JP4777233B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吸収するための吸収性物品に関する。
従来、経血などの所定の液体を吸収するための吸収体を備えた吸収性物品が知られている。このような吸収性物品には、例えば液体を吸収する第1吸収体と、第1吸収体に重ねて固定された第2吸収体とを有する2層構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。第1吸収体および第2吸収体は、液体を吸収するための吸収部材と、各吸収部材の表面を包むシート状の表面材とを有している。
特表平10−504486号公報
上記のような2層構造の吸収性物品は、身体に当接される吸収体側を内側として、折り畳まれて個別包装される。上記のような2層構造の吸収性物品は、例えば折り畳んだ際に、内側に位置する吸収体の曲率が、外側に位置する第1吸収体などの部材の曲率より大きいため、内側に配置された吸収体の表面材にしわが生じやすい。そして、吸収体のしわが生じた部位は、吸収部材と表面材との間に空間が生じ、液体の移行性が低下することにより液体が漏れる畏れがあるという課題があった。また、人体に当接される表面側にしわが生じて見映えが悪くなるという課題もあった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、表面側の部材にしわが生じにくい吸収性物品を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、主たる本発明は、吸収性物品本体と、液体を吸収するための吸収部材および前記吸収部材の外側を覆う表面部材を備え、前記吸収性物品本体に重ねられ、接合部にて接合された吸収体と、を有し、前記吸収体に備えられた前記吸収部材の端と前記接合部との間に、前記吸収部材が設けられている部位および前記接合部より剛性が低い低剛性部を有することを特徴とする吸収性物品である。
本発明によれば、表面側の部材にしわが生じにくい吸収性物品を提供することが可能である。
本明細書及び図面には、少なくとも次の事項が開示されている。
吸収性物品本体と、液体を吸収するための吸収部材および前記吸収部材の外側を覆う表面部材を備え、前記吸収性物品本体に重ねられ、接合部にて接合された吸収体と、を有し、前記吸収体に備えられた前記吸収部材の端と前記接合部との間に、前記吸収部材が設けられている部位および前記接合部より剛性が低い低剛性部を有することを特徴とする吸収性物品である。
このような吸収性物品によれば、吸収体に備えられた吸収部材の端と、吸収性物品本体に重ねられて接合された接合部との間に設けられている低剛性部は、吸収部材が設けられている部位および接合部より剛性が低いので柔軟に変形可能である。このため、吸収性物品本体と吸収体との相対位置のずれ等にて生じる表面部材の撓みおよび突っ張りを低剛性部にて吸収させることが可能であり、表面部材にしわが生じることを抑えることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品本体と前記吸収体とは、重ねられた状態で折り畳まれることを特徴とする。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品本体と吸収体とが重ねられた状態で折り畳まれたとしても、吸収性物品本体と吸収体との曲率の相違によるしわの発生を抑えることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品本体と前記吸収体とは、前記吸収体が内側に位置するように折り畳まれることを特徴とする。
このような吸収性物品によれば、折り畳むことにより内側に位置する吸収体にしわが生じることを抑えることが可能である。例えば、吸収体物品が、経血などの液体を吸収する吸収性物品の場合には、身体に当接される吸収体を内側に配置して折り畳んでも、吸収体の表面部材にしわが生じることを抑えることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体は、当該吸収体の長手方向が、前記吸収性物品本体の長手方向に沿わされて配置され、前記接合部は、当該吸収性物品本体と剥離不能に接合された、前記吸収体の前記長手方向における一方の端部であることを特徴とする。
吸収性物品本体と剥離不能に接合された、吸収体の一方の端部は、接合されていない場合より剛性が高くなる。このため、たとえば、吸収部材が設けられている部位のいずれかの位置を、折り返し位置として折り畳んだ際には、表面部材に撓みおよび突っ張りが生じやすくなる。ところが、上記吸収性物品によれば、剥離不能に接合された一方の端部と、吸収部材が設けられている部位との間に、一方の端部および吸収部材が設けられている部位より剛性が低い低剛性部が存在するので、表面部材に生じる撓みおよび突っ張りを低剛性部にて吸収させることにより、表面部材にしわが生じることを抑えることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体は、当該吸収体の長手方向が、前記吸収性物品本体の長手方向に沿わされて配置され、前記接合部は、当該吸収性物品本体と剥離可能に仮接合された、前記吸収体の前記長手方向における他方の端部であることを特徴とする。
吸収性物品本体と剥離可能に仮接合された、吸収体の一方の端部は、接合されていない場合より剛性が高くなる。このため、たとえば、吸収部材が設けられている部位のいずれかの位置を、折り返し位置として折り畳んだ際には、表面部材に撓みおよび突っ張りが生じやすくなる。ところが、上記吸収性物品によれば、剥離可能に仮接合された一方の端部と、吸収部材が設けられている部位との間に、一方の端部および吸収部材が設けられている部位より剛性が低い低剛性部が存在するので、表面部材に生じる撓みおよび突っ張りを低剛性部にて吸収させることにより、表面部材にしわが生じることを抑えることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記吸収体は、当該吸収体の長手方向が、前記吸収性物品本体の長手方向に沿わされて配置され、前記吸収体の前記吸収部材が存在する部位が前記吸収性物品本体と剥離不能に接合されており、前記接合部は、当該吸収性物品本体と剥離不能に接合された、前記吸収体の前記長手方向における両端部であることを特徴とする。
吸収性物品本体と剥離不能に接合された部位、すなわち、吸収体の吸収部材が存在する部位および両端部は、接合されていない場合より剛性が高くなる。このため、たとえば、吸収部材が設けられている部位のいずれかの位置を、折り返し位置として折り畳んだ際には、表面部材に撓みおよび突っ張りが生じやすくなる。ところが、上記吸収性物品によれば、吸収体の吸収部材が存在する部位と両端部との間にいずれも、吸収体の吸収部材が存在する部位および両端部より剛性が低い低剛性部が存在するので、表面部材に生じる撓みおよび突っ張りを低剛性部にて吸収させることにより、表面部材にしわが生じることを抑えることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記低剛性部は、前記吸収性物品本体と接合されていないことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、低剛性部は吸収性物品本体と接合されていないので、剛性をより低く形成することが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記低剛性部には、前記吸収部材が存在せず、前記表面部材は存在することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、低剛性部には吸収部材が存在しないので、吸収部材が存在する部位より剛性を低くすることが可能である。また、低剛性部には表面部材が存在するので、表面部材に生じる撓みや突っ張りを低剛性部にて吸収させることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記接合部は、前記表面部材が圧着されて補強された補強部であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、接合部は表面部材が圧着されて補強された補強部なので、圧着されていない表面部材より剛性が高くなる。このため、表面部材が圧着されていない部位を設けることにより、吸収部材の端と接合部との間に特段の処理を施すことなく容易に低剛性部を形成することが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品本体と前記吸収体とが重ねられた状態で折り畳まれた際には、前記低剛性部が厚さ方向に重なるように屈曲することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品本体と吸収体とが重ねられた状態で折り畳まれた際には、厚さ方向に重なるように低剛性部が屈曲するので、折り畳まれることにより内側に位置する吸収体と外側に位置する吸収性物品本体との位置のずれを屈曲した低剛性部にて吸収して、しわの発生を抑えることが可能である。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性物品本体は、前記吸収体と異なる他の吸収体を備えていることが望ましい。
吸収体が重ねられると、内側に位置する吸収体は、表面にしわが、より発生しやすくなるが、上記吸収性物品によれば、表面部材に生じる撓みおよび突っ張りを低剛性部にて吸収させて表面部材にしわが生じることを抑えることが可能である。また、上記吸収性物品は、吸収性物品本体にも吸収体が備えられているので、吸収体が2層となり、より吸収性の高い吸収性物品を提供することが可能である。
===実施形態===
まず、本実施形態に係る吸収性物品の構成の概要について説明する。本実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキンであり、以下では身体に接触する側を表面側とし、下着に接する側を裏面側とし、装着時に人体の前側に位置する端を前端、後側に位置する端を後端として説明する。
図1は、本実施形態に係る吸収性物品の表面側を示す平面図、図2は、本実施形態に係る吸収性物品の裏面側を示す図、図3は、図1におけるX−X断面図、図4は、図1におけるY−Y断面図、図5は、本実施形態に係る吸収性物品を示す斜視図、図6は、トップ吸収体を示す平面図、図7(a)は、図6におけるA−A断面図、図7(b)は、図6におけるB−B断面図、図7(c)は、図6におけるC−C断面図である。
図示するように、本実施形態における吸収性物品1は所定方向に長い形状をなし、経血等の液体を吸収するためのほぼ長方形状をなす吸収性物品本体としてのベース吸収体10と、ベース吸収体10の裏面に設けられた裏面シート30と、ベース吸収体10の表面に接合され、ベース吸収体10の幅方向における中央に長手方向に沿って配置された吸収体としてのトップ吸収体20と、を備えている。裏面シート30は、ベース吸収体10及びトップ吸収体20に吸収されるべき液体の裏面側への漏れを防止するために設けられている。尚、吸収性物品1の外縁部は、低い温度にて熱融着するラウンドシール加工が施されて補強されたラウンドシール部1cを有している。
本実施形態の吸収性物品1では、吸収性物品1の幅方向における中心線上であって、長手方向における中央より前端側に、身体排泄口部位が吸収性物品1に当接することが想定される身体排泄口部位当接想定位置Zが位置している。すなわち、吸収性物品1は、身体排泄口部位当接想定位置Zから後端側の長さが身体排泄口部位当接想定位置Zから前端側の長さより長く形成されている。
ベース吸収体10は、シート状のパルプを粉砕した粉砕パルプと高吸収性ポリマーと熱融着性繊維とを有する吸収体素材12aを、例えばティッシュペーパー等の薄葉紙(不図示)にて所定の厚さのシート状に包んだ他の吸収体としての吸収体基材12と、吸収体基材12の表面であって幅方向の中央部分に貼り付けられた表面シート14とを有している。薄葉紙と表面シート14とはいずれも液透過性シートである。また、薄葉紙は、高吸収性ポリマーの粒子より目の細かなシートであり、吸収体基材12から外部に高吸収性ポリマーが漏れることを防止する。表面シート14は身体に接触する表面側に位置するため、薄葉紙より柔らかなシートが用いられている。
トップ吸収体20は、ベース吸収体10より幅が狭く形成され、長手方向の長さは、ベース吸収体10より少し長く形成されている。トップ吸収体20もベース吸収体10と同様に、粉砕パルプと高吸収性ポリマーと熱融着性繊維とからなる吸収部材としての吸収体素材12aを有している。トップ吸収体20は、身体に接触する表面側に、表面シート14より液体保持力の高い液透過性の中間シート16を備え、吸収体素材12aと中間シート16との外周をベース吸収体10と同様の表面部材としての表面シート14が包んでいる。中間シート16は、表面シート14より密度が高く表面張力による吸収性が高い部材であり、表面シート14の内側に中間シート16を設けることにより、表面シート14に浸透した液体を、表面シート14より液の引き込み性が高い中間シート16側に移動させている。図4、図7、図9においては、便宜上、中間シート16を太線、または太い破線にて示している。
また、トップ吸収体20の幅方向における中央部には、後端側のほぼ半分の領域に長手方向に沿って、図7(b)に示すように、吸収体素材12aの量を他の部位より少なくした薄肉部12dが形成されている。この薄肉部12dによりトップ吸収体20は長手方向に沿って表面側が山となって連なるように折れ曲がり易く形成されている。
トップ吸収体20の前端20a部及び後端20b部には、表面シート14のみが折り畳まれ、畳まれた表面シート14の間に接着剤が介在された状態でエンボス加工が施されて補強された補強部25、26が形成されている。この補強部25、26には吸収体素材12a及び中間シート16は存在しない。
また、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの前端12bおよび後端12cと補強部25、26との間には、表面シート14のみが存在し、圧着されていない中間部24が形成されている。この中間部24は、トップ吸収体20において吸収体素材12aが備えられた部位および補強部25、26より剛性が低い低剛性部であり、ベース吸収体10とは接合されていない。ここで、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの前端12bと前端側の補強部26との間の中間部24を前側中間部24aとし、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの後端12cと後端側の補強部25との間の中間部24を後側中間部24bとする。
また、トップ吸収体20の後端20b側の補強部25における吸収体素材12a側の部位25bであってベース吸収体10と対向する位置には、使用時にトップ吸収体20の後端20b側を下着に固定するためのフック材22が設けられている。このフック材22は、例えば、メカニカルファスナーの雄材である。
トップ吸収体20は、ベース吸収体10上に、トップ吸収体20の長手方向がベース吸収体10の長手方向に沿わされて配置されている。そして、トップ吸収体20の一方の端部としての前端20a側は、補強部26とベース吸収体10との間にホットメルト系接着剤を介して圧着されることにより本接合され、他方の端部としての後端20b側はベース吸収体10から離間可能に形成されている。また、未使用時には、トップ吸収体20の後端20b側の補強部25は、ベース吸収体10との間に接着剤が介在されることなく圧着されることにより仮接合されている。ここで本接合とは、トップ吸収体20とベース吸収体10とを故意に分離させようとすると、トップ吸収体20とベース吸収体10の少なくともいずれか一方の破損を伴うことが余儀なくされる程度に強固に接合されている状態を示し、仮接合とは、ベース吸収体10及びトップ吸収体20の機能を損なうことなく、使用者がトップ吸収体20をベース吸収体10から剥離して容易に分離することができる程度に接合されている状態を示している。また、ベース吸収体10とトップ吸収体20とが本接合および仮接合されている部位がそれぞれ本接合部17および仮接合部18に相当する。
トップ吸収体20がベース吸収体10に仮接合された状態で、トップ吸収体20の後端20bはベース吸収体10の後端より後方に突出している。補強部25がベース吸収体10から突出している部位は、吸収性物品1を装着する際などに使用者が摘むための把持部25aとなる。ここで、ベース吸収体10とトップ吸収体20の後端20b側の補強部25とが重ねられた部位はエンボス加工により圧着されて仮接合されているが、フック材22も、未使用時にトップ吸収体20の後端20b側とベース吸収体10の表面シート14とを仮接合すべく機能する。なお、フック材22を仮接合するために用いることを記載しているが、仮接合の方法は、エンボス加工による圧着のみでも、また、フック材22の代わりに接着してもよく、これらに限るものではない。
裏面シート30は、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性かつ液不透過性のシートである。裏面シート30は、ベース吸収体10より十分に広く形成され、幅方向の両側には、長手方向において身体排泄口部位当接想定位置Zを中心とする所定領域に、幅方向外側に延出された保持部32が形成されている。裏面シート30の裏面側であって、表面側にベース吸収体10が存在する領域付近と保持部32とには、接着剤35を介して剥離シート34(図2、図8)が設けられている。吸収性物品1の使用時には、剥離シート34が剥がされて裏面シート30が下着の内側に当接されると共に、保持部32が外側に折り返されて下着の外面に当接され、裏面シート30と下着との間に介在された接着剤35により、吸収性物品1が下着に保持される。なお、剥離シート34には剥離剤が塗布されているので、接着剤35を裏面シート30に残した状態で剥離シート34を裏面シート30から容易に剥がすことが可能である。
本実施形態においては、シート部材としての裏面シート30をポリエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性かつ液不透過性のシートとしたが、熱可塑性かつ液不透過性のシートを含み、例えば薄葉紙や不織布等が積層されたシート状の部材としてもよい。
次に、包装された形態の吸収性物品1について説明する。図8は、包装される吸収性物品が折り畳まれる工程を説明するための図であり、図8(a)は、折り畳まれる前の吸収性物品の状態を示す図、図8(b)は、第1折り位置にて折り曲げられる吸収性物品を示す図、図8(c)は、第2折り位置にて折り曲げられる吸収性物品を示す図、図8(d)は、第3折り位置にて折り曲げられる吸収性物品を示す図である。
吸収性物品1は、保持部32が表面側に折り曲げられると共に、両側の保持部32と裏面側とにそれぞれ、接着剤35を覆う剥離シート34が設けられている。剥離シート34が設けられた状態の吸収性物品1は、裏面側に配置された長方形状の包装シート36とともに、搬送されつつ長手方向における3カ所にて折り畳まれる。このとき、ベース吸収体10とトップ吸収体20とは、重ねられた状態で、トップ吸収体20が内側に位置するように表面側に折り曲げられて畳まれる。
具体的には、吸収性物品1および包装シート36は、折り畳まれる際に、長手方向が搬送方向と交差するように向けられて搬送台(不図示)上を搬送される。搬送される吸収性物品1および包装シート36は、第1折り位置にて、搬送方向と交差する方向に沿わされた軸にて回動する第1円盤50と搬送台との間に挟まれ、第1円盤50より吸収性物品1の後端側に設けられたガイド部材(不図示)により第1折り位置から曲げ起こされる。ガイド部材は、第1円盤50付近から搬送方向の前方側に向かって曲げ角度が大きくなるように形成されており、吸収性物品1および包装シート36は、搬送されつつ徐々に大きく曲げ起こされることにより折り畳まれる。
第1折り位置にて折り畳まれた吸収性物品1および包装シート36は、第2折り位置に合わせて第2円盤52が配置された位置まで搬送される。そして、吸収性物品1および包装シート36は、第2円盤52と搬送台との間に挟まれ、第2円盤52に対し既に折り曲げられた側に設けられたガイド部材(不図示)により第2折り位置から曲げ起こされる。ガイド部材は、第2円盤52付近から搬送方向の前方側に向かって曲げ角度が大きくなるように形成されており、吸収性物品1および包装シート36は、搬送されつつ徐々に大きく曲げ起こされることにより折り畳まれる。
第2折り位置にて折り畳まれた吸収性物品1および包装シート36は、第3折り位置に合わせて第3円盤54が配置された位置まで搬送される。そして、吸収性物品1および包装シート36は、第3円盤54と搬送台との間に挟まれ、第3円盤54に対し吸収性物品の前端側に設けられたガイド部材(不図示)により第3折り位置から曲げ起こされる。ガイド部材は、第3円盤54付近から搬送方向の前方側に向かって曲げ角度が大きくなるように形成されており、吸収性物品1および包装シート36は、搬送されつつ徐々に大きく曲げ起こされることにより折り畳まれる。
このように、3回の折り曲げ工程を経て、吸収性物品1は折り畳まれるとともに包装シート36により包まれた状態となる。そして、包装シート36における吸収性物品1の後端1b側の端部(以下、包装シート36の後端36bという)は、吸収性物品1より長く延出されて接着剤が僅かに塗布されており、吸収性物品1と共に包装シート36を折り曲げた際にトップ吸収体20の表面側に折り畳まれた保持部32に設けられた剥離シート34の剥離処理されていない側に極弱い接着力で接着される。また、包装シート36における前端36a側に設けられたリードテープ38が、吸収性物品1とともに既に折り曲げられている後端36b側の包装シート36の外面に貼り付けられている。吸収性物品1とともに折り畳まれた包装シート36は、その長手方向における縁部36cが接着されて封止され、袋状となった包装シート36内に吸収性物品1が収容された状態で使用者に供給される。
包装された吸収性物品1は、使用者によりリードテープ38が剥がされ包装シート36が開かれると前端1aが露出される。露出された吸収性物品1の前端1aと、リードテープ38が付いた包装シート36とが引きはがされることにより、吸収性物品1が容易に取り出されるように構成されている。取り出された吸収性物品1は、裏面側の剥離シート34が剥がされて下着の任意の位置に配置される。そして、保持部32の剥離シート34が剥がされて下着側に折り返され、下着の外側に接着剤35にて貼着することにより下着に固定される。吸収性物品1が固定された下着が身体側に引き上げられた後、使用者により把持部25aが把持されてトップ吸収体20が引き上げられることにより、ベース吸収体10とトップ吸収体20との仮接合が解除されてベース吸収体10からトップ吸収体20の後端20b側が離間される。
その後、使用者が把持部25aを長手方向(ほぼ上下方向)に移動させることにより、トップ吸収体20が身体排泄口部位及び身体排泄口部位近傍の身体の溝部に密着するようにトップ吸収体20の位置が調整される。トップ吸収体20が位置調整された状態で、下着の後ろ身頃の肌側表面もしくは下着の縁部にて折り曲げられて固定される。これにより、トップ吸収体20は使用者の身体の前方側から身体の溝部に沿って後方側に至るように密着されて配置されることにより身体に好適に当接された状態でトップ吸収体20が位置決めされ、ベース吸収体10は身体の溝部のほぼ外側であって下方に位置される。
図9(a)は、中間部を備えない吸収性物品を折り曲げた状態を示す概念図である。図9(b)は、中間部を備えた吸収性物品を折り曲げた状態を示す概念図である。
ところで、吸収性物品1および包装シート36が折り畳まれる際に、搬送される吸収性物品1および包装シート36が、第1折り位置にて第1円盤50と搬送台との間に挟まれると、第1折り位置において、ベース吸収体10とトップ吸収体20とは相対的に移動できなくなる。一方、トップ吸収体20の後端20b側の補強部25はベース吸収体10の後端に仮接合されているため、仮接合部18においてもベース吸収体10とトップ吸収体20とは相対的に移動しない。そして、第1円盤50より後端側に設けられたガイド部材(不図示)により第1折り位置から吸収性物品1の後端側が曲げ起こされるときには、内側に位置するトップ吸収体20の方が外側に位置するベース吸収体10より曲率が大きく、屈曲する半径が小さいため、トップ吸収体20とベース吸収体10とが相対的に移動する方向に力が作用する。すなわち、トップ吸収体20とベース吸収体10とが対向している部位同士の位置をずれる方向に力が作用する。このとき、図9(a)に示すように、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの後端12cと補強部25とが直接繋がっている場合には、第1折り位置から仮接合された仮接合部18までの間では、トップ吸収体20とベース吸収体10とは相対的に移動しないので、折り曲げられることによりトップ吸収体20は長手方向に圧縮されて、表面シート14に不規則な無数のしわが生じる畏れがある。トップ吸収体20の表面は、身体に直接触れる部位であり、また、包装を解いて吸収性物品1を取り出した際に自ずと目に入る部位なので、不規則な無数のしわが生じていると、美観を損ない印象が悪い。また、吸収性物品1を装着した際には、トップ吸収体20に生じたしわにより、身体に当接された表面シート14と吸収体素材12aとの間に間隙が生じる畏れがあり、しわによって生じた間隙から液体が漏れる畏れがある。
このため、本実施形態の吸収性物品1は、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの端12b、12cと補強部25、26との間に中間部24を備えた構成としている。ここでは、第1折り位置にて、吸収性物品1が折り曲げられる際の後側中間部24bの作用について説明するが、第3折り位置でも前側中間部24aが同様に作用する。
上述したように、吸収性物品1および包装シート36が折り畳まれる際に、搬送される吸収性物品1および包装シート36が、第1折り位置にて第1円盤50と搬送台との間に挟まれ、第1折り位置および仮接合された仮接合部18において、ベース吸収体10とトップ吸収体20とが相対的に移動できない状態にて、吸収性物品1の後端側が曲げ起こされると、上述したようにトップ吸収体20とベース吸収体10とが相対的に移動する方向に力が作用する。すなわち、トップ吸収体20とベース吸収体10とが相対的にずれようとする。このとき、本実施形態の吸収性物品1は、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの後端12cと補強部25との間に、吸収体素材12aおよび補強部25より剛性が低い後側中間部24bを備えているので、後側中間部24bが図9(b)に示すように、厚さ方向に折り重なるように変形する。後側中間部24bが、厚さ方向に折り重なるように変形することにより、トップ吸収体20とベース吸収体10との接触している位置のずれが許容され、表面シート14にしわが生じることを抑えることが可能である。
ここで、本実施形態では、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの後端12cと補強部25との間に、吸収体素材12aが備えられた部位および補強部25より剛性が低い後側中間部24bを備えている例について説明したが、トップ吸収体20が補強部25、26を有しておらず、吸収体素材12aが備えられた部位から表面シート14が延出された部位がベース吸収体10に接合されている場合には、トップ吸収体20に備えられた吸収体素材12aの端12b、12cと本接合部17および仮接合部18との間に、吸収体素材12aが備えられた部位および本接合部17および仮接合部18より剛性が低く、ベース吸収体10と接合されていない中間部24を備えていれば、しわの発生を抑えることが可能である。
上記実施形態においては、吸収性物品本体としてのベース吸収体10が吸収体基材12と表面シート14とを有していたが、吸収性物品本体は、必ずしも吸収体基材12を有していなくともよい。以下の説明においては、上記実施形態と同様の部材には同一の符号を付し、その説明及び同様のステップに関する説明を省略する。
図10は、吸収性物品1の第1変形例を示す平面図である。図示するように、第1変形例の吸収性物品2は所定方向に長い形状をなし、吸収性物品本体としての表面シート14と、表面シート14の一方の面としての裏面側に設けられ、トップ吸収体20に吸収されるべき液体の裏面側への漏れを防止するためのシート部材としての裏面シート30と、表面シート14の他方の面としての表面に接合され、表面シート14の幅方向における中央に長手方向に沿って配置された吸収体としてのトップ吸収体20と、を備えている。
トップ吸収体20は、表面シート14上に、その長手方向に沿って配置されている。トップ吸収体20の前端20a側及び後端20b側には、補強部25、26と中間部24a、24bとが形成されている。そして、トップ吸収体20の一方の端部としての前端20a側の補強部26は表面シート14に本接合され、他方の端部としての後端20b側の補強部25は表面シート14から離間可能に形成されている。未使用時には、後端20b側の補強部25は、表面シート14と裏面シート30とが接合された外縁部にて仮接合されている。
第1変形例として、吸収性物品本体が表面シート14のみにて構成されている例について説明したが、表面シート14の他にシート状の部材を積層した部材を吸収性物品本体としてもよい。
上記実施形態においては、トップ吸収体20は前端20a側のみが本接合されていたがこれに限るものではなく、トップ吸収体20は、ほぼ全域に亘ってベース吸収体10に本接合されていてもよい。
図11は、吸収性物品1の第2変形例を示す平面図である。図示するように、第2変形例の吸収性物品3は所定方向に長い形状をなし、吸収性物品本体としてのベース吸収体10および表面シート14と、表面シート14の裏面側に設けられた裏面シート30と、表面シート14の表面に接合され、表面シート14の幅方向における中央に長手方向に沿って配置されたトップ吸収体20と、を備えている。
トップ吸収体20は、ベース吸収体10上に、その長手方向に沿って配置されている。トップ吸収体20の前端20a側及び後端20b側には、補強部25、26と中間部24a、24bとが形成されている。そして、トップ吸収体20は、前後の補強部25、26および吸収体素材12aが備えられている部位が、いずれもベース吸収体10との間にホットメルト系接着剤が介在されて本接合されている。すなわち、トップ吸収体20は、吸収体素材12aが設けられておらず表面シート14のみが折り畳まれて、エンボス加工等により補強されていない中間部24a、24bのみがベース吸収体10から離間されている。このため、第2変形例の吸収性物品3における、トップ吸収体20の中間部24a、24bを除く部位とベース吸収体10との接合部はいずれも本接合部19であり、使用時にトップ吸収体20はベース吸収体10から離間しない。
第1、第2変形例の場合にも、吸収性物品1および包装シート36が折り畳まれる際に、トップ吸収体20に備えられた中間部24により、トップ吸収体20にしわが発生することを抑えることが可能である。
===その他の実施形態===
上記実施形態においては、中間部24を、吸収体素材12aが存在せず、表面シート14のみが存在し、エンボス加工等を施されない部位としたが、中間部24に吸収体素材12aと接合部よりも剛性が低い部分が存在すれば、エンボス加工を施していても構わない。また、例えば中間部24に、幅方向に向かって延びる凹凸状(プリーツ状)のエンボスを設けることにより、中間部24の折り重なるような屈曲を促進させたり、ギャザー等を備えておくことにより、吸収性物品1および包装シート36が折り畳まれる際にギャザーを伸縮させてトップ吸収体20の表面にしわが発生することを抑えてもよい。
上記実施形態においては、ベース吸収体10とトップ吸収体20とが重ねられた状態で折り畳まれた際には、厚さ方向に重なるように中間部24が屈曲することにより、内側に位置するトップ吸収体20と、外側に位置するベース吸収体10との位置のずれを中間部24にて吸収し、しわの発生を抑える例について説明したが、トップ吸収体20とベース吸収体10との位置のずれを小さくすることによりしわの発生を抑えることも可能である。図12は、トップ吸収体が有する吸収体素材の折り位置に相当する位置に薄肉部を形成した吸収性物品を示す図である。図13は、図12の吸収体素材におけるD−D断面図である。図示するように、吸収体素材12aには、第1折り位置および第2折り位置に幅方向に沿って肉厚を薄くした薄肉部12eが形成されている。折り位置に薄肉部12eを形成することにより、ベース吸収体10とトップ吸収体20とが重ねられた状態で折り畳まれた際に生じるベース吸収体10とトップ吸収体20との位置のずれを小さくすることが可能である。そして、吸収性物品が折り畳まれる際には、トップ吸収体20の表面に設けられている表面シート14が薄肉部12e側に引っ張られるため、表面シート14へのしわの発生を抑えことが可能である。
また、上記実施形態においては、説明の便宜上、ベース吸収体10が幅方向の中央に1つの吸収体基材12を備える構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、ベース吸収体10における幅方向の両端部に、それぞれ、長手方向に沿って側部吸収体を備える構成としてもよい。また、側部吸収体に代えて、前記両端部のそれぞれに立体ギャザーを備える構成としてもよい。
また、上記実施形態では、トップ吸収体20の吸収体素材12aと中間シート16との外周を表面シート14が包んでおり、トップ吸収体20の両端20a、20b側には、表面シート14のみが折り畳まれて接着された状態でエンボス加工が施されて補強部25、26が形成されている例について説明したが、トップ吸収体20は、補強部25、26にも吸収体素材12aが存在しても構わない。
また、上記実施形態においては、吸収性物品1の装着時に、トップ吸収体20が身体の溝部に密着するように位置調整された状態で、トップ吸収体20を固定するためのフック材22を、トップ吸収体20の後端側に設けた例について説明したが、フック材22のようなトップ吸収体20を固定するための部材は、必ずしも備えなくともよい。この場合には、トップ吸収体20を身体の溝部に入り込ませることにより、トップ吸収体20が挟み込まれて身体の溝部に保持される。また、上記実施形態では、使用時にトップ吸収体20の後端20b側をフック材22にて下着に固定する例について説明したが、フック材22の位置を長手方向の中央側、すなわち、吸収性物品1を装着した際に、フック材22がベース吸収体10と対向するように配置して、フック材22をベース吸収体10に固定することとしてもよい。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る吸収性物品の表面側を示す平面図である。 本実施形態に係る吸収性物品の裏面側を示す図である。 図1におけるX−X断面図である。 図1におけるY−Y断面図である。 本実施形態に係る吸収性物品を示す斜視図である。 トップ吸収体を示す平面図である。 図7(a)は図6におけるA−A断面図である。図7(b)は図6におけるB−B断面図である。図7(c)は図6におけるC−C断面図である。 図8(a)は、折り畳まれる前の吸収性物品の状態を示す図である。図8(b)は、第1折り位置にて折り曲げられる吸収性物品を示す図である。図8(c)は、第2折り位置にて折り曲げられる吸収性物品を示す図である。図8(d)は、第3折り位置にて折り曲げられる吸収性物品を示す図である。 図9(a)は、中間部を備えない吸収性物品を折り曲げた状態を示す概念図である。図9(b)は、中間部を備えた吸収性物品を折り曲げた状態を示す概念図である。 吸収性物品の第1変形例を示す平面図である。 吸収性物品の第2変形例を示す平面図である。 トップ吸収体が有する吸収体素材の折り位置に相当する位置に薄肉部を形成した吸収性物品を示す図である。 図12の吸収体素材におけるD−D断面図である。
符号の説明
1 吸収性物品、1a 前端、1b 後端、1c ラウンドシール部、
2 吸収性物品、3 吸収性物品、10 ベース吸収体、12 吸収体基材、
12a 吸収体素材、12b 前端(端)、12c 後端(端)、12d 薄肉部、
12e 薄肉部、14 表面シート、16 中間シート、17 本接合部、
18 仮接合部、19 本接合部、20 トップ吸収体、20a 前端、
20b 後端、22 フック材、24 中間部、24a 前側中間部、
24b 後側中間部、25 補強部、25a 把持部、26 補強部、
30 裏面シート、32 保持部、34 剥離シート、35 接着剤、
36 包装シート、36a 前端、36b 後端、36c 縁部、
38 リードテープ、50 第1円盤、52 第2円盤、54 第3円盤、
Z 身体排泄口部位当接想定位置

Claims (11)

  1. 吸収性物品本体と、
    液体を吸収するための吸収部材および前記吸収部材の外側を覆う表面部材を備え、前記吸収性物品本体に重ねられ、接合部にて接合された吸収体と、
    を有し、
    前記吸収体に備えられた前記吸収部材の端と前記接合部との間に、前記吸収部材が設けられている部位および前記接合部より剛性が低い低剛性部を有することを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品本体と前記吸収体とは、重ねられた状態で折り畳まれることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項2に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品本体と前記吸収体とは、前記吸収体が内側に位置するように折り畳まれることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、当該吸収体の長手方向が、前記吸収性物品本体の長手方向に沿わされて配置され、
    前記接合部は、当該吸収性物品本体と剥離不能に接合された、前記吸収体の前記長手方向における一方の端部であることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、当該吸収体の長手方向が、前記吸収性物品本体の長手方向に沿わされて配置され、
    前記接合部は、当該吸収性物品本体と剥離可能に仮接合された、前記吸収体の前記長手方向における他方の端部であることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記吸収体は、当該吸収体の長手方向が、前記吸収性物品本体の長手方向に沿わされて配置され、
    前記吸収体の前記吸収部材が存在する部位が前記吸収性物品本体と剥離不能に接合されており、
    前記接合部は、当該吸収性物品本体と剥離不能に接合された、前記吸収体の前記長手方向における両端部であることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記低剛性部は、前記吸収性物品本体と接合されていないことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記低剛性部には、前記吸収部材が存在せず、前記表面部材は存在することを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記接合部は、前記表面部材が圧着されて補強された補強部であることを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項2乃至請求項9のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品本体と前記吸収体とが重ねられた状態で折り畳まれた際には、前記低剛性部が厚さ方向に重なるように屈曲することを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品本体は、前記吸収体と異なる他の吸収体を備えていることを特徴とする吸収性物品。
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