JP4794754B2 - 画像複写装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCD等のラインイメージセンサを用いて原稿画像を読み取るリーダ部と、リーダ部に接続されリーダ部で読み取られた画像を用紙上に印刷するプリンタ部とを備えた画像複写装置に関し、特に、スタンバイモード等の省エネルギモード時にリーダ部に供給する電源を供給停止する機能を有する画像複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿から画像を読み取り用紙上に印刷する画像複写装置がある。従来の画像複写装置の概略構成を図5に示す。従来の画像複写装置は、原稿から画像を読み取るリーダ部213、原稿から読み取った画像を用紙上に印刷するプリンタ部236から大略構成されている。
【0003】
先ず、画像複写装置のリーダ部213の動作について説明する。図5に示すように、原稿台ガラス203上に載置されると共に圧板210によって原稿台ガラス203上に密着された原稿204は、読み取り部200に装備された原稿照明ランプ201によって照明される。原稿照明ランプ201で照明された原稿204の画像は、原稿台ガラス203の端部に配設されたシェーディング補正板211の読み取りデータに基づきシェーディング補正が行われた後、第1ミラー205、第2ミラー206、第3ミラー207、レンズ208を介してCCD(ラインセンサ)209上に結像され、原稿204のラインイメージとして読み取られる。
【0004】
原稿照明ランプ201と第1ミラー205は、駆動系(図示略)によって駆動されることで矢印A方向に移動し、順次、原稿204のラインイメージを読み取る。その際、第2ミラー206及び第3ミラー207も、原稿面からCCD209までの距離(光路長)が一定となるように、駆動系(図示略)によって駆動されることで矢印A方向に移動する。CCD209によって読み取られた原稿204の画像は、アナログ画像信号としてリーダ基板212に入力される。リーダ基板212では、アナログ画像信号が8ビットのデジタル画像信号に変換され、該デジタル信号に対しシェーディング補正や下地除去等の画像処理が施された後、該画像処理結果に基づく画像信号がプリンタ部236のコントローラ基板220に送出される。
【0005】
次に、画像複写装置のプリンタ部236の動作について説明する。リーダ部213から送出された画像信号は、コントローラ基板220に入力される。コントローラ基板220では、画像信号に対しlog変換、エッジ強調、γ変換、2値化等の画像処理が施され、該画像処理結果に基づく2値画像データがプリンタ基板237に送出される。プリンタ基板237では、プリンタ部236の機械系を駆動する駆動系を制御すると共に、レーザユニット221の制御も実施する。レーザユニット221は、プリンタ基板237から入力される2値画像データに従ってレーザをON/OFFし、射出したレーザによりミラー222を介して現像ドラム223に潜像を形成する。
【0006】
一方、プリンタ基板237では、用紙トレイ224からプリント用紙225を1枚ずつピックアップし、給紙ローラ226〜229によってプリント用紙225を転写ユニット231まで搬送する。現像ドラム223上に形成された潜像は、現像ユニット230により現像され、搬送されてきたプリント用紙225に、転写ユニット231によって画像が転写される。画像が転写されたプリント用紙225は、搬送ベルト232を介して定着ユニット233に搬送され、画像の定着処理が行われる。定着処理が終了したプリント用紙225は、排紙ローラ234を介してトレイ235に排紙される。以上が、原稿204の画像を複写する画像信号処理系の説明である。
【0007】
次に、画像複写装置の電源系の制御について図6を用いて説明する。図6中、図5と同一の構成要素については同一符号を付している。図中の矢印は、リーダ基板212、コントローラ基板220、プリンタ基板237と、画像複写装置に搭載してある電源ユニット32との接続関係を示している。信号34−1は、リーダ基板212からコントローラ基板220に送信する画像系信号であり、信号34−2は、コントローラ基板220からプリンタ基板237に送信する画像系信号である。これらの画像系信号の流れはすでに説明した。
【0008】
信号35−1は、リーダ基板212とコントローラ基板220の通信系信号である。信号35−1によって、リーダ基板212とコントローラ基板220は互いにコミュニケーションをとり、双方の動作状態を知ることができる。信号35−2も同様に、コントローラ基板220とプリンタ基板237の通信系信号であり、信号35−2によって、コントローラ基板220とプリンタ基板237は互いにコミュニケーションをとり、双方の動作状態を知ることができる。
【0009】
電源ライン37−1〜37−3は、それぞれ、リーダ基板212、コントローラ基板220、プリンタ基板237に供給されるDC電源ラインである。このうち、電源ライン37−1と37−3は、コントローラ基板220から送出される制御信号36によって、それぞれ独立に電源供給のON/OFFが制御可能な構成になっている。33はACケーブルであり、電源ユニット32に商用電源を接続する。電源ユニット32は、ACケーブル33を介して供給される商用電源から、それぞれ、リーダ基板212、コントローラ基板220、プリンタ基板237に必要なDC電圧を発生する。
【0010】
上記のような構成を有する画像複写装置においては、例えばコントローラ基板220にオプションのLANボード等を増設して、プリンタとして使用されることがある。この場合、画像複写装置で長時間プリンタ機能のみが使用されることがわかった時点で、コントローラ基板220は制御信号36によって電源ユニット32を制御し、電源ライン37−1の電源をOFFし、リーダ基板212への電源供給を断つように制御する。画像複写装置でのプリント動作が終了すれば、電源ライン37−1の電源をONし、画像複写装置がスタンバイ状態に戻るようにする。
【0011】
または、コントローラ基板220が有しているタイマ機能(図示略)を用いて、予め設定された時間内に画像複写装置に対するユーザによる操作がなかった場合は、コントローラ基板220は制御信号36によって電源ユニット32を制御し、電源ライン37−1と37−3の電源をOFFし、リーダ基板212とプリンタ基板237への電源供給を断つように制御し、画像複写装置をスリープモードに移行させる。ユーザから画像複写装置のスリープモードを解除する操作があった場合は、電源ライン37−1と37−3の電源をONし、画像複写装置をスタンバイ状態に戻るようにする。
【0012】
画像複写装置において、上記のような電源制御シーケンスをとることにより、画像複写装置における不要な電力消費を抑えることができ、省エネルギを実現することができる。
【0013】
上記のような従来の画像複写装置における電源制御方法の応用として、特開平11−146103号公報では、複数ユニットから構成される複合機の各ユニットに、ウイークリータイマ機能、オートスリープ機能、オートパワーオフ機能を設けて最適な省エネルギ化を促進するシステムの提案がなされている。また、特開2000−134380号公報では、省エネルギモード解除時に通信情報記憶手段に記憶されている通信情報の異常の有無を点検して、異常がある場合はリカバリ処理を省略する通信端末装置の提案がなされている。
【0014】
また、一方、上記図5に示した画像複写装置のリーダ部213では、シェーディング補正板211の読み取りデータに基づき光学系のシェーディング補正が実施される。シェーディング補正について上記図5を用いて説明する。不図示の駆動系により、読み取り部200を、原稿台ガラス203の端部に設けられたシェーディング補正板211を読み取る位置(以下、ホームポジションと呼ぶ)に移動する(図5で読み取り部200が配置されている位置)。この状態において、原稿照明ランプ201からシェーディング補正板211へ光を照射した時に得られたCCD(ラインセンサ)209の各画素の出力を、補正用データWとして記憶する。また、原稿照明ランプ201を消灯(もしくは、原稿照明ランプ201の照明光を遮断)した時に得られたCCD209の各画素の出力を、補正用データBとして記憶する。
【0015】
次に、原稿204の画像を読み取る時には、この補正用データを読み出して、各画素毎に下式に示すような出力データの補正を行う。
【0016】
SD=k・(S−B)/(W−B)
ここで、SはCCD209の出力データ、Bは黒補正データ、Wは白補正データ、kは係数、SDはシェーディング補正済データである。
【0017】
図7にCCDからシェーディング補正回路までの詳細構成を示す。先ず、CCD209から出力されたアナログ信号は、アンプ61を介してA/Dコンバータ62によってデジタル値S(n)に変換される。デジタル値S(n)は、シェーディング補正回路63に入力される。シェーディング補正回路63では、黒レベル分B(n)を補正するために、減算器64によってデジタル値S(n)から黒レベル分B(n)を減じ、シェーディング補正用データであるShC(n)を乗算器65によって乗ずることによって、シェーディング補正済のデータであるSD(n)を得る。本補正はCCD209の画素毎に実施されるので、各画素によって、黒レベルB、白レベルW及びシェーディング補正用データShC等が異なる。このため(n)を付けて表している。このようにして、各CCD間の出力ムラが補正され、原稿204のより忠実な読み取りが実現される。
【0018】
しかしながら、上記のようなシェーディング補正方法において、次のような問題点がある。シェーディング補正板211にゴミやホコリが付着していると、補正用データWとして誤ったデータが取り込まれることとなる。即ち、シェーディング補正板211におけるゴミやホコリ等の欠陥がある部分では、これらの欠陥によってCCD209の出力が低下する。従って、この補正用データWに基づいてシェーディング補正を行うと、シェーディング補正板211におけるゴミやホコリ等の欠陥がある部分に対応するCCD209の出力が過剰に補正され、読取画像のスジ状のムラとなって現れてしまう。
【0019】
例えば、図8(A)に示すようなゴミ71がシェーディング補正板211に付着していたとする。このシェーディング補正板211を読み取って得られた補正用データWは、図8(B)に示すようにゴミ71の影響によって、βにおいて出力が低下している。シェーディング補正においては、この補正用データWを用いて、補正済のデータが図8(D)に示すように全てのCCD画素について平坦になるように補正を行う。つまり、概念的には、図8(B)に示すようなデータを読み込んだ場合に、読み込んだデータに図8(C)に示すようなデータを乗算して、図8(D)に示すような平坦なデータを得るようにしていると言える。
【0020】
ここで、濃度の一様な原稿を読み込んだとすると、各CCDからは図9(A)に示すような出力データが得られる。各CCDの出力データにシェーディング補正を施すということは、図9(B)(図8(C)と同じ)に示すデータを乗算することであるから、図9(C)に示すような補正済データが得られる。つまり、ゴミ71による過剰補正部分(図9(B)のγ)の影響によって、補正済データにムラ部分δが生じてしまう。このムラ部分δが、読み取り画像においてスジ状のムラとなって現れるという問題があった。
【0021】
このため、シェーディング補正板の欠陥による影響を除去するための提案がなされている。例えば、特許番号第2736536号では、画像読み取り前にシェーディング補正板を読み取ってシェーディング補正用データを作成し、副走査方向に変位した別の場所でシェーディング補正板を読み取り、シェーディング補正を実施して、その結果からシェーディング補正板を読み取った箇所におけるシェーディング補正板の欠陥を検出している。シェーディング補正板に欠陥が認められた場合は、副走査方向に変位し、欠陥の認められない箇所を探し出してシェーディング補正用データを作成している。シェーディング補正板の欠陥が認められない箇所を探し当てることができなかった場合には、シェーディング補正板で欠陥が最も少ない箇所でシェーディング補正用データを作成している。
【0022】
或いは、特開平10−294870号公報では、読み取り動作の事前にシェーディング補正位置においてシェーディング補正板のゴミ検出を行うことで、ゴミ位置情報を記憶し、ゴミ位置画素の読み取りデータを適切に補正する提案がなされている。
【0023】
通常、このようなシェーディング補正位置を決定する処理は、画像複写装置のCPUを介してCCD1ライン分の画素データ全てを分析してゴミの有無を判定しなければならない。そのため、シェーディング補正に関する処理時間が長くなり、リーダ部における読み取りパフォーマンスを著しく低下させる。特許番号第2736536号、特開平10−294870号公報いずれの場合においても、先に説明したゴミ検出動作をどのタイミングで行うかについては言及しておらず、シェーディング補正処理が比較的短い時間(目安としては1秒未満程度)で終了するのであれば、原稿読み取り動作前にプリスキャンを行ってゴミ検出を実行するか、シェーディング補正処理が比較的長い時間(1秒〜数分)を要するのであれば、画像複写装置の工場出荷時の調整時に1回だけ実施するのが現実的である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術においては下記のような問題があった。即ち、画像複写装置のシェーディング補正板に付着したゴミに対しては、画像複写装置の工場出荷時の調整のみで対処できるが、画像複写装置の工場出荷後には、シェーディング補正位置における、シェーディング補正板が貼り付けられている原稿台ガラス下部に付着したゴミの影響は拭えない。また、このような原稿台ガラスに付着したゴミは、付着したり剥離したりするので、読み取りのタイミングによって図9(C)に示したムラ部分δが現れたり消えたり、更にはムラ部分δの位置が変わる可能性がある。
【0025】
画像複写装置において、原稿読み取り動作前にプリスキャンを行ってゴミ検出を実行する場合は、上記のような、画像複写装置の工場出荷後に付着したゴミに対しても対応が可能である。しかし、高々1〜2秒程度の読み取り動作に、1秒前後のゴミ検出処理動作が加算されると、リーダ部の読み取り速度を著しく低下させることになり、リーダ部における読み取りパフォーマンスが低下する。
【0026】
また、画像複写装置の工場出荷時の調整時に1回だけゴミ検出処理を実行する場合は、先に述べたように、画像複写装置の工場出荷以後に付着したゴミの影響を補正することができない。
【0027】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、画像複写装置のリーダ部の立ち上がり時に適宜シェーディング補正のゴミ位置情報を更新するように制御することで、画像複写装置の立ち上がり時間に影響を与えることなく、しかも省エネルギ動作を実現しながら、高品位な読み取り画像の提供を可能とした画像複写装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、原稿台に載置された原稿から画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部により原稿から読み取られた画像を用紙上に印刷する画像形成部と、装置全体を制御するコントローラ部と、前記画像読取部、前記画像形成部、前記コントローラ部にそれぞれ電源を供給する電源ユニットと、ソフトウェア電源スイッチとを備えた画像複写装置であって、前記コントローラ部は、前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給を停止させる前に、次回に前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給が開始される際の立ち上がりモードとして、前記ソフトウェア電源スイッチがオンになったことに応じて前記画像形成部の定着ユニットにウォームアップ処理を実行させる通常立ち上がりモードと、スリープ状態から前記画像複写装置が立ち上げられるスリープ立ち上がりモードのいずれかを前記画像読取部へ通知し、前記画像読取部は、前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給を停止される前に、前記コントローラ部から通知される前記通常立ち上がりモードまたは前記スリープ立ち上がりモードを示すフラグを不揮発性メモリに書き込み、前記画像読取部は、シェーディング補正板を読み取る位置を示すシェーディング補正位置に基づきシェーディング補正を行うシェーディング補正手段を有し、前記コントローラ部からの指示に応じて前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給が開始された際に、前記不揮発性メモリの前記フラグを参照し、前記フラグが前記通常立ち上がりモードを示す場合には、前記定着ユニットがウォームアップ処理中に前記シェーディング補正板のどの部分にゴミが付着しているかを検出するゴミ位置検出動作を行い該検出結果に基づきシェーディング補正位置を判断し前記不揮発性メモリに書き込み、前記シェーディング補正手段は該判断されたシェーディング補正位置に基づき前記シェーディング補正を行い、前記フラグが前記スリープ立ち上がりモードを示す場合には、前記ゴミ位置検出動作を行わず、前記通常立ち上がりモードにおいて前記ゴミ位置検出動作で取得された前記シェーディング補正板のどの部分にゴミが付着しているかを示すゴミ位置情報を更新せず、前記シェーディング補正手段は、前記不揮発性メモリに保持されている前記シェーディング補正位置に基づき前記シェーディング補正を行うことを特徴とする。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0049】
本発明の実施の形態に係る画像複写装置は、原稿台に載置された原稿を照明する原稿照明手段、照明された原稿の画像を読み取る読取手段(ラインイメージセンサ)、原稿読み取りの際に原稿照明手段の照明ムラや読取手段の画素毎の感度ムラ等の光学系に起因する読み取りムラをシェーディング補正板の読み取り情報に基づき補正するシェーディング補正手段を備えたリーダ部(画像読取部)と、該リーダ部で原稿から読み取られた画像情報を用紙上に印刷するプリンタ部(画像形成部)とから大略構成されている。尚、リーダ部及びプリンタ部の構成は上記図5と同様であり、上記で詳述したので説明を省略する。
【0050】
また、本発明の実施の形態に係る画像複写装置は、リーダ部を制御するためのリーダ基板212、プリンタ部を制御するためのプリンタ基板237、画像複写装置全体を制御するためのコントローラ基板220、画像複写装置に装備されている複数の電気デバイスに電源を供給する電源ユニット32を備えている(上記図6参照)。この場合、画像複写装置は、画像読取部で電源ON時に実行される立ち上がりモードとして、通常立ち上がりモード(電源ONからの立ち上がりモード)、スリープ立ち上がりモード(スリープ状態からの立ち上がりモード)の二つの立ち上がりモードを有する。尚、各基板の接続関係は上記図6で詳述したので説明を省略する。
【0051】
図1は本発明の実施の形態に係る画像複写装置に搭載されるリーダ基板212の制御系の概略構成を示すブロック図である。画像複写装置のリーダ基板212の制御系は、CPU401、ROM402、RAM403、ゲートアレイ404、EEPROM405、電源回路406、内部バス407を備えている。
【0052】
上記構成を詳述すると、CPU401は、リーダ基板212の制御系各部を統括制御する中央処理装置であり、図2〜図4のフローチャートにおけるリーダ基板212に関連した処理を実行する。尚、コントローラ基板220のCPU(図示略)は、図2〜図4のフローチャートにおけるコントローラ基板220に関連した処理を実行する。ROM402は、制御系プログラムを格納している。RAM403は、CPU401による制御の過程でデータの一時的な保存/読み出しが行われる。ゲートアレイ404は、読取手段(ラインイメージセンサ)で読み取った画像信号に対してシェーディング補正等の画像処理を実施する。EEPROM405は、リーダ部のロット毎に異なる調整値等を格納するメモリであり、電気的にリード/ライトが可能で且つ電源が断たれた場合でも保持された内容が失われない不揮発性メモリである。
【0053】
電源回路406は、リーダ部に配設されている電源供給に基づき動作する複数の電気デバイスに電源を供給する。電源回路406は、プリンタ部側に配設されている電源ユニット32から供給された24V電源410に基づき、電源回路406内で、12V、5V、3.3V等の低電圧を発生させ、前記複数の電気デバイスに電源を供給する。内部バス407には、CPU401を中心に、ROM402、RAM403、ゲートアレイ404、EEPROM405が接続されている。内部バス407を介して各デバイスがCPU401から制御を受け、所定の動作を実行する。
【0054】
408は、リーダ基板212へコントローラ基板220から送信されるデータを受信した受信データである。409は、リーダ基板212からコントローラ基板220へ送信する送信データである。リーダ基板212とコントローラ基板220は、受信データ408と送信データ409によってハンドシェークされ、互いの動作状態を把握できるよう通信プロトコルが予め決められている。基本的には受信データ408からコマンドを受け、送信データ409によってステータスを返すというプロトコルが基本になっている。
【0055】
次に、上記の如く構成された本発明の実施の形態に係る画像複写装置の動作について図1〜図4、図6を参照しながら詳細に説明する。
【0056】
先ず、上記図1の構成を有するリーダ部が搭載された画像複写装置において、メイン電源(システム電源)がOFFされた場合の動作を図2及び図3に基づき説明する。図2及び図3は電源OFF時の動作シーケンスを示すフローチャート(アルゴリズム)である。
【0057】
画像複写装置における電源スイッチ(以下電源SWと略称)のON/OFF状態は、コントローラ基板220のCPU(図示略)によって検知される。本実施形態では、コントローラ基板220のCPUによって電源ユニット32が制御されるソフト電源SWの系に関して説明する。ステップS201で、コントローラ基板220のCPUは、電源SWがOFFされたかどうかを検出する。電源SWがOFFでない場合はステップS202に移行し、電源SWがOFFされた場合はステップS203に移行する。
【0058】
ステップS202では、コントローラ基板220のCPUは、画像複写装置としてリーダ部をスリープモードに移行させるべきか否かを判断する。リーダ部をスリープモードに移行させるべきであると判断されなかった場合はステップS201に戻り、リーダ部をスリープモードに移行させるべきであると判断された場合はステップS203に移行する。ステップS203では、コントローラ基板220のCPUは、リーダ基板211のCPU401に対して、電源をOFFとする予定があることを通知する。
【0059】
ステップS204では、リーダ基板212のCPU401は、リーダ部で処理中のジョブ(以下JOBと記す)があれば、JOB終了までJOBを継続し、JOBが終了したらステップS205に移行する。ステップS205では、リーダ基板212のCPU401は、コントローラ基板220のCPUに対して、JOBが終了したことを通知する。ステップS206では、コントローラ基板220のCPUは、リーダ基板212のCPU401に対して、次回に電源が投入された際の立ち上がりモード(通常立ち上がりモード(Normal)またはスリープ立ち上がりモード(Sleep)のいずれか)を通知する。
【0060】
ステップS207では、リーダ基板212のCPU401は、コントローラ基板220のCPUから通知を受けた立ち上がりモードが、通常立ち上がりモードか、スリープ立ち上がりモードかを判断する。通常立ち上がりモードが通知された場合はステップS208に移行し、スリープ立ち上がりモードが通知された場合はステップS209に移行する。ステップS208では、リーダ基板212のCPU401は、EEPROM405に通常立ち上がりモードを示すフラグを書き込み、ステップS210に移行する。ステップS209では、リーダ基板212のCPU401は、EEPROM405にスリープ立ち上がりモードを示すフラグを書き込み、ステップS210に移行する。
【0061】
この場合、上記ステップS208または上記ステップS209においては、例えば、EEPROM405のアドレス0番地にデータ0を書き込めば通常立ち上がりモード、EEPROM405のアドレス0番地にデータ1を書き込めばスリープ立ち上がりモードという仕様にすればよい。
【0062】
ステップS210では、リーダ基板212のCPU401は、EEPROM405に上記フラグを書き込むEEPROM書き込みJOBを終了したら、ステップS211に移行する。ステップS211では、リーダ基板212のCPU401は、コントローラ基板220のCPUに対して、EEPROM書き込みJOB終了を通知し、ステップS212に移行する。ステップS212では、コントローラ基板220のCPUは、電源ユニット32に対し、リーダ基板212の電源をOFFするように通知し、ステップS213に移行する。ステップS213では、電源ユニット32がリーダ部の電源をOFFし、シーケンスを終了する。
【0063】
上記図2及び図3のシーケンスが終了した後、コントローラ基板220のCPUは、電源SWがOFFにされていれば、電源ユニット32に対して、コントローラ基板220を含む全ユニットの主要電源をOFFするように通知する。コントローラ基板220のCPUから通知を受けた電源ユニット32は、主要電源を全てOFFする。但し、電源SWのON状態を検知するための回路については、電源をOFFしない。また、スリープ立ち上がりモードに移行するためにリーダ部の電源がOFFされた場合は、コントローラ基板220のCPUは何も制御を行わない。
【0064】
次に、上記図1の構成を有するリーダ部が搭載された画像複写装置において、リーダ部に供給する電源がONされる場合の動作を図4に基づき説明する。図4は電源ON時の動作シーケンスを示すフローチャート(アルゴリズム)である。動作シーケンスとしては、システムの電源すなわち電源SWがOFFされた状態を含めてのシーケンスを説明する。
【0065】
ステップS401で、コントローラ基板220のCPUは、電源SWがOFFであるかどうかをチェックする。電源SWがONになっていればステップS402に移行する。ステップS402では、コントローラ基板220のCPUは、コントローラ基板220の電源がONになっているかどうかをコントローラ自身(CPU自身)でチェックする。システム電源がOFFされた後の電源SWがONであれば、当然コントローラ電源はOFFであり、ステップS403に移行する。システム電源がONされたままこのシーケンスに入っているのであれば、当然コントローラ電源はONであり、ステップS404に移行する。
【0066】
ステップS403では、コントローラ基板220のCPUは、コントローラ電源をONにするよう、電源ユニット32に対して制御をかける。ステップS404では、コントローラ基板220のCPUは、電源ユニット32に対し、リーダ電源をONとするように通知する。ステップS405では、コントローラ基板220のCPUから通知を受けた電源ユニット32は、リーダ電源をONにする。
【0067】
ステップS406では、リーダ基板212のCPU401は、CPU周りの設定を実施した後、EEPROM405のフラグをチェックする。ステップS407では、リーダ基板のCPU401は、チェックしたEEPROM405のフラグが通常立ち上がりモードを示すフラグであればステップS408に移行し、チェックしたEEPROM405のフラグがスリープ立ち上がりモードを示すフラグであればステップS409に移行する。先に説明した例では、EEPROM405のアドレス0番地のデータが0だった場合はステップS408に移行し、EEPROM405のアドレス0番地のデータが1だった場合はステップS409に移行する。
【0068】
ステップS408では、リーダ基板212のCPU401は、原稿台ガラス上の端部に配設されたシェーディング補正板のどの部分にゴミが付着しているかを示すゴミ位置情報を、読取手段によるシェーディング補正板の読み取りデータに基づき取得し、シェーディング補正板を読み取るシェーディング補正位置として最適な位置を判断し、判断に基づくシェーディング補正位置情報をEEPROM405にバックアップする。リーダ基板212のCPU401は、これ以降は、再度、シェーディング補正位置の変更が実行されるまで、EEPROM405に記憶されたバックアップ値を読み込んで、シェーディング補正手段によりシェーディング補正を実行する。尚、ステップS408では、定着ユニットのウオームアップ中にシェーディング補正位置を調整するものとする。
【0069】
ステップS409では、リーダ基板212のCPU401は、コントローラ基板220のCPUに対して、動作可能状態であることを通知して、シーケンスを終了する。
【0070】
上記のように、画像複写装置のリーダ部がシステム電源ONから立ち上げられる通常立ち上がりモードであった場合は、図4中のステップS408の処理が実行されるので、次回のシステム電源ONまでにシェーディング補正板のゴミの状態が変化しなければ、シェーディング補正位置におけるゴミの影響がない読み取り画像を提供することができる。ゴミ位置情報が、通常、例えば2〜3日に1回程度の頻度で更新されれば、シェーディング補正板に付着したゴミの影響はほとんど皆無であると考えてよい。本発明の上記制御を実施することにより、図4中のステップS408の処理が実行されている間は、プリンタ部の定着ユニットがウオームアップ中であるので、システムの立ち上がり時間に影響を与えない。
【0071】
また、画像複写装置のリーダ部がスリープ状態から立ち上げられるスリープ立ち上がりモードであった場合は、図4中のステップS408の処理がキャンセルされるので、リーダ部の立ち上げ(図4の「開始」〜「終了」までに要する時間)をシステム電源ON時より早く行うことができ、画像複写装置としての動作可能時間を短縮することができる。
【0072】
尚、本実施形態においては、フラグを格納するデバイスをEEPROMとして説明したが、本発明は、フラグを格納するデバイスとしてEEPROMに限定されるものではなく、不揮発性のメモリであれば、例えばバックアップバッテリを接続したSRAMでもよく、特にデバイスを限定するものではない。
【0073】
また、本実施形態においては、図4中のステップS408の実行条件として、定着ユニットのウオームアップを例に挙げたが、本発明は、定着ユニットのウオームアップ中にのみシェーディング補正位置の調整を実施することに限定されるものではなく、シェーディング補正位置の調整に要する時間が、プリンタ部側の単独の何らかの動作時間より短ければ、図4中のステップS408を実行するシーケンスにすることで、本発明による効果を得ることができる。
【0074】
また、本実施形態においては、従来の技術の項で述べたシェーディング補正板に付着したゴミの影響を軽減する手法として、ゴミが少ないシェーディング補正位置を検出する方法を図4中のステップS408の処理内容としたが、本発明は、図4中のステップS408の処理内容は上記のものに限定されるものではなく、例えばシェーディング補正位置におけるシェーディング補正板のゴミに対応したCCDの画素アドレスを検出し、これを記憶した上で、ゴミ画素データのみ、シェーディング補正位置以外の個所のシェーディング補正板の読み取りデータによって補正値を定める方法でも構わない。
【0075】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る画像複写装置によれば、リーダ基板212上に、不揮発性のメモリであるEEPROM405を設け、コントローラ基板220のCPUによる電源遮断の前に、コントローラ基板220のCPUからリーダ基板212のCPU401に対し、電源遮断許可の要求を送信すると共に、リーダ部に再度電源が投入されたときのプリンタ部の状況がどのような状態になっているかを示すプリンタ予測情報(本実施形態の場合は定着ユニットのウオームアップ)も送信する。これらの情報を受信したリーダ基板212のCPU401は、プリンタ予測情報をEEPROM405に書き込んだ後、電源遮断可能を示す返信をコントローラ基板220のCPUに出力する。
【0076】
リーダ基板212のCPU401から電源遮断可能を示す返信を受信したコントローラ基板220のCPUは、電源ユニット32に対し、リーダ基板212に供給する電源を遮断するよう制御する。この後、コントローラ基板220のCPUによって、再度、リーダ基板212に電源が投入されるように制御されたとき、リーダ基板212のCPU401は、先ず、EEPROM405の所定領域を読み出し、プリンタ部が定着ユニットのウオームアップで立ち上がることを検出する。
【0077】
プリンタ部が定着ユニットのウオームアップ処理に要する時間は例えば3〜4分を要するので、この間に、リーダ基板212のCPU401は、シェーディング補正板のゴミ位置情報を例えば1分前後の所定時間をかけて検出し、新たなシェーディング補正位置を決定する。シェーディング補正位置を決定した後、リーダ基板212のCPU401は、動作可能状態であることをコントローラ基板220のCPUに通知する。勿論、リーダ基板212上の不揮発性メモリであるEEPROM405にバックアップされる情報が、定着ユニットのウオームアップ以外であれば、シェーディング補正位置の更新処理は実施しない。
【0078】
このように制御することによって、システムの立ち上がり時間を利用してシェーディング補正のゴミ位置情報を更新するので、システムのパフォーマンスを低下させることなく常に画像品位の高い読み取り画像の提供を実現することができる。
【0079】
即ち、画像複写装置における例えばリーダ部を制御するリーダ基板212上に設けた不揮発性メモリであるEEPROM405に、次回電源ON時のリーダ部の立ち上がりモード(通常立ち上がりモードまたはスリープ立ち上がりモードの何れか一方)を記憶させておき、リーダ部の立ち上がり時に、適宜、シェーディング補正のゴミ位置情報を更新するように制御するので、画像複写装置の立ち上がり時間に影響を与えることなく、しかも省エネルギ動作を実現しながら、高品位な読み取り画像の提供を可能とすることができるという効果を奏する。
【0080】
[他の実施の形態]
本発明の上記実施形態では、画像読取機能・画像形成機能を備えた画像複写装置におけるシェーディング補正を例に上げたが、本発明は、これに限定されるものではなく、画像読取機能・画像形成機能・画像通信機能等の複数の機能を備えた複合機におけるシェーディング補正にも適用することができる。
【0081】
尚、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0082】
この場合、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはネットワークを介したダウンロードなどを用いることができる。
【0083】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0084】
更に、記憶媒体等の媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像複写装置によれば、システムのパフォーマンスを低下させることなく常に画像品位の高い読み取り画像の提供を実現することができる。即ち、画像複写装置の不揮発性メモリに、次回に電源ユニットから画像読取部への電源の供給が開始される際の立ち上がりモードとして、ソフトウェア電源スイッチがオンになったことに応じて画像形成部の定着ユニットにウォームアップ処理を実行させる通常立ち上がりモード、または、スリープ状態から画像複写装置が立ち上げられるスリープ立ち上がりモードを示すフラグを記憶させておき、画像読取部の立ち上がり時に、適宜、シェーディング補正のゴミ位置情報を更新するように制御するので、画像複写装置の立ち上がり時間に影響を与えることなく、しかも省エネルギ動作を実現しながら、高品位な読み取り画像の提供を可能とすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像複写装置に搭載されるリーダ基板の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像複写装置におけるシステム電源OFF時の動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像複写装置におけるシステム電源OFF時の動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像複写装置におけるシステム電源ON時の動作シーケンスを示すフローチャートである。
【図5】画像複写装置の内部構造を示す構成図である。
【図6】画像複写装置に搭載される各種基板の接続関係を示すブロック図である。
【図7】画像複写装置におけるCCDからシェーディング補正回路までの構成を示すブロック図である。
【図8】従来例のシェーディング補正を説明する図であり、(A)はシェーディング補正板にゴミが付着した状態を示す説明図、(B)はシェーディング補正板を読み取った場合のゴミの影響でCCD出力が低下した状態を示す説明図、(C)は乗算データを示す説明図、(D)は補正済データを示す説明図である。
【図9】従来例のシェーディング補正を説明する図であり、(A)は濃度が一様な原稿を読み取った場合のCCD出力を示す説明図、(B)は乗算データを示す説明図、(C)は補正済データを示す説明図である。
【符号の説明】
201 原稿照明ランプ
203 原稿台ガラス
211 シェーディング補正板
212 リーダ基板
213 リーダ部(画像読取部)
220 コントローラ基板
236 プリンタ部(画像形成部)
237 プリンタ基板
401 CP
404 ゲートアレイ
405 EEPROM

Claims (1)

  1. 原稿台に載置された原稿から画像を読み取る画像読取部と、該画像読取部により原稿から読み取られた画像を用紙上に印刷する画像形成部と、装置全体を制御するコントローラ部と、前記画像読取部、前記画像形成部、前記コントローラ部にそれぞれ電源を供給する電源ユニットと、ソフトウェア電源スイッチとを備えた画像複写装置であって、
    前記コントローラ部は、前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給を停止させる前に、次回に前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給が開始される際の立ち上がりモードとして、前記ソフトウェア電源スイッチがオンになったことに応じて前記画像形成部の定着ユニットにウォームアップ処理を実行させる通常立ち上がりモードと、スリープ状態から前記画像複写装置が立ち上げられるスリープ立ち上がりモードのいずれかを前記画像読取部へ通知し、
    前記画像読取部は、前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給を停止される前に、前記コントローラ部から通知される前記通常立ち上がりモードまたは前記スリープ立ち上がりモードを示すフラグを不揮発性メモリに書き込み、
    前記画像読取部は、シェーディング補正板を読み取る位置を示すシェーディング補正位置に基づきシェーディング補正を行うシェーディング補正手段を有し、前記コントローラ部からの指示に応じて前記電源ユニットから前記画像読取部への電源の供給が開始された際に、前記不揮発性メモリの前記フラグを参照し、前記フラグが前記通常立ち上がりモードを示す場合には、前記定着ユニットがウォームアップ処理中に前記シェーディング補正板のどの部分にゴミが付着しているかを検出するゴミ位置検出動作を行い該検出結果に基づきシェーディング補正位置を判断し前記不揮発性メモリに書き込み、前記シェーディング補正手段は該判断されたシェーディング補正位置に基づき前記シェーディング補正を行い、前記フラグが前記スリープ立ち上がりモードを示す場合には、前記ゴミ位置検出動作を行わず、前記通常立ち上がりモードにおいて前記ゴミ位置検出動作で取得された前記シェーディング補正板のどの部分にゴミが付着しているかを示すゴミ位置情報を更新せず、前記シェーディング補正手段は、前記不揮発性メモリに保持されている前記シェーディング補正位置に基づき前記シェーディング補正を行うことを特徴とする画像複写装置。
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