JP4781095B2 - ベーンポンプ - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係るベーンポンプを採用したディーゼルエンジンの燃料系統の説明図である。
車両に搭載されたディーゼルエンジン(以下、「エンジン」という)の燃料系統には、燃料噴射ポンプ1(高圧ポンプ)と、フィードポンプとしてのベーンポンプ2(低圧ポンプ)とが備えられている。ベーンポンプ2は、電動モータ3によって駆動され、燃料タンク4から燃料を吸い上げて燃料フィルタ5を介して燃料噴射ポンプ1に供給する。燃料噴射ポンプ1に供給された燃料はコモンレール6に供給されて、インジェクタ7からエンジンの燃焼室内に噴射される。
本実施形態に係るベーンポンプ2は、円筒状のケーシング本体10と、ケーシング本体10の一端を閉塞するサイドプレート11と、ケーシング本体10の他端を閉塞するサイドプレート12と、円柱状のロータ13と、4個の板状のベーン14と、ポンプ軸15と、を含んで構成されている。ロータ13は、ケーシング本体10内でその軸線に対して中心をずらして設置されている。ポンプ軸15は、ロータ13に一端15aが挿入されてロータ13とスプライン結合されている。ロータ13の軸線とポンプ軸15の軸線とは一致しており、ポンプ軸15が電動モータ3の駆動によって回転することにより、ロータ13がその軸線を中心としてケーシング本体10内で回転する。
図4は、吸込ポート20、吐出ポート21及びオイル逃がし溝22の説明図である。
サイドプレート19には、吸込ポート20と吐出ポート21とが形成されている。吸込ポート20は、容積が増加する膨張過程にあるポンプ室18aに面して形成されている。吐出ポート21は、容積が減少する圧縮過程にあるポンプ室18bに面して形成されている。
図5は、図2に示されたベーンポンプ2のB−B断面図である。サイドプレート18には、開口部23と開口部24とが設けられている。開口部23は、ベーン14がベーン溝16に最も深く挿入される位置でのベーン室17aに面して形成されている。開口部24は、ベーン14がベーン溝16に最も浅く挿入される位置でのベーン室17bに面して形成されている。サイドプレート18には、圧力センサ25及び圧力センサ26が設けられており、圧力センサ25は開口部23にかかる圧力を検出する一方、圧力センサ26は開口部24にかかる圧力を検出する。
圧力センサ25によって検出した圧力Pは、周期的に増減し、ロータ13が1回転する周期T1の間に4回ピークを迎える。これは、ロータ13にベーン14が4個設けられていることにより、ロータが1回転する間に、ベーン室17が開口部23を4回通過するためである。このときのピーク圧Pmが、ベーン室17内の圧力の最大値Pmとなる。
更に、ベーン14がベーン溝16に最も浅く挿入される位置でのベーン室17bに面して、サイドプレート11に開口部24が設けられているとともに、開口部24にかかる圧力を検出する圧力センサ26が設けられているので、ベーン室17内の圧力の最小値を検出することができる。これにより、圧力センサ25によって検出されるベーン室17内の圧力の最大値と合わせて、ベーン室17内の圧力の変動範囲を知ることができる。例えば、ベーン室17内にベーンポンプ2の吐出圧を導入して、ベーン14をカム面10aに強制的に押し付ける構成のものでは、圧力センサ25及び26によって検出されたベーン室17内の圧力に基づいて、ベーン室17に導入する吐出圧を適正化することができる。これにより、ベーン14の押付力を適正にして、ベーンポンプ2の機械効率とシール性とを両立させることができる。
本実施形態では、ケーシング本体10にカム面11aが形成されているが、ケーシング本体10内に円筒状のカムリングが収納され、このカムリングの内周にカム面が形成されているベーンポンプでも本願発明を適用することができる。この場合は、ケーシング本体10、サイドプレート11、サイドプレート12及びカムリングのアッセンブリが本願発明のケーシングに該当する。
10 ケーシング本体
11、12 サイドプレート
13 ロータ
14 ベーン
16 ベーン溝
17、17a、17b ベーン室
23、24 開口部
25、26 圧力センサ
Claims (2)
- 軸方向に伸びる複数の溝が放射状に形成されたロータと、
前記溝に径方向に移動自在に夫々挿入されたベーンと、
前記ロータ及び前記ベーンを収納し、内周に前記ベーンの先端が接するカム面を形成するケーシングと、
を含んで構成され、前記溝の底部にベーン室が形成されるベーンポンプであって、
前記ケーシングに、前記ロータの回転により前記ベーン室に順次面する開口部が設けられるとともに、前記開口部にかかる圧力を前記ベーン室内の圧力として検出する圧力検出器が設けられ、
前記開口部は、前記ケーシングを内外に貫通して設けられ、その一端において前記ベーンが前記溝に最も深く挿入される位置でのベーン室に面する第1開口部を含み、
前記圧力検出器は、前記ベーン室に面する側とは反対側の端面において前記第1開口部を閉塞させるように設置されたことを特徴とするベーンポンプ。 - 前記開口部は、前記ベーンが前記溝に最も浅く挿入される位置でのベーン室に面する第2開口部を含むことを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2005346649A JP4781095B2 (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | ベーンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005346649A JP4781095B2 (ja) | 2005-11-30 | 2005-11-30 | ベーンポンプ |
Publications (2)
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JP2007154665A JP2007154665A (ja) | 2007-06-21 |
JP4781095B2 true JP4781095B2 (ja) | 2011-09-28 |
Family
ID=38239376
Family Applications (1)
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH1193856A (ja) * | 1997-09-18 | 1999-04-06 | Jidosha Kiki Co Ltd | 可変容量形ポンプ |
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2005
- 2005-11-30 JP JP2005346649A patent/JP4781095B2/ja not_active Expired - Fee Related
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