JP4803465B2 - 有機電界発光素子による微量物質検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、環境汚染物質、生体物質等の微量物質を高感度で検出するのに用いられる検出方法及びそのための装置に関し、特に有機電界発光素子を用いた微量物質の検出方法及びそのために装置に関する。
現在、酵素、抗体などの蛋白分子、或いはDNA、糖鎖などの生体分子を短時間に効率よく、正確に認識して検出する方法としては、被検出物と特異的に結合する物質、例えば抗原、抗体等を基板上に直接又は間接に固定化したものを基板としてを用い、その基板上に、蛍光物質で標識した被検出物を流し、その後、標識に用いた蛍光物質を発光させる励起光を照射し、発光の有無によって、前記物質に特異的に結合した被検出物を検出する方法が用いられており、該蛍光物質として、高価な専用の蛍光色素に代えて有機発光色素を用いるものが知られている(特許文献1参照)。また、前記の蛍光物質を発光させる励起光源として、有機電界発光素子を用いることも知られている(特許文献2〜5参照)。
しかしながら、蛍光色素を用いる従来技術では、蛍光色素を用意して対象分子に結合させるのに手間がかかり、また色素に合わせた励起光源と蛍光波長に合わせた検出用光学フィルタを含めた検出装置が必要であるため、蛍光色素を用いないで検出できる簡便な検出方法が求められている。
また、これらの生体物質等を検出する典型的な方法では、社会の高齢化が進む中、家庭において簡便に健康状態をモニターする技術が必要とされており、さまざまなバイオチップが開発されているが、有機電界発光素子を光源とする場合にも、対象分子へ蛍光色素の結合処理と検出装置が必要であり、蛍光検出方式固有の問題が残る。
特開2005−208026号公報 特開平10−197526号公報 特開平8−29330号公報 米国特許第6,767,733号明細書 米国特許第5,936,730号明細書
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであって、被検出物に蛍光物質を結合する処理を必要とせず、且つ大型の装置を用いることなく、短時間かつ高精度で微量な被検出物の分析が可能となる検出方法及びそのための装置を提供することを目的とするものである。
発明者らは、上記目的を達成すべく、鋭意研究を重ねた結果、近年薄型ディスプレイ等の応用が注目されている有機電界発光素子を、励起光源ではなく、直接検出用センサーに用いることにより、上記目的を達成できることを見いだしたものである。
すなわち、一般に有機電界発光素子は、電極及びその間に挟まれたホール輸送層、発光層、電子輸送層等の多層構造からなり、その作製における不純物の混入により動作環境による消光や輝度の低下といった劣化を生じることが知られている。これはディスプレイ等の用途には克服すべき深刻な問題であるが、本発明者らは、こうした有機電界発光素子の層状構造の内部に検出すべき生体分子等が挟み込まれた際に発生する消光現象等によって分子の検出が可能となり、高感度の検出用素子として利用できることを見出したものである。
本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねて完成されたものであって、以下の発明を提供するものである。
(1)有機電界発光素子の対向する電極間に存在する層のいずれかの表面に被検出物を固定し、該被検出物の固定前後における有機電界発光素子の発光強度、発光効率及び発光スペクトルから選ばれる少なくとも1つの発光特性の変化を用いて前記被検出物を検出することを特徴とする検出方法。
(2)前記表面が、有機電界発光素子のホール輸送層の表面、電子輸送層の表面、発光層の表面、バッファ層の表面及び電極層の内側面のいずれかであることを特徴とする上記(1)の検出方法。
(3)少なくとも2種類の被検出物を、前記表面内のそれぞれ異なる箇所に固定することを特徴とする上記(1)又は(2)の検出方法。
(4)前記表面に、被検出物のみが固定されるように表面処理を施すことを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかの検出方法。
(5)有機電界発光素子と、該有機電界発光素子の対向する電極間に存在する層であって、その表面に被検出物が固定されている層と、該被検出物の固定前後における有機電界発光素子の発光強度、発光効率及び発光スペクトルから選ばれる少なくとも1つの発光特性の変化を測定する手段とを備えたことを特徴とする検出装置。
(6)前記被検出物が固定されている層が、有機電界発光素子のホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層及び電極層のいずれかであることを特徴とする上記(5)の検出装置。
(7)少なくとも2種類の被検出物が、前記層の表面内のそれぞれ異なる箇所に固定されていることを特徴とする上記(5)又は(6)の検出装置。
(8)前記層の表面は、被検出物のみが固定されるように処理が施されていることを特徴とする上記(5)〜(7)の検出装置。
(9)有機電界発光素子と、該有機電界発光素子の対向する電極間に存在する層であって、その表面に被検出蛋白質が固定されている層とからなるプロテイン検出チップ。
(10)前記被検出蛋白質が固定されている層が、有機電界発光素子のホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層及び電極層のいずれかであることを特徴とする上記(9)のプロテイン検出チップ。
(11)少なくとも2種類の被検出蛋白質が、前記層の表面内のそれぞれ異なる箇所に固定されていることを特徴とする上記(9)又は(10)のプロテイン検出チップ。
(12)前記層の表面は、被検出蛋白質のみが固定されるように処理が施されていることを特徴とする上記(9)〜(11)のプロテイン検出チップ。
本発明によれば、標識色素や励起光源は不要であり、乾電池等で容易に供給できる数ボルトの電源を接続して発光させることで、目視あるいはCCD等の感光素子によって物質の検出が可能になる。また、挟み込まれた分子に特有の電流特性が得られて、さらに何も挟み込まない素子とは異なる発光スペクトルが観察されるなど、検出した物質を特定するための追加情報も得られるものである。
典型的な有機EL素子の層構造を示す図。 複数の蛋白分子を検出するプロテインチップに必要な表面処理の概要を示す図。 対象物質を有機EL素子の積層構造内に挟み込む方法の一つである張り合わせ法の概要を示す図。 貼り合わせ法を用いた、本発明の検出装置及びそれを用いた検出方法の概要を示す図。 本発明の有機EL素子を用いて発光強度を検出する装置の1例を模式的に示す図。 実施例1で作製した検出装置の構造を示す図。 ライン状にパターニングした蛋白分子を反映した有機EL素子の発光パターンを示す図。 角度を変えて2回パターニングした結果得られた格子状の発光パターンを示す図。 蛋白分子の種類と電流効率の関係を示す図。 バイアス電圧と発光スペクトルの関係を示す図。 実施例1とは異なる層間に被検出物を固定した検出装置の構造を示す図。 図8(b)の装置により、ライン状にパターニングした蛋白分子を反映した有機EL素子の発光パターンを示す図。 一つの基板に複数個のセルを作製し、同時に発光させた例を示す図。
符号の説明
a:上部電極
b:電子輸送層
c:発光層
d:ホール輸送層
e:バッファ層
f:透明電極
g:蛋白分子
h:電子輸送層bと発光層cを兼ねたAlq3の分子層
A:測定用の電極端子台
B:3個の有機ELセルを作製したガラス基板
C:発光領域
D:上部電極
E:透明電極
F:mCPにより発光層の上にBSAのパターン薄膜を作製したセル
G:全面にCyt.Cを作製したセル
1:有機EL積層下部構造
2:蛋白質分子A(●)のみを吸着する領域
3:蛋白質分子B(▲)のみを吸着する領域
4:蛋白質分子を吸着しない領域
5:有機EL積層上部構造
6:有機EL積層下部構造
7:有機EL積層上部構造
8:検出対象物質
9:特異的吸着サイト
10:仮基板
11:ポリマー
12:上部電極
13:テープ
14:ITO/ガラス
15:ポリマー
16:検出部
17:電極
18:電源ユニット
19:スイッチ
以下、本発明の好ましい実施態様について、添付の図面に基づいて説明する。
図1は、有機電界発光素子(以下、「有機EL素子」とする。)の層構造を示す図である。該図に示すように、一般的な有機EL素子は、反射層を兼ねた上部電極a、電子輸送層b、発光層c、ホール輸送層d、バッファ層e、及び透明電極fが形成されたガラス基板とから構成されている。上記層構成において、例えば電子輸送層が発光層を兼ねるなど、1つの層が他の層を兼ねることもあり、有機EL素子の最小の層構成は、少なくとも一方が透明である2つの電極間に発光層を挟んだ単層構造である。
本発明の方法及び装置においては、こうした有機EL素子の2つの電極間に存在する構成層のいずれかの表面に、具体的には、ホール輸送層d、電子輸送層b、発光層c、バッファ層e、或いは電極a、fの内側(aの下面、又はfの上面)のいずれかの表面に、被検出物を固定することで、その有機電界発光素子の発光強度、発光効率、スペクトルなどの発光特性を、被検出物の固体前後で変化させることにより、微量な物質を検出するものである。
前記各構成層は、それ自体が複数の層で構成されており、その複数の層の間に被検出物が固定されるものであってもよい。
さらに、有機EL素子の2つの電極間に、これらの有機EL素子の構成層以外に、被検出物を固定させるための層を付加し、その層の表面に被検出物を固定することもできる。
本発明の方法及び装置により検出する被検出物は、球状であれば直径が数nm〜100nm程度であり、線状であれば断面が上記サイズのものを対象とすることができる。具体的には、酵素、抗体など蛋白分子、DNA、糖鎖などの生体分子、フラーレン、カーボンナノチューブなど炭素系ナノ微粒子、ディーゼル微粒子、アスベストなど環境汚染物質が挙げられる。
これらの被検出物質は、有機EL素子のホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層、及び電極の内側のいずれかの表面に固定されるが、特定の被検出物質のみを選択的に検出できるようにするために、これらの表面に、特定の被検出物は付着するがそれ以外の物質は付着しないような表面処理を施すことが好ましい。
具体的には、特定の蛋白分子のみに結合する抗体分子、蛋白分子の非選択的な吸着を阻害するpoly(ethylene glycol)、phosphorylcholine などの薄膜、同様の機能を有する分子によるセルフアセンブル分子単層膜、それらの組み合わせが挙げられる。
これらの表面処理は単一分子層、あるいはそれに近い薄膜で、これによる発光特性に与える影響は、被検出物が与える発光特性の変化よりも小さいことが望ましい。
さらに、有機EL素子内部のホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層、電極の内側のいずれかの表面に異なる2つ以上の種類の被検出物を表面内の異なる場所に固定することで、複数の被検出物を発光特性の変化により検出することができる。
複数の被検出物を固定した場合、複数の被検出物が固定された場所に対し、一体の電極により同時に電圧を加える構造と、相互に絶縁された電極を作製し、個別に電圧を加える構造とがあるが、後者の構造を用いた場合には、発光強度とスペクトルだけでなく、個別の電流−発光効率が測定できるので、被検出物を特定するために有用な情報が得られるので好ましい。
また、有機EL素子内部のホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層、電極の内側のいずれかの表面に、少なくとも異なる2種類の蛋白分子を表面内の異なる場所に固定する表面処理を行うことにより、発光特性の変化により検出するプロテイン検出チップとすることができる。
図2は、複数の蛋白分子を同時に検出するプロテインチップの製造例を示す概要図である。
該図において、a)は、有機EL素子の積層構造の下部構造(1)に、蛋白分子A(●)のみを吸着する処理を施した領域(2)と、蛋白分子B(▲)のみを吸着する処理を施した領域(3)とを設け、残りの領域(4)に蛋白分子を吸着しないように処理を施したことを示している。
b)は、上記の処理を施した表面に、被検出物である蛋白分子A及び蛋白分子Bを含有する溶液を接触させて、蛋白分子A(●)及び蛋白分子B(▲)を吸着させた状態を示している。
c)は、その上に、残りの有機EL素子の層構造(5)を追加して積層したことを示している。
前述のとおり、有機EL素子内部を構成するホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層、電極の内側のいずれかの表面に被検出物を固定するには、有機EL構築の中間段階で該当表面に被検出物を接触させる必要がある。
具体的には、被検出物が大気中に浮遊する環境汚染物質であれば、有機EL素子内部を構成するホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層及び電極の内側のいずれかの表面を、一定時間、被検出物の含まれる気体に暴露し、その後、その上に不足している有機ELの層構造を追加して検出装置を構築する。
また、被検出物が溶液中に含有される生体物質のような場合は、有機EL素子内部を構成するホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層及び電極の内側のいずれかの表面に、インクジェット法、マイクロコンタクトプリント法、キャスト法などによりその溶液を接触させ、その後、必要であれば目的とする被検出物以外を除去するために洗浄し、その上に不足している有機ELの層構造を追加して検出装置を構築する。
その際、被検出物を含む気体あるいは溶液は、目的とする被検出物以外の発光特性に影響を与える物質が含まれないよう、フィルター等の処理がなされていることが望ましい。
また、被検出物を固定する表面は、前述のとおり、目的とする被検出物のみを選択的に吸着し、それ以外の物質が吸着しないよう、処理されていることが望ましい。
有機ELを構成する層構造は、公知の方法を利用して作製できる。
例えば、印刷法、スピンコート法、ディップコート法、キャスト法等の湿式方法、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理的方法、CVD法、プラズマCVD法等の化学的方法等によって形成することができる。
被検出物質を固定した上に有機EL層構造を追加する方法として、柔軟なフィルムに前述した方法等で事前に必要な層構造を作り込んでおき、物理的な接触(貼り合わせ)で構築することも可能である。
図3に、対象物質を有機EL積層構造内に挟み込む一方式である貼り合わせ法を示す。図中、6はポリマーフィルム等による有機EL積層上部構造、7は有機EL積層下部構造、8は検出対象物、9は特異的吸着サイト、をそれぞれ示している。
該貼り合わせ法は、図3に示すように、有機EL素子の積層構造を上部と下部に分けて作製し、下部構造の表面に対象物質を固定したのち、柔軟性のあるポリマーフィルムをベースとした上部積層構造を物理的に貼り合わせ、有機EL素子を構成するものである。
以下、上記貼り合わせ法を用いた、本発明の検出装置及びそれを用いた検出方法の1例について、図面を用いて説明する。
図4に示すとおり、有機EL素子の上部構造(6)は、仮基板(10)としてポリエチレンテレフタレート(PTFE)を用い、代表的な高分子発光材料であるpoly[2-methoxy-5-(2'-ethyl-hexyloxy)-1,4-phenylene vinylene) (PPV) 0.3% クロロホルム溶液、あるいはpoly(9,9-dioctylfluorene-2,7-diyl) (PFO) 0.5% クロロホルム溶液をスピンコート法で成膜(11)し、その上に真空蒸着法でアルミニウムの上部電極(12)を作製することにより製造する。この仮基板上の膜構造は、事務用のメンディングテープ(13)を貼り付けた後、テープごと仮基板より、容易に剥離することができる。
一方、下部構造(7)は、インジウム酸化スズ(ITO)からなる透明電極を形成したガラス基板(14)上に、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)薄膜をスピンコート法で成膜し、その上に、前記のPPVあるいはPFOのトルエン溶液を用いて同様に成膜する。
成膜されたPPV膜あるいはPFO膜(15)上に、被検出対物を固定した後、仮基板から高分子膜を電極ごと剥離したテープを下部構造に貼り合わせ、それぞれの電極を電源に接続することでITO/ガラス(10)より発光を観測する。
図5は、本発明の有機EL素子を用いて発光強度を検出する装置の1例を模式的に示す図であって、図中、16は検出部、17は電極、18は電源ユニット、19はスイッチ、をそれぞれ示している。
図5に示すように、被検出物を固定した有機EL素子の検出部(16)を電源ユニット(18)に差し込み、スイッチ(19)を押すと検出部が発光し、その強度差を検察する。
次に、本発明を実施例に基づき更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
なお、以下に記載する実施例では、有機EL素子に挟み込まれた蛋白分子が発光特性にもたらす効果を確認する基礎的なデータを得るために、分子層や電極を真空蒸着法で作製したが、実用的には、蛋白分子等を固定した後で、上部素子構造を構成分子の溶液を塗布する方法、あるいは図3又は4に示したように、柔軟性のシートに上部構造を事前に作り込んでおき、貼り合わせることで、真空装置を用いることなく実施することが可能である。
(実施例1)
図6に、作製した検出装置の構造を示す。
本実施例においては、ガラス基板の上にインジウム酸化スズ(ITO)からなる透明電極(f)(200nm)をスパッタ法により成膜し、ウエットエッチングで2mm幅のライン状とした。
次に、3,4−ポリエチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルフォン酸(PEDOT/PSS)からなるバッファ層(e)(40nm)をスピンコートし、該バッファ層を介して蛋白分子(g)をマイクロコンタクトプリント法(mCP法)によってパターニングした。
蛋白分子のmCPには、牛血清アルブミン(BSA)では0.4mg/ml、電子伝達蛋白質(Cyt.C)では0.5mg/mlの溶液を用い、ポリジメチルシロキサン(PDMS)からなるスタンプを40分間上記溶液に浸漬して吸着させたのち、余分の溶液を純水で洗い落として乾燥させ、目的の表面に3分間接触させた。
その上に、正孔輸送層(d)としてN,N-ジ(ナフタレン-1-イル)-N,N-ジフェニル-ベンゼン(NPB)(50nm)、電子輸送層(b)と発光層(c)を兼ねてアルミキノリン錯体であるaluminato-tris-8-hydroxyquinolate (Alq3)の分子層(h)(50nm)を真空蒸着し、上部電極金属(a)(100nm)としてMgとAgを真空蒸着により共蒸着した。
以下、上記実施例装置を用いて検出した結果を、図7ないし図9に示す。
なお、電流、電圧及び輝度は、エレクトロメータ(Keithley 2400)と輝度計(Topcon BM-9)を用いて測定した。EL発光のスペクトルは、光ファイバーを介してCCDマルチチャンネル分光器(Hamamatsu Photonics K. K.)で測定した。また、発光パターンは顕微鏡(ZEISS Axiovert 135)を用いて観測した。測定はすべて室温、大気中で行った。
図7は、実施例1の装置において発光パターンを観察した結果を示すものであって、ライン状にパターニングした蛋白分子(牛血清アルブミン、BSA)の部分で発光強度が下がっている様子を示すものである。mCP法によって作製した蛋白分子層は原子間力顕微鏡(AFM)による測定の結果、1層以下であった。
図8は、角度を変えて2回プリントした結果得られた格子模様を示すものであり、蛋白分子の密度によって発光強度に差違が現れている。
このことから、本発明の検出方法及び装置によれば、被検出物の存在の有無を検出できるだけでなく、被検出物の濃度も検出できることがわかる。
図9は、蛋白分子の種類によって異なる電流効率を示す図である。
図において−△−は参照用に余分な分子を挟み込んでいない有機ELの発光効率の発光強度依存性をプロットしたものであり、−□−は牛血清アルブミン(BSA)を挟んだ場合、−○−は、電子伝達蛋白質(チトクロームC(Cyt.C))を挟んだ場合をそれぞれプロットしたものである。
図から明らかなように、電子伝達系を有する蛋白分子であるチトクロームC を挟み込んだ場合、同じ発光強度を得るために必要な電流が増加し、効率が低くなる。一方、絶縁性の蛋白分子である牛血清アルブミン(BSA)を挟んだ素子では、発光効率が高くなる。
このことから、本発明の検出方法及び装置によれば、被検出物毎の電流効果の違いによって被検出物を特定することができることがわかる。
(実施例2)
本実施例では、実施例1と同様にして、蛋白分子の1種であるトランスフィリン(Transferrin)を固定した素子を作成し、高バイアス時に観察された発光スペクトルを観察した。
その結果を図10に示す。図において、実線、点線及び破線は、バイアス電圧をそれぞれ、7V、8V及び9Vにした際の発光スペクトルを示している。
図10から明らかなように、7Vまでは通常の有機EL素子と同様のスペクトルを示すが、約8Vから短波長側と長波長側にピークが現れ、長波長側の鋭いピークは電圧を上げるとさらに長波長へシフトした。
こうした高バイアスを印加した際に得られる発光スペクトルのピークの短波長側へのシフト或いは高波長側へのシフトは、蛋白分子薄膜の電子状態に起因するものであるので、それを検出することにより被検出物を特定する手がかりになる。
(実施例3)
本実施例では、図11に示すように、実施例1とは異なる別の層間に蛋白分子を挟み込んだ検出装置を作成した。図中、図6と同じ符号は、同じものを示している。
図中、a)は、Alq3層(h)を蒸着後、蛋白分子(g)をスタンプし、その上に上部電極(a)を作製した様子を示し、b)も同様に、NPB層(d)とAlq3層(h)の間に蛋白分子(g)をスタンプし、セルを作製した様子を示すものである。
本実施例においては、a)及びb)のいずれの構造でも、図6の構造と同様に発光強度の変化が観察された。
図12は、図11のb)の装置において、発光パターンを観察した結果を示すものであって、ライン状にパターニングした蛋白分子(牛血清アルブミン、BSA)の部分で発光強度が下がっている様子を示すものである。
(実施例4)
本実施例では、図13に示すように、一つの基板に複数個のセルを作製し、同時に発光させた。本実施例における有機EL素子は、前記図11のa)で示した構造を使用した。
図13において、Aは、測定用の電極端子台、Bは3個の有機ELセルを作製したガラス基板、Cは2mm×2mmの発光領域で、上部電極Dと透明電極Eの交点になっている。
発光はガラス基板の裏面から観察する。下図は5V印加した時の様子であり、FはmCPにより発光層の上にBSAのパターン薄膜を作製したセル、Gは全面にCyt.Cを作製したセル、中央のセルは何も挟んでいない参照用のセルである。
Hは、照明を落として発光強度を比較した写真である。目視でも蛋白分子吸着の影響で中央の参照セルに比べてBSAでは若干暗く、Cyt.Cでは大幅に強度が落ちている様子を確認できる。
本発明によれば、酵素、抗体など蛋白分子、DNA、糖鎖などの生体分子、フラーレン、カーボンナノチューブなど炭素系ナノ微粒子、ディーゼル微粒子、アスベストなど環境汚染物質など、そのサイズが数nm〜100nm程度の微小な被検出物を、標識色素や励起光源を用いることなく簡便に検出することが可能であるため、医療分野のみならず環境分野での利用が可能である。

Claims (12)

  1. 有機電界発光素子の対向する電極間に存在する層のいずれかの表面に被検出物を固定し、該被検出物の固定前後における有機電界発光素子の発光強度、発光効率及び発光スペクトルから選ばれる少なくとも1つの発光特性の変化を用いて前記被検出物を検出することを特徴とする検出方法。
  2. 前記表面が、有機電界発光素子のホール輸送層の表面、電子輸送層の表面、発光層の表面、バッファ層の表面及び電極層の内側面のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の検出方法。
  3. 少なくとも2種類の被検出物を、前記表面内のそれぞれ異なる箇所に固定することを特徴とする請求項1又は2に記載の検出方法。
  4. 前記表面に、被検出物のみが固定されるように表面処理を施すことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出方法。
  5. 有機電界発光素子と、該有機電界発光素子の対向する電極間に存在する層であって、その表面に被検出物が固定されている層と、該被検出物の固定前後における有機電界発光素子の発光強度、発光効率及び発光スペクトルから選ばれる少なくとも1つの発光特性の変化を測定する手段とを備えたことを特徴とする検出装置。
  6. 前記被検出物が固定されている層が、有機電界発光素子のホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層及び電極層のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載の検出装置。
  7. 少なくとも2種類の被検出物が、前記層の表面内のそれぞれ異なる箇所に固定されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の検出装置。
  8. 前記層の表面は、被検出物のみが固定されるように処理が施されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の検出装置。
  9. 有機電界発光素子と、該有機電界発光素子の対向する電極間に存在する層であって、その表面に被検出蛋白質が固定されている層とからなるプロテイン検出チップ。
  10. 前記被検出蛋白質が固定されている層が、有機電界発光素子のホール輸送層、電子輸送層、発光層、バッファ層及び電極層のいずれかであることを特徴とする請求項9に記載のプロテイン検出チップ。
  11. 少なくとも2種類の被検出蛋白質が、前記層の表面内のそれぞれ異なる箇所に固定されていることを特徴とする請求項9又は10に記載のプロテイン検出チップ。
  12. 前記層の表面は、被検出蛋白質のみが固定されるように処理が施されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のプロテイン検出チップ。
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