JP4783009B2 - スケジュール管理システム、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
図4は、スケジュール情報格納部32に格納されているユーザAのスケジュール情報の例である。スケジュール情報格納部32には、ユーザが作業を行う時間101、作業を行う場所102、行う作業の作業内容103の欄が用意され、ユーザは自己のスケジュールとしてこれらを関連付けて入力することができる。時間101は必須であるが、場所102と作業内容103はそのいずれか少なくとも一方が入力されればよい。
図7は、ユーザAのスケジュール情報の例である。一方、図8は矛盾判定関連設定情報格納部33に格納される移動時間テーブル121であり、ユーザAが2つの異なる場所(場所122と場所123)の間を移動するのに必要な所要時間(移動時間124)を予め登録したものである。
図10は、ユーザAのスケジュール情報の例である。ここで、ユーザAが新たなスケジュールを入力して、スケジュール情報が図11のようになったとする。第一会議室での英語研修が14:30に終わり、15:00から開催される定例会議に出席するというスケジュールであるが、図5の場所/作業相関テーブル111(第1の情報)を参照すると、定例会議の開催場所は第一会議室と横浜事業所の両方の可能性がある。一方、移動時間テーブル121(第2の情報)を参照すると、第一会議室から横浜事業所までの移動時間は60分である。よって、定例会議が第一会議室なら問題ないが、もし横浜事業所で開催される場合は会議の開始に間に合わなくなる。そこで、矛盾判定部36は、このスケジュールには矛盾の可能性があると判断し(ステップS3のN)、ユーザAにその旨通知する(ステップS5)。ユーザAは、その通知を見て修正の必要があると判断した場合はスケジュール情報を変更する。
まず、矛盾判定部36が状況情報格納部35からクライアントユーザの状況情報を取得する。なお、状況情報の状況情報格納部35への登録のタイミングの設定は、ユーザごとに(あるいはグループごとに)矛盾判定関連設定情報格納部33に格納されており、予め定めた一定間隔(例えば10分毎)とかスケジュール情報にてスケジュールの遷移が予定されている時刻の近傍の時刻に設定しておく。
具体例4の場合と同様に図12、図13のテーブル131,141を利用する。ただし、ユーザAのスケジュールは図15に示すとおりであるとする。14:00の時点で、ユーザAが在席中であり、かつ、状況情報としてのIPアドレス132が111.111.112.XXXであるか、もしくは、アンテナγでユーザAを検出したとすると、ユーザAの場所は居室である。図5の場所/作業相関テーブル111によれば、居室での作業は書類作成と調査である。ところが、14:00の時点でのスケジュール情報によれば、ユーザは英語研修を受講しているはずなので、矛盾判定部36はユーザAのスケジュール情報と現在の状況情報の間に矛盾の可能性があると判断し(ステップS3のN)、ユーザAにその旨通知する(ステップS5)。ユーザAはその通知を見て修正の必要があると判断した場合はスケジュール情報を変更する。
具体例4の場合と同様に図12、図13のテーブル131,141を利用する。ただし、ユーザAのスケジュールは図16である。14:30の時点で、ユーザAが在席中であり、かつ、IPアドレス132が111.111.112.XXXであるか、もしくは、アンテナγがユーザAを検出したとすると、その場所は居室である。スケジュール情報によれば、15:00から横浜事業所での定例会議に出席することになっているが、図8の移動時間テーブル121によれば居室から横浜事業所までの移動時間は60分なので、このままでは会議の開始に少なくとも30分は間に合わず、スケジュール通りの行動が取れないことがわかる。そこで、矛盾判定部36はユーザAのスケジュール情報と現在の状況情報の間に矛盾の可能性があると判断し(ステップS3のN)、ユーザAにその旨通知する(ステップS5)。ユーザAはその通知を見て修正の必要があると判断した場合はスケジュール情報を変更する。
具体例4の場合と同様に図12、図13のテーブル131,141を利用する。ただし、ユーザAのスケジュールは図17である。この例では、14:30の時点で、ユーザAが在席中であり、かつ、IPアドレスが111.111.130.XXXであれば、その場所は資料センターである。スケジュール情報によれば、15:00から定例会議であるが、図5の場所/作業相関テーブル111を参照すると、定例会議の開催場所は第一会議室と横浜事業所の両方の可能性がある。一方、移動時間テーブル121を参照すると、資料センターから横浜事業所までの移動時間は20分だが第一会議室までは45分である。よって、定例会議が横浜事業所なら問題ないが、もし、第一会議室で開催される場合は、会議の開始に少なくとも15分は間に合わず、スケジュール通りの行動が取れないことがわかる。そこで、矛盾判定部36はユーザAのスケジュール情報と現在の状況情報との間に矛盾の可能性があると判断し、ユーザAにその旨通知する。ユーザAはその通知を見て修正の必要があると判断した場合はスケジュール情報を変更する。
具体例4の場合と同様に図12、図13のテーブル131,141を利用する。ただし、ユーザAのスケジュールは図18である。また、スケジュール情報が無い場合はデフォルトとして場所102は居室であるという扱いをすることを予め矛盾判定関連設定情報格納部33に設定しておく。この例では、14:30の時点で、ユーザAが在席中であり、かつ、IPアドレス132が111.111.111.XXXであるか、もしくは、アンテナαがユーザAを検出したとすると、その場所133又は143は第一会議室である。スケジュール情報によれば、14:00〜15:00は特に予定が無いので居室にいるはずであるから、矛盾判定部36はユーザAのスケジュール情報と現在の状況情報との間に矛盾の可能性があると判断し、ユーザAにその旨通知する。ユーザAはその通知を見て修正の必要があると判断した場合はスケジュール情報を変更する。
18 記憶媒体
23 プログラム
32 スケジュール情報格納部
33 矛盾判定関連設定情報格納部
35 状況情報格納部
Claims (13)
- 作業を行う時間と、前記作業を行なう場所及び前記作業の作業内容のうちの少なくとも一方とを関連付けたスケジュールを格納するスケジュール情報格納部と、
このスケジュール情報格納部に対する前記スケジュールの入力をユーザから受け付ける受付手段と、
前記場所と、前記場所で行われる作業内容とを関連付けて格納するとともに、2つの前記場所の間の移動時間を格納する矛盾判定関連設定情報格納部と、
前記スケジュール情報格納部に前記スケジュールの前記作業内容が登録され、前記場所が登録されなかった場合には、前記矛盾判定関連設定情報格納部を参照して、前記作業内容に対応する前記場所を判定する場所判定手段と、
前記受付手段が受付けた連続する2つの前記スケジュールにおいて、2つの前記場所の間を移動する場合には、前記矛盾判定関連設定情報格納部から前記2つの場所の間の移動に要する前記移動時間を読み込んで、読み込んだ前記移動時間が、前記連続する2つのスケジュールの間の空白時間よりも長い場合には、前記スケジュールに矛盾の可能性があると判定する矛盾判定手段と、
を備えるスケジュール管理システム。 - 前記矛盾判定手段は、前記受付手段が受け付けた前記場所と前記受付手段が受け付けた前記作業内容との組み合わせ、あるいは、前記場所判定手段が判定した前記場所と前記受付手段が受け付けた前記作業内容との組み合わせが、前記矛盾判定関連設定情報格納部に格納されていない場合に、前記スケジュールには矛盾の可能性があると判定する、
請求項1に記載のスケジュール管理システム。 - ユーザの所在する場所を取得するユーザ位置取得手段をさらに備え、
前記矛盾判定手段は、前記ユーザ位置取得手段が取得した前記ユーザの所在する場所が、前記スケジュール情報格納部に格納された前記スケジュールの前記場所あるいは前記場所判定手段が判定した前記場所とは異なる場合に、前記スケジュールに矛盾の可能性があると判定する、
請求項1に記載のスケジュール管理システム。 - 前記ユーザ位置取得手段が取得した前記ユーザの所在する場所を格納する状況情報格納部をさらに備え、
前記矛盾判定手段は、前記状況情報格納部に格納されている前記ユーザの所在する位置が、前記スケジュール情報格納部に格納された前記スケジュールの前記場所あるいは前記場所判定手段が判定した前記場所とは異なる場合に、前記スケジュールに矛盾の可能性があると判定する、
請求項3に記載のスケジュール管理システム。 - 前記矛盾判定手段は、前記ユーザの所在する場所から前記スケジュール情報格納部に格納されている次の前記スケジュールの前記場所まで移動するのに要する前記移動時間を、前記矛盾判定関連設定情報格納部から読み込んで、読み込んだ前記移動時間が、現在の時刻から前記次のスケジュールの開始時刻までの時間よりも長い場合に、前記スケジュールには矛盾があると判定する、
請求項3に記載のスケジュール管理システム。 - 前記矛盾判定関連設定情報格納部は、前記スケジュール情報格納部に前記スケジュールが登録されていない時間に対する場所として、デフォルトの場所を格納し、
前記矛盾判定手段は、スケジュール情報格納部に前記スケジュールが登録されていない時間である場合であって、前記ユーザ位置取得手段が取得した前記ユーザの所在する場所と、前記デフォルトの場所とが一致しない場合には、前記スケジュールには矛盾があると判定する、
請求項3に記載のスケジュール管理システム。 - コンピュータを、
作業を行う時間と、前記作業を行なう場所及び前記作業の作業内容のうちの少なくとも一方とを関連付けたスケジュールを格納するスケジュール情報格納部に対して、前記スケジュールの入力をユーザから受け付ける受付手段と、
前記スケジュール情報格納部に前記スケジュールの前記作業内容が登録され、前記場所が登録されなかった場合には、前記場所と、前記場所で行われる作業内容とを関連付けて格納するとともに、2つの前記場所の間の移動時間を格納する矛盾判定関連設定情報格納部を参照して、前記作業内容に対応する前記場所を判定する場所判定手段と、
前記受付手段が受付けた連続する2つの前記スケジュールにおいて、2つの前記場所の間を移動する場合には、前記矛盾判定関連設定情報格納部から前記2つの場所の間の移動に要する前記移動時間を読み込んで、読み込んだ前記移動時間が、前記連続する2つのスケジュールの間の空白時間よりも長い場合には、前記スケジュールに矛盾の可能性があると判定する矛盾判定手段と、
して機能させるためのプログラム。 - 前記矛盾判定手段は、前記受付手段が受け付けた前記場所と前記受付手段が受け付けた前記作業内容との組み合わせ、あるいは、前記場所判定手段が判定した前記場所と前記受付手段が受け付けた前記作業内容との組み合わせが、前記矛盾判定関連設定情報格納部に格納されていない場合に、前記スケジュールには矛盾の可能性があると判定する、請求項7に記載のプログラム。
- ユーザの所在する場所を取得するユーザ位置取得手段をさらに備え、
前記矛盾判定手段は、前記ユーザ位置取得手段が取得した前記ユーザの所在する場所が、前記スケジュール情報格納部に格納された前記スケジュールの前記場所あるいは前記場所判定手段が判定した前記場所とは異なる場合に、前記スケジュールに矛盾の可能性があると判定する、請求項7に記載のプログラム。 - 前記コンピュータは、前記ユーザ位置取得手段が取得した前記ユーザの所在する場所を格納する状況情報格納部をさらに備え、
前記矛盾判定手段は、前記状況情報格納部に格納されている前記ユーザの所在する位置が、前記スケジュール情報格納部に格納された前記スケジュールの前記場所あるいは前記場所判定手段が判定した前記場所とは異なる場合に、前記スケジュールに矛盾の可能性があると判定する、請求項9に記載のプログラム。 - 前記矛盾判定手段は、前記ユーザの所在する場所から前記スケジュール情報格納部に格納されている次の前記スケジュールの前記場所まで移動するに要する前記移動時間を、前記矛盾判定関連設定情報格納部から読み込んで、読み込んだ前記移動時間が、現在の時刻から前記次のスケジュールの開始時刻までの時間よりも長い場合に、前記スケジュールには矛盾があると判定する、請求項9に記載のプログラム。
- 前記矛盾判定関連設定情報格納部は、前記スケジュール情報格納部に前記スケジュールが登録されていない時間に対する場所として、デフォルトの場所を格納し、
前記矛盾判定手段は、スケジュール情報格納部に前記スケジュールが登録されていない時間である場合であって、前記ユーザ位置取得手段が取得した前記ユーザの所在する場所と、前記デフォルトの場所とが一致しない場合には、前記スケジュールには矛盾があると判定する、請求項9に記載のプログラム。 - 請求項7ないし12のいずれかの一項に記載のプログラムを記憶している、記憶媒体。
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