JP4786984B2 - ヤゲン位置設定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡フレームのレンズ枠に枠入れされる眼鏡レンズのコバ端面に形成されるヤゲンの頂点の描くヤゲン軌跡をコバ端面上において調整し、見栄えの良い枠入れを実現するためのヤゲン位置設定装置に関する。
従来から、眼鏡レンズの前側屈折面のなす球面のカーブに合わせて、その眼鏡レンズのコバ端面に形成されるヤゲンの頂点の描くヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を傾斜させ、レイアウト設定する装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−70451号公報 特開2001−287144号公報
しかしながら、従来のレイアウト設定装置では、眼鏡レンズの前側屈折面のなす球面のカーブに合わせていたため、眼鏡レンズがマイナスレンズ(−レンズ)のとき、眼鏡レンズのコバ端面を通るようにうまくレイアウト設定することができるが、プラスレンズ(+レンズ)のときには、眼鏡レンズのコバ端面からヤゲンカーブが外れてしまう可能性があり、レイアウト設定することができない虞があった。
また、従来のレイアウト設定装置では、数値を入力して手作業でレイアウト設定していたため、設定に手間が掛かり、最適なコバ端面位置にヤゲン頂点を形成できず、見栄えのよいヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)をレイアウトすることができなかった。
そのため、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を最適なコバ端面位置に設定できるのかどうか判定し、その判定結果をもとに自動的にレイアウト設定するのが望ましい。
そこで、本発明では、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を最適なコバ端面位置に設定できるヤゲン位置設定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、眼鏡フレームのフレーム形状のデータを入力する形状データ入力手段と、眼鏡レンズの前記フレーム形状に対応する位置のコバ厚のデータを入力するコバ厚データ入力手段と、前記眼鏡レンズのコバ端面に形成するヤゲンのうち最大コバ厚Wmaxにおけるヤゲン頂点をYaとし、前記眼鏡レンズのコバ端面に形成するヤゲンのうち最小コバ厚Wminにおけるヤゲン頂点をYbとし、前記ヤゲン頂点Ya,Ybを通るヤゲンカーブをYC1としたとき、前記フレーム形状のデータから得られるフレームカーブを前記ヤゲンカーブYC1として、前記ヤゲンを設けるヤゲン位置を自動的に設定する演算制御回路と、 前記演算制御回路により設定されたヤゲンの状態を表示させる表示手段と、を備えると共に、前記演算制御回路は、前記ヤゲンのヤゲン軌跡が前記眼鏡レンズの前記コバ端面から外れるために、前記フレームカーブと一致した前記ヤゲンカーブYC1のヤゲンを前記眼鏡レンズのコバ端面に設定できない場合に、前記フレームカーブに近似し且つ前記コバ端面から前記ヤゲン軌跡が外れずに前記コバ厚内に入る近似ヤゲンカーブを新たに求めて、前記フレームカーブに一致したヤゲンカーブYC1を前記近似ヤゲンカーブに変更させて、前記フレームカーブに一致したヤゲンカーブを前記近似ヤゲンカーブに変更したことを知らせるメッセージを前記表示手段に表示させるヤゲン位置設定装置であって、前記変更を決定する「決定」スイッチおよび前記変更を決定しないでフレームカーブの変更を再度続行させる「戻る」スイッチが設けられていると共に、前記眼鏡レンズのヤゲン頂点Yaから前側屈折面faまでの距離をΔLとし、前記眼鏡レンズLのヤゲン頂点Ybから前側屈折面faまでの距離をΔsとし、実際の加工のためのヤゲンカーブをYC2とし、眼鏡レンズLの最大コバ厚Wmaxにおける前記ヤゲンカーブYC2のヤゲン頂点をYxとし、最大コバ厚Wmaxにおける前記ヤゲン頂点Ya,Yxの差をΔaとしたとき、
前記演算制御回路は、前記「決定」スイッチと「戻る」スイッチとの選択を知らせる確認のメッセージを前記表示手段に表示させて、前記「決定」スイッチが選択されたときに、変更された前記近似ヤゲンカーブに基づいて前記ヤゲン頂点Ya,Yxの差ΔaをΔa=(ΔL−Δs)/2として求め、差Δaの1/2の距離をコバ厚が厚い箇所で前記ヤゲンカーブYC1が通るヤゲン頂点位置Yaから前側屈折面側へヤゲン頂点位置を移動させてヤゲン頂点位置Yxを決定しヤゲンカーブYC2を決定することを特徴とする
上述した請求項1の発明によれば、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を最適なコバ端面位置に設定できる。
また、請求項の発明によれば、ヤゲンカーブが変更されてフレームカーブからずれたことを知ることができる。
以下、この発明にかかる眼鏡レンズのヤゲン位置設定装置及びこれを用いたレンズ研削加工装置のレイアウト設定装置の一実施の形態を図面を基に説明する。
[構成]
図2において、1はフレーム形状測定装置、2はフレーム形状測定装置1からの眼鏡用形状データを基に被加工レンズを眼鏡レンズの形状に研削加工する玉摺機(レンズ研削加工装置)である。
(1)フレーム形状測定装置1
フレーム形状測定装置(レンズ枠形状データ入力手段)1は、図4に示した様に、上面10aの中央に開口10bを有する測定装置本体10と、測定装置本体10の上面10aに設けられたスイッチ部11を有する。このスイッチ部11には、左右の測定モード切り換え用のモード切換スイッチ12,測定開始用のスタートスイッチ13,及びデータ転送用の転送スイッチ14を有する。
また、フレーム形状測定装置1は、図4示した様な眼鏡Mの眼鏡枠(メガネフレーム)MFの左右のレンズ枠LF,RFを保持する眼鏡枠(メガネフレーム)保持機構(保持手段)15,15´及びその操作機構16(図5(a)参照)を有すると共に、図7に示した様な測定部移動機構100及びこの測定部移動機構100に支持されたフレーム形状測定部(フレーム形状測定手段)200を有する。
この測定部移動機構100はフレーム形状測定部100を眼鏡枠保持機構15,15´間で移動させるものであり、フレーム形状測定部200は眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)の形状測定を行わせるものである。そして、これら眼鏡枠保持機構15,15´,操作機構16,測定部移動機構100,フレーム形状測定部200等は測定装置本体10内に設けられている。
尚、図7において、101は測定装置本体10の下部内に配設されたシャーシである。また、図5中、17,18はシャーシ101に図示しない部分で上下に向けて固定され且つ互いに平行に設けられた支持枠、19は支持枠18の外面(支持枠17とは反対側の面)に突設された係止ピン、20は支持枠18の上端部に設けられた円弧状スリット、21,22は支持枠17,18に設けられた取付孔である。この取付孔22は円弧状スリット20と係止ピン19との間に位置させられ、円弧状スリット20は取付孔22と同心に設けられている。
<操作機構16>
操作機構16は、支持枠17,18の取付孔21,22に回転自在に保持された操作軸23と、操作軸23の一端部(支持枠18側の端部)に固定された従動ギヤ24と、支持枠18及び測定装置本体10の正面10cを貫通する回転軸25と、回転軸25の一端部に固定され(又は一体に設けられ)且つ従動ギヤ24に噛合する駆動ギヤ26と、回転軸25の他端部に取り付けられた操作レバー27を有する。図中、23aは操作軸23に設けた偏平部で、この偏平部23aは操作軸23の両端部近傍まで設けられている。
尚、測定装置本体10には上面10a及び正面10cに跨る凹部28が形成され、この凹部28の上面には円弧状の突部29が形成され、上面10aには突部29の左右に位置させて「開」,「閉」が付されている。そして、凹部28の正面に上述した操作レバー27が配設され、操作レバー27の上端部に設けられた折曲部すなわち指示部27aが突部29上を移動するようになっている。
また、従動ギヤ24と係止ピン19との間には、枠保持(上述の「閉」に対応)及び枠保持解除(上述の「開」に対応)を行わせる2位置保持機構(2位置保持手段)30が設けられている。
この2位置保持機構30は、上述の円弧状スリット20と、従動ギヤ24の側面に突設され且つ円弧状スリット20を貫通する可動ピン31と、可動ピン31と係止ピン19との間に介装されたスプリング(引っ張りコイルバネ)32を有する。この円弧状スリット20は、上述の様に取付孔22と同心となっているので、従動ギヤ24,操作軸23とも同心となっている。この為に、可動ピン31は、スプリング32の引張力により円弧状スリット20の両端部20a,20bのいずれか一方に保持されることになる。
更に、操作機構16は、操作軸23の長手方向に移動可能に且つ周方向には僅かに相対回転可能に保持された一対の筒軸33,33を有する。この筒軸33内の切円状挿通孔33aの偏平部33bと操作軸23の偏平部23aとの間には図5(b),(c)に示した様に僅かな間隙Sが形成されている。この筒軸33,33には自己の弾性力により伸縮可能な弾性部を有する紐状体34(図5(a)では一方のみを図示)がそれぞれ取り付けられている。この紐状体34は、筒軸33に一端部が固定されたスプリング(弾性部)35と、スプリング35の他端部に連設されたワイヤ36を有する。
<枠保持機構15,15´>
この枠保持機構15,15´は同じ構造であるので、枠保持機構15についてのみ説明する。
枠保持機構15は、水平方向に移動可能に且つ互いに相対接近・離反可能に測定装置本体10内に保持された一対の可動枠37,37を有する。この各可動枠37は、水平板部38と、この水平板部38の一端部に上下に向けて連設された鉛直板部39からL字状に形成されている。そして、鉛直板部39には筒軸33が回転自在に且つ軸方向には移動不能に保持されている。
また、枠保持機構15は、図6に示した様に可動枠37,37の水平板部38,38間に介装された引っ張りコイルスプリング40と、水平板部38の先端縁部の中央に固定された支持板41と、支持板41の水平板部38上方に突出する部分と鉛直板部39との間に配設されたツメ取付板42を有する。このツメ取付板42は、一側部42aの軸状の支持突部42cを中心に回動可能に支持板41と鉛直部39に保持されている。尚、ツメ取付板42の後部側の軸状の支持突部の図示は省略してある。
このツメ取付板42の他側部42bの先端には軸状で先細りテーパ状の保持ツメ43が突設され、ツメ取付板42の他側部の後端部には軸状の保持ツメ44の後端部が支持軸45で回動可能に保持されている。この保持ツメ44は、基部44aが図5(d)に示した様に方形板状に形成され且つ先端部が先細りテーパ状に形成されていると共に、支持軸45を中心に回動して、保持ツメ43に対して相対接近・離反するようになっている。しかも、保持ツメ44の先端部とツメ取付板42とは、支持軸45に捲回した図示しないトーションスプリングで常時開く方向にバネ付勢されている。
更に、鉛直板部39には、保持ツメ44の上方に位置させて、L字状の係合ツメ46が突設されている。この係合ツメ46の先端部の下方に延びるエッジ状爪部46aは保持ツメ44に係合させられている。これにより、ツメ保持板42の他側部42bが一側部42aを中心に上方に回動させられると、保持ツメ43,44の間隔がトーションスプリング(図示せず)のバネ力に抗して狭められる様になっている。なお、図5(d)に示すように、係合ツメ46のエッジ状爪部46aは、保持ツメ44の略中央部に係合する。また、係合ツメ46と筒軸33との間には、鉛直板部39に回転自在に保持させたアイドルプーリ47が配設されている。このアイドルプーリ47には上述したワイヤ36が支持され、ワイヤ39の端部が両側部42a,42b間に位置させてツメ取付板42に固定されている。
また、各可動枠37,37は対向部側が図4,図6に示したフレームガイド部材48でカバーされている。このフレームガイド部材48は、水平板部38の先端に固定された鉛直板部48aと、鉛直板部39の上端に固定された水平板部48bと、板部48a,48bが連設するコーナに連設され且つ水平板部48b側に傾斜する傾斜ガイド板部48cを有する。そして、鉛直板部48aには保持ツメ43,44に対応して開口48dが形成され、保持ツメ44は開口48dから突出させられている。また、保持ツメ43の先端部は、保持ツメ44,43が図6(a),(b)の如く最大に開いている状態では、開口48d内に位置するようになっている。
この様な構成において、フレームガイド部材48,48の傾斜ガイド板部48c,48cは、上端に向うにしたがって互いに開く方向に傾斜している。従って、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(メガネフレーム)MFを図6(a)の如く傾斜ガイド板部48c,48c間に配設して、眼鏡枠MFをコイルスプリング40のバネ力に抗して上から押し下げると、傾斜ガイド板部48c,48cのガイド作用により、フレームガイド部材48,48の間隔が広げられて、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ43,43上まで移動させられて保持ツメ43,43に係止される。
この様な状態において、操作レバー27を「開」位置から「閉」位置に回動操作すると、この回動が回転軸25,ギヤ26,24,操作軸23を介して筒軸33に伝達されてスプリング35の一部が筒軸33に捲回されることにより、スプリング35に連設されたワイヤ36を介してツメ取付板42が一側部42aを中心に上方に回動させられ、保持ツメ43,44の間隔が図6(c)の如く狭められて、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が図6(c)の如く保持ツメ43,44間に保持される。この位置では、可動ピン31が円弧状スリット20下端部20aにスプリング32のバネ力により保持されることになる。
尚、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外す場合には、操作レバー27を上述とは逆に操作することにより、各部材が上述とは逆に動作する。
<測定部移動機構100>
この測定部移動機構100は、枠保持機構15,15´の配設方向に間隔をおいてシャーシ101上に固定した支持板102,103と、支持板102,103間の上部に渡架したガイドレール104を有する。尚、このガイドレール104は2本設けられているが、他方の図示は省略している。また、この2本のガイドレール104,(他方図示せず)は、紙面と直交する方向に間隔をおいて平行に配設されていいる。尚、図7,8は図4の測定部移動機構を概略的に示している。
また、測定部移動機構100は、ガイドレール104の延びる方向に移動自在にガイドレール104,(他方図示せず)に保持されたスライドベース105と、ガイドレール104,(他方図示せず)間の下方に位置させて支持板102,102に回転自在に保持された送りネジ106と、送りネジ106を回転駆動する測定部移動用モータ107を有する。
尚、送りネジ106はガイドレール104と平行に設けられ、測定部移動用モータ107はシャーシ101に固定されている。しかも、スライドベース105には下方に延びる鉛直板部105aが一体に設けられていて、この鉛直板部105aの図示しない雌ネジ部には送りネジ106が螺着されている。これにより、送りネジ106を回転操作することにより、スライドベース105が図7中左右に移動操作されるようになっている。
図7中、108はシャーシ101の左端上に固定された上下に延びる支持板、109は支持板108の上端に左端が固着されたホルダ支持片、110はホルダ支持片109の先端部側面に取り付けられたマイクロスイッチ(センサ)である。このマイクロスイッチ110は、フレーム枠形状(玉型形状)に形成された型板あるいはデモレンズ等の玉型を保持する玉型ホルダ111を検出するために用いられる。尚、マイクロスイッチ110は図5の支持枠17あるいは18に取り付け、保持ツメ43,44が玉型ホルダ111を保持する際に、可動枠37,37が接触することによって、玉型ホルダ111を検出してもよい。
なお、上記玉型には、ツーポイント(リムレスフレーム)の金具に取り付けられた型板や、ワイヤーフレームのワイヤーに取り付けられた型板も含まれる。
この玉型ホルダ111は、玉型保持板部111aと、この玉型保持板部111aの一端部に下方に向けて連設された玉型フィラー起立用板部111bとから断面形状がL字状に形成されている。そして、玉型保持板部111aには玉型保持ボス部111cが一体に設けられ、玉型保持ボス部111cには玉型112が保持されている。
図7中、113は玉型保持板部111aの他端に保持された固定ネジで、この固定ネジ113により玉型保持板部111aをホルダ支持片109の先端部上に固定すると、玉型保持板部111aがマイクロスイッチ110の感知レバー110aに当って、玉型112の測定可能状態であることが検出される様になっている。
<フレーム形状測定部200>
図7に示したフレーム形状測定部200は、スライドベース105を貫通し且つこのスライドベース105に回転自在に保持された回転軸201と、回転軸201の上端部に取り付けられた回転ベース202と、回転軸201の下端部に固定されたタイミングギヤ203と、回転軸201に隣接してスライドベース105上に固定されたベース回転モータ204と、ベース回転モータ204の出力軸204aに固定されたタイミングギヤ205と、タイミングギヤ203,205間に掛け渡されたタイミングベルト206を有する。尚、出力軸204aは、スライドベース105を貫通して下方に突出している。207,208は回転ベース202の両端部に突設された支持板である。
また、フレーム形状測定部200は、計測部210と、測定子位置決手段250を有する。
<計測部210>
計測部210は、支持板207,208の上部間に渡架した2本のガイドレール211,(他方図示せず)と、このガイドレール211,(他方図示せず)に長手方向に移動自在に保持された上スライダ212と、上スライダ212の移動方向の一端部を上下に貫通する測定軸213と、測定軸213の下端部に保持されたローラ214と、測定軸213の上端部に設けられたL字状部材215と、L字状部材215の上端に設けられた測定子(フィラー)216を有する。この測定子216の先端は測定軸213の軸線と一致させられている。尚、この測定軸213は、上スライダ212に上下動自在且つ軸線回りに回転自在に保持されている。
しかも、計測部210は、上スライダ212のガイドレール211に沿う移動量(動径ρi)を測定して出力する動径測定手段217と、測定軸213の上下方向(Z軸方向)の移動量すなわち測定子216の上下方向の移動量Ziを測定して出力する測定手段218を有する。この測定手段217,218にはマグネスケールやリニアセンサを用いることができ、その構造は周知であるのでその説明は省略する。また、計測部210は、上スライダ212の他端部上に配設され且つ水平断面が蒲鉾状に形成された玉型用測定子219と、玉型用測定子219を上スライダの212の移動方向に起倒自在に上スライダ212の他端部上の突部212aに取り付けている回動軸220を有する。
この玉型用測定子219は、回動軸220の近傍に位置して測定面側とは反対側に突出する起立駆動片219aと、上スライダ212の側方に突出するスイッチ操作片219bとを有する。この上スライダ212の側面と起立駆動片219aの基部側面との間にはスプリング221が介装されている。しかも、スプリング221は、玉型用測定子219が図7(a)のごとく倒伏している状態では、スプリング221が回動軸220の上方に位置して、玉型用測定子219を倒伏位置に保持すると共に、玉型用測定子219が図7(b)のごとく起立している状態では、スプリング221が回動軸220の下方に位置して、玉型用測定子219を起立位置に保持する様に設定されている。
尚、この起立位置では、玉型用測定子219は図示しないストッパで図7中右側に倒れないようになっている。しかも、上スライダ212の側面には、玉型用測定子219が倒伏しているのを検出する手段としてのマイクロスイッチ(センサ)222と、玉型用測定子219が起立しているのを検出する手段としてのマイクロスイッチ(センサ)223が設けられている。
しかも、図7(a)の状態において、測定部移動用モータ107を作動させて、スライドベース105を図7中左方に移動させると、起立駆動片219aの先端が玉型ホルダ111の玉型フィラー起立用板部111bに当って、スプリング221のバネ力に抗して玉型用測定子219が回動軸220を中心に時計回り方向に回動させられる。この回動に伴い、スプリング221が回動軸220を越えて上方に移動すると、このスプリング221のバネ力により玉型用測定子219が起立させられて、この玉型用測定子219が図示しないストッパとスプリング221の作用により起立位置に図7(b)の如く保持される様になっている。
このマイクロスイッチ222は玉型用測定子219の倒伏時に玉型用測定子219の測定面で直接ONさせられ、マイクロスイッチ223は玉型用測定子219の起立時にスイッチ操作片219bでONさせられる様になっている。208aは支持板208に設けられたストッパ、224は支持板208に取り付けられたアーム、225はアーム224の先端部に取り付けられたマイクロスイッチ(センサ)である。このマイクロスイッチ225は、上スライダ212がスライダストッパ208aに当接したときにONして、上スライダ212の初期位置を検出する様になっている。
また、支持板207の上部側面にはプーリ226が回転自在に保持され、上スライダ212の一端部にワイヤ227の一端部が固定され、ワイヤ227の他端部にスプリング228の一端部が係止され、スプリング228の他端部がアーム224の先端部に取り付けられている。尚、ワイヤ227はプーリ226に掛け渡されている。
<測定子位置決手段250>
この測定子位置決手段250は、支持板207,208の下部間に渡架された2本のガイドレール251,(他方図示せず)と、ガイドレール251,(他方図示せず)に長手方向に移動自在に保持された下スライダ252と、下スライダ252の下方に位置させて回転ベース202に固定された駆動モータ253と、駆動モータ253に近接させて回転ベース202の側面の略中央部付近に突設された係止ピン(ストッパ)254を有する。
下スライダ252の下面にはラック歯255が移動方向に配列され、下スライダ252の側面には移動方向に間隔をおいて係止ピン(ストッパ)256,257が突設され、駆動モータ253の出力軸にはラック歯255に噛合するギヤ258が固定されている。しかも、係止ピン256は係止ピン257よりも僅かに上方に位置させられ、下スライダ252の側方には軸昇降操作部材259が配設されている。
この軸昇降操作部材259は、係止ピン256,257間に配設された長片259aと、長辺259aの下端に下方斜めに向けて一体に設けられた短片259bからL字状に形成されている。この軸昇降操作部材259は、折曲部の部分が回動軸260で下スライダ252の側面の上下方向中間部に回動自在に保持されている。また、短片259bの先端部と下スライダ252の側面上部との間にはスプリング261が介装されている。
このスプリング261は、長片259aが係止ピン256に当接している位置では、回動軸260より上方に位置して係止ピン256に長片259aを押し付け、長片259aが係止ピン257に当接している位置では、回動軸260より下方に位置して係止ピン257に長片259aを押し付ける様になっている。
また、下スライダ252の一端部には上方に延びる支持板262が設けられ、この支持板262には上端部を貫通する押圧軸263が下スライダ252の移動方向に進退動可能に保持されている。この押圧軸263の一端部には抜け止め用のリテーナ264が取り付けられ、押圧軸263の他端部には上スライダ212の一端部端面212bに臨む大径の押圧部263aが一体に設けられ、この大径部263aと支持板262との間には押圧軸263に捲回したスプリング265が介装されている。そして、この押圧部263aは上スライダ252の一端部端面212bに、スプリング228,265のバネ力(付勢力)で当接させられている。
この様な構造のフレーム形状測定装置1は、後述するように、眼鏡枠Fまたは玉型形状を角度θiに対する動径ρiとして求めて、即ち極座標形式のレンズ形状情報(θi,ρi)として求めることができるようになっている。
<玉摺機2>
玉摺機2は、図2に示した様に、被加工レンズの周縁を研削加工する加工部60(詳細図示略)を有する。この加工部60には、キャリッジの一対のレンズ回転軸間に被加工レンズを保持させて、このレンズ回転軸の回動とキャリッジの上下回動をレンズ形状情報(θi,ρi)に基づいて制御し、被加工レンズの周縁を回転する研削砥石で研削加工するものである。この構造は、周知であるのでその詳細な説明は省略する。
この玉摺機2は、操作パネル部(キーボード)61をデータ入力手段として有し、液晶表示パネル(表示装置)62を表示手段として有すると共に、加工部60,液晶表示パネル62を制御する制御回路(制御手段)63(図1参照)を有する。
この液晶パネル62の下縁部には図1Aに示したように6つの表示部H1〜H6が設けられ、玉摺機2の正面には表示部H1〜H6にそれぞれ対応してファンクションスイッチ(ファンクションキー)F1〜F6が設けられている。
また、玉摺機2は、図9に示した様に、フレーム形状測定装置1により測定された玉型形状情報すなわちレンズ形状情報(θi,ρi)に基づいて被加工レンズのコバ厚を測定する、レンズ厚測定装置(レンズ厚測定手段)300を有する。このレンズ厚測定装置300の構成・作用は特願平1−9468号に詳述したものと同じである。
<レンズ厚測定手段>
このレンズ厚測定装置はパルスモータ336の駆動により前後動されるステージ331を有し、このステージ331には被加工レンズLを挟持するフィラー332,334が設けられている。このフィラー332,334は、バネ338,338で互いに接近する方向に付勢されて、常にレンズLに前面(前屈折面)及び後面(後屈折面)に当接するようになっている。また、フィラー332,334は図10(A)に示すように回転自在に軸支された半径rの円板332a,334aを有している。
一方、図示しないキャリッジのレンズ回転軸304,304はパルスモータ337により回転駆動可能に設けられていて、このレンズ回転軸304,304にレンズLが挟持されている。この結果、レンズLはパルスモータ337により回転駆動される。尚、レンズLの光軸OLは回転軸304,304の軸線と一致させられている。
パルスモータ337にはメモリ90からの動径情報(ρi,θiの内,角度情報θi´が入力され、その角度に応じてレンズLを基準位置から角度θi回転させる。他方、パルスモータ336には動径長ρiが入力され、ステージ331を介してフィラー332,334の円板332a,334aを前後移動させて、図9に示すように光軸OLから動径長ρiの位置に位置づける。そして、この位置でのフィラー332,334の図10(A)の移動量ai,biをエンコーダ333,335が検出し、このエンコーダ333,335からの検出信号が演算制御回路91に入力される。
演算制御回路91は、bi−ai=Di,Di−2r=Δiを計算して、レンズ厚Δiを算出する。
<制御手段等>
操作パネル部61には、図3に示した様に、レンズ周縁及びレンズ周縁のヤゲン研削加工のための「オート」モードとマニュアル操作用の「モニター」モード等の切換を行う加工コース用のスイッチ64、眼鏡枠(フレーム)材質選択のための「フレーム」モード用のスイッチ65、旧レンズを活かして新しいフレームに入れ替える加工のための「枠替え」モード用のスイッチ66、鏡面加工のための「鏡面」モード用のスイッチ67が設けられている。
また、操作パネル部61には、瞳孔間距離PD,フレーム幾何学中心間距離FPD,上寄せ量「UP」等の「入力変更」モード用のスイッチ68,「+」入力設定用のスイッチ69,「−」入力設定用のスイッチ70,カーソル枠71aの移動操作用のカーソルキー71,レンズ材質がガラスを選択するためのスイッチ72、レンズ材質がプラスチックを選択するためのスイッチ73、レンズ材質がポリカーボネイトを選択するためのスイッチ74,レンズ材質がアクリル樹脂を選択するためのスイッチ75が設けられている。
更に、操作パネル部61には、「左」レンズ研削加工用のスイッチ76,「右」レンズ研削加工用のスイッチ77等のスタートスイッチ、「再仕上/試」モード用のスイッチ78,「砥石回転」用のスイッチ79、ストップ用のスイッチ80,データ要求用のスイッチ81、画面用のスイッチ82,加工部60における一対のレンズ回転軸間の開閉用のスイッチ83,84及びレンズ厚さ測定開始用のスイッチ85等が設けられている。
制御回路63は、図1に示した様に、フレーム形状測定装置1からのレンズ形状情報(θi,ρi)を記憶するレンズ枠形状メモリ90と、このレンズ枠形状メモリ90からのレンズ形状情報(θi,ρi)が入力される演算制御回路91と、吸着盤形状メモリ92と、演算制御回路91からのデータや吸着盤形状メモリ92からのデータを基に画像データを構築して液晶表示パネル(表示手段)62に画像及びデータを表示させる画像形成回路93と、画像形成回路93,操作パネル部(ヤゲン形状データ入力手段)61,警告ブザー62等を演算制御手段である演算制御回路91からの制御指令により制御する制御回路94と、演算制御回路91により求められた加工データを記憶する加工データメモリ95と、加工データメモリ95に記憶された加工データに基づいて上述した加工部60の作動制御をする加工制御部96を有する。
[作用]
次に、この様な構成の装置の演算制御回路91による制御について説明する。
(i)眼鏡枠(眼鏡フレーム)MFのフレーム形状測定装置1への保持
この様な構成により、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(眼鏡フレーム)MFの形状を測定する場合には、図9,10に示した玉型ホルダ111をホルダ支持片109から取り外しておく。尚、この様な構成において、フレームガイド部材48,48の傾斜ガイド板部48c,48cは、上端に向うにしたがって互いに開く方向に傾斜している。
従って、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(メガネフレーム)MFを図6(a)の如く傾斜ガイド板部48c,48c間に配設して、眼鏡枠MFをコイルスプリング40のバネ力に抗して上から押し下げると、傾斜ガイド板部48c,48cのガイド作用により、フレームガイド部材48,48の間隔すなわち可動枠(スライダ)37,37の間隔が広げられて、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ43,43上まで移動させられて保持ツメ43,43に係止される。
この様な状態において、操作レバー27を「開」位置から「閉」位置に回動操作すると、この回動が回転軸25,ギヤ26,24,操作軸23を介して筒軸33に伝達されてスプリング35の一部が筒軸33に捲回されることにより、スプリング35に連設されたワイヤ36を介してツメ取付板42が一側部42aを中心に上方に回動させられ、保持ツメ43,44の間隔が図6(c)の如く狭められて、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が図6(c)の如く保持ツメ43,44間に保持される。この位置では、可動ピン31が円弧状スリット20下端部20aにスプリング32のバネ力により保持されることになる。
尚、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外す場合には、操作レバー27を上述とは逆に操作することにより、各部材が上述とは逆に動作する。
(ii)玉型形状測定<眼鏡フレームのレンズ枠(玉型)の形状測定>
一方、フレーム形状測定装置1の電源をONにすると、フレーム形状測定装置1の図示しない演算手段(演算制御回路)である演算/判断手段(演算/判断制御回路)にマイクロスイッチ110,222,223,225からの信号が入力される。そして、演算手段によりマイクロスイッチ110,222,223,225の検出状態が判断される。尚、図11(a)においては軸昇降操作部材259の長片259aがスプリング261のバネ力により係止ピン257に当接しており、この位置では測定子216が待機位置(イ)に位置している。また、測定は、例えば、眼鏡枠MFのレンズ枠LFを測定した後にレンズ枠RFを測定するように設定しておいた状態で説明する。
上述の様に、眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間に保持させた状態で、スタートスイッチ13をON操作すると、駆動モータ253が作動させられてギヤ258が矢印A1で示した様に時計回りに回転させられて、下スライダ252が図中右方に移動させられ、上スライダ212が押圧軸263により矢印A2で示した様に図中右方に移動させられて、軸昇降操作部材259の長片259bが係止ピン254に当接させられる。
この後、更に下スライダ252が右方に移動させられ、軸昇降操作部材259が回動軸260を中心に矢印A3で示した様に時計回り方向に回動させられ、測定軸213がローラ214を介して軸昇降操作部材259により待機位置(イ)から上方に移動(上昇)させられる。これに伴って、スプリング261が回動軸260の上方に移動すると、軸昇降操作部材259がスプリング260のバネ力により急激に上方に回動させられて、軸昇降操作部材259の長片259aが係止ピン254に衝突し、この際の慣性力により測定軸213が上方に移動させられて、測定子216がレンズ枠LFの略上縁のハネアゲ位置(ロ)まで急激に上昇させられる。この後に、測定軸213及び測定子216が僅かに降下して、ローラ214が短片259bに当接し、測定子216がレンズ枠LFのヤゲン溝の谷部に臨む測定子挿入位置(フィラー挿入位置)(ハ)に位置させられる。
この様な移動に伴って、測定子216が測定子挿入位置(ハ)まで上昇させられると、マイクロスイッチ225が上スライダ212によりONさせられ、駆動モータ253が逆転させられて、ギヤ258が図11(b)に矢印A4で示した様に反時計回り方向に回転させられ、下スライダ252が矢印A5で示した様に左方に移動させられ、測定子213の先端がレンズ枠LFのヤゲン溝51の谷部(中央)に係合させられる。
この後、更に下スライダ252が矢印A5で示した様に左方に移動させられると、押圧軸263の押圧部263aが図8(b)に示した様に上スライダ252から離反させられることになる。この位置では測定子216がスプリング228のバネ力でレンズ枠LFのヤゲン溝51の谷部に付勢される。
この状態で、ベース回転モータ204を回転させることにより、測定子216の先端をレンズ枠LFのヤゲン溝に沿わせて移動させる。この際、上スライダ212がヤゲン溝の形状に応じガイドレール211に沿って移動させられると共に、測定軸213がヤゲン溝の形状に応じて上下方向に移動させられる。
そして、上スライダ212の移動は動径測定手段217で検出されて、測定軸213の上下移動は測定手段218で検出される。尚、この動径測定手段217は、支持板208のストッパ208aに当接した位置からの上スライダ212の移動量を検出する。この測定手段217,218の出力は図示しない演算手段(演算制御回路)に入力される。
この演算制御回路は、測定手段217からの出力を基にレンズ枠LFのヤゲン溝の谷部の動径ρiを求め、この動径ρiをベース回転モータ204の回転角θiに対応させて動径情報(θi,ρi)とし、この動径情報(θi,ρi)を図示しないメモリに記憶させる。一方、演算制御回路は、測定手段218からの出力を基に上下方向(Z軸方向)の移動量Ziを求め、この移動量Ziを回転角θiに対応させると共に動径ρiに対応させて玉型形状情報(θi,ρi,Zi)を求め、この玉型形状情報(θi,ρi,Zi)を図示しないメモリに記憶させる。
<型板,デモレンズ等の玉型の形状測定>
また、図7(a)の様に玉型ホルダ111を用いて型板やデモレンズ等の玉型の形状を測定する場合には、測定部移動用モータ107を作動させて、スライドベース105を図7中左方に移動させる。これにより、起立駆動片219aの先端が玉型ホルダ111の玉型フィラー起立用板部111bに当って、スプリング221のバネ力に抗して玉型用測定子219が回動軸220を中心に時計回り方向に回動させられる。これにともなって、マイクロスイッチ222がOFFする。
そして、この回動に伴い、スプリング221が回動軸220を越えて上方に移動すると、このスプリング221のバネ力により玉型用測定子219が起立させられて、この玉型用測定子219が図示しないストッパとスプリング221の作用により起立位置に図7(b)の如く保持される。この起立位置では、マイクロスイッチ223が玉型用測定子219のスイッチ操作片219bによりONさせられ、この信号が図示しない演算制御回路に入力される。
この演算制御回路は、このマイクロスイッチ223からのON信号を受けると、駆動モータ253を作動させて、ギヤ258を反時計回り方向に回転させ、下スライダ252を左方に移動させることにより、押圧軸263の押圧部263aを図8(a)に示した様に上スライダ252から離反させる。この動作にともない、上スライダ212がスプリング228のバネ力により左方に移動させられて、玉型用測定子219の測定面が図8(a)に示した様に玉型112の周縁に当接させられる。
この状態で、ベース回転モータ204を回転させることにより、玉型用測定子219を玉型112の周縁に沿わせて移動させる。そして、上スライダ212の移動を動径測定手段217で検出させて、動径測定手段217の出力を図示しない演算制御回路に入力させる。
この演算制御回路は、測定手段217からの出力を基に玉型112の動径ρiを求め、この動径ρiをベース回転モータ204の回転角θiに対応させて動径情報(θi,ρi)とし、この玉型形状情報すなわち動径情報(θi,ρi)を図示しないメモリに記憶させる。
(iii)玉型形状情報に基づく被加工レンズのレンズ厚測定
そして、玉摺機のデータ要求のスイッチ81がONされると、上述の様にしてフレーム形状測定装置1で求められた型板,デモレンズ等の玉型の玉型形状情報すなわち動径情報(θi,ρi)、或は、レンズ枠(玉型形状)の玉型形状情報(θi,ρi,Zi)が玉摺機2のレンズ枠形状メモリ(玉型形状メモリ)90に転送されて記憶される。
一方、レンズ回転軸304,304間に被加工レンズLを挟持させて、レンズ厚測定用のスイッチ85をONさせる。これにより、演算制御回路91は、図示しない駆動手段でフィラー332,334間の間隔を大きく広げると共に、336を作動させてフィラー332,334を被加工レンズLの前屈折面と後屈折面に臨ませた後、図示しない駆動手段によるフィラー332,334の拡開力解除して、フィラー332,334を被加工レンズLの前屈折面と後屈折面に当接させる。この後、演算制御回路91は、玉型形状情報(θi,ρi,Zi)又は動径情報(θi,ρi)に基づいて、パルスモータ337を作動させてレンズ回転軸304,304を回転させて被加工レンズLを回転させると共に、パルスモータ336を作動制御する。この際、演算制御回路91は、エンコーダ335からの出力を基に玉型形状情報(θi,ρi,Zi)又は玉型形状情報である動径情報(θi,ρi)におけるレンズ厚(コバ厚)Δiを求めて加工データメモリ95に記憶させる。
(iv)ヤゲンのチルト処理
次に、スイッチ64をON操作して加工コースを「オート」のモードにし、図12示した様なメニュー画面(ヤゲンシュミレーション画面)を演算制御回路91により液晶パネル62に表示させる。以下、この演算制御回路91によるヤゲンのチルト処理の制御が行われる。
この液晶パネル62の中央の左右の部分には、右の眼鏡レンズの玉型形状(眼鏡レンズ形状又はレンズ枠形状)LR及び左の眼鏡レンズの玉型形状(眼鏡レンズ形状又はレンズ枠形状)LLが原寸で表示されている。この玉型形状LR,LLは、玉型形状情報(θi,ρi)に基づくもので、眼鏡フレームのレンズ枠形状やリムレスフレームの眼鏡レンズ形状或いはモデルレンズ形状等も含む。
また、液晶パネル62の上部には、メガネフレームMF及びメガネフレームMFの左右のレンズ枠FR,FLと、眼鏡レンズの玉型形状LR,LLの上部コバ端ULL,ULR(レンズ上面図)が表示される。このメガネフレームMFは、フレームの傾きを示すのに用いられる。
更に、液晶パネル62の眼鏡レンズLR,LLの側部には眼鏡レンズの玉型形状LR,LLの耳側コバ端SLL,SLRが表示される。
また、上部コバ端ULL,ULR及び耳側コバ端SLL,SLRにはヤゲンカーブYCR,YCLが破線で示したように表示される。また、OR,OLは玉型形状LR,LLの光軸(左右の眼鏡レンズの光軸)を示し、光軸OR,OL間が瞳孔間距離PDを示す。尚、OGR,OGLは玉型形状LR,LLの幾何学中心を示す。
上部コバ端ULRのヤゲンカーブYCRと光軸ORとの交点を右側のVチルト基準位置(V基準)VR、 上部コバ端ULLのヤゲンカーブYCLと光軸OLとの交点を左側のVチルト基準位置(V基準)VLとなる。
また、液晶パネル62の右側の部分にはモード選択枠MSとレンズフレーム材質選択枠Maが表示されていると共に、モード選択枠MSには「モニター」が選択表示され、レンズフレーム材質選択枠Maにはフレーム材質の「メタル」が選択表示されている。そして、モード選択枠MSの下方には「カーブ」、「Lチルト」、「V基準」、「サイズ」、「フレームカーブ」、「フレーム傾き」、「レンズ傾き」等の項目が表示され、「カーブ」の側方にはカーブ値(図12では4.5)が表示され、「Lチルト」の側方には+、−付のヤゲン形状が表示され、「サイズ」の側方にはサイズ(図では0.00)が表示され、「フレームカーブ」の側方にはカーブ値(図では3.2)が表示され、「フレーム傾き」の側方にはフレームの傾き値(図では2°)が表示され、「レンズ傾き」の側方にはレンズの傾き値(図では1°)が表示されている。また、モード選択枠MSの下方には、「カーブ」、「Lチルト」、「V基準」、「サイズ」、「フレームカーブ」、「フレーム傾き」、「レンズ傾き」等の項目の一つを選択するためのカーソル(選択枠)71aが表示されている。
図13は、玉型形状LR,LL等の眼鏡レンズLとメガネフレームMFの左右それぞれのレンズ枠LF(RF)の断面形状(左右それぞれのレンズ枠のリム断面形状)との関係を示したものである。
ところで、図12のメニュ画面において、ヤゲンカーブYCR,YCRを傾斜操作するには、カーソルキー71の操作でカーソル枠71aを表示されているLチルトの項目に合わせ、Lチルトを選択して、それからV基準かH基準を選ぶ。
ここで、V基準とはVertical Tilt(垂直基準傾斜操作)の基準のことであり、H基準とはHorizontal Tilt(水平基準傾斜操作)の基準のことである。
そして、図12,14の例えばPDを示す位置に、即ち玉型形状LR,LLの光軸OR,OLの位置にVチルト基準線Rv,Lvを移動させて、このVチルト基準線Rv,Lvを中心に光軸OR,OLとを矢印na,nbの如く回転させて、光軸OR,OLと一体にヤゲンカーブ(ヤゲン軌跡)YCR,YCRを矢印nc,ndの如くチルトさせる。このチルトは、眼鏡レンズコバ面の範囲内で傾斜させ、フレーム上面図(フレームの傾きを示す図)のフレーム傾斜態様と比較することにより、よりフィットした仕上加工後の眼鏡レンズの眼鏡フレーム仮想枠入れをシュミレーションすることができる。
また、図15の例えばPDを示す位置に、即ち玉型形状LR,LLの光軸OR,OLの位置にHチルト基準線RLhを移動させて、このHチルト基準線RLhを中心に光軸OR,OLとを矢印na,nbの如く回転させて、光軸OR,OLと一体にヤゲンカーブ(ヤゲン軌跡)YCR,YCRを矢印nc,ndの如くチルトさせる。このチルトは、眼鏡レンズコバ面の範囲内で傾斜させ、フレーム上面図(フレームの傾きを示す図)のフレーム傾斜態様と比較することにより、よりフィットした仕上加工後の眼鏡レンズの眼鏡フレーム仮想枠入れをシュミレーションすることができる。
(v)ヤゲンのチルト処理
1.初期設定
図16(b)に示したように設定変更モードで、カーソル71bを項目「チルト」に合わせ、「+」、「−」スイッチで、チルトモードを選択設定する。
チルトモードに入ったときに、ここで設定したモードが初期表示される。図16(a)の如くチルトの項目では「無」に黒枠(図示の便宜上、図では灰色にして示している。)のカーソル71cがあり、無→有との間で移動できる。また、黒枠は初期値の設定を示している。
2.チルトヤゲン操作方法
図16(a)のチルトを選択して決定すると、図17(a)のチルトモード画面になる。このモニター画面から図17(a)の説明「・モニター画面で、カーソルを項目「ヤゲン」に合わせ、キーボードの61「入力変更」スイッチ68を押す。
入力変更スイッチを押す毎に、図17(c)の項目「ヤゲン」、「チルトB」、「チルトT」、「チルトV」が順次切り替わる。」の操作を行う。「+」、「−」のスイッチ69,70の操作で「DF」、「FRONT」、[EX]の選択を行うことができる。「DF」とは、コバ面上のヤゲン位置の比率(比率ヤゲン)を意味する。「FRONT」は、眼鏡レンズの前面カーブに合わせてヤゲンを立てることを意味し、」「EX」は二重焦点レンズ7や累進多焦点レンズ等の特殊なレンズのヤゲン設定を意味する。
[チルトモード]
各チルトモードに入ると、チルトさせたい方向を決めるためのチルト基準軸が自動設定される。各チルトモードのチルト基準軸は次の通り(図18(a)、(b)、(c)参照)
チルトB:鼻側をチルト(耳側が基準)
チルト基準軸は水平方向(0度―180度方向)に自動設定チルトT:耳側をチルト(鼻側が基準)
チルト基準軸は水平方向(0度―180度方向)に自動設定チルトV:眉側をチルト(PD直下が基準)
チルト基準軸は垂直方向(90度―270度方向)に自動設定*チルト基準軸はアイポイントを通る。
図19はチルトモードに入る前とチルトBモードに入った後のモードを左右に示す。
チルトモードを「チルトB」,「チルトT」,「チルトV」に設定すると同時に、一つ下の項目「全体」:(「厚」/「薄」)の表示が、チルト量を入力するための項目「チルト」に自動変更される。
その後は、「入力変更」スイッチを押す毎に、次のように機能が切り替わる。
即ち、図20は、チルトB,T,Vモードにおいて、入力変更スイッチ68を押すと、右側の「チルト」、「全体」との間で切り替わる。ここで、「チルト」、「全体」
チルト :チルト量を入力し、ヤゲンをチルトする。
全体 :ヤゲン全体を一定量移動する。
ことを意味する。尚、「厚」と「薄」のヤゲン位置変更は操作の混乱を防ぐためできないものとする。そのため、カーブ(比率算出)を変更したい場合は、チルトモードに入る前、「厚」・「薄」のヤゲン位置を変更しヤゲンカーブ調整しておく。
(Vi)自動ヤゲン設定
ところで、図21の眼鏡レンズLの前側屈折面faの湾曲したレンズカーブにヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を合わせることも考えられる。しかし、レンズカーブが眼鏡フレームのフレームカーブとある程度の差がある場合、眼鏡フレームのフレーム(レンズ枠)に仕上加工後の眼鏡レンズを見栄えよく枠入れできない可能性がある。この場合には、眼鏡レンズのコバ端面に形成するヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を眼鏡フレームのフレームカーブに合わせることにする。
そのため、初心者でも眼鏡フレームのフレームカーブに合わせてヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を傾斜させるために自動チルトヤゲンの設定を行うことができる。
(A).チルト加工操作の為の液晶パネル62の表示
このチルト加工操作の為の液晶パネル62のレイアウト設定画面では、図1Aの液晶パネル62の下縁部の表示部H1,H2,H3,H6に図22に示したような「全体」,「−回転」,「+回転」,「戻す」等の表示をさせる。この「全体」,「−回転」,「+回転」,「戻す」はファンクションスイッチF1,F2,F3,F6に対応している。
・「チルト」はお客様に分かりやすいように、「厚」,「薄」,変更の延長と考えF1(ヤゲン位置)、1つのファンクションスイッチにまとめる。
・名称は「任意」や、「自由」と意味で「フリー」とする。
・ヤゲン位置「フリー」選択後は「厚」,[薄]位置の変更は出来ないようにするため、ホ゜ッフ゜アッフ゜時薄く表示する。
・「面取り」の設定はレイアウト画面で行うのみとし、モニター画面での設定は廃止する。
レイアウト画面で、「特殊」を選択したときのみ、モニター画面でデータ入力
項目[面取り幅]を表示し、数値変更できるようにする。
(B)操作手順
以下、操作手順と液晶パネル(モニター画面)62の表示との関係について説明する。尚、図23の「フリー選択前(全体位置にある例)」、図24の「フリー選択後」、図27の「チルト量入力開始位置」、図28の「チルト量入力中」、図29の「チルトヤゲンの確認」、図30の「チルト量の修正」、図31の「全体位置の修正」、図33の「戻す」、図26,図29,図30,図32のスイッチ69,70等は、説明の便宜上記載したもので、実際には液晶パネル62には表示されない。
a.チルトモードの選択(モニター画面即ち液晶パネル62の表示)
図22のF1のヤゲン位置では、「全体」,「厚」,[薄],「フリー」の項目が図23の如くポップアップメニューPmで表示される。
この図23では、レンズ形状Lx,レンズ形状Lxの動径中心O,動径中心Oを中心とする動径ρ及び動径ρとレンズ形状Lxとの交点Pが液晶パネル62に表示されている。
また、図23において液晶パネル62には、動径ρがレンズ状の「薄」い部分にあるときのコバ断面W1、動径ρがレンズ形状の「厚」い部分にあるときのコバ断面W2、「全体」のコバ断面W0が表示されている。このコバ断面W1、W2,W0の左側には、「薄」,[厚],「全体」の項目が選択されたときに交点Pに表示される指示ポイントP1,P2,P0が表示されている。
更に、図24において液晶パネル62には、動径ρがレンズ状の「薄」い部分にあるときのコバ断面W1、動径ρがレンズ形状の「厚」い部分にあるときのコバ断面W2、動径ρがレンズ形状の「フリー」の状態にあるときのコバ断面W3が表示されている。このコバ断面W1〜W3の左側には、「薄」,[厚],「フリー」の項目が選択されたときに交点Pに表示される指示ポイントP1,P2,P3が表示されている。
ところで、図23では、ポップアップメニューのうち「全体」の項目(表示枠)の色が反転表示されて、「全体」が表示部H1に図23の如く選択表示される。この図23の状態から図24のように項目「フリー」の(表示枠)を反転させて「フリー」の項目を選択すると、図25に示したように表示部H1に「フリー」の項目が表示される。
・ホ゜ッフ゜アッフ゜メニュー上の「フリーに」カーソルを合わせると同時に、チルト位置マーク「+」が現れる。チルト位置確定前に、フリー以外の位置にカーソルを戻すと「+」マークは消える。
・3段目の拡大ヤゲン表示は、通常は回転位置を示しているが、チルト位置設定後は、チルト位置のヤゲン表示を兼ねる。
b.チルト位置の設定(移動させるところ)
このヤゲン位置が「フリー」の状態において、 ファンクションスイッチF2「―回転」、F3「+回転」を押して、チルト位置を決定する。
c.チルト位置の確定からチルト量の入力
この状態から図1,図26に示した「−」スイッチ70,[+]スイッチ69を押すと、同時にチルト位置が確定しマークが表示され、 ヤゲンがチルトしていく。そして、チルト操作が以下のように開始される。
チルト量入力開始
:図27のごとく「▼」マークがチルト位置のヤケ゛ン頂点Yp位置に現れる。
またユーサ゛ーが入力したチルト量が±数値(前は+、後は−)で表示される。
チルト量入力中
:チルト量のカウントアッフ゜タ゛ウン表示及び、それに合わせてヤケ゛ン頂点Yp位置が図28の如く前後シフトしていく。
*1 「−」、「+」スイッチ70,69が押されると確定マーク表示によってチルトモードに入ったことを示す。
以後、チルトモート゛解除無しにチルトモート゛内でのチルト位置の変更、及び「厚」、「薄」位置の入力は不可とする。この状態以降のヤゲン位置(F1)のホ゜ッフ゜アッフ゜メニュー表示は、6項の「全体位置の修正」を参照のこと。
d.チルトヤゲンの確認
図29はチルトヤゲンの確認を示したものである。
*1 「−回転」、「+回転」スイッチ(F2,F3)を押す。
チルト位置確定後は、「−回転」、「+回転」ファンクションスイッチ(F2,F3)を押してもヤケ゛ン位置を確認するための回転機能でしかない。(チルト位置は移動しない。)3段目の拡大ヤケ゛ン図もチルト位置ではなく、回転位置を示す。
e.チルト量の修正
「−」,「+」スイッチ70,69を押すと、図30に示したように自動的にチルト位置に復帰し、チルト量を入力できる。
f.全体位置の修正
次に、図31に示したようにホ゜ッフ゜アッフ゜メニューPmを表示させて、項目「全体」を選ぶ。
*「厚」と「薄」は選択不可なので、シ゛ャンフ゜する。
次に、図32の「−」,[+]スイッチ70,69で全体量を入力する。
g.戻す
この修正後は、図33の「戻す」に対応するファンクションスイッチF6(図1A,図22参照)で、全体,厚,薄,チルトの設定を全て解除し、元のオートヤゲンに戻す。
また、眼鏡レンズLのコバ厚形状データから求められたコバ端面からフレームカーブから外れたとき、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を修正する必要が生じる。
このヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)の修正に際しては、レンズ研削加工装置の液晶表示画面のレイアウト設定画面にメッセージを表示する。
このメッセージ内容は、『ヤゲンカーブをフレームカーブから変更しました。「戻る」スイッチを押して、ヤゲン設定を確認してください。』である。なお、表示内容はこれに限定されない。また、メッセージ表示する態様は、図35に示すとおりである。なお、図35のヤゲンシミュレーションは、本願出願人が既に出願した特開2003−11044号公報を参照。
下記に具体的に示す。
なお、ワイヤーフレームのワイヤーに取り付けられた溝掘り加工後の眼鏡レンズにおける溝軌跡が描く溝カーブも同様に傾斜(チルト)させることができ、同様に操作することができる。
ヤゲンが外れないように、ヤゲンカーブや、ヤゲン位置を自動変更した時のモニター画面で表示するメッセージ。オートコースでスタート時のみ表示する。
1. フレーム/溝カーブ変更有りの場合(monitor_flg =1)
* 溝カーブは、フレームリーダーで取得できないので、デフォルトを5カーブとし、この値からの変更が生じた場合。
(1)フレーム/溝カーブを修正した場合
(2)レンズ前面カーブへ変更した場合
(3)レンズ後面カーブへ変更した場合
(ヤゲン)
”ヤゲンカーブをフレームカーブから変更しました。”
”「戻る」スイッチを押して、ヤゲン設定を確認してください。”
(溝)
”溝カーブをオート基準から変更しました。”
”「戻る」スイッチを押して、溝設定を確認してください。”
2. ヤゲン/溝位置をオート基準から変更した場合。(monitor_flg =2)
* 変更基準は、ヤゲンはフロントからのヤケ゛ン位置が0.5mm以下の場合、溝はフロントからの溝位置が溝幅の2分の1に溝深さに比率補正値を掛けたものを足したものに、さらに余裕値を足したもの以下の場合
(ヤゲン)
”ヤゲン位置をオート基準から変更しました。”
”「戻る」スイッチを押して、ヤゲン設定を確認してください。”
(溝)
”溝位置をオート基準から変更しました。”
”「戻る」スイッチを押して、溝設定を確認してください。”
3.ヤゲン/溝が外れた場合。(monitor_flg =4)
*外れの基準は、ヤケ゛ンはフロントからのヤケ゛ン位置が0mm以下、溝は加工可否判定で行なっているため、ここでメッセージ表示しない。モニターで再スタート時に、溝が外れていれば加工可否判定で、エラーとなり溝位置変更を指示するメッセージが表示されることになる。
(ヤゲン)
”ヤゲンがコバから外れています。”
”「戻る」スイッチを押して、ヤゲン位置を変更してください。”
(溝)
メッセージ無し。
4.複合
1と2の両方(monitor_flg =3)
(ヤゲン)
”ヤゲンカーブをフレームカーブから変更しました。
”ヤゲン位置をオート基準から変更しました。
”「戻る」スイッチを押して、ヤゲン設定を確認してください。”
(溝)
”溝カーブをオート基準から変更しました。”
”溝位置をオート基準から変更しました。
”「戻る」スイッチを押して、溝設定を確認してください。”
1と3の両方(monitor_flg =5)
(ヤゲン)
”ヤゲンカーブをフレームカーブから変更しました。
”ヤゲンがコバから外れています。”
”「戻る」スイッチを押して、ヤゲン位置を変更してください。”
(溝)
この組み合わせは無し。
2と3の両方(monitor_flg =6)
(ヤゲン)
”ヤゲン位置をオート基準から変更しました。
”ヤゲンがコバから外れています。”
”「戻る」スイッチを押して、ヤゲン位置を変更してください。”
(溝)
この組み合わせは無し。
1と2と3全て(monitor_flg =7)
(ヤゲン)
”ヤゲンカーブをフレームカーブから変更しました。
”ヤゲン位置をオート基準から変更しました。
”ヤゲンがコバから外れています。”
”「戻る」スイッチを押して、ヤゲン位置を変更してください。”
(溝)
この組み合わせは無し。
このメッセージ表示は、作業者に、このまま加工を実行してもよいかどうか?を問い合わせており、良い場合は、このまま加工を実現する。
良くない場合は、再度レイアウト(チルトヤゲン修正)を修正する
また、眼鏡レンズのコバ厚形状データから、眼鏡レンズがプラスレンズかマイスレンズかを判定する。すなわち、眼鏡レンズの凹凸判定である。これは、眼鏡レンズの所定のコバ厚が厚いか薄いかに関するもので、任意の動径上のすくなくとも2点のコバ厚形状データにより、眼鏡レンズの凹凸判定を行なう。
以下、このような眼鏡レンズLのヤゲンカーブの設定、即ち眼鏡レンズLのヤゲン頂点位置設定、自動チルトヤゲン設定方法について、図33,34のフローチャート,図21,図35に基に基づいて説明する。
ステップS1
入力変更スイッチを押して図17(c)の項目「ヤゲン」を選択すると、ヤゲンカーブの設定のためのモードに入り、図33のフローチャートに基づく制御が開始される。
そして、この図33のステップS1において演算制御回路91は、レンズ形状データから、+レンズか−レンズか判定(判断)して、ステップS2に移行する。
ステップS2
このステップS2において演算制御回路91は、眼鏡フレームMFのレンズ枠LF(RF)のフレームカーブを眼鏡レンズLのコバ端面上に形成できるかどうかを判定(判断)し、眼鏡フレームMFのレンズ枠LF(RF)のフレームカーブを眼鏡レンズLのコバ端面上に形成できる場合にはステップS5に移行し、眼鏡フレームMFのレンズ枠LF(RF)のフレームカーブを眼鏡レンズLのコバ端面上に形成できない場合にはステップS3に移行する。
ステップS3
このステップS3において演算制御回路91は、フレームカーブを変更する。この場合、眼鏡フレームMFのレンズ枠LF(RF)のフレームカーブに近いヤゲンカーブ(ヤゲン軌跡)のうちで、コバ端面からヤゲンカーブ(ヤゲン軌跡)が外れないようなカーブを選択してステップS4に移行する。
ステップS4
このステップS4において演算制御回路91は、『ヤゲンカーブをフレームカーブから変更しました。 「戻る」スイッチを押して、ヤゲン設定を確認してください。』等のメッセージを液晶パネル62に表示して、このまま加工を実行してもよいかどうかを問い合わせる。そして、このまま加工を実行しない場合には「戻る」スイッチ((図示せず))を押してフレームカーブの変更を続行する。また、このまま加工を実行してもよい場合には「決定」スイッチ(図示せず)を押してステップS5に移行する。
ステップS5
このステップS5において演算制御回路91は、ステップS2から本ステップに移行した場合には眼鏡フレームMFのレンズ枠LF(RF)のフレームカーブをヤゲンカーブとして決定し、又、ステップS4から本ステップに移行した場合にはステップS4において変更したフレームカーブをヤゲンカーブとして決定し、図34のステップS6に移行する。
ステップS6
このステップS6において演算制御回路91は、眼鏡レンズLを水平・垂直でチルトさせたとき、即ち上述したようにチルトさせたい方向を決めるためのチルト基準軸として
「チルトB:鼻側をチルト(耳側が基準)
チルト基準軸は水平方向(0度―180度方向)に自動設定チルトT:耳側をチルト(鼻側が基準)
チルト基準軸は水平方向(0度―180度方向)に自動設定チルトV:眉側をチルト(PD直下が基準)」
のいずれかを設定して、このチルト基準軸により眼鏡レンズLをチルトさせ、ステップS7に移行する。
ステップS7
このステップS7において演算制御回路91は、水平・垂直の方向で偏心があるかどうかを確認し、ステップS8に移行する。
ステップS8
このステップS8において演算制御回路91は、
(−)マイナスレンズ又は(+)プラスレンズにおいて、偏心位置を確認し、コバ厚が薄い箇所及びコバ厚が厚い箇所を求めてステップS9に移行する。
ステップS9
このステップS9において演算制御回路91は、実際のヤゲン加工の為のヤゲンカーブを求める。
ここで、図21の眼鏡レンズLの最大コバ厚Wmax側のヤゲン頂点Yaから前側屈折面faまでの距離をΔLとして、眼鏡レンズLの最小コバ厚Wmin側のヤゲン頂点Ybから前側屈折面faまでの距離をΔsとし、このヤゲン頂点Ya,Ybを通るヤゲンカーブをYC1、実際の加工のためのヤゲンカーブをYC2とし、この場合の眼鏡レンズLの最大コバ厚Wmax側のヤゲン頂点をYxとする。尚、ヤゲンカーブYC1は、ステップS5において求められたヤゲンカーブである。
このステップS9において演算制御回路91は、[コバ厚が厚い箇所でヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)が通る前側コバ端面からヤゲン頂点位置までの距離]−[コバ厚が薄い箇所でヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)が通る前側コバ端面からヤゲン頂点位置までの距離]を計算する。
即ち、演算制御回路91は、Ya−Yx=Δaを
Δa=(ΔL−Δs)/2
として求める。
このように、その差の1/2の距離をコバ厚が厚い箇所でヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)が通るヤゲン位置Yaから側屈折面側へヤゲン頂点位置Yaを移動させて、ヤゲン頂点位置Yxを決定し、ヤゲンカーブ(ヤゲン軌跡)YC2を決め、終了する。
なお、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)設定の方法は、溝掘り加工時の溝軌跡を設定する方法にも応用することができる。
また、演算制御回路91には、図36に示したように、ヤゲン位置設定手段91a,ヤゲン位置設定手段での設定内容の有/無を独立して切り替える切替手段91b,左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを任意に傾斜調整させる傾斜調整手段91c,傾斜調整手段91cの操作により左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを同期して同一の傾斜状態に設定可能にする一方、傾斜調整手段91cの操作により左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを個別に任意の傾斜状態に設定可能とする同期状態設定手段91d,さらに同期状態設定手段91dには、傾斜調整手段91cの操作により前記左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを同期して同一の傾斜状態に設定可能にする第1の設定手段91d−1と、前記傾斜調整手段の操作により前記左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを個別に任意の傾斜状態に設定可能とする第2の設定手段91d−2が設けられている。
これにより、ヤゲン位置設定手段での設定内容の有/無を独立して切り替える切替手段91bが設けているので、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を最適なコバ端面位置に設定できる。
さらに、左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを任意に傾斜調整させる傾斜調整手段91cを備えているので、左右それぞれの眼鏡レンズがプラスレンズ(+レンズ)、マイナスレンズ(−レンズ)であっても、左右それぞれの眼鏡フレームのフレームカーブに合わせてヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を設定することができる。
傾斜調整手段91cの操作により左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを同期して同一の傾斜状態に設定可能にする一方、傾斜調整手段91cの操作により左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを個別に任意の傾斜状態に設定可能とすることができる。
そのうえ、傾斜調整手段91cの操作により左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを同期して同一の傾斜状態に設定することでき、傾斜調整手段の操作により左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを個別に任意の傾斜状態に設定することができる。
尚、眼鏡フレームのフレーム形状データおよび眼鏡レンズのコバ厚形状(レンズ形状)データを入力する。なお、フレーム形状測定装置から眼鏡フレームのフレーム形状データをレンズ研削加工装置に送信して、レンズ研削加工装置においてヤゲン設定をしてもよい。
以上説明したように、この発明の実施の形態のヤゲン位置設定方法は、眼鏡フレームのフレーム形状のデータ,眼鏡レンズの前記フレーム形状に対応する位置のコバ厚のデータ及び前記フレーム形状の幾何学中心に対する前記眼鏡レンズの光学中心の相対位置に基づいて、前記眼鏡フレームのフレームカーブと一致するヤゲンカーブを演算制御手段(91)により自動的に求めるようにしている。しかも、前記演算制御手段(91)は、前記フレームカーブと一致したヤゲン位置を設定できない場合に、前記フレームカーブに近似し且つ前記コバ厚内に入る近似ヤゲンカーブを設定するようになっている。
このような発明によれば、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を最適なコバ端面位置に設定できる。
また、この発明の実施の形態のヤゲン位置設定方法は、前記近似ヤゲンカーブが設定されたときに、前記ヤゲンカーブがフレームカーブからずれたことを告知手段62により告知するようになっている。
この発明によれば、ヤゲンカーブが変更されてフレームカーブからずれたことを知ることができる。
更に、この発明の実施の形態のヤゲン位置設定方法は、眼鏡フレームのフレーム形状のデータ,眼鏡レンズの前記フレーム形状に対応する位置のコバ厚のデータ及び前記フレーム形状の幾何学中心に対する前記眼鏡レンズの光学中心の相対位置に基づいて、前記眼鏡フレームのフレームカーブと一致するヤゲンカーブを演算制御手段(演算制御回路91)により自動的に求めるようにしている。しかも、前記演算制御手段(91)は、前記フレームカーブと一致したヤゲン位置を設定できる場合に、前記フレーム形状のデータ,コバ厚のデータ,前記フレーム形状の幾何学中心に対する前記眼鏡レンズの光学中心の相対位置に基づいて、前記ヤゲンの傾斜方向と傾斜量を自動的に設定するようになっている。
この構成によれば、眼鏡レンズの前側屈折面のなす球面のカーブではなく、眼鏡フレームのフレームカーブに合わせて、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を設定できるので、眼鏡レンズがプラスレンズ(+レンズ)であっても、眼鏡レンズのコバ端面からヤゲンカーブが外れてしまうことがなく、見栄えよくレイアウト設定することができる。
また、この発明の実施の形態のヤゲン位置設定装置は、眼鏡フレームのフレーム形状のデータを入力する形状データ入力手段(フレーム形状測定装置)1と、眼鏡レンズの前記フレーム形状に対応する位置のコバ厚のデータを入力するコバ厚データ入力手段[(レンズ厚測定装置)332,334,333,335]と、前記眼鏡レンズのコバ端面に形成するヤゲンの位置を設定するヤゲン位置設定手段[(ファンクションキー)61,91a]と、前記ヤゲン位置設定手段により指定されたヤゲンの状態を表示させる表示手段(液晶パネル62)を備えている。しかも、前記ヤゲン位置設定手段での設定内容の有/無を独立して切り替える切替手段(91b)を設けている。
このような構成によれば、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を最適なコバ端面位置に設定できる。
更に、この発明の実施の形態のレンズ研削加工装置のレイアウト設定装置は、眼鏡フレームのフレーム形状のデータを入力する形状データ入力手段1と、眼鏡レンズの前記フレーム形状に対応する位置のコバ厚のデータを入力するコバ厚データ入力手段(332,334,333,335)と、前記眼鏡レンズのコバ端に形成されるヤゲンカーブであって且つ前記フレーム形状のデータ,前記コバ厚のデータに基づいて前記眼鏡フレームのフレームカーブに一致するヤゲンカーブを求める演算制御手段(91)を備えている。しかも、前記ヤゲンカーブは左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブであり、前記左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを任意に傾斜調整させる傾斜調整手段(91c)を備えている。
この構成によれば、眼鏡レンズの前側屈折面のなす球面のカーブではなく、眼鏡フレームのフレームカーブに合わせて、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を設定できるので、左右それぞれの眼鏡レンズがプラスレンズ(+レンズ)、マイナスレンズ(−レンズ)であっても、左右それぞれの眼鏡フレームのフレームカーブに合わせてヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を設定することができ、眼鏡レンズのコバ端面からヤゲンカーブが外れてしまうことがなく、見栄えよくレイアウト設定することができる。
また、この発明の実施の形態のレンズ研削加工装置のレイアウト設定装置は、前記傾斜調整手段(91c)の操作により前記左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを同期して同一の傾斜状態に設定可能にする一方、前記傾斜調整手段(91c)の操作により前記左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを個別に任意の傾斜状態に設定可能とする同期状態設定手段(91d)が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を個別に最適なコバ端面位置に設定できる。
また、この発明の実施の形態のレンズ研削加工装置のレイアウト設定装置は、前記同期状態設定手段(91d)は、前記傾斜調整手段(91c)の操作により前記左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを同期して同一の傾斜状態に設定可能にする第1の設定手段(91d−1)と、前記傾斜調整手段の操作により前記左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲンカーブを個別に任意の傾斜状態に設定可能とする第2の設定手段(91d−2)である。
このような構成によれば、左右それぞれの眼鏡レンズのヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を同時又は個別に最適なコバ端面位置に設定できる。
また、この発明の実施の形態の眼鏡レンズLのレイアウト設定方法は、眼鏡フレームのフレームカーブに合わせて眼鏡レンズLのコバ端面に形成するヤゲン軌跡を傾斜させ、眼鏡レンズLを研削加工するためのレイアウトを設定するようにしている。
また、この発明の実施の形態のレンズ研削加工装置のレイアウト設定装置は、眼鏡フレームのフレーム形状データおよび眼鏡レンズのコバ厚形状データを入力する手段と、入力されたフレーム形状データおよびコバ厚形状データに基づいて眼鏡レンズのコバ端面に形成するヤゲン軌跡を傾斜させる手段とを有する。
また、この発明の実施の形態の眼鏡レンズのレイアウト設定方法は、ヤゲン軌跡を眼鏡レンズのフレームカーブから変更する場合に、レイアウト設定画面にメッセージを表示する眼鏡レンズのレイアウト設定方法である。
さらに、この発明の実施の形態のレンズ研削加工装置のレイアウト設定装置は、ヤゲン軌跡を眼鏡レンズのフレームカーブから変更する場合に、メッセージを表示するレイアウト設定画面を有する。
このような装置及びレイアウト設定方法によれば、眼鏡レンズの前側屈折面のなす球面のカーブではなく、眼鏡フレームのフレームカーブに合わせて、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を設定できるので、眼鏡レンズがマイナスレンズ(−レンズ)であっても、眼鏡レンズのコバ端面からヤゲンカーブが外れてしまうことがなく、見栄えよくレイアウト設定することができ、また、自動的にヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を最適なコバ端面位置に設定できるのかどうか判定し、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を傾斜させる機能をもたせて、ヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)のレイアウト設定の際に、予め眼鏡レンズの加工作業者にヤゲン軌跡(ヤゲンカーブ)を変更するかどうかの問い合わせることができる。
この発明にかかる眼鏡レンズの適合判定装置の制御回路である。 図1の玉摺機の正面に設けられるファンクションスイッチの説明図である。 図1に示した制御回路を有する眼鏡レンズの適合判定装置の概略斜視図である。 図1,図2に示した制御パネルの拡大説明図である。 図2に示したフレーム形状測定装置の拡大斜視図である。 (a)は図2,図4に示したフレーム形状測定装置の要部斜視図、(b),(c)は(a)の筒軸と操作軸との関係を説明するための断面図、(d)は保持ツメの説明図である。 (a)〜(c)は図2,図4,図5に示したフレーム形状測定装置の眼鏡枠保持の動作説明図である。 (a),(b)はフレーム形状測定装置のフレーム形状測定部等の説明図である。 (a),(b)はフレーム形状測定装置のフレーム形状測定部等の説明図である。 図2に示した玉摺機のレンズ厚測定部の説明図である。 (a),(b),(c)は図9に示したフィラーの作用説明図である。 (a)〜(c)はフレーム形状測定装置の測定部の作用説明図である。 図2の玉摺機の液晶パネルの表示説明図である。 ヤゲン位置とメガネフレームのリムとの関係を示す説明図である。 図12液晶パネルの表示説明図である。 図12液晶パネルの表示説明図である。 (a)は(b)の液晶パネルの初期設定変更画面の一部説明図、(b)は液晶パネルの初期設定変更画面の説明図である。 (a)は(b)の液晶パネルのチルト画面の一部説明図、(b)はキーボードの説明図である。 (a),(b),(c)はチルトモードタイプの説明図である。 図12の液晶パネルのチルトモード入力前後の説明図である。 図19の液晶パネルのチルトモード入力後の説明図である。 ヤゲンカーブと眼鏡レンズとの関係を示す説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 液晶パネルの下縁部のチルト操作の表示例を示す模式的説明図である。 ヤゲンカーブを決定するためのフローチャートである。 ヤゲンカーブを決定するためのフローチャートである。 ヤゲンカーブを決定するためのフローチャートである。 ヤゲンカーブ決定のための液晶パネルへの表示例を示す説明図である。 図9に示した演算制御回路の機能の一例を示す説明図である。
符号の説明
MF・・・ 眼鏡フレーム
1・・・フレーム形状測定装置(レンズ枠形状データ入力手段)
91・・・演算制御回路(演算制御手段)
61・・・操作パネル部(ヤゲン形状データ入力手段)
62・・・液晶表示パネル(表示手段)

Claims (1)

  1. 眼鏡フレームのフレーム形状のデータを入力する形状データ入力手段と、
    眼鏡レンズの前記フレーム形状に対応する位置のコバ厚のデータを入力するコバ厚データ入力手段と、
    前記眼鏡レンズのコバ端面に形成するヤゲンのうち最大コバ厚Wmaxにおけるヤゲン頂点をYaとし、前記眼鏡レンズのコバ端面に形成するヤゲンのうち最小コバ厚Wminにおけるヤゲン頂点をYbとし、前記ヤゲン頂点Ya,Ybを通るヤゲンカーブをYC1としたとき、前記フレーム形状のデータから得られるフレームカーブを前記ヤゲンカーブYC1として、前記ヤゲンを設けるヤゲン位置を自動的に設定する演算制御回路と、
    前記演算制御回路により設定されたヤゲンの状態を表示させる表示手段と、
    を備えると共に、
    前記演算制御回路は、前記ヤゲンのヤゲン軌跡が前記眼鏡レンズの前記コバ端面から外れるために、前記フレームカーブと一致した前記ヤゲンカーブYC1のヤゲンを前記眼鏡レンズのコバ端面に設定できない場合に、前記フレームカーブに近似し且つ前記コバ端面から前記ヤゲン軌跡が外れずに前記コバ厚内に入る近似ヤゲンカーブを新たに求めて、前記フレームカーブに一致したヤゲンカーブYC1を前記近似ヤゲンカーブに変更させて、前記フレームカーブに一致したヤゲンカーブを前記近似ヤゲンカーブに変更したことを知らせるメッセージを前記表示手段に表示させるヤゲン位置設定装置であって、
    前記変更を決定する「決定」スイッチおよび前記変更を決定しないでフレームカーブの変更を再度続行させる「戻る」スイッチが設けられていると共に、
    前記眼鏡レンズのヤゲン頂点Yaから前側屈折面faまでの距離をΔLとし、前記眼鏡レンズLのヤゲン頂点Ybから前側屈折面faまでの距離をΔsとし、実際の加工のためのヤゲンカーブをYC2とし、眼鏡レンズLの最大コバ厚Wmaxにおける前記ヤゲンカーブYC2のヤゲン頂点をYxとし、最大コバ厚Wmaxにおける前記ヤゲン頂点Ya,Yxの差をΔaとしたとき、
    前記演算制御回路は、前記「決定」スイッチと「戻る」スイッチとの選択を知らせる確認のメッセージを前記表示手段に表示させて、前記「決定」スイッチが選択されたときに、変更された前記近似ヤゲンカーブに基づいて前記ヤゲン頂点Ya,Yxの差ΔaをΔa=(ΔL−Δs)/2として求め、差Δaの1/2の距離をコバ厚が厚い箇所で前記ヤゲンカーブYC1が通るヤゲン頂点位置Yaから前側屈折面側へヤゲン頂点位置を移動させてヤゲン頂点位置Yxを決定しヤゲンカーブYC2を決定することを特徴とするヤゲン位置設定装置。
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