JP4786410B2 - 沈砂分離設備 - Google Patents

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Description

本発明は、河川や湖沼の砂や石を沈降して分離する沈砂分離設備に関する。
河川、湖沼、ダムあるいは下水処理場、浄水場などの水処理設備では、特許文献1に記載のように、原水中に混在した砂を沈降させ分離させる沈砂池と、この沈砂池にて分離された沈砂を原水と共に汲み上げる揚砂装置と、この揚砂装置にて汲み上げられた原水から砂を分離する分離装置と、この分離された砂を貯留ホッパへ搬送するスクリューコンベヤ装置と、砂を貯留する上記貯留ホッパとが設けられている。
特開平3‐146147号公報
ところが、上述のような水処理設備の分離装置にて分離された砂は、粗砂や小石、細砂などが混在しており、この混在した状態で貯留ホッパに貯溜されている。しかし、例えば細砂は、田畑の土壌改良用に有効利用できるが、粗砂や小石と混在した状態では有効利用ができず、廃棄されるか、別工程で粗砂や小石と分別する必要があった。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、分離された砂や石の有効利用を即座に実施できるようにした沈砂分離設備を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、外側の分級室と、この外側の分級室に対し隔離して配設された内側の分級室と、これらの両分級室の上部に配置された分離装置とを備えて構成され、上記分離装置は、上記両分級室との間を仕切る底板を有し、上記外側の分級室から上記内側の分級室へ亘って形成されて原水を流入する螺旋流路と、この螺旋流路に沿って形成され、原水中の砂等を落下させ、この砂等をその大きさに応じて、上記外側の分級室と上記内側の分級室にそれぞれ分別して分級するためのスリットと、上記螺旋流路の終端に形成された排出口と、この排出口に連通し、原水から砂等を分離した処理水を導く排水流路と、を有することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、外側の分級室と、この外側の分級室に対し隔離して配設された内側の分級室と、これらの両分級室の上部に配置された分離装置とを備えて構成され、上記分離装置は、上記両分級室との間を仕切る底板をそれぞれ有し、かつ少なくとも第1螺旋流路、第2螺旋流路及び第3螺旋流路を含む複数層の階層構造を構成する複数の螺旋流路と、上記各螺旋流路に沿って形成され、原水中の砂等を落下させ、この砂等をその大きさに応じて、上記外側の分級室と上記内側の分級室にそれぞれ分別して分級するためのスリットと、上記各螺旋流路の終端に形成された排出口と、この排出口に連通し、原水から砂等を分離した処理水を導く排水流路と、を有し、上記第1螺旋流路は、上記外側の分級室から上記内側の分級室へ亘って形成されて原水が流入する螺旋流路であり、上記第2螺旋流路は、上記第1螺旋流路から分岐して上記第1螺旋流路の下層に設けられ、当該第1螺旋流路との分岐位置に形成された開口を通して原水が流入する螺旋流路であり、上記第3螺旋流路は、上記第2螺旋流路から分岐して上記第2螺旋流路の下層に設けられ、上記第2螺旋流路との分岐位置に形成された開口を通して原水が流入する螺旋流路であり、上記各螺旋流路のそれぞれの末端が、上記内側の分級室に通じる上記排出口に層状に並んで対向していることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記螺旋流路は、渦巻状または同心円状に形成されたことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、上記螺旋流路の底板は、当該螺旋流路内を流動する原水に遠心力が作用する方向に対し、スリットへ向かって下向きに傾斜して構成されたことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、上記内側の分級室の内側に、単数または複数の分級室が設けられたことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、複数の上記分級室の底部に、排砂手段が設けられたことを特徴とするものである。
請求項1または3に記載の発明によれば、螺旋流路内を流れる原水中の砂等を、遠心力の作用と重力の作用によって分離でき、砂等の大きさに応じて外側の分級室と内側の分級室に分級して集積することができる。従って、各分級室内の砂等の有効利用を即座に実施することができる。
また、砂等が分離された処理水が、螺旋流路の終端の排出口から排水流路を経て排出されるので、内側の分級室に落下した砂等と、排水流路に流れる処理水の流れとが交わることがない。従って、砂等が処理水の流れに巻き込まれて当該処理水中に混入することがないので、排水流路から排水管へ清浄な処理水を導くことができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1または3に記載の発明の効果に加え、螺旋流路が分岐して複数階層設けられたことから、原水が、螺旋流路の各分岐位置に設けられた開口の下流側で複数の螺旋流路内を流れることで、その流速が減じられて、原水中の砂等の沈降が促進される。
請求項4に記載の発明によれば、螺旋流路の底板が、原水に遠心力が作用する方向に対しスリットへ向かって下向きに傾斜して構成されたことから、当該螺旋流路内で分離された砂等を、重力の作用でスリットへ効率良く落下させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、内側の分級室の内側にさらに分級室を設けているので、粒度がより小さな砂等を分級して集積できる。
請求項6に記載の発明によれば、各分級室に集積された砂等を排砂手段によって良好に排出することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1の実施の形態(図1〜図3)
図1は、本発明に係る沈砂分離設備の第1の実施の形態を示す斜視図である。図2は、図1の沈砂分離設備を示す縦断面図である。これらの図1及び図2に示すように、沈砂分離設備10は、外側のタンクである外側分級室としての第1分級室12Aと、内側のタンクである内側分級室としての第2分級室12Bと、両分級室12A,12Bの上部に配置された分離装置11とにより構成される。
第1分級室12A及び第2分級室12Bは、図4に示すように、中心部に向かって渦巻き状に連続して螺旋成形された板状体31の中間域と終端との間に仕切板32が配置されて構成され、その外側領域が第1分級室12Aとされ、内側領域が第2分級室12Bとされたものである。これらの第1分級室12Aと第2分級室12Bは、上記仕切板32によって隔離されている。尚、図3、図4中の符合33は、減速流路18と第1分級室12Aの始端部との間に設置された、第1分級室12Aの始端部を閉塞するための遮蔽板である。このように、第1分級室12Aと第2分級室12Bは、図2に示すように全体を略円筒形状に構成し、底部側のみを円錐形状とした、ステンレス鋼等の防錆性材質の容器である。
図2及び図3に示すように、上記分離装置11は、原水から砂等Pをその大きさに応じて分級しつつ分離するものである。つまり、この分離装置11は、原水搬送管14よりも大径に形成され、流入した原水の流速を遅くする減速流路18と、この減速流路18に連設され、第1分級室12Aから第2分級室12Bの内方に向けて渦巻き状に形成された螺旋流路19と、この螺旋流路19に沿って形成されたスリット21と、螺旋流路19の終端に形成された排出口20と、この排出口20に連通され、砂等Pが分離された処理水を排出管16へ向けてオーバーフローさせて導く排水流路17とを有して構成される。
上記減速流路18は、図3に示すように、互いに対向する側壁34と底板23とにより、断面略凹字状に形成される。また、この減速流路18に連続する上記螺旋流路19は、第1分級室12Aの側壁22の内面と第2分級室12Bの側壁25の外面と底板24とにより断面略凹字状に形成され、前記仕切板32の上部を通過するように配設される。上記底板24は、螺旋流路19を流動する原水に遠心力が作用する方向に対して下向きに傾斜して設けられる(図2)。この底板24における遠心力作用方向の先端部と、第1分級室12Aの側壁22の内面及び第2分級室12Bの側壁25の内面との間に、連続してスリット21が形成される。従って、底板24は、スリット21へ向かって下向きに傾斜して構成される。
スリット21は、砂等Pのうち小石や粗砂を分離する第1のスリット21Aと、砂等Pのうち細砂を分離する第2のスリット21Bとを有して構成される。すなわち、第1のスリット21Aは、螺旋流路19における減速流路18との境界位置(遮蔽板33に対応する位置)から第2分級室12B内に臨む直前の位置(図3の仕切板32の手前位置α)に至るまでの領域に、第1分級室12Aに対応して形成される。また、第2のスリット21Bは、第2分級室12B内に臨む位置(図3の仕切板32の直後位置β)から前記排出口20に至るまでの領域に、第2分級室12Bに対応して形成される。
原水搬送管14より供給された原水は、減速流路18で減速され、螺旋流路19に導入されて緩やかに流動し、上記第1、第2のスリット21A、21Bから砂等Pが分離される。その後、原水から砂等Pが分離された処理水は、螺旋流路19の終端の排出口20と連通している排水流路17(図2)内をオーバーフローして、排出管16へ導かれる。なお、減速流路18及び螺旋流路19は、このオーバーフロー時に溢流することがないように、図示しない任意形状の天板により掩蔽されている。
ここで、図2中の記号A、Bは、螺旋流路19における原水の流れ方向を示し、記号Aは、紙面の奥側から手前側へ向かって原水が流れることを示し、記号Bは、紙面の手前側から奥側へ向かって原水が流れることを示す。また、図3において、螺旋流路19における原水の流れ方向を矢印Cで示す。
水中の粒子の沈降速度は、ストークス(Stokes)の式で示されるように、粒子の密度と水の密度との差及び粒子の半径の自乗に比例することから、粒子径が大きければ大きいほど、また重ければ重いほど速く沈む。分級は、大きさの異なる粒子を、水中での沈降速度の差を利用して選り分けるものである。したがって、螺旋流路19を流動する原水が第1分級室12Aに対応する領域に位置する区間では、原水中の砂等Pのうち、粒径が大きい小石や粗砂は、螺旋流路19の底板24上に速やかに沈み、遠心力の作用と、底板24の傾斜面による重力の作用とによって、遠心力作用方向外側の側壁22に沿う第1のスリット21A内へ集中し、この第1のスリット21Aから第1分級室12A内へ落下する。この領域では、原水中に浮遊している粒径が小さい細砂は、底板24上に沈むことがなく、螺旋流路19内を流動し、第2分級室12Bに対応する領域に至る。
原水が螺旋流路19内において第2分級室12Bに対応する領域に至り、緩やかに流動する間に、原水中を浮遊していた細砂は、底板24上に沈降し、遠心力の作用と、底板24の傾斜面による重力の作用とによって、遠心力作用方向外側の側壁25に沿う第2のスリット21Bから第2分級室12B内へ落下する。尚、螺旋流路19の傾斜した底板24の傾斜角度は、砂等Pの大きさに応じて適宜選定されるが、水平面から30〜45°の範囲が好ましい。
このように、原水中に混在する砂等Pのうち小石や粗砂は、螺旋流路19が第1分級室12Aに対応する領域に位置する区間で分離されて、第1のスリット21Aから第1分級室12A内へ落下し、堆積して集積される。さらに、砂等Pのうち細砂は、螺旋流路19が第2分級室12Bに対応する領域に位置する区間で分離されて、第2のスリット21Bから第2分級室12B内へ落下し、堆積して集積される。従って、砂等Pは、第1分級室12Aと第2分級室12Bのそれぞれに、その大きさに応じ分級されて集積される。
砂等Pが分離された処理水は、螺旋流路19の終端に形成された排出口20に連通した排水流路17(図2)内をオーバーフローして、排出管16へと排出される。この際、第2分級室12Bに落下中、または落下した砂等P(細砂)と、排水流路17内をオーバーフローする処理水の流れとが交わることがないため、砂等P(細砂)が処理水の流れに巻き込まれて当該処理水中に混入することがない。
第1分級室12A及び第2分級室12Bの底部には、それぞれ排砂手段としての砂排出弁29、30を有する砂排出管27、28がそれぞれ接続されている。これらの第1分級室12A及び第2分級室12Bからの砂等Pの回収は、原水搬送管14から沈砂分離設備10への原水の供給を停止し、砂排出弁29を開弁し砂排出管27を介して、第1分級室12A内の小石や粗砂を流水とともに取り出し、また、この取り出しと前後して、砂排出弁30を開弁し砂排出管28を介して、第2分級室12B内の細砂を流水とともに取り出すことで実施する。
第2分級室12Bから回収された細砂は、例えば田畑の土壌改良用に直ちに有効利用される。また、第1分級室12Aから回収された粗砂や小石等は、例えば土木建築や庭石などに直ちに有効利用される。
尚、本実施形態では、第1分級室12Aの側壁22及び第2分級室12Bの側壁25が、渦巻き状に成形された螺旋流路19の側壁を兼ねる構成としたが、第1分級室12A及び第2分級室12Bの一方または双方を独立した角筒状または円筒状のタンクとし、螺旋流路19を、別途成形した両側壁と底板で構成してもよい。
従って、上記実施の形態によれば、次の効果(1)〜(3)を奏する。
(1)分離装置11の減速流路18で原水の流速が減じられ、この減速流路18に連設される螺旋流路19が、仕切板32により仕切られた第1分級室12A及び第2分級室12Bに亘って渦巻き状に形成され、この螺旋流路19に沿ってスリット21が設けられて構成されている。このことから、遠心力の作用と、螺旋流路19の傾斜した底板24による重力の作用とによって、原水中の砂等Pを分離し、その大きさに応じて第1分級室12A、第2分級室12B内へ分級して集積させることができる。従って、各分級室12A、12B内の砂等Pの有効利用を即座に実施することができる。
(2)砂等Pが分離された処理水が、螺旋流路19の終端に形成された排出口20に連通している排水流路17から排出管16へと排出されるので、第2分級室12Bに落下中、または落下した砂等P(細砂)と、排水流路17に流れる処理水の流れとが交わることがない。従って、砂等P(細砂)が処理水の流れに巻き込まれてこの処理水中に混入することがなく、排水流路17から排水管16へ清浄な処理水を導くことができる。
(3)螺旋流路19の底板24が、流動する原水に遠心力が作用する方向に対し、スリット21へ向かって下向きに傾斜して構成されたことから、螺旋流路19で分離された砂等Pをスリット21へ効率よく落下させることができる。
[B]第2の実施の形態(図5、図6、図7)
図5は、本発明に係る沈砂分離設備の第2の実施の形態を示す縦断面図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
この第2の実施の形態の沈砂分離設備40では、分離装置41は、前記螺旋流路19(以下第1螺旋流路19と称する)と、この第1螺旋流路19の下層に設けられ、それぞれが第2分級室12Bに対応する領域に配置された複数(本実施形態では2つ)の第2螺旋流路42及び第3螺旋流路43と、を有して構成される。
第2螺旋流路42は、図7に展開して示すように、第1螺旋流路19から分岐し、この第1螺旋流路19の下側に設置される。また、第3螺旋流路43は、第2螺旋流路42から分岐し、この第2螺旋流路42の下側に設置される。これにより、第1螺旋流路19、第2螺旋流路42及び第3螺旋流路43が、複数層(3層)の階層構造に構成される。そして、終端の排出口20には、上記各螺旋流路19、42、43のそれぞれの端末が層状に並んで対向する。上記第2螺旋流路42及び第3螺旋流路43も、第1螺旋流路19と同様に、傾斜した底板24を有し、更にこの底板24における遠心力作用方向先端部と第2分級室12Bの側壁25の内面との間に、連続してスリット21B(図5)が形成される。
第1螺旋流路19の底板24において第2螺旋流路42が分岐される位置には、図6及び図7に示すように開口44が形成される。第1螺旋流路19内を流れる原水は、第1螺旋流路19内をそのまま開口44の下流側へ流れる原水と、開口44から流れ落ちて第2螺旋流路42へ向かう原水とに分かれる。このため、第1螺旋流路19の開口44から下流側へ流れる原水と、開口44を経由して第2螺旋流路42を流れる原水とは共に流速が減じられて、原水中の砂等P(細砂)の沈降が促進される。
さらに、上記第螺旋流路42の底板24において第螺旋流路43が分岐される分岐位置には、開口45が形成される。第2螺旋流路42内を流れる原水は、そのまま第2螺旋流路42の下流側へ流れる原水と、開口45に流れ落ちて第3螺旋流路43へ向かう原水とに分かれる。このため、第2螺旋流路42の開口45よりも下流側へ流れる原水と、開口45を経由して第3螺旋流路43内を流れる原水とは共に減速されて、原水中の砂等P(細砂)の沈降が更に促進される。
尚、図5及び図7の2点鎖線に示すように、第2分級室12Bの内側に、開口45に応じて第3分級室12Cを設置してもよい。この第3分級室12Cは、層状に配置された第1螺旋流路19、第2螺旋流路42及び第3螺旋流路43のそれぞれにおいて、開口45を含む下流側に対応する領域の下方に設置される。この場合、第3分級室12Cには、第2分級室12Bで集積された砂等P(細砂)に比べ、粒度が更に細かな砂等Pが集積されることになる。
この第3分級室12Cでは、第1螺旋流路19の下に第2螺旋流路42及び第3螺旋流路43のほかに他の螺旋流路を、全体として3層以上の多階層設け、各螺旋流路の任意の位置に開口を形成することにより、所望の粒度の細砂を分級し集積するようにしてもよい。
以上のように構成されたことから、上記第2の実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)の効果に加え、次の効果(4)を奏する。
(4)分離装置41が、第1螺旋流路19と、その下層に分岐して設けられた第2螺旋流路42及び第3螺旋流路43とを有し、各分岐位置に開口44、45が形成されている。このことから、原水が、開口44、45の下流側において複数の螺旋流路19、42、43内を流れることで、その流速が減じられて、原水中の砂等P(細砂)の沈降が促進される。さらに、第3分級室12Cを設置した場合には、第2分級室12Bで集積された砂等P(細砂)に比べ、粒度がより小さな砂等Pを集積することができる。
[C]第3の実施の形態(図8)
図8は、本発明に係る沈砂分離設備の第3の実施の形態を示す縦断面図である。この第3の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
この第3の実施の形態の沈砂分離設備50は、第1及び第2の実施形態における排砂手段としての砂排出管27及び28に代わる他の例を示す。図8では、第1分級室12A及び第2分級室12Bのそれぞれの底部に、排砂手段としてのスクリューコンベヤ51及び52が設置されている。第1分級室12A及び第2分級室12Bから砂等Pを回収する際には、原水搬送管14から沈砂分離設備50への原水の供給を停止し、まずスクリューコンベヤ51を動作させて、第1分級室12A内の小石や粗砂を取り出し、その後、スクリューコンベヤ52により、第2分級室12Bに集積された細砂が取り出されて回収される。これらのスクリューコンベヤ51及び52の終端は、水面Hよりも上方に位置付けられている。
尚、第1分級室12A及び第2分級室12Bからの砂等Pの回収は、沈砂分離設備10への原水の供給中に実施してもよく、また、スクリューコンベヤ51による第1分級室12Aからの砂等Pの回収と、スクリューコンベヤ52による第2分級室12Bからの砂等Pの回収とを同時に実施してもよい。
また、本実施形態では、第1螺旋流路19及び第2螺旋流路42の傾斜した底板24における遠心力作用方向の先端部分が下方に折り曲げられて、各螺旋流路19、42の底板24に捕捉された砂等Pを、第2分級室12B内へより確実に落下するように構成されている。
従って、この第3の実施の形態によれば、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)〜(4)に加え、次の効果(5)及び(6)を奏する。
(5)第1分級室12A及び第2分級室12Bのそれぞれに、集積された砂等Pを排出するスクリューコンベヤ51、52を設置したことから、各分級室12A、12Bに集積された砂等Pを同時に排出することができる。
(6)スクリューコンベヤ51、52の終端が水面Hよりも上方に位置付けられたことから、これらのスクリューコンベヤ51、52の終端において砂等Pの水切りを良好に実施できる。
[D]第4の実施の形態(図9)
図9は、本発明に係る沈砂分離設備の第4の実施の形態を示す縦断面図である。この第4の実施の形態において、前記第1、第2及び第3の実施の形態と同様な部分は同様に図示し、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
この第4の実施の形態の沈砂分離設備60は、第1分級室12Aの底部に排砂手段としてのスクリューコンベヤ51が設置され、第2分級室12Bの底部に開閉弁としての砂排出弁61が設置されている。第1分級室12A内の小石や粗砂は、スクリューコンベヤ51を動作させて回収され、第2分級室12B内の細砂は、砂排出弁61を開操作して第1分級室12A内へ落下させ、上記スクリューコンベヤ51により同様に回収される。
第1分級室12A及び第2分級室12Bから砂等Pを回収する際には、原水搬送管14から沈砂分離設備60への原水の供給を停止し、第1分級室12A及び第2分級室12B内の原水を排出した後、まずスクリューコンベヤ51を動作させて、第1分級室12A内の粗砂や小石などの砂等Pを取り出して回収する。その後、砂排出弁61を開操作して第2分級室12B内の細砂などの砂等Pを第1分級室12A内へ落下させ、上記スクリューコンベヤ51を動作させて回収する。
従って、この第4の実施の形態によれば、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)〜(4)に加え、次の効果(7)を奏する。
(7)第1分級室12Aにスクリューコンベヤ51が、第2分級室12Bに砂排出弁61がそれぞれ設置され、この砂排出弁61の開操作により、第2分級室12B内の砂等Pが第1分級室12Aを経て上記スクリューコンベヤ51により排出されることから、排砂手段としてのスクリューコンベヤの個数を減少してコストを低減できる。
[E]第5の実施の形態(図10、図11、図12)
図10は、本発明に係る沈砂分離設備の第5の実施の形態を示す縦断面図である。図11は、図10のXI-XI線に沿う断面図であり、図12は、図10のXII-XII線に沿う断面図である。この第5の実施の形態において、前記第1及び第2の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
この第5の実施の形態における沈砂分離設備70は、図10及び図12に示すように、側壁73に囲まれて構成され、外側のタンクである外側分級室としての第1分級室72Aと、側壁73の内側に同心円状に設置された側壁74に囲まれて構成され、上記第1分級室72Aに隔離して配設された内側のタンクである内側分級室としての第2分級室72Bと、両分級室72A、72Bの上部に配置された分離装置71により構成される。
分離装置71は、図11に示すように、第1分級室72Aに対応する領域に設けられ、この第1分級室72Aの側壁73の内面と第2分級室72Bの側壁74の外面との間に形成された螺旋流路75Aと、第2分級室72Bに対応する領域に略同心円状に配設された、例えば2つの方向に分かれた螺旋流路75Bとを有する。これらの螺旋流路75Aと螺旋流路75Bとは、螺旋流路75Bを構成する側壁74、隔壁76及び77のうち、側壁74及び隔壁76の一部が切り欠かれて形成された連通空間78により連通される。従って、第1及び第2の実施形態における螺旋流路19、42、43が、中心部に向けて渦巻き状に連続して螺旋成形されたのに対し、本実施形態の螺旋流路75A、75Bは、同心円状に配された複数の流路を内側に向け螺旋形成して構成される。
螺旋流路75Aの傾斜した底板24には、遠心力作用方向外側の側壁(第1分級室72Aの側壁73)に沿う第1のスリット79Aが形成され、また、螺旋流路75Bの傾斜した底板24には、遠心力作用方向外側の側壁(第2分級室72Bの側壁74及び隔壁76)に沿う第2のスリット79Bが形成される。
従って、この第5の実施の形態では、前記第1の実施の形態の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏する他、次に効果(8)を奏する。
(8)第1分級室72A及び第2分級室72Bが同心円状に形成され、更に分離装置71の螺旋流路75A及び螺旋流路75Bも同心円状に形成されたことから、第1及び第2の実施形態のように第1分級室12Aと第2分級室12Bとの間を仕切板32で仕切る必要がないので、構成が簡単となり、沈砂分離設備70の設計及び製造を容易化できる。
[F]第6の実施の形態(図13、図14、図15)
図13は、本発明に係る沈砂分離設備の第6の実施の形態を示し、図11に対応した縦断面図である。図14は、図13のXIV-XIV線に沿う断面図であり、図15は、図13の分離装置の第1分級室及び第2分級室を示す平面断面図である。この第6の実施の形態において、前記第5の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図13及び図15に示すように、本実施形態の沈砂分離設備80は、第2分級室72Bに対応する領域における螺旋流路75Bの下側に第2螺旋流路81が1層または複数層設けられ、螺旋流路75Bの底板24には、下層の螺旋流路81が分岐される位置に開口82が形成される。これにより、第2の実施形態と同様に、原水が、螺旋流路75B内において開口82の下流側を流れて排出口20へ至り、且つ開口82を経て下層の螺旋流路81内を流れることで、原水の流速が減じられて、原水中の砂等の沈降が促進される。尚、図13中の符合83は第2分級室72Bの底面を示す。
従って、この第6の実施の形態によれば、前記第1及び第2の実施の形態の効果(1)〜(4)の他、上記第5の実施形態の効果(8)と同様な効果を奏する。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記各実施の形態において原水搬送管14から沈砂分離設備10、40、50、60、70、80内へ導入される原水中に凝集剤を投入して、この原水中の砂等Pの沈降をより一層促進させてもよい。つまり、凝集剤を上流側の水路中に投入することにより、原水中に含まれるマイクロサンドといわれる微小砂が核となってフロックを形成し、砂等Pの沈降が促進されて、この原水中の砂等Pを一層良好に分離することができる。
本発明に係る沈砂分離設備の第1の実施の形態を示す斜視図である。 図1の沈砂分離設備を示す縦断面図である。 図2のIII‐III線に沿う断面図である。 図2のIV‐IV線に沿う断面図である。 本発明に係る沈砂分離設備の第2の実施の形態を示す縦断面図である。 図5のVI‐VI線に沿う断面図である。 図5における複数の螺旋流路等を展開して示す展開図である。 本発明に係る沈砂分離設備の第3の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明に係る沈砂分離設備の第4の実施の形態を示す縦断面図である。 本発明に係る沈砂分離設備の第5の実施の形態を示す縦断面図である。 図10のXI-XI線に沿う断面図である。 図10のXII-XII線に沿う断面図である。 本発明に係る沈砂分離設備の第6の実施の形態を示し、図11に対応した断面図である。 図13のXIV-XIV線に沿う断面図である。 図13の分離装置の第1分級室及び第2分級室を示す平面断面図である。
符号の説明
10 沈砂分離設備
11 分離装置
12A 第1分級室(外側の分級室)
12B 第2分級室(内側の分級室)
17 排水流路
18 減速流路
19 螺旋流路、第1螺旋流路
20 排水口
21、21A、21B スリット
23、24 底板
40 沈砂分離設備
41 分離装置
42 第2螺旋流路
43 第3螺旋流路
44、45 開口
50 沈砂分離設備
51、52 スクリューコンベヤ(排砂手段)
60 沈砂分離設備
61 砂排出弁(開閉弁)
H 水面
P 砂等
70 沈砂分離設備
71 分離装置
72A 第1分級室(外側の分級室)
72B 第2分級室(内側の分級室)
75A 螺旋流路
75B 螺旋流路
79A 第1スリット
79B 第2スリット
80 沈砂分離設備
81 螺旋流路
82 開口

Claims (6)

  1. 外側の分級室と、この外側の分級室に対し隔離して配設された内側の分級室と、これらの両分級室の上部に配置された分離装置とを備えて構成され、
    上記分離装置は、上記両分級室との間を仕切る底板を有し、上記外側の分級室から上記内側の分級室へ亘って形成されて原水を流入する螺旋流路と、
    この螺旋流路に沿って形成され、原水中の砂等を落下させ、この砂等をその大きさに応じて、上記外側の分級室と上記内側の分級室にそれぞれ分別して分級するためのスリットと、
    上記螺旋流路の終端に形成された排出口と、
    この排出口に連通し、原水から砂等を分離した処理水を導く排水流路と、を有することを特徴とする沈砂分離設備。
  2. 外側の分級室と、この外側の分級室に対し隔離して配設された内側の分級室と、これらの両分級室の上部に配置された分離装置とを備えて構成され、
    上記分離装置は、
    上記両分級室との間を仕切る底板をそれぞれ有し、かつ少なくとも第1螺旋流路、第2螺旋流路及び第3螺旋流路を含む複数層の階層構造を構成する複数の螺旋流路と、
    上記各螺旋流路に沿って形成され、原水中の砂等を落下させ、この砂等をその大きさに応じて、上記外側の分級室と上記内側の分級室にそれぞれ分別して分級するためのスリットと、
    上記各螺旋流路の終端に形成された排出口と、
    この排出口に連通し、原水から砂等を分離した処理水を導く排水流路と、を有し、
    上記第1螺旋流路は、上記外側の分級室から上記内側の分級室へ亘って形成されて原水が流入する螺旋流路であり、
    上記第2螺旋流路は、上記第1螺旋流路から分岐して上記第1螺旋流路の下層に設けられ、当該第1螺旋流路との分岐位置に形成された開口を通して原水が流入する螺旋流路であり、
    上記第3螺旋流路は、上記第2螺旋流路から分岐して上記第2螺旋流路の下層に設けられ、上記第2螺旋流路との分岐位置に形成された開口を通して原水が流入する螺旋流路であり、
    上記各螺旋流路のそれぞれの末端が、上記内側の分級室に通じる上記排出口に層状に並んで対向していることを特徴とする沈砂分離設備。
  3. 上記螺旋流路は、渦巻状または同心円状に形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の沈砂分離設備。
  4. 上記螺旋流路の底板は、当該螺旋流路内を流動する原水に遠心力が作用する方向に対し、スリットへ向かって下向きに傾斜して構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の沈砂分離設備。
  5. 上記内側の分級室の内側に、単数または複数の分級室が設けられたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の沈砂分離設備。
  6. 複数の上記分級室の底部に、排砂手段が設けられたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の沈砂分離設備。
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