JP4803535B2 - ネットワーク接続装置およびネットワーク接続方法 - Google Patents

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本発明はネットワークへの自動接続技術に係り、特にネットワーク接続方式の自動判定機能を有するネットワーク接続装置およびネットワーク接続方法に関する。
企業内あるいは家庭内のコンピュータをインターネットに接続するためには種々の設定が必要であるが、一般に、これらの設定はブロードバンドルータ等のネットワーク接続装置を通して自動的に行われる。
たとえば、図8に示すように、ユーザ端末1をLAN(Local Area Network)2およびネットワーク接続装置3を介してネットワーク接続用機器4に接続する企業内あるいは家庭内のネットワークを仮定する。ネットワーク接続用機器4は、光ファイバ回線に接続するためのONU(Optical Network Unit)、ADSL回線に接続するためのADSLモデム、あるいはISDN回線に接続するためのDSUなどであり、公衆網やインターネットなどの広域ネットワーク(WAN:Wide Area Network)5に接続されている。
LAN2上にユーザ端末1を広域ネットワーク5に接続する方式としては、例えばPPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)による接続方式、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)による接続方式などの異なる接続方式が存在する(ここで「Ethernet」は登録商標である。以下同様。)。そこで、複数の接続方式から利用環境に適した方式を自動選択できる機能を設けたネットワーク接続装置3が提案されている。
たとえば、特許文献1に開示されたネットワーク接続装置は、異なる複数の接続方式を用意し、順次選択した接続方式で接続して適合するか否かを判定し、適合する接続方式に基づいて接続処理を実行する。また、特許文献2に開示されたネットワーク自動接続装置は、電源投入時に初期状態であるか否かをチェックし、初期状態であれば、広域ネットワークからの応答がDHCPかPPPoEかに応じて動作モードを自動設定して初期設定の内容を保存し、初期状態でなければ保存した設定内容で自動設定を行う。
特開2003−283589号公報 特開2006−14169号公報
しかしながら、通常、ネットワーク接続装置の利用環境が頻繁に変化する場合は少ない。このため、特許文献1によれば、ネットワークへの接続開始時に毎回適合する接続方式を判定することは、多くの場合、無駄な処理となり、ネットワーク接続装置の起動操作に不要な時間をかけることとなる。
他方、特許文献2によれば、初期設定の内容が保存されているので、起動する毎に適合する接続方式を判定する必要はなく処理の効率化を図ることができる。しかしながら、その反面、引越しや契約変更、ネットワーク事業者のサービス拡張などでユーザの利用環境が変化した場合でも、メモリに保存されている設定に従って動作しようする。例えば、PPPoEによる接続方式が設定されていた利用環境から、DHCPによる接続方式しか使用できない環境へ利用環境が変化した場合でも、メモリに保存された設定内容で動作してしまう(特許文献2の段落0045)。この場合は、接続そのものができなくなるためユーザは再設定が必要である。
また、利用環境に変化があっても、既に保存されている設定で動作できる場合もある。この場合、接続方法の自動判定をやり直すきっかけが得られないため、環境変化前に保存した接続方法で運用が続行され、変化後の利用環境においてユーザが最も優先したい接続方法以外で動作することが考えられる。たとえば、PPPoEよりもDHCPによる接続を優先して利用したいユーザが、変更前はPPPoEによる接続しかできない利用環境であったために、PPPoE接続方式で接続し、その設定内容が保存されているものとする。このユーザの引越し先のネットワーク環境が、同一ネットワーク事業者の環境であってもDHCPによる接続とPPPoEによる接続の双方が使用可能であった場合、特許文献2に記載のネットワーク接続装置では、従前の設定内容のままPPPoEによる接続が継続されてしまい、ユーザが本来優先したい接続方式での接続がなされない。
そこで、本発明の目的は、ネットワーク接続の環境変化があった場合でも適切な接続方式を効率よく自動設定できるネットワーク接続装置およびネットワーク接続方法を提供することにある。
本発明のネットワーク接続装置は、2以上の接続方式によりネットワークへの接続を可能とするネットワーク接続装置であって、2以上の接続方式を所定の判定順序に従って順に実行し、接続可能な接続方式を判定する接続判定手段と、接続可能な接続方式によるネットワーク接続により取得した情報に基づいてネットワーク環境変化を検出する環境変化検出手段と、環境変化を検出した場合に接続判定手段による接続判定を実行させる制御手段とを備えるものである。
本発明のネットワーク接続方法は、2以上の接続方式によりネットワークへの接続を可能とするネットワーク接続方法において、前記2以上の接続方式を所定の判定順序に従って順に実行し、接続可能な接続方式を判定する接続自動判定処理と、前記接続可能な接続方式によるネットワーク接続により取得した情報に基づいてネットワーク環境変化を検出する環境変化検出処理と、前記ネットワーク環境変化を検出すると前記接続自動判定処理を実行するものである。
本発明によれば、ネットワーク接続機器の利用環境に変化が生じた場合でも、環境変化を検出し、適切な接続方式での自動設定をすることができる。
1.第1実施形態
図1は本発明の第1実施形態によるネットワーク接続装置の回路構成を示す概略的ブロック図である。本実施形態によるネットワーク接続装置10は、LAN側インタフェース101とWAN側インタフェース102とを接続する接続処理部103を有し、接続処理部103は接続制御部104により制御される。接続制御部104は、接続判定部105、判定順序保存部106、判定結果保存部107および環境変化検出部108を用いて、後述するネットワーク接続制御を実行する。接続判定部105、判定順序保存部106および判定結果保存部107が「接続判定手段」を支持し、環境変化検出部108が「環境変化検出手段」を、接続制御部104が「制御手段」をそれぞれ支持する。
LAN側インタフェース101は、イーサネット(登録商標)やFDDI(Fiber Distributed Data Interface)などのLAN側のネットワークとの接続のためのインタフェースである。WAN側インタフェース102は、インターネット、専用回線などの広域ネットワーク側との接続のためのインタフェースである。なお、広域ネットワーク(WAN)とローカルエリアネットワーク(LAN)とは対比的に使用される用語であり、特定の規模のネットワークを示すものではない。
接続処理部103は、接続制御部104の制御の下、判定順序保存部106に保存された判定順序に従って選択された接続方式に基づいてLAN側インタフェース101とWAN側インタフェース102との接続処理を実行する。接続制御部104は、後述するネットワーク接続のための各種制御を実行する。
接続判定部105は、接続制御部104の制御の下、判定順序保存部106に保存された判定順序に従って選択された接続方式に基づいて接続自動判定処理を実行し、その結果を判定結果保存部107に保存する。接続自動判定処理は、判定順序保存部106に保存されている接続方式の判定順序に従ってネットワークへの接続が可能かどうかの判定を行い、最初に接続可能と判断した接続方式を自動判定結果として判定結果保存部107に保存する。また、すべての接続方式を実行しても接続に失敗した場合はエラー処理が実行される。
判定順序保存部106は、予め用意されている複数の接続方式P(i)(iは1以上N以下の整数)のうちどれを優先的に接続判定するかを示す優先順位を保存する。ここでは、iを判定順序にすることで、iの値をそのまま優先順位にすることができる。ユーザは、たとえばユーザ端末からLANを通してネットワーク接続装置10を操作することで、優先的に接続したい接続方式に若い判定順番iを割り当てて判定順序保存部106に格納することができる。たとえば、最優先したい接続方式がDHCP接続方式であれば、これにi=1を、その次に優先したい接続方式がPPPoE接続方式であれば、これにi=2を、・・・というように設定することができる。判定結果保存部107は、接続判定部105による接続自動判定により接続に成功した接続方式を特定する情報を保存する。
環境変化検出部108は、接続処理部103によるネットワーク接続内容を監視し、ネットワーク接続の環境変化を検出する。環境変化検出部108は、次に例示するように、接続時および/または運用時の環境変化検出を実行することができる。
なお、図示されていないが、ネットワーク接続装置10には、電源スイッチやリセットボタン、またエラー表示部なども搭載されている。また、接続制御部104、接続判定部105および環境変化検出部108は、それぞれハードウエア回路で実現することもできるが、後述するフローチャート(図3、図5あるいは図7参照)に基づくプログラムをCPUなどのプログラム制御プロセッサ上で実行することで同様の機能を実現することも可能である。図1に示した構成はネットワーク接続装置10の一例であって、これに限られるものではない。
2.第1実施例
図2は、図1に示すネットワーク接続装置における環境変化検出部の一例を示すブロック図である。ここでは、ネットワーク接続された時にWAN側から割り当てられたIPアドレスを取得し、このIPアドレスと前回接続時にWAN側から割り当てられたIPアドレスとを比較することでネットワーク利用環境に変化が生じたか否かを判断するものである。
図2において、接続時環境変化検出部108aは図1の環境変化検出部108の一例であり接続時の環境変化を検出する。IPアドレス取得部201は、ネットワーク接続時にWAN側から割り当てられたIPアドレスを取得し、IPアドレス保存部202は前回取得されたIPアドレスを保存する。
ネットワークアドレス比較部203は、今回取得されたIPアドレスと前回取得され保存されているIPアドレスとのネットワークアドレス部を比較し、その比較結果を環境変化検出結果として接続制御部104へ返す。ネットワークアドレス部が一致しない場合、IPアドレス保存部202の保存IPアドレスは削除され、後述するように更新される。
図3は本発明の第1実施例によるネットワーク接続方法を示すフローチャートである。ここでは、図1および図2に示すネットワーク接続装置10の動作を例示する。
接続制御部104がネットワークへの接続開始を検知した場合、例えば装置の電源がオンになると(S301)、接続制御部104は判定結果保存部107に保存された接続方式があるかどうかを判定する(S302)。ユーザがネットワーク接続装置10を初めて使用する場合あるいは初期化処理を行った後に使用する場合には、判定結果保存部107に保存された接続方式はないので(S302:なし)、接続制御部104は接続処理部103、接続判定部105および判定順序保存部106を制御して接続自動判定処理S303を実行する。ユーザが同じ利用環境を使用し続ける場合のように判定結果保存部107に保存された接続方式があれば(S302:あり)、接続自動判定処理(S303)を実行することなく、保存された接続方式に従って接続処理が実行される(S306)。
接続自動判定処理(S303)でいずれの接続方式でも接続判定に成功しなかった場合にはエラー処理が行われ(S304)、接続判定に成功した接続方式があれば、その接続方式を特定する情報を判定結果保存部107に保存し(S305)、保存された接続方式で接続処理が実行される(S306)。
接続処理に成功すれば(S306:成功)、接続制御部104は接続時環境変化検出部108aを制御して接続時環境変化検出処理(S307)を実行し、接続処理に失敗すれば(S306:失敗)、再度、接続自動判定処理(S303)を実行する。
接続時環境変化検出処理(S307)で環境変化が検出されると、接続制御部104は、再度、接続自動判定処理(S303)を実行する。接続時環境変化検出処理(S307)で環境変化が検出されなければ、接続制御部104は接続処理部103を制御して通常のネットワーク接続の運用を行う(S308)。
2.1)接続自動判定処理
図3において、接続自動判定処理(S303)は次のように実行される。まず、接続自動判定処理(S303)を起動すると、接続判定部105は判定順序iを最優先順位を示す“1”に初期化し(S310)、判定順序保存部106を参照して接続方式P(i)を実行することで(S311)、接続可能かどうかを判断する(S312)。接続方式P(i)による接続が失敗すれば(S312:失敗)、接続判定部105は判定順序iが上限値N(接続方式の数)に到達したか否か判断する(S313)。判定順序iが上限値Nに到達していなければ(S313:NO)、接続判定部105は判定順序iを1つだけインクリメントし(S314)、判定順序保存部106を参照して接続方式P(i)を実行する(S311)。判定順序iが上限値Nに到達していれば(S313:YES)、いずれの接続方式P(1)−P(N)でも接続判定が失敗したと判断してエラー処理が行われる(S304)。
ある判定順序iの接続方式P(i)で接続可能であれば(S312:成功)、その接続方式P(i)を特定する情報を判定結果保存部107に保存して(S305)、上述した処理S305以降が実行される。
自動判定の成否判断(S312)は次のように行うことができる。たとえば接続方式P(i)がDHCPによる接続方式であるとすると、接続判定部105はDHCPクライアント機能によりDHCPサーバからのIPアドレス取得を試みる(S311)。IPアドレスが取得できれば、DHCP接続が可能な環境と判定し(S312:成功)、IPアドレスが取得できなければ、DHCP接続が不可能な環境と判定する(S312:失敗)。
また、接続方式P(i)がPPPoEによる接続方式であるとすると、PPPoEクライアント機能によるPPPoEセッション確立のためのPADI(PPPoE Active Discovery Initiation)パケットを送出し(S311)、PPPoEサーバからPADO(PPPoE Active Discovery Offer)パケットでの応答が確認できれば、PPPoE接続が可能な環境と判定し(S312:成功)、PADOパケットでの応答が確認できなければ、PPPoE接続が不可能な環境と判定する(S312:失敗)。
2.2)接続時環境変化検出処理
図3において、接続時環境変化検出処理S307は次のように実行される。まず、IPアドレス取得部201がWAN側からIPアドレスを取得する(S320)。例えば、DHCPによる接続方式の場合、DHCPサーバから割り当てられたIPアドレスを取得する。続いて、接続制御部104は、IPアドレス保存部202にIPアドレスが保存されているか否かをチェックする(S321)。
接続時環境変化検出処理(S307)を初めて実行する場合あるいは後述するようにIPアドレス保存部202がクリアされた場合は、IPアドレス保存部202にはIPアドレスが保存されていないので(S321:なし)、IPアドレス取得部201が取得したIPアドレスをIPアドレス保存部202に保存したうえで(S322)、そのままの接続方式で運用を行う(S308)。
前回の接続時環境変化検出処理(S307)によりIPアドレス保存部202にIPアドレスが保存された場合には(S321:あり)、ネットワークアドレス比較部203は、IPアドレス取得部201が取得したIPアドレスと、IPアドレス保存部202に保存されているIPアドレスとを読み出して、2つのIPアドレスのネットワークアドレス部を比較する(S323)。今回取得したIPアドレスと保存IPアドレスのネットワーク部が一致する場合(S323:一致)は、接続制御部104は利用環境の変化はないと判断し、そのままの接続方式で運用を行う(S308)。
これに対し、今回取得したIPアドレスと保存IPアドレスのネットワーク部が一致しない場合は(S323:不一致)、接続制御部104は利用環境に変化があったものと判断し、IPアドレス保存部202に保存されているIPアドレスを削除して(S324)、再度、接続自動判定処理(S303)を実行する。この接続自動判定処理(S303)によって自動判定が成功してIPアドレスが取得されると(S312−S320)、IPアドレス保存部202にはIPアドレスがないので(S321:なし)、この新たなIPアドレスがIPアドレス保存部202に保存される(S322)。
こうして、IPアドレス保存部202に保存されたIPアドレスは、ネットワークが一旦切断され再度ネットワーク接続された時に、新たに取得されたIPアドレスと比較され、利用環境変化の有無を判定することができる。
2.3)効果
上述したように、本発明の第1実施例によれば、電源オン時あるいはネットワーク再接続時に、取得したIPアドレスの変化から利用環境の変化を検出し、利用環境の変化があった場合には、再度、接続自動判定処理を実行して最適な接続方式でのネットワーク接続が可能となる。したがって、新たな利用環境において既に保存されている接続方式で接続可能である場合でも、保存された接続方式のまま使い続けることなく、変化後の利用環境でユーザが優先的に使用したい接続方式でネットワーク接続を行うことが可能となる。
3.第2実施例
上述した第1実施例では、利用環境が変わればIPアドレスのネットワークアドレス部が変わることを想定している。しかしながら、WAN側から提供されるIPアドレスがプライベートアドレスである場合などでは、たとえネットワーク事業者が変わっても、割り振られたIPアドレスのネットワークアドレス部が一致する可能性があり、IPアドレスの変化だけでは環境変化を検出できないことも考えられる。
そこで、本発明の第2実施例によるネットワーク接続装置は、利用環境の変更前後で割り振られるIPアドレスからは環境変化を検出できない場合でも、ネットワーク事業者側サーバのキープアライブ動作の違いを監視することで環境変化を検出可能とする。
なお、キープアライブパケットとは、ネットワークに接続されたコンピュータやネットワーク機器同士の接続が、有効な状態であることを確認したり表明したりするための定期的な通信(キープアライブ)に用いるパケットをいう。例えばPPPoEによる接続方式の場合は、LCP Echo Requestをキープアライブパケットとして監視対象とすることができる。
図4は、図1に示すネットワーク接続装置における環境変化検出部の他の例を示すブロック図である。ここでは、ネットワーク事業者側サーバのキープアライブ動作の違いを監視することでネットワーク利用環境に変化が生じたか否かを判断するものである。
図4において、運用時環境変化検出部108bは図1の環境変化検出部の他の例であり、運用時の環境変化を検出する。キープアライブ監視部210は、ネットワーク接続の運用中にネットワーク事業者側サーバからのキープアライブパケットの受信があったか否かを監視し、タイマ部211は、キープアライブパケットの受信時から次回の受信時までのキープアライブ受信間隔(以下、単に受信間隔ともいう)を計測する。
キープアライブ受信間隔保存部212は、タイマ部211で計測された受信間隔を保存し、キープアライブ受信間隔比較部213は、今回計測された受信間隔と前回計測され保存されている受信間隔を比較し、その比較結果を環境変化検出結果として接続制御部104へ返す。キープアライブパケットの受信間隔が一致しない場合、キープアライブ受信間隔保存部212に保存された受信間隔は削除され、後述するように更新される。
図5は本発明の第2実施例によるネットワーク接続方法を示すフローチャートである。ここでは、図1および図4に示すネットワーク接続装置10の動作を例示する。
なお、ネットワーク接続装置10の電源がオンになってから判定結果の保存までの処理(S301〜S305)については、第1実施例において説明した処理と同様であるので、図示および説明を省略する。
接続処理に成功すると(S306:成功)、接続制御部104は接続処理部103を制御して通常のネットワーク接続の運用を行い(S401)、接続処理に失敗すれば(S306:失敗)、再度、接続自動判定処理(S303)を実行する。
運用(S401)中に接続制御部104は運用時環境変化検出部108bを制御して運用時環境変化検出処理(S402)を実行する。
3.1)運用時環境変化検出処理
図5において、運用時環境変化検出処理(S402)は次のように実行される。キープアライブ監視部210は、ネットワーク接続の運用中にネットワーク事業者側サーバからのキープアライブパケットの受信を監視している(S403)。キープアライブパケットの受信を確認する(S403:Yes)と、タイマ部211が起動しているか否かを確認し(S404)、タイマ部211が起動していない場合(S404:起動していない)は、タイマを起動させ(S405)、次のキープアライブパケットの受信まで待機する(S403へ戻る)。タイマ部211が起動している場合(S404:起動している)は、既に前回のキープアライブパケットの受信からの受信間隔を計測しているので、タイマ部211を停止させ(S406)、そのときのタイマ値が保持される。続いて、接続制御部104は、キープアライブ受信間隔保存部212にキープアライブ受信間隔が保存されているか否かをチェックする(S407)。
運用時環境変化検出処理(S402)を初めて実行する場合あるいは後述するようにキープアライブ受信間隔保存部212がクリアされた場合は、キープアライブ受信間隔保存部212には受信間隔が保存されていないので(S407:保存なし)、タイマ部211が計測した受信間隔をキープアライブ受信間隔保存部212に保存したうえで(S408)、次のキープアライブパケットの受信まで待機する(S403へ戻る)。
これに対し、すでにキープアライブ受信間隔保存部212に受信間隔が保存されている場合には(S407:保存あり)、キープアライブ受信間隔比較部213は、タイマ部211が計測した受信間隔と、キープアライブ受信間隔保存部212に保存されている受信間隔とを読み出して、2つの受信間隔を比較する(S409)。
今回計測した受信間隔と保存された受信間隔が一致する場合は(S409:一致)は、接続制御部104は利用環境の変化はないと判断し、そのままキープアライブパケットの待機状態に戻る(S403へ戻る)。
これに対し、今回計測した受信間隔と保存された受信間隔が一致しない場合は(S409:不一致)、接続制御部104は利用環境に変化があったものと判断し、キープアライブ受信間隔保存部212に保存されている受信間隔を削除して(S410)、再度、接続自動判定処理を実行する(S303へ戻る)。
こうして、キープアライブ受信間隔保存部212に保存された受信間隔は、続けて計測される受信間隔と比較され、利用環境変化の有無を判定することができる。なお、運用時環境変化検出処理(S402)は、各接続方式による運用(S401)中に少なくとも1回以上実行されればよい。たとえば、キープアライブ受信間隔比較(S409)において、受信間隔が一致した場合は、ネットワークが再接続されるまで運用時環境変化検出処理(S402)の実行をしないようにしても良い。
なお、キープアライブ受信間隔の比較処理(S409)では、キープアライブパケットの到達時間の揺らぎを考慮して一定の許容範囲を設けることが望ましい。また、受信間隔を一定回数計測し、その平均値を用いて比較することも可能である。
3.2)効果
上述したように、本発明の第2実施例によれば、ネットワーク接続の運用時に、計測されるキープアライブパケットの受信間隔の変化から利用環境の変化を検出し、利用環境の変化があった場合には、再度、接続自動判定処理を実行して最適な接続方式でのネットワーク接続が可能となる。したがって、新たな利用環境において既に保存されている接続方式で接続可能である場合でも、保存された接続方式のまま使い続けることなく、変化後の利用環境でユーザが優先的に使用したい接続方式でネットワーク接続を行うことが可能となる。
4.第2実施形態
上述した第1実施形態では、利用環境の変化をIPアドレスのネットワークアドレス部の変化またはキープアライブパケットの受信間隔の変化に基づいて検出している。
しかしながら、上述のようにネットワーク事業者が変わっても、割り振られたIPアドレスのネットワークアドレス部が一致する可能性があり、またキープアライブパケットの受信間隔が一致する可能性がある。
そこで、ネットワーク接続装置を上述した接続時環境変化検出部108aおよび運用時環境変化検出部108bの双方を備えた構成とすることも好ましい。
図6は第2実施形態におけるネットワーク接続装置の回路構成を示す概略的ブロック図である。本実施形態によるネットワーク接続装置11は、LAN側インタフェース101とWAN側インタフェース102とを接続する接続処理部103を有し、接続処理部103は接続制御部104により制御される。接続制御部104は、接続判定部105、判定順序保存部106、判定結果保存部107、接続時環境変化検出部108aおよび運用時環境変化検出部108bを用いて、ネットワーク接続制御を実行する。
なお、各構成の詳細については、上述したとおりであるので説明を省略する。
図7は第2実施形態におけるネットワーク接続方法を示すフローチャートである。なお、各処理の詳細およびネットワーク接続装置11の電源がオンになってから判定結果の保存までの処理(S301〜S305)については、上述したとおりであるので説明を省略する。
接続処理に成功すると(S306:成功)、接続制御部104は接続時環境変化検出部108aを制御して接続時環境変化検出処理(S307)を実行し、接続処理に失敗すれば(S306:失敗)、再度、接続自動判定処理(S303)を実行する。
接続時環境変化検出処理(S307)では、上述したようにIPアドレスの比較結果に基づいて利用環境の変化を判断し、利用環境に変化なしと判断した場合(S307:変化なし)は、そのままの接続方式で運用を行う(S308,S401)。
これに対し、利用環境に変化ありと判断した場合(S307:変化あり)は、再度、接続自動判定処理(S303)を実行する。
さらに、運用中に運用時環境変化検出処理(S402)を実行し、キープアライブパケットの受信間隔に基づいて利用環境の変化を判断し、利用環境に変化ありと判断した場合(S402:変化あり)、再度、接続自動判定処理(S303)を実行する。
この本発明の第2実施形態によれば、IPアドレスのネットワーク部が変化するか、キープアライブパケットの受信間隔が変化するかのいずれかの変化を検出し、利用環境に変化があったことを検出できる。したがって、環境変化の検出率を更に向上させることが可能となる。
本発明は、コンピュータなどのユーザ端末をインターネットなどのネットワークに接続するルータなどのネットワーク接続装置一般に適用可能である。
本発明の第1実施形態によるネットワーク接続装置の回路構成を示す概略的ブロック図である。 本発明の第1実施例における環境変化検出部の詳細を示す概略的ブロック図である。 本発明の第1実施例によるネットワーク接続方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例における環境変化検出部の詳細を示す概略的ブロック図である。 本発明の第2実施例によるネットワーク接続方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態によるネットワーク接続装置の回路構成を示す概略的ブロック図である。 本発明の第2実施形態によるネットワーク接続方法を示すフローチャートである。 ネットワーク接続装置の接続の一例を示すブロック図である。
符号の説明
10,11 ネットワーク接続装置
101 LAN側インタフェース
102 WAN側インタフェース
103 接続処理部
104 接続制御部
105 接続判定部
106 判定順序保存部
107 判定結果保存部
108 環境変化検出部
108a 接続時環境変化検出部
108b 運用時環境変化検出部
201 IPアドレス取得部
202 IPアドレス保存部
203 ネットワークアドレス比較部
210 キープアライブ監視部
211 タイマ部
212 キープアライブ受信間隔保存部
213 キープアライブ受信間隔比較部

Claims (11)

  1. 2以上の接続方式によりネットワークへの接続を可能とするネットワーク接続装置において、
    前記2以上の接続方式を所定の判定順序に従って順に実行し、接続可能な接続方式を判定する接続判定手段と、
    前記接続可能な接続方式によるネットワーク接続により取得した情報に基づいてネットワーク環境変化を検出する環境変化検出手段と、
    前記環境変化を検出した場合に前記接続判定手段による接続判定を実行させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするネットワーク接続装置。
  2. 前記環境変化検出手段は、前記ネットワーク接続により取得したIPアドレスのネットワークアドレス部の変化によって、ネットワーク環境変化を検出することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  3. 前記環境変化検出手段は、前記ネットワーク接続により取得したキープアライブパケットの受信間隔の変化によって、ネットワーク環境変化を検出することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  4. 前記環境変化検出手段は、前記ネットワーク接続により取得したIPアドレスのネットワークアドレス部の変化および前記ネットワーク接続により取得したキープアライブパケットの受信間隔の変化の少なくともいずれかの変化によって、ネットワーク環境変化を検出することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク接続装置。
  5. 前記2以上の接続方式はDHCPによる接続方式およびPPPoEによる接続方式の少なくとも1つの方式を含むことを特徴とする請求項1−4のいずれか1項に記載のネットワーク接続装置。
  6. 前記所定の判定順序はユーザ設定可能であることを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載のネットワーク接続装置。
  7. 2以上の接続方式によりネットワークへの接続を可能とするネットワーク接続方法において、
    前記2以上の接続方式を所定の判定順序に従って順に実行し、接続可能な接続方式を判定する接続自動判定処理と、
    前記接続可能な接続方式によるネットワーク接続により取得した情報に基づいてネットワーク環境変化を検出する環境変化検出処理と、
    前記ネットワーク環境変化を検出すると前記接続自動判定処理を実行する、
    ことを特徴とするネットワーク接続方法。
  8. 前記環境変化検出処理は、前記ネットワーク接続により取得したIPアドレスのネットワークアドレス部の変化によって、ネットワーク環境変化を検出することを特徴とする請求項7に記載のネットワーク接続方法。
  9. 前記環境変化検出処理は、前記ネットワーク接続により取得したキープアライブパケットの受信間隔の変化によって、ネットワーク環境変化を検出することを特徴とする請求項7に記載のネットワーク接続方法。
  10. 前記環境変化検出処理は、前記ネットワーク接続により取得したIPアドレスのネットワークアドレス部の変化および前記ネットワーク接続により取得したキープアライブパケットの受信間隔の変化の少なくともいずれかの変化によって、ネットワーク環境変化を検出することを特徴とする請求項7に記載のネットワーク接続方法。
  11. 2以上の接続方式によりネットワークへの接続を可能とするネットワーク接続装置において、コンピュータを
    前記2以上の接続方式を所定の判定順序に従って順に実行し、接続可能な接続方式を判定する接続判定手段、
    前記接続可能な接続方式によるネットワーク接続により取得した情報に基づいてネットワーク環境変化を検出する環境変化検出手段、および
    前記環境変化を検出した場合に前記接続判定手段による接続判定を実行させる制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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