JP4785900B2 - ネットワークシステム、サーバ装置、負荷軽減方法、および、プログラム - Google Patents
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なお、ネットワークゲームでは、一般に各ユーザがそれぞれサーバ(ゲームサーバ等)にログインを試み、ログインできたユーザがゲームを開始できるようになっている。
例えば、サーバは、ログイン中のユーザ数を管理しており、このユーザ数が定員まで増えた状態では、新たなログインがなされてもエラーメッセージ等を返信するようにしている。そして、ログアウト等により管理しているユーザ数が少しでも減少すると、サーバは、それ以降に最初にログインしてきたユーザに対してログインを認めるようにしている。
まず、管理部は、ログインが認められるユーザ数を管理する。また、ログイン情報受信部は、端末から送られるログイン情報を受信する。また、決定部は、ログイン情報受信部がログイン情報を受信した際に、管理部に管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する。例えば、管理されるユーザ数が定員に満たない場合に限りログインを認め、それ以外では定員制限によりログインを認めない。そして、待ち時間送信部は、決定部によりログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を端末に送信する。
まず、ログイン情報送信部は、ログイン情報をサーバ装置に送信する。また、待ち時間受信部は、サーバ装置から送られ得る待ち時間を受信する。また、操作受付部は、ユーザによるログインの指示操作を受け付ける。そして、ログイン制御部は、操作受付部が指示操作を受け付けると、待ち時間受信部が待ち時間を受信しており、かつ、当該待ち時間が経過していない場合に、ログイン情報送信部によるログイン情報の送信を停止させる。
そのため、たとえユーザが間髪入れずにログイン操作を行ったとしても、待ち時間が経過するまでは、ログイン情報がサーバに送られないため、通信負荷やサーバの処理負荷が軽減されることになる。
この結果、ログイン時の負荷を適切に軽減することができる。
待ち時間送信部が待ち時間を送信した端末のユーザを優先ユーザとして記憶する優先ユーザ記憶部を更に備え、
決定部は、ログイン情報を受信した端末のユーザが優先ユーザ記憶部に記憶されている場合に、優先的にログインを認める決定を行ってもよい。
この場合、ログイン待ち時間が経過した後に、再ログインしてきた端末のユーザを優先ユーザとして扱い、優先してログインさせることができる。
待ち時間送信部が待ち時間を送信した端末から、当該待ち時間が経過する前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部を更に備え、
待ち時間送信部は、不正ログイン判別部が不正ログインを判別すると、延長した待ち時間を端末に再送してもよい。
なお、端末(上述したログイン制御部)が正常な状態であれば、待ち時間が経過するまでは、ログイン情報が送信されないようになっている。しかしながら、正当でない何らかの手法により、異常なログイン情報が送信されることも起こり得る。
そこで、サーバ側では、ログインが正当なものかどうかを判別するようにしている。そして、サーバにより不正なログインが判別されると、当然にログインを認めないだけでなく、そのユーザ(端末)の待ち時間が延長されるようになる。このため、ユーザが意図的に不正なログインを行っても、不利になるだけであるため、不正なログインが自然と抑制されることになる。
サーバ装置から返信される応答情報と同等となる疑似応答情報を生成する疑似応答情報生成部を更に備え、
疑似応答情報生成部は、待ち時間受信部が受信した待ち時間が経過していない間に、操作受付部が指示操作を受け付けた場合に、当該疑似応答情報を生成してもよい。
この場合、待ち時間が経過するまでの間に、サーバにログイン情報を送信していないことを気づかれ難くすることができる。
この結果、ログイン時の負荷を適切に軽減することができる。
待ち時間送信部が待ち時間を送信した端末のユーザを優先ユーザとして記憶する優先ユーザ記憶部を更に備え、
決定部は、ログイン情報を受信した端末のユーザが優先ユーザ記憶部に記憶されている場合に、優先的にログインを認める決定を行ってもよい。
この場合、ログイン待ち時間が経過した後に、再ログインしてきた端末のユーザを優先ユーザとして扱い、優先してログインさせることができる。
待ち時間送信部が待ち時間を送信した端末から、当該待ち時間が経過する前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部を更に備え、
待ち時間送信部は、不正ログイン判別部が不正ログインを判別すると、延長した待ち時間を端末に再送してもよい。
なお、端末が正常な状態であれば、待ち時間が経過するまでは、ログイン情報が送信されないようになっている。しかしながら、正当でない何らかの手法により、異常なログイン情報が送信されることも起こり得る。
そこで、サーバ装置は、ログインが正当なものかどうかを判別するようにしている。そして、不正なログインが判別されると、当然にログインを認めないだけでなく、そのユーザ(端末)の待ち時間が延長されるようになる。このため、ユーザが意図的に不正なログインを行っても、不利になるだけであるため、不正なログインが自然と抑制されることになる。
そのため、たとえユーザが間髪入れずにログイン操作を行ったとしても、待ち時間が経過するまでは、ログイン情報がサーバに送られないため、通信負荷やサーバの処理負荷が軽減されることになる。
この結果、ログイン時の負荷を適切に軽減することができる。
サーバ装置から返信される応答情報と同等となる疑似応答情報を生成する疑似応答情報生成部を更に備え、
疑似応答情報生成部は、待ち時間受信部が受信した待ち時間が経過していない間に、操作受付部が指示操作を受け付けた場合に、当該疑似応答情報を生成してもよい。
この場合、待ち時間が経過するまでの間に、サーバにログイン情報を送信していないことを気づかれ難くすることができる。
そのため、たとえユーザが間髪入れずにログイン操作を行ったとしても、待ち時間が経過するまでは、ログイン情報がサーバに送られないため、通信負荷やサーバの処理負荷が軽減されることになる。
この結果、ログイン時の負荷を適切に軽減することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
なお、端末13同士の通信は、いわゆるピアツーピア通信技術によって行うことも可能である。また、理解を容易にするため、以下では、端末13としてインターネットへの接続が可能なゲーム装置を一例にあげて、説明する。
また、仮想3次元空間に配置され、各種のテクスチャ情報が付加されたポリゴン情報を、Zバッファ法によりレンダリングして、所定の視点位置から仮想3次元空間に配置されたポリゴンを俯瞰したレンダリング画像を得る演算の高速実行も可能である。
また、ユーザからの文字列の編集入力を受け付けるためのキーボードや、各種の位置の指定および選択入力を受け付けるためのマウスなどを接続する形態も採用することができる。
図3は、本実施形態に係る認証サーバ11の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
なお、上述したように、本発明のサーバ装置(認証サーバ11)を、ゲーム装置100にて実現することも可能であり、その場合、ゲーム装置100の構成と認証サーバ11の構成との対応は、一例として、以下のようになる。
まず、RAM 103等が、認証情報記憶部201、優先ユーザ情報記憶部205、及び、ゲーム状況記憶部208として機能しうる。
また、CPU101が、ユーザ認証部203、ログイン定員管理部204、及び、ログイン決定部209として機能しうる。
更に、NIC 110が、ログイン情報受信部202、ログイン待ち時間送信部206、ゲーム状況受信部207、許可情報送信部210、及び、ネットワーク情報送信部211として機能しうる。
以下、認証サーバ11の各構成について説明する。
具体的に認証情報記憶部201は、図4に示すようなユーザID及びパスワード等からなる認証情報を記憶する。
なお、このようなユーザID及びパスワードは、事前に行われるユーザ情報の登録の際に設定されており、ログイン時に端末13から送られるログイン情報(ログイン情報中に含まれるユーザID及びパスワード)と比較される。
つまり、ユーザが操作する端末13からユーザID及びパスワードが含まれるログイン情報から送信され、ログイン情報受信部202がこのログイン情報を受信する。
例えば、ユーザ認証部203は、ログイン情報に含まれるユーザID及びパスワードの組が、上述した図4に示す何れかのユーザID及びパスワードの組と一致するか否かを判別する。なお、一致しない場合には、認証サーバ11は、ユーザID又はパスワードが正しくない旨のエラー情報を、ユーザ端末13に返信する。
一方、ログイン情報のユーザID及びパスワードが、認証情報の何れかのユーザID及びパスワードの組に一致すると、ユーザ認証部203は、認証されたユーザID等をログイン定員管理部204に供給する。
そして、ログイン定員管理部204は、これらのユーザ数を勘案して、今回ログインしてきたユーザにログインを許可するかどうかを判別する。
一方、定員を超える場合に、ログイン定員管理部204は、ゲーム状況記憶部208に記憶される情報等に基づいてログイン待ち時間を算定する。
例えば、ログイン定員管理部204は、ゲーム状況記憶部208を参照し、後述する各ユーザのゲーム終了予定時刻から現時点以降の(未来の)ログイン中のユーザ数を、時系列(例えば、5分単位)に順次求める。また、優先ユーザ情報記憶部205を参照し、現時点以降に優先させるユーザ数を、時系列(例えば、5分単位)に順次求める。そして、時系列順に、ログイン中のユーザ数と優先させるユーザ数とを加算し、定員に満たないユーザ数となる時刻までの時間を、ログイン待ち時間として算定する。
そして、ログイン定員管理部204は、算定したログイン待ち時間をログイン待ち時間送信部206に供給し、また、ユーザIDをログイン待ち時間と共に優先ユーザ情報記憶部205に格納する。
具体的に優先ユーザ情報記憶部205は、図5に示すような優先ユーザID及び再ログイン時刻等からなる優先ユーザ情報を記憶する。
なお、再ログイン時刻は、上述したログイン定員管理部204により算定されたログイン待ち時間が経過した後の時間帯(一例として10分間)が設定されている。つまり、この時間帯にそのユーザが再度ログインすれば、優先してログインが認められるようになっている。
つまり、定員を超えるログインがあった場合に、ログイン定員管理部204により算定されたログイン待ち時間を含む情報を、ログインしてきた端末13に返信する。
具体的にゲーム状況記憶部208は、図6に示すような各ユーザ(ユーザID)の現時点におけるゲーム状況を記憶する。つまり、各ユーザについて、ゲーム開始時刻、終了予定時刻、ゲーム終了時刻、及び、状態等の情報を記憶する。
なお、終了予定時刻は、例えば、予め求められた平均のゲーム所要時間(一例として1時間)に従って設定される。そのため、実際には、この終了予定時刻よりも早くゲームが終了する場合もあれば、終了予定時刻よりも遅くゲームが終了する場合もある。
そして、ゲームが終了すると、そのユーザの状態がプレイ中から終了に更新されるようになっている。
なお、ゲームが終了した時点で、そのユーザの情報をゲーム状況記憶部208から削除するようにしてもよい。
つまり、ログイン決定部209は、ログイン定員管理部204からユーザID等が供給された場合に、そのユーザのログインを最終的に許可する。
例えば、許可情報送信部210は、ログインの許可情報を端末13に返信すると共に、端末13のアクセス先を認証サーバ11からゲームサーバ12に切り換える。一例として、ゲームサーバ12のアドレスにリダイレクトし、端末13からゲームサーバ12にアクセスできるようにする。
例えば、ネットワーク情報送信部211は、ログインが決定された端末13のIPアドレス及びポート番号等のネットワーク情報を、ユーザIDと共に、ゲームサーバ12に送信する。
図7は、本実施形態に係るゲームサーバ12の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
つまり、ネットワーク情報受信部301は、認証サーバ11にてログインが決定されたユーザが使用する端末13のIPアドレス・ポート番号、及び、そのユーザのユーザIDを含む情報を受信する。
例えば、登録部302は、ユーザIDとネットワーク情報とを対応付けてネットワーク情報記憶部303に記憶させる。
例えば、ネットワーク情報記憶部303は、図8に示すようなユーザIDと、ネットワーク情報(IPアドレス及びポート番号等)とを対応付けた情報を記憶する。
なお、ユーザがゲームを終えてログアウトしたり、ゲームサーバ12からの応答要求に端末13が一定時間以上応答しなかった場合等には、ネットワーク情報記憶部303から対象のネットワーク情報等が適宜削除されるものとする。つまり、ネットワーク情報記憶部303には、現時点でプレイしている端末13のネットワーク情報等が記憶されるようになっている。
例えば、フィルタ部304は、上述した図8のような登録されたネットワーク情報(IPアドレス及びポート番号)がヘッダに付加された情報(パケット等)だけを中継し、ゲーム処理部305に供給する。つまり、登録されているネットワーク情報の送信元(ログインが許可されたユーザの端末13)から送られる情報の場合に、フィルタ部304は、その情報を通過させゲーム処理部305に供給する。
一方、登録されていないネットワーク情報の送信元から情報が送られた場合に、フィルタ部304は、その情報を通過させずにそのまま破棄する。
また、ゲーム処理部305は、そのユーザの端末13からログアウト指示等を受信すると、所定のログアウト処理をした後に、ネットワーク情報記憶部303から対象のユーザID及びネットワーク情報を削除する。
例えば、ゲーム状況送信部306は、ユーザがゲームを開始した際、ゲームを終了した際、及び、ゲーム終了前にログアウトや回線断した際に、そのユーザのゲーム状況を認証サーバ11に送信する。
つまり、ゲーム情報送信部307は、ゲームの進行に伴って生成される種々のゲーム情報を、対象の端末13に適宜送信する。
図9は、本実施形態に係る端末13(上述のゲーム装置100)の概要構成を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
例えば、ログイン時に入力されるユーザID及びパスワード等を受け付ける。また、ログインが許可され、端末13がゲームサーバ12と接続した後では、操作入力受付部401は、ネットワークゲームにおいて必要な指示情報等を受け付けたり、ログアウトの指示等を受け付ける。
なお、コントローラ105がこのような操作入力受付部401として機能しうる。
一方、再ログイン時刻記憶部405に再ログイン時刻が記憶されており、未だその時刻が経過していない場合に、アクセス制御部402は、応答情報生成部406を制御し、応答情報を生成させる。つまり、ログイン待ち時間が未経過の場合では、ユーザによりログイン操作がなされても、認証サーバ11へログイン情報を送ることなく、端末13側で自ら応答情報を生成する。
また、アクセス制御部402は、応答情報受信部404が認証サーバ11から送られるログイン待ち時間を受信した場合に、このログイン待ち時間が経過した後の時間帯(一例として10分)を再ログイン時刻として、再ログイン時刻記憶部405に格納する。
なお、CPU 101が、このようなアクセス制御部402として機能しうる。
つまり、再ログイン時刻が記憶されていない場合や、記憶されていても既にその再ログイン時刻が経過している場合に、ログイン情報送信部403は、ユーザID及びパスワードを含んだログイン情報を、認証サーバ11に送信する。
なお、NIC 110が、このようなログイン情報送信部403として機能しうる。
つまり、応答情報受信部404は、認証サーバ11から返信される許可情報(ログインが許可された場合)や、ログイン待ち時間(定員制限のためログインできなかった場合)等を受信する。
なお、NIC 110が、このような応答情報受信部404として機能しうる。
具体的に再ログイン時刻記憶部405は、図10に示すような再ログイン時刻及び通知区分等からなる情報を記憶する。この再ログイン時刻は、認証サーバ11から送られたログイン待ち時間が経過した後の時間帯(一例として10分)であり、上述した優先ユーザ情報記憶部205(認証サーバ11)に記憶される該当ユーザの再ログイン時刻と同じ値となる。また、通知区分は、再ログイン時刻になると(ログイン待ち時間が経過すると)、ユーザにその旨を通知するかどうかを規定する区分である。
なお、RAM 103等が、このような再ログイン時刻記憶部405として機能しうる。
例えば、再ログイン時刻記憶部405に再ログイン時刻が記憶されており、未だその時刻が経過していない場合に、応答情報生成部406は、あたかも認証サーバ11から送られたように応答情報(つまり、疑似応答情報)を生成する。
具体的に応答情報生成部406は、定員制限により現在ログインが受け付けられない旨や再ログイン時刻までの残り時刻を含む応答情報を生成する。
なお、CPU 101が、このような応答情報生成部406として機能しうる。
例えば、表示画像生成部407は、認証サーバ11にてログインが許可された場合に、許可情報に基づいた表示画像を生成し、また、認証サーバ11にて定員制限によりログインが許可されなかった場合に、ログイン待ち時間に基づいた表示画像を生成し、更に、応答情報生成部406により応答情報が生成された場合に、その応答情報に基づいた表示画像を生成する。
なお、画像処理部108が、このような表示画像生成部407として機能しうる。
図11は、上述した構成の端末13にて実行されるログイン処理、および、認証サーバ11にて実行される認証処理の流れを示すフローチャートである。以下、この図11を参照して、ログイン時における端末13および認証サーバ11の動作について説明する。
端末13は、再ログイン時刻がないと判別すると(ステップS502;No)、後述するステップS504に処理を進める。
なお、認証ができない場合に、認証サーバ11は、ユーザID又はパスワードが正しくない旨のエラー情報を、ユーザ端末13に返信する。
認証サーバ11は、優先ユーザであると判別すると(ステップS602;Yes)、後述するステップS605に処理を進める。
例えば、ログイン定員管理部204は、ゲーム状況記憶部208を参照し、各ユーザのゲーム終了予定時刻から現時点以降のログイン中のユーザ数を、時系列に順次求める。また、優先ユーザ情報記憶部205を参照し、現時点以降に優先させるユーザ数を、時系列に順次求める。そして、時系列順に、ログイン中のユーザ数と優先させるユーザ数とを加算し、定員に満たないユーザ数となる時刻までの時間を、ログイン待ち時間として算定する。
ログイン定員管理部204は、算定したログイン待ち時間を端末13に返信する。
なお、表示画像生成部407は、ログイン待ち時間等に基づいた表示画像を生成し、定員制限によりログインできなかったことや、待ち時間等を報知する。
そして、端末13は、一旦、ログイン処理を終了する。
そして、端末13は、一旦、ログイン処理を終了する。
そのため、ログイン待ち時間の経過を待ちきれずに、ユーザがログイン操作を行ったとしても、ログイン情報が認証サーバ11に送られないため、通信負荷や認証サーバ11の処理負荷を軽減することができる。
また、ログイン待ち時間が経過した後では、端末13は、通常通り、ログイン情報を認証サーバ11に送信する。その際、認証サーバ11では、優先ユーザとして扱われ、優先してログインできるようになる。
上記実施形態では、認証サーバ11から送られたログイン待ち時間を受信した端末13は、この待ち時間が経過するまでは、ログイン情報を認証サーバ11に送信しないように制御している。つまり、端末13が正常な状態であれば、待ち時間が未経過の間、ユーザによるログイン操作がなされても、ログイン情報をサーバに送信しないことになる。
しかしながら、ログイン待ち時間が経過する前に、意図的にユーザが端末13からログイン情報を送信させてしまうことも考えられる。つまり、正当でない何らかの不正行為により、待ち時間中の端末13からログイン情報が送信されてしまうことも起こり得る。例えば、ログイン待ち時間を受信した端末13の電源を一旦落として再度電源を投入するなどして、再ログイン時刻記憶部405に記憶していた再ログイン時刻等を消去してしまうと、ログイン待ち時間が経過する前に、端末13からログイン情報が送信できてしまう。
そして、認証サーバ11では、待ち時間が経過した後の正当なログインと誤認し、優先してログインさせてしまう場合も起こり得る。
そのため、このような不正行為を抑制できる他の実施形態について、以下、図12を参照して説明する。
この認証サーバ21は、上述した図3の認証サーバ11の構成に、不正ログイン判定部221を加えたものとなっている。つまり、認証情報記憶部201〜ネットワーク情報送信部211の構成は、上述した認証サーバ11と同等である。
具体的に不正ログイン判定部221は、今回ログインしてきたユーザが優先ユーザ情報記憶部205に記憶されていた場合に、そのユーザ(優先ユーザID)の再ログイン時刻が経過しているかどうかに従って、不正なログインであるか否かを判別する。つまり、端末13が正常な状態であれば、待ち時間が経過するまでは、ログイン情報が送信されないようになっている。しかしながら、正当でない何らかの手法により、待ち時間が未経過の状態で異常なログイン情報が送られることも起こり得る。そのため、再ログイン時刻がまだ経過していないにも拘わらず、ログインしてきた場合に、不正ログイン判定部221は、不正なログインであると判別する。
なお、今回ログインしてきたユーザが優先ユーザ情報記憶部205に記憶されていない場合や、記憶されていても再ログイン時刻が経過している場合には、不正ログイン判定部221は、正当なログインであると判別し、そのままログインID等をログイン定員管理部204に供給する。
そして、不正ログイン判定部221は、ログイン待ち時間送信部206を制御して、求め直したログイン待ち時間を端末13に再送信する。
この場合も、通信負荷や認証サーバ21の処理負荷を軽減することができる。
このような場合に、再ログイン時刻が延長されるのは、ユーザにとって酷であるため、例えば、初回だけは、不正ログイン判定部221が不正ログインと判定しないようにしてもよい。
具体的には、不正ログイン判定部221は、再ログイン時刻がまだ経過していないにも拘わらず、ログインしてきた場合でも、初回に限り、再ログイン時刻を延長せずに、現在の再ログイン時刻をそのまま端末13に再送するようにしてもよい。
なお、不正ログイン判定部221は、優先ユーザ情報記憶部205におけるそのユーザの情報に区分等を格納し、2回目以降であれば不正ログインであることが判別できるようにする。そして、同じユーザが、再ログイン時刻の経過前に2回目以降のログインをしてきた場合に、不正ログイン判定部221は、不正ログインと判定し、上記と同様に再ログイン時刻を延長させる。
12 ゲームサーバ
13 端末
100 ゲーム装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 インターフェース
105 コントローラ
106 外部メモリ
107 DVD−ROMドライブ
108 画像処理部
109 音声処理部
110 NIC
201 認証情報記憶部
202 ログイン情報受信部
203 ユーザ認証部
204 ログイン定員管理部
205 優先ユーザ情報記憶部
206 ログイン待ち時間送信部
207 ゲーム状況受信部
208 ゲーム状況記憶部
209 ログイン決定部
210 許可情報送信部
211 ネットワーク情報送信部
221 不正ログイン判定部
301 ネットワーク情報受信部
302 登録部
303 ネットワーク情報記憶部
304 フィルタ部
305 ゲーム処理部
306 ゲーム状況送信部
307 ゲーム情報送信部
401 操作入力受付部
402 アクセス制御部
403 ログイン情報送信部
404 応答情報受信部
405 再ログイン時刻記憶部
406 応答情報生成部
407 表示画像生成部
Claims (11)
- サーバ装置と、複数の端末とがネットワークを介して接続されたネットワークシステムであって、
前記サーバ装置は、
ログインが認められるユーザ数を管理する管理部と、
前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信部と、
前記ログイン情報受信部がログイン情報を受信した際に、前記管理部に管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定部と、
前記決定部によりログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信部と、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末から、当該待ち時間が経過する前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部と、を備え、
前記各端末のそれぞれは、
ログイン情報を前記サーバ装置に送信するログイン情報送信部と、
前記サーバ装置から送られ得る待ち時間を受信する待ち時間受信部と、
ユーザによるログインの指示操作を受け付ける操作受付部と、
前記操作受付部が指示操作を受け付けると、前記待ち時間受信部が待ち時間を受信しており、かつ、当該待ち時間が経過していない場合に、前記ログイン情報送信部によるログイン情報の送信を停止させるログイン制御部と、を備え、
前記待ち時間送信部は、前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別すると、延長した待ち時間を前記端末に再送する、
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1に記載のネットワークシステムであって、
前記サーバ装置は、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末のユーザを優先ユーザとして記憶する優先ユーザ記憶部を更に備え、
前記決定部は、ログイン情報を受信した前記端末のユーザが前記優先ユーザ記憶部に記憶されており、かつ、前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別していない場合に、優先的にログインを認める決定を行う、
ことを特徴とするネットワークシステム。 - サーバ装置と、複数の端末とがネットワークを介して接続されたネットワークシステムであって、
前記サーバ装置は、
ログインが認められるユーザ数を管理する管理部と、
前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信部と、
前記ログイン情報受信部がログイン情報を受信した際に、前記管理部に管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定部と、
前記決定部によりログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信部と、
前記待ち時間送信部が送信した待ち時間の経過後時刻となる再ログイン時刻を、前記端末のユーザに対応付けて記憶する記憶部と、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末から、前記記憶部に記憶されている前記再ログイン時刻より前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部と、を備え、
前記各端末のそれぞれは、
ログイン情報を前記サーバ装置に送信するログイン情報送信部と、
前記サーバ装置から送られ得る待ち時間を受信する待ち時間受信部と、
ユーザによるログインの指示操作を受け付ける操作受付部と、
前記操作受付部が指示操作を受け付けると、前記待ち時間受信部が待ち時間を受信しており、かつ、当該待ち時間が経過していない場合に、前記ログイン情報送信部によるログイン情報の送信を停止させるログイン制御部と、を備え、
前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別した場合に、前記待ち時間送信部は、一定時間以上延長した待ち時間を前記端末に再送し、前記不正ログイン判別部は、当該延長した待ち時間に応じて、前記記憶部の再ログイン時刻を更新し、
前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別しなかった場合に、前記決定部は、前記記憶部に記憶されているユーザについて、優先的にログインを認める決定を行う、
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載のネットワークシステムであって、
前記端末は、
前記サーバ装置から返信される応答情報と同等となる疑似応答情報を生成する疑似応答情報生成部を更に備え、
前記疑似応答情報生成部は、前記待ち時間受信部が受信した待ち時間が経過していない間に、前記操作受付部が指示操作を受け付けた場合に、当該疑似応答情報を生成する、
ことを特徴とするネットワークシステム。 - 複数の端末からそれぞれログインを要求されるサーバ装置であって、
ログインが認められるユーザ数を管理する管理部と、
前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信部と、
前記ログイン情報受信部がログイン情報を受信した際に、前記管理部に管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定部と、
前記決定部によりログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信部と、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末から、当該待ち時間が経過する前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部と、を備え、
前記待ち時間送信部は、前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別すると、延長した待ち時間を前記端末に再送する、
ことを特徴とするサーバ装置。 - 請求項5に記載のサーバ装置であって、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末のユーザを優先ユーザとして記憶する優先ユーザ記憶部を更に備え、
前記決定部は、ログイン情報を受信した前記端末のユーザが前記優先ユーザ記憶部に記憶されており、かつ、前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別していない場合に、優先的にログインを認める決定を行う、
ことを特徴とするサーバ装置。 - 複数の端末からそれぞれログインを要求されるサーバ装置であって、
ログインが認められるユーザ数を管理する管理部と、
前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信部と、
前記ログイン情報受信部がログイン情報を受信した際に、前記管理部に管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定部と、
前記決定部によりログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信部と、
前記待ち時間送信部が送信した待ち時間の経過後時刻となる再ログイン時刻を、前記端末のユーザに対応付けて記憶する記憶部と、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末から、前記記憶部に記憶されている前記再ログイン時刻より前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部と、を備え、
前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別した場合に、前記待ち時間送信部は、一定時間以上延長した待ち時間を前記端末に再送し、前記不正ログイン判別部は、当該延長した待ち時間に応じて、前記記憶部の再ログイン時刻を更新し、
前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別しなかった場合に、前記決定部は、前記記憶部に記憶されているユーザについて、優先的にログインを認める決定を行う、
ことを特徴とするサーバ装置。 - サーバ装置と、複数の端末とがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおける負荷軽減方法であって、
前記サーバ装置が行う、ログインが認められるユーザ数を管理する管理ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記ログイン情報受信ステップにてログイン情報を受信した際に、前記管理ステップにて管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記決定ステップにてログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、ログイン情報を前記サーバ装置に送信するログイン情報送信ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、前記サーバ装置から送られ得る待ち時間を受信する待ち時間受信ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、ユーザによるログインの指示操作を受け付ける操作受付ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、前記操作受付ステップにて指示操作を受け付けると、前記待ち時間受信ステップにて待ち時間を受信しており、かつ、当該待ち時間が経過していない場合に、前記ログイン情報送信ステップによるログイン情報の送信を停止させるログイン制御ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記待ち時間送信ステップが待ち時間を送信した前記端末から、当該待ち時間が経過する前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別ステップと、を備え、
前記待ち時間送信ステップは、前記不正ログイン判別ステップが不正ログインを判別すると、延長した待ち時間を前記端末に再送する、
ことを特徴とする負荷軽減方法。 - サーバ装置と、複数の端末とがネットワークを介して接続されたネットワークシステムにおける負荷軽減方法であって、
前記サーバ装置が行う、ログインが認められるユーザ数を管理する管理ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記ログイン情報受信ステップにてログイン情報を受信した際に、前記管理ステップにて管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記決定ステップにてログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記待ち時間送信ステップが送信した待ち時間の経過後時刻となる再ログイン時刻を、前記端末のユーザに対応付けて所定の記憶部に格納する格納ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、ログイン情報を前記サーバ装置に送信するログイン情報送信ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、前記サーバ装置から送られ得る待ち時間を受信する待ち時間受信ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、ユーザによるログインの指示操作を受け付ける操作受付ステップと、
前記各端末のそれぞれが行う、前記操作受付ステップにて指示操作を受け付けると、前記待ち時間受信ステップにて待ち時間を受信しており、かつ、当該待ち時間が経過していない場合に、前記ログイン情報送信ステップによるログイン情報の送信を停止させるログイン制御ステップと、
前記サーバ装置が行う、前記待ち時間送信ステップが待ち時間を送信した前記端末から、前記記憶部に記憶されている前記再ログイン時刻より前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別ステップと、を備え、
前記不正ログイン判別ステップが不正ログインを判別した場合に、前記待ち時間送信ステップは、一定時間以上延長した待ち時間を前記端末に再送し、前記不正ログイン判別ステップは、当該延長した待ち時間に応じて、前記記憶部の再ログイン時刻を更新し、
前記不正ログイン判別ステップが不正ログインを判別しなかった場合に、前記決定ステップは、前記記憶部に記憶されているユーザについて、優先的にログインを認める決定を行う、
ことを特徴とする負荷軽減方法。 - 複数の端末からそれぞれログインを要求されるコンピュータを、
ログインが認められるユーザ数を管理する管理部、
前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信部、
前記ログイン情報受信部がログイン情報を受信した際に、前記管理部に管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定部、
前記決定部によりログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信部、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末から、当該待ち時間が経過する前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部、として機能させ、
前記待ち時間送信部は、前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別すると、延長した待ち時間を前記端末に再送する、ように機能させることを特徴とするプログラム。 - 複数の端末からそれぞれログインを要求されるコンピュータを、
ログインが認められるユーザ数を管理する管理部、
前記端末から送られるログイン情報を受信するログイン情報受信部、
前記ログイン情報受信部がログイン情報を受信した際に、前記管理部に管理されるユーザ数に基づいて、ログインを認めるか否かを決定する決定部、
前記決定部によりログインが認められなかった場合に、再ログインのための待ち時間を前記端末に送信する待ち時間送信部、
前記待ち時間送信部が送信した待ち時間の経過後時刻となる再ログイン時刻を、前記端末のユーザに対応付けて記憶する記憶部、
前記待ち時間送信部が待ち時間を送信した前記端末から、前記記憶部に記憶されている前記再ログイン時刻より前に異常なログイン情報が送られた場合に、不正ログインとして判別する不正ログイン判別部、として機能させ、
前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別した場合に、前記待ち時間送信部は、一定時間以上延長した待ち時間を前記端末に再送し、前記不正ログイン判別部は、当該延長した待ち時間に応じて、前記記憶部の再ログイン時刻を更新し、
前記不正ログイン判別部が不正ログインを判別しなかった場合に、前記決定部は、前記記憶部に記憶されているユーザについて、優先的にログインを認める決定を行う、ように機能させることを特徴とするプログラム。
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