JP4793071B2 - 表示装置および表示装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、表示装置およびその製造方法に関し、特に、有機電界発光素子を用いたカラー表示可能な表示装置およびその製造方法に関する。
有機材料のエレクトロルミネッセンス(Electroluminescence)を利用した有機電界発光素子は、下部電極と上部電極との間に、正孔輸送層や発光層を積層させた有機層を設けてなり、低電圧直流駆動による高輝度発光が可能な発光素子として注目されている。
このような有機電界発光素子(以下、単に発光素子と記す)を用いたフルカラーの表示装置は、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色に発光する発光素子を基板上に配列形成してなる。このような表示装置の製造においては、少なくとも各色に発光する有機発光材料からなる発光層を、発光素子毎にパターン形成する必要がある。そして、発光層のパターン形成は、例えばシートに開口パターンを設けたマスクを介して発光材料を蒸着または塗布するシャドーマスキング法、あるいはインクジェット法によって行われている。
ところが、シャドーマスキング法では、マスクに形成する開口パターンのさらなる微細化が困難であること、およびマスクの撓みによって位置精度の高いパターン形成が困難であること等から、さらなる発光素子の微細化および高集積化が難しい。
また、インクジェット法でも、高精度なパターニングは難しく、発光素子の微細化および高集積化、および基板の大型化が困難となっている。
そこで、新たなパターン形成方法として、エネルギー源(熱源)を用いた転写法(すなわち熱転写法)が提案されている。熱転写法を用いた表示装置の製造は、例えば次のように行う。先ず、表示装置の基板(以下、装置基板と称する)上に下部電極を形成しておく。一方、別の基板(以下、転写用基板と称する)上に、光吸収層を介して発光層を成膜しておく。そして、発光層と下部電極とを対向させる状態で、装置基板と転写用基板とを配置し、転写用基板側からレーザ光を照射することにより、装置基板の下部電極上に発光層を熱転写させる。この際、スポット照射させたレーザ光を走査させることにより、下部電極上の所定領域のみに位置精度良好に発光層が熱転写される(下記特許文献1参照)。
特開2002−110350号公報
しかしながら、上述した熱転写法を用いて得られた発光素子は、シャドーマスキング法によって製造された発光素子と比較して、発光効率、及び輝度寿命が比較的短い。特に、R(赤)、G(緑)、B(青)の中で最も輝度寿命が短い青色発光の有機電界発光素子においては、この問題は深刻である。
そこで本発明は、位置精度良好に各発光層のパターン形成が可能であり、発光効率および輝度寿命を高く維持でき、これによりさらなる高精細な表示が可能な有機電界発光素子を用いた表示装置を提供すること、およびこの表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の表示装置は、ある実施形態において、下部電極、少なくとも発光層を含む有機層、および上部電極をこの順に積層してなると共に、赤色、緑色、および青色に発光する複数の有機電界発光素子が基板上に配列され、各色に発光する有機電界発光素子は、発光層が、蒸着によって形成された第1発光層と、熱転写によって形成された第2発光層と、を備え、第1発光層は、青色または青色よりも短波長の発光を生じる、ことを特徴とする。
本発明によれば、基板上に配列された有機電界発光素子において、熱転写法により位置精度良好に各発光層のパターン形成が可能であり、かつ有機電界発光素子の発光効率および輝度寿命を高く維持することができる。特に、長寿命化および高発光効率化のネックとなっていた青色発光素子の寿命および発光効率が改善される。この結果、基板上に有機電界発光素子を配列形成してなるカラー表示装置のさらなる高精細化が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の一例となる実施形態の表示装置の要部断面図である。この図に示す表示装置1は、基板3上に、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色に発光する複数の有機電界発光素子5(5r、5g、5b)を配列形成してなるフルカラー表示のフラットパネルディスプレイである。尚、以下においては、赤色に発光する有機電界発光素子5を赤色発光素子5r、緑色に発光する有機電界発光素子5を緑色発光素子5g、青色に発光する有機電界発光素子5を青色発光素子5bとする。
そして、各有機電界発光素子5(5r、5g、5b)においては、基板3側から順に、パターニングされた下部電極11、正孔注入層12、正孔輸送層13、第1発光層14、第2発光層15(15r,15g,15b)、電子輸送層16、電子注入層17、および上部電極18が積層されている。図面においては、正孔注入層12および正孔輸送層13を同一層で示した。
有機電界発光素子5においては、例えば、正孔注入層12〜電子輸送層16までの層が、有機材料で構成された有機層19となっている。また、各有機電界発光素子5は、下部電極11間に設けられた絶縁膜20によって、それぞれ分離された状態となっている。
本実施形態において特徴的なのは、有機電界発光素子5の発光層が、基板3上の全面に成膜された第1発光層14と、有機電界発光素子5(5r,5g,5b)毎にパターン形成された第2発光層15(15r,15g,15b)とを備えていることである。
以下、この表示装置1の詳細な構成について、先ず基板3、下部電極11および上部電極18の構成を説明し、次に下部電極11側から順に有機層19の構成を説明する。
基板3は、ガラス、シリコン、プラスチック基板、さらにはTFT(thin film transistor)が形成されたTFT基板などからなる。特に、この表示装置1が基板3側から発光を取り出す透過型である場合には、この基板3は光透過性を有する材料で構成される。
基板3上に形成された下部電極11は、陽極または陰極として用いられる。尚、上述した積層構成においては、代表して下部電極11が陽極である場合を説明した。
下部電極11は、表示装置1の駆動方式によって適する形状にパターンニングされている。例えば、この表示装置1の駆動方式が単純マトリックス方式である場合には、この下部電極11は例えばストライプ状に形成される。また、表示装置1の駆動方式が画素毎にTFTを備えたアクティブマトリックス方式である場合には、下部電極11は複数配列された各画素に対応させてパターン形成され、同様に各画素に設けられたTFTに対して、これらのTFTを覆う層間絶縁膜に形成されたコンタクトホール(図示省略)を介してそれぞれが接続される状態で形成される。
このようにパターン形成された下部電極11の周縁を覆う状態で絶縁膜20が設けられる。絶縁膜20に形成された窓から下部電極3を露出させた部分に、有機電界発光素子5が設けられる。絶縁膜20は、例えばポリイミドやフォトレジスト等の有機絶縁材料や、酸化シリコンのような無機絶縁材料からなる。
一方、下部電極11上に有機層19を介して設けられる上部電極18は、下部電極11が陽極である場合には陰極として用いられ、下部電極11が陰極である場合には陽極として用いられる。尚、上述した積層構成においては、代表して上部電極18が陰極である場合を説明した。
表示装置1が、単純マトリックス方式である場合には、上部電極18は、例えば下部電極11のストライプと交差するストライプ状に形成され、これらが交差して積層された部分が有機電界発光素子5となる。また、表示装置1が、アクティブマトリックス方式である場合には、上部電極18は、基板3上の一面を覆う状態で成膜されたベタ膜で形成され、各画素に共通の電極として用いられることとする。尚、表示装置1の駆動方式としてアクティブマトリックス方式を採用する場合には、有機電界発光素子5の開口率を確保するために、上部電極18側から発光を取り出す上面発光型とすることが望ましい。この場合、下部電極11と同一層で補助電極(図示省略)を形成し、この補助電極に上部電極18を接続させることで、上部電極18の電圧降下を防止する構成とすることができる。
ここで、下部電極11(または上部電極18)を構成する陽極材料としては、仕事関数がなるべく大きく、高反射率を持つものが良く、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、セレン(Se)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、アルミニウム(Al)、鉄(fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)やこれらの合金、酸化物、あるいは、酸化錫、ITO、酸化亜鉛、酸化チタン等が好ましい。
一方、上部電極18(または下部電極11)を構成する陰極材料としては、仕事関数がなるべく小さなものがよく、例えば、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、インジウム(In)、リチウム(Li)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)やこれらの合金や酸化物、フッ化物が好ましく、例えばマグネシウム(Mg)−銀(Ag)合金,リチウム(Li)−フッ素(F)化合物、リチウム-酸素(O)化合物等が用いられる。
有機電界発光素子5で生じた発光を取り出す側となる電極としては、上述した材料の中から光透過性を有する材料が用いられる。
例えば、表示装置1が、基板3側から発光を取り出す透過型である場合、陽極となる下部電極11としては、ITO(Indium−Tin−Oxide)やIZO(Inidium−Zinc−Oxide)のように、光透過率の高い陽極材料を選択して用いる。そして、陰極となる上部電極18としてアルミニウムのような反射率の良好な陰極材料を用いる。
一方、表示装置1が、上部電極18側から発光を取り出す上面発光型である場合、陽極となる下部電極11としてクロムや銀合金のような陽極材料を用い、陰極となる上部電極18としてマグネシウムと銀(MgAg)との合金のような光透過性を有する陰極材料を用いる。ただし、次に説明するように、有機層19を共振部の少なくとも一部とする共振器構造を設計して取り出し光の強度を高めるようにすることが好ましい。この場合、上部電極18は、半透過性として構成される。
次に、有機層19の構成を説明する。
先ず、下部電極11上に設けられた正孔注入層12は、基板3上の全面に共通層として形成される。正孔注入層12は、一般的な正孔注入材料を用いて構成され、一例としてm−MTDATA〔4,4,4 -tris(3-methylphenylphenylamino)triphenylamine〕が25nmの膜厚で蒸着される。
正孔注入層12上には、基板3上の全面に共通層として、正孔輸送層13が形成される。正孔輸送層13は、一般的な正孔輸送材料を用いて構成され、一例としてα−NPD[4,4-bis(N-1-naphthyl-N-phenylamino)biphenyl]が30nmの膜厚で蒸着される。尚、他の例としては、ベンジジン誘導体、スチリルアミン誘導体、トリフェニルメタン誘導体、ヒドラゾン誘導体などがある。
正孔注入層12および正孔輸送層13は、それぞれが複数層からなる積層構造であっても良い。
正孔輸送層13上には、基板3上の全面に共通層として、第1発光層14が形成される。このような第1発光層14は、青色または青色よりも短波長の発光を生じる。ここでの青色とは、最終的に表示装置とした場合に青色として用いられる発光色を指す。また、第1発光層14は、ホスト材料と発光性ドーパントとで構成されており、例えば、ADN(anthracene dinaphtyl)に、青色の発光性ドーパントである4,4’−ビス[2−{4−(N,N−ジフェニルアミノ)フェニル}ビニル]ビフェニル(DPAVBi)を2.5重量%混合したものである。
第1発光層14は、蒸着法により形成されている。第1発光層14を構成する材料が、青色より短波長である例として、ADN単体を発光させた場合や、ADNにBD−052X(出光興産社製)を5重量%程度添加した層を発光させた場合などが有る。両者とも一般には青色発光として認識される発光を行うが、最終的に表示装置化された場合に青色として用いられる発光波長よりも短波長発光も行う。
第1発光層14上には、第2発光層15が、各有機電界発光素子5(5r,5g,5b)に対して形成される。つまり、赤色発光素子5rには、第2発光層15として赤色の発光が生じる赤色発光層15rがパターン形成される。緑色発光素子5gには、第2発光層15として緑色の発光が生じる緑色発光層15gがパターン形成される。青色発光素子5bには、第2発光層15として青色の発光が生じる青色発光層15bがパターン形成される。
赤色発光層15rは、例えばホスト材料と、赤色発光材料との混合で構成される。赤色発光材料は、蛍光性のものでも燐光性のものでもよい。本実施の形態では、赤色発光層15rは、例えば厚みが30nm程度であり、ADNに2,6−ビス[(4’−メトキシジフェニルアミノ)スチリル]−1,5−ジシアノナフタレン(BSN)を30重量%混合したものである。
緑色発光層15gは、例えばホスト材料と、緑色発光材料との混合で構成される。緑色発光材料は、蛍光性のものでも燐光性のものでもよい。本実施形態では、緑色発光層15gは、例えば厚みが30nm程度であり、ADNにクマリン6を5重量%混合したものである。
青色発光層15bは、例えばホスト材料と、青色発光材料との混合で構成される。青色発光材料は、蛍光性のものでも燐光性のものでもよい。本実施の形態では、青色発光層15bは、例えば、厚みが30nm程度であり、ADNに4,4’−ビス[2−{4−(N,N−ジフェニルアミノ)フェニル}ビニル]ビフェニル(DPAVBi)を2.5重量%混合したものにより構成される。
第2発光層15(15r,15g,15b)は、熱転写法によって位置精度良好にパターン形成されている。
第2発光層15上には、基板3上の全面に共通層として、電子輸送層16が形成される。電子輸送層16は、一般的な電子輸送材料を用いて構成され、一例として8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3 )が20nm程度の膜厚で蒸着される。
電子輸送層16上には、基板3上の全面に共通層として、電子注入層17が形成される。電子注入層17は、一般的な電子注入材料を用いて構成され、一例としてLiFが約0.3nm(蒸着速度〜0.01nm/sec)の膜厚で蒸着される。
電子注入層17上には、上部電極18が設けられる。上部電極18は、例えばMgAgを10nmの膜厚で蒸着した陰極であり、共通電極として設けられている。
そして、上部電極18を覆う状態で、基板3上の全面に保護膜22が設けられている。保護膜22は、有機層19への水分の到達防止を目的とし、透過水性,吸水性の低い材料を用いて十分な膜厚で形成される。さらに、表示装置1が上面発光型である場合には、保護膜22は有機層19で発生した光を透過する材料からなり、例えば80%程度の透過率が確保されることが望ましい。
保護膜22としては、絶縁性材料を用いてもよいし、導電性材料を用いてもよい。絶縁性材料を用いる場合、好ましくは、無機アモルファス性の絶縁性材料、例えばアモルファスシリコン(α−Si),アモルファス炭化シリコン(α−SiC),アモルファス窒化シリコン(α−Si1-x Nx )、アモルファスカーボン(α−C)などが用いられる。このような無機アモルファス性の絶縁性材料は、グレインを構成しないため透水性が低く、良好な保護膜となる。
例えば、アモルファス窒化シリコンからなる保護膜22を形成する場合には、CVD法によって2〜3μmの膜厚に形成される。この際、有機層4の劣化による輝度の低下を防止するため、成膜温度を常温に設定し、さらに、保護膜8の剥がれを防止するために膜のストレスを最小になる条件で成膜することが望ましい。
また、表示装置1がアクティブマトリックス方式の場合、保護膜22は、導電性材料を用いて構成されても良い。保護膜22を導電性材料で構成する場合、ITOやIXOのような透明導電性材料が用いられる。
保護膜22上には、接着用の樹脂材料(図示省略)を介して、保護基板24が貼り合わせられている。接着用の樹脂材料としては、例えば紫外線硬化樹脂が用いられる。保護基板24としては、例えばガラス基板が用いられる。表示装置1が上面発光型である場合には、接着用の樹脂材料および保護基板24は、光透過性を有する材料で構成される。
このような構成の表示装置1にカラーフィルタを組み合わせる場合は、各有機電界発光素子5r,5g,5bから発せられる発光スペクトルのピーク波長近傍の光のみを透過するカラーフィルタを、各有機電界発光素子5r,5g,5bの光取り出し面側に設ける。これにより、発光光の色純度が低下した場合にも、その影響を軽微にすることができる。
次に、表示装置1の製造方法を、図2の断面工程図に基づいて説明する。
先ず、図2(1)に示すように、基板3上に下部電極11をパターン形成する。この際、必要に応じて、補助電極(図示省略)を下部電極11と同一工程で形成する。次に、下部電極11の周縁を覆うように、画素領域を開口する形状の絶縁膜20をパターン形成する。補助電極を形成した場合には補助電極にも開口させる。その後、蒸着法により、基板11上の全面に、正孔注入層12、正孔輸送層13、および第1発光層14を順次成膜する。各層12〜14は、マスクを用いることなくベタ膜で形成される。
次に、図2(2)に示すように、転写用基板30rを用意する。この転写用基板30rは、表示装置作製用の基板3と略同一形状のガラス基板31上の全面に、光吸収層33を介して赤色発光層15rが成膜されている。
次に、転写用基板30rを、第1発光層14が形成された基板3に対向配置する。この際、赤色発光層15rと第1発光層14とが向き合うように、転写用基板30rと基板3とを配置する。基板3と転写用基板30rとを密着させ、基板3側の最上層を構成する第1発光層14と、転写用基板30r側の最上層を構成する赤色発光層15rとを接触させても良い。
次に、転写用基板30r側から、例えば波長800nmのレーザhrを照射する。この際、赤色発光素子の形成領域に対応する部分に、レーザhrを選択的にスポット照射する。これにより、光吸収層33に吸収させ、その熱を利用して、基板3上に成膜された第1発光層14の上に選択的に赤色発光層15rを熱転写する。
そして、以上のような熱転写の工程を繰り返し行うことで、緑色発光層および青色発光層を形成する。
すなわち、図2(3)に示すように、光吸収層33を介して緑色発光層15gを成膜した転写用基板30gを用意し、基板3上に成膜された第1発光層14の上に選択的に緑色発光層15gを熱転写する。
また、図2(4)に示すように、光吸収層33を介して青色発光層15bを成膜してなる転写用基板30bを用意し、基板3上に成膜された第1発光層14の上に選択的に青色発光層15bを熱転写する。
尚、図2(2)〜図2(4)を用いて説明した各熱転写の工程は、どの色の発光層(15r,15g,15b)から順に熱転写しても良い。
また、繰り返し行われる熱転写の工程は、大気圧中でも可能であるが、真空中で行うことが望ましい。真空中で熱転写を行うことにより、より低エネルギーでのレーザを使用した転写が可能になり、転写される発光層に与えられる熱的な悪影響を軽減することができる。さらに、熱転写の工程を真空中で行うことにより、基板同士の密着性が高まり、転写のパターン制度が良好になり、望ましい。しかも、全プロセスを連続して真空中で行うようにすることで、素子の劣化を防ぐことが可能である。
以上のようにして、第2発光層15r,15g,15bを形成した後には、図1に示したように、蒸着法により、基板3上の全面に、電子輸送層16、および電子注入層17を形成する。次に、下地に対して影響を及ぼすことのない程度に、成膜粒子のエネルギーが小さい成膜方法、例えば蒸着法やCVD(chemical vapor deposition)法によって、上部電極18および保護膜22を形成する。
以上の各層16〜22は、マスクを用いることなくベタ膜で形成される。また、これらの各層16〜22の形成は、望ましくは、大気に暴露されることなく同一の成膜装置内において連続して行われる。これにより大気中の水分による有機層19の劣化が防止される。
尚、下部電極11と同一工程で補助電極を形成した場合、下部電極11の上部にベタ膜で形成された各有機層を、上部電極18を形成する前にレーザアブレーションなどの手法によって除去しても良い。これにより、上部電極18を下部電極11に直接接続させることで、コンタクトが向上する。
最後に保護基板24を貼り合わせることで、表示装置1を完成させる。
第1実施形態によれば、有機電界発光素子5には、蒸着法によって成膜された効率の良い青色の発光が生じる層、すなわち、熱転写によるダメージを受けていないので電子と正孔との再結合確率が高い、第1発光層14が設けられている。
そして、有機電界発光素子5(5r,5g,5b)には、第1発光層14に積層された状態で、第2発光層15r,15g,15bが設けられている。第1発光層14の発光波長よりも長い発光波長の赤色発光層15rや緑色発光層15gを備えた、赤色発光素子5rおよび緑色発光層5gでは、第1発光層14での再結合エネルギーが、速やかに第2発光層15r,15gに移動して赤色または緑色の発光に寄与する。
一方、第1発光層14と同じ発光波長の青色発光層15bを備えた青色発光素子5bでは、蒸着成膜された第1発光層14が発光の主体となるため、発光効率および輝度寿命が高く維持される。尚、第1発光層14が、青色よりも短波長の発光を生じる場合でも、上述した赤色発光素子5rおよび緑色発光素子5gと同様の原理で発光が生じる。つまり、第1発光層14で生じた効率の良い再結合エネルギーが、速やかに青色発光層15bに移動して青色の発光が生じるのである。
そして、第2発光層15r,15g,15bは、熱転写によってパターン形成されている。このため、第1発光層14と第2発光層15r,15g,15bとで構成される各有機電界発光素子5r,5g,5bの発光層は、位置精度が良好に形成されたものとなる。
以上の結果、位置精度良好にパターン形成することができ、かつ長寿命化および高発光効率化のネックとなっていた青色発光素子5bの長寿命化と高発光効率化が達成される。これにより、有機電界発光素子を用いたフルカラー表示装置のさらなる高精細化が可能になる。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態の表示装置の要部断面図である。図3の表示装置1’が、図1の表示装置1と異なるところは、青色発光素子5b’が、第2発光層を備えていないことである。
すなわち、表示装置1’に設けられた青色発光素子5b’の発光層は、第1発光層14のみで構成されている。ここで、表示装置1において、第1発光層14は、青色または青色よりも短波長の発光を生じる層とした。しかしながら、表示装置1’においては、第1発光層14は青色の発光を生じる層として設けられる。
表示装置1’の製造方法は、図2を用いて説明した第2実施形態の表示装置1の製造手順において、図2(4)に示す青色発光層15bの熱転写によるパターン形成を省略した手順となる。
このような構成であっても、青色発光素子15からは、蒸着成膜された第1発光層14による効率の良い青色発光が得られる。したがって、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
しかも、第2実施形態によれば、熱転写工程が2回で良いため、製造プロセスの簡略化を図ることができる。
以上の実施形態では、主に下部電極11を陽極、上部電極18を陰極とした場合を説明した。しかしながら、本発明は、下部電極11が陰極であり、上部電極18が陽極である場合にも適用可能である。この場合には、各層12〜17は、逆の積層順となる。
以上の実施形態では、第1発光層上に第2発光層が積層される構成を説明したが、第2発光層上に第1発光層が積層される構成であっても良い。
また、以上の実施形態では、第2発光層を熱転写によって形成する場合を説明したが、精度良くパターン形成できる手法であれば、熱転写に限定されることはない。
さらに、以上の実施形態は、発光層を有する有機層のユニット(発光ユニット)を積層したタンデム型の有機EL素子にも応用することができ、同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の具体的な実施例および比較例を示す。
<実施例1>
赤色発光の有機電界発光素子15rを作製した。(図1参照)
(1)先ず、素子作成用基板となるガラス基板の上に、銀合金層であるAPC(Ag-Pd-Cu)層(膜厚120nm)、および透明導電層であるITO膜(膜厚10nm)をこの順に成膜して、2層構造の下部電極11を形成した。次に、下部電極11の周縁を覆う状態で、酸化シリコンの絶縁膜20をスパッタリング法により約2μmの厚さで成膜した。次に、リソグラフィー法により下部電極11を露出させ、画素領域とした。その上に、正孔注入層12として、m−MTDATAを25nmの膜厚で、正孔輸送
層13として、α−NPDを30nmの膜厚で、蒸着した。
(2)第1発光層14として、ホスト材料ADNに、ドーパント材料としてDPAVBiを2.5重量%混合したものを5nmの膜厚で蒸着成膜した。
(3)一方で、転写用基板を作成した。先ず、ガラス基板の上に、厚さ200nmのクロムからなる光吸収層を通常のスパッタリング法により成膜した。光吸収層上に、赤色発光層として、ホスト材料となるADNにドーパント材料として2,6−ビス[(4’−メトキシジフェニルアミノ)スチリル]−1,5−ジシアノナフタレン(BSN)を30重量%混合したものを、30nm程度の膜厚で成膜した。
(4)次に、成膜された有機層同士が向き合う状態で、(3)で作製した転写用基板を素子作成用の基板3の上に配置し、真空中で密着させた。両基板は、絶縁膜20の厚さによって、約2μmの小さな間隙が維持されていた。この状態で、素子作成用の基板3の赤色画素領域に相対する配置において、転写用基板の裏側から波長800nmのレーザ光線を照射することにより、転写用基板から赤色発光層15rを熱転写させた。レーザ光線のスポットサイズは、300μm×10μmとした。レーザ光線は、該光線の長手寸法に対して直交する方向において走査した。エネルギー密度は、2.6E-3mJ/μm2とした。
(5)電子輸送層16として、8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3 )を20nm程度の膜厚で蒸着成膜した。続いて、電子注入層17として、LiFを約0.3nm(蒸着速度〜0.01nm/sec)の膜厚で蒸着成膜した。次いで、上部電極18としてMgAgを10nmの膜厚で蒸着成膜した。
<実施例2>
緑色発光の有機電界発光素子15gを作製した。
実施例1の(1)(2)と同様の手順を行った。
実施例1の(3)において、赤色発光層に換えて、緑色発光層として、ホスト材料となるADNにクマリン6を5重量%混合したものを30nm程度の膜厚で成膜した。
その後、上記で作製した転写用基板を用い、実施例1の(4)(5)と同様の手順を行った。
<実施例3>
青色発光の有機電界発光素子15bを作製した。
実施例1の(1)(2)と同様の手順を行った。
実施例1の(3)において、赤色発光層に換えて、青色発光層として、ホスト材料となるADNに、ドーパント材料としてDPAVBiを2.5重量%混合したものを、30nm程度の膜厚で成膜した。
その後、上記で作製した転写用基板を用い、実施例1の(4)(5)と同様の手順を行った。
<実施例4>
青色発光の有機電界発光素子15b’を作製した。
ここでは、実施例1の手順において、(1),(2),(5)のみを行い、青色に発光する第1発光層14のみで発光層を構成した青色発光素子15b’(図3参照)を作製した。
<比較例1>
実施例1の手順において、(2)を行わず、(1),(3),(4),(5)を順に行い、第1発光層14を設けることなく、赤色発光層15rのみで発光層を構成した有機電界発光素子を作製した。
<比較例2>
実施例2の手順において、(2)を行わず、(1),(3),(4),(5)を順に行い、第1発光層14を設けることなく、緑色発光層15gのみで発光層を構成した有機電界発光素子を作製した。
<比較例3>
実施例3の手順において、(2)を行わず、(1),(3),(4),(5)を順に行い、第1発光層14を設けることなく、青色発光層15bのみで発光層を構成した有機電界発光素子を作製した。
≪評価結果≫
以上のようにして作製した有機電界発光素子について、10mA/cm2の定電流密度を印加した状態で、分光放射輝度計を用いて発光効率、色度を測定した。また、同じドーパントを用いた素子同士が同輝度で発光するように電流印加を設定した状態で、寿命試験を行い、100時間経過後の相対輝度の減少率を測定した。これらの結果を、下記表1に示す。
Figure 0004793071
実施例1および比較例1の評価結果を比較すると、青色に発光する第1発光層を設けた実施例1の赤色発光素子5rであっても、これが設けられていない比較例1の赤色発光素子と同程度の色度、発光効率が得られ、輝度減少率も同程度に抑えられていることが確認された。これは、実施例2および比較例2の緑色発光素子の比較でも同様であった。
これは、実施例1、2に設けた第1発光層14からの発光が、エネルギーの高い短波長のものであり、第1発光層14中の再結合エネルギーが速やかに赤色発光層15rおよび緑色発光層15gに移動したため、第1発光層14中の発光はほとんど行われなかったためと考えられる。
一方、実施例3および比較例3の評価結果を比較すると、青色に発光する第1発光層を設けた実施例3の青色発光素子5bでは、これが設けられていない比較例3の青色発光素子よりも、発光効率が倍以上に高くなり、また輝度減少率も1/4以下に抑えられていることが確認された。さらに、色度の劣化も見られなかった。
以上の結果、実施例1〜3の各色有機電界発光素子5r、5g、5bを配列した表示装置においては、赤色発光素子5rおよび緑色発光素子5gの特性を維持しつつ、青色発光素子5gの特性向上を図ることが可能であることが確認された。これにより、熱転写によって第2発光層15r,15g,15bを形成することで、有機電界発光素子を用いたフルカラーの表示装置において、各色に発光する有機電界発光素子5r,5g,5bの特性を良好に維持することが可能となる。
さらに、実施例4および比較例3の評価結果を比較すると、青色に発光する第1発光層のみで発光層が構成された実施例3の青色発光素子5b’であっても、これが設けられていない比較例3の青色発光素子よりも、輝度減少率が1/2程度に抑えられていることが確認された。さらに、色度の劣化も見られず発光効率の低下も小さく抑えられていることが確認された。
したがって、蒸着で形成された第1発光層のみで発光層を構成することにより、青色発光素子5b’の長寿命化が達成されることが確認された。
第1実施形態の表示装置の構成を示す断面図である。 第1実施形態の表示装置の製造方法を示す断面工程図である。 第2実施形態の表示装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,1’…表示装置、3…基板、5…有機電界発光素子、5r…赤色発光素子、5g…緑色発光素子、5b…青色発光素子、11…下部電極、14…第1発光層、15…第2発光層、15r…赤色発光層、15g…緑色発光層、15b…青色発光層、18…上部電極、19…有機層

Claims (8)

  1. 下部電極、少なくとも発光層を含む有機層、および上部電極をこの順に積層してなると共に、赤色、緑色、および青色に発光する複数の有機電界発光素子が基板上に配列され、
    前記各色に発光する有機電界発光素子は、前記発光層が、蒸着によって形成された第1発光層と、熱転写によって形成された第2発光層と、を備え、
    前記第1発光層は、青色または青色よりも短波長の発光を生じ
    示装置。
  2. 前記2発光層は、青色または青色よりも長波長の発光を生じ
    求項1記載の表示装置。
  3. 前記1発光層は、前記有機電界発光素子に共通に形成されてい
    求項1記載の表示装置。
  4. 前記1発光層が、前記第2発光層上に形成されている
    求項1記載の表示装置。
  5. 前記2発光層が、前記第1発光層上に形成されている
    求項1記載の表示装置。
  6. 前記熱転写が真空中で行われた
    請求項1記載の表示装置。
  7. 下部電極、少なくとも発光層を含む有機層、および上部電極をこの順に積層してなると共に、赤色、緑色、および青色に発光する複数の有機電界発光素子を基板上に形成する工程を備え、
    前記有機電界発光素子を形成する工程は、
    基板上に下部電極を形成した後、青色または青色よりも短波長の発光が生じる有機材料からなる第1発光層を、蒸着法により、形成する第1工程と、青色または青色よりも長波長の発光が生じる第2発光層を、熱転写法により、パターン形成する第2工程と、を前後して行うことで、前記各色に発光する有機電界発光素子において、前記第1発光層と前記第2発光層との2層構造からなる発光層を形成する工程を含む
    示装置の製造方法。
  8. 前記熱転写は、真空中で行う
    請求項7記載の表示装置の製造方法。
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