JP4782029B2 - 繰り出し容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内の内容物を中皿のスライドによって押圧(押し上げ)し注出ヘッドの開孔部分から適宜注出するのに好適な繰り出し容器に関し、該ヘッドと蓋体との相互間におけるシールをより確実に行うとするものである。
容器の本体部分に組み込んだダイヤルを回動させて内容物を適宜繰り出す繰り出し容器としては従来、口紅やリップクリームあるいはスティックタイプの糊等が代表例として挙げられる。
近年、この種の容器では、粘度が比較的低いクリーム状の化粧料や整髪料、あるいは制汗剤等を入れる容器としても多用されてきており、内容物もそれそのものを繰り出すのみならず、ヘッドの先端に設けた開孔から内容物を適量押し出し、その押出された内容物を塗布するような使用形態を採用した商品も開発されてきている(例えば特許文献1参照)。
特許第3403727号明細書
ところで、このような繰り出し容器においては、キャップを装着した状態でも繰り出し機構部の誤回転や容器本体内の残余圧でもって内容物が押し出されキャップとヘッドの隙間へ漏れ出てしまうことがあり、また、内容物の粘度によっては容器が転倒姿勢に置かれたとき開孔から内容物が流れ出てしまうことも懸念され、その部位におけるシール性のより一層の改善が求められていた。
本発明の課題は、上記のような内容物の漏れ出しを確実に回避できる新規な繰り出し容器を提案するところにある。
本発明は、内容物を収納する容器本体と、この容器本体の口部に装着され、その中央部に容器本体内につながる少なくとも一つの開孔を有するドーム状断面をなす注出ヘッドと、容器本体の口部に着脱可能に係合して該注出ヘッドを内側に収める蓋体とを備え、容器本体内の内容物を適宜押圧して該注出ヘッドの開孔を通して内容物を排出する繰り出し容器であって、
前記注出ヘッドの天面に、前記開孔を含み、短軸方向及び長軸方向にて湾曲断面を形成する楕円形状の凹部を設け、
前記注出ヘッドの周面に、その周りの少なくとも一箇所で内容物の押し上げ方向に沿って延びる縦溝又は縦リブを設け、
前記蓋体に、その裏面にて回動可能に保持され蓋体の装着時に注出ヘッドの天面に当接して該開孔を閉塞するシール蓋を設け、
該シール蓋は、注出ヘッドの凹部に適合する凸部を有する天面壁部と、この天面壁部の縁部につながり注出ヘッドの周壁を取り囲む側面壁部からなり、
該側面壁部は、注出ヘッドの周面に設けられた縦溝又は縦リブに適合してシール蓋の回動を阻止し凸部を注出ヘッドの凹部に合致させる位置合わせ用の縦リブ又は縦溝を有することを特徴とする繰り出し容器である。
上記の構成になる繰り出し容器においては、前記シール蓋の天面壁部に、注出ヘッドの開孔を取り囲んでその内側に位置せしめる環状凸部を設けておくことができる。
蓋体の裏面に、注出ヘッドの外表面に適合するシール壁を設けたので、蓋体と注出ヘッドの相互間に隙間がなくなり、内容物が漏れ出ることはない。
シール壁に環状凸部を設けてこの環状凸部を注出ヘッドに押し当てて開孔を取り囲むことで確実なシールが行える。
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
図1は本発明にしたがう繰り出し容器の実施の形態を模式的に示した図であり、図における1は容器本体である。この容器本体1はその下部に繰り出し機構2が組み込まれている。
繰り出し機構2は、容器本体1の端部に回転可能に保持される回転筒体2aと、この回転筒体2aの底壁中央に起立、配置され、該回転筒体2aの回転に同期して回転するスクリューロッド2bと、該スクリューロッド2bに係合し回転筒体2aの回転によって容器本体1内で上下に昇降移動可能とする中皿2cと、中皿2cの縁部に一体連結して容器本体1の内壁に設けられた溝又はリブKに係合するリブ又は溝K′を有し該中皿2cの直線的な昇降移動を誘導する摺動部分2dからなっている。
3は注出ヘッドである。この注出ヘッド3は天面3a及びこの天面3aの縁部に一体になる周面3bからなっていて、容器本体1の口部1aに装着(アンダーカット係合やねじによる係合が可能)される。この注出ヘッド3は天面3aの中央部に容器本体1内につながる複数の開孔hが設けられており、ドーム状の断面形状をなす。
また、4は注出ヘッド3の天面3aに設けられた楕円形状をなす凹部である。この凹部4は図2(a)に示すように短軸方向(図中X)にて湾曲断面を形成する(図1参照)とともに、長軸方向(図中Y)においてもなだらかな湾曲面を形成して溝底4a(図2(b)参照)につながっている(溝底4aも湾曲している)。
5は蓋体である。この蓋体5は容器本体1の口部1aに着脱自在に係合(ねじ係合)して注出ヘッド3を収納するものであって、その裏面中央には爪付きの係合筒5aが垂下されている。
6は蓋体5の裏面に配置されたシール蓋である。このシール蓋6はその上面中央に蓋体5の係合筒5aに連係(アンダーカット係合等が適用され内側、外側の何れかにおいて連係する)する爪付きの筒体dを有し該係合筒5aを基点に回動可能に保持されている。このシール蓋6は注出ヘッド3の凹部4に適合する凸部4′を有する天面壁部6aと、この天面壁部6aの縁部につながり注出ヘッド3の周面3bを取り囲む側面壁部6bからなっている。
7はシール蓋6の側面壁部6bの内面に設けられた縦リブ(又は縦溝でもよく、本数はその周りに任意に設けることができる)である。この縦リブ7は注出ヘッド3の周面3bに設けられた縦溝3b′に適合してシール蓋6の回動を阻止し凸部4′を注出ヘッド3の凹部4に合致させる位置合わせ機能をもっている。
上記の構成になる繰り出し容器は、容器本体1の内壁、中皿2c、注出ヘッド3によって取り囲まれた領域にて内容物の収納空間Mを区画形成している。回転筒体2aを回転させ、スクリューロッド2bにより中皿2cを上方に向けてスライドさせることにより収納空間Mに存在する内容物(図示せず)が注出ヘッド3の開孔hから押し出される。
蓋体5を容器本体1の口部1aにあてがって回転させていき、シール蓋6の側面壁部6bの内面に設けられた縦リブ7が注出ヘッド3の周面3bに設けられた縦溝3b′に適合すると、凸部4′を注出ヘッド3の凹部4に合致させる位置合わせが行われ、図3に示すような締め込み完了状態で蓋体5が装着されることとなり、これにより確実なシールが行える。
シール蓋6の天面壁部6aにはその要部断面及び平面を拡大して図4に示す如く、環状凸部8を設けることができ(二重配置としてもよい)、これにより図5に示すように注出ヘッド3の開孔hを取り囲んでその内側に位置せしめることが可能となり、シール性がより一層高まることになる。
図6〜8は本発明にしたがう繰り出し容器の他の実施の形態を示した図であり、図6は蓋体5の装着前の状態を、図7は蓋体5の装着途中の状態を、さらに、図8は蓋体5の装着完了状態を示している。
本実施の形態は、図1〜3に示した爪付きの係合筒5a及び爪付きの筒体dに替えて、蓋体5の側壁内面のねじ部形成箇所の上方位置に環状突条9を設け、この環状突条9によりシール蓋6を蓋体5に対して回動可能及び上下に摺動可能に抜け止め保持した構成のものである。
かかる構成の繰り出し容器においても、蓋体5を容器本体1の口部1aにあてがって回転させていき、シール蓋6の側面壁部6bの内面に設けられた縦リブ7が注出ヘッド3の周面3bの縦溝3b′に適合することで、凸部4′を注出ヘッド3の凹部4に合致させる位置合わせが行われ、図8に示すような締め込み完了状態で蓋体5が完全に装着されることとなり、これにより確実なシールが行える。
なお、本実施形態においても、前掲の実施例同様、シール蓋6の天面壁部6aに図4に示したような環状凸部8を設けてよいのはいうまでもない。
上記の実施例では、注出ヘッド3の天面3aに楕円の平面形状を有する凹部4を設けた場合についてしたが、該凹部4の形状は楕円に限定されるものではなく、容器のデザインや使い勝手の面から適宜変更されるものであり、本発明では、とくに真円以外の異形の凹部4を有する注出ヘッド3のシール機構として好適である。
蓋体の締め込み時に該蓋体と、注出ヘッドの相互間のシール性を高めることができる繰り出し容器が提供できる。
本発明にしたがう繰り出し容器の実施の形態を断面で示した図である。 (a)(b)は図1に示した繰り出し容器の注出ヘッドの平面及びA-A断面を示した図である。 図1に示した繰り出し容器につき、蓋体を装着した状態を示した図である。 シール蓋の要部断面及び平面を拡大して示した図である。 開孔hと環状凸部の位置関係を示した図である。 本発明にしたがう繰り出し容器の他の実施の形態につき、蓋体の装着前の状態を示した図である。 図6に示した繰り出し容器につき、蓋体の装着途中の状態を示した図である。 図6に示した繰り出し容器につき、蓋体の装着完了状態を示した図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 口部
2 繰り出し機構
2a 回転筒体
2b スクリューロッド
2c 中皿
2d 摺動部分
3 注出ヘッド
3a 天面
3b 周面
3b′縦溝
4 凹部
4′凸部
5 蓋体
5a 係合筒
6 シール蓋
6a 天面壁部
6b 側面壁部
7 縦リブ
8 環状凸部
9 環状突条
h 開孔
d 筒体

Claims (2)

  1. 内容物を収納する容器本体と、この容器本体の口部に装着され、天面の中央部に容器本体内につながる少なくとも一つの開孔を有するドーム状断面をなす注出ヘッドと、容器本体の口部に着脱可能に係合して該注出ヘッドを内側に収める蓋体とを備え、容器本体内の内容物を適宜押圧して該注出ヘッドの開孔を通して内容物を排出する繰り出し容器であって、
    前記注出ヘッドの天面に、前記開孔を含み、短軸方向及び長軸方向にて湾曲面を形成する楕円形状の凹部を設け、
    前記注出ヘッドの周面に、その周りの少なくとも一箇所で内容物の押し上げ方向に沿って延びる縦溝又は縦リブを設け、
    前記蓋体に、その裏面にて回動可能に保持され蓋体の装着時に注出ヘッドの天面に当接して該開孔を閉塞するシール蓋を設け、
    該シール蓋は、注出ヘッドの凹部に適合する凸部を有する天面壁部と、この天面壁部の縁部につながり注出ヘッドの周壁を取り囲む側面壁部からなり、
    該側面壁部は、注出ヘッドの周面に設けられた縦溝又は縦リブに適合してシール蓋の回動を阻止し凸部を注出ヘッドの凹部に合致させる位置合わせ用の縦リブ又は縦溝を有することを特徴とする繰り出し容器。
  2. 前記シール蓋は、天面壁部に、注出ヘッドの開孔を取り囲んでその内側に位置せしめる環状凸部を有する請求項1記載の繰り出し容器。
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