JP2001252349A - ドレナージ用チューブ - Google Patents
ドレナージ用チューブInfo
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- JP2001252349A JP2001252349A JP2000112761A JP2000112761A JP2001252349A JP 2001252349 A JP2001252349 A JP 2001252349A JP 2000112761 A JP2000112761 A JP 2000112761A JP 2000112761 A JP2000112761 A JP 2000112761A JP 2001252349 A JP2001252349 A JP 2001252349A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M27/00—Drainage appliance for wounds or the like, i.e. wound drains, implanted drains
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/84—Drainage tubes; Aspiration tips
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手術後の創腔あるいは膿瘍腔内にドレナー
ジ用チューブを留置し、そこにたまる血液、リンパ液
膿、滲出物、分泌物などの自然な体外への排出を期待す
る現行の方法から、ドレナージ用チューブ自体の機能を
高め、積極的に排出させる、患者の早期回復に貢献する
方法を提供する。 【解決手段】 ドレナージ用チューブの内側に直行あ
るいは蛇行する索溝を刻み、ドレナージ用チューブ自体
に若干の毛細管作用を持たせる。また、このドレナージ
用チューブ内に、脱脂・滅菌された綿糸あるいは吸収性
を持つ組み紐など繊維類をあらかじめ装着させる。さら
に、ドレナージ用チューブの内側に吸収性を持つ繊維な
どの微粒粉末や、紙オムツなどの吸収材として使われる
高分子系吸収材をライナーのように吹着・蒸着して、ド
レナージ用チューブの機能を増長させる。
ジ用チューブを留置し、そこにたまる血液、リンパ液
膿、滲出物、分泌物などの自然な体外への排出を期待す
る現行の方法から、ドレナージ用チューブ自体の機能を
高め、積極的に排出させる、患者の早期回復に貢献する
方法を提供する。 【解決手段】 ドレナージ用チューブの内側に直行あ
るいは蛇行する索溝を刻み、ドレナージ用チューブ自体
に若干の毛細管作用を持たせる。また、このドレナージ
用チューブ内に、脱脂・滅菌された綿糸あるいは吸収性
を持つ組み紐など繊維類をあらかじめ装着させる。さら
に、ドレナージ用チューブの内側に吸収性を持つ繊維な
どの微粒粉末や、紙オムツなどの吸収材として使われる
高分子系吸収材をライナーのように吹着・蒸着して、ド
レナージ用チューブの機能を増長させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ドレナージ(ド
レナージとは、ドレーン法=排液させるということで、
外科手術後の創腔あるいは膿瘍腔にたまる血液、リンパ
液膿、滲出物分泌物などが貯溜するのを防ぐため、チュ
ーブ、ガーゼなどを留置して体外に排出させる方法をい
う)用チューブの内側に挿入された脱脂滅菌された綿糸
あるいは吸湿性をもつ組み紐など繊維束の毛細管作用に
よって血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物の排出をいっ
そう容易にさせ、手術後の創腔あるいは膿瘍腔の早期回
復に関するものである。
レナージとは、ドレーン法=排液させるということで、
外科手術後の創腔あるいは膿瘍腔にたまる血液、リンパ
液膿、滲出物分泌物などが貯溜するのを防ぐため、チュ
ーブ、ガーゼなどを留置して体外に排出させる方法をい
う)用チューブの内側に挿入された脱脂滅菌された綿糸
あるいは吸湿性をもつ組み紐など繊維束の毛細管作用に
よって血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物の排出をいっ
そう容易にさせ、手術後の創腔あるいは膿瘍腔の早期回
復に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドレナージ用チューブは、手術後
の創腔あるいは膿瘍腔の早い回復を願って研究・開発の
結果、シリコンなどの人体に受容されやすい素材の研究
や製造がなされ、一般的にはこれらを使用する手術後の
処置が行われている。こうした手術後の処置にドレナー
ジ用チューブが使用されることは、創腔あるいは膿瘍腔
内からの血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物の排出が容
易に図られ、結果として手術後の合併症を予防し、患者
の早期回復に貢献している。従ってこの方法は、創腔あ
るいは膿瘍腔内にたまる血液、リンパ液膿、滲出物、分
泌物などの、自然な体外への排出がなされるものとして
広く利用されている。
の創腔あるいは膿瘍腔の早い回復を願って研究・開発の
結果、シリコンなどの人体に受容されやすい素材の研究
や製造がなされ、一般的にはこれらを使用する手術後の
処置が行われている。こうした手術後の処置にドレナー
ジ用チューブが使用されることは、創腔あるいは膿瘍腔
内からの血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物の排出が容
易に図られ、結果として手術後の合併症を予防し、患者
の早期回復に貢献している。従ってこの方法は、創腔あ
るいは膿瘍腔内にたまる血液、リンパ液膿、滲出物、分
泌物などの、自然な体外への排出がなされるものとして
広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これには期待
されている機能に関し次のような欠点がある。 (イ) 手術後に創腔あるいは膿瘍腔に挿入されたドレ
ナージ用チューブが機能するには、いくつかの条件が必
要と考えられる。第一に、患者の状態と体位などが、創
腔あるいは膿瘍腔にたまる血液リンパ液膿、滲出物、分
泌物などを容易に排出できる、いわゆるサイフォンのよ
うな条件が常に整っていなければならない。第二に、挿
入・留置されたドレナージ用チューブの先端が血液、リ
ンパ液膿、滲出物、分泌物と深く接触し、陰圧をかけず
に体外に排出される角度など、排出に必要な条件が整わ
なければ、期待される実効性については疑問が残る。 (ロ) 手術後の創腔あるいは膿瘍腔内にドレナージ用
チューブを挿入・留置しただけで、血液、リンパ液膿、
滲出物、分泌物などが排出されると考えるのは、有効な
場合もありうるが、患者の体位とドレナージ用チューブ
との角度の維持、疾患と患部の状態、患者の状態などが
まちまちであることから、所期の目的が達成されている
かも疑問である。むしろ創腔あるいは膿瘍腔内でのチュ
ーブの接触痛から、患者の離床訓練を遅らせるなど、実
例もあるといわれる。 (ハ) したがって、ドレナージ用チューブ使用につい
ての現況は、ドレーン作用という、きわめて重要な機能
が充分に果たされていないことも考えられる。本発明
は、これらの欠点を除くためになされたものである。
されている機能に関し次のような欠点がある。 (イ) 手術後に創腔あるいは膿瘍腔に挿入されたドレ
ナージ用チューブが機能するには、いくつかの条件が必
要と考えられる。第一に、患者の状態と体位などが、創
腔あるいは膿瘍腔にたまる血液リンパ液膿、滲出物、分
泌物などを容易に排出できる、いわゆるサイフォンのよ
うな条件が常に整っていなければならない。第二に、挿
入・留置されたドレナージ用チューブの先端が血液、リ
ンパ液膿、滲出物、分泌物と深く接触し、陰圧をかけず
に体外に排出される角度など、排出に必要な条件が整わ
なければ、期待される実効性については疑問が残る。 (ロ) 手術後の創腔あるいは膿瘍腔内にドレナージ用
チューブを挿入・留置しただけで、血液、リンパ液膿、
滲出物、分泌物などが排出されると考えるのは、有効な
場合もありうるが、患者の体位とドレナージ用チューブ
との角度の維持、疾患と患部の状態、患者の状態などが
まちまちであることから、所期の目的が達成されている
かも疑問である。むしろ創腔あるいは膿瘍腔内でのチュ
ーブの接触痛から、患者の離床訓練を遅らせるなど、実
例もあるといわれる。 (ハ) したがって、ドレナージ用チューブ使用につい
ての現況は、ドレーン作用という、きわめて重要な機能
が充分に果たされていないことも考えられる。本発明
は、これらの欠点を除くためになされたものである。
【0004】
【課題を解決する手段】(イ) 図1、図2、図3に見
るように、ドレナージ用チューブ(1)の内側に、直行
または蛇行する索溝(2)を刻み、ドレナージ用チュー
ブ自体に若干の毛細管機能を持たせる。 (ロ) さらにドレナージ用チューブ本来の機能性を高
めるため、毛細管作用を持つ組み紐などの繊維類(3)
を、挿入・貼付する。あるいは組み紐などの繊維類
(3)の吸収性を損ねない程度にチューブ内側にそれら
を圧着してもよい。この方法は、組み紐などの繊維類を
単に挿入する方法よりも、ドレナージ用チューブの中空
機能が保たれ、血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物など
が糊化しても、その排出機能を著しく損ねることを防ぐ
措置でもある。 (ハ) また、図5にみるように、ドレナージ用チュー
ブ(1)の先端部分の組み紐などの繊維束(5)をリン
グ状に装着することにより、創腔あるいは膿瘍腔内に挿
入・留置されたドレナージ用チューブは、さらにその吸
収機能が高められ、あわせてドレナージ用チューブ切口
(4)による、術後の創腔あるいは膿瘍腔内などへの接
触痛をやわらげる作用が持て、患者の早期回復と離床訓
練にも貢献できる。 (ニ) さらに、図7、8、9に見るように、ドレナー
ジ用チューブの索溝(2)あるいは内面に、シルクなど
繊維の微粒粉末、あるいは紙オムツなどの吸収材として
使われる高分子系吸収材(6)などを吹着・蒸着するな
どして、ライナーのように加工することは、ドレナージ
機能を格段に高める方法でもある。この繊維の微粒粉末
あるいは紙オムツなどの吸収材として使われる高分子系
吸収材などを吹着・蒸着する手法の場合は、索溝を刻ま
ない原形のドレナージ用チューブでも、十分に所期の目
的を達成できる。これらの方法はチューブ内面を通過す
る血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物に対し、さらに吸
収・流動効果を発揮するものと考えられる。本発明は、
以上のような構成よりなるドレナージ用チューブであ
る。
るように、ドレナージ用チューブ(1)の内側に、直行
または蛇行する索溝(2)を刻み、ドレナージ用チュー
ブ自体に若干の毛細管機能を持たせる。 (ロ) さらにドレナージ用チューブ本来の機能性を高
めるため、毛細管作用を持つ組み紐などの繊維類(3)
を、挿入・貼付する。あるいは組み紐などの繊維類
(3)の吸収性を損ねない程度にチューブ内側にそれら
を圧着してもよい。この方法は、組み紐などの繊維類を
単に挿入する方法よりも、ドレナージ用チューブの中空
機能が保たれ、血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物など
が糊化しても、その排出機能を著しく損ねることを防ぐ
措置でもある。 (ハ) また、図5にみるように、ドレナージ用チュー
ブ(1)の先端部分の組み紐などの繊維束(5)をリン
グ状に装着することにより、創腔あるいは膿瘍腔内に挿
入・留置されたドレナージ用チューブは、さらにその吸
収機能が高められ、あわせてドレナージ用チューブ切口
(4)による、術後の創腔あるいは膿瘍腔内などへの接
触痛をやわらげる作用が持て、患者の早期回復と離床訓
練にも貢献できる。 (ニ) さらに、図7、8、9に見るように、ドレナー
ジ用チューブの索溝(2)あるいは内面に、シルクなど
繊維の微粒粉末、あるいは紙オムツなどの吸収材として
使われる高分子系吸収材(6)などを吹着・蒸着するな
どして、ライナーのように加工することは、ドレナージ
機能を格段に高める方法でもある。この繊維の微粒粉末
あるいは紙オムツなどの吸収材として使われる高分子系
吸収材などを吹着・蒸着する手法の場合は、索溝を刻ま
ない原形のドレナージ用チューブでも、十分に所期の目
的を達成できる。これらの方法はチューブ内面を通過す
る血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物に対し、さらに吸
収・流動効果を発揮するものと考えられる。本発明は、
以上のような構成よりなるドレナージ用チューブであ
る。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 (イ) ドレナージ用チューブ(1)の内側に索溝
(2)を刻みつけ、チューブ自体に若干の毛細管機能を
持たせる。 (ロ) さらに、そのチューブの内側に脱脂滅菌された
綿糸あるいは組み紐などの繊維類(3)を挿入し、その
毛細管作用を利用しながら手術後の創腔あるいは膿瘍腔
にたまる血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物などの早期
排出を促す。 (ハ) その組み紐などの繊維類(3)挿入の際には、
繊維類自体の吸収性を損ねない程度に貼付あるいは熱圧
着などの方法で固定し、チューブの中空性を維持するこ
とが好ましい。血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物など
が糊化する場合でも、ドレーン機能を維持させるためで
ある。 (ニ) また、図5にみるように、ドレナージ用チュー
ブ(1)の先端部分に、組み紐などの繊維類(5)をリ
ング状に装着することにより、創腔あるいは膿瘍腔内に
挿入されたドレナージ用チューブは、さらにその排液・
吸収機能が高められる。 (ホ) あわせてそのリング状の繊維類(5)などは、
手術後から抜去されるまでの間、創腔あるいは膿瘍腔内
で、チューブの切口(4)による接触痛を和らげ、その
緩衝作用は患者の離床訓練と早期回復に貢献する。 (ヘ) さらに、図7、図8、図9にみるように、ドレ
ナージ用チューブ内面にシルクなど繊維の微粒粉末ある
いは、紙オムツなどの吸収材として使用されている高分
子系吸収材(6)などを貼付・吹きつけるなどしてそれ
らにドレナージ用チューブのライナーとしての機能を持
たせ、その毛細管作用を増長させる。この場合は、索溝
を刻まない原形のドレナージ用チューブに実施しても十
分に所期の機能を発揮できるものである。なお図面上、
短く描いてあるのは、本来の長さのものを部分的に表現
したに過ぎない。本来は必要な長さにカットされ、消毒
・滅菌など医療器具として必要な工程のあと、パッケー
ジされ製品となる。
て説明する。 (イ) ドレナージ用チューブ(1)の内側に索溝
(2)を刻みつけ、チューブ自体に若干の毛細管機能を
持たせる。 (ロ) さらに、そのチューブの内側に脱脂滅菌された
綿糸あるいは組み紐などの繊維類(3)を挿入し、その
毛細管作用を利用しながら手術後の創腔あるいは膿瘍腔
にたまる血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物などの早期
排出を促す。 (ハ) その組み紐などの繊維類(3)挿入の際には、
繊維類自体の吸収性を損ねない程度に貼付あるいは熱圧
着などの方法で固定し、チューブの中空性を維持するこ
とが好ましい。血液、リンパ液膿、滲出物、分泌物など
が糊化する場合でも、ドレーン機能を維持させるためで
ある。 (ニ) また、図5にみるように、ドレナージ用チュー
ブ(1)の先端部分に、組み紐などの繊維類(5)をリ
ング状に装着することにより、創腔あるいは膿瘍腔内に
挿入されたドレナージ用チューブは、さらにその排液・
吸収機能が高められる。 (ホ) あわせてそのリング状の繊維類(5)などは、
手術後から抜去されるまでの間、創腔あるいは膿瘍腔内
で、チューブの切口(4)による接触痛を和らげ、その
緩衝作用は患者の離床訓練と早期回復に貢献する。 (ヘ) さらに、図7、図8、図9にみるように、ドレ
ナージ用チューブ内面にシルクなど繊維の微粒粉末ある
いは、紙オムツなどの吸収材として使用されている高分
子系吸収材(6)などを貼付・吹きつけるなどしてそれ
らにドレナージ用チューブのライナーとしての機能を持
たせ、その毛細管作用を増長させる。この場合は、索溝
を刻まない原形のドレナージ用チューブに実施しても十
分に所期の機能を発揮できるものである。なお図面上、
短く描いてあるのは、本来の長さのものを部分的に表現
したに過ぎない。本来は必要な長さにカットされ、消毒
・滅菌など医療器具として必要な工程のあと、パッケー
ジされ製品となる。
【0006】
【発明の効果】以下、本発明の効果について説明する。 (イ) ドレナージ用チューブが創腔あるいは膿瘍腔に
留置されるだけの従来の手法から、ドレナージ用チュー
ブの内側に直行あるいは蛇行する索溝をきざみ、チュー
ブ自体に若干の毛細管作用をもたせて、ドレナージ用チ
ューブの機能化を図り、手術後の合併症を予防し、患者
の早期回復に貢献できる。 (ロ) また、ドレナージ用チューブ内に脱脂・滅菌さ
れた組み紐などの繊維類をあらかじめ挿入し、その毛細
管作用を利用しながらチューブのドレーン機能をさらに
強化させるものである。 (ハ) さらに、ドレナージ用チューブ内面にシルクな
ど繊維の微粒粉末あるいは、紙オムツなどの吸収材とし
て使用されている高分子系吸収材などを吹着・蒸着する
などし、ドレナージ用チューブのライナーとして機能さ
せ、ドレナージ処置をいっそう有効にさせる。この場合
は、ドレナージ用チューブ内側の索溝がなくてもこの効
果・機能は発揮できるものである。これらはドレナージ
用チューブを創腔あるいは膿瘍腔に留置させるだけの従
来の手法から、術後の患部にもっとも適したドレナージ
処置を可能とさせ、患者の離床訓練と早期回復に貢献で
きるものである。
留置されるだけの従来の手法から、ドレナージ用チュー
ブの内側に直行あるいは蛇行する索溝をきざみ、チュー
ブ自体に若干の毛細管作用をもたせて、ドレナージ用チ
ューブの機能化を図り、手術後の合併症を予防し、患者
の早期回復に貢献できる。 (ロ) また、ドレナージ用チューブ内に脱脂・滅菌さ
れた組み紐などの繊維類をあらかじめ挿入し、その毛細
管作用を利用しながらチューブのドレーン機能をさらに
強化させるものである。 (ハ) さらに、ドレナージ用チューブ内面にシルクな
ど繊維の微粒粉末あるいは、紙オムツなどの吸収材とし
て使用されている高分子系吸収材などを吹着・蒸着する
などし、ドレナージ用チューブのライナーとして機能さ
せ、ドレナージ処置をいっそう有効にさせる。この場合
は、ドレナージ用チューブ内側の索溝がなくてもこの効
果・機能は発揮できるものである。これらはドレナージ
用チューブを創腔あるいは膿瘍腔に留置させるだけの従
来の手法から、術後の患部にもっとも適したドレナージ
処置を可能とさせ、患者の離床訓練と早期回復に貢献で
きるものである。
【図1】本発明の平面図である。
【図2】本発明の断面図である。
【図3】本発明の斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
1 ドレナージ用チューブ 2 索溝 3 組み紐などの繊維束 4 チューブ切口 5 リング状に装着された繊維束 6 チューブ内側のライナーとなる繊維の微粒粉末ある
いは高分子吸収材
いは高分子吸収材
Claims (1)
- 【請求項1】 創腔あるいは膿瘍腔などに一定期間、挿
入・留置されるドレーン用チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000112761A JP2001252349A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | ドレナージ用チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000112761A JP2001252349A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | ドレナージ用チューブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001252349A true JP2001252349A (ja) | 2001-09-18 |
Family
ID=18624864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000112761A Pending JP2001252349A (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | ドレナージ用チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001252349A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517682A (ja) * | 2007-02-09 | 2010-05-27 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 組織部位へ減圧治療を施すための装置および方法 |
WO2010143384A1 (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-16 | Tani Tohru | 手術用吸引嘴管 |
JP2012508621A (ja) * | 2008-11-14 | 2012-04-12 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 組織部位からの流体を溜めるための流体嚢、システム、及び方法 |
US8267908B2 (en) | 2007-02-09 | 2012-09-18 | Kci Licensing, Inc. | Delivery tube, system, and method for storing liquid from a tissue site |
US8939933B2 (en) | 2006-03-14 | 2015-01-27 | Kci Licensing, Inc. | Manifolds, systems, and methods for administering reduced pressure to a subcutaneous tissue site |
WO2017182827A1 (en) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | Cambridge University Hospitals Nhs Foundation Trust | Apparatus for the treatment of defects internal of the body |
-
2000
- 2000-03-09 JP JP2000112761A patent/JP2001252349A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9737650B2 (en) | 2008-11-14 | 2017-08-22 | Kci Licensing, Inc. | Fluid pouch, system, and method for storing fluid from a tissue site |
JP2015061663A (ja) * | 2008-11-21 | 2015-04-02 | ケーシーアイ ライセンシング インコーポレイテッド | 組織部位からの液体保持用送達チューブ、システム及び方法 |
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US9962473B2 (en) | 2009-06-10 | 2018-05-08 | Tohru Tani | Surgical suction nozzle |
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CN109562248A (zh) * | 2016-04-21 | 2019-04-02 | 剑桥大学医院Nhs信托基金会 | 用于治疗身体内部缺陷的装置和方法 |
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