JP4804819B2 - エンコーダ、回転速度検出装置、移動速度検出装置、回転角検出装置、移動位置検出装置、回転方向検出装置、移動方向検出装置、ジョグダイヤル、及びスイッチ - Google Patents

エンコーダ、回転速度検出装置、移動速度検出装置、回転角検出装置、移動位置検出装置、回転方向検出装置、移動方向検出装置、ジョグダイヤル、及びスイッチ Download PDF

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Description

本発明は、回転速度検出装置、移動速度検出装置、回転角検出装置、移動位置検出装置、回転方向検出装置、移動方向検出装置、ジョグダイヤル、及びスイッチに関する。
多くの電子機器の操作には、なんらかの機械・人間インタフェース、もしくはセンサを必要とする。一般的に使用されているインタフェース又はセンサとしては、スイッチ、可変抵抗を用いたエンコーダが挙げられる(例えば、特許文献1、2参照)。これらの装置は機械の操作の他に、サーボモータの回転制御、又はアクチュエータの運動制御などに使用される。これらのセンサの動作又は役割は可動体の動きを電気信号に変えることである。
スイッチの場合、機械的に動かされた部分が電気回路を開閉することによって、機械の操作、又は運動制御へのフィードバックができる。可変抵抗の場合、動かされた部分が回路の電気抵抗を変える。ここでは、抵抗率の高い材料の板上に接触させた電極を移動させて、機械的な動きによって抵抗の変化が発生する。
しかし、スイッチや可変抵抗のようなデバイスは、電極の接触部分は、使用時間とともに摩擦によって劣化しやすく、寿命が短いという問題があった。
そこで、部品の耐久性や寿命が要求される用途では、スイッチや可変抵抗に代えて、機械的な摩擦による劣化の少ないエンコーダが利用されている(例えば、特許文献3参照)。
一般的な透過型エンコーダにおいては、発光素子であるLED(light emitting diode)と、受光素子であるフォトトランジスタとの間を、複数の孔を有する可動体が移動すると、LEDからの光が孔を介して透過し、その他の部分では遮光され、この光信号がフォトトランジスタにより検出され電気信号に変換される。
特開平7―11734号公報 特開平10−106811号公報 特開平8―184465号公報
しかしながら、透過型エンコーダにおいては、発光素子及び受光素子を設ける必要があるため、小型化が困難であった。
また、発光素子はエンコーダの最も電力を消費する部分となり、低消費電力動作が不可欠な携帯電子機器などへの応用が困難であった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決し、小型で電力消費を軽減することができる、回転速度検出装置、移動速度検出装置、回転角検出装置、移動位置検出装置、回転方向検出装置、移動方向検出装置、ジョグダイヤル、及びスイッチを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に円周方向にコードを形成してなるコードディスクと、該コードディスクの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサにより前記コードを検出する検出手段と、 該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により外周面上に周方向にコードを形成してなるコードロータと、該コードロータの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと、を前記コードロータの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサにより前記コードを検出する検出手段と、該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に長手方向にコードを形成してなるリニアスケールと、該リニアスケールの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと、を相対的に移動可能であり、前記赤外線センサにより前記コードを検出する検出手段と、該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に円周方向にコードを形成してなるコードディスクと、前記円周方向に互いに予め定めた距離だけ離間させて配置し、前記コードディスクの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する2つの赤外線センサを有する赤外線センサ対と、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段とを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により外周面上に周方向にコードを形成してなるコードロータと、前記周方向に互いに予め定めた距離だけ離間させて配置し、該コードロータの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する2つの赤外線センサを有する赤外線センサ対と、を前記コードロータの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に長手方向にコードを形成してなるリニアスケールと、前記長手方向に互いに予め定めた距離だけ離間させて配置し、該リニアスケールの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する2つの赤外線センサを有する赤外線センサ対と、を前記コードに対して相対的に長手方向に沿って可動であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段とを備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、予め定めた基準の赤外線輻射率を有する中心の円形領域と、該円形の領域を囲む環状領域であって、赤外線輻射率を段階的に変化させた複数の赤外線輻射領域により円周方向にコードを形成してなる環状領域とを有するコードディスクと、前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線とを非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項8の発明は、矩形のコードスケールであって、この短手方向に2分割してなる領域のうちの一方の領域であって予め定めた基準の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって赤外線輻射率を段階的に変化させた複数の赤外線輻射領域により長手方向にコードを形成してなる領域とを有するコードスケールと、前記一方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記他方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を相対的に移動可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、予め定めた基準の赤外線輻射率を有する中心の円形領域と、該円形の領域を囲む環状領域であって、赤外線輻射率を連続的に変化させた複数の赤外線輻射領域により円周方向にコードを形成してなる環状領域とを有するコードディスクと、前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項10の発明は、矩形のコードスケールであって、この短手方向に2分割してなる領域のうちの一方の領域であって予め定めた基準の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって赤外線輻射率を連続的に変化させた複数の赤外線輻射領域により長手方向にコードを形成してなる領域とを有するコードスケールと、前記一方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記他方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を相対的に移動可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1又は4の発明において、コードディスクは、第1の輻射率を有する複数の第1赤外線輻射領域を前記円周方向に配置し、かつ該第1赤外線輻射領域と第1赤外線輻射領域との間に、前記第1の輻射率と異なる第2の輻射率を有する第2赤外線輻射領域をそれぞれ配置することができる。
請求項2又は5の発明において、コードロータは、第1の輻射率を有する複数の第1赤外線輻射領域を前記周方向に配置し、かつ該第1赤外線輻射領域と第1赤外線輻射領域との間に、前記第1の輻射率と異なる第2の輻射率を有する第2赤外線輻射領域をそれぞれ配置することができる。
請求項3又は6の発明において、リニアスケールは、第1の輻射率を有する複数の第1赤外線輻射領域を前記長手方向に配置し、かつ該第1赤外線輻射領域と第1赤外線輻射領域との間に、前記第1の輻射率と異なる第2の輻射率を有する第2赤外線輻射領域をそれぞれ配置することができる。
請求項1乃至13のいずれかの発明において、赤外線センサは、焦電型、熱起電力型、又はボロメータ型赤外線センサとすることができる。
請求項1乃至13のいずれかの発明において、赤外線センサは、量子型赤外線センサとすることができる。
請求項1乃至13のいずれかの発明において、赤外線センサは、InAsxSb1−x(0≦x≦0.75)を含むことができる。
請求項17の発明は、請求項1、2、4、又は5のいずれかに記載のエンコーダを有することができる。
請求項18の発明は、請求項3又は6に記載のエンコーダを有することができる。
請求項19の発明は、請求項1、2、4、5、7、又は9のいずれかに記載のエンコーダを有することができる。
請求項2の発明は、請求項3、6、8、又は10のいずれかに記載のエンコーダを有することができる。
請求項2の発明は、請求項4、5、7、又は9のいずれかに記載のエンコーダを有することができる。
請求項2の発明は、請求項6、8、又は10のいずれかに記載のエンコーダを有することができる。
請求項2の発明は、請求項1、2、4、5、7、又は9のいずれかに記載のエンコーダを有することができる。
請求項2の発明は、予め定めた基準の赤外線輻射率を有する中心の円形領域と、該円形の領域を囲む環状領域であって、円周方向に2分割してなる領域のうちの一方の領域であって第1の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって輻射率が該第1の赤外線輻射率より大きい第2の赤外線輻射率を有する領域とを有する回動可能なディスクと、前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線とを非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、該赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、矩形のコードスケールであって、この短手方向に2分割してなる2つの領域のうちの一方の領域であって予め定めた基準の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって、長手方向に2分割してなる2つのサブ領域のうちの一方のサブ領域であって第1の赤外線輻射率を有するサブ領域と、この他方の領域であって輻射率が該第1の赤外線輻射率より大きい第2の赤外線輻射率を有するサブ領域とを有する移動可能なストリップと、前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線とを非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、該赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、上記のように構成したので、小型化にでき電力消費を軽減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。これは、ロータリエンコーダ100の例である。このロータリエンコーダ100は、コードディスク4と、赤外線センサ1a、1bと、波形整形部170と、を有する。
(コードディスク4)
コードディスク4は、回動可能な円板であって、この円板を、予め定めたパルス数に応じて、円周方向に等区分し、得られた領域に対して、第1輻射率の領域と、この第1輻射率より大きい第2輻射率の領域とを交互に割り当ててある。以下、第1輻射率の領域を「低輻射率領域2」といい、第2輻射率の領域を「高輻射率領域3」という。
これらの領域は、塗布法、付着法、印刷法、蒸着法、インクジェット法、又はスクリーン印刷法のいずれかを用いて、輻射率の小さい材料と輻射率の大きい材料とで形成される。輻射率の小さい材料としては、アルミニウム、銅、亜鉛等が挙げられる。他方、輻射率の大きい材料としては、黒体スプレーTHI−1B(ニッシン産業社製)、黒体テープTHI−2B(ニッシン産業社製)、ガラス、ゴム、プラスチック等が挙げられる。
当然、コードディスク4の円板上に、低輻射率領域2と高輻射率領域3をともに形成する必要はなく、低輻射率領域2又は高輻射率領域3の一方のみを上記の形成方法のいずれかで形成してもよい。例えばコードディスク4が例えば輻射率が約0.3のアルミニウム製である場合には、高輻射率領域3として割り当てられた領域にのみに、それぞれ、輻射率が0.94の黒体スプレーTHI−1B(ニッシン産業社製)を塗布することも考えられる。
このように、これらの領域の形成には、スリットを入れたり凸凹形状を加工する必要がなく、上記の形成方法を用いれば、既存の歯車やダイヤルに低輻射率領域2と高輻射率領域3を容易に形成することができる。
(赤外線センサ1a、1b)
赤外線センサ1a、1bは、量子型赤外線センサであって、周辺の電磁のノイズや熱揺らぎの影響を受けにくいため、感度が高く、室温で動作可能である。また、赤外線センサ1a、1bは、低輻射率領域2と高輻射率領域3からの輻射を非接触で検出するものであり、コードディスク4の近傍にコードディスク4と接触しないように、図示しないスペーサや筐体に固定してある。赤外線センサ1a、1bをコードディスク4に近づけるほど、赤外線センサ1a、1bの検出感度が高くなり、出力信号のアンプリチュード(振幅または信号レベル)が大きくなる。
赤外線センサ1aの配置位置と、赤外線センサ1bの配置位置との間の距離に応じて、後述するデジタル出力信号11a、11bの位相差が決定される。
このように、赤外線センサ1a、1bを、コードディスク4と接触しないように設けたので、磨耗や、摩擦による発熱がないという利点がある。
赤外線センサ1a、1bは、コードディスク4に対して、図1に示すように周縁部近くに配置しても、円心4aの近くに配置しても、赤外線センサ1a、1bが、ある輻射領域をトレースする(輻射領域をなぞって、信号を読み取る)時間は同じであるので、デザインの観点や周辺機器の配置の利便性や周囲の筐体の構造を考慮して任意に配置できる。赤外線センサ1a、1bがトレースする距離が長いほど、輻射領域のムラや傷の影響が相対的に少なくなるので、赤外線センサ1a、1bを、円心4aの近くに配置するよりも、周縁部近くに配置する方が好ましい。
同じ環境条件下において、2つの赤外線センサ1a、1bの特性を同一にするためには、2つの赤外線センサ1a、1bを1チップにするか、あるいは1パッケージにすれば良い。
赤外線センサ1a、1bとして採用した量子型赤外線センサは、周辺の電磁のノイズや熱揺らぎの影響を受けにくいため、感度が高く、室温で動作可能であり、缶パッケージ等による保護の必要がないので、ロータリエンコーダを小型にできる点で好ましい。この量子型赤外線センサは、応答速度が高いので、コードディスク4が高速に回転しても十分に追従できる。特に量子型赤外線センサがInAsxSb1−x(0≦x≦0.75)を含む場合には、赤外線の波長が10μm付近をピークとした長波長側の赤外線を選択的に検出でき、急峻なフィルタを必要としない点で好ましい。
図2に示すように、ペルチエ素子のような冷却装置24を量子型赤外線センサに設けて、量子型赤外線センサを冷却することにより、量子型赤外線センサの感度を高め、S/N比を大きくでき、信号処理回路の簡略化ができる。
ロータリエンコーダを小型化するためには、冷却装置の不要な量子型赤外線センサを用いてもよい。室温動作可能な赤外線センサとしては、InAsxSb1−x(0≦x≦0.75)を用いたフォトコンダクタ、フォトダイオード、又はフォトトランジスタが挙げられる。
(波形整形部170)
波形整形部170は、増幅回路9a、9bと、信号レベル正規化回路12a、12bとを有する。増幅回路9a、9bは、赤外線センサ1a、1bからの電気信号を増幅するものである。信号レベル正規化回路12a、12bは、増幅回路9a、9bにより増幅された電気信号の信号レベルを正規化し、2相矩形波のデジタル出力信号11a、11bを生成するものである。
(ロータリエンコーダ100の動作)
次に、ロータリエンコーダ100の動作を説明する。コードディスク4が円心4aを軸に回転している場合には、低輻射率領域2の輻射量と、高輻射率領域3の輻射量とが、赤外線センサ1a、1bにより繰り返し検出されることになる。赤外線センサ1a、1bの出力信号波形を、それぞれ図3(a)、(b)に示す。
赤外線センサ1a、1bからの電気信号は、増幅回路9a、9bにより増幅される。増幅回路9a、9bにより増幅された電気信号は、信号レベル正規化回路12a、12bによりそれぞれ信号レベルが正規化され、2相矩形波のデジタル出力信号11a、11bが生成される。デジタル出力信号11a、11bの波形の一例を図3(c)、(d)に示す。
なお、コードディスク4を、発熱している機械や、発熱部品の近くに配置した場合、例えば図4に示すように、発熱部品の前方にコードディスク4を配置した場合には、コードディスク4の裏面が発熱部品25からの赤外線輻射26を受けて、コードディスク4の全体が加熱されることになって、コードディスク4から赤外線センサ1a、1bへの赤外線の輻射パワーが高められるから、赤外線センサ1a、1bのS/Nが大きくなる。
以上、コードディスク4が円心4aを軸として回転し、かつ赤外線センサ1a、1bが固定されている例を説明したが、コードディスク4を固定し、赤外線センサ1a、1bがコードディスク4上を非接触で円心4aを中心として回転させるようにしても、ロータリエンコーダの動作は本質的に相違するものではない。
<第2の実施の形態>
図5は本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態との比較でいえば、ロータリエンコーダを構成する、赤外線センサ1a、1bの種類が異なり、波形整形部の構成が異なる。
すなわち、第1の実施の形態に係るロータリエンコーダ100は、赤外線センサ1a、1bとして、量子型赤外線センサを採用し、赤外線センサ1a、1bから図3(a)、(b)に示すような波形の信号が出力されることから、波形整形部としては、図1の構成を有する波形整形部170を採用した。
これに対して、本実施の形態に係るロータリエンコーダ300は、赤外線センサ1a、1bとして、焦電型赤外線センサを採用した。また、赤外線センサ1a、1bから図6(a)、(b)に示すような波形の信号が出力されることから、波形整形部としては、図5に示す構成を有する波形整形部270を採用した。
波形整形部270は、増幅回路9a、9bと、比較回路12a、12bと、基準値発生回路19とを有する。増幅回路9a、9bは、赤外線センサ1a、1bからの電気信号を増幅するものである。比較回路12a、12bは、増幅回路9a、9bにより増幅された電気信号と、基準値発生回路19からの基準値とを比較して、矩形波のデジタル出力信号11a、11bを生成するものである。
コードディスク4が円心4aを軸に回転している場合に、低輻射率領域2の輻射量と、高輻射率領域3の輻射量とが、赤外線センサ1a、1bにより繰り返し検出される。赤外線センサ1a、1bからの出力信号波形の一例をそれぞれ図6(a)、(b)に示す。波形整形部270においては、赤外線センサ1a、1bからの電気信号が、増幅回路9a、9bにより増幅される。増幅回路9aにより増幅された電気信号は、比較回路12aにより、基準値発生回路19と比較され、矩形波のデジタル出力信号11aが生成される。他方、増幅回路9bにより増幅された電気信号は、比較回路12bにより、基準値発生回路19と比較され、矩形波のデジタル出力信号11bが生成される。デジタル出力信号11a、11bの波形の一例をそれぞれ図6(c)、(d)に示す。
以上、本実施の形態では、赤外線センサ1a、1bとして焦電型赤外線センサを採用した例を説明したが、これら焦電型赤外線センサに代えて、熱起電力型赤外線センサ又はボロメータ型赤外線センサを採用することもできる。これら赤外線センサ1a、1bの出力信号の波形を図7(a)、(b)に示す。
この場合において、波形整形部270は、基準値発生回路19の電圧レベルL3、L4であることを除き、赤外線センサ1a、1bが焦電型赤外線センサである場合の波形整形部270と本質的に異ならない。赤外線センサ1a、1bとして、熱起電力型赤外線センサ又はボロメータ型赤外線センサを採用した場合のデジタル出力信号11a、11bの波形の一例をそれぞれ図7(c)、(d)に示す。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態との比較でいえば、第1の実施の形態に係るコードディスク4に代えて、図8に示すコードロータ20を使用した点が異なる。図8において、1a、1bは図1と同一部分を示す。このコードロータ20は、回転可能な円柱体であり、予め定めたパルス数に応じて、外周面を周方向に等区分し、得られた領域に対して、低輻射率領域2と高輻射率領域3とを交互に割り当ててある。
2つの赤外線センサ1a、1bはコードロータ20上の輻射領域を非接触で検出できるように配置してあり、また、輻射領域を検出した場合に、これら赤外線センサ1a、1bからの出力信号に予め定めた位相差が発生するように配置してあり、2つの赤外線センサ1a、1bの配置は、第1の実施の形態と本質的に異ならない。
よって、デジタル出力信号11a、11bの波形は、第1の実施の形態の例と本質的に異ならない。
なお、当業者にとって当然のことであるが、コードロータ20を固定し、赤外線センサ1a、1bが、コードロータ20上を非接触で円心20aを中心として回転するようにしても、赤外線センサ1a、1bから同様の波形の信号を得ることができる。
また、赤外線センサ1a、1bとしては、量子型赤外線センサに代えて、焦電型赤外線センサ、熱起電力型赤外線センサ、又はボロメータ型赤外線センサを採用することができる。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、リニアエンコーダの例であり、第1の実施の形態との比較でいえば、第1の実施の形態に係るコードディスク4に代えて、図9に示すリニアスケール5を使用した点が異なる。図9において、1a、1bは図1と同一部分を示す。このリニアスケール5は、移動可能なストリップであり、予め定めたパルス数に応じて、面を長手方向に等区分し、得られた領域に対して、低輻射率領域2と高輻射率領域3とを交互に割り当ててある。
2つの赤外線センサ1a、1bはリニアスケール5上の輻射領域を非接触で検出できるように配置してあり、また、輻射領域を検出した場合に、これら赤外線センサ1a、1bからの出力信号に予め定めた位相差が発生するように配置してあり、2つの赤外線センサ1a、1bの配置は、第1の実施の形態と本質的に異ならない。
よって、デジタル出力信号11a、11bの波形は、第1の実施の形態の例と本質的に異ならない。
なお、当業者にとって当然のことであるが、リニアスケール5を固定し、赤外線センサ1a、1bがリニアスケール5上をその長手方向に非接触で移動させても、赤外線センサ1a、1bから同様の波形の信号を得ることができる。
また、赤外線センサ1a、1bとしては、量子型赤外線センサに代えて、焦電型赤外線センサ、熱起電力型赤外線センサ、又はボロメータ型赤外線センサを採用することができる。
<第5の実施の形態>
図10は本発明の第4の実施の形態を示す。これは、ロータリエンコーダ400の例である。このロータリエンコーダ400は、コードディスク6と、赤外線センサ1a、1bと、アナログ出力用信号処理回路14と、を有する。
(コードディスク6)
コードディスク6は、回動可能な円板であり、この円板を、円心6aと同心の円形の領域21と、この領域21を囲む環状の領域22とに区分し、かつ領域22において、輻射率を、予め定めた最低輻射率から予め定めた最大輻射率までn(≧2)段階変化させる場合には、周方向にn区分し、得られたn個のサブ領域に、n段階の輻射率を有する輻射領域を輻射率について昇順に割り当ててある。領域21は予め定めた基準の輻射率を有する。
なお、n段階の輻射率を有する輻射領域を降順に割り当てることもできる。
また、領域22をさらに回転対称に2つに区分し、それぞれの区分領域に対して、n段階の輻射率を有する輻射領域を昇順(又は降順)に割り当てることもできる。
(赤外線センサ1a、1b)
赤外線センサ1a、1bは、量子型赤外線センサであって、2つの赤外線センサ1a、1bのうち、赤外線センサ1aは円形の領域21の輻射を非接触で検出し、赤外線センサ1bは環状の領域22の輻射を非接触で検出するように配置してある。
(アナログ出力用信号処理回路14)
アナログ出力用信号処理回路14は、増幅回路9a、9bと、差分処理回路15とを有する。増幅回路9a、9bは、赤外線センサ1a、1bからのアナログ出力信号を増幅するものである。差分処理回路15は、増幅回路9a、9bにより増幅された信号のアンプリチュードの差分を表すアナログ出力信号16を生成するものである。増幅回路9a、9bにより増幅された信号のアンプリチュードの差分をとることにより、赤外線センサ1a、1b自体のオフセットをキャンセルすることができる。
(ロータリエンコーダ400の動作)
次に、ロータリエンコーダ400の動作を説明する。コードディスク6の回転時においては、赤外線センサ1aにより円形の領域21からの輻射が検出されるとともに、赤外線センサ1bにより環状の領域22の8個のサブ領域からの輻射が検出される。赤外線センサ1aの出力信号のアンプリチュードは、コードディスク6の1回転において、一定である。他方、赤外線センサ1bの出力信号のアンプリチュードは、コードディスク6の1回転において、n段階に階段状に変化することになる。赤外線センサ1a、1bからの出力信号は、それぞれ増幅回路9a、9bにより増幅され、差分処理回路15によってその差分を表すアナログ出力信号16が生成される。この生成されたアナログ出力信号16は、コードディスク6の回転角に応じたアンプリチュードを有する。
なお、当業者にとって当然のことであるが、リニアスケール5を固定し、赤外線センサ1a、1bがリニアスケール5上をその長手方向に非接触で移動させても、赤外線センサ1a、1bから同様の波形の信号を得ることができる。
また、赤外線センサ1a、1bとしては、量子型赤外線センサに代えて、焦電型赤外線センサ、熱起電力型赤外線センサ、又はボロメータ型赤外線センサを採用することができる。
<第6の実施の形態>
本実施の形態は、第5の実施の形態との比較でいえば、第5の実施の形態に係るコードディスク6に代えて、図11に示すリニアスケール7を使用した。
リニアスケール7は、移動可能なストリップであり、短手方向に2つの領域21、22に区分し、一方の領域22において、予め定めた最低輻射率から予め定めた最大輻射率までn(≧2)段階変化させる場合には、周方向にn区分し、得られたn個のサブ領域に、n段階の輻射率を有する輻射領域を輻射率について昇順に割り当ててある。領域21は予め定めた基準となる輻射率を有する。
なお、n段階の輻射率を有する輻射領域を降順に割り当てることもできる。
また、領域22をさらに長手方向に2つに区分し、それぞれの区分領域に対して、n段階の輻射率を有する輻射領域をその昇順(又は降順)に割り当てることもできる。
<第7の実施の形態>
本実施の形態は、回転速度測定装置の例である。この回転速度測定装置は、周知の回転速度測定装置が採用したロータリエンコーダに代えて、第1ないし第3の実施の形態に係るロータリエンコーダを用いた例である。すなわち、この回転速度測定装置においては、第1又は第2の実施の形態に係るロータリエンコーダのデジタル出力信号11a、11bのいずれか一方、例えばデジタル出力信号11aの周波数を求めることにより、回転速度が測定される。
<第8の実施の形態>
本実施の形態は、移動速度測定装置の例である。この移動速度測定装置は、周知の移動速度測定装置が採用したリニアエンコーダに代えて、第4の実施の形態に係るリニアエンコーダを用いた例である。すなわち、この移動速度測定装置においては、第3の実施の形態に係るリニアエンコーダのデジタル出力信号11a、11bのいずれか一方、例えばデジタル出力信号11aの周波数を求めることにより、移動速度が測定される。
<第9の実施の形態>
図12は回転方向を検出する回転方向検出装置を示す。この回転方向検出装置は、第1の実施の形態に係るロータリエンコーダ(図1)(赤外線センサ1a、1bとして量子型赤外線センサを採用している。)と、回転・移動方向検出回路40と、を有する。図12において、図1と同一部分は同一符号を付してある。回転・移動方向検出回路40は、コードディスク4の回転方向を検出するものである。
次に、図3を参照して回転・移動方向検出回路40の動作を説明する。赤外線センサ1a、1bは、第1の実施の形態に関連して説明したように、コードディスク4のラジアル方向と直交する方向に予め定めた間隔をおいて配置してあるので、出力信号11aと出力信号11bには位相差がある。
図3において、タイムT1からタイムT5までの間では、デジタル出力信号11aが、出力信号11bよりも位相が進んでおり、回転・移動方向検出回路40においては、デジタル出力信号11aが立ち上がったときにデジタル出力信号11bがローレベルとなっていれば(例えば、タイムT1、タイムT3)、ハイレベルの回転・移動方向出力信号13が出力され(図3(e)参照)、コードディスク4が時計方向(図12において向かって右回り)に回転していることが検出される。
これに対して、タイムT6以後においては、デジタル出力信号11aが、出力信号11bよりも位相が遅れており、回転・移動方向検出回路40においては、デジタル出力信号11aが立ち上がったときにデジタル出力信号11bがハイレベルとなっていれば(例えば、タイムT6、タイムT8)、ローレベルの回転・移動方向出力信号13が出力され(図3(e)参照)、コードディスク4が時計方向(図12において向かって左回り)に回転していることが検出される。
なお、図12からは、タイムT4後のタイムT4aにおいて、コードディスク4の回転方向が変わったことが分かる。
なお、本実施の形態に係る図1のロータリエンコーダに代えて、第2の実施の形態に係るロータリエンコーダ(赤外線センサ1a、1bとして焦電型赤外線センサを採用している。)を採用しても、回転方向検出装置の動作は本質的に異なるものではない。この場合の回転・移動方向出力信号13の一例を図6(e)に示す。
また、本実施の形態に係る図1のロータリエンコーダに代えて、第2の実施の形態に係るロータリエンコーダ(赤外線センサ1a、1bとして熱起電力型赤外線センサ又はボロメータ型赤外線センサを採用している。)を採用しても、回転方向検出装置の動作は本質的に異なるものではない。この場合の回転・移動方向出力信号13の一例を図7(e)に示す。
<第10の実施の形態>
本実施の形態は、移動方向検出装置の例である。この移動方向検出装置は、図12のロータリエンコーダ100に代えて、第4の実施の形態に係るリニアエンコーダを用いた例である。
本実施の形態に係る移動方向検出装置によれば、リニアスケール5の移動方向を検出することができる。
<第11の実施の形態>
本実施の形態は、回転角検出装置の例である。この回転角検出装置は、第5の実施の形態に係るロータリエンコーダ(図10)を採用した。このロータリエンコーダからは、コードディスク6の回転角に関連付けされたアンプリチュードのアナログ出力信号16が出力され、このアナログ出力信号16に基づき、コードディスク6の1回転における回転角が検出される。
<第12の実施の形態>
本実施の形態は、回転角検出装置の例である。この回転角検出装置は、第1の実施の形態に係るロータリエンコーダ(図1)を採用した。
この回転角検出装置においては、赤外線センサ1a、1bのうちの例えば赤外線センサ1aに対するコードディスク4のゼロ位置を内部メモリに記憶しておき、赤外線センサ1aに対応するデジタル出力信号11aをカウントすることにより、このゼロ位置に対する、コードディスク4の1回転における回転角が検出される。
また、コードディスク4の1回転における回転角が検出されるので、コードディスク4がどの位置に位置しているのか、どの位置からどの位置にどれだけ回転したか、も検出することができる。
<第13の実施の形態>
本実施の形態は、移動位置検出装置の例である。この移動位置検出装置は、第11の実施の形態に係るロータリエンコーダ(図1)に代えて、第6の実施の形態に係るリニアエンコーダを採用した。このリニアエンコーダからは、リニアスケール7の移動位置に関連付けされたアンプリチュードのアナログ出力信号16が出力され、このアナログ出力信号16に基づき、リニアスケール7の移動位置が検出される。
<第14の実施の形態>
本実施の形態は、移動位置検出装置の例である。この移動位置検出装置は、第4の実施の形態に係るリニアエンコーダを採用した。
この移動位置検出装置においては、赤外線センサ1a、1bのうちの例えば赤外線センサ1aに対するコードディスク4のゼロ位置を内部メモリに記憶しておき、赤外線センサ1aに対応するデジタル出力信号11aをカウントすることにより、このゼロ位置に対する、リニアスケール5の移動位置が検出される。
また、リニアスケール5の移動位置が検出されるので、リニアスケール5がどの位置に位置しているのか、どの位置からどの位置にどれだけ移動したか、も検出することができる。
<第15の実施の形態>
本実施の形態は、1回転における回転角を粗に検出するロータリエンコーダの例である。このロータリエンコーダはコードディスクを採用しているが、このコードディスクは、第1の実施の形態に係るロータリエンコーダに採用されたコードディスク4との比較でいえば、構成が異なる。
すなわち、第1の実施の形態に係るロータリエンコーダのコードディスク4は、予め定めたパルス数に応じて、周方向に等区分し、得られた領域に対して、低輻射率領域2と高輻射率領域3とを交互に割り当てた。
これに対して、本実施の形態に係るロータリエンコーダのコードディスクは、予め定めたパルス数に応じて、周方向に不等区分し、得られた領域に対して、第1輻射率の領域と、この第1輻射率より大きい第2輻射率の領域とを交互に割り当てた。
したがって、本実施の形態に係るロータリエンコーダにおいては、このコードディスクが回転されたとき、本ロータリエンコーダから、各領域と予め関係付けされたパルス幅(デューティ)の信号が出力されることになる。
このように、このコードディスクの1回転における回転角が粗に検出されるので、このコードディスクがどの位置に位置しているのか、どの位置からどの位置にどれだけ回転したか、も粗に検出することができる。
<第16の実施の形態>
本実施の形態は、第15の実施の形態との比較で言えば、第15の実施の形態に係るロータリエンコーダのコードディスクに代えて、コードロータを用いた点が異なる。
本実施の形態に係るコードロータは、第3の実施の形態に係るコードロータ20との比較でいえば、構成が異なる。
すなわち、第3の実施の形態に係るコードロータ20は、予め定めたパルス数に応じて、円柱体の周面を周方向に等区分し、得られた領域に対して、低輻射率領域2と高輻射率領域3とを交互に割り当てた。
これに対して、本実施の形態に係るコードロータは、予め定めたパルス数に応じて、円柱体の周面を周方向に不等区分し、得られた領域に対して、第1輻射率の領域と、この第1輻射率より大きい第2輻射率の領域とを交互に割り当てた。
したがって、本実施の形態に係るロータリエンコーダにおいては、このコードロータが回転されたとき、本ロータリエンコーダから、各領域と予め関係付けされたパルス幅(デューティ)の信号が出力されることになる。
このように、このコードロータの1回転における回転角が粗に検出されるので、このコードディスクがどの位置に位置しているのか、どの位置からどの位置にどれだけ回転したか、も粗に検出することができる。
<第17の実施の形態>
本実施の形態は、移動位置を粗に検出するリニアエンコーダの例である。このリニアエンコーダはリニアスケールを採用しているが、このリニアスケールは、第4の実施の形態に係るリニアエンコーダに採用されたリニアスケール5との比較でいえば、構成が異なる。
すなわち、第4の実施の形態に係るリニアスケール5は、予め定めたパルス数に応じて、ストリップ面を長手方向に等区分し、得られた領域に対して、低輻射率領域2と高輻射率領域3とを交互に割り当てた。
これに対して、本実施の形態に係るリニアエンコーダのリニアスケールは、予め定めたパルス数に応じて、ストリップ面を長手方向に不等区分し、得られた領域に対して、第1輻射率の領域と、この第1輻射率より大きい第2輻射率の領域とを交互に割り当てた。
したがって、本実施の形態に係るリニアエンコーダにおいては、このリニアスケールが移動されたとき、本リニアエンコーダから、各領域と予め関係付けされたパルス幅(デューティ)の信号が出力されることになる。
このように、このリニアスケールの移動位置が粗に検出されるので、このリニアスケールがどの位置に位置しているのか、どの位置からどの位置にどれだけ移動したか、も粗に検出することができる。
<第18の実施の形態>
本実施の形態は、携帯電話のような携帯電子機器のジョグダイヤルに採用されているロータリエンコーダに代えて、第1ないし第3の実施の形態に係るロータリエンコーダを用いた。携帯電話において本実施の形態に係るロータリエンコーダを用いたジョグダイヤルの例を図13に示す。
<第19の実施の形態>
図14は本発明の第19の実施の形態を示す。これは、予め定めた回転角の前後で、論理レベルをハイレベルからローレベル(又は、ローレベルからハイレベル)に遷移させることができるエンコーダ140の例である。エンコーダ140は、ディスク244と、赤外線センサ1a,1bと、信号処理回路28と、を有する。
ディスク244は、回動可能な円板であり、この円板を、円形の領域214と、この領域214を囲む環状の領域224とに区分してある。この円形の領域214は基準輻射率を有する。環状の領域224は、さらに2つのサブ領域に分割してあり、一方のサブ領域はこの基準輻射率より大きい第1輻射率を有し、他方のサブ領域は、この第1輻射率より大きい第2輻射率を有する。
赤外線センサ1a,1bは、赤外線センサ1aが円形の領域214の輻射を非接触で検出するように配置してあり、赤外線センサ1bが環状の領域224の2つのサブ領域の輻射を非接触で検出するように配置してある。
信号処理回路28は、増幅回路9a,9bと、差分処理回路15と、ウィンドウコンパレータ27と、を有する。
次に、エンコーダ140の動作を説明する。ディスク244の回転角によらず、赤外線センサ1aによっては、円形の領域214の輻射が検出されるので、赤外線センサ1aから、基準輻射率に対応するアンプリチュードを有する信号が出力される。他方、赤外線センサ1bによって、第1輻射率を有するサブ領域の輻射が検出されるときは、第1輻射率に対応するアンプリチュードを有する信号が出力され、第2輻射率を有するサブ領域の輻射が検出されるときは、第2輻射率に対応するアンプリチュードを有する信号が出力される。
赤外線センサ1a,1bからの信号は、それぞれ増幅回路9a,9bにより増幅され、得られた信号は、差分処理回路15において差分処理される。そして、ウィンドウコンパレータ27においては、差分処理回路15からの信号のレベルが、予め定めた電圧レベルL1未満である場合には、ローレベルの信号を出力し、他方、予め定めた電圧レベルL2を超える場合には、ハイレベルの信号を出力する。
このエンコーダ140からのローレベル及びハイレベルの信号を利用して回転型スイッチを構成することができる。
なお、例えばディスク24の側部を指で操作して角変位させる回転型スイッチにおいては、赤外線センサ1a、1bは、指から発生する赤外線の影響を受けない距離だけ離して、配置するのが好ましい。
<第20の実施の形態>
本実施の形態は、予め定めた位置の前後で、論理レベルをハイレベルからローレベル(又は、ローレベルからハイレベル)に遷移させることができるエンコーダの例である。本実施の形態は、第19の実施の形態との比較でいえば、第19の実施の形態に係るディスク244に代えて、図15に示すストリップ157を用いた点が異なる。
ストリップ157は、移動可能なストリップであり、ストリップ面を短手方向に2つの領域に区分してある。一方の領域215は基準輻射率を有する。他方の領域225は、長手方向にさらに2つのサブ領域に分割してあり、一方のサブ領域はこの基準輻射率より大きい第1輻射率を有し、他方のサブ領域は、この第1輻射率より大きい第2輻射率を有する。
赤外線センサ1a,1bは、赤外線センサ1aが領域215の輻射を非接触で検出するように配置してあり、赤外線センサ1bが領域225の2つのサブ領域の輻射を非接触で検出するように配置してある。
このエンコーダは、ストリップ157が図において左右に移動可能である点を除き、第19の実施の形態に係るエンコーダ140の動作と本質的に異ならないので、動作の詳細な説明は省略する。
このエンコーダからのローレベル及びハイレベルの信号を利用してスライド型スイッチを構成することができる。
<第21の実施の形態>
図16は本発明の第21の実施の形態を示す。本実施の形態は、第5の実施の形態との比較でいえば、コードディスク上のパターンが異なる。
すなわち、第5の実施の形態では、コードディスク6は、回動可能な円板であり、この円板を、円心6aと同心の円形の領域21と、この領域21を囲む環状の領域22とに区分し、かつ領域22において、輻射率を、予め定めた最低輻射率から予め定めた最大輻射率までn(≧2)段階変化させる場合には、周方向にn区分し、得られたn個のサブ領域に、n段階の輻射率を有する輻射領域を輻射率について昇順に割り当てるようにした。領域21は予め定めた基準の輻射率を有するようにした。
これに対して、本実施の形態では、コードディスク166は、回動可能な円板であり、この円板を、円心6aと同心の円形の領域と、この領域を囲む環状の領域とに区分し、かつこの環状の領域22において、輻射率を円周方向に連続的に変化させ、この円形の領域は予め定めた基準の輻射率を有するようにした。
このように構成したロータリエンコーダを用いることにより、コードディスク166の回転角を検出することができる。
<第22の実施の形態>
本実施の形態は、第6の実施の形態との比較でいえば、リニアスケール上のパターンが異なる。
すなわち、第6の実施の形態では、リニアスケール7は、移動可能なストリップであり、短手方向に2の領域21、22に区分し、一方の領域22において、予め定めた最低輻射率から予め定めた最大輻射率までn(≧2)段階変化させる場合には、周方向にn区分し、得られたn個のサブ領域に、n段階の輻射率を有する輻射領域を輻射率について昇順に割り当てた。領域21は予め定めた基準の輻射率を有するようにした。
これに対して、本実施の形態では、リニアスケール177は、移動可能なストリップであり、短手方向に2つの領域に区分し、一方の領域において、輻射率を長手方向に連続的に変化させ、他方の領域は予め定めた基準の輻射率を有するようにした。
このように構成したロータリエンコーダを用いることにより、リニアスケール177の移動位置を検出することができる。
本発明は、携帯電子機器等に利用できる。
本発明の第1の実施形態に係るロータリエンコーダ100を示すブロック図である。 冷却装置の配置例を示す図である。 赤外線センサ1a、1bとして量子型赤外線センサを用いた場合の図1の各部からの信号の波形の一例を示す図である。 機械内の輻射を利用したエンコーダを説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。 赤外線センサ1a、1bとして焦電型赤外線センサを用いた場合の図1の各部からの信号の波形の一例を示す図である。 赤外線センサ1a、1bとして熱起電力型赤外線センサ又はボロメータ型赤外線センサを用いた場合の図1の各部からの信号の波形の一例を示す図である。 ディスクロータの一例を示す図である。 リニアスケールの一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態を示すブロック図である。 第6の実施の形態に係るリニアスケール7及び赤外線センサ1a、1bの配置の一例を示す図である。 回転方向を検出する回転方向検出装置の構成を示すブロック図である。 第1ないし第3の実施の形態に係るロータリエンコーダを採用したジョグダイヤルを用いた携帯電話の示す図である。 本発明の第19の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第20の実施の形態に係るスライド型スイッチに用いられるストリップ157及び赤外線センサ1a、1bの配置例を示す図である。 本発明の第21の実施の形態に係るエンコーダを示すブロック図である。 本発明の第22の実施の形態に係るエンコーダに用いられるストリップ177及び赤外線センサ1a、1bの配置例を示す図である。
符号の説明
1a、1b 赤外線センサ
2 低輻射率領域
3 高輻射率領域
4、6 コードディスク
5、7 リニアスケール
6a、21a、4a 回転軸
9a、9b 増幅回路
11a、11b デジタル出力信号
12a、12b 比較回路
13 回転・移動方向出力信号
14 アナログ出力用信号処理回路
15 差分処理回路
16 アナログ出力信号
17 比較回路
19 基準値発生回路
20 コードロータ
24 冷却装置
25 発熱部品
26 赤外線輻射40 回転・移動方向検出回路
100、300、400 ロータリエンコーダ
140 エンコーダ
157、177 ストリップ
166、244 ディスク
170、270 波形整形部

Claims (25)

  1. 輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に円周方向にコードを形成してなるコードディスクと、該コードディスクの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサにより前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  2. 輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により外周面上に周方向にコードを形成してなるコードロータと、該コードロータの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと、を前記コードロータの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサにより前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  3. 輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に長手方向にコードを形成してなるリニアスケールと、該リニアスケールの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと、を相対的に移動可能であり、前記赤外線センサにより前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  4. 輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に円周方向にコードを形成してなるコードディスクと、前記円周方向に互いに予め定めた距離だけ離間させて配置し、前記コードディスクの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する2つの赤外線センサを有する赤外線センサ対と、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  5. 輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により外周面上に周方向にコードを形成してなるコードロータと、前記周方向に互いに予め定めた距離だけ離間させて配置し、該コードロータの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する2つの赤外線センサを有する赤外線センサ対と、を前記コードロータの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記第1及び第2赤外線センサにより前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  6. 輻射率の異なる材料からなる複数の赤外線輻射領域により面上に長手方向にコードを形成してなるリニアスケールと、前記長手方向に互いに予め定めた距離だけ離間させて配置し、該リニアスケールの前記複数の赤外線輻射領域から輻射される赤外線を非接触で検出する2つの赤外線センサを有する赤外線センサ対と、を前記コードに対して相対的に長手方向に沿って可動であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段からの電気信号の波形を矩形波に整形する波形整形手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  7. 予め定めた基準の赤外線輻射率を有する中心の円形領域と、該円形の領域を囲む環状領域であって、赤外線輻射率を段階的に変化させた複数の赤外線輻射領域により円周方向にコードを形成してなる環状領域とを有するコードディスクと、前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線とを非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  8. 矩形のコードスケールであって、この短手方向に2分割してなる領域のうちの一方の領域であって予め定めた基準の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって赤外線輻射率を段階的に変化させた複数の赤外線輻射領域により長手方向にコードを形成してなる領域とを有するコードスケールと、前記一方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記他方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を相対的に移動可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  9. 予め定めた基準の赤外線輻射率を有する中心の円形領域と、該円形の領域を囲む環状領域であって、赤外線輻射率を連続的に変化させた複数の赤外線輻射領域により円周方向にコードを形成してなる環状領域とを有するコードディスクと、前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を前記コードディスクの中心を軸として相対的に回転可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  10. 矩形のコードスケールであって、この短手方向に2分割してなる領域のうちの一方の領域であって予め定めた基準の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって赤外線輻射率を連続的に変化させた複数の赤外線輻射領域により長手方向にコードを形成してなる領域とを有するコードスケールと、前記一方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記他方の領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、を相対的に移動可能であり、前記赤外線センサ対により前記コードを検出する検出手段と、
    該検出手段の赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段と
    を備えたことを特徴とするエンコーダ。
  11. 請求項1又は4において、前記コードディスクは、第1の輻射率を有する複数の第1赤外線輻射領域を前記円周方向に配置し、かつ該第1赤外線輻射領域と第1赤外線輻射領域との間に、前記第1の輻射率と異なる第2の輻射率を有する第2赤外線輻射領域をそれぞれ配置してなることを特徴とするエンコーダ。
  12. 請求項2又は5において、前記コードロータは、第1の輻射率を有する複数の第1赤外線輻射領域を前記周方向に配置し、かつ該第1赤外線輻射領域と第1赤外線輻射領域との間に、前記第1の輻射率と異なる第2の輻射率を有する第2赤外線輻射領域をそれぞれ配置してなることを特徴とするエンコーダ。
  13. 請求項3又は6において、前記リニアスケールは、第1の輻射率を有する複数の第1赤外線輻射領域を前記長手方向に配置し、かつ該第1赤外線輻射領域と第1赤外線輻射領域との間に、前記第1の輻射率と異なる第2の輻射率を有する第2赤外線輻射領域をそれぞれ配置してなることを特徴とするエンコーダ。
  14. 請求項1乃至13のいずれかにおいて、前記赤外線センサは、焦電型、熱起電力型、又はボロメータ型赤外線センサであることを特徴とするエンコーダ。
  15. 請求項1乃至13のいずれかにおいて、前記赤外線センサは、量子型赤外線センサであることを特徴とするエンコーダ。
  16. 請求項1乃至13のいずれかにおいて、前記赤外線センサは、InAsxSb1−x(0≦x≦0.75)を含むことを特徴とするエンコーダ。
  17. 請求項1、2、4、又は5のいずれかに記載のエンコーダを有することを特徴とする回転速度検出装置。
  18. 請求項3又は6に記載のエンコーダを有することを特徴とする移動速度検出装置。
  19. 請求項1、2、4、5、7、又は9のいずれかに記載のエンコーダを有することを特徴とする回転角検出装置。
  20. 請求項3、6、8、又は10のいずれかに記載のエンコーダを有することを特徴とする移動位置検出装置。
  21. 請求項4、5、7、又は9のいずれかに記載のエンコーダを有することを特徴とする回転方向検出装置。
  22. 請求項6、8、又は10のいずれかに記載のエンコーダを有することを特徴とする移動方向検出装置。
  23. 請求項1、2、4、5、7、又は9のいずれかに記載のエンコーダを有することを特徴とするジョグダイヤル。
  24. 予め定めた基準の赤外線輻射率を有する中心の円形領域と、該円形の領域を囲む環状領域であって、円周方向に2分割してなる領域のうちの一方の領域であって第1の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって輻射率が該第1の赤外線輻射率より大きい第2の赤外線輻射率を有する領域とを有する回動可能なディスクと、
    前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線とを非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、
    該赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチ。
  25. 矩形のコードスケールであって、この短手方向に2分割してなる2つの領域のうちの一方の領域であって予め定めた基準の赤外線輻射率を有する領域と、この他方の領域であって、長手方向に2分割してなる2つのサブ領域のうちの一方のサブ領域であって第1の赤外線輻射率を有するサブ領域と、この他方の領域であって輻射率が該第1の赤外線輻射率より大きい第2の赤外線輻射率を有するサブ領域とを有する移動可能なストリップと、
    前記円形領域から輻射される赤外線を非接触で検出する赤外線センサと前記環状領域から輻射される赤外線とを非接触で検出する赤外線センサとを有する赤外線センサ対と、
    該赤外線センサ対からの電気信号の信号レベルの差分処理を行う信号処理手段と
    を備えたことを特徴とするスイッチ。
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