JP4787837B2 - 無線通信システムにおける品質測定のための無線リンク制御レイヤでの誤り比測定 - Google Patents

無線通信システムにおける品質測定のための無線リンク制御レイヤでの誤り比測定 Download PDF

Info

Publication number
JP4787837B2
JP4787837B2 JP2007532838A JP2007532838A JP4787837B2 JP 4787837 B2 JP4787837 B2 JP 4787837B2 JP 2007532838 A JP2007532838 A JP 2007532838A JP 2007532838 A JP2007532838 A JP 2007532838A JP 4787837 B2 JP4787837 B2 JP 4787837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile terminal
error rate
measurement
mbms
rlc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007532838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008515256A (ja
Inventor
フレデリック シャルパンティエ
ヨアヒム ロアー
エイコ ザイデル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JP2008515256A publication Critical patent/JP2008515256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4787837B2 publication Critical patent/JP4787837B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/1863Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast comprising mechanisms for improved reliability, e.g. status reports
    • H04L12/1868Measures taken after transmission, e.g. acknowledgments
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/16Arrangements for providing special services to substations
    • H04L12/18Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast
    • H04L12/189Arrangements for providing special services to substations for broadcast or conference, e.g. multicast in combination with wireless systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は概して無線通信に関し、特に無線通信システムにおけるQoS(サービス品質)制御機構に関する。本発明は、特に、3GPP内のUMTSリリース6へ向けて現在標準化が行われている新しいUMTSの特長である、MBMS(マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービス)に適用される。しかしながら本発明はUMTSのみに限定されず、将来の移動体通信規格(4G)を含むどのような通信システムにも適用され得る。
すべての通信システムにおいて、サービス品質(QoS)の制御はつねに広く議論されている話題である。これは、送信機と受信機の間のインタフェースが、受信信号品質の劣化をもたらす多かれ少なかれ深刻な変形を、一般的に引き起こす無線通信システムにおいて、ことさら正しい。これに対処するため、いくつかの方法が開発されている。第一に、送信媒体の物理特性に合致するために、いくつかの変調技術が特別に開発されている。第二に、干渉からメッセージを保護するために符号化方法が用いられている。さらに、QoS制御機構が送信信号の受信品質の能動的制御を可能としている。このタイプの技術の主たる思想は、受信機が、送信機が送信特性(例えば、送信電力)に適応することを可能とさせるために、何らかの手段により送信機に受信品質を知らせ、所定のQoS目標特性を満たすことである。
本発明は、最後のカテゴリの技術に属し、誤りなしではない媒体を介して送信された信号の受信品質を制御する新しい機構を提供する。
(QoSクラスおよび属性)
送信すべき情報の性質は、この情報が送信されるべき方法に大きな影響をもつ。例えば、音声通話は、閲覧セッション(インターネット)とは全く異なる性質をもつ。非特許文献1および非特許文献2には、3Gを介して一般に送信されることが期待される異なるタイプの情報が提示されている。サービスの4つの異なるクラスが同定され、以下の表がそれらの性質および予想される応用を記載している。
Figure 0004787837
これらQoSクラスまたはベアラトラヒッククラス、QoS属性リストの各々は定義され、以下の表に示されている。QoS属性が満たされると、メッセージはエンドユーザによって所望の品質で認識されることが保証される。QoS属性は、要求されたサービスのタイプと異なるノードの能力に依存して、接続のセットアップの間に、通信チェーンの異なる要素(UE,RNC,CN要素)の間で取り決められる。もしQoS属性の一つが満たされないと、エンドユーザは確実に通信の劣化(例えば、音声ひずみ、通信中断など)に気付くことになる。
Figure 0004787837
これらQoS属性の各々の定義は、上記、非特許文献1および非特許文献2に見受けられる。最も重要なQoS属性の一つは、次のセクションで説明されるRLC SDU誤り率と呼ばれる「SDU誤り率」である。
(UMTSエアインタフェースレイヤ)
無線インタフェースを介したデータ送信を可能とするため、3GPPは、レイヤのセットと、各々のプロトコルを定義した。これらは、ベアラセットアップで定義された所定のQoS(データレート、誤り率、優先度など)をサポートするのに必要なサービスの提供を目的としている。
図1に示すように、無線インタフェースは、三つのプロトコルレイヤに階層化されている。
− 物理レイヤ(L1)101、
− データリンクレイヤ(L2)102、
− RRCレイヤ(L3)103。
レイヤ2は以下のサブレイヤに分割されている。媒体アクセス制御(MAC)104、無線リンク制御(RLC)105、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)106およびブロードキャスト/マルチキャスト制御(BMC)107。それぞれのレイヤは、非特許文献3にまとめられている、十分に定義された機能を有する。
レイヤ3およびRLCレイヤは、コントロール(C−)プレーン108およびユーザ(U−)プレーン109に分割されている。PDCP106およびBMC107はU−プレーン109にのみ存在する。コントロールプレーンとユーザプレーンの主な違いは、コントロールプレーンは送信機においてピアエンティティにより用いられる制御情報(シグナリング)のみを搬送することである。一方で、ユーザプレーンは、データそれ自体(たとえば、音声)を搬送する。
RLCレイヤ105は、PDCPおよびBMCプロトコルが用いられている場合を除き、コントロールプレーン108でシグナリング無線ベアラ(SRB)サービスを提供し、ユーザプレーン109で無線ベアラ(RB)サービスを提供する。この場合は、RBサービスはPDCP106およびBMC107から提供される。
この図は、ローカルなレイヤ間の制御サービスを提供するRRC103とMAC104間の接続110、およびRRC103とL1 101間の接続111を示している。同等の制御インタフェース112から114が、RRC103とRLCサブレイヤ105の間、RRC103とPDCPサブレイヤ106の間、およびRRC103とBMCサブレイヤ107の間に存在する。これらのインタフェースは、RRC103が、同一エンティティ内(送信側か受信側)で下位レイヤの構成を制御することを許可する。最後に、RLC103とMACサブレイヤ104間のデータ転送は、論理チャネルにより、MAC104と物理レイヤ101間のトランスポートチャネルで実行される。
情報が、一つのレイヤから直下の一つのレイヤに送信されると、SDU(サービスデータユニット)とPDU(プロトコルデータユニット)とが、図2に示すように交換される。図2は、MACレイヤ104がトランスパレントで、RLCレイヤ105がトランスパレントでない構成を説明している。(レイヤがトランスパレントと言われるのは、それが受信したデータに対して何のアクションも実行されていない場合である、すなわちヘッダ付加がなされない。しかし、そのレイヤは、データパケットのセグメント化/再アセンブリを実行し得る。)図の上部からはじめると、上位レイヤPDU201はRLCレイヤ105で受信される。トランスパレントなPDCPレイヤ106の場合、この上位レイヤPDUは、IPパケットである。RLCから見ると、このパケットは、RRCで構成されたRLC SDUセグメント203のサイズと合致させるためセグメント化が必要となることがあるRLC SDU202である。RLCプロトコルは、RRCレイヤで構成されたモードに依存したコンテンツを有する各々のRLC SDUセグメント203に、ヘッダ204を付加する。ヘッダ204を有する各々のRLC SDUセグメント203は、下位レイヤに与えられるRLC PDU205を形成する。このRLC PDUは、MACレイヤ104から見ると、MAC SDU206である。この例にあるように、MACプロトコルは、MAC SDUに対し何のアクションも実行せず、それをそのままMAC PDUかトランスポートブロック207に変換して、直接物理レイヤ101に送信する。
(RLCレイヤ転送モード)
RLCサブレイヤは、三つのワーキングモードか転送モードを有する、トランスパレントモード、非確認応答モード、確認応答モードである(以下、それぞれTM、UMおよびAMという)。RLCサブレイヤは非特許文献4において3GPPにより定義されており、概要が既出の非特許文献3に与えられている。
(トランスパレントデータ転送)
このサービスは、上位レイヤPDUを、プロトコル情報を何ら加えることなく送信するが、受信PDUのセグメント化/再アセンブリは実行し得る。トランスパレントモードは、主に音声のような遅延に非常に敏感なサービスに用いられる。
トランスパレントデータ転送をサポートするため、以下の機能が必要とされる。
− セグメント化および再アセンブリ、
− ユーザデータの転送、
− SDU廃棄。
(非確認応答データ転送)
このサービスは、上位レイヤPDUをピアエンティティへの配信の保障なしで送信する。非確認応答データ転送モードは以下の特性を有する。
− 誤りデータの検出: RLCサブレイヤは、シーケンス番号チェック機能を用いて、それらの送信誤りを含まないSDUのみを受信上位レイヤに配信するものとする。
− 即時配信: 受信RLCサブレイヤエンティティは、SDUを、それが受信機に到着してすぐに上位レイヤ受信エンティティに配信するものとする。
非確認応答モードは、例えば特定のRRCシグナリングメッセージに用いられる。ユーザサービスの例は、セルブロードキャストサービス(CBS)、MBMS、ボイスオーバインターネットプロトコル(VoIP)および潜在的にはHSDPAである。
非確認応答データ転送をサポートするため、以下の機能が必要とされる。
− セグメント化および再アセンブリ、
− 連結、
− パディング
− ユーザデータの転送、
− 暗号化、
− シーケンス番号チェック、
− SDU廃棄。
(確認応答データ転送)
このサービスは、上位レイヤPDUを送信し、ピアエンティティへの配信を保障する。RLCがデータを正確に送信できない場合には、送信側のRLCが通知を受ける。このサービスのために、順次(in-sequence)および非順次(out-of-sequence)配信の両方がサポートされる。多くの場合、上位レイヤプロトコルは、そのPDUの順序を修復し得る。下位レイヤの非順次プロパティが既知であり、制御されている限り(すなわち、上位レイヤプロトコルが、失ったPDUの再送要求を即座にしない)、許可されている非順次配信は、受信RLCに記憶領域を確保し得る。
確認応答データ転送モードは以下の特性を有する。
− 誤りのない配信: 誤りのない配信は、受信側のAM RLCエンティティから送られる確認応答メッセージを基にした再送により保障される。受信RLCエンティティは、誤りのないSDUのみを上位レイヤに配信する。
− ユニーク(Unique)配信: RLCサブレイヤは、重複検出機能を用いて、各々のSDUを一回のみ受信上位レイヤに配信するものとする。
− 順次配信: RLCサブレイヤは、SDUの順次通りの配信のサポートを提供するものとする。すなわち、RLCサブレイヤは、送信上位レイヤエンティティがRLCサブレイヤに提供したのと同じ順序で、SDUを受信上位レイヤエンティティに配信しなければならない。
− 非順次配信: 順次配信に代えて、受信RLCエンティティは、送信側のRLCサブレイヤが提供したのとは異なる順序で、SDUを上位レイヤに配信することを許可して良いものとする。
確認応答データ転送をサポートするため、以下の機能が必要とされる。
− セグメント化および再アセンブリ、
− 連結、
− パディング、
− ユーザデータの転送、
− 誤り訂正、
− PDUの順次配信、
− 重複検出、
− フロー制御、
− プロトコル誤り検出と回復、
− 暗号化、
− SDU廃棄。
(RLCレイヤによるQoS制御)
RLCレイヤの異なるモードの記述は、実際はRLC AMのみが正しいQoS制御機構を提供することを示している。実際には、これは、確認応答メッセージにより送信機がRLC SDUの正確な受信を知らされるというモードにすぎない。これらのメッセージにより、送信側のRLC AMエンティティは、SDU誤り率を算出し、それをRBセットアップ手続きで設定されたQoS属性(SDU誤り率)と比較し得る。しかしながら、受信側のRLC AMはQoS属性、特にSDU誤り率について何の知識も持たないことに注意すると興味深い。
その他のモードでは、SDU誤り率、QoS属性は、間接的な手段で制御されるべきである。一つの可能性は、上位レイヤプロトコル(たとえば、TCP/IP)のQoS機能を用いることである。しかしこの方法は、これらのプロトコルが無線システムのために特別に開発されていないので、むしろ非効率である。UMTSでは、QoSは通常、電力制御機能のような下位レイヤにより提供される他の機能により制御される。これは、TCPプロトコルが用いられ得ないCS音声サービスではことさら正しい。
(RRC状態)
RRC状態は、3GPP仕様書に導入されている。そこでは、識別されクラス化されたシナリオに応じた典型的なユーザの挙動と要件を記述しており、非特許文献5にその仕様が定められている。
以下の状態が3GPPに定められている。
− アイドリングモード;
− Cell_PCH;
− URA_PCH;
− Cell_FACH;
− Cell_DCH。
異なるRRC状態と、可能な状態間の遷移が図3に示されている。
最も共通なRRC状態は、アイドリングモード301であり、電力投入後に生じる。この状態では、UEはページングチャネルのモニタのみ行い、着呼を待つ。以下、各々の状態が簡潔に既述される。
(CELL_DCH状態302)
CELL_DCH状態302は、以下に特徴付けられる。
− 個別物理チャネルがUEの上り回線、下り回線に割り当てられる。
− UEは、現在のアクティブセットについてのセルレベルを知らされる。
− CELL_DCH状態には、RRC接続のセットアップを経由してアイドリングモードから、または個別物理チャネルの確立によりCELL_FACH状態から入る。
(CELL_FACH状態303)
CELL_FACH状態303は、以下に特徴付けられる。
− 個別物理チャネルはUEに割り当てられない。
− UEは下り回線のFACHチャネルをモニタする。
− UEは、上り回線にデフォルトの共通または共有トランスポートチャネルを割り当てられ(例えば、RACH)、そのトランスポートチャネルへのアクセス手続きに従って、いつでも使用し得る。
− UEの位置は、UEがセルアップデートを最後に行ったセルに応じたセルレベルで、UTRANにより知らされる。
(CELL_PCH状態304)
CELL_PCH状態304は、以下に特徴付けられる。
− 個別物理チャネルはUEに割り当てられない。
− UEはCNによって送られる呼び出しを検出するため、DRXサイクルごとにPICHをモニタする。
− UEは、一般システム情報を受信するため、BCHをモニタする。
− どのような上り回線アクティビティも不可能である。
− UEの位置は、CELL_FACH状態において、UEがセルアップデートを最後に行ったセルに応じたセルレベルで、UTRANにより知らされる。
(URA_PCH状態305)
URA_PCH状態は、以下に特徴付けられる。
− 個別物理チャネルはUEに割り当てられない。
− UEはCNによって送られる読み出しを検出するため、DRXサイクルごとにPICHをモニタする。
− UEは、一般システム情報を受信するため、BCHをモニタする。
− どのような上り回線アクティビティも不可能である。
− UEの位置は、CELL_FACH状態において、最後のURAアップデートでUEに割り当てられたURAに応じたUTRAN登録エリアレベルで知らされる。
(アイドリングモード301)
アイドリングモード301は、以下に特徴付けられる。
− 個別物理チャネルはUEに割り当てられない。
− 無線アクセスネットワークはアイドリングモードのUEに関して、何の知識ももたず、その存在も位置も知らない。
− UEはCNによって送られる呼び出しを検出するため、DRXサイクルごとにPICHをモニタする。
− UEは、一般システム情報を受信するため、BCHをモニタする。
− どのような上り回線アクティビティも不可能である。
(FDDの個別チャネルの電力制御)
電力制御の図示的記述が図4に示されている。FDDでは、個別チャネル(DPCH)は、高速および準静的フェージングによる受信電力の変動を補償するために、上り回線、下り回線において電力制御されている。CN401から、確立しようとするRABのパラメータおよび特にそのQoS属性(非特許文献6に定義されたRAB割り当て要求メッセージ)を受信すると、RNC402のRRCエンティティは、確立されたRABを搬送することになるDPCHのトランスポートチャネルブロック誤り率目標(TrCH BLER目標)を推定し、RBセットアップ手続きの間に、UE403のピアRRCエンティティにその値をシグナリングする。
TrCH BLER目標は、UE403のRRCエンティティで基準値として用いられ、実施に依存した機能により、このトランスポートチャネルを搬送する物理チャネルの対応するSIR目標を算出する。UE403は制御されるDL論理チャネル404のSIRを測定し、上り回線で送信される適切なTPCコマンド405(アップまたはダウン)を生成するため、この測定の結果を、算出された目標値と比較する。最後に、達成されたトランスポートBLERをRNC402に知らせるために、品質測定情報は、UE403によりネットワークに対してRRC測定報告で送られる。
ここで、UEはCN401で設定されたQoS属性の実際の値を知らされていないことに再度注意すべきである。それはさらに二つのマッピング機能を必要とするが、それらは、もし不正確に存在すると、エンドユーザが経験する実際のQoSに負の影響を与え得る。
(マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービス(MBMS))
本発明の一つの潜在的な適用分野は、MBMSである。これは、現在、3GPP標準化団体において標準化が進められている新しい3Gサービスである。MBMSでは、サービス(ビデオクリップ、データダウンロード等)は、所定のサービスエリアにブロードキャストされ、あらかじめこのサービスに契約した一つまたは多数の移動体によって同時に受信される。MBMSのアーキテクチャと機能的態様の概説は、非特許文献7に与えられており、無線態様は、非特許文献8で現在標準化されている。MBMSの主たる利益は、同じ情報が、いくつかの移動体機器に同時にポイントトゥマルチポイント送信PTMで送信され得ることである。したがって、ネットワークは、データを送信するために各々の対象移動体機器に、個別リンクをセットアップする必要がない。MBMSサービスをUMTSシステムに導入するために、いくつかの新しい論理チャネルが、現在、3GPPにより標準化されている。MTCH(MBMSトラヒックチャネル)は、MBMSサービスコンテンツ自体を運ぶために設けられる。もし少数のUEだけがブロードキャストサービスに関心を示していると、ネットワークは、別々の個別無線リンク(ポイントトゥポイント送信PTP)を確立した後、通常のDPDCH物理チャネルに依存するか、いくつかのUEへのPTM送信の場合は、FACHトランスポートチャネルを搬送するS−CCPCH物理チャネルに依存する。そして、新しい論理制御チャネルが導入される。MCCH(MBMS制御チャネル)は、現在のMBMS構成をブロードキャストし、MBMS固有パラメータかMBMS固有メッセージをシグナリングする。標準化過程の進展により、将来、より多くの論理チャネルが3GPPにより導入され得る。
(ソフト合成および選択合成)
UEでの受信品質を改善するために、二つの技術が、現在3GPPで検討されている。ソフト、選択合成の一般原理は同じである。両方の技術は、一つより多いセルからの同一情報の受信に依存する。ソフト合成は、UMTSのR99で既に導入されている良く知られたソフトハンドオーバシナリオと類似しており、UEは、すべてのセルからの無線リンクが十分に時間同期されている条件で、幾つかのセルから物理レイヤで受信したソフトビットを合成する。選択合成の場合は、合成処理はRLCレイヤで行われる。選択合成の原理が図5に示されている。この技術により、いくつかのセルからのいくつかのリンクは受信され、各々のリンクは、RLCレイヤに依存した独立した受信処理を受ける。したがって、RLCは、それら自身のシーケンス番号(SN)で識別されている同じRLC PDUを数回受信する。異なる無線リンクは非相関なので、正しいRLC PDUを受信する確率は、無線リンクの数とともに増加する。異なる無線リンクからの誤りのないPDUを選択し、合成することによって、低いPDU誤り、または誤り率を有するデータストリームが得られ得る。
(ポイントトゥポイント修復機構)
MBMSに予想されている主要なサービスの一つはファイルのダウンロードである。このサービスにより、集団(すなわち、複数のUE)は、ゲーム、着信メロディ、新しいアプリケーション、ソフトウエアアップグレードなどであり得る同一ファイルを同時に受信する。ストリーミングサービスではいくらかの品質劣化を引き起こすのみであろう若干のロスが許容され得るのに対し、運営者の課金方針に依存して、ファイルの100%ダウンロード成功率が必要となり得る。
このことに対処するため、3GPP SA2およびSA4は、UEがPTP個別接続を介し欠落したIPパケットの再送またはセッションの完全な再送を要求できるアプリケーションレベルでの手続きの仕様を現在定めている。
UTRANの観点からは、この情報はUE側のアプリケーションレイヤにより生成され、またその宛先はMBMSデータの生成に対し責任をもつ運営者のCN(BM−SC)内のピアエンティティで無ければならないことから、この手続きを無線ネットワークの微調整に用いることはでき得ない。
2004年4月にブダペストでの3GPP TSG RAN WG2 MBMSアドホックミーティングにてクアルコム社により提示された文書R2−040783では、MBMSを受信しているUEの統計上代表的なセットがcell_FACH状態にされ、これらのUEが、トランスポートチャネルの観測BLERをネットワークに報告する、MBMSへの報告機構が提案されている。この提案は、RLCレイヤでのQoS制御を考慮しておらず、いかなる詳細な品質報告機構も提案していない。
特許文献1は、RTP/RTCPプロトコルのためのアプリケーションレイヤでの報告機構に焦点を当てている。しかし、UEとRNC(RRCレイヤ)との間の報告機構は教示していない。
3GPP内でのMBMS標準化の現状では、ポイントトゥポイント修復機構を除いて、PTM送信のためのエアインタフェースを介した直接QoS制御機構は開発されていない。しかしながら、このポイントトゥポイント修復機構はアプリケーションレベルの手続きであり、無線アクセスネットワークに関する送信パラメータ(送信電力、符号化率等)を制御するには用いられ得ない。実際の問題として、現状では、MBMSは「ブラインド」伝送に依存しており、送信パラメータは、実際の要求と、受信局の必要に基づいたものではなく、品質フィードバック報告が端末から無線アクセスネットワークに送られることはないにせよ、いくつかの経験則に基づいている。
MBMSの機能性のギャップは二つの主な帰結を有する。
第一に、実際の端末の要求に関して、MBMSセッションの送信パラメータの十分な適応が不可能である。送信電力が不十分な場合、ほとんどのUEはMBMSサービスを高い誤り率で受信することになり、もしアプリケーションレイヤに許可されれば、損失を回復するためにポイントトゥポイント修復機構を要求することになる。このことは、上り回線、下り回線に多量のトラヒックを生み出し、MBMSのスペクトル効率を大幅に減少させる。加えて、ポイントトゥポイント修復機構はアプリケーションレベルの手続きであるので、これはUTRANに対して完全にトランスパレントである。UTRANはこのトラヒックをアプリケーションレイヤ宛のシグナリングメッセージとして見る。したがって、UTRANはこの手続きを実際のMBMS受信品質にあわせ無線パラメータを適応させるために使用できなくなり、もし同じ特性を有する他のMBMSセッションが送信されようとするならば、必ず同じパラメータを使うことになる。
他の主な問題は、MBMS対応のUEのテスティングの限界である上りフィードバックの欠如に関する。3GPPでは、すべての主要な機能は仕様書に従わなければならず、特定の品質レベルを保障するためテストされるものである。MBMSは、新しい機能、いくつか例を挙げれば、RRCアイドリングモード、URA_PCH、cell_PCH、およびcell_FACHモードでの高データレート受信、MCCH受信、選択合成、MBMS存在下での周波数間測定、などがUEの下位レイヤに導入されたとしても、この例外ではありえない。受信は、すべてのRRC状態、特にRRCアイドリングモードに設けられるべきなので、その方法論は、このモードでのMBMSの適合性試験を可能とすることに由来すべきである。UEは通常、特別な折り返しモードの助けを得てテストされる。ここでDLトラヒックは、UTRANをシミュレートしているテスト装置に上り回線で直接送り返される。これは、テスト機器が、オリジナル信号と受信、処理信号を比較し、トランスポートチャネルBLERのようなテストメトリックを容易に算出できるようにする。アイドリング、cell_PCH、URA_PCHおよびcell_FACHにあるMBMSの問題は、上り回線がないか、小さなバンド幅しか利用できないことである。したがって、予測されたDL MBMSデータレート(64kbpsから256kbpsサービス)を上り回線で搬送することは不可能である。実際の問題として、現行版の仕様書内でMBMS UEをテストすることは、今日不可能である。
国際公開第2004/042963号パンフレット 3GPP TS 23.107 v6.1.0 "Quality of Service (QoS) concept and architecture" "WCDMA for UMTS, radio access for third generation mobile communications, second edition", Harri Holma and Antti Toskala, Wiley editions 3GPP TS 25.301 v6.0.0 "Radio Interface Protocol Architecture" 3GPP TS 25.322 v6.1.0 "Radio Link Control (RLC) protocol specification" 3GPP TS 25.331 v6.23.0 "Radio Resource Control (RRC); Protocol specification" 3GPP TS 25.413 v6.2.05.9.0 "UTRAN Iu interface RANAP signalling" 3GPP TS 23.246 v6.32.0 "MBMS Architecture and functional description" 3GPP TS 25.346 v6.10.0 "Introduction of the Multimedia Broadcast Multicast Service (MBMS) in the Radio Access Network (RAN) stage 2"
したがって、本発明の目的は、MBMSの送信パラメータ(送信電力、符号化率など)を適応させ、MBMSによって導入された新しい機能性に関して特定のUEをテストすることを可能とするために、無線アクセスネットワークによって用いられ得るRLCレイヤでの効率的なQoS制御機構を提供することにより、上記説明された両方の問題点を解決することにある。
この目的は、請求項1記載の方法、請求項24記載の移動体端末、請求項26記載の無線ネットワークコントローラ、および請求項29記載のテストシステムにより達成される。有利な実施の形態は、従属請求項の主題である。
MBMSサービスがPTM送信を介して受信されている場合にRLC UMモードのQoS制御の可能性を提供し得るRLCレイヤでの新しい測定機能が開示される。
PTM送信が用いられている場合にUMのRLCレイヤでのSDU誤り率測定が提案される。SDU誤り率とはCNにより定義されたQoS属性である。
このような新しい測定は現存のトランスポートチャネルBLER制御と比較して以下のような利点を有する。MBMSでは、選択合成が使用され得て、UEはいくつかのノードBから同じMBMSを受信し得る。異なるノードBからの異なるトランスポートチャネルの合成は、RLC SDUのシーケンス番号に基づきRLCレイヤで実行される。このことは、物理レイヤからRLCで合成が実行される点に至るいくつかの復号チェーンがUEに存在し、よって異なるノードBから受信された同じトランスポートチャネルのいくつかのインスタンスがUEに存在することを暗示する。選択合成のために考慮されたセルの数と同数の報告が存在することになるので、MACレイヤ(トランスポートチャネルレベル)での品質測定は非常に困難になり得る。さらに、高レベルのトランスポートチャネルBLERは必ずしもQoSの劣化を暗示しないため、これらの値は信頼できるQoS関連情報を与えない。二つ以上のデータフローをRLCレイヤで合成することにより、比較的高いBLERにも関わらず、選択合成手法は、許容可能なRLC SDU誤り率を提供し得る。
RLC UMにRLC SDU測定機能を導入することで、RNCのためにMBMSの送信パラメータを適応させることが可能となる。特定のセル内で、RNCが、受け入れ難い受信品質を示している多数の品質報告を収集すると、対応するS−CCPCHの送信電力を上げるか、S−CCPCHの拡散率を変えるか、S−CCPCHにさらに冗長性を加えるか(符号化率を減少)、関心の論理チャネル(例えば、MTCH、MCCH)をトランスポートチャネル、物理チャネルへ多重化する方法を変えるかし、その状況を改善するように試み得る。例えば、MCCHの場合、それを、一つのS−CCPH上に排他的にマッピングされたFACHトランスポートチャネル上に排他的にマッピングすることも可能である。
加えて、所望のQoSを達成するために、RNCは、送信電力や隣接セルでの関心のMBMSサービスのタイムオフセットを変えるか、ソフトまたは選択合成の性能を改善するために送信を開始してよい。
この提案は、関連報告を送信しテストシステムによりこれらの報告を受信、評価することにより、最も典型的な場合であるCell_DCHモードにないMBMS対応のUEのテスティングを可能とする。
以下、本発明を、例として、またUTMSネットワークの専門用語とともに説明するが、これが限定ではないことは言うまでもない。本発明の根底にある思想は、UMTS用語を適切な同義語で置き換えた他の規格による無線ネットワークにも同様に適用され得る。
異なる新しい要素のまとめが図6に示されている。図7は異なるレイヤ間で交換されたシグナリングメッセージを示している。
背景技術のセクションで説明したように、現行バージョンのMBMSにはUTRANへのフィードバック機構が存在しない。本発明の主たる思想は、PTM送信が用いられている場合に、UMのRLCレイヤに新しい測定機能を導入することである。この測定は、SDU誤り率測定であり、このSDU誤り率とはCNにより定義されたQoS属性である。PTPモード(DPCH上の)では、既に個別接続に対するQoS制御機構が存在しているため、この測定は必要とされない。
図6を参照すると、矢印601はCNからRNCおよびPTM接続を介したUEの集団(複数の)へのMBMSデータ送信を象徴している。UEの集団の一つが参照番号403で示されている。MBMSは、目標SDU誤り率を含むQoS属性の一組と関連付けられており、それは矢印606で象徴されるようにRNCにCNにより知らされる。RLCはPTM送信のために非確認応答モードに構成されている。UE403は、そのRLCレイヤ105内にSDU誤り率測定機能を提供するように構成されている。
この測定は固定構成を採り得るが、この測定を構成する下り回線のブロードキャストRRCシグナリング602を、RRC測定制御メッセージ(既出の非特許文献5のセクション8.4.1および10.2.17参照)と類似するよう定義するのが有利である。さらに、このRRCメッセージは特定のMBMS PTM RABに関連付けられていなければならず、対応するMBMSサービスを潜在的に受信する全てのUEにブロードキャストさせる。
RRC PTM MBMS品質測定制御メッセージの可能な構成要素は以下となり得る。
− MBSサービスまたはMBMS PTM RAB識別、
− TTIまたは受信RLC SDU数についての測定ウインドウ長、
− (イベントトリガ測定のための)品質閾値Q_閾値、または、
− 報告周期(周期測定のための)。
測定制御メッセージは、UEにより品質測定報告の送信時間が導き出される情報を有していてもよい。この場合、時間の正確なインスタンスは、上り回線リソースの衝突を避けるため、ある時間間隔内でUEによって独立にランダム化されるべきであろう。
測定制御メッセージの受信後、RRCは、RRCレイヤ103とRLCレイヤ105との間の新しいプリミティブ603を用いてRLC UMを構成することが可能である。RLCレイヤ105は、次に他のプリミティブ604を用いてSDU誤り率測定の結果についてRRCに知らせる。そしてRRCレイヤ103は、そのプリミティブにおいてRLCから受信された情報に基づいて品質測定報告605を生成することが可能となり、それをRNCに送る。
測定報告は、SDU誤り率または比の測定値を有し得る。代わりとして、その値が既定の閾値を越えたか否かの情報を有し得る。さらに、品質測定報告は、MBMSおよび/またはMTCHのアイデンティティについての情報を有し得る。MBMSデータに合成が適用された場合、品質測定報告は、適用された合成のタイプ、合成に考慮されたまたは用いられたセル(すなわち、合成の目的で受信されたMBMSデータを送信したセル)および合成のために用いられた無線リンクの受信品質(すなわち、物理チャネルのSIRまたは選択合成の場合、合成前のSDU誤り率)をさらに有し得る。
RNC402はMBMSを受信している複数のUEからの測定報告を受信し、送信電力、拡散率、符号化率、多重化パラメータのようなMTCHの送信パラメータをCNから受信されたようにMBMSのQoSを確保するため調整できる。
図7を参照すると、提案方法のタイミング例が示されている。第一に、RNCはRNCのエリア内でのMBMSブロードキャストサービスに関連したQoS属性についての情報をCNから受信する。RNCのRRCレイヤは、PTM MBMS品質測定制御メッセージを生成し、ステップ702でそれをMBMSのブロードキャストエリア内にブロードキャストする。メッセージは、BCCH、CCCH、MCCHのいずれかを介してブロードキャストされ得る。後者の方法は、測定制御メッセージと特定のMBMSサービスとの間のより容易なリンキングという利点を与える。接続したMBMSからのデータをもまた受信しているある特定のUEはこのメッセージをそのRRCレイヤで受信する。ステップ703では、RRCレイヤは、ボックス704で続いて実行されるSDU誤り率測定を構成するためプリミティブをRLCレイヤに送る。一つのボックスとして説明されているが、この測定は、構成に従った特定の時間またはRRCレイヤからの他のプリミティブで実行不能化されるまで、繰り返され得る。その結果、SDU誤り率測定の結果を有する一つ以上のプリミティブが、ステップ705でRLCレイヤからRRCレイヤに送られる。代わりに、実施形態に依存して、RLCレイヤは完全な測定報告を準備して、それをRRCレイヤにステップ705でのRNCへの送信として送り得る。UEのRRCレイヤは、測定結果または報告をそれぞれ受け取り、もし必要ならば報告を用意し、ボックス706において、ステップ707においてどちらの報告がRNCに送られるべきかを決定する。
移動体通信システムの主要な制約が、無線容量とUEのバッテリ電力に関することから、品質報告は必要な際にのみ送信されるべきである。測定報告は周期的送信となるよう構成可能であるが、RRCにおいて、いわゆるイベントトリガ測定と構成することが有利である。どちらのオプションでも、UEは構成メッセージに示されている測定ウインドウ内の誤り状態のSDUの数を算出する。破損SDUの数もまた、同じ測定ウインドウ内の受信SDUの総数に関連し得る。代わりに、誤りのまたは破損したSDUセグメントも、受信SDUセグメントの総数に計数および関連され得る。イベントトリガ測定では、UEは、測定値が特別な閾値(Q_閾値)を超えるか下回る場合にのみ、その値を品質測定報告605と共に報告するが、周期的測定では、UEは測定結果を周期的に報告する。品質閾値 Q_閾値は、パーセント値か、測定ウインドウ内を越えない破損RLC SDUの数であり得る。上り回線の干渉が大きいか、また他の理由の場合、この品質報告は、Q_閾値を無限の値に設定するか、測定構成メッセージを送信しないことにより使用不能化される。他の実施の形態では、測定したSDU誤り率が、所定のマージンを持った閾値を超えるか、下回る場合にレポートが送られるようにしてもよい。これは、送信容量の効果的な使用と送信信頼性との間のトレードオフに対する新しいパラメータを提供する。
周期的報告は、例えば、UEがネットワークへの接続を何らかの他の理由により既に有しており、その接続を用いてこの品質報告をピギーバックし得る場合に、用いられ得る。CELL_DCH(RCHチャネルはDLおよびULに存在する)にあるUEは、すでに専用化された接続を、RNCへ測定報告を送るために使用し得る。この場合に、受信品質に関するより正確な情報をネットワークに提供する目的で、測定を再構成し、周期的測定を選択することは興味深いことである。
他の代替手法では、RRC接続状態モード(cell_DCHは除く)にあるUEに同じ情報を報告させるのを許可するために、セルアップデートメッセージを修正してもよい。他の変形例は、接続モードにあるUEへの同じメッセージを再利用する。この場合、UEの識別は、この情報を搬送する個別チャネル(DCCH)によりなされる。
他の有利な実施の形態では、アクティブ化コマンドが導入される。ネットワークは、既に構成されたがアクティブ化されていない品質測定の報告を要求するために、アクティブ化コマンドを用いる。この報告モードは、イベントトリガ測定、周期的測定いずれにも適用され得る。当該コマンドを送信することにより、後に報告を非アクティブ化することもまた可能である。そのコマンドは、個別のフラグをリセットさせるアクティブ化コマンドであってもよい。そのようなアクティブ化コマンドは、構成コマンドと同じチャネルを介してブロードキャストされ得る。
RLC UMのための測定の算出それ自体は、既存のRLC UM機能性を用いて容易に実行されるため、過度の処理電力または実行努力を必要としない。実際には、RLC UMは、SDUの正当性(validity)を既に検査しているものとし、CRC検査のようなMACレイヤのサービスを用いて上位レイヤに送信する。これは、RLC PDUが誤って受信されたか否かを示し、選択合成ゲインから利益を得るためシーケンス番号が用いられて行われる。さらに、RLC UMは破損RLC SDUを廃棄するものとし、正しいと思われるRLC SDUのみを送信するものとする。
一つの代替手法では、報告それ自体が、トリガリングイベント(Q_閾値が超過した)か変わりにSDU誤り率の実際の値を示すフラグのみを有し得る。
報告の送信には、既存のシグナリングが再利用される。UEがRRC待機モードにあると、UEはネットワークへの接続を有さず、ネットワークにまったく知られていない。したがって、最初にRRC確立手続きを実行し、Cell_FACHモードに遷移する必要がある。接続モード(URA_PCH、Cell_PCHおよびCell_FACH)にあるUEは、一方で、既にRNCとRRC接続を有しているので、セルアップデート手続きを実行する必要がある。RRC確立手続きは、図8に示すようにUEとRNCとの間のエアインタフェースを介した集中的なシグナリングを暗示する。
その代わりに、有利な実施の形態として図9に示す匿名報告が適用される。この新しい測定報告タイプでは、UEは品質測定報告をネットワークに匿名で送る。これはUEに、そのRRCモードを変えることなく、品質測定報告をネットワークか、待機状態にあるUEテスト装置に送ることを可能とする。RRC上り接続を確立する代わりに、UEは特定のメッセージをランダムアクセスチャネル(RACH)でネットワークに送る。これはRRCメッセージ「RACHでの測定結果」と同様である(既出の非特許文献5のセクション10.3.7.45参照)。ここでは、隣接セルの受信品質が報告される。したがって、UEのアイデンティティはRNCに送信される必要がなく、いかなる個別チャネルの割り当ても不要である。このため、品質測定報告はUEのアイデンティティに対応付けされ得ない。ブロードキャスト信号の品質は報告されるので、これはまた不要でもある。RNCは、同じMBMSかMTCHに関連したすべての受信品質測定報告の統計評価に対処することになる。また、匿名報告についての教示は、代理人事件整理番号EP32466の同時係属欧州特許出願に見受けられる。
図10は移動体端末(UE)403の構造を示している。移動体端末は、例えば従来の移動体電話、スマート電話、またはいかなる音響、ビデオ、データ処理装置の個別モジュールであってよい。また、自動車に搭載されたモジュールや、その中のプロセッサに接続されたモジュールであってもよい。移動体端末403は、受信機1001とコントローラ1002を有する。さらに、送信機1006、ディスプレイ、キー、音響装置などを含むユーザインタフェース1005、コントローラ1004で実行可能な指示や他のデータを記憶する記憶手段1002を有してもよい。コントローラまたはコントロール手段1002は、プロトコルインタラクション(protocol interaction)、信号処理および他のコンポーネントを制御するための、一つないし複数のプロセッサを有してもよい。本発明の方法を実行するために、コントローラ1002は、UMのRLCで受信されているMBMS SDUに関連した誤り率を決定するための決定手段1003をさらに備える。決定手段は、ハードウエアロジックで実現され得るが、ほとんどの場合、制御手段1002のプロセッサで実行されたときにこのタスクを実行する指示として実現される。制御手段1002は、決定手段1003により得られた結果についての情報を有する報告を準備し、そのRNC402(すなわち、下り回線データ送信のための無線リンクを制御しているエンティティ)への送信機1006を介した送信を手配するための報告手段1007(ハードウエアまたは実行可能な指示に)をさらに備え得る。
制御手段1002に上記方法を実行させる指示は、記憶手段1004の不揮発部分、例えば読み出し専用メモリ(ROM)、プログラム可能読み出し専用メモリ(PROM)、EPROM、EEPROMやFLASHに記憶され得る。指示は、そのような半導体記憶媒体へ、他の、磁気ディスク、磁気テープや光ディスクのようなコンピュータ可読記録媒体からロードされてもよい。
図11は、UE403の相手方として動作し得るRNC402を示している。RNC402は、それを送信機1101に接続する送信機インタフェース1105と、それを受信機1102に接続する受信機インタフェース1106と、それをCN401に接続するコアネットワークインタフェース1103と、インタフェースを制御し、プロトコルタスクと信号処理を実行するコントローラ1104と、を有する。コントローラ904は、コアネットワーク401からCNインタフェース1103を介しMBMSデータおよびQoS情報を受信し、MBMSのためのPTM接続をMTCH上に確立するように、特別なハードウエアかプロセッサ上で実行される指示で構成されている。コントローラ1104は、さらに、上述の測定制御メッセージを生成し、送信機インタフェース1101および送信機1105を介しそれをブロードキャストするように手配する。コントローラ1104は、受信機1106および受信機インタフェース1102を介しUEからの品質測定報告を受信し、コアネットワークインタフェース1103を介しCN401から受信される情報に特定されているQoSを提供するために、MBMSを搬送しているMTCHの送信パラメータを調整する。
図12はUEの機能性に関してMBMSをテスティングするテストシステム1200が示されている。テストシステム1201は、送信機10001と、受信機1202、コントローラか制御手段1203と、例えばLCDまたはCRTスクリーン1204、キーボード1205およびプリンタ1206とを含むユーザインタフェース1207と、を有する。テストシステム1200は上記セクションで記述したRNC402を有するRANとほぼ似た挙動をとる。しかしながら、上記のRNCの機能性とは対照に、テスター1200はテストされているUEからの測定報告をもとにMBMSへの送信パラメータの調整は行わない。代わりに、受信した測定報告に含まれる情報に基づいてUEについてのテスト報告を準備し、そのテスト情報をユーザインタフェース1204を介して出力する。そのために、さまざまな種類の送信パラメータ、付加ノイズやフェージングのような模擬伝搬効果を、このような条件下にあるUEの挙動をテストする目的で系統的に変化させ得る。
付録:略語
略語 説明
3GPP 第三世代パートナーシッププロジェクト
AM 確認応答モード
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BCH ブロードキャストチャネル
BLER ブロック誤り率
BMC ブロードキャスト/マルチキャスト制御
BM−SC ブロードキャスト−マルチキャストサービスセンタ
CBS セルブロードキャストサービス
CCCH 共通制御チャネル
CN コアネットワーク
CS 回線交換
DCCH 個別制御チャネル
DCH 個別チャネル
DL 下り回線
DPCH 個別物理チャネル
DPDCH 個別物理データチャネル
DRX 不連続受信
FACH フォワードアクセスチャネル
FDD 周波数分割複信
HSDPA 高速下り回線パケットアクセス
IE 情報要素
LA 位置エリア
MAC 媒体アクセス制御
MBMS マルチメディアブロードキャスト・マルチキャストサービス
MCCH MBMS制御チャネル
MTCH MBMSトラヒックチャネル
PCH ページングチャネル
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDU プロトコルデータユニット
PICH ページングインジケータチャネル
PTM ポイントトゥマルチポイント送信
PTP ポイントトゥポイント送信
QoS サービス品質
RA 登録エリア
RAB 無線アクセスベアラ
RACH ランダムアクセスチャネル
RAN 無線アクセスネットワーク
RANAP 無線アクセスネットワークアプリケーションパート
RB 無線ベアラ
RLC 無線リンク制御
RNC 無線ネットワークコントローラ
RRC 無線リソース制御
S−CCPCH セカンダリ共通制御物理チャネル
SDU サービスデータユニット
SIR 信号対干渉比
SN シーケンス番号
SRB シグナリング無線ベアラ
TCP 送信制御プロトコル
TM トランスパレントモード
TPC 送信電力制御
TrCH トランスポートチャネル
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ装置
UM 非確認応答モード
UMTS ユニバーサル移動体電気通信システム
URA ユーザ登録エリア、UTRAN登録エリア
UTRAN ユニバーサル無線アクセスネットワーク
VoIP ボイスオーバインターネットプロトコル
UMTSエアインタフェースレイヤの外観を示す図 非トランスパレントなRLCおよびトランスパレントなMACサブレイヤでのデータ転送を説明する図 RRC状態とその遷移を示す図 FDDの場合のアウターループおよびインナーループの下り回線電力制御を説明する図 RLCレイヤでの選択合成の原理を示す図 RLC誤り率測定能力の実施の形態を示す図 図6に示す誤り率測定のための異なるレイヤ間のシグナリング交換を示す図 従来のRRC接続確立手続きを示す図 匿名品質報告手続きを説明する図 本発明の方法が適用され得る移動体端末(UE)を模式的に示す図 図10に示す移動体端末の相手方となり得るRNCを模式的に示す図 図10に示す移動体端末をテストするのに用いられ得るテストシステムを模式的に説明する図

Claims (15)

  1. 無線通信システムのエンティティ(402)から移動体端末(403)対してブロードキャスト送信またはマルチキャスト送信されたデータのサービス品質(QoS)を制御する方法であって:
    前記移動体端末(403)の機能性に関するテストを行う際に、
    (a)エンティティ(402)が、ブロードキャストサービスに関連したQoS属性についての情報(606)を上位局から受信するステップ(701)と、
    (b)エンティティ(402)が、無線リソース制御レイヤによって、前記QoS属性についての情報を含む品質制御メッセージ(602)を生成してブロードキャスト送信するステップ(702)と、
    (c)前記移動体端末(403)が、無線リソース制御レイヤによって、前記品質制御メッセージを受信し、誤り率測定構成のためのプリミティブ(603)を生成して無線リソース制御レイヤから無線リンク制御レイヤに送るステップ(703)と、
    (d)前記移動体端末(403)が、前記無線通信システムの無線リンクを介しサービスデータユニット(601)を受信するステップと、
    (e)前記移動体端末(403)が、無線リンク制御レイヤによって、前記プリミティブ(603)に基づいて前記サービスデータユニット(601)に関連する誤り率を決定するステップ(704)と、
    (f)前記移動体端末(403)が、他のプリミティブ(604)を用いて前記誤り率を示す測定報告を無線リンク制御レイヤから無線リソース制御レイヤに送るステップ(705)と、
    (g)前記移動体端末(403)が、無線リソース制御レイヤによって、前記測定報告を前記無線リンクを制御しているエンティティ(402)に送信するステップ(707)と、を備え、
    前記エンティティ(402)は、複数の前記移動体端末(403)からの前記測定報告に基づいて、所望のQoSを達成するように送信パラメータを調整する、
    方法。
  2. 前記誤り率は既定の時間間隔に受信された破損サービスデータユニット数と同じ時間間隔に受信されたサービスデータユニット総数との比である、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記サービスデータユニットは前記無線リンクを介した送信のためにセグメント化されており、
    前記誤り率は既定の時間間隔に受信された破損サービスデータユニットセグメント数と同じ時間間隔に受信されたサービスデータユニットセグメント総数との比である、
    請求項1記載の方法。
  4. 前記テストを行う際には、前記移動体端末(403)は、接続されていない前記制御エンティティ(402)に対して、RRC確立接続要求信号を送信する代わりに、前記移動体端末(403)の識別子を含まない前記測定報告を送信する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記測定報告は前記決定された誤り率に関連した値を有する、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記測定報告は、前記決定された誤り率が、定義された閾値を超えているか下回っているかの情報を有する、
    請求項1から請求項4のいずれかに記載の方法。
  7. 前記品質制御メッセージは、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス制御チャネルか、ブロードキャスト制御チャネルか、共通制御チャネルから受信される、
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記測定報告は前記品質制御メッセージに含まれる情報から導き出された時間に送られる、
    請求項1から請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記測定報告は周期的に送られる、
    請求項1から請求項8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記測定報告は、前記誤り率が所定の閾値を超えた場合に送られる、
    請求項1から請求項8のいずれかに記載の方法。
  11. (h)異なる無線リンクを介し同じ情報を搬送するステップ(d)で受信したサービスデータユニットを合成するステップをさらに備える、
    請求項1から請求項10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記報告が、前記合成のタイプについての情報をさらに備える、
    請求項11記載の方法。
  13. 前記報告が、前記合成で考慮されたセルの情報を備える、
    請求項11または請求項12記載の方法。
  14. 前記報告が、前記合成に考慮された一つかそれ以上のセルの受信品質についての情報を備える、
    請求項11から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. コンピュータ可読媒体であって、記憶された指示が、移動体端末のプロセッサにより実行されたとき、移動体端末に請求項1から請求項14のいずれかに記載の方法を実行させる、コンピュータ可読媒体。
JP2007532838A 2004-09-27 2005-09-22 無線通信システムにおける品質測定のための無線リンク制御レイヤでの誤り比測定 Expired - Fee Related JP4787837B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04022968.4 2004-09-27
EP04022968A EP1641189B1 (en) 2004-09-27 2004-09-27 Error ratio measurement in the radio link control layer for quality of service control in a wireless communication system
PCT/EP2005/010284 WO2006034818A1 (en) 2004-09-27 2005-09-22 Error ratio measurement in the radio link control layer for quality of service control in a wireless communication system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008515256A JP2008515256A (ja) 2008-05-08
JP4787837B2 true JP4787837B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=34926728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007532838A Expired - Fee Related JP4787837B2 (ja) 2004-09-27 2005-09-22 無線通信システムにおける品質測定のための無線リンク制御レイヤでの誤り比測定

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20080076359A1 (ja)
EP (1) EP1641189B1 (ja)
JP (1) JP4787837B2 (ja)
CN (1) CN101053221A (ja)
AT (1) ATE468685T1 (ja)
BR (1) BRPI0516287A (ja)
DE (1) DE602004027247D1 (ja)
WO (1) WO2006034818A1 (ja)

Families Citing this family (73)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1286332C (zh) * 2004-08-12 2006-11-22 华为技术有限公司 Mbms业务传输方法
US8488459B2 (en) * 2005-03-04 2013-07-16 Qualcomm Incorporated Power control and quality of service (QoS) implementation in a communication system
US9456455B2 (en) 2006-01-05 2016-09-27 Lg Electronics Inc. Method of transmitting feedback information in a wireless communication system
KR101211807B1 (ko) 2006-01-05 2012-12-12 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서 무선단말의 동기상태 관리방법
CN105515736A (zh) 2006-01-05 2016-04-20 Lg电子株式会社 在移动通信系统中发送数据
GB2434714A (en) * 2006-01-26 2007-08-01 Nec Technologies Inter-frequency measurement
CN101401481A (zh) * 2006-03-10 2009-04-01 日本电气株式会社 便携式电话及通信模式设置方法
KR101387475B1 (ko) 2006-03-22 2014-04-22 엘지전자 주식회사 복수의 네트워크 엔터티를 포함하는 이동 통신시스템에서의 데이터 처리 방법
GB0611684D0 (en) * 2006-06-13 2006-07-26 Nokia Corp Communications
RU2009101367A (ru) * 2006-06-20 2010-07-27 НТТ ДоСоМо, Инк. (JP) Пользовательское устройство, базовая станция и способ передачи данных в системе мобильной связи
KR101369135B1 (ko) * 2006-06-21 2014-03-05 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서의 멀티미디어 및 방송서비스의 품질보장 방법 및 그 단말
CN101473565B (zh) 2006-06-21 2012-11-07 Lg电子株式会社 在无线移动通信系统中使用消息分离发送和接收无线电接入信息的方法
US7660606B2 (en) * 2006-06-29 2010-02-09 Alcatel-Lucent Usa Inc. Method of controlling mobile unit response messages on an access channel
US20080212615A1 (en) * 2006-07-10 2008-09-04 Ranta-Aho Karri Method and Apparatus for Communicating Data in a Communications System
US20080008097A1 (en) * 2006-07-10 2008-01-10 Phani Bhushan Avadhanam Methods and apparatus for providing measurement reports in a network environment
FR2905045B1 (fr) * 2006-08-17 2011-09-02 Cit Alcatel Dispositif de traitement pour la transmission de mesures effectuees par des terminaux radio
FR2905044B1 (fr) * 2006-08-17 2012-10-26 Cit Alcatel Dispositif d'adaptation de schema(s) de modulation et d'encodage de donnees destinees a etre diffusees vers des terminaux de communication radio
US8369860B2 (en) 2006-08-18 2013-02-05 Interdigital Technology Corporation Sending and reducing uplink feedback signaling for transmission of MBMS data
RU2402877C1 (ru) * 2006-08-18 2010-10-27 Самсунг Электроникс Ко., Лтд. Способ и устройство для отчета о степени приема потоковой услуги терминалом в системе мобильного вещания и система на их основе
KR101265643B1 (ko) 2006-08-22 2013-05-22 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서의 핸드오버 수행 및 그 제어 방법
US20080081634A1 (en) * 2006-09-25 2008-04-03 Jorma Kaikkonen Method, device, system and software product for adaptive feedback rate with packet-based connection
KR101430449B1 (ko) 2006-10-02 2014-08-14 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서의 페이징 메시지 송수신 방법
KR100938754B1 (ko) 2006-10-30 2010-01-26 엘지전자 주식회사 비연속 수신을 이용한 데이터 수신 및 전송 방법
WO2008054112A2 (en) * 2006-10-30 2008-05-08 Lg Electronics Inc. Methods of performing random access in a wireless communication system
EP2078342B1 (en) * 2006-10-30 2015-08-26 LG Electronics Inc. Method for transmitting random access channel message and response message, and mobile communication terminal
JP5021768B2 (ja) * 2007-02-05 2012-09-12 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) ネットワーク制御されるe−utran隣接セル測定値
BRPI0808322A2 (pt) 2007-03-16 2014-07-08 Interdigital Tech Corp Método e aparelho de adptação de links de acesso a pacotes de link inferior em alta velocidade.
WO2008133481A1 (en) 2007-04-30 2008-11-06 Lg Electronics Inc. Method for performing an authentication of entities during establishment of wireless call connection
US8081662B2 (en) 2007-04-30 2011-12-20 Lg Electronics Inc. Methods of transmitting data blocks in wireless communication system
KR101469281B1 (ko) * 2007-04-30 2014-12-04 엘지전자 주식회사 무선단말의 상태 전환 방식
KR101386812B1 (ko) 2007-04-30 2014-04-29 엘지전자 주식회사 헤더 필드 존재 지시자를 이용한 효율적인 데이터 블록송수신방법
KR101464748B1 (ko) * 2007-04-30 2014-11-24 엘지전자 주식회사 무선단말의 측정보고 기동방식
KR101458641B1 (ko) * 2007-04-30 2014-11-05 엘지전자 주식회사 Mbms를 지원하는 무선통신 시스템에서 데이터 전송방법
JP2008278339A (ja) * 2007-05-01 2008-11-13 Ntt Docomo Inc 基地局装置及び通信制御方法
KR20080097338A (ko) * 2007-05-01 2008-11-05 엘지전자 주식회사 불연속 데이터 송수신 방법
KR100917205B1 (ko) 2007-05-02 2009-09-15 엘지전자 주식회사 무선 통신 시스템에서의 데이터 블록 구성 방법
WO2008135934A1 (en) * 2007-05-04 2008-11-13 Nokia Corporation System and method for controlling base stations for multimedia broadcast communications
ES2652668T3 (es) 2007-06-18 2018-02-05 Lg Electronics Inc. Procedimiento y equipamiento de usuario para realizar una sincronización de enlace ascendente en un sistema de comunicación inalámbrica
WO2008156308A2 (en) 2007-06-18 2008-12-24 Lg Electronics Inc. Paging information transmission method for effective call setup
GB0711833D0 (en) * 2007-06-18 2007-07-25 Nokia Siemens Networks Oy A method for providing a plurality of services
US8831646B2 (en) * 2007-06-19 2014-09-09 Nokia Corporation Apparatus, method and computer program product providing idle mode discontinuous reception
IL203785A (en) 2007-09-12 2014-07-31 Qualcomm Inc Devices to increase capacitance and methods for wireless communication
PT2209272E (pt) * 2007-09-12 2014-05-26 Qualcomm Inc Dispositivos e métodos para o aumento de capacidade em comunicações sem fios
KR101387537B1 (ko) * 2007-09-20 2014-04-21 엘지전자 주식회사 성공적으로 수신했으나 헤더 압축 복원에 실패한 패킷의 처리 방법
WO2009044345A2 (en) 2007-10-01 2009-04-09 Nokia Corporation System and method for controlling base stations for multimedia broadcast communications
CN101515856B (zh) * 2008-02-20 2011-12-07 中兴通讯股份有限公司 非透明中继站模式下多媒体广播多播业务的发射方法
CN101583199B (zh) * 2008-05-15 2010-12-08 大唐移动通信设备有限公司 一种分配小区的物理层标识的方法及装置
US8711717B2 (en) 2008-05-26 2014-04-29 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method of requesting CQI reports
EP2139179A1 (en) * 2008-06-26 2009-12-30 THOMSON Licensing Method and apparatus for reporting state information
WO2010018818A1 (ja) * 2008-08-11 2010-02-18 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ユーザ装置及びユーザ装置における下りリンクの同期判定方法
WO2010051838A1 (en) * 2008-11-05 2010-05-14 Nokia Siemens Networks Oy Method of improving coverage and optimisation in communication networks
US20100135326A1 (en) * 2008-11-21 2010-06-03 Qualcomm Incorporated Technique for bundle creation
US8548485B2 (en) * 2009-03-26 2013-10-01 Qualcomm Incorporated Methods and systems for adaptive broadcasting and multicasting in a wireless network
US8687591B2 (en) * 2009-04-27 2014-04-01 Qualcomm Incorporated Relay node user plane support
EP2426959B1 (en) * 2009-04-29 2015-11-11 Alcatel Lucent Mbms service transmission method and device
KR20100135468A (ko) 2009-06-17 2010-12-27 삼성전자주식회사 무선 통신 시스템에서 멀티미디어 방송 데이터를 전송하는 방법 및 장치
CN101646189B (zh) * 2009-08-28 2012-11-21 华为技术有限公司 无线网络小区性能测试方法和设备
SG176323A1 (en) * 2010-05-17 2011-12-29 Creative Tech Ltd Methods for increasing a number of media playback devices served by a communications base station
CN102300159B (zh) * 2010-06-24 2016-06-01 中兴通讯股份有限公司 多媒体广播多播服务业务的处理方法、系统及用户设备
ES2707282T3 (es) * 2011-02-16 2019-04-03 Nokia Solutions & Networks Oy Control de radioenlace
CN102438265B (zh) * 2012-01-17 2014-12-17 大唐移动通信设备有限公司 一种rlc层的测试方法和设备
CN104365138B (zh) * 2012-05-10 2018-11-02 诺基亚通信公司 无线电接入网络中的服务性能反馈
CN103079218B (zh) * 2013-01-10 2016-01-27 大唐移动通信设备有限公司 自动拨测控制方法和设备
US9479294B2 (en) * 2013-07-15 2016-10-25 Alcatel Lucent Wireless transmission control for improved aggregated cell throughput capacity and signaling reliability
US9699669B2 (en) 2014-04-28 2017-07-04 Intel IP Corporation Storing a value of a counter for a wireless local area network
US10841203B2 (en) * 2015-12-11 2020-11-17 Qualcomm Incorporated Coordination of multiple routes for a single IP connection
JP2021514143A (ja) * 2018-02-16 2021-06-03 日本電気株式会社 移動通信装置またはコアネットワークエンティティによる完全性保護方式のための方法
CN111989983B (zh) * 2018-04-06 2024-04-02 苹果公司 用于用户装备设备的装置、系统和方法
CN111356131B (zh) * 2018-12-20 2022-04-29 华为技术有限公司 通信方法、装置及系统
US11330668B2 (en) 2019-11-22 2022-05-10 Apple Inc. 5G NR FR2 beam management enhancements
WO2021126206A1 (en) * 2019-12-19 2021-06-24 Nokia Technologies Oy Protocol data unit (pdu) error probability feedback
WO2022027464A1 (en) 2020-08-06 2022-02-10 Zte Corporation Multicast and broadcast service status reporting
US11665584B2 (en) * 2021-04-28 2023-05-30 Qualcomm Incorporated Radio link control forward compatibility for multicast messages or broadcast messages

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096149A2 (en) * 2002-05-06 2003-11-20 Qualcomm, Inc. Frame formatting, coding and transmit power control method for a multicast/broadcast system
WO2004043107A1 (en) * 2002-11-08 2004-05-21 Nokia Corporation Context linking scheme

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5278834A (en) * 1992-05-26 1994-01-11 Alcatel Network Systems, Inc. Method for implementing a data communication protocol stack
JP3660690B2 (ja) * 1996-06-27 2005-06-15 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信電力制御装置
US6542490B1 (en) * 1999-01-29 2003-04-01 Nortel Networks Limited Data link control proctocol for 3G wireless system
FI990690A (fi) * 1999-03-29 2000-09-30 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä ja järjestelmä tiedonsiirron toimivuuden testaamiseksi radio laitteessa
FR2809577B1 (fr) * 2000-05-25 2002-10-18 Mitsubishi Electric Inf Tech Methode de transmission de donnees combattant la degradation de la qualite de service
KR100640921B1 (ko) * 2000-06-29 2006-11-02 엘지전자 주식회사 프로토콜 데이터 유닛의 생성 및 전송 방법
US7668176B2 (en) * 2001-01-18 2010-02-23 Alcatel-Lucent Usa Inc. Universal mobile telecommunications system (UMTS) quality of service (QoS) supporting variable QoS negotiation
US7787389B2 (en) * 2001-08-20 2010-08-31 Qualcomm Incorporated Method and system for utilization of an outer decoder in a broadcast services communication system
US20030210714A1 (en) * 2002-05-10 2003-11-13 Chih-Hsiang Wu Method for avoiding loss of pdcp pdus in a wireless communications system
EP1372310A1 (en) * 2002-06-12 2003-12-17 Motorola, Inc. Apparatus and method for communicating data using header compression
KR20040040724A (ko) * 2002-11-07 2004-05-13 엘지전자 주식회사 무선 이동 통신 시스템의 상향 공통채널 및 그 운용 방법
KR100651405B1 (ko) * 2003-07-24 2006-11-29 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 멀티미디어 브로드캐스트/멀티캐스트 서비스의 제어 정보 송수신 장치 및 방법
US7586948B2 (en) * 2003-12-24 2009-09-08 Agere Systems Inc. Packet sub-frame structure for selective acknowledgment
ES2377652T3 (es) * 2005-08-16 2012-03-29 Panasonic Corporation Método y aparato para configurar nuevamente un número de secuencias de transmisión (NST)
BRPI0816008A2 (pt) * 2007-09-28 2020-10-27 Interdigital Patent Holdings, Inc. método e dispositivo para selecionar o tamanho de unidade de dado de protocolo de controle de conexão de rádio.

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096149A2 (en) * 2002-05-06 2003-11-20 Qualcomm, Inc. Frame formatting, coding and transmit power control method for a multicast/broadcast system
WO2004043107A1 (en) * 2002-11-08 2004-05-21 Nokia Corporation Context linking scheme

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008515256A (ja) 2008-05-08
CN101053221A (zh) 2007-10-10
EP1641189A1 (en) 2006-03-29
WO2006034818A1 (en) 2006-04-06
BRPI0516287A (pt) 2008-09-02
EP1641189B1 (en) 2010-05-19
US20080076359A1 (en) 2008-03-27
DE602004027247D1 (de) 2010-07-01
ATE468685T1 (de) 2010-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4787837B2 (ja) 無線通信システムにおける品質測定のための無線リンク制御レイヤでの誤り比測定
JP4787838B2 (ja) 無線通信システムにおける匿名の上り回線測定報告
KR101221244B1 (ko) 향상된 무선링크 제어에러 처리
JP4696161B2 (ja) 効果的な無線リソース管理方法
JP4510026B2 (ja) Mbmsにおける周波数間/rat間ハンドオーバ測定のための方法と装置
TWI418229B (zh) 在行動通訊系統中溝通控制資訊的方法和設備
KR100595646B1 (ko) Mbms서비스를 제공하는 무선통신 시스템
JP5055633B2 (ja) ユーザ装置
KR100976475B1 (ko) 서비스 품질 (QoS) 측정보고 전송 방법 및 수신 방법
TWI423605B (zh) 用於通訊之裝置與方法、通訊系統及包含非暫時性電腦可讀媒體之製品
JP5215417B2 (ja) 無線通信システムにおいて差分符号化を備えたデフォルトコンフィギュレーション
US8374621B2 (en) Methods and apparatus for reducing the likelihood of deadlock in a wireless communication system
US8644246B2 (en) Scheduling information at serving cell change
WO2007091968A2 (en) Method and arrangement for improving media transmission quality using robust representation of media frames
Assaad et al. Universal Mobile for Telecommunication Systems

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees