JP4777061B2 - 通信装置、サーバ装置および通信制御方法 - Google Patents

通信装置、サーバ装置および通信制御方法 Download PDF

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本発明は、PTT(push to talk)等のグループ通信を行う通信装置とその通信制御方法並びにグループ通信を管理するサーバ装置に係り、特に、呼出信号に応答しなかった場合に未応答の着信があったことを報知する機能を備えた通信装置に関するものである。
一般に携帯電話機は、呼出信号を着信したにも係わらずこれに応答しなかった場合、その未応答の着信(不在着信)があったことをユーザに通知する機能を備えている。例えば、待ち受け画面の中央付近に「不在着信あり」等のメッセージを表示したり、画面の上部や下部の専用領域にピクトと称される図形を用いて不在着信があったことを表示したり、あるいはLED等の発光素子を点灯したりすることによって、不在着信を通知する。
また、電話の着信だけでなく、電子メールの着信(新規メールの受信)があった場合にも、電話の場合と同様な方法によって電子メールの着信がユーザに通知される。
上記のような不在着信の表示は、通常、ユーザが所定の確認操作を行うことによって消去される。例えば電話の場合、着信履歴の画面を表示することによって消去され、電子メールの場合は、新規メールをサーバから受信してその受信したメールを画面に表示することにより消去される。ユーザがこれとは別の操作を行っても、不在着信の表示は消去されない。
また多くの携帯電話機では、不在着信のメッセージとともに、着信履歴やメール受信用の画面へ直接遷移するためのボタンをソフトキーとして表示する。ユーザがこの表示に対応するボタンを押してこれらの画面に遷移すると、不在着信のメッセージが待ち受け画面から消去される。
ところで、近年では電話機の通信態様が多様化しており、回線交換による従来の音声通話に加えて、IP(internet protocol)網を利用したパケット通信を行うことが可能な電話機が広く利用されている。例えば、携帯電話機同士でリアルタイムに文字をやり取りすることで会話を行う「チャットメール」がある(特許文献1参照)。チャットメールは、予め登録しておいたメンバによってグループを形成し、このグループ内でリアルタイムに文字などのデータをやり取りする「グループ通信」と呼ばれる通信態様の1つである。
また、昨今注目を集めているグループ通信の1つに、PTT(push to talk)やPoC(push to talk over cellular)と呼ばれるものがある。PTTでは、グループを形成する複数の通信装置同士がVoIP(voice over internet protocol)によるリアルタイムの音声通話を行う(特許文献2参照)。
PTTのグループ通信では、発言を希望するユーザが通信装置に設けられた所定のボタン(PTTボタン)を押下することにより、ユーザの発言要求がサーバ装置へ送信される。サーバ装置は、各通信装置からの発言要求を受けて、1つの通信装置に発言権を与える。発言権を与えられた通信装置は、ユーザの音声データをサーバ装置に送信し、サーバ装置はその音声データを他の通信装置へ一斉に送信する。これにより、グループを形成する複数の通信装置によってリアルタイムの音声通話が行われる。
特開2003−174520号公報 特表2005−522067号公報
一般に、PTT通信を行う携帯電話機は、PTT通信用のアプリケーションプログラムによってPTT通信に関する処理を実行する。このアプリケーションプログラムは、ユーザの指示により手動で起動するほか、PTTの着信(電子メール等によるPTT通信の開催通知の受信)があった場合に自動的に起動する。
PTT通信用のアプリケーションプログラムは、着信に応答して自動的に起動すると、報知音などによってPTTの着信をユーザに報知する。このとき、通話ボタンなどの操作によってPTT通信に参加するようにユーザの指示が入力されると、アプリケーションプログラムはサーバ装置に対してPTT通信に参加する旨の応答を送信し、PTT通信を開始する。他方、ユーザの指示が一定時間以上入力されない場合、アプリケーションプログラムは参加応答を送信することなく自発的に終了する。
上述のように、通常はユーザの指示が入力されない限りPTT通信への参加応答は送信されないが、例えばPTT通信を常時行う必要がある場合などにおいては、ユーザの指示が無くても自動的に参加応答を送信してPTT通信を開始する方が好ましいことがある。
ところが、自動的にPTT通信を開始してしまうと、このPTT通信がユーザに認知されたものであるかどうか不明であるため、PTT通信の終了後に適切な不在着信表示を行えないという不都合がある。
すなわち、PTT通信を自動的に開始した場合は常に不在着信表示を行わないものとすると、ユーザがPTTの着信があったことに全く気がつかない可能性があり、逆に不在着信表示を常に実行するものとすると、既知のPTT通信について不要な不在着信表示が行われてしまうという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、開始通知に応答して開始したPTT等のグループ通信が終了した場合に、当該開始通知が受信されたことを適切に報知できる通信装置とその通信制御方法を提供すること、並びに、そのような通信装置によって行われるグループ通信を管理するサーバ装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、グループ通信を行う通信部と、指示を入力する入力部と、報知部と、前記通信部においてグループ通信の開始通知を受信すると当該開始通知に基づいて所定のサーバ装置を介して前記通信部によりグループ通信を行う制御部とを備える通信装置に関する。この通信装置において、前記制御部は、受信した開始通知に基づいて開始したグループ通信が終了すると、当該開始したグループ通信中に前記通信部による自装置からの情報送信又は前記入力部における指示の入力が無かった場合には、前記報知部により報知する。
好適には、前記制御部は、前記通信部において前記開始通知を受信すると、自動的に前記通信部によりグループ通信処理を行う。
好適には、前記第1の観点に係る通信装置は記憶部を備えており、前記制御部は、前記グループ通信中に前記通信部において送受信した通信情報を前記記憶部に記憶させ、当該グループ通信が終了すると、前記記憶部に記憶される通信情報をもとに自装置からの情報送信の有無を判定する。
前記制御部は、前記記憶部に記憶される通信情報に自装置から送信した情報が含まれない場合、自装置からの情報送信が無かったと判定してよい。
また、前記通信情報は、グループ通信中における情報の送信者を示す送信者名を含んでよく、前記記憶部は、自装置の使用者名を記憶してよく、前記制御部は、前記通信情報の中の送信者名に前記使用者名が含まれない場合、自装置からの情報送信が無かったと判定してよい。
前記通信情報において前記送信者名を表すデータは、そのデータ長が所定値以下に制限されていてよく、前記制御部は、前記記憶部にて記憶する前記使用者名のデータ長が前記所定値より長い場合、当該使用者名に前方一致する送信者名が前記通信情報に含まれているか否かにより、前記使用者名が前記通信情報に含まれているか否かを判定してよい。
好適には、前記第1の観点に係る通信装置は記憶部を備えており、前記制御部は、実行中のグループ通信に関して前記入力部において入力される指示に関する情報を前記記憶部に記憶させ、当該グループ通信が終了すると、前記記憶部に記憶される情報をもとに当該グループ通信に関して前記入力部に指示が入力されたか否かを判定する。
前記制御部は、前記記憶部に記憶される情報の中に、グループ通信中に入力された指示に関する情報が含まれる場合、当該グループ通信に関して前記入力部に指示が入力されたと判定してよい。
前記制御部は、グループ通信中に所定の条件が成立すると当該グループ通信を自動的に終了し、当該終了したグループ通信が自動的に開始されたものであり、かつ、当該グループ通信に関して前記通信部における自装置からの情報送信又は前記入力部における指示の入力が無かった場合には、前記報知部により前記報知を行ってよい。
前記所定の条件は、前記通信部においてグループ通信の終了通知が受信された場合、及び、前記通信部においてグループ通信に関わる情報の送受信が所定時間以上行われない場合の少なくとも一方でよい。
前記制御部は、前記開始通知に応答して自動的に開始された複数のグループ通信が終了すると、当該複数のグループ通信の少なくとも1つに関して前記通信部における自装置からの情報送信又は前記入力部における指示の入力が無かった場合には、前記報知部により前記報知を行ってよい。
本発明の第2の観点に係る通信装置は、グループ通信を行う通信部と、指示を入力する入力部と、情報を記憶する記憶部と、報知部と、前記通信部においてグループ通信の開始通知が受信されると、前記通信部によりグループ通信を自動的に開始するグループ通信制御部と、前記グループ通信制御部が自動的にグループ通信を開始すると、当該グループ通信中に送受信されるデータの送信者に関する情報、及び/又は、当該グループ通信中に前記入力部から入力される指示に関する情報を前記記憶部に記憶させ、前記自動的に開始したグループ通信が終了すると、当該グループ通信への参加を示す情報が前記記憶部に記憶されていない場合には、前記開始通知の受信を前記報知部により報知する報知制御部とを備える。
本発明の第3の観点は、上述した第1の観点又は第2の観点に係る通信装置を含んだ複数の通信装置と通信を行い、グループ通信を管理するサーバ装置に関する。このサーバ装置は、前記通信装置の1つから相手先を指定してグループ通信の開始を要求されると、指定された相手先の通信装置に対して当該グループ通信の開始通知を送信し、当該開始通知に対して何れかの通信装置から参加の応答があれば当該グループ通信を開始し、開催中のグループ通信を終了する場合には、前記指定された相手先の通信装置に対して終了通知を送信する。
本発明の第4の観点は、通信部と指示入力部とを備え、前記通信部によりグループ通信の開始通知を受信すると当該開始通知に基づいて所定のサーバ装置を介して前記通信部によりグループ通信を行う通信装置における通信制御方法に関する。この通信制御方法では、前記開始通知に基づいて開始したグループ通信に関して前記通信部における自装置からの情報送信又は前記指示入力部における指示の入力が無いまま当該グループ通信が終了すると、当該開始通知の受信を報知する。
本発明によれば、開始通知に応答して開始したPTT等のグループ通信が終了した場合、自装置からの情報送信や入力部における指示の入力の有無に基づいて、当該開始通知が受信されたことを適切に報知することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る通信システムは、例えば図1に示すように、通信装置100−1〜100−5と、通信管理装置200とを有する。
通信装置100−i(iは1から5までの整数を示す)は、例えば携帯電話機等の無線通信端末であり、基地局(300−1,300−2,300−3)を介して通信網300に接続される。また、通信装置100−iは、通信網300に接続される通信管理装置200の制御に従ってデータ通信を行う。本実施形態では、一例としてPTT(push to talk)によるグループ通信(以下、PTT通信と呼ぶことがある)を行うものとする。PTT通信において伝送されるデータには、例えば通話音声や、画像、文字、楽曲などのデータが含まれる。
通信装置100−iは、PTT通信を行う場合、PTT通信を開始する主催者の装置(以下、主催者端末と呼ぶことがある)になるか、又は、PTT通信の開通知を受けてPTT通信に参加する装置(以下、参加者端末と呼ぶことがある)になる。
自らが主催者端末となってPTT通信を開始する場合、まず通信装置100−iは通信管理装置200にアクセスし、自らの記憶部に格納されているアドレス帳などから選択した複数の相手先を指定して、PTT通信の開始を要求する。この要求を受けた通信管理装置200が後述するPTT通信管理用のサイトを設置すると、通信装置100−iは、設置されたサイトのネットワークアドレスやログイン用IDなどの情報を通信管理装置200から取得する。
他方、通信装置100−iは、通信管理装置200から送られてくるPTT通信の開始通知を受信すると、例えば画像や光、音、振動などを発生する報知部により開始通知が受信されたことをユーザに報知する。この報知の際、例えばユーザのキー操作などによってPTT通信への参加指示が入力されると、通信装置100−iはPTT通信に参加する旨の応答を通信管理装置200に送信するとともに、開始通知に含まれる情報に基づいて通信管理用のサイトにアクセスし、参加者端末としてPTT通信を開始する。
通信管理装置200は、通信装置(100−1〜100−5)によって行われるPTTのグループ通信を管理する。
通信管理装置200は、主催者端末より発せられたPTT通信の開始要求を受信すると、通信管理装置200上(あるいはネットワーク上の他のサーバ装置でもよい)に、PTT通信管理用のサイトを設ける。このサイトは、PTT通信に参加する各通信装置の情報(電話番号、電子メールアドレスなど)の管理や、各通信装置のPTT通信への参加と退場、通信装置間のデータの送受信、発言を要求する通信装置への発言権の付与など、PTT通信に関わる種々の管理や制御を行う。
通信管理装置200は、PTT通信の開始要求に応じてPTT通信管理用のサイトを設置すると、そのサイトの情報を主催者端末に送信するとともに、PTT通信の開始要求において指定された参加者端末それぞれにPTT通信の開始通知を送信する。PTT通信の開始通知には、例えばPTT通信の主催者端末の情報(電話番号、電子メールアドレスなど)や、上述したPTT通信管理用サイトのネットワークアドレス、ログイン用IDなど、PTT通信に参加するために必要な各種の情報が含まれる。
通信管理装置200は、参加者端末に対してPTT通信の開始通知を送信すると、この開始通知に対する参加者端末からの応答を監視し、少なくとも1つの参加者端末からPTT通信に参加する旨の応答を受信した場合、この参加者端末と主催者端末とによるPTT通信を開始する。
PTT通信に参加する1の通信装置において、例えばPTTボタンの押下等により発言要求(データ送信要求)が発せられると、通信管理装置200は他に発言中(データ送信中)の通信装置がいなければ、当該1の通信装置に対して発言権(データ送信権)を付与する。すなわち、当該1の通信装置から送られてくるデータ(通話音声や文字など)を受信し、これを他の参加中の通信装置へ送信する。発言中の通信装置が他にあれば、当該1の通信装置に対して拒否の応答を返す。幾つかの通信装置の発言要求が重なった場合には、所定のルールにより各通信装置の優先順位を決定し(例えば発言回数が少ない端末ほど順位を高くする等)、これに基づいて各通信装置へ順番に発言権を付与する。
通信管理装置200は、主催者端末により発せられたPTT通信の終了要求を受信すると、PTT通信の終了通知を参加者端末にそれぞれ送信し、PTT通信を終了する。この場合、通信管理装置200は、PTT通信に参加中の通信装置だけでなく、PTT通信の開始通知に参加応答を返さなかった未参加の通信装置に終了通知を送信してもよい。
次に、通信装置の構成例について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る通信装置(100−1〜100−5)の構成の一例を示す図である。以下では、図2に示す構成を有する通信装置をまとめて「通信装置100」と呼ぶことがある。
図2に示す通信装置100は、アンテナ101と、通信部102と、キー入力部103と、音声処理部104と、スピーカ105と、マイクロフォン106と、表示部107と、記憶部108と、制御部110とを有する。
通信部102は、通信網300に接続される基地局(300−1,300−2,300−3)と無線通信を行う。例えば通信部102は、制御部110から供給される送信データに所定の変調処理を施して無線信号に変換し、アンテナ101から送出する。また、アンテナ101において受信される基地局からの無線信号に所定の復調処理を施して受信データに変換し、制御部110に出力する。
キー入力部103は、例えば電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、PTTボタンなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部110に入力する。
音声処理部104は、スピーカ105において出力される音声信号やマイクロフォン106において入力される音声信号の処理を行う。すなわち、マイクロフォン106から入力される音声信号に増幅、アナログ−デジタル変換、符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部110に出力する。また、制御部110から供給される音声データに復号化、デジタル−アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ105に出力する。
表示部107は、例えば液晶表示パネルや有機ELパネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部110から供給される映像信号に応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、バッテリ残量、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
記憶部108は、制御部110において処理に利用される各種のデータを記憶する。例えば、制御部110に備わるコンピュータのプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータなどを保持する。
記憶部108は、任意のプログラムのアクセスが許可された外部データ保存領域AR1と、特定のアプリケーションプログラムのアクセスが許可されたアプリケーション領域AR2を有する。例えばPTT通信に係わる処理を実行するアプリケーションプログラム(以下、PTTアプリと呼ぶ)は、アプリケーション領域AR2内の専用の領域に、プログラム終了後も保存する必要がある着信履歴などのデータを保存する。
記憶部108は、例えば不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
制御部110は、通信装置100の全体的な動作を統括的に制御する。すなわち、通信装置100の各種の処理(回線交換網を介して行われる音声通話、PTTのグループ通信、電子メールの作成と送受信、インターネットのWebサイトの閲覧など)がキー入力部103の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ユニットの動作(通信部102における信号の送受信、音声処理部104における音声の入出力、表示部107における画像の表示など)を制御する。
例えば制御部110は、記憶部108に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーション等)に基づいて処理を実行するコンピュータを備えており、プログラムが指示する手順に従って上述した処理を実行する。
また、制御部110は、通信部102においてPTT通信の開始通知を受信するとPTTアプリを自動的に起動し、予め設定された動作モード(手動応答モード、自動応答モード)に応じて次のような処理を行う。
<手動応答モード>
手動応答モードに設定されている場合、制御部110は、起動したPTTアプリにおいてPTT通信開始の指示がキー入力部103から入力されるのを待つ。この指示の入力があった場合、制御部110は、通信部102によってPTT通信の開始処理を実行する。すなわち、PTT通信に参加する旨の応答を通信部102から通信管理装置200へ送信するとともに、開始通知に含まれる情報に基づいて通信管理装置200が設置したサイトにアクセスし、PTT通信を開始する。
他方、この開始指示の入力が所定時間内になかった場合、制御部110は、起動したPTTアプリを終了するとともに、PTT通信の開始通知に応答しなかったこと(すなわちPTTの不在着信があったこと)を示すフラグデータ(fg=‘1’)を記憶部108の外部データ保存領域AR1に保存する。
制御部110は、PTT開始通知に応答しなかったことを示すフラグデータ(fg=‘1’)を外部データ保存領域AR1に保存する際、このPTT通信に関連する情報を「不在着信履歴」としてアプリケーション領域AR2に保存する。不在着信履歴には、例えば主催者端末や参加者端末の情報(名前、電話番号など)や開始通知の送信日時の情報などが含まれる。
<自動応答モード>
自動応答モードに設定されている場合、制御部110は、キー入力部103からの指示入力の有無に係わらず、通信部102によってPTT通信の開始処理を実行する。すなわち、PTT通信に参加する旨の応答を通信部102から通信管理装置200へ送信するとともに、開始通知に含まれる情報に基づいて通信管理装置200が設置したサイトにアクセスし、PTT通信を開始する。
制御部110は、自動応答モードにおいてPTT通信を開始すると、通信部102において送受信される情報を記憶部108のアプリケーション領域AR2に通信ログとして保存する。通信ログとして保存される情報は、主として通信管理装置200との通信情報や、通信管理装置200を介してPTT通信を行う他の通信装置との通信情報であり、例えばPTT通信の送信者名やその送信データ(文字データなど)を含む。
更にこの場合、制御部110は、実行中のPTT通信に関連してキー入力部103に入力される指示に関する情報を、記憶部108のアプリケーション領域AR2にキー操作ログとして保存する。このキー操作ログには、例えば、PTT通信中にキー入力部103のどのキーが操作されたかなどを示す情報が含まれる。
自動応答モードにおいて自動的に開始されたPTT通信中に所定の条件が成立すると、制御部110はPTT通信を自動的に終了する。例えば、通信管理装置200から送られてくるPTT通信の終了通知が通信部102において受信された場合や、通信部102においてPTT通信に関わる情報の送受信が所定時間以上行われない場合にPTT通信を自動終了する。
自動的に開始されたPTT通信が自動的に終了する際、制御部110は、アプリケーション領域AR2に保存される通信ログに基づいて、PTT通信に関する自装置からの情報送信があったか否か判定する。
例えば制御部110は、記憶部108に保存されている自装置の使用者名(他の通信装置に通知される自装置の使用者の通称など)と一致する送信者名を通信ログの中から検索し、一致するものが含まれていない場合、自装置からの情報送信がなかったと判定する。
文字によるチャットを例に挙げると、この場合の通信ログには、例えば図5の画面L2に示すように、「送信者名」、「>(区切り記号)」、「発言内容」、「改行コード」の順でデータが記録される。制御部110は、上記のような形式の通信ログにおいて「>(区切り記号)」と「改行コード」とに挟まれた文字列を送信名として抽出し、これと自装置の使用者名とが一致するか否か判定する。
送信者名のデータ長が所定値より長い場合、通信ログには例えば送信者名の先頭部分だけが記録される。このように、通信ログ中の「送信者名」のデータ長が所定値以下に制限されており、かつ自装置の使用者名のデータ長がこの所定値より長い場合、制御部110は、自装置の使用者名と前方一致する送信者名が通信ログに含まれているか判定する。例えば、通信ログにおいて「送信者名」の文字数が8文字以下に制限されており、自装置の使用者名が10文字の場合、制御部110は、自装置の使用者名の先頭8文字分の文字列と一致する「送信者名」が通信ログに含まれているか判定する。
更に制御部110は、自動的に開始されたPTT通信が終了する際、アプリケーション領域AR2に保存されるキー操作ログに基づいて、PTT通信に関するキー入力部103への指示の入力があったか否かを判定する。例えば、PTT通信の送信者の投稿内容を読むために表示部107の画面をスクロールする操作や、PTT通信において投稿された画像を表示部107において拡大表示する操作などがキー操作ログに記録されている場合、制御部110はPTT通信に関する指示の入力があったと判定する。
上記の判定を行った結果、自装置からの情報送信がなく、キー操作部103への指示の入力もなかった場合、制御部110はPTT通信の開始通知に応答しなかったこと(すなわちPTTの不在着信があったこと)を示すフラグデータ(fg=‘1’)を記憶部108の外部データ保存領域AR1に保存する。
なお、自動応答モードにおいてPTT通信を自動的に実行しているとき、別のPTT通信の開始通知が通信部102において受信される可能性がある。このような場合、制御部110は、後のPTT通信に応答せずに先のPTT通信を続行してもよいし、あるいは、先のPTT通信を中断して後のPTT通信を自動的に開始してもよい。
後のPTT通信を自動的に開始する場合、制御部110は、後のPTT通信の終了時にそのPTT通信について上述した判定を行うとともに、中断した先のPTT通信についても同様な判定を行う。そして、2つのPTT通信の何れか1つにおいて自装置からの情報送信及びキー入力部103への指示入力が無かったと判定した場合、PTTの不在着信があったことを示すフラグデータ(fg=‘1’)を記憶部108の外部データ保存領域AR1に保存する。
自動応答モードにおいて3以上のPTT通信を重複して実行した場合も上記と同様であり、その何れか1つのPTT通信において自装置からの情報送信及びキー入力部103への指示入力が無かったと判定した場合、制御部110はPTTの不在着信があったことを示すフラグデータ(fg=‘1’)を記憶部108の外部データ保存領域AR1に保存する。
制御部110は、PTT開始通知に応答しなかったことを示すフラグデータ(fg=‘1’)を外部データ保存領域AR1に保存する際、手動応答モードの場合と同様に、この発信元に関する不在着信履歴をアプリケーション領域AR2に保存する。
上記の判定やフラグデータの保存、不在着信履歴の保存を行った後、制御部110はPTTアプリを終了し、例えば待ち受け画面表示用のアプリケーションプログラム(以下、待ち受けアプリと呼ぶことがある)など、別のアプリケーションプログラムを実行する。
以上が手動応答モード及び自動応答モードにおける制御部110の処理の説明である。
制御部110は、PTTアプリが未起動のとき(例えば待ち受けアプリを実行しているとき)、外部データ保存領域AR1に保存されるフラグデータfgに基づいて、PTT開始通知に応答しなかったことを示す情報(以下、不在着信通知と呼ぶ)を表示部107に表示する。例えば外部データ保存領域AR1に値「1」のフラグデータfgが保存されている場合、制御部110は、待ち受け画面上に「PTT着信あり」などのメッセージを表示する。
この不在着信通知に応じて、不在着信履歴を確認するための操作がキー入力部103に対して行われた場合、制御部110は表示部107における不在着信通知の表示を停止する。不在着信履歴を確認する方法には、例えば次に述べる2つの方法がある。
第1の方法では、キー入力部103から所定の指示(第1の起動指示)を入力してPTTアプリを起動し、その起動したPTTアプリにおいて自動的に不在着信履歴の表示処理を実行する。
すなわち制御部110は、第1の起動指示に応じてPTTアプリを起動すると、この起動したPTTアプリにおいて自動的にアプリケーション領域AR2から不在着信履歴を読み出して表示部107に表示する。
例えば制御部110は、表示部107の画面に「PTT着信あり」等の不在着信通知を表示するとき、これと同じ画面にキー入力部103の特定のキーを表すボタンを表示する(例えば図5の画面L3における「OK」ボタン)。この画面が表示されているとき、上記特定のキーがユーザによって押下されると、制御部110はPTTアプリを起動し、当該起動したPTTアプリにおいて自動的に不在着信履歴の画面を表示する。
他方、第2の方法では、所定の起動指示(第2の起動指示)をキー入力部103から入力することによってPTTアプリを起動した後、その起動したPTTアプリにおいて更に所定の指示をキー入力部103から入力することにより、不在着信履歴の表示処理を実行する。
すなわち制御部110は、キー入力部に入力される第2の起動指示に応じてPTTアプリを起動した後更に所定の指示がキー入力部103に入力されると、アプリケーション領域AR2から不在着信履歴を読み出して表示部107に表示する。
例えば、制御部110は、待ち受け画面を表示しているときキー入力部103の所定のキー(メニューキー)が押下されると、各種機能の選択を行うメニュー画面を表示部107に表示する。このメニュー画面からPTTアプリを選択するようにキー入力部103が操作されると、制御部110はこれを上述した第2の起動指示と判断して、PTTアプリを起動する。制御部110は、この第2の起動指示を受けてPTTアプリを起動すると、PTT通信に関する更に詳細な機能の選択を行うためのメニュー画面を表示部107に表示する。このメニュー画面から不在着信履歴の表示を行うようにキー入力部103が操作されると、制御部110はアプリケーション領域AR2から不在着信履歴を読み出して、表示部107に表示する。
制御部110は、上記のような方法でPTTアプリを起動して不在着信履歴を表示した場合、アプリケーション領域AR2に格納されるフラグデータfgの値を「1」から「0」に変更する。PTTアプリが終了して待ち受けアプリに戻ったときにフラグデータfgの値が「1」になっていない場合、制御部110はPTTの不在着信が存在しないものと判断して、表示部107における不在着信通知の表示を停止する。
上述した制御部110は、PTT通信に関連するブロックとして、例えばグループ通信制御部111と報知制御部112を有する。
グループ通信制御部111は、グループ通信に係わる処理を行うためのブロックであり、例えば上述した自動応答モードにおいてPTT通信の開始や終了に係わる処理を行う。すなわち、自動応答モードにおいて通信部102にPTT通信の開始通知が受信されると、通信部102によりPTT通信を自動的に開始する。
報知制御部112は、PTTの不在着信の報知に係わる処理を行う。すなわち、自動応答モードにおいてグループ通信制御部111が自動的にPTT通信を開始すると、当該PTT通信中に送受信されるデータの送信者に関する情報(通信ログ)や、当該PTT通信中にキー入力部103から入力される指示に関する情報(キー操作ログ)を記憶部108に保存する。そして、このグループ通信が終了したとき当該グループ通信への参加を示す情報が記憶部108に記憶されていない場合には、不在着信通知を表示部107に表示する。
ここで、上述した構成を有する通信装置の動作について、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
図3は、待ち受け状態からPTTアプリを起動する動作の一例を示すフローチャートである。
通信装置の電源がオンすると、制御部110は待ち受けアプリを起動する(ステップST100)。
制御部110は、起動した待ち受けアプリにおいて、外部データ保存領域AR1に記憶されるフラグデータfgの値をチェックする(ステップST101)。フラグデータfgの値が「1」の場合、制御部110は、未応答のPTT開始通知の受信があったと判定して、表示部107の画面に不在着信通知を表示する(ステップST103)。他方、フラグデータfgの値が「0」の場合は、表示部107の画面から不在着信通知を消去する(ステップST104)。
待ち受けアプリの実行中にPTT通信の開始通知が通信部102において受信されると(ステップST105)、制御部110は待ち受けアプリをサスペンド状態に設定してPTTアプリを起動する(ステップST200)。
また、待ち受けアプリの実行中にPTTの着信履歴を表示するための操作がキー入力部102に対して行われると(ステップST106)、制御部110はPTTアプリを起動して、PTTの着信履歴を表示部107の画面に表示する(ステップST300)。この画面において不在着信履歴を表示した場合、制御部110は外部データ保存領域AR1に記憶されるフラグデータfgの値を「0」に設定する。
PTTの着信履歴の表示が終了すると、制御部110はPTTアプリを終了し、サスペンド状態に設定した待ち受けアプリを再び起動する。
図4は、PTT通信の開始通知の受信に応じてPTTアプリが自動的に起動したときの通信装置の動作例を示すフローチャートである。
制御部110は、通信部102においてPTT通信の開始通知が受信されると、PTTアプリを自動的に起動して、PTT着信の報知動作を実行する(ステップST201)。例えば表示部107の画面にPTTの着信を告げるメッセージを表示させたり、スピーカ105において音を発生させたりすることにより、PTT通信の開始通知が受信されたことを報知する。
次いで制御部110は、動作モードが自動応答モードであるか手動応答モードであるかを判定する(ステップST202)。
手動応答モードの場合、制御部110はキー入力部103に設けられた所定のキー(PTT通信の開始ボタン)が押下されたか否かを監視する(ステップST203)。所定時間内に開始ボタンが押下されない場合、制御部110はPTT通信に対する参加指示が入力されなかったと判定し(ステップST204)、外部データ保存領域AR1のフラグデータfgを「1」に設定し(ステップST211)、PTTアプリを終了する。
他方、自動応答モードの場合、制御部110はキー入力部103に対する操作の有無に係わらずPTT通信の開始処理を実行する(ステップST205)。すなわち、通信管理装置200に対してPTT通信に参加する旨の応答を送信するとともに、受信されたPTT通信の開始通知に含まる情報に基づいてPTT通信管理用のサイトにログインし、PTT通信を開始する。
PTT通信処理(ステップST206)の実行中において、制御部110は、PTT通信に関連する情報の送受信やキー入力部103への操作を監視し、そのログ(通信ログ、キー操作ログ)を記憶部108に記憶させる。
また制御部110は、キー入力部103に対する操作や通信部102における情報の送受信が所定時間以内に行われているか監視し(ステップST207)、所定時間以上キー操作や情報の送受信が行われていないと判定した場合、PTT通信の終了処理を実行する(ステップST208)。通信管理装置200からPTT通信の終了通知を受信した場合やキー入力部103においてPTT通信の終了指示が入力された場合にも、PTT通信処理を終了する。
通信処理を終了すると、制御部110は、自装置からの情報送信が行われたことを示す情報が記憶部108の通信ログに含まれているか判定する(ステップST209)。自装置からの情報送信の情報が含まれていない場合、制御部110は、PTT通信に関連するキー操作が行われたことを示す情報が記憶部108のキー操作ログに含まれているか判定する(ステップST210)。PTT通信に関連するキー操作の情報も含まれていない場合、制御部110は、外部データ保存領域AR1のフラグデータfgを「1」に設定して(ステップST211)、PTTアプリを終了する。
自装置からの情報送信の情報が通信ログに含まれている場合や、PTT通信に関連するキー操作の情報がキー操作ログに含まれている場合、制御部110はフラグデータfgの値を変更することなくPTTアプリを終了する。
図5は、自動応答モードにおける表示部107の画面遷移の一例を示す図である。
待ち受け時(画面L1)に通信部102がPTT開始通知を受信すると、PTTアプリが自動的に起動してPTT通信を開始する。PTT通信においては、例えば画面L2に示すように、送信者名とその投稿内容が表示部107の画面に表示される。
PTT通信が終了すると、記憶部108の通信ログやキー操作ログにPTT通信への参加を示す情報が含まれているか制御部110において判定される。この判定の結果、参加を示す情報が含まれていない場合、PTTアプリ終了後の待ち受け画面L3には不在着信通知(「PTT通信あり」)が表示される。
不在着信通知は、PTTアプリではない他のアプリケーションプログラムによる割り込み処理が発生しても消去されず、待ち受け画面に表示され続ける。
他方、画面L3における「OK」の表示に対応したキー入力部203の所定のキーが押下されると、PTTアプリが起動して不在着信履歴の表示が行われる。この表示後、再び待ち受け画面に戻ったとき、不在着信通知(「PTT通信あり」)は表示部107の画面から消去される。
以上説明したように、本実施形態によれば、開始通知に応答して自動的に開始したPTT通信が終了した場合、通信部102における自装置からの情報送信やキー入力部103における指示の入力の有無に基づいて、未応答のPTT通信開始通知が受信されたこと(PTTの不在着信があること)をユーザに対して適切に報知することができる。
すなわち、自装置からの情報送信を示す記録が通信ログに含まれていない場合や、キー入力部103における指示の入力を示す記録がキー操作ログに含まれていない場合、ユーザがPTT通信に全く関与しておらず、PTT通信が開始されたことをユーザが認知していないと判断できるため、このような場合にPTTの不在着信があることを報知すること(例えば表示部107に表示する等)によって、ユーザがPTTの不在着信の存在に全く気付かないような事態を有効に回避できる。また、自装置からの情報送信を示す記録が通信ログに含まれている場合や、キー入力部103における指示の入力を示す記録がキー操作ログに含まれている場合は、ユーザがPTT通信に関与しており、PTT通信が開始されたことをユーザが認知していると判断できるため、このような場合に不在着信の報知を行わないようにすることで、無駄な報知を行わずに済む。
ここまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
上述の実施形態では不在着信の報知を行う場合に「PTT着信あり」などのメッセージを表示部107の画面に表示する例を挙げているが、本発明はこれに限定されない。例えばスピーカ105において発生する音や、不図示の振動部によって発生する振動、不図示の発光部によって発生する光などにより、不在着信の報知を行ってもよい。
図4に示すフローチャートでは、PTT通信処理(ステップST206)を終了した後に通信ログやキー操作ログに基づく判定処理(ステップST209,ST210)が行われているが、本発明はこれに限定されない。例えば、キー入力部103におけるユーザの操作によってPTT通信が終了した場合、明らかにユーザがPTT通信を認知していると判断できるため、制御部110は判定処理(ステップST209,ST210)を行わずにPTTアプリを終了してもよい。
通信ログやキー操作ログは、自動応答モード時にのみ記録してもよいし、他の動作モードにおいて記録してもよい。
上述の実施形態では、グループ通信の一例としてPTTを挙げているが、本発明はこれに限定されず、他の種々のグループ通信にも適用可能である。
上述した通信装置の構成要素の機能は、全てをソフトウェアで実現しても良いし、その少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。例えば、制御部110における処理や通信部102、音声処理部104におけるデータ処理は、1つ又は複数のプログラムによってコンピュータ上で実現しても良いし、その少なくとも一部をハードウェアで実現しても良い。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る通信装置の構成の一例を示す図である。 待ち受け状態からPTTアプリを起動する動作の一例を示すフローチャートである。 PTT通信の開始通知の受信に応じてPTTアプリが自動的に起動したときの通信装置の動作例を示すフローチャートである。 自動応答モードにおける表示部の画面遷移の一例を示す図である。
符号の説明
101…アンテナ、102…通信部、103…キー入力部、104…音声処理部、105…スピーカ、106…マイクロフォン、107…表示部、108…記憶部、110…制御部、111…グループ通信制御部、112…報知制御部、100,100−1〜100−5…通信端末、200…通信管理装置、300…通信網

Claims (14)

  1. グループ通信を行う通信部と、指示を入力する入力部と、報知部と、前記通信部においてグループ通信の開始通知を受信すると当該開始通知に基づいて所定のサーバ装置を介して前記通信部によりグループ通信を行う制御部とを備える通信装置において、
    前記制御部は、受信した開始通知に基づいて開始したグループ通信が終了すると、当該開始したグループ通信中に前記通信部による自装置からの情報送信又は前記入力部における指示の入力が無かった場合には、前記報知部により報知する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御部は、前記通信部において前記開始通知を受信すると、自動的に前記通信部によりグループ通信処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 記憶部を備え、
    前記制御部は、前記グループ通信中に前記通信部において送受信した通信情報を前記記憶部に記憶させ、当該グループ通信が終了すると、前記記憶部に記憶される通信情報をもとに自装置からの情報送信の有無を判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 記制御部は、前記記憶部に記憶される通信情報に自装置から送信した情報が含まれない場合、自装置からの情報送信が無かったと判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記通信情報は、グループ通信中における情報の送信者を示す送信者名を含んでおり、
    前記記憶部は、自装置の使用者名を記憶し、
    前記制御部は、前記通信情報の中の送信者名に前記使用者名が含まれない場合、自装置からの情報送信が無かったと判定する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の通信装置。
  6. 前記通信情報において前記送信者名を表すデータは、そのデータ長が所定値以下に制限されており、
    前記制御部は、前記記憶部にて記憶する前記使用者名のデータ長が前記所定値より長い場合、当該使用者名に前方一致する送信者名が前記通信情報に含まれているか否かにより、前記使用者名が前記通信情報に含まれているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 記憶部を備え、
    前記制御部は、実行中のグループ通信に関して前記入力部において入力される指示に関する情報を前記記憶部に記憶させ、当該グループ通信が終了すると、前記記憶部に記憶される情報をもとに当該グループ通信に関して前記入力部に指示が入力されたか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  8. 記制御部は、前記記憶部に記憶される情報の中に、グループ通信中に入力された指示に関する情報が含まれる場合、当該グループ通信に関して前記入力部に指示が入力されたと判定する
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  9. 前記制御部は、グループ通信中に所定の条件が成立すると当該グループ通信を自動的に終了し、当該終了したグループ通信が自動的に開始されたものであり、かつ、当該グループ通信に関して前記通信部における自装置からの情報送信又は前記入力部における指示の入力が無かった場合には、前記報知部により前記報知を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  10. 前記所定の条件は、前記通信部においてグループ通信の終了通知が受信された場合、及び、前記通信部においてグループ通信に関わる情報の送受信が所定時間以上行われない場合の少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  11. 前記制御部は、前記開始通知に応答して自動的に開始された複数のグループ通信が終了すると、当該複数のグループ通信の少なくとも1つに関して前記通信部における自装置からの情報送信又は前記入力部における指示の入力が無かった場合には、前記報知部により前記報知を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  12. グループ通信を行う通信部と、
    指示を入力する入力部と、
    情報を記憶する記憶部と、
    報知部と、
    前記通信部においてグループ通信の開始通知が受信されると、前記通信部によりグループ通信を自動的に開始するグループ通信制御部と、
    前記グループ通信制御部が自動的にグループ通信を開始すると、当該グループ通信中に送受信されるデータの送信者に関する情報、及び/又は、当該グループ通信中に前記入力部から入力される指示に関する情報を前記記憶部に記憶させ、前記自動的に開始したグループ通信が終了すると、当該グループ通信への参加を示す情報が前記記憶部に記憶されていない場合には、前記開始通知の受信を前記報知部により報知する報知制御部と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の通信装置を含む複数の通信装置と通信を行い、グループ通信を管理するサーバ装置であって、
    前記通信装置の1つから相手先を指定してグループ通信の開始を要求されると、指定された相手先の通信装置に対して当該グループ通信の開始通知を送信し、当該開始通知に対して何れかの通信装置から参加の応答があれば当該グループ通信を開始し、開催中のグループ通信を終了する場合には、前記指定された相手先の通信装置に対して終了通知を送信する
    ことを特徴とするサーバ装置。
  14. 通信部と指示入力部とを備え、前記通信部によりグループ通信の開始通知を受信すると当該開始通知に基づいて所定のサーバ装置を介して前記通信部によりグループ通信を行う通信装置における通信制御方法であって、
    前記開始通知に基づいて開始したグループ通信に関して前記通信部における自装置からの情報送信又は前記指示入力部における指示の入力が無いまま当該グループ通信が終了すると、当該開始通知の受信を報知する
    ことを特徴とする通信制御方法。
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