JP4795994B2 - 半導体記憶装置およびこれを備えた電子機器 - Google Patents

半導体記憶装置およびこれを備えた電子機器 Download PDF

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Description

この発明は、半導体記憶装置およびこれを備えた電子機器に関する。より具体的には、書換え可能な不揮発性メモリ素子を配列してなる半導体記憶装置および上記半導体記憶装置を備えた電子機器に関する。
従来から用いられている書換え可能な不揮発性メモリ素子を読み出すための回路を図10に示す。
図10において、106mは、書換え可能な不揮発性メモリ素子を配列したメモリセルアレイ、106rは、メモリセルアレイ中のメモリセルに記憶された情報を読み出す際に、基準レベルを発生するリファレンスセルを配列したリファレンスセルアレイである。また、図10において、105mおよび105rは、上記メモリセルおよび上記リファレンスセルのそれぞれから情報を読み出す際にメモリセルの電流を電圧に変換するための負荷抵抗の役割を果たすPMOSトランジスタである。また、図10において、108は、メモリセルアレイ106m中のメモリセルおよびリファレンスセルアレイ106r中のリファレンスセルから流れる電流に基づいてメモリセルに記憶された情報を判定するためのセンスアンプ回路である。また、103は、負荷抵抗の役割を果たすPMOSトランジスタ105m,105rを所望の抵抗とするための負荷電圧を入力するための信号線である。
メモリセルアレイ106mから出力された電流は、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ105mによって、センスアンプ回路108の入力線107mにおいて、電流値に応じた電圧となる。一方、リファレンスセルアレイ106rから出力された電流は、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ105rによって、センスアンプ回路108の入力線107rにおいて、電流値に応じた電圧となる。
こうして、センスアンプ回路108に入力された、2系統の電圧の高低を比較することによって、メモリセルに記憶された情報を判定し、判定の結果を出力線109より出力する。
このとき、信号線103に与えられる電圧は常に一定であって、あらかじめ、センスアンプ回路108において、判定の際の感度が最も良くなるように設定されている。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、不揮発性メモリ素子の微細化に伴う、トンネル酸化膜の薄膜化などに伴い、書換えに起因する特性劣化が顕著になってきている。
例えば、William D.Brown,Joe E.Brewer編「Nonvolatile Semiconductor Memory Technology」IEEE PRESS(1998) pp.130−132には、ホットキャリアを発生させるための半導体層とキャリアを蓄積する記憶層との間のトンネル絶縁層の劣化により、書換えを繰り返すに従って、一定の電圧条件下での閾値電圧の変動幅が、消去時、プログラム時ともに小さくなることが記載されている。特に、書換え回数の増加に伴う消去時の閾値電圧変動幅の縮小が顕著である。
このため、一定の電圧条件で消去とプログラムを繰り返した場合の消去状態およびプログラム状態のそれぞれの閾値電圧は、図4に示すように遷移する。
図4において、符号41で示される曲線は消去状態の閾値電圧の遷移を表し、符号42で示される曲線はプログラム状態の閾値電圧の遷移を表している。
図4において、消去とプログラムを繰り返す回数、すなわち、書換え回数が比較少ない状態では、最適なリファレンスレベルが、符号43で示す閾値幅の中間レベル44である。これに対し、書換え回数が最大回数まで達すると、最適なリファレンスレベルが、符号45で示す閾値幅の中間レベル46となる。
このように、それぞれの書換え回数において、十分な閾値電圧差が確保されているにもかかわらず、書換え回数に応じて最適なリファレンスレベルが変動する。
この対策として、書換え回数が増加するにつれて、書換えのための電圧を上げた場合、トンネル酸化膜の劣化を加速することになり、結果として、所望の書換え回数だけ使用することが不可能となる。
このため、従来の読出し方法では、消去状態の閾値電圧のワースト値41Aとプログラム状態の閾値電圧のワースト値42Aとの間の電圧差47の中間レベル48にリファレンスレベルを設定する必要がある。
しかし、この場合、十分な閾値電圧差を確保することができず、信頼性の高い読出し動作を行うことが不可能となっていた。
米国特許第6115290号明細書
そこで、この発明の課題は、所望の書き換え回数を確保しつつ信頼性の高い読出し動作を行うことが可能な半導体記憶装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の半導体記憶装置は、書換え可能な不揮発性メモリ素子で構成された第1のメモリセルが配列された第1のメモリセルアレイと、
上記第1のメモリセルアレイからの出力の負荷抵抗となる第1の可変負荷抵抗素子と、
上記第1のメモリセルに記憶された情報を判定するための出力を発生する第2のメモリセルを有する第2のメモリセルアレイと、
上記第2のメモリセルアレイからの出力の負荷抵抗となる第2の可変負荷抵抗素子と、
上記第1の可変負荷抵抗素子で電圧にした上記第1のメモリセルアレイの出力および上記第2の可変負荷抵抗素子で電圧にした上記第2のメモリセルアレイの出力から上記第1のメモリセルに記憶された情報を判定するセンスアンプ回路と、
上記第1,第2の可変抵抗素子の抵抗値を制御するための負荷電圧が印加される負荷電圧信号線と、
上記メモリ素子と同構造のメモリ素子で構成されるダミーセルが配列されると共に上記第1のメモリセルアレイの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われるダミーセルアレイと、
上記負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を上記ダミーセルアレイの出力に応じて補正し、この補正した負荷電圧で上記第1,第2の可変抵抗素子のうちの少なくとも上記第1の可変抵抗素子の抵抗値を制御する負荷電圧補正回路とを備えることを特徴としている。
この発明の半導体記憶装置によれば、負荷電圧補正回路は、上記メモリセルアレイの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われているダミーセルアレイの出力に応じて、負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を補正し、この補正した負荷電圧で上記第1,第2の可変抵抗素子のうちの少なくとも第1の可変抵抗素子の抵抗値を制御する。この抵抗制御により、第1の可変負荷抵抗素子は、書き換え動作の繰り返しによる第1のメモリセルの閾値電圧差の低下を補正するように、第1のメモリセルアレイからの出力を電圧にして、センスアンプ回路に入力できる。これにより、所望の書き換え回数を確保しつつ信頼性の高い読出し動作を行うことが可能になる。
また、一実施形態の半導体記憶装置は、上記第2の可変抵抗素子は上記負荷電圧信号線に接続されていると共にこの負荷電圧信号線の負荷電圧によって抵抗値が制御され、
上記第2のメモリセルアレイは、上記第1のメモリセルアレイに記憶された情報を判定するための基準となるリファレンスセルで構成されるリファレンスセルアレイである。
この実施形態によれば、リファレンスセルアレイからセンスアンプ回路に入力される電圧を常にほぼ一定にして、センスアンプ回路の最も感度のよい電圧領域に設定することが容易になる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、上記リファレンスセルアレイは、上記第1のメモリセルと同構造のリファレンスセルより構成されると共に上記第1のメモリセルアレイの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われ、
上記負荷電圧補正回路は、上記補正した負荷電圧で上記第1の可変抵抗素子および上記第2の可変抵抗素子の両方の抵抗値を制御する。
この実施形態によれば、負荷電圧補正回路は、負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を補正し、この補正した負荷電圧で上記第1,第2の可変抵抗素子の抵抗値を制御する。この抵抗制御により、第1,第2の可変抵抗素子は、書き換え動作の繰り返しによる第1のメモリセルの閾値電圧差およびリファレンスセルの閾値電圧差の低下を補正するように、第1のメモリセルアレイとリファレンスセルアレイからの出力を電圧にして、センスアンプ回路に入力できる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、上記第2のメモリセルは、上記第1のメモリセルと同構造の書き換え可能な不揮発性メモリ素子より構成されていると共に上記第1のメモリセルと対となるデータを記憶し、上記第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルアレイとで第3のメモリセルアレイを構成し、上記負荷電圧補正回路は、上記補正した負荷電圧で上記第1の可変抵抗素子および上記第2の可変抵抗素子の両方の抵抗値を制御する。
この実施形態によれば、第2のメモリセルが第1のメモリセルと対となるデータを記憶することで、信頼性の高い情報記憶が可能となると共に高速に読み出すことが可能となる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、上記負荷電圧補正回路は、上記ダミーセルアレイの複数のダミーセルから出力される電流に応じて、上記負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を補正する。
この実施形態によれば、負荷電圧補正回路には、書換え回数に応じた消去状態,プログラム状態の複数のダミーセルから出力される平均的な電流がダミーセルアレイから入力されるので、ダミーセルの電流ばらつきを平均化でき、信頼性向上につながる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、上記負荷電圧補正回路は、消去状態のダミーセルから出力される電流とプログラム状態のダミーセルから出力される電流との和に応じて、上記負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を補正する。
この実施形態によれば、負荷電圧補正回路は、ダミーセルの消去状態とプログラム状態のそれぞれの状態についての電流の平均的な電流を参照することが可能となる。よって、負荷電圧補正回路は、書き換え回数に応じた適切な負荷電圧で可変抵抗素子の抵抗値を制御できる。
また、一実施形態の半導体記憶装置では、上記第1,第2の可変負荷抵抗素子は、電界効果トランジスタである。
この実施形態によれば、ゲートに入力する電圧によって、可変負荷抵抗素子をなす電界効果トランジスタの抵抗値を制御できる。
また、一実施形態の電子機器では、上記半導体記憶装置を備えたことで、所望の書き換え回数を確保しつつ信頼性の高い読出し動作を行うことが可能になる。
この発明の半導体記憶装置によれば、負荷電圧補正回路は、上記メモリセルアレイの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われているダミーセルアレイの出力に応じて、負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を補正し、この補正した負荷電圧で上記第1,第2の可変抵抗素子のうちの少なくとも第1の可変抵抗素子の抵抗値を制御する。この抵抗制御により、第1の可変負荷抵抗素子は、書き換え動作の繰り返しによる第1のメモリセルの閾値電圧差の低下を補正するように、第1のメモリセルアレイからの出力を電圧にして、センスアンプ回路に入力できる。これにより、所望の書き換え回数を確保しつつ信頼性の高い読出し動作を行うことが可能になる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、この発明の半導体記憶装置の第1の実施形態を示す。
図1において、16mは、書換え可能な不揮発性メモリ素子で構成した第1のメモリセルを配列した第1のメモリセルアレイである。また、16rは、メモリセルアレイ16mが有する第1のメモリセルに記憶された情報を読み出す際に、基準レベルを出力する第2のメモリセルとしてのリファレンスセルを配列したリファレンスセルアレイである。また、15mは、上記第1のメモリセルから情報を読み出す際に上記第1のメモリセルからの電流を電圧に変換するための負荷抵抗の役割を果たす第1の可変負荷抵抗素子としてのPMOSトランジスタである。また、15rは、上記第1のメモリセルから情報を読み出す際に上記第2のメモリセルとしてのリファレンスセルからの電流を電圧に変換するための負荷抵抗の役割を果たす第2の可変負荷抵抗素子としてのPMOSトランジスタである。
また、センスアンプ回路18は、第1のメモリセルアレイ16mの第1のメモリセルから流れる電流に基づいてPMOSトランジスタ15mで電圧に変換された出力と、リファレンスセルアレイ16rのリファレンスセルから流れる電流に基づいてPMOSトランジスタ15rで電圧に変換された出力とが入力される。上記センスアンプ回路18は、上記2つの出力により、上記第1のメモリセルに記憶された情報を判定する。また、負荷電圧信号線13は、負荷電圧補正回路12とPMOSトランジスタ15rのゲート電極に接続されている。この負荷電圧信号線13には、負荷抵抗の役割を果たすPMOSトランジスタ15mおよび15rを所望の抵抗値とするための負荷電圧が印加される。
メモリセルアレイ16mから出力された電流は、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ15mによって、センスアンプ回路18の入力線17mにおいて、電流値に応じた電圧となる。一方、リファレンスセルアレイ16rから出力された電流は、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ15rによって、センスアンプ回路18の入力線17rにおいて、電流値に応じた電圧となる。
こうして、センスアンプ回路18は、センスアンプ回路18に入力された2系統の電圧の高低を比較することによって、第1のメモリセルアレイ16mの第1のメモリセルに記憶された情報を判定し、その判定結果を出力線19から出力する。
このとき、リファレンスセルアレイ16r側の負荷抵抗となるPMOSトランジスタ15rのゲート電極と電気的に接続されている負荷電圧信号線13には一定の負荷電圧が与えられている。したがって、信号線17rを通じてセンスアンプ回路18に入力される電圧は略一定である。
これに対し、メモリセルアレイ16m側のPMOSトランジスタ15mのゲート電極は、第1のメモリセルの書換え回数に応じて負荷電圧信号線13から入力される電圧を補正する負荷電圧補正回路12の出力と電気的に接続されている。
この負荷電圧補正回路12は、上記第1のメモリセルをなすメモリ素子と同構造のメモリ素子で構成されたダミーセルが配列されたダミーセルアレイ11から出力される電流を参照している。このダミーセルアレイ11は、上記メモリセルアレイ16mの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われると共に消去状態,プログラム状態のそれぞれの状態について、複数のダミーセルの電流の和を出力する。
これにより、負荷電圧補正回路12は、ダミーセルアレイ11の書換え回数に応じた消去状態,プログラム状態のそれぞれの平均的な電流を参照することが可能となり、それぞれの書換え回数に応じた適切な負荷電圧をPMOSトランジスタ15mのゲート電極に供給することが可能となる。すなわち、負荷電圧補正回路12は、メモリセルアレイ16mの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われているダミーセルアレイ11の出力に応じて、負荷電圧信号線13から入力される負荷電圧を補正する。これより、書き換え動作の繰り返しによるメモリセルアレイ16mのメモリセルの閾値電圧差の低下を補正するように、PMOSトランジスタ15mの抵抗値を補正する。例えば、メモリセルアレイ16mのメモリセルの閾値電圧差が低下すると、負荷電圧補正回路12はPMOSトランジスタ15mの抵抗値を上昇させて、入力線17mに入力される電圧を低下させる。
この負荷電圧補正回路12によるPMOSトランジスタ15mの抵抗値補正によって、メモリセルアレイ16mからセンスアンプ回路18に入力される電圧は、メモリセルアレイ16mの書換え回数に応じて、適切な電圧レベルに補正される。
一方、リファレンスセルアレイ16rからセンスアンプ回路18に入力される電圧は、常にほぼ一定であり、また、センスアンプ回路18の最も感度のよい電圧領域に設定することが容易である。
この第1実施形態では、負荷電圧補正回路12が、PMOSトランジスタ15mの抵抗値を補正することにより、書き換え動作の繰り返しによるメモリセルアレイ16mのメモリセルの閾値電圧差の低下を補正するので、メモリセルアレイ16mの書換え回数が増大しても、信頼性の高い読み出し動作を行うことが可能となる。
ここで、図5A,図5Bに、上記書換え可能な不揮発性メモリ素子の一例を示す。図5Aは、フローティングゲート53に情報を記憶するフラッシュメモリの断面図を示している。図5Aに示すフラッシュメモリは、半導体基板の表面に形成されたP型ウェル領域55上にゲート絶縁膜52および54を介してゲート電極51が形成されており、ゲート絶縁膜52と54との間には、電荷を保持するフローティングゲート53を有している。また、上記ゲート電極51の両側であってP型ウェル領域55内に、それぞれソース領域またはドレイン領域として機能するN型の拡散領域56a,56bが形成されている。なお、図5Aのフラッシュメモリの回路記号を図5Bに示す。
また、上記書換え可能な不揮発性メモリ素子の他の一例として、絶縁性の電荷保持膜に情報を記憶するNROM(Nitrided Read Only Memory)を図6Aの断面図に示す。
図6Aに示すNROMは、半導体基板の表面に形成されたP型ウェル領域65上に複合ゲート絶縁膜68を介してゲート電極61が形成されている。この複合ゲート絶縁膜68は、第1の絶縁膜62と第2の絶縁膜63と第3の絶縁膜64とで構成されている。この第2の絶縁膜63は電荷を保持する機能を有する。また、第2の絶縁膜63の両脇に電荷または分極を保持する機能を有する一対の記憶領域67a,67bが配置されている。また、ゲート電極61の両側であってP型ウェル領域65内に、それぞれソース領域またはドレイン領域として機能するN型の拡散領域66a,66bが形成されている。なお、図6AのNROMの回路記号を図6Bに示す。
また、上記書換え可能な不揮発性メモリ素子の別の一例として、ゲートの側壁に位置するメモリ機能体に情報を記憶するサイドウォールメモリを図7Aの断面図に示す。図7Aに示すサイドウォールメモリは、半導体基板の表面に形成されたP型ウェル領域74上にゲート絶縁膜73を介してゲート電極71が形成されている。ゲート電極71の側面には書換え動作により実際に電荷もしくは分極が保持されるメモリ機能体72a,72bを有している。また、上記ゲート電極71の両側であってP型ウェル領域74内に、それぞれソース領域またはドレイン領域として機能するN型の拡散領域75a,75bが形成されている。なお、図7Aのサイドウォールメモリの回路記号を図7Bに示す。
この第1実施形態では、メモリアレイ16mを構成するメモリセルとなる書換え可能な不揮発性メモリ素子の一例として、上述の図5A,図5B、図6A,図6B、図7A,図7Bに示すメモリ素子を挙げたが、この発明で適用される書き換え可能な不揮発性メモリ素子としては、上述のメモリ素子に限定されるものではなく、書換え可能な不揮発性メモリ素子であればその他の構造でも構わない。
また、図8に、上記メモリセルアレイの具体的構成の一例を示す。この実施形態では、図7に示すサイドウォールメモリを配列したメモリセルアレイの構造の一例を示している。図8において、72b1〜72b10はビット線であり、71p1〜71p5,71p6〜71p10はビット線選択トランジスタである。ビット線72b1〜72b9は入力線17mに接続される。ビット線選択トランジスタ71p1〜71p5,71p6〜71p10は、それぞれのゲートがビット線選択信号線74s1〜74s3に接続されている。
また、図8において、71w1〜71w3はワード線であり、73m1〜73m4,73m5〜73m8は上記サイドウォールメモリからなるメモリセルである。これらのメモリセルが行列状に配列されてメモリセルアレイを構成している。行方向に並ぶメモリセル73m1〜73m4,73m5〜73m8が直列接続されていて、互いに隣り合うメモリセルのソースとドレインが列方向に延びるビット線72b1〜72b9に接続されている。また、行方向に並ぶメモリセルのゲートは、行毎に行方向に延びるワード線71w1〜71w3に共通に接続されている。
なお、メモリセルの構造およびメモリセルの配列についても、図8に示す構成に限るものではなく、他のいずれのメモリセル構造、メモリセル配列でも構わない。また、リファレンスセルアレイ16rおよびダミーセルアレイ11についても、いずれの構造、いずれの配列でも構わないが、メモリセルアレイ16mのメモリセル構造と同じ構造であることが好ましく、また、メモリセルアレイ16mの配列と、段数は異なってもよいが、同様の配列であることが好ましい。
メモリセルアレイ16mとリファレンスセルアレイ16rおよびダミーセルアレイ11を構成するメモリ素子が同じ構造であれば、いずれのセルアレイも温度や電圧の変化に対しても同様の変動傾向を示すため、より信頼性の高い読み出し動作が可能となる。
また、この実施形態では、第1,第2の可変負荷抵抗素子をPMOSトランジスタ15m,15rとしたが、第1,第2の可変負荷抵抗素子はこれに限定されるものではなく、例えば、NMOSトランジスタでもよく、また、別の可変抵抗素子でも構わない。
(第2の実施の形態)
次に、図2に、この発明の半導体記憶装置の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、書換え可能な不揮発性メモリ素子を配列したメモリセルアレイ26mと、リファレンスセルを配列したリファレンスセルアレイ26rとを備える。上記リファレンスセルアレイ26rのリファレンスセルは、メモリセルアレイ26mのメモリセルに記憶された情報を読み出す際に基準レベルを出力する。
また、この第2実施形態は、第1の可変負荷抵抗素子としてのPMOSトランジスタ25m、および第2の可変負荷抵抗素子としてのPMOSトランジスタ25rを備える。このPMOSトランジスタ25mは、ゲートが負荷電圧補正回路22に接続され、ドレインがメモリセルアレイ26mおよびセンスアンプ回路28の入力線27mに接続されている。このPMOSトランジスタ25mは、メモリセルアレイ26mのメモリセルから情報を読み出す際にメモリセルの電流を電圧に変換するための負荷抵抗の役割を果たす。
一方、上記PMOSトランジスタ25rは、ゲートが信号線24によって負荷電圧補正回路22に接続され、ドレインがリファレンスセルアレイ26rおよびセンスアンプ回路28の入力線27rに接続されている。このPMOSトランジスタ25rは、リファレンスセルアレイ26rのリファレンスセルから情報を読み出す際にリファレンスセルの電流を電圧に変換するための負荷抵抗の役割を果たす。
すなわち、メモリセルアレイ26mから出力された電流は、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ25mによって、センスアンプ回路28の入力線27mにおいて、電流値に応じた電圧となる。一方、リファレンスセルアレイ26rから出力された電流は、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ25rによって、センスアンプ回路28の入力線27rにおいて、電流値に応じた電圧となる。
また、上記負荷電圧補正回路22には信号線23が接続され、この信号線23から負荷電圧補正回路22に、負荷抵抗の役割を果たすPMOSトランジスタ25m,25rを所望の抵抗値とするための負荷電圧が入力される。
そして、センスアンプ回路28は、メモリセルアレイ26mから流れる電流がPMOSトランジスタ25mで電圧にされて入力線27mに印加される信号と、リファレンスセルアレイ26rから流れる電流がPMOSトランジスタ25rで電圧にされて入力線27rに印加される電圧信号とに基づいてメモリセルに記憶された情報を判定する。こうして、センスアンプ回路28に入力された、2系統の電圧信号の高低を比較することによって、メモリセルに記憶された情報を判定し、その判定結果を出力線29から出力する。
ここで、この第2実施形態では、メモリセルアレイ26m側のPMOSトランジスタ25mのゲート電極およびリファレンスセルアレイ26r側のPMOSトランジスタ25rのゲート電極は、両方共、信号線23から入力される電圧を書換え回数に応じて補正する負荷電圧補正回路22の出力と電気的に接続されている。
また、負荷電圧補正回路22は、ダミーセルアレイ21から出力される電流を参照している。この実施形態では、リファレンスセルアレイ26rは、メモリセルアレイ26mを書き換える毎に合わせて書き換える。
したがって、このダミーセルアレイ21では、上記メモリセルアレイ26mの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われると共に消去状態,プログラム状態のそれぞれの状態について複数のダミーセルの電流の和を負荷電圧補正回路22に出力する。これにより、負荷電圧補正回路22は、メモリセルアレイ26mの書換え回数に応じた消去状態,プログラム状態のそれぞれの平均的な電流を参照することが可能となり、それぞれの書換え回数に応じた適切な負荷電圧をPMOSトランジスタ25m,25rのゲート電極に供給することが可能となる。
これにより、負荷電圧補正回路22は、負荷電圧信号線23から入力される負荷電圧を補正し、この補正した負荷電圧で上記第1,第2の可変抵抗素子としてのPMOSトランジスタ25m,25rの抵抗値を制御する。この抵抗制御により、PMOSトランジスタ25m,25rは、書き換え動作の繰り返しによるメモリセルアレイ26mのメモリセルの閾値電圧差およびリファレンスセルの閾値電圧差の低下を補正するように、メモリセルアレイ26mとリファレンスセルアレイ26rからの出力を電圧にして、センスアンプ回路28に入力できる。
例えば、メモリセルアレイ26mのメモリセルの閾値電圧差,リファレンスセルアレイ26rのリファレンスセルの閾値電圧差が低下すると、負荷電圧補正回路22はPMOSトランジスタ25m,25rの抵抗値を上昇させて、入力線27m,27rに入力される電圧を低下させる。
なお、読出し動作時にリファレンスセルアレイ26mのうちで参照するリファレンスセルの数は、1つでも構わないし、複数でも構わないが、複数である方がリファレンスセルアレイ26mを書き換える際のリファレンスセルの電流ばらつきを平滑化させることが可能となり、より好ましい。
例えば、n個のリファレンスセルと1個のメモリセルを比較する場合、リファレンスセルアレイ26r側の負荷抵抗となるPMOSトランジスタ25rのゲート幅は、メモリセルアレイ側の負荷抵抗となるPMOSトランジスタ25mのゲート幅のn倍とする。これにより、センスアンプ回路28は、メモリセルに記憶された情報を正確に読み出すことが可能となる。
なお、この第2実施形態において、メモリセルの構造およびメモリセルの配列については、前述の第1実施形態でのものに限定されるものではなく、他のいずれのメモリセル構造、メモリセル配列でも構わない。
また、リファレンスセルアレイ26rおよびダミーセルアレイ21についても、前述の第1実施形態と同様に、いずれの構造、いずれの配列でも構わないが、メモリセルアレイ26mのメモリセル構造と同じ構造であることが好ましい。また、リファレンスセルアレイ26rおよびダミーセルアレイ21は、メモリセルアレイ26mの配列と、段数は異なってもよいが、同様の配列であることが好ましい。また、この実施形態では、第1,第2の可変負荷抵抗素子をPMOSトランジスタ25m,25rとしたが、第1,第2の可変負荷抵抗素子はこれに限定されるものではなく、例えば、NMOSトランジスタでもよく、また、別の可変抵抗素子でも構わない。
(第3の実施の形態)
次に、図3に、この発明の半導体記憶装置の第3実施形態を示す。この第3実施形態は、書換え可能な不揮発性メモリ素子を配列したメモリセルアレイ36を備える。このメモリセルアレイ36は、第1のメモリセルMR1および第2のメモリセルMR2の2つを1つの組として、情報が記憶されている。上記メモリセルアレイ36は、第1のメモリセルMR1による第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルMR1による第2のメモリセルアレイとを有する第3のメモリセルアレイをなす。
このメモリセルアレイ36では、例えば、情報「0」を記憶する場合には、第1のメモリセルMR1に「0」を記憶すると共に第2のメモリセルに「1」を記憶する。一方、メモリセルアレイ36では、情報「1」を記憶する場合には、第1のメモリセルMR1に「1」を記憶すると共に第2のメモリセルMR2に「0」を記憶する。
また、この第3実施形態では、第1の可変抵抗素子としてのPMOSトランジスタ35mは、メモリセルアレイ36mの第1のメモリセルMR1から情報を読み出す際に第1のメモリセルMR1からの出力電流を電圧に変換する負荷抵抗の役割を果たす。また、第2の可変抵抗素子としてのPMOSトランジスタ35rは、メモリセルアレイ36mの第2のメモリセルMR2から情報を読み出す際に第2のメモリセルMR2からの出力電流を電圧に変換する負荷抵抗の役割を果たす。
また、この第3実施形態が備えるセンスアンプ回路38は、第1のメモリセルMR1から流れる電流に基づいてPMOSトランジスタ35mで電圧に変換された出力が入力線37mから入力される一方、第2のメモリセルMR2から流れる電流に基づいてPMOSトランジスタ35rで電圧に変換された出力が入力線37rから入力される。このセンスアンプ回路38は、上記入力線37m,37rから入力される2つの出力により、第1のメモリセルMR1に記憶された情報を判定する。また、負荷電圧信号線33は負荷電圧補正回路32に接続されている。この負荷電圧信号線33には、負荷抵抗の役割を果たすPMOSトランジスタ35mおよび35rを所望の抵抗値とするための負荷電圧が印加される。
そして、メモリセルアレイ36mの第1のメモリセルMR1,第2のメモリセルMR2から出力された電流は、それぞれ、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ35m,PMOSトランジスタ35rによって、電流値に応じた電圧信号となって、入力線37m,37rからセンスアンプ回路38に入力される。こうして、センスアンプ回路38は、入力された2系統の電圧信号の高低を比較することによって、メモリセルMR1に記憶された情報を判定し、この判定結果を出力線39から出力する。
ここで、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ35mのゲート電極は、負荷電圧補正回路32の出力と電気的に接続されている。また、負荷抵抗となるPMOSトランジスタ35rのゲート電極は、信号線34で負荷電圧補正回路32の出力と電気的に接続されている。この負荷電圧補正回路32は、信号線33から入力される電圧をメモリセルアレイ36mの書換え回数に応じて補正して出力する。
この負荷電圧補正回路32は、ダミーセルアレイ31から出力される電流を参照している。このダミーセルアレイ31は、第1のメモリセルMR1をなすメモリ素子と同じ構造のメモリ素子で構成されたダミーセルが配列されている。このダミーセルアレイ31は、上記メモリセルアレイ36mの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われる。また、このダミーセルアレイ31は、消去状態,プログラム状態のそれぞれの状態について、複数のダミーセルの電流の和を出力する。これにより、負荷電圧補正回路32は、メモリセルアレイ36mの書換え回数に応じた消去状態,プログラム状態のそれぞれの平均的な電流を参照することが可能となり、メモリセルアレイ36mの書換え回数に応じた適切な負荷電圧をPMOSトランジスタ35m,35rのゲート電極に供給することが可能となる。
これにより、負荷電圧補正回路32は、負荷電圧信号線33から入力される負荷電圧を補正し、この補正した負荷電圧で上記第1,第2の可変抵抗素子としてのPMOSトランジスタ35m,35rの抵抗値を制御する。この抵抗制御により、PMOSトランジスタ35m,35rは、書き換え動作の繰り返しによるメモリセルアレイ36mの第1メモリセルMR1の閾値電圧差および第2メモリセルMR2の閾値電圧差の低下を補正するように、メモリセルアレイ36mの第1メモリセルMR1,第2メモリセルMR2からの出力を電圧にして、センスアンプ回路38に入力できる。
例えば、メモリセルアレイ36mの第1メモリセルMR1の閾値電圧差,第2メモリセルMR2の閾値電圧差が低下すると、負荷電圧補正回路32はPMOSトランジスタ35m,35rの抵抗値を上昇させて、入力線37m,37rに入力される電圧を低下させる。
この第3実施形態における読出し方法は、前述の第1実施形態および第2実施形態の場合と比較して、情報記憶密度は低下するものの、信頼性が高く、かつ、高速に読み出すことが可能となる。
なお、この第3実施形態においても、第1,第2実施形態と同様、メモリセルの構造およびメモリセルの配列については特に限定されるものではなく、いずれのメモリセル構造,メモリセル配列でも構わない。また、ダミーセルアレイ31についても、いずれの構造、いずれの配列でも構わないが、メモリセルアレイ36mのメモリセル構造と同じ構造であることが好ましい。また、ダミーセルアレイ31は、メモリセルアレイ36mの配列と、段数は異なってもよいが、同様の配列であることが好ましい。また、この実施形態では、第1,第2の負荷抵抗素子をPMOSトランジスタ35m,35rとしたが、第1,第2の負荷抵抗素子をこれに限定されるものではなく、例えば、NMOSトランジスタでもよく、また、別の可変抵抗素子でも構わない。
(第4の実施の形態)
次に、図9に、上述した半導体記憶装置が組み込まれた携帯電子機器である携帯電話を示す。
この携帯電話は、表示部91、ROM(読出し専用メモリ)92、RAM(ランダムアクセスメモリ)93、制御回路94、アンテナ95、無線回路96、電源回路97、オーディオ回路98、カメラモジュール99、メモリカード100により構成されている。上記ROM92,メモリカード100の少なくとも一方を上述した半導体記憶装置で構成した。
このROM92は、上記携帯電話に内蔵されており、不揮発性を有し、かつ、書換え可能であって、制御回路94を動作させるためのプログラムデータ、カメラモジュール99において撮影された画像データ、オーディオ回路98で再生させるためのオーディオデータ等のデータが記憶されている。
上記データは、メモリカード100に記憶されてもよい。メモリカード100は、ROM92と同様に、不揮発性を有し、かつ、書換え可能である。メモリカード100は、さらに、この携帯電話に着脱可能であって、上記データのバックアップ、他の機器へのデータ転送、ROM92に収めることのできないデータの記憶などの役割を果たす。
ROM92およびメモリカード100は、制御回路94より要求されると、記憶されたデータを制御回路94に送る。また、ROM92およびメモリカード100から読み出されたデータは、必要に応じてRAM93にも転写される。上記ROM92およびメモリカード100には、プログラムデータなどの重要なデータも保存されており、高い信頼性が求められている。
したがって、上記第1〜第3実施形態の半導体記憶装置をROM92またはメモリカード100の少なくとも一方に用いることによって、より信頼性の高い携帯電子機器を得ることが可能となる。
この発明の半導体記憶装置の第1実施形態の回路図である。 この発明の半導体記憶装置の第2実施形態の回路図である。 この発明の半導体記憶装置の第3実施形態の回路図である。 不揮発性メモリ素子特性の劣化傾向を示す概念図である。 上記第1〜第3実施形態の半導体記憶装置におけるメモリセルの一例であるフラッシュメモリの断面図である。 図5Aのメモリセルの回路記号を示す図である。 上記第1〜第3実施形態の半導体記憶装置におけるメモリセルの一例であるNROMの断面図である。 図6Aのメモリセルの回路記号を示す図である。 上記第1〜第3実施形態の半導体記憶装置におけるメモリセルの一例であるサイドウォールメモリの断面図である。 図7Aのメモリセルの回路記号を示す図である。 上記第1〜第3実施形態の半導体記憶装置のメモリセルアレイの一例を示す回路図である。 上記第1〜第3実施形態の半導体記憶装置を組み込んだ携帯電子機器の概略構成図である。 従来の半導体記憶装置の回路図である。
符号の説明
11、21、31 ダミーセルアレイ
12、22、32 負荷電圧補正回路
13、23、24、33、34 信号線
15m、15r、25m、25r、35m、35r PMOSトランジスタ
16m、26m、36m メモリセルアレイ
16r、26r リファレンスセルアレイ
17m、17r、27m、27r、37m、37r 入力線
18、28、38 センスアンプ回路
19、29、39 出力線

Claims (8)

  1. 書換え可能な不揮発性メモリ素子で構成された第1のメモリセルが配列された第1のメモリセルアレイと、
    上記第1のメモリセルアレイからの出力の負荷抵抗となる第1の可変負荷抵抗素子と、
    上記第1のメモリセルに記憶された情報を判定するための出力を発生する第2のメモリセルを有する第2のメモリセルアレイと、
    上記第2のメモリセルアレイからの出力の負荷抵抗となる第2の可変負荷抵抗素子と、
    上記第1の可変負荷抵抗素子で電圧にした上記第1のメモリセルアレイの出力および上記第2の可変負荷抵抗素子で電圧にした上記第2のメモリセルアレイの出力から上記第1のメモリセルに記憶された情報を判定するセンスアンプ回路と、
    上記第1,第2の可変抵抗素子の抵抗値を制御するための負荷電圧が印加される負荷電圧信号線と、
    上記メモリ素子と同構造のメモリ素子で構成されるダミーセルが配列されると共に上記第1のメモリセルアレイの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われるダミーセルアレイと、
    上記負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を上記ダミーセルアレイの出力に応じて補正し、この補正した負荷電圧で上記第1,第2の可変抵抗素子のうちの少なくとも上記第1の可変抵抗素子の抵抗値を制御する負荷電圧補正回路とを備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    上記第2の可変抵抗素子は上記負荷電圧信号線に接続されていると共にこの負荷電圧信号線の負荷電圧によって抵抗値が制御され、
    上記第2のメモリセルアレイは、上記第1のメモリセルアレイに記憶された情報を判定するための基準となるリファレンスセルで構成されるリファレンスセルアレイであることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2に記載の半導体記憶装置において、
    上記リファレンスセルアレイは、上記第1のメモリセルと同構造のリファレンスセルで構成されると共に上記第1のメモリセルアレイの書換え回数と略同じ回数の書換え動作が行われ、
    上記負荷電圧補正回路は、上記補正した負荷電圧で上記第1の可変抵抗素子および上記第2の可変抵抗素子の両方の抵抗値を制御することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1に記載の半導体記憶装置において、
    上記第2のメモリセルは、上記第1のメモリセルと同構造の書き換え可能な不揮発性メモリ素子より構成されていると共に上記第1のメモリセルと対となるデータを記憶し、上記第1のメモリセルアレイと第2のメモリセルアレイとで第3のメモリセルアレイを構成し、
    上記負荷電圧補正回路は、
    上記補正した負荷電圧で上記第1の可変抵抗素子および上記第2の可変抵抗素子の両方の抵抗値を制御することを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記負荷電圧補正回路は、
    上記ダミーセルアレイの複数のダミーセルから出力される電流に応じて、上記負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を補正することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記負荷電圧補正回路は、
    消去状態のダミーセルから出力される電流とプログラム状態のダミーセルから出力される電流との和に応じて、上記負荷電圧信号線から入力される負荷電圧を補正することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の半導体記憶装置において、
    上記第1,第2の可変負荷抵抗素子は、電界効果トランジスタであることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の半導体記憶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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