JP4801398B2 - 健康情報収集システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信など非接触手段により、必要な情報を読み取ることのできるICチップ(以下「無線チップ」ともいう。)を用いる半導体装置に関する。特に、ガラス、プラスチックなどの絶縁基板上に形成された無線チップとして用いる半導体装置に関する。
現代において、IT技術の発達によって、様々な情報の処理がおこなわれるようになった。人々の健康に対する情報管理などもその一つである。たとえば企業や学校などにおいては定期的に健康診断がおこなわれ、1年または半年に一度は個人に対してその人の健康状態が通知され、異常があった場合には該当者に通知がおこなわれ、病院などで処置がおこなわれるようなしくみが作られている。
また、家庭においても、簡単に健康状態の確認ができるように簡易的な健康状態の測定器具が開発されている。近年携帯用の測定器具も普及しつつあり、病気の早期発見に貢献している。
このような健康状態測定器具の例として例えば特許文献1などがある。
特許文献1で示したのは、携帯型の血圧測定器であり、このような測定器の活用によって健康状態を簡単に知ることができる。
特開2004−121632号公報
以上に述べた、従来の健康測定器具は以下のような課題があった。健康測定器具が小さくなったといっても、ある程度の大きさはあり、どこにでも持っていけるというほど小さくなってはいないと言う課題がある。また、測定によって情報を得ても、それをすぐに専門医がみるわけではないので、体調に異変があってもそれを本人が気がつかず、病気が進行してしまうというような課題があった。
そこで本発明は、無線チップを用いる半導体装置において、チップにセンサを内蔵または実装し、無線チップより情報を発信することによって、前述した課題を解決するものである。
本発明は、絶縁基板上に変調回路と、論理回路と、センサ回路と、アンテナ回路とを有し、
前記センサ回路は前記論理回路を介して前記変調回路に接続され、
前記変調回路は前記アンテナ回路に接続されることを特徴としている。
本発明は、絶縁基板上に変調回路と、論理回路と、センサ回路と、アンテナ回路、メモリ回路とを有し、
前記センサ回路はメモリ回路を介して前記論理回路に接続され、
前記論理回路は前記変調回路に接続され、
前記変調回路は前記アンテナ回路に接続されることを特徴としている。
上記において、前記センサ回路は圧力センサであることを特徴としている。
上記において、前記センサ回路は音声センサであることを特徴としている。
上記において、前記センサ回路は光センサであることを特徴としている。
上記において、前記センサ回路は匂いセンサであることを特徴としている。
上記において、前記アンテナ回路と、前記変調回路と、前記論理回路と、前記センサ回路とは、同一の絶縁基板上に設けられることを特徴としている。
上記において、前記変調回路と、前記論理回路と、前記センサ回路とは、同一の絶縁基板上に一体形成され、前記アンテナ回路は別の絶縁基板上に設けられることを特徴としている。
上記において、前記変調回路と、前記論理回路とは、同一の絶縁基板上に一体形成され、前記センサ回路は別の絶縁基板上に設けられることを特徴としている。
上記において、前記絶縁基板はガラス基板であることを特徴としている。
上記において、前記絶縁基板はプラスチック基板であることを特徴としている。
上記において、前記絶縁基板はフィルム状の絶縁体であることを特徴としている。
上記において、前記アンテナ回路は、前記変調回路と、前記論理回路と、前記センサ回路とのうち少なくとも一つの上方に設けられることを特徴としている。
上記において、前記アンテナ回路に入力する信号は無線信号であることを特徴としている。
本発明は、上記の半導体装置を用いた健康情報収集システムである。
本発明は、生体情報データを得るためのセンサ回路と、前記生体情報データを送信するためのアンテナ回路と、変調回路と、論理回路と、を少なくとも有する無線チップと、
前記無線チップに電磁波を送信する質問器と、
前記無線チップから送信された前記生体情報データを解析する情報システムと、を有し、
前記無線チップは、生物に貼り付けられもしくは埋め込まれ、
前記センサ回路および前記アンテナ回路はフレキシブル基板上に形成され、
前記アンテナ回路から入力された信号は前記変調回路で変調され、前記論理回路に入力されることを特徴とする健康情報収集システムである。
本発明は、生体情報データを得るためのセンサ回路と、前記生体情報データを送信するためのアンテナ回路と、前記生体情報データを蓄積するメモリ回路と、変調回路と、論理回路と、を少なくとも有する無線チップと、
前記無線チップに電磁波を送信する質問器と、
前記無線チップから送信された前記生体情報データを解析する情報システムと、を有し、
前記無線チップは、生物に貼り付けられもしくは埋め込まれ、
前記センサ回路と、前記アンテナ回路と、前記メモリ回路はフレキシブル基板上に形成され、
前記センサ回路は前記メモリ回路を介して前記論理回路に接続され、
前記論理回路は前記変調回路に接続され、
前記アンテナ回路から入力された信号は前記変調回路で変調され、前記論理回路に入力されることを特徴とする健康情報収集システムである。
上記において、前記無線チップは少なくとも薄膜トランジスタを有することを特徴としている。
上記において、前記生物は人間であることを特徴としている。
以上に述べたように、本発明の半導体装置を用いることによって、無線を通して得られた情報を発信することが可能である。すなわち、センサを通して得られた健康情報を無線に乗せて、発信させ、その情報をIT技術によって管理することで、病気の早期発見、治療などに役立てることが可能になる。
以下、本発明の実施の態様について、図面を参照して説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に示す図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の無線チップの技術としては図1に示すようなものがある。無線チップに用いる半導体装置100はアンテナ回路101、整流回路110、安定電源回路109、アンプ102、復調回路104、命令解析論理回路103、センサ回路108、論理回路107、アンプ106、変調回路105によって構成される。また、アンテナ回路101はアンテナコイル301、同調容量302によって構成される(図3(A))。また、整流回路110はダイオード303、304、平滑容量305によって構成される(図3(B))。
このような無線チップの動作を以下に説明する。アンテナ回路101で受信した交流信号はダイオード303、304によって半波整流され、平滑容量305によって平滑される。この平滑された電圧は多数のリップルを含んでいるため、安定電源回路109で安定化され、安定化された後の電圧を復調回路104、アンプ102、命令解析論理回路103、アンプ106、論理回路107、センサ回路108に供給する。一方、アンテナ回路101で受信された信号はアンプ102を介して、クロック信号として、命令解析論理回路103に入力される。また、アンテナから入力された信号は復調回路104で復調され、データとして命令解析論理回路103に入力される。
命令解析論理回路103において、入力されたデータはデコードされる。質問器がデータを変形ミラー符号、NRZ−L符号などでエンコードして送信するため、それを命令解析論理回路103はデコードする。デコードされたデータは、論理回路107に送られ、それに従いセンサ回路108でセンシングされたデータが演算される。その結果はアンプ106を介して変調回路105で変調されアンテナ回路101より出力される。このフローを図7に示す。図7のフローは処理順序700を示している。処理順序700は、無線チップが信号を受信することで始まる(701)。まず、命令解析を行い(702)、次に、変調を行う(703)。その後、生体情報を含んだ信号を送信する(704)。本実施の形態において、アンテナ回路は半導体装置100上に構成されているが、これに限定されずアンテナ回路を半導体装置の外部に接続しても良い。センサは圧力センサ、光センサ、匂いセンサ、音声センサであっても良い。
無線チップを用いた健康情報収集システムの概要について図2を用いて説明する。図2は人間の健康情報を非接触で得ることを目的とした健康情報収集システムの概要を示す図である。無線チップ201は人の体に貼り付けられている、もしくは埋め込まれている。この無線チップに対して質問器(リーダライタともいう)202より電磁波が発信される。その電磁波を受けると無線チップ201はその無線チップが持っているセンサ回路で得られた情報を質問器202に対して送り返す。質問器は情報システム(図示せず)に接続され、無線チップの情報解析をおこなう。このようにして、人の健康情報や生体の情報、生物の情報などをわずらわしい測定器具を運搬することなく得ることが可能となる。また、情報が自動的に解析されるため、通知遅れによって病気が進行することを防ぐことができる。
本発明の第2の実施形態を図4に示す。無線チップに用いる半導体装置400はアンテナ回路401、バッテリー409、アンプ402、復調回路404、命令解析論理回路403、センサ回路408、論理回路407、アンプ406、変調回路405、メモリ回路410によって構成される。また、アンテナ回路401は、前記図3(A)で示したアンテナ回路101と同様に、アンテナコイル、同調容量によって構成される。
このような無線チップの動作を以下に説明する。本実施例では電源は内蔵したバッテリー409によって供給される。アンテナ回路401で受信された信号はアンプ402を介して、クロック信号として、命令解析論理回路403に入力される。また、アンテナから入力された信号は復調回路404で復調され、データとして命令解析論理回路403に入力される。
命令解析論理回路403において、入力されたデータはデコードされる。質問器がデータを変形ミラー符号、NRZ−L符号などでエンコードして送信するため、それを命令解析論理回路403はデコードする。デコードされたデータは、論理回路407に送られ、それに従いメモリ回路410のデータが演算される。その結果はアンプ406を介して変調回路405で変調されアンテナ回路401より出力される。ここで、センサ回路408によって得られた生体情報収集データはメモリ回路410に蓄えられているものとする。本実施例ではバッテリーを有しているため、質問器が無い場所でもセンサ回路408、メモリ回路410は動作できる。このフローを図6に示す。図6のフローは処理順序600を示している。処理順序600は、無線チップが信号を受信することで始まる(601)。まず、命令解析を行い(602)、次に、メモリを読み出す(603)。そして、変調を行い(604)、その後、生体情報を含んだ信号を送信する(605)。
本実施の形態において、アンテナ回路401、バッテリー409は半導体装置400上に構成されているが、これに限定されずアンテナ回路401、バッテリー409を半導体装置400の外部に接続しても良い。質問器とのやり取りは前述したものと同じである。センサは圧力センサ、光センサ、匂いセンサ、音声センサであっても良い。
本発明の無線チップの実施例としては図5に示すようなものがある。人の脈拍情報や血圧情報を得るためには、心臓や血管付近に圧力センサを設け、その情報を得ることが考えられる。本実施例は無線チップに圧力センサを設けたものである。無線チップに用いる半導体装置500はアンテナ回路501、整流回路510、安定電源回路509、アンプ502、復調回路504、命令解析論理回路503、圧力センサ回路508、論理回路507、アンプ506、変調回路505によって構成される。また、アンテナ回路501は、前記図3(A)で示したアンテナ回路101と同様に、アンテナコイル、同調容量によって構成される。また、整流回路510は、前記図3(B)で示した整流回路110と同様に、ダイオード、平滑容量によって構成される。
このような無線チップの動作を以下に説明する。アンテナ回路501で受信した交流信号はダイオード303、304によって半波整流され、平滑容量305によって平滑される。この平滑された電圧は多数のリップルを含んでいるため、安定電源回路509で安定化され、安定化された後の電圧を復調回路504、アンプ502、命令解析論理回路503、アンプ506、論理回路507、圧力センサ回路508に供給する。一方、アンテナ回路501で受信された信号はアンプ502を介して、クロック信号として、命令解析論理回路503に入力される。また、アンテナ回路501から入力された信号は復調回路504で復調され、データとして命令解析論理回路503に入力される。
命令解析論理回路503において、入力されたデータはデコードされる。質問器がデータを変形ミラー符号、NRZ−L符号などでエンコードして送信するため、それを命令解析論理回路503はデコードする。デコードされたデータは、論理回路507に送られ、それに従い圧力センサ回路508でセンシングされたデータが演算される。その結果はアンプ506を介して変調回路505で変調されアンテナ回路501より出力される。本実施の形態において、アンテナ回路501は半導体装置500上に構成されているが、これに限定されずアンテナ回路501を半導体装置500の外部に接続しても良い。
図8に示すものは圧力センサ回路の実施例である。本実施例の圧力センサ回路は半導体抵抗801〜804、差動アンプ805、電源端子806、807、出力端子808によって構成される。一般に半導体抵抗は応力を受けるとピエゾ効果によってその抵抗値が変化する。本実施例の圧力センサでは半導体抵抗801〜804をそれぞれ異なる位置に配置し、圧力が加わった場合にそれぞれの抵抗に異なる応力が発生するようにする。圧力が加わると差動アンプの2つの入力電圧が変化し、それを増幅することによって、圧力の有無を検出することが可能となる。この圧力センサを前述した無線チップに入れることによって、センサで得られた情報を無線で発信することができる。
尚本発明の圧力センサは本実施例の回路に限定されず、他の回路であっても良い。また、センサは圧力センサ、光センサ、匂いセンサ、音声センサであっても良い。
絶縁基板上に記憶素子、およびデコーダー、セレクタ、書き込み回路、読み出し回路などの論理回路部に用いる薄膜トランジスタ(以下、本明細書ではTFTという)を同時に作製する方法について図15を用いて説明する。なお、本実施例では半導体素子として、フローティングゲートを有するnチャネル型の記憶素子3101、nチャネル型TFT3103、pチャネル型TFT3104を例に挙げて示すが、本発明においてメモリ部3100および論理回路部3102に含まれる半導体素子はこれに限定されない。また、この作製方法は一例であって、絶縁基板上での作製方法を限定するものではない。
まず、ガラス基板3000上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜3001及び3002を形成する。例えば、下地膜3001として酸化窒化シリコン膜を10〜200nm、下地膜3002として酸化窒化水素化シリコン膜を50〜200nmの厚さに順に積層形成する。
島状半導体層3003〜3005は、非晶質構造を有する半導体膜を公知のレーザ結晶化法や熱結晶化法を用いて作製した結晶質半導体膜で形成する。この島状半導体層3003〜3005の厚さは25〜80nmの厚さで形成する。結晶質半導体膜の材料に限定はないが、好ましくはシリコンまたはシリコンゲルマニウム(SiGe)合金などで形成すると良い。
ここで、記憶素子に用いるTFTの半導体層3003のソース領域またはドレイン領域の片側に電荷を引き抜くためのオーバーラップ領域を設ける為の処理を行ってもよい。
次いで、島状半導体層3003〜3005を覆うゲート絶縁膜3006を形成する。ゲート絶縁膜3006はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを10〜80nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成する。特に、OTPタイプの不揮発性メモリではホットエレクトロン注入による書き込みと電荷保持が重要であるから、ゲート絶縁膜はトンネル電流の流れにくい40〜80nmとすることが好ましい。
そして、ゲート絶縁膜3006上に第1の導電層3007〜3009を形成し、後にフローティングゲート電極となる領域とTFTのゲート電極となる領域を含む領域を除いて、エッチングにより除去する。
次いで、第2のゲート絶縁膜3010を形成する。第2のゲート絶縁膜3010はプラズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを10〜80nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成する。ゲート絶縁膜3006は、記憶素子の存在する領域を除いて、エッチングにより除去する。
続いて第2の導電層3011〜3013を形成し、積層された第1の導電層3007と第2のゲート絶縁膜3010と第2の導電層3011(記憶素子)あるいは、積層された第1の導電層3008と第2の導電層3012(TFT)および、積層された第1の導電層3009と第2の導電層3013(TFT)を一括でエッチングし、記憶素子のフローティングゲート電極、コントロールゲート電極、およびTFTのゲート電極を形成する。
本実施例では、第1の導電層3007〜3009を窒化タンタル(TaNx、x>0)で50〜100nmの厚さに形成し、第2の導電層3011〜3013をタングステン(W)で100〜300nmの厚さに形成したが、導電層の材料は特に限定されず、いずれもタンタル(Ta)、タングステン(W)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)などから選ばれた元素、または前記元素を主成分とする合金材料もしくは化合物材料で形成しても良い。
続いて、記憶素子に用いるTFTにn型を付与するドーピングを行い、第1の不純物領域3014、3015を形成する。次に論理回路部で用いるpチャネル型TFTにp型を付与するドーピングを行い、第2の不純物領域3016、3017を形成する。続いて論理回路部で用いるnチャネル型TFTのLDD領域を形成するために、n型を付与するドーピングを行い、第3の不純物領域3018、3019を形成する。その後、サイドウォール3020、3021を形成して、論理回路部で用いるnチャネル型TFTにn型を付与するドーピングを行い第4の不純物領域3022、3023を形成する。これらのドーピング方法はイオンドープ法もしくはイオン注入法で行えば良い。以上までの工程でそれぞれの島状半導体層に不純物領域が形成される。
次に、それぞれの島状半導体層に添加された不純物元素を活性化する工程を行う。この工程はファーネスアニール炉を用いる熱アニール法で行う。その他に、レーザアニール法、またはラピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用することができる。さらに、3〜100vol%の水素を含む雰囲気中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行い、島状半導体層を水素化する工程を行う。水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても良い。
次いで、第1の層間絶縁膜3024を酸化窒化シリコン膜で形成する。第1の層間絶縁膜3024の膜厚は、ゲート絶縁膜と同程度の10〜80nmとする。続いてアクリルなどの有機絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜3025を形成する。また、第2の層間絶縁膜3025として有機絶縁物材料の代わりに無機材料を用いることもできる。無機材料としては無機SiO2やプラズマCVD法で作製したSiO2(PCVD‐SiO2)、SOG(Spin on Glass;塗布珪素酸化膜)等が用いられる。2つの層間絶縁膜を形成した後にコンタクトホールを形成するためのエッチング工程を行う。
そして、メモリ部において島状半導体層のソース領域、ドレイン領域とコンタクトをとる電極3026、3027を形成する。また、論理回路部においても同様に、電極3028〜3030を形成する。
以上のようにして、フローティングゲートを有するnチャネル型の記憶素子を有するメモリ部と、LDD構造のnチャネル型TFTおよびシングルドレイン構造のpチャネル型TFTを有する論理回路部と、を同一の基板上に形成することができる(図15参照)。
本実施例では、メモリ部および論理回路部を形成し、フレキシブル基板へ転写するまでの作製方法について図16、図17を用いて説明する。なお、本実施例では半導体素子として、フローティングゲートを有するnチャネル型の記憶素子3101、nチャネル型TFT3103、およびpチャネル型TFT3104を例に挙げて示すが、本発明においてメモリ部3100および論理回路部3102に含まれる半導体素子はこれに限定されない。また、この作製方法は一例であって、絶縁基板上での作製方法を限定するものではない。
絶縁基板3000上に剥離層4000を形成する。剥離層4000は、非晶質シリコン、多結晶シリコン、単結晶シリコン、微結晶シリコン(セミアモルファスシリコンを含む)等、シリコンを主成分とする層を用いることができる。剥離層4000は、スパッタ法、プラズマCVD法等を用いて形成することができる。本実施例では、膜厚500nm程度の非晶質シリコンをスパッタ法で形成し、剥離層4000として用いる。続いて実施例3に示した作業工程に従い、図15に示すようなメモリ部、論理回路部を形成する。
次に、第2の層間絶縁膜3025上に第3の層間絶縁膜4001を形成し、パッド4002〜4005を形成する。パッド4002〜4005は、Ag、Au、Cu、Pd、Cr、Mo、Ti、Ta、W、Alなどの金属、金属化合物を1つまたは複数有する導電材料を用いることができる。
そしてパッド4002〜4005を覆うように、第3の層間絶縁膜4001上に保護層4006を形成する。保護層4006は、後に剥離層4000をエッチングにより除去する際に、パッド4002〜4005を保護することができる材料を用いる。例えば、水またはアルコール類に可溶なエポキシ系、アクリレート系、シリコン系の樹脂を全面に塗布することで保護層4006を形成することができる(図16(A))。
次に、剥離層4000を分離するための溝4007を形成する(図16(B)参照)。溝4007は、剥離層4000が露出する程度であれば良い。溝4007の形成は、エッチング、ダイシング、スクライビングなどを用いることができる。
次に、剥離層4000をエッチングにより除去する(図17(A)参照)。本実施例では、エッチングガスとしてフッ化ハロゲンを用い、該ガスを溝4007から導入する。本実施例では、例えばClF3(三フッ化塩素)を用い、温度:350℃、流量:300sccm、気圧:6Torr、時間:3hの条件で行う。また、ClF3ガスに窒素を混ぜたガスを用いても良い。ClF3等のフッ化ハロゲンを用いることで、剥離層4000が選択的にエッチングされ、絶縁基板3000を剥離することができる。なおフッ化ハロゲンは、気体であっても液体であってもどちらでも良い。
次に、剥離されたメモリ部および論理回路部を、接着剤4008を用いて支持体4009に貼り合わせる(図17(B)参照)。接着剤4008は、支持体4009と下地膜3001とを貼り合わせることができる材料を用いる。接着剤4008は、例えば反応硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤等の光硬化型接着剤、嫌気型接着剤などの各種硬化型接着剤を用いることができる。
支持体4009として、フレキシブルな紙またはプラスチックなどの有機材料を用いることができる。または支持体4009として、フレキシブル無機材料を用いていても良い。支持体4009は集積回路において発生した熱を拡散させるために、2〜30W/mK程度の高い熱伝導率を有するのが望ましい。
なおメモリ部および論理回路部の集積回路を絶縁基板3000から剥離する方法は、本実施例で示したように珪素膜のエッチングを用いる方法に限定されず、他の様々な方法を用いることができる。例えば、耐熱性の高い基板と集積回路の間に金属酸化膜を設け、該金属酸化膜を結晶化により脆弱化して集積回路を剥離することができる。また例えば、剥離層をレーザー光の照射により破壊し、集積回路を基板から剥離することもできる。また例えば、集積回路が形成された基板を機械的に削除または溶液やガスによるエッチングで除去することで、集積回路を基板から剥離することもできる。
また対象物の表面が曲面を有しており、それにより該曲面貼り合わされたIDチップの支持体が、錐面、柱面など母線の移動によって描かれる曲面を有するように曲がってしまう場合、該母線の方向とTFTのキャリアが移動する方向とを揃えておくことが望ましい。上記構成により、支持体が曲がっても、それによってTFTの特性に影響が出るのを抑えることができる。また、島状の半導体膜が集積回路内において占める面積の割合を、1〜30%とすることで、支持体が曲がっても、それによってTFTの特性に影響が出るのをより抑えることができる。本実施例は、上記の実施の形態や他の実施例と組み合わせて用いることが可能である。
剥離プロセスを用いて、フレキシブルな無線チップを構成する場合の例について図18を用いて説明する。無線チップはフレキシブル保護層2301、2303、および剥離プロセスを用いて形成された無線チップ2302より構成される。本実施例において、アンテナ2304は無線チップ2302上ではなく、フレキシブル保護層2303上に形成され、無線チップ2302に電気的に接続されている。図18(A)ではフレキシブル保護層2303上にのみ形成されているが、フレキシブル保護層2301上にもアンテナを形成しても良い。アンテナは銀、銅、またはそれらでメッキされた金属であることが望ましい。無線チップ2302とアンテナとの接続は異方性導電膜を用い、UV処理をおこない接続をおこなうが、接続方法はこれに限定されない。
図18(B)は図18(A)の断面を示したものである。無線チップ2302の厚さは5μm以下であり、望ましくは0.1μm〜3μmの厚さを有する。またフレキシブル保護層2301、2303の厚さは、フレキシブル保護層2301、2303を重ねたときの厚さをdとしたとき、(d/2)±30μmとなっていることが望ましく、とくに(d/2)±10μmであれば最良である。フレキシブル保護層2301、2303の厚さは10μm〜200μmであることが望ましい。無線チップ2302の面積は5mm角以下であり、望ましくは0.3mm角〜4mm角の面積を有する。
フレキシブル保護層2301、2303は有機樹脂材料で形成され折り曲げに対して強い構造をもっている。剥離プロセスを用いた無線チップ2302自体も単結晶半導体に比べて、折り曲げに対して強いため、フレキシブル保護層2301、2303と密着させることが可能である。このようなフレキシブル保護層2301、2303で囲われた無線チップをさらに他の個体物の表面または内部に配置しても良い。また、紙の中に埋め込んでも良い。
無線チップを曲面にはる場合、つまり、無線チップが弧を描いている方向と垂直にTFTを配置した例について図9を用いて説明する。図9の曲面900中の無線チップが含むTFTは、電流が流れる方向(電流方向901)、すなわち、ドレイン電極902〜ゲート電極903〜ソース電極904の位置は直線上にあり、応力の影響が少なくなるような配置となっている。このような配置をおこなうことによって、TFT特性の変動を抑えることができる。また、TFTを構成する結晶は電流の流れる方向にそろっており、これらをCWLCなどで形成することによって、S値を0.35V/dec以下、(好ましくは0.09〜0.25V/dec)、移動度を100cm2/Vs以上にすることができる。
このようなTFTを用いて19段リングオシレータを構成した場合において、電源電圧3〜5Vにおいて、その発振周波数は1MH以上、好ましくは100MHz以上の特性を有する。電源電圧3〜5Vにおいて、インバータ1段あたりの遅延時間は26ns、好ましくは0.26ns以下を有する。
また、応力に対して、TFTなどのアクティブ素子を破壊させないためには、TFTなどのアクティブ素子の活性領域(シリコンアイランド部分)の面積が全体の面積に占める割合は、5%〜50%であることが望ましい。
TFTなどのアクティブ素子の存在しない領域には下地絶縁材料、層間絶縁材料および配線材料が主として設けられている。TFTの活性領域以外の面積は全体の面積の60%以上であることが望ましい。
アクティブ素子の活性領域の厚さは20nm〜200nm、代表的には40〜170nm、好ましくは45〜55nm、145〜155nmを有する。
本実施例では本発明を用いた回路に外付けのアンテナをつけた例について図10、図11を用いて説明する。
図10(A)は回路の周りを一面のアンテナで覆ったものである。基板1000上にアンテナ1001を構成し、本発明を用いた回路1002を接続する。図面では回路1002の周りをアンテナ1001で覆う構成になっているが、全面をアンテナで覆い、その上に電極を構成した回路1002を貼り付けるような構造を取っても良い。
図10(B)は細いアンテナを回路の周りを回るように配置したものである。基板1003上にアンテナ1004を構成し、本発明を用いた回路1005を接続する。なお、アンテナの配線は一例であってこれに限定するものではない。
図10(C)は高周波数のアンテナである。基板1006上にアンテナ1007を構成し、本発明を用いた回路1008を接続する。
図10(D)は180度無指向性(どの方向からでも同じく受信可能)なアンテナである。基板1009上にアンテナ1010を構成し、本発明を用いた回路1011を接続する。
図10(E)は棒状に長く伸ばしたアンテナである。基板1012上にアンテナ1013を構成し、本発明を用いた回路1014を接続する。
本発明を用いた回路とこれらのアンテナへの接続は公知の方法で行うことができる。例えばアンテナと回路をワイヤボンディング接続やバンプ接続を用いて接続する、あるいはチップ化した回路の一面を電極にしてアンテナに貼り付けるという方法を取ってもよい。この方式ではACF(anisotropic conductive film;異方性導電性フィルム)を用いて貼り付けることができる。
アンテナに必要な長さは受信に用いる周波数によって適正な長さが異なる。一般には波長の整数分の1の長さにすると良いとされる。例えば周波数が2.45GHzの場合は約60mm(1/2波長)、約30mm(1/4波長)とすれば良い。
また、本発明の回路上に上部基板1100を取りつけ、さらにその上にアンテナを構成してもよい。図11(A)〜(C)にその一例として回路上に基板を取りつけ、らせん状のアンテナ配線1101を配置したものの上面図および断面図を示す。
なお、本実施例に示した例はごく一例であり、アンテナの形状を限定するものではない。あらゆる形状のアンテナについて本発明は実施することが可能である。この実施例は実施形態および上記の実施例1〜6のどのような組み合わせからなる構成を用いても実現することができる。
本実施例では、図12〜14を参照して、TFTを含む薄膜集積回路装置の具体的な作製方法について説明する。ここでは、簡単のため、nチャネル型TFTとpチャネル型TFTを用いたCPUとメモリ部分の断面構造を示すことによって、その作製方法について説明する。
まず、基板60上に、剥離層61を形成する(図12(A))。ここでは、ガラス基板(例えば、コーニング社製1737基板)上に、50nmの膜厚のa−Si膜(非晶質シリコン膜)を減圧CVD法により形成した。なお、基板としては、ガラス基板の他にも、石英基板、アルミナなど絶縁物質で形成される基板、シリコンウエハ基板、後工程の処理温度に耐え得る耐熱性を有するプラスチック基板等を用いることができる。
また、剥離層としては、非晶質シリコンの他に、多結晶シリコン、単結晶シリコン、SAS(セミアモルファスシリコン(微結晶シリコン、マイクロクリスタルシリコンともいう。))等、シリコンを主成分とする膜を用いることが望ましいが、これらに限定されるものではない。剥離層は、減圧CVD法の他にも、プラズマCVD法、スパッタ法等によって形成しても良い。また、リンなどの不純物をドープした膜を用いてもよい。また、剥離層の膜厚は、50〜60nmとするのが望ましい。SASに関しては、30〜50nmとしてもよい。
次に、剥離層61上に、保護膜55(下地膜、下地絶縁膜と呼ぶこともある。)を形成する(図12(A))。ここでは、膜厚100nmのSiOxy(x>y>0)膜と膜厚50nmのSiNxy(x>y>0)膜と膜厚100nmのSiOxy(x>y>0)膜の3層構造としたが、材質、膜厚、積層数は、これに限定されるものではない。例えば、下層のSiOxy(x>y>0)膜に代えて、膜厚0.5〜3μmのシロキサン等の耐熱性樹脂をスピンコート法、スリットコーター法、液滴吐出法などによって形成しても良い。また、窒化珪素膜(SiNx(x>0)、Si34等)を用いてもよい。また、それぞれの膜厚は、0.05〜3μmとするのが望ましく、その範囲から自由に選択することができる。
ここで、酸化珪素膜は、SiH4とO2、TEOS(テトラエトキシシラン)とO2等の混合ガスを用い、熱CVD、プラズマCVD、常圧CVD、バイアスECRCVD等の方法によって形成することができる。また、窒化珪素膜は、代表的には、SiH4とNH3の混合ガスを用い、プラズマCVDによって形成することができる。また、SiOxy(x>y>0)膜又はSiNxy(x>y>0)膜は、代表的には、SiH4とN2Oの混合ガスを用い、プラズマCVDによって形成することができる。
なお、剥離層61及び後の島状半導体膜57として、a−Si等の珪素を主成分とする材料を用いる場合には、それらに接する保護膜としては、密着性確保の点から、SiOxy(x>y>0)を用いてもよい。
次に、保護膜55上に、薄膜集積回路装置のCPUやメモリを構成する薄膜トランジスタ(TFT)を形成する。なお、TFT以外にも、有機TFT、薄膜ダイオード等の薄膜能動素子を形成することもできる。
TFTの作製方法として、まず、保護膜55上に、島状半導体膜57を形成する(図12(B))。島状半導体膜57は、アモルファス半導体、結晶性半導体、又はセミアモルファス半導体で形成する。いずれも、シリコン、シリコン・ゲルマニウム(SiGe)等を主成分とする半導体膜を用いることができる。
ここでは、70nmの膜厚のアモルファスシリコンを形成し、さらにその表面をニッケルを含む溶液で処理した。さらに、500〜750℃の熱結晶化工程によって結晶質シリコン半導体膜を得、レーザー結晶化を行って結晶性の改善を施した。また、成膜方法としては、プラズマCVD法、スパッタ法、LPCVD法などを用いても良い。結晶化方法としては、レーザー結晶化法、熱結晶化法、他の触媒(Fe,Ru,Rh,Pd,Os,Ir,Pt,Cu,Au等)を用いた熱結晶化、あるいはそれらを交互に複数回行っても良い。
また、非晶質構造を有する半導体膜の結晶化処理としては、連続発振のレーザーを用いても良く、結晶化に際し大粒径の結晶を得るためには、連続発振が可能な固体レーザーを用い、基本波の第2高調波〜第4高調波を適用するのが好ましい(この場合の結晶化をCWLCという。)。代表的には、Nd:YVO4レーザー(基本波1064nm)の第2高調波(532nm)や第3高調波(355nm)を適用すればよい。連続発振のレーザーを用いる場合には、出力10Wの連続発振のYVO4レーザーから射出されたレーザー光を非線形光学素子により高調波に変換する。また、共振器の中にYVO4結晶又はGdVO4結晶と非線形光学素子を入れて、高調波を射出する方法もある。そして、好ましくは光学系により照射面にて矩形状または楕円形状のレーザー光に成形して、被処理体に照射する。このときのエネルギー密度は0.01〜100MW/cm2程度(好ましくは0.1〜10MW/cm2)が必要である。そして、10〜2000cm/s程度の速度でレーザー光に対して相対的に半導体膜を移動させて照射すればよい。
また、パルス発振のレーザーを用いる場合、通常、数十Hz〜数百Hzの周波数帯を用いるが、それよりも著しく高い10MHz以上の発振周波数を有するパルス発振レーザーを用いてもよい(この場合の結晶化をMHzLCという。)。パルス発振でレーザー光を半導体膜に照射してから半導体膜が完全に固化するまでの時間は数十nsec〜数百nsecと言われているため、上記高周波数帯を用いることで、半導体膜がレーザー光によって溶融してから固化するまでに、次のパルスのレーザー光を照射できる。よって、従来のパルス発振のレーザーを用いる場合と異なり、半導体膜中において固液界面を連続的に移動させることができるので、走査方向に向かって連続的に成長した結晶粒を有する半導体膜が形成される。具体的には、含まれる結晶粒の走査方向における幅が10〜30μm、走査方向に対して垂直な方向における幅が1〜5μm程度の結晶粒の集合を形成することができる。該走査方向に沿って長く延びた単結晶の結晶粒を形成することで、少なくともTFTのチャネル方向には結晶粒界のほとんど存在しない半導体膜の形成が可能となる。
なお、保護膜55の一部に耐熱性有機樹脂であるシロキサンを用いた場合には、上記結晶化の際に、半導体膜中から熱が漏れることを防止することができ、効率よく結晶化を行うことができる。
上記の方法によって結晶性シリコン半導体膜を得る。なお、結晶は、ソース、チャネル、ドレイン方向にそろっていることが望ましい。また、結晶層の厚さは、20〜200nm(代表的には40〜170nm、さらに好ましくは、50〜150nm)となるようにするのがよい。その後、半導体膜上に酸化膜を介して、金属触媒をゲッタリングするためのアモルファスシリコン膜を成膜し、500〜750℃の熱処理によってゲッタリング処理を行った。さらに、TFT素子としての閾値を制御するために、結晶性シリコン半導体膜に対し、1013/cm2程度のドーズ量のホウ素イオンを注入した。その後、レジストをマスクとしてエッチングを行うことにより、島状半導体膜57を形成した。
なお、結晶性半導体膜を形成するにあたっては、ジシラン(Si26)とフッ化ゲルマニウム(GeF4)の原料ガスとして、LPCVD(減圧CVD)法によって、多結晶半導体膜を直接形成することによっても、結晶性半導体膜を得ることができる。ガス流量比は、Si26/GeF4=20/0.9、成膜温度は400〜500℃、キャリアガスとしてHe又はArを用いたが、これに限定されるものではない。
なお、TFT内の特にチャネル領域には、1×1019〜1×1022cm-3、好ましくは1×1019〜5×1020cm-3の水素又はハロゲンが添加されているのがよい。SASに関しては、1×1019〜2×1021cm-3とするのが望ましい。いずれにしても、ICチップに用いられる単結晶に含まれる水素又はハロゲンの含有量よりも多く含有させておくことが望ましい。これにより、TFT部に局部クラックが生じても、水素又はハロゲンによってターミネート(終端)されうる。
次に、島状半導体膜57上にゲート絶縁膜58を形成する(図12(B))。ゲート絶縁膜はプラズマCVD法又はスパッタリング法などの薄膜形成法を用い、窒化珪素、酸化珪素、窒化酸化珪素又は酸化窒化珪素を含む膜を、単層で、又は積層させて形成することが好ましい。積層する場合には、例えば、基板側から酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化珪素膜の3層構造とするのがよい。
次に、ゲート電極56を形成する(図12(C))。ここでは、SiとW(タングステン)をスパッタ法により積層形成した後に、レジスト62をマスクとしてエッチングを行うことにより、ゲート電極56を形成した。勿論、ゲート電極56の材料、構造、作製方法は、これに限定されるものではなく、適宜選択することができる。例えば、n型不純物がドーピングされたシリコン(Si)とニッケルシリサイド(NiSix、x>0)との積層構造や、窒化タンタル(TaNx、x>0)とタングステン(W)の積層構造としてもよい。また、種々の導電材料を用いて単層で形成しても良い。
また、レジストマスクの代わりに、SiOx(x>0)等のマスクを用いてもよい。この場合、SiOx(x>0)、SiOxy(x>y>0)等のマスク(ハードマスクと呼ばれる。)の選択的形成工程が加わるが、エッチング時におけるマスクの膜減りがレジストよりも少ないため、所望の幅のゲート電極層を形成することができる。また、レジスト62を用いずに、液滴吐出法を用いて選択的にゲート電極56を形成しても良い。
導電材料としては、導電膜の機能に応じて種々の材料を選択することができる。また、ゲート電極とアンテナとを同時に形成する場合には、それらの機能を考慮して材料を選択すればよい。
なお、ゲート電極をエッチング形成する際のエッチングガスとしては、CF4、Cl2、O2の混合ガスやCl2ガスを用いたが、これに限定されるものではない。
次に、p型TFT70、72となる部分をレジスト63で覆い、ゲート電極をマスクとして、n型TFT69、71の島状半導体膜中に、n型を付与する不純物元素64(代表的にはP(リン)又はAs(砒素))を低濃度にドープする(第1のドーピング工程、図12(D))。第1のドーピング工程の条件は、ドーズ量:1×1013〜6×1013/cm2、加速電圧:50〜70keVとしたが、これに限定されるものではない。この第1のドーピング工程によって、ゲート絶縁膜58を介してドープがなされ、一対の低濃度不純物領域65が形成される。なお、第1のドーピング工程は、p型TFT領域をレジストで覆わずに、全面に行っても良い。
次に、レジスト63をアッシング等により除去した後、n型TFT領域を覆うレジスト66を新たに形成し、ゲート電極をマスクとして、p型TFT70、72の島状半導体膜中に、p型を付与する不純物元素67(代表的にはB(ホウ素))を高濃度にドープする(第2のドーピング工程、図12(E))。第2のドーピング工程の条件は、ドーズ量:1×1016〜3×1016/cm2、加速電圧:20〜40keVとして行う。この第2のドーピング工程によって、ゲート絶縁膜58を介してドープがなされ、一対のp型の高濃度不純物領域68が形成される。
次に、レジスト66をアッシング等により除去した後、基板表面に、絶縁膜75を形成した(図13(F))。ここでは、膜厚100nmのSiO2膜をプラズマCVD法によって形成した。その後、基板全面をレジスト44で覆い、エッチバック法により、レジスト44、絶縁膜75、ゲート絶縁膜58をエッチング除去し、サイドウォール(側壁)76を自己整合的(セルフアライン)に形成した(図13(G))。エッチングガスとしては、CHF3とHeの混合ガスを用いた。なお、サイドウォールを形成する工程は、これらに限定されるものではない。
なお、絶縁膜75形成時に基板の裏面にも絶縁膜が形成された場合には、レジスト44をマスクとして、裏面の絶縁膜をエッチング除去する(裏面処理)。
なお、サイドウォール76の形成方法は上記に限定されるものではない。例えば、図14に示した方法を用いることができる。図14(A)は、絶縁膜75を二層又はそれ以上の積層構造とした例を示している。絶縁膜75としては、例えば、膜厚100nmのSiOxy(x>y>0、酸窒化珪素)膜と、膜厚200nmのLTO膜(Low Temperature Oxide、低温酸化膜)の2層構造とした。ここでは、SiOxy(x>y>0)膜は、プラズマCVD法で形成し、LTO膜としは、SiO2膜を減圧CVD法で形成した。その後、レジスト44をマスクとしてエッチバックを行うことにより、L字状と円弧状からなるサイドウォール76が形成される。
また、図14(B)は、エッチバック時に、ゲート絶縁膜58を残すようにエッチングを行った例を示している。この場合の絶縁膜75は、単層構造でも積層構造でも良い。
上記サイドウォールは、後に高濃度のn型不純物をドーピングし、サイドウォール76の下部に低濃度不純物領域又はノンドープのオフセット領域を形成する際のマスクとして機能するものであるが、上述したサイドウォールのいずれの形成方法においても、形成したい低濃度不純物領域又はオフセット領域の幅によって、エッチバックの条件を適宜変更すればよい。
次に、p型TFT領域を覆うレジスト77を新たに形成し、ゲート電極56及びサイドウォール76をマスクとして、n型を付与する不純物元素78(代表的にはP又はAs)を高濃度にドープする(第3のドーピング工程、図13(H))。第3のドーピング工程の条件は、ドーズ量:1×1013〜5×1015/cm2、加速電圧:60〜100keVとして行う。この第3のドーピング工程によって、ゲート絶縁膜58を介してドープがなされ、一対のn型の高濃度不純物領域79が形成される。
なお、レジスト77をアッシング等により除去した後、不純物領域の熱活性化を行っても良い。例えば、50nmのSiOxy(x>y>0)膜を成膜した後、550℃、4時間、窒素雰囲気下において、加熱処理を行えばよい。また、水素を含むSiNx(x>0)膜を、100nmの膜厚に形成した後、410℃、1時間、窒素雰囲気下において、加熱処理を行うことにより、結晶性半導体膜の欠陥を改善することができる。これは、例えば、結晶性シリコン中に存在するダングリングボンドを終端させるものであり、水素化処理工程などと呼ばれる。さらに、この後、TFTを保護するキャップ絶縁膜として、膜厚600nmのSiOxy(x>y>0)膜を形成する。なお、水素化処理工程は、該SiOxy(x>y>0)膜形成後に行っても良い。この場合、SiNx(x>0)膜とSiOxy(x>y>0)膜は連続成膜することができる。このように、TFT上には、SiOxy(x>y>0)とSiNx(x>0)とSiOxy(x>y>0)の3層の絶縁膜が形成されることになるが、その構造や材料はこれらに限定されるものではない。また、これらの絶縁膜は、TFTを保護する機能をも有しているため、できるだけ形成しておくのが望ましい。
次に、TFT上に、層間膜53を形成する(図13(I))。層間膜53としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミドや、シロキサン等の耐熱性有機樹脂を用いることができる。形成方法としては、その材料に応じて、スピンコート、ディップ、スプレー塗布、液滴吐出法(インクジェット法、スクリーン印刷、オフセット印刷等)、ドクターナイフ、ロールコーター、カーテンコーター、ナイフコーター等を採用することができる。また、無機材料を用いてもよく、その際には、酸化珪素、窒化珪素、酸窒化珪素、PSG(リンガラス)、BPSG(リンボロンガラス)、アルミナ膜等を用いることができる。なお、これらの絶縁膜を積層させて、層間膜53を形成しても良い。
さらに、層間膜53上に、保護膜54を形成しても良い。保護膜54としては、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)或いは窒化炭素(CN)等の炭素を有する膜、又は、酸化珪素膜、窒化珪素膜或いは窒化酸化珪素膜等を用いることができる。形成方法としては、プラズマCVD法や、大気圧プラズマ等を用いることができる。あるいは、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、レジスト又はベンゾシクロブテン等の感光性又は非感光性の有機材料や、シロキサン等の耐熱性有機樹脂を用いてもよい。
なお、層間膜53又は保護膜54と、後に形成される配線を構成する導電材料等との熱膨張率の差から生じる応力によって、これらの膜の膜剥がれや割れが生じるのを防ぐために、層間膜53又は保護膜54中にフィラーを混入させておいても良い。
次に、レジストを形成した後、エッチングによりコンタクトホールを開孔し、TFT同士を接続する配線51及び外部アンテナと接続するための接続配線21を形成する(図13(I))。コンタクトホール開孔時のエッチングに用いられるガスは、CHF3とHeの混合ガスを用いたが、これに限定されるものではない。また、配線51と接続配線21は同一材料を用いて同時に形成しても良いし、別々に形成しても良い。ここでは、TFTと接続される配線51は、TiとTiNx(x>0)とAl−SiとTiとTiNx(x>0)の5層構造とし、スパッタ法によって形成した後、選択的にエッチングした。
なお、Al層において、Siを混入させることにより、配線を選択的にエッチングする際のレジストベークにおけるヒロックの発生を防止することができる。また、Siの代わりに、0.5%程度のCuを混入させても良い。また、TiやTiNx(x>0)でAl−Si層を挟むことにより、耐ヒロック性がさらに向上する。なお、選択的にエッチングする時には、SiOxy(x>y>0)等からなる上記ハードマスクを用いるのが望ましい。なお、配線の材料や、形成方法はこれらに限定されるものではなく、前述したゲート電極に用いられる材料を採用しても良い。
なお、本実施例では、CPU73、メモリ74等を構成するTFT領域とアンテナと接続する端子部80のみを一体形成する場合について示したが、TFT領域とアンテナとを一体形成する場合にも、本実施例を適用できる。この場合には、層間膜53又は保護膜54上にアンテナを形成し、さらに、別の保護膜で覆うと良い。アンテナの導電材料としては、Ag、Au、Al、Cu、Zn、Sn、Ni、Cr、Fe、Co若しくはTi、又はそれらを含む合金を用いることができるが、これらに限定されるものではない。また、配線とアンテナで材料が異なっていても良い。なお、配線及びアンテナは、展性、延性に富む金属材料を有するように形成し、更に好ましくは膜厚を厚くして変形による応力に耐えるようにするのが望ましい。
また、形成方法としては、スパッタ法によって全面成膜した後、レジストマスクを用いて選択的にエッチングを行ってもよいし、液滴吐出法によってノズルから選択的に形成しても良い。なお、ここでいう液滴吐出法には、インクジェット法のみならず、オフセット印刷法やスクリーン印刷等も含まれる。配線とアンテナは、同時に形成しても良いし、一方を先に形成した後に、他方が乗り上げるように形成しても良い。
以上の工程を経て、TFTからなる薄膜集積回路装置が完成する。なお、本実施例では、トップゲート構造としたが、ボトムゲート構造(逆スタガ構造)としてもよい。なお、TFTのような薄膜能動素子部(アクティブエレメント)の存在しない領域には、下地絶縁膜材料、層間絶縁膜材料、配線材料が主として設けられているが、該領域は、薄膜集積回路装置全体の50%以上、好ましくは70〜95%を占めていることが望ましい。これにより、IDチップを曲げやすくし、IDラベル等の完成品の取り扱いが容易となる。この場合、TFT部を含むアクティブエレメントの島状半導体領域(アイランド)は、薄膜集積回路装置全体の1〜30%、好ましくは、5〜15%を占めているのがよい。
また、図13(I)に示すように、薄膜集積回路装置におけるTFTの半導体層から下部の保護層までの距離(tunder)と、半導体層から上部の層間膜(保護層が形成されている場合には該保護層)までの距離(tover)が、等しく又は概略等しくなるように、上下の保護層又は層間膜の厚さを調整するのが望ましい。このようにして、半導体層を薄膜集積回路装置の中央に配置せしめることで、半導体層への応力を緩和することができ、クラックの発生を防止することができる。
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、センシングされた情報を発信する無線チップとして適用することが可能である。また、本発明は実施形態、実施例1〜8のどのような組み合わせからなる構成を用いても実現することができる。
本発明の半導体装置の構成を示すブロック図。 本発明の人への応用を示す図。 本発明の半導体装置のアンテナ構成を示すブロック図。 本発明の半導体装置の構成を示すブロック図。 本発明の半導体装置の構成を示すブロック図。 本発明の半導体装置の動作フローを示す図。 本発明の半導体装置の動作フローを示す図。 本発明に用いる圧力センサ回路を示す図。 本発明におけるTFTの配置を示す図。 本発明のアンテナの実施例を示す図。 本発明のアンテナの実施例を示す図。 本発明の工程断面図。 本発明の工程断面図。 本発明の工程断面図。 本発明の工程断面図。 本発明の工程断面図。 本発明の工程断面図。 本発明の半導体装置と保護層を組み合わせた図。
符号の説明
21 接続配線
44 レジスト
51 配線
53 層間膜
54 保護膜
55 保護膜
56 ゲート電極
57 島状半導体膜
58 ゲート絶縁膜
60 基板
61 剥離層
62 レジスト
63 レジスト
64 不純物元素
65 低濃度不純物領域
66 レジスト
67 不純物元素
68 p型の高濃度不純物領域
69 n型TFT
70 p型TFT
71 n型TFT
72 p型TFT
73 CPU
74 メモリ
75 絶縁膜
76 サイドウォール
77 レジスト
78 不純物元素
79 n型の高濃度不純物領域
80 端子部
100 半導体装置
101 アンテナ回路
102 アンプ
103 命令解析論理回路
104 復調回路
105 変調回路
106 アンプ
107 論理回路
108 センサ回路
109 安定電源回路
110 整流回路
201 無線チップ
202 質問器
301 アンテナコイル
302 同調容量
303 ダイオード
304 ダイオード
305 平滑容量
400 半導体装置
401 アンテナ回路
402 アンプ
403 命令解析論理回路
404 復調回路
405 変調回路
406 アンプ
407 論理回路
408 センサ回路
409 バッテリー
410 メモリ回路
500 半導体装置
501 アンテナ回路
502 アンプ
503 命令解析論理回路
504 復調回路
505 変調回路
506 アンプ
507 論理回路
508 圧力センサ回路
509 安定電源回路
510 整流回路
600 処理順序
601 受信
602 命令解析
603 メモリ読み出し
604 変調
605 送信
700 処理順序
701 受信
702 命令解析
703 変調
704 送信
801 半導体抵抗
802 半導体抵抗
803 半導体抵抗
804 半導体抵抗
805 差動アンプ
806 電源端子
807 電源端子
808 出力端子
900 曲面
901 電流方向
902 ドレイン電極
903 ゲート電極
904 ソース電極
1000 基板
1001 アンテナ
1002 回路
1003 基板
1004 アンテナ
1005 回路
1006 基板
1007 アンテナ
1008 回路
1009 基板
1010 アンテナ
1011 回路
1012 基板
1013 アンテナ
1014 回路
1100 上部基板
1101 アンテナ配線
2301 フレキシブル保護層
2302 無線チップ
2303 フレキシブル保護層
2304 アンテナ
3000 基板
3001 下地膜
3002 下地膜
3003 半導体層
3004 半導体層
3005 半導体層
3006 ゲート絶縁膜
3007 第1の導電層
3008 第1の導電層
3009 第1の導電層
3010 第2のゲート絶縁膜
3011 第2の導電層
3012 第2の導電層
3013 第2の導電層
3014 第1の不純物領域
3015 第1の不純物領域
3016 第2の不純物領域
3017 第2の不純物領域
3018 第3の不純物領域
3019 第3の不純物領域
3020 サイドウォール
3021 サイドウォール
3022 第4の不純物領域
3023 第4の不純物領域
3024 第1の層間絶縁膜
3025 第2の層間絶縁膜
3026 電極
3027 電極
3028 電極
3029 電極
3030 電極
3100 メモリ部
3101 記憶素子
3102 論理回路部
3103 nチャネル型TFT
3104 pチャネル型TFT
4000 剥離層
4001 第3の層間絶縁膜
4002 パッド
4003 パッド
4004 パッド
4005 パッド
4006 保護層
4007 溝
4008 接着剤
4009 支持体


Claims (7)

  1. 生体情報データを得るためのセンサ回路と、前記生体情報データを送信するためのアンテナ回路と、変調回路と、論理回路と、を有する無線チップと、
    前記無線チップに電磁波を送信する質問器と、
    前記無線チップから送信された前記生体情報データを解析する情報システムと、を有し、
    前記無線チップは、フレキシブルな第1の保護層と、フレキシブルな第2の保護層との間に配置され、
    前記無線チップは、前記第1の保護層と、前記第2の保護層とに密着され、
    前記無線チップは、生物に埋め込まれていることを特徴とする健康情報収集システム。
  2. 生体情報データを得るためのセンサ回路と、前記生体情報データを送信するためのアンテナ回路と、前記生体情報データを蓄積するメモリ回路と、変調回路と、論理回路と、を有する無線チップと、
    前記無線チップに電磁波を送信する質問器と、
    前記無線チップから送信された前記生体情報データを解析する情報システムと、を有し、
    前記無線チップは、フレキシブルな第1の保護層と、フレキシブルな第2の保護層との間に配置され、
    前記無線チップは、前記第1の保護層と、前記第2の保護層とに密着され、
    前記無線チップは、生物に埋め込まれていることを特徴とする健康情報収集システム。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記無線チップはフレキシブルな支持体に配置されていることを特徴とする健康情報収集システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    前記無線チップの厚さは5μm以下であり、
    前記第1の保護層の厚さは、10μm〜200μmであり、
    前記第2の保護層の厚さは、10μm〜200μmであることを特徴とする健康情報収集システム。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    前記無線チップの厚さは5μm以下であり、
    前記第1の保護層の厚さは、前記無線チップの厚さより30μm以上厚く、
    前記第2の保護層の厚さは、前記無線チップの厚さより30μm以上厚いことを特徴とする健康情報収集システム。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    前記第1の保護層と、前記第2の保護層とを重ねた厚さをdとしたとき、
    前記第1の保護層の厚さは、(d/2)±30μmであり、
    前記第2の保護層の厚さは、(d/2)±30μmであることを特徴とする健康情報収集システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
    前記無線チップは薄膜トランジスタを有し、
    前記薄膜トランジスタはゲート電極、ドレイン電極、及びソース電極を有し、
    前記ドレイン電極、前記ゲート電極、及び前記ソース電極は、前記無線チップが弧を描くとき、前記弧を描く方向と垂直となるように、直線上に配置されていることを特徴とする健康情報収集システム。
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