、通水待機工程において硬度漏れを生じ、再生待機工程において不必要な通水を生ずる。しかしながら、この実施例1では、前記駆動水ライン26に前記第四弁27を備えて、前記第二軟水器1Bの通水待機工程および再生待機工程時、前記第四弁27を閉じるので、前述のような通水や硬度漏れの不都合を防止することができる。
つぎに、この発明の実施例2を図11および図12に基づき説明する。この実施例2に
おいて、前記実施例1と異なるのは、前記前記第二軟水器1Bの不都合防止手段である。すなわち、前記実施例1が前記第四弁27を設けることにより硬度漏れなどの不都合を防止するように構成しているのに対して、この実施例2では、前記第四弁27を設けることなく、前記流路制御バルブ3の各弁の開閉を制御することにより行うように構成している。以下、前記実施例1と共通の構成は、同じ符号を付して、その説明を省略する。
この実施例2においては、図12に示すように実施例1の前記第四弁27を削除するとともに、前記各流路制御バルブ3の開閉を図13に示すように、変更したものである。この図13から、明らかなように、通水待機工程および再生待機工程において前記第一弁21および前記第二弁22を閉じているので、不必要な通水および硬度漏れを生じない。
すなわち、図14を参照して、通水待機工程時においては、前記第二弁22を閉じているので、前記原水ライン16,前記駆動水ライン26A,26,前記エゼクタ30,前記第二再生ライン35,前記樹脂収容部2,前記第二弁22を経て、前記処理水ライン17へと流れることはない。よって、前記第四弁27を設けることなく、不必要な通水を防止することができる。また、前記第一弁21を閉じているので、前記駆動水ライン26Aを通して供給される原水が、前記エゼクタ30,前記第二再生ライン35,前記第一弁21,前記バイパスライン23を経て前記処理水ライン17へ流入することがない。よって、前記第四弁27を設けることなく、硬度漏れを防止することができる。
また、図15参照して、再生待機工程時においては、前記第二弁22を閉じているので、前記原水ライン16,前記駆動水ライン26A,26,前記エゼクタ30,前記第二再生ライン35,前記第三流路10,前記樹脂収容部2内,前記第一流路8,前記第二弁22を経て、前記処理水ライン17へと流れることはない。よって、前記第四弁27を設けることなく、不必要な通水を防止できる。また、前記第一弁21を閉じているので、前記原水ライン16の原水が、前記駆動水ライン26A,26,前記エゼクタ30,前記第二再生ライン35,前記第一弁21,前記バイパスライン23を経て、前記処理水ライン17へと流れることはない。よって、前記第四弁27を設けることなく、硬度漏れを防止することができる。
この実施例2の前記流路制御バルブ3は、好ましくは、前記実施例1と同様に、カム機構による駆動方式のバルブとするが、これに限定されるものではなく、前記流路制御バルブ3の各弁を個別に制御する方式など、種々の構成を採用することができる。
つぎに、この発明の実施例3を図16および図17に基づき説明する。この実施例3において、前記実施例1と異なるのは、前記前記第二軟水器1Bの不都合防止手段である。すなわち、前記実施例1が前記第四弁27を設けることにより硬度漏れなどの不都合を防止するように構成しているのに対して、この実施3では、前記第四弁27を設けることなく、かつ前記各流路制御バルブ3の各弁の制御を工程を入れ替えるという手段により変更するものである。
この実施例3において、軟水装置のシステム構成図は、図12と同じであり、前記制御器による制御手順は、図16の如く構成され、前記各流路制御バルブ3の各弁の開閉状態は、図17に示すように制御される。
これを詳細に説明する。図16において、前記実施例1の処理手順(図2)と異なるのは、通水待機工程を洗浄工程の前に入れ替えるとともに、再生待機工程を逆洗工程の後に入れ替える。同時に、図17を参照して、通水待機工程および再生工程において、不必要な通水原因となる前記第二弁22を閉じ、硬度漏れの原因となる前記第一弁21を閉じて
いる。この実施例3において、補水工程を入れ替えているのは、第六弁38の開閉回数を少なくするためである。
したがって、この実施例3においても、実施例2と同様に、硬度漏れなどの不都合を防止することができる。また、この実施例3では、前記各流路制御バルブ3の各弁の制御をカム機構により行うように構成しているが、この場合、前記実施例2と比較して、前記第一弁21および前記第二弁22の開閉を少なくすることができる。すなわち、再生待機工程を例にとると、前記第二弁22の開閉が、通水(開)−再生待機(閉)−逆洗(開)であるのに対して、図17では、通水(開)−逆洗(開)−再生待機(閉)となり、前記第二弁22の開閉を少なくすることができる。これは、前記流路制御バルブ3のカム機構を設計する上で、有利となる。
なお、この発明は、前記実施例1〜実施例3に限定されるものではなく、図18に示すように、前記駆動水ライン26の反エゼクタ30側端部を前記原水ライン16に配管55にて接続し、この配管55に手動による閉止栓(バルブでもよい。)56を設け、この閉止栓56と前記第四弁27との間に駆動水ライン26を接続することができる。こうした構成により、前記軟水器1Aを単独で使用する場合には、前記栓56を開いて使用し、前記軟水器1A,1Bを直列接続する場合には、前記栓56を閉じて使用することができる。こうした構成により、単独使用と複数台使用とで、軟水器を共通化することができるという効果を奏する。
この発明の実施例1に係る軟水装置の全体構成図である。 同実施例1の制御手順の要部を説明するフローチャート図である。 同実施例1の各弁の開閉制御を説明する図である。 同実施例1の動作を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 この発明の実施例2に係る軟水装置の全体構成図である。 同実施例2の各弁の開閉制御を説明する図である。 同実施例1の動作を説明する図である。 同実施例1の異なる作動状態を説明する図である。 この発明の同実施例3の制御手順の要部を説明するフローチャート図である。 同実施例3の各弁の開閉制御を説明する図である。 この発明の他の実施例の要部説明図である。
符号の説明
1A 第一軟水器
1B 第二軟水器
2 樹脂収容部
3 流路制御バルブ
5 樹脂(イオン交換樹脂)
21 第一弁
22 第二弁
24 第三弁
26 駆動水ライン
26A 駆動水ライン
27 第四弁(駆動水制御弁)
30 エゼクタ
31 ノズル部

Claims (3)

  1. 給水入口給水出口,樹脂収容部および流路制御バルブそれぞれ備えた複数の軟水器と、前記流路制御バルブを制御して一方の軟水器の通水工程中に他方の軟水器において通水工程以外の工程を行う制御器とを備え、
    流路制御バルブは、前記給水入口と前記樹脂収容部とを連通する原水ラインに第一弁を、前記給水出口と前記樹脂収容部とを連通する処理水ラインに第二弁を、前記給水入口と前記給水出口とを連通するバイパスラインに第三弁をそれぞれ備え、
    前段側の前記軟水器の給水出口と後段側の前記軟水器の給水入口とを給水ラインにより連通接続するとともに、前段側の前記軟水器の給水入口を原水ラインに接続し、後段側の前記軟水器の給水出口を処理水ラインに接続することにより、前段側の前記軟水器と後段側の前記軟水器とを前記原水ラインに対して直列接続し、
    前記各軟水器は、ノズル部に駆動水を供給することにより再生液を吸引するエゼクタを備えるとともに、前記各エゼクタに対し、前段側の前記軟水器の原水ラインから直接的に原水を供給する駆動水ラインを接続し、
    前記制御器は、前記各流路制御バルブを制御して、前記第一弁および前記第二弁を開くとともに前記第三弁を閉じて、前記給水入口からの原水を前記樹脂収容部を通過させ、処理水として前記給水出口へ送る通水工程と、
    前記第一弁および前記第二弁を閉じるとともに前記第三弁を開いて前記各駆動水ラインを通して前記各エゼクタへ原水を供給することにより、再生液タンクの再生液を吸引して、原水とともに前記樹脂収容部へ送り再生する再生工程と、
    前記再生工程後の前記通水工程に入る前に前記第三弁を開いた状態で行う通水待機工程を行い、
    前記各軟水器の前記通水待機工程において、前記駆動水ラインの原水が前記給水出口へ流出する不都合を防止する不都合防止手段を備えたことを特徴とする軟水装置。
  2. 前記不都合防止手段は、前記駆動水ラインに駆動水の供給、停止を制御する駆動水制御弁を備え、前記各軟水器の前記通水待機工程において前記駆動水制御弁を閉じるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の軟水装置。
  3. 前記不都合防止手段は、前記各軟水器の前記通水待機工程において前記第一弁および第二弁を閉じるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の軟水装置。
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