JP4782651B2 - 配電系統に接続される電力変換装置の制御方法および装置 - Google Patents

配電系統に接続される電力変換装置の制御方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、同じ変電所変圧器からき電された二組の配電線による交流系統に直流部が共通である二組の電圧型PWM変換器が、変圧器を介さずにそれぞれ連系し、二組の配電線間での電力融通、各配電線の無効電力補償などを行う電力変換装置の制御に関する。特に、非接地の配電交流系統に接続される電力変換装置の制御方法および装置に関する。
6.6kVなどの比較的電圧の高い交流系統に接続される電力変換装置は、スイッチング素子の耐圧が足りないため、PWM変換器に印加される交流電圧を変圧器により降圧して系統に連系している。
しかし、近年スナバレス・スイッチング素子の直列技術により、例えば、特許文献1に開示されたように、変圧器を介さずに直接交流系統に電力変換装置を連系することが可能となった。変圧器が不要になることで、電力変換装置の小型化が期待されている。
また、非特許文献1にも、共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器について開示されている。そこには、二組の前記PWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器を備えた電力変換装置において、この電力変換装置の制御装置や制御方法が開示されている。
特開2003−134833号公報(全体) 岡田「需要地系統におけるループコントローラの開発」電力中央研究所報告(財団法人電力中央研究所)平成12年(2000)10月、T99075
従来の変圧器を介して系統に連系する電力変換装置では、変圧器が非接地であれば系統から絶縁されるため、変換器から交流系統へ零相電流は流れなかった。
しかし、直流部が共通である二組の三相電圧型PWM変換器を備え、そのPWM変換器が同一の変電所変圧器によりき電される二組の交流系統へ変圧器を介さずに直接連系する電力変換装置においては、次のような問題があることが判明した。すなわち、片方のPWM変換器がゲートデブロックし、かつ残りのPWM変換器がゲートブロックしている時、ゲートブロックしている電力変換装置にはダイオードを介して系統から電流が流れてしまう。また、その電流には零相電流が含まれ、零相電流は片方のPWM変換器から交流系統を介して残りのPWM変換器に循環して流れる。
後述するように、地絡方向リレーが動作するには零相電圧と零相電流が所定の値を超える必要があるが、他系統で地絡事故が発生して零相電圧が発生した場合、地絡過電圧リレーが作動する。また、このときダイオードを介して流れる電流に含まれる零相電流が存在すると地絡方向リレーを誤動作させ、健全系統の遮断器を開放してしまう可能性がある。この現象の詳細については後述する。
本発明で解決しようとする課題は、上記地絡方向リレーの誤動作を抑制し、遮断器の誤遮断を避けることである。
本発明の第1の特徴とするところは、直流部を共有し、二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系する二組の三相電圧型PWM変換器と、それぞれの前記PWM変換器の交流出力端子と連系される交流系統との間に設置される三相電磁接触器を有する電力変換装置において、片方のPWM変換器と交流系統との間の三相電磁接触器が投入され、かつ当該片方のPWM変換器がゲートデブロックされている期間中には、残りのPWM変換器と交流系統との間の三相電磁接触器が投入され、かつ当該残りのPWM変換器がゲートブロックされた状態が、所定時間以上継続しないようにすることである。
具体的には、片方のPWM変換器と交流系統との間の三相電磁接触器が投入され、かつ当該片方のPWM変換器がゲートデブロックされているとき、残りのPWM変換器を系統に連係する場合には、ゲートブロックしているPWM変換器の接続する三相電磁接触器を投入後、当該PWM変換器をゲートデブロックするまでの時間を、所定時間未満、望ましくは、接続される交流系統の地絡検出リレーの作動に要する時間すなわち作動時間よりも短くする。
また、電力変換装置の始動時には、片方の前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器を投入後に、直流電圧を確立する当該片方のPWM変換器をゲートデブロックし、その後、残りのPWM変換器を始動する際には、残りのPWM変換器に接続される三相電磁接触器を投入した後、当該残りのPWM変換器をゲートデブロックするまでの時間を、所定時間以上継続しないように、すなわち、接続される交流系統の地絡検出リレーの作動時間よりも短くする。
さらに、片方のPWM変換器を動作させたままで、残りのPWM変換器のみを停止させる際には、残りのPWM変換器のゲートブロックの後、当該PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器の開放までに要する時間を、所定時間未満となるように、すなわち、接続される交流系統の地絡検出リレーの作動時間よりも短く設定する。
本発明の望ましい実施態様によれば、地絡検出リレーが作動する前に零相電流の流れる回路を遮断することによって、地絡検出リレーの誤作動を回避でき、遮断器の誤遮断を回避することができる。
本発明のその他の目的と特徴は、以下に述べる実施例の説明の中で明らかにする。
まず、本発明の説明として、直流部が共通である二組の三相電圧型PWM変換器を備え、そのPWM変換器が同一の変電所変圧器によりき電される二組の交流系統へ変圧器を介さずに直接連系する電力変換装置において、明らかにした課題について説明する。
図2は、変圧器を介さずに交流系統に接続される電力変換装置を示す。電力変換装置21は、フィルタリアクトル211と、IGBTとダイオードにより構成される電圧型PWM変換器212および直流コンデンサ213により構成される。電圧型PWM変換器212の直流端子は、直流コンデンサ213に接続され、交流端子はフィルタリアクトル211を介して交流系統22に接続される。
図3は、同図(A)に変圧器を介さずに交流系統22に連系する電力変換装置21のゲート信号を、三角波比較により決定する場合の電圧指令値VU、VV、VWと、搬送波Carryの波形図を示す。また、同図(B)には、そのときの交流系統22の中性点に対する直流部の電位との関係図である。
IGBTが電圧指令値の三角波比較により得られるPWM信号に従いスイッチングを行うと、連系される交流系統22の中性点電位に対して、直流部の電位が、図3(b)に示すようにキャリア周波数で変動する。ここで、VCは直流部のコンデンサの正側電位、VDは直流部のコンデンサの負側電位、VNは交流系統22の中性点電位、Vdcは直流コンデンサ213の端子電圧である。
図4は、同じ変電所変圧器からき電された二組の配電線に二組のPWM変換器が変圧器を介さずにそれぞれ連系する電力変換装置を示す。これらの電力変換器は二組の配電線間での電力融通、各配電線での無効電力補償などを行う。
電力変換装置41は、フィルタリアクトル411,412と、電圧型PWM変換器413,414、および直流コンデンサ415により構成され、PWM変換器413と414の直流部は共通であり、直流コンデンサ415が接続されている。交流系統42には、変圧器43が接続され、交流系統44となる。電圧型PWM変換器413,414は、フィルタリアクトル411,412を介して交流系統44に接続される。交流系統44には、零相電圧検出器45が接続されている。
図5は、零相電圧検出器45の構成図である。
零相電圧検出器45は、中性点が接地されたスター巻線を一次側に、オープンデルタ巻線を二次側に持つ変圧器451と、抵抗器452と、この抵抗器452の電圧を検出する電圧検出器453により構成される。このため、交流系統44は非接地ではあるが、系統事故時以外では中性点電位は大地電位となっている。一線地絡により零相電圧が発生した場合、零相電圧検出器45に流れる零相電流は、抵抗器452により制限される。一般に抵抗器452の抵抗値は、一次側換算で数kΩ以上となり、事故時に零相電圧検出器45を流れる零相電流は小さい。
通常、直流コンデンサ415の電圧が交流系統44の線間電圧振幅値以上の場合、ゲートブロックしているPWM変換器には、ダイオードに逆バイアスが印加されるため電流は流れない。しかし、変圧器を介さずに交流系統へ連系する電力変換装置41においては、直流部の電位がスイッチングにより変動するため、ダイオードが通電して交流系統へ電流が流れる。
直流部の電位が、図3に示したように、スイッチングにより変動し、直流部のプラス側の電位がPWM変換器の系統連系点における相電圧より低くなったり、直流部のマイナス側の電位がPWM変換器の系統連系点における相電圧より高くなる場合がある。したがって、このとき、PWM変換器のダイオードが通電して交流系統へ電流が流れる。例えば、PWM変換器413がゲートデブロックして直流コンデンサ端子電圧を制御しており、PWM変換器414がゲートブロックしている場合、電圧型PWM変換器414には、ダイオードを介して電流が流れる。このとき、導通するダイオードは、相電圧の最も高い相のダイオードと、最も低い相のダイオードとなるため、交流系統に流れる電流には系統周波数の3倍の周波数を持つ電流を含む。また、直流部の電位変動はスイッチングにより変動するため、交流系統に流れる電流には、スイッチング周波数成分も多く含まれる。
なお、3次の高調波は、U相、V相、W相で位相が等しくなるため、零相となる。
ダイオードが通電している期間、直流部のプラス側もしくはマイナス側は通電している相の交流系統電圧にクランプされ、直流部の電位変動に系統周波数の3倍で変動する周波数成分が発生する。直流部の電位が変動することにより、ゲートデブロックしているPWM変換器413の出力電圧に変動が発生し、系統には、系統周波数の3倍の周波数を持つ零相電流を含むひずみ電流が流れる。
以上の理由により、変圧器を介さずに直接交流系統へ連系し、直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器を備え、一方の変換器がゲートデブロックで、他方がゲートブロックしている時、ゲートブロックしている電力変換器に系統から電流が流れる。また、この電流には零相電流が含まれ、零相電流は一方の変換器から交流系統を介して他方の変換器に循環して流れる。
図6は、ゲートブロック中のPWM変換器414の系統電流波形の一例を示す。同図(A)はU相系統電流Iu、同図(B)は三相分系統電流Iu,Iv,Iw、同図(C)は各相の系統電流平均値である零相電流I0の、それぞれ系統電圧一周期分の波形を示す。Tsは、交流系統電圧の周期である。系統電流には、スイッチング周波数のリプルと、3次の高調波が多く含まれることが判る。また、零相として、3次の高調波成分が発生していることも判る。
この事象は、変圧器で絶縁される従来の電力変換装置では起こり得ない事象である。また、変圧器を用いない場合でも、両PWM変換器がゲートデブロックする場合は、ゲート信号により通電するアームが決定されるため、系統電流は、直流電位と相電圧の大小関係ではなく、ゲート信号にのみ制御され、図6に示すような系統電流は流れない。
ところで、6.6kVの配電系統は一般に非接地であり、一線地絡発生時には過大な事故電流は流れない。このため、配電変電所には零相電流および零相電圧を検出して一線地絡を検出する地絡検出リレーを有する。
図7は、地絡検出リレーの一例ブロック図である。
交流系統71は、電圧調整可能な変圧器72からフィーダ731〜733および遮断器741〜743を介して図示しない負荷に電力を供給している。地絡検出リレー75の出力である地絡過電圧リレー751と地絡方向リレー752の出力の論理積が真の時、論理積回路753を介して遮断器741〜743は開放される。地絡方向リレー752は、零相電流検出器76と零相電圧検出器77の検出値により、地絡検出リレーが設置されたフィーダ、例えば733に地絡事故が発生したのか、他のフィーダ731,732で発生したのかを判定する。零相電流検出器76の出力値は、ローパスフィルタ7520に入力され、ローパスフィルタ7520の出力値はバンドパスフィルタ7521に入力される。これにより、零相電流の商用周波数成分が抽出される。同様に、零相電圧検出器77の出力値はローパスフィルタ7522に入力され、ローパスフィルタ7522の出力値はバンドパスフィルタ7523に入力され、零相電圧の商用周波数成分が抽出される。バンドパスフィルタ7521の出力値は、方向演算器7523と実効値算出器7524に入力される。バンドパスフィルタ7525の出力値は、位相補正器7526と実効値算出器7527に入力される。位相補正器7526の出力値は、方向演算器7523に入力される。方向演算器7523は、バンドパスフィルタ7521の出力値と、位相補正器7526の出力値の積を算出し、その積を周期積分し、所定の判定値と比較する。これにより、接続されたフィーダにおいて地絡が発生したのかを判定する。接続されるフィーダで地絡が発生した場合、方向演算器7523の出力は真となり、その出力は論理積演算器7528に出力される。
また、実効値算出器7524および7527は、零相電圧と零相電流の商用周波数成分の実効値を算出し、所定の判定値と比較する。実効値算出器7524および7527の出力値は論理積演算器7528に出力される。論理積演算器7528は、実効値算出器7524,7527および方向演算器7523の出力の論理積を算出し、タイマー7529に出力する。タイマー7529は、論理積算出器7528の出力が真である期間が所定の時間以上継続した場合、接続されるフィーダに地絡が発生したと判断し、地絡方向リレーとしての出力値を真とする。
上記の理由から、タイマー7529の判定時間は、地絡方向リレーの作動に要する時間、すなわち作動時間となる。一般に、この判定時間は商用周波数2サイクル程度である。
地絡過電圧リレー751は、地絡方向リレーと同様に、零相電圧検出器77の出力にローパスフィルタとバンドパスフィルタを施して零相電圧実効値を求め、その実効値が所定値以上である期間が所定の期間以上となったとき、出力を真とする。
以上のように、地絡方向リレーが動作するには零相電圧と零相電流が所定の値を超える必要があるが、他系統で地絡事故が発生して零相電圧が発生した場合、地絡過電圧リレーが作動する。また、このときダイオードを介して流れる電流に含まれる零相電流が存在すると地絡方向リレーを誤動作させ、健全系統の遮断器を開放してしまう可能性があることが判明した。
以下に、この誤動作を防止する、本発明による配電系統に接続される電力変換装置およびその制御方法の実施例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1による配電系統に接続される電力変換装置の全体構成図である。電力変換装置100は、電圧型PWM変換器101、102の直流部が共通である電力変換装置である。共通である直流部の端子には直流コンデンサ103が接続される。電圧型PWM変換器101、102の交流端子は、フィルタリアクトル104,105および電磁接触器106,107を介して交流系統108,109に接続される。
交流系統110から分岐するこれら交流系統108,109は非接地であり、零相電流検出器111,112、零相電圧検出器113,114が接続され、それぞれの出力値は地絡検出リレー115,116に入力される。地絡検出リレー115,116は、検出された零相電流および零相電圧に基づき遮断器117,118を開放する。
電力変換装置100は、シーケンス制御器1000と波形制御器1100により制御される。シーケンス制御器1000は、電圧型PWM変換器101の始動・停止指令RUN_CMD1がハイになると電磁接触器106に投入指令CBC1を出力し、その後、電圧型PWM変換器101のゲートデブロック信号GDB1を波形制御器1100に出力する。
交流系統電圧Vuv1,Vwv1は電圧検出器119で検出され、交流系統電流Iu1,Iw1は電流検出器120,121で検出され、さらに、直流コンデンサ103の端子電圧Vdcは電圧検出器122で検出される。なお、前記交流系統108,109は、交流系統110から同一の変圧器123を介して連系している。また、前記残りのPWM変換器102出力電流Iu2,Iw2は、電流検出器124,125で検出され、交流系統電圧Vuv2,Vwv2は電圧検出器126で検出される。
波形制御器1100は、ゲートデブロック信号GDB1が入力されると、交流系統電圧検出値Vuv1、Vwv1と、交流系統電流検出値Iu1、Iw1、並びに、直流コンデンサ103の端子電圧検出値Vdcを入力する。そして、直流コンデンサ電圧Vdcを一定に保つように、系統電流Iu1、Iw1を制御するためのゲート信号GS1を出力する。
次に、本発明の特徴であるゲートブロック中の残りの電圧型PWM変換器102の始動停止シーケンスについて説明する。
図8は本発明の実施例1によるシーケンス制御回路の始動停止シーケンス制御ブロック図であり、図9はその動作タイムシーケンスである。これらの図面を参照しながら、本発明の実施例1の動作を説明する。
電圧型PWM変換器102の始動・停止指令RUN_CMD2は、電磁接触器投入信号発生器1001と遅延回路1002と論理インバータ1003に入力される。電磁接触器投入信号発生器1001は、始動・停止指令RUN_CMD2がハイになる、つまり始動指令が入ると、電磁接触器107に投入指令CBC2を出力する。
電磁接触器106や107は、一般に、投入指令が入力されてから実際に投入されるまで、10ms程度の時間遅れがある。電磁接触器107が開放された状態で、PWM変換器102をゲートデブロックすると、PWM変換器102から電磁接触器107までの配線浮遊容量により、電磁接触器107の端子に定格の2倍以上の電圧が発生する可能性がある。このため、電磁接触器107が投入されるまで、ゲートブロック状態でPWM変換器102を待機させることが望ましい。そこで、次のようにして、この課題を解決する。
始動・停止指令RUN_CMD2がハイになると、論理インバータ1003の出力はローになり、遅延回路1002のリセットが解除される。したがって、遅延回路1002の遅延機能が回復し、RUN_CMD2がハイになった10ms後に、電圧型PWM変換器102のゲートデブロック信号GDB2をハイにする。このゲートデブロック信号GDB2は、図1に示すように、波形制御器1100に入力され、ゲートブロックが解除される。したがって、この実施例1では、結果的に、電磁接触器107の投入動作と、ゲート信号GS2による電圧型PWM変換器102のゲートデブロックとが、図9に示すように、ほぼ同時期に行われる。
配電変電所の地絡方向リレーの動作時間は、前述したように、50Hz系統の場合、2サイクル程度であるから40ms程度である。本実施例の始動シーケンスでは、電力変換器102から零相電流が流れ得る時間は、最悪10msであるため、地絡方向リレーの誤動作を確実に回避できる。
始動・停止指令RUN_CMD2がロー、つまり停止指令が入ると、電磁接触器投入信号発生器1001は、電磁接触器107に開放指令を出力する。論理インバータ1003は、出力がハイになり、遅延回路1002がリセットされ、遅延回路1002の出力であるゲートデブロック信号GDB2が即時にローとなり、波形制御器1100に入力され、ゲートブロックとなる。
電磁接触器107の開放にも、投入と同様に、10ms程度の遅延が発生する。シーケンス制御器1000および波形制御器1100は、電磁接触器107の開放指令とゲートブロック信号を同時に出力するが、電磁接触器107の遅延により10ms程度の遅れがある。しかし、配電変電所の地絡方向リレーの動作時間は、前述したように、50Hz系統の場合40ms程度である。本実施例の停止シーケンスでは、電力変換器102から零相電流が流れ得る時間は最悪10msであり、地絡方向リレーの誤動作を確実に回避できる。
本実施例では、遅延回路1002により、PWM変換器102のゲートデブロックと電磁接触器107の投入指令に時間差を設けたが、ソフトウェアによりゲートデブロック信号の出力時間を遅らせても良い。
本実施例によれば、変圧器を介さずに交流系統に接続され、二組の電圧型PWM変換器を有する電力変換装置において、始動時および停止時に発生する零相電流が交流系統に流出する時間を制限することができ、地絡検出リレーの誤作動を確実に回避できる。
図10は、本発明の実施例2による配電系統に接続される電力変換装置の全体構成図である。実施例1と実施例2との差は、フィルタ回路にコンデンサを含み、電圧型PWM変換器24の始動方法を同期投入とした点である。これにより、電圧型PWM変換器102を系統に連系するときに、交流系統からフィルタ回路に流れ込む振動電流を抑制することができる。以下、先の実施例1と異なる点のみ説明する。また、図10において、図1と同一機能部は同一符号をつけ、重複説明を防ぐ。
電力変換器の損失低減のため、キャリア周波数を下げると、系統高調波が増加する。系統電流高調波が大きいと、系統に接続される進相コンデンサなどの焼損の原因となるため、系統電流高調波は可能な限り抑制する必要がある。
一方、高調波抑制フィルタ回路として、リアクトルのみではなく、フィルタリアクトルとコンデンサなどを用いた高調波フィルタがある。本フィルタによりスイッチングによる高調波は交流フィルタ内部で流れ、系統には流出しにくい。
図10の高調波フィルタ回路127,128は、コンデンサに対して、リアクトルと抵抗器の並列体を直列に接続したフィルタである。本フィルタは、キャリア周波数において低インピーダンスになるよう設計することで、系統にキャリア周波数成分を有する電流が流出することを防ぐことができる。
また、ダンピング抵抗があるため、その抵抗値を適切に選ぶことにより、電磁接触器107が開放している場合に、電圧型PWM変換器102がゲートデブロックしても、電磁接触器107の端子に過電圧は発生しない。
図11は、本発明の実施例2によるシーケンス制御回路の始動停止シーケンス制御ブロック図であり、図12はその動作タイムシーケンスである。これらの図面を参照しながら、本発明の実施例2の動作を説明する。
本実施例2のシーケンス制御器1200と、実施例1のシーケンス制御器1000の動作における差は、電圧型PWM変換器102の始動をゲートデブロック後に電磁接触器107を投入する方式とした点である。同期投入とすることにより、高調波フィルタに流れ込む振動電流を抑制することができ、始動時の系統に与える電圧変動を抑制することができる。
電圧型PWM変換器102の始動・停止指令RUN_CMD2は、遅延回路1004に入力される。また、始動・停止指令RUN_CMD2は、そのまま、電圧型PWM変換器102のゲートデブロック信号GDB2となる。
まず、始動・停止指令RUN_CMD2がローの場合、そのまま、ゲートデブロック信号GDB2となるため、電圧型PWM変換器102はゲートブロックとなっている。
始動・停止指令RUN_CMD2がローからハイになった場合、ゲートデブロック信号GDB2は、即座にハイとなり、電圧型PWM変換器102はゲートデブロックとなる。論理インバータ1005の出力がローとなるので、遅延回路1004のリセットが解除され、遅延時間、例えば、100msの後に、接触器投入信号発生器1001の出力である電磁接触器107の投入指令CBC2もハイとなる。電磁接触器107の投入は、既述の通り、約10ms遅れる。したがって、遅延回路1004の遅延時間と、電磁接触器107の投入遅れの和の時間の間、電磁接触器107が開放したまま、電圧型PWM変換器102がゲートデブロックとなる。しかし、この実施例2では、前述したように、図10に示す高調波フィルタ回路127,128内にダンピング抵抗があるため、電磁接触器107の端子に過電圧が発生する恐れは無い。
遅延回路1004は、高調波フィルタ回路の電圧が定常状態になるまで、電磁接触器107の投入を避けるため、始動・停止指令RUN_CMD2を所定の時間遅延させるためのものである。定常状態になるまでの時間は、フィルタ回路定数によるが、数十ms程度であり、遅延時間は100ms程度で良い。
次に、始動・停止指令RUN_CMD2がロー、つまり停止指令が入ると、ゲートデブロック信号GDB2が即時にローとなり、波形制御器1100に入力され、ゲートブロックとなる。一方、論理インバータ1005は、出力がハイになり、遅延回路1004がリセットされ、遅延回路1004の出力が即時にローとなり、電磁接触器投入信号発生器1001は、電磁接触器107に開放指令を出力する。しかし、電磁接触器107の開放にも、投入と同様に、10ms程度の遅れが発生する。シーケンス制御器1000および波形制御器1100は、電磁接触器107の開放指令とゲートブロック信号を同時に出力するが、電磁接触器107の遅延により10ms程度の間だけ、ゲートブロックのまま、電磁接触器107の投入状態が継続する。しかし、配電変電所の地絡方向リレーの動作時間は、前述したように、50Hz系統の場合40ms程度である。本実施例2の停止シーケンスでは、電力変換器102から零相電流が流れ得る時間は最悪10msであり、地絡方向リレーの誤動作を確実に回避できる。
本実施例2の停止シーケンスでは、電力変換装置から零相電流が流れうる時間は、最悪10msであるため、地絡方向リレーの誤動作を回避できる。
本実施例2によれば、変圧器を介さずに交流系統に接続され、二組の電圧型PWM変換器を有する電力変換装置において、始動時および停止時に発生する零相電流が交流系統に流出する時間を制限することができ、地絡方向リレーの誤動作を回避することができる。
さらに、系統に連系する際に同期投入が可能であり、始動時の交流系統に与える擾乱を抑制することができる。
本発明は、同一変電所変圧器によりき電される二組の交流系統へ変圧器を介さず接続する二組の電圧型PWM変換器を有し、配電線間の潮流制御を行う電力変換装置に適用可能である。一方の変換器をゲートデブロック、他方をゲートブロックした場合、ゲートブロックした変換器のダイオードを介して流れる零相電流を抑制でき、地絡検出リレーの誤作動を回避でき、遮断器の誤遮断を回避することができる。
本発明の実施例1による配電系統に接続される電力変換装置の全体構成図。 本発明の原理説明用の変圧器を介さずに交流系統に接続される電力変換装置の回路構成図。 本発明の原理説明用の変圧器を介さずに交流系統に接続される電力変換装置の各部電圧波形と交流系統の中性点に対する直流部の電位関係図。 本発明の原理説明用の同じ変電所変圧器からき電された二組の配電線に二組のPWM変換器が変圧器を介さずにそれぞれ連系する電力変換装置の回路構成図。 本発明の原理説明用の零相電圧検出器の回路構成図。 本発明の原理説明用のゲートブロック中のPWM変換器の系統電流波形図。 本発明の原理説明用の地絡方向リレーの機能ブロック図。 本発明の実施例1によるシーケンス制御回路の始動停止シーケンス制御ブロック図。 本発明の実施例1による図8の動作タイムシーケンス図。 本発明の実施例2による配電系統に接続される電力変換装置の全体構成図。 本発明の実施例2によるシーケンス制御回路の始動停止シーケンス制御ブロック図。 本発明の実施例2による図11の動作タイムシーケンス図。
符号の説明
100,21,41…電力変換装置、104,105,211,411,412…フィルタリアクトル、106,107…三相電磁接触器、127,128…コンデンサを含むフィルタ回路、101,102,212,413,414…三相電圧型PWM変換器、103,213,415…直流コンデンサ、108〜110,22,42,44,71…交流系統、123,43,72…変圧器、117,118…遮断器、113,114,45,77…零相電圧検出器、119,126…電圧検出器、111,112,76…零相電流検出器、120,121,124,125…電流検出器、119,126…電圧検出器、752…地絡方向リレー、751…地絡過電圧リレー、75,115,116…地絡検出リレー、1000…シーケンス制御器、1100,1200…波形制御器、1001…電磁接触器投入信号発生器、1002,1004…遅延回路、1003,1005…論理インバータ。

Claims (10)

  1. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御方法において、片方の前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器が投入され、かつ片方の前記PWM変換器がゲートデブロックしている状態では、残りの前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器が投入され、かつ残りの前記PWM変換器をゲートブロックしている状態が所定時間以上継続することを禁止することを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  2. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御方法において、片方の前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器が投入され、かつ片方の前記PWM変換器がゲートデブロックしている状態で、ゲートブロックしている残りの前記PWM変換器を系統に連系するとき、当該PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器を投入するとともに、この投入後の所定時間以内に、当該PWM変換器をゲートデブロックすることを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  3. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御方法において、該電力変換装置の始動手順を、片方の前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器を投入後に、当該PWM変換器をゲートデブロックし、その後、残りの前記PWM変換器をゲートデブロックし、その後、残りの前記三相電磁接触器を投入することを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  4. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御方法において、二組の前記三相電磁接触器が投入され、かつ双方の前記PWM変換器がゲートデブロックしている状態から、片方の前記PWM変換器を停止するとき、停止する当該PWM変換器のゲートブロックの後、当該PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器の開放までに要する時間を、所定時間以内とすることを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記所定時間を、連系される交流系統の地絡検出リレーの作動時間未満とすることを特徴とする電力変換装置の制御方法。
  6. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御装置において、片方の前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器が投入され、かつ片方の前記PWM変換器がゲートデブロックしている状態で、残りの前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器が投入され、かつ残りの前記PWM変換器をゲートブロックしている状態が所定時間以上継続することを禁止する手段を備えたことを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  7. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御装置において、片方の前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器が投入され、かつ片方の前記PWM変換器がゲートデブロックしている状態で、ゲートブロックしている残りの前記PWM変換器を系統に連系するとき、当該PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器を投入する手段と、この投入後の所定時間以内に、当該PWM変換器をゲートデブロックする手段を備えたことを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  8. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御装置において、該電力変換装置の始動手段を、片方の前記PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器を投入後に、当該PWM変換器をゲートデブロックする手段と、その後、残りの前記PWM変換器をゲートデブロック後に、残りの前記三相電磁接触器を同期投入する手段を備えたことを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  9. 共通の変電所変圧器に接続された二組の交流系統に変圧器を介さずにそれぞれ連系するとともに直流部を共有する二組の三相電圧型PWM変換器と、これら二組のPWM変換器の交流出力端子と二組の前記交流系統との間にそれぞれ設置された二組の三相電磁接触器とを有する電力変換装置の制御装置において、二組の前記三相電磁接触器が投入され、かつ双方の前記PWM変換器がゲートデブロックしている状態から、片方の前記PWM変換器を停止するとき、停止する当該PWM変換器のゲートブロックの後、当該PWM変換器と前記交流系統との間の前記三相電磁接触器を、所定時間以内に開放する手段を備えたことを特徴とする電力変換装置の制御装置。
  10. 請求項6〜9のいずれかにおいて、前記所定時間を、連系される交流系統の地絡検出リレーの作動時間未満とすることを特徴とする電力変換装置の制御装置。
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