JP4799478B2 - 温度調整装置 - Google Patents

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この発明は、機器を設置した機器設置空間の温度を調整し、前記機器の使用環境温度を所定範囲に調整する温度調整装置に関するものである。
下記特許文献1には、寒冷地において効率的な冷房を可能にする外気冷房方法が開示されている。この外部冷房方法は、建物の内部において、多数の人が収容され、または多くのOA機器が設置された発熱量の大きな室内空間を、外部空気を利用して冷却するものであり、とくに室内空間の温度よりも温度の低い外部空気を導入し、室内空間の空気と混合することにより、空調機の負荷を減少させ、また設備の小型化を図るものである。
また、機器を設置した機器設置空間の温度調整装置では、温度を細かく調整する場合には、機器設置空間の温度をモニタしながら、熱源の発熱量を制御することが行なわれ、簡単なものでは、バイメタルを使用したスイッチング機構により、熱源をオンオフすることが行なわれている。
特開2006−132851号公報
機器を設置した機器設置空間の温度を調整し、機器の使用環境温度を所定範囲に調整する場合、機器の使用環境温度が所定範囲よりも低くなるような環境では、電気ヒータなどの熱源により、機器設置空間の空気を加熱する必要があり、また、機器の使用環境温度が、所定範囲を超えて上昇しないように、熱源の発熱量を制御する必要がある。この熱源の発熱量の制御には、機器設置空間の温度をモニタし、その温度を所定範囲に調整するように、熱源の発熱量を制御する。
しかし、機器の使用環境温度は、実際には所定範囲に調整されるだけで、細かな温度調整は不要な場合が殆んどであり、したがって、温度調整機能を持たない安価な熱源を使用し、機器の使用環境温度を容易に所定範囲に調整する温度調整装置の実現が望まれる。
この発明は、温度調整機能を持たない安価な熱源を使用して、機器の使用環境温度を所定範囲に調整することのできる温度調整装置を提案するものである。
この発明の第1の観点による温度調整装置は、機器を設置した機器設置空間の温度を調整し、前記機器の使用環境温度を所定範囲に調整する温度調整装置であって、前記機器設置空間内に配置され前記機器設置空間内の空気循環経路に沿って空気を循環させる送風機と、前記機器設置空間と外部を連通し前記空気循環経路に外部空気を導入する空気導入口と、前記機器設置空間と外部を連通し前記空気循環経路から外部へ空気を排出する空気排出口と、前記空気導入口の開口率を調整しこの空気導入口から前記空気循環経路に導入される外部空気量を調整する給気調整手段と、前記空気排出口の開口率を調整し前記空気循環経路から前記空気排出口を通り外部へ排気される排気空気量を調整する排気調整手段と、前記機器設置空間内に配置され一定の発熱量で前記空気循環経路を循環する空気を加熱する熱源とを備え、前記給気調整手段と前記排気調整手段は、それぞれ前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を実質的に同じ値に調整するように構成され、前記給気調整手段と前記排気調整手段により、前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を所定値に調整することにより、前記機器設置空間の温度を調整することを特徴とする。
また、この発明の第2の観点による温度調整装置は、機器を設置した機器設置空間の温度を調整し、前記機器の使用環境温度を所定範囲に調整する温度調整装置であって、前記機器設置空間を含む空気循環経路を形成する循環空気ダクトと、前記空気循環経路に沿って空気を循環させる送風機と、前記循環空気ダクトに設けられ前記空気循環経路に外部空気を導入する空気導入口と、前記循環空気ダクトに設けられ前記空気循環経路から外部へ空気を排出する空気排出口と、前記空気導入口の開口率を調整しこの空気導入口から前記空気循環経路に導入される外部空気量を調整する給気調整手段と、前記空気排出口の開口率を調整し前記空気循環経路から前記空気排出口を通り外部へ排気される排出空気量を調整する排気調整手段と、一定の発熱量で前記空気循環経路を循環する空気を加熱する熱源とを備え、前記給気調整手段と前記排気調整手段は、それぞれ前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を実質的に同じ値に調整するように構成され、前記給気調整手段と前記排気調整手段により、前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を所定値に調整することにより、前記機器設置空間の温度を調整することを特徴とする。
この発明の第1の観点による温度調整装置では、機器設置空間内に配置され前記機器設置空間内の空気循環経路に沿って空気を循環させる送風機と、前記機器設置空間と外部を連通し前記空気循環経路に外部空気を導入する空気導入口と、前記機器設置空間と外部を連通し前記空気循環経路から外部へ空気を排出する空気排出口と、前記空気導入口の開口率を調整しこの空気導入口から前記空気循環経路に導入される外部空気量を調整する給気調整手段と、前記空気排出口の開口率を調整し前記空気循環経路から前記空気排出口を通り外部へ排気される排出空気量を調整する排気調整手段と、前記機器設置空間内に配置され一定の発熱量で前記空気循環経路を循環する空気を加熱する熱源とを備え、前記給気調整手段と前記排気調整手段は、それぞれ前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を実質的に同じ値に調整するように構成され、前記給気調整手段と前記排気調整手段により、前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を所定値に調整することにより、前記機器設置空間の温度を調整するので、温度調整機能を持たない安価な熱源を使用して、機器の使用環境温度を所定範囲に調整することができる。
また、この発明の第2の観点による温度調整装置では、機器設置空間を含む空気循環経路を形成する循環空気ダクトと、前記空気循環経路に沿って空気を循環させる送風機と、前記循環空気ダクトに設けられ前記空気循環経路に外部空気を導入する空気導入口と、前記循環空気ダクトに設けられ前記空気循環経路から外部へ空気を排出する空気排出口と、前記空気導入口の開口率を調整しこの空気導入口から前記空気循環経路に導入される外部空気量を調整する給気調整手段と、前記空気排出口の開口率を調整し前記空気循環経路から前記空気排出口を通り外部へ排気される排出空気量を調整する排気調整手段と、一定の発熱量で前記空気循環経路を循環する空気を加熱する熱源とを備え、前記給気調整手段と前記排気調整手段は、それぞれ前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を実質的に同じ値に調整するように構成され、前記給気調整手段と前記排気調整手段により、前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を所定値に調整することにより、前記機器設置空間の温度を調整するので、温度調整機能を持たない安価な熱源を使用して、機器の使用環境温度を所定範囲に調整することができる。
以下この発明のいくつかの実施の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明による温度調整装置の実施の形態1を示す構成図である。この実施の形態1の温度調整装置は、この発明の第1の観点による温度調整装置であり、外囲構造10を有し、この外囲構造10の内部に機器設置空間15を構成し、この機器設置空間15内に、機器20と、送風機21と熱源23を配置する。
外囲構造10は、建物または容器で構成される。外囲構造10が建物である場合には、機器設置空間15は、その建物内の部屋であり、また、外囲構造10が容器である場合には、機器設置空間15は、その容器内の内部空間である。外囲構造10は、上壁11と、下壁12と、側壁13、14を有する。機器20は、下壁12上に設置され、送風機21と熱源23も、下壁12上に配置される。
機器20は、例えば空調機用のコンプレッサであり、圧縮機とそれを駆動する電気モータを内蔵する。この機器20は、その使用環境温度を所定範囲に維持して、運転する必要がある。
送風機21は、機器20と間隔を置いて配置される。この送風機21は、一定の送風能力で運転され、機器設置空間15内に空気循環経路APを形成し、この空気循環経路APに沿って、機器設置空間15の内部空気A1を循環させる。この内部空気A1は、送風機21から機器20に向かって、下壁12に沿って送風され、まず側壁14に当たって上方に曲がり、上壁11に当たって左方に曲がり、さらに側壁13に当たって下方に曲がり、結果として、空気循環経路APに沿って機器設置空間15を循環する。
熱源23は、空気循環経路APに位置するように配置される。具体的には、熱源23は、機器20と送風機21の間に、送風機21に近接して配置される。この熱源23は、例えば電気ヒータ、具体的には温度調整機能を持たない安価な電気ヒータで構成され、一定の発熱量で、空気循環経路APを循環する内部空気A1を加熱する。
外囲構造10の側壁13には、空気導入口31と、空気排出口33が設けられる。空気導入口31は、側壁13の下部に、送風機21と対向するように形成される。この空気導入口31は、外囲構造10内の機器設置空間15と外囲構造10の外部とを連通し、外囲構造10の外部に存在する外部空気A2を機器設置空間15内の空気循環経路APに導入し、内部空気A1に対して外部空気A2を混合する。この外部空気A2は、空気導入口31から送風機21によって空気循環経路APに導入され、内部空気A1に混合される。空気排出口33は、空気導入口31の上部に形成される。この空気排出口33は、外囲構造10の内部の機器設置空間15と外囲器10の外部とを連通し、内部空気A1の一部を、排出空気A3として外囲構造10の外部に排出する。
空気導入口31には、給気調整手段35が付設され、また、空気排出口33には、排気調整手段37が付設される。給気調整手段35は、空気導入口31の開口率φを調整する調整弁であり、空気循環経路APに導入される外部空気A2の外部空気量を調整する。排気調整手段37は、空気排出口33の開口率φを調整する調整弁であり、空気排出口33から排出される排気空気A3の排気空気量を調整する。
外囲器10は、空気導入口31と空気排出口33以外の部分では、外部と連通しておらず、実質的に密封される。空気導入口31と空気排出口33は、互いにほぼ同じ開口面積Sを持って構成される。給気調整手段35と排気調整手段37は互いに連動し、空気導入口31と空気排出口33を同じ開口率φ(%)で調整し、それらの実質開口面積S×φを調整する。具体的には、給気調整手段35が空気導入口31の開口率をφ(%)に調整したときに、排気調整手段37も空気排出口33の開口率をφ(%)に調整する。
実施の形態1の温度調整装置では、熱源23が、温度調整機能を持たず、一定の加熱量で内部空気A1を加熱する。機器設置空間15の温度は、内部空気A1に対する熱の収支により決定される。この内部空気A1に対する熱の収支について、以下詳しく説明する。
図2は、実施の形態1の温度調整装置における熱量Q1、Q2、Q3、Q4を含む機能ブロック図である。熱量Q1、Q2、Q3、Q4およびそれらに関連する物理定数、変数を次の通り定義する。
Q1:外部空気A2の導入により機器設置空間15に取込まれる熱量。
Q2:排出空気A3により機器設置空間15から外部へ排出される熱量。
Q3:機器設置空間15で発生する熱量、すなわち熱源23による加熱量。
Q4:排出空気A3以外により機器設置空間15から外部へ排出される熱量、すなわち外囲構造10の上壁11、下壁12、側壁13、14から外部に放出される熱量。
T1:機器設置空間15の内部空気A1の温度。
T2:外部空気A2の温度。
ΔT:温度T1、T2の温度差(T1−T2)。
Cp:空気の比熱。
φ:給気調整手段35および排気調整手段37によって調整される空気導入口31および空気排出口33の開口率。
Vo:開口率φを100%としたときに、空気導入口31および空気排出口33から導入および排出される単位時間当たりの空気の容積。
ΔV:開口率φのときに、空気導入口31および空気排出口33から導入および排出される単位時間当たりの空気の容積ΔV=φ×Vo。
機器設置空間15の内部空気A1の温度T1を一定とすると、次の(1)式が成立する。
Q1−Q2+Q3−Q4=0 (1)
また、Q1、Q2の間には、次の(2)式の関係がある。
Q1−Q2=Cp×ΔV×ΔT (2)
さらに、Q4は温度差ΔT=(T1−T2)に比例するので、その比例係数をhとすると、次の(3)式が得られる。
Q4=h×ΔT (3)
(1)(2)(3)式を整理すると、開口率φは、次の(4)式で表わされる。
φ=(h×ΔT−Q3)/(Cp×Vo×ΔT) (4)
式(4)において、比例定数hは外囲構造10によって決まる定数である。また、開口率φを100%としたときに、空気導入口31および空気排出口33から導入および排出される単位時間当たりの空気の容積Voは、空気導入口31と空気排出口33の開口面積Sと送風機21の送風能力で決まり、送風機21の送風能力は一定であるので、Voも定数である。加えて、空気の比熱Cpは既知であり、また、機器設置空間15で発生する熱量Q3は、熱源23により与えられる一定の熱量であり、これも既知である。したがって、温度差ΔTを基準値として、(4)式によって開口率φを算出し、給気調整手段35および排気調整手段37をこの開口率φに調整すれば、機器設置空間15の内部空気A1の温度T1を所定範囲に調整することができる。
なお、図2において、P1は内部空気A1と外部空気A2の合流点であり、P2は内部空気A1と排出空気A3の分岐点である。
以上のように、実施の形態1の温度調整装置は、機器設置空間15内に配置され機器設置空間15内の空気循環経路APに沿って空気を循環させる送風機21と、機器設置空間15と外部を連通し空気循環経路APに外部空気A2を導入する空気導入口31と、機器設置空間15と外部を連通し空気循環経路APから外部へ空気を排出する空気排出口33と、空気導入口31の開口率φを調整しこの空気導入口31から空気循環経路APに導入される外部空気量を調整する給気調整手段35と、空気排出口33の開口率φを調整し空気循環経路APから空気排出口33を通り外部へ排気される排出空気量を調整する排気調整手段37と、機器設置空間15内に配置され一定の発熱量で空気循環経路APを循環する空気を加熱する熱源23とを備え、給気調整手段35と排気調整手段37は、それぞれ空気導入口31と空気排出口33の開口率φを実質的に同じ値に調整するように構成され、給気調整手段35と前記排気調整手段37により、空気導入口31と空気排出口33の開口率φを所定値に調整することにより、機器設置空間15の温度を調整するので、温度調整機能を持たない安価な熱源23を使用して、機器20の使用環境温度を所定範囲に調整することができる。
実施の形態2.
図3は、この発明による温度調整装置の実施の形態2を示す構成図である。この実施の形態2の温度調整装置は、この発明の第2の観点による温度調整装置である。この実施の形態2では、図3に示すように、外囲構造10に循環空気ダクト40が付設され、外囲構造10の内部の機器設置空間15と循環空気ダクト40とを含むように、空気循環経路APが形成される。
循環空気ダクト40は、上部ダクト41と、下部ダクト43と、連結ダクト45を含む。上部ダクト41は、外囲構造10の上壁11を通じて、機器設置空間15に連通する。下部ダクト43は、外囲構造10の下壁12を通じて、機器設置空間15に連通する。連結ダクト45が上部ダクト41と下部ダクト43を連結し、機器設置空間15から上部ダクト41、連結ダクト45、および下部ダクト43を通り、機器設置空間15に返る空気循環経路APが形成される。なお、外囲構造10は、上部ダクト41および下部ダクト43との連通部分を除く他の部分では、外部と連通しておらず、実質的に密封される。
空気導入口31は、空気導入ダクト47に形成される。この空気導入ダクト47は、下部ダクト43と連結ダクト45との連結部に結合され、空気導入口31と空気循環経路APを連結し、空気導入口31からの外部空気A2を空気循環経路APに導入する。空気排出口33は、空気排出ダクト49に形成される。この空気排出ダクト49は、上部ダクト41と連結ダクト45との連結部に結合され、空気排出口33と空気循環経路APを連結し、空気循環経路APからの排出空気A3を外部に排出する。
給気調整手段35は空気導入ダクト47の内部に配置され、また排気調整手段37は空気排出ダクト49の内部に配置される。また、機器20は外囲構造10内の機器設置空間15の下壁12上に設置され、また送風機21と熱源23は、空気循環ダクト40の下部ダクト43の内部に配置される。給気調整手段35、排気調整手段37、送風機21、および熱源23は、実施の形態1と同じに構成され、同じ機能を行なう。
この実施の形態2においても、(1)(2)(3)(4)式は同様に成立するので、(4)式によって、温度差ΔTを基準値として開口率φを算出し、給気調整手段35および排気調整手段37をこの開口率φに調整することにより、機器設置空間15の内部空気A1の温度T1を所定範囲に調整することができる。なお、実施の形態2では、熱量Q4は、排出空気A3によらず、外囲構造10の上壁11、下壁12、側壁13.14、および循環空気ダクト40から、その外部へ放出される熱量とされる。
実施の形態2の温度調整装置は、機器設置空間15を含む空気循環経路APを形成する循環空気ダクト40と、空気循環経路APに沿って空気を循環させる送風機21と、循環空気ダクト40に設けられ空気循環経路APに外部空気A2を導入する空気導入口31と、循環空気ダクト40に設けられ空気循環経路APから外部へ空気を排出する空気排出口33と、空気導入口31の開口率φを調整しこの空気導入口31から空気循環経路APに導入される外部空気量を調整する給気調整手段35と、空気排出口33の開口率φを調整し空気循環経路APから空気排出口33を通り外部へ排気される排出空気量を調整する排気調整手段37と、一定の発熱量で空気循環経路APを循環する空気を加熱する熱源23とを備え、給気調整手段35と排気調整手段37は、それぞれ空気導入口31と空気排出口33の開口率φを実質的に同じ値に調整するように構成され、給気調整手段35と排気調整手段37により、空気導入口31と空気排出口33の開口率φを所定値に調整することにより、機器設置空間15の温度を調整するので、温度調整機能を持たない安価な熱源23を使用して、機器20の使用環境温度を所定範囲に調整することができる。
また、実施の形態2では、実施の形態1に比べて、空気導入口31からの外部空気A2と、排出空気A3とをより確実に分離し、外部空気A2が直接排気空気A3混合するの
を回避することができるので、機器設置空間15の内部空気A1の温度を、より安定して調整し、機器20の使用環境温度を所定範囲に調整することができる。
また、実施の形態2のように、送風機21と熱源23を空気循環ダクト40に配置することにより、機器設置空間15に配置する必要がなくなるので、機器設置空間15をより小型に構成することができる。
実施の形態3.
図4は、この発明による温度調整装置の実施の形態3を示す構成図である。この実施の形態3は、実施の形態1における熱源23を、加熱ダクト25と、この加熱ダクト25により加熱される熱交換器27を用いて構成したものである。その他は、実施の形態1と同じに構成される。
加熱ダクト25は、外囲構造10の外部に導出されており、外囲構造10の外部から加熱媒体の供給を受ける。この加熱媒体には、外囲構造10の外部に設置された他の機器または装置からの排熱、または地熱、熱泉などで加熱された空気、水などが利用され、一定の加熱量を発生する。熱交換器27は、機器設置空間15に配置され、加熱ダクト25により加熱され、空気循環経路APを循環する内部空気A1を加熱する。
この実施の形態3では、実施の形態1による効果に加え、加熱ダクト25の加熱媒体として、他の機器または装置の排熱、地熱、熱泉などを利用することにより、熱エネルギーの有効活用を図ることができる。
実施の形態4.
この実施の形態4は、実施の形態2における熱源23を、実施の形態3と同様に、加熱ダクト25と、この加熱ダクト25により加熱される熱交換器27を用いて構成したものである。その他は、実施の形態2と同様に構成される。
この実施の形態4では、実施の形態2による効果に加え、加熱ダクト25の加熱媒体として、他の機器または装置の排熱、地熱、熱泉などを利用することにより、熱エネルギーの有効活用を図ることができる。
この発明による温度調整装置の実施の形態1を示す構成図である。 実施の形態1の機能ブロック図である。 この発明による温度調整装置の実施の形態2を示す構成図である。 この発明による温度調整装置の実施の形態3を示す構成図である。
符号の説明
10:外囲構造、15:機器設置空間、20:機器、21:送風機、23:熱源、
25:加熱ダクト、27:熱交換器、31:空気導入口、33:空気排出口、
35:給気調整手段、37:排気調整手段、40:空気循環ダクト。

Claims (4)

  1. 機器を設置した機器設置空間の温度を調整し、前記機器の使用環境温度を所定範囲に調整する温度調整装置であって、
    前記機器設置空間内に配置され前記機器設置空間内の空気循環経路に沿って空気を循環させる送風機と、前記機器設置空間と外部を連通し前記空気循環経路に外部空気を導入する空気導入口と、前記機器設置空間と外部を連通し前記空気循環経路から外部へ空気を排出する空気排出口と、前記空気導入口の開口率を調整しこの空気導入口から前記空気循環経路に導入される外部空気量を調整する給気調整手段と、前記空気排出口の開口率を調整し前記空気循環経路から前記空気排出口を通り外部へ排気される排出空気量を調整する排気調整手段と、前記機器設置空間内に配置され一定の発熱量で前記空気循環経路を循環する空気を加熱する熱源とを備え、
    前記給気調整手段と前記排気調整手段は、それぞれ前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を実質的に同じ値に調整するように構成され、
    前記給気調整手段と前記排気調整手段により、前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を所定値に調整することにより、前記機器設置空間の温度を調整することを特徴とする温度調整装置。
  2. 機器を設置した機器設置空間の温度を調整し、前記機器の使用環境温度を所定範囲に調整する温度調整装置であって、
    前記機器設置空間を含む空気循環経路を形成する循環空気ダクトと、前記空気循環経路に沿って空気を循環させる送風機と、前記循環空気ダクトに設けられ前記空気循環経路に外部空気を導入する空気導入口と、前記循環空気ダクトに設けられ前記空気循環経路から外部へ空気を排出する空気排出口と、前記空気導入口の開口率を調整しこの空気導入口から前記空気循環経路に導入される外部空気量を調整する給気調整手段と、前記空気排出口の開口率を調整し前記空気循環経路から前記空気排出口を通り外部へ排気される排出空気量を調整する排気調整手段と、一定の発熱量で前記空気循環経路を循環する空気を加熱する熱源とを備え、
    前記給気調整手段と前記排気調整手段は、それぞれ前記空気導入口と前記空気排出口の開口率を実質的に同じ値に調整するように構成され、
    前記給気調整手段と前記排気調整手段により、前記空気導入口と前記空気排出口の開口
    率を所定値に調整することにより、前記機器設置空間の温度を調整することを特徴とする温度調整装置。
  3. 請求項2記載の温度調整装置であって、前記送風機と前記熱源を、前記空気循環ダクトに配置したことを特徴とする温度調整装置。
  4. 請求項1または2記載の温度調整装置であって、前記熱源が加熱媒体を流通する加熱ダクトを有し、前記加熱媒体により、前記空気循環経路を循環する空気を加熱することを特徴とする温度調整装置。
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