JP4791185B2 - 補正回路 - Google Patents

補正回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4791185B2
JP4791185B2 JP2006000264A JP2006000264A JP4791185B2 JP 4791185 B2 JP4791185 B2 JP 4791185B2 JP 2006000264 A JP2006000264 A JP 2006000264A JP 2006000264 A JP2006000264 A JP 2006000264A JP 4791185 B2 JP4791185 B2 JP 4791185B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
circuit
duty
correction circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006000264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007184689A (ja
Inventor
和明 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2006000264A priority Critical patent/JP4791185B2/ja
Priority to US11/505,827 priority patent/US7835462B2/en
Publication of JP2007184689A publication Critical patent/JP2007184689A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4791185B2 publication Critical patent/JP4791185B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/02Amplitude-modulated carrier systems, e.g. using on-off keying; Single sideband or vestigial sideband modulation
    • H04L27/06Demodulator circuits; Receiver circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、デジタル情報の伝送技術に関し、特に、マンチェスタ符号で符号化されているデジタル信号でASK(振幅偏移変調:Amplitude Shift Keying)方式により変調されている信号から、元のデジタル信号を復調するASK受信機での実施に好適な技術に関する。
図11及び図12を用いて一般的なASK受信機の原理を説明する。図11はASK受信機の一般的な構成を示しており、図12は、図11に示したASK受信機の各部の動作波形例を示している。
対数増幅器101には、RF(高周波:Radio Frequency )帯若しくはIF(中間周波:Intermediate Frequency)帯の信号(図11における(A)の信号)が入力される。なお、この信号は、マンチェスタ符号で符号化されているデジタル信号で搬送波を振幅変調したものである。対数増幅器101は、入力されたこの信号を対数増幅する。
包絡線検出器102は、対数増幅器101から出力される信号を包絡線検波して当該信号の包絡線(図12における(B)の信号)を出力する。
デューティ(Duty)補正回路103は、包絡線検出器102から出力される包絡線より、元のデジタル信号(図12における(C)の信号)を再生する。
復調器104は、マンチェスタ符号で符号化されているデジタル信号から元のデジタルデータ(図12における(D)のデータ)を復号する。
ここで、マンチェスタ符号について説明する。
マンチェスタ符号(Manchester code )は、元のデータが1の場合には、所定の1周期(Ts)のうちの前半を0とし後半を1にする一方、元のデータが0の場合には、所定の1周期(Ts)のうちの前半を1とし後半を0にする符号化方式である。なお、元のデータが1の場合に、1周期(Ts)のうちの前半を1とし後半を0にする一方、元のデータが1の場合には、1周期(Ts)のうちの前半を0とし後半を1にするように符号化してもよい。いずれにしても、このようにしてマンチェスタ符号化されたデジタル信号は、理想的には、1が出力される期間と0が出力される期間との比が50:50となる。
次に、図11におけるデューティ補正回路103について更に説明する。
前述したように、デューティ補正回路103は、包絡線検出器102の出力より、マンチェスタ符号化されているデジタル信号を再生する。デューティ補正回路103は、1周期(Ts)における丁度半分の時刻において、その出力が“0”(ローレベル)から“1” (ハイレベル)へ、あるいは、“1”(ハイレベル)から“0”(ローレベル)へと切り替わることが理想的である。ここで、1周期(Ts)内での“1”の時間と“0”の時間との比(デューティ比)が理想的な50:50からある程度以上ずれると、復調器104が元のデータの判定ができず復号できなくなってしまう。従って、デューティ補正回路103は、再生するデジタル信号のデューティ比が50:50(50%)からなるべくずれないようにすることが必要となる。
ここで図13について説明する。同図は、デューティ補正回路103の一般的な回路構成例を示している。
図13に示した回路は、比較的高次のフィルタ(ローパスフィルタまたはバンドバスフィルタ)111と、抵抗112及びコンデンサ113より成り、このフィルタ111の出力から低周波成分を取り出すLPF(ローパスフィルタ)と、フィルタ111の出力が正入力端子に入力され、LPFの出力が負入力端子に入力されているコンパレータ114とより構成されている。
コンパレータ114は、フィルタ111から出力される信号の電圧と、上記のLPFによって得られる当該信号の平均電圧とを比較し、この比較結果を出力する。ここで、フィルタ111から出力される信号のデューティ比が50%であれば、当該信号の平均電圧は、当該信号の振幅幅のちょうど中間の位置となる。従って、この平均電圧を判定閾値として当該信号の電圧の高低をコンパレータ114が判定することにより、マンチェスタ符号化されている元のデジタル信号が再生される。
一方、特許文献1には、デューティ補正回路103として、図14に示す回路が開示されている。この回路は、コンパレータ121と積分器122とより構成されている。
積分器122は、抵抗123、コンデンサ124、及びオペアンプ125より構成されている。ここで、コンデンサ124は、オペアンプ125の反転入力端子と出力端子との間に挿入されており、抵抗123の一端はオペアンプ125の反転入力端子と接続されている。なお、この抵抗123のもう一端には、積分器122に入力される信号の電圧が印加される。なお、オペアンプ125の非反転入力に端子は、参照電圧Vref2(例えば電源電圧の1/2程度の電圧)が印加されている。
オペアンプ125が出力する電圧Vref1は積分器122の出力である。この電圧Vref1はコンパレータ121の一方の比較端子(正入力端子)へ入力される。一方、積分器122の入力には、コンパレータ121の出力信号、すなわち、図13の回路の出力である、マンチェスタ符号化されている元のデジタル信号が入力される。
包絡線検出器102が出力する包絡線の信号は、コンパレータ121のもう一方の比較端子(負入力端子)に入力される。
この図13の回路では、コンパレータ121が出力するマンチェスタ符号化されているデジタル信号のデューティ比が50%から外れると、このデューティ比を50%に近づける方向に積分器122の出力電圧Vref1が変化する。従って、包絡線検出器102が出力する包絡線の信号の波形に依存することなしに、図13の回路の出力信号のデューティ比の改善がなされる。
特開2001−211214号公報
図13に示した回路が良好に動作するためには、フィルタ111から出力される信号のデューティ比が50%近傍であることが望ましい。このためには、フィルタ111を高次のものとする必要がある。しかし、高次のフィルタを構成するには多くの部品点数が必要であり、コストアップの要因となり、また集積回路化の難度が上昇する。
この点、図14に示した回路では高次のフィルタは不要である。しかし、元のデジタル信号のデータレートが高い(1周期(Ts)が短い)場合にこの回路でデジタル信号の再生を行うためには、オペアンプ125として高速のものが必要となり、消費電流が大きくなってしまう。更に、積分器122における参照電圧Vref2が、所定の電圧から外れると、デューティ比がずれてしまう。また、図14の回路に入力される包絡線の信号が急激に変化した場合には、安定したデューティ比のデジタル信号が得られるまでに、積分器122の時定数分に連動した時間を要する。従って、再生するデジタル信号のデューティ比を安定化させるために積分器122の時定数を大きくすると、入力信号の急激な変化に対する応答性が低下してしまうという問題もある。
本発明では、高次のフィルタが不要で、低消費電流化が実現でき、安定なDuty比が得られ、かつ、急激な変化に対する応答が速い、Duty補正回路を提供する。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、高次のフィルタを用いることなく、低消費電流で、入力信号に対する応答性が良好で、且つ、安定したデジタル信号のデューティ比が得られる当該デューティの補正回路を提供することである。
本発明の態様のひとつである補正回路は、マンチェスタ符号であるデジタル信号で振幅変調されている変調信号を包絡線検波して得られる包絡線信号の電圧とコンデンサの端子電圧との大小の比較を行う比較器と、当該比較の結果に応じて電流の吐き出し若しくは吸い込みを行って当該コンデンサの充放電を行うチャージポンプと、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
この構成によれば、包絡線信号の電圧と端子電圧が比較されるコンデンサに対する当該比較結果に応じた充放電をチャージポンプで行うので、入力信号に対する応答性が良好である上に、高速なオペアンプを用いる場合に比べて少ない消費電流で安定したデジタル信号のデューティ比を得ることができる。
なお、上述した本発明に係る補正回路において、当該コンデンサを備えて構成されており当該チャージポンプの出力電流を電圧へと変換するフィルタを更に有するように構成してもよい。
ここで、当該フィルタは、当該チャージポンプの出力と定電圧源若しくはグランドとの間に接続される第一のコンデンサと、当該チャージポンプの出力に一方の端子が接続されている抵抗と、当該抵抗のもう一方の端子と当該定電圧源若しくは当該グランドとの間に接続される第二のコンデンサと、を備えて構成されており、当該コンデンサの端子電圧を、当該第二のコンデンサの端子電圧としてもよい。
この構成によれば、安定性と応答性とのバランスを良好なものとすることができる。
あるいは、当該フィルタは、当該コンデンサが当該チャージポンプの出力と定電圧源若しくはグランドとの間に接続されて構成されていてもよい。
この構成によれば、少ない素子数でフィルタを構成することができる。
また、前述した本発明に係る補正回路において、当該比較器から出力される信号のデューティを測定するデューティ測定部と、当該デューティの測定結果に応じて、当該チャージポンプによる当該コンデンサの充放電に要する時間を変化させる制御を行う充放電制御部と、を有するように構成してもよい。
この構成によれば、比較器から出力される信号のデューティ比が適正範囲から外れたときにおける回路の応答性の向上と、当該デューティ比が適正範囲内に復帰したときにおける回路の安定性の維持とを両立させることができる。
なお、このとき、当該充放電制御部は、当該チャージポンプが吐き出し若しくは吸い込みを行う電流量を変化させる制御を行うように構成してもよい。
若しくは、このとき、当該充放電制御部は、当該コンデンサの容量を変化させる制御を行うように構成してもよい。
これらのどちらの構成によっても、チャージポンプによるコンデンサの充放電に要する時間を変化させることができる。
また、このとき、当該デューティ測定部は、当該比較器の出力におけるハイレベル信号の継続時間及びローレベル信号の継続時間を計測し、当該充放電制御部は、当該継続時間のうちの少なくともどちらかに所定時間以上の変化が生じたときに当該制御を行う、ように構成してもよい。
若しくは、このとき、当該デューティ測定部は、当該比較器の出力におけるハイレベル信号とローレベル信号との継続時間の差を計測し、当該充放電制御部は、当該継続時間の差に所定時間以上の変化が生じたときに当該制御を行う、ように構成してもよい。
これらのどちらの構成によっても、比較器から出力される信号のデューティの測定結果に応じて、チャージポンプによるコンデンサの充放電に要する時間を変化させることができる。
また、このとき、当該充放電制御部は、当該時間を延ばす向きに変化させるときには、当該時間を縮める向きへの変化よりも緩やかに変化させるように構成してもよい。
この構成によれば、コンデンサの充放電に要する時間を定常状態へと戻した直後における回路の安定性が向上する。
本発明によれば、以上のようにすることにより、高次のフィルタを用いることなく、低消費電流で、入力信号に対する応答性が良好で、且つ、安定したデジタル信号のデューティ比が得られる当該デューティの補正回路の提供が可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図1について説明する。同図は本発明を実施するデューティ補正回路の第一の例を示している。同図に示す回路は、コンパレータ10、チャージポンプ20、及びフィルタ30を備えて構成されている。
コンパレータ(比較器)10の正入力端子には、図11に示した包絡線検波器102の出力、すなわち、マンチェスタ符号であるデジタルデータで振幅変調されている変調信号を包絡線検波して得られる包絡線信号が入力される。一方、コンパレータ10の負入力端子(比較端子)には、フィルタ30から出力される電圧Vref1が印加されている。コンパレータ10は、この包絡線信号の電圧と電圧Vref1との大小比較を行い、包絡線信号電圧がVref1よりも大きければハイレベルの信号(以下、「H信号」を記す)を出力し、包絡線信号電圧がVref1よりも小さければローレベルの信号(以下、「L信号」を記す)を出力する。このコンパレータ10から出力される信号が、図1に示した回路の出力信号となっている。
チャージポンプ20は、電流源21及び22、スイッチ23及び24、並びにインバータ25を備えて構成されている。
電流源21とスイッチ23とは直列接続されており、図1の回路の電源線とチャージポンプ20の出力との間に挿入されている。スイッチ23は、コンパレータ10の出力に応じて開閉する。すなわち、コンパレータ10がH信号を出力しているときにはスイッチ23が短絡するので、電流源21が流し出す定電流はこのときにのみチャージポンプ20の出力から吐き出される。
一方、電流源22とスイッチ24とは直列接続されており、チャージポンプ20の出力と図1の回路のグランド(基準電位)との間に挿入されている。スイッチ24は、コンパレータ10の出力に応じて開閉する。但し、コンパレータ10の出力はインバータ25を介してスイッチ24へと導かれているため、インバータ25の作用により、コンパレータ10がL信号を出力しているときにスイッチ24が短絡する。電流源22が流し出す定電流はこのときにのみチャージポンプ20の出力から吸い込まれる。
従って、チャージポンプ20は、コンパレータ10がH信号を出力しているときには電流の吐き出しを行い、コンパレータ10がL信号を出力しているときには電流の吸い込みを行う。つまり、チャージポンプ20は、コンパレータ10による上記の大小比較の結果に応じ、包絡線信号電圧がVref1よりも大きければ電流の吐き出しを行い、包絡線信号電圧がVref1よりも小さければ電流の吸い込みを行う。
なお、例えば、スイッチ23をPchのMOSトランジスタで構成し、スイッチ24をNchのMOSトランジスタで構成する場合には、コンパレータ10の出力をこれらのMOSトランジスタの各ゲートに入力する回路構成とすることができる。従って、この回路構成の場合には、インバータ25は不要である。
フィルタ30は、コンデンサ31、抵抗32、及びコンデンサ32を備えて構成されている。コンデンサ31は、チャージポンプ20の出力とグランドとの間に接続されている。抵抗32は、チャージポンプ20の出力に一方の端子が接続されており、もう一方の端子とグランドとの間にはコンデンサ33が接続されている。従って、チャージポンプ20が電流の吐き出しを行うとコンデンサ31及び33は充電され、チャージポンプ20が電流の吸い込みを行うとコンデンサ31及び33は放電される。
フィルタ30の出力は、抵抗32とコンデンサ33との接続点から導かれている。従って、コンパレータ10の負入力端子に印加されている電圧Vref1は、コンデンサ33の端子電圧に相当している。つまり、フィルタ30は、チャージポンプ20の出力電流の電圧への変換を行っている。
図1に回路の動作について、図2を参照しながら説明する。図2は、図1に示した回路の各部の動作波形例を示している。
前述したように、コンパレータ10は、フィルタ30の出力電圧Vref1(図2における破線の波形)よりも、入力信号である包絡線信号(図2における(a)の波形)の電圧の方が高い場合にはH信号を出力し、低い場合にはL信号を出力する(図2における(b)の波形参照)。従って、電圧Vref1が高めの場合には、コンパレータ10はH信号よりもL信号を長い期間出力し、電圧Vref1が低めの場合には、コンパレータ10はL信号よりもH信号を長い期間出力する。
まず、フィルタ30の出力電圧Vref1が低めで、コンパレータ10はL信号よりもH信号を長い期間出力している場合の動作を説明する。この場合、チャージポンプ20は電流を吸い込む期間よりも吐き出す期間のほうが長くなるので、フィルタ30のコンデンサ31及び33には電荷が充電され、結果として、フィルタ30の出力電圧Vref1が上昇する。この電圧Vref1が上昇すると、前述したように、コンパレータ10はL信号の出力期間を延ばす向きに動作状態を変化させる(図2における左側の期間)。
その後、やがてコンパレータ10がL信号を出力する期間とH信号を出力する期間が等しくなり、図1の回路から出力されるデジタル信号のデューティ比が50:50(50%)となる。このときは、チャージポンプ20が電流を吐き出す期間と、吸い込む期間とは等しくなる。従って、フィルタ30のコンデンサ31及び33についての充電電荷量と放電電荷量とが等しくなるので、フィルタ30の出力電圧Vref1は平均的にみれば一定になり、回路は定常状態となる(図2における右側の期間)。
次に、フィルタ30の出力電圧Vref1が高めで、コンパレータ10はH信号よりもL信号を長い期間出力している場合の動作を説明する。この場合には、チャージポンプ20が電流を吐き出す期間よりも電流を吸い込む期間のほうが長くなるので、フィルタ30から電荷が放電される結果、電圧Vref1が低下する。電圧Vref1が低下すれば、コンパレータ10はL信号よりもH信号を長い期間出力するようになり、やがて、図1の回路から出力されるデジタル信号のデューティ比が50%に収束する。
ここで、前述したように、チャージポンプ20は、電流源21及び22、スイッチ23及び24、並びにインバータ25で構成されているので、その動作は高速である。従って、元のデジタル信号のデータレートが高い(1周期(Ts)が短い)場合であっても、図1の回路により元のデジタル信号の再生を行うようにすれば、図14に示したようにオペアンプ125を用いる回路よりも、消費電流を少なくすることができる。
なお、図1に示した回路において、フィルタ30の回路構成を、図1に示したものに代えて図3A、図3B、若しくは図3Cに示したものとしてもよく、これらのいずれの構成としても、図1に示した回路と同様の動作をする結果、出力されるデジタル信号のデューティ比を50%とすることができる。
なお、図3Aに示したフィルタ30は、図1の回路においてはグランドに接続されていたコンデンサ31及び33のそれぞれ一方の端子を、所定の電圧Vref2を出力する定電圧源に接続したものである。
また、図3Bに示したフィルタ30は、コンデンサ34がチャージポンプ20の出力とグランドとの間に接続されて構成されており、フィルタ30の出力は、チャージポンプ20の出力とコンデンサ33との接続点から導かれている。つまり、コンパレータ10の負入力端子に印加されている電圧Vref1は、コンデンサ34の端子電圧に相当しており、このコンデンサ34が、チャージポンプ20の出力電流の電圧への変換を行っている。この回路構成を採用すると(図1の回路のフィルタ30を図3Bに置き換えると)、一次のフィードバック系となるため、二次のフィードバック系を構成している図1の回路(フィルタ30をコンデンサ31及び33と抵抗32とで構成した回路)よりも、安定性と応答性とのバランスの点では劣るものの、少ない素子数でフィルタ30を構成できるという利点を有している。
また、図3Cに示したフィルタ30は、図3Bの回路においてはグランドに接続されていたコンデンサ34の一方の端子を、所定の電圧Vref2を出力する定電圧源に接続したものである。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
ASK受信機では、受け取るRF帯若しくはIF帯の信号の振幅が、種々の原因により小さくなったり大きくなったり変動する。図4の(A)には、この信号振幅が、小から大へと変動した場合の波形例を示している。
上記の信号の振幅がこのように小から大に変化すると、図11に例示したASK受信機における包絡線検出器102の出力する信号の電圧も、図4の(B)に示すように、低い電圧から高い電圧へと変化する。
図11に示したASK受信機におけるデューティ補正回路103が図1に示した回路構成を採っている場合に、上述のようにして包絡線検出器102の出力信号の電圧が低い電圧から高い電圧へと変化すると、フィルタ30の出力電圧Vref1(図4における破線)が、上記の信号の大振幅時の定常状態(図4の右端の状態)よりも低くなる。すると、コンパレータ10は、H信号をL信号よりも長い期間出力するようになり、出力されるデジタル信号のデューティ比が50:50(50%)から一時的に外れてしまう。しかし、その後は、図1の回路では、前述したようにして電圧Vref1を上昇させて、出力されるデジタル信号のデューティ比が50%に収束させるフィードバック動作が行われる(図4における(c)の波形参照)。
この一連の動作において、上述したRF帯若しくはIF帯の信号の振幅が小から大へと変動した直後は、図1の回路から出力されるデジタル信号のデューティ比が50%から大きく外れてしまうため、後段の復調器104によるマンチェスタ符号の復号ができなくなってしまう。従って、このデジタル信号のデューティ比が50%から外れている時間は極力短くすることが好ましい。
ところで、図5や図6に示した回路から出力されるデジタル信号のデューティ比が50%から外れている時間は、チャージポンプ20がフィルタ30で蓄積されている電荷を充電若しくは放電する時間に関連している。ここで、チャージポンプ20によって吐き出し若しくは吸い込みがされる電流を多くする、又は、フィルタ30の時定数を小さくすることにより、出力されるデジタル信号のデューティ比が50%から外れている時間を短縮することはできる。しかし、上記の電流を多く設定する、若しくはフィルタ30の時定数を小さく設定することは、図1の回路の定常状態近辺での動作における安定性の低下を招くことになる。
ここで図5について説明する。同図は、本発明を実施するデューティ補正回路の第二の例を示している。
図5に示した第二の例は、図1に示した第一の例に示した回路を構成していたものと同様のコンパレータ10、チャージポンプ20、及びフィルタ30に加えて、デューティ測定回路40を更に備えて構成されている。
デューティ測定回路40は、コンパレータ10から出力される信号、すなわちデューティ補正回路から出力されるデジタル信号のデューティを測定する。そして、チャージポンプ20によって吐き出し若しくは吸い込みがされる電流の量をこの測定結果に応じて制御し、フィルタ30のコンデンサ31及び33に対する充電若しくは放電に要する時間を変化させる。具体的には、コンパレータ10より出力される信号のデューティ比が、50%から所定の比率以上に外れた場合には、チャージポンプ20の出力電流を増加させてフィルタ30のコンデンサ31及び33に対する充電若しくは放電を高速化する。その後、図5の回路が定常状態に近づき、コンパレータ10より出力される信号のデューティ比が、50%から所定の比率以内にまで良化したときには、チャージポンプ20の出力電流を通常の量へと減少させ、定常状態での図5の回路の安定性を確保する。
ここで図6A及び図6Bについて説明する。図6Aは、デューティ測定回路40の具体的な回路構成の第一の例を示しており、図6Bは、図6Aに示した回路における各部の信号波形を示している。
図6Aに示すデューティ測定回路40は、Dフリップフロップ41−1、41−2、及び41−3、NAND回路42−1及び42−2、インバータ43、カウンタA44−1、カウンタB44−2、デコーダA45−1、デコーダB45−2、インバータ46−1及び46−2、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2、並びにOR回路49を備えて構成されている。ここで、デューティ測定回路40へ供給されているマスタクロック(デューティ補正回路から出力されるデジタル信号よりも周期が短い一定周期のクロック)は、Dフリップフロップ41−1、41−2、及び41−3のクロック端子と、カウンタA44−1及びカウンタB44−2のクロック端子とに入力されている。
デューティ補正回路から出力されるデジタル信号は、Dフリップフロップ41−1の入力端子へと入力される。Dフリップフロップ41−1の出力はDフリップフロップ41−2の入力端子へと入力され、Dフリップフロップ41−2の出力はDフリップフロップ41−3の入力端子へと入力される。従って、Dフリップフロップ41−3の出力信号である信号ENは、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号から、マスタクロックの3クロック分だけ遅れた信号となる(図6Bの(1)、(2)、及び(3)参照)。
NAND回路42−1及び42−2はどちらも2入力の回路であり、その2入力のうちの一方は反転入力とされている。
NAND回路42−1の非反転側の入力端子にはDフリップフロップ41−2の出力が入力されており、NAND回路42−1の反転側の入力端子にはDフリップフロップ41−3の出力が入力されている。従って、NAND回路42−1の出力信号である信号XRSTHは、図6Bの(4)に示すように、信号ENの立ち上がりエッジの直前のマスタクロック1クロック分の期間だけL信号を出力し、他の期間はH信号を出力する。
一方、NAND回路42−2の非反転側の入力端子にはDフリップフロップ41−3の出力が入力されており、NAND回路42−2の反転側の入力端子にはDフリップフロップ41−2の出力が入力されている。従って、NAND回路42−2の出力信号である信号XRSTLは、図6Bの(5)に示すように、信号ENの立ち下がりエッジの直前のマスタクロック1クロック分の期間だけL信号を出力し、他の期間はH信号を出力する。
カウンタA44−1及びカウンタB44−2は、イネーブル端子にL信号に入力されている期間においてクロック端子に入力される信号(すなわちマスタクロック)の立ち上がりエッジの数を計数する。但し、リセット端子にL信号が入力されたときには、その計数値をリセットする(計数値を「0」とする)。
カウンタA44−1のイネーブル端子には、インバータ43を介して前述した信号ENが入力されており、そのリセット端子には、前述した信号XRSTHが入力されている。従って、カウンタA44−1は、信号ENがH信号を継続している期間におけるマスタクロックの立ち上がりエッジの数を計数している。
一方、カウンタB44−2のイネーブル端子には、前述した信号ENがそのまま入力されており、そのリセット端子には、前述した信号XRSTLが入力されている。従って、カウンタB44−2は、信号ENがL信号を継続している期間におけるマスタクロックの立ち上がりエッジの数を計数している。
デコーダA45−1及びデコーダB45−2は、それぞれカウンタA44−1及びカウンタB44−2による計数値QH及びQLが所定の範囲内の値であるときにはL信号を出力し、当該所定の範囲外の値であるときにはH信号を出力する。
本実施の形態においては、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号(マンチェスタ符号化されているデジタル信号)の適正な周期は、マスタクロック8周期分であるとする。そして、当該デジタル信号におけるH信号及びL信号のそれぞれ継続期間が、マスタクロック4周期±2周期の範囲以上となった場合には、チャージポンプ20の出力電流を通常よりも増加させ、マスタクロック4周期±1周期の範囲以内となった場合には、チャージポンプ20の出力電流を通常量へと戻す制御を行う。なお、この制御の条件はあくまでも実施形態の一例であり、本発明の実施においては他の条件を採用してもよい。
上記の条件の場合、デコーダA45−1及びデコーダB45−2は、それぞれカウンタA44−1及びカウンタB44−2による計数値が「3」、「4」、又は「5」であるときにはL信号を出力し、他の値であるときにはH信号を出力するように設定される。
図6Bにおいて、(6)には、カウンタA44−1によるマスタクロックの計数値QHが示されており、特に、計数値が「4」の期間を明示している。ここで、マスタクロックの立ち上がりエッジが継続して入力されているにも拘らず、計数値QHが「4」よりも大きくならないのは、カウンタA44−1が「4」を計数した時点で信号ENがL信号となってイネーブル端子へH信号が入力されるからである。
ここで、上述したように、デコーダA45−1は、カウンタA44−1による計数値が「3」、「4」、又は「5」であるときにはL信号を出力する。従って、図6Bの(7)に示している、デコーダA45−1の出力信号SPHは、計数値QHが「4」となる直前のマスタクロック1クロック分の期間(計数値QHが「3」である期間)と計数値QHが「4」である期間とに渡ってL信号となり、他の期間はH信号となる。
一方、図6Bの(8)には、カウンタB44−2によるマスタクロックの計数値QLが示されている。なお、ここでも計数値が「4」の期間を明示している。上述したように、デコーダB45−2も、カウンタB44−2による計数値QLが「3」、「4」、又は「5」であるときにはL信号を出力する。従って、図6Bの(9)に示されている、デコーダB45−2の出力信号SPLは、計数値QLが「4」となる直前のマスタクロック1クロック分の期間(計数値QHが「3」である期間)と計数値QLが「4」である期間とに渡ってL信号となり、他の期間はH信号となる。
ところで、図6Bの(2)では、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のうち、(A)に示す期間においてL信号の継続期間が長くなってしまっている。この期間(A)により、カウンタB44−2によるマスタクロックの計数値QLは、図6Bの(8)に示されている(B)のように、「6」を計数する。このとき、デコーダB45−2の出力信号SPLは、図6Bの(9)に示されている(C)のように、計数値QLが「6」である期間と計数値QLがリセット後改めて「3」になるまでの期間とに渡ってH信号が継続する。
Dフリップフロップ47−1及び47−2のクロック端子には、前述した信号XRSTHがインバータ46−1を介して入力されており、Dフリップフロップ48−1及び48−2のクロック端子には、前述した信号XRSTLがインバータ46−2を介して入力されている。
デコーダA45−1の出力信号SPHは、Dフリップフロップ47−1の入力端子へと入力される。Dフリップフロップ47−1の出力はDフリップフロップ47−2の入力端子へと入力されている。また、デコーダB45−2の出力信号SPLは、Dフリップフロップ48−1の入力端子へと入力される。Dフリップフロップ48−1の出力はDフリップフロップ48−2の入力端子へと入力されている。
OR回路49は4入力の回路であり、各入力端子には、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2の各出力が入力されている。OR回路49の出力は、図6Aに示したデューティ測定回路40の出力信号(電流切り替え信号)であり、この出力信号でチャージポンプ20の出力電流量を制御する。
Dフリップフロップ47−1は、クロック端子に入力されている信号(信号XRSTHを反転した信号)が立ち上がったときに入力端子に入力されていた信号が出力される。従って、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のデューティが適正であるときには、Dフリップフロップ47−1はL信号を出力する。なお、ここで、信号XRSTHの立ち下がりの変化がインバータ46−1を経てDフリップフロップ47−1へと伝わる時間は、信号XRSTHがカウンタA44−1の計数値をリセットすることでデコーダ45−1の出力信号SPHをL信号からH信号へと遷移させるまでの時間よりも十分短い。従って、図6Bにおいては、(4)に示されている信号XRSTHの立下りエッジと(7)に示されている信号SPHの立ち上がりエッジとが同時刻で生じているように描かれているが、このときにおけるDフリップフロップ47−1の出力はL信号となる。
Dフリップフロップ47−1がL信号の出力を継続している限り、Dフリップフロップ47−2もL信号の出力が継続される。
一方、Dフリップフロップ48−1は、クロック端子に入力されている信号(信号XRSTLを反転した信号)が立ち上がったときに入力端子に入力されていた信号が出力される。従って、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のデューティが適正であるときには、Dフリップフロップ48−1もL信号を出力する。なお、図6Bにおいて、(5)に示されている信号XRSTLの立下りエッジと(9)に示されている信号SPLの立ち上がりエッジとが同時刻で生じているように描かれている部分におけるDフリップフロップ48−1の出力は、前述したDフリップフロップ47−1の場合と同様、L信号となる。
また、Dフリップフロップ48−1がL信号の出力を継続している限り、Dフリップフロップ48−2もL信号の出力が継続される。
このように、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2が全てL信号を出力している期間では、OR回路49はL信号を出力する。チャージポンプ20は、OR回路49がL信号を出力している期間では、電流源21及び22の電流量を通常量とする。
一方、図6Bの(9)に示されている(C)の期間、すなわち、(5)に示されている信号XRSTLの立下りエッジにおいて、デコーダB45−2の出力信号SPLがH信号となっていると、Dフリップフロップ48−1がH信号を出力する。するとこのとき、OR回路49はH信号を出力する。
このDフリップフロップ48−1は、信号XRSTLの次の立下りエッジが入力されるまでH信号を出力するが、この後はDフリップフロップ48−2がH信号を出力するようになる。このDフリップフロップ48−2は、信号XRSTLの更に次の立下りエッジが入力されるまでH信号の出力を継続する。
OR回路49は、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2のうちのいずれかがH信号を出力している期間では、H信号を出力する。チャージポンプ20は、OR回路49がH信号を出力している期間では、電流源21及び22の電流量を通常量よりも増加させる。
こうして、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のうちのL信号の継続期間が適正範囲を外れて長くなったときに、チャージポンプ20の出力電流を増加させてフィルタ30のコンデンサ31及び33に対する充電若しくは放電を高速化する制御が行われるのである。
なお、以上の説明においては、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号におけるL信号の継続期間が適正量よりも長くなった場合の制御を説明した。これに対し、L信号の継続期間が適正量よりも短くなった場合にも、信号XRSTLの立下りエッジにおいてデコーダB45−2の出力信号SPLがH信号となり、OR回路49がH信号を所定時間出力するので、チャージポンプ20の出力電流量を通常量よりも増加させる制御が行われる。
また、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号におけるH信号の継続期間が適正量から外れた場合には、信号XRSTHの立下りエッジにおいてデコーダA45−1の出力信号SPHがH信号となり、OR回路49がH信号を所定時間出力する。その結果、チャージポンプ20の出力電流量を通常量よりも増加させる制御が行われる。
なお、図6Aにおいては、カウンタA44−1及びカウンタB44−2が、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号におけるH信号及びL信号の継続期間におけるマスタクロックの立ち上がりエッジの数を計数するようにしていた。その代わりに、図6Aの回路構成を変形して、マスタクロックの立ち下がりエッジの数を計数するように構成することも可能であり、また、マスタクロックの立ち下がりと立ち下がりとの両エッジの数を計数するように構成することも可能である。
以上のように、図6A及び図6Bを用いて説明したデューティ測定回路40の第一の例では、図5に示したデューティ補正回路のコンパレータ10の出力におけるH信号の継続時間及びL信号の継続時間をカウンタA44−1及びカウンタB44−2がマスタクロックを利用して計測する。そして、この継続時間のうちの少なくともどちらかに所定時間以上の変化が生じたかどうかをデコーダA45−1及びデコーダB45−2が検出する。ここで、そのような変化が検出されたときには、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2とOR回路49とからなる回路により生成される制御信号で、チャージポンプ20が吐き出し若しくは吸い込みを行う電流量を変化させる。こうすることにより、デューティ補正回路の定常状態近辺での安定性を維持しつつ、回路への入力信号の振幅の急激な変化に対する応答性が向上する。
次に図7A及び図7Bについて説明する。図7Aは、デューティ測定回路40の具体的な回路構成の第二の例を示しており、図7Bは、図7Aに示した回路における各部の信号波形を示している。
図7Aにおいて、図6Aに示した回路と同様に構成されており、同様の動作をする構成要素については同一の符号を付し、その詳細な動作説明は省略する。また、図7Bにおいても、(1)から(6)まで、及び(8)の各波形は、図6Bに示したものと同一である。
本実施の形態においては、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号(マンチェスタ符号化されているデジタル信号)におけるH信号及びL信号のそれぞれ継続期間の差が、マスタクロックの2周期以上となった場合には、チャージポンプ20の出力電流を通常よりも増加させ、マスタクロックの1周期以内となった場合には、チャージポンプ20の出力電流を通常量へと戻す制御を行う。なお、この制御の条件はあくまでも実施形態の一例であり、本発明の実施においては他の条件を採用してもよい。
図7Aに示すデューティ測定回路40は、Dフリップフロップ41−1、41−2、及び41−3、NAND回路42−1及び42−2、インバータ43、カウンタA44−1、カウンタB44−2、インバータ46−1及び46−2、Dフリップフロップ51−1及び51−2、引算器52、デコーダ53、OR回路54、Dフリップフロップ55、並びにOR回路56を備えて構成されている。
Dフリップフロップ51−1のクロック端子には、前述した信号XRSTHがインバータ46−1を介して入力されており、Dフリップフロップ51−2のクロック端子には、前述した信号XRSTLがインバータ46−2を介して入力されている。
カウンタA44−1の計数値QHは、Dフリップフロップ51−1の入力端子へと入力される。Dフリップフロップ51−1は、クロック端子に入力されている信号(信号XRSTHを反転した信号)が立ち上がったときに入力端子に入力されていた信号が出力される。なお、ここで、信号XRSTHの立ち下がりの変化がインバータ46−1を経てDフリップフロップ51−1へと伝わる時間は、信号XRSTHがカウンタA44−1の計数値をリセットする時間よりも十分短い。従って、図7Bの波形例においては、Dフリップフロップ51−1の出力QH2(図7Bの(8))は、カウンタA44−1の計数値QH(図7Bの(7))のうち、信号XRSTH(図7Bの(4))の立下りエッジが到来したときの直前の値「4」が出力される。
一方、カウンタB44−2の計数値QLは、Dフリップフロップ51−2の入力端子へと入力される。Dフリップフロップ51−2は、クロック端子に入力されている信号(信号XRSTLを反転した信号)が立ち上がったときに入力端子に入力されていた信号が出力される。図7Bの波形例においては、Dフリップフロップ51−2の出力QL2(図7Bの(9))は、カウンタA44−2の計数値QL(図7Bの(8))のうち、信号XRSTL(図7Bの(5))の立下りエッジが到来したときの直前の値「4」が出力される。
引算器52は、Dフリップフロップ51−1の出力QH2とDフリップフロップ51−2の出力QL2との差を計算し、その算出結果を出力する。デコーダ53は、引算器52の出力SUBの値が「−1」、「0」、「+1」であるときにはL信号を出力し、その他の値であるときにはH信号を出力する。従って、図7Bの場合において、出力QH2と出力QL2とが共に「4」であるときは、その差は「0」であるので、デコーダ53の出力はL信号となる。
2入力であるOR回路54の一方の入力端子には、信号XRSTHがインバータ46−1を介して入力されており、もう一方の入力端子には、信号XRSTLがインバータ46−2を介して入力されている。このOR回路54の出力は、Dフリップフロップ55のクロック端子に入力されている。Dフリップフロップ55の入力端子にはデコーダ53の出力が入力されている。また、2入力であるOR回路56の一方の入力端子には、デコーダ53の出力が入力されており、もう一方の入力端子には、Dフリップフロップ55の出力が入力されている。
ここで、デコーダ53がL信号の出力を継続している限り、Dフリップフロップ55もL信号の出力が継続される。この場合、OR回路56はL信号を出力する。チャージポンプ20は、OR回路56がL信号を出力している期間では、電流源21及び22の電流量を通常量とする。
ところで、図7Bの(2)では、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のうち、(A)に示す期間においてL信号の継続期間が長くなってしまっている。この期間(A)により、カウンタB44−2によるマスタクロックの計数値QLは、図7Bの(8)に示されている(B)のように、「6」を計数する。このとき、Dフリップフロップ51−2の出力QL2は、図7Bの(9)に示されている(C)のように、「6」となる。
このとき、引算器52は、Dフリップフロップ51−1の出力QH2とDフリップフロップ51−2の出力QL2との差を計算し、その算出結果として、図76Bの(10)に示されている(D)のように、「−2」を出力する。従って、この場合においては、デコーダ53の出力はH信号となる(図7Bの(10)参照)。
デコーダ53の出力がH信号となっていると、OR回路56はH信号を出力する。デコーダ53は、信号XRSTLの次の立下りエッジが入力されるまでH信号を出力するが、この後はDフリップフロップ55がH信号の出力を継続する。Dフリップフロップ55は、信号XRSTHの次の立下りエッジが入力されるまでH信号の出力を継続するので、OR回路56は、信号XRSTHの次の立下りエッジが入力されるまでH信号の出力を継続する。チャージポンプ20は、OR回路56がH信号を出力している期間では、電流源21及び22の電流量を通常量よりも増加させる。
こうして、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のうちのL信号の継続期間が適正範囲を外れて長くなったときに、チャージポンプ20の出力電流を増加させてフィルタ30のコンデンサ31及び33に対する充電若しくは放電を高速化する制御が行われるのである。
なお、以上の説明においては、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号におけるL信号の継続期間が適正量よりも長くなった場合の制御を説明した。これに対し、L信号の継続期間が適正量よりも短くなった場合にも、デコーダ53の出力信号がH信号となり、OR回路56がH信号を所定時間出力するので、チャージポンプ20の出力電流量を通常量よりも増加させる制御が行われる。
また、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号におけるH信号の継続期間が適正量から外れた場合にもデコーダ53の出力信号がH信号となり、OR回路56がH信号を所定時間出力するので、チャージポンプ20の出力電流量を通常量よりも増加させる制御が行われる。
なお、図7Aにおいては、カウンタA44−1及びカウンタB44−2が、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号におけるH信号及びL信号の継続期間におけるマスタクロックの立ち上がりエッジの数を計数するようにしていた。その代わりに、図7Aの回路構成を変形して、マスタクロックの立ち下がりエッジの数を計数するように構成することも可能であり、また、マスタクロックの立ち下がりと立ち下がりとの両エッジの数を計数するように構成することも可能である。
以上のように、図7A及び図7Bを用いて説明したデューティ測定回路40の第二の例では、図5に示したデューティ補正回路のコンパレータ10の出力におけるH信号の継続時間及びL信号の継続時間の差をカウンタA44−1及びカウンタB44−2と引算器52とがマスタクロックを利用して計測する。そして、この継続時間の差に所定時間以上の変化が生じたかどうかをデコーダ53が検出する。ここで、そのような変化が検出されたときには、Dフリップフロップ55とOR回路56とからなる回路により生成される制御信号で、チャージポンプ20が吐き出し若しくは吸い込みを行う電流量を変化させる。こうすることにより、デューティ補正回路の定常状態近辺での安定性を維持しつつ、回路への入力信号の振幅の急激な変化に対する応答性が向上する。
次に図8A及び図8Bについて説明する。図8Aは、デューティ測定回路40の具体的な回路構成の第三の例を示しており、図8Bは、図8Aに示した回路における各部の信号波形を示している。
図8Aにおいて、図6Aに示した回路と同様に構成されており、同様の動作をする構成要素については同一の符号を付し、その詳細な動作説明は省略する。また、図8Bにおいても、(1)から(9)までの各波形は、図6Bに示したものと同一である。
本実施の形態においては、図6Aに示した第一の例と同様、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号(マンチェスタ符号化されているデジタル信号)におけるH信号及びL信号のそれぞれ継続期間の差が、マスタクロックの2周期以上となった場合には、チャージポンプ20の出力電流を通常よりも増加させ、マスタクロックの1周期以内となった場合には、チャージポンプ20の出力電流を通常量へと戻す制御を行う。但し、本実施の形態では、チャージポンプ20の出力電流を通常量へと戻すときの電流の変化を、チャージポンプ20の出力電流を増加させるときの電流の変化よりも緩やかなものとする。なお、この制御の条件はあくまでも実施形態の一例であり、本発明の実施においては他の条件を採用してもよい。
図8Aに示すデューティ測定回路40は、図6Aに示した回路構成に、OR回路61を更に加えて構成されている。2入力であるOR回路61の各入力端子には、Dフリップフロップ47−1及び48−1の各出力が入力されている。
前述したように、OR回路49はDフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2が全てL信号を出力している期間ではL信号を出力し、これらのうちのいずれかがH信号を出力している期間ではH信号を出力する。これに対し、OR回路61は、Dフリップフロップ47−1及び48−1がどちらもL信号を出力している期間ではL信号を出力し、これらのうちのどちらかがH信号を出力している期間ではH信号を出力する。従って、まず、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2が全てL信号を出力している期間、すなわちデューティ補正回路から出力されるデジタル信号のデューティが適正である期間においては、OR回路61の出力SP1とOR回路49の出力SP2との両者は共にL信号となる。
一方、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のうちのL信号の継続期間が適正範囲を外れて長くなり、Dフリップフロップ48−1がH信号を出力している期間では、OR回路61の出力SP1とOR回路49の出力SP2との両者は共にH信号となる。
その後、前述したように、Dフリップフロップ48−1は、信号XRSTLの次の立下りエッジが入力されるまでH信号を出力するが、この後は、Dフリップフロップ48−1はL信号を出力するようになり、代わってDフリップフロップ48−2がH信号を出力するようになる。このDフリップフロップ48−2は、信号XRSTLの更に次の立下りエッジが入力されるまでH信号の出力を継続する。この期間では、OR回路61の出力SP1はL信号となるが、OR回路49の出力SP2はH信号を継続する。
チャージポンプ20は、OR回路61及び49の両者がH信号を出力している期間では、電流源21及び22の電流量を通常量よりも最大限に増加させる。また、OR回路61及び49の両者がL信号を出力している期間では、電流源21及び22の電流量を通常量とする。そして、OR回路61がL信号を出力しており、OR回路49がH信号を出力している期間では、電流源21及び22の電流量を通常量と最大量との間(例えばそれらの中間値)とする。
こうして、デューティ補正回路から出力されるデジタル信号のうちのL信号の継続期間が適正範囲を外れて長くなったときに、チャージポンプ20の出力電流を最大量まで増加させてフィルタ30のコンデンサ31及び33に対する充電若しくは放電を直ちに高速化する制御が行われる。その一方、デジタル信号のうちのL信号の継続期間が適正範囲内に回復したときには、チャージポンプ20の出力電流を徐々に減少させて当該コンデンサ31及び33に対する充電若しくは放電の速度を徐々に低下させる制御が行われる。
以上のように、図8A及び図8Bを用いて説明したデューティ測定回路40の第三の例では、図5に示したデューティ補正回路のコンパレータ10の出力におけるH信号の継続時間及びL信号の継続時間をカウンタA44−1及びカウンタB44−2がマスタクロックを利用して計測する。そして、この継続時間のうちの少なくともどちらかに所定時間以上の変化が生じたかどうかをデコーダA45−1及びデコーダB45−2が検出する。ここで、そのような変化が検出されたときには、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2とOR回路49及び61とからなる回路により生成される制御信号で、チャージポンプ20が吐き出し若しくは吸い込みを行う電流量を定常量から第一の値まで直ちに増加させ、フィルタ30のコンデンサ31及び33の充放電に要する時間を縮める向きに変化させる。
その後、上述した継続時間がどちらも所定時間以内へと戻ったかどうかをデコーダA45−1及びデコーダB45−2が検出する。ここで、そのような変化が検出されたときには、Dフリップフロップ47−1、47−2、48−1、及び48−2とOR回路49及び61とからなる回路により生成される制御信号で、チャージポンプ20が吐き出し若しくは吸い込みを行う電流量を第一の値から第二の量へ、更には定常量へと徐々に減少させる。こうして、フィルタ30のコンデンサ31及び33の充放電に要する時間を延ばす向きへの変化を、当該時間の縮める向きへの変化よりも緩やかにする。
このようにすることにより、チャージポンプ20の出力電流量を定常状態へと戻した直後におけるデューティ補正回路の安定性が向上する。
ところで、図5に示した本発明を実施するデューティ補正回路の第二の例では、フィルタ30のコンデンサ31及び33の充放電に要する時間を変化させるために、チャージポンプ20が吐き出し若しくは吸い込みを行う電流量を変化させるようしていた。この代わりに、図9に示す本発明を実施するデューティ補正回路の第三の例のように、フィルタ30を構成するコンデンサ31及び33の容量や抵抗32の抵抗値を変化させてコンデンサ31及び33の充放電に要する時間を変化させるようにしてもよい。
図9に示した第三の例では、デューティ測定回路40は、コンパレータ10から出力される信号、すなわちデューティ補正回路から出力されるデジタル信号のデューティを測定する。そして、フィルタ30を構成するコンデンサ31及び33の容量や抵抗32の抵抗値をこの測定結果に応じて制御し、コンデンサ31及び33に対する充電若しくは放電に要する時間を変化させる。具体的には、コンパレータ10より出力される信号のデューティ比が、50%から所定の比率以上に外れた場合には、フィルタ30の時定数が短くなるようにコンデンサ31及び33の容量や抵抗32の抵抗値を変化させる。その後、図9の回路が定常状態に近づき、コンパレータ10より出力される信号のデューティ比が、50%から所定の比率以内にまで良化したときには、コンデンサ31及び33の容量や抵抗32の抵抗値を元の値へと戻し、定常状態での図9の回路の安定性を確保する。
図9に示した回路におけるデューティ測定回路40の具体的な回路構成は、先に示した図6A、図7A、あるいは図8Aと同様のものでよい。
これらのデューティ測定回路40から出力される切り替え信号で容量値を切り替えることのできるコンデンサ回路の例を図10Aに示す。この回路は、各コンデンサ71−1、71−2、…、71−nと各スイッチ72−1、72−2、…、72−nとの直列接続を並列に接続したものである。この回路を図9におけるコンデンサ31及び33として用い、デューティ測定回路40から出力される切り替え信号で各スイッチ72−1、72−2、…、72−nを切り替えるようにする。
また、デューティ測定回路40から出力される切り替え信号で抵抗値を切り替えることのできる抵抗回路の例を図10Bに示す。この回路は、各抵抗73−1、73−2、…、73−nと各スイッチ74−1、74−2、…、74−nとの直列接続を並列に接続したものである。この回路を図9における抵抗32として用い、デューティ測定回路40から出力される切り替え信号で各スイッチ74−1、74−2、…、74−nを切り替えるようにする。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
本発明を実施するデューティ補正回路の第一の例を示す図である。 図1に示したデューティ補正回路の各部の動作波形を示す図である。 図1に示したデューティ補正回路におけるフィルタの具体的構成の第一の例を示す図である。 図1に示したデューティ補正回路におけるフィルタの具体的構成の第二の例を示す図である。 図1に示したデューティ補正回路におけるフィルタの具体的構成の第三の例を示す図である。 入力信号の振幅が急激に変化した場合における図1に示したデューティ補正回路の各部の動作波形を示す図である。 本発明を実施するデューティ補正回路の第二の例を示す図である。 デューティ測定回路の具体的な回路構成の第一の例を示す図である。 図6Aに示した回路における各部の信号波形を示す図である。 デューティ測定回路の具体的な回路構成の第二の例を示す図である。 図7Aに示した回路における各部の信号波形を示す図である。 デューティ測定回路の具体的な回路構成の第三の例を示す図である。 図8Aに示した回路における各部の信号波形を示す図である。 本発明を実施するデューティ補正回路の第三の例を示す図である。 デューティ測定回路から出力される切り替え信号で容量値を切り替えることのできるコンデンサ回路の例を示す図である。 デューティ測定回路から出力される切り替え信号で抵抗値を切り替えることのできる抵抗回路の例を示す図である。 ASK受信機の一般的な構成を示す図である。 図11に示したASK受信機の各部の動作波形例を示す図である。 デューティ補正回路の一般的な回路構成例を示す図である。 特許文献1に開示されているデューティ補正回路の回路構成を示す図である。
符号の説明
10、114、121 コンパレータ
20 チャージポンプ
21、22 電流源
23、24、72−1、72−2、72−n、
74−1、74−2、74−n、 スイッチ
25、43、46−1、46−2インバータ
30、111 フィルタ
31、33、71−1、71−2、71−n、113、124 コンデンサ
32、73−1、73−2、73−n、112、123 抵抗
40 デューティ測定回路
41−1、41−2、41−3、47−1、47−2、48−1、48−2、
51−1、51−2、55 Dフリップフロップ
42−1、42−2 NAND回路
44−1 カウンタA
44−2 カウンタB
45−1 デコーダA
45−2 デコーダB
49、54、56、61 OR回路
52引算器
53 デコーダ
101 対数増幅器
102 包絡線検出器
103 デューティ補正回路
104 復調器
122 積分器
125 オペアンプ

Claims (6)

  1. マンチェスタ符号であるデジタル信号で振幅変調されている変調信号を包絡線検波して得られる包絡線信号の電圧とコンデンサの端子電圧との大小の比較を行う比較器と、
    前記比較の結果に応じて電流の吐き出し若しくは吸い込みを行って前記コンデンサの充放電を行うチャージポンプと、
    前記比較器から出力される信号のデューティを測定するデューティ測定部と、
    前記デューティの測定結果に応じて、前記チャージポンプによる前記コンデンサの充放電に要する時間を変化させる制御を行う充放電制御部と、
    を有することを特徴とす補正回路。
  2. 前記充放電制御部は、前記チャージポンプが吐き出し若しくは吸い込みを行う電流量を変化させる制御を行うことを特徴とする請求項に記載の補正回路。
  3. 前記充放電制御部は、前記コンデンサの容量を変化させる制御を行うことを特徴とする請求項に記載の補正回路。
  4. 前記デューティ測定部は、前記比較器の出力におけるハイレベル信号の継続時間及びローレベル信号の継続時間を計測し、
    前記充放電制御部は、前記継続時間のうちの少なくともどちらかに所定時間以上の変化が生じたときに前記制御を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の補正回路。
  5. 前記デューティ測定部は、前記比較器の出力におけるハイレベル信号とローレベル信号との継続時間の差を計測し、
    前記充放電制御部は、前記継続時間の差に所定時間以上の変化が生じたときに前記制御を行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の補正回路。
  6. 前記充放電制御部は、前記時間を延ばす向きに変化させるときには、当該時間を縮める向きへの変化よりも緩やかに変化させることを特徴とする請求項に記載の補正回路。
JP2006000264A 2006-01-04 2006-01-04 補正回路 Expired - Fee Related JP4791185B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000264A JP4791185B2 (ja) 2006-01-04 2006-01-04 補正回路
US11/505,827 US7835462B2 (en) 2006-01-04 2006-08-18 Correction circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006000264A JP4791185B2 (ja) 2006-01-04 2006-01-04 補正回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007184689A JP2007184689A (ja) 2007-07-19
JP4791185B2 true JP4791185B2 (ja) 2011-10-12

Family

ID=38224405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006000264A Expired - Fee Related JP4791185B2 (ja) 2006-01-04 2006-01-04 補正回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7835462B2 (ja)
JP (1) JP4791185B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080252367A1 (en) * 2007-04-10 2008-10-16 Micrel, Inc. Demodulator with Multiple Operating Modes for Amplitude Shift Keyed Signals
DE102009000876A1 (de) * 2009-02-16 2010-08-19 Robert Bosch Gmbh Empfangseinrichtung zum Anschluss an eine Stromschnittstelle und Verfahren zum Ermitteln von Datensignalen aus Stromsignalen
US10649948B2 (en) * 2011-10-05 2020-05-12 Analog Devices, Inc. Two-wire communication systems and applications
US10311010B2 (en) 2011-10-05 2019-06-04 Analog Devices, Inc. Two-wire communication systems and applications
US9417944B2 (en) 2011-10-05 2016-08-16 Analog Devices, Inc. Two-wire communication system for high-speed data and power distribution
US8922184B2 (en) * 2012-03-22 2014-12-30 Realtek Semiconductor Corp. Integrated switch-capacitor DC-DC converter and method thereof
US9772665B2 (en) 2012-10-05 2017-09-26 Analog Devices, Inc. Power switching in a two-wire conductor system
US9059724B2 (en) 2013-07-08 2015-06-16 Analog Devices, Inc. Differential decoder
US11748590B2 (en) * 2020-12-18 2023-09-05 Nxp B.V. RFID tag with impedance tuning,and method of impedance tuning of an RRID tag
US11481595B2 (en) 2020-12-18 2022-10-25 Nxp B.V. Dual system RFID tag
CN118124439B (zh) * 2024-05-07 2024-07-19 东莞市奥海科技股份有限公司 充电桩充电控制方法、装置、控制器及充电桩

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04111523A (ja) * 1990-08-30 1992-04-13 Nec Corp クロックデューティ補正回路
JPH0645895A (ja) * 1992-07-27 1994-02-18 Fujitsu Ltd 信号幅制御回路
JP3745123B2 (ja) * 1998-08-24 2006-02-15 三菱電機株式会社 デューティ比補正回路及びクロック生成回路
US6438184B1 (en) * 1999-01-12 2002-08-20 Sunnyvale Micro Devices, Inc. Apparatus and method for adjusting an input gain and comparator threshold value within an access identifier interval on a telephone line medium
JP2001211214A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Japan Radio Co Ltd Ask受信回路
FR2840469A1 (fr) * 2002-05-28 2003-12-05 Koninkl Philips Electronics Nv Boucle a verrouillage de phase
JP3917041B2 (ja) * 2002-08-07 2007-05-23 アルプス電気株式会社 受信機
JP2004206213A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Renesas Technology Corp クロック出力回路
US6836156B2 (en) * 2003-04-25 2004-12-28 Broadcom Corp. High frequency signal peak detector

Also Published As

Publication number Publication date
US7835462B2 (en) 2010-11-16
JP2007184689A (ja) 2007-07-19
US20070153940A1 (en) 2007-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4791185B2 (ja) 補正回路
US10038403B2 (en) Digital isolator
US8964863B2 (en) Communicating with a self-clocking amplitude modulated signal
US8576928B2 (en) Capacitive divider transmission scheme for improved communications isolation
WO2019085091A1 (zh) 一种接收端信号占空比自适应调整的电路和方法
US9667196B2 (en) Envelope tracking power converter
US20080252367A1 (en) Demodulator with Multiple Operating Modes for Amplitude Shift Keyed Signals
WO2005078969A1 (ja) ビットレート自動制御回路
CN108988831A (zh) 电容式数字隔离芯片及其调制解调方法
US9893771B2 (en) Wireless charger using frequency aliasing FSK demodulation
JP2006270969A (ja) 赤外線受信器のための自動利得制御回路
JP2009200944A (ja) ヒステリシスコンパレータ
JP2010199798A (ja) アナログデジタル変換回路
US7268603B2 (en) Method and apparatus for reducing duty cycle distortion of an output signal
JP4569369B2 (ja) 光受信器
CN109714283A (zh) 一种ask调幅信号解调电路及解调方法
CN210380805U (zh) 一种模拟信号隔离转换电路
JPH10104284A (ja) 電圧検出器回路
US20100097257A1 (en) Sigma-delta conversion circuit suitable for photocurrent measurement applications
CN102013874B (zh) 一种放大器输出幅度检测电路
CN114696771A (zh) 一种共模瞬态干扰抑制电路、隔离器
CN112532229A (zh) 一种脉冲频率检测及解调电路及数字隔离器
US10263633B2 (en) Modulators
CN113447697A (zh) 信号检测电路、信号检测方法、触摸面板及显示装置
CN205566667U (zh) 一种通信电平控制电路

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110719

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110721

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4791185

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees