JP4802928B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents
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Description
(複数のサイズの直交変換ブロックを使用して直交変換を行う。)
2.16ビット処理を前提とした直交変換セット
(16ビットの固定小数点演算を使用して逆変換を実装し、復号化時の演算量を抑える。)
3.動き補償
(探索ブロックと、動きベクトルの検出の画素単位と、予測値生成に使用するフィルタの種類との3つのパラメータの組合せによる4つの動き補償のモードを規定する。)
4.量子化と逆量子化
(2つの量子化の方法が切り換えられる。)
5.デブロッキング・フィルタ
(ブロック境界に不連続が生じるのを防止するために、H.264/AVCと同様にデブロッキング・フィルタを導入して、ブロック境界を平滑化している。)
6.2つのインタレース符号化方式
(インタレース符号化方式としてInterlaced fieldピクチャ符号化方式と、Interlaced frameピクチャ符号化方式との2つの方式が可能とされている。)
7.Bピクチャの符号化方式
(参照するピクチャに対するBピクチャの位置関係を明示して符号化する等の特徴を有する。)
呼び、DCプリディクタをDCA, DCB, DCCと呼ぶこととする。
。また、カレントブロックをCb(mbx, mby)とすれば、BLKAは、Cb(mbx, mby-1)、BLKBは、Cb(mbx-1, mby-1)、BLKCは、Cb(mbx-1, mby)となる。
び、BLKA、BLKB、BLKCのQuantizerをそれぞれMQA, MQB, MQCとする。カレントブロックと隣接するブロックのQuantizerが異なる場合、所定の演算によってスケーリング処
理が施される。予測方向の決定や加算の処理時では、プリディクタDCA, DCB, DCCとして、このスケーリング処理後の値が使用される。
。Intraflagは、そのブロックがイントラかインターかを示すフラグである。
力ストリームの順番も同様とする。図10において、処理を施すカレントブロックをU(bx, by) とすると、BLKAはR、BLKBはQ、BLKCはTとなる。
。次の処理ブロックV(bx+1、by)では、BLKAは、メモリ上のアドレスbx+1(メモリ上のアドレスには実際は各係数の開始位置を示すオフセットを加算したアドレス)のS’、BLKBは、メモリ上のアドレスbxのR’、BLKCは、メモリ上のアドレスbx−1のQ’となる。同様に、処理ブロックU(bx,by)に対するBLKCは、Rである。このように、DC予測に使用する処理後のデータは、連続する3個のアドレス(bx−1,bx,bx+1
)に格納されているので、参照するデータを保持するためには、Bx+1(ブロック)分
のデータがあれば都合がよいことがわかる。
、メモリに対して9回の読み出しがなされる。したがって、DC予測部41の出力ストリームは、メモリから必要なデータが全て読み出されるための遅延とその後の演算遅延の分、遅れて出力されることとなる。また、DC予測部41において、予測後のカレントブロックのDC係数、カレントブロックのMQ、intraflagの3個のデータをメモリへ書き込む
ので、書き込みが3回なされる。
intraflagCを記録しておくメモリを持つ必要がある。Intraflagは、そのブロックがイントラかインターかを示すフラグである。DC係数は、一つの係数データの予測であるのに対して、AC係数は、7個の係数データの予測であり、また、予測方向のデータを受け取るまでは、予測方向が分からないために、ACAおよびACCの合計14個のAC係数をメモリに記憶するようになされる。AC予測部43では、MQを使用したスケーリングの処理を行い、スケーリング後のAC係数によって予測復号化がなされる。後段の逆量子化部25(図2参照)に対して、DC係数と、カレントストリームのAC係数の8ビットのストリームデータと、スライス、マクロブロック、ブロックの先頭を示す同期信号Syncからなる11ビットのデータが出力される。
、intraflagAの9個のデータがメモリから読み出され、予測方向が左の場合には、AC
Cの7個の係数データと、MQC、intraflagCの9個のデータがメモリから読み出される
。この9個のデータが全て読み出されるための遅延と、その後の演算に要する時間の遅延を伴ってデータが出力されることになる。
0,1,2,・・・,62,63と順番に1ブロックの係数データが並ぶ場合に、1,2,3,4,5,6,7の位置のAC係数データと、8,16,24,32,40,8,56の位置のAC係数データとがメモリに書き込まれる。カレントブロックのMQと、intraflagとは、AC係数の書き込みがなされていないタイミングでメモリに書き込まれる。
DC係数予測用プリディクタに相当するDC係数と、AC係数予測のために使用される可能性のあるプリディクタに相当するAC係数と、スケーリング処理に使用するパラメータとをメモリから読み出すためのアドレスを生成する読み出しアドレス発生部と、
メモリから読み出されたDC係数およびAC係数のスケーリング処理をパラメータを使用して行う第1の演算部と、
スケーリング処理後のDC係数予測用プリディクタに相当するDC係数を使用して複数の予測方向の一つを決定する第2の演算部と、
決定された予測方向に対応するプリディクタを入力ビットストリーム中のDC係数および所定のAC係数に対して加算して予測後のDC係数およびAC係数を生成する加算部と、
加算部の出力に得られる予測後のビットストリームにおいて、DC係数予測用プリディクタ、AC係数予測のために使用される可能性のあるプリディクタに相当するAC係数およびスケーリング処理に使用するパラメータをメモリに書き込むための書き込みアドレスを発生する書き込みアドレス発生部と、
予測後のビットストリームの係数の順序を並び替える係数並び替え部と
を備える画像データ処理装置である。
するDC係数と、ACA, ACCに相当するAC係数と、MQA,MQB, MQC,intraflagA,intraflagB,intraflagCが記憶されているアドレスと、そのそれぞれのデータを読み出すリードイネーブル信号(ハイレベルのときに有効)を生成する。メモリ817から読み出されたこれらのデータがセレクタ803に入力される(シーケンスST2)。この段階では、未だ予測方向が決定されていないので、AC予測のためにACAおよびACCの何れを使用するかが決定されない。しかしながら、この一実施の形態では、AC予測に使用される可能性のある二つのAC係数を先読みすることによってDC予測とAC予測とを共通の構成で行うことを可能としている。
わち、演算ユニット806は、入力ストリームS801が持つカレントMQとレジスタ805からの参照ブロックのMQとを比較し、両者が異なり、且つスケーリングを行う条件の場合には、DC係数S807に対してスケーリング処理を行う。スケーリングが不要な場合では、1を乗算する処理がなされる。演算ユニット806の出力信号S809がセレクタ807に供給され、レジスタ808,809,810,818に記憶される(シーケンスST4)。
≦abs(DCB−DCC)が真であるときには、予測方向が左となり、この関係が偽であ
るときには、予測方向が上となる。左予測では、DCCをカレントストリームのDC係数に加算し、上予測では、DCAをカレントストリームのDC係数に加算し、DC係数を復号する。
A,ACC各7個の合計23個であるから、メモリから23回の読み出しがなされる。ここで、ACAとACCの両方を読み出すのは、メモリから読み出す時点では予測の方向が決定されていないためで、方向がどちらになってもよいようにスケーリング処理までは両方のデータに関する処理がそれぞれ行われる。
ックの場合には、予測方向に応じた3種類のスキャンパターンの何れかである。「Intra
」の条件は、
・I(BIを含む)PictureのIntra Block
・Interlace Frame Coded P/B Pictureにおいて予測ブロックBLK AまたはBLK Cの少な
くとも一方がIntra Blockの場合
の何れかを満たすものである。ACPRED=0(AC予測なし)の場合には、Normal Scan(
図6A)とされ、ACPRED=1(AC予測あり)で且つ上予測の場合には、Horizontal Scan(図6B)とされ、ACPRED=1(AC予測あり)で且つ左予測の場合には、Vertical Scan(図6C)とされる。
さらに、「Inter特殊」の場合と、「P Pic Progressive Intra」の場合とがある。「Inter特殊」の条件は、
カレントブロックがInterlace Frame Coded P/B PictureにおけるIntra Macro Blockに含まれるブロックであり、且つACPRED=0(AC予測なし)または予測ブロックBLK AまたはBLK CがInter Block(すなわち、Intra Blockでない)
である。この条件を満たすものを本明細書では、便宜上「Inter特殊」と称するもので
ある。さらに、「P Pic Progressive Intra」は、厳密に書くと
Progressive画像のP PictureにおけるIntra Block
を示す。
flagの書き込み位置と、各スキャンパターンに関しての上予測および左予測のそれぞれの場合のACプリディクタの加算位置を示すタイミングチャートである。MQおよびintra flagの書き込み位置(62,63)は、2段のタイミングチャートで示されている。
2 インター予測符号化部
3 直交変換部
4 画面内予測符号化部
21 イントラ予測復号化部
22 インター予測復号化部
24 画面内予測符号復号化部
41 DC予測部
42,52 ジグザグスキャン部
43 AC予測部
51 DC/AC予測部
Claims (2)
- 1画面が複数の画素からなるブロックに細分化され、各ブロックの単位で直交変換符号化がなされ、直交変換符号化によってDC係数およびAC係数が形成され、符号化対象のブロックのDC係数が予測方向で隣接するブロックのDC係数によって予測符号化され、上記予測方向を使用して符号化対象のブロックのAC係数が隣接するブロックのAC係数によって予測符号化され、符号化データがビットストリームに変換されて伝送され、上記ビットストリームが入力される画像データ処理装置において、
DC係数予測用プリディクタに相当するDC係数と、AC係数予測のために使用される可能性のあるプリディクタに相当するAC係数と、スケーリング処理に使用するパラメータとをメモリから読み出すためのアドレスを生成する読み出しアドレス発生部と、
上記メモリから読み出されたDC係数およびAC係数のスケーリング処理を上記パラメータを使用して行う第1の演算部と、
上記スケーリング処理後の上記DC係数予測用プリディクタに相当するDC係数を使用して複数の予測方向の一つを決定する第2の演算部と、
決定された上記予測方向に対応するプリディクタを上記入力ビットストリーム中のDC係数および所定のAC係数に対して加算して予測後のDC係数およびAC係数を生成する加算部と、
上記加算部の出力に得られる予測後のビットストリームにおいて、上記DC係数予測用プリディクタ、上記AC係数予測のために使用される可能性のあるプリディクタに相当する上記AC係数および上記スケーリング処理に使用するパラメータを上記メモリに書き込むための書き込みアドレスを発生する書き込みアドレス発生部と、
上記予測後のビットストリームの係数の順序を並び替える係数並び替え部と
を備える画像データ処理装置。 - 上記書き込みアドレス発生部がスキャンパターンと上記メモリに書き込むべき位置の番号との対応関係を示すテーブルを備え、処理対象のブロックの上記スキャンパターンに基づいて上記AC係数予測のために使用される可能性のあるプリディクタに相当するAC係数を規定する請求項1記載の画像データ処理装置。
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