JP4795846B2 - ケーブル監視装置 - Google Patents
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Description
また、ケーブルの引っ張り/弛み検出機構を、送り部材に連結される付勢手段及び/又は弾性手段と、付勢手段及び/又は弾性手段の伸縮状態を検出可能な検出手段(たとえば、近接スイッチ等)とから構成している。したがって、上記検出機構を比較的安価に構成することができるとともに、既に工場内等に設置されているマシニングセンタ等に対して後付することができ、汎用性に富む。
図1は、本実施形態のケーブル監視装置1が設置される門形マシニングセンタ30の一部外観を示した斜視説明図である。また、図2は、ケーブル監視装置1を正面側から模式的に示した説明図であり、図3は、ケーブル監視装置1を右側から模式的に示した説明図である。
ケーブル監視装置1は、動力ケーブル2を送り出すべく、コネクタ36aに接続された金属製のワイヤー(送り部材)3、3を備えており、該ワイヤー3、3を送り出したり引き上げたりすることによって、間接的に動力ケーブル2の送り出しを可能としている。該ワイヤー3、3は、複数のプーリー4、4・・を介して、昇降する移動ドラム(移動部材)10に掛けられた後、該移動ドラム10の下方にあるバネ等の弾性体を有する固定端シリンダ(弾性手段)7に連結されている。さらに、ワイヤー3、3に対しては、移動ドラム10とコネクタ36aとの間において、プーリー4をワイヤー3の引っ張り方向へ付勢する引っ張り力負荷シリンダ(付勢手段)5により常に所定の引っ張り力が付与されており、弛みのない状態となっている。
さらに、引っ張り力負荷シリンダ5の近傍には、弛み監視近接スイッチ(第一検出手段)6が取り付けられており、動力ケーブル2が引っ掛かる等してワイヤー3、3に特定量以上の弛みが生じ、引っ張り力負荷シリンダ5のシリンダがエンド端まで動作した際に、その旨を弛み監視近接スイッチ6により検出可能としている。
尚、弛み監視近接スイッチ6及び引っ張り監視近接スイッチ8は、上記図示しない制御装置に接続されており、ワイヤー3、3の引っ張り/弛みは制御装置にて検出される。
昇降装置11は、垂直方向に設けられたボールネジ12と、該ボールネジ12に沿って昇降するスライダ13と、ボールネジ12を回転駆動させる駆動装置14とからなる。スライダ13には、移動ドラム10が取り付けられており、上記制御装置による制御のもと、アタッチメント34の旋回動作に伴ってスライダ13を移動ドラム10と共に昇降可能としている。
まず、アタッチメント34をC軸マイナス方向へ旋回させる等、動力ケーブル2をアタッチメント34側へ送り出す必要がある場合には、昇降装置11にて移動ドラム10を下方へ移動させ、ワイヤー3、3をアタッチメント34側へ送り出すことによって、動力ケーブル2を送り出す。この過程において、動力ケーブル2が何かに引っ掛かると、ワイヤー3、3ばかりが送り出されることになり、ワイヤー3、3に弛みが生じる。そして、ワイヤー3、3に生じた弛みが特定量以上となると、引っ張り力負荷シリンダ5のシリンダがエンド端まで動作するため、引っ張り監視近接スイッチ8により、ワイヤー3、3に弛みが生じている、すなわち動力ケーブル2に引っ掛かりが生じている旨が検出される。このようにして動力ケーブル2の引っ掛かりが検出されると、制御装置は、昇降装置11の昇降動作を停止させる。
尚、報知態様としては、各工作機械にランプ等を設けて、そのランプを点灯/点滅させるようにしてもよいし、制御装置のモニターにて表示したり、スピーカにて報知する等、各種態様が考えられる。また、上記実施形態のケーブル監視装置に報知手段を設け、昇降装置を停止させた旨を報知させることも当然可能である。
加えて、動力ケーブルの送り動作に係る制御装置と、動力ケーブルの状態監視に係る制御装置とを別個に設けるような構成としても何ら問題はない。
Claims (1)
- ケーブルが掛けられた移動部材を、送り出し位置と巻き取り位置との間で移動させることによって前記ケーブルの送り動作を行うケーブル送り装置において前記ケーブルの引っ張り及び/又は弛みを監視するためのケーブル監視装置であって、
一端が前記ケーブルに連結され、前記移動部材の移動に伴って前記ケーブルとともに送り動作が行われる送り部材と、該送り部材に所定の引っ張り力を付与する付勢手段と、前記送り部材の他端が固定される弾性手段とを備えているとともに、
前記付勢手段の伸縮状態を検出することにより前記送り部材に生じる弛みを検出可能な第一検出手段、及び/又は、前記弾性手段の伸縮状態を検出することにより前記送り部材にかかる引っ張りを検出可能な第二検出手段を備え、
前記送り部材の引っ張り/弛みを検出することで、前記ケーブルの引っ張り及び/又は弛みの監視を行うケーブル監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006136953A JP4795846B2 (ja) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | ケーブル監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006136953A JP4795846B2 (ja) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | ケーブル監視装置 |
Publications (2)
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JP2007307636A JP2007307636A (ja) | 2007-11-29 |
JP4795846B2 true JP4795846B2 (ja) | 2011-10-19 |
Family
ID=38840942
Family Applications (1)
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JP2006136953A Active JP4795846B2 (ja) | 2006-05-16 | 2006-05-16 | ケーブル監視装置 |
Country Status (1)
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CN110029782A (zh) * | 2019-05-18 | 2019-07-19 | 潍坊仁鼎防水材料有限公司 | 阻根防水卷材及其单机制备设备 |
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2006
- 2006-05-16 JP JP2006136953A patent/JP4795846B2/ja active Active
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JP2007307636A (ja) | 2007-11-29 |
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