JP4779060B1 - フック陳列具 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品を容易に補充できるフック陳列具を提供する。
【解決手段】被係合体に係合可能な係合支持部11と、この係合支持部11から前方へ延出し、蓋体4を係合してパック容器体2を吊り下げ可能な吊下部12とを具備する。吊下部12は、空隙にて形成された挿通路を介して離間した第1杆部材16および第2杆部材を有する。挿通路は、第1杆部材16および第2杆部材に蓋体4が係合可能であり、かつ、係合した蓋体4が第1杆部材16および第2杆部材に沿って摺動可能な幅である。吊下部12の基端部に、挿通路に連通して蓋体4を差込可能な差込部18を設ける。また、吊下部12の先端部に、挿通路に連通して蓋体4を係脱可能な出入部19を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば陳列棚などの被係合体に係合して設置され、被収容物が収容された収容体の上部に蓋体が取り付けられた物品を吊下げて陳列するためのフック陳列具に関する。
従来、この種のフック陳列具としては、吊下部としての棒状の支持アームに物品を吊り下げて陳列する構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このような構成では、新たに物品を補充する際に前側からしか補充できず、例えば店舗などにて、既に陳列されている物品の後側に新しい物品を陳列して補充するには、既に陳列されている物品を一旦取り出す必要があった。
そこで、既に陳列されている物品を一旦取り出さずに、新しい物品を順次後側に補充できるものとしては、補充杆と陳列杆とが折返部を介して連接され、この折返部が係止体に離脱可能に支持された構成のものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。このような構成のフック陳列具にて物品を補充する際には、折返部を係止体から取り外し、物品を補充杆から折返部を通って陳列杆へ移動させ、既に陳列されている物品の後側へ新しい物品を陳列できる。
特開2010−213881号公報(第5−7頁、図1) 特開2007−151909号公報(第3−4、図1,6)
しかしながら、上述の特許文献2の構成では、物品を補充する際に、既に陳列された物品を取り出す必要はないが、一旦折返部を係止体から取り外す必要があるため、作業が煩雑であり、物品を容易に補充できないという問題が考えられる。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、物品を容易に補充できるフック陳列具を提供することを目的とする。
求項に記載されたフック陳列具は、被係合体に係合して設置され、被収容物が収容された収容体の上部に蓋体が取り付けられた物品を吊り下げて陳列するフック陳列具であって、被係合体に係合可能な係合支持部と、この係合支持部から前方へ延出し、前記蓋体が係合されて前記物品を吊り下げ可能な吊下部とを具備し、この吊下部は、空隙にて形成された挿通路を介して離間した第1杆部材および第2杆部材を有し、前記挿通路は、前記第1杆部材および前記第2杆部材に前記蓋体が係合可能であり、かつ、係合した蓋体が前記第1杆部材および前記第2杆部材に沿って摺動可能な幅であり、前記吊下部の基端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を差込可能な差込部が設けられ、前記吊下部の先端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を係脱可能な出入部が設けられ、前記差込部は、前記第1杆部材の基端に接続され、前記蓋体を挿通自在な差込口を有する差込枠部材と、前記挿通路および前記差込口に連通した連通部とを有し、前記差込口から前記蓋体を前記吊下部に対して横方向に差込可能であるものである。
請求項に記載されたフック陳列具は、被係合体に係合して設置され、被収容物が収容された収容体の上部に蓋体が取り付けられた物品を吊り下げて陳列するフック陳列具であって、被係合体に係合可能な係合支持部と、この係合支持部から前方へ延出し、前記蓋体が係合されて前記物品を吊り下げ可能な吊下部とを具備し、この吊下部は、空隙にて形成された挿通路を介して離間した第1杆部材および第2杆部材を有し、前記挿通路は、前記第1杆部材および前記第2杆部材に前記蓋体が係合可能であり、かつ、係合した蓋体が前記第1杆部材および前記第2杆部材に沿って摺動可能な幅であり、前記吊下部の基端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を差込可能な差込部が設けられ、前記吊下部の先端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を係脱可能な出入部が設けられ、前記差込部は、第1杆部材および第2杆部材の基端に接続され、鉛直方向に開口し前記蓋体を挿通自在な差込口を有する差込枠部材を有し、前記差込口から前記蓋体を前記吊下部に対して鉛直方向に差込可能であるものである。
請求項に記載されたフック陳列具は、請求項1または2記載のフック陳列具において、吊下部は、差込部の先端側および出入部の基端側の少なくとも一方に摺動規制手段が設けられているものである。
求項に記載された発明によれば、吊下部の基端部に位置する差込部と、吊下部の先端部に位置する出入部とを具備するので、基端側および先端側の両方から物品の蓋体を吊下部に係合でき、物品を容易に補充できる。
また、差込部は、差込口を有する差込枠部材と、挿通路および差込口に連通した連通部とを有し、差込口から蓋体を吊下部に対して横方向に差込可能であるので、差込部に蓋体を差し込む際に係合支持部や被係合体が干渉しにくく、物品を容易に補充できる。
請求項に記載された発明によれば、吊下部の基端部に位置する差込部と、吊下部の先端部に位置する出入部とを具備するので、基端側および先端側の両方から物品の蓋体を吊下部に係合でき、物品を容易に補充できる。
また、差込部は、鉛直方向に開口した差込口を有する差込枠部材を有し、差込口から蓋体を吊下部に対して鉛直方向に差込可能であるので、差込部に蓋体を差し込む際に係合支持部や被係合体が干渉しにくく、物品を容易に補充できる。
請求項に記載された発明によれば、差込部の先端側および出入部の基端側の少なくとも一方に摺動規制手段が設けられているので、吊下部に吊り下げられた物品が差込部または出入部から不意に脱落することを防止できる。
本発明の第1の実施の形態に係るフック陳列具の構成を示す側面図である。 同上フック陳列具を示す平面図である。 同上フック陳列具に吊り下げられる物品を示す平面図である。 同上フック陳列具の吊下部の先端側を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るフック陳列具の構成を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るフック陳列具の構成を示す平面図である。 同上フック陳列具を示す側面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るフック陳列具の構成を示す平面図である。 同上フック陳列具を示す側面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成について図1ないし図4を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2において、1はフック陳列具であり、このフック陳列具1は、例えば店舗などにて、図示しない例えばネット形の陳列棚などの被係合体に係合して設置され、物品としてのパック容器体2を吊り下げて陳列するものである。
図3に示すように、パック容器体2は、海苔の佃煮などの流動性を有する食品や、液状の調味料および飲料などの被収容物が収容された収容体としての袋体3の上部に蓋体4が取り付けられている。
蓋体4は、基端が袋体3内に挿入され、先端が袋体3の外部に露出した円筒上の注出部材5を有するいわゆるスパウトである。この注出部材5の側面には、下面が袋体3の上端部に接触した支持板部材6が一体に設けられている。また、注出部材5の先端には、注出部材5の先端を覆って閉塞する蓋部材7が設けられている。この蓋部材7は、注出部材5の先端に設けられた図示しない螺子山に取外自在に螺合されるキャップ状の閉塞部材8と、注出部材5に螺合された閉塞部材8の下側に位置し、蓋部材7の外径の最大部分と径が殆ど同じであり、注出部材5に対する蓋部材7の回動を係止する係止部材9とを有している。
フック陳列具1は、被係合体に係合可能な係合支持部11と、この係合支持部11から前方へ延出し、蓋体4が係合されてパック容器体2を吊り下げ可能な吊下部12とを具備している。
係合支持部11は、被係合体に係合可能な二つの第1フック部材13、および被係合体に係合可能であり吊下部12より下側に位置する一つの第2フック部材14を有している。
係合支持部11は、第1フック部材13または第2フック部材14が被係合体の被係合部に係合されることにより、フック陳列具1を設置状態で支持する。なお、第2フック部材14は、主に被係合体の上端部に係合されるものである。
吊下部12は、係合支持部11の前方へ延出し、空隙にて形成された挿通路15を介して平行に離間した棒状の第1杆部材16および第2杆部材17を有している。
挿通路15の幅、すなわち第1杆部材16と第2杆部材17との離間幅は、蓋部材7が第1杆部材16および第2杆部材17に係合可能であり、かつ、蓋部材7が係合した状態の蓋体4が第1杆部材16および第2杆部材17に沿って摺動可能な幅である。具体的には、挿通路15の幅寸法は、蓋体4の外径の最小部分である注出部材5の外径よりやや大きく、蓋体4の外径の最大部分である蓋部材7の外径より小さい。
したがって、吊下部12にパック容器体2が吊り下げられた状態では、注出部材5が挿通路15を挿通し、蓋部材7の下部すなわち係止部材9の下面が第1杆部材16および第2杆部材17の上端に載置され、蓋体4が吊下部12に係合される。
ここで、吊下部12の基端部には、挿通路15に連通して蓋体4を差込可能な差込部18が設けられている。また、吊下部12の先端部には、挿通路15に連通して蓋体4を係脱可能な出入部19が設けられている。
差込部18は、第1杆部材16の延長線上に位置し蓋部材7が挿通自在な差込口21を有する略コ字状の差込枠部材22と、第2杆部材17の延長線上に位置し第2杆部材17より太い棒状の差込支持部材23と、これら差込枠部材22と差込支持部材23との間に位置し挿通路15および差込口21に連通した連通部24とを有する。
差込枠部材22は、第1杆部材16側の第1フック部材13に一体に形成され、第1フック部材13とは反対側の一部が第1杆部材16の基端に接続されている。
差込口21は、第1杆部材16の延長線上における第1杆部材16の基端と第1フック部材13との間に位置している。
したがって、差込部18は、蓋体4を、吊下部12に対して差込口21から横方向、すなわち、吊下部12の延出方向に交差した水平方向に差込可能である。
差込口21の第1杆部材16側には、第1杆部材16の基端部にて構成されたガイド部材25が設けられている。具体的には、第1杆部材16の基端部が差込枠部材22の前側辺に交差して差込口21内へ突出しており、この突出部分にてガイド部材25が構成されている。
ガイド部材25と第2フック部材14の前側端部との間の幅寸法は、注出部材5の外径よりやや大きく、蓋体4を差込口21に差し込む際には、注出部材5の側面をガイド部材25に接触させながら、蓋体4を差込口21へ差し込む。
出入部19は、第1杆部材16および第2杆部材17の先端部に一体に形成されている。
図4に示すように、出入部19は、挿通路15に対応し注出部材5が挿通可能な出入口27が形成され、蓋体4が挿通可能な略四角形状の出入枠部材28を有している。
吊下部12における差込部18の先端側には、第2杆部材17より基端側への蓋体4の摺動、すなわち、第1杆部材16および第2杆部材17から連通部24への蓋体4の摺動を規制する摺動規制手段31が設けられている。また、吊下部12における出入部19の基端側には、第1杆部材16および第2杆部材17より先端側である出入部19への蓋体4の摺動を規制する摺動規制手段32が設けられている。
摺動規制手段31は、第2杆部材17と差込支持部材23との境界部分にて形成されている。すなわち、摺動規制手段31は、第2杆部材17より差込支持部材23の径が太いことによって、第2杆部材17と差込支持部材23との境界部分の上面に段差状に形成されている。
摺動規制手段32は、第1杆部材16および第2杆部材17の先端部分が他の部分より上側へ漸次屈曲されて形成されている。
次に、上記第1の実施の形態の作用および効果を説明する。
フック陳列具1に、パック容器体2を補充する際には、まず、差込部18にパック容器体2の蓋体4を差し込む。
差込部18に蓋体4を差し込む際には、注出部材5の側面をガイド部材25に接触させながら、蓋部材7を吊下部12に対して横方向に、差込口21から連通部24へ向かって差込支持部材23に当接するまで差し込む。
また、連通部24へ蓋部材7を挿入した後、そのまま注出部材5をガイド部材25に沿って移動させて挿通路15に挿通する。
挿通路15に注出部材5が挿通されると、蓋部材7の下部すなわち係止部材9の下面が第1杆部材16および第2杆部材17の上面に載置されて、蓋体4が吊下部12に係合され、パック容器体2が吊下部12に吊り下げられる。
パック容器体2が吊下部12に吊り下げられた状態にて、蓋体4を第1杆部材16および第2杆部材17に沿って先端側すなわち前方へ摺動させて、所望の位置、例えば、既に吊下部12に吊り下げられて陳列されているパック容器体2の後方に新しいパック容器体2を配置して補充する。
また、フック陳列具1に吊り下げられて陳列されたパック容器体2を取り出す際には、吊下部12において最も前方に吊り下げられたパック容器体2について、蓋体4を第1杆部材16および第2杆部材17に沿って先端側すなわち前方へ摺動させて引き出す。
パック容器体2を摺動規制手段32よりも前方へ引き出して、そのまま出入口27を通過させて蓋体4と吊下部12との係合を解除し、吊下部12の先端側からパック容器体2を取り出す。
そして、このようなフック陳列具1によれば、吊下部12の基端部に位置する差込部18と、吊下部12の先端部に位置する出入部19とを具備するので、基端側および先端側の両方からパック容器体2の蓋体4を吊下部12に係合できる。
したがって、新しいパック容器体2を補充する際に、基端側である差込部18から蓋体4を差し込むことにより、既に吊下部12に吊り下げられているパック容器体2の後側に新しいパック容器体2を漸次配置できるため、パック容器体2を容易に補充できる。
特に、食品や調味料などの賞味期限や使用期限がある被収容物が収容されたパック容器体2については、期限管理などの観点から既に陳列されたパック容器体2の後側に新しいパック容器体2が陳列されるので、フック陳列具1を用いることでパック容器体2の補充を容易にできる。
差込部18は、差込口21が第1杆部材16の基端と第1フック部材13との間に位置することにより、蓋体4を、吊下部12に対して差込口21から横方向に差込可能である。
したがって、差込部18に蓋体4を差し込む際に、差込部18の後方に位置する係合支持部11や被係合体が干渉しにくく、スムーズに蓋体4を差し込むことができるため、パック容器体2を容易に補充できる。
また、差込部18より基端側、すなわち差込部18の後方に蓋体4を差し込むためのスペースを確保する必要がなく、差込部18をコンパクトに設計できる。
差込部18は、差込支持部材23を有することにより、差込部18に蓋体4を差し込む際に、差込口21から差し込んだ蓋体4が差込支持部材23に当接するまで蓋体4を差し込めばよいので、蓋体4を差込部18に容易に差し込むことができる。
また、差込部18は、ガイド部材25を有することにより、注出部材5を挿通路15に挿通する際に、ガイド部材25に沿って蓋体4を移動させればよいので、蓋体4を挿通路15に容易に挿通できる。
出入部19は、出入枠部材28を有するので、出入枠部材28が蓋体4を係脱する際の目印になるため、出入部19にて蓋体4を係脱し易いとともに、フック陳列具1を例えば店舗などで使用する場合に、出入枠部材28の一部にプライスカードなどを装着できる。
吊下部12は、差込部18の先端側に摺動規制手段31が設けられているので、吊下部12に吊り下げられたパック容器体2の差込部18への摺動を規制でき、例えば出入部19側からパック容器体2を出し入れする際などに、吊下部12に吊り下げられたパック容器体2が差込部18から不意に脱落することを防止できる。
また、吊下部12は、出入部19の基端側に摺動規制手段32が設けられているので、吊下部12に吊り下げられたパック容器体2の出入部19への摺動を規制でき、例えば差込部18からパック容器体2を補充する際などに、吊下部12に吊り下げられたパック容器体2が出入部19から不意に脱落することを防止できる。
なお、上記第1の実施の形態では、新しいパック容器体2を吊下部12の基端側である差込部18から補充し、陳列されたパック容器体2を吊下部12の先端側である出入部19から取り出す構成としたが、差込部18および出入部19は、いずれも蓋体4を係脱可能であり、必要に応じて、差込部18からパック容器体2を取り出し、出入部からパック容器体2を補充することも可能である。
フック陳列具1に吊り下げられる物品を袋体3を有するパック容器体2としたが、フック陳列具1にて吊り下げて陳列される物品は、蓋体4が設けられていればパック容器体2には限定されず、例えば、ペットボトルなどのボトル体でもよい。
また、蓋体4は、注出部材5と蓋部材7とを有する構成としたがこのような構成には限定されず、第1杆部材16および第2杆部材17に係合可能であり、かつ、係合された状態で第1杆部材16および第2杆部材17に沿って摺動可能な構成であればよい。
係合支持部11は、第1フック部材13および第2フック部材14を有する構成としたが、このような構成には限定されず、被係合体に係合可能な構成であればよい。また、第1フック部材13や第2フック部材14を有する構成の場合では、第1フック部材13および第2フック部材14それぞれの数は適宜設定可能である。
吊下部12は、挿通路15の幅寸法が注出部材5の外径よりやや大きい構成としたが、このような構成には限定されず、挿通路15の幅寸法は、蓋部材7が係合可能であり、かつ、蓋部材7が係合した状態の蓋体4が第1杆部材16および第2杆部材17に沿って摺動可能な大きさ、すなわち蓋体4の外径の最小部分である注出部材5の外径以上、蓋部材7の最大外径より小さい範囲内にて適宜設定される。
また、吊下部12は、第1杆部材16と第2杆部材17とが平行に離間した構成にしたが、このような構成には限定されず、蓋体4が係合可能であり、かつ、係合された状態の蓋体4が第1杆部材16および第2杆部材17に沿って摺動可能であれば、第1杆部材16と第2杆部材17とが平行ではない構成にしてもよい。
差込部18は、差込口21が設けられた差込枠部材22と、差込支持部材23とを有する構成としたが、このような構成には限定されず、挿通路15に連通して蓋体4を差込可能な構成であればよい。
また、差込部18は、吊下部12に対して第1杆部材16側から横方向に蓋体4を差込可能な構成としたが、このような構成には限定されず、例えば、吊下部12に対して鉛直方向に差込可能な構成や、吊下部12の延出方向に沿って後方から差込可能な構成にしてもよい。また、差込部18が、吊下部12に対して横方向に蓋体4を差込可能な構成にする場合は、第1杆部材16の基端部に差込口21が設けられた構成には限定されず、第2杆部材17の基端部に差込口21が設けられ、第2杆部材17側から横方向に差込可能な構成にしてもよい。
吊下部12は、差込部18の先端側および出入部19の基端側に摺動規制手段31,32が設けられた構成には限定されず、例えば摺動規制手段31または摺動規制手段32のいずれかが設けられた構成や、摺動規制手段31,32が設けられていない構成にしてもよい。また、摺動規制手段31は、第1杆部材16および第2杆部材17からの摺動を規制できる構成であればよい。
次に、第2の実施の形態を図5を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同一の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、吊下部12は、差込部18の先端側に、第1杆部材16および第2杆部材17に係合された蓋体4の差込部18への摺動を規制する摺動規制手段34が設けられている。
この摺動規制手段34は、第1杆部材16の基端部分を他の部分より上方へ漸次屈曲させて形成されている。
第1杆部材16の基端部分は、摺動規制手段34およびガイド部材35の両方として作用しており、摺動規制手段34が形成されたことにともなって、ガイド部材35は先端が上方へ向かって傾斜している。
連通部24から挿通路15へ注出部材5を挿通する際には、図5に二点鎖線で示すように、注出部材5の側面がガイド部材35の先端に沿うようにパック容器体2を傾斜させて、ガイド部材25に沿って注出部材5を挿通路15へ挿通する。
そして、吊下部12は、摺動規制手段34が設けられたので、第1杆部材16および第2杆部材17に係合された蓋体4の差込部18への摺動を規制でき、パック容器体2の差込部18からの不意の脱落を防止できる。
また、摺動規制手段34は、第1杆部材16の基端部分を漸次屈曲させるだけで形成できるので、別個の材料を用いることがなく、容易かつ効率的に形成できる。
次に、第3の実施の形態を図6および図7を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同一の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
図6および図7に示すように、差込部41は、基端が第1フック部材13および第2フック部材14にそれぞれ一体に接続され、先端が第1杆部材16および第2杆部材17にそれぞれ接続された差込枠部材42を有している。
この差込枠部材42は、第1杆部材16および第2杆部材17の基端、すなわち、第1杆部材16および第2杆部材17と係合支持部11と間に位置し、鉛直方向に開口した差込口43を有している。
差込口43は、開口幅、すなわち第1杆部材16側の差込枠部材42と第2杆部材17側の差込枠部材42との離間幅が、蓋体4の外径の最大部分である蓋部材7の外径以上であり、蓋部材7を差込可能である。
したがって、差込部41は、蓋体4を吊下部12に対して差込口43から鉛直方向に差込可能である。
なお、第1杆部材16の基端部および第2杆部材17の基端部には、第1杆部材16の基端部および第2杆部材17が漸次上方へ屈曲されて摺動規制手段44が形成されており、摺動規制手段44に差込枠部材42が接続されている。
パック容器体2を補充する際には、まず、差込口43の下側に蓋部材7の上面を向けてパック容器体2を配置し、鉛直方向に上側へ向かって蓋体4を差込口43に差し込む。
蓋体4を差込口43に差し込むと、蓋体4の支持板部材6または袋体3の上端が差込枠部材42の下面に当接し、蓋部材7が差込枠部材42より上方に位置する。
このように蓋部材7が差込枠部材42より上方に位置した状態にて、図7に示すように、パック容器体2を傾斜させて、注出部材5の側面が第1杆部材16および第2杆部材17の基端部に沿った状態にする。
注出部材5を挿通路15に挿通し、蓋体4を第1杆部材16および第2杆部材17に沿って摺動させて、所望の位置にパック容器体2を陳列する。
そして、差込部41は、蓋体4を吊下部12に対して差込口43から鉛直方向に差込可能であるので、差込部41に蓋体4を差し込む際に、差込部41の後方に位置する係合支持部11や被係合体が干渉しにくく、パック容器体2を容易に補充できる。
また、差込部41より基端側、すなわち差込部41の後方に蓋体4を差し込むためのスペースを確保する必要がなく、差込部41をコンパクトに設計できる。
次に、第4の実施の形態を図8および図9を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同一の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
図8および図9に示すように、差込部46は、基端が第1フック部材13にそれぞれ一体に接続され、先端が第1杆部材16および第2杆部材17にそれぞれ一体に接続された差込枠部材47を有している。
この差込枠部材47は、第1杆部材16および第2杆部材17の基端に位置し鉛直方向に開口した差込口48を有している。
差込口48は、開口幅が蓋体4の外径の最大部分である蓋部材7の外径以上であり、蓋部材7を差込可能である。
したがって、差込部46は、蓋体4を吊下部12に対して差込口48から鉛直方向に差込可能である。
また、差込枠部材47の先端部には、差込枠部材47間の幅寸法が先端へ向けて短く形成され、先端部が第1杆部材16および第2杆部材17の基端に一体に接続された挿通案内部49が設けられている。
第1杆部材16および第2杆部材17の基端部分には、第1杆部材16および第2杆部材17上方へ屈曲されて、第1杆部材16および第2杆部材17から差込口48への蓋体4の摺動を規制する摺動規制手段50が形成されている。すなわち、第1杆部材16および第2杆部材17の基端部分は、挿通案内部49および摺動規制手段50の両方として作用する。
パック容器体2を補充する際には、まず、差込口48の下側に蓋部材7の上面を向けてパック容器体2を配置し、鉛直方向に上側へ向かって蓋体4を差込口48に差し込む。
蓋体4を差込口48差し込むと、蓋体4の支持板部材6または袋体3の上端が差込枠部材47の下面に当接し、蓋部材7が差込枠部材47より上方に位置する。
このように蓋部材7が差込枠部材42より上方に位置した状態にて、そのまま、注出部材5を挿通案内部49を介して挿通路15に挿通する。
また、蓋体4を第1杆部材16および第2杆部材17に沿って摺動させて、所望の位置にパック容器体2を陳列する。
そして、差込部46は、蓋体4を吊下部12に対して差込口48から鉛直方向に差込可能であるので、差込部46に蓋体4を差し込む際に、差込部46の後方に位置する係合支持部11や被係合体が干渉しにくく、パック容器体2を容易に補充できる。
また、差込部46の後方に蓋体4を差し込むためのスペースを確保する必要がなく、差込部46をコンパクトに設計できる。
差込枠部材47の先端側に挿通案内部49が設けられているので、注出部材5を挿通路15に挿通する際に、例えば上記第2の実施の形態や第3の実施の形態のように、パック容器体2を傾斜させる必要がなく、差込部46に蓋部材7を差し込んでそのまま、注出部材5を挿通路15に挿通できるため、パック容器体2を容易に補充できる。
1 フック陳列具
2 物品としてのパック容器体
3 収容体としての袋体
4 蓋体
11 係合支持部
12 吊下部
15 挿通路
16 第1杆部材
17 第2杆部材
18 差込部
19 出入部
21 差込口
22 差込枠部材
24 連通部
31 摺動規制手段
32 摺動規制手段
34 摺動規制手段
41 差込部
42 差込枠部材
43 差込口
44 摺動規制手段
46 差込部
47 差込枠部材
48 差込口
50 摺動規制手段

Claims (3)

  1. 被係合体に係合して設置され、被収容物が収容された収容体の上部に蓋体が取り付けられた物品を吊り下げて陳列するフック陳列具であって、
    被係合体に係合可能な係合支持部と、
    この係合支持部から前方へ延出し、前記蓋体が係合されて前記物品を吊り下げ可能な吊下部とを具備し、
    この吊下部は、空隙にて形成された挿通路を介して離間した第1杆部材および第2杆部材を有し、
    前記挿通路は、前記第1杆部材および前記第2杆部材に前記蓋体が係合可能であり、かつ、係合した蓋体が前記第1杆部材および前記第2杆部材に沿って摺動可能な幅であり、
    前記吊下部の基端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を差込可能な差込部が設けられ、
    前記吊下部の先端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を係脱可能な出入部が設けられ、
    前記差込部は、前記第1杆部材の基端に接続され、前記蓋体を挿通自在な差込口を有する差込枠部材と、前記挿通路および前記差込口に連通した連通部とを有し、前記差込口から前記蓋体を前記吊下部に対して横方向に差込可能である
    ことを特徴とするフック陳列具。
  2. 被係合体に係合して設置され、被収容物が収容された収容体の上部に蓋体が取り付けられた物品を吊り下げて陳列するフック陳列具であって、
    被係合体に係合可能な係合支持部と、
    この係合支持部から前方へ延出し、前記蓋体が係合されて前記物品を吊り下げ可能な吊下部とを具備し、
    この吊下部は、空隙にて形成された挿通路を介して離間した第1杆部材および第2杆部材を有し、
    前記挿通路は、前記第1杆部材および前記第2杆部材に前記蓋体が係合可能であり、かつ、係合した蓋体が前記第1杆部材および前記第2杆部材に沿って摺動可能な幅であり、
    前記吊下部の基端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を差込可能な差込部が設けられ、
    前記吊下部の先端部には、前記挿通路に連通して前記蓋体を係脱可能な出入部が設けられ、
    前記差込部は、第1杆部材および第2杆部材の基端に接続され、鉛直方向に開口し前記蓋体を挿通自在な差込口を有する差込枠部材を有し、前記差込口から前記蓋体を前記吊下部に対して鉛直方向に差込可能である
    ことを特徴とするフック陳列具。
  3. 吊下部は、差込部の先端側および出入部の基端側の少なくとも一方に摺動規制手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のフック陳列具。
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