JP4802709B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関する。
従来より、電子写真方式を採用した画像形成装置としては、紙などの記録媒体に転写されたトナー像をヒートローラと加圧ローラなどの搬送体により挟持して搬送しながら熱圧する定着手段が採用されている(例えば特許文献1)。こうした画像形成装置においては、ヒートローラの後段側に冷却装置を配置することにより、溶融させたトナーを冷却させることでこのヒートローラ等へのトナーの付着を抑制して記録媒体がヒートローラから剥がれやすくしている。
特開平4−273279号
上記特許文献1では、記録媒体上に定着されるトナーのヒートローラへの付着防止についての試みに留まっている。しかしながら、例えば、記録媒体の縁近傍まで画像が存在する場合など、定着手段によって加熱されることで記録媒体端縁近傍のトナーが記録媒体外へはみだしてしまうこともある。はみだしてしまったトナーは、定着先である記録媒体上に存在するトナーに比較してヒートローラやプレスローラに極めて付着されやすい状態となっているとともに、付着可能性のあるトナー量としても記録媒体上にあるトナーよりも多くなっている。このように画像を記録媒体の端縁近傍まで形成したときに発生する可能性のある、記録媒体外に膨出してしまったトナーを定着手段から除去することについては一切検討されていない。
そこで、本発明は、こうした課題を解決するためになされたものであり、定着時において記録媒体外の領域に膨出してしまったトナーを定着手段から効果的に除去することができる画像形成装置、画像形成方法及びプログラムを提供することを一つの目的とする。また、本発明は、定着手段の劣化を抑制しつつ記録媒体外に膨出してしまったトナーを定着手段から効果的に除去することができる画像形成装置、画像形成方法及びプログラムを提供することを他の一つの目的とする。
本発明は、上記した課題の少なくとも一つを解決するものとして、以下の手段を採った。
本発明の記録媒体に画像を形成する画像形成装置は、
表面にトナー像が転写された記録媒体を熱圧して前記トナー像を前記記録媒体の表面に定着させる定着手段と、
前記定着手段の前記記録媒体に当接される表面上の前記記録媒体の輪郭より外側に膨出する輪郭外領域に付着するトナーを除去可能なトナー除去手段と、
を備えることを手段としている。
この画像形成装置によれば、定着手段によるトナーの定着動作によって、定着手段の所定の表面上の記録媒体の輪郭外領域にトナーがはみ出した場合であっても、前記トナー除去手段によって除去されるため、輪郭外領域に付着し残留したトナーによる悪影響が回避又は抑制できる。
この画像形成装置においては、前記トナー除去手段は、前記輪郭外領域に付着するトナーを選択的に除去可能な手段であることが好ましい。こうすることで、トナー除去による定着手段の劣化などの悪影響を抑制できる。
また、この画像形成装置においては、前記定着手段は、前記トナー像が転写された記録媒体を挟持して搬送しつつ熱圧する少なくとも一対の搬送体を有しており、前記トナー除去手段は、前記輪郭外領域のうち前記搬送方向に沿う前記記録媒体の側方領域に付着するトナーを除去可能な第一のトナー除去手段と、前記輪郭外領域のうち前記搬送方向における前記記録媒体の前方端及び/又は後方端に沿う端部領域に付着するトナーを除去可能な第二のトナー除去手段と、を備えていてもよい。こうすることで、記録媒体の搬送方向に対応して前記輪郭外領域の所定部位のトナーを効果的に除去できる。
さらに、この画像形成装置においては、前記定着手段は、前記トナー像が転写された記録媒体を挟持して搬送しつつ熱圧する少なくとも一対の搬送体を有しており、前記トナー除去手段は、前記一対の搬送体のそれぞれに対して備えられていてもよい。輪郭外領域にはみ出たトナーは、前記一対の搬送体の双方に付着しうる。このため、これらの双方にトナー除去手段を設けることで、残留トナーによる悪影響を確実に回避又は抑制できる。
さらにまた、この画像形成装置においては、前記定着手段は、前記記録媒体の加熱されたトナーを冷却する冷却手段を備えることができる。トナーが冷却されることで、輪郭外領域から除去しやすくすることができ、これにより、定着手段から排出直後であっても容易にトナーを除去することができる。
また、この画像形成装置においては、前記冷却手段は、前記記録媒体に当接して前記トナーに熱を供給する熱源回転体の後段に従動可能に連結され前記熱源回転体より温度の低い低温回転体を有するものとしてもよい。こうすることで、特に冷却手段を備えることなく効果的にトナーを冷却することができる。この画像形成装置においては、前記定着手段は、前記記録媒体に当接して前記熱源回転体に前記記録媒体を圧接させる圧接回転体の後段に従動可能に連結され前記熱源回転体より温度の低い低温回転体を有しているとしてもよい。こうすることで、定着時において記録媒体を安定して搬送できるとともにトナーが効果的に冷却されるため、確実に輪郭外領域のトナーを除去することができる。
さらに、この画像形成装置においては、前記トナー除去手段は、前記輪郭外領域上のトナーを除去可能な第一の配置及び前記輪郭外領域上のトナーを除去不可能な第二の配置のそれぞれに変位可能な手段とすることができる。こうすることで、輪郭外領域のトナーを除去したいときにのみトナー除去手段を第一の配置に変位させればよいため、トナー除去による定着手段への悪影響を回避又は抑制できる。
この画像形成装置においては、前記記録媒体に形成される画像情報に基づいて前記トナー除去手段の前記輪郭外領域に対する前記第一の配置及び前記第二の配置について位置制御をする制御手段を備えることができる。記録媒体に形成する画像情報に基づいてトナー除去手段の位置を制御することで、輪郭外領域にトナーが付着する可能性があるときには、確実にトナー除去手段を作動させてトナーを除去することができる。また、輪郭外領域にトナーが付着する可能性がないときには、トナー除去手段を作動させなくてもよい。このため、適時にトナー除去手段を作動させ、輪郭外領域のトナーを効率的に除去するともにトナー除去手段による定着手段への悪影響を回避又は抑制できる。
この画像形成装置においては、前記制御手段は、前記記録媒体における余白領域が所定量以下のときに前記トナー除去手段を前記第一の配置に変位させるよう制御する手段とすることもできる。余白領域に基づいてトナー除去手段の配置を制御することにより、確実に輪郭外領域に付着したトナーを除去することができる。
また、この画像形成装置においては、前記定着手段は、前記トナー像が転写された記録媒体を挟持して搬送しつつ熱圧する少なくとも一対の搬送体を有しており、前記トナー除去手段は、前記輪郭外領域のうち前記搬送方向に沿う前記記録媒体の側方領域に付着するトナーを除去可能な第一のトナー除去手段及び/又は前記輪郭外領域のうち前記搬送方向における前方端及び/又は後方端に沿う端部領域に付着するトナーを除去可能な第二のトナー除去手段を備えており、前記制御手段は、前記記録媒体に形成される画像情報に基づいて前記第一のトナー除去手段及び/又は前記第二のトナー除去手段をこれらのトナー除去手段が担当すべき前記輪郭外領域に対して前記第一の配置を取らせるよう制御する手段とすることができる。こうすることで、輪郭外領域の搬送方向に対して所定の位置にある領域に対して効果的にトナー除去がなされる。
さらに、この画像形成装置においては、前記第一のトナー除去手段を備え、前記制御手段は、前記記録媒体のサイズに応じて、前記側方領域に前記第一のトナー除去手段を移動させるよう制御する手段としてもよい。こうすることで、記録媒体のサイズに応じて側方領域に付着したトナーを確実に除去でき、しかもトナー除去手段の定着手段への悪影響を抑制できる。
さらにまた、この画像形成装置においては、前記第二のトナー除去手段を備え、前記制御手段は、前記記録媒体のサイズに応じて、前記端部領域において前記第二のトナー除去手段に前記第一の配置を取らせるよう制御する手段としてもよい。こうすることで、記録媒体のサイズに応じて端部領域に付着したトナーを確実に除去でき、しかもトナー除去手段の定着手段への悪影響を抑制できる。
本発明の記録媒体に画像を形成する画像形成方法は、
表面にトナー像が転写された記録媒体を熱圧して前記トナー像を前記記録媒体の表面に定着させる定着するステップと、
前記定着ステップにおいて前記記録媒体に当接表面上の前記記録媒体の輪郭及び該輪郭より外側に膨出する輪郭外領域に付着するトナーを除去するステップと、
を備えることを手段とする。
この画像形成方法によれば定着ステップにおいて所定の表面上の記録媒体の輪郭外領域にトナーがはみ出した場合であっても、トナー除去ステップにより除去されるため、輪郭外領域に付着し残留したトナーによる悪影響が回避又は抑制できる。
本発明の画像形成プログラムは、
前記画像形成方法に記載の各ステップを一又は二以上のコンピュータに実行させることを手段とする。
このプログラムによれば、上記した画像形成方法によって得られる効果を得ることができる。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体(例えば、ハードディスク、ROM、FD、CD、DVD、チップ)などに記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから他のコンピュータに配信されたものであってもよいし、その他どのような形態で授受されたものであってもよい。また、このプログラムは、プリンタドライバプログラムとすることもできる。
次に、本発明について実施形態を挙げて説明する。本実施形態は、カラーレーザプリンタ20である本発明の画像形成装置、画像形成方法及びプログラムに関している。図1は本発明の一実施形態であるカラーレーザプリンタ20(以下、単にプリンタ20という。)の概略構成を示すブロック図であり、図2はプリンタ20の概略構成を示す図であり、図3は定着ユニット29の概略構成を示す構成図であり、図4は、定着ユニット29におけるベルト86の展開図である。図1に示すように、プリンタ20は、LAN(Local Area Network)10に接続され、プリンタ20に印刷ジョブなどの実行指令を出力する印刷ジョブ送信装置としての、複数台のクライアントコンピュータ(以下、単にクライアントという)12a〜12cとを備えている。プリンタ20は、ネットワークプリンタとして機能するように図示しないLANボードを備えている。
図2に示すように、プリンタ20は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されており、図2に例示するように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された各色の画像を帯電された感光体21上にレーザを照射して静電潜像として形成する露光器22と、装着された各色のトナーカートリッジ32C、32M、32Y、32Kから供給される各色のトナーを用いて感光体21上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像器23と、感光体21上に現像された各色のトナー像を転写ベルト24に重ねて転写してカラートナー像を形成する一次転写ユニット25と、用紙カセット26から用紙を搬送する搬送ユニット27と、搬送された用紙に転写ベルト24に形成されたカラートナー像を転写する二次転写ユニット28と、転写されたカラートナー像を用紙に融着定着させて排紙する定着ユニット29と、ユーザへの各種表示やユーザからの入力操作を行うディスプレイ40と、プリンタ20全体の動作を制御するコントローラ60とを備えている。
コントローラ60は、図1に示すように、CPU61やRAM62,ROM63,EEPROM64等を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、各種センサ(例えば、定着ユニット29の定着ローラー温度など)による検出値やその他の入力信号(例えば、クライアントからの印刷ジョブ送信信号など)が図示しないインターフェースを介して入力され、これらの入力信号に基づいて、露光器駆動制御部71や現像器駆動制御部72、一次転写ユニット駆動制御部73、二次転写ユニット駆動制御部74、定着ユニット駆動制御部75、搬送ユニット駆動制御部76などを介して、露光器22や現像器23,一次転写ユニット25,二次転写ユニット28、定着ユニット29、搬送ユニット27を制御するようになっている。
ROM63は、プリンタ20の各部を制御して印刷ジョブを実行するプログラムのほか、プリンタ20において、後述する定着ユニット29による定着動作に関連してトナー除去処理を実行するためのプログラムが格納された領域を備えている。
図3に示すように、プリンタ20の定着ユニット29には、ヒートローラユニット80と加圧ローラユニット90とを備えている。ヒートローラユニット80は、内側に図示しない熱媒体を備え、用紙P上のトナー像と当接され、フッ素樹脂などによって処理された弾性層84を備えるヒートローラ82と、このヒートローラ82の用紙P搬送方向の後段側にベルト86を介して従動可能に連結される従動ローラ88とを備えている。加圧ローラユニット90は、ヒートローラ82の弾性層84よりも柔らかい弾性層94を備え、ヒートローラ82に用紙Pを圧接する加圧ローラ92と、この加圧ローラ92の後段側にベルト96を介して従動可能に連結される従動ローラ98とを備えている。
ここで、ベルト86は、特に限定しないが、耐熱性を有するとともに熱伝導性が良好な材質であることが好ましく、例えば、ニッケル電鋳ベルト、ポリイミドやポリエーテルイミドなどの耐熱樹脂などを用いることができる。また、こうしたベルト86については適宜、樹脂等によって被覆されていてもよく、例えば、シリコーンゴムやPTFEなどのフッ素樹脂が用いられる。
ヒートローラユニット80と加圧ローラユニット90とは、対向状に配置され、図示しないモータによってヒートローラ82が回転駆動されることにより、加圧ローラ92、ベルト86、96及び従動ローラ88、98が従動して回転され、用紙Pをベルト86、96間に挟持した状態で搬送できるようになっている。
定着ユニット29の後端にある従動ローラ88のほか、加圧ローラ92、従動ローラ98は、加熱媒体を備えず常温であるためヒートローラ82よりも温度が低くなっている。このため、ヒートローラ82により一旦加熱溶融されたトナーTは、従動ローラ88、98に到達する間自然冷却され、従動ローラ88に到達して定着ユニット29から排出されるときには、トナーTが冷却され固化されてベルト86に付着したトナーTは剥がれやすい状態となる。
また、従動ローラ88、98はそれぞれヒートローラ82及び加圧ローラ92よりも小径の回転体となっている。このため、ベルト86、96に付着したトナーTはその曲率により剥離させやすい状態となっている。
プリンタ20は、図3及び図4に示すように、そのヒートローラユニット80にトナー除去ブレードユニット100を備えている。ブレードユニット100は、定着時に用紙Pの輪郭より外の側領域(輪郭外領域)にはみ出たためにベルト86表面に付着したトナーTを掻き取るためのものである。たとえば、縁なし印刷を行う場合、用紙Pの縁に付着したトナーが定着ユニット92において加熱溶融されると、トナーTは、用紙Pの輪郭外領域Aにはみ出して、図4に示すようにベルト86表面に付着する可能性がある。ブレードユニット100は、おおよそベルト86の全幅にわたって形成されているが、用紙Pの輪郭外領域Aのうち、搬送方向に対して前方端縁及び後方端縁に沿う領域A2に対応する前後端用ブレード102と、用紙Pの左右側端縁に沿う領域A1に対応する一対の側端縁用ブレード104a、104bとを備えている。
ブレードユニット100は、従動ローラ88、98による挟持状態から用紙Pが放される放点Rよりも後方側においてベルト86表面近傍に配置されるとともに、前後端用ブレード102の両側に側端縁用ブレード104a、104bが配置されている。前後端用ブレード102と、側端用ブレード104a、104bとは別々に固定されているとともに、側端縁用ブレード104a、104bは、ベルト86の幅方向に沿ってスライド移動可能に支持されている。側端様ブレード104a、104bのスライド移動機構は特に図示しないが、例えば、ベルト86を横架するように設けたレール体と、該レール体にスライド移動可能に嵌合し、ブレード104a、104bの基部近傍に設けられる嵌合部と、ブレード104a、104bとを駆動可能なモータ部とを備える構成としてもよい。当業者は、必要に応じこうしたスライド移動機構を容易に構築することができる。
また、これらのブレード102、104a、104bの先端側にあってベルト86上のトナーTを掻き取るブレード部103、105a、105bは、適度な弾性変形性を備え先細り状の断面形状を有している。さらに、これらのブレード102、104a、104bは、これらのブレード部103、105a、105bがベルト86上のトナーTに接触して掻き取るトナー除去位置と、トナーTには接触せず掻き取りもしない待機位置とのそれぞれの位置を確保できる可動式に形成されており、こうした前後端用ブレード102と側端用ブレード104a、104bとは、CPU61によってそれぞれ別個に駆動制御されるようになっている。
さらに、ヒートローラユニット80の上流側には、用紙Pの到達を検出する用紙検出センサ110が配置されている。この検出センサ110は接触式のマイクロスイッチセンサであり、用紙Pが到達してセンサに接触すると検出信号をCPU61に対して出力するようになっている。
次に、こうして構成された本実施形態のプリンタ20の動作、特に、用紙P全体に対して画像を形成する縁なし印刷を実行した場合の定着ユニット29におけるトナーTの除去動作について説明する。図5には、プリンタ20がクライアント12aから受け取った印刷ジョブの処理ルーチンのフローチャートの一例を示し、図6には、この印刷処理ルーチンにおけるトナー除去処理ルーチンのフローチャートの一例を示す。コントローラ60のCPU61は、LAN10を介して接続されたコンピュータ12a〜12cのいずれかから印刷ジョブを受信したとき、図5に示す印刷処理ルーチンを実行する。
この印刷処理ルーチンが開始されると、コントローラ20のCPU21は、ビットマップイメージに展開して各色に色分解して出力用データを作成し(ステップS100)、続いて、今回印刷を行うページの余白Mが所定量Mthより少ないかどうかを判定する(ステップS110)。余白量Mthは、トナーTが定着動作により用紙Pからはみ出さないとされる用紙Pからの距離である。余白量MがMthより少ない場合には、トナー除去フラグFtに値「1」をセットする(ステップS120)。ここで、トナー除去フラグFtとは、トナー除去動作を実行するかどうかを表示するフラグであり、値「1」のときには、トナー除去動作を実行することを表し、値「ゼロ」のときにはトナー除去動作を行わないことを表す。
次に、CPU61は、ビットマップイメージに基づいて用紙Pに画像を印刷する一連の処理、すなわち、給紙、一次転写、二次転写、定着及び排紙の各ステップ(ステップS130〜ステップS170)を実行する。ここで、トナー除去処理ルーチンについて図6に基づいて説明する。トナー除去処理ルーチンは、印刷処理ルーチンの実行に伴ってCPU61により実行される。トナー除去処理ルーチンでは、まず、トナー除去フラグFtが値「1」であるかどうかを監視する(ステップS200)。Ftが値「1」であるときには、さらに用紙検出センサ200が用紙Pを定着ユニット29を検出したかどうかを監視する(ステップS210)。用紙Pの到達を検出したら、所定時間t1の経過を監視する(ステップS220)。ここで所定時間t1は、印刷ジョブにかかる用紙Pのサイズと用紙Pの搬送スピードから用紙Pの先端が検出センサ200を通過後、ベルト86上の領域A1がブレード102、104a、104bに配置位置まで到達するまでに要する時間である。所定時間t1は、用紙Pのサイズと印刷条件(高速印刷か否かあるいはモノクロやカラーか)によって予め設定されている。
CPU61が所定時間t1の経過を検出したら、CPU61は、ブレード102、104a、104bをそれぞれ駆動可能に連結されたソレノイドに制御信号を出力し、ブレード102、104a、104bのブレード部103、105a、105bをベルト86上に付着したトナーTを除去位置に駆動する。これにより、ブレード部103、105a、105bの先端は、ベルト86表面に当接される(必ずしも当接されなくてもよい)。これにより、ブレード部103は図4に示す領域A2に付着したトナーTを掻き取り可能となり、ブレード部105a、105bは、領域A1に付着したトナーTを掻き取り可能となる。なお、CPU61は、ブレード104a、104bは、ブレード部103、105a、105bがトナー除去位置に駆動される直前に用紙Pのサイズ(幅)に応じた領域A2にブレード部10a、105bが当接するようにベルト86の幅方向にスライド移動させるよう、ブレード102、104a、104bのスライド移動機構を制御する。
次に、CPU61は予め設定された所定時間t2の経過を監視する(ステップS240)。CPU61は予め設定された所定時間t2の経過を検出したら、ブレード102を待機位置に駆動する(ステップS250)。所定時間t2は、所定時間t1に対して、ブレード102によりベルト86の領域A1の前端側領域に付着したトナーTを除去するのに十分な時間として設定されたブレード102をトナー除去位置にホールドする時間を加えた時間である。すなわち、用紙Pの先端がセンサ200を通過した後、ベルト86の領域A1の前端側がブレード120のトナー除去位置を通過するのに要する時間でもある。こうすることで、領域A1に付着したトナーTを除去するのに必要な時間だけベルト86に対してブレード102のブレード部103が当接されることになり、不要にブレード部103がベルト86に当接されてベルト86が劣化するのを抑制できる。
なお、ブレード104a、104bは、そのまま所定期間t4が経過するまでトナー除去位置に配置され、ベルト86上の領域A2のトナーTを除去する。
次に、CPU61は、予め設定された所定時間t3の到来を監視する(ステップS260)。ここで所定時間t3は、用紙Pが用紙センサ200を通過後、ベルト86の領域A1の後端側がブレード102の配置位置まで到達するのに要する時間である。CPU61が所定時間t3の到来を検出したら、CPU61は再びブレード102をトナー除去位置に駆動する(ステップS270)。これにより、領域A1の後端側に付着したトナーTを除去するのに必要な時間だけベルト86に対してブレード102のブレード部103が当接されることになり、不要にブレード部103がベルト86に当接されてベルト86が劣化するのを抑制できる。
さらに、CPU61は所定時間t4が経過したかどうかを監視する(ステップS280)。ここで所定時間t4は、所定時間t3に対して、ブレード102によりベルト86の領域A1の後端側領域に付着したトナーTを除去するのに十分な時間として設定されるブレード102のトナー除去位置へのホールド時間を加えた時間である。すなわち、用紙Pの先端がセンサ200を通過した後、ベルト86の領域A1の後端側がブレード120のトナー除去位置を通過するのに要する時間でもある。
CPU61が所定時間t4の経過を検出したら、ブレード102、104a、104bのブレード部103、105a、105bの全てを待機位置に駆動する(ステップS290)。
こうした印刷処理ルーチンにおける定着ステップ(ステップS160)の開始とほぼ同時に開始され、定着ステップ(ステップS160)の完了後速やかに完了する。そして、トナー処理除去ルーチンが実行完了されるタイミングで印刷ジョブ処理ルーチンにおいては排紙ステップ(ステップS170)が実行され、トナー除去フラグFtが値「0」に設定される(ステップS180)。そして、次ページがあるかどうかを判断し(ステップS190)、次ページがある場合には、ステップS100〜ステップS180を繰り返し、次ページがないときには、印刷ジョブ処理ルーチンを終了する。
以上説明した本実施形態においては、トナー処理除去ルーチンを実行するコントローラ60のCPU61が本発明の制御手段に相当し、ヒートローラユニット80を含む定着ユニット29が本発明の定着手段に相当し、ブレード102、104a、104bがトナー除去手段に相当し、ブレード102が第一のトナー除去手段に相当し、ブレード104a、104bが第二のトナー除去手段に相当する。
本実施形態のプリンタ20によれば、定着ユニット29において用紙Pが当接されるベルト86表面上の用紙Pの輪郭外領域Aのトナーを除去するブレード102、104a、104bを備えているため、用紙P上に転写されたトナーが定着動作により溶融軟化して用紙P外へはみ出してしまうようなときであっても、ベルト86表面へ付着したトナーTを容易に除去することができ、ベルト86上の残留トナーTが次ページに再付着することを抑制できる。また、ベルト86等の劣化も抑制できる。
特に、プリンタ20においては、前後端用ブレード102と2つの側端用ブレード104a、104bとを備えている。このため、輪郭外領域Aに付着したトナーTを効果的に除去可能となっている。すなわち、ブレードユニット100を前後端用と側端用とに分離したことで、それぞれについて異なるタイミングで位置制御できるとともに、用紙Pのサイズに併せて必要な箇所にのみ側端用ブレードを位置させることができるようになっている。また、ベルト86の幅方向に一体のブレードでは、輪郭外領域Aの両側端に付着してしまったトナーTを同等にまた確実に除去するのは困難であったが、それぞれの端部に分離することで、それぞれの領域のトナーTの付着状況に応じたトナーTの除去処理が可能となっている。
さらに、プリンタ20においては、ブレード部103、105a、105bは、トナー除去位置と待機位置とをそれぞれ採ることができるようになっており、その位置がCPU61により制御されているため、必要な領域に必要な時間だけCPU61によりブレード部103、105a、105bによってトナー除去位置に配置される。このため、トナーTの除去によりベルト86が劣化しないように、また、ブレード部103、105a、105bが劣化しないようになっている。
このように、ベルト86の輪郭外領域Aに付着するトナーTを位置的にも時間的にも選択的に除去可能となっているため、確実にトナーTを除去することができる。
また、プリンタ20においては、ブレード102、104a、104bを従動ローラ88上のベルト86に対して設けているため、定着ユニット29から用紙Pの先端が排出された後、比較的早い段階でトナー除去手段がベルト86に対してトナー除去位置に配置されることになるが、ベルト86や従動ローラ88等によりトナーTが冷却されているとともに、従動ローラ88の周面に対応する曲面上でブレード部103、105a、105bがトナーTに接触されるため、トナーTが除去されやすくなっている。なお、従動ローラ88上のベルト86に対してトナー除去手段を設けることでトナー除去手段は、用紙Pの従動ローラ88からの剥離手段としても機能させることができる。
また、プリンタ20においては、定着ユニット29は、用紙Pを挟持して搬送しつつ熱圧するヒートローラユニット80と加圧ローラユニット90と対向状に備えており、ヒートローラユニット80のヒートローラ82、ベルト86及び従動ローラ88と、加圧ローラユニット90の加圧ローラ92、ベルト96及び従動ローラ98とはそれぞれ対を形成しているため、安定的に用紙Pを熱圧し、搬送することができる。さらに、従動ローラ88、98はいずれも加熱されない低温化回転体であり、定着ユニット29における加圧もしくは搬送手段として機能する一方、冷却手段としても機能する。このため、従動ローラ88、98の存在する定着ユニット29の後端に到達させることで、一旦加熱されたトナーTは冷却され、ベルト86上に付着したトナーTははがれやすくなっている。
また、プリンタ20のCPU61は、上記のように、ブレード102、104a、104bの位置制御を行うことができるようになっている。このため、容易にかつ確実にトナーTを除去することができる。プリンタ20のCPU61は、ブレード102、104a、104bの位置制御を、印刷ジョブに係るページの画像情報に基づいて行うことができる。本実施形態では、CPU61は、余白量Mに基づいてトナー除去動作を行うか否かを判定し、該判定結果に基づいてブレード102、104a、104bの位置を制御している。こうすることで、余白量MがMth以下であってトナー除去動作が必要なとき以外は、ブレード102、104a、104bはベルト86に対して当接することもないため、ベルト86やブレード部103、105a、105bの劣化を抑制でき、長期にわたって良好なトナー除去性能を維持することができる。
また、CPU61は、用紙Pのサイズなどの画像情報に基づいてどのタイミングでブレード102、104a、104bをトナー除去位置に配置するか又は待機位置に配置するかを制御することができる。すなわち、CPU61は、ブレード102については、用紙Pのサイズに基づいてトナー除去位置と待機位置との位置を所定のタイミングで変化させる時間的制御を実施できるし、ブレード104a、104bについては、用紙Pのサイズに基づいて、トナー除去位置と待機位置との時間的制御及び用紙Pの幅に対応させるための位置制御を実施できる。このため、用紙Pのサイズに応じて適切にベルト86上のトナーTを除去することができる。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得る。すなわち、本実施形態では、トナー除去手段としてブレード102、104a、104bを用いたが、これに限定するものではなく、ベルト86などの定着ユニット29の構成要素表面に付着したトナーTを除去できるものであればよい。したがって、トナー除去手段は、輪郭外領域Aの前後端領域A1と側方端領域A2との双方に付着したトナーTを除去できるものであってもよい。また、トナー除去手段としては、ブレードに替えて、ブラシ体、不織布を含む織成体、編成体、櫛状体などを用いることもできる。さらに、単に、回転する定着ユニット29の構成要素の輪郭外領域Aに付着するトナーに当接してトナーTを該領域から除去するものに限定しないで、こうしたトナー除去手段を輪郭外領域Aに対して振動させて当接させたり、用紙Pの幅方向にスライド移動させることによってより積極的にトナーTを除去するものであってもよい。例えば、本実施形態におけるブレード102、104a、104bを小刻みに振動させてベルト86に当接させるようにしてもよいし、ブレード104a、104bをスライド移動させながらベルト86に当接させてもよい。さらに、輪郭外領域Aにガス(特に常温のあるいは冷却したエアなど)を噴出してトナーTを除去するものであってもよいし、また、輪郭外領域Aを有する構成要素に振動を付与してトナーTを振り落とすものであってもよい。こうした各種のトナー除去手段を2種類以上組み合わせたものであってもよい。
また、本実施形態では、トナー除去手段をベルト86に対して設けるものとしたが、これに限定するものではない。用紙Pと当接する表面を有する定着ユニット29の構成要素であれば用紙Pからはみ出たトナーTが付着する輪郭外領域Aが形成されうる。例えば、上記実施形態においては、用紙Pからはみ出たトナーTは、加圧ローラユニット90のベルト96表面に付着する可能性がある。このため、トナー除去手段をベルト96に対して設けることもできる。あるいはベルト86、96の双方にトナー除去手段を設けてもよい。さらに、トナー除去手段が設けられるのはベルト86、96に限定されないで、定着手段において用紙Pからはみ出たトナーTが接触される可能性のある部位であれば設けることができる。すなわち、例えば、ベルト86、96を用いないでヒートローラ82や加圧ローラ92で定着手段が構成される場合には、ヒートローラ82や加圧ローラ92などの表面に用紙Tからはみ出たトナーTが付着されるため、これらの表面のいずれかあるいは双方にトナー除去手段を備えることができる。
本実施形態では、トナー除去手段を、従動ローラ88上のベルト86に対して設けるものとしたが、これに限定するものではない。従動ローラ88から離れたベルト86に対して設けることもできる。こうすることで、トナーTが確実に冷却された状態でトナーTを除去できる。
さらに、本実施形態では、定着手段として、それぞれベルト86、96を介して従動回転するローラ88、98を備えるヒートローラ82と加圧ローラ92とを用いたが、これに限定するものではなく、上記したように従動ローラやベルトを有しない構成であってもよいし、ヒートローラ82にのみベルト86及び従動ローラ88を備える構成であってもよい。また、本実施形態では、定着手段として、用紙Pを挟持して反応しつつ熱圧する定着ユニット29を採用したが、これに限定するものではなく、各種の熱圧手段を採用することができる。
さらにまた、本実施形態では、ヒートローラ82に従動する従動ローラ88などを含む構成がトナーTの冷却手段であるとしたが、冷却手段はこれに限定するものではなく、ファン、シート状等の放熱体、液体などの冷媒を用いた冷却など強制冷却手段を含むその他の冷却手段を採用できる。こうした冷却手段は、ヒートローラ82の後段に設けることができる。
本実施形態では、用紙Pに形成される用紙Pのサイズや余白量Mに基づいてトナー除去手段であるブレードの位置について各種の制御を実行するものとしたが、他の画像情報に基づいて制御を実行するようにしてもよい。あるいは、用紙Pにおけるトナー付着量(特に、用紙Pの周縁部分におけるトナー付着量)に基づいてトナー除去手段を制御するようにしてもよい。余白量MがMth以上であっても、周縁部分のトナー付着量が多い場合には、用紙Pの輪郭外領域にはみ出す可能性もあるからである。また、本実施形態では、用紙Pの輪郭外領域に付着したトナーTを選択的に除去するものとしたが、これに限定するものではなく、用紙Pの輪郭内領域に付着したトナーTを除去するように構成させることができる。例えば、ブレード102を継続してベルト86などのトナー付着面に当接させることで輪郭内領域のトナーTも容易に除去できる。また、ブレード102、104a、104bを用いることでベルト86全体に付着したトナーやごみなどの付着物を除去することができる。こうしたトナー除去手段の利用は、印刷ジョブの実行時のほか、定着ユニットのクリーニング時において有用である。
本実施形態では、画像形成装置として、単一感光体方式と中間転写方式を採用したプリンタについて説明したが、色毎に感光体,現像器を持つタンデム方式等の他の構成のプリンタであってもよく、さらに、カラーレーザプリンタに限定されず、モノクロレーザプリンタ、インクジェットプリンタなど従来公知の各種方式のプリンタであってもよい。さらに、画像形成装置は、画像形成機能を有していればどういった製品形態であってもよく、コピー機、ファクシミリ装置、複合機等であってもよい。
本実施形態では、本発明の一実施形態である画像形成装置について主として説明したが、以上の説明により、本発明のほかの実施形態である、使用実績情報管理方法、消耗品ユニットの使用実績情報管理プログラム、画像形成装置の消耗品ユニット、画像形成装置の消耗品ユニットの使用実績情報管理システムの形態として実施することができる。
プリンタ20の概略構成を示すブロック図。 プリンタ20の概略構成を示す図。 定着ユニットの概略構成を示す構成図。 輪郭外領域についての説明図。 印刷処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図。 トナー除去処理ルーチンのフローチャートの一例を示す図。
符号の説明
10 LAN、12a〜12c クライアントコンピュータ、20 カラーレーザープリンタ、21 感光体、22 露光器、23 現像器、24 転写ベルト、25 一次転写ユニット、26 用紙カセット、27 搬送ユニット、28 二次転写ユニット、29 定着ユニット、30 可動接続部、32C,32M,32Y,32K トナーカートリッジ、40 ディスプレイ、60 コントローラ、61 CPU、62 RAM、63 ROM、64 EEPROM、71 露光樹駆動制御部、72 現像器駆動制御部、73 一次転写ユニット駆動制御部、74 二次転写ユニット駆動制御部、75 定着ユニット駆動制御部、76 搬送ユニット駆動制御部、80 ヒートローラユニット、82 ヒートローラ、86 ベルト、88 従動ローラ、90 加圧ローラユニット、92 加圧ローラ、96 ベルト、98 従動ローラ、100 ブレードユニット、102 前後端用ブレード、103 前後端用ブレードのブレード部、104a、104b 側方用ブレード、105a、105b 側方用ブレードのブレード部、110 検出センサ。

Claims (8)

  1. ヒートローラと加圧ローラとを備え、搬送される記録媒体の表面にトナーを定着する定着手段と、
    前記記録媒体と当接する前記定着手段の構成部材から前記記録媒体が解放される解放点よりも前記記録媒体の搬送方向の下流側の位置に配置されるトナー除去手段と、
    を備え、
    前記トナー除去手段は、前記記録媒体と当接する前記定着手段の構成部材の表面において前記記録媒体の輪郭よりも外側に付着する付着トナーのうち、前記記録媒体の輪郭よりも側方に付着する付着トナーを主に除去する第一のトナー除去手段と、前記記録媒体の輪郭よりも前記記録媒体の搬送方向の前方端および/または後方端に付着する付着トナーを除去する第二のトナー除去手段と、を有し、前記第一のトナー除去手段と前記第二のトナー除去手段とがそれぞれ個別に駆動制御される、
    定着装置。
  2. 前記定着手段は、さらに、前記ヒートローラよりも小径の回転体と、該回転体と前記ヒートローラとに張架されるベルトと、を備え、
    前記トナー除去手段は、前記回転体上の前記ベルトに対して設けられる、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第一のトナー除去手段は、前記記録媒体のサイズに応じて、前記記録媒体の搬送方向と直行する前記定着手段の構成部材の幅方向に移動可能である、請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記トナー除去手段は、前記付着トナーを除去する第一の配置および前記付着トナーを除去しない第二の配置のそれぞれに変位する、請求項1ないし3いずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第一のトナー除去手段と前記第二のトナー除去手段とは、それぞれ先端側が弾性変形性を備え先細り状の断面形状を有するブレードである、請求項1ないし4いずれか1項に記載の定着装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項に記載の定着装置と、
    前記トナー除去手段によるトナー除去処理を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記付着トナーの付着状況に応じて、前記第一のトナー除去手段による前記トナー除去処理と、前記第二のトナー除去手段による前記トナー除去処理とを、それぞれ個別に制御する、
    画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記記録媒体のサイズや前記記録媒体における余白量を含む画像情報あるいは前記記録媒体における前記付着トナーの付着量に基づいて前記トナー除去処理を制御する、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第一のトナー除去手段と前記第二のトナー除去手段とによる前記トナー除去処理と、前記第一のトナー除去手段のみによる前記トナー除去処理と、を個別に制御する、請求項6または7に記載の画像形成装置。
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