JP4799469B2 - 通信方法およびそれを利用した端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信技術に関し、特にアドホックネットワークにおける通信方法およびそれを利用した端末装置に関する。
アドホックネットワークは、基地局装置や有線網に依存せずに、端末装置を構成要素とする自立分散形のネットワークである。アドホックネットワークでは、端末装置同士が互いに対等であり、マルチホップを実行することによって情報交換が実行される。このようなアドホックネットワークでのルーティング方式には、テーブル駆動方式、オンデマンド方式、ハイブリッド方式がある。テーブル駆動方式では、各端末装置が、パケット信号のあて先と次のホップ先とを対応づけたルーティングテーブルを維持する。また、各端末装置は、ルーティングテーブルを参照しながら、パケット信号のあて先から次のホップ先を決定する。なお、ルーティングテーブルは、制御パケット信号によって、周期的に更新される。テーブル駆動方式の一例が、DSDV(Destination Sequence Distance Vector)、WRP(Wireless Routing Protocol)、CGSR(Clusterhead Gateway Switch Routing)、OLSR(Optimized Link State Routing)である。
オンデマンド方式では、情報の発生源の端末装置が、パケット信号の転送を要求する際にあて先へのルートを発見する。まず、情報の発生源の端末装置は、問い合わせのためのパケット信号をフラッディング方式により転送することによって、情報の発生源の端末装置への逆向きのルートを学習するとともに、問い合わせのためのパケット信号を受信したあて先の端末装置も応答する。このように発見したルートをもとに、発生源の端末装置からあて先の端末装置へ、パケット信号の転送が実行される。オンデマンド方式の一例が、AODV(Ad hoc On demand Distance Vector)、DSR(Dynamic Source Routing)、TORA(Temporally Ordered Routing Algorithm)、RDMAR(Relative Distance Micro−discovery Ad hoc Routing Protocol)、ABR(Associativity−Based Routing)である。ハイブリッド方式は、テーブル駆動方式とオンデマンド方式とを組み合わせた方式である(例えば、非特許文献1参照)。
また、アドホックネットワークにおいて、端末装置の設定を簡単にする技術が提案されている。所定の端末装置は、通信設定情報を保有しており、当該端末装置に搭載されたICカードリーダライタの直近にタグがかざされる。その結果、ICカードリーダライタは、タグとの間において非接触通信を実行することによって、通信設定情報を送信する。また、当該タグと、別の端末装置に搭載されたICカードリーダライタとの間において、前述と逆の手順が実行されることによって、別の端末装置に通信設定情報が送信される(例えば、特許文献1参照)。
間瀬憲一、中野敬介、仙石正和、篠田庄司、「アドホックネットワーク」、電子情報通信学会誌、日本、電子情報通信学会、2001年2月、84、2、p.127−134 特開2004−7351号公報
ユーザの利便性を考慮すれば、アドホックネットワークへの端末装置の接続手順は容易である方が望ましい。一方、アドホックネットワークは、複数の端末装置によって形成されているので、他の端末装置への影響を考慮すれば、セキュリティ対策が必要になる。セキュリティの向上を実現するために、アドホックネットワークを形成している複数の端末装置のうちのいずれかに、当該アドホックネットワークへの新たな端末装置の参加を承認すべき役割が割り当てられる(以下、当該役割が割り当てられた端末装置を「登録機関」という)。また、接続手順の容易性の向上を実現するために、接続手順は、登録機関に備えられたボタンが押し下げられてから所定の期間のうちに、新たな端末装置に備えられたボタンが押し下げられた場合に実行される。
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。前述の接続手順において、登録機関に備えられたボタンが押し下げられてから所定の期間に、複数の新しい端末装置を接続可能であれば、悪意のあるユーザの端末装置がアドホックネットワークに接続される可能性がある。悪意のあるユーザの端末装置による影響を低減するために、そのような端末装置の接続が検出されることが望ましい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、アドホックネットワークへの接続手順を容易にしながらも、セキュリティの低下を抑制する通信技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の端末装置は、他の端末装置との間においてアドホックネットワークを形成しながら、通信を実行する通信部と、通信部において形成しているアドホックネットワークへの新たな端末装置の参加を承認すべき役割が割り当てられている場合、当該役割の実行が指示されてから所定の期間にわたって、通信部を介して新たな端末装置からの参加要求を受けつける受付部と、受付部において受けつけた参加要求に対して承認処理を実行する処理部と、処理部において実行した承認処理の結果を通知する通知部とを備える。処理部は、承認した新たな端末装置の数を計算し、通知部は、計算結果を通知する。
本発明の別の態様は、通信方法である。この方法は、他の端末装置との間においてアドホックネットワークを形成しながら、通信を実行するステップと、形成しているアドホックネットワークへの新たな端末装置の参加を承認すべき役割が割り当てられている場合、当該役割の実行が指示されてから所定の期間にわたって、新たな端末装置からの参加要求を受けつけるステップと、受けつけた参加要求に対して承認処理を実行するステップと、実行した承認処理の結果を通知するステップとを備える。承認処理を実行するステップは、承認した新たな端末装置の数を計算し、通知するステップは、計算結果を通知する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、アドホックネットワークへの接続手順を容易にしながらも、セキュリティの低下を抑制できる。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例は、複数の端末装置によって形成されるアドホックネットワークを実行する通信システムに関する。アドホックネットワークにおいて、複数の端末装置のうちのいずれかが、前述の登録機関とされている。前述のごとく、登録機関に備えられたボタンが押し下げられてから所定の期間に、複数の新しい端末装置を接続可能であれば、悪意のあるユーザの端末装置がアドホックネットワークに接続される可能性があり、セキュリティの低下が生じる。このようなセキュリティの低下を抑制するために、本発明の実施例に係る通信システムは、次の処理を実行する。
登録機関である端末装置は、ボタンが押し下げられることによって、承認処理を実行可能な状態(以下、「承認モード」という)になる。また、承認モードになってから、新たな端末装置からの参加の要求を受けると、登録機関は、承認処理を実行した後、当該新たな端末装置の参加を許可する。また、登録機関は、当該承認モードになってから承認した端末装置の数も計算する。さらに、登録機関は、計算結果をユーザに通知する。以上の処理によって、ユーザは、アドホックネットワークへ新たに参加した端末装置の数を認識できる。
通信システムは、主として、(1)アドホックネットワークへの新たな端末装置の接続処理(以下、「接続処理」という)、(2)アドホックネットワークでのルーティングテーブルの生成処理(以下、「生成処理」という)、(3)ルーティングテーブルにもとづくアドホックネットワークでのデータ信号の転送処理(以下、「転送処理」という)を実行する。なお、前述の承認処理は、(1)の接続処理に含まれる。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、端末装置10と総称される第1端末装置10a、第2端末装置10b、第3端末装置10c、第4端末装置10d、第5端末装置10e、第6端末装置10f、第7端末装置10gを含む。また、第N端末装置10nが、通信システム100に含まれようとしている。
複数の端末装置10、例えば、第1端末装置10aから第7端末装置10gは、アドホックネットワークを形成することによって通信を実行する。なお、アドホックネットワークを構成している端末装置10は、第1端末装置10aから第7端末装置10gに限定されない。また、複数の端末装置10は、例えば、IEEE802.11等の規格に準拠した無線LANシステムに対応する。また、アドホックネットワークでのルーティング方式は、前述のごとく、テーブル駆動方式、オンデマンド方式、ハイブリッド方式等の公知の技術に対応していればよく、例えば、テーブル駆動方式の場合、公知の技術によって、ルーティングテーブルが更新される。
複数の端末装置10うちのいずれか、例えば、第3端末装置10cには、通常のアドホックネットワークでの通信機能に加えて、アドホックネットワークへの新たな端末装置10の参加を承認すべき役割が割り当てられている。つまり、第3端末装置10cが、前述の登録機関に相当する。ここで、登録機関での処理は後述するが、登録機関は、アドホックネットワークへの参加資格を発行したり、取り消したりするような権限を有した構成要素といえる。また、登録機関の機能は、第3端末装置10c以外の端末装置10にも備えられているが、現状において休止されているものとする。ここでは、説明を明瞭にするために、通信システム100の中に、ひとつの登録機関が含まれいてるものとする。
新たな端末装置10、つまり第N端末装置10nは、複数の端末装置10によって形成されたアドホックネットワークへの参加を要求する。ここで、第N端末装置10nは、登録機関に対して参加を要求し、登録機関によって参加が許可された場合に、通信システム100の構成要素となる。以下の説明では、便宜上、第N端末装置10nを「要求側」とよび、登録機関を「応答側」とよぶ場合がある。
図2は、端末装置10の構成を示す。端末装置10は、無線部12、変復調部14、処理部16、制御部18、記憶部20、操作部22、モニタ24、スピーカ26を含む。なお、図1には、複数の端末装置10が示されており、さらに、要求側、応答側に対応した端末装置10も示されているが、すべての端末装置10は、図2のような構成を有する。
無線部12は、他の端末装置10との間においてアドホックネットワークを形成しながら、通信を実行する。無線部12は、受信処理として、アンテナを介して受信した無線周波数の信号に対して周波数変換を実行し、ベースバンドの信号を生成する。さらに、無線部12は、ベースバンドの信号を変復調部14に出力する。一般的に、ベースバンドの信号は、同相成分と直交成分によって形成されるので、ふたつの信号線が示されるべきであるが、ここでは、図を明瞭にするためにひとつの信号線だけを示すものとする。また、無線部12には、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサ、AGC、A/D変換部も含まれる。
無線部12は、送信処理として、変復調部14から入力したベースバンドの信号に対して周波数変換を実行し、無線周波数の信号を生成する。さらに、無線部12は、無線周波数の信号をアンテナから送信する。また、無線部12には、PA(Power Amplifier)、ミキサ、D/A変換部も含まれる。
変復調部14は、受信処理として、無線部12からのベースバンドの信号に対して、復調を実行する。さらに、変復調部14は、復調した結果を処理部16に出力する。また、変復調部14は、送信処理として、処理部16からの信号に対して、変調を実行する。さらに、変復調部14は、変調した結果をベースバンドの信号として無線部12に出力する。なお、IEEE802.11a規格のようなOFDM変調方式に端末装置10が対応する場合、変復調部14は、受信処理としてFFTも実行し、送信処理としてIFFTも実行する。また、IEEE802.11b規格のようなスペクトル拡散方式に端末装置10が対応する場合、変復調部14は、受信処理として逆拡散も実行し、送信処理として拡散も実行する。さらに、IEEE802.11nのようなMIMO方式に端末装置10が対応する場合、変復調部14は、受信処理としてアダプティブアレイ信号処理も実行し、送信処理として複数のストリームへの分散処理も実行する。
処理部16は、変復調部14からの信号および変復調部14への信号に対して、デジタル信号処理を実行する。ここで、デジタル信号処理の一例は、送信処理としての誤り訂正の符号化、受信処理としての誤り訂正の復号である。なお、デジタル信号処理は、これに限定されるものではない。また、処理部16は、変復調部14からの信号に対してデジタル信号処理を実行した結果を制御部18に出力し、変復調部14への信号の元になる信号を制御部18から入力する。
制御部18は、端末装置10全体の動作を制御する。制御部18が実行する処理は、主として、前述の(1)接続処理、(2)生成処理、(3)転送処理に加えて、(4)データの入出力処理に分類される。ここでは、説明の便宜上、(4)、(2)、(3)の順に説明し、最後に(1)を説明する。まず、(4)データの入出力処理を説明する。制御部18は、出力処理として、処理部16から、デジタル信号処理された結果を受けつけ、モニタ24、スピーカ26に出力する。また、制御部18は、入力処理として、操作部22から指示信号を受けつけ、それに応じたデータを処理部16に出力する。ここで、操作部22は、ボタン等によって構成されている。また、パーソナルコンピュータと接続されるように端末装置10が形成されている場合に、操作部22は、パーソナルコンピュータに備えられたキーボード、マウスであってもよい。
次に、(2)生成処理を説明する。ルーティングテーブルの生成には、前述のごとく、公知の技術が使用されればよいが、制御部18は、生成したルーティングテーブルを記憶部20に記憶する。図3は、記憶部20に記憶されたルーティングテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、あて先アドレス欄30、ホップ先アドレス欄32、ホップ数欄34が含まれている。また、これら以外の情報が含まれていてもよい。ここでは、あて先アドレス欄30およびホップ先アドレス欄32において、アドレスを「A1」、「B1」等と示したが、実際には、例えば、IPアドレス等によって示される。また、ホップ数欄34におけるホップ数も同様である。図2に戻る。
次に、(3)転送処理を説明する。転送処理には、前述のごとく、公知の技術が使用されればよい。制御部18は、無線部12から処理部16を介して受信したパケット信号のあて先アドレスを取得する。また、記憶部20に記憶されたルーティングテーブルを参照しながら、制御部18は、取得したあて先アドレスに対応したホップ先アドレスを特定する。さらに、制御部18は、特定したホップ先アドレスへ、処理部16から無線部12を介してパケット信号を送信する。
次に、(1)接続処理を説明する。接続処理は、要求側の端末装置10と応答側の端末装置10との間において実行されており、ここでは、要求側の端末装置10における制御部18の処理を説明した後に、応答側の端末装置10における制御部18の処理を説明する。なお、要求側の端末装置10は、図1の第N端末装置10nに相当し、応答側の端末装置10は、図1の第3端末装置10cに相当する。
要求側の端末装置10における制御部18は、操作部22でのボタンがユーザによって押し下げられたことを検知すると、要求モードになる。要求モードになると、制御部18は、登録機関に対して、アドホックネットワークへの参加要求の旨が示されたパケット信号(以下、「要求信号」という)を送信するように、処理部16から無線部12を制御する。その後、無線部12から処理部16が、要求信号を送信した登録機関から、参加許可の旨が示されたパケット信号(以下、「許可信号」という)を受信する。また、許可信号は、制御部18に入力される。その結果、制御部18は、通信モードになる。通信モードになると、制御部18は、無線部12から処理部16に対して、アドホックネットワークに参加することによって、通信を実行するように制御する。
応答側の端末装置10における制御部18は、操作部22での所定のボタンがユーザによって押し下げられたことを検知すると、承認モードになる。承認モードとは、承認処理を実行可能な状態である。承認モードになると、制御部18は、無線部12から処理部16を介して、所定の期間にわたって、要求側の端末装置10からの要求信号を受けつける。制御部18は、受けつけた要求信号に対して承認処理を実行する。ここで、承認処理には、公知の技術が使用されればよい。例えば、制御部18は、無線部12から処理部16を介して、要求側の端末装置10と公開鍵の交換をした後に、要求側の端末装置10に対する認証処理および身分証明処理を実行する。ここで、認証処理には、「デバイス パスワード」が使用されればよい。
制御部18は、参加を許可した場合に、処理部16から無線部12を介して、要求側の端末装置10へ許可信号を送信する。一方、制御部18は、参加を拒否した場合に、処理部16から無線部12を介して、要求側の端末装置10へ拒否信号を送信する。一定期間の経過後、制御部18は、通信モードになる。通信モードになると、制御部18は、無線部12から処理部16に対して、アドホックネットワークに参加することによって、通信を実行するように制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされた通信機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図4は、通信システム100における接続手順を示すシーケンス図である。第N端末装置10nのボタンが押し下げられ(S10)、第3端末装置10cのボタンも押し下げられる(S12)。第N端末装置10nは、第3端末装置10cに対して、要求信号を送信する(S14)。第3端末装置10cは、第N端末装置10nに対する承認処理を実行する(S16)。第3端末装置10cは、第N端末装置10nに対して、許可信号を送信する(S18)。また、第3端末装置10cは、ルーティングテーブルを更新する(S20)。
以下に、応答側の端末装置10における(1)接続処理を詳細に説明する。前述のごとく、制御部18は、操作部22におけるボタンの押下を検知すると、所定の期間にわたって承認モードになる。ここで、所定の期間は、例えば、「120秒」のように規定される。また、制御部18が所定の端末装置10に対して承認処理を実行した場合、所定の期間は、承認処理の終了時点を起点としながら再度開始される。つまり、複数の端末装置10に対して承認処理が実行される場合には、承認モードが延長される。このような処理によれば、応答側の端末装置10におけるボタンをユーザが一度押し下げれば、複数の要求側の端末装置10に対する接続処理が可能になる。そのため、ユーザが実行すべき処理をより簡易にできる。
しかしながら、応答側の端末装置10におけるボタンの一度の押下によって、複数の要求側の端末装置10が接続できる場合、悪意のあるユーザの端末装置10のごとく、本来接続すべきでない端末装置10が接続されるおそれが生じる。このような状況が生じても、通信システム100のセキュリティの低下を抑制するために、応答側の端末装置10は、以下のように構成される。
制御部18は、操作部22のボタンが押し下げられることによって、承認モードが開始されてから接続を許可した端末装置10の数を計算する。これは、一度の承認モードの期間にわたって承認した新たな端末装置10の数ともいえる。制御部18は、承認モードが終了したときに、カウンタをリセットする。さらに、制御部18は、計算した端末装置10の数をモニタ24に表示することによって、計算結果をユーザに通知する。計算した端末装置10の数の表示は、リアルタイムになされてもよいし、承認モードが終了した後に、最終的な結果としてなされてもよい。
図5は、端末装置10における接続手順を示すフローチャートである。制御部18は、接続台数を初期化する(S100)。制御部18は、操作部22のボタンの押下を検出しなければ(S102のN)、待機する。一方、制御部18は、操作部22のボタンの押下を検出すれば(S102のY)、承認モードに入り、無線部12から処理部16を介して、要求側の端末装置10からの要求信号を受信する(S104)。制御部18は、要求側の端末装置10の接続を許可すると(S106のY)、処理部16から無線部12を介して、要求側の端末装置10へ許可信号を送信する(S108)。また、制御部18は、接続台数を加算する(S110)。
一方、制御部18は、要求側の端末装置10の接続を許可しなければ(S106のN)、処理部16から無線部12を介して、要求側の端末装置10へ拒否信号を送信する(S112)。制御部18は、無線部12から処理部16を介して、別の要求側の端末装置10からの要求信号をさらに受信すれば(S114のY)、ステップ106に戻る。一方、制御部18は、無線部12から処理部16を介して、別の要求側の端末装置10からの要求信号をさらに受信しなければ(S114のN)、操作部22を介して、接続台数を通知する(S116)。その後、処理、つまり承認モードは、終了される。
以下に、応答側の端末装置10における(1)接続処理の別の態様を説明する。ここでも、応答側の端末装置10におけるボタンの一度の押下によって、複数の要求側の端末装置10が接続できる場合に、通信システム100のセキュリティの低下を抑制するために、応答側の端末装置10は、以下のように構成される。制御部18は、一度の承認モードにわたって承認可能な端末装置10に関するしきい値を予め規定する。しきい値は、例えば、「5台」のように規定される。制御部18は、操作部22のボタンが押し下げられることによって、承認モードが開始されてからの接続を許可した端末装置10の数を計算する。また、制御部18は、予め定めたしきい値と、計算した数とを比較する。さらに、制御部18は、予め定めたしきいよりも、計算した数が大きい場合に、当該承認モードにおいて承認した端末装置10に対して、取消を実行する。
承認の取消は、公知の技術によって実現されればよいが、例えば、制御部18は、当該承認モードにおいて承認した端末装置10を特定するためのIPアドレスのリストを作成し、処理部16から無線部12を介して、通信システム100に含まれた他の端末装置10へリストを送信する。その際、制御部18は、リストに含まれた端末装置10からのデータ信号は転送しない旨の指示信号も送信する。さらに、制御部18は、承認を取り消した旨をモニタ24に表示することによって、比較結果をユーザに通知する。また、予め定めたしきいよりも、計算した数が大きい場合に、制御部18は、図2に示されていないLEDを点灯させたり、スピーカ26から警告音を出力してもよい。
図6は、端末装置10における別の接続手順を示すフローチャートである。制御部18は、接続台数を初期化する(S140)とともに、しきい値を設定する(S142)。制御部18は、操作部22のボタンの押下を検出しなければ(S144のN)、待機する。一方、制御部18は、操作部22のボタンの押下を検出すれば(S144のY)、承認モードに入り、無線部12から処理部16を介して、要求側の端末装置10からの要求信号を受信する(S146)。制御部18は、要求側の端末装置10の接続を許可すると(S148のY)、処理部16から無線部12を介して、要求側の端末装置10へ許可信号を送信する(S150)。また、制御部18は、接続台数を加算する(S152)。制御部18は、接続台数がしきい値よりも大きくなく(S156のN)、かつ無線部12から処理部16を介して、別の要求側の端末装置10からの要求信号をさらに受信すれば(S158のY)、ステップ148に戻る。一方、制御部18は、無線部12から処理部16を介して、別の要求側の端末装置10からの要求信号をさらに受信しなければ(S158のN)、処理、つまり承認モードは、終了される。
制御部18は、接続台数がしきい値よりも大きければ(S156のY)、接続を取り消す(S160)。また、制御部18は、処理部16から無線部12を介して、通信システム100に含まれる端末装置10へ取消の旨を通知し(S162)、処理、つまり承認モードを終了する。一方、制御部18は、要求側の端末装置10の接続を許可しなければ(S148のN)、処理部16から無線部12を介して、要求側の端末装置10へ拒否信号を送信する(S154)。制御部18は、無線部12から処理部16を介して、別の要求側の端末装置10からの要求信号をさらに受信すれば(S158のY)、ステップ148に戻る。一方、制御部18は、無線部12から処理部16を介して、別の要求側の端末装置10からの要求信号をさらに受信しなければ(S158のN)、処理、つまり承認モードは、終了される。
本発明の実施例によれば、ボタンが押し下げられてから所定の期間にわたって、複数の端末装置に対して接続を許可するとともに、許可した台数を計算して通知するので、アドホックネットワークへの接続手順を容易にしながらも、セキュリティの低下を抑制できる。また、許可した台数を通知するので、悪意のあるユーザの端末装置が接続されている可能性を示唆できる。また、許可した台数としきい値とを比較し、比較結果を通知するので、悪意のあるユーザの端末装置が接続されている可能性をより明確に示唆できる。また、許可した台数がしきい値よりも大きくなると、承認の取消を実行するので、悪意のあるユーザの端末装置を排除できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例において、端末装置10は、同一の無線部12および変復調部14を使用しながら、接続処理を実行するとともに、転送処理を実行する。つまり、両方の処理が無線LANを使用しながら実行される。しかしながらこれに限らず例えば、接続処理と転送処理のために、別の無線部12および変復調部14が使用されてもよい。つまり、転送処理には無線LANが使用されるが、接続処理には別の通信システムが使用されてもよい。また、その逆でもよい。本変形例によれば、通信システムの構成の自由度を向上できる。
本発明の実施例において、制御部18は、計算結果や比較結果をモニタ24に表示することによって、ユーザへの通知を実行している。しかしながらこれに限らず例えば、制御部18は、処理部16から無線部12を介して、計算結果や比較結果を他の端末装置10へ送信してもよい。その場合、他の端末装置10を使用しているユーザに対して、計算結果や比較結果が通知される。本変形例によれば、複数のユーザに対して、計算結果や比較結果を通知するので、セキュリティの低下をより抑制できる。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図2の記憶部に記憶されたルーティングテーブルのデータ構造を示す図である。 図1の通信システムにおける接続手順を示すシーケンス図である。 図2の端末装置における接続手順を示すフローチャートである。 図2の端末装置における別の接続手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 端末装置、 12 無線部、 14 変復調部、 16 処理部、 18 制御部、 20 記憶部、 22 操作部、 24 モニタ、 26 スピーカ、 100 通信システム。

Claims (2)

  1. 他の端末装置との間においてアドホックネットワークを形成しながら、通信を実行する通信部と、
    前記通信部において形成しているアドホックネットワークへの新たな端末装置の参加を承認すべき役割が割り当てられている場合、ボタンが押下げられることによって当該役割の実行が指示されてから所定の期間にわたって、前記通信部を介して新たな端末装置からの参加要求を受けつける受付部と、
    前記受付部において受けつけた参加要求に対して承認処理を実行する処理部と、
    前記処理部において実行した承認処理の結果を通知する通知部とを備え、
    前記処理部は、新たな端末装置に対して承認処理を実行した場合、所定の期間を延長し、
    前記処理部は、所定の期間において、承認した新たな端末装置の数を計算するとともに、予め定めたしきい値と、計算した数とを比較し、予め定めたしきい値よりも、計算した数が大きい場合に、承認した端末装置に対する承認の取消を実行し、
    前記通信部は、所定の期間経過後に、アドホックネットワークに参加して通信を実行することを特徴とする端末装置。
  2. 他の端末装置との間においてアドホックネットワークを形成しながら、通信を実行するステップと、
    形成しているアドホックネットワークへの新たな端末装置の参加を承認すべき役割が割り当てられている場合、ボタンが押下げられることによって当該役割の実行が指示されてから所定の期間にわたって、新たな端末装置からの参加要求を受けつけるステップと、
    受けつけた参加要求に対して承認処理を実行するステップと、
    実行した承認処理の結果を通知するステップとを備え、
    前記承認処理を実行するステップは、新たな端末装置に対して承認処理を実行した場合、所定の期間を延長し、
    前記承認処理を実行するステップは、所定の期間において、承認した新たな端末装置の数を計算するとともに、予め定めたしきい値と、計算した数とを比較し、予め定めたしきい値よりも、計算した数が大きい場合に、承認した端末装置に対する承認の取消を実行し、
    前記通信を実行するステップは、所定の期間経過後に、アドホックネットワークに参加して通信を実行することを特徴とする通信方法。
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