JP4792067B2 - 医療情報管理システム及び医療情報管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、医療分野において、コンピュータ上の電子ファイルなどの電子データを固有の識別情報付き入力ペンを用いて入力し管理する医療情報管理システム及び医療情報管理方法に関する。さらに詳細には、入力ペンのユーザである医師等に、個別の識別情報を有する入力ペンを割り当てて、その入力ペンによる操作に対応して、入力情報を識別して記録することができる医療情報管理システム及び医療情報管理方法に関する。
従来、コンピュータにおける電子情報のセキュリティの確保のために、コンピュータの操作に際しては、そのコンピュータ自体や、あるいはコンピュータネットワークに対して、適当なユーザ名やパスワードを用いて、ユーザにログインさせたりログアウトさせたりしてセッション毎にユーザを識別することが行われてきた。電子情報として医師が記入するカルテ等の医療情報を取り扱う医療情報システムにおいても例外ではない。
また、従来、アクセスを制限する電子ファイルの秘匿性を確保するための読取り可能パスワードや、改ざんを防止するための書き込み可能パスワードを設定して、当該電子ファイルの内容確認や、電子ファイルの更新を特定のユーザに制限することが行われている。
さらに、複数のユーザがアクセスする電子ファイルの記載内容について、特定の記載内容がどのユーザが記載したものであるかを、上記のユーザ名等によって識別可能にして、その電子ファイルの個々の記載についての責任を明確にすることも知られている。
加えて、複数のコンピュータ端末が接続されたネットワークにおいて、あるコンピュータ端末で特定の電子ファイルについてあるユーザが作業している際に(あるいは作業後に)、当該ファイルを他のコンピュータ端末から同じユーザがアクセスする場合には、そのファイルを他のコンピュータ端末からファイル名などをキーにしてユーザが呼び出して作業することも行われている。
しかしながら、上述した従来のコンピュータシステムへの情報の入力方法には、以下に示すような問題点があった。
すなわち、第一に、パスワードによってユーザがコンピュータへアクセスする場合、全般に、パスワードの信頼性を確保するために、一定期間ごとにパスワードを変更するなどの方法が取られる。そのため、ユーザは、しばしば覚えにくいパスワードを暗記しておかなければならず、また、コンピュータを立ち上げる毎にパスワードの入力を行わなければならないという煩わしさがあった。
また、医療情報システムでは、一つのコンピュータを複数の医師であるユーザが共同利用するような場合が考えられるが、従来のコンピュータシステムでは、情報を入力するユーザが変わってもその交代をコンピュータが検知することができない。つまり、従来のセッション毎にログインやログアウトなどによって医師であるユーザを管理するシステムや方法においては、セッションにログインしたユーザと、そのセッション中に、入力するユーザとが異なっていても、そのユーザの交代をシステムとして検知できなかった。まして、どの入力情報を誰が入力したかを、後で知ることができないという不都合があった。
また、従来のパスワードによるアクセスや更新の制限はファイル単位で行われている。この場合、特定のファイルに複数のユーザ(医師)がアクセスする場合には、複数のユーザに読取り可能パスワードや書き込み可能パスワードなどを知らせる必要があり、そのファイル自体のセキュリティを十分に確保できないという問題があった。
さらに、医師のカルテなどの電子ファイルでは、複数のユーザ(医師)がアクセスして入力する電子ファイルの各記載内容をユーザ(医師)名で識別する必要が生じる場合がある。このような場合、当該電子ファイルにログインしているユーザ(医師)が、特定の電子ファイルの記載を行ったユーザ(医師)名をパスワードも含めて問い合わせることも可能であるが、この方法ではパスワード管理の問題が残ってしまう。また、仮にパスワードが適切に管理されているとしても、複数のユーザが特定のファイルにアクセスする状況では、ユーザの切換のたびにコンピュータへのログアウトとログインを繰り返さなければならないという煩わしさがある。
本発明の目的は、上記従来技術の持つ問題点を解決し、複数のユーザ(医師)の中の一人ひとりが個別に入力した情報(カルテ等)に識別情報を付して記憶しておき、必要なときにユーザ(医師)の識別情報と一緒に特定のユーザが入力した情報を得ることができるようにした医療情報管理システムとその方法を提供することにある。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の医療情報管理システムは、固有の識別情報が割り当てられている入力ペンと、記入力ペンの識別情報を電子データとして取得するとともに、入力ペンの操作による入力を受け付ける入力受付手段と、入力ペンの識別情報と入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報とを関連付けて記憶する関係情報記憶手段とを備える。また、入力受付手段によって取得された入力ペンの識別情報が、関係情報記憶手段に記憶されている入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられているかどうかを確認する識別情報確認手段と、入力受付手段によって受け付けられた入力ペンによる入力情報を前記入力ペンの識別情報と関連付けて記憶する入力情報記憶手段を備える。さらに、入力ペンの操作によって入力された入力情報を、識別情報確認手段による結果に基づいて、関係情報記憶手段に記憶された入力ペンの識別情報に関連付けられたユーザ識別情報を伴って表示する表示手段と、入力受付手段を使用して、入力ペンによって入力された署名が、登録されている署名と関連付けられているかどうかに基づいてユーザを判定する署名判定手段と、を備えている。
そして、システムへのログインの際には、入力ペンに割り当てられた識別情報と入力ペンによってユーザが入力する署名の双方に基づいてユーザ認証を行うとともに、入力ペンがログイン時の入力ペンと同じであると判定された場合には、継続してペンダウンによる受け付けが行われるようにして、医療情報のセキュリティを確保するようにしている
ここで、入力受付手段は、入力ペンの識別情報を個々の入力ペンの操作ごとに電子データとして取得することができるので、入力ペンが異なれば、異なる識別情報を受付けることになる。そして、入力ペンによる操作、つまり入力ペンを用いた情報の入力操作を入力ペンの識別情報と共に受け付けることが可能である。
また、入力受付手段の一例としては、電磁誘導式タブレット(ディジタイザ)が代表的なものである。また、入力ペンは、この電磁誘導タブレットへの入力に用いられる識別情報が割り当てられた入力ペンであり、例えばユーザである医師の一人ひとりに個別に用意されるものである。
そして、入力ペンの所有者である医師は、その氏名や組織内での通称、組織内でのIDなど、所有者を識別するための適当な識別情報により、その所有する入力ペンの識別情報と関係付けされている。そして、入力ペンの所有者と入力ペンの識別情報は、互いに関係付けられて、関係情報記憶手段に記憶される。ここで、関係情報記憶手段は、コンピュータのハードディスクやその中のファイル等の、周知の記憶装置で構成されるものである。
また、上述の識別情報確認手段は、例えばコンピュータが備える演算手段の一部を構成している。この識別情報確認手段は、コンピュータへの入力に用いられる入力ペンの識別情報が、関係情報記憶手段に入力ペンの所有者の識別情報と関係付けられて登録されているものであるかどうかを判断する手段である。また、入力情報記憶手段は、入力受付手段によって受け付けられた入力ペンの入力操作と入力情報を記録する適当な記録装置であり、コンピュータのハードディスク装置やその中の適当なファイルがそれに当たる。
入力情報記憶手段には、例えばユーザである医師等が、電磁誘導タブレット上に描く入力ペンの軌跡によってあらわされる線画が記録される。この線画等の入力データには、使用された入力ペンの識別情報が関連付けられて記録される。入力ペンの識別方法と当該入力ペンで入力された入力情報との関係付けを行う手法としては、例えば、入力ペンによる入力操作ごとにオペレーション番号を生成し、このオペレーション番号を入力データと共に入力情報記憶手段に記憶する方法がとられる。つまり、入力操作に対応する当該オペレーション番号ごとに、その操作を行った入力ペンの識別情報を記憶するようにする。
なお、入力受付手段としての電磁誘導タブレットは、パッド状の形状で交流磁界を発生させ、入力ペンはその交流磁界によって誘導電流を発生させる回路を内蔵している。この回路では、共振等の作用で電流が流れることによりされる誘導電流が、さらに交流磁界を発生させて、電磁誘導タブレットが入力ペンの位置を検出するようになっている。
また、本発明の医療情報管理システムでは、入力受付手段が表示手段(装置)としての機能も兼用できるようになっている。つまり、ディスプレイと一体化された入力装置であり、液晶ディスプレイ一体型タブレットなどである。そして、この表示装置で表示される情報は、入力ペンの違いあるいは入力ペンの所有者の違いによって、異なる色あるいは異なる表示枠で表示されるようにすることも考えられる。
また、入力ペンで入力されたサインを入力受付手段(タブレット)が受け付けて、そのサインを、コンピュータの演算手段が関係情報記憶手段に登録されている当該所有者のサインの筆跡と同一のものであるかどうかを判定するようにする。あるいは、入力受付手段が入力ペンの識別情報を取得して、その識別情報が関係情報記憶手段に登録されている入力ペンの識別情報と同じものであるかどうかどうかを判定するようにする。このように、入力ペンの識別情報と当該入力ペンの所有者のサインの両方の一致性を考えることにより、より確実に所有者の一致性を判定することが可能になる。
識別情報付き入力ペンは、所有者(ここでは医師)毎に割り当てられ、各医師が自分用の識別情報付き入力ペンを保有することになる。このため、入力ペンの持つ識別情報によってその所有者を識別することが可能となる。また、入力ペンの識別情報による所有者の判定と、この識別情報付き入力ペンによって書かれた署名による所有者の判定(署名認証ソフトウェアを利用)とを組みわせることも可能となり、より確実に所有者を判定できるようにすることができる。
また本発明の医療情報管理方法は、以下のステップ(a)〜(f)を含み、ログインの際には、入力ペンに割り当てられた識別情報と入力ペンによってユーザが入力する署名の双方に基づいてユーザ認証を行うとともに、入力ペンがログイン時の入力ペンと同じであると判定された場合には、継続してペンダウンによる受け付けが行われるようにして、医療情報のセキュリティを確保するようにしたことを特徴としている。
(a)入力ペンが保有する識別情報を電子データとして取得するとともに、前記入力ペンの操作による入力を受け付けるステップ、
(b)入力ペンの識別情報と前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報とを関連付けて記憶するステップ、
(c)入力ペンの識別情報が入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられているかどうかを確認する確認ステップ、
(d)入力ペンの操作による入力情報を入力ペンの識別情報と関連付けて記憶するステップ、
(e)入力ペンの識別情報が、入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられていると確認された際には、入力ペンの識別情報に関連付けられたユーザ識別情報を伴って表示する表示ステップ、
(f)入力ペンによって入力された署名が、登録されている署名と関連付けられているかどうかに基づいてユーザを判定する署名判定ステップ。
本発明の医療情報管理システム及び管理方法によれば、入力ペンの所有者であるユーザ(例えば、特定の医師)は同じ識別情報を持つ入力ペンを使用するため、そのユーザ(入力ペンの所有者)が、特定のコンピュータで何らかの作業を行って、その後、作業を中断したような場合でも、仕事の継続性を維持することができる。
例えば、一人の医師(ユーザ)が、いったん中断した仕事を他のコンピュータで継続するような場合が考えられるが、そのような場合でも、同じ入力ペンを用いるならば、その作業の再開を容易に行うことが可能である。
また、本発明の医療情報管理システム及び管理方法によれば、入力ペンの所有者(ユーザである医師)がコンピュータの違いを意識することなく、また、新たにログイン・ログアウト等の作業をすることなく、同一の作業内容を再開することができる。したがって、ユーザに感じさせるパスワード等の管理の煩わしさが、低減されるとともに、十分なセキュリティの確保が可能となる。
本発明の医療情報管理システムでは、入力情報記憶手段に格納される情報は、医師等が作成する医療情報(例えば、電子カルテ)である。これらの医療情報は、一般にプライバシーを確保する必要があることや、医療判断等の専門的判断を伴うことなどのために、情報についての高いセキュリティが要求される。また、これらの情報を作成した作成者の記載責任を明確にする必要がある。
さらに、特定の患者が複数の医師に診察を受ける場合があるために、患者ごとのカルテに当たる電子ファイルには複数の医師の判断が記載されることがある。このように、カルテに記載する記入者が複数ある場合には、それぞれの記載責任が明確になるようにすることが重要である。
また、本発明の医療情報管理システム及び管理方法では、従来の紙面に記載されていたカルテで筆跡やサインによって記載責任を明示していたものと同様の管理が、電子化されたカルテについて可能となる。また、本発明の医療情報管理システム及び方法では、処方箋などを電子化して扱う、医療オーダリングシステムについても、電子化されたカルテと同様な作用効果が期待できる。
本発明の医療情報管理システム及び管理方法によれば、入力ペンによってその所有者の識別が容易になり、入力されたデータが実際にどのユーザ(医師)が記載したものであるかが確実に、しかも容易に識別できる。また、入力ペンに識別情報が付されているので、その入力ペンの操作によって入力される入力情報を、当該入力ペン毎に分類して記憶したり、入力ペンの識別情報毎に入力情報を付帯情報に従って加工したりすることができる。
さらに、入力ペンの識別情報ごとに表示を変更して、その入力ペンによる入力情報が提供される観察者に、入力情報を入力した者を明示することも可能となる。また、入力情報記憶手段に入力ペンによる入力操作ごとに、時刻等の操作を識別する情報を付加することもできる。このように、入力操作ごとに時刻等を付加しておくと、後の操作によって入力される入力情報と対応付けることが可能となる。
さらに加えて、入力ペンが、例えば複数のコンピュータ間で用いられるような場合でも、関係情報記憶手段により入力ペンとその所有者が関係付けられて登録されているので、入力ペンとその所有者の一元管理が可能となる。また、所有者がコンピュータの違いを意識することなく同一の作業内容を再開することができる。これにより、ユーザの感じる煩わしさが低減され、かつ十分なセキュリティの確保が可能となる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態例(以下、「本例」ということもある)について説明する。図1は、本発明の医療情報管理システムの一実施の形態例を示すブロック構成図である。
図1に示すように、本発明の医療情報管理システムを構成する装置の一部である入力受付手段としては、電磁誘導式タブレット2が用いられる。そして、この電磁誘導式タブレット2に組み合わせて使用される、入力操作を行うための入力ペン1が用いられる。なお、入力ペン1には固有の識別情報(ID)が割り当てられている。この識別情報付き入力ペン1は、入力ペン1が持つ識別情報を電子データとして格納する識別情報格納体10を備えている。また、この識別情報付き入力ペン1は、電磁誘導式タブレット2(以下、「タブレット2」という)に対する位置座標を電磁誘導によって検出するものである。
タブレット2は、識別情報付き入力ペン1がタブレット2上で軌跡3を描くときに、入力ペン1の位置を各時刻で受け付けて、その軌跡3をデジタルデータとして出力する。軌跡3のデジタルデータは、演算手段21に送られ、この演算手段21内の情報処理手段22によって受け取られる。そして、情報処理手段22で受理されたデジタルデータに基づいて、適当なGUI等の元で表示装置7に軌跡31として表示される。タブレット2や演算手段21、表示装置7等の装置は、バス8により接続されている。なお演算手段21は、情報処理手段22の他に識別情報確認手段5も備えている。
ここで、本例のような固有の識別情報を持つ入力ペン1は、通常、医療情報管理システムを利用するユーザである医師一人に一本が割り当てられる。つまり、異なる識別情報によってそれぞれのユーザ(医師)が持つ入力ペン1が識別可能とされている。仮に、入力ペン1を複数使い分ける所有者がいる場合であっても、識別情報は入力ペン1に固有のものとされる。この識別情報付き入力ペン1の識別情報とこの入力ペン1の所有者の関係は関係情報記憶手段4に事前に登録されている。
すなわち、関係情報記憶手段4には、図2に示すように、入力ペン1の識別情報41に対応する入力ペン1の所有者を識別する情報42(例えば、氏名や通称、各個人を特定するID番号等)がテーブルとして登録されている。これにより、入力ペン1の識別情報からその入力ペン1の所有者(特定の医師)を特定したり、所有者の識別情報(名前等)から入力ペン1を特定することが可能になる。
また、上述したように、演算手段21が持つ識別情報確認手段5は、演算手段21が備える機能の一つであると考えることができる。タブレット2は、識別情報付き入力ペン1の識別情報を少なくとも一回受け付ける。そして、この識別情報をデジタルデータとして演算手段21に送る。演算手段21は、タブレット2からこの受け取った入力ペン1の識別情報が関係情報記憶手段4に登録されている入力ペン1の識別情報であるかどうかを判断する。
入力情報記憶手段6は、タブレット2が受け付けた入力ペン1による入力操作と入力された線画等(医師が書くカルテなど)の情報を、入力ペン1の識別情報と関連付けて記録している。ここで、入力操作と入力情報を入力ペン1の識別情報と関連付ける代わりに、入力操作と入力情報を入力ペン1の所有者と関連付けて入力情報記憶手段6に記憶するようにしてもよい。また、情報の入力操作ごとに操作番号を付しておき、その操作番号と識別情報付き入力ペン1との関連を、他の図示しない記憶手段に記録するようにしても関連付けは可能となる。
図3は、図1に示した本例の医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、まず、識別情報付き入力ペン1とその所有者の関係を示す関係情報(図2参照)が、関係情報記憶手段4に登録される(ステップS1)。このステップS1による登録は、本例の医療情報管理システムにおいて使用可能な識別情報付き入力ペン1とそれを所有する権限を有する医師(ユーザ)が登録されたことを意味する。
次に、タブレット2に入力ペン1を接触させる(ペンダウン)と、タブレット2は、ペンダウンのタイミングで入力ペン1が持つ識別情報を受け付ける。そして、タブレット2は、この受け取った識別情報を演算手段21に送り、演算手段21は入力ペン1の識別情報を取得する(ステップS2)。
演算手段21は、その識別情報確認手段5で、取得した入力ペン1の識別情報が関係情報記憶手段4に登録されている入力ペン1の識別情報であるかどうかを判断する(ステップS3)。そして、その入力ペン1の識別情報が登録されている識別情報と同じものである場合に、入力ペン1によるその後の入力操作を受け付ける(ステップS4)。
入力ペン1の入力操作によって入力される情報は、入力情報として入力情報記憶手段6に記録されるが、その際、その入力情報がどの入力ペン1によって入力されたものであるか(あるいは誰が入力したものであるか)が分かるように、入力ペン1の識別情報を入力された入力情報と関連付けて記録するようにする(ステップS6)。ここで、既に関連情報記憶手段4に入力ペン1の識別情報とその所有者情報が関連付けて記憶されている(ステップS1参照)ので、これを利用して入力された情報とその入力を行った所有者を関連づけるようにすることも可能である。
なお、入力ペン1の識別情報が関係情報記憶手段4に登録されていない場合には、例えば、入力を拒否したり(図4(a)のステップ31)、関係情報の登録を促したりする(図4(b)のステップ32)。
図5は、本例の医療情報管理システムにおいて、入力された情報(カルテ)の表示例71を示した図である。この入力情報は、識別情報付き入力ペン1で入力された線画32であるが、その線画32には、入力ペン1の識別情報を通して、その入力ペン1の所有者である医師「Doctor A」が入力者72として時刻情報と共に明示されるようになっている。
次に、図6のフローチャートに基づいて、図3で説明したステップS4を更に具体化した本発明の他の実施形態例の動作を説明する。この他の実施形態例においても、図1に示したシステム構成がそのまま用いられる。
図6に示すように、ステップS1〜S3、ステップS5は図3で説明した実施の形態例と同じステップなので、同一符号を付して説明は省略する。図3のステップS4に対応する部分が図6のステップS41〜ステップS45までである。以下、ステップS41〜ステップS45を中心に本発明の第2の実施形態例を説明する。
ステップS3で、演算手段21が、入力ペン1の識別情報が既に登録されている識別情報(図2の41参照)と一致していると判定した場合に(ステップS3のYES)、タブレット2が入力ペン1の識別情報を受付ける(ステップS41)。そして、この入力ペン1の識別情報が、タブレット2から演算手段21の情報処理手段22に渡される(ステップS42)。
ここで、演算手段21の情報処理手段22へ受け渡された入力ペン1の識別情報は、既に関係情報記憶手段6に登録されている入力ペン1の識別情報と一致しているので、その後は、タブレット2が入力ペン1による入力操作を拒否することはない。すなわち、タブレット2が識別情報を持つ入力ペン1からの入力を受け付け(ステップS43)、さらに演算手段21がその入力ペン1で入力された入力情報を受け取る(ステップS44)。
続いて、演算手段21が受け取った入力情報に、付帯情報として入力ペン1の識別情報が付加され、この入力ペン1によって入力される入力情報が、情報処理手段22によって選択される(ステップS45)。
その後、入力ペン1からの入力情報が、当該入力ペン1の識別情報とともに、入力情報記憶手段6に記憶される(ステップS5)。これにより、入力ペン1の識別情報と当該入力ペン1によって入力される入力情報とは、明示的な関連性をもって入力情報記録手段に記憶されることになる。
図6に示した例は、入力ペン1からの入力情報の付帯情報として、入力ペン1の識別情報を関連づけて記録する例であるが、この場合、例えば入力ペン1の識別情報ごとにファイルを変更するなど記憶先を変更することも可能である。また、入力ペン1の識別情報ごとに、図1の表示装置7に表示される表示内容を変更するようにしてもよい。つまり、入力ペン1の識別情報が異なる場合、その識別情報に対応させて、表示する色を変化させたり、入力情報を表示する表示枠を変化させたりすることが可能である。
また、図7の表示例に示すように、入力ペン1の所有者を記載内容に対応させた形で表示することもできる。例えば、入力者Doctor Aを示す文字列(マーク72)とDoctor Aによる線画32に続き、入力者Doctor Bを示す文字列(マーク74)とDoctor Bによる線画33が記載される。このように、本実施形態例の医療情報管理システムでは、誰が何を記載したのかを明確にすること、逆に言えば、どの記載が誰によるものであるかを明示することができる。
なお、複数の入力ペン1を使用可能にするために、入力途中においてタブレット2の入力に用いられる入力ペン1が変更された場合には、新たに変更された入力ペン1の識別情報を取得するステップS2が必要になる。そして、タブレット2が入力ペン1の識別情報を受け取るステップS41に戻るようにする必要がある。このような場合は、図6のステップS2〜ステップS45を繰り返すループ処理になる。
次に、本発明の第3の実施の形態例として、入力ペン1による操作イベントの発生時刻を付帯情報として格納する例について説明する。この実施の形態例は、図1に記載のシステム構成に、さらに、入力操作情報記憶手段(不図示)を加えたシステム構成となる。
図8は、本発明の実施の形態例における操作イベントを記録した入力操作情報記録手段内部のテーブル(リスト)である。
図8に示すように、入力操作情報記憶手段には、タブレット2によって受け付けられた入力ペン1の入力操作が、適当な単位の操作イベント45として記録される。この入力操作情報記憶手段には、入力操作が行われた時刻43と入力ペン1の識別情報44が記録される。また、操作イベント45には、厳密に管理される必要のある情報へのアクセスのログが記録される。さらに、必要に応じて、その入力が行われたコンピュータ端末の番号46、対象のファイル名(不図示)等を記録するようにしてもよい。
次に、図9、図10に基づいて、本発明の応用例として、ネットワークを用いて分散された環境下における医療情報管理システムについて説明する。
図9は、第1のコンピュータとしてのサーバコンピュータ13と、第2のコンピュータとしての端末11(端末A)と、第3のコンピュータである端末12(端末B)が、例えばLAN(Local Area Network)などのネットワーク90で接続されたコンピュータシステムを示している。
サーバコンピュータ13には、関係情報記憶手段4と入力情報記憶手段6が設けられている。また、コンピュータ端末11、12には、入力受付手段であるタブレット2と、表示装置7、演算手段21が設けられている。演算手段21は、図1のシステム構成と同様に、識別情報確認手段5と情報処理手段22を有している。ここで、入力情報記憶手段6と識別情報確認手段5は、ネットワークに接続されたいずれかのコンピュータにあればよい。また、ここでは図示していないが、図1のシステム構成と同様に、情報を入力するための識別情報機能付き入力ペン1が用いられることはいうまでもない。
図9に示すようなシステム構成であっても、図1のシステム構成と同じ動作が実現可能である。特に、第3のコンピュータである端末12を用いる場合には、関係情報がサーバ13に一元管理されているために保守が容易となる。
図9に示したシステム構成の医療情報管理システムについて、特に一つのコンピュータにおける作業が中断し、他のコンピュータでその作業が再開される場合について説明する。
つまり、識別情報付き入力ペン1の所有者である医師が、コンピュータ端末11(端末A)で作業している際に、何らかの理由で作業を中止し、その作業を別の端末(端末B)で再開する場合を想定する。
図10は、その具体的な手順を示すフローチャートである。図10に示される手順の中で、ステップS2からステップS5は、図3で示すステップと同じであり、端末Aで実行されるステップである。ここでは、識別情報の入力ペン1を用いて入力が行われるものとし、この識別情報付きの入力ペン1を特定入力ペン1とする。
そして、図3のステップS5に相当する図10のステップS51の後に、同じ特定入力ペン1を持った医師(システムのユーザ)が別の端末である端末Bに移動して作業を再開する手順をステップS52〜S54に示している。
ここでは、端末Aで作業している医師(ユーザ)がその作業を中断して端末Bで作業を再開しようとするときに、端末Aで作業中に入力した入力情報を特定入力ペン関連入力情報と呼ぶことにする。この入力情報は端末Bにおける作業の再開に必要であるために、端末Bに呼び出す必要がある(ステップS54)。しかし、これを呼び出すためには、端末Bにおいても、特定入力ペン1の識別情報を取得するステップ(図3のステップS2と同じ)と、識別情報の確認ステップ(図3のステップS3と同じ)を実行する必要がある。
したがって、図10に示されるように、端末Bにおいて、上述した図3のステップS2、S3に相当するステップS52とS53が付加されている。つまり、端末Bにおいて、端末Aで用いていたものと同じ特定入力ペン1の識別情報が確認されると、端末Aにおける作業のためのウインドウが閉じて、同じウインドウが端末Bにおいて開くようになる。すると、ユーザ(医師)は、別の端末Bにおいてもシームレスに作業を続けることができる。
なお、端末Aと端末Bにおいて、同時に同じ電子ファイルを開くことも可能であるが、この場合には、そのファイルをクローズせずにオープンしたままとされる。
以下、上述した実施形態例を、電子カルテや病院情報システムのインタフェースとして用いる場合の具体例を説明する。特に識別情報付き入力ペン1の識別情報を用いて入力者である医師の識別を行って作業の再開を可能とする実施例について説明する。
[実施例1:セッション中の割り込みの禁止を行う例]
図11は、電子カルテシステムを、電磁誘導式タブレットと識別情報付き入力ペンで構成される入力装置を用いて実現したシステムの動作を説明するためのフローチャートである。医師である入力者を常時正しく識別し、記録するために、入力ペン1の識別情報により、入力者を識別するようにしている。
ここでは、コンピュータへの入力は、入力ペン1を用いた入力に限定し、医師一人ひとりが専用の識別情報付き入力ペンを持ち歩いて利用することとしている。これにより、ある医師(ユーザ)の入力結果は、その入力ペン1の識別情報で入力した医師が必ず特定されることになる。本実施例では、明示的なログインとログアウトのステップを設け、そのログインとログアウトを行った入力者である医師を入力ペン1の識別情報で特定する。
つまり、入力ペン1の識別情報と、ログイン時にユーザである医師が記入する署名により、入力ペン1を使って入力する医師を認証しておく。そして、ログインからログアウトまでのセッション中は、最初に認証を行った医師に対応した識別情報付き入力ペン1を持つユーザの操作のみを許し、他の識別情報付き入力ペン1からの入力は一切禁止するようにする。これにより、特定の入力ペン1での作業途中での、他の入力ペンによる割り込みや改ざんを防ぐことが可能となる。
上述の動作を図11に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。図11に示すように、まず、ログインが行われたかどうかを判断し(ステップS101)、ここでログインが行われたと判断されると、ログインされた時の入力ペン1の識別情報を記録する(ステップS102)。そして、この入力ペン1がタブレット2に接触するイベントであるペンダウンを待ち受ける。ペンダウンがされると(ステップS103)、ログイン時と同一の入力ペン1の識別情報であるどうかを判定する(ステップS104)。
このステップS104で、入力ペン1がログイン時の入力ペン1と異なっていると判定された場合には以降の入力が拒否される(ステップS107)。ステップS104で、ログイン時と同一の入力ペンによる入力であると判定された場合には、その入力ペン1による入力受け付けと記録が行われる(ステップS105)。そして、コンピュータ端末からのログアウトの動作がされるまで、あるいは異なる入力ペンの識別情報が検出されるまで継続してペンダウンによる入力操作が受け付けられる。なお、いずれのタイミングであっても、セッション中にログインされたペン以外のペンで入力する場合には、入力が拒否される。
最後に、ログアウト操作が行われたか否かが判断され(ステップS106)、ログアウト操作が無い場合には、引き続きステップS103に戻り、次のペンダウンを待つ。ステップS106でログアウト操作が行われたと判定されたときは、スタートに戻り次のログオンを待つ。
なお、ここで、ログインしたときの識別情報付き入力ペン1の識別情報と、この入力ペン1からの入力操作による入力情報を関連付けて記憶することにより、入力情報がどの医師(ユーザ)によるものであるかを容易に識別することができる。
[実施例2:複数利用者による連続(交互)入力を行う例]
次に、明示的にログインとログアウトがある場合において、最初にログインしたユーザ(医師)の了解の下で、別のユーザ(医師)が最初にログインしたユーザの操作を継続する必要がある場合について、図12のフローチャートに基づいて説明する。
このような場合、識別情報付き入力ペン1(個人専用ペン)での入力を利用することにより、どの部分を最初にログインしたユーザ(医師)が作成し、どの部分を第2のユーザ(医師)が付け加えたのかの記録を残すことが可能となる。また、各ユーザ(医師)は自分のペンで必要な操作を行うだけであり、通常のシステムログインで求められるユーザ名やパスワードの入力は不要である。また、それぞれのユーザの入力結果に対して、入力者の名前や入力した時刻等の情報を、システム側が自動的に付与するようにしている。
以下、図12のフローチャートに基づいて、詳細に説明するが、ステップS101〜S103、及びステップS106は、図11のフローチャートと同じ手順であるので説明は省略する。
図12に示すように、ステップS103でペンダウンが行われたと判定されると、この段階で、入力ペン1の識別情報をタブレットである入力受付手段であるタブレットが取得する(ステップS108)。そして、入力ペン1による入力受け付けを行い(ステップS109)、入力ペン1による入力情報を入力ペン1の識別情報とともに、入力情報記憶手段6が記録する(ステップS110)。このプロセスは、ログアウトの操作がされるまで継続してペンダウンによる入力操作を受け付ける。なお、入力情報記憶手段6では、セッション中には使用された入力ペン1が持つ識別情報が、入力操作によって入力された入力情報に付帯されて記憶されるようになっている。この例でも、図7に示すように、入力ペン1を用いて情報入力した入力者(医師)が明示された電子ファイルが作成される。
[実施例3 複数端末機環境での操作を行う例]
次に、図13のフローチャートに基づいて、識別機能付き入力ペン1を用いて、ある一つの端末機から他の端末機に移動して操作を行う場合の例を説明する。
この例では、入力ペン1がタブレット2に触れて、入力ペン1が持っている識別情報が取得されると、それに応じてほぼ瞬時にその入力ペン1の所有者の環境が引き継がれ、前の端末で行っていた作業を継続して行うことができるようになる。ユーザである医師は、端末の違いを意識する必要がない。つまり、ユーザ(医師)は、直前にログインして使用していた端末と同様に、同じ入力ペン1を新しい端末のタブレットにタッチダウンするだけで、新しい端末を前の端末とおなじ感覚で利用することができる。
以下、図13のフローチャートに基づいて、詳細を説明する。ここでは、あるユーザ(医師)が自分に割り当てられている入力ペン1を用いて、端末Aでしていた作業を中断して、その端末Aを離れる場合を想定している。
つまり、端末Aでの作業を中断した(ステップS201)ユーザ(医師)は、別の端末Bにおいて、ログインを行い(ステップS202)、さらにペンダウンを行う(ステップS203)。ステップS203のペンダウンで、この入力ペン1の識別情報がタブレット2で取得され、コンピュータの演算手段21の識別情報確認手段5で認識される(ステップS204)。そして、ペンダウンされた入力ペン1が、端末Aで中断していたユーザの入力ペン1と同じものであるかどうかを判定する(ステップS205)。
続いて、ステップS205の判断の結果、タッチダウンした入力ペン1の識別情報が、端末Aで中断していたユーザの入力ペン1の識別情報と同じであると判定された場合には、端末Aでの作業環境あるいは作業していたウインドウが閉じられ、同じ作業環境あるいはウインドウが端末Bにおいて開かれる。これにより、端末Aでの作業を中断したユーザ(医師)は、端末Bで継続して作業を再開することができる(ステップS206)。また、ステップS205で、端末Bでペンダウンした入力ペン1の識別情報が、端末Aで作業を中断していた入力ペン1の識別情報とは異なると判定された場合は、新たな入力ペン1によるログインを行う必要がある(ステップS207)。
なお、ステップS202におけるログインは、必ずしも端末Aでの作業を中断したユーザによるログインである必要はない。すなわち、図9のサーバ13には、特定の入力ペン1の作業がどの端末において行われているかに関する情報が集められている。そして、別の端末において、登録済みではあるがその端末においては作業をしていなかった新たな入力ペン1の識別情報が検出されると、その入力ペンの識別情報がサーバ13に送られる。
すると、サーバ13は、その入力ペン1の識別情報により、当該入力ペンを用いて作業が行なわれていた端末の状態または作業環境を閉じて、新たに作業を開始する別の端末に移す操作を指示するようにする。
なお、本発明の医療情報管理システム及びその管理方法においては、電磁誘導タブレットと識別情報付き入力ペンを用いている。そして、この入力ペンは所有者毎に割り当てられて、各自が自分のペンを保有しているので、入力ペンの識別情報により、その入力ペンの所有者を識別することが可能である。
さらに、本発明の医療情報管理システムやその管理方法では、例えばカルテなどに入力する医師(入力者)が複数いる場合であっても、その入力した内容が入力ペンの識別情報によって区別することができるので、その記載責任が明確になる。
これにより、従来の紙面に記載されていたカルテで筆跡やサインによって記載責任を明示していたものと同様の管理が、電子化されたカルテ等について可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施の形態例について説明したが、本発明は上述した実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の応用例、変形例を含むものであることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る医療情報管理システムを実現するためのブロック構成図である。 本発明の関係情報記憶手段に記憶される、入力ペンの識別情報と所有者の関連付けを表わすリストである。 本発明の第一の実施の形態に係る医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 図3に示すフローチャートの(A)に続くフローチャートである。 医師「Doctor A」の名前と入力日時が付帯情報として記入されたカルテの入力例である。 本発明の第2の実施の形態に係る医療情報システムの動作を説明するためのフローチャートである。 医師「Doctor A」と医師「Doctor B」の名前及び入力日時が付帯情報として記入したカルテの入力例である。 本発明の第3の実施の形態例に係る、入力情報記憶手段に記憶される操作イベントの内部を示すリストである。 本発明の実施の形態の応用例として示した、複数のコンピュータがネットワークを介して接続されたシステムで構成される医療情報管理システムのブロック構成図である。 図9に示す医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 同じく、図9に示す医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 同じく、図9に示す医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 同じく、図9に示す医療情報管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1・・・識別情報付き入力ペン、2・・・入力受付手段(電磁誘導タブレット)、3・・・軌跡、4・・・関係情報記憶手段、5・・・識別情報確認手段、6・・・入力情報記憶手段、7・・・表示手段(装置)、8・・・バス、91・・・医療情報管理システム(コンピュータシステム)、10・・・入力ペンの識別情報格納体、11・・・端末A、12・・・端末B、13・・・サーバコンピュータ、21・・・演算手段、22・・・情報処理手段、31・・・軌跡の表示、32、33・・・線画、41・・・識別情報付き入力ペンのリスト、42・・・所有者識別情報、43・・・時刻、44・・・入力ペンの識別情報、45・・・操作イベント、46・・・コンピュータ端末の番号、71、73・・・カルテ表示例、72、74・・・ 入力者、90・・・ネットワーク

Claims (7)

  1. 固有の識別情報が割り当てられている入力ペンと、
    前記入力ペンの識別情報を電子データとして取得するとともに、前記入力ペンの操作による入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力ペンの識別情報と前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報とを関連付けて記憶する関係情報記憶手段と、
    前記入力受付手段によって取得された前記入力ペンの識別情報が、前記関係情報記憶手段に記憶されている前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられているかどうかを確認する識別情報確認手段と、
    前記入力受付手段によって受け付けられた前記入力ペンによる入力情報を前記入力ペンの識別情報と関連付けて記憶する入力情報記憶手段と、
    前記入力ペンの操作によって入力された前記入力情報を、前記識別情報確認手段による結果に基づいて、前記関係情報記憶手段に記憶された前記入力ペンの識別情報に関連付けられた前記ユーザ識別情報を伴って表示する表示手段と、
    前記入力受付手段を使用して、前記入力ペンによって入力された署名が、登録されている署名と関連付けられているかどうかに基づいてユーザを判定する署名判定手段と、を備え、
    システムへのログインの際には、前記入力ペンに割り当てられた識別情報と前記入力ペンによってユーザが入力する署名の双方に基づいてユーザ認証を行うとともに、前記入力ペンがログイン時の入力ペンと同じであると判定された場合には、継続してペンダウンによる受け付けが行われるようにして、医療情報のセキュリティを確保するようにした医療情報管理システム。
  2. 固有の識別情報が割り当てられている入力ペンと、
    前記入力ペンの識別情報を電子データとして取得するとともに、前記入力ペンの操作による入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力ペンの識別情報と前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報とを関連付けて記憶する関係情報記憶手段と、
    前記入力受付手段によって取得された前記入力ペンの識別情報が、前記関係情報記憶手段に記憶されている前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられているかどうかを確認する識別情報確認手段と、
    前記入力受付手段によって受け付けられた前記入力ペンによる入力情報を前記入力ペンの識別情報と関連付けて記憶する入力情報記憶手段と、
    前記入力ペンの操作による入力情報が発生した時刻の情報を前記入力ペンの識別情報に関連付けて格納する入力操作情報記憶手段と、
    前記入力ペンの操作によって入力された前記入力情報を、前記識別情報確認手段による結果に基づいて、前記関係情報記憶手段に記憶された前記入力ペンの識別情報に関連付けられた前記ユーザ識別情報及び前記入力操作情報記憶手段に記憶された時刻の情報を伴って表示する表示手段と、
    前記入力受付手段を使用して、前記入力ペンによって入力された署名が、登録されている署名と関連付けられているかどうかに基づいてユーザを判定する署名判定手段とを、備え、
    システムへのログインの際には、前記入力ペンに割り当てられた識別情報と前記入力ペンによってユーザが入力する署名の双方に基づいてユーザ認証を行うとともに、前記入力ペンがログイン時の入力ペンと同じであると判定された場合には、継続してペンダウンによる受け付けが行われるようにして、医療情報のセキュリティを確保するようにした医療情報管理システム。
  3. 前記入力ペンによって入力される情報は、電子カルテであることを特徴とする、請求項1または2に記載の医療情報管理システム。
  4. 前記入力受付手段は前記表示手段とともに一体化されており、前記表示手段の表示面にて前記入力ペンの操作による入力が受け付けられるようにされていることを特徴とする請求項1または2に記載の医療情報管理システム。
  5. 前記表示手段で表示される情報は、前記入力ペンに割り当てられた識別情報の違いに基づいて異なる色あるいは異なる表示枠で表示されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の医療情報管理システム。
  6. 入力ペンが保有する識別情報を電子データとして取得するとともに、前記入力ペンの操作による入力を受け付けるステップと、
    前記入力ペンの識別情報と前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報とを関連付けて記憶するステップと、
    前記入力ペンの識別情報が前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられているかどうかを確認する確認ステップと、
    前記入力ペンの操作による入力情報を前記入力ペンの識別情報と関連付けて記憶するステップと、
    前記入力ペンの識別情報が、前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられていると確認された際には、前記入力ペンの識別情報に関連付けられた前記ユーザ識別情報を伴って表示する表示ステップと、
    前記入力ペンによって入力された署名が、登録されている署名と関連付けられているかどうかに基づいてユーザを判定する署名判定ステップ、を含み、
    ログインの際には、前記入力ペンに割り当てられた識別情報と前記入力ペンによってユーザが入力する署名の双方に基づいてユーザ認証を行うとともに、前記入力ペンがログイン時の入力ペンと同じであると判定された場合には、継続してペンダウンによる受け付けが行われるようにして、医療情報のセキュリティを確保するようにした医療情報管理方法。
  7. 入力ペンが保有する識別情報を電子データとして取得するとともに、前記入力ペンの操作による入力を受け付けるステップと、
    前記入力ペンの識別情報と前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報とを関連付けて記憶するステップと、
    前記入力ペンの識別情報が前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられているかどうかを確認する確認ステップと、
    前記入力ペンの操作による入力情報を前記入力ペンの識別情報と関連付けて記憶するステップと、
    前記入力ペンの操作による入力情報が発生した時刻の情報を前記入力ペンの識別情報に関連付けて格納するステップと
    前記入力ペンの識別情報が、前記入力ペンのユーザを識別するためのユーザ識別情報と関連付けられていると確認された際には、前記入力ペンの識別情報に関連付けられた前記ユーザ識別情報及び前記時刻の情報を伴って表示する表示ステップと、
    前記入力ペンによって入力された署名が、登録されている署名と関連付けられているかどうかに基づいてユーザを判定する署名判定ステップと、を含み、
    ログインの際には、前記入力ペンに割り当てられた識別情報と前記入力ペンによってユーザが入力する署名の双方に基づいてユーザ認証を行うとともに、前記入力ペンがログイン時の入力ペンと同じであると判定された場合には、継続してペンダウンによる受け付けが行われるようにして、医療情報のセキュリティを確保するようにした医療情報管理方法。
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