JP4777601B2 - 無線通信システムの少なくとも1つの加入者機器の位置測定方法および該方法に対応した無線通信システム - Google Patents
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Description
無線通信システムにおいて、たとえばGSM(global system for mobile communication)またはUMTS(universal mobile telecommunication system)の規格に準拠した無線通信システムにおいて、固有の加入者機器殊に移動無線機器の現在位置ないしは滞在場所を選択的に求めることが実際に重要となる可能性がある。
【0002】
したがって本発明の課題は、無線通信システムにおいて固有の加入者機器の位置測定を簡単かつ高い信頼性で選択的に実行できるようにすることにある。本発明によればこの課題は、請求項1の特徴部分に記載の方法ならびに請求項8の特徴部分に記載の無線通信システムによって解決される。
【0003】
特定の加入者機器の位置測定に対する問い合わせ信号をもともと管轄していた第1の無線ネットワークコントロールユニットから新たに管轄となる第2の無線ネットワークコントロールユニットへ転送することにより、個々の加入者機器の信頼性のある位置測定を簡単に実現できるようになる。このようにすることで移動加入者機器有利には携帯電話機などのような移動局であっても、様々な無線セルへと移り変わるその機器の滞在場所を効率的に求めることができ、この場合、様々な無線セルの種々の基地局グループが種々の無線ネットワークコントロールユニットによりコーディネートされる。
【0004】
従属請求項には本発明のその他の利点が示されている。次に、図面を参照しながら本発明およびその実施形態について詳しく説明する。
【0005】
図1は、第1の無線ネットワークコントロールユニットが割り当てられている基地局をもつ第1の滞在無線セル内で位置測定すべき特定の加入者機器のために、無線通信ネットワークたとえば移動無線システムの各コンポーネント間で機能的な無線コネクション確立を行う様子を示す図である。
【0006】
図2は、上述の無線通信システムにおいていまや別の第2の無線ネットワークコントロールユニットによりコントロールされる基地局をもつ図1とは異なる第2の滞在無線セル内で、図1に示した加入者機器の機能的な無線コネクション確立を行う第1の構成を示す図である。
【0007】
図3は、上述の無線通信システムにおいていまや別の第2の無線ネットワークコントロールユニットによりコントロールされる基地局をもつ図1とは異なる第2の滞在無線セル内で、図1に示した加入者機器の機能的な無線コネクション確立を行う第2の構成を示す図である。
【0008】
図4は、そのつど位置を特定すべき加入者機器の位置測定のために、この加入者機器のインタフェースと、この加入者機器の現時点での滞在無線セル内の基地局と、この基地局を管理するために現時点で割り当てられている無線ネットワークコントロールユニットと、複数の無線ネットワークコントロールユニットの通信リンクをコーディネートするための上位にネットワークユニットとの間で行われるシグナリングパターンを示す図である。
【0009】
図5は、図1に示した加入者機器を位置測定するために本発明による方法の第1の変形実施形態に従い図1の無線通信システムにおける種々のコンポーネントの間で行われる機能的なシグナリングプロセスを示す図であり、この場合、加入者機器は図1に示した第1の滞在無線セルから図2に示した第2の滞在無線セルへと移動している。
【0010】
図6は、本発明による方法の第2の変形実施形態を実施するための図3とは異なる無線通信システムの基本構造を示す図である。
【0011】
図7は、本発明による方法の第2の変形実施形態による図6に示した無線通信システムにおける種々のコンポーネント間の機能的なシグナリングプロセスを示す図である。
【0012】
なお、図1から図7において同じ機能や動作をもつ要素には同じ参照符号が付されている。
【0013】
図1に示されているセルラ移動無線システムMCSの場合、基地局たとえばBS1〜BS4によって無線セルたとえばCE1〜CE4が形成されている。この場合、各基地局にそれぞれ1つの無線セルが固有にすなわち選択的に割り当てられている。1つの無線セルたとえばCE2内において移動無線局たとえばMP1は、目下の滞在無線セルをサービスしている対応する基地局たとえばBS2と無線コネクションを確立することができる。有利には移動無線システムはUMTS(universal mobile telecommunication system)規格に従い形成されている。1つまたは複数の基地局がそれぞれグループとして固定ネットワークリンクおよび/または無線リンクを介して、1つの共通のいわゆる無線ネットワークコントロールユニット(Radio Network Controller)と接続されている。実際には移動無線システムは有利には1つまたは複数の基地局から成る複数のグループを有しており、この場合、個々のグループ内の無線トラヒックをコーディネートするためにそれぞれ1つの無線ネットワークコントロールユニットが各グループに割り当てられている。
【0014】
図1の場合、たとえば第1の基地局グループが2つの基地局BS1とBS2によって形成されている。これらは対応する固定ネットワークリンクLBR11,LBR21を介して、第1の無線ネットワークコントロールユニットRNC1と共通につなげられている。これと同様に2つの基地局BS3,BS4は第2のグループとして、固定ネットワークリンクLBR32,LBR42を介して第2の無線ネットワークコントロールユニットRNC2に共通につなげられており、このユニットによりコントロールおよび管理される。この種の無線ネットワークコントロールユニットおよびそれらに対応づけられている基地局を合わせて無線ネットワークサブシステムと称する(RNS - Radio Network Subsystem)。
【0015】
たとえばRNC1,RNC2などのような無線ネットワークコントロールユニットは、個々のサブシステム内の無線リソースのコントロールの役割を果たす。したがってある特定の移動無線局はかならず正確に1つの無線ネットワークコントロールユニットによりコントロールされる。この無線ネットワークコントロールユニットを、この1つの特定の移動無線局に関してサービス無線ネットワークコントロールユニット(serving RNC = SRNC)と称する。また、サブネットワーク全体をこの1つの特定の移動無線局に関してサービス無線ネットワークサブシステム(serving RNS = SRNS)と称する。たとえばRNC1,RNC2などのような1つまたは複数の無線ネットワークコントロールユニットは、たとえばLRM1,LRM2のような別の固定ネットワークおよび/または無線リンクを介して、それぞれさらに上位のネットワークユニットたとえばいわゆる移動交換センタ(Mobile Switching Center = MSC)および/またはいわゆるサービスGPRSサポートノード(Serving GPRS Support Node = SGSN)と接続されている。MSCおよび/またはSGSNは移動無線局に関するコントロールの役割を担う。これによればたとえば、外部のネットワークから到来したコールが要求されている移動無線局との無線リンクをもつ管轄の基地局へ最終的に転送される。さらに他方、たとえばRNC1,RNC2などのような無線ネットワークコントロールユニットをたとえばLR12などのような固定ネットワークまたは無線リンクを介してダイレクトにすなわち何も介在させずに接続することもできる。この種のダイレクトリンクを殊にいわゆるSRNSリロケーションのために利用することができる。
【0016】
次に、SRNSリロケーションの機能について詳しく説明する。図1の場合、移動無線局MP1はたとえば無線セルCE2内に滞在している。この移動無線局は基地局BS2に対しエアインタフェースを介して第1の無線リンクFV12を有している。つまり目下の滞在無線セルCE2は基地局BS2によって形成されサービスされており、さらにこの基地局は第1のインタフェースLBR21を介して第1の無線ネットワークコントロールユニットRNC1と接続されている。無線ネットワークコントロールユニットRNC1は固定ネットワークリンクLRM1を介して、無線技術的にみて階層的に上位のネットワークユニットMSC1と接続されており、これはたとえば移動交換センタ mobile switching center またはサービスGPRSサポートノード serving GPRS support node とすることができる。各無線ネットワークコントロールユニットをコーディネートする上位のネットワークユニットMSC1と移動無線局MP1との間のリンク全体は太線で表されており、つまりこれはFV12とLBR21とLRM1から成る。
【0017】
移動無線局MP1が無線セルCE2から無線セルCE3へ移動すると、図2に示されているように移動局MP1はついで第2の無線リンクFV13を介して基地局BS3と接続され、この基地局は第2の固定ネットワークリンクLBR32を介して第2の無線ネットワークコントロールユニットRNC2と接続されている。移動無線局と基地局との間の無線リンクがこのように第1の基地局から第2の基地局へと切り替わることを、一般にハンドオーバと称する。第1の基地局の無線セル範囲から他の別の基地局の無線セル範囲へ個々の移動無線局が既述のようにハンドオーバされるときおよび/またはこのようなハンドオーバに続いて、付加的にまたはこれとは無関係にサービスRNCすなわち無線ネットワークコントロールユニットの管轄も切り替えることができる。つまりこの実施形態ではたとえばもともと割り当てられていた無線ネットワークコントロールユニットRNC1ではなく、いまや無線ネットワークコントロールユニットRNC2が移動無線局MP1に対する無線リンクをコントロールするのである。それというのも新たな滞在無線セルCE3内の基地局BS3はいまや、第2の無線ネットワークコントロールユニットRNC2によりコントロールもしくはコーディネートされる第2の基地局グループに属しているからである。ついで無線ネットワークコントロールユニットRNC2は固定ネットワークリンクLRM2を介してダイレクトな経路で、上位のネットワークユニットMSC1との音声交換および/またはデータ交換のための通信コネクションを確立する。無線ネットワークコントロールユニットのこの種の切り替えをSRNSリロケーションと称する。このようにしてそのつど位置測定すべき移動無線局とMSC/SGSNとの間のリンク全体はFV13とLBR32とLRM2とによって形成され、図2ではこれを太線で表している。
【0018】
この場合、SRNSリロケーションはハンドオーバには依存せず、つまりSRNSリロケーションを基地局から次の基地局へのハンドオーバよりもずっと遅れて行うことができる。したがってたとえばまずはじめにハンドオーバを行うことができ、その際に移動局は基地局BS2との無線リンクFV12から基地局BS2との無線リンクFV13に切り替えるのに対し、上位のネットワークユニットMSC1との通信についてはすでに以前から管轄していた第1の無線ネットワークコントロールユニットRNC1がそのまま担当し続け、第2の無線ネットワークコントロールユニットRNC2にはまだ切り替わらない。このとき移動無線局MP1と上位のネットワークユニットMSCとの間のリンク全体はFV13とLBR32とLR12とLRM1とから成り、これらは図3において太線で表されている。その後、あとの時点になって上位のネットワークMSC1はサービスRNCの切り替えを決定し、つまりここではサービスRNC1は別の第2の無線ネットワークコントロールユニットRNC2にコントロールを渡すことができ、その結果、ついで通信リンク全体は再び図2のものと一致するようになる。
【0019】
サービスRNCの切り替え(SRNS relocation)中、移動無線局のコントロールに必要とされる情報は以前の無線ネットワークコントロールユニットここではRNC1から、新しい無線ネットワークコントロールユニットここではRNC2に伝送される。この種の情報の例はたとえば生じているデータ伝送のコンフィギュレーション、移動無線局の性能などである。
【0020】
文献 TS 25.305 "Stage 2 functional specification of location services in UTRAN" および TS 23.171 "Functional Stage 2 description of location services in UMTS" において、いわゆるロケーションサービスについて詳しく説明されている。ロケーションサービスとは、移動無線局の位置を特定できることである。これは移動無線局または基地局において無線信号を測定することにより行うことができる。位置特定方法の詳細な機能については上述の文献を参照されたい。
【0021】
移動無線局の位置を求める問い合わせは、ネットワークまたは移動無線局自身もしくは別の移動無線局によって行うことができる。図4には位置測定の流れが略示されている。ここでは一例として、図1の移動無線局MP1が自身の位置について問い合わせるものとする。これは第1のメッセージME1によって行われ、このメッセージは移動無線局MP1から無線リンクFV12、基地局BS2と無線ネットワークコントロールユニットRNC1との間のリンクLBR21ならびにリンクLRM1を介して、上位のネットワークユニットMSC1へ送信される。上位のネットワークユニットMSC1はこれに基づきメッセージME2(= Location Service Request)を用いて位置測定問い合わせを無線ネットワークコントロールユニットRNC1へ送信する。この問い合わせには、どのようにして位置を送り戻すべきなのか(たとえば地理的ロケーションとして戻すのか特定の地域に対する識別子として戻すのか)、どの時点で情報を上位のネットワークユニットMSC1へ送り戻すべきなのか(たとえば即時なのか位置が変更されたときなのか)、ならびにどの程度の精度で位置を求めるべきなのかについての情報が含まれている。無線ネットワークコントロールユニットRNC1において問い合わせが生成され、移動無線局の位置を測定するのに必要とされる手順が開始される。この種の位置測定手順は部分的に規格に挙げられているので、図4ではブロックとしてのみ描いておく。位置が求められると、それが目下管轄の無線ネットワークコントロールユニットRNC1に記憶され、このことは図4ではブロックSTによって表されている。これに基づきコントロールユニットはメッセージME3(Location Report)を割り当てられた上位のネットワークユニットMSC1へ返送し、このユニットに対し所望の精度で位置が通知される。
【0022】
効率的な位置測定のために重要であるのは、SRNSリロケーションにあたりロケーションサービス固有の情報を元のつまり出所(ソース)となる無線ネットワークコントロールユニットここではたとえばRNC1から目標(ターゲット)となる無線ネットワークコントロールユニットRNC2へ転送することである。この場合、ソースコントロールユニットはSRNSリロケーション前に移動無線局をコントロールしていた無線ネットワークコントロールユニットであり、つまりこの実施形態ではRNC1である。ターゲットコントロールユニットは、SRNSリロケーション後に同じ移動無線局をコントロールする無線ネットワークコントロールユニットであり、つまりこの実施形態ではRNC2である。
【0023】
格別好適であるのは、1つまたは複数の位置測定問い合わせ(ロケーションサービス要求 Location Service Request)およびそれに属する情報たとえば待ち望む報告の時点、位置記述形式、位置記述精度などが、ソースコントロールユニットからターゲットコントロールユニットへ無線ネットワークコントロールユニットの管轄切り替え時および/または切り替え後に伝送されることである。これにより位置測定タスクつまり個々の位置測定問い合わせを十分に遅延なくただちに処理することができるようになる。この位置測定問い合わせはSRNSリロケーション前にソースコントロールユニット(ここではRNC1)が上位のネットワークユニットMSC1から受信したものであるが、SRNSリロケーション中つまり移動無線局が無線ネットワークコントロールユニットを切り替える手順中は完全には処理できなかったものであり、これはたとえば移動無線局の位置をまだ求められなかった場合あるいはメッセージ(ロケーション報告 Location Report)において位置を上位のネットワークユニットMSC1へまだ返送できなかった場合である。
【0024】
有利には位置測定問い合わせ信号および付加的にそれに属する情報を既存のメッセージを介して、たとえばいわゆるリロケーションコミットメッセージ Relocation Commit Message を介して、ソースコントロールユニットからターゲットコントロールユニットへ送信することができる。このリロケーションコミットメッセージは、いずれにせよ各無線ネットワークユニットRNC1,RNC2間で個々のダイレクトリンクたとえばLR12を介して交換されるものである。リロケーションコミットメッセージによってターゲットコントロールユニットここではRNC2に対し、SRNSリロケーションを実行することが通知される。このことが有利である理由は、問い合わせが上位のネットワークエレメント(たとえばMSC1)から到来する情報だからであり、上位のネットワークユニットに関する情報をすでに搬送しているいわゆるコンテナ(少なくとも1つのデータフィールドと情報フィールド)をリロケーションコミットメッセージ内部で利用できるからである。位置測定問い合わせおよびそれに属する情報の搬送をいわゆるRRCコンテナ(RRC = radio resource control = 無線リソースコントロール)で行うこともでき、これはリロケーション必要メッセージ Relocation Required message 内でたとえばLRM1などのようなリンクを介してソースコントロールユニットここではたとえばRNC1から上位のネットワークユニットここではMSC1へ伝送もしくは供給され、ついでこの上位のネットワークユニットはこのコンテナをリロケーション要求メッセージ Relocation Request message によってターゲットコントロールユニットここではRNC2に転送する。
【0025】
さらに位置測定問い合わせに加えて場合によっては、ソースコントロールユニット(ここではRNC1)において既知である移動無線局の直前の位置をSRNSリロケーション中にターゲットコントロールユニット(ここではRNC2)へ転送することができる。これが有利となるのは、移動無線局の位置が上位のネットワークユニットたとえばMSC1による問い合わせ(Location Services Request)に基づき決定済みであるが、SRNSリロケーションの前にこの上位のネットワークユニットたとえばMSC1に対し個々に管轄する無線ネットワークコントロールユニットから応答(Location Report)を返送できなかった場合である。場合によっては直前の既知の位置に関する情報に、位置測定精度に関する情報を含ませることもできる。さらに場合によっては直前の移動無線局位置に加えて、位置の求められた時点をSRNSリロケーション中にソースコントロールユニットからターゲットコントロールユニットへ伝送することができる。これにより得られる利点とは、ターゲットコントロールユニットがこの情報を利用して、移動無線局の位置に関する情報がどの程度最新のものであるかを評価できることである。
【0026】
殊に有利なものとすることができるのは既知の直前位置、位置測定時点ならびにその精度を既存のリロケーション必要メッセージ(Relocation Requiered message)を介して、ソースコントロールユニットたとえばRNC1から上位のネットワークユニットたとえばMSC1へ与えることであり、さらに上位のネットワークユニットはこの情報をリロケーション要求メッセージ(Relocation Request message)とともにターゲットコントロールユニットここではたとえばRNC2へ転送する。これが有利であるのは、位置や位置測定時点ならびにその精度は(個々の無線ネットワークコントロールユニットおよびそれに対応する基地局から成る)無線ネットワークサブシステムに関連づけられている情報だからであり、これらの情報は無線ネットワーク関連情報をすでに伝送しているRRCコンテナを利用できるからである。しかしこれらの情報をリロケーションコミットメッセージ Relocation Commit message においてソースコントロールユニットからターゲットコントロールユニットへダイレクトに送ることも可能であり、そのようにしたならばただ1つのメッセージしか送信しなくてよいという利点が得られることになる。
【0027】
実施例1:
第1の実施例では、リロケーション前に移動無線局MP1をコントロールしていた無線ネットワークコントロールユニットRNC1内に、位置を特定すべき移動無線局MP1の位置測定に関してリロケーション前に2つの問い合わせが記憶されていたものとする。好適には以下の情報が問い合わせに従い記憶される:
−位置を報告すべき時点
−位置記述形式
−位置記述精度
さらにここでは、最初の問い合わせに対し精度要求が設定されておらず位置はすでに求められていたものとする。また、第2の問い合わせはこれまでの位置によって与えることができたものよりも高い精度の位置測定を要求しているものとする。そのため第2の問い合わせのためには新たな位置測定を実行する必要がある。
【0028】
第1の問い合わせに対しすでに求められていた位置をたとえばMSC1のような上位のネットワークユニットへ送ることができるようになる前に、また、第2の問い合わせに対する位置を決定できるようになる前に前提とするのは、ソースコントロールユニットここではRNC1が移動無線局MP1のための無線ネットワークコントロールユニットの切り替えを決定する、ということである。
【0029】
図5には、本発明による方法の第1の実施例によるSRNSリロケーションの流れが描かれている。この実施例に関する無線通信システムのアーキテクチャならびに各コンポーネントの共働については図1に示してある。目下移動無線局MP1をコントロールしている無線ネットワークコントロールユニット(ソースRNC)RNC1は、この移動無線局MP1のための無線ネットワークコントロールユニット切り替え(=SRNSリロケーション)の決定を下す。
【0030】
以下では、すでに求められている位置情報すなわちすでに存在している位置情報をソースコントロールユニットからターゲットコントロールユニットへどのようにして搬送できるかについて2つの可能性を述べる。
【0031】
a)第1の変形実施形態では直前の既知の位置が場合によっては位置の求められた時点に関する情報とともに第1のメッセージSI1(リロケーション必要 Relocation Required)において、移動無線局MP1のためにソースコントロールユニットRNC1が使用した設定とともに上位のネットワークユニットMSC1へ送られる。これに応じて上位のネットワークユニットはメッセージSI2(Relocation Request)をターゲット無線ネットワークコントロールユニット(ターゲット)RNC2へ送信し、これはSRNSリロケーション後に移動無線局に関するコントロールをもつことになる。このようにしてターゲットコントロールユニットRNC2は移動無線局MP1の直前の既知の位置を知ることになり、場合によっては位置測定時点ならびに位置測定精度を知ることになるが、これはこれら2つの情報がメッセージSI1およびSI2に含まれていた場合である。
【0032】
第2のメッセージ中には、移動無線局MP1をコントロールするためにソースコントロールユニットRNC1が利用する設定が含まれている。ターゲットコントロールユニットRNC2は十分なリソースを利用できるかについてチェックし、その後、メッセージSI3(リロケーション要求確認 Relocation request Acknowledged)を上位のネットワークユニットMSC1へ返送する。上位のネットワークユニットMSC1はこれに基づき第4のメッセージSI4(リロケーション命令 Relocation Commnad)をソースコントロールユニットRNC1へ送信し、これによりソースコントロールユニットRNC1に対し、移動無線局MP1のために無線ネットワークコントロールユニットを切り替えるべきであることが通知される。これに応じてソースコントロールユニットRNC1は第5のメッセージSI5(リロケーションコミット Relocation Commit)をターゲットコントロールユニットRNC2へ送信し、これによりターゲットコントロールユニットRNC2に対しSRNSリロケーションの実施が通知される。第5のメッセージSI5(リロケーションコミット Relocation Commit)において、ソースコントロールユニットRNC1に記憶されている問い合わせおよびそれに属する1つまたは複数の情報(たとえば位置を報告すべき時点、位置記述形式およびまたはそれらの精度)が、ターゲットコントロールユニットRNC2へ送信されることになる。そこでターゲットコントロールユニットRNC2の側ではそれらの問い合わせを記憶する。
【0033】
ついでターゲットコントロールユニットRNC2はメッセージSI6を上位のネットワークユニットMSC1へ返送し、これによってリロケーションが続けられることの確認を行う。ターゲットコントロールユニットRNC2が移動無線局もコンフィギュレーションした後(これはここでは重要ではなくそのため図5にも書き込まれていない)、このユニットは第7のメッセージSI7を上位のネットワークユニットMSC1へ返送し、これによりネットワークユニットMSC1に対しリロケーションの終了を通知する。このようにしてターゲットコントロールユニットRNC2は移動無線局MP1のためのサービスRNCとなる。これはこの変形実施形態では位置測定問い合わせを受け取ったので、有利には自動的に位置測定を開始し、これによって第2の問い合わせに対し応答できるようになる。しかもこれは直前の既知の位置と(この変形実施形態では想定されているように)場合によっては位置測定時点ならびに場合によっては位置測定精度をソースコントロールユニットRNC1から受け取っているので、ターゲットコントロールユニットRNC2はこの変形実施形態では位置測定時点に基づき、位置が少し前に求められたものであることを識別する。ターゲットコントロールユニットRNC2はこのようにして、第1の問い合わせによっても第2の問い合わせによってもたいして高い精度要求が出されていないとき、すでに求められた上述の位置を受け取ることになる。その後、ターゲットコントロールユニットRNC2はメッセージSI8(ロケーション報告 Location report)を上位のネットワークユニットMSC1へ返送し、これは移動無線局MP1の位置をもち元々の第1の問い合わせに対する応答を成している。
【0034】
b)第2の変形実施形態と第1の変形実施形態a)との相違点は、移動無線局MS1の直前の既知の位置に関する情報がメッセージSI1(リロケーション必要 Relocation Required)とSI2(リロケーション要求 Relocation Request)を介してソースコントロールユニット(RNC1)からターゲットコントロールユニット(RNC2)へ伝送されるのではなく、問い合わせといっしょにメッセージSI5(Relocation Commit)において伝達される点だけである。
【0035】
一般に、ソースコントロールユニットからターゲットコントロールユニットへどのメッセージが情報を伝送するのかという問題はさして重要ではない。たとえば以下のようにすることも考えられる。すなわち、位置測定に対する問い合わせおよびソースコントロールユニットに格納されているそれに属する情報(位置を報告すべき時点、位置記述形式ならびにその精度)を、メッセージSI1(リロケーション必要 Relocation Required)とSI2(リロケーション要求 Relocation Request)においてソースコントロールユニットからターゲットコントロールユニットへいっしょに伝送してもよい。
【0036】
実施例2:
第2の実施例では、位置測定機能が必ずしも個々の無線ネットワークコントロールユニットにおいて行う必要のないことが考慮される。この場合、たとえば図1に対し変形された無線通信ネットワークMCS* のアーキテクチャも可能であり、これは図6に示されている。その際、位置測定機能はいわゆるサービス移動位置センタ(SMLC = Serving Mobile Location Center)SMLC1,SMLC2に実装されており、これは対応する固定ネットワークリンクLS1,LS2を介して無線ネットワークコントロールユニットRNC1,RNC2と接続されている。これは有利には位置測定機能ならびに個々の無線ネットワークコントロールユニットの他のタスク領域のインタフェース定義もしくは機能分類に相応する。
【0037】
第1の実施例とは異なり第2の実施例では、移動無線局MP1の位置測定に関する2つの問い合わせは移動位置センタSMLC1に記憶されているものとし、この移動位置センタはリロケーション前に移動無線局をコントロールしていた無線ネットワークコントロールユニットRNC1と接続されているものとする。ここでは問い合わせごとに以下の情報が記憶される:
−位置を報告すべき時点
−位置記述形式
−位置記述精度
さらにここでは、第1の問い合わせによっても精度要求は出されずかつ位置はすでに求められていたものとする。また、第2の問い合わせはそれまでの位置が提供できたものよりも精確な位置測定を要求するものとし、そのため第2の問い合わせのために新たな位置測定が実行されることになる。さらに第1の問い合わせに対しすでに求められていた位置を上位のネットワークユニットへ送ることができるようになる前に、また、第2の問い合わせに対する位置測定を実施できるようになる前に前提とするのは、ソースコントロールユニットRNC1が移動無線局MP1のために無線ネットワークコントロールユニットの切り替えを決定する、ということである。
【0038】
図7にはSRNSリロケーションの流れが描かれている。目下移動無線局をコントロールしている無線ネットワークコントロールユニット(ソースRNC)RNC1は、この移動無線局MP1のために無線ネットワークコントロールユニットの切り替え(SRNSリロケーション)の決定を下す。この場合も様々なやり方でソースコントロールユニットRNC1からターゲットコントロールユニットRNC2へ情報を送ることができる。とはいえこの実施例ではすでに実施例1で説明した変形実施形態についてのみ述べることにする。
【0039】
まずはじめにソースコントロールユニットRNC1はそれに割り当てられたサービス移動位置センタSMLC1に対しメッセージSI01によって、まだ記憶されていて処理の済んでいないすべての位置測定問い合わせと既知の直前の位置を(場合によっては測定時点および精度とともに)ソースコントロールユニットRNC1へ送信するよう要求する。それに基づきSMLC1は、要求された情報をメッセージSI02において送信する。つまりこの場合、直前の既知の位置ならびに位置測定時点および場合によっては精度そして上述の情報を伴う2つの問い合わせである。
【0040】
この変形実施形態では直前の既知の位置は場合によっては、位置測定の求められた時点に関する情報とともにメッセージSI1(リロケーション必要 Relocation Required)において、移動無線局MP1のためにソースコントロールユニットRNC1が使用していたセッティングとともに、上位のネットワークユニットMSC1へ送信される。これに応じてネットワークユニットMSC1はメッセージSI2(Relocation Request)をターゲット無線ネットワークコントロールユニットRNC2へ送信し、これはSRNSリロケーション後に移動無線局に関するコントロールをもつことになる。このようにしてターゲットRNC2は移動無線局MP1の直前の既知の位置を知るようになり、さらに場合によっては位置測定時点ならびに場合によっては位置測定精度を知るようになるが、これは最後の2つの情報がメッセージSI1およびSI2に含まれている場合である。第2のメッセージには、移動無線局のコントロールのためにソースRNC2が用いていたセッティングが含まれている。ターゲットRNC2は十分なリソースを利用できるかをチェックし、その後、メッセージSI3(リロケーション要求確認 Relocation request Acknowledged)をMSC1へ送り戻す。MSC1はこれに基づき第4のメッセージSI4(リロケーション命令 Relocation Command)をソースRNC1へ送信して、移動無線局に対する無線ネットワークコントロールユニットをいまや切り替えるべきであることをRNC1へ通知する。これに応じてソースRNC1は第5のメッセージSI5(リロケーションコミット Relocation Commit)をターゲットRNC2へ送信し、これによってターゲットに対しSRNSリロケーションの実行が通知される。第5のメッセージSI5(リロケーションコミット Relocation Commit)において、ソースRNC1に記憶されている問い合わせがターゲットRNC2へ送信される。そしてターゲットRNC2の側ではその問い合わせを記憶する。
【0041】
ついでターゲットRNC2はメッセージSI6を上位のネットワークユニットMSC1へ送り戻し、リロケーションが続行されることを確認応答する。ターゲットRNC2が移動無線局のコンフィギュレーションも行ってしまった後(このことは重要ではないので図5には書き込まれていない)、ターゲットRNC2は第7のメッセージSI7をMSC1へ送り戻し、リロケーションが終了したことをMSC1に通報する。こうしてRNC2は移動無線局MS1のためのサービスRNCとなる。ターゲットRNC2は問い合わせを受け取っているので、これは移動位置センタSMLC2へメッセージSI71を送信する。このメッセージには2つの問い合わせが含まれており、さらに移動無線局MS1の直前の既知の位置、位置測定時点および場合によっては精度が含まれている。SMLC2は第2の問い合わせに応答できるようにするため位置測定を開始する。しかもこのセンタは直前の既知の位置およびこの実施例で想定しているように場合によっては位置測定時点ならびに場合によっては精度を受け取っているので、この実施例ではSMLC2は位置測定時点に基づき位置が少し前に求められたものであることを識別する。第1の問い合わせは精度要求を課していなかったのでSMLC2はメッセージSI72をRNC2へ送り戻し、RNC2の側ではメッセージSI8(ロケーション報告)において移動無線局MP1の位置をMSC1へ返送する。
【0042】
つまり一般的にいえば、多数の基地局をそれらが所属する無線セル内にもつ無線通信システムの少なくとも1つの加入者機器たとえば携帯電話機のような移動無線機器の位置測定方法が提供される。この場合、第1の基地局グループは少なくとも1つの第1の無線ネットワークコントロールユニットによりコントロールもしくはコーディネートされ、第2の基地局グループは少なくとも1つの第2の無線ネットワークコントロールユニットによりコントロールもしくはコーディネートされる。第1の無線ネットワークコントロールユニットから第2の無線ネットワークコントロールユニットへの管轄切り替え時および/または管轄切り替え後、そのつど位置測定すべき加入者機器の位置測定のためもともと第1の無線ネットワークコントロールユニットへ向けられていた少なくとも1つの問い合わせ信号が、第1の無線ネットワークコントロールユニットから第2の無線ネットワークコントロールユニットへ転送される。
【0043】
有利には位置測定のための問い合わせ信号は少なくとも1つの伝送信号の一部分とされ、これによって第1の無線ネットワークコントロールユニットと第2の無線ネットワークコントロールユニットとの間の管轄切り替えがトリガされるかまたは実行される。このことはシグナリングの煩雑さを考えると非常に効率的である。
【0044】
さらに好適には管轄切り替え時および/または管轄切り替え後、第1の無線ネットワークコントロールユニットにおいてすでに利用可能であった位置測定用データの含まれた少なくとも1つの情報信号が付加的に、第2の無線ネットワークコントロールユニットへ伝送される。すでに求められており利用可能なデータが新たに管轄となる第2の無線ネットワークコントロールユニットへ転送されるので、効率的でありかつとりわけ著しく迅速にしかも高い信頼性で位置測定を行うことができる。データとして情報信号において有利には位置測定の時点、位置記述形式および/または位置記述精度が伝達される。
【0045】
有利には少なくとも1つの問い合わせ信号の本発明による転送はGSM(global system for mobile communication),UMTS(universal mobile telecommunication system),GPRS(general packet radio service)および/またはEDGE(enhanced data rates for GSM einvironments)などの無線通信システムたとえば移動無線システムにおいて実行される。
【0046】
また、加入者機器として有利にはそれぞれ1つの移動無線機器たとえばセルラフォンまたはその他の移動情報端末が使用される。このほか多くの適用事例において、無線通信システム内に固定設置された加入者端末機器たとえば定置されたファックス機器やコンピュータなどの位置測定や現在位置特定も、たとえば保守などの目的で対象とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の無線ネットワークコントロールユニットが割り当てられている基地局をもつ第1の滞在無線セル内で位置測定すべき特定の加入者機器のために、無線通信ネットワークたとえば移動無線システムの各コンポーネント間で機能的な無線コネクション確立を行う様子を示す図である。
【図2】 上述の無線通信システムにおいて、いまや別の第2の無線ネットワークコントロールユニットによりコントロールされる基地局をもつ図1とは異なる第2の滞在無線セル内で、図1に示した加入者機器の機能的な無線コネクション確立を行う第1の構成を示す図である。
【図3】 上述の無線通信システムにおいて、いまや別の第2の無線ネットワークコントロールユニットによりコントロールされる基地局をもつ図1とは異なる第2の滞在無線セル内で、図1に示した加入者機器の機能的な無線コネクション確立を行う第2の構成を示す図である。
【図4】 そのつど位置を特定すべき加入者機器の位置測定のために、この加入者機器のインタフェースと、この加入者機器の現時点での滞在無線セル内の基地局と、この基地局を管理するために現時点で割り当てられている無線ネットワークコントロールユニットと、複数の無線ネットワークコントロールユニットの通信リンクをコーディネートするための上位にネットワークユニットとの間で行われるシグナリングパターンを示す図である。
【図5】 図1に示した加入者機器を位置測定するために本発明による方法の第1の変形実施形態に従い図1の無線通信システムにおける種々のコンポーネントの間で行われる機能的なシグナリングプロセスを示す図であり、この場合、加入者機器は図1に示した第1の滞在無線セルから図2に示した第2の滞在無線セルへと移動している。
【図6】 本発明による方法の第2の変形実施形態を実施するための図3とは異なる無線通信システムの基本構造を示す図である。
【図7】 本発明による方法の第2の変形実施形態による図6に示した無線通信システムにおける種々のコンポーネント間の機能的なシグナリングプロセスを示す図である。
Claims (8)
- 無線通信システム(MCS)における少なくとも1つの加入者機器(MP1)の位置測定方法において、
前記無線通信システム(MCS)は複数の基地局(BS1〜BS4)をそれらに所属する無線セル(CE1〜CE4)内に有しており、
第1の基地局グループ(BS1,BS2)を少なくとも1つの第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)によりコントロールし、第2の基地局グループ(BS3,BS4)を少なくとも1つの第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)によりコントールし、
第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)から第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)への管轄切り替え時および/または管轄切り替え後、位置測定すべき加入者機器(MP1)の位置測定用に本来第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)に向けられていた少なくとも1つの問い合わせ信号(ME1)を、第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)から第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)へ転送することを特徴とする、
無線通信システム(MCS)における少なくとも1つの加入者機器(MP1)の位置測定方法。 - 位置測定用の問い合わせ信号を少なくとも1つの伝送信号(SI1)の一部分とし、該伝送信号により管轄切り替えをトリガおよび/または実行する、請求項1記載の方法。
- 管轄切り替え時または管轄切り替え後、位置測定用の問い合わせ信号を独自の伝送信号として第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)から第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)へ転送する、請求項1記載の方法。
- 管轄切り替え時または管轄切り替え後、第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)においてすでに利用可能な位置測定用のデータを含む少なくとも1つの情報信号(SI1)を、第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)へ伝送する、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
- 前記情報信号(SI1)中のデータとして位置測定時点、位置記述形式および/または位置記述精度を伝達する、請求項4記載の方法。
- 少なくとも1つの問い合わせ信号(ME1)の転送をGSM(global system for mobile communication),UMTS(universal mobile telecommunication system),GPRS(general packet radio service)および/またはEDGE(enhanced data rates for GSM einvironments)などの無線通信システムたとえば移動無線システムにおいて実行する、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
- 加入者機器として移動無線機器たとえばセルラテレフォンを使用する、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
- たとえば請求項1から7のいずれか1項記載の方法を実施するための、複数の基地局(BS1〜BS4)を所属の無線セル(CE1〜CE4)内にもつ無線通信システム(MCS)において、
第1の基地局グループ(BS1,BS2)に少なくとも1つの第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)が割り当てられており、第2の基地局グループ(BS3,BS4)には少なくとも1つの第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)が割り当てられており、
第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)から第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)への管轄切り替え時および/または管轄切り替え後、位置測定すべき加入者機器(MP1)の位置測定用に本来第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)に向けられていた少なくとも1つの問い合わせ信号(ME1)を、第1の無線ネットワークコントロールユニット(RNC1)から第2の無線ネットワークコントロールユニット(RNC2)へ転送する手段(RNC1,RNC2,MSC)が設けられていることを特徴とする、無線通信システム。
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