JP4801336B2 - 電子装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、第1ユニットと、第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置およびその電子装置で実行されるプログラムに関する。特に、前記第1ユニットがキーボードを有し、連結部が前記第1ユニットに対し第2ユニットを開閉自在かつ回動自在に指示する電子装置およびその電子装置で実行されるプログラムに関する。
従来より、キーボードを有する第1ユニットと表示画面を有する第2ユニットが開閉自在な連結部を介して連結され使用時には第1ユニットに対し第2ユニットを立てた位置に開き、不使用時には表示画面がキーボード上に重なるように折り畳んでおく、いわゆるノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと略記する)が広く知られている。
また、近年では、上面に表示画面を有し全体が1つの板状に形成され、表示画面にペンを近接もしくは接触させてその近接もしくは接触位置を認識させることにより指示を入力する形式の、いわゆるタブレット型パーソナルコンピュータ(以下、タブレットPCと略記する)が登場してきている。
ここで、近年のノートPCには、CDやDVDといった光ディスクが装填されその装填された光ディスクをアクセスする光ディスクドライブが搭載されているものも多い。
光ディスクドライブは、そこに装填されている光ディスクの盗難が問題となり、盗難防止等の観点からそこに装填されている光ディスクの取り出しを禁止したり、特定のユーザにのみ取出しを許可する技術が知られている(特許文献1、2、3参照)。
さらに近年では、第1ユニットと第2ユニットを、開閉自在かつ回動自在に支持する二軸の連結部を介して連結し、表示画面(第2ユニット)を立ててノートPCとして使用可能であるとともに第2ユニットを第1ユニット上に表示画面を上向きとした状態に重ねてタブレットPCとしても使用可能な電子装置が登場してきている(特許文献4参照)。
特開平7−37320号公報 特開平9−91933号公報 特開2001−282620号公報 特開平11−312876号公報
上記のノートPCとタブレットPCとの双方の使用態様を有する電子装置の場合も、従来の多くのノートPCと同様、光ディスクドライブを搭載することがユーザの便宜となる。しかしながら光ディスクドライブはそこに装填されている光ディスクの回転軸が垂直であるかあるいは水平である必要があり、その回転軸が垂直あるいは水平から傾くとうまく駆動できず、装填されている光ディスクを破損し、あるいは光ディスクドライブ自体を破損してしまう恐れがある。このノートPCとタブレットPCとの併用の電子装置をノートPCとして使用するときは、その電子装置は机上に置かれ光ディスクドライブが光ディスクを正しい向きで安定的に回転させる(通常は垂直な回転軸のまわりに回転させる)ことができ通常のノートPCと同様何ら問題はないものの、この電子装置をタブレットPCとして使用する場合、タブレットPCは通常は一方の腕に抱えられもう一方の手に持ったペンで操作されるため、その電子装置の姿勢が安定せず光ディスクドライブの回転軸が垂直あるいは水平に保たれることは全く保証できない。
上述の光ディスクの盗難防止の技術は取出しの操作を不能とするものであって、装填されている光ディスクの安定的な駆動や光ディスクあるいは光ディスクの破損の回避という点からは無関係である。
本発明は、上記事情に鑑み、2つの使用態様を有する電子装置において、光ディスク等の記憶媒体を装填してアクセスする媒体ドライブを備え、記憶媒体や媒体ドライブの破損が防止が図られた電子装置およびその電子装置で実行されるプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の電子装置のうちの第1の電子装置は、第1ユニットと、第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置において、
記憶媒体が操作に応じて装填、取外しされ、装填された記憶媒体を駆動してアクセスする媒体ドライブと、
上記第1ユニットに対する第2ユニットの姿勢に応じて、媒体ドライブに対する操作および/または媒体ドライブによる記憶媒体の駆動を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する動作禁止部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第1の電子装置は、上記動作禁止部を備え、第1ユニットに対する第2ユニットの姿勢に応じて媒体ドライブによる記憶媒体の駆動を禁止したため、机に置かれ安定的な駆動が期待できる姿勢のときは記憶媒体の駆動を許可し、不安定な姿勢となるおそれがあるときは記憶媒体の駆動を禁止することにより、記憶媒体や媒体ドライブの破損が防止される。および/または、媒体ドライブに対する操作、例えば既に装填されている記憶媒体取出しの操作を禁止したため、腕にかかえて使用している途中で腹部や腕等により不用意な操作が行なわれて記憶媒体が不用意に飛び出して落下し破損することなどの事故が防止される。
ここで、上記本発明の第1の電子装置において、第1ユニットは第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、上記動作禁止部が、上記姿勢に応じるとともに第1ユニットの第3ユニットへの着脱に応じて、動作禁止モードを設定あるいは解除するものであってもよく、あるいは、第1ユニットが第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、上記動作禁止部が、上記姿勢に応じることに代わり、第1ユニットの第3ユニットへの着脱に応じて、動作禁止モードを設定あるいは解除するものであってもよい。
不安定な姿勢になる可能性を検出して動作禁止モードを設定するには、上記のように第1ユニットに対する第2ユニットの姿勢と第3ユニットに対する第1ユニットの着脱とのいずれか一方、あるいはそれらの双方を検出することが有効である。
また、本発明の第1の電子装置において、上記動作禁止部により動作禁止モードが設定されている間、表示画面に媒体ドライブが使用不能である旨の表示を行なう表示部を備えることが好ましい。
ユーザは、この表示により現状を正しく認識することができ、正しい操作が可能となる。
さらに、本発明の第1の電子装置において、上記動作禁止部は、動作禁止モードにあるときに動作禁止モードの解除を指示する解除指示操作を受け付けて動作禁止モードを解除するものであることことが好ましい。
ユーザが自覚して媒体ドライブを利用したいという要望があるときにそれに応えるものである。
また、上記目的を達成する本発明の電子装置のうちの第2の電子装置は、第1ユニットと、その第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置において、
上記第1ユニットに設けられ、その第1ユニットに対して収容状態および突出状態に移動するユニットを有する拡張装置と、
上記第1ユニットに対する上記第2ユニットの姿勢に応じて、上記拡張装置のユニットを上記収容状態から上記突出状態への移動を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する動作禁止部とを備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成する本発明のプログラムのうちの第1のプログラムは、第1ユニットと、その第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置で実行される制御プログラムにおいて、
上記電子装置は、記憶媒体が操作に応じて装填、取外しされ、装填された記憶媒体を駆動してアクセスする媒体ドライブを更に備え、その電子装置に、
第1ユニットに対する上記第2ユニットの姿勢を検出する手順と、
上記姿勢に応じて、媒体ドライブに対する操作および/またはその媒体ドライブによる記億媒体の駆動を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する手順と、
を実行させるためのプログラムである。
さらに、上記目的を達成する本発明のプログラムのうちの第2のプログラムは、第1ユニットと、その第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置で実行される制御プログラムにおいて、
上記電子装置は、上記第1ユニットに設けられ、その第1ユニットに対して収容状態および突出状態に移動するウイニットを有する拡張装置を更に備え、上記電子装置に、
第1ユニットに対する第2ユニットの姿勢を検出する手順と、
上記姿勢に応じて、拡張装置のユニットを収容状態から突出状態への移動、を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する手順と、
を実行させるためのプログラムである。
以上説明したように、本発明によれば記憶媒体が不安定な姿勢で駆動されることが禁止され、記憶媒体や媒体ドライブの破損が防止される。および/または、操作ドライブが不用意に操作されることが防止され、記憶媒体が不用意に取り出され落下して破損するという事態が回避される。
以下、本発明の一実施形態である電子装置について説明する。
[外観]
図1は、電子装置の外観斜視図である。
この電子装置10は、第1ユニット20と第2ユニット30を備えており、これら第1ユニット20と第2ユニット30は、第2ユニット30が第1ユニット20に対し矢印A−A方向に開閉自在および矢印B−B方向(垂直な回動軸のまわり)に回動自在となるように、二軸の連結部40で連結されている。この図1には第2ユニット30が第1ユニット20に対し開いた状態(開状態)にある電子装置が示されている。
第1ユニット20には、その上面を覆う上カバー73に、キーボード21、トラックパッド22、左クリックボタン23、右クリックボタン24、および、第2ユニット30を閉じたときにその第2ユニット30を係止する係止ユニット25が備えられている。この係止ユニット25には、第2ユニット30側の留め具が入り込む係止穴251と、その係止穴に入り込んだ留め具の係止を解除する係止解除ボタン252が設けられている。この係止ユニット25の詳細は後述する。また、その第1ユニット20の側面には、CDやDVD等の光ディスクを搭載して駆動しアクセスする光ディスクドライブ26の開閉蓋261が外面にあらわれており、その開閉蓋261には、それを押すことによってその開閉蓋261が開くイジェクトボタン262が備えられている。
図2は、図1と同じ電子装置の、光ディスクドライブ26が開いた状態を示した外観斜視図である。
その光ディスクドライブ26の開閉蓋261に備えられたイジェクトボタン262を押すとその光ディスクドライブ26のトレーが図2に示すように突出することができ、それに光ディスクを搭載させ、あるいは搭載されている光ディスクを取り出すことができる。
図1に戻ってさらに説明を続ける。
図1に示す電子装置10の第2ユニット30は、その前面に表示窓631を有する前面カバー63を有し、その表示窓631には、内蔵された表示パネル61(図19〜図21等参照)の表示画面611が広がっている。ここでは、表示窓631から覗いた状態の表示画面611を表示窓631と区別せずに指し示すときは、表示画面31と称する。またこの第2ユニット30には、その表示画面31よりも下にいくつかの押ボタン32が設けられ、表示画面31よりも上には、この第2ユニット30を閉じたときに第1ユニット20の係止ユニット25に係止する留め具を備えた留め具ユニット33が備えられている。詳細は後述するが、この留め具ユニット33には2つの留め具があり、図1では、表示画面側の開口331aから、2つの留め具のうちの1つの留め具332aが突出している。
図3は、図1,図2に示す電子装置に付属するポートリプリケータの外観斜視図、図4は、図1に示す、開状態にある電子装置の第1ユニットが図3に示すポートリプリケータと結合した状態を示す外観斜視図である。
ポートリプリケータ50は、図3に示すように、上面に第1ユニット20と電気的に結合するためのコネクタ51を備えており、背面に複数のI/O端子(図示せず)を備えている。このポートリプリケータ50は、図4に示すようにその上に第1ユニット20が乗せられることによりそのポートリプリケータ50のコネクタ51と第1ユニット20の底面に備えられているコネクタ(図示せず)とが結合し、第1ユニット20とポートリプリケータ50との間で信号のやりとりが行なわれる。第1ユニット20自体にもI/O端子が備えられているが、このポートリプリケータ50は、そのI/O端子の数を拡張する機能を有している。ポートリプリケータ50に様々なI/O機器を接続しておき、この電子装置10をノートPCとして使用する(ここではこれをノートPCモードと称する)場合には、図4に示すようにしてそのポートリプリケータ50上に第1ユニットが20が乗せられた状態で使用される。ただし、ポートリプリケータ50に接続されているI/O機器を使用する必要がないときは、ポートリプリケータ50から外し図1に示す状態のままでも使用可能である。
図5は、ポートリプリケータに載せたまま第2ユニット30を第1ユニット20上に閉じた状態の電子装置を示す外観斜視図である。
ここでは、第2ユニット30は、表示画面31(図1参照)を第1ユニット20に向けて重ねられた状態にある。ここではこれを第1の閉状態と称する。
図5に示すように、閉状態における第1ユニット20に係止する留め具ユニット33は、第2ユニット30の背面側にも開口331bを有する。この留め具ユニット33の詳細については後述する。
図6は、第2ユニットを第1ユニットに対しほぼ90°回動させた状態を示す外観斜視図である。
第2ユニット30を、この状態を経由し、さらに表示画面32がキーボード21とは反対側を向くように回すことができる。
図7は、第2ユニットが表示画面を上に向けて第1ユニット重ねられた状態を示す外観斜視図である。
第2ユニット30を、図6に示す姿勢を経由してさらに表示画面31がキーボード21とは反対側を向くように回わし、その状態で、その第2ユニット30の、表示画面31に対する裏面を第1ユニット20に向けて第2ユニット30を第1ユニット20に重ねると、図7に示す状態となる。ここでは、この状態を第2の閉状態と称する。この第2の閉状態は、この電子装置10をタブレットPCとして使用する形態であり、ここではこれをタブレットモードと称する。このタブレットモードでは、この電子装置10は、ポートリプリケータ50(図3参照)からは取り外された状態で使用される。
ここで、この表示画面31は、ペンの接触あるいは近接位置を検出するペン入力機能付きの表示画面であり、通常は、このタブレットモードにある電子装置10を一方の腕にかかえ、他方の手にペン(図示せず)を持って表示画面を操作するという使用態様が採用される。このタブレットモードにある電子装置10を腕にかかえたときの視線との関係から、図1に示すノートPCモードと比べ、表示画面31上の表示画像は90°その向きが回転している。
ここで、図7に示すタブレットモードの電子装置10には、その第2ユニット30に留め具ユニット33の開口331aが示されている。この開口331aは表示画面31と同じ側にある開口であり、図1にもその開口331aが示されている。ただし図1ではその開口331aから留め具332aが突出しているが、図7に示すタブレットモードではその開口331aからの留め具の突出はない。この図7に示す状態では、第2ユニット30の背面側の開口331b(図5参照)から別の留め具が突出し、その留め具が図1に示す係止穴251に入り込んで係止された状態にあり、係止解除ボタン252が操作されない限り、第2ユニット30は第1ユニット20に、図7に示す姿勢で係止されたままとなり、全体として1つの板状の筐体を持つタブレットPCとして使用することができる。
[係止ユニットおよび留め具ユニット]
図8は、第1ユニット(図1参照)に備えられた係止ユニット25を示す平面図である。
この係止ユニット25には、係止穴251が形成されており、その係止穴251の中央には係止突起253が横から張り出している。またこの係止穴251に隣接して、係止解除ボタン252が形成されている。この係止解除ボタン252および係止突起253は1つの部品(ここでは係止部品と称する)で形成されており、その中央部分が係止穴251となっている。この係止部品は、枠部品254に収容されバネ255で係止解除ボタン252が突出する方向に付勢されている。
係止突起253の上面はテーパ状に形成されており、係止穴251に第2ユニット(図1参照)に備えられた留め具ユニット33の留め具(例えば図1に示す留め具332a)が入り込むとその留め具が係止突起253の上面のテーパを押しそれによって係止部品がバネ255を縮める方向にスライドして留め具が隙き間251aからその係止突起よりも下に入り、バネ255の付勢により係止解除ボタン252が再び突出して留め具が係止突起の下に入り込みその係止突起253により留め具が係止される。係止解除ボタン252を押すと、その係止部品がバネ255を縮める方向に移動し、留め具を隙き間251aから外してその留め具を係止穴251から取外すことができる。
図9は、第2ユニット30に備えられた留め具ユニットの斜視図、図10は、その留め具ユニットを構成する留め具部材の斜視図、図11は、その留め具ユニットを構成するカバー部材を、一部を切り取って並べて示した図である。
この留め具ユニット33は、留め具部材332とカバー部材333とから構成されている。ここでは先ず留め具部材332について説明する。
図10(A),(B)は、留め具部材332の一方の面(A)ともう一方の面(B)を示している。図10(A),(B)に示すように、この留め具部材332は両面とも同一に形成されている。
この留め具部材332には、互いに90°向きが異なる第1の留め具332aと第2の留め具332bが設けられており、また、それらの境界部分に回転軸となる突起332cが形成されている。また、2つの留め具部材332には、その突起332cから等距離の位置に2つの凹部332d,332eが形成されており、それら2つの凹部332d,332eは、それら2つの凹部332d,332eよりも浅い円弧状の溝332fで繋がれている。
次にカバー部材333について説明する。
図11(A)は、カバー部材の一部を切り欠いて示した図、図11(B)は、その切り欠いた部分の、カバー部材内側の面を示した図である。
このカバー部材333は、対向した2枚の板部333a,333bを有し、それら2枚の板部333a,333bには、図10に示す留め具部材332の突起332cが入り込んでその留め具部材332を回動自在に支持する支持穴333cが形成されている。また、それら2枚の板部333a,333bには、内面に突出した凸部333dが形成されている。この凸部333dは、カバー部材333に留め具部材332を組み込んだとき、その留め具部材332に形成された第1の凹部332dあるいは第2の凹部332eに嵌入し、あるいはその留め具部材332を回動している途中においては、その凸部333dは、円弧状の溝332fに入り込んでいる。また、カバー部材333の両側には固定用の穴が設けられた鍔部333gが設けられている。
カバー部材333に留め具部材332を組み込むときは留め具部材332をカバー部材333の2枚の板部333a,333bの間に押し込む。そうするとその2枚の板部333a,333bが弾性的に少し押し広げられながら留め具部材332がそれら2枚の板部333a,333bの間に入り込み、回転軸となる突起332cが2枚の板部333a,333bの支持穴333cに入り込む。それと同時に、2枚の板部333a,333bの内面に設けられた凸部333dが、留め具部材332の第1の凹部332dあるいは第2の凹部332eに嵌入する。留め具部材332は、この状態で90°回動させることができる。回動の途中ではカバー部材333の凸部333dは円弧状の溝332fに入り込むが、この溝332fは第1の凹部332dや第2の凹部332eよりも浅いため、回動の途中では2枚の板部333a,333bが外側に弾性的に膨らみ、その凸部333dが第1の凹部332dあるいは第2の凹部332eに入り込むときにクリック感を生じることになる。また、第1の凹部332dおよび第2の凹部332eが円弧状の溝332fよりも深いため、その凸部333dが第1の凹部332dあるいは第2の凹部332eに嵌入すると、カバー部材333が留め具部材332を安定的に支持した状態とになり、留め具部材332を回動させるにはある程度の力で回す必要がある。
ここで、このカバー部材333には、2枚の板部333a,33bによって、図9に示す2つの開口331a,331bが形成されている。
それら2つの開口331a,331bのうちの一方の開口331aから第1の留め具332aが突出するように留め具部材332を回動させると、図9(A)に示すように、第1の留め具332aが開口331aから突出するとともに第2の留め具332b(図9(B)参照)が2枚の板部333a,33b(図1参照)の間に収容された状態となり、この状態では、図11に示す凸部333dが図10に示す第1の凹部332dに嵌入した状態となる。
また図9(A)の状態から第1の留め具332aを回すよう操作すると、図11に示す凸部333dが図10に示す第1の凹部332dからクリック感を持って外れ、凸部333dが円弧状の溝332fの上を進み、90°回転すると、図11の凸部333dが図10の第2の凹部332eにクリック感を持って嵌入する。このときには図9(B)に示すように、2つの開口331a,331bのうちの一方の開口331bから第2の留め具332bが突出するとともに、第1の留め具332aは2枚の板部333a,33b間に収容された状態となる。
図4に示す開状態にある電子装置10を図5に示す第1の閉状態に移すには、留め具ユニット33の留め具部材332の第1の留め具332aが表示画面31側の開口331aから突出するように回動しておき(図4参照)、第2ユニット30を、その表示画面31が第1ユニット20側となるように第1ユニット20の上に重ねる。そうすると、その第1の留め具332aが第1ユニット20に備えられた係止ユニット25の係止穴251に入り込み、図8を参照して説明したようにしてその第1の留め具332aが係止ユニット25に係止され、第2ユニット30が第1ユニット20から開かない状態となる。前述したように、係止ユニット25の係止解除ボタン252を押すと、第2ユニット30を開くことができる。
また、図1に示す電子装置10を図1に示す開状態から図7に示す第2の閉状態(タブレットPCモード)に移すときは、図1に示すような開状態にあるときに、留め具ユニット33の留め具部材332の第2の留め具332bが第2ユニット30の背面側の開口331b(図5参照)から突出するように回しておき、第2ユニット30を、その表示画面31が第1ユニット20に対し反対側に向くように回し、第2ユニット30の背面が第1ユニット20に重なるようにその第2ユニット30を第1ユニット20に重ねる。そうすると、今度はその第2の留め具332bが第1ユニット20に備えられた係止ユニット25の係止穴251に入り込んで係止され、図7に示すタブレットモードの状態に固定される。
ここで、留め具部材332は、第1の留め具331aを突出させた姿勢と第2の留め具332bを突出させた姿勢との双方で安定的にカバー部材333に支持されるため、留め具部材332を指で回動した後その留め具部材332から指を離すことができ、ノートPCモード(図1参照)とタブレットモード(図7参照)との間の移行操作を片手で容易に行なうことができる。
次に、留め具ユニットのもう1つの例について説明する。
図12は、もう1つの例の留め具ユニットの斜視図、図13は、その留め具ユニットを構成する留め具部材を示す図、図14は、カバー部材を示す図、図15は、留め具ユニットの組立て手順の説明図である。
ここでは、図9〜図11を参照して説明した留め具ユニットの各構成部分に対応する構成部分には、図9〜図11において付した符号と同一の符号を付して示し、図9〜図11に示す留め具ユニットとの相違点を中心に説明する。
図12(A),(B)は、前述の留め具ユニットの図9(A),(B)に相当する図であり、その機能は前述の留め具ユニットと同一であり重複説明は省略するが、外観上の唯一の相違点として、図12(A),(B)には、軸部材334(図15参照)の頭部334aがあらわれている。この軸部材334については後述する。
留め具部材332は、図13に示すように、第1の留め具332aと第2の留め具332bとの境界部分に、軸部材334(図5参照)が挿通される軸受穴332gが形成されている。図13(A)に示す側の面には、その軸受穴332gの回りに、平ワッシャ335(図15参照)が嵌入する円環状の凹部332hが形成されている。また、図13(B)に示す側の面には、軸受穴332gを取り巻くように、2つの第1の凹部332dと2つの第2の凹部332eが形成されており、それら2つの第1の凹部332dと2つの第2の凹部332eはそれら第1の凹部332dおよび第2の凹部332eよりも浅い、円弧状の溝332fで結ばれている。第1の凹部332dおよび第2の凹部332eは、2つずつ形成されていること、および留め具部材332の一面にのみ形成されているという点で、図9〜図11を参照して説明した留め具ユニットの留め具部材とは異なるが、その作用は同一であり、詳細説明は省略する。
図14は、ここで説明している留め具ユニットを構成するカバー部材を示す図であって、図14(A)は、2枚の板部333a,333bのうちの一方の板部333bを切り欠いて示した図、図14(B)は、その切り欠いた側の板部333bの、内側の面を示した図である。この図14は、前述の留め具ユニットに関する図11に相当する図である。
図11に示すカバー部材との相違点の1つは、2枚の板部333a,333bのうちの一方の板部333aにのみ、図13に示す第1の凹部332dあるいは第2の凹部332eに嵌入する凸部333dが設けられており、かつその凸部333dは、第1の凹部332d,第2の凹部332eがそれぞれ2つずつ形成されることに対応して、2つ形成されている点である。またもう1つの相違点は、もう一方の板部333bの内側の面の、支持穴333cの両側に溝333gが形成されている点である。この溝333gは、留め具部材332を回動させる際にそれら2本の溝333gに挟まれた部分がある程度変形して、波形ワッシャ336(図15参照)のバネの作用を和らげるためのものである。
この留め具ユニットを組み立てるにあたっては、図15に示すようにカバー部材333の間に、留め具部材332と、平ワッシャ335と、バネとして作用する波形ワッシャ336を嵌め込む。このとき、留め具部材332は、図13(B)に示す側の面が板部333aの側を向くように配置する。このように嵌め込んでおいて、それらを軸部材334で貫通する。その軸部材334の先端部334bはEリング337が嵌合する形状となっており、軸部材334の、貫通して突出した先端部334bにEリングが嵌められることにより軸部材334が抜け止めされる。
この構造の留め具ユニットの場合、波形ワッシャ336がバネとして作用するため、カバー部材333自体のバネ性を期待する必要がなく、材料の選定や設計の自由度が向上する。
[開閉センサ]
図1に示すノートPCモードにある電子機器10を、電源が入った状態のまま図5に示す第1の閉状態に閉じると、中の回路はスタンバイ状態に移行し、また、図1に示すノートPCモードにある電子機器10を、図7に示す第2の閉状態に閉じるとノートPCモードにおける表示画面31上の画像の向きが90°回転し、タブレットモードに移行する。このような機能を実現するために、図1に示す電子装置10には、開閉を検知する開閉センサが備えられている。ここではその開閉センサについて説明する。
図16は、図1に示す電子装置10の連結部40の周辺を示す拡大図である。
この図16には、その電子装置10が、図1に示すような、開状態にあってしかも表示画面31がキーボード21側を向いた状態における、キーボード21の奥の部分と表示画面の下の部分のカバーを外した状態が示されている。
第1ユニット20のキーボード21よりも奥側の、連結部40の、第2ユニット30を回動させるための回動軸41に隣接した位置に、第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272を搭載した回路基板28が備えられている。ここでは、第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272の双方を1つの回路基板28に搭載することにより、第1の磁気センサ271と第2の磁気センサ272の相対位置の管理を容易にし、かつ回路基板を1つで済ませることによりコストダウンを図っている。
この回路基板28には、さらに、それら第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272の検出信号を第1ユニット20の内部の回路に伝えるためのコネクタ273が搭載されている。このコネクタ273は、第1ユニット20の内部の回路から延びるリード線の先端に接続されたコネクタ29と組み合い、第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272の検出信号が両コネクタ273,29を介して第1ユニット20の内部の回路に伝達される。
また、第2ユニット30の、表示画面31の下の、この第2ユニット30が図5に示すように閉じられたときに第1の磁気センサ271上に重なる位置に、第1の磁石341が配備されている。ここで、第1の磁石341はケース341aに入っていてそのケース341aの表示画面31が向いた側の開口から露出するように配置されており、表示画面31が向いた側に強い磁力を持っている。
したがって、この電子機器10を、図1に示す開状態から、第2ユニット30が第1ユニット20に表示画面31を向けて重ねることにより図5に示す第1の閉状態に移行すると、第1の磁気センサ271の上に第1の磁石341が重なり、第1の磁気センサ271がその磁力を検出して第1の閉状態になったことが検出される。
また、この第1の磁石341に対し、回動軸41を挟んだ反対側には、第2の磁石342が配備されている。第2の磁石342は、ここではケース342aの背面が示されていて、そのケース342aに収容されている。このケース342aは、表示画面31の背面側に開口(図示せず)を有し第2の磁石342はその開口から表示画面の背面側に向かって露出している。したがって、この第2の磁石342は表示画面の後ろ向きに強い磁力を持っているれ
ここでは、第2の磁石342の位置を示すために回路基板35を持ち上げて示しているが、この回路基板35は、第2の磁石342が収容されたケース342aの背面が隠れる位置に配置される回路基板である。
図17は、図16に示す状態から、第2ユニット30(表示画面31)を180°回し第2ユニット30の背面をキーボード21側に向けた状態を示している。
図17に示すように第2ユニット30の背面を第1ユニット20側に向けると、第2の磁石342は、第2の磁気センサ272に対応した位置に移動する。この第2ユニット30の背面カバーは磁気的にはそこに何も存在しないときとほぼ同程度に磁力をそのまま透過する材質のものであり、第2ユニット30の背面カバー(表示画面31に対する背面)を第1ユニットに向けて第2ユニット30を第1ユニット20に重ねると、第2の磁気センサ272の上にこの背面側に強い磁力を有する第2の磁石342が重なり、第2の閉状態(タブレットモード)への移行が検出される。
図18は、第1ユニット20に対し第2ユニット30を180°に開いた状態を示す図であり、図18(A)は左側面図、図18(B)は平面図、図18(C)は右側面図である。
ここに示す例では、第1ユニット20の厚さ寸法は、22mmであり、第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272は、第1ユニット20のキーボード側の表面から0.8mmだけ奥まった位置にある。また、これら第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272の厚さ寸法は、いずれも2.2mmである。このように、これら第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272は、第1ユニット20の厚みの中の、キーボード側の面に寄った位置に配置されている。
また、ここに示す例では、第2ユニット30の厚さ寸法は12mmであり、第1の磁石341は、その第2ユニット30の表示画面31側の表面から2mmの深さ位置に配置されている。また、その第1の磁石341の厚さ寸法はケース341aを含め5mmである。このように第1の磁石341は、第2ユニット30の厚みの中の表示画面31が向いた側の表面に寄った位置に配置されている。
また、第2の磁石342は、第2ユニット30の背面から0.8mmの位置に配置されており、その第2の磁石342の厚み寸法はケース342aを含め5mmである。このように、この第2の磁石342は、第2ユニット30の厚みの中の背面に寄った位置に配置されている。
したがって第1ユニット20に表示画面31を向けて第2ユニット30を第1ユニット20に重ねた第1の閉状態のときは、第1の磁気センサ271に第1の磁石341が十分に接近して第1の磁気センサ271に強い磁力を与え、第1ユニット20に表示画面31に対する背面を向けて第2ユニット30を第1ユニット20に重ねた第2の閉状態のときは第2の磁気センサ272に第2の磁石342が十分に接近して第2の磁気センサ272に強い磁力を与える。このように、この実施形態によれば、磁気センサに強い磁力を作用させることができ、S/Nの良い開閉センサが実現されている。
尚、ここに示す例では、第1の磁石341および第2の磁石342の残留磁束密度BrはBr=0.41〜0.43(T)のものが用いられており、第1の閉状態に移行するときは、第1ユニット20と第2ユニット30の、連結部40から一番離れた部分(係止ユニット25と留め具ユニット33の近傍)の開き寸法が15mm〜30mmとなったときに第1の磁気センサ271により第1の磁石341の磁力が検知され、第2の閉状態に移行するときは、同じ部分の開き寸法が20mm〜40mmとなったときに、第2の磁気センサ272により第2の磁石342の磁力が検知される。
また、第1の磁気センサ271および第2の磁気センサ272は、いずれもがキーボード21よりも奥の連結部40側にあるため、キーボード操作等の通常の使用状態ではそれらの磁気センサの位置に手首が置かれることは無く、ユーザが磁気ブレスレットを装着していても誤作動する危険性はほとんど皆無である。
[表示パネル固定構造]
図19は、図1に示す電子装置10の第2ユニット30の、組立前の背面カバーと表示パネルの右上隅の部分を示した図である。この図19において、アンテナ64および取付部品65は、背面カバー62に組み込む前の状態を示しており、表示パネル61も正規の取付位置から外れた位置に示されている。
また図20は、図19と同じ部分であって、アンテナ64および取付部品65を正規の位置に配置した状態を示した図、図21は、図19,図20と同じ部分であって、アンテナ64および取付部品65と、さらに表示パネル61を正規の位置に配置した状態を示した図である。
ここには、第2ユニット30(図1参照)の構成要素のうち、表示画面611を有する表示パネル61と、その表示パネル61の背面を覆う背面カバー62が示されている。この表示パネル61の前面は、図1に示す前面カバー63で覆われる。
また、図19に示す様に、アンテナ64は、取付部品65に固定されている。この取付部品65は、アンテナ64の取付けに用いられるほか、表示パネル61の取付けにも兼用されている。ここでは、その取付部品65による、表示パネル61の取り付け方を中心に説明する。
表示パネル61は、ネジ止め用の取付穴612を有する。これに対し、背面カバー62には、表示パネル61を取り付けるためのネジ穴621aを中央に有するボス621が立設している。ただし、このボス621は、表示パネル61の取付穴612が正規に配置される位置とは異なる位置に設けられている。背面カバー62の、表示パネル61が正規の位置に配置されたときの取付穴612と同一の中心軸上には、位置決めピン622が設けられている。背面カバー62には、そのほか、突起623が設けられ、さらに、中央にネジ穴624aが形成されたボス624および中央にネジ穴625aが形成されたボス625が立設している。
一方、アンテナ64が固定された取付部品65には、取付穴651と、位置決め穴652が設けられており、さらに、中央にネジ穴653aが貫通したボス653を備えている。このボス653の中央に貫通したネジ穴653aの底部の開口(図19にあらわれている開口)は、背面カバー62の位置決めピン622に嵌入する位置決め穴として利用され、ボス653の中央に貫通したネジ穴653aの上部の開口(図20にあらわれている開口)は、その上に表示パネル61の取付穴612が配置されてネジ止めされるネジ穴として利用される。
この取付部品65は、図20に示すように配置される。すなわち、取付部品65のボス653の中央に貫通したネジ穴653aの底部開口を背面カバー63に設けられ位置決めピン622(図19参照)に嵌合させる。こうすることにより、背面カバー62に立設したボス621の中央のネジ穴621aの上に取付部品65の取付穴651が配置され、背面カバー62に設けられた突起623が取付部品65の位置決め穴652に入り込む。ここで、取付部品65の位置決め穴652は背面カバー64の突起623が遊嵌するように大きめに形成されており、取付部品65の取付穴651も背面カバー62に立設したボス621中央のネジ穴621の径に対し大きめの寸法に形成されている。これに対し、取付部品65のボス653の中央を貫通するネジ穴653aの径と、背面カバー62の位置決めピン622の寸法を合わせてあり、したがってこの取付部品65のボス653の中央のネジ穴653aが背面カバー62の位置決めピン622に対し正確な位置に配置されることになる。
図21に示すように、取付部品65の取付穴653a(図20参照)の上には、表示パネル61の取付穴612(図20参照)が置かれてネジ止めされる。このとき、表示パネル61の取付穴612と、取付部品65のボス653中央のネジ穴653aと、背面カバー62の位置決めピン622は、同一の中心軸上にある。
ここでは、上記のように、表示パネル61の取付穴612から外れた位置に、背面カバー62の、表示パネル61を取り付けるためのボス621が設けられているが、背面カバー62の、表示パネル61が正規の位置に配置されたときの表示パネル61の取付穴612と同一の中心軸上に位置決めピン622を立てておき、その位置決めピン622に取付部品65の位置決め穴(ボス653中央のネジ穴653aの底部の開口)を嵌入させ、その位置決め穴(底部の開口)と同一の中心軸上にあるネジ穴(ボス653中央のネジ穴653aの上部の開口)に表示パネル61の取付穴612をネジ止めすることにより、表示パネル61は、高い位置精度で正規の位置に固定される。
ここには表示パネル61は一種類のみ表示されているが、同一構造の背面カバーに、取付穴の位置が異なる別の種類の表示パネルが組み込まれることがある。その別の種類の表示パネルは、ボス624(図19参照)中央のネジ穴624aと同一の中心軸上に取付穴が存在し、その表示パネルを組み込むときは直接にネジ穴624aにネジ止めされる。
ここで、図19に示す、背面カバー62の位置決めピン622の位置に、図19に示すタイプの表示パネル61をネジ止めするためのボスを立設すると、そのボスが、ネジ穴624aに直接にネジ止めするタイプの表示パネルと干渉してしまい、ネジ穴624aに直接にネジ止めするタイプ表示パネルを組み込むことができない。そこで、ここでは、図19に示すタイプの表示パネル61の取付穴612に対応する位置には位置決めピン622を立てておき、表示パネル61を背面カバー62に固定するためのネジ穴621aを、別の位置に立設させたボス621に設けておき、その途中を取付部品65で繋ぐように構成したのである。取付部品65で繋ぐにあたり、上述したように背面カバー62の位置決めピン622に、取付部品65のボス652中央のネジ穴653aを嵌め込むように構成したため、背面カバー62に立設したボス中央のネジ穴に直接にネジ止めする構成と同程度に高い位置精度で固定することができる。
ここで、ボス624中央のネジ穴624aに直接ネジ止めするタイプの表示パネルを組み込むときは、アンテナ64を固定する取付部品として、図19に示す構造の取付部品65に代えて、ボス653やそのボス653を固定している板金部分のない取り付け金具が用いられる。これは、背面カバー62の位置決めピン622の位置にボスを立てるとボス624中央のネジ穴に直接ネジ止めするタイプの表示パネルが干渉してしまうことと同じ理由により、その部分にまで取付部品が広がっていると表示バネルの組み込みの邪魔になるからである。
図19〜図21に示すもう1つのボス625は、前カバー63(図1参照)を固定するためのものである。
図19〜図21は、表示パネルの右上の部分の固定構造を示した図であるが、表示パネルの左上の部分の固定構造は、アンテナが存在しない点を除き右上の部分の構造とほぼ同様であり、重複説明になるためここでは右上の部分については図示および説明は省略する。
図22〜図25は、表示パネルの左下の部分の固定構造を示す図である。
これら図22〜図24のうち、図22には、背面カバーと取付部品の構造が示されており、図23には、その取付部品を使って表示パネルを固定した状態が示されている。また、図24には、別のタイプの表示パネルを取り付けるための別のタイプの取付部品の構造が示されており、図25には、図24に示す取付部品を使って、図23に示す表示パネルとは別のタイプの表示パネルと固定した状態が示されている。
図23に示すように、背面カバー62には、取付部品66をネジ止めするためのネジ穴が中央に設けられたボス626が立設しており、さらに2つの位置決めピン627,628が設けられている。この背面カバー62には、さらに、中央にネジ穴629aが形成されたもう1つのボス629と突起630が設けられているが、これらは後述するように別の部品取付用のものであり、表示パネルの固定とは無関係である。
背面カバー62に設けられた2つの位置決めピン627,628のうちの一方の位置決めピン627は、正規の位置に配置したときに丁度この位置決めピン627と同一の中心軸上に取付穴が配置される表示パネルを取り付けるための位置決めピンであり、もう一方の位置決めピン628は、正規の位置に配置したときに丁度その位置決めピン628と同一の中心軸上に取付穴が配置される表示パネルを取り付けるための位置決めピンである。
図22に示す取付部品66は、背面カバー22のボス626の中央のネジ穴(図示せず)にネジ止めされる取付穴(ここでは既にネジ止めされており取付穴はそのネジの下に隠れている。)と、背面カバー62の位置決めピン627に嵌入する位置決め穴661と、表示パネルの取付穴がネジ止めされるネジ穴662とを有する。ここで、この取付部品66は2枚の板が上下に向き合うように折り曲げられた部分66aを有し、その部分66aの下側の板に位置決め穴627が形成され、上側の板にネジ穴662が形成されている。このネジ穴662は、位置決め穴661と同一の中心軸上にある。この取付部品66も、位置決め穴661の径は位置決めピン627の径と合わせてあり、ネジ穴662の位置が高い位置精度で決まる。
図23は、図22に示す取付部品66のネジ穴662に取付穴がネジ止めされる表示パネル61が示されており、その表示パネル61の取付穴(既にネジ止めされているためそのネジに隠れている)と、図22に示す、取付部品66のネジ穴662と、位置決め穴661と、背面カバー62の位置決めピン627が全て同一中心軸上にあり、表示パネル61が高い位置精度でネジ止めされる。
尚、図23に示すように、背面カバー62に設けられたもう1つのボス629および突起630(図22参照)は、その上に別部品が配置され、さらにその上に前面カバー63(図1参照)が配置されて、その前面カバー63が、その別部品とともに、ボス629中央のネジ穴629aにネジ止めされる。
図24に示す取付部品67は、別の種類の表示パネル取付用の取付部品であり、図22に示す取付部品66と同様、背面カバー22のボス626の中央のネジ穴(図示せず)にネジ止めされる取付穴(図22の場合と同様、ここでは既にネジ止めされており、取付穴はそのネジの下に隠れている)が設けられている。またこの図24に示す取付部品67には、その取付部品67の姿勢を保つために位置決めピン661が入り込む切り欠き671が形成されている。さらに、この取付部品67には、中央にネジ穴672aが貫通したボス672が備えられている。このボス672のネジ穴672aの底部の開口は、背面カバー62に設けられた位置決めピン628(図22参照)が嵌入する位置決め穴として用いられ、そのネジ穴672aの、図24に示されている上部の開口は、表示パネルの取付穴をネジ止めするためのネジ穴として用いられる。
図25は、図24に示す取付部品67のボス672のネジ穴に取付穴がネジ止めされた表示パネル61′が示されている。その表示パネル61′の取付穴(既にネジ止めされているためそのネジに隠れている)と、図24に示す取付部品67のボス672のネジ穴672aと、背面カバー62の位置決めピン628が全て同一中心軸上にあり、表示パネル61′が高い位置精度で固定される。
ここで、図22に示す、背面カバー62の2つの位置決めピン627,628の位置にボスを立設していないのは、図19に示す位置決めピン622の位置にボスを立設しないのと同じ理由であり、図22に示す位置決めピン627の位置にボスを立てると図25に示す表示パネル61′と干渉してしまってその表示パネル61′を組み込むことができず、図22に示す位置決めピン628の位置にボスを立てると、図23に示す表示パネル61と干渉してしまってその表示パネル61を組み込むことができないからである。ここでは、表示パネルの取付穴と同一の中心軸上に位置決めピン627,628を設け、位置決めピン627を図22に示す取付部品66の位置決め穴661に嵌入させ、あるいは位置決めピン628を図24に示す取付部品67のボス672のネジ穴662aの底部開口に嵌入させる構成であるため、表示パネルの取付穴の位置とは異なる位置にボスを立ててネジ穴を設けても、表示パネル61,61′を高い位置精度で取り付けることができる。
[外付コイルの配置]
図26は、図1に示す電子装置10の第1ユニット20の底カバー71の一部と、その底カバー上に配備される回路基板72を示した図である。
図1に示す電子装置10の第1ユニット20は、図26に示す底カバー71と、その底カバー71上に配置される回路基板72や図示しないその他の部品と、それらを上から覆う、キーボード21(図1参照)などを含む上カバー73(図1参照)とから構成されている。
図26に示すように、底カバー71には、部品配置用のいくつかの開口711a,711b,711cや空気流通用の空気穴712a,712b,712cが設けられている。
また、回路基板72には、様々な多数の回路が搭載されているが、この回路基板72にはそのうちの1つとして、ここに示す例では4つのDC−DCコンバータが搭載されており、図26には、その他の多数の回路部品とともに、4つのDC−DCコンバータ用の、合計5つの外付コイル721が示されている。
図26には、底カバー71の内側の面と、回路基板72の、底カバー側の面が示されており、この回路基板72は、図26に示す矢印のように、図26に示されている面が底カバー71側を向くように底カバー71上に配置される。
図27は、DC−DCコンバータの概略ブロック図である。
入力電圧Vinには、この電子装置10がAC電源に接続されているときは19V、バッテリ(図示せず)を使用しているときは10.8Vの電圧の電力が供給されて、ゲート回路722に入力される。このゲート回路722は、コントロール回路721による制御の下で例えば250kHz〜400kHz程度の周波数で入力電力をオンオフし外付コイル721を使って所定電圧のDC電力Voutを生成する。大電力を供給する必要のあるDC−DCコンバータの場合は、ゲート回路722や外付コイル721が並列に複数接続される。DC−DCコンバータ自体は広く知られた技術であり、ここでは、このDC−DCコンバータは、例えば250kHz〜400kHz程度の周波数で動作して電力を変換する回路であること、および外付コイル721を使用すること、の説明で足りるため、ここでのDC−DCコンバータに関するこれ以上の詳細説明は省略する。
ここで、表示パネル61(図19〜図21等を参照)は、前述したように、ペン入力機能付きの表示パネルであり、ペンとの間で高周波による通信を行なっているため、外部からの、特に270kHz〜300kHzの周波数やその近傍の周波数のノイズに弱い。これに対し、DC−DCコンバータはその近傍の周波数で動作し外付コイル721がアンテナとなってその周波数帯域のノイズを発生する。
この電子装置10には、通常の使用態様として、図1に示すように第2ユニット30(表示画面31)を立てて使用するノートPCモードと、図7に示すように表示画面31を上にに向けて使用するタブレットモードとが想定されており、ノートPCモードでは、表示画面31は第1ユニット20内の回路基板とは離れており、その回路基板のノイズ源がその表示画面に悪影響を及ぼすおそれは小さい。また図7に示すタブレットモードにおいても、第1ユニット20内の回路基板は表示画面31の背面側に位置しているため、その回路基板からのノイズは表示画面31には伝わりにくい。ところが、これらノートPCモードとタブレットモードのほか、外部にキーボードや表示モニタ等を接続し、この電子装置自体は図5に示すように閉じた状態で使われることがある。この使用態様の場合、第1ユニット20内の回路基板は、表示画面31の前面に位置することになり、また第1ユニット20の上面にはキーボード21等が配置されていて十分なシールド等を行なうことができない。
そこでここでは、図26に示すように、DC−DCコンバータの外付コイル721を回路基板72の底カバー71側を向いた面に搭載する。この外付コイル721は、回路基板72の、その外付コイル721が搭載された側には強いノイズを発生させるが、その回路基板72の、その外付コイル721が搭載された面に対する裏面側にはかなり減衰されたノイズしか伝わらない。ここでは、DC−DCコンバータの外付コイル721を回路基板72の底カバー71側を向いた面に搭載したため、この電子装置が図5に示すように閉じた状態で使用されても、外付コイル721からのノイズによる誤動作が防止される。
尚、ここに示す例では、5個の外付コイル721の全てが回路基板72の底カバー71側の面に搭載されているが、DC−DCコンバータで使用される周波数を、表示パネル61が誤動作しやすい周波数帯域である270kHz〜300kHzから大きく外すことができるときは、そのDC−DCコンバータの外付コイルは必ずしも回路基板72の底カバー側に搭載される必要はない。ここに示す例では、5つの外付コイル721のうち2つは、350kHzおよび400kHzで動作するDC−DCコンバータに使用されている外付コイルであり、その2つの外付コイルについては必ずしも回路基板72の底カバー71側の面ではなく、回路基板72のキーボード21(図1参照)側の面に配置してもよい。
図28は、底カバー側から見た、底カバーと外付コイルとの位置関係を示す図である。
回路基板72上の5つの外付コイル721は、底カバー71の空気穴712aを取り巻く位置に配置されている。DC−DCコンバータは電力を扱う回路であるため外付コイル721が発熱する。この発熱する外付コイル721を空気穴712aの直下(直上)に配置すると空気の流れが妨げられ放熱性がかえって悪化する。そこで、ここでは、それら5つの外付コイル721は、空気穴712aの直下(直上)ではなく、その空気穴712aを取り巻く位置に配置されている。こうすることにより、空気穴712aを通る空気の流れを確保し必要な冷却が行なわれる。
[光ディスクの保護]
図29は、図1に示す電子装置10の、光ディスクドライブ26(図1、図2参照)の制御に関する回路ブロック図である。
ここには、CPU、メモリ等を有する制御部を備えた本体システム81、本体システム81の指示に応じて、図1に示す表示画面31上に、後述する画像を表示する表示部82、前述した磁気センサ271,272および磁石341,342(図16参照)により開状態(図1参照)、第1の閉状態(図5参照)、第2の開状態(図7参照)を区別して検出して本体システム81に伝える開閉検出部83、図3に示すポートリプリケータ50への第1ユニット20の着脱を検出して本体システム81に伝えるポートリプリケータ接続検出部84、および、本体システム81の制御を受けて動作する光ディスクドライブ26が示されている。ここで、ポートリプリケータ接続検出部84は、図3に示すポートリプリケータ50に備えられたコネクタ51と、第1ユニット20の底に設けられた、そのコネクタ51と組み合うコネクタ(図示せず)との結合、分離を、その中の1本のピンの電気的な接断を検出することによって検出するものである。
また光ディスクドライブ26は、図29に示すように、その光ディスクドライブ全体の制御を担うドライブ制御部91、装填されたCDやDVD等の光ディスクをドライブ制御部91の制御の下で回転、停止させるモータ92、図1、図2にも示す、図1の状態にある光ディスクドライブを図2に示すように開く指示を与えるイジェクトボタン262、および、ドライブ制御部91の制御の下でその光ディスクドライブ26を図2に示すようにトレーを外部に突出させるイジェクト機構93を有する。なお、図1に示す電子装置10では光ディスクドライブとしてトレーローディング方式のドライブを採用しているが、トレーを用いない他の方式のドライブについても本発明の制御を適用可能であることは言うまでもない。また、光ディスク以外にフロッピーディスク(登録商標)、MO等のその他の記憶媒体のためのドライブについても本発明の制御は適用可能である。
本体システム81では、開閉検出部83とポートリプリケータ接続検出部84の検出結果により、図1の電子装置10が図7に示すようなタブレットモードにあるか否かが判定される。
ここでは一例として、ポートリプリケータ接続検出部84により、図4、図5に示すように電子装置10がポートリプリケータ50に接続されている状態から図1に示すようにポートリプリケータ50から外された状態に移行したことが検出され、かつ、開閉検出部83により、図7に示すような第2の閉状態が検出されたときに、タブレットモードに移行したものと判定され、開閉検出部83により第2の図7に示すような閉状態が検出されなくなったとき、あるいはポートリプリケータ接続検出部84により図3に示すポートリプリケータ50に接続されたことが検出されたときは、タブレットモードではなくなったものと判定される。ただし、光ディスクドライブ26の制御に関する一層の安全のために、ポートリプリケータ接続検出部84によるポートリプリケータから外されたことの検出と、開閉検出部83による図7に示す第2の閉状態の検出との一方の検出をもって、光ディスクドライブ26の制御に関しては、タブレットモードに移行したものと判定してもよい。
本体システム81により、タブレットモードに移行したこと、あるいはタブレットモードから外れたことが判定されると、この判定結果は光ディスクドライブ26のドライブ制御部91に伝えられる。ドライブ制御部91は本体システム81からタブレットモードに移行したことが伝えられると、モータ92を、現在回転中のときは直ちに停止した上で、回転を禁止し、イジェクトボタン262が押されても、イジェクト機構93による、光ディスクドライブの、図2に示すように開く動作を禁止する。
本体システム81から、タブレットモードから外れたことが通知されると、ドライブ制御部91は、本体システム81からのアクセス要求に応じてモータ92を回転して光ディスクのアクセスを可能とし、またイジェクトボタン262の操作を受け付けてイジェクト機構93に光ディスクドライブを図2に示すように開くよう指示する。
また、本体システム81は、タブレットモードへの移行に応じて、表示部82に、光ディスクのアクセスが禁止されている旨表示させる。
図30は、検出結果が変化したときに本体システム内のCPUで動作するプログラムの概略フローチャートである。
このプログラムは、図29に示す開閉検出部83による開閉検出あるいはポートリプリケータ接続検出部84によるポートリプリケータ50の着脱検出があったときに動作するプログラムである。
このプログラムでは先ず、タブレットモードであるか否かが判定され(ステップa)、タブレットモードにあるときは、タブレットモードにあることの通知、すなわち、モータ92による光ディスクの回転駆動禁止(ステップb1)とイジェクト禁止(ステップb2)の指示がなされ、さらに光ディスクドライブ26が使用不能状態にある旨の表示が指示される(ステップb3)。
一方、ステップaにおいてタブレットモードではないと判定されると、タブレットモードではないことの通知、すなわち、モータ92による光ディスクの駆動禁止の解除(ステップc1)とイジェクト禁止の解除(ステップc2)の指示がなされ、さらに光ディスクドライブ26の使用不能の表示消去が指示される(ステップc3)。
以下では、光ディスクドライブ26の使用禁止、禁止解除に伴う各種画面例を説明する。
図31は光ディスクドライブ26の使用禁止、禁止解除の機能を利用するか否かを設定する設定画面を示す図である。
ここでは、「Lock CD/DVD drive when the unit is in tablet mode」の欄にチェックを入れて「OK」ボタンを押すことにより、図30のフローに従う機能を利用することが設定される。
図32は、光ディスクドライブが使用禁止状態に移行したときに表示される画面例を示す図である。
ここでは、画面上に光ディスクドライブが使用禁止状態にあることを示すアイコンが表示され、さらにその使用禁止状態に移行したことを説明する吹き出しが一定時間表示される。図33は、光ディスクドライブが現在使用禁止状態にあることを表わす画面例を示す図である。
図33(A)には、光ディスクドライブが現在使用禁止状態にあることを表わすアイコンが表示されており、そのアイコンに表示画面上のカーソルを当てると図33(B)に示すようにそのアイコンの説明が一定時間表示される。
図34は、光ディスクドライブの使用禁止を強制解除するときの画面例を示す図である。
図34(A)は、光ディスクドライブが使用禁止状態にあることを表わすアイコンをクリックしたときに表われる画面であり、図34(B)は、その中の「Unlock the CD/DVD Drive for the tablet session」をクリックしたときの画面である。
この「Unlock the CD/DVD Drive for the tablet session」をクリックするのは、タブレットモードであっても光ディスクドライブ26を使用可能とするためのユーザ操作である。
図35は、図34(B)に示すように、「Unlock the CD/DVD Drive for the tablet session」をクリックした後に表われる画面例を示す図である。
その画面は、念のため、光ディスクドライブ26を本当に使用可能としてもよいか確認するための画面であり、この画面で「yes」をクリックすると光ディスクドライブ26が使用可能となる。
図36は、光ディスクドライブ26の使用禁止が強制解除になったことを通知する画面例を表わす図である。
図35の画面上で「yes」をクリックすると、光ディスクドライブ26の使用禁止が強制的に解除されて光ディスクドライブ26が使用可能状態となり、ユーザには、図36の画面が一定時間表示されることで、光ディスクドライブ26が使用可能となったことが通知される。
図37は図31に示す設定画面上で、「Lock CD/DVD drive when the unit is in tablet mode」のチェックを外して、図30のフローに従う機能、すなわち、タブレットモードにあるときに光ディスクドライブ26を使用禁止するという機能自体を無効にしようとしたときの警告画面を表わす図である。
この警告画面上で「OK」ボタンをクリックすることにより本機能を無効にすることができる。
光ディスクドライブには、光ディスクを回転駆動するときの姿勢が規定されており、その規定された姿勢から外れた姿勢で駆動すると正しいアクセスが行なわれないおそれがあり、さらに、光ディスクあるいは光ディスクドライブが破損するおそれがある。
ここでは、上記のようにタブレットモードに移行したときに光ディスクドライブによるモータ回転(光ディスクの駆動)を禁止したため、その光ディスクドライブに光ディスクが装填されていたとしても破損を免がれることができる。また、タブレットモードでは、そのイジェクトボタン262(図1参照)が備えられる側面をユーザの腹に当ててその電子装置10を腕にかかえた状態で使用されることが多いが、ここではタブレットモードではイジェクトボタンの操作も無効にしているため、光ディスクドライブが不用意に開いて中に装填されている光ディスクが落下して破損してしまうことも防止される。
また、本機能による制御は、例えば、特開2001−69391号公報、特開2001−92564号公報、特開2001−125662号公報、特闘2001−125680号公報に関示されるようなトレーやその主機能部材が電子装置に対する収容状態および突出状態に移動される拡張装置にも適用可能である。このような拡張装置を備えた電子装置に本機能による制御によれば、電子装置のタブレットモードでの操作時または電源が入った状態での持ち運び時に拡張装置からトレーや主機能部材が電子装置から突出することを防止でき、作業や持ち運びの妨げを防ぐことができる。
また、上記本機能による制御は、二軸ではなく一つの軸で第1ユニットと第2ユニットが連結された電子装置にも適用可能であり、電源投入状態で第1ユニットと第2ユニットを閉状態とされた電子装置が持ち歩かれているときなどに、上記と同様に、上記問題点の発生を防止し本機能による効果を生じることが可能である。
以下、本発明の各種態様を付記する。
(付記1)
第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置において、
記憶媒体が操作に応じて装填、取外しされ、装填された記憶媒体を駆動してアクセスする媒体ドライブと、
前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢に応じて、前記媒体ドライブに対する操作および/または該媒体ドライブによる記憶媒体の駆動を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する動作禁止部とを備えたことを特徴とする電子装置。
(付記2)
前記第1ユニットは第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
前記動作禁止部が、前記姿勢に応じるとともに前記第1ユニットの前記第3ユニットへの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記3)
前記第1ユニットは第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
前記動作禁止部が、前記姿勢に応じることに代わり、前記第1ユニットの前記第3ユニットへの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記4)
前記動作禁止部により前記動作禁止モードが設定されている間、表示画面に前記媒体ドライブが使用不能である旨の表示を行なう表示部を備えたことを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記5)
前記動作禁止部は、前記動作禁止モードにあるときに該動作禁止モードの解除を指示する解除指示操作を受け付けて該動作禁止モードを解除するものであることを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記6)
前記第1ユニットはキーボードを有し、前記第2ユニットは表示両面を有することを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記7)
前記連結部は、前記第1ユニットに対し開閉自在であると共に回動自在に支持する二軸の連結部であることを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記8)
第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置において、
前記第1ユニットに設けられ、該第1ユニットに対して収容状態および突出状態に移動するユニットを有する拡張装置と、
前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢に応じて、前記拡張装置のユニットを前記収容状態から前記突出状態への移動を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する動作禁止部とを備えたことを特徴とする電子装置。
(付記9)
前記第1ユニットは第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
前記動作禁止部が、前記姿勢に応じるとともに前記第1ユニットの前記第3ユニットヘの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする付記8記載の電子装置。
(付記10)
前記第1ユニットは第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
前記動作禁止部が、前記婆勢に応じることに代わり、前記第1ユニットの前記第3ユニットヘの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする付記8記載の電子装置。
(付記11)
前記動作禁止部は、前記動作禁止モードにあるときに該動作禁止モードの解除を指示する解除指示操作を受け付けて該動作禁止モードを解除するものであることを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記12)
前記第1ユニットはキーボードを有し、前記第2ユニットは表示画面を有することを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記13)
前記連結部は、前記第1ユニットに対し開閉自在であると共に回動自在に支持する二軸の連結部であることを特徴とする付記1記載の電子装置。
(付記14)
第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置で実行される制御プログラムにおいて、
前記電子装置は、記憶媒体が操作に応じて装填、取外しされ、装填された記憶媒体を駆動してアクセスする媒体ドライブを更に備え、該電子装置に、
前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢を検出する手順と、
前記姿勢に応じて、前記媒体ドライブに対する操作および/または該媒体ドライブによる記億媒体の駆動を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する手順と、
を実行させるためのプログラム。
(付記15)
第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結された第2ユニットとを備えた電子装置で実行される制御プログラムにおいて、
前記電子装置は、前記第1ユニットに設けられ、該第1ユニットに対して収容状態および突出状態に移動するウイニットを有する拡張装置を更に備え、該電子装置に、
前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢を検出する手順と、
前記姿勢に応じて、前記拡張装置のユニットを前記収容状態から前記突出状態への移動、を禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する手順と、
を実行させるためのプログラム。
電子装置の外観斜視図である。 図1と同じ電子装置の、光ディスクドライブ26が開いた状態を示した外観斜視図である。 図1,図2に示す電子装置に付属するポートリプリケータの外観斜視図である。 図1に示す電子装置の第1ユニットが図3に示すポートリプリケータと結合した状態を示す外観斜視図である。 ポートリプリケータに載せたまま第2ユニット30を第1ユニット10上に閉じた状態の電子装置を示す外観斜視図である。 第2ユニットを第1ユニットに対しほぼ90°回わした状態を示す外観斜視図である。 第2ユニットが表示画面を上に向けて第1ユニットに重ねられた状態を示す外観斜視図である。 第1ユニット(図1参照)に備えられた係止ユニットを示す斜視図である。 第2ユニットに備えられた留め具ユニットの斜視図である。 留め具ユニットを構成する留め具部材の斜視図である。 留め具ユニットを構成するカバー部材を、一部を切り取って並べて示した図である。 もう1つの例の留め具ユニットの斜視図である。 留め具ユニットを構成する留め具部材を示す図である。 カバー部材を示す図である。 留め具ユニットの組立て手順の説明図である。 図1に示す電子装置の連結部の周辺を示す拡大図である。 図16に示す状態から第2ユニット(表示画面)を180°回わし第2ユニット30の背面をキーボード側に向けた状態を示した図である。 第1ユニットに対し第2ユニットを180°開いた状態を示す図である。 図1に示す電子装置の第2ユニットの、組立前の背面カバーと表示パネルの右上隅の部分を示した図である。 図19と同じ部分であって、アンテナおよび取付部品を正規の位置に配置した状態を示した図である。 図19,図20と同じ部分であって、アンテナおよび取付部品と、さらに表示パネルを正規の位置に配置した状態を示した図である。 表示パネルの左下の部分の固定構造を示す図である。 表示パネルの左下の部分の固定構造を示す図である。 表示パネルの左下の部分の固定構造を示す図である。 表示パネルの左下の部分の固定構造を示す図である。 図1に示す電子装置の第1ユニットの底カバーの一部と、その底カバー上に配備される回路基板を示した図である。 DC−DCコンバータの概略ブロック図である。 底カバー側から見た、底カバーと外付コイルとの位置関係を示す図である。 図1に示す電子装置の、光ディスクドライブの制御に関する回路ブロック図である。 検出結果が変化したときに本体システム内のCPUで動作するプログラムの概略フローチャートである。 光ディスクドライブの使用禁止、禁止解除の機能を利用するか否かを設定する設定画面を示す図である。 光ディスクドライブが使用禁止状態に移行したときに表示される画面例を示す図である。 光ディスクドライブが現在使用禁止状態にあることを表わす画面例を示す図である。 光ディスクドライブの使用禁止を強制解除するときの画面例を示す図である。 図34(B)に示すように、光ディスクドライブの使用禁止を強制解除しようとしたときに表われる画面例を示す図である。 光ディスクドライブが使用禁止が強制解除になったことを通知する画面例を表わす図である。 タブレットモードにあるときに光ディスクドライブを使用禁止するという機能自体を無効にしようとしたときの警告画面を表わす図である。
符号の説明
10 電子装置
20 第1ユニット
21 キーボード
22 トラックパッド
23 左クリックボタン
24 右クリックボタン
25 係止ユニット
251 係止穴
251a 隙き間
252 係止解除ボタン
253 係止突起
254 枠部品
255 バネ
26 光ディスクドライブ
261 開閉蓋
262 イジェクトボタン
271 第1の磁気センサ
272 第2の磁気センサ
273 コネクタ
28 回路基板
29 コネクタ
30 第2ユニット
31 表示画面
32 押ボタン
33 留め具ユニット
331a,331b 開口
332 留め具部材
332a 留め具
333 カバー部材
341 第1の磁石
341a ケース
342 第2の磁石
342a ケース
35 回路基板
40 二軸の連結部
41 回動軸
50 ポートリプリケータ
51 コネクタ
61 表示パネル
611 表示画面
612 取付穴
621 ボス
621a ネジ穴
622 位置決めピン
626 ボス
627 位置決めピン
628 位置決めピン
65 取付部品
651 取付穴
652 位置決め穴
653 ボス
653a ネジ穴
66 取付部品
661 位置決め穴
662 ネジ穴
67 取付部品
671 切り欠き
672 ボス
672a ネジ穴
71 底カバー
712a 空気穴
72 回路基板
721 外付コイル
81 本体システム
82 表示部
83 開閉検出部
84 ポートリプリケータ接続検出部
91 ドライブ制御部
92 モータ
93 イジェクト機構

Claims (15)

  1. 情報処理を実行する処理回路を内蔵しキーボードを有する第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結され表示画面を有する第2ユニットとを備えた電子装置において、
    記憶媒体が操作に応じて装填、取外しされ、装填された記憶媒体を駆動してアクセスする媒体ドライブと、
    利用者が当該電子装置を通常利用できる動作状態での前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢が、前記表示画面に対する裏面が前記キーボードに対面した状態に該第2ユニットが該第1ユニットに重ねられた第1の姿勢と、該第2ユニットが該第1ユニットに対して立てられて且つ該表示画面が該キーボード側を向いている第2の姿勢とのうち前記第1の姿勢にあるか否かに応じて、前記媒体ドライブに対する操作および/または該媒体ドライブによる記憶媒体の駆動を前記処理回路での情報処理の実行を許したまま禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する動作禁止部とを備えたことを特徴とする電子装置。
  2. 前記第1ユニットは、該第1ユニットが載せられることで該第1ユニットに電気的に接続する接続部を有した第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
    前記動作禁止部が、前記第2ユニットの姿勢が前記第1の姿勢にあるか否かに応じるとともに前記第1ユニットの前記第3ユニットへの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記第1ユニットは、該第1ユニットが載せられることで該第1ユニットに電気的に接続する接続部を有した第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
    前記動作禁止部が、前記第2ユニットの姿勢が前記第1の姿勢にあるか否かに応じることに代わり、前記第1ユニットの前記第3ユニットへの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  4. 前記第3ユニットが、前記第1ユニットの前記処理回路で使用される、当該電子装置の拡張装置であることを特徴とする請求項2又は3記載の電子装置。
  5. 前記動作禁止部により前記動作禁止モードが設定されている間、前記表示画面に前記媒体ドライブが使用不能である旨の表示を行なう表示部を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  6. 前記動作禁止部は、前記動作禁止モードにあるときに該動作禁止モードの解除を指示する解除指示操作を受け付けて該動作禁止モードを解除するものであることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  7. 前記連結部は、前記第1ユニットに対し開閉自在であると共に回動自在に支持する二軸の連結部であることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  8. 情報処理を実行する処理回路を内蔵しキーボードを有する第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結され表示画面を有する第2ユニットとを備えた電子装置において、
    前記第1ユニットに設けられ、該第1ユニットに対して収容状態および突出状態に移動するユニットを有する拡張装置と、
    利用者が当該電子装置を通常利用できる動作状態での前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢が、前記表示画面に対する裏面が前記キーボードに対面した状態に該第2ユニットが該第1ユニットに重ねられた第1の姿勢と、該第2ユニットが該第1ユニットに対して立てられて且つ該表示画面が該キーボード側を向いている第2の姿勢とのうち前記第1の姿勢にあるか否かに応じて、前記拡張装置のユニットを前記収容状態から前記突出状態への移動を前記処理回路での情報処理の実行を許したまま禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する動作禁止部とを備えたことを特徴とする電子装置。
  9. 前記第1ユニットは、該第1ユニットが載せられることで該第1ユニットに電気的に接続する接続部を有した第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
    前記動作禁止部が、前記第2ユニットの姿勢が前記第1の姿勢にあるか否かに応じるとともに前記第1ユニットの前記第3ユニットヘの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする請求項8記載の電子装置。
  10. 前記第1ユニットは、該第1ユニットが載せられることで該第1ユニットに電気的に接続する接続部を有した第3ユニットに着脱自在に装着可能であり、
    前記動作禁止部が、前記第2ユニットの姿勢が前記第1の姿勢にあるか否かに応じることに代わり、前記第1ユニットの前記第3ユニットヘの着脱に応じて、前記動作禁止モードを設定あるいは解除するものであることを特徴とする請求項記載の電子装置。
  11. 前記第3ユニットが、前記第1ユニットの前記処理回路で使用される、当該電子装置の拡張装置であることを特徴とする請求項9又は10記載の電子装置。
  12. 前記動作禁止部は、前記動作禁止モードにあるときに該動作禁止モードの解除を指示する解除指示操作を受け付けて該動作禁止モードを解除するものであることを特徴とする請求項8記載の電子装置。
  13. 前記連結部は、前記第1ユニットに対し開閉自在であると共に回動自在に支持する二軸の連結部であることを特徴とする請求項8記載の電子装置。
  14. 情報処理を実行する処理回路を内蔵しキーボードを有する第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結され表示画面を有する第2ユニットとを備えた電子装置で実行される制御プログラムにおいて、
    前記電子装置は、記憶媒体が操作に応じて装填、取外しされ、装填された記憶媒体を駆動してアクセスする媒体ドライブを更に備え、該電子装置に、
    利用者が当該電子装置を通常利用できる動作状態での前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢を検出する手順と、
    前記第2ユニットの姿勢が、前記表示画面に対する裏面が前記キーボードに対面した状態に該第2ユニットが前記第1ユニットに重ねられた第1の姿勢と、該第2ユニットが該第1ユニットに対して立てられて且つ該表示画面が該キーボード側を向いている第2の姿勢とのうち前記第1の姿勢にあるか否かに応じて、前記媒体ドライブに対する操作および/または該媒体ドライブによる記億媒体の駆動を前記処理回路での情報処理の実行を許したまま禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
  15. 情報処理を実行する処理回路を内蔵しキーボードを有する第1ユニットと、該第1ユニットに対し開閉自在に支持する連結部を介して連結され表示画面を有する第2ユニットとを備えた電子装置で実行される制御プログラムにおいて、
    前記電子装置は、前記第1ユニットに設けられ、該第1ユニットに対して収容状態および突出状態に移動するユニットを有する拡張装置を更に備え、該電子装置に、
    利用者が当該電子装置を通常利用できる動作状態での前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの姿勢を検出する手順と、
    前記第2ユニットの姿勢が、前記表示画面に対する裏面が前記キーボードに対面した状態に該第2ユニットが前記第1ユニットに重ねられた第1の姿勢と、該第2ユニットが該第1ユニットに対して立てられて且つ該表示画面が該キーボード側を向いている第2の姿勢とのうち前記第1の姿勢にあるか否かに応じて、前記拡張装置のユニットを前記収容状態から前記突出状態への移動を前記処理回路での情報処理の実行を許したまま禁止する動作禁止モードを設定あるいは解除する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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