JP4786766B1 - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】意図しないイジェクトボタンの押下でイジェクトロック機構が解除されることを防止する。
【解決手段】筐体11に対して出し入れ可能に設けられた可動体12を格納位置に保持するロックレバー101のロック状態をイジェクトボタン102の押下操作により解除して可動体を引き出し可能とするイジェクトロック機構103を有し、このイジェクトロック機構は、第1の方向の運動によりロック部材を解除方向に移動させる駆動部材104を備え、この駆動部材が、イジェクトボタンの押下操作に応じて、一旦第2の方向に移動した後に第1の方向に移動するようにする。
【選択図】図9

Description

本発明は、スクリーン上に画面を投写する画像表示装置に関し、特に光学エンジン部を備えた可動体を格納位置に保持するとともにイジェクトボタンの押下操作により引き出し可能とするイジェクトロック機構を備えた画像表示装置に関するものである。
近年、画像表示装置の光源に半導体レーザを用いる技術が注目されている。この半導体レーザは、従来から画像表示装置に多用されてきた水銀ランプに比較して、色再現性がよい点、瞬時点灯が可能である点、長寿命である点、高効率で消費電力を低減することができる点、ならびに小型化が容易である点など、種々の利点を有している。
このような半導体レーザを用いた画像表示装置の利点は、携帯型の電子機器に内蔵する場合に都合が良く、例えば半導体レーザを用いた画像表示装置を携帯電話端末に内蔵する技術が知られている(特許文献1参照)。このように画像表示装置を携帯型の電子機器に内蔵すると、必要に応じて画面をスクリーンに拡大表示することができることから、利便性を高めることができる。
特開2007−316393号公報
さて、画像表示装置を携帯型の電子機器、例えば携帯型情報処理装置(いわゆるノートパソコン)に内蔵した構成では、電子機器の筐体に出し入れ可能に設けて、使用時に電子機器の筐体から引き出す構成とすると利便性を高めることができ、この場合、イジェクトボタンの押下操作に応じて画像表示装置の可動部が引き出し可能となるイジェクトロック機構を設けるとよい。ところが、携帯型の電子機器はカバンに収納して持ち歩くことが多く、このときカバン内で他の物と接触することによりイジェクトボタンが押下されることがあり、これによりイジェクトロック機構が解除されて画像表示装置の可動部が飛び出すおそれがある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、意図しないイジェクトボタンの押下でイジェクトロック機構が解除されることを防止することができるように構成された画像表示装置を提供することにある。
本発明の画像表示装置は、各色のレーザ光を出射するレーザ光源装置、このレーザ光源装置から出射されたレーザ光を映像信号に基づいて変調する光変調素子、この光変調素子により形成された変調レーザ光による画像をスクリーンに投写する投写光学系、を有する光学エンジン部を備え、筐体に対して出し入れ可能に設けられた可動体と、この可動体を格納位置に保持するロック部材のロック状態をイジェクトボタンの押下操作により解除して前記可動体を引き出し可能とするイジェクトロック機構と、を有し、このイジェクトロック機構は、第1の方向の運動により前記ロック部材を解除方向に移動させる駆動部材を備え、この駆動部材が、前記イジェクトボタンの押下操作に応じて、一旦第2の方向に移動した後に前記第1の方向に移動するようにした構成とする。
本発明によれば、イジェクトボタンの押下量に応じて駆動部材の動作方向が2段階に変化し、押下量が小さいときは駆動部材が第2の方向に移動し、押下量が大きいときは駆動部材が第2の方向に移動した後に第1の方向に移動する。そして、ユーザが意図せずにイジェクトボタンが押下される場合には、イジェクトボタンの押下量が小さいため、駆動部材が第2の方向に移動するのみで、第1の方向には移動せず、イジェクトロック機構は解除されない。これにより、カバンに収納して持ち歩いた際にカバン内で他の物と接触することによりイジェクトボタンが押下されても、可動体が飛び出すことを防止することができる。
本発明による画像表示装置1を携帯型情報処理装置2に内蔵した例を示す斜視図 光学エンジンユニット13に内蔵される光学エンジン部21の概略構成図 緑色レーザ光源装置22におけるレーザ光の状況を示す模式図 画像表示装置1を示す斜視図 画像表示装置1の概略構成を示すブロック図 イジェクトロック機構103を示す平面図 イジェクトロック機構103の要部を詳しく示す平面図 イジェクトロック機構103の要部を分解して示す斜視図 イジェクトロック機構103のロック状態を示す平面図 イジェクトロック機構103の中間状態を示す平面図 イジェクトロック機構103のロック解除状態を示す平面図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、各色のレーザ光を出射するレーザ光源装置、このレーザ光源装置から出射されたレーザ光を映像信号に基づいて変調する光変調素子、この光変調素子により形成された変調レーザ光による画像をスクリーンに投写する投写光学系、を有する光学エンジン部を備え、筐体に対して出し入れ可能に設けられた可動体と、この可動体を格納位置に保持するロック部材のロック状態をイジェクトボタンの押下操作により解除して前記可動体を引き出し可能とするイジェクトロック機構と、を有し、このイジェクトロック機構は、第1の方向の運動により前記ロック部材を解除方向に移動させる駆動部材を備え、この駆動部材が、前記イジェクトボタンの押下操作に応じて、一旦第2の方向に移動した後に前記第1の方向に移動するようにした構成とする。
これによると、イジェクトボタンの押下量に応じて駆動部材の動作方向が2段階に変化し、押下量が小さいときは駆動部材が第2の方向に移動し、押下量が大きいときは駆動部材が第2の方向に移動した後に第1の方向に移動する。そして、ユーザが意図せずにイジェクトボタンが押下される場合には、イジェクトボタンの押下量が小さいため、駆動部材が第2の方向に移動するのみで、第1の方向には移動せず、イジェクトロック機構は解除されない。これにより、カバンに収納して持ち歩いた際にカバン内で他の物と接触することによりイジェクトボタンが押下されても、可動体が飛び出すことを防止することができる。
また、第2の発明は、前記第1の発明において、前記イジェクトロック機構は、前記イジェクトボタンの押下操作による運動を方向変換して前記駆動部材を前記第2の方向に移動させるカム面と、前記イジェクトボタンの押下量が小さい第1の段階で前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを規制するとともに、前記イジェクトボタンの押下量が大きい第2の段階で前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを許容する規制手段と、を備えた構成とする。
これによると、イジェクトボタンの押下量に応じて駆動部材の動作方向が2段階に変化するように駆動部材を動作させることができる。
また、第3の発明は、前記第2の発明において、前記規制手段は、前記駆動部材に設けられた第1のガイド孔と、この第1のガイド孔に嵌入するように支持体に設けられた第1のガイド突起とからなり、前記第1のガイド孔が、前記第1のガイド突起に対して前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを規制する第1の領域と、前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを許容する第2の領域と、を有する構成とする。
これによると、イジェクトボタンの押下操作に応じた駆動部材の動作を円滑に行わせることができる。また、ロック状態では、第1のガイド孔の第1の領域に第1のガイド突起が位置し、駆動部材が第1の方向と逆向きに移動することが規制されているため、衝撃によりロック部材に解除方向の外力が作用しても、ロック部材は動くことができず、衝撃でロックが解除されることを防止することができる。
また、第4の発明は、前記第1乃至第3の発明において、前記イジェクトロック機構は、前記駆動部材の前記第1の方向の運動を前記ロック部材に伝達する中継部材を備え、前記駆動部材は、前記中継部材に設けられた第2のガイド突起が嵌入する第2のガイド孔を備え、この第2のガイド孔は、前記第2のガイド突起に対して前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを規制するとともに、前記駆動部材が前記第2の方向に移動することを許容するように設けられた構成とする。
これによると、イジェクトボタンの押下操作に応じた駆動部材および中継部材の動作を円滑に行わせることができる。そして、中継部材により駆動部材の第1の方向の運動を、駆動部材から離れた位置にあるロック部材に伝達することができ、これにより前面側に配置されるイジェクトボタンから離れた奥側にロック部材を配置して、可動体の動きを適切に拘束することができる。
また、第5の発明は、前記第1乃至第4の発明において、携帯型の電子機器に内蔵される画像表示装置であって、前記可動体は、前記光学エンジン部を構成する前記投写光学系を少なくとも備えた投写ユニットと、この投写ユニットをヒンジ部を介して前記画像の投写方向が上下するよう回動可能に支持する支持ユニットとで構成され、前記電子機器の筐体に対して出し入れ可能に設けられた構成とする。
これによると、投写ユニットを上下方向に回動させることで投写角度を調整することができるため、利便性を高めることができる。また、携帯型の電子機器は、カバンに収納して持ち歩くことが多いため、本発明が特に有効である。
また、第6の発明は、前記第5の発明において、前記電子機器は、携帯型情報処理装置であり、この携帯型情報処理装置の筐体内に形成された収容スペースに、光ディスク装置と取り替え可能に収容されるようにした構成とする。
これによると、携帯型情報処理装置の利便性を高めることができる。ここで、光ディスク装置とは、ブルーレイディスク、DVDおよびCDなどの光ディスクにおける情報の記録および再生の少なくとも一方を行うものである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による画像表示装置1を携帯型情報処理装置2に内蔵した例を示す斜視図である。携帯型情報処理装置(電子機器)2は、CPUやメモリなどが実装された制御基板(図示せず)などが内蔵された本体部3と、液晶パネルを備えた表示部4とを有し、本体部3と表示部4とがヒンジ部5で連結され、本体部3と表示部4とを重ね合わせた折りたたみ状態として携帯性を高めるようにしている。
本体部3の筐体8の上面8aには、キーボード6およびタッチパッド7が設けられている。また、本体部3の筐体8におけるキーボード6の裏面側には、光ディスク装置などの周辺機器が取り替え可能に収容される収容スペース、いわゆるドライブベイが形成されており、このドライブベイに画像表示装置1が取り付けられている。
画像表示装置1は、筐体11と、筐体11に対して出し入れ可能に設けられた可動体12と、を有している。可動体12は、スクリーンSに画面を投写するための光学部品が収容された光学エンジンユニット(投写ユニット)13と、この光学エンジンユニット13内の光学部品を制御するための基板などが収容された制御ユニット(支持ユニット)14とで構成されている。
図2は、光学エンジンユニット13に内蔵される光学エンジン部21の概略構成図である。この光学エンジン部21は、緑色レーザ光を出力する緑色レーザ光源装置22と、赤色レーザ光を出力する赤色レーザ光源装置23と、青色レーザ光を出力する青色レーザ光源装置24と、映像信号に応じて各レーザ光源装置22〜24からのレーザ光の変調を行う液晶反射型の光変調素子25と、各レーザ光源装置22〜24からのレーザ光を反射させて光変調素子25に照射させるとともに光変調素子25から出射された変調レーザ光を透過させる偏光ビームスプリッタ26と、各レーザ光源装置22〜24から出射されるレーザ光を偏光ビームスプリッタ26に導くリレー光学系27と、偏光ビームスプリッタ26を透過した変調レーザ光をスクリーンSに投射する投射光学系28と、を備えている。
この光学エンジン部21は、いわゆるフィールドシーケンシャル方式でカラー画像を表示するものであり、各レーザ光源装置22〜24から各色のレーザ光が時分割で順次出力され、各色のレーザ光による画像が視覚の残像効果によってカラー画像として認識される。
リレー光学系27は、各レーザ光源装置22〜24から出射される各色のレーザ光を平行ビームに変換するコリメータレンズ31〜33と、コリメータレンズ31〜33を通過した各色のレーザ光を所要の方向に導く第1および第2のダイクロイックミラー34,35と、ダイクロイックミラー34,35により導かれたレーザ光を拡散させる拡散板36と、拡散板36を通過したレーザ光を収束レーザに変換するフィールドレンズ37と、を備えている。
投射光学系28からスクリーンSに向けてレーザ光が出射される側を前側とすると、青色レーザ光源装置24から青色レーザ光が後方に向けて出射され、この青色レーザ光の光軸に対して緑色レーザ光の光軸および赤色レーザ光の光軸が互いに直交するように、緑色レーザ光源装置22および赤色レーザ光源装置23から緑色レーザ光および赤色レーザ光が出射され、この青色レーザ光、赤色レーザ光、および緑色レーザ光が、2つのダイクロイックミラー34,35で同一の光路に導かれる。すなわち、青色レーザ光と緑色レーザ光が第1のダイクロイックミラー34で同一の光路に導かれ、青色レーザ光および緑色レーザ光と赤色レーザ光が第2のダイクロイックミラー35で同一の光路に導かれる。
第1および第2のダイクロイックミラー34,35は、表面に所定の波長のレーザ光を透過および反射させるための膜が形成されたものであり、第1のダイクロイックミラー34は、青色レーザ光を透過するとともに緑色レーザ光を反射させる。第2のダイクロイックミラー35は、赤色レーザ光を透過するとともに青色レーザ光および緑色レーザ光を反射させる。
これらの各光学部材は、筐体41に支持されている。この筐体41は、各レーザ光源装置22〜24で発生した熱を放熱する放熱体として機能し、アルミニウムや銅などの熱伝導性の高い材料で形成されている。
緑色レーザ光源装置22は、側方に向けて突出した状態で筐体41に形成された取付部42に取り付けられている。この取付部42は、リレー光学系27の収容スペースの前方と側方にそれぞれ位置する前壁部43と側壁部44とが交わる角部から側壁部44に直交する向きに突出した状態で設けられている。赤色レーザ光源装置23は、ホルダ45に保持された状態で側壁部44の外面側に取り付けられている。青色レーザ光源装置24は、ホルダ46に保持された状態で前壁部43の外面側に取り付けられている。
赤色レーザ光源装置23および青色レーザ光源装置24は、いわゆるCANパッケージで構成され、レーザ光を出力するレーザチップが、ステムに支持された状態で缶状の外装部の中心軸上に光軸が位置するように配置されたものであり、外装部の開口に設けられたガラス窓からレーザ光が出射される。この赤色レーザ光源装置23および青色レーザ光源装置24は、ホルダ45,46に開設された取付孔47,48に圧入するなどしてホルダ45,46に対して固定される。青色レーザ光源装置24および赤色レーザ光源装置23のレーザチップの発熱は、ホルダ45,46を介して筐体41に伝達されて放熱され、各ホルダ45,46は、アルミニウムや銅などの熱伝導率の高い材料で形成されている。
緑色レーザ光源装置22は、励起用レーザ光を出力する半導体レーザ51と、半導体レーザ51から出力された励起用レーザ光を集光する集光レンズであるFAC(Fast-Axis Collimator)レンズ52およびロッドレンズ53と、励起用レーザ光により励起されて基本レーザ光(赤外レーザ光)を出力する固体レーザ素子54と、基本レーザ光の波長を変換して半波長レーザ光(緑色レーザ光)を出力する波長変換素子55と、固体レーザ素子54とともに共振器を構成する凹面ミラー56と、励起用レーザ光および基本波長レーザ光の漏洩を阻止するガラスカバー57と、各部を支持する基台58と、各部を覆うカバー体59と、を備えている。
この緑色レーザ光源装置22は、基台58を筐体41の取付部42に取り付けて固定され、緑色レーザ光源装置22と筐体41の側壁部44との間に所要の幅(例えば0.5mm以下)の間隙が形成される。これにより、緑色レーザ光源装置22の熱が赤色レーザ光源装置23に伝わりにくくなり、赤色レーザ光源装置23の昇温を抑制して、温度特性の悪い赤色レーザ光源装置23を安定的に動作させることができる。また、赤色レーザ光源装置23の所要の光軸調整代(例えば0.3mm程度)を確保するため、緑色レーザ光源装置22と赤色レーザ光源装置23との間に所要の幅(例えば0.3mm以上)の間隙が設けられている。
図3は、緑色レーザ光源装置22におけるレーザ光の状況を示す模式図である。半導体レーザ51のレーザチップ61は、波長808nmの励起用レーザ光を出力する。FACレンズ52は、レーザ光のファースト軸(光軸方向に対して直交し且つ図の紙面に沿う方向)の拡がりを低減する。ロッドレンズ53は、レーザ光のスロー軸(図の紙面に対して直交する方向)の拡がりを低減する。
固体レーザ素子54は、いわゆる固体レーザ結晶であり、ロッドレンズ53を通過した波長808nmの励起用レーザ光により励起されて波長1064nmの基本波長レーザ光(赤外レーザ光)を出力する。この固体レーザ素子54は、Y(イットリウム)VO(バナデート)からなる無機光学活性物質(結晶)にNd(ネオジウム)をドーピングしたものであり、より具体的には、母材であるYVOのYに蛍光を発する元素であるNd+3に置換してドーピングしたものである。
固体レーザ素子54におけるロッドレンズ53に対向する側には、波長808nmの励起用レーザ光に対する反射防止と、波長1064nmの基本波長レーザ光および波長532nmの半波長レーザ光に対する高反射の機能を有する膜62が形成されている。固体レーザ素子54における波長変換素子55に対向する側には、波長1064nmの基本波長レーザ光および波長532nmの半波長レーザ光に対する反射防止の機能を有する膜63が形成されている。
波長変換素子55は、いわゆるSHG(Second Harmonics Generation)素子であり、固体レーザ素子54から出力される波長1064nmの基本波長レーザ光(赤外レーザ光)の波長を変換して波長532nmの半波長レーザ光(緑色レーザ光)を生成する。この波長変換素子35は、強誘電体結晶に、分極が反転した領域とそのままの領域を交互に形成した、周期的な分極反転構造を備えたものであり、分極反転周期方向(分極反転領域の配列方向)に基本波長レーザ光を入射させる。なお、強誘電体結晶には、例えばLN(ニオブ酸リチウム)にMgOを添加したものが用いられる。
波長変換素子55における固体レーザ素子54に対向する側には、波長1064nmの基本波長レーザ光に対する反射防止と、波長532nmの半波長レーザ光に対する高反射の機能を有する膜64が形成されている。波長変換素子55における凹面ミラー56に対向する側には、波長1064nmの基本波長レーザ光および波長532nmの半波長レーザ光に対する反射防止の機能を有する膜65が形成されている。
凹面ミラー56は、波長変換素子55に対向する側に凹面を有し、この凹面には、波長1064nmの基本波長レーザ光に対する高反射と、波長532nmの半波長レーザ光に対する反射防止の機能を有する膜66が形成されている。これにより、固体レーザ素子54の膜62と凹面ミラー56の膜66との間で、波長1064nmの基本波長レーザ光が共振して増幅される。
波長変換素子55では、固体レーザ素子54から入射した波長1064nmの基本波長レーザ光の一部が波長532nmの半波長レーザ光に変換され、変換されずに波長変換素子55を通過した波長1064nmの基本波長レーザ光は、凹面ミラー56で反射されて波長変換素子55に再度入射し、波長532nmの半波長レーザ光に変換される。この波長532nmの半波長レーザ光は、波長変換素子55の膜64で反射されて波長変換素子55から出射される。
ここで、固体レーザ素子54から波長変換素子55に入射して波長変換素子55で波長変換されて波長変換素子55から出射されるレーザ光のビームB1と、凹面ミラー56で一旦反射されて波長変換素子55に入射して膜64で反射されて波長変換素子55から出射されるレーザ光のビームB2とが互いに重なり合う状態では、波長532nmの半波長レーザ光と波長1064nmの基本波長レーザ光とが干渉を起こして出力が低下する。
そこでここでは、波長変換素子55を光軸方向に対して傾斜させて、入射面および出射面での屈折作用により、レーザ光のビームB1、B2が互いに重なり合わないようにして、波長532nmの半波長レーザ光と波長1064nmの基本波長レーザ光との干渉を防ぐようにしており、これにより出力低下を避けることができる。
なお、図2に示したガラスカバー57には、波長808nmの励起用レーザ光および波長1064nmの基本波長レーザ光が外部に漏洩することを防止するため、これらのレーザ光を透過しない膜が形成されている。
図4は、画像表示装置1を示す斜視図であり、図4(A)に、可動体12を筐体11内に格納した格納状態を、図4(B)に、可動体12を筐体11から引き出した使用状態をそれぞれ示している。
可動体12を構成する光学エンジンユニット13および制御ユニット14の各筐体は、高さ方向の寸法が短い扁平な箱形状をなしている。光学エンジンユニット13および制御ユニット14の各筐体の両側縁には、筐体11内に設けられた図示しないガイドレールに沿ってスライドするスライダ71,72が設けられており、使用者による押し引き操作で、矢印Aで示すように、筐体11に対して可動体12が出し入れされる。
光学エンジンユニット13と制御ユニット14とはヒンジ部73を介して連結されており、光学エンジンユニット13が制御ユニット14に回動可能に支持されている。光学エンジンユニット13におけるヒンジ部73と相反する側の端部には出射窓74が設けられており、この出射窓74から光学エンジン部21の投射光学系28(図2参照)を通過したレーザ光が出射される。
図1に示したように、画像表示装置1の収容スペースは、携帯型情報処理装置2の筐体8の側面に開口しており、携帯型情報処理装置2の筐体8の側面に対して略直交する向きに可動体12を出し入れする構成となっている。画像表示装置1の筐体11は携帯型情報処理装置2の筐体8に収容され、使用状態では光学エンジンユニット13と制御ユニット14の一部が、携帯型情報処理装置2の筐体8の側方に突出した状態となる。携帯型情報処理装置2はその側面がスクリーンSに正対するように配置され、これにより光学エンジンユニット13に設けられた出射窓74をスクリーンSに正対させることができる。
また、図4に示したヒンジ部73は直交2軸構造を有し、図4(B)に示す使用状態では、制御ユニット14が筐体11のガイドレールに支持される一方で、光学エンジンユニット13は筐体11から完全に抜け出し、矢印Bで示すように、光学エンジンユニット13を上下方向に回動させることができ、また、矢印Cで示すように、前後方向、すなわち可動体12の出し入れ方向の軸回りに光学エンジンユニット13を回動させることができる。
なお、制御ユニット14の上面には、操作部75が設けられており、操作部75には、電源のオンオフ、輝度切り替え、および台形補正の各操作を行う操作ボタンが配列されている。
図5は、画像表示装置1の概略構成を示すブロック図である。画像表示装置1の制御部81は、各色のレーザ光源装置22〜24を制御するレーザ光源制御部82と、携帯型情報処理装置2から入力される映像信号に基づいて光変調素子25を制御する光変調素子制御部83と、携帯型情報処理装置2から供給される電力をレーザ光源制御部82および光変調素子制御部83に供給する電源部84と、各部を総括的に制御する主制御部85と、を有している。この制御部81は、制御ユニット14に設けられている。
光学エンジン部21には、各色のレーザ光源装置22〜24および光変調素子25の他に、光変調素子25に入射する光量を検出するフォトセンサ86と、光変調素子25の近傍の温度を検出する温度センサ87と、が設けられている。この光学エンジン部21は、光学エンジンユニット13に設けられているが、この光学エンジンユニット13には、光学エンジン部21の他に、光学エンジン部21を冷却する冷却ファン88が設けられている。
画像表示装置1の筐体11(図4を併せて参照されたい)には、携帯型情報処理装置2から電力を供給するための給電線および携帯型情報処理装置2から映像信号を送信するための信号線が接続されるインタフェイス部91が設けられており、このインタフェイス部91と制御ユニット14とが配線ケーブル92で結ばれている。この配線ケーブル92は、可撓性を有し、筐体11に対して可動体12を出し入れする際には、制御ユニット14に追随するように屈曲変形する。
また、制御ユニット14と光学エンジンユニット13とは配線ケーブル93で結ばれている。この配線ケーブル93は、制御部81内の各部と光学エンジン部21内の各部との間で信号を送受するための信号線や、冷却ファン88などに電力を供給する給電線で構成されている。この配線ケーブル93も、可撓性を有し、制御ユニット14に対して光学エンジンユニット13を回動させる際には、光学エンジンユニット13の回動に伴って配線ケーブル93が屈曲変形する。
なお、ここでは、制御部81を制御ユニット14に設けたが、この制御部81の一部、例えば電源部84を、インタフェイス部91とともに筐体11側に設けるようにしてもよい。
図6は、イジェクトロック機構103を示す平面図であり、図6(A)にロック状態を、図6(B)にロック解除状態をそれぞれ示す。図7は、イジェクトロック機構103の要部を詳しく示す平面図である。図8は、イジェクトロック機構103の要部を分解して示す斜視図である。
図6に示すように、画像表示装置1の筐体11における可動体12の側方には、可動体12を格納位置に保持するロックレバー(ロック部材)101のロック状態をイジェクトボタン102の押下操作により解除して可動体12を引き出し可能とするイジェクトロック機構103が設けられている。イジェクトロック機構103は、駆動部材104と、スライドプレート(中継部材)105と、中継レバー106と、を有している。
ロックレバー101は、画像表示装置1の筐体11を構成する支持プレート107に固定された支軸108に回動自在に支持され、ばね109によりロック方向に付勢されている。このロックレバー101は、可動体12の引き出し方向の後側に位置する制御ユニット14の側縁部に係合するアーム部110を備え、図6(A)に示すロック状態で制御ユニット14の動きを拘束して可動体12を格納位置に保持する。可動体12は図示しないばねにより飛び出し方向に付勢されており、図6(B)に示すロック解除状態では、可動体12が飛び出して、ユーザが光学エンジンユニット13を把持して引き出すことができる状態となる。
スライドプレート105は、可動体12の側縁部に沿って延在し、前側のイジェクトボタン102の近傍に位置する駆動部材104の第1の方向の運動を、後側に設けられたロックレバー101に伝達する。このスライドプレート105は、連結軸111を介してロックレバー101に回動可能に連結されている。
また、スライドプレート105は、支持プレート107に設けられたガイド片112と、筐体11を構成する板材に設けられたガイド片113により規制されて、支持プレート107の上面を第1の方向に摺動するように案内される。なお、ロックレバー101の回動に伴う連結軸111の回動を許容するため、スライドプレート105は、第1の方向に直交する第2の方向にも僅かに移動可能にガイド片112,113に規制されている。
図7に示すように、イジェクトボタン102は、前面パネル115に出没自在に設けられている(図4参照)。このイジェクトボタン102が設けられた前面パネル115は、格納状態で、光学エンジンユニット13の前面パネル116とともに、携帯型情報処理装置2の筐体8の側面8bと略面一となるように配置されている。
中継レバー106は、イジェクトボタン102と駆動部材104との間に介装され、イジェクトボタン102の押下操作による運動を駆動部材104に伝達するものであり、筐体11に設けられた支軸121に回動自在に支持されている。この中継レバー106には、イジェクトボタン102の背面側に設けられた押圧部122が当接する受け部123が形成されている。
駆動部材104は、中継レバー106の押圧部125が当接するカム面126を備えている。このカム面126は、第1の方向および第2の方向に対して傾斜した状態で設けられており、イジェクトボタン102の押下操作による第1の方向の運動を方向変換して駆動部材104を第2の方向に移動させる、いわゆる直動カムとして機能し、イジェクトボタン102の押下操作に応じて、中継レバー106の押圧部125が支軸121を中心にして後方に回動するのに伴って駆動部材104が第2の方向に移動する。
なお、中継レバー106において、支軸121に対して力点となる受け部123が、作用点となる押圧部125より近くに位置するため、イジェクトボタン102の操作力を駆動部材104に伝達する際に変位量が拡大され、イジェクトボタン102の押下量に比較して駆動部材104を大きく移動させることができる。
また、駆動部材104は、支持プレート(支持体)107に対する駆動部材104の移動方向を規制するガイド部127を備えており、このガイド部127には、支持プレート107に突出形成された第1のガイド突起(規制手段)128が嵌入する第1のガイド孔(規制手段)129が設けられている。
この第1のガイド孔129は、略L字形状をなしており、第1のガイド突起128に対して駆動部材104が第1の方向に移動することを規制する第1の領域と、駆動部材104が第1の方向に移動することを許容する第2の領域と、を有している。これにより、イジェクトボタン102の押下量が小さい第1の段階で駆動部材104が第1の方向に移動することが規制されるとともに、イジェクトボタン102の押下量が大きい第2の段階で駆動部材104が第1の方向に移動することが許容され、イジェクトボタン102の押下操作に応じて、駆動部材104が、一旦第2の方向に移動した後に第1の方向に移動するようになる。
また、駆動部材104のガイド部127には、スライドプレート105に突出形成された第2のガイド突起132が嵌入する第2のガイド孔133が設けられている。この第2のガイド孔133は、第2の方向に長く形成されており、第2のガイド突起132に対して駆動部材104が第1の方向に移動することを規制するとともに、駆動部材104が第2の方向に移動することを許容するようになっている。
図8に示すように、第1のガイド突起128は、支持プレート107を構成する板材を切り起こすことで第1の方向に延在するように形成されている。第2のガイド突起132は、スライドプレート105を構成する板材を折り曲げることで第2の方向に延在するように形成されている。
駆動部材104はスライドプレート105に重なるように配置され、支持プレート107の第1のガイド突起128は、スライドプレート105に開設されたガイド孔131を通過して駆動部材104の第1のガイド孔129に嵌入する。これにより、第1のガイド突起128は、支持プレート107に対する駆動部材104の移動方向を規制するとともに、支持プレート107に対するスライドプレート105の移動方向も規制し、スライドプレート105は第1のガイド突起128に沿って第1の方向に移動する。
また、図7に示したように、駆動部材104とスライドプレート105とは、ばね135を介して連結されている。このばね135は、駆動部材104のばね取付部136とスライドプレート105のばね取付部137とに引張状態で装着され、中継レバー106に押圧されて駆動部材104が移動する方向と逆向きに駆動部材104を付勢する。したがって、イジェクトボタン102が押下されると、ばね135の付勢力に抗して、駆動部材104が第2の方向に移動し、イジェクトボタン102から指を離して押下力がなくなると、図示する初期状態、すなわち第1のガイド突起128が第1のガイド孔129の第1の領域に位置する状態に復帰する。
図9、図10および図11は、イジェクトロック機構の状態遷移図であり、図9にロック状態を、図10に中間状態を、図11にロック解除状態を、それぞれ示す。
図9に示すロック状態でイジェクトボタン102が押下されると、中継レバー106が支軸121を中心にして回動して、中継レバー106の押圧部125が駆動部材104のカム面126を押圧し、このとき、第1のガイド突起128が第1のガイド孔129の第1の領域に位置するため、駆動部材104は第1の方向の移動が規制され、カム面126により運動方向が変換されて、駆動部材104は第2の方向に移動し、図10に示す中間状態となる。
図10に示す中間状態では、第1のガイド突起128が第1のガイド孔129の第2の領域に位置するため、駆動部材104が第1の方向に移動することが許容され、この状態でさらにイジェクトボタン102が押下されると、駆動部材104が第1の方向に移動する。このとき、スライドプレート105の第2のガイド突起132が駆動部材104に押されるため、スライドプレート105も駆動部材104とともに第1の方向に移動し、図11に示すロック解除状態となる。
図11に示すロック解除状態では、スライドプレート105が第1の方向に移動するのに伴ってロックレバー101が解除位置に移動し、可動体12が飛び出して、ユーザが光学エンジンユニット13を把持して引き出すことができる状態となる。
このようにイジェクトロック機構103では、駆動部材104が、イジェクトボタン102の押下操作に応じて、一旦第2の方向に移動した後に第1の方向に移動してロックレバー101を解除方向に移動させるようになっており、イジェクトボタン102の押下量Pに応じて駆動部材104の動作方向が2段階に変化し、図10に示したように押下量Pが小さいときは駆動部材104が第2の方向に移動し、図11に示したように押下量Pが大きいときは駆動部材104が第1の方向に移動する。
一方、他の物との接触によりユーザが意図せずにイジェクトボタン102が押下される場合には、イジェクトボタン102の押下量は小さくなる。したがって、駆動部材104は第2の方向に移動するのみで、第1の方向には移動せず、イジェクトロック機構103は解除されない。このため、携帯型情報処理装置2をカバンに収納して持ち歩いた際に、カバン内で他の物と接触することによりイジェクトボタン102が押下されても、画像表示装置1の可動体12が飛び出すことを防止することができる。
また、このイジェクトロック機構103では、持ち運ぶ際に画像表示装置1あるいは携帯型情報処理装置2に衝撃が加わることでロックが解除されることも防止することができる。
図9に示すロック状態では、第1のガイド孔129の第1の領域に第1のガイド突起128が位置し、この状態では、駆動部材104が第1の方向と逆向きに移動することが規制されている。このため、衝撃によりロックレバー101やスライドプレート105に解除方向の外力が作用しても、スライドプレート105は動くことができず、ロックレバー101は解除方向に移動しない。
ここで、駆動部材104が第2の方向と逆向きに移動すれば、スライドプレート105は動くことができるが、衝撃により生じる外力が、駆動部材104およびスライドプレート105を同時に互いに異なる向きに移動させるように作用することは略皆無であり、衝撃で容易にロックが解除されることはない。
なお、ここでは、本発明による画像表示装置1を携帯型情報処理装置2に内蔵した例を示したが、他の携帯型の情報端末装置などの電子機器に内蔵することも可能である。
また、前記の例では、携帯型情報処理装置2の収容スペースに、本発明による画像表示装置1が光ディスク装置と取り替え可能に収容される構成としたが、携帯型情報処理装置などの電子機器に光ディスク装置などの他の装置と取り替えできない状態で収容される構成も可能である。
また、前記の例では、本発明における駆動部材を、イジェクトボタン102の押下操作による運動を第2の方向の運動に変換するカム面126を備えた駆動部材104として構成したが、運動方向を変換するカム面は、駆動部材自体に設ける他、イジェクトボタン102側の部材、すなわち中継レバー106に設けるようにしてもよく、これでも同様の動作を行わせることができる。
また、前記の例では、第2の方向、すなわちイジェクトボタン102の押下量が小さい段階で駆動部材104が移動する方向を、ロックレバー(ロック部材)101を解除方向に移動させる第1の方向に直交する方向としたが、第2の方向は第1の方向に対して必ずしも直交する必要はない。
本発明にかかる画像表示装置は、意図しないイジェクトボタンの押下でイジェクトロック機構が解除されることを防止することができる効果を有し、スクリーン上に画面を投写する画像表示装置などとして有用である。
1 画像表示装置
2 携帯型情報処理装置(電子機器)
8 筐体
11 筐体
12 可動体
13 光学エンジンユニット(投写ユニット)
14 制御ユニット(支持ユニット)
21 光学エンジン部
101 ロックレバー(ロック部材)
102 イジェクトボタン
103 イジェクトロック機構
104 駆動部材
105 スライドプレート(中継部材)
106 中継レバー
107 支持プレート(支持体)
126 カム面
127 ガイド部
128 第1のガイド突起(規制手段)
129 第1のガイド孔(規制手段)
132 第2のガイド突起
133 第2のガイド孔

Claims (6)

  1. 各色のレーザ光を出射するレーザ光源装置、このレーザ光源装置から出射されたレーザ光を映像信号に基づいて変調する光変調素子、この光変調素子により形成された変調レーザ光による画像をスクリーンに投写する投写光学系、を有する光学エンジン部を備え、筐体に対して出し入れ可能に設けられた可動体と、
    この可動体を格納位置に保持するロック部材のロック状態をイジェクトボタンの押下操作により解除して前記可動体を引き出し可能とするイジェクトロック機構と、を有し、
    このイジェクトロック機構は、第1の方向の運動により前記ロック部材を解除方向に移動させる駆動部材を備え、この駆動部材が、前記イジェクトボタンの押下操作に応じて、一旦第2の方向に移動した後に前記第1の方向に移動するようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記イジェクトロック機構は、前記イジェクトボタンの押下操作による運動を方向変換して前記駆動部材を前記第2の方向に移動させるカム面と、前記イジェクトボタンの押下量が小さい第1の段階で前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを規制するとともに、前記イジェクトボタンの押下量が大きい第2の段階で前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを許容する規制手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記規制手段は、前記駆動部材に設けられた第1のガイド孔と、この第1のガイド孔に嵌入するように支持体に設けられた第1のガイド突起とからなり、前記第1のガイド孔が、前記第1のガイド突起に対して前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを規制する第1の領域と、前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを許容する第2の領域と、を有することを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記イジェクトロック機構は、前記駆動部材の前記第1の方向の運動を前記ロック部材に伝達する中継部材を備え、
    前記駆動部材は、前記中継部材に設けられた第2のガイド突起が嵌入する第2のガイド孔を備え、この第2のガイド孔は、前記第2のガイド突起に対して前記駆動部材が前記第1の方向に移動することを規制するとともに、前記駆動部材が前記第2の方向に移動することを許容するように設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 携帯型の電子機器に内蔵される画像表示装置であって、
    前記可動体は、前記光学エンジン部を構成する前記投写光学系を少なくとも備えた投写ユニットと、この投写ユニットをヒンジ部を介して前記画像の投写方向が上下するよう回動可能に支持する支持ユニットとで構成され、前記電子機器の筐体に対して出し入れ可能に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記電子機器は、携帯型情報処理装置であり、この携帯型情報処理装置の筐体内に形成された収容スペースに、光ディスク装置と取り替え可能に収容されるようにしたことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
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