JP4797117B2 - 手術用吸引嘴管 - Google Patents

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Description

本発明は、手術中に血液、滲出する体液及び洗浄液を吸引、排除する手術用吸引嘴管に関する。
手術中の血液や洗浄液、体液の吸引は術野の視野確保のために極めて重要な作業であり、手術の安全性と精度に係わる。一般的に手術用吸引管は、中央配管の吸引装置につながれている細長い円筒状の吸引管からなり、その先端部の嘴管により術野に出血した血液や洗浄液を吸引している。ディスポーザブルやリユースがあるが、多くは先端が数ミリの先端開口部を有しているか、更に側壁に孔を有するものや、側孔を持つ外套を有することもあり、有効に液体成分を吸引する工夫がされている。
同一嘴管が途中に注水弁を置いて洗浄機能を持つこともあり、中には電気凝固能を併せ持つこともある。
又、脳外では脳組織を吸引によって損傷しないように小さな綿状シートを介して吸引を行う。腹腔鏡下手術では小さく切ったガーゼを挿入して対応せねばならない。血管から噴出する様な出血では、すぐさま出血点が見えなくなり、吸引と出血点の圧迫止血を同時に行う必要がある。しかし従来の吸引では出血を助長し、時には出血口を拡大さえしてしまう。
吸引口が先端開口部のみであると、吸引の際先端開口部に柔らかい臓器や大綱や血餅が吸着して、吸引できなくなるために、開腹手術では側壁に多数の細孔を空けた外筒をはめて吸引している(特許文献1)。しかし、この細孔に大綱等が吸引されて閉塞し、有効な吸引が不可能となるだけで無く、吸引された組織を傷つける事がある。また、側孔が空いていると、側方から空気が入るため、少量残った液や血液の吸引が不可能となる。そこで、少量残った貯留液や臓器表面を覆う少量の血液等の液体成分を有効かつ、臓器を損傷すること無く排除する手段が要請されている。
特に、腹腔鏡下手術では腹腔内に炭酸ガスをためて施術するが、吸引管に側孔が空いていると、側方からこの加圧した炭酸ガスを大量に吸引することになるため、腹腔を拡げていたガスの効果を消失させ視野が取れなくなってしまう。また、腹腔鏡下手術では出血した血液を全てガーゼに吸収させて排除することは困難である。また、腹腔鏡下手術では嘴管を頻回に入れ替えることなく手術を終えることが必要である。このように、腹腔鏡下手術において、臓器を傷つけず、加圧したガスを吸引することなく、少量残った血液や臓器表面に残った少量の血性体液等の液体成分を有効に排除する手段が要請されている。
さらに術野に出血がある場合には、血液を吸引しつつ出血部位を圧迫して出血を制御することにより、止血部位を処置できる視野を確保することが必須である。出血コントロールと同時に吸引効果を有する手段が要請される。
実開平7−22743
本発明は、血餅等の大きな塊を吸引できる能力を温存しながら、少量の血液などの液体成分を臓器を損傷すること無く吸引することができ、出血部位を提示できる手術用吸引嘴管を提供する。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、吸引用構造体を有する嘴管により課題を解決できることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下よりなる。
1.血餅等の塊を吸引可能な管口径大の開口を備える先端開口部、並びに、
吸引嘴管の先端口部管壁に沿って設置され、先端口部から嘴管の軸方向前方に伸びる複数の毛状体および/または複数の直径0.1〜1mmの突起体から構成される吸引用構造体を備え、
各毛状体および各突起体は、弾性を有し、その根部が吸引嘴管の先端口部管壁に沿って接続され、その先端が吸引嘴管の軸方向前方に伸びていることを特徴とする、
手術用吸引嘴管。
2.前記血餅等の塊を吸引可能な管口径大の開口とは、吸引用構造体の断面積の嘴管先端開口部断面積に対する割合が5%〜60%である前項1に記載の手術用吸引嘴管
3.各毛状体および各突起体の根部が、先端口部管壁先端または先端口部管壁外側に沿って接続されている前項1または2に記載の手術用吸引嘴管。
4.吸引用構造体が先端口部管壁の一部に沿って設置されている前項1〜3のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
5.吸引用構造体が複数の毛状体からなることを特徴とする前項1〜4のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
6.吸引用構造体が、吸引嘴管本体に接続および取り外し可能な、使い捨て吸引用構造体である前項1〜5のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
7.先端開口部から吸引用構造体の先端までの長さが、開口部の直径の0.2倍以上10倍以下である前項1〜6のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
8.吸引嘴管本体に接続することにより前項1〜7に記載の手術用吸引嘴管を形成することができる、吸引用構造体を含む手術用吸引嘴管先端ユニット。
9.引嘴管用先端ユニットが、吸引用構造体と嘴管先端口部を含み、吸引用構造体が嘴管先端口部管壁に沿って設置されている前項8に記載の手術用吸引嘴管先端ユニット。
10.吸引嘴管本体との接続部を備える前項8または9に記載の手術用吸引嘴管先端ユニット。
本発明の手術用嘴管は、直視下の手術や腹腔鏡下手術で、血餅等の大きな塊を吸引できる能力を温存しながら、臓器を損傷すること無く少量の血液、体液などの液性成分を毛細管現象で集めて吸引することができる。また、箒のように掃く操作ができるため、臓器表面の血餅も洗浄しながらふき取るようにしてきれいに出来、臓器本来の色が分かるようになる。
さらに、臓器に押しつけても吸引口と臓器表面の間に吸引用構造体が介在し、吸着を妨げ、有効な液体吸引が素早く迅速に実施可能となる。
さらに、出血部位を吸引用構造体で圧迫して出血を制御できる。同時に血液が貯留しないように血液を吸引できるため、出血点が明確となり有効な止血操作が可能となる。
脳外科での吸引では脳組織を傷つけることは禁忌である。本願発明の吸引嘴管では、吸引用構造体で血液や洗浄液を毛細管現象と箒のような操作で集め、吸引嘴管を脳組織に付けること無く吸引を行うことができ、さらに出血部位を制御できることから、脳外科での吸引では本願発明の手術用吸引嘴管は特に格別な効果がある。
本発明に係る吸引用構造体を構成する毛状体または突起体の形状およびその表面の態様を示す図である。 実施例1に係る手術用吸引嘴管の先端の斜視図である。 実施例2に係る手術用吸引嘴管の先端の斜視図である。 実施例3に係る手術用吸引嘴管の先端の斜視図である。 本発明に係る手術用吸引嘴管の先端の一実施態様の斜視図である。 本発明に係る手術用吸引嘴管の先端の一実施態様の斜視図である。 本発明に係る手術用吸引嘴管の先端の一実施態様の斜視図である。 本発明に係る手術用吸引嘴管の先端の一実施態様の斜視図である。 本発明に係る手術用吸引嘴管の先端の一実施態様の斜視図である。 本発明に係る手術用吸引嘴管用先端ユニットの一実施態様の斜視図である。 本発明の手術用吸引嘴管の使用例を示す。臓器表面に残った少量の血液、体液などの液体成分も吸引可能であることを示す。 本発明の手術用吸引嘴管の使用例を示す。狭い部位に残った少量の血液、体液などの液体成分を最後まで吸引可能であることを示す。
本願発明は、血餅等の塊を吸引可能な先端開口部、および先端口部から嘴管の軸方向前方に伸びる可撓性のある吸引用構造体を有する手術用吸引嘴管に関する。
ここで、先端開口部とは、手術用吸引嘴管において、手術時に生じる血液、体液、洗浄液等を吸引する嘴管の先端部分の口部を意味し、先端口部から嘴管の軸方向前方とは、先端開口部付近より、さらに前の方向という意味である。本願発明の手術用吸引嘴管は先端口部から嘴管の軸方向前方に伸びる可撓性のある吸引用構造体を有し、かつその先端開口部が血餅などの塊を吸引する能力を温存している。
本願発明に係る吸引用構造体は、複数の毛状体および/または突起体から構成される可撓性のある構造体である。例えば、複数の毛状体で形成された毛状構造体、複数の可撓性のある突起体で形成された突起構造体、複数の毛状体および複数の突起体からなる構造体が挙げられる。
本発明で用いられる吸引用構造体は、毛細管現象を起こす。毛状体および突起体は臓器を損傷しない程度に硬くなく、弾力・反発性があり、圧迫後も元に戻り、柔らかすぎず吸引口に引き込まれない弾性と硬度を有する。吸引用構造体は、手術時の吸引に際し、組織等と嘴管口部との接触を緩和する機能をもち、同時に十分な吸引を達成できるものが好ましい。吸引用構造体が有する毛細管現象作用により少量の血液などの液状成分を吸引することができると同時に箒のように掃く操作ができる。一方、密集し弾力性があると、出血時には出血部を圧迫して出血をコントロール出来、同時に血液が貯留しない様に吸引も出来る。更に先端開口部を臓器近くまで押しつけてもこの吸引用構造体が、吸引口と臓器表面の間に介在し、臓器と嘴管の接着や吸引接着による臓器損傷を防止することができる。
本発明の嘴管が有する吸引用構造体の形状は、臓器を痛めない形状であり、柔らかく、弾性があり、先端が細くしなやかに曲がる形状であるのが好ましい。また、腹腔鏡下手術において、目標とする部位に嘴管を進めるには、吸引用構造体全体として先端が細くなっている形状が好ましい。
毛状体および突起体は、根部が1本であって末梢で枝分かれしていてもよい。根部とは、毛状体および突起体の根元部分である。また、細管状、組み紐状、網目状、撚り糸状、編み糸状、不繊布状、板状であってもよい。
また、毛状体および突起体の表面は平滑であってもよいが、毛細管現象を起こしやすいように凹凸や溝が形成されていてもよい。例えば、縦溝、割れ目、縦横の溝があってもよい。
毛状体又は突起体は先端付近の形状がテーパー状であるのが好ましい。また、先端が丸みをおびていることが好適である。
毛状体の断面は円形、非円形など制限はなく、円形の場合の好ましい直径は0.001〜1mm、より好ましくは、0.005〜0.5mm、さらに好ましくは、0.01〜0.2mm、最も好ましくは、0.05〜0.15mmである。使う臓器、使用用途によって好適な太さは異なる。
突起体の断面は円形、非円形など制限はなく、円形の場合の好ましい直径は0.1〜1mm、より好ましくは、0.3〜0.8mmである。楕円形の場合の好ましい長径0.1〜1mm、好ましい短径は0.001〜0.5mmである。使う材料、臓器、使用用途によって好適な太さは異なる。
太い毛状体または突起体である場合は、表面に凹凸や溝の形成や、編み糸様、撚り糸様であるなど、細工がされている毛状体、突起体であることが好ましい。
本発明の嘴管が有する吸引用構造体の長さについては、先端開口部から吸引用構造体の先端までが先端開口部の直径の0.2倍〜10倍であることが好ましく、より好ましくは、0.5倍〜5倍である。好ましくは2mm〜30mm、さらに好ましくは2mm〜20mm、より好ましくは5mm〜15mmである。先端開口部の直径の0.2倍より短いと組織等の保護効果が不十分であり、また狭い部分の少量の液体成分を除去する効果が不十分である。先端開口部の直径の10倍より長いと吸引効果が落ち、吸引用構造体が手術操作の妨げになる。吸引用構造体の長さは、短いと組織保護には不適であるが吸引力が保たれる利点があり、使う臓器、使用用途によって好適な長さ硬さは異なる。
本発明の嘴管が有する吸引用構造体を構成する毛状体又は突起体の本数および密度は、十分な毛細管現象効果が出せる程度の集合体であることが好ましい。また、臓器と嘴管の接着や吸引接着による臓器損傷を防止することができる程度の集合体であることが好ましい。さらに、出血の制御が可能な程度の集合体であることが好ましい。
本願発明の手術用吸引嘴管は、血餅等の塊を吸引可能な先端開口部を有する。血餅等の塊を吸引可能な先端開口部を有するとは、液状の血液、洗浄液等だけでなく、血餅等の塊を吸引することができる大きさが確保されている開口部を有するという意味である。
本願発明手術用吸引嘴管の好ましい実施態様は、吸引用構造体が吸引嘴管の先端口部管壁に設置される。設置部位については、先端口部管壁の内側、先端、外側などが挙げられる。
本願発明手術用吸引嘴管の一実施態様は、吸引用構造体が先端口部管壁に沿って設置される。設置部位、設置方法は制限されない。例えば、口部管壁先端に設置されてもよいし、管壁外側または内側に沿って設置されてもよい。
吸引用構造体は嘴管の先端口部管壁の一部または全部に沿って設置される。目的に応じて、口部管壁の円周の5%〜100%、好ましくは、10%〜100%、より好ましくは15%〜100%に沿って毛状体または突起体が設置される。臓器や使用目的によっては、好ましくは、10%〜80%、より好ましくは15%〜60%、さらに好ましくは、20%〜50%で設置される。
吸引用構造体の好適な設置割合は、臓器、使用用途によって異なる。脳外科のように吸引による臓器損傷が禁忌で、吸引量が少ない場合は口部の全周に設置されても良い。大量に吸引する必要がある場合は毛細管現象が実現出来なくても、臓器との間で吸着を阻止する程度で良い。部分的に設置される場合は、嘴管の下側(組織等と接触の可能性がある側)の口部管壁に沿う設置が好適である。吸引用構造体の設置が円周の5%以下であると、目的とする吸引効果、組織の保護効果および止血効果を達成することが困難となる。
毛状体または突起体を先端口部管壁に沿って設置する場合は、一本ずつであってもよいが、複数本ずつであってもよい。また、1列、2列、3列若しくはそれ以上の列で設置してもよい。
本発明の別の実施態様においては、複数の毛状体および/または突起体を密集させて形成した吸引用構造体が嘴管の内部、外部又は管壁の先端に設置される。いずれの設置の場合も、好適には嘴管の下側(組織等と接触の可能性がある側)に設置される。
密集させて形成した吸引用構造体が、先端口部内部に存在する場合は、嘴管の先端開口部断面積に対する吸引用構造体の断面積の割合は5%〜60%であることが好ましく、さらに好ましくは、10%〜60%、より好ましくは15%〜45%、さらにより好ましくは20%〜40%である。吸引用構造体の断面積を60%以下にすることにより、血餅等の塊を吸引することが可能となる開口部を確保できる。
密集させて形成した吸引用構造体が嘴管の外部に設置されている場合または管壁先端に設置されている場合は、先端口部は開口部として確保される。吸引用構造体の量は、内部設置の場合と同量が好ましい。
吸引用構造体が複数の毛状体および/または突起体を密集させた構造の場合、毛状体および/または突起体の具体的本数は10〜500本程である。これらの数は、毛状体および/または突起体の太さ、形状、用途、術部の臓器によって変更される。
本発明の嘴管の材質は特に制限はなく、一般的に用いられているものでよい。たとえば、金属材料としては、ステンレス鋼、チタニウム合金、ジュラルミン、アルミなど、樹脂材料としては、ナイロン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、飽和プロピレンなどが使用できる。金属材料と樹脂材料の複合化も可能である。
本発明の吸引用構造体、毛状体又は突起体の材質は、柔らかく臓器を痛めないものであるのが好ましいが、柔軟性、弾力性があり、しなやかに曲がり、反発性のあるものであれば、材料は特に問わない。例えば天然繊維、天然毛、人工繊維、人工毛、プラスチック、ナイロン、ビニロン、飽和プロピレンなどが使用できる。一般的にハブラシに用いられているものでもよい。
なお、嘴管からの脱落を防ぐために嘴管と吸引用構造体の材質を同一のものにすることができる。好ましくは、嘴管の管壁と一体成形することができる。
吸引用構造体を細い中空糸で構成することができる。吸引用構造体が、嘴管内部に設置されている場合は、嘴管の吸引により、血液、体液などの液体成分を吸引することができるので、該中空糸は中央吸引洗浄装置に接続されていてもされていなくともよい。先端開口部と中空糸から吸引できることにより、さらに液体成分の吸引効果が上昇する。該中空糸は中央吸引洗浄装置に接続されているのが好ましく、この場合は吸引を吸引用構造体による吸引と先端開口部による吸引に分けるのが好ましい。吸引を分けることにより、中空糸部分と先端開口部で個別に吸引と洗浄の操作および調節をすることが可能となる。
本発明の手術用吸引嘴管は、少量の液の吸引用には、好ましくは嘴管の側壁に孔を有しないものである。側孔が空いていると、側方から空気が入るため、少量残った液や血液の吸引が困難となる。特に、腹腔鏡下の手術では、側孔が空いていると、側方から空気等が入ることによりガスで加圧して腹腔内を拡げている効果を消失させてしまう。
開腹手術時の洗浄(1−10Lほど使う)用では、好ましくは太い吸引管で、側壁に孔を有するものである。この場合は組織に吸引管が接着しないだけの効果でよく、好ましくは側孔の外側に吸引用構造体を有しても良い。
吸引用構造体は嘴管の先端口部またはその周辺に固定される。固定される方法は特に限定されないが、溶着接合、接着接合、一体成形、緊縛その他の方法により固定することができる。
吸引用構造体、または吸引用構造体が固定されている先端口部もしくはその周辺部は吸引嘴管本体から取り外し可能になっていてもよい。
本願発明の吸引用構造体は、使用後の洗浄、殺菌が困難であるため使い捨てであることが好ましい。吸引嘴管本体が再利用可能なものであれば、吸引用構造体のみが使い捨てであればよい。使い捨て部分に吸引嘴管の先端口部を含んでいてもよい。また、先端口部と吸引用構造体が一体成形されているものでもよい。
使用時に吸引用構造体を吸引嘴管本体に接続して使用される。吸引用構造体の吸引嘴管への取付けは、カセット状の取り付けによるワンタッチでの着脱が好ましい。ねじ、嵌合、弾性バンド等で取り付けても良い。吸引嘴管自体が使い捨てであってもよい。
本発明は再利用可能な吸引嘴管とその先端に着脱可能に取り付けられた使い捨て吸引用構造体からなる手術用吸引嘴管も含む。
本発明の嘴管は外筒を有していてもよい。外筒は腹腔鏡下手術において本発明の嘴管を目標とする部位に進めるのに好適である。また、本発明の嘴管は、吸引以外の機能を有していてもよい。たとえば、洗浄機能や電磁波による凝固能などが挙げられる。例えば、本願発明の手術用吸引嘴管が、洗浄手段と接続された場合、洗浄機能を有し、凝固切開手段と接続された場合は、本発明の嘴管の内部または外部から凝固切断手段を施術部位に伸ばすことができる。
また、本発明の手術用吸引嘴管は、生体組織の凝固切開手段および/または洗浄手段と共に使用できる。さらに、本発明はこれらが一体となった手術用処置具を提供する。例えば、本発明の吸引嘴管の外側に凝固切開手段および/または洗浄手段を設けた手術用処置具や、外筒に本発明の吸引嘴管、並びに凝固切開手段および/または洗浄用手段を含む手術用処置具などが挙げられる。これら手段を備えた処置具は正確、且つ、簡易に手術の操作を行うことができる。凝固切開手段としては、例えば、電磁波により組織を凝固させた後に組織を切断する手段が挙げられる。
本発明は、さらに手術用吸引嘴管本体に接続可能な、吸引用構造体を含む手術用吸引嘴管先端ユニットに関する。手術用吸引嘴管先端ユニットは、嘴管接続部と吸引用構造体を含む。さらに手術用吸引嘴管先端口部を含んでもよい。先端口部と吸引用構造体は同一材質のものや、一体成形されているものが好ましい。
吸引嘴管先端ユニットは、使い捨てであることが好ましい。本発明の吸引嘴管用先端ユニットは手術用吸引嘴管本体に接続されたときには、本発明の吸引嘴管を形成することができる吸引用構造体を有するものである。
当該先端ユニットは、ねじ、嵌合、弾性バンド等で手術用吸引嘴管本体に接続される。好ましくは、カセット状や弾性バンドにてワンタッチで接続される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例の手術用吸引嘴管を図2に示す。本実施例の手術用吸引嘴管は、円筒状の吸引嘴管本体部分1とその先端に設置された毛状体から構成される吸引用構造体2を備えている。吸引用構造体は嘴管の先端開口部3の円周の30%の部分に一体成形した。嘴管の開口部から吸引用構造体の先端までの長さは先端開口部外径の2.2倍(1.1cm)である。吸引用構造体は全体として先端部が細くなっている。毛状体は、ナイロン材料を使い、太さは直径100μmで、先端付近はテーパー状であり、先端部は半球状である。この吸引用構造体を有する嘴管をイヌの内臓表面に軽く押し当てて液体成分を掃く様に吸引したところ、内臓表面が嘴管に接着することなく臓器表面の少量の液状成分を吸引することができた。また、小さい窪みに残った少量の液状成分に押し当てて吸引したところ、臓器に接着する事なく少量の液体成分を吸引することができた。
本実施例の手術用吸引嘴管を図3に示す。吸引用構造体を嘴管の先端口部管壁外部に溶着接合して得た点を除けば実施例1の吸引嘴管と同一の形状および材質を有する。この吸引用構造体を有する嘴管の効果を実施例1と同様に確認したところ、実施例1と同様に良好な結果が得られた。
本実施例の手術用吸引嘴管を図4に示す。本実施例の手術用吸引嘴管は、円筒状の吸引嘴管本体部分1を有し、その吸引嘴管本体の内部の下部に吸引用構造体2が存在し、先端開口部3の内部から吸引用構造体が前方に伸びている。吸引用構造体は中空糸4で構成され、先端開口部による吸引と中空糸による吸引に分かれている。先端開口部による吸引通路と中空糸から構成される吸引用構造体は嘴管内部の仕切壁8によって分離されている。該中空糸は中央吸引洗浄装置に接続されており、先端開口部と独立して血液、体液などの液体成分を吸引することができ、また中空糸が詰まった場合等は洗浄後吸引することができる。中空糸は吸引嘴管本体の内側に接着接合により固定されている。中空糸は先端開口部の断面積の35%を占める。先端開口部から中空糸の先端までの長さは先端開口部の外径の2倍(1.0cm)である。毛状体は、ナイロン材料を使い、太さは直径500μm、内径400μmである。この吸引用構造体を有する嘴管をイヌの内臓表面に押し当てて液状成分を吸引したところ、内臓表面が嘴管に接着することなく液状成分を吸引することができた。また、小さい窪みに残った少量の液状成分を吸引したところ、臓器に損傷を与えることなく少量の液状成分を吸引することができた。
1 手術用吸引嘴管本体
2 吸引用構造体
3 先端開口部
4 中空糸
5 臓器
6 血液、体液など液体成分
7 手術部位の狭い部分
8 嘴管内部の仕切壁

Claims (10)

  1. 血餅等の塊を吸引可能な管口径大の開口を備える先端開口部、並びに、
    吸引嘴管の先端口部管壁に沿って設置され、先端口部から嘴管の軸方向前方に伸びる複数の毛状体および/または複数の直径0.1〜1mmの突起体から構成される吸引用構造体を備え、
    各毛状体および各突起体は、弾性を有し、その根部が吸引嘴管の先端口部管壁に沿って接続され、その先端が吸引嘴管の軸方向前方に伸びていることを特徴とする、
    手術用吸引嘴管。
  2. 前記血餅等の塊を吸引可能な管口径大の開口とは、吸引用構造体の断面積の嘴管先端開口部断面積に対する割合が5%〜60%である請求項1に記載の手術用吸引嘴管
  3. 各毛状体および各突起体の根部が、先端口部管壁先端または先端口部管壁外側に沿って接続されている請求項1または2に記載の手術用吸引嘴管。
  4. 吸引用構造体が先端口部管壁の一部に沿って設置されている請求項1〜3のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
  5. 吸引用構造体が複数の毛状体からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
  6. 吸引用構造体が、吸引嘴管本体に接続および取り外し可能な、使い捨て吸引用構造体である請求項1〜5のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
  7. 先端開口部から吸引用構造体の先端までの長さが、開口部の直径の0.2倍以上10倍以下である請求項1〜6のいずれか一に記載の手術用吸引嘴管。
  8. 吸引嘴管本体に接続することにより請求項1〜7に記載の手術用吸引嘴管を形成することができる、吸引用構造体を含む手術用吸引嘴管先端ユニット。
  9. 吸引嘴管用先端ユニットが、吸引用構造体と嘴管先端口部を含み、吸引用構造体が嘴管先端口部管壁に沿って設置されている請求項8に記載の手術用吸引嘴管先端ユニット。
  10. 吸引嘴管本体との接続部を備える請求項8または9に記載の手術用吸引嘴管先端ユニット。
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