JP4796130B2 - 嚢熱切開用器具及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、一般に白内障手術分野に関する。より詳しくは、本発明は、比較的小さな角膜切開部を通して、比較的大きな丸形の嚢熱切開を焼灼するための熱を利用した器具及びシステムに関する。本システムでは熱及び気流を、手術部位に提供し、それにより嚢切開を効率的に且つ容易に実施可能にする。
現在まで、100万回以上の白内障手術が米国で毎年実施されているが、該手術では、前水晶体嚢を、水晶体核に接近して、変質した皮質物質を除去可能にするために開口せねばならない。水晶体嚢を比較的大きく円形に開口させて、それにより、水晶体内部に入り、内側から内容物を吸引する必要がある。こうした開口部の形成は、嚢切開として既知である。開口部が滑らかな縁部を有し、開口部を引裂にくくし、それにより水晶体の中身を開口部から容易に除去可能にすることは、重要である。水晶体開口部は通常約直径5〜7mmだが、これは変動するかも知れない。
現在では、前嚢切開に関しては2技術:“缶オープナー(can-opener)”法及び破嚢術が、広く使用されている。缶オープナー式嚢切開では、強膜又は周辺角膜で僅かな切開を行い、その後水晶体切開刀、ナイフ又は針を切開部から挿入し、小さな連接する切離部を、前水晶体嚢に環状に形成する。切離部を連接させて完全な円形を形成後、前嚢の円形部分をピンセットで把持して、切取線に沿って引き剥がす。残念ながら、多数の小さな嚢切離部で嚢を開口する場合、小さな垂下部分が残存し、それが局所的に最も耐性の低くなる領域となり、切離を半径方向に後嚢まで後方に広げる可能性がある。こうした有害な結果により、嚢の構造的安定性が損なわれ、硝子体が前房へと脱出する確率が増大する。
破嚢術(Capsulorrhexis)は、前嚢の中心を円形に開口する技術を指す。この連続した開口部により、上述した缶オープナー法に一般的な、残存する垂下部分を排除できる。破嚢術では、嚢の切開を水晶体切開刀で行うが、この切開を同軸で、新たに切離する嚢の前縁部を水晶体切開刀で、切断せずに押圧して、又はピンセットで前縁部を把持して、円形状を形成して、行う。この処置は、執刀医にとって制御が困難である。切離動作により、不適切に赤道及び後嚢に向かい切離する可能性があり、開口部の寸法を決定するのは難しい。破嚢術では、相当な技量と経験が、常に成果を上げるには必要となる。
前嚢をどちらの前述した前嚢切開法で開口するにしても、細心の注意を要する処置となり、白内障手術で最も難しい段階の1つであると広く考えられている。十分に前嚢切開が行われないと、それ以降の外科的段階に支障を及ぼし、手術による合併症の可能性が増大する。不十分な嚢切開から生じた合併症としては、チン氏帯にかかる応力とその結果生じる後嚢破損、硝子体損失、及び効果的な水晶体除去を妨害する大きな嚢垂下部が挙げられる。不十分な嚢切開により、嚢構造が明確に画定できないために、眼内レンズを嚢袋内に配置する妨げにもなる。手術時間が長くなり、術後の合併症や視力減退という結果の危険性とともに、患者の苦痛が増大する可能性がある。
前嚢切開に関する上記技法のどちらについても、嚢開口部の寸法又は位置は最適でないことが多い。切開の場所、寸法及び形態は、重大な影響を及ぼす。例えば、嚢開口部が小さ過ぎると、水晶体核及び皮質を安全に除去できなくなる可能性があり、適切に眼内レンズを水晶体嚢に挿入するのを妨害する可能性がある。加えて、小さい又は中心を外れた嚢開口部では、手術中に水晶体嚢に過度の応力がかかり、その結果眼をチン氏帯及び嚢の破損という危険に曝すことになる。
特定の装置が、従来の前嚢切開法に関する問題を解決するために提案された。例えば、スミルマウル(Smirmaul)氏に付与された米国特許第4,766,897号、及びコジーン(Cozean)Jr.氏他に付与された米国特許第5,269,787号及び第5,873,883号では、夫々前嚢を切開する円形の切断用部材を含む器機を開示している。しかしながら、かかる装置を小さく切開する白内障手術で使用するのは、該装置寸法のために限界がある。厳密に言うと、眼の前水晶体嚢は角膜及び強膜で保護されており、そのため通路用に角膜組織又は強膜組織に創口を切断後、外科用装置を前嚢に到達させる必要がある。望ましくは、角膜組織に切開する通路用創口の幅を、好適には1〜3mmに限定する。小創口であれば、外科的縫合処置の範囲を縮小でき、迅速な治癒を促進し、乱視を最小限にし、感染症になる確率を減少し、迅速な視力リハビリテーションを提供できる。従って、白内障手術で使用する器具類は、小創口を通過可能にすべきである。従来技術の切断用部材は、1〜3mmの小さな角膜切開部からは通過不可能である。
熱を先端部に集中させた焼灼用器具が存在し、該先端部を手術部位に接触させて、焼灼する。こうした焼灼用器具を白内障手術に使用する際には、切開部を角膜に創り、該焼灼用器具の先端部を該切開部から挿入して、嚢と接触させ、そこで作動させて嚢を熱焼する。従来技術の焼灼用器具の使用は、前述したように、切開部が小寸法のために限界があり、所望の熱焼領域に関して適当な寸法の円形状を有する大きな先端部を導入する妨げとなっている。
本出願人による国際特許出願第PCT/IL05/000461号では、細径軸の端部に、斜角で存在させた焼灼用リングについて開示している。焼灼用リングを従って、小さな切開部から導入でき、斜角によって、焼灼部の最大軸を軸径より大きくして、比較的大きな楕円形の焼灼部を付与できる。
シェファー(Sheffer)氏他への米国特許第6,066,138号では、ハンドル内から収縮可能な熱焼用焼灼器について開示しており、該焼灼器を角膜の切開部に挿入して後、完全な寸法まで延伸できる。シェファー氏の特許では、焼灼用リングによって、図1bで明白なように、完全な円形に閉じず、ハンドル付近の領域を熱焼しないという短所がある。従って、更に残余部分をピンセットで把持し、制御が難しい切離部を形成する必要がある。加えて、熱焼用リングを、ハンドルの奥まで略延伸させる単一の金属ワイヤで形成するために、ワイヤを電気的に加熱する際に、器具を断熱し、不要な領域の加熱を防ぐことが困難である。熱焼が、眼の水晶体に隣接した他の部分で誤って発生する可能性がある、というのも該器具のハンドルが熱くなるためと、該器具を眼内に相当挿入する必要があるためである。
他の焼灼用器具としては、小径の先端部を有し、該先端部を切開部から挿入し、該先端部を使用して嚢に一連の穴を焼灼し、環状に構成し、それをその後ピンセットで把持して、円形開口部に切離させるものが在る。こうした焼灼用器具を操作して、確実に環状で、所望の場所に存在する一連の焼灼部を形成し、且つ所望の寸法の環を形成することは困難である。角膜の小径切開部から挿入可能で、しかも容易に、嚢で大径の環状をした開口部を形成するために使用可能な焼灼用器具を有することが、望ましい。
このように、確実に均一な環状の開口部を嚢に形成可能な外科的器具に対するニーズが存在する。
加えて、白内障手術では、処置は通常、複数の器具:切断器具、空気圧入口、水圧入口、及び関連する手術用機器及び電気機器、を必要とするため複雑となる。係る外科的処置を、熱を手術部位に集中させる複合器具を提供することで単純化し、該複合器具を、取扱いが便利なように構築し、該複合器具を使用して、熱及び気流圧の両方を手術部位に向けて供給可能にすると、有用となろう。
このように、水晶体嚢に約5〜7mmの嚢切開開口部を形成し、該開口部が操作に耐え得る器具に対するニーズが存在する。そうした器具で、比較的小さな、即ち、約1〜2mmの角膜切開部を通過可能にする必要がある。
従って、本発明の主な目的は、嚢切開を実施するための熱を利用したシステム及び器具を提供することであり、該システム及び器具により、水晶体嚢に、短パルスの電流を使用して、開口部の形成を行う。電流から発生した熱で、瞬時に所定寸法の開口部を水晶体嚢に焼灼する。
その上、本発明のシステム及び器具を、継続的に圧縮気流を手術部位に当てるよう構成し、それにより更なる気流制御装置を不要にする。
加えて、本発明のシステム及び器具には、小さな角膜切開部(約1.5mm)を通して水晶体に接近可能にする一方で、例えば約5〜7mmの直径を有する嚢切開が可能な、拡縮可能な焼灼用要素を有する。
本発明の好適な1実施例によると、嚢切開処置を実施するためのシステムを提供するが、該システムには、遠端部を有する主ハウジング部、及び主ハウジング部の遠端部に結合する拡縮可能な焼灼用要素を備える嚢切開用器具と、嚢切開及び移動制御ユニットとを備える。嚢切開器具を、嚢切開及び移動制御ユニットと連結状態にして、焼灼用要素に電流及び移動制御を提供し、それにより、焼灼用要素を拡張させて加熱すると、開口部が水晶体嚢に焼灼される。
本発明の好適な実施例によると、本システムにはまた、本器具と嚢切開及び制御ユニットとの間を連結するハンドルを備える。嚢切開を実施する焼灼用要素を、ハンドルの向こう側にある嚢切開用器具部分から収縮させるが、この器具部分を使い捨て可能で、単用とする。
本発明の更に好適な実施例によると、本システムにはまた、空気圧縮ユニット、及び該空気圧縮ユニットに結合させて圧縮空気を手術部位に方向付ける気流手段を、含む。
本発明の別の好適な実施例によれば、嚢切開を実施するための器具を提供するが、該器具には;
(a)近端部及び遠端部を有する主ハウジング部;
(b)主ハウジング部の遠端部に結合する、収縮形態と拡張形態との間で切換えるよう構成する拡縮可能な焼灼用要素;
(c)主ハウジング部から延伸し、焼灼用要素の近端部で終端する気流経路;
(d)気流経路に結合して圧縮気流を供給する気流手段;及び
(e)主ハウジング部に結合して、電流を焼灼用要素に提供すると共に、移動制御を提供して焼灼用要素の拡縮を制御する嚢切開及び移動制御ユニット手段、を備えており、
焼灼用要素を、眼に小さな角膜切開部から、焼灼用要素が収縮形態である際に、挿入可能とし、焼灼用要素を、それが拡張形態であり、電流を焼灼用要素に印加する際に、所定寸法の嚢切開を実施するよう構成する。
本発明に関する他の特徴及び効果については、以下の詳細な説明部分から一層容易に明白であり理解されるであろう。
本発明を一層良く理解するために、その実施例に関して、添付図に対して言及するが、その中で、対応する要素又は部分に対しては、全体を通して同様な数字で示すものとする。
本発明では、焼灼的要素としても既知の、収縮可能な焼灼リングを有する、嚢切開用器具について開示する。焼灼的要素を、最初はスリーブ内に隠す。本器具を、嚢切開部を通して挿入後、焼灼的要素を、次第にスリーブ内部から、複数の同心に配置した、該要素と関連させた管を外側へ摺動させて、拡張する。最後に、焼灼的要素を完全に開いて、完全な円形又は完全な卵形状をした焼灼器に広げて、該焼灼器をその後、加熱して水晶体を熱焼する。完全な円形又は卵形状に熱焼することで、その結果、危険性があり、実施が難しいピンセットによる切離の必要が無くなる。
本発明では、加熱が焼灼的要素に限定されるため、眼の不適当な領域を熱焼する恐れがない。焼灼的要素は収縮可能な性質のため、該焼灼的要素を小さな嚢切開部から導入可能になるだけでなく、その小さな嚢切開部の直径より大きな直径で、水晶体に焼灼を提供する。本器具は加えて、加圧した気流を中空の中心部から供給し、別の気流器具の必要性を軽減する。
図1〜図6では、本発明の原理に従い作製され、操作される嚢切開用器具10に関する好適な実施例を示す。
図1を参照すると、嚢切開用器具10には、遠端部14と近端部16を有する主ハウジング部12を含む。主ハウジング部12には、近端部16に連結部40を含み、該連結部により容易に主ハウジング部12をハンドルに連結させ、該ハンドルを、嚢切開及び移動制御ユニットに、及び空気圧縮ユニットに操作可能に結合して、電流及び圧縮空気を夫々、嚢切開用器具10に供給する。これについては、本明細書で図7a〜図7bに関して更に記述する。
嚢切開用器具10には、主ハウジング部12の遠端部14から延在するスリーブ52を含む。最初に、スリーブ52を、本明細書で更に記述する嚢切開用器具10の外科的要素を覆って配設する。スリーブ52を非導電材料、例えばプラスチック又はテフロン(登録商標)で、形成し、且つスリーブ52には最小摩擦で眼へ導入可能にするよう滑面を有する。スリーブ52の端部には、縁部周囲にテーパを付ける。これにより、切開を行った後、眼への導入が容易になる。スリーブ52で、眼への導入後、角膜切開部に対して密封も提供する。
図2及び、最も良く示す図3a〜図3bを参照すると、嚢切開用器具10には、遠端部44を有する外管18を含む。端部44には、先端部46と、外管18の完全な管状領域(先端を切った周径を有さない領域)と先端部46との間で延在させる先端を切った周径を有する外管延在部48とを備える。外管18が完全な管状構造部から外管延在部48に変化する領域には、斜角を付けた縁部50を有し、該縁部で、外管延在部48に対して更に構造的な支持を提供し、それにより外管延在部48を出来るだけ細くできる。斜角を付けた縁部50は、外管延在部48に対して最大限の支持を提供するように、適切な角度で斜角を付けてもよい。
嚢切開用器具10にはまた、主ハウジング部12の中心軸を通過し、主ハウジング部12の遠端部14から外管18を通り延伸する内管20を含む。内管20の中空中心部で、加圧した気流を手術部位に向けるための空気流路24(図2参照)を規定する。空気流路24を操作可能に空気圧縮ユニット(図7bで後述する)に結合させて、圧縮空気を受容する。当然ながら、気流を提供することで、手術部位を嚢切開実施中に乾燥させたままにする。圧縮気流はまた、水晶体嚢の開口中、眼の前房を開口させ、広げたまま保つのに役立つ。
図2を参照すると、内管20と外管18の両方を、主ハウジング部12内に設置したバネ機構54に結合させて、内管20及び外管18のスリーブ52から外への複合運動を可能にするだけでなく、外管18内で内管20を移動可能にする。これについては、本明細書で更に記述する。注意すべきは、図2で示すように、内管20を外管18内側に配置する。
好適な実施例によると、図2で示した全要素は、使い捨て可能で、単用を目的とする。これには、ハウジング部12、バネ機構54、内管20、外管18、スリーブ52の他焼灼用要素30(以下で記述する)を含む。
図3a及び図3bを参照すると、拡縮可能な焼灼用要素30を内管20の端部に連結する。図3aでは、焼灼用要素30について、スリーブ52内に収縮した状態で、説明している。図3bでは、焼灼用要素30について、該要素をスリーブ52の外に延伸後で、説明している。
焼灼用要素30には、第1バンド34及び第2バンド36を含み、該両バンドを、例えば、限定しないが、タングステン合金等の、導電性材料製で形成する。各バンド34、36の反対側端部を、内管20の端部と外管18の先端部46との間で垂直に連結する。外管18の先端部46方向に内管20を移動させて、第1バンド34及び第2バンド36を、拡張させた開口形態にし、この形態ではバンド34、36で、図6で示すように、互いで円形を略形成する。バネ機構54を、内管20の移動及び外管18の移動を可能にするよう提供する。当然ながら、当該分野で周知の、他の機構を採用して、内管20及び外管18の外側への移動を達成できる。
嚢切開用器具10の先端部を角膜切開部から通す間、スリーブ52で、外管18及び内管20を被覆する。スリーブ52を外管18用だけでなく内管20及び焼灼用要素30用カバーとして提供することで、眼への導入を迅速に、最小摩擦で達成できる。
図3bを参照すると、前房に到達すると直ぐに、外管18及び内管20をスリーブ52の端部から前進させる。先端部46が水晶体嚢付近に来ると、内管20を前進させ、それにより焼灼用要素30を収縮形態から拡張した開口形態に変化させる(図4、図5及び図6参照)。焼灼用要素を、それから嚢上に配置する。電気の短パルスを本器具を介して送り、その結果焼灼用要素のバンド34、36を加熱して、水晶体嚢で開口部を焼灼する。
上記のように、スリーブ52は、嚢切開用器具10の端部を眼に挿入すると、角膜に対して密封を提供する目的を果たす。注意すべきは、図1では、スリーブ52によって外管18及び焼灼用要素30を見えない所に隠蔽していることである。
収縮形態では、焼灼用要素30のバンド34、36を、略扁平にして互いに平行にして、外管18の延在部48上側に配置する。図1、図2、図3a及び図3bでは、焼灼用要素30を収縮形態としている(図1では、焼灼用要素は非可視)。図1、図2及び図3aでは、焼灼用要素30をスリーブ52内側に位置させる。同位置で、嚢切開用器具10の端部を、約1〜2mmの、比較的小さな角膜切開部に挿入できる。
図3bでは、焼灼用要素30を部分的にスリーブ52の外側に前進させるが、依然として収縮形態にある。焼灼用要素30のスリーブ52の外側への移動を、外管18及び内管20を移動させ、それにより延在部48及び焼灼用要素30をスリーブ52の端部から露出させて、達成する。その後、内管20を外管18の先端部46に向けて移動させ、一方で外管18は静止したままにし、その結果各バンド34、36を弓形の、半円形態にする。
図4〜図6を参照すると、拡張した開口形態について示すが、図5では、バンド34、36を部分的にのみ開口させてある。
バンド34、36の高さは、内管20及び先端部46の高さより約200ミクロン高く、それによりバンド34、36の縁部が嚢と接触する際に、嚢切開用器具10の他の如何なる要素も嚢と接触しない。内管20には、上側縁部に形成するスロット60を該内管端部に設けて、そうした更に高いバンド34、36を収容する。
図5及び図6を参照すると、第1及び第2バンド34、36の長さを、嚢切開が必要な寸法に従い設計する。例えば、4〜5mmの嚢切開には、約7mmのバンド長が必要である。バンド長は、必要な嚢切開の円周の約半分である。外管18の延在部48も、バンド34、36が扁平で、収縮形態にある際に、それらを収容するのに十分な長さにしなければならない。斜角を付けた縁部50の角度は、延在部48の長さに応じて大きく又は小さくできる。
随意に、使用前に、焼灼用要素30を器具10から取外し、それにより嚢切開の寸法を選ぶために、焼灼用要素の寸法を選択できる。好適には、複数の取外可能な焼灼用要素を、長いバンド又は短いバンドを有して設計して、嚢切開を、最も好適な直径である4、5、6又は7mmから選択する直径で実施可能である。取外可能な他の寸法の焼灼用要素も、考え得る。
第1及び第2バンド34、36を、導電性材料、例えばタングステン合金又は任意の他の適当な要素等からも形成する。内管20及び外管18を、両方共、少なくとも部分的に、導電性材料から形成する。延在部48及び外管18の先端部46も、同様に同じ材料から形成する。内管20と外管18とで、電気回路に関して反対極を規定し、これらを互いに電気的に絶縁するよう設計する。
嚢切開を実施するために、短い低電圧パルスを、バンド34、36に通す。電流を内管20、バンド34、36、先端部46、延在部48に通過させ、外管18を介して戻し、バンド34、36を加熱する(又は極性に応じてその逆も同様にあり得る)。
当然ながら、スイッチを設けて、それにより電気回路を、焼灼用要素30が拡張形態にある場合にのみ、完結して、早過ぎる焼灼用要素30の加熱を防止する。
次に、図7a及び図7bについて、及び上述した嚢切開用器具を使用して嚢切開を実施するシステムについて、言及する。
嚢切開用器具10をハンドル72に結合させ、該ハンドルにより容易に執刀医が器具10を操作可能にする。ハンドル72には、主ハウジング部12のバネ機構54(図2参照)に連結するモータ(図示せず)を収納して、外管18、内管20、及び焼灼用要素30の拡縮に関する可逆運動を可能にする。
ハンドル72を、空気圧縮ユニット74に、その端部に連結部96を有する空気管76を介して、結合させて、圧縮空気を、嚢切開の実施中に手術部位に供給する。空気圧縮ユニット74には、好適には、制御装置78、ディスプレイ80を含み、嚢切開用器具10の空気流路に送給する圧縮空気量を決定する。
ハンドル72を更に、嚢切開及び移動制御ユニット82と、その端部に連結部94を有する電力ケーブル84を介して結合させて、嚢切開用器具10に電流及び移動制御を供給する。嚢切開及び移動制御ユニット82には、制御装置86の他ディスプレイ88も含み、電力ケーブル84から嚢切開用器具10に印加する電流量を決定する。電力ケーブル84を、ハンドル72の内側にあるモータに連結して、嚢切開用器具10の外管18及び内管20の移動を容易にする。
足踏み式制御スイッチ90も、コード92を介して嚢切開及び移動制御ユニット82に連結する。足踏み式制御スイッチ90により、執刀医は内管20及び外管18の移動、及び焼灼用要素30の拡縮の他、電流の印加についても、足で制御可能になる。
次に、白内障手術中に焼いて嚢切開用開口部を創るために使用する場合の、嚢切開用器具10の操作について記述する。
図8〜図13では、図は概略図であり、相対的な寸法は必ずしも正確ではない。実際には、嚢切開開口部で、水晶体領域の約半分から3分の2を包囲するが、嚢切開開口部は、通常4〜7mmの範囲内である。
図8a及び図8bを参照すると、執刀医は先ず、眼102の角膜100に小さな、好適には直径約1〜2mmの切開を、標準的なメス104を使用して、入れる。
図9a及び図9bを参照すると、角膜100の切開を形成後、嚢切開用器具10の端部を、嚢切開用器具10を図1で示した形態で、内管20、外管18及び焼灼用要素30をスリーブ52内側に配置して、切開部から挿入する。圧縮空気の噴射を、角膜100に、内管20の中空中心部に存在する空気流路24を介して送給する(図2に示す)。この圧縮空気により、角膜100の形状保持を助け、また流体を水晶体106後方へ移動し、その結果、比較的乾燥した水晶体106に対して更なる処置段階を実施可能になる。
図10を参照すると、眼に導入した後、執刀医は足踏み式制御スイッチ90を使用して、外管18、内管20(外管18の内側に配置した)、及び焼灼用要素30を前進させて、スリーブ52の端部から延伸させ突出させる(図3b)。
図11を参照すると、焼灼用要素30を露出させておき、内管20を足踏み式制御スイッチ90を介して前進させ、それにより焼灼用要素30のバンド34、36を、外管18を静止させたまま、外管18の先端部46に向けて押圧する。これにより、焼灼用要素30のバンド34、36が、略扁平形態から(図10に示す)、半円形態(図11に示す)に変化し、それにより焼灼用要素30のバンド34、36は互いで略円形を形成する(図6にも示す)。
このように焼灼用要素30を拡張して円形にすると、執刀医は嚢切開用器具10を下降させ、それにより水晶体嚢106が焼灼用要素30のバンド34、36と接触する。
低電圧パルスをその後、足踏み式制御スイッチ90を使用して印加して、バンド34、36を加熱し、それにより嚢切開開口部を、バンド34、36を配置した水晶体嚢106で焼灼させる。
図12を参照すると、バンド34、36をその後、内管20を後方に移動させて収縮形態に戻す。本発明を使用して熱焼した嚢切開開口部108は、図12の中心部に視覚的にはっきりと見て取れる。バンド34、36を閉じることで、嚢切開開口部108領域から焼いた過剰な水晶体嚢及び水晶体皮質物質がバンド34、36内に保持され、そうした過剰な物質を除去できる。
図13を参照すると、焼灼用要素30及び内管20、外管18を含む、器具10の全内部要素を、スリーブ52内に、眼102から器具10を取除くために予め、収縮しておく。図13の中心で視覚的にはっきりと見えるのは、本発明の嚢切開用器具及びシステムを使用して形成した最終的な嚢切開開口部108である。器具10をその後眼102から取除き、残りの白内障手術を、嚢切開開口部108を熱焼して、実施できる。
こうしたシステム及び器具により、水晶体の効果的で再生可能な嚢開口部を提供し、水晶体超音波乳化吸引術又は同等な処置等の、白内障手術及び白内障物質の除去に関する更なる段階が可能になる。
このように、従来技術の嚢切開用器具と比べた場合、本発明の器具により極めて有意な効果を提供する。拡縮可能な焼灼用要素により、迅速で効率的な方法で嚢切開を実施でき、クリーンで引裂耐性がある嚢開口部を残せる。その上、拡縮可能な焼灼用要素により、眼への導入を、約1〜2mmの角膜切開部を通して可能になる一方で、例えば5〜7mmの、大きな嚢切開が可能になる。本発明の嚢切開用器具を使用して、執刀医は圧縮空気を手術部位へ供給する別の装置を使う必要がないため、外科的処置が単純化される。
本発明を使用して、完全な円形又は完全な卵形状に熱焼するため、実施や制御が困難なピンセットを使用した水晶体の切離が不要である。
本発明についてその特定の実施例に関して記述したが、当然のことながら、更なる変更例がこれで当業者に明白となるため、この記述は制限を意味するものではなく、かかる変形例を、付記したクレームの範囲に入るものとして、含むことを意図する。
本発明の好適な実施例による嚢切開用器具の側面図である。 本発明の好適な実施例による嚢切開用器具の側断面図である。 該実施例の部分側断面図であり、器具の焼灼用要素を完全な収縮形態で示している。 第2の部分側断面図であり、器具の焼灼用要素を、器具のスリーブ内から前進させて示している。 嚢切開用器具の斜視図であり、焼灼用要素を拡張形態で示している。 嚢切開用器具の部分投影図であり、焼灼用要素を部分的に開口した形態で示している。 嚢切開用器具の部分投影図であり、焼灼用要素を完全に開口した形態で示している。 本発明の好適な実施例による、嚢切開を実施するためのシステムの一部分の略図である。 本発明の好適な実施例による、嚢切開を実施するためのシステムの全体的な概略線図である。 a、bは白内障手術の第1段階として角膜切開部を創る処置について説明している。 a、bは本発明を使用して実施する白内障手術における第2段階での、気流送給について説明している。 a、bは本発明を使用して実施する白内障手術における第3段階として、スリーブ内から焼灼用要素を延伸させて説明している。 本発明の焼灼用要素を完全に広げて円形にして水晶体上に配置し、水晶体を熱焼して嚢切開を完了する直前で、これを説明している。 最終的な嚢切開について、焼灼用要素を水晶体から取除くために閉じて折畳んだところを説明している。 完全な収縮状態の本器具を眼から取除き、最終的な嚢切開とするところを説明している。
符号の説明
10 嚢切開用器具
12 主ハウジング部
14、44 遠端部
16 近端部
18 外管
20 内管
24 空気流路
30 焼灼用要素
34、36 バンド
40、94、96 連結部
46 先端部
48 外管延在部
52 スリーブ
54 バネ機構
72 ハンドル
74 空気圧縮ユニット
76 空気管
80 ディスプレイ
82 嚢切開及び移動制御ユニット
84 電力ケーブル
90 足踏み式制御スイッチ

Claims (21)

  1. (a)近端部及び遠端部を有する主ハウジング部;
    (b)前記主ハウジング部の前記遠端部に結合する、収縮形態と拡張形態との間で切換えるよう構成する拡縮可能な焼灼用要素;
    (c)前記主ハウジング部から延伸し、前記焼灼用要素の近端部で終端する気流経路;
    (d)該気流経路に結合して圧縮気流を供給する気流手段;及び
    (e)主ハウジング部に結合して、電流を焼灼用要素に提供すると共に、移動制御を提供して焼灼用要素の拡縮を制御する嚢切開及び移動制御ユニット手段、を備える嚢切開を実施するための器具であって、
    前記収縮可能な焼灼用要素を眼に、小さな角膜切開部から、前記焼灼用要素が収縮形態である際に挿入可能とし、前記焼灼用要素を、それが拡張形態であり、電流を前記焼灼用要素に印加する際に、所定寸法の嚢切開を実施するよう構成すること、
    を特徴とする嚢切開を実施するための器具。
  2. 前記主ハウジング部に亘り長手方向に延在し、前記主ハウジング部の遠端部から延伸する内管を更に備え、前記焼灼用要素を前記内管の端部に配設すること、を特徴とする請求項1に記載の器具。
  3. 前記主ハウジング部に亘り長手方向に延在し、前記主ハウジング部の前記遠端部から延伸する外管を更に備え、前記内管を、前記外管の内側に配設すること、及び前記内管を前記外管に対して可動にして、前記焼灼用要素を拡縮させること、を特徴とする請求項2に記載の器具。
  4. 外管を内管から電気的に絶縁にすること、及び前記外管及び前記内管夫々で電気回路に関して反対極を規定すること、を特徴とする請求項3に記載の器具。
  5. 前記外管には、その端部領域で円周方向に先端を切った延伸部を備えること、前記外管には、その位置で前記先端を切った延伸部を終端させる先端部を更に備えること、を特徴とする請求項3に記載の器具。
  6. 外管には、前記先端を切った延伸部と残りの前記外管との間の接合部分に位置する、斜角を付けた縁部を有すること、を特徴とする請求項5に記載の器具。
  7. 前記焼灼用要素には、第1及び第2の導電性バンドを備え、前記バンドには、前記内管の前記端部と前記外管の前記先端部との間を連結する対向する端部を有すること、を特徴とする請求項5に記載の器具。
  8. 前記収縮形態では、前記バンドを互いに略平行に、前記先端を切った延伸部上側に配置すること、及び前記拡張形態の最大限に拡張した状態では、前記バンドを凹ませて弓形にし、それにより互いで略円形を形成すること、を特徴とする請求項7に記載の器具。
  9. 拡張形態では、前記バンドで、約4〜7mmの直径を有する完全な円形を形成すること、を特徴とする請求項8に記載の器具。
  10. 前記第1及び第2バンドを、タングステン合金から形成すること、を特徴とする請求項7に記載の器具。
  11. 前記内管を前記外管の前記先端部へと移動させることで、前記焼灼用要素を、前記収縮形態から前記拡張形態に切換えること、を特徴とする請求項7に記載の器具。
  12. 前記外管を覆い配設するスリーブを更に備え、前記スリーブを非導電性材料から形成すること、を特徴とする請求項3に記載の器具。
  13. 前記スリーブを、プラスチック又はテフロン(登録商標)から形成し、眼への導入を最小摩擦で達成するよう滑面を有すること、を特徴とする請求項12に記載の器具。
  14. 前記焼灼用要素を、使用前には取外可能にし、嚢切開寸法を選ぶために、様々な寸法の焼灼用要素から選択可能にすること、を特徴とする請求項1に記載の器具。
  15. 前記焼灼用要素が、以下の直径の1つ:4mm、5mm、6mm及び7mmから選択した直径を有する嚢切開を焼けること、を特徴とする請求項1に記載の器具。
  16. 前記気流経路を、前記内管内側に位置させること、を特徴とする請求項3に記載の器具。
  17. 前記焼灼用要素で、嚢切開に関するピンセットによる操作又は切離の必要無く、略円形又は卵形状の完全な嚢切開を熱焼できること、を特徴とする請求項1に記載の器具。
  18. 前記器具を使い捨て可能とし、単用に設計すること、を特徴とする請求項1に記載の器具。
  19. (a)請求項1の嚢切開用器具;及び、
    (b)嚢切開及び移動制御ユニット;
    を備える嚢切開手術を実施するためのシステムであって、
    前記器具を前記嚢切開及び移動制御ユニットと連結状態にして、電流及び前記焼灼用要素への移動制御を提供し、それにより前記焼灼用要素を拡張させて加熱する際に、開口部を水晶体嚢上で焼灼させること、
    を特徴とする嚢切開手術を実施するためのシステム。
  20. 前記器具と前記嚢切開及び移動制御ユニットとの間を連結するハンドルを更に備えること、を特徴とする請求項19に記載のシステム。
  21. 空気圧縮ユニット、及び該空気圧縮ユニットに結合させて圧縮空気を手術部位に方向付ける気流手段を、更に備えること、を特徴とする請求項19に記載のシステム。
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