JP4777480B2 - 通信装置、通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信技術に関し、特に、移動局装置、基地局装置、通信システム、通信方法、及びプログラムに関する。
<EUTRA/EUTRANについて>
固定系通信および移動系通信に共通に適用できる携帯電話系のネットワークのため、3GPP(3rd Generation Partnership Project、第三世代パートナーシッププロジェクト)では、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式が第三世代セルラー移動通信方式として標準化され、順次サービスが開始されている。また、通信速度を更に上げたHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)も標準化され、サービスが開始されつつある。さらに、3GPPでは、第三世代無線アクセスの進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access、以下、「EUTRA」と称する)が検討されている。
EUTRAの下りリンクとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が提案されている。EUTRA技術として、OFDM方式にチャネル符号化等の適応無線リンク制御(リンクアダプテーション、Link Adaptation)に基づく適応変復調・誤り訂正方式(AMCS:Adaptive Modulation and Coding Scheme)といった技術が適用されている。AMCS方式とは、高速パケットデータ伝送を効率的に行うために、各移動局装置の伝搬路状況に応じて、誤り訂正方式、誤り訂正の符号化率、データ変調多値数(MCS:Modulation and Coding Scheme)、時間・周波数軸の符号拡散率(SF:Spreading Factor)、マルチコード多重数など無線伝送パラメーターを切り替える方式である。例えば、データ変調については、伝搬路状況が良好になるに従って、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調から、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調、64QAM変調など、より高い効率の多値変調に切り替えることで、通信システムの最大スループットを増大させることができる。一方、EUTRAの上りリンクとしては、DFT-S-OFDM(Discrete Fourier transform Spread OFDM)方式が提案されている(下記非特許文献1参照)。
図20は、EUTRAにおける物理チャネル構成例を示す図である(非特許文献1参照)。EUTRAの下りリンクは、物理報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、物理マルチキャストチャネル(PMCH:Physical Multicast Channel)、物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH:Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)、により構成されている。
また、EUTRAの上りリンクは、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)と、により構成されている。
<MBMSについて>
そして、EUTRAに関する議論では、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS:Multimedia Broadcast Multicast Service、以下「MBMSサービス」と呼ぶ)についての検討がなされている。MBMSサービスの送信方法としては、単セル一対多(SCPTM:Single-Cell Point-to-Multipoint)送信と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数網(MBSFN:Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)送信とがある。
ここで、MBSFN送信(MBSFN Transmission)とは、複数セルから同時に識別可能な波形(信号)を送信することで実現される同時送信技術である。MBSFNエリアを構成する複数の基地局装置からMBSFN送信を行った場合、移動局装置では1つの送信として捉えることができる。また、MBSFNエリア(MBSFN Area)は、MBSFN同期エリアにおけるセルのグループで構成され、MBSFN送信が行われる。MBSFN同期エリア(MBSFN Synchronization Area)とは、全ての基地局装置が同期して、MBSFN送信を行うネットワークエリアである。すなわち、MBSFNエリアはMBSFN同期エリアに属し、MBSFNエリアではMBSFN送信を用いたMBMSサービスの提供が行われる。
一方、SCPTM送信とは、1つの基地局装置でMBMSサービスを送信する方法である。本明細書では、説明の便宜上、SCPTM送信によって基地局装置がMBMSサービスを提供する範囲をSCPTMセルと呼ぶこととする。
3GPP TS (Technical Specification) 36.300 V8.3.0 (2007-12), Evolved Universal Terrestrial Radio Access (EUTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (EUTRAN); Overall description; Stage2 (Release 8).
<SCPTMセルでのMBMSサービス提供方法について>
ところで、SCPTMセルでMBMSサービスを提供する場合に、従来の方法では、MBMSサービスを含む下りリンクリソースのスケジューリングを行う際に、受信するべき移動局装置をどのように指定するかについて明確ではないため、MBMSサービスの受信ができない。また、ユニキャストデータのスケジューリングには、移動局装置の識別子である16ビットのセル無線網臨時識別子(C-RNTI:Cell - Radio Network Temporary Identity)が使用される。
また、基地局装置は、オペレータまたは移動通信システムで提供されているMBMSサービスを識別する情報であるMBMSサービスIDを移動局装置へ通知する。ここで、MBMSサービスIDとは、24ビット(3オクテット)から40ビット(5オクテット)程度で構成され、オペレータで提供可能なMBMSサービスに対して割当てられる識別子であり、オペレータ毎に識別可能なIDである。しかしながら、このMBMSサービスIDは、16ビット以上であるため、ユニキャストデータをスケジューリングする際の16ビットの移動局装置の指定方法と混在させて利用することができないという問題がある。
本発明は、基地局装置が移動局装置に対して割当てる識別情報群(MAC ID(RNTI、移動局識別子(UEID)とも言う))領域の効率的な利用と、移動局装置から基地局装置に対してMBMSサービスの送信開始を要求するための上りリンクリソースの低減を実現することを目的とする。
本発明に係る通信技術は、SCPTMセルを構成する基地局装置は、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI:MBMS - Radio Network Temporary Identity)との対応関係に基づいて、基地局装置が移動局装置に対して割当てる移動局識別子(UEID:User Equipment Identity)領域を効率的に利用する、また、移動局装置から基地局装置に対してMBMSサービスの送信開始を要求するための上りリンクリソースを低減する。
本発明の一観点によれば、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、基地局装置と通信を行う移動局装置であって、セル内で送信されるMBMSサービスを識別するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を、マルチキャストされる移動局のグループを識別するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)にマッピングする第1の制御部を備えることを特徴とする移動局装置が提供される。
また、移動局装置へMBMSサービスを提供する基地局装置であって、移動局装置からMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを受信した場合に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を算出し、MBMSサービスの送信を開始する第2の制御部を備えることを特徴とする基地局装置が提供される。
さらに、基地局装置と移動局装置とを含み、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、前記移動局装置は、移動通信システムで提供されるMBMSサービスを識別するMBMSサービスIDと、SCPTMセル内で送信されるMBMSサービスを識別するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とをマッピングし、さらに、前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を、マルチキャストされる移動局のグループを識別するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)にマッピングする第1の制御部を備え、前記基地局装置は、前記移動局装置からMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含む前記MBMSサービス開始要求メッセージを受信した場合に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を算出し、MBMSサービスの送信を開始する第2の制御部を備えることを特徴とする移動通信システムが提供される。
本発明の他の観点によれば、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、基地局装置と通信を行う移動局装置における通信方法であって、移動通信システムで提供されるMBMSサービスを識別するMBMSサービスIDと、セル内で送信されるMBMSサービスを識別するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とをマッピングするステップと、さらに、前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を、マルチキャストされる移動局のグループを識別するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)にマッピングするステップと、を有することを特徴とする通信方法が提供される。この方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良い。また、プログラムを記録した記録媒体であっても良い。プログラムは、伝送媒体により取得されるものであっても良い。
本発明によれば、基地局装置が移動局装置に対して割当てる識別情報群(MAC ID(RNTI、移動局識別子(UEID)))領域の効率的な利用と、移動局装置から基地局装置に対してMBMSサービスの送信開始を要求するための上りリンクリソースの低減を実現することができるという利点がある。
本発明の一実施の形態による通信技術に用いられる基地局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態における移動局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。 EUTRAにおけるチャネルの構成例を示す図であり下りリンクのチャネルのマッピング関係を示す図である。 EUTRAにおけるチャネルの構成例を示す図であり上りリンクのチャネルのマッピング関係を示す図である。 EUTRAにおけるフレームの構成を示す図であり、上りリンクのフレーム構成例を示す図である。 EUTRAにおけるフレームの構成を示す図であり、下りリンクのフレーム構成を示す図である。 MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報とを送信する際におけるマッピング関係を陽に示され、さらに、そのMBMSサービスが送信されているか否かを示す図である。 MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報とを送信する際におけるマッピング関係を暗に示され、さらに、そのMBMSサービスが送信されているか否かを示す図である。 SCPTMセルにおいて、第3のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する際に、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にマッピングされる識別情報群(MAC ID)の空間を示す概念図である。 SCPTMセルにおいて、第2および第3のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する際に、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にマッピングされる識別情報群(MAC ID)の空間を示す概念図である。 SCPTMセルにおいて、第1のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する際に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMSサービスIDの対応関係を示す図である。 SCPTMセルにおいて、第2のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する際に、MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とを送信する際におけるマッピング関係を暗に示す図である。 図13(a)は、SCPTMセルにおいて、第3のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する際に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMSサービスIDの対応関係を示す図であり、図13(b)は、固定識別子(base ID)としてFEDC(16進表記)が設定されている場合を示す図である。 SCPTMセルにおいて、第3のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する際に、MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)と可変識別子(flexible ID)との暗に示されたマッピング情報とともに、固定識別子(base ID)が送信されることを示す図である。 SCPTMセルを構成する基地局装置(無線リソース制御部109(MBMS制御部110含む))における送信手順を示すフローチャート図である。 SCPTMセルにおいて、第2のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する場合に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMSサービスIDの対応関係を示す図である。 SCPTMセルにおいて、第1のマッピング方法を利用してMBMSサービスを受信する際の移動局装置(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))における処理手順を示すフローチャート図である。 SCPTMセルにおいて、第2のマッピング方法を利用してMBMSサービスを受信する際の移動局装置(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))の処理手順を示すフローチャート図である。 SCPTMセルにおいて、第3のマッピング方法を利用してMBMSサービスを受信する際の移動局装置(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))の処理手順を示すフローチャート図である。 EUTRAにおける物理チャネル構成例を示す図である。 図21(a)は、SCPTMセルにおいて、第4のマッピング方法を利用してMBMSサービスを提供する際に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMSサービスIDの対応関係を示す図であり、図21(b)は、固定識別子(base ID)としてFEDB(16進表記)が設定されている場合を示す図である。 第4のマッピング方法を利用して取得した固定識別子(base ID)を示す図である。 第4のマッピング方法を利用して、SCPTMセルでMBMSサービスを受信する際の移動局装置(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))の処理手順を示すフローチャート図である。
100 基地局装置
101 データ制御部
102 OFDM変調部
103 無線部
104 スケジューリング部
105 チャネル推定部
106 DFT-S-OFDM復調部
107 データ抽出部
108 上位層
109 無線リソース制御部
110 MBMS制御部(第2の制御部)
200 移動局装置
201 データ制御部
202 DFT-S-OFDM変調部
203 無線部
204 スケジューリング部
205 チャネル推定部
206 OFDM復調部
207 データ抽出部
208 上位層
209 無線リソース制御部
210 MBMS制御部(第1の制御部)
以下、本発明の一実施の形態による通信技術について図面を参照しながら説明する。本実施の形態による通信システムは、基地局装置100と、移動局装置200と、を備えて構成される。
<基地局装置>
図1は、本発明の一実施の形態による通信技術に用いられる基地局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。図1に示すように、基地局装置100は、データ制御部101と、OFDM変調部102と、無線部103と、スケジューリング部104と、チャネル推定部105と、DFT-Spread-OFDM(DFT-S-OFDM)復調部106と、データ抽出部107と、上位層108と、を含んで構成される。また、無線部103、スケジューリング部104、チャネル推定部105、DFT-Spread-OFDM(DFT-S-OFDM)復調部106、データ抽出部107、上位層108、で受信部を構成し、データ制御部101、OFDM変調部102、無線部103、スケジューリング部104、上位層108で送信部を構成している。
無線部103、チャネル推定部105、DFT-Spread-OFDM(DFT-S-OFDM)復調部106、データ抽出部107で、上りリンクの物理層の処理を行う。データ制御部101、OFDM変調部102、無線部103で、下りリンクの物理層の処理を行う。
データ制御部101は、スケジューリング部104からトランスポートチャネルおよびスケジューリング情報を受信する。そして、上記スケジューリング情報に基づいて、トランスポートチャネルと、物理層で生成されるチャネルとを、物理チャネルにマッピングする。そして、物理チャネルと、物理層で生成される信号とを、物理リソースにマッピングする。
以上のようにしてマッピングされた各データは、OFDM変調部102へ出力される。
OFDM変調部102は、データ制御部101から入力されたデータに対して、スケジューリング部104からのスケジューリング情報(下りリンク物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)割り当て情報(例えば、周波数、時間など物理リソースブロック位置情報)や、各PRBに対応する変調方式および符号化方式(例えば、16QAM変調、2/3コーディングレート)などを含む)に基づいて、符号化、データ変調、入力信号の直列/並列変換、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform、逆高速フーリエ変換)処理、CP(Cyclic Prefix)挿入、並びに、フィルタリングなどOFDM信号処理を行い、OFDM信号を生成して、無線部103へ出力する。
無線部103は、OFDM変調部102から入力された変調データを無線周波数にアップコンバートして無線信号を生成し、アンテナ(図示せず)を介して、移動局装置200に送信する。
また、無線部103は、移動局装置200からの上りリンクの無線信号を、アンテナ(図示せず)を介して受信し、ベースバンド信号にダウンコンバートして、受信データをチャネル推定部105とDFT-S-OFDM復調部106とに出力する。
スケジューリング部104は、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)層の処理を行う。スケジューリング部104は、論理チャネルとトランスポートチャネルのマッピング、下りリンクおよび上りリンクのスケジューリング(HARQ処理、トランスポートフォーマットの選択など)などを行う。
スケジューリング部104は、下りリンクのスケジューリングでは、移動局装置200から受信した上りリンクのフィードバック情報(下りリンクのチャネルフィードバック情報(チャネル品質、ストリームの数、プレコーディング情報などを含む)や、下りリンクデータに対するACK/NACKフィードバック情報など)、各移動局装置の使用可能なPRBの情報、下りリンクのバッファ状況、上位層108から入力されたスケジューリング情報などに基づいて、各データを変調するための下りリンクのトランスポートフォーマット(送信形態とも言う。物理リソースブロックの割り当て、変調方式および符号化方式などを含む。)の選定処理およびHARQにおける再送制御を行う。これら下りリンクのスケジューリングに使用されるスケジューリング情報は、データ制御部101へ出力される。
また、スケジューリング部104は、上りリンクのスケジューリングでは、チャネル推定部105が出力する上りリンクのチャネル状態(無線伝搬路状態)の推定結果、移動局装置200からのリソース割り当て要求、各移動局装置200の使用可能なPRBの情報、上位層108から入力されたスケジューリング情報などに基づいて、各データを変調するための上りリンクのトランスポートフォーマット(送信形態とも言う。物理リソースブロック(PRB)の割り当て、変調方式および符号化方式などを含む)の選定処理を行う。これら上りリンクのスケジューリングに使用されるスケジューリング情報は、データ制御部101へ出力される。
また、スケジューリング部104は、識別情報群(MAC ID(RNTI、移動局識別子(UEID)とも言う))の生成を行う。MAC IDは媒体アクセス制御(MAC)層で生成される識別子である。
また、スケジューリング部104は、上位層108から入力された下りリンクの論理チャネルをトランスポートチャネルにマッピングし、データ制御部101へ出力する。また、スケジューリング部104は、データ抽出部107から入力された上りリンクで取得した制御データとトランスポートチャネルとを、必要に応じて処理した後、上りリンクの論理チャネルにマッピングし、上位層108へ出力する。
チャネル推定部105は、上りリンクデータの復調のために、上りリンク復調用参照信号(DRS:Demodulation Reference Signal)から上りリンクのチャネル状態を推定し、その推定結果をDFT-S-OFDM復調部106に出力する。また、上りリンクのスケジューリングを行うために、上りリンク測定用参照信号(SRS:Sounding Reference Signal)から上りリンクのチャネル状態を推定し、その推定結果をスケジューリング部104に出力する。尚、上りリンクの通信方式は、DFT-S-OFDM等のようなシングルキャリア方式を用いることを想定しているが、OFDM方式のようなマルチキャリア方式を用いてもよい。
DFT-S-OFDM復調部106は、チャネル推定部105から入力された上りリンクのチャネル状態推定結果に基づいて、無線部103から入力された変調データに対し、DFT変換、サブキャリアマッピング、IFFT変換、フィルタリング等のDFT-S-OFDM信号処理を行い、復調処理を施し、データ抽出部107に出力する。
データ抽出部107は、DFT-S-OFDM復調部106から入力されたデータに対して、巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)を行い、正誤を確認するとともに、確認結果(肯定応答ACK/否定応答NACK)をスケジューリング部104に出力する。また、データ抽出部107は、DFT-S-OFDM復調部106から入力されたデータからトランスポートチャネルと物理層の制御データとに分離して、スケジューリング部104に出力する。分離された制御データには、移動局装置200から通知された上りリンクのフィードバック情報(下りリンクのチャネルフィードバック情報(CQIフィードバック情報、チャネル品質情報、チャネル状態情報とも言う。)、下りリンクのデータに対するACK/NACKフィードバック情報)などが含まれている。
上位層108は、パケットデータ統合プロトコル(PDCP: Packet Data Convergence Protocol)層、無線リンク制御(RLC: Radio Link Control)層、無線リソース制御(RRC: Radio Resource Control)層の処理を行う。上位層108は、無線リソース制御部109(第2の制御部とも言う)を有している。無線リソース制御部109は、MBMS制御部110を有している。
無線リソース制御部109は、各種設定情報の管理、システム情報の管理、ページング制御、各移動局装置の通信状態の管理、ハンドオーバーなどの移動管理、移動局装置毎のバッファ状況の管理、ユニキャストおよびマルチキャストベアラの接続設定の管理などを行っている。
また、MBMS制御部110は、MBMSサービス(MBMS送信データとも言う。)の管理と識別情報群(MAC ID(RNTI、移動局識別子(UEID))とも言う)の管理を行っている。すなわち、SCPTMセルを構成する基地局装置100のMBMS制御部110は、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピング情報を管理している。さらに、MBMS制御部110は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピング情報も管理している。MBMS制御部110は、各移動局装置に対して、MBMS関連情報(報知制御チャネル(BCCH)および/またはマルチキャスト制御チャネル(MCCH)に含まれる)で、上記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスID のマッピング情報を報知する。また、MBMS制御部110は、MBMSサービスの送信開始や停止を制御する。また、MBMS制御部110は、移動局装置200からMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを受信した場合に、MBMSサービスの送信を開始する。
<移動局装置>
図2は、本実施の形態における移動局装置の一構成例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、移動局装置200は、データ制御部201と、DFT-S-OFDM変調部202と、無線部203と、スケジューリング部204と、チャネル推定部205と、OFDM復調部206と、データ抽出部207と、上位層208と、を含んで構成されている。
また、データ制御部201、DFT-S-OFDM変調部202、無線部203、スケジューリング部204、上位層208、で送信部を構成し、無線部203、スケジューリング部204、チャネル推定部205、OFDM復調部206、データ抽出部207、上位層208、で受信部を構成している。
データ制御部201、DFT-S-OFDM変調部202、無線部203、で上りリンクの物理層の処理を行う。無線部203、チャネル推定部205、OFDM復調部206、データ抽出部207、で下りリンクの物理層の処理を行う。
データ制御部201は、スケジューリング部204からトランスポートチャネルおよびスケジューリング情報を受信する。そして、上記スケジューリング情報に基づいて、トランスポートチャネルと、物理層で生成されるチャネルとを、物理チャネルにマッピングする。そして、物理チャネルと、物理層で生成される信号とを、物理リソースにマッピングする。
このようにマッピングされた各データは、DFT-S-OFDM変調部202へ出力される。
DFT-S-OFDM変調部202は、データ制御部201から入力されたデータに対し、データ変調、DFT(離散フーリエ変換)処理、サブキャリアマッピング、IFFT(逆高速フーリエ変換)処理、CP挿入、フィルタリングなどのDFT-S-OFDM信号処理を行い、DFT-S-OFDM信号を生成して、無線部203へ出力する。
尚、上りリンクの通信方式は、DFT-S-OFDM等のようなシングルキャリア方式を用いることを想定しているが、代わりにOFDM方式のようなマルチキャリア方式を用いても良い。
無線部203は、DFT-S-OFDM変調部202から入力された変調データを無線周波数にアップコンバートして無線信号を生成し、アンテナ(図示せず)を介して、基地局装置100に送信する。
また、無線部203は、基地局装置100からの下りリンクのデータで変調された無線信号を、アンテナ(図示せず)を介して受信し、ベースバンド信号にダウンコンバートして、受信データを、チャネル推定部205およびOFDM復調部206に出力する。
スケジューリング部204は、媒体アクセス制御(MAC)層の処理を行う。スケジューリング部204は、論理チャネルとトランスポートチャネルのマッピング、下りリンクおよび上りリンクのスケジューリング(HARQ処理、トランスポートフォーマットの選択など)などを行う。
スケジューリング部204は、下りリンクのスケジューリングでは、基地局装置100や上位層208からのスケジューリング情報(トランスポートフォーマットやHARQ再送情報など)に基づいて、トランスポートチャネル、物理信号および物理チャネルの受信制御やHARQ再送制御を行う。
スケジューリング部204は、上りリンクのスケジューリングでは、上位層208から入力された上りリンクのバッファ状況、データ抽出部207から入力された基地局装置100からの上りリンクのスケジューリング情報(トランスポートフォーマットやHARQ再送情報など)、および、上位層208から入力されたスケジューリング情報などに基づいて、上位層208から入力された上りリンクの論理チャネルをトランスポートチャネルにマッピングするためのスケジューリング処理を行う。尚、上りリンクのトランスポートフォーマットについては、基地局装置100から通知された情報を利用する。これらスケジューリング情報は、データ制御部201へ出力される。
また、スケジューリング部204は、上位層208から入力された上りリンクの論理チャネルをトランスポートチャネルにマッピングし、データ制御部201へ出力する。また、スケジューリング部204は、チャネル推定部205から入力された下りリンクのCQIフィードバック情報や、データ抽出部207から入力された巡回冗長検査(CRC)確認結果であるACK/NACKフィードバック情報についても、データ制御部201へ出力する。また、スケジューリング部204は、データ抽出部207から入力された下りリンクで取得した制御データとトランスポートチャネルとを、必要に応じて処理した後、下りリンクの論理チャネルにマッピングし、上位層208へ出力する。
チャネル推定部205は、下りリンクデータの復調のために、下りリンク参照信号(RS)から下りリンクのチャネル状態を推定し、その推定結果をOFDM復調部206に出力する。また、チャネル推定部205は、基地局装置100に下りリンクのチャネル状態(無線伝搬路状態)の推定結果を通知するために、下りリンク参照信号(RS)から下りリンクのチャネル状態を推定し、その推定結果を下りリンクチャネル品質指示子(CQI)などに変換し、下りリンクのチャネルフィードバック情報に含めて、スケジューリング部204に出力する。
OFDM復調部206は、チャネル推定部205から入力された下りリンクのチャネル状態推定結果に基づいて、無線部203から入力された変調データに対して、OFDM復調処理を施し、データ抽出部207に出力する。
データ抽出部207は、OFDM復調部206から入力されたデータに対して、巡回冗長検査(CRC)を行い、正誤を確認するとともに、確認結果(ACK/NACKフィードバック情報)をスケジューリング部204に出力する。また、データ抽出部207は、OFDM復調部206から入力されたデータからトランスポートチャネルと物理層の制御データに分離して、スケジューリング部204に出力する。分離された制御データには、下りリンクまたは上りリンクのリソース割り当てや、上りリンクのHARQ再送情報などのスケジューリング情報が含まれている。
上位層208は、パケットデータ統合プロトコル(PDCP)層、無線リンク制御(RLC)層、無線リソース制御(RRC)層の処理を行う。上位層208は、無線リソース制御部209(第2の制御部とも言う)を有している。さらに、無線リソース制御部209は、MBMS制御部210を有している。
無線リソース制御部209は、各種設定情報の管理、システム情報の管理、ページング制御、自局の通信状態の管理、ハンドオーバーなどの移動管理、自局のバッファ状況の管理、ユニキャストおよびマルチキャストベアラの接続設定の管理などを行う。また、無線リソース制御部209は、MBMS送信データの受信状態を管理する。
MBMS制御部210は、SCPTMセルを構成する基地局装置から受信した情報をもとに、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の対応関係の管理を行う。すなわち、識別情報群(MAC ID(RNTI、移動局識別子(UEID))とも言う)の管理を行う。また、MBMS制御部210は、受信を希望するMBMSサービスが送信されていないことを検出した場合に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを作成し、基地局装置100に対して送信する。また、MBMS制御部210は、受信を希望するMBMSサービスが送信されていることを検出した場合、対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)でモニタリングするように設定する。
<チャネル構成>
次に、EUTRAにおけるチャネルの構成について説明する。図3および図4に示すように、EUTRAのチャネルは、論理チャネル、トランスポートチャネル、物理チャネルに分類される。図3は下りリンクのチャネルを示しており、図4は上りリンクのチャネルを示している。論理チャネルは、媒体アクセス制御(MAC)層で送受信されるデータ送信サービスの種類を定義する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースで送信されるデータがどのような特性をもち、そのデータがどのように送信されるのかを定義する。物理チャネルは、トランスポートチャネルを運ぶ物理的なチャネルである。
論理チャネルには、報知制御チャネル(BCCH:Broadcast Control Channel)、ページング制御チャネル(PCCH:Paging Control Channel)、共通制御チャネル(CCCH:Common Control Channel)、専用制御チャネル(DCCH:Dedicated Control Channel)、専用トラフィックチャネル(DTCH:Dedicated Traffic Channel)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH:Multicast Control Channel)、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH:Multicast Traffic Channel)が含まれる。
トランスポートチャネルには、報知チャネル(BCH:Broadcast Channel)、ページングチャネル(PCH:Paging Channel)、下りリンク共用チャネル(DL-SCH:Downlink Shared Channel)、マルチキャストチャネル(MCH:Multicast Channel)、上りリンク共用チャネル(UL-SCH:Uplink Shared Channel)、ランダムアクセスチャネル(RACH:Random Access Channel)が含まれる。
物理チャネルには、物理報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、物理マルチキャストチャネル(PMCH:Physical Multicast Channel)、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH:Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)が含まれる。これを、前述の図20に示す。
まず、論理チャネルについて説明する。報知制御チャネル(BCCH)は、システム制御情報を報知するために使用される下りリンクチャネルである。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページング情報を送信するために使用される下りリンクチャネルであり、ネットワークが移動局装置のセル位置を知らないときに使用される。共通制御チャネル(CCCH)は、移動局装置とネットワーク間の制御情報を送信するために使用されるチャネルであり、ネットワークと無線リソース制御(RRC)接続を有していない移動局装置によって使用される。専用制御チャネル(DCCH)は、1対1(point-to-point)の双方向チャネルであり、移動局装置とネットワーク間で個別の制御情報を送信するために利用するチャネルである。専用制御チャネル(DCCH)は、RRC接続を有している移動局装置によって使用される。専用トラフィックチャネル(DTCH)は、1対1(point-to-point)の双方向チャネルであり、1つの移動局装置専用のチャネルであり、ユーザ情報(ユニキャストデータ)の転送のために利用される。
マルチキャスト制御チャネル(MCCH)は、ネットワークから移動局装置へMBMS制御情報を1対多(point-to-multipoint)送信するために使用される下りリンクチャネルであり、1つまたは複数のマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を受信するために利用される。マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)は、ネットワークから移動局装置へトラフィックデータ(MBMS送信データ)を1対多(point-to-multipoint)送信するために使用される下りリンクチャネルである。尚、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)およびマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)は、MBMSを受信する移動局装置だけが受信する。
次に、トランスポートチャネルについて説明する。報知チャネル(BCH)は、固定かつ事前に定義されたトランスポートフォーマット(送信形態)によって、セル全体に報知される必要がある。下りリンク共用チャネル(DL-SCH)では、HARQ、動的適応無線リンク制御、間欠受信(DRX:Discontinuous Reception)、MBMS送信がサポートされ、セル全体に報知される必要がある。また、下りリンク共用チャネル(DL-SCH)では、ビームフォーミングが利用可能であり、動的リソース割り当ておよび準静的リソース割り当てがサポートされる。ページングチャネル(PCH)では、DRXがサポートされ、セル全体に報知される必要がある。また、ページングチャネル(PCH)は、トラフィックチャネルや他の制御チャネルに対して動的に使用される物理リソース、すなわち物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)、にマッピングされる。マルチキャストチャネル(MCH)は、セル全体に報知される必要がある。また、マルチキャストチャネル(MCH)では、複数セルからのMBMS送信のMBSFN(MBMS Single Frequency Network)結合(Combining)や、拡張サイクリックプリフィックス(CP:Cyclic Prefix)を使う時間フレームなど、準静的リソース割り当てがサポートされる。上りリンク共用チャネル(UL-SCH)では、HARQ、動的適応無線リンク制御がサポートされる。また、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)では、ビームフォーミングが利用可能であり、動的リソース割り当ておよび準静的リソース割り当てがサポートされる。ランダムアクセスチャネル(RACH)は、限られた制御情報が送信され、衝突リスクがある。
次に、物理チャネルについて説明する。物理報知チャネル(PBCH)は、40ミリ秒間隔で報知チャネル(BCH)をマッピングする。40ミリ秒のタイミングは、ブラインド検出(blind detection)される(すなわち、タイミング提示のために、明示的なシグナリングを行わない)。また、物理報知チャネル(PBCH)を含むサブフレームは、そのサブフレームだけで復号でき(自己復号可能(self-decodable)であり)、複数回に分割されて送信されない。物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)は、下りリンク共用チャネル(PDSCH)のリソース割り当て、下りリンクデータに対するハイブリッド自動再送要求(HARQ)情報、および、上りリンク共用チャネル(PUSCH)リソース割り当てである上りリンク送信許可(上りリンクグラント)を移動局装置に通知するために使用されるチャネルである。物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)は、下りリンクデータまたはページング情報を送信するために使用されるチャネルである。物理マルチキャストチャネル(PMCH)は、マルチキャストチャネル(MCH)を送信するために利用するチャネルであり、下りリンク参照信号(RS)、上りリンク参照信号(上りリンク復調用参照信号(DRS)、および/または、上りリンク測定用参照信号(SRS))、物理下りリンク同期信号(Synchronization Signal)が別途配置される。物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)は、上りリンクデータを送信するために使用されるチャネルである。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために使用されるチャネルであり、ガードタイムを持つ。物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)は、下りリンクチャネル品質指示子(CQI)、スケジューリング要求(SR : Scheduling Request)、下りリンクデータに対するHARQ 肯定応答(ACK)/否定応答(NACK)などを送信するために使用されるチャネルである。物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH)は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)のために使用されるOFDMシンボル数を移動局装置に通知するために利用するチャネルであり、各サブフレームで送信される。物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH)は、上りリンクデータに対するHARQ ACK/NACKを下りリンクで送信するために利用するチャネルである。
また、図3および図4には記載していないが、上記以外にも、物理層で生成される信号(物理信号)が存在する。物理信号としては、物理下りリンク同期信号(Synchronization Signal)、下りリンク参照信号(RS)、上りリンク参照信号(上りリンク復調用参照信号(DRS)および上りリンク測定用参照信号(SRS))がある。物理下りリンク同期信号(Synchronization Signal)は、下りリンクの同期取得と、基地局装置のセルIDを同定するために利用される信号である。また、下りリンク参照信号(RS)は、下りリンクデータの復調や、下りリンクチャネル状態の推定に利用される信号である。また、上りリンク復調用参照信号(DRS)は、上りリンクデータの復調に利用される信号である。また、上りリンク測定用参照信号(SRS)は、上りリンクのスケジューリングを行うために利用される信号である。
<チャネルマッピング>
また、図3に示すように、下りリンクでは、次のようにトランスポートチャネルと物理チャネルとのマッピングが行われる。報知チャネル(BCH)は、物理報知チャネル(PBCH)にマッピングされる。マルチキャストチャネル(MCH)は、物理マルチキャストチャネル(PMCH)にマッピングされる。ページングチャネル(PCH)および下りリンク共用チャネル(DL-SCH)は、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)にマッピングされる。物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH)、物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH)は、物理層で生成されるチャネルであり、物理チャネル単独で使用される。
一方、上りリンクでは、図4に示すようにトランスポートチャネルと物理チャネルとのマッピングが行われる。上りリンク共用チャネル(UL-SCH)は、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)にマッピングされる。ランダムアクセスチャネル(RACH)は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)にマッピングされる。物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)は、物理層で生成されるチャネルであり、物理チャネル単独で使用される。
また、図3に示すように、下りリンクでは、次のように論理チャネルとトランスポートチャネルのマッピングが行われる。ページング制御チャネル(PCCH)は、ページングチャネル(PCH)にマッピングされる。報知制御チャネル(BCCH)は、報知チャネル(BCH)と下りリンク共用チャネル(DL-SCH)とにマッピングされる。共通制御チャネル(CCCH)、専用制御チャネル(DCCH)、専用トラフィックチャネル(DTCH)は、下りリンク共用チャネル(DL-SCH)にマッピングされる。マルチキャスト制御チャネル(MCCH)は、下りリンク共用チャネル(DL-SCH)またはマルチキャストチャネル(MCH)にマッピングされる。マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)は、下りリンク共用チャネル(DL-SCH)またはマルチキャストチャネル(MCH)にマッピングされる。尚、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)およびマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)からマルチキャストチャネル(MCH)へのマッピングは、MBSFN送信時に行われる一方、SCPTM送信時は、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)およびマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)は下りリンク共用チャネル(DL-SCH)にマッピングされる。
一方、図4に示すように、上りリンクでは、次のように論理チャネルとトランスポートチャネルとのマッピングが行われる。共通制御チャネル(CCCH)、専用制御チャネル(DCCH)、専用トラフィックチャネル(DTCH)は、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)にマッピングされる。ランダムアクセスチャネル(RACH)は、論理チャネルとマッピングされない。
<無線フレーム構成>
次に、EUTRAにおけるフレームの構成について説明する。下りリンクのフレーム構成を図6に示し、上りリンクのフレーム構成を図5に示す。
図5および図6に示されるように、システムフレーム番号(SFN:System Frame Number)で識別される無線フレームは10ミリ秒で構成されている。また、1サブフレームは1ミリ秒で構成されており、無線フレームには10個のサブフレームが含まれる。
1サブフレームは2つのスロットに分離される。通常のCP(normal CP)が使用される場合、下りリンクのスロットは7個のOFDMシンボルで構成され、上りリンクのスロットは7個のSC-FDMA(Single Carrier-Frequency Division Multiple Access)シンボル(DFT-S-OFDMシンボル)で構成される。尚、拡張CP(long CPまたはextended CPとも言う)が使用される場合は、下りリンクのスロットは6個のOFDMシンボルで構成され、上りリンクのスロットは6個のSC-FDMAシンボル(DFT-S-OFDMシンボル)で構成される。
また、1つのスロットは周波数方向に複数のブロックに分割される。15kHzのサブキャリア12本を周波数方向の単位として、1個の物理リソースブロック(PRB)を構成する。物理リソースブロック(PRB)数は、システム帯域幅に応じて、6個から110個までサポートされる。下りリンク、上りリンクのリソース割り当ては、時間方向にサブフレーム単位かつ周波数方向に物理リソースブロック(PRB)単位で行われる。すなわち、サブフレーム内の2つのスロットは、1つのリソース割り当て信号で割り当てられる。
サブキャリアとOFDMシンボル、または、サブキャリアとSC-FDMAシンボルとで構成される単位をリソースエレメントと呼ぶ。物理層でのリソースマッピング処理では、各リソースエレメントに対して変調シンボルなどがマッピングされる。
下りリンクトランスポートチャネルの物理層での処理では、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)に対する24ビットの巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)の付与、チャネルコーディング(伝送路符号化)、物理層HARQ処理、チャネルインターリービング、スクランブリング、変調(QPSK、16QAM、64QAM)、レイヤマッピング、プレコーディング、リソースマッピング、アンテナマッピングなどが行われる。
一方、上りリンクトランスポートチャネルの物理層での処理では、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)に対する24ビットのCRCの付与、チャネルコーディング(伝送路符号化)、物理層HARQ処理、スクランブリング、変調(QPSK、16QAM、64QAM)、リソースマッピング、アンテナマッピングなどが行われる。
図6に示されるように、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)および物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル(PHICH)および物理制御フォーマット指示チャネル(PCFICH)は、最初の3OFDMシンボル以内に配置される。物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)では、下りリンク共用チャネル(DL-SCH)およびページングチャネル(PCH)に対するトランスポートフォーマット(変調方式、符号化方式、トランスポートブロックサイズなどを規定する)、リソース割り当て、HARQ情報が送信される。また、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)では、上りリンク共用チャネル(UL-SCH)に対するトランスポートフォーマット(変調方式、符号化方式、トランスポートブロックサイズなどを規定する)、リソース割り当て、HARQ情報が送信される。また、複数の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)がサポートされ、移動局装置は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)のセットをモニタリングする。
物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で割り当てられた物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)と同一のサブフレームにマッピングされる。物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で割り当てられた物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)は、予め定められた位置のサブフレームにマッピングされる。例えば、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の下りリンクサブフレーム番号がNの場合に、N+4番の上りリンクサブフレームにマッピングされる。
また、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)による上り/下りリンクのリソース割り当てにおいて、移動局装置は、16ビットの識別情報群(MAC ID(RNTI、移動局識別子(UEID)とも言う))を用いて特定される。すなわち、この16ビットの識別情報群(MAC ID)が物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)に含まれる。尚、MAC IDとは、媒体アクセス制御(MAC)層で生成される識別子である。
また、物理報知チャネル(PBCH)、物理下りリンク同期信号(Synchronization Signal)は、システム帯域の中心にある6物理リソースブロック(PRB)分の帯域に配置される。物理下りリンク同期信号(Synchronization Signal)は、1番目(サブフレーム#0)および5番目(サブフレーム#4)のサブフレームの各スロットの6番目、7番目のOFDMシンボルで送信される。物理報知チャネル(PBCH)は、1番目(サブフレーム#0)のサブフレームの1番目のスロット(スロット#0)の4番目、5番目のOFDMシンボルと2番目のスロット(スロット#1)の1番目、2番目のOFDMシンボルで送信される。
また、下りリンク状態の測定用および下りリンクデータの復調用に使用される下りリンク参照信号(RS)は、各スロットの1番目、2番目、後ろから3番目のOFDMシンボルに配置される。
尚、物理マルチキャストチャネル(PMCH)は、MBSFN送信時にのみ使用され、ユニキャストサブフレームとして利用されないサブフレームに配置される。すなわち、物理マルチキャストチャネル(PMCH)は、1番目(サブフレーム#0)と6番目(サブフレーム#5)のサブフレーム以外のサブフレームで送信される。
一方、図5に示されるように、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)の復調用に使用される上りリンク復調用参照信号(DRS)は、各スロットの4番目のSC-FDMAシンボルで送信される。また、上りリンク状態の測定用に使用される上りリンク測定用参照信号(SRS)は、サブフレームの先頭のSC-FDMAシンボルで送信される。尚、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の復調用に使用される上りリンク復調用参照信号(DRS)は、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)のフォーマットごとに定義され、各スロットの3番目および4番目および5番目、または、各スロットの2番目および6番目のSC-FDMAシンボルで送信される。
また、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、周波数方向に6個の物理リソースブロック(PRB)分の帯域幅、時間方向に1サブフレームで構成される。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)は、移動局装置から基地局装置に様々な理由で要求(上りリンクリソースの要求、上りリンク同期の要求、下りリンクデータ送信再開要求、ハンドオーバー要求、接続設定要求、再接続要求、MBMSサービス要求など)を行うために送信される。
物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)は、システム帯域の両端に配置され、物理リソースブロック単位で構成される。物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)では、スロット間でシステム帯域の両端が交互に使用されるように周波数ホッピングが行われる。
物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)は、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)や物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)で利用していないリソースに配置される。
<MBMS-RNTI、MBMS short transmission IDについて>
MBMSサービスIDは、移動通信システムまたはオペレータで提供されるMBMSサービスを識別するための識別子である。ユーザは、MBMSサービスIDからMBMSサービスを特定することが可能であり、視聴したいMBMSサービスを選択することができる。
MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は、SCPTMセル内で提供されるMBMSサービスを識別するための識別子である。SCPTMセル内で提供可能なMBMSサービスの数は、セル固有またはシステム固有である。MBMSサービスのMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)の最大値が、SCPTMセル内で提供可能なMBMSサービスの数となる。すなわち、SCPTMセル内で現在提供されているMBMSサービスの数は、SCPTMセル内で提供可能なMBMSサービスの数以下である。
MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、MBMSサービスを含む下りリンクリソース(物理下りリンク共用チャネル(PDSCH))のスケジューリングを行う際に、受信するべき移動局装置を指定する。MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)に配置される16ビットの識別情報群(MAC ID)の一部を使用する。これにより、ユニキャストデータの送受信時に移動局装置を指定するためのセル無線網臨時識別子(C-RNTI)を用いたリソース割り当ての信号と、マルチキャストデータ(MBMSサービス)を指定するためにMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を用いたリソース割り当ての信号を共用できる。
<MBMS short transmission IDとMBMS-RNTIのマッピングについて>
MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピング方法として、以下の4つの方法がある。
尚、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、基地局装置と通信を行う移動局装置は、セル内で送信されるMBMSサービスを識別するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を、マルチキャストされる移動局のグループを識別するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)にマッピングする第1の制御部を備えている。
また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は、移動通信システムで提供されるMBMSサービスとマッピングされている。
また、第1のマッピング方法を利用する移動局装置は、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、予め定められた情報をもとに特定する。
また、第2、第3、第4のマッピング情報を利用する移動局装置は、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、基地局装置から通知される情報をもとに特定する。
また、第2のマッピング情報を利用する移動局装置は、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、基地局装置から通知されるMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピングを示す情報におけるMBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)の配置位置をもとに特定する。
また、第3のマッピング情報を利用する移動局装置は、基地局装置から通知されるMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピングを示す情報に、固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)を含み、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)をもとに特定する。
また、第4のマッピング情報を利用する移動局装置は、基地局装置から通知されるMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピングを示す情報に、固定識別子(base ID)を含み、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、固定識別子(base ID)をもとに特定する。
また、第2、第3、第4のマッピング情報を利用する場合、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、識別情報群(MAC ID)のうち、ユニキャストデータの送受信時に移動局装置を指定するために利用するセル無線網臨時識別子(C-RNTI)の中から割当てられる。
また、移動局装置は、基地局装置に対して、受信を希望するMBMSサービスの送信を要求するために、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを送信する。
また、MBMSサービスのスケジューリングでは、前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)に含められる。
まず、1つの方法は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を仕様化する方法である(第1のマッピング方法)。この場合、基地局装置は、移動局装置に対して、MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報とを送信する。このマッピング関係を陽に示した例を図7に示し、暗に示した例を図8に示す。
図7では、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDとが、1対1となるように、明示的に示される形で送信される。すなわち、図7では、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応するMBMSサービスIDは101であって、送信フラグ(flag)が1であることから、このMBMSサービスは現在提供されていることを示す。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2に対応するMBMSサービスIDは102であって、送信フラグ(flag)が1であるため、このMBMSサービスは現在提供されていることを示す。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3に対応するMBMSサービスIDは103であって、送信フラグ(flag)が0であるため、このMBMSサービスは提供可能であるが、現在送信されていないことを示す。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4に対応するMBMSサービスIDは104であって、送信フラグ(flag)が1であるため、このMBMSサービスは現在提供されていることを示す。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5から8に対応するMBMSサービスIDはNULLであって、送信フラグ(flag)が0であるため、上記4つのMBMSサービス以外に、あと4つのMBMSサービスを提供することが可能であることを示す。
一方、図8では、図7で示される情報と同一の情報を持つが、明示的に送信されるのは、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスID のうち、MBMSサービスIDだけであるが、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)順にMBMSサービスIDが並ぶ形で送信される例が示されている。この場合には、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は、このSCPTMセルで現在提供されているMBMSサービスIDの通知用の位置によって判断することができる。
図9は、上記の第1のマッピング方法において、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にマッピングされる識別情報群(MAC ID(RNTI、移動局識別子(UEID)とも言う))の空間を示す概念図である。図9における識別情報群(MAC ID)とは、基地局装置と移動局装置との間で通信を行うために利用する識別子の総称であり、16ビット長で構成され、基地局装置が移動局装置に対して割り当てるものである。
基地局装置の無線リソース制御部109(MBMS制御部110含む)(図1)は、図9に示すように、セル無線網臨時識別子(C-RNTI:Cell - Radio Network Temporary Identity)、ランダムアクセス無線網臨時識別子(RA-RNTI:Random Access - Radio Network Temporary Identity)、ページング無線網臨時識別子(P-RNTI:Paging - Radio Network Temporary Identity)、システム情報無線網臨時識別子(SI-RNTI:System Information - Radio Network Temporary Identity)、システム情報変更無線網臨時識別子(SC-RNTI:System information Change - Radio Network Temporary Identity)、マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)など、用途別に16ビットの識別情報群(MAC ID)を管理するとともに、どの移動局(群)に対して識別情報群(MAC ID)を割当てたかを管理している。
尚、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)は、基地局装置と移動局装置との間で個別に通信する際に幅広く利用される識別子であり、移動局装置毎に異なる識別子が割当てられる。ランダムアクセス無線網臨時識別子(RA-RNTI)は、ランダムアクセスに利用される識別子であり、ランダムアクセス応答であることを示すために利用される。ページング無線網臨時識別子(P-RNTI)は、アイドル状態の移動局装置(群)に対して着呼を行うために利用する識別子である。システム情報無線網臨時識別子(SI-RNTI)は、基地局装置が移動局装置(群)に対してシステム情報(報知制御チャネル(BCCH)の内容)を報知する際に利用される識別子である。システム情報変更無線網臨時識別子(SC-RNTI)は、基地局装置が移動局装置(群)に対してシステム情報(報知制御チャネル(BCCH)の内容)の変更を報知する際に利用される識別子である。
また、図9に示すように、ランダムアクセス無線網臨時識別子(RA-RNTI)としては16進数で0000からある値(XXXXとする)までが予約され、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)としては16進数でXXXX+1からFFF2までが予約され、ページング無線網臨時識別子(P-RNTI)としては16進数でFFFDが予約され、システム情報無線網臨時識別子(SI-RNTI)としては16進数でFFFEが予約され、システム情報変更無線網臨時識別子(SC-RNTI)として16進数でFFFFが予約されている。また、本実施の形態で利用するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)としては、16進数でFFF3からFFFAまでが予約され、マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)としては16進数でFFFCが予約されている。尚、上記いずれにも使用しない16進数でFFFBについては、Reserved領域として残している状態を示している。ここで、Reserved(領域)とは、将来の使用を考慮して、使用しないで残してある領域を示す。
ここで、マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とは、本実施の形態で利用される識別子であり、前述のように、マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)は、基地局装置がMBMSサービスに興味を抱く移動局装置(群)に対して、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)を報知するために利用する識別子である。また、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、MBMSサービスを送信する際に、移動局装置グループの識別、あるいは、MBMSサービスのリソースを指定する(MBMSサービスを含む物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)の位置を示す)ために利用される識別子である。図9に示される第1のマッピング方法では、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、仕様によって固定的に予約されている識別子であって、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応づけられている。すなわち、移動局装置は、予め、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応づけられたMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピングについて、保持している。
すなわち、SCPTMセル内で提供可能なMBMSサービスの個数だけMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)およびMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が確保され、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDは、それぞれ1対1に対応している。例えば、図11に示すように、SCPTMセル内で(MBMSサービスID101から104という)4種類のMBMSサービスが提供される場合、8個のMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と3ビットのMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が確保される。そして、図11では、MBMSサービスID101に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は1番であり、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF3であることが示されている。同様に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMSサービスIDは102で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF4である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMSサービスIDは103で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF5である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMSサービスIDは104で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF6である。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5番から8番に対応するMBMSサービスIDは割当てられていない(NULLである)が、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、それぞれ、16進数でFFF7からFFFAが割当てられている。これは、後述の第2のマッピング方法や第3のマッピング方法と異なり、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の割り当てが、仕様によって固定的に予約されており、MBMSサービスの提供を開始するときに割当てるわけではないためであり、まだ提供されていないMBMSサービスに対しても、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が割当てられている。
以上のように、第1のマッピング方法では、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、仕様によって固定的に予約されているため、後述の第2のマッピング方法や第3のマッピング方法に比べ、基地局装置が移動局装置に対して送信する情報量が少ない、という特徴がある。
もう1つの方法は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を報知する方法である(第2のマッピング方法)。この場合、基地局装置は、移動局装置に対して、MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報とを送信し、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とのマッピング情報を送信する。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報とについては、例えば、第1のマッピング方法で使用した図8あるいは図7に示される送信形式で送信される。
次に、第2のマッピング方法では、現在提供されているMBMSサービスの個数だけMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が確保され、SCPTMセル内で提供可能なMBMSサービスの個数だけMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が確保される。MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDとは、それぞれ1対1に対応している。例えば、図16に示すように、SCPTMセル内で(MBMSサービスID101から104という)4種類のMBMSサービスが提供される場合、4個のMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と3ビットのMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とが確保される。そして、図16では、MBMSサービスID101に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は1番であり、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、16進数でFEDCであることを示している。同様に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMSサービスIDは102で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF2である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMSサービスIDは103で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でEDCBである。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMSサービスIDは104で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でB739である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5番から8番に対応するMBMSサービスIDは割当てられておらず(NULLであり)、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)も割当てられていない。これは、第2のマッピング方法では、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の割り当ては、MBMSサービスの提供を開始するときに割当てるためであり、まだ提供されていないMBMSサービスに対して、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が割当てられていない。
そして、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とのマッピング情報については、例えば、図12に示される送信形式で送信される。図12は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、16進数でFEDCであることを示す。尚、図12に示される情報は、図16から抽出された情報である。
図10は、第2のマッピング方法において、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にマッピングされる識別情報群(MAC ID)の空間を表す概念図である。基地局装置の無線リソース制御部109(MBMS制御部110含む)は、図10に示すように、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)、ランダムアクセス無線網臨時識別子(RA-RNTI)、ページング無線網臨時識別子(P-RNTI)、システム情報無線網臨時識別子(SI-RNTI)、システム情報変更無線網臨時識別子(SC-RNTI)、マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)など、用途別に識別情報群(MAC ID)を管理すると同時に、どの移動局(群)に対して識別情報群(MAC ID)を割当てたかを管理している。
また、図10に示すように、ランダムアクセス無線網臨時識別子(RA-RNTI)としては16進数で0000からある値(XXXXとする)までが予約され、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)としては16進数でXXXX+1からFFF2までが予約され、ページング無線網臨時識別子(P-RNTI)としては16進数でFFFDが予約され、システム情報無線網臨時識別子(SI-RNTI)としては16進数でFFFEが予約され、システム情報変更無線網臨時識別子(SC-RNTI)として16進数でFFFFが予約されている。
また、本実施の形態において利用されるMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)としては、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)の領域の一部を利用する。マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)としては16進数でFFFCが予約されている。尚、上記いずれにも使用しない16進数でFFF3からFFFBについては、Reserved領域として残している状態を示している。
このように、第2のマッピング方法では、第1のマッピング方法のようにMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を仕様によって固定的に割当てることなく、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)の領域内から、自由に選択することが可能である。また、第2のマッピング方法を利用する場合、一定時間が経過した後、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)として割当てている値(FEDC、FFF2、EDCB、B739)を、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)として割当てた場合には、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)内で使用されていない値を、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)として割当てることができる。
もう1つの方法(第3のマッピング方法)は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を特定可能な情報を報知する方法である。この場合、基地局装置は、移動局装置に対して、MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報とを送信し、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)と可変識別子(flexible ID)とのマッピング情報および固定識別子(base ID)を送信する。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDとのマッピング情報については、例えば、第1のマッピング方法で使用した図8あるいは図7に示される送信形式で送信される。
また、第2のマッピング方法と同様に、第3のマッピング方法でも、現在提供されているMBMSサービスの個数だけMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が確保され、SCPTMセル内で提供可能なMBMSサービスの個数だけMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が確保される。MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDは、それぞれ1対1に対応している。例えば、図13(a)のように、SCPTMセル内で(MBMSサービスID101から104という)4種類のMBMSサービスが提供される場合に、4個のMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と3ビット(8個)のMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が確保される。そして、図13(a)では、MBMSサービスID101に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は1番であり、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、16進数でFEDCであることを示している。同様に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMSサービスIDは102で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDBである。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMSサービスIDは103で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDDである。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMSサービスIDは104で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDAである。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5番から8番に対応するMBMSサービスIDは割当てられておらず(NULLであり)、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)も割当てられていない。これは、第2のマッピング方法と同様に、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の割り当ては、MBMSサービスの提供を開始するときに割当てるためであり、まだ提供されていないMBMSサービスに対して、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が割当てられていない。
尚、第3のマッピング方法では、第2のマッピング方法と同様に、第1のマッピング方法に比べてMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の柔軟性を高めるため、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)との加算によって生成される。ここで、固定識別子(base ID)とは、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を算出するための基準となる16ビットの識別子である。また、可変識別子(flexible ID)とは、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の柔軟性を高めるために利用される識別子であり、正または負の値を取りうる4ビットの識別子である。尚、可変識別子(flexible ID)の長さとしては、4ビット以外であっても良い。また、スケジューリング期間(MBMS関連情報で通知した情報が有効な期間)が経過したとき、可変識別子(flexible ID)の値を変更することができる。
尚、図13(b)に、固定識別子(base ID)としてFEDC(16進表記)が設定されている場合を示す。また、可変識別子(flexible ID)は、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)との差分である。また、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にマッピングされる識別情報群(MAC ID)の空間を表す概念図については、第2のマッピング方法と同様に、図10を用いるものとする。
尚、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)と可変識別子(flexible ID)とのマッピング情報および固定識別子(base ID)については、例えば、図14に示される送信形式で送信される。図14は、固定識別子(base ID)はFEDC(16進表記)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応する可変識別子(flexible ID)は0であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応する可変識別子(flexible ID)は−1であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応する可変識別子(flexible ID)は+1であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応する可変識別子(flexible ID)は−2であることを示している。
これを受信した移動局装置200は、各MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)算出のため、固定識別子(base ID)と、各MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応する可変識別子(flexible ID)と、の加算を行う。すなわち、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDCであり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDBであり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDDであり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDAと算出する。
このように、固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)とを加算した値をMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)として設定し、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)の空間(飛び飛びに開いている場合も含む)に当てはめることにより、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が仕様によって固定的に予約される第1のマッピング方法よりも、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の柔軟性を高めることが出来る。さらに第2のマッピング方法では、現在提供されている全てのMBMSサービスに対してMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が報知されるが、第3のマッピング方法では、16ビットの固定識別子(base ID)1つと4ビットの可変識別子(flexible ID)を現在提供されているなMBMSサービスの個数分報知すればよいため、情報量の削減が可能となる。例えば、第2のマッピング方法を用いた図12では、64ビット(16ビットが4つ)の情報が移動局装置に対して報知されるが、第3のマッピング方法を用いた図14では、32ビット(base ID:16ビットと、flexible ID:4ビットが4つ)の情報が報知されるため、情報量が削減される。
また、もう1つの方法(第4のマッピング方法)は、基地局装置からは第3のマッピング方法で利用した固定識別子(base ID)を送信することで、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を特定する方法である。
この場合、基地局装置は、移動局装置に対して、MBMS関連情報において、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報とを送信し、さらに、固定識別子(base ID)を送信する。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDとのマッピング情報については、例えば、第1のマッピング方法で使用した図8あるいは図7に示される送信形式で送信される。
また、第2および第3のマッピング方法と同様に、第4のマッピング方法でも、現在提供されているMBMSサービスの個数だけMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が確保され、SCPTMセル内で提供可能なMBMSサービスの個数だけMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が確保される。MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDは、それぞれ1対1に対応している。例えば、図21(a)に示すように、SCPTMセル内で(MBMSサービスID101から104という)4種類のMBMSサービスが提供される場合に、4個のMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と3ビット(8個)のMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が確保される。そして、図21(a)では、MBMSサービスID101に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は1番であり、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、16進数でFEDCであることを示している。同様に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMSサービスIDは102で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDDである。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMSサービスIDは103で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDEである。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMSサービスIDは104で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDFである。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5番から8番に対応するMBMSサービスIDは割当てられておらず(NULLであり)、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)も割当てられていない。これは、第2および第3のマッピング方法と同様に、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の割り当ては、MBMSサービスの提供を開始するときに割当てるためであり、まだ提供されていないMBMSサービスに対して、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が割当てられていない。
尚、第4のマッピング方法では、第2および第3のマッピング方法と同様に、第1のマッピング方法に比べてMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の柔軟性を高めるため、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、固定識別子(base ID)をもとに生成される。ここで、固定識別子(base ID)とは、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を算出するための基準となる16ビットの識別子である。また、第3のマッピング方法で利用した可変識別子(flexible ID)については、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対して固定の値とし、例えば、可変識別子(flexible ID)は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)と共通の値とすることができる。
尚、図21(b)は、固定識別子(base ID)としてFEDB(16進表記)が設定されている場合を示す図である。また、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にマッピングされる識別情報群(MAC ID)の空間を表す概念図については、第2および第3のマッピング方法と同様に、図10を用いるものとする。
尚、固定識別子(base ID)については、例えば、図22に示される送信形式で送信される。図22は、固定識別子(base ID)としてFEDB(16進表記)が送られていることを示している。
これを受信した移動局装置200は、各MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)算出のため、固定識別子(base ID)と、各MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)との加算(固定識別子(base ID)と、各MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応付けられた固定値との加算)を行う。すなわち、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDCであり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDDであり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDEであり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFEDFと算出する。
このように、固定識別子(base ID)とMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とを加算した値をMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)として設定し、セル無線網臨時識別子(C-RNTI)の空間に当てはめることにより、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が仕様によって固定的に予約される第1のマッピング方法よりも、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の柔軟性を高めることが出来る。さらに第2のマッピング方法では、現在提供されている全てのMBMSサービスに対してMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が報知されるが、第4のマッピング方法では、16ビットの固定識別子(base ID)1つを報知すればよいため、情報量の削減が可能となる。例えば、第2のマッピング方法を用いた図12では、64ビット(16ビットが4つ)の情報が移動局装置に対して報知される。第3のマッピング方法を用いた図14では、32ビット(base ID:16ビットと、flexible ID:4ビットが4つ)の情報が報知される。さらに第4のマッピング方法を用いた図21では、16ビット(base ID:16ビット)の情報のみが報知されるため、第2および第3のマッピング方法を用いた場合よりも、さらに情報量が削減される。
<SCPTMセルでのMBMSサービス(MBMS送信データ)送信手順>
図15は、SCPTMセルを構成する基地局装置100(無線リソース制御部109((MBMS制御部110含む)))における送信手順を示すフローチャート図である。この処理手順は、基地局装置100が、MBMSサービスの送信を開始する場合、あるいは、移動局装置200からMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを受信した場合に、開始される(start)。
SCPTMセルにおいて、MBMSサービス(MBMS送信データ)を送信する際、基地局装置100は、報知制御チャネル(BCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)の順に送信する。
SCPTMセルを構成する基地局装置100は、図3に示されるように、報知制御チャネル(BCCH)を、物理下りリンク報知チャネル(PBCH)および物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)にマッピングして送信する。そして、基地局装置100は、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)を、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)にマッピングして送信すると同時に、マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)がマッピングされた物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を送信する。マルチキャスト制御チャネル(MCCH)は、MBMSサービスを受信している(あるいは、受信を希望する)移動局装置全て(移動局装置200を含む)が受信するチャネルである。また、マルチキャスト制御チャネル識別子(MCCH-RNTI)は、図9あるいは図10に示されるように、MBMSサービスごとに変更されない値であり、SCPTMセル内で(あるいは仕様で)固定の値であるものとして説明を行うが、MBMSサービスごとに変更しても良い。
このとき、基地局装置100は、報知制御チャネル(BCCH)および/またはマルチキャスト制御チャネル(MCCH)に含まれるMBMS関連情報おいて、SCPTMセルで現在提供しているMBMSサービスについて、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDのマッピング情報を送信する(図15−ステップS01)。本実施の形態では、SCPTMセルで提供可能なMBMSサービスの数は8とし、現在、4つのMBMSサービスが提供されているとする。そして、基地局装置100は、上記MBMS関連情報において、それぞれのMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)またはMBMSサービスIDに対応するMBMSサービスを含むマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)が送信されているかどうかを示す情報を報知する(図15−S02)。これは例えば、送信フラグ(flag)として送信される。
この様子を、図7を用いて説明するが、図8を用いて送信される場合も、同様の意味を有する。前述のように、図7では、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応するMBMSサービスIDは101であって、送信フラグ(flag)が1であるため、このMBMSサービスは現在提供されていることを示す。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2に対応するMBMSサービスIDは102であって、送信フラグ(flag)が1であるため、このMBMSサービスは現在提供されていることを示す。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3に対応するMBMSサービスIDは103であって、送信フラグ(flag)が0であるため、このMBMSサービスは提供可能であるが、現在送信されていないことを示す。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4に対応するMBMSサービスIDは104であって、送信フラグ(flag)が1であるため、このMBMSサービスは現在提供されていることを示す。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5から8に対応するMBMSサービスIDはNULLであって、送信フラグ(flag)が0であるため、上記4つのMBMSサービス以外に、あと4つのMBMSサービスを提供することが可能であることを示す。すなわち、SCPTMセルで提供可能な全てのMBMSサービスについて、このマッピング情報を送信するため、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)の最大値は、SCPTMセルで提供可能な全てのMBMSサービスの総数も表し、本実施の形態では、基地局装置100は8個のMBMSサービスが提供可能であることを意味している。
また、移動局装置は、図7および図8に示されるような送信フラグ(flag)を受信することで、受信したいMBMSサービスが現在送信されているか否かを判断することができる。図7および図8では、この送信フラグ(flag)を上記マッピング情報と同一のメッセージとして送信しているが、別メッセージとして送信してもよい。
尚、移動局装置200からMBMSサービス開始要求メッセージを受信した場合に、基地局装置100は、MBMSサービス開始要求メッセージに含まれるMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMSサービスIDを算出し、該当するMBMSサービスの送信を開始する。
そして、基地局装置100は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応させるMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を選択する(図15−S03)。
例えば、第1のマッピング方法を利用した場合、図11に示されるように、MBMSサービスID101に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は1番であり、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF3であることを示している。同様に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMSサービスIDは102で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF4である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMSサービスIDは103で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF5である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMSサービスIDは104で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF6である。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5番から8番に対応するMBMSサービスIDは割当てられていない(NULLである)が、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、それぞれ、16進数でFFF7からFFFAが割当てられている。
また、例えば、第2のマッピング方法を利用した場合、基地局装置100は、報知制御チャネル(BCCH)および/またはマルチキャスト制御チャネル(MCCH)に含まれるMBMS関連情報おいて、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピング情報をさらに送信する。
図16に示されるように、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、それぞれC-RNTIの領域から選択したものを報知している。図16では、MBMSサービスID101に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は1番であり、さらに、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1番に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、16進数でFEDCであることを示している。同様に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2番に対応するMBMSサービスIDは102で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でFFF2である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3番に対応するMBMSサービスIDは103で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でEDCBである。また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4番に対応するMBMSサービスIDは104で、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は16進数でB739である。MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5番から8番に対応するMBMSサービスIDは割当てられておらず(NULLであり)、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)も割当てられていない。
一方、基地局装置100が第3のマッピング方法を利用してMBMSサービスを送信する場合、基地局装置100は、さらに、固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)を報知する。図13(b)に示されるように、ここでは、固定識別子(base ID)をFEDCとして設定するものとする。このとき、図14に示すように、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応する可変識別子(flexible ID)は0、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2に対応する可変識別子(flexible ID)は−1、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3に対応する可変識別子(flexible ID)は+1、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4に対応する可変識別子(flexible ID)は−2として報知される。同時に、基地局装置100では、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の対応を管理している。すなわち、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDC(FEDC+0)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDB(FEDC-1)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDD(FEDC+1)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDA(FEDC-2)であり、また、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5から8に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は割当てられていないものとして管理される。
一方、基地局装置100が第4のマッピング方法を利用してMBMSサービスを送信する場合、基地局装置100は、さらに、固定識別子(base ID)を報知する。図21(b)に示されるように、ここでは、固定識別子(base ID)をFEDB(16進表記)として設定するものとする。また、第3のマッピング方法で利用した可変識別子(flexible ID)については、前述のように、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対して固定の値とし、例えば、可変識別子(flexible ID)は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)と共通の値として設定されて管理されている。このとき、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応する固定値は1である。
同時に、基地局装置100では、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の対応を管理している。すなわち、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDC(FEDB+1)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDD(FEDB+2)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDE(FEDB+3)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDF(FEDB+4)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEE0(FEDB+5)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)6に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEE1(FEDB+6)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)7に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEE2(FEDB+7)であり、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)8に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、FEE3(FEDB+8)として管理される。
そして、基地局装置100は、送信するMBMSサービス(またはMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID))に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にマッピングして移動局装置200へ送信する(図15−S04)とともに、該MBMSサービスを含むマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)を、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)にマッピングして送信する(図15−S05)。例えば、MBMSサービスID101に対応するMBMSサービスを送信する場合、基地局装置100は、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)として、第1のマッピング方法の場合FFF3を、第2のマッピング方法の場合FEDCを、マッピング方法3の場合FEDCを、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)に含めて送信するとともに、該MBMSサービスを物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)に含めて送信する。
<第1のマッピング方法を利用しSCPTMセルでのMBMSサービス(MBMS送信データ)受信手順>
次に、SCPTMセルでMBMSサービスを受信する際の移動局装置200(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))の処理手順を示す。第1のマッピング方法を利用する場合の処理手順を、図17に示す。この処理手順は、移動局装置200が、MBMSサービスの受信を試みる場合に、開始される(start)。
SCPTMセルにおいて、MBMS送信データを受信する際、移動局装置200は、報知制御チャネル(BCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)、の順に受信する。
移動局装置200は、基地局装置100の報知制御チャネル(BCCH)および/またはマルチキャスト制御チャネル(MCCH)に含まれるMBMS関連情報を受信し、このSCPTMセルで提供可能な全てのMBMSサービスについて、図8あるいは図7に示されるような、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とのマッピング情報を取得し(図17−S1)、さらに現在、どのMBMSサービスが送信されているかの情報を取得することで(図17−S2)、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)の対応関係と、受信を希望するMBMSサービスが現在送信されているか否かを把握する(図17−S3)。
受信を希望するMBMSサービスが現在送信されていない場合(図17−S3でNo)、移動局装置200は、基地局装置100に対して、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを送信する(図17−S4)。例えば、移動局装置200はMBMSサービスIDが1であるMBMSサービスの受信を希望している場合、MBMSサービスIDが1に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1を含むMBMSサービス開始要求メッセージを、基地局装置に対して送信する。このように、MBMSサービス開始要求を行うために、(24ビットから40ビットという)ビット数の大きいMBMSサービスIDを送信するのではなく、よりビット数の小さい(3ビットという)MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を送信することで、上りリンクリソースの消費が少なくなる。
続いて、受信を希望するMBMSサービスが送信されている場合(図17−S3でYes)、第1のマッピング方法では、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が、図11に示されるように、仕様化されて固定値であるため、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の値を、移動局装置200は知っている。これにより、受信を希望するMBMSサービスIDとMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の対応関係を把握する(図17−S5)。例えば、MBMSサービスIDが1に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)101に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、FFF3(16進表記)である。
そして、移動局装置200は、下りリンクサブフレームごとに、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を復号し、前記ステップ(図17−S5)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が含まれるか否かを確認することで、受信を希望するMBMSサービスが存在するか否かを確認する(図17−S6)。例えば、移動局装置200が、MBMSサービスIDが101の受信を希望する場合、対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFFF3(16進表記)であるため、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にFFF3が含まれるか否かを確認する。
移動局装置200は、下りリンクサブフレーム毎にMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を含む物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の復号を続け、前記ステップ(図17−S5)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を検出した場合(図17−S6でYes)、移動局装置200は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で指定された物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)を受信し、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)に含まれるマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)(所望のMBMSサービスを含む)を受信し(図17−S7)、処理を終了する(end)。
<第2のマッピング方法を利用しSCPTMセルでのMBMSサービス(MBMS送信データ)受信手順>
次に、第2のマッピング方法を利用して、SCPTMセルでMBMSサービスを受信する際の移動局装置200(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))の処理手順を図18に示す。この処理手順は、移動局装置200が、MBMSサービスの受信を試みる場合に、開始される(start)。
SCPTMセルにおいて、MBMS送信データを受信する際、移動局装置200は、報知制御チャネル(BCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)の順に受信する。
移動局装置200は、基地局装置100の報知制御チャネル(BCCH)および/またはマルチキャスト制御チャネル(MCCH)に含まれるMBMS関連情報を受信し、このSCPTMセルで提供可能な全てのMBMSサービスについて、図8あるいは図7に示されるような、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とのマッピング情報を取得し(図18−S11)、さらに、現在どのMBMSサービスが送信されているかの情報を取得することで(図18−S12)、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)との対応関係と、受信を希望するMBMSサービスが現在送信されているか否かを調べる(図18−S13)。
受信を希望するMBMSサービスが現在送信されていない場合(図18−S13でNo)、移動局装置200は、基地局装置100に対して、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを送信する(図18−S14)。例えば、移動局装置200はMBMSサービスIDが1であるMBMSサービスの受信を希望している場合、MBMSサービスIDが1に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1を含むMBMSサービス開始要求メッセージを、基地局装置に対して送信する。このように、MBMSサービス開始要求を行うために、(24ビットから40ビットという)ビット数の大きいMBMSサービスIDを送信するのではなく、よりビット数の小さい(3ビットという)MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を送信することで、上りリンクリソースの消費が少なくなる。
続いて、受信を希望するMBMSサービスが送信されている場合(図18−S13でYes)、移動局装置200は、上記MBMS関連情報から、図12に示されるような、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とのマッピング情報を取得する(図18−S15)。これにより、受信を希望するMBMSサービスIDとMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の対応関係を把握する(図18−S16)。例えば、MBMSサービスIDが1に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)101に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、FEDC(16進表記)である。
そして、移動局装置200は、下りリンクサブフレーム毎に、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を復号し、上記ステップ(図18−S16)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が含まれるか否かを確認することで、受信を希望するMBMSサービスが存在するか否かを確認する(図18−S17)。例えば、図16に示されるように、移動局装置200が、MBMSサービスIDが101の受信を希望する場合、対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDC(16進表記)であるため、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にFEDCが含まれるか否かを確認する。
移動局装置200は、下りリンクサブフレーム毎にMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を含む物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の復号を続け、前記ステップ(図18−S16)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を検出した場合(図18−S17でYes)、移動局装置200は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で指定された物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)を受信し、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)に含まれるマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)(所望のMBMSサービスを含む)を受信し(図18−S18)、処理を終了する(end)。
<第3のマッピング方法を利用したSCPTMセルでのMBMSサービス(MBMS送信データ)受信手順>
次に、第3のマッピング方法を利用して、SCPTMセルでMBMSサービスを受信する際の移動局装置200(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))の処理手順を図19に示す。この処理手順は、移動局装置200が、MBMSサービスの受信を試みる場合に、開始される(start)。
SCPTMセルにおいて、MBMS送信データを受信する際、移動局装置200は、報知制御チャネル(BCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)の順に受信する。
移動局装置200は、基地局装置100の報知制御チャネル(BCCH)および/またはマルチキャスト制御チャネル(MCCH)に含まれるMBMS関連情報を受信し、このSCPTMセルで提供可能な全てのMBMSサービスについて、図8あるいは図7に示されるような、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とのマッピング情報を取得し(図19−S21)、さらに、現在どのMBMSサービスが送信されているかの情報を取得することで(図19−S22)、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)の対応関係と、受信を希望するMBMSサービスが送信されているか否かを把握する(図19−S23)。
受信を希望するMBMSサービスが現在送信されていない場合(図19−S23でNo)、移動局装置200は、基地局装置100に対して、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを送信する(図19−S24)。例えば、移動局装置200はMBMSサービスIDが1であるMBMSサービスの受信を希望している場合、MBMSサービスIDが1に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1を含むMBMSサービス開始要求メッセージを、基地局装置に対して送信する。このように、MBMSサービス開始要求を行うために、(24ビットから40ビットという)ビット数の大きいMBMSサービスIDを送信するのではなく、よりビット数の小さい(3ビットという)MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を送信することで、上りリンクリソースの消費が少なくなる。
続いて、受信を希望するMBMSサービスが送信されている場合(図19−S23でYes)、移動局装置200は、前記MBMS関連情報から、図14に示されるような、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)と可変識別子(flexible ID)のマッピング情報、および、固定識別子(base ID)を取得する(図19−S25)。そして、移動局装置200は、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)の加算によって算出する(図19−S26)。すなわち、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDC(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDBと計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDDと計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDAと計算される。これにより、受信を希望するMBMSサービスIDとMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の対応関係を把握する。
そして、移動局装置200は、下りリンクサブフレームごとに、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を復号し、前記ステップ(図19−S26)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が含まれるか否かを確認することで、受信を希望するMBMSサービスが存在するか否かを確認する(図19−S27)。例えば、移動局装置200が、MBMSサービスIDが101の受信を希望する場合、対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFFF3(16進表記)であるため、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にFFF3が含まれるか否かを確認する。
移動局装置200は、下りリンクサブフレーム毎にMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を含む物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の復号を続け、前記ステップ(図19−S26)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を検出した場合(図19−S27でYes)、移動局装置200は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で指定された物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)を受信し、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)に含まれるマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)(所望のMBMSサービスを含む)を受信し(図19−S28)、処理を終了する(end)。
<第4のマッピング方法を利用したSCPTMセルでのMBMSサービス(MBMS送信データ)受信手順>
次に、第4のマッピング方法を利用して、SCPTMセルでMBMSサービスを受信する際の移動局装置200(無線リソース制御部209(MBMS制御部210を含む))の処理手順を図23に示す。この処理手順は、移動局装置200が、MBMSサービスの受信を試みる場合に、開始される(start)。
SCPTMセルにおいて、MBMS送信データを受信する際、移動局装置200は、報知制御チャネル(BCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、マルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)の順に受信する。
移動局装置200は、基地局装置100の報知制御チャネル(BCCH)および/またはマルチキャスト制御チャネル(MCCH)に含まれるMBMS関連情報を受信し、このSCPTMセルで提供可能な全てのMBMSサービスについて、図8あるいは図7に示されるような、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とのマッピング情報を取得し(図23−S31)、さらに、現在どのMBMSサービスが送信されているかの情報を取得することで(図23−S32)、MBMSサービスIDとMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)の対応関係と、受信を希望するMBMSサービスが送信されているか否かを把握する(図23−S33)。
受信を希望するMBMSサービスが現在送信されていない場合(図23−S33でNo)、移動局装置200は、基地局装置100に対して、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを送信する(図23−S34)。例えば、移動局装置200はMBMSサービスIDが1であるMBMSサービスの受信を希望している場合、MBMSサービスIDが1に対応するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1を含むMBMSサービス開始要求メッセージを、基地局装置に対して送信する。このように、MBMSサービス開始要求を行うために、(24ビットから40ビットという)ビット数の大きいMBMSサービスIDを送信するのではなく、よりビット数の小さい(3ビットという)MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を送信することで、上りリンクリソースの消費が少なくなる。
続いて、受信を希望するMBMSサービスが送信されている場合(図23−S33でYes)、移動局装置200は、前記MBMS関連情報から、図22に示されるような、固定識別子(base ID)を取得する(図23−S35)。そして、移動局装置200は、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)の加算によって算出する(図23−S36)。
ここで、第3のマッピング方法で利用した可変識別子(flexible ID)については、前述のように、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対して固定の値として管理されている。例えば、可変識別子(flexible ID)は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)と共通の値として設定されて管理されている。このとき、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応する固定値は1である。
すなわち、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)1に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDC(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)2に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDD(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)3に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDE(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)4に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEDF(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)5に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEE0(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)6に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEE1(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)7に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEE2(16進表記)と計算され、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)8に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFEE3(16進表記)と計算される。これにより、受信を希望するMBMSサービスIDとMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)の対応関係を把握する。
そして、移動局装置200は、下りリンクサブフレームごとに、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を復号し、前記ステップ(図23−S36)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が含まれるか否かを確認することで、受信を希望するMBMSサービスが存在するか否かを確認する(図23−S37)。例えば、移動局装置200が、MBMSサービスIDが101の受信を希望する場合、対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)はFFF3(16進表記)であるため、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)にFFF3が含まれるか否かを確認する。
移動局装置200は、下りリンクサブフレーム毎にMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を含む物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)の復号を続け、前記ステップ(図23−S36)で特定したMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を検出した場合(図23−S37でYes)、移動局装置200は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で指定された物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)を受信し、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)に含まれるマルチキャストトラフィックチャネル(MTCH)(所望のMBMSサービスを含む)を受信し(図23−S38)、処理を終了する(end)。
<まとめ>
以上に説明したように、本発明の形態による通信技術によれば、SCPTMセルを構成する基地局装置は、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とのマッピング方法を定めることにより、基地局装置が移動局装置に対して割当てる識別情報群(MAC ID)領域の効率的な利用と、移動局装置から基地局装置に対してMBMSサービスの送信開始を要求するための上りリンクリソースの低減を実現することができる。
<更なる変形例>
尚、本発明は、上記に記載の実施の形態で示した例に限定されず、種々の変更を行うことが可能である。すなわち、本実施の形態では、もともとSCPTMセル内にいる移動局装置に対してMBMSサービスを提供する場合を例にとって説明を行ったが、MBSFNエリアからSCPTMセルへ移動局装置が移動する場合にも、本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSサービスIDとのマッピング情報や、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)とのマッピング情報をMBMS関連情報に含めて送信するように説明したが、それらの対応関係が移動局装置で判断可能な構成であればどのような構成でも良い。例えば、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)ごとにMBMS関連情報が構成され、それぞれのMBMS関連情報において、そのMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMSサービスIDおよび/またはMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が含まれるようにしても良い。また例えば、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)ごとにMBMS関連情報が構成され、それぞれのMBMS関連情報において、そのMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)に対応するMBMSサービスIDおよび/またはMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が含まれるようにしても良い。この場合、MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を含む物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)で指定された物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)に、そのMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)に対応するMBMSサービスIDおよび/またはMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)が含まれるようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、添付図面に図示されている構成等については、これらに限定されるものではなく、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
また、本実施の形態で説明した機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また前記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。また、通信方法であっても良い。
また、ここまでの説明では、便宜上、基地局装置と移動局装置が1対1で処理する場合について説明しているが、基地局装置が複数存在したり、移動局装置が複数存在したりしても良いことは勿論である。
また、無線アクセス手段の種別としては、W-CDMAやcdma2000、無線LAN、PHS等の既存の手段に限らず、将来実用化される通信手段に対しても、本発明は適用可能である。
本発明は、MBMSサービスを提供する移動通信システムに利用可能である。

Claims (14)

  1. マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、基地局装置と通信を行う移動局装置であって、
    セル内で送信されるMBMSサービスを識別するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を、マルチキャストされる移動局のグループを識別するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)にマッピングする第1の制御部を備えることを特徴とする移動局装置。
  2. 前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)は、移動通信システムで提供されるMBMSサービスとマッピングされていることを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  3. 前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、予め定められた情報をもとに特定することを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  4. 前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、基地局装置から通知される情報をもとに特定することを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  5. 前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、前記基地局装置から通知されるMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピングを示す情報における前記MBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)の配置位置をもとに特定することを特徴とする請求項4に記載の移動局装置。
  6. 前記基地局装置から通知されるMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピングを示す情報に、固定識別子(base ID)と可変識別子(flexible ID)を含み、前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、前記固定識別子(base ID)と前記可変識別子(flexible ID)をもとに特定することを特徴とする請求項4に記載の移動局装置。
  7. 前記基地局装置から通知されるMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とMBMSグループ識別子(MBMS-RNTI)のマッピングを示す情報に、固定識別子(base ID)を含み、前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)と前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)のマッピングを、前記固定識別子(base ID)をもとに特定することを特徴とする請求項4に記載の移動局装置。
  8. 前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)は、識別情報群(MAC ID)のうち、ユニキャストデータの送受信時に移動局装置を指定するために利用するセル無線網臨時識別子(C-RNTI)の中から割当てられることを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  9. 基地局装置に対して、受信を希望するMBMSサービスの送信を要求するために、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを送信することを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  10. MBMSサービスのスケジューリングを行うために、前記MBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)が物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)に含められていることを特徴とする請求項1に記載の移動局装置。
  11. 移動局装置へMBMSサービスを提供する基地局装置であって、
    移動局装置からMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含むMBMSサービス開始要求メッセージを受信した場合に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を算出し、MBMSサービスの送信を開始する第2の制御部を備えることを特徴とする基地局装置。
  12. 基地局装置と移動局装置とを含み、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、
    前記移動局装置は、移動通信システムで提供されるMBMSサービスを識別するMBMSサービスIDと、SCPTMセル内で送信されるMBMSサービスを識別するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とをマッピングし、さらに、前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を、マルチキャストされる移動局のグループを識別するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)にマッピングする第1の制御部を備え、
    前記基地局装置は、前記移動局装置からMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を含む前記MBMSサービス開始要求メッセージを受信した場合に、MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)に対応するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)を算出し、MBMSサービスの送信を開始する第2の制御部を備えることを特徴とする移動通信システム。
  13. マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)を提供する移動通信システムにおいて、基地局装置と通信を行う移動局装置における通信方法であって、
    移動通信システムで提供されるMBMSサービスを識別するMBMSサービスIDと、セル内で送信されるMBMSサービスを識別するMBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)とをマッピングするステップと、
    さらに、前記MBMS用短送信識別子(MBMS short transmission ID)を、マルチキャストされる移動局のグループを識別するMBMS用グループ識別子(MBMS-RNTI)にマッピングするステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
  14. 請求項13に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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