JP4791694B2 - 半導体エピタキシャルウェーハの製造方法 - Google Patents

半導体エピタキシャルウェーハの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、シリコンエピタキシャルウェーハなどの半導体エピタキシャルウェーハの製造方法に関するものである。
半導体デバイスは、図1(a)に示すように、シリコンウェーハ基板11上にエピタキシャル成長層の薄膜12を形成する工程を経て製造されたシリコンエピタキシャルウェーハ10を用意し、このウェーハ10のエピタキシャル成長層2をデバイス層として、トランジスタを作り込むことで作製される。
従来のシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造する工程は、以下のとおりである。図1(a)は従来の工程の一部を示す。(1)、(2)、(3)、(4)の順で工程が進
行する。
(単結晶インゴットの成長工程)
チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)等により単結晶シリコンのインゴットを成長させる。
(外形研削工程)
つぎに、成長した単結晶インゴットは外周形状がいびつであるために、インゴットの外周を円筒研削盤等によって研削して、単結晶インゴットの外周形状を整える。
(スライス工程)
つぎに、ワイヤソー等のスライス装置によって単結晶インゴットを厚さ500〜1000μm程度の円板状のウェーハ(シリコンウェーハ基板11)に切り出す。
(面取り工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の外周部を図2に示すように面取り加工して面取り部11cを形成する。
(ラッピング工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の表面11aおよび裏面10bをラップ砥粒を用いて研削して表面および裏面を平坦化する。
(エッチング工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の表面11aおよび裏面10bを酸エッチングすることで化学研磨処理を施し、前工程で形成された加工歪層(ダメージ層)を除去するとともに、表面および裏面の面の精度を高める。
(酸化膜形成工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の裏面10bに、常圧CVD法などにより酸化膜13(SiO2)を蒸着し酸化膜層を形成する。この酸化膜13は、後工程でエピタキシャル成長の段階で後述するオートドープを防止し、裏面10bを保護するための保護膜として機能させるために設ける。
(エッジレリーフ工程)
酸化膜形成工程で裏面10bに酸化膜13を形成する際に、酸化膜13が面取り部10c、表面11aに回り込むことがある。そこで、面取り部10c、表面11aに回り込んで形成された酸化膜13が除去される。
このときのシリコンウェーハ基板11の断面を概念的に図1(a)の(1)に示す。
つぎの粗研磨工程、仕上げ研磨工程では、片面研磨機が使用される。片面研磨機は、シリコンウェーハ基板11の片面である裏面10bが固定される研磨ヘッドと、表面に研磨クロスが貼着された定盤とから構成されている。シリコンウェーハ基板11の裏面10bが研磨ヘッドのチャックに固定される。たとえばセラミック製のチャックに、真空吸着によって裏面10bが固定される。そして、研磨ヘッドが押し下げられることによりシリコンウェーハ基板11の裏面10bが研磨クロスに押し付けられ、シリコンウェーハ基板11の表面11aと研磨クロスとの間に研磨用のスラリが供給されつつ、シリコンウェーハ基板11側の研磨ヘッドと研磨クロス側の定盤とが相対的に逆回転される。これによりシリコンウェーハ基板11の表面11aが最終的に鏡面状に研磨される。
(粗研磨工程)
まずシリコンウェーハ基板11の表面11aが、粗研磨用のステージで、粗研磨用のスラリを用いて粗研磨される。
(仕上げ研磨工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の表面11aが、仕上げ研磨用のステージで、仕上げ磨用のスラリを用いて仕上げ研磨される。
以上のようにして、図1(a)の(2)に示されるように、研磨ライン20で示される研磨代分だけシリコンウェーハ基板11の表面11aが、裏面10bをチャックに固定した状態で研磨される(裏面基準による研磨)。
(エピタキシャル成長膜形成工程)
つぎに、エピタキシャル成長炉内にシリコンウェーハ基板11が載置され、ランプ加熱等によりシリコンウェーハ基板11が気相成長温度に適した成長温度まで高められるとともに、シリコンウェーハ基板11の表面に沿って、エピタキシャル成長薄膜形成用の原料ガスが流される。これにより、シリコンウェーハ基板11の表面11aに、同じシリコンのエピタキシャル成長層12の薄膜が形成される。ここで気相成長中には、シリコンウェーハ基板11の裏面10bからドーパント(ボロンB等)のドーパントの放出が生じ、オートドープガスとしてシリコンウェーハ基板11の外方からエピタキシャル成長層12の外周部に回り込みエピタキシャル成長層12内に取り込まれるというオートドープ(オートドーピング)が生じる。ここで上記酸化膜形成工程で、シリコンウェーハ基板11の裏面10bに酸化膜13が形成されているため、このオートドープが防止され、シリコンエピタキシャルウェーハ10の品質の劣化が防止される。
図1(a)の(3)は、エピタキシャル成長膜形成工程直後のシリコンエピタキシャルウェーハ10の断面を概念的に示す。
(マウンドクラッシュ工程)
エピタキシャル成長の段階で、図2で後述するように、種々の異常結晶等の異物がウェーハ10で成長する。この異物はウェーハ10に荷重をかけることで押しつぶされ除去される。
(洗浄工程)
最後に、シリコンエピタキシャルウェーハ10が洗浄される。
ところで、半導体デバイスの中には、IGBTなど、容量が大きく耐圧の高いものがある。このような大容量、高耐圧の半導体デバイスを製造するためには、エピタキシャル成長層12の厚さを厚いものにしなければならない。たとえば600Vの仕様で70μm程度の厚さのエピタキシャル成長層が要求され、1200Vの仕様で120μm程度の厚さのエピタキシャル成長層が要求される。
しかしながらエピタキシャル成長層2の厚さが厚くなればなるほど、ウェーハ10の表面10aであるエピタキシャル成長面10aの平坦度は悪化する傾向にある。
ここでプレーナ構造のデバイスを製造する場合であれば、エピタキシャル成長面10aの平坦度はそれ程高いものは要求されないものの、近年のトレンチ微細化に伴い高平坦度が要求されている。たとえば平坦度の指標の一つにSBIRがあるが、シリコンエピタキシャルウェーハ10のエピタキシャル成長面10aの平坦度は、近年、たとえばSBIR≦1.5μmという高度のものが要求されている。
またウェーハ10の外周部における平坦度が悪化するとチップの取得率が悪化し半導体デバイスの歩留まりに影響を与える。
またエピタキシャル成長層12の厚さが厚くなるほど、エピタキシャル成長層12の厚さ(以下、エピ厚という)が面内でばらつき易い傾向にある。特にエピタキシャル成長層12の厚さが厚くなるほど面10aの中心部よりも外周部でエピ厚のバラツキが大きくなる傾向がみられる。
エピ厚の面内バラツキは、デバイス層の厚さの面内バラツキを意味することから、トレンチ微細化の傾向にある半導体デバイスの歩留まりに影響を与える。このため近年、エピ厚の面内バラツキΔtの低減は、たとえばΔt≦4%という高度のものが要求されている。
またエピタキシャル成長の段階で、図2に示すように、各種異物が生成する。エピ厚が厚くなるほど、異常成長が生じやすい。すなわち、エピタキシャル成長面10aに、マウンド(隆起物)14が生成する。またウェーハ10の裏面10bの酸化膜13中に、ノジュール15が生成する。また裏面10bの酸化膜13とエピタキシャル成長層12との間に、ステップ16(多結晶シリコンの段差)が生成する。また表面10a側の面取り部13cには、クラウン17が生成する。またウェーハ10の端面には、ナイフエッジ18やノジュール19が生成する。これら異物は、半導体デバイスを製造する際にウェーハ10の割れやチャッキングのエラーやフォーカス異常を招くことなり、半導体デバイスの品質に悪影響を与えることから、完全に除去することが必要となる。
(従来技術1)
下記特許文献1には、エピタキシャル成長後に、シリコンエピタキシャルウェーハ10の外周部、特に面取り部10cを研磨することで、図2に示される異物を除去するという発明が記載されている。
特開平3−295235号公報
図1(a)の(4)は、従来の製造工程で、製造されたシリコンエピタキシャルウェーハ10の平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtを概念的に示している。図1(a)の(4)は、エピタキシャル成長層12の厚さが厚いシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造し、そのウェーハ10を裏面10bを固定して裏面10bを基準にして測定した平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtを示している。
従来の製造工程で、エピタキシャル成長層12の厚さが厚いシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造すると、平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtは、上述した高度の要求を満たさないことが明らかになった。
また従来の製造工程では、マウンドクラッシュ工程を設けて、エピタキシャル成長の段階で生成される異物を除去するようにしているが、マウンド14、ノジュール15については除去できるものの、外周部特に面取り部13cにおけるステップ16、クラウン17、ナイフエッジ18、ノジュール19については完全に除去できないことがある。またマウンドクラッシュ工程自体を省略して製造工程の短縮を図り製造コストを低減したいとの要請もある。
上述した従来技術1を適用して、シリコンエピタキシャルウェーハ10の外周部特に面取り部10cの異物を研磨により除去することも考えられるが、エピタキシャル成長膜形成工程の後に、異物除去のためだけに、別途、研磨の工程を設けなくてはならないため、製造工程が多くなり製造コストが上昇する。
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、エピタキシャル成長層の厚さが厚くなった場合であっても、平坦度、エピ厚の面内バラツキの低減を一定レベル以下にすることができ、しかもエピタキシャル成長の段階で生成される異物を、製造の工数、コストを増大させることなく完全に除去することを、解決課題とするものである。
第1発明は、
半導体ウェーハ基板の裏面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、
酸化膜形成工程の後、裏面に酸化膜が形成された半導体ウェーハ基板の表面にエピタキシャル成長膜を形成して半導体エピタキシャルウェーハを生成するエピタキシャル成長膜形成工程と、
エピタキシャル成長膜形成工程の後、両面研磨機の研磨ヘッドの荷重を30〜70g/cmに設定することにより、エピタキシャル成長層の厚さの面内バラツキ4%以下とすると共に成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を調整して半導体エピタキシャルウェーハを両面研磨し、酸化膜を残して成長面を研磨する研磨工程と
を含む半導体エピタキシャルウェーハの製造方法である
第2発明は、第1発明において、
半導体エピタキシャルウェーハの表面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数と、半導体エピタキシャルウェーハの裏面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数との比率を調整することで、エピタキシャル成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を所望する比率にすること
を特徴とする。
第3発明は、
エピタキシャル成長層をデバイス層としたトランジスタの製造に用いられる半導体エピタキシャルウェーハの製造方法であって、
半導体ウェーハ基板の裏面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、
酸化膜形成工程の後、裏面に酸化膜が形成された半導体ウェーハ基板の表面にエピタキシャル成長膜を形成して半導体エピタキシャルウェーハを生成するエピタキシャル成長膜形成工程と、
エピタキシャル成長膜形成工程の後、両面研磨機の研磨ヘッドの荷重を30〜70g/cm に設定することにより、エピタキシャル成長層の厚さの面内バラツキを4%以下とすると共に、成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を調整して半導体エピタキシャルウェーハを両面研磨し、酸化膜を残して成長面を研磨する研磨工程と
を含む半導体エピタキシャルウェーハの製造方法である。
第4発明は、第3発明において、
半導体エピタキシャルウェーハの表面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数と、半導体エピタキシャルウェーハの裏面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数との比率を調整することで、エピタキシャル成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を所望する比率にすることを特徴とする。
第1及び3発明によれば、エピタキシャル成長膜形成工程の後に、エピタキシャル成長面を研磨するエピタキシャル成長面研磨工程を備えるようにしたため(図1(b)、図1(c))、研磨後のエピタキシャル成長面10aの少なくとも平坦度を従来(図1(a))よりも改善することができる。またエピタキシャル成長を行った後のエピタキシャル成長面研磨工程でエピタキシャル成長面10aを研磨しているため、その研磨の過程で同時にエピタキシャル成長の段階で生成される図2に示される異物を、除去することができる。このため異物を除去するためだけの工程を設けることが不要となり工数を減らし、製造コストを低減することができる。第1発明では、両面研磨機を使用する。
1及び3発明では、シリコンエピタキシャルウェーハ10の裏面10bが固定されていない状態で研磨される(図1(c)の(2))。つまり裏面基準(図1(a)の(2))ではなく両面基準で研磨される。裏面10bが固定されていない両面基準で研磨されるため、表面10aの面内の凹凸を裏面10bの面内の凹凸で緩和することができ、研磨後のエピタキシャル成長面10aの平坦度のみならず厚さの面内バラツキを改善することができる
1及び3発明では、両面研磨機の研磨ヘッドが低荷重に設定され(30〜70g/cm2)、この低荷重でシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aおよび裏面10bを押さえつけた状態で研磨される。これによりシリコンエピタキシャルウェーハ10のエピタキシャル成長面10aの厚さの面内バラツキを一定レベル以下(たとえばΔt≦4%)にすることができる。なおエピタキシャル成長面10aの平坦度を一定レベル以下(たとえばSBIR≦1.5μm)に研磨することもできる。
2及び4発明では、エピタキシャル成長面10aの研磨取代と裏面10bの酸化膜13の研磨取代の比率が所定の値となるように研磨される。この場合、両面研磨機で、たとえば表面10a側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数と、裏面10b側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数との比率を調整することで上記研磨取代の比率が設定される。表面10a側の相対回転数が裏面10b側の相対回転数よりも大きくなるように調整することで、裏面10bよりも表面10aの方が、より厚い研磨代で研磨される。第発明によれば、裏面10bの酸化膜13を任意の研磨量だけ研磨して所望する膜厚にできるため、酸化膜形成工程における酸化膜13の成膜量の柔軟性が向上するとともに、所望の厚さの酸化膜13を保護膜として残すことができる。
以下、図面を参照して本発明に係る半導体エピタキシャルウェーハの製造方法について説明する。なお実施形態では、半導体エピタキシャルウェーハとして、シリコンエピタキシャルウェーハを想定する。
(実施例1)
実施例1のシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造する工程は、以下のとおりである。図1(c)は実施例1の工程の一部を示す。(1)、(2)、(3)、(4)の順で
工程が進行する。
(単結晶インゴットの成長工程)
チョクラルスキー法(CZ法)や浮遊帯域溶融法(FZ法)等により単結晶シリコンのインゴットを成長させる。
(外形研削工程)
つぎに、成長した単結晶インゴットは外周形状がいびつであるために、インゴットの外周を円筒研削盤等によって研削して、単結晶インゴットの外周形状を整える。
(スライス工程)
つぎに、ワイヤソー等のスライス装置によって単結晶インゴットを厚さ500〜1000μm程度の円板状のウェーハ(シリコンウェーハ基板11)に切り出す。
(面取り工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の外周部を図2に示すように面取り加工して面取り部11cを形成する。
(ラッピング工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の表面11aおよび裏面10bをラップ砥粒を用いて研削して表面および裏面を平坦化する。
(エッチング工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の表面11aおよび裏面10bを酸エッチングすることで化学研磨処理を施し、前工程で形成された加工歪層(ダメージ層)を除去するとともに、表面および裏面の面の精度を高める。
(酸化膜形成工程)
つぎに、シリコンウェーハ基板11の裏面10bに、常圧CVD法などにより酸化膜13(SiO2)を蒸着し酸化膜層を形成する。この酸化膜13は、後工程でエピタキシャル成長の段階で後述するオートドープを防止し、裏面10bを保護するための保護膜として機能させるために設ける。
(エッジレリーフ工程)
酸化膜形成工程で裏面10bに酸化膜13を形成する際に、酸化膜13が面取り部10c、表面11aに回り込むことがある。そこで、面取り部10c、表面11aに回り込んで形成された酸化膜13が除去される。
(エピタキシャル成長膜形成工程)
エピタキシャル成長炉内にシリコンウェーハ基板11が載置され、ランプ加熱等によりシリコンウェーハ基板11が気相成長温度に適した成長温度まで高められるとともに、シリコンウェーハ基板11の表面に沿って、エピタキシャル成長薄膜形成用の原料ガスが流される。これにより、シリコンウェーハ基板11の表面11aに、同じシリコンのエピタキシャル成長層12の薄膜が形成される。ここで気相成長中には、シリコンウェーハ基板11の裏面10bからドーパント(ボロンB等)のドーパントの放出が生じ、オートドープガスとしてシリコンウェーハ基板11の外方からエピタキシャル成長層12の外周部に回り込みエピタキシャル成長層12内に取り込まれるというオートドープ(オートドーピング)が生じる。ここで上記酸化膜形成工程で、シリコンウェーハ基板11の裏面10bに酸化膜13が形成されているため、このオートドープが防止され、シリコンエピタキシャルウェーハ10の品質の劣化が防止される。
エピタキシャル成長膜形成工程直後のシリコンエピタキシャルウェーハ10の断面を概念的に図1(c)の(1)に示す。
つぎのエピタキシャル成長面研磨工程では、両面研磨機が使用される。両面研磨機は、シリコンエピタキシャルウェーハ10の端面を保持してエピタキシャル成長面である表面10aおよび裏面10bを露出させた状態で収容するテンプレートと、シリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10a側、裏面10b側にそれぞれ設けられ、表面に研磨クロスが貼着された両研磨ヘッドとから構成されている。シリコンエピタキシャルウェーハ10がテンプレートに収容される。そして、両研磨ヘッドが押し下げられることによりシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aおよび裏面10bにそれぞれ研磨クロスに押し付けられ、シリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10a、裏面10bと研磨クロスとの間に研磨用のスラリが供給されつつ、シリコンエピタキシャルウェーハ10側のテンプレートと研磨クロス側の研磨ヘッドとが相対的に逆回転される。これによりシリコンエピタキシャルウェーハ10のエピタキシャル成長面である表面10aが所定の研磨代だけ研磨されて鏡面状態にされるとともに、裏面10bの酸化膜13が所定の研磨代だけ研磨される。
(エピタキシャル成長面研磨工程;粗研磨工程)
まずシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aおよび裏面10bが、粗研磨用のステージで、粗研磨用のスラリを用いて粗研磨される。
(エピタキシャル成長面研磨工程;仕上げ研磨工程)
つぎにシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aおよび裏面10bが、仕上げ研磨用のステージで、仕上げ磨用のスラリを用いて仕上げ研磨される。
図1(c)の(2)は、シリコンエピタキシャルウェーハ10が上記エピタキシャル成長面研磨工程で研磨される様子を示す。
両面研磨機で研磨が行われるためシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aのみならず裏面10bについても、片面研磨機を使用した場合(図1(a)の(2)参照)と異なり、固定されていない状態で研磨される。つまり裏面基準ではなく両面基準で研磨される。裏面10bが固定されていない両面基準で研磨されるため、表面10aの面内の凹凸を裏面10bの面内の凹凸で緩和することができ、研磨後のエピタキシャル成長面10aの平坦度、厚さの面内バラツキを改善することができる。
シリコンエピタキシャルウェーハ10は、エピタキシャル成長面10aの厚さの面内バラツキが上述した一定レベル以下(たとえばΔt≦4%)になるように、しかもエピタキシャル成長面10aの平坦度が上述した一定レベル以下(たとえばSBIR≦1.5μm)になるように、研磨される。そのために両面研磨機の研磨ヘッドは低荷重に設定されて(30〜70g/cm2)、この低荷重でシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aおよび裏面10bを押さえつけた状態で研磨される。なお一般的には、両面研磨機では、高荷重(たとえば385g/cm2)に設定してウェーハの両面を研磨する。なお、また従来の片面研磨機を使用する研磨方法では(図1(a)の(2))、研磨ヘッドの荷重を高荷重(たとえば175g/cm2)に設定してウェーハの片面を研磨する。
またエピタキシャル成長面10aの研磨取代と裏面10bの酸化膜13の研磨取代の比率が所定の値となるように研磨される。そのためには表面10a側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数と、裏面10b側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数との比率が調整される。表面10a側の相対回転数が裏面10b側の相対回転数よりも大きくなるように調整することで、裏面10bよりも表面10aの方が、より厚い研磨代で研磨される。ただし裏面10bは、裏面保護のために、酸化膜13を残す程度の研磨代に調整される。たとえば研磨前のエピタキシャル成長層12の厚さが80μmで酸化膜13の厚さが1.2μmであり、研磨後にエピタキシャル成長層12の厚さを70μmにし、酸化膜13に1μmにしたい場合には、表面10a側の研磨代(10μm)と、裏面10b側の研磨代(0.2μm)の比率に合わせて、表面10a側の相対回転数と裏面10b側の相対回転数の比率が調整されて、研磨が行われる。ただし、従来の研磨方法(図1(a))と異なり、酸化膜13についても研磨する必要があるため酸化膜13は酸化膜形成工程で従来の膜厚よりも研磨代を考慮して1500Å(1.5μm)以上成膜しておく必要がある。ここで酸化膜13の研磨量は、両面研磨機における相対回転数の比率を調整することで自由に変更できるため、酸化膜形成工程において形成すべき酸化膜13の成膜厚さは自由に設定できる柔軟性がある。
以上のようにして、図1(c)の(2)に示されるように、研磨ライン20で示される研磨代分だけシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面11aが研磨され、研磨ライン21で示される研磨代分だけシリコンエピタキシャルウェーハ10の裏面10bが研磨される。
図1(c)の(3)は、研磨加工終了後に、両面研磨機から取り外したシリコンエピタキシャルウェーハ10の断面を概念的に示す。これを従来の片面研磨機を使用して研磨されたシリコンエピタキシャルウェーハ10の断面(図1(a)の(3))と比較すると、エピタキシャル成長面10aの厚さの面内のバラツキが改善されているのがわかる。
本実施例では、エピタキシャル成長を行った後で表面10aおよび裏面10bを研磨している。このためエピタキシャル成長の段階で生成される図2に示される異物をエピタキシャル成長面研磨工程で除去することができる。このため従来技術では必要であったマウンドクラッシュ工程は省略される。しかもシリコンエピタキシャルウェーハ10の端面をテンプレートに保持しつつ両面を研磨するようにしたため、マウンド14、ノジュール15のみならず、外周部特に面取り部13cにおけるステップ16、クラウン17、ナイフエッジ18、ノジュール19についても完全に除去することができる。
(洗浄工程)
つぎに、シリコンエピタキシャルウェーハ10が洗浄される。
図1(c)の(4)は、実施例1の製造工程で、製造されたシリコンエピタキシャルウェーハ10の平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtを概念的に示している。図1(c)の(4)は、エピタキシャル成長層12の厚さが厚い(たとえば70μm)シリコンエピタキシャルウェーハ10を製造し、そのウェーハ10を裏面10bを固定して裏面10bを基準にして測定した平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtを示している。
図3の表は複数枚の試料について測定した結果を、実施例1(図3中「本発明」)と図1(a)に示す従来の製造工程(図3中「従来」)とを比較して示す。平坦度SBIRは17.5mm角のセルで測定し、複数枚の試料の平均値(Ave)と標準偏差(Std)で示す。エピ厚の面内バラツキΔtについても、複数枚の試料の平均値(Ave)と標準偏差(Std)で示す。図3から、実施例1の製造工程で、エピタキシャル成長層12の厚さが厚いシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造すると、平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtは、図1(a)の(4)に示される従来技術の場合の平坦度、エピ厚の面内バラツキよりも改善されており、上述した高度の要求(たとえばSBIR≦1.5μm、Δt≦4%)をほぼ満たすことがわかった。
以上のように実施例1によれば、エピタキシャル成長層12の厚さが厚くなった場合であっても、平坦度、エピ厚の面内バラツキの低減を一定レベル以下にすることができる。しかもエピタキシャル成長の段階で生成される異物を、エピタキシャル成長後のエピタキシャル成長面研磨工程で同時に取り除くことができるため、異物除去のためだけの工程を設ける必要がなくなり、製造の工数、コストを低減させつつ異物の完全な除去が可能となる。
上述した実施例1では両面研磨機を使用してエピタキシャル成長面10aを研磨しているが、参考例として、片面研磨機を使用してエピタキシャル成長面10aを研磨する参考例1を以下に示す
参考例1
参考例1のシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造する工程の一部を図1(b)に示す。(1)、(2)、(3)、(4)の順で工程が進行する。
単結晶インゴットの成長工程、外形研削工程、スライス工程、面取り工程、ラッピング工程、エッチング工程、酸化膜形成工程、エッジレリーフ工程、エピタキシャル成長膜形成工程については実施例1と同様な処理であるので説明を省略する。
エピタキシャル成長膜形成工程直後のシリコンエピタキシャルウェーハ10の断面を概念的に図1(b)の(1)に示す。
つぎのエピタキシャル成長面研磨工程では、片面研磨機が使用される。片面研磨機は、シリコンエピタキシャルウェーハ10の片面である裏面10bが固定される研磨ヘッドと、表面に研磨クロスが貼着された定盤とから構成されている。シリコンエピタキシャルウェーハ10の裏面10bが研磨ヘッドのチャックに固定される。たとえばセラミック製のチャックに、真空吸着によって裏面10bが固定される。そして、研磨ヘッドが押し下げられることによりシリコンエピタキシャルウェーハ10の裏面10bが研磨クロスに押し付けられ、シリコンエピタキシャルウェーハ10のエピタキシャル成長面である表面10aと研磨クロスとの間に研磨用のスラリが供給されつつ、シリコンエピタキシャルウェーハ10側の研磨ヘッドと研磨クロス側の定盤とが相対的に逆回転される。これによりシリコンエピタキシャルウェーハ10のエピタキシャル成長面である表面10aが最終的に鏡面状に研磨される。
(エピタキシャル成長面研磨工程;粗研磨工程)
まずシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aが、粗研磨用のステージで、粗研磨用のスラリを用いて粗研磨される。
(エピタキシャル成長面研磨工程;仕上げ研磨工程)
つぎに、シリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aが、仕上げ研磨用のステージで、仕上げ磨用のスラリを用いて仕上げ研磨される。
以上のようにして、図1(b)の(2)に示されるように、研磨ライン20で示される研磨代分だけシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aが、裏面10bをチャックに固定した状態で研磨される(裏面基準による研磨)。
図1(b)の(3)は、研磨加工終了後に、片面研磨機から取り外したシリコンエピタキシャルウェーハ10の断面を概念的に示す。
参考例では、エピタキシャル成長を行った後で表面10aを研磨している。このため実施例1と同様に、エピタキシャル成長の段階で生成される図2に示される異物をエピタキシャル成長面研磨工程で除去することができる。このため従来技術では必要であったマウンドクラッシュ工程は省略される。
(洗浄工程)
つぎに、シリコンエピタキシャルウェーハ10が洗浄される。
図1(b)の(4)は、参考例1の製造工程で、製造されたシリコンエピタキシャルウェーハ10の平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtを概念的に示している。図1(b)の(4)は、エピタキシャル成長層12の厚さが厚い(たとえば70μm)シリコンエピタキシャルウェーハ10を製造し、そのウェーハ10を裏面10bを固定して裏面10bを基準にして測定した平坦度SBIR、エピ厚の面内バラツキΔtを示している。
参考例1の製造工程で、エピタキシャル成長層12の厚さが厚いシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造すると、平坦度SBIRは、図1(a)の(4)に示される従来技術の場合の平坦度よりも改善され、上述した高度の要求(たとえばSBIR≦1.5μm)を満たすことがわかった。
上述した参考例1では、裏面10bを固定して裏面基準で研磨しているが、下記参考例2で説明するように、片面研磨機を使用しつつも裏面10bを固定せずに両面基準で研磨してもよい。
参考例2
参考例2のシリコンエピタキシャルウェーハ10を製造する工程のうち、単結晶インゴットの成長工程、外形研削工程、スライス工程、面取り工程、ラッピング工程、エッチング工程、酸化膜形成工程、エッジレリーフ工程、エピタキシャル成長膜形成工程については、上述した実施例1、参考例1と同様であるため説明を省略する。
エピタキシャル成長膜形成工程の直後には、つぎのエピタキシャル成長研磨工程が実施される。
エピタキシャル成長面研磨工程では、片面研磨機が使用される。ただし片面研磨機の研磨ヘッドは、シリコンエピタキシャルウェーハ10の裏面10bを固定状態にしないで把持できるものが使用される。たとえばセラミックを材質とするチャックの表面にスエード状のパッドを貼着し、このパッドを水で濡らした状態にしてシリコンエピタキシャルウェーハ10を吸着する研磨ヘッドが使用される。シリコンエピタキシャルウェーハ10の裏面10bが研磨ヘッドのチャックに把持される。そして、研磨ヘッドが押し下げられることによりシリコンエピタキシャルウェーハ10の裏面10bが研磨クロスに押し付けられ、シリコンエピタキシャルウェーハ10のエピタキシャル成長面である表面10aと研磨クロスとの間に研磨用のスラリが供給されつつ、シリコンエピタキシャルウェーハ10側の研磨ヘッドと研磨クロス側の定盤とが相対的に逆回転される。これによりシリコンエピタキシャルウェーハ10のエピタキシャル成長面である表面10aが、裏面10bを固定状態にせずに両面基準で鏡面状に研磨される。
(エピタキシャル成長面研磨工程;粗研磨工程)
まずシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aが、粗研磨用のステージで、粗研磨用のスラリを用いて粗研磨される。
(エピタキシャル成長面研磨工程;仕上げ研磨工程)
つぎにシリコンエピタキシャルウェーハ10の表面10aが、仕上げ研磨用のステージで、仕上げ磨用のスラリを用いて仕上げ研磨される。
参考例では、エピタキシャル成長を行った後で表面10aを研磨している。このため実施例1、2と同様に、エピタキシャル成長の段階で生成される図2に示される異物をエピタキシャル成長面研磨工程で除去することができる。このため従来技術では必要であったマウンドクラッシュ工程は省略される。
(洗浄工程)
つぎに、シリコンエピタキシャルウェーハ10が洗浄される。
上述した参考例2によれば、片面研磨機を使用しつつも裏面10bを固定状態にしないで両面基準で表面10aを研磨するため、実施例1と同様に、表面10aの面内の凹凸を裏面10bの面内の凹凸で緩和することができる(図1(c)の(2)参照)。このため研磨後のエピタキシャル成長面10aの平坦度、厚さの面内バラツキを改善することができる。すなわち参考例2の製造工程で製造されたシリコンエピタキシャルウェーハ10の断面は、実施例1の場合のウェーハ断面(図1(c)の(4))と同様な断面となり、図1(a)の(4)に示される従来技術の場合の平坦度、エピ厚の面内バラツキよりも改善され、上述した高度の要求(たとえばSBIR≦1.5μm、Δt≦4%)をほぼ満たすことができる。
本発明はシリコンウェーハ以外のGaAs(ガリウム砒素)などの半導体ウェーハを製造する場合にも適用することができる。
図1(a)は従来技術の製造工程の一部を示す図で、図1(b)は参考例1の製造工程の一部を示す図で、図1(c)は実施例1の製造工程の一部を示す図で、半導体ウェーハの断面を概念的に示した図である。 図2はシリコンエピタキシャルウェーハで生成される異物を説明する図である。 図3は本発明による効果を示した表である。
10 シリコンエピタキシャルウェーハ
11 シリコンウェーハ基板
12 エピタキシャル成長層
13 酸化膜
10a エピタキシャル成長面(表面)
10b 裏面

Claims (4)

  1. 半導体ウェーハ基板の裏面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、
    酸化膜形成工程の後、裏面に酸化膜が形成された半導体ウェーハ基板の表面にエピタキシャル成長膜を形成して半導体エピタキシャルウェーハを生成するエピタキシャル成長膜形成工程と、
    エピタキシャル成長膜形成工程の後、両面研磨機の研磨ヘッドの荷重を30〜70g/cmに設定することにより、エピタキシャル成長層の厚さの面内バラツキ4%以下とすると共に成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を調整して半導体エピタキシャルウェーハを両面研磨し、酸化膜を残して成長面を研磨する研磨工程と
    を含む半導体エピタキシャルウェーハの製造方法。
  2. 半導体エピタキシャルウェーハの表面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数と、半導体エピタキシャルウェーハの裏面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数との比率を調整することで、エピタキシャル成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を所望する比率にすることを特徴とする請求項1記載の半導体エピタキシャルウェーハの製造方法。
  3. エピタキシャル成長層をデバイス層としたトランジスタの製造に用いられる半導体エピタキシャルウェーハの製造方法であって、
    半導体ウェーハ基板の裏面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、
    酸化膜形成工程の後、裏面に酸化膜が形成された半導体ウェーハ基板の表面にエピタキシャル成長膜を形成して半導体エピタキシャルウェーハを生成するエピタキシャル成長膜形成工程と、
    エピタキシャル成長膜形成工程の後、両面研磨機の研磨ヘッドの荷重を30〜70g/cm に設定することにより、エピタキシャル成長層の厚さの面内バラツキを4%以下とすると共に、成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を調整して半導体エピタキシャルウェーハを両面研磨し、酸化膜を残して成長面を研磨する研磨工程と
    を含む半導体エピタキシャルウェーハの製造方法。
  4. 半導体エピタキシャルウェーハの表面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数と、半導体エピタキシャルウェーハの裏面側を研磨する研磨ヘッドとテンプレートとの相対回転数との比率を調整することで、エピタキシャル成長面の研磨取代と裏面の酸化膜の研磨取代との比率を所望する比率にすることを特徴とする請求項3記載の半導体エピタキシャルウェーハの製造方法。
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