JP4795756B2 - レシート発行装置 - Google Patents

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Description

本発明は、食料品店等で買い物の精算をしたときにレシートを発行するレシート発行装置に関する。
従来、例えば、スーパーストアなどの店舗で買い物をする際には、顧客は、購入商品を所定の精算所にもって行き、店員が、各商品に付されたバーコードをバーコードリーダで読み取らせることで、商品の合計金額(代金)がレジスタで演算され、顧客が代金を支払うと、支払いの明細(商品ごとの金額)と合計金額等が印字されたレシート(領収証)が店員から手渡されるようになっている。
また、近年、栄養バランスの欠いた食生活に起因する成人病や肥満などが増加しており、健康管理に役立つ情報は消費者の欲するところである。例えば特許文献1、2には、レシートに、購入した食品の合計の各栄養成分データおよびエネルギー(カロリー)の量が印字される構成が示されている。
特開平9−226273号公報 特開2000−113325号公報
しかしながら、スーパーストアなどの店舗で買い物をする場合には、上述のように、レシートに、購入した食品の合計の各栄養成分データおよびエネルギーの量が印字されてあっても、顧客が栄養素等に関する充分な知識を持っていないと、レシートに印字された各栄養成分データおよびエネルギーの量を見て、それらが量的に適しているか否か等の判断をするのが容易ではなく、結果的に健康管理に有用な情報にはならない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、栄養要素(栄養素およびエネルギー)に関する充分な知識を持っていない顧客に対しても、健康管理に有用となる情報を与えることができるレシート発行装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のレシート発行装置は、顧客が購入する商品の金額を印字してレシートを作成するとともに、前記顧客が購入する商品のうち飲食に供される前記商品に対して、複数の栄養素およびエネルギーのうち少なくとも前記複数の栄養素からなる複数の栄養要素の各々の含有量を集計することにより各々の栄養要素の総含有量を算出し、前記各々の栄養要素について予め定められた各々の基準量に対する前記各々の栄養要素の総含有量の割合を算出し、前記各々の栄養要素の総含有量の割合を示す栄養バランス情報を前記レシートに印字するように構成され、全ての前記栄養素の各々の前記総含有量の割合の平均値を算出し、この平均値に1より大きい第1の係数を乗算した積の値よりもある前記栄養素の前記総含有量の割合が大きい場合に、前記ある栄養素が過剰である旨のメッセージを前記レシートに印字するように構成され、前記平均値に1より小さい第2の係数を乗算した積の値よりもある前記栄養素の前記総含有量の割合が小さい場合に、前記ある栄養素が不足している旨のメッセージを前記レシートに印字するように構成されている。
また、全ての前記栄養素の前記総含有量の割合が、前記平均値に前記第2の係数を乗算した積の値から前記平均値に前記第1の係数を乗算した積の値までの範囲内にある場合に、栄養バランスが良好である旨のメッセージを前記レシートに印字するように構成されていてもよい。
また、本発明のレシート発行装置は、顧客が購入する商品の金額を印字してレシートを作成するとともに、前記顧客が購入する商品のうち飲食に供される前記商品に対して、複数の栄養素およびエネルギーのうち少なくとも前記複数の栄養素からなる複数の栄養要素の各々の含有量を集計することにより各々の栄養要素の総含有量を算出し、前記各々の栄養要素について予め定められた各々の基準量に対する前記各々の栄養要素の総含有量の割合を算出し、前記各々の栄養要素の総含有量の割合を示す栄養バランス情報を前記レシートに印字するように構成され、全ての前記栄養素の各々の前記総含有量の割合の平均値を算出し、この平均値に1より小さい係数を乗算した積の値よりもある複数の前記栄養素の各々の前記総含有量の割合が小さい場合に、この場合に対応するメッセージを予め用意された複数のメッセージの中から選択し、前記レシートに印字するように構成されていてもよい。
この構成によれば、顧客は、栄養要素に関する充分な知識を持っていなくても、レシートに印字される栄養バランス情報が、各々の栄養要素について各々の基準量に対する総含有量の割合を示しているため、購入商品における各栄養要素のバランスを知ることができ、健康管理に有用な情報を得ることが可能となる。
また、前記各々の栄養要素の前記基準量は、成人1人が1日に摂取すべき量として前記各々の栄養要素について予め定められた所定量であるようにしてもよい。このように、基準量を、成人1人が1日に摂取すべき所定量に定めておくことで、購入商品から摂取される各栄養要素の量が何人分の1日の量に相当するか、あるいは何日分の1人の量に相当するか等を知ることができる。
また、前記栄養バランス情報は、レーダーチャートまたはバーチャートにより示されることが好ましい。これにより、視覚的に栄養要素のバランスを知ることができるため、各栄養要素のバランスが良いか悪いかの判断が容易かつ直感的に可能となる。
また、前記レーダーチャートまたはバーチャートに前記各々の栄養要素について前記基準量のk倍(kは1以上の整数)の量に相当する位置を示す目盛りを付すことが好ましい。これにより、購入商品から摂取される各栄養要素の量がそれぞれの基準量のk倍の量に対してどの程度であるかを、レーダーチャートまたはバーチャート上で容易に認識することができる。また、目盛りが付される基準量のk倍の量に相当する位置として、基準量の1倍の量に相当する位置、基準量の2倍の量に相当する位置、基準量の3倍の量に相当する位置などの複数の位置に目盛りが付されることが好ましい。
以上に述べた発明によれば、健康管理に有用な情報をメッセージとして印字して顧客に知らせることができる。
本発明は、以上に説明した構成を有し、レシート発行装置において、栄養要素(栄養素およびエネルギー)に関する充分な知識を持っていない顧客に対しても、健康管理に有用となる情報を与えることができるという効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態のレシート発行装置の一例であるPOSシステム(point of sales system)の構成を示すブロック図である。
このPOSシステムでは、例えば店舗の管理部等に設置されたホストコンピュータ1と、このホストコンピュータ1にオンライン等で接続され店舗の精算所に設置された電子レジスタである精算装置2とを備えている。通常、ホストコンピュータ1に接続される精算装置2は複数存在するが、図1では簡略化して1つしか示していない。なお、精算装置2は1つでもよい。
精算装置2の制御部21には、CPUと、ROM及びRAM等からなるメモリとを備え、ROMにはCPUの実行するプログラムが記憶されており、このプログラムをCPUが実行することにより精算装置2が動作する。また、RAMには精算装置2が動作して得られる金額等のデータが記憶される。商品情報読取部22はバーコードリーダ等を備え、商品に付されているバーコードを読み取り商品コード等に変換する装置である。プリンタ23は消費者が購入した商品の明細及び購入総額等を印字するレシート印字装置である。表示器24は購入総額等を表示する装置である。入力部25には、テンキーや、各種操作用のキー(例えば、「小計」キー、「預かり」キー等)が備えられている。基準栄養素量記憶部26には、所定の各栄養素及びエネルギー(カロリー)についての基準量、例えば予め定められた成人1人が1日に摂取する標準的な量が記憶されている。メッセージ記憶部27には、所定の条件とメッセージとを対応させたテーブル(以下、「メッセージテーブル」という)が記憶されている。
ホストコンピュータ1の制御部11には、CPUと、ROM及びRAM等からなるメモリとを備え、ROMにはCPUの実行するプログラムが記憶されており、このプログラムをCPUが実行することによりホストコンピュータ1が動作する。また、RAMにはホストコンピュータ1が動作して得られる金額等のデータが記憶される。商品価格記憶部12には、全ての商品について、商品コードと商品名及び商品価格(単価)とを対応させたテーブル(以下、「価格テーブル」という)が記憶されている。商品栄養素記憶部13には、飲食に供される商品について、商品コードとその商品コードに対応する商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量(以下、「栄養素含有量情報」という)とを対応させたテーブル(以下、「栄養素テーブル」という)が記憶されている。
本実施の形態のPOSシステムにおいて、プリンタ23から出力されるレシートの一例を図2(a)に示す。このレシートでは、本来のレシート部分31に、栄養バランス情報部分32が付加されて印字される。図2(b)は、栄養バランス情報部分32の拡大図であり、この栄養バランス情報部分32には、レーダーチャートで示された栄養バランス情報33とメッセージ34とが含まれる。また、図3は、栄養バランス情報33を作成するために用いられ、基準栄養素量記憶部26に記憶されている所定の各栄養素及びエネルギーについての基準量の一例を示す図である。各基準量は、例えば、厚生省による「日本人の栄養所要量」等に基づいて作成すればよい。図4は、栄養バランス情報33を作成するために用いられ、商品栄養素記憶部13に記憶されている栄養素テーブルT1の一例を示す図である。この栄養素テーブルT1は、例えば、科学技術庁による「日本食品標準成分表」等に基づいて作成すればよい。なお、図4では、商品コードに対応して商品名も記憶されているが、商品名は価格テーブルに記憶されているので、栄養素テーブルT1には商品名が記憶されていなくてもよい。図5は、レシートに印字されるメッセージ34を選択するために用いられ、メッセージ記憶部27に記憶されているメッセージテーブルT2の一例を示す図である。本実施の形態では、栄養バランス情報33の対象として例えば図3に示されるようにエネルギーと7つの栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質、食物繊維、カルシウム、鉄分、塩分)とを挙げているが、これらに限られるものではない。
このPOSシステムでは、精算所の店員は、商品情報読取部22(バーコードリーダ)を用いて顧客が購入する商品に付されたバーコードを読み取らせる。商品情報読取部22では読み取ったバーコードを商品コードに変換して制御部21へ出力する。制御部21では、商品情報読取部22から商品コードを入力するたびに、その商品コードをホストコンピュータ1へ出力する。
ホストコンピュータ1の制御部11では、精算装置2の制御部21から商品コードを受け取ると、商品価格記憶部12に記憶されている価格テーブルを参照して商品コードに対応する商品名及び商品価格を取得するとともに、商品栄養素記憶部13に記憶されている栄養素テーブルT1を参照して商品コードに対応する栄養素含有量情報を取得し、これらを精算装置2の制御部21へ出力する。ただし、飲食に供されない商品については栄養素含有量情報は取得されない。このようにして、精算装置2の制御部21では、順次、商品情報読取部22から出力される商品コードに対応する商品価格及び栄養素含有量情報を取得する。そして制御部21では、順次取得される商品価格の集計のための演算を行うとともに、順次取得される栄養素含有量情報の各栄養素およびエネルギーの量の累積計算を行う。
そして、店員は、顧客の全購入商品について商品情報読取部22によるバーコードの読み取りが終了すると、入力部25の例えば「小計」キーを押す。この操作によって入力部25から「読み取り終了」の信号が制御部21へ入力されると、制御部21は、購入商品の総額を表示器24に表示させるとともに、累積計算されている購入商品の各栄養素およびエネルギーの総量の、予め基準栄養素量記憶部26に記憶されている各栄養素およびエネルギーの基準量(図3参照)に対する割合を演算し、その演算結果をレーダーチャート用のデータに変換する。さらに、上記演算結果に基づいて、メッセージ記憶部27に記憶されているメッセージテーブルT2を参照してレシートに印字すべきメッセージを選択する。
次に、顧客が例えば現金を店員に手渡すと、店員は顧客から手渡された金額を入力部25のテンキーで入力し、例えば「預かり」キーを押す。この操作によって入力部25から「精算終了」の信号が制御部21へ入力されると、制御部21は、図2(a)に示すようなレシートをプリンタ23に印字出力させるとともに、ホストコンピュータ1へその売上高(購入商品の総額)等の売上情報を出力する。ホストコンピュータ1では、各精算装置2からその都度の売上高等の売上情報が入力されて集計等が行われる。
本実施の形態では、上述のようにレシートに、栄養バランス情報33及びメッセージ34が印字されるように構成されている。これについて、さらに詳しく説明する。前述したように、飲食に供される購入商品の各栄養素およびエネルギーの総量を算出し、それらの各基準量(図3参照)に対する割合(以下、「対基準量割合」という)を求め、求めた各割合をレーダーチャートで表示する。このレーダーチャートには、図2(b)に示されるように、複数の同心円が描かれており、これらの円の各軸35上の位置は、内側の円から順に、各栄養素およびエネルギーの基準量と同量、基準量の2倍の量、基準量の3倍の量、基準量の4倍の量に相当する位置を示している。ここで、基準量を、成人1人が1日に摂取する標準的な量として定めておくことで、複数の円は内側から順に、1日に摂取すべき成人1人分、2人分、3人分、4人分の標準的な量を示すことになる。例えば、購入商品に含まれる食物繊維の総量が食物繊維の基準量の2倍であれば、食物繊維の対基準量割合は、2すなわち200%となり、レーダーチャートの折れ線が内側から2番目の円上に描かれる。これは、成人2人が1日で摂取する量(あるいは成人1人が2日で摂取する量)としては適量であるが、成人3人以上が1日で摂取する量としては過少な量である。したがって、顧客は、栄養素およびエネルギーに関する充分な知識を持っていなくても、レーダーチャートの各軸35上における折れ線の位置と複数の円の位置とを比較することで、購入商品から摂取される各栄養素およびエネルギーの量が何人分の1日の量に相当するか、何日分の1人の量に相当するか等を知ることができ、購入商品を飲食する人数及び日数等を考慮すれば適量であるか否かを判断することが可能となる。なお、複数の同心円に代えて、各軸35上に頂点をもつ複数の正多角形を描くようにしてもよい。要するに、各栄養素およびエネルギーの基準量と同量、基準量の2倍の量、基準量の3倍の量、基準量の4倍の量など、各基準量のk倍(kは1以上の整数)の量に相当する位置が識別できればよく、例えば各軸35について同じ間隔で、各基準量のk倍の量に相当する位置に目盛りが付されているだけでも構わない。したがって、前述の複数の同心円および複数の正多角形も目盛りに相当するものである。なお、このような目盛りを付していなくても、各栄養素およびエネルギーのバランスを知ることができるので、有用な情報となる。なお、レーダーチャートに代えて、バーチャート(棒グラフ)を用いて各栄養素およびエネルギーの対基準量割合を表示してもよい。あるいは、レーダーチャートに代えて、各栄養素およびエネルギーの対基準量割合を文字情報(数値)で表示してもよい。この場合、レーダーチャートやバーチャートのように、見て直感的に栄養のバランスを把握することはできないが、表示(印字)された数値を読んで、栄養のバランスを知ることができる。
続いて、印字されるメッセージ34の選択方法について説明する。制御部21は、メッセージ記憶部27に記憶されているメッセージテーブルT2を参照してある条件に合致するメッセージを選択し、選択したメッセージをプリンタ23に印字させる。図5では、選択するための条件を、条件1、条件2、・・・と簡略化して示しているが、条件1は、例えば栄養バランス情報33の対象となる7つの各栄養素の対基準量割合のうち食物繊維の対基準量割合が最小であることである。条件2は、例えば上記7つの各栄養素の対基準量割合のうちタンパク質の対基準量割合が最小であることである。その他、種々の条件を設けて各条件に対応するメッセージをメッセージテーブルT2に任意に設定しておけばよい。例えば上記7つの各栄養素の対基準量割合のうちカルシウムの対基準量割合が最小であることを条件として、「カルシウムが不足しています」というメッセージを設定しておいてもよい。また、例えば上記7つの各栄養素の対基準量割合のうち塩分の対基準量割合が最大であることを条件として、「塩分が過剰です」というメッセージを設定しておいてもよい。あるいは、各栄養素の対基準量割合を用いて所定の演算を行いその演算結果に該当する条件に対応するメッセージを選択するようにしてもよい。例えば上記7つの栄養素の対基準量割合の平均値aを算出し、その平均値aに、1より大きい第1の係数k1を乗算してその積b1を求めるとともに、平均値aに、1より小さい第2の係数k2を乗算してその積b2を求め、ある栄養素の対基準量割合が積b1より大きいことを条件として、その栄養素が過剰である旨のメッセージを設定しておき、ある栄養素の対基準量割合が積b2より小さいことを条件として、その栄養素が不足である旨のメッセージを設定しておき、対象とする全ての栄養素の対基準量割合がb2からb1の範囲内にあることを条件として、栄養バランスが良好である旨のメッセージを設定しておいてもよい。このような場合を含め、メッセージを複数選択できるように条件を設定しておいてもよい。また、複数の栄養素の対基準量割合が過少あるいは過剰であること、例えば食物繊維の対基準量割合及び鉄分の対基準量割合の両方が上記の積b2より小さいことを条件として、「野菜が不足しています」というメッセージを設定しておいてもよい。また、エネルギー(カロリー)の対基準量割合も含めて条件を設定してもよい。すなわち、条件およびそれに対応するメッセージは任意に設定することができる。また、設定するメッセージによっては、顧客に商品の追加購入を促すことになる。例えば、レシートに「野菜が不足しています」というメッセージ34が印字されれば、顧客はさらに野菜を購入しようという気持ちになると考えられる。
なお、本実施の形態では、栄養バランス情報33の対象として、エネルギーと7つの栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質、食物繊維、カルシウム、鉄分、塩分)とを一例として挙げたが、これらに限られるものではなく任意に定めればよい。例えば、さらに他の栄養素、ビタミンA,B,B,C等や、鉄及びカルシウム以外の他のミネラル等を含めるようにしてもよい。また、エネルギーと上述の多数の栄養素の中から3つ以上の要素を予め選択しておいて栄養バランス情報33の対象としてもよい。
また、エネルギーと上述の多数の栄養素の中からn個の要素を予め選択しておいて、それらのn個の要素について対基準量割合を算出し、その中から、予め定めた「所定の基準」に基づいて栄養バランス情報33として印字するm個の要素(mは、3以上でn未満の予め定められた数)を選択するようにしてもよい。この場合、「所定の基準」は、任意に定めればよく、例えば、n個の要素の対基準量割合の平均値を算出し、この平均値との差が大きいものから優先的にm個の要素を選択するようにすればよい。
また、プリンタ23にカラー印字可能なプリンタを用い、栄養バランス情報33を示すレーダーチャートを複数の色で色付けしてもよい。この場合、各栄養素及びエネルギーごとに色分けすることが好ましい。そして、レーダーチャート上で色分けされた各栄養素の色と同じ色の札などを用意し、ある商品に多く含まれる栄養素に対応する色の札をその商品の陳列棚等に配置しておく。同一商品に対して異なる色の札が複数配置されてもよい。このようにしておくことで、顧客がレシートに印字された栄養バランス情報33あるいはメッセージ34を見て不足している栄養素を認識し、さらにその不足している栄養素の栄養バランス情報33で表示されている色と同じ色の札を探して、その札が配置されている場所の商品を追加購入することで、不足している栄養素を補充することが可能となる。したがって、顧客が不足している栄養素を多く含む商品を探しやすいという利点がある。なお、レーダーチャートを、各栄養素及びエネルギーごとに色分けする方法としては種々考えられる。例えば、各栄養素等の名称(図2の場合は「カロリー」も含む)部分を色分けしてもよいし、名称部分とそれぞれの軸35を含めて色分けするようにしてもよい。名称部分を色分けする場合は、名称の文字そのものを色分けするようにしてもよいし、名称部分の背景色を色分けするようにしてもよい。また、栄養バランス情報33の表示領域を各栄養素等(図2の場合は「カロリー」も含む)に対応してそれぞれの軸35を含む扇形あるいは三角形の各領域に分け(例えば図2(b)の鎖線36で囲まれた領域が「塩分」に対応する領域である)、その各領域の背景色を色分けするようにしてもよい。
本実施の形態では、ホストコンピュータ1と、電子レジスタである精算装置2とが接続されたPOSシステムについて説明したが、このようなPOSシステムに限られず、例えば、価格テーブルが記憶された商品価格記憶部12と栄養素テーブルT1が記憶された商品栄養素記憶部13とを精算装置2に備えた構成としてもよい。この場合、ホストコンピュータ1は不要であり、商品価格記憶部12及び商品栄養素記憶部13を備えた精算装置2のみで、レシート発行装置が構成される。
なお、商品栄養素記憶部13に記憶されている栄養素テーブルT1を、各商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量を示すものとしたが、各商品に付されたバーコードに、商品コードの他に、その商品の重量データが含まれている場合には、栄養素テーブルT1を各商品の単位重量(例えば100g)当たりに含まれる各栄養素およびエネルギーの量を示すものとしてもよい。この場合、制御部21は、バーコードに含まれる重量データと、栄養素テーブルT1から得られる商品の単位重量当たりに含まれる各栄養素およびエネルギーの量とを用いて演算することによって、各商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量を求めるようにすればよい。また、各商品に付されたバーコードに、その商品の重量データが含まれていないものと含まれているものとが混在してあってもよい。この場合、バーコードに重量データが含まれていない商品については、栄養素テーブルT1において、その商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量が示されるようにしておけばよく、バーコードに重量データが含まれている商品については、栄養素テーブルT1において、その商品の単位重量当たりに含まれる各栄養素およびエネルギーの量が示されるようにしておき、前述のように制御部21による演算によって商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量を求めるようにすればよい。
また、各商品に付されたバーコードに、その商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量を示すデータを含めるように構成すれば、そのデータを用いることで栄養素テーブルT1及びそれを記憶しておく商品栄養素記憶部13は不要となる。
また、各商品に付されたバーコードに、その商品の価格データを含めるように構成すれば、そのデータを用いることで商品価格テーブル及びそれを記憶しておく商品価格記憶部12は不要となる。
また、バーコードに代えて、各商品にICタグを装着するようにしてもよい。この場合、商品情報読取部22は、ICタグの情報を読み取るリーダにより構成される。ICタグにはバーコードよりも多くの情報量を記録できるので、商品コードの他、その商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量を示すデータ及び価格データを記録しておくことで、栄養素テーブルT1及びそれを記憶しておく商品栄養素記憶部13、並びに商品価格テーブル及びそれを記憶しておく商品価格記憶部12は不要となる。
以上のように商品に添付されるバーコードやICタグ等の商品情報添付手段に記録される情報(商品情報)には、商品コードのように商品を特定する商品識別情報の他に、その商品の重量データ、その商品に含まれる各栄養素およびエネルギーの量を示すデータ、その商品の価格データ等の商品属性情報があり、上記商品情報添付手段に対し、商品識別情報の他に、商品属性情報を記録するか記録しないか、さらに記録する場合にはどの商品属性情報を記録するかによって、前述のように栄養素テーブルT1の内容が異なったり、あるいは不要になったり、また商品価格テーブルが不要になったりする。
本発明は、スーパーストア等の店舗に設置され、レシートを発行するレシート発行装置等として有用である。
本発明の実施の形態のレシート発行装置の一例であるPOSシステムの構成を示すブロック図である。 (a)は本発明の実施の形態におけるプリンタから出力されるレシートの一例を示す図であり、(b)は同レシートに印字されている栄養バランス情報部分の拡大図である。 本発明の実施の形態における基準栄養素量記憶部に記憶されている所定の各栄養素及びエネルギーについての基準量の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における商品栄養素記憶部に記憶されている栄養素テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるメッセージ記憶部に記憶されているメッセージテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 精算装置
11 制御部
12 商品価格記憶部
13 商品栄養素記憶部
21 制御部
22 商品情報読取部
23 プリンタ
24 表示器
25 入力部
26 基準栄養素量記憶部
27 メッセージ記憶部
33 栄養バランス情報
34 メッセージ

Claims (3)

  1. 顧客が購入する商品の金額を印字してレシートを作成するとともに、
    前記顧客が購入する商品のうち飲食に供される前記商品に対して、複数の栄養素およびエネルギーのうち少なくとも前記複数の栄養素からなる複数の栄養要素の各々の含有量を集計することにより各々の栄養要素の総含有量を算出し、前記各々の栄養要素について予め定められた各々の基準量に対する前記各々の栄養要素の総含有量の割合を算出し、前記各々の栄養要素の総含有量の割合を示す栄養バランス情報を前記レシートに印字するように構成され
    全ての前記栄養素の各々の前記総含有量の割合の平均値を算出し、この平均値に1より大きい第1の係数を乗算した積の値よりもある前記栄養素の前記総含有量の割合が大きい場合に、前記ある栄養素が過剰である旨のメッセージを前記レシートに印字するように構成され、前記平均値に1より小さい第2の係数を乗算した積の値よりもある前記栄養素の前記総含有量の割合が小さい場合に、前記ある栄養素が不足している旨のメッセージを前記レシートに印字するように構成されたレシート発行装置。
  2. 全ての前記栄養素の前記総含有量の割合が、前記平均値に前記第2の係数を乗算した積の値から前記平均値に前記第1の係数を乗算した積の値までの範囲内にある場合に、栄養バランスが良好である旨のメッセージを前記レシートに印字するように構成された請求項1に記載のレシート発行装置。
  3. 顧客が購入する商品の金額を印字してレシートを作成するとともに、
    前記顧客が購入する商品のうち飲食に供される前記商品に対して、複数の栄養素およびエネルギーのうち少なくとも前記複数の栄養素からなる複数の栄養要素の各々の含有量を集計することにより各々の栄養要素の総含有量を算出し、前記各々の栄養要素について予め定められた各々の基準量に対する前記各々の栄養要素の総含有量の割合を算出し、前記各々の栄養要素の総含有量の割合を示す栄養バランス情報を前記レシートに印字するように構成され、
    全ての前記栄養素の各々の前記総含有量の割合の平均値を算出し、この平均値に1より小さい係数を乗算した積の値よりもある複数の前記栄養素の各々の前記総含有量の割合が小さい場合に、この場合に対応するメッセージを予め用意された複数のメッセージの中から選択し、前記レシートに印字するように構成されたレシート発行装置。
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