JP4795034B2 - 画像処理装置、データ処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、データ処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、画像処理装置、データ処理方法、及びコンピュータプログラムに関し、特に、情報処理装置から送信されたデータを処理するために用いて好適なものである。
現在のプリンタでは、ユーザが、パーソナルコンピュータ(PC)にインストールされたプリンタドライバを使用して、給紙段、両面印刷、及びカラー/モノクロ印刷等の印刷設定を行うことにより、印刷を実行できるようになっている。また、ユーザは、プリンタドライバを使用して、お気に入りの印刷設定を予め行っておき、印刷時にお気に入りの印刷設定を選択することにより、印刷設定を容易に指定して印刷させることが可能である。
ところで、企業においては、パーソナルコンピュータ(PC)が全社員に割り当てられていないことがある。よって、複合機(マルチファンクションプリンタ)がある場合でも、パーソナルコンピュータを所有しない社員は、複合機が有する機能のうち、コピーやFAXしか利用することができない。しかしながら、現在、パーソナルコンピュータを所有していない社員であっても、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)等の携帯端末を持つことは容易である。そこで、このような携帯端末を用いて、複合機の様々な機能を利用することが望まれている。
このような事情から、特許文献1に記載されているような技術が提案されている。かかる技術では、まず、ユーザは、プリンタドライバを持たない携帯端末等のホスト装置のUI(User Interface)を使用して、印刷条件を階層的に設定する。これにより、印刷条件が階層的に設定されたフォルダが作成される。その後ユーザは、印刷データの印刷指示にあたり、携帯端末等のホスト装置のUIを使用して、印刷条件が階層的に設定されたフォルダを所望の組み合わせで階層的に指定することにより、印刷設定を行うようにしている。
また、印刷設定を容易に行う技術として、特許文献2に記載されている技術が提案されている。かかる技術では、まず、ホスト装置において、印刷に関するルールが設定されたホットフォルダを作成しておくと共に、そのホットフォルダの下位のサブフォルダに、一群の印刷物とすべき複数の印刷データを1つのジョブとして保存しておく。その後ホットフォルダにドキュメントデータが入稿されると、ホスト装置は、そのホットフォルダに設定されたルールに適合したファイル又はサブフォルダを検索し、ルールに適合したファイル又はサブフォルダ内のファイルをジョブ登録するようにしている。
特開2003−256165号公報 特開2000−118095号公報
前述したように、複合機は様々な機能を有している。しかしながら、前述した従来の技術では、印刷における特定の設定しか容易に行うことができなかった。また、ユーザは、所望する機能を複合機でどのように実現できるのかを知ることができなかった。このため、前述した従来の技術では、プリンタドライバを持たない携帯端末等のホスト装置により、複合機が有する様々な機能を利用することができなかった。
このように、従来の技術では、複合機等のデバイスの機能を有効に利用することが困難であるという問題点があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、デバイスの機能を有効に利用できるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、実行可能な複数の機能の組み合わせと、当該複数の機能の組み合わせを特定するための特定情報とを相互に対応付けて記憶する記憶手段と、ネットワーク上の情報処理装置から送信された電子メールに添付されたデータを受信する受信手段と、前記電子メールに記述された特定情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている複数の機能の組み合わせに従って、前記受信手段によって受信されたデータを処理する処理手段と、を有することを特徴とする。
本発明のデータ処理方法は、画像処理装置におけるデータ処理方法であって、実行可能な複数の機能の組み合わせと、当該複数の機能の組み合わせを特定するための特定情報とを相互に対応付けて記憶する記憶ステップと、ネットワーク上の情報処理装置から送信された電子メールに添付されたデータを受信する受信ステップと、前記電子メールに記述された特定情報に対応付けられて前記記憶ステップにより記憶されている複数の機能の組み合わせに従って、前記受信ステップによって受信されたデータを処理する処理ステップと、を有することを特徴とする。
本発明のコンピュータプログラムは、画像処理装置におけるデータ処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、実行可能な複数の機能の組み合わせと、当該複数の機能の組み合わせを特定するための特定情報とを相互に対応付けて記憶媒体に記憶する記憶ステップと、ネットワーク上の情報処理装置から送信された電子メールに添付されたデータを受信する受信ステップと、前記電子メールに記述された特定情報に対応付けられて前記記憶ステップにより記憶されている複数の機能の組み合わせに従って、前記受信ステップによって受信されたデータを処理する処理ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、煩雑な操作を行うことなく、画像処理装置に対して、ユーザが所望する機能を利用したデータの処理を実行させることができる。
以下に、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<システム構成>
図1は、プリントシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図1において、プリントシステムは、情報処理装置(コンピュータ)であるサーバ101と、PDA及び携帯電話等の携帯端末102と、画像処理装置としての複合機(プリント、ファックス、及びスキャナ等の機能を持つデバイス)103a〜103cとを含む。これらサーバ101、携帯端末102、及び複合機103a〜103cは、ネットワーク106を介して互いに接続されている。
サーバ101及び携帯端末102には、印刷制御プログラムが実行可能に格納されている。また、サーバ101及び携帯端末102は、プリントシステムで使用可能なメールソフト、画像を撮像するデジタルカメラとしての機能、Webブラウザ、及びファイルを蓄積する機能を有する。具体的に説明すると、例えば、サーバ101及び携帯端末102は、メールを送信することによって複合機103a〜103cにアクセスし、自身が持つ画像データやテキストファイル等のデータを複合機103a〜103cに送信することができる。
複合機103a〜103cは、サーバ101及び携帯端末102から、画像データやテキストデータ等をメールにより受信して解析し、複合機103a〜103cに予め登録されたオペレーションにより、受信したデータを処理する物理的な装置である。複合機103a〜103cが備える印刷装置として、電子写真方式を採用したレーザービームプリンタ、インクジェット方式を採用したインクジェットプリンタ、及び熱転写方式を利用したプリンタ等、あらゆる方式の印刷装置を採用することができる。
なお、図1に示したプリントシステムに含まれる装置101〜103間の通信は、イーサネット(登録商標)ケーブル等を利用した有線通信でもよいし、電波や光などを利用した無線通信でもよい。すなわち、ネットワーク106は、有線のネットワーク及び無線のネットワークの何れであってもよい。
また、サーバ101、携帯端末102、複合機103a〜103cの数は、図1に示したものに限定されない。
<プリンタ及びサーバの構成>
図2は、図1に示したサーバ101及び携帯端末102のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2において、CPU200は、HD(ハードディスク)205に格納されているアプリケーションプログラム、Webブラウザ、OS、及びファイルシステムプログラム等を読み出して実行する。CPU200は、これらのプログラムを実行するに際し、プログラムの実行に必要な情報等をRAM202に一時的に格納する。
ROM201は、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、及びテンプレート用データ等の各種データを記憶する。
RAM202は、CPU200の主メモリ及びワークエリア等、一時的なデータの記憶領域として用いられる。
FD(フレキシブルディスク)ドライブ203は、FD(フレキシブルディスク)204に記憶されたプログラム等を、例えばRAM202にロードするためのものである。尚、サーバ101及び携帯端末102は、FDドライブ203に代えて、或いはFDドライブ203と共に、他の記憶媒体に記憶されたプログラム等をロードするための装置を備えてもよい。ここで、他の記憶媒体としては、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、及びメモリスティック等、コンピュータが読み取り可能なあらゆる記憶媒体が挙げられる。
HD205は、大容量メモリとして機能し、アプリケーションプログラム、Webブラウザ、オペレーティングシステム(以下、OSと称する)、ファイルシステムプログラム、及び関係プログラム等を格納している。さらに、印刷するためのPDFファイル等もHD205に格納される。
キーボード(キー入力デバイス)206は、サーバ101及び携帯端末102に対して、制御コマンド等のコマンドをユーザが入力するためのものである。
ディスプレイ207は、キーボード206から入力されたコマンドや、複合機103a〜103cの状態等を表示する。尚、実際にはサーバ101及び携帯端末102で稼動するOSを介してディスプレイ207に表示指示がなされる。すなわち、このOSに対して、印刷制御プログラムによりリソースファイルの表示指示が行われることにより、後述するような表示が実現される。システムバス208は、サーバ101及び携帯端末102を構成するコンピュータ内におけるデータの伝送路である。
インターフェース209は、入出力手段であり、サーバ101や携帯端末102は、インターフェース209を介してネットワーク106に接続されている他の装置とデータのやり取りを行う。
CCD(Charge Coupled Devices)210は、撮像した画像を電気信号に変換して画像データを生成するためのものである。生成された画像データは、HD205等に保存される。
<メモリマップ>
図3は、図2に示したRAM202のメモリマップ300の一例を示す図である。図3では、メールソフトが、RAM202にロードされて実行可能となった状態のメモリマップの一例を示している。
図3において、メモリマップ300は、RAM202に記憶されているデータの内容である。領域301は、基本I/Oプログラムを記憶するための領域である。基本I/Oプログラムは、サーバ101及び携帯端末102の電源がONされると、OSをHD205からRAM202に読み出して、OSの動作を開始させるIPL(イニシャルプログラムローデイング)機能等を有するプログラムである。
領域302は、OSを記憶する領域である。領域303は、メールソフトや撮像ソフト等のアプリケーションソフトウェアを記憶する領域である。領域304は、関係データを記憶する領域である。ワークエリア305は、CPU200が各種のプログラムを実行するための領域である。
尚、メールソフト、撮像ソフト、及び関係データは、予めFD204からHD205にインストールされた後に、HD205からRAM202にロードされるようにしてもよいし、FD204からRAM202に直接ロードされるようにしてもよい。さらに、WebブラウザプログラムをROM201に記憶しておき、このWebブラウザプログラムがメモリマップの一部となすように構成してもよい。また、以上のハードウェア装置202、204、205と同等の機能を実現するソフトウェアをもって、メモリマップ300を使用することもできる。
また、サーバ101及び携帯端末102においては、メールソフト及び撮像ソフトは、複合機103a〜103cに画像データやテキストデータをメールで転送するための処理等を実行する。
図4は、図2に示したFD204のメモリマップ400の一例を示す図である。
図4において、メモリマップ400は、FD204に記憶されているデータの内容である。メモリマップ400は、データの情報を示すボリューム情報を記憶する領域401と、ディレクトリ情報を記憶する領域402と、メールソフト及び撮像ソフト等のアプリケーションソフトウェアを記憶する領域403と、関係データを記憶する領域404を含む。
<複合機>
図5は、複合機103のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5において、複合機103は、複合機サーバ522とコントローラ519とを有している。これら複合機サーバ522とコントローラ519は、互いに異なる制御系を司る機器である。複合機サーバ522に設けられているCPU501は、ネットワークプリントサーバ用CPUである。CPU501は、書き換え可能なFlashROM503に記憶された制御プログラムに基づいて、コントローラ519に対して適切なデータ転送制御を行う。例えば、CPU501は、システムバス504に接続されたネットワークコントローラ(LANC)505を介して、ネットワーク106に接続されたサーバ101及び携帯端末102等の外部装置と、所定のネットワーク通信プロトコルを用いて通信する。そして、CPU501は、外部装置から送信された印刷データと、プリンタ制御命令等の各種データ送受信要求とを統括的に制御する。次にCPU501は、拡張インターフェースコントローラ(EXPC)507を介して接続されたコントローラ519に対して適切なデータ転送制御を行う。
RAM502は、CPU501の主メモリ及びワークエリア等、一時的なデータの記憶領域として用いられる。
LED506は、複合機サーバ522の動作状態を示す表示部として用いられる。例えばLED506は、ネットワークコントローラ(LANC)505とネットワーク106との電気的な接続状態を、点滅パターンや点灯色で示す。また、LED506は、ネットワーク通信モード(10Base、100Base、全二重通信、及び半二重通信)等の各種の動作状態も、点滅パターンや点灯色で示すことができる。
複合機サーバ522とコントローラ519とを繋ぐ拡張インターフェース517は、図示しないコネクタで構成されている。このコネクタは、複合機サーバ522のみが着脱するように構成されている。これにより、同じ構成を持つ別のプリンタに複合機サーバ522を装着することが可能となる。
コントローラ519に設けられたCPU508は、コントローラ用CPUである。CPU508は、ROM509に記憶された制御プログラム等の情報、又はディスクコントローラ(DKC)515を介して接続された外部メモリ510に記憶された制御プログラムやリソースデータ(資源情報)等の情報を入力する。外部メモリ510はハードディスク(HD)などで構成され、画像データの記憶装置としても使用され、後述するボックスの主な記憶領域である。そして、CPU508は、入力した制御プログラムやリソースデータ等に基づいて、システムバス511に接続された各種デバイスとのアクセスを統括的に制御する。そして、CPU508は、拡張インターフェースコントローラ(EXPC)513を介して接続された複合機サーバ522から受信された印刷データを基にした画像信号をラスタコントローラ512に生成させる。ラスタコントローラ512は、生成した画像信号をプリントエンジン516に出力する。
RAM514は、CPU508の主メモリ及びワークエリア等、一時的なデータの記憶領域として用いられる。本実施形態では、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるようにRAM514が構成されている。さらにRAM514は、画像データを記憶するボックスの記憶領域として使用してもよいし、また画像データを印刷する際に一時的に使用されることもある。
操作パネル(操作部)518は、複合機103の動作モード等の設定及び印刷データの取り消し等の操作を行うためのボタンと、複合機103の動作状態を示す液晶パネル及びLED等の表示部とを有している。
プリンタエンジン516は、既知の印刷技術を利用して、紙面に画像を形成するための処理を行うソフトウェアである。印刷技術の好適な例としては、電子写真方式(レーザービーム方式)、インクジェット方式、及び昇華方(熱転写)方式等の印刷技術が挙げられる。
外部I/Oインターフェース523は、複合機サーバ522が、外部装置520と情報のやり取りを行うためのものである。
図6は、複合機サーバ522及びコントローラ519の各記憶デバイスに記憶された制御プログラム内にあるソフトウェアの構成の一例を示すブロック図である。尚、各制御プログラムは、複合機サーバ522及びコントローラ519のCPU501、508によって実行される。
図6において、オペレーティングシステム601は、複合機サーバ522における基本的なデータの入出力の制御を統括する。オペレーティングシステム601は、プログラム/データ記憶部613との間で行われるデータの入出力を制御するファイルシステム612を有している。また、オペレーティングシステム601は、コントローラ519と拡張インターフェース517を介して通信するための制御を行う拡張インターフェースドライバ603を有している。さらに、オペレーティングシステム601は、ネットワーク106の通信媒体を介して、サーバ101及び携帯端末102等の外部装置と通信をするための制御を行うネットワークインターフェースドライバ602を有している。
オペレーティングシステム608は、コントローラ519における各種の制御を統括する。オペレーティングシステム608は、プリンタエンジン516との通信制御を行うプリンタエンジン制御部609を有している。また、オペレーティングシステム608は、ファイルシステム610を有している。さらに、オペレーティングシステム608は、印刷データ/プログラム記憶部611との間で行われるデータの入出力を制御するファイルシステム610を有している。印刷データ/プログラム記憶部611は、複合機サーバ522から参照されるビットマップ画像、エラーメッセージ等の機種依存リソース、及び複合機サーバ522上で動作する機種依存アプリケーションプログラム等を記憶する。
拡張インターフェース制御部607は、拡張インターフェース517を介して複合機サーバ522との間で行われる通信を制御する。拡張インターフェース制御部607は、データ転送論理インターフェース607a、リソース制御論理インターフェース607b、プリンタ制御論理インターフェース607c、及びジョブ制御論理インターフェース607dを備えている。
データ転送論理インターフェース607aは、印刷データの入出力を制御種別毎に制御する。リソース制御論理インターフェース607bは、印刷データ/プログラム記憶部611に記憶された各種データの入出力を制御する。プリンタ制御論理インターフェース607cは、複合機103の再起動や設定値の初期化や設定等の制御を行う。ジョブ制御論理インターフェース607dは、印刷ジョブの取り消しや再印刷指示等を制御する。
拡張インターフェース制御部607は、これらの論理インターフェース607a〜607dを介して、複合機サーバ522から要求された命令をオペレーティングシステム608に対して転送する。そして、その命令に対してオペレーティングシステム608で行われた処理結果を、複合機サーバ522に返信する。
複合機サーバ522が有するネットワーク制御部606は、ネットワークインターフェースドライバ601がネットワーク106を介して、サーバ101及び携帯端末102から送信されたメール等のデータを受け付ける。このネットワーク制御部606は、データの受信を行うことや、通信の制御を行うことができるモジュールである。
LPD/RAWモジュール604は、サーバ101及び携帯端末102から送信された印刷データを受け付けるプロトコルを制御して、印刷データをコントローラ610に渡すことができるようにするためのためのモジュールである。
印刷制御部605は、サーバ101及び携帯端末102のWebブラウザプログラムからアクセスを受け付けると、プリンタの状態や設定等を示す情報をHTML等の形式でサーバ101及び携帯端末102に返信する。また、印刷制御部605は、コマンドを受信することや、印刷データを受け付けることも可能である。
メール処理部614は、サーバ101及び携帯端末102のメーラから送信されたメールを受け付けると、そのメールの内容を解析し、解析した結果に基づいてメール内のデータを記憶媒体に登録する処理を行う。
プログラムインターフェース(API)615は、複合機サーバ522で動作するユーザアプリケーション616、及び管理アプリケーション617等のアプリケーションプログラムに対して、オペレーティングシステム601が備える各種の機能を提供する。プログラムインターフェース615で提供される機能としては、印刷データの送受信を行う機能と、ビットマップ画像や表示メッセージ等のリソースデータの入出力を行う機能と、複合機103の再起動、設定値の初期化、及び設定等の制御を行う機能とがある。また、印刷ジョブの取消及び再印刷指示等の制御を行う機能と、複合機サーバ522の再起動、設定値の初期化、及び設定の制御を行う機能と、アプリケーションプログラムの起動、登録、及び削除を行う機能も、プログラムインターフェース615で提供される。
ユーザアプリケーション616は、複合機103に登録することで、複合機103に機能を負荷することを可能にするためのアプリケーションプログラムである。
管理アプリケーション617は、複合機103やユーザアプリケーション516の登録及び管理を行うためのアプリケーションプログラムである。
図7は、複合機103が有するオペレーション属性対応管理テーブル701の一例を示す図である。図7に示すオペレーション属性対応管理テーブル701は、複合機103が持つ複数の機能(オペレーション種)と、それぞれの機能に対応する属性項目とを表すテーブルである。このオペレーション属性対応管理テーブル701は、コントローラ519のリソース制御論理インターフェース607bが管理している。
オペレーション属性対応管理テーブル701には、複合機103が持つ機能であるオペレーションの種類(オペレーション種)が登録されている。オペレーションとしては、例えば、サーバ101及び携帯端末102から受け付けたデータを印刷する機能と、複合機103が持つデータをサーバ101及び携帯端末102にメールで送信するメール送信機能と、時刻を判断する時刻機能とがある。この他に、オペレーションとして、テキストデータ、画像データ、及び印刷データをPDFデータに変換する機能と、テキストデータ、画像データ、及びフォームデータをオーバレイしてデータを作成する機能等がある。
オペレーション属性対応管理テーブル701で管理される属性項目は、各オペレーションの具体的な内容を示すものであり、各オペレーションに対して設定することが可能である。例えば、オペレーションが"印刷"である場合、"出力トレイ"は印刷の出力先を規定するものであり、"カラー/モノクロ"は印刷をカラーで出力するかモノクロで出力するかを規定するものである。また、"ページレイアウト"は、印刷時の2in1等の面付けを規定するものであり、"部数"は出力時の部数を規定するものである。さらに、"ステープルOn/Off"は、出力時にステープルを行うか否かを規定するものであり、"片面/両面"は出力時に片面印刷及び両面印刷の何れを行うかを規定するものである。
このように、各オペレーションを実行するときの動作が、各オペレーションに対応した属性項目と共に、オペレーション属性対応管理テーブル701に管理されている。
図8は、オペレーション登録画面1001の一例を示す図である。オペレーション登録画面1001は、オペレーション属性対応管理テーブル701に、複合機103が持つ機能を登録したり、削除したりするための画面である。
オペレーション登録画面1001は、複合機103の操作パネル518に表示されたり、印刷制御部605からネットワーク106を経由してサーバ101及び携帯端末102のWebブラウザに表示されたりする。印刷制御部605は、リソース制御論理インターフェース607bからオペレーション属性対応管理テーブル701の情報にアクセスしている。ユーザは、オペレーション登録画面1001を使用して、オペレーション属性対応管理テーブル701のオペレーションの設定を行う。
オペレーション登録画面1001における"選択可能なオペレーション"の欄には、複合機103が持つ機能が登録されており、登録されているオペレーションの一覧が表示される。ユーザは、このオペレーションの一覧から所望のオペレーションを選択可能である。"選択されたオペレーション"の欄には、オペレーション属性対応管理テーブル701にユーザが所望して登録するオペレーションの種類が表示される。
追加ボタン1001aは、オペレーション属性対応管理テーブル701にオペレーションを選択して登録する場合に使用されるものである。削除ボタン1001bは、オペレーション属性対応管理テーブル701("選択されたオペレーション"の欄)からオペレーションを削除する場合に使用されるものである。また、削除ボタン1001cは、"選択可能なオペレーション"の欄からオペレーションを削除する場合に使用されるものである。
図9は、オペレーション詳細画面1101の一例を示す図である。オペレーション詳細画面1101は、図7に示した各オペレーションの属性項目の種類を追加及び削除するための画面である。尚、このオペレーション詳細画面1101は、図8に示したオペレーション登録画面1001のオペレーションが選択され、詳細ボタン1001dが選択されると表示される。
このオペレーション詳細画面1101で選択された属性項目が、オペレーションの属性項目となり、図8に示したオペレーション登録画面1001の設定によって、オペレーション属性対応管理テーブル701に反映される。
図9に示すように、オペレーションとして"印刷"が選択されている場合、オペレーション詳細画面1101の"選択可能な属性項目"の欄には、複合機103が持つ印刷機能の実行可能な属性項目が表示される。ここで、複合機103が持つ印刷機能の属性項目とは、例えば両面ユニットがついているか否か、印刷物をカラーで出力することが可能な構成か否か等の印刷機能の能力のことである。尚、複合機103が持つ各機能の属性項目は、リソース制御論理インターフェース607bにより判断される。
図10は、オペレーション新規登録画面1201の一例を示す図である。
オペレーション新規登録画面1201は、複合機103に登録されたユーザアプリケーション616の機能を新規のオペレーションとして登録するための画面である。このオペレーション新規登録画面1201は、図8に示したオペレーション登録画面1001のオペレーションが選択され、新規追加ボタン1001eが選択されると表示される。
オペレーション新規登録画面1201では、複合機サーバ522に登録されたユーザアプリケーション616が、"選択モジュール"として表示される。ユーザは、この"選択モジュール"の欄の中からモジュールを選択し、選択したモジュールに対する"登録オペレーション名"を入力した後に、OKボタン1201aを押す。そうすると、入力された登録オペレーション名に対応するオペレーションが、図8に示したオペレーション登録画面1001の"選択可能なオペレーション"に追加される。
ユーザアプリケーション616の例としては、XML変換用のアプリケーションが挙げられる。XML変換用のアプリケーションが、複合機サーバ522に登録されると、XML変換機能が複合機103に追加される。これにより、ユーザは、XML変換機能をオペレーションとして登録することができるようになる。
以上、図7乃至図10の説明は、複合機103で使用可能なオペレーション(機能)と、各オペレーションに対応する属性項目を、予め複合機103に選択肢として登録しておくものである。
以下、図11乃至図17の説明は、ユーザが実際にジョブを実行する際に、ユーザが頻繁に使用するオペレーション(機能)と各オペレーションに対応する所望の属性の内容を、ボックス毎にジョブ実行命令として登録するものである。
図11は、実行オペレーション登録画面1301の一例を示す図であり、図12は、オペレーション追加画面1401の一例を示す図であり、図13は、オペレーション設定画面1501の一例を示す図である。これらの画面1301、1401、1501は、ボックスに投入されたジョブに対して実施可能なオペレーションに属性を設定し、属性を設定したオペレーションを、図17に示す実行オペレーション属性管理テーブル801に登録するための画面である。これら画面1301、1401、1501により、オペレーション属性対応管理テーブル701に登録されているオペレーションとその属性項目のうち、ボックスにジョブが投入された際に動作する実行オペレーションとその属性内容が実行オペレーション属性管理テーブル801に登録される。この実行オペレーション属性管理テーブル801は、コントローラ519のリソース制御論理インターフェース607bが管理している。
尚、これらの画面1101、1201、1301、1401、1501は、複合機103の操作パネル518に表示されたり、印刷制御部605からネットワーク106を経由してサーバ101及び携帯端末102のWebブラウザに表示されたりする。
また、ボックスは、複合機103に投入されたジョブを一時的に記憶して管理するためのものである。ボックスは、管理しているデータをユーザに活用させやすくするためのものである。例えば、ボックスに管理されているデータは、操作パネル518へのプレビュー表示や、ユーザによる編集がなされる。
図11に示す実行オペレーション登録画面1301の"オペレーション"の欄は、ボックスにジョブが投入された場合に動作する複合機103の機能の一覧を示すものであり、実行オペレーション属性管理テーブル801の"オペレーション名"の欄に対応するものである。
実行オペレーション登録画面1301に表示されている新規追加ボタン1301aをユーザが選択すると、図12に示すオペレーション追加画面1401が表示される。オペレーション追加画面1401の"選択可能なオペレーション"の欄には、オペレーション属性対応管理テーブル701から取得したオペレーションが候補として表示される。ユーザが、"選択可能なオペレーション"の欄に表示されているオペレーションの中から、所望のオペレーションを選択した後に、設定ボタン1401aを押下する。すると、そのオペレーションに対応した属性項目を、オペレーション属性対応管理テーブル701から呼び出し、オペレーション設定画面1501のように表示する(図13を参照)。このオペレーション設定画面1501により、オペレーションの動作を決定する、各属性項目毎に所望の属性内容を設定することができる。
ユーザが、例えば、オペレーション追加画面1401の"登録オペレーション名"の欄に"メール送信3"を入力すると共に、"選択可能なオペレーション"の欄に表示されている"メール送信"を選択した後に、設定ボタン1401aを押下する。そうすると、ユーザは、オペレーション設定画面1501において、メールを送信する送信アドレスとメール件名とを登録することが可能となる。
また、実行オペレーション登録画面1301を用いてオペレーションの追加及び削除が行われることによって、実行オペレーション属性管理テーブル801に、実行オペレーションとそのオペレーションの属性内容とが登録される。
図14は、ボックス一覧画面1601の一例を示した図であり、図15は、ボックス設定画面1701の一例を示した図である。ボックス一覧画面1601及びボックス設定画面1701は、ボックスにジョブが投入されたときに、処理するオペレーションの組み合わせとその処理の順序とを登録するための画面である。これらボックス一覧画面1601及びボックス設定画面1701を用いて登録された情報は、図16に示すボックスオペレーション管理テーブル901で管理される。
ボックス一覧画面1601及びボックス設定画面1701は、複合機103の操作パネル518に表示されたり、印刷制御部605からネットワーク106を経由してサーバ101及び携帯端末102のWebブラウザに表示されたりする。印刷制御部605は、リソース制御論理インターフェース607bから、ボックスオペレーション管理テーブル901と実行オペレーション属性管理テーブル801の情報にアクセスしている。ユーザは、ボックス一覧画面1601及びボックス設定画面1701を使用して、ボックスオペレーション管理テーブル901のボックスの設定を行う。
図14に示すボックス一覧画面1601では、ボックスの一覧とそのボックスの名称とが表示される。ユーザは、ボックス一覧画面1601に表示されているボックスの一覧の中から所望のボックスを選択した後に設定ボタン1601aを押下する。そうすると、図15に示すボックス設定画面1701が表示される。
ユーザは、ボックス設定画面1701のオペレーションの番号欄に、例えば図7に示したオペレーション属性対応管理テーブル701のオペレーションに登録されたものを指定することができる。また、ユーザは、ボックス設定画面1701の"組み合わせ"の欄に、オペレーションの番号に登録されたオペレーションを実施する組み合わせと順序とを設定することができる。
ここで、実行オペレーション属性管理テーブルが、図17に示す実行オペレーション属性管理テーブル801であり、図16に示す"組み合わせ"の欄に"1>(2&3)|(4>5)"が設定された場合を例に挙げて、ボックス1にジョブが登録された際の処理について説明する。
ボックス1にジョブが登録されると、"オペレーション1"に登録されたオペレーション、ここでは、"Formオーバレイ1"が実施される。その後、(2&3)と(4>5)のオペレーションを実施する。
(2&3)は、"オペレーション2"と"オペレーション3"とに登録された"時刻1"と"印刷1"とを実施する。図17に示す実行オペレーション属性管理テーブル801に登録されている"時刻1"の属性は、"16:00"であり、"印刷1"の属性は、"トレイ2"、"カラー"、"両面"、"2部印刷"、及び"ステープル"である。
つまり、16時になると、"ボックス1"に登録されたジョブに基づく文書は、"カラー出力"、"両面印刷"、及び"ステープル"の各処理が施された後、"トレイ2"に"2部"出力されることになる。
(4>5)は、"オペレーション4"の属性である"PDF変換"と、"オペレーション5"の属性である"メール送信1"とを実施する。
以上のように、"ボックス1"にジョブが投入されると、投入されたジョブのデータが"業務報告Form1"のフォームにオーバレイされる。その後、オーバレイされたデータは、16時になると、カラー出力、両面印刷、及びステープルの各処理がなされた後に"トレイ2"に2部出力される。更に、オーバレイされたデータは、PDFに変換される。PDFに変換されたデータは、実行オペレーション属性管理テーブル801の"メール送信1"に登録されているように、"業務報告"というタイトルのメールにより送信される。メールの送信先は、実行オペレーション属性管理テーブル801の"メール送信1"に登録されているように、"aaa@bbb.cc.jp、ddd@bbb.cc.jp、及びeee@bbb.cc.jp"に送信される。
図18は、ボックスにジョブが登録されてから、ボックスオペレーション管理テーブル901、及び実行オペレーション属性管理テーブル801に従ってボックスに登録されたデータを処理する際の複合機100の動作の一例を説明するフローチャートである。
まず、ステップS1801において、ボックスにジョブが登録されると、ステップS1802において、ボックスオペレーション管理テーブル901を参照し、ジョブが登録されたボックスに該当するオペレーションの情報を取得する。例えば、ジョブが登録されたボックスが、ボックス1"であれば、"Formオーバレイ1"、"時刻1"、"印刷1"、"PDF変換"、及び"メール送信1"を示す情報を取得する。
次に、ステップS1803において、ステップS1802で取得した各オペレーションの属性を、実行オペレーション属性管理テーブル801から取得する。例えば、"印刷1"というオペレーションについては、図17に示すように、"トレイ2"、"カラー"、"両面"、"2部印刷"、及び"ステープル"という属性を取得する。
ステップS1804では、該当するボックスのオペレーションの組み合わせをボックスオペレーション管理テーブル901から取得し、その組み合わせに従って処理を実施する。
例えば、携帯端末102からメールで、画像データが添付されたテキスト文書を持つ電子メールが複合機103に送信され、その画像データがボックスに登録されたとする。そうすると、前述したように、登録されたジョブのデータを"業務報告Form1"のフォームにオーバレイする処理が行われる。その後、オーバレイされた画像データは、16時になると、カラー出力、両面印刷、及びステープルの各処理が施された後に、"トレイ2"に2部出力される。更に、オーバレイされた画像データは、PDFに変換される。PDFに変換された画像データは、図17に示した"メール送信1"に登録されているように、"業務報告"というタイトルのメールで、アドレス"aaa@bbb.cc.jp、ddd@bbb.cc.jp、及びeee@bbb.cc.jp"に送信される。
次に、ステップS1805において、ステップS1804で実施した処理が成功したか否かを判定する。この判定の結果、ステップS1804で実施した処理が成功した場合には、ステップS1806に進む。ステップS1806では、ステップS1801で登録されたジョブをボックスから削除して、処理を終了する。
一方、ステップS1804で実施した処理が失敗した場合には、ステップS1807に進む。ステップS1807では、ステップS1801で登録されたジョブをボックスに残して、処理を終了する。例えば、ステップS1804で実行される処理の最中に、複合機103でエラーが発生してジョブの実行(例えば印刷)に失敗した場合には、ボックスにジョブを残すことになる。
図19は、ボックスにジョブを登録する際の複合機103の動作の一例を説明するフローチャートである。ここでは、メールを使用して、画像データを添付したテキストデータを含むメールを携帯端末102から複合機103に送信して、ボックスにジョブを登録する場合を例に挙げて説明する。
まず、ステップS1901において、メールを受信すると、ステップS1902において、メールのタイトルを解析する。
次に、ステップS1903において、メールのタイトルでボックスの指定がなされているか否かを判定する。この判定の結果、メールのタイトルでボックスの指定がなされている場合には、ステップS1904に進む。ステップS1904では、メールに添付された画像データとテキストデータとを、該当するボックスに保存する。
一方、ボックスが指定されていない場合には、ステップS1905に進む。メールで受信したデータを削除して終了する。
以上のように本実施形態では、複合機103が持つ機能であるオペレーションの種類と、そのオペレーションについての設定可能な属性項目とを、オペレーション登録画面1001及びオペレーション詳細画面1101等を用いて提示する。提示されたオペレーションと、そのオペレーションの属性項目の中からユーザによって設定されたものが、オペレーション属性対応管理テーブル701に登録される。オペレーション属性対応管理テーブル701に登録されたオペレーションとその属性項目のうち、ボックスにジョブが投入された際に動作する実行オペレーションとその属性の内容が、実行オペレーション登録画面1301、オペレーション追加画面1401及びオペレーション設定画面1501等を用いてユーザにより設定される。こうしてボックスにジョブが投入された際に動作するオペレーションとその属性の内容は、実行オペレーション属性管理テーブル801に登録される。さらに、ボックスにジョブが投入された際に、処理するオペレーションの組み合わせとその処理の順序とが、ボックス一覧画面1601及びボックス設定画面1701を用いてユーザにより設定される。
その後、画像データを添付したテキストデータを含むメールを、携帯端末102から受信すると、複合機103は、メールに添付された画像データとテキストデータとを、そのメールのタイトルで指定されたボックスに保存する。そして、ボックスオペレーション管理テーブル901を参照し、ジョブが登録されたボックスに該当するオペレーションの情報を取得する。そして、取得した各オペレーションの属性の内容を、実行オペレーション属性管理テーブル801から取得すると共に、該当するボックスのオペレーションの組み合わせをボックスオペレーション管理テーブル901から取得し、その組み合わせに従って処理を実施する。
以上のように、複合機103が有する機能をユーザに公開し、複合機103内のボックスに対して、複合機103が有する機能の組み合わせをユーザに設定させるようにする。そして、ボックスにジョブが投入されると、そのボックスに設定されている機能の属性の内容に従ってジョブを処理するようにした。これにより、ユーザは、操作が困難な携帯端末102からでも、煩雑な操作を行うことなく、複合機103に対して容易にジョブを処理させることができる。例えば、携帯端末102がプリンタドライバを有していなくても、複合機103に対して容易に印刷ジョブを実行させることができる。
また、複合機103が有する機能を組み合わせるようにしたので、ユーザは、複合機103が有する機能をカスタマイズすることができる。これにより、ユーザが所望する機能を利用してジョブを処理させることができる。また、複数のオペレーションを1つのボックスに設定できるので、1回ジョブを該ボックスに登録(送信)すれば、該複数のオペレーションを自動的に処理でき、何回もジョブを登録する必要がない。
尚、本実施形態では、メールを使用して、画像データを添付したテキストデータを含むメールを携帯端末102から複合機103に送信し、ボックスにジョブを登録する場合を例に挙げて説明したが、ボックスにジョブを登録する際の処理方法は、これに限定されない。例えば、PDLで記述された画像データを複合機103に送信するようにしてもよい。
また、オペレーションの内容は、複合機103が有する機能を示すものであれば、どのようなものであってもよい。例えば、操作パネル518にポップアップ表示を行うパネルポップアップ表示機能や、FAXによるデータの送信を行うFAX送信機能や、ボックスにジョブが登録されたことを通知するボックス登録通知機能等を、オペレーションとしてもよい。
(本発明の他の実施形態)
前述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給してもよい。そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになる。また、そのプログラムコード自体、及びそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけでない。そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているオペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードに備わるCPUが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
また、供給されたプログラムコードがコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいて機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
なお、前述した各実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態を示し、プリントシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、サーバ及び携帯端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、図2に示したRAMのメモリマップの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、図2に示したFDのメモリマップの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、複合機サーバ及びコントローラの各記憶デバイスに記憶された制御プログラム内にあるソフトウェアの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、オペレーションの種類と、そのオペレーションについて設定可能な属性とを管理するオペレーション属性対応管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、オペレーション登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、オペレーション詳細画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、オペレーション新規登録画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、実行オペレーション登録画面の一例を示す図でる。 本発明の実施形態を示し、オペレーション追加画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、オペレーション設定画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示し、ボックス一覧画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、ボックス設定画面の一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、ボックスオペレーション管理テーブルの一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、オペレーションと、そのオペレーションの属性とを管理する実行オペレーション属性管理テーブルの一例を示した図である。 本発明の実施形態を示し、ボックスにジョブが登録されてから、ボックスオペレーション管理テーブル、及び実行オペレーション属性管理テーブルに従ってボックスに登録されたデータを処理する際の複合機100の動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、ボックスにジョブを登録する際の複合機の動作の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
101 サーバ
102 携帯端末
103 複合機
106 ネットワーク
516 プリンタエンジン
518 操作パネル
519 コントローラ
522 複合機サーバ
701 オペレーション属性対応管理テーブル
801 実行オペレーション属性管理テーブル
1001 オペレーション登録画面
1101 オペレーション詳細画面
1201 オペレーション新規登録画面
1301 実行オペレーション登録画面
1401 オペレーション追加画面
1501 オペレーション設定画面

Claims (9)

  1. 実行可能な複数の機能の組み合わせと、当該複数の機能の組み合わせを特定するための特定情報とを相互に対応付けて記憶する記憶手段と、
    ネットワーク上の情報処理装置から送信された電子メールに添付されたデータを受信する受信手段と、
    前記電子メールに記述された特定情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている複数の機能の組み合わせに従って、前記受信手段によって受信されたデータを処理する処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記特定情報は、前記電子メールのタイトルに記述されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記電子メールに特定情報が記述されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって前記電子メールに特定情報が記述されていないと判断された場合、前記受信手段によって受信されたデータを削除する削除手段と、を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記受信手段によって受信されたデータを格納する複数のボックスを有し、
    前記特定情報は、前記複数のボックスのうちの何れかのボックスを指定する情報であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記処理手段は、前記特定情報によって指定されたボックスに前記受信手段によって受信されたデータを格納し、前記特定情報に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている複数の機能の組み合わせに従って、当該データを処理することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記処理手段による処理が成功したか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記判定手段によって、処理が成功したと判定されなかった場合、前記受信手段によって受信されたデータを、前記特定情報によって指定されたボックスに保持することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記処理手段は、印刷処理を実行することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置におけるデータ処理方法であって、
    実行可能な複数の機能の組み合わせと、当該複数の機能の組み合わせを特定するための特定情報とを相互に対応付けて記憶する記憶ステップと、
    ネットワーク上の情報処理装置から送信された電子メールに添付されたデータを受信する受信ステップと、
    前記電子メールに記述された特定情報に対応付けられて前記記憶ステップにより記憶されている複数の機能の組み合わせに従って、前記受信ステップによって受信されたデータを処理する処理ステップと、
    を有することを特徴とするデータ処理方法。
  9. 画像処理装置におけるデータ処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    実行可能な複数の機能の組み合わせと、当該複数の機能の組み合わせを特定するための特定情報とを相互に対応付けて記憶媒体に記憶する記憶ステップと、
    ネットワーク上の情報処理装置から送信された電子メールに添付されたデータを受信する受信ステップと、
    前記電子メールに記述された特定情報に対応付けられて前記記憶ステップにより記憶されている複数の機能の組み合わせに従って、前記受信ステップによって受信されたデータを処理する処理ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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