JP4776691B2 - 超音波探触子及び超音波撮像装置 - Google Patents

超音波探触子及び超音波撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4776691B2
JP4776691B2 JP2008536292A JP2008536292A JP4776691B2 JP 4776691 B2 JP4776691 B2 JP 4776691B2 JP 2008536292 A JP2008536292 A JP 2008536292A JP 2008536292 A JP2008536292 A JP 2008536292A JP 4776691 B2 JP4776691 B2 JP 4776691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
movable electrode
ultrasonic probe
ultrasonic transducer
diaphragm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008536292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008038454A1 (ja
Inventor
宏樹 田中
俊太郎 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008536292A priority Critical patent/JP4776691B2/ja
Publication of JPWO2008038454A1 publication Critical patent/JPWO2008038454A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4776691B2 publication Critical patent/JP4776691B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0654Imaging
    • G01N29/0672Imaging by acoustic tomography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/44Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device
    • A61B8/4483Constructional features of the ultrasonic, sonic or infrasonic diagnostic device characterised by features of the ultrasound transducer
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • B06B1/0292Electrostatic transducers, e.g. electret-type

Description

本発明は超音波探触子及び超音波撮像装置に関し、特にダイアフラム型超音波トランスデューサを用いた超音波探触子及び超音波撮像装置に関する。
超音波探触子などにおいて現用されている超音波トランスデューサの多くは、例えばPZT(lead zirconate titanate;チタン酸ジルコン酸鉛)などの圧電セラミックス系の圧電体の圧電効果及び逆圧電効果を利用して、超音波の送信及び受信を行うものである。
特許文献1には、振動板の支持部にコンプライアント支持部を設けた容量性超音波トランスデューサが記載され、膜(ダイアフラム)周囲の支持部が振動する構造としてダイアフラム型トランスデューサの送信及び受信感度の向上を図っている。この明細書の「感度」とは、送信時、ダイアフラム上下電極間に印加する電圧に対して発生する音圧の割合を示し、受信時、入力音圧に対して上下電極間に発生する電圧もしくは上下電極間に流れる電流を示す。
特開2005-193374号公報
特許文献1では、ダイアフラムの周囲が完全にシールされておらず、空気混入や素子内部への水分の浸入への影響について配慮されていない。従って、ダイアフラムの上下電極の適正な空隙による音圧の確保と感度の双方を両立するための未解決な問題を有していた。
本発明の目的は、ダイアフラムの上下電極の適正な空隙による音圧の確保と感度を両立可能な超音波探触子及び超音波撮像装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明の静電容量型超音波トランスデューサは、上部電極をダイアフラムとは別体としてダイアフラムの一部に支持部を介して固定し、ダイアフラムと下部電極の間に配置する構造とする。
すなわち、本発明による超音波探触子は、基板上に複数の超音波トランスデューサが設けられ、各超音波トランスデューサは、基板に設けられた固定電極と、周縁部が支持壁によって基板に固定されたダイアフラム層と、固定電極とダイアフラム層の間に形成された空隙層と、ダイアフラム層の一部に支持部を介して固定され空隙層の中に配置された可動電極とを有する。支持部は、可動電極の面に平行な方向の幅が可動電極の幅より小さく、可動電極の面に平行な断面の面積が可動電極の面積以下である。この超音波探触子は、超音波撮像装置に用いることができる。
本発明によれば、ダイアフラム型超音波トランスデューサの送信感度及び受信感度を向上させることができる。
第1実施形態の超音波トランスデューサを示す垂直断面図。 第1実施形態の超音波トランスデューサを示す平面図。 超音波トランスデューサアレイの斜視図及び探触子を示す図。 超音波撮像装置のシステム構成例を示す図。 超音波トランスデューサの周波数−感度特性例を示すグラフ。 従来の静電容量型超音波トランスデューサを示す垂直断面図。 第1実施形態の超音波トランスデューサの電極に電圧を印加した状態における垂直断面図。 超音波トランスデューサの周波数−感度特性を示すグラフ。 第2実施形態の超音波トランスデューサを示す垂直断面図。 第2実施形態の超音波トランスデューサを示す平面図。 第3実施形態の超音波トランスデューサを示す平面図。 第4実施形態の超音波トランスデューサを示す垂直断面図。 第4実施形態の超音波トランスデューサを示す平面図。 第5実施形態の超音波トランスデューサを示す垂直断面図。 第5実施形態の超音波トランスデューサを示す平面図。 第6実施形態の超音波トランスデューサ(六角形)を示す平面図。 第6実施形態の超音波トランスデューサ(円形)を示す平面図。 第7実施形態の超音波トランスデューサを示す断面図。 第7実施形態における装置構成例を示す図。 実施例及び比較例の超音波トランスデューサの水中における送信感度の周波数特性を示した図。 実施例及び比較例の超音波トランスデューサの水中における受信感度の周波数特性を示した図。
符号の説明
1 基板
2 固定電極
3 可動電極
4 絶縁膜
5 絶縁膜
6 ダイアフラム層
7 空隙層
8,8a,8b,8c 支持部
9 中間層
10 補強部
11 支持壁
13 結線
25 絶縁膜
26 ダイアフラム層
100,100b,100c,100d,100e,100f,100g,100h 超音波トランスデューサ
101 連結部
200 従来型の超音波トランスデューサ
210 音響レンズ
220 音響整合層
230 バッキング材
240 導電性膜
1000 超音波トランスデューサアレイ
2000 超音波探触子
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は第1実施形態の超音波トランスデューサを示す垂直断面図であり、図2はその平面図である。なお、説明の便宜上、超音波トランスデューサ100が超音波を受信する方向、すなわち図1の下方、及び、図2の紙面に対して垂直下方向を、z方向とする。また、図1及び図2の右手方向をx方向とし、図1の紙面に対して垂直下方向及び図2の上方向を、y方向とする。
図1及び図2に示すように、この超音波トランスデューサ100は、静電容量型のダイアフラム型トランスデューサであって、シリコン単結晶などの絶縁体又は半導体からなる平板上の基板1に、アルミニウムやタングステンなどの導電体からなる薄膜状の固定電極2が形成され、固定電極2の上にダイアフラム層6が形成されている。ダイアフラム層6は周縁部が基板から立ち上がった支持壁11によって基板に固定され、ダイアフラム層6と基板1の間には、周囲が支持壁11によって密閉された空隙層7が形成されている。空隙層7の中には、絶縁膜5が被覆された可動電極3が配置され、可動電極3はダイアフラム層6の一部に支持部8で結合している。可動電極3は、固定電極2と可動電極3の間に電圧を印加した際、静電気力により、ほとんど変形することなく基板側に変位する。この変位が過剰になり、可動電極3が固定電極2と接触し導通することを防ぐために、固定電極2の上部に絶縁膜4を設けるか、もしくは可動電極3を絶縁膜5で被覆するのが好ましい。なお、本明細書では、絶縁膜5をも含めて、支持部8によってダイアフラム層6に接続されて空隙層7に保持される素子の全体を指して可動電極という。
本実施形態のダイアフラム層6及び可動電極3は四角形である。ダイアフラム層6と可動電極3を接続する支持部8は、その長辺方向がダイアフラム層6及び可動電極3の長辺方向(図の例の場合、y軸方向)と一致する四角柱状の部材である。
ダイアフラム層6、支持壁11、支持部8及び絶縁膜5で被覆された可動電極3は、半導体プロセス技術で加工可能な材料で作られる。例えば、米国特許6,359,367号明細書に記載された材料が使用可能である。例示すると、シリコン、サファイア、あらゆる形式のガラス材料、ポリマ(ポリイミドなど)、多結晶シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、金属薄膜(アルミニウム合金、銅合金、又はタングステンなど)、スピン・オン・グラス(SOG)、埋め込み(implantable)ドープ剤又は拡散ドープ剤、ならびに酸化シリコン及び窒化シリコンなどから成る成長フィルムである。空隙層7の内部は真空でもよいし、空気又は何らかの気体を充填してもよい。定常時(非動作時)において、可動電極3と基板1との間隔(z方向)は、主にダイアフラム層6、支持壁11、支持部8及び可動電極3の剛性によって維持されている。
超音波トランスデューサ100は、誘電体として機能する空隙層7及び絶縁膜4を挟んで、固定電極2と可動電極3とを配置した可変容量コンデンサとして動作する。可動電極3に力が加わりz方向に変位すると、固定電極2と可動電極3の間隔が変わり、コンデンサの静電容量が変化する。支持部8により可動電極3とダイアフラム層6は結合しているため、ダイアフラム層6に力が加わっても、可動電極3は変位する。このとき、固定電極2と可動電極3に電荷が蓄積されていると、固定電極2と可動電極3の間隔が変わり、静電容量が変化するため、両電極間に電圧が発生する。このようにして、超音波などの何らかの力学的変位をもたらす力がダイアフラム層6に伝播すると、その変位が電気信号に変換される。また、固定電極2と可動電極3に電位差を与えると、各々異なる符合の電荷が蓄積し、静電気力により可動電極3が基板1側に変位する。このとき、支持部8により可動電極3とダイアフラム層6は結合しているため、ダイアフラム層6も同時に変位する。こうして、ダイアフラム層上部(−z方向)に、空気、水、プラスチック、ゴム、生体など音響伝播媒体が存在すれば、音が放射される。すなわち、この超音波トランスデューサ100は、入力された電気信号を超音波信号に変換してダイアフラム層6に隣接した媒体へ放射し、媒体から入力された超音波信号を電気信号に変換して出力する機能を有する電気音響変換素子である。
図3は、超音波トランスデューサアレイ1000を示す斜視図である。この超音波トランスデューサアレイ1000は、超音波探触子(プローブ)2000の送受信面をなすものであって、基板1に、前記した微細な(例えば50μm)超音波トランスデューサ100を1つのセル(素子)として、多数のセルを形成し、所定個数ごとに結線13によって電気的に接続したものである。図中のセルは六角形をしているが、セルの形は用途に応じて適宜変えればよい。また超音波トランスデューサ100の個数は、図示したものに限られず、半導体製造技術によって更に多数の超音波トランスデューサ100のセルをより大型の基板に集積してもよい。
図4に示したように、個々の、又は所定個数毎にまとめられたセルは、送受切替スイッチ51を介して、この超音波探触子2000を具備した超音波撮像装置の送信ビームフォーマ55及び受信ビームフォーマに56接続されている。超音波探触子2000は、電源52によって駆動する送信アンプ53及び受信アンプ54により超音波ビームを形成するアレイとして動作し、超音波の送受信のために利用される。送受信信号は制御部57により、目的に応じて制御される。受信信号は信号処理部58を経てビデオ信号に変換されたのち、スキャンコンバータ59を介して表示部60に表示される。尚、図3に示した超音波トランスデューサ100の配列は一例であって、蜂の巣(honeycomb)状のほか、碁盤目(grid)状など、他の配列形態でもよい。また配列面は、平面状又は曲面状のいずれでもよく、その面形状も、円形状又は多角形状などにすることができる。あるいは、超音波トランスデューサ100を、直線状又は曲線状に並べてもよい。以下、超音波信号の送受及び画像表示までの流れを概説する。
一般的に超音波撮像装置は、生体内の構造を2次元平面あるいは3次元で表示する。このため、超音波の送信あるいは受信においては、アレイ型の超音波探触子を用いて、各チャンネルに電気的な遅延操作あるいは使用するチャンネル数を設定し、ビームフォーミングを行い、2次元あるいは3次元内において超音波の焦点を走査し撮像する。これらの操作は送信ビームフォーマ55あるいは受信ビームフォーマ56内部にて行われる。また、様々な撮像モードに合わせてビームフォーマの制御を制御部57にて行う。送信ビームフォーマ55で制御された探触子内の各チャンネルには送信アンプを介して電圧が印加され、各チャンネルから放射される超音波がある焦点で位相が重なるよう送信される。送信と受信は同じ探触子を用いて交互に行うため、送受切り替えスイッチ51にて送信と受信の切り替えを行う必要がある。受信時は受信信号を受信アンプ54で増幅し、受信ビームフォーマ56を介して信号処理部58にて信号を検出する。信号処理部58では、各信号が整相加算され、フィルタ処理、対数圧縮、検波という過程を経て、走査変換前の音場走査に対応した2次元画像あるいは3次元画像データとなる。ドップラーを用いた血流の撮像のような場合は、また別のフィルタによる処理の後、直交検波、レンジゲート処理などを経てデータとなる。これらのデータはスキャンコンバータ59で走査変換され表示部60へビデオ信号として出力される。以上の制御及び表示部の調整はユーザーインターフェースを介して使用者が行うことが出来る。
超音波探触子2000は、例えば、複数の超音波トランスデューサ100の群を短冊状に配列してアレイ型に形成したり、複数の超音波トランスデューサ100を扇状に配列してコンベックス型に形成したりしたトランスデューサアレイ1000を具備する。また、この超音波探触子2000において、超音波トランスデューサ100の媒体(被検体)側には、超音波ビームを収束させる音響レンズ210と、超音波トランスデューサ100と媒体(被検体)との音響インピーダンスを整合する音響整合層220や導電性膜240を配置し、またその背面側(媒体側に対して逆)には、超音波の伝播を吸収するバッキング材230を設けて使用することができる。
図5は、超音波トランスデューサ100の周波数−感度特性例を示すグラフである。グラフの横軸は周波数f、縦軸は電気・機械変換効率を示すG(利得:Gain)である。ここでは説明のため、感度Gが最も高くなる周波数fを中心周波数fp、感度Gが最も高い位置から−3[dB]までの範囲となる周波数帯域幅をfwとする。周波数帯域幅fwの中心を中心周波数fcとしたとき、fwをfcで除した値(つまり、周波数帯域幅を中心周波数fcで規格化した値)を比帯域幅fbとする。
超音波トランスデューサ100の重要な基本的特性のひとつが感度Gである。感度Gは、電気エネルギーと、音波などの機械エネルギーとを相互に変換する効率を表す。従って、送信効率を高め、また微弱な音波信号を検出する観点から、超音波トランスデューサ100の感度Gは高い方が望ましい。
次に、本発明によって感度Gが増加する原理について述べる。図6は、従来型の超音波トランスデューサ200の固定電極2及びダイアフラム側電極3′に電位差を与えダイアフラムが変位した状態を表している。ダイアフラム側電極3′は、図示するように、ダイアフラム層26に埋め込まれている。従来型の超音波トランスデューサ200の固定電極2及びダイアフラム側電極3′に電位差を加えると、図6に示したように、電極間に働く静電気力で、ダイアフラム層26が変位する。このとき、ダイアフラム層26の中心部は、ダイアフラム層を固定している周辺部に比べて構造的に剛性が小さいため、周辺部よりも大きく変位する。ダイアフラム層に働く静電気力Feは、εを電極間の実効的な誘電率、Sを電極面積、dを電極間距離、Vdcを電極間に印加される直流電位差、Vacを電極間に印加される時間変動電圧とすると、時間tを変数として次式のように表される。
Fe(t)≒εS*Vdc*Vac(t)/d2 …(1)
この式(1)のように静電気力は同じ印加電圧、同じ電極面積に対しては、電極間の距離dが小さいほど大きくなるという性質を持つ。従って、従来型の超音波トランスデューサの構造では、ダイアフラムの中心部付近の静電気力が強く、周辺部はそれに対して小さくなる。
送信音圧はダイアフラムに作用する静電気力にほぼ比例する。ここで、送信感度Gtを時間変動電圧Vacに対する発生音圧と定義すると、式(1)から分かるとおり、送信感度Gtは距離dが小さいほど大きくなる。逆に、dが小さくなれば、同じ音圧を発生させるために、小さな電圧で動作することが可能となる。
図7は、本発明による超音波トランスデューサ100の固定電極2及び可動電極3に電位差を与えダイアフラムが変位した状態を表している。従来型の超音波トランスデューサ200に対し、本発明では固定電極2と対になる可動電極3がダイアフラム層6と完全に一体となっておらず、ダイアフラム周辺で分離され、支持部8のみでダイアフラム層6の一部と結合している。この結果、超音波トランスデューサ100のダイアフラムが変位すると、図7に示したように、ダイアフラム層6は中心部が大きく変位するが、コンデンサを構成する可動電極3の部分は固定電極2とほぼ平行に変位する。すなわち、従来型の超音波トランスデューサ200と異なり、電極中心部だけでなく電極の周辺部も大きく変位することが可能となり、ダイアフラム周辺部の電極間距離dを小さくすることが可能となる。これにより、ダイアフラムに加わる静電気力を増加させ、送信感度Gtを向上させることが可能となる。
一方、受信感度Grは、直流電圧Vdcを印加した状態における超音波トランスデューサの静電容量をCdc、音波が入射したことによるダイアフラムの変位量をΔdとすれば、以下の式のように表される。
Gr∝Cdc*Δd/d*Vdc …(2)
式(2)から分かるとおり、受信感度Grも、同じ直流印加電圧Vdc、同じ静電容量を持つ超音波トランスデューサでは、電極間距離dが小さいほど高い値となる。
以上のように、送信感度Gt及び受信感度Grは、同じ電極面積、同じ印加電圧においては、電極間距離が小さい領域が多いほど高くなることが分かる。すなわち、本発明の有効性は、従来構造においてダイアフラム周辺の変位が、十分変位する空隙層7を有しながらも変位できない構造となっていることに着目し、空隙層7を最大限に利用してダイアフラムの周辺部でも電極が十分変位できる構造としたことに基づいている。
次に、支持部8の寸法について説明する。本発明の目的からして、支持部8の水平方向の幅は、当然ながら可動電極3もしくは可動電極3を覆う膜の水平方向の幅よりも小さい必要がある。さらに、超音波トランスデューサに求められる基本特性の観点から支持部の寸法を決める条件について以下に述べる。
前記の感度G以外に、超音波トランスデューサ100の重要な基本的特性のひとつに周波数帯域幅がある。超音波トランスデューサ100を使用する際において、ある関心周波数帯域が存在する。この周波数帯域幅が大きいほど、超音波トランスデューサ100から放射される音波の波形の時間幅や受信時の電気信号の時間波形の時間幅が小さくなる。時間波形の時間幅が小さいほど、超音波探触子等では媒質内の物質を高分解能で観測できる。また周波数帯域幅が広いほど、様々な周波数帯を用いた信号処理が可能となるため、実用上有益となる。
静電容量型トランスデューサはダイアフラムを振動させるため、様々な振動モードが発生する。この振動モードが発生するために、感度の周波数特性は図8に示したようにモードに応じて複数のピークを持つ。従って、超音波トランスデューサ100の構造は、使用する周波数帯域内において、実用上有効な感度を持つ帯域幅が使用目的を満たすだけ十分確保されていなくてはいけない。例えば、図8において、使用帯域にモード1がある場合、有効感度が最大感度からA[dB]ある場合、帯域幅fwが使用目的に対して十分確保(例えば図8中のfa)されている必要がある。ただし、ここでの有効感度とは、様々な電気回路フィルタや信号処理によって比較的自由に変更可能であるため、超音波トランスデューサのみによっては決まらず、装置全体の性能によって決められるものである。
図1及び図2に示したように、本発明では、ダイアフラム側の可動電極3をダイアフラム周辺部から切り離し、ダイアフラム層6と可動電極3の間を支持部8で結合している。本発明の目的上、当然ながら支持部8の水平方向の幅(図2中、wx2又はwy2)は空隙層7の水平方向の最大幅(図2中のwx0又はwy0)よりも小さい。本構造は、支持部8での剛性が、可動電極3を分離する前よりも低くなるために、支持部8で新たに固有の振動が発生する。これにより、可動電極3の分離前と分離後では、モードによる感度ピークの位置や大きさが異なる。支持部8における剛性は、支持部8の水平方向の幅だけでなく、垂直方向(z方向)の厚さ(図1中のd2)にも依存する。また、使用する材料によっても異なる。従って、使用目的に応じた帯域幅確保のための支持部8における剛性の調整は、支持部8の水平方向と垂直方向の幅及び材料選択により可能となる。
しかし、本発明の目的からして支持部8が空隙の端、つまりダイアフラム層6の辺縁部付近にまで達している場合はその効果が極端に小さくなる。一方、可動電極3は、可動電極3がダイアフラム層6の支持壁11に接触せずに空隙層7に納まる範囲で可能な限り大きな面積とするのが有利である。
このように、支持部8は、可動電極3の面積に対してある面積以下で作られ、かつ使用目的の帯域幅が確保され、製造工程において制御可能な限りにおいて、様々な材料及び形状を取りうる。例えば、水平方向の断面形状が円形や矩形、台形、三角形などの多角形、あるいは垂直方向の断面形状が矩形でなく厚さ(垂直)方向に変化するものであってもよい。
周波数特性に影響を及ぼすものとして、支持部8以外に、可動電極3の形状が上げられる。被覆絶縁膜を含む可動電極3の材料、厚さ及び水平方向の幅により可動電極の剛性が変化し、発生する固有振動数、すなわち感度の周波数特性が変化する。しかし、支持部8同様に、本発明においては、使用目的に応じて可動電極3の材料や形状を調整することができる。
次に図9から図15を参照して、本発明による他の実施形態について説明する。これらの各実施形態における構成及び動作は、以降に説明を行う他は、原則として第1実施形態と同様としてよい。
図9及び図10は、第2実施形態の超音波トランスデューサ100bを示す垂直断面図及び平面図である。この超音波トランスデューサ100bは、支持部がダイアフラムの中央に1個あるのではなく、複数(支持部8a及び8b)に分離した構成を有する。このように、支持部8はダイアフラムの中央になくても、本発明の効果を発揮することができる。また、複数の支持部は全く同じ形状である必要はない。また、各支持部の間には、中間層9として、真空もしくは支持部とは別の物質が挿入されていてもよい。例えば、空気又はガスが充填されていてもよく、あるいは支持部とは異なる材質の固体(例えば支持部よりヤング率の十分小さく、支持部8a及び8bによる剛性に影響が小さいもの)であってもよい。
図11は、第3実施形態の超音波トランスデューサ100cを示す平面図である。この超音波トランスデューサ100cは、支持部8cの水平断面形状が図2で示したような矩形ではなく、支持部の一部が可動電極3上に張り出して広がった水平断面形状を有する。本形態にすることで、本発明の効果を維持しつつ、可動電極3の剛性を確保し、比帯域幅を確保することができる。図11に示した支持部の張り出し形状は一例であって、他の形状でもよい。
図12及び図13は、第4実施形態の超音波トランスデューサ100dを示す垂直断面図及び平面図である。この超音波トランスデューサ100dは、可動電極3のダイアフラム層側に補強部10を有する。補強部10によって可動電極3の剛性を高めることにより、使用帯域内から不要な振動モードを除外する効果が得られる。この補強部は可動電極3上であれば、いかなる場所いかなる形状のものがいくつ配置されてもよい。また、補強部10の一部がダイアフラム層6又は支持部8に接触していてもよい。つまり、可動電極3の形状は直方体である必要はなく、製造技術の許すかぎりいかなる形状であってもよい。
図14は、第5実施形態の超音波トランスデューサ100eを示す垂直断面図、図15は、その平面図である。支持部8の幅が小さい場合、可動電極3の辺縁部の剛性が低下するため、不要な振動が発生する場合がある。この不要振動の抑制のために、本実施形態の超音波トランスデューサ100eは、可動電極3の辺縁部が外側ダイフラム層6の支持壁11と連結部101を介して一部結合している構造とする。しかし、連結部101により、可動電極3の辺縁部が支持壁11と完全に結合すると、本発明の効果を失ってしまう。従って、可動電極3の辺縁部と支持壁11を結合する連結部101の剛性は、支持部8の剛性よりも低くなくてはならない。具体的には、連結部101の剛性は、固定電極2と可動電極3に電位差を与えた場合、可動電極3の中心から最も離れた部分の変位量がそれに対応するダイアフラム層6の部分の変位量よりも大きくなるよう作製しなくてはならない。
図16は、第6実施形態の超音波トランスデューサ100fを示す平面図である。この超音波トランスデューサ100fは、基板1、固定電極2、絶縁膜4、可動電極3、ダイアフラム層6、空隙層7及び支持部8が六角形構造を有する。ここで示した例は一例に過ぎず、六角形でなくても、発明の効果が損なわれるものではない。例えば、図17のような円形であってもよい。また、ダイアフラム層6と可動電極3の形状が一致している必要はなく、各要素の形状は自由に選択が可能である。また、可動電極3と支持部8の形状が必ずしも相似形である必要性はない。
図18は、第7実施形態の超音波トランスデューサ100hを示す断面図である。この超音波トランスデューサ100hは、可動電極3が絶縁体で覆われていない構造を有する。可動電極3が基板側に接触した際、絶縁耐圧を保証するだけの絶縁膜4が基板側の固定電極2の表面にあれば、動作上問題とはならない。
あるいは、電気的に短絡したことを感知し、機器や媒質側への影響が発生しないような機構を備えた超音波探触子あるいは超音波撮像装置であれば、基板側の絶縁膜が存在しない場合においても、本トランスデューサは機能する。例えば、図19に示すように、電源52と超音波トランスデューサ100hの間に抵抗61を挿入し、その間に流れる電流量を電圧モニタ62にて検出するシステムとする。これにより、超音波トランスデューサ100hの可動電極3が固定電極2と接触した際に流れる過大な電流を感知し、超音波トランスデューサ100hに印加する電圧を制御し、不具合なく動作させることが可能となる。
以下に、より具体的な実施例を用いて本発明を説明する。
本発明による第1実施形態の超音波トランスデューサ100(図1参照)、及び比較例として従来型トランスデューサ200(図6参照)の設計例を下記に示す。そして、計算機に詳細な設計値を与え、水中での特性について高精度数値シミュレーションを行わせた。
本実施例の超音波トランスデューサ100及び比較例の超音波トランスデューサ200は、いずれも、基板1の材質はSiとし、ダイアフラム層6及びダイアフラム層26の材質は窒化シリコン(SiN)とし、絶縁膜4,5,25の材質は酸化シリコン(SiO)とし、固定電極2、可動電極3及び電極3′の材質はアルミニウムとした。また、空隙層7の内部は真空とした。
水平方向の形状について述べる。本実施例の超音波トランスデューサ100及び比較例の超音波トランスデューサ200の各要素は、すべて円形とした。超音波トランスデューサ100の空隙層7の最大直径は54μmとし、可動電極3及び電極3′の直径は51μmとした。支持部8の直径は可動電極3の最大直径の70%とした。比較例の超音波トランスデューサ200の空隙層7の直径も54μmとした。固定電極2の直径は空隙層7の直径と同じとした。
垂直方向の構造について述べる。本実施例の超音波トランスデューサ100の厚さは、ダイアフラム層6が1200nm、支持部8が100nm、絶縁層5のうち可動電極3と支持部の間の厚さが800nm、電極が400nm、絶縁層5のうち可動電極3と空隙の間の厚さが200nm、可動電極3の下側の絶縁層5の下端と絶縁膜4の間の空隙層7の厚さを100nm、絶縁層4の厚さを200nmとした。比較例の超音波トランスデューサ200については、ダイアフラム層の厚さを1200nm、電極3′の厚さを400nm、絶縁層4の厚さを200nm、空隙層7の厚さを100nmとした。
図20は、前記実施例の超音波トランスデューサ100と比較例の超音波トランスデューサ200の水中における送信感度Gtの周波数特性を示したグラフである。横軸は周波数fであり、縦軸は感度([dB])である。このグラフにおいて、曲線30は実施例の超音波トランスデューサ100の送信感度特性を示し、曲線31は比較例の超音波トランスデューサ200の送信感度特性を示す。
超音波トランスデューサ100及び超音波トランスデューサ200の帯域(各々の最大感度から−3dBの周波数帯域幅)は両方とも約2.5MHzから10.5MHzである。従って比帯域幅は、帯域幅を中心周波数で除し、
(10.5−2.5)/((2.5+10.5)/2)*100=123%
となり、超音波撮像用のものとして十分な幅を有している。また、感度の大きさは、曲線30の方が曲線31に対し約2dBほど高く、本発明による効果が現れている。
図21は、前記実施例の超音波トランスデューサ100と比較例の超音波トランスデューサ200の水中における受信感度Grの周波数特性を示したグラフである。曲線40は実施例の超音波トランスデューサ100の送信感度特性を示し、曲線41は比較例の超音波トランスデューサ200の送信感度特性を示す。超音波トランスデューサ100及び超音波トランスデューサ200の帯域(各々の最大感度がら−3dBの周波数帯域幅)は両方とも約2.2MHzから9.2MHzである。比帯域幅は
(9.2−2.2)/((9.2+2.2)/2)*100=122%
である。感度の大きさは、曲線40の方が41に対して約1dBほど高く、本発明による効果が現れている。
このように、本発明により、送信及び受信感度において、従来型の超音波トランスデューサと同程度の帯域幅を有しながらも、感度向上が達成される。感度向上は、本実施例においては送受で約3dB向上しているが、これは10進数で表記すれば約1.4倍の感度向上を意味する。超音波撮像器において、送受信の感度が1.4倍となることは、実用上十分有益である。
本実施例は、一つの例に過ぎず、六角形状など前記の各実施形態を組み合わせることで、同様の効果、あるいはさらなる感度向上が可能である。また、超音波トランスデューサ構造の寸法を変えることで、目的に応じた特性を得ることが可能となる。

Claims (10)

  1. 基板上に複数の超音波トランスデューサが設けられ、
    各超音波トランスデューサは、前記基板に設けられた固定電極と、周縁部が支持壁によって前記基板に固定されたダイアフラム層と、前記固定電極と前記ダイアフラム層の間に形成された空隙層と、前記ダイアフラム層の一部に支持部を介して固定され前記空隙層の中に配置された可動電極とを有することを特徴とする超音波探触子。
  2. 請求項1記載の超音波探触子において、前記可動電極は絶縁層で覆われていることを特徴とする超音波探触子。
  3. 請求項1記載の超音波探触子において、前記支持部は、前記可動電極の面に平行な方向の幅が前記可動電極の幅より小さいことを特徴とする超音波探触子。
  4. 請求項1記載の超音波探触子において、前記固定電極の上に絶縁膜が形成されていることを特徴とする超音波探触子。
  5. 請求項1記載の超音波探触子において、前記支持部を複数有することを特徴とする超音波探触子。
  6. 請求項1記載の超音波探触子において、前記支持部は、前記可動電極の面に平行な断面の形状が円形又は多角形であることを特徴とする超音波探触子。
  7. 請求項1記載の超音波探触子において、前記可動電極は、前記ダイアフラムに対向する側の面に剛性を高めるための補強部材が設けられていることを特徴とする超音波探触子。
  8. 請求項1記載の超音波探触子において、前記可動電極は、周縁部の一部が前記支持壁と結合していることを特徴とする超音波探触子。
  9. 請求項1記載の超音波探触子において、前記ダイアフラム層の形状は円形又は多角形であることを特徴とする超音波探触子。
  10. 被検体に超音波を送受波する超音波探触子と、
    前記超音波探触子によって得られた信号から画像を作成する画像作成部と、
    前記画像を表示する表示部と、
    被検体の測定部位の深さに応じて前記超音波探触子の焦点を制御する制御部とを備える超音波撮像装置において、
    前記超音波探触子は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の超音波探触子であることを特徴とする超音波撮像装置。
JP2008536292A 2006-09-28 2007-07-25 超音波探触子及び超音波撮像装置 Expired - Fee Related JP4776691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008536292A JP4776691B2 (ja) 2006-09-28 2007-07-25 超音波探触子及び超音波撮像装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006264160 2006-09-28
JP2006264160 2006-09-28
PCT/JP2007/064544 WO2008038454A1 (fr) 2006-09-28 2007-07-25 Sonde à ultrasons et dispositif d'imagerie à ultrasons
JP2008536292A JP4776691B2 (ja) 2006-09-28 2007-07-25 超音波探触子及び超音波撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008038454A1 JPWO2008038454A1 (ja) 2010-01-28
JP4776691B2 true JP4776691B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=39229894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008536292A Expired - Fee Related JP4776691B2 (ja) 2006-09-28 2007-07-25 超音波探触子及び超音波撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100232257A1 (ja)
JP (1) JP4776691B2 (ja)
WO (1) WO2008038454A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102405653B (zh) * 2009-04-21 2015-06-03 株式会社日立医疗器械 超声波探头
JP5560928B2 (ja) * 2010-06-10 2014-07-30 コニカミノルタ株式会社 超音波探触子および超音波診断装置
KR101630759B1 (ko) 2010-12-14 2016-06-16 삼성전자주식회사 초음파 변환기의 셀, 채널 및 이를 포함하는 초음파 변환기
JP2012204874A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Olympus Corp 超音波照射装置
KR101761819B1 (ko) 2011-08-24 2017-07-26 삼성전자주식회사 초음파 변환기 및 그 제조 방법
JP6150458B2 (ja) * 2012-02-21 2017-06-21 キヤノン株式会社 超音波装置
JP6334937B2 (ja) * 2013-02-07 2018-05-30 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置
JP6252279B2 (ja) * 2013-03-29 2017-12-27 セイコーエプソン株式会社 超音波トランスデューサー装置およびプローブ並びに電子機器および超音波画像装置
US9821340B2 (en) * 2014-07-28 2017-11-21 Kolo Medical Ltd. High displacement ultrasonic transducer
JP6699854B2 (ja) * 2016-03-15 2020-05-27 新日本無線株式会社 Mems素子
JP7153985B2 (ja) * 2018-09-05 2022-10-17 株式会社日立製作所 静電容量型デバイスおよび圧電型デバイス

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004350700A (ja) * 2003-05-26 2004-12-16 Olympus Corp 超音波内視鏡装置
JP2005295553A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 General Electric Co <Ge> センサ・アレイの素子を絶縁する方法及び手段
JP2006122344A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Toshiba Corp 超音波画像診断装置
JP2006157320A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Fuji Photo Film Co Ltd 容量性マイクロマシン超音波振動子及びその製造方法、並びに、超音波トランスデューサアレイ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5335286A (en) * 1992-02-18 1994-08-02 Knowles Electronics, Inc. Electret assembly
US6795374B2 (en) * 2001-09-07 2004-09-21 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Bias control of electrostatic transducers
US7030536B2 (en) * 2003-12-29 2006-04-18 General Electric Company Micromachined ultrasonic transducer cells having compliant support structure
US7285897B2 (en) * 2003-12-31 2007-10-23 General Electric Company Curved micromachined ultrasonic transducer arrays and related methods of manufacture
WO2005084284A2 (en) * 2004-02-27 2005-09-15 Georgia Tech Research Corporation Multiple element electrode cmut devices and fabrication methods

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004350700A (ja) * 2003-05-26 2004-12-16 Olympus Corp 超音波内視鏡装置
JP2005295553A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 General Electric Co <Ge> センサ・アレイの素子を絶縁する方法及び手段
JP2006122344A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Toshiba Corp 超音波画像診断装置
JP2006157320A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Fuji Photo Film Co Ltd 容量性マイクロマシン超音波振動子及びその製造方法、並びに、超音波トランスデューサアレイ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008038454A1 (fr) 2008-04-03
US20100232257A1 (en) 2010-09-16
JPWO2008038454A1 (ja) 2010-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4776691B2 (ja) 超音波探触子及び超音波撮像装置
JP5183640B2 (ja) 超音波撮像装置
JP5342005B2 (ja) 超音波探触子及び超音波撮像装置
JP7216550B2 (ja) 広帯域超音波トランスジューサ
US9497552B2 (en) Capacitive transducer, capacitive transducer manufacturing method, and object information acquisition apparatus
US20060004289A1 (en) High sensitivity capacitive micromachined ultrasound transducer
US10464102B2 (en) Ultrasonic detection device and ultrasonic diagnostic device
US20160051225A1 (en) Ultrasonic transducers
US8760974B2 (en) Ultrasonic probe and ultrasonic imaging apparatus
CN102333485A (zh) 具有机械塌陷保持的预塌陷cmut
JPWO2007046180A1 (ja) 超音波トランスデューサ、超音波探触子および超音波撮像装置
Bernstein et al. Advanced MEMS ferroelectric ultrasound 2D arrays
JP6763731B2 (ja) 超音波トランスデューサ、その製造方法および超音波撮像装置
US20170312782A1 (en) Integrated acoustic transducer with reduced propagation of undesired acoustic waves
US10751754B2 (en) Micromachined ultrasound transducer
US11213855B2 (en) Capacitive micromachined ultrasonic transducers with increased patient safety
JP2018140061A (ja) 超音波撮像装置
US11376628B2 (en) Capacitive device and piezoelectric device
Bernstein et al. High Sensitivity MEMS Ultrasound Arrays by Lateral Ferroelectric Polarization

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4776691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees