図1は、本発明のルーティング処理装置が構成する通信制御システムか関係する全体図である。IP電話(インターネットプロトコル電話)とは、音声をデータ圧縮・符号化してIPパケットに分割し、IPネットワークにより伝送する技術を採用した電話ことである。本発明のルーティング処理装置とはSIPサーバまたはゲートウエイである。
SIPサーバの主な役割は各種ルーティング機器に対して、発信元番号(発ID)や着信先番号(着ID)を含んだセッション確立(通信確立)情報の受信や送信をSIP(Session Initiation Protocol)通信を利用してCPUの指示に従って行う。
ゲートウエイの主な役割はプロトコルの翻訳であるが、本発明の通信制御システムにて構築されたゲートウエイの別の役割として、SIPサーバが行うSIP通信も行う為、ゲートウエイの別の読み方として中間SIPサーバとし、中間SIPサーバとは本発明においてはゲートウエイと同じものとする。
図1に示すように、SIPサーバ101(共通SIPサーバ)は、通信事業者A社用GW(ゲートウエイ)102、通信事業者B社用GW(ゲートウエイ)104、通信事業者C社用GW(ゲートウエイ)106、社内専用固定電話用GW(ゲートウエイ)109、通信事業者D社用GW(ゲートウエイ)108といった複数のIP電話専用ゲートウエイと通信可能な状態で接続されている。
通信事業者A社用GW102は通信事業者A社用SIPサーバ103に通信可能な状態で接続されている。さらに通信事業者A社用SIPサーバ103は通信事業者A社が提供するA社FMCサービス網300と通信可能な状態で接続されている。
通信事業者B社用GW104は通信事業者B社用SIPサーバ105に通信可能な状態で接続されている。さらに通信事業者B社用SIPサーバ105は通信事業者B社が提供するB社FMCサービス網500と通信可能な状態で接続されている。
通信事業者C社用GW106は通信事業者C社用SIPサーバ107に通信可能な状態で接続されている。さらに通信事業者C社用SIPサーバ107は通信事業者C社が提供するC社FMCサービス網900と通信可能な状態で接続されている。
社内専用IP-GW109は社内内線網200から提供されるPBX(Private Branch eXchange)201に音声通話可能な状態で接続されている。PBXとは、構内交換機ことであり、複数の構内電話機を、公衆電話回線網に接続して使用する際の中継装置のことであり、回線切替機、内線集約装置、内線交換機とも呼ばれる。
携帯端末通信事業者A社のモバイル網302は携帯端末通信事業者A社専用モバイル回線にて携帯端末401、402と音声通話可能(通信)な状態で接続されている。
携帯端末通信事業者B社のモバイル網502は携帯端末通信事業者B社専用モバイル回線にて携帯端末601、602と音声通話可能(通信)な状態で接続されている。
携帯端末通信事業者C社のモバイル網902は携帯端末通信事業者C社専用モバイル回線にて携帯端末1001、1002と音声通話可能(通信)な状態で接続されている。
携帯端末通信事業者A社専用モバイル回線で音声通話可能な携帯端末401、402は通信事業者A社と契約することにより、通信事業者A社が提供するA社FMCサービス網300を利用できる。携帯端末401、402はA社が提供するFMCサービスに契約している。A社FMCサービス網300を利用する契約をした場合、通信事業者A社のIP電話網301を介して内線発信での音声通話(通信)が可能である。
携帯端末通信事業者B社専用モバイル回線で音声通話可能な携帯端末601、602は通信事業者B社と契約することにより、通信事業者B社が提供するB社FMCサービス網500を利用できる。携帯端末601、602はB社が提供するFMCサービスに契約している。B社FMCサービス網500を利用する契約をした場合、通信事業者B社のIP電話網501を介して内線発信での音声通話(通信)が可能である。
携帯端末通信事業者C社専用モバイル回線で音声通話可能な携帯端末1001、1002は通信事業者C社との契約することにより、通信事業者C社が提供するC社FMCサービス網900を利用できる。携帯端末1001、1002はC社が提供するFMCサービスに契約している。C社FMCサービス網900を利用する契約をした場合、通信事業者C社のIP電話網901を介して内線発信での音声通話(通信)が可能である。
以上の形態から、携帯端末401と携帯端末601がA社FMCサービス網300とB社FMCサービス網500を利用して音声通話する場合、その音声通話に係るデータは必ず本発明のSIPサーバ101を介するものである。
以上の形態から、携帯端末401と携帯端末1001がA社FMCサービス網300とC社FMCサービス網900を利用して音声通話する場合、その音声通話に係るデータは必ず本発明のSIPサーバ101を介するものである。
以上の形態から、携帯端末601と携帯端末1001がB社FMCサービス網500とC社FMCサービス網900を利用して音声通話する場合、その音声通話に係るデータは必ず本発明のSIPサーバ101を介するものである。
本発明のルーティング処理装置はマルチFMCサービス網100を介して携帯端末通信事業者A社が提供するA社FMCサービス網300や携帯端末通信事業者B社が提供するB社FMCサービス網500のような複数の通信事業者が提供する内線電話接続網と音声通話(通信)可能な状態で接続され、複数の内線電話接続サービス網を接続可能なルーティング処理装置である。
以下、図2を用いて、図1に示した各ルーティング処理装置の機能ブロックについて説明する。
図2において、101はSIPサーバ(共通SIPサーバ)であり、102、104、106は各通信事業者のゲートウエイ(中間SIPサーバ)であり、103、105、107は各通信事業者のSIPサーバであり、101、102、103、104、105、106、107は全て図2に示す構成をしている。
2201は制御部である。制御部の図3に示すCPU3201がプログラムに基づいた指示を行う。
2202は判定部であり、第一の役割として、発信元番号は登録(記憶)された内線番号、GW(中間SIPサーバ)識別番号、事業者識別番号、SIPサーバ識別番号と一致するかをCPUの指示に従って判定する。第二の役割として、着信先番号は登録(記憶)された内線番号、GW識別番号、事業者識別番号、SIPサーバ識別番号と一致するかをCPUの指示に従って判定する。第三の役割として、発信元番号または着信先番号のいずれか一方は登録された内線番号、GW識別番号、事業者識別番号、SIPサーバ識別番号と一致するかをCPUの指示に従って判定する。第四の役割として、発信元番号または着信先番号のどちらが登録された内線番号、GW識別番号、事業者識別番号、SIPサーバ識別番号と一致するかをCPUの指示に従って判定する。
2203は追加部であり、第一の役割として、GW識別番号を発信元番号や着信先番号に、CPUの指示に従って追加する。第二の役割として、事業者識別番号を発信元番号や着信先番号に、CPUの指示に従って追加する。
2204は削除部であり、第一の役割として、GW識別番号を発信元番号や着信先番号から、CPUの指示に従って削除する。第二の役割として、事業者識別番号を発信元番号や着信先番号から、CPUの指示に従って削除する。
2205は登録部であり、第一の役割として、指定された内線番号を登録(記憶)する。
通信事業者A社SIPサーバ103は図12の1201に示す通信事業者A社データを登録部や外部メモリに登録している。
通信事業者A社ゲートウエイ(中間SIPサーバ)102は図12の1201に示す通信事業者A社データを登録部や外部メモリに登録している。
共通SIPサーバ101は図12の1201(通信事業者A社データ)、1202(通信事業者B社データ)、1203(通信事業者C社データ)のデータを登録部や外部メモリに登録している。(第2の記憶手段)
通信事業者B社SIPサーバ105は図12の1202に示す通信事業者B社データを登録部や外部メモリに登録している。(第1の記憶手段)
通信事業者B社ゲートウエイ(中間SIPサーバ)104は図12の1202に示す通信事業者B社データを登録部や外部メモリに登録している。
通信事業者C社SIPサーバ107は図12の1203に示す通信事業者C社データを登録部や外部メモリに登録している。
通信事業者C社ゲートウエイ(中間SIPサーバ)106は図12の1203に示す通信事業者C社データを登録部や外部メモリに登録している。
2206は通信部であり、ゲートウエイ及びSIPサーバ等のIP電話通信の各種ルーティング機器に対して、発信元番号(発ID)や着信先番号(着ID)を含んだセッション確立(通信確立)情報の受信や送信をSIP(Session Initiation Protocol)通信を利用してCPUの指示に従って行う。
このように、SIPサーバは、SIPプロキシサーバであり、SIPメッセージのルーティング(転送先決定)、電話番号をIPアドレスと対応付け、音声自動応答機能の機能も備えている。さらに音声自動応答機能を備えたSIPサーバや、SIPサーバとIVR(Interactive Voice Response)サーバを組み合わせた形態であってもよい。
以下、図3を用いて、図2に示したSIPサーバ101、ゲートウエイ102、104、106、SIPサーバ103、105、107の制御部2201について説明する。
図3において、3201はCPUで、システムバス3204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御し、図2に示す各処理部に必要に応じて実行の指示をする。また、ROM3203あるいは外部メモリ3211には、CPU3201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
3202はRAMで、CPU3201の主メモリ、ワークエリアとして機能する。CPU3201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM3203あるいは外部メモリ3211から3202にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
3205は入力コントローラで、キーボード(KB)3209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。
3206はビデオコントローラで、表示部3210への表示を制御する。なお、図3の表示部3210はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。また表示部は指やペン等にてユーザが表示画面内の対象位置を指定するタッチパネル機能を含むものであってもよい。
3207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ3211へのアクセスを制御する。
3208は通信I/Fコントローラで、ネットワークを介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU3201は、例えばRAM3202内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT上での表示を可能としている。また、CPU3201は、CRT上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ3211に記録されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ3211または登録部2206に格納されている。
SIPサーバ103は図9に示すようなプログラムを登録部や外部メモリに記憶されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。
SIPサーバ105は図16に示すようなプログラムを登録部や外部メモリに記憶されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。
SIPサーバ107は図19に示すようなプログラムを登録部や外部メモリに記憶されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。
ゲートウエイ(中間SIPサーバ)102は図10に示すようなプログラムを登録部や外部メモリに記憶されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。
ゲートウエイ(中間SIPサーバ)104は図17に示すようなプログラムを登録部や外部メモリに記憶されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。
ゲートウエイ(中間SIPサーバ)106は図20に示すようなプログラムを登録部や外部メモリに記憶されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。
共通SIPサーバ101は図11に示すようなプログラムを登録部や外部メモリに記憶されており、必要に応じてRAM3202にロードされることによりCPU3201によって実行されるものである。
次に、図4〜図20を参照しながら、本発明の各ルーティング処理装置に好適なルーティング処理について説明する。
図4は、A社の携帯電話からA社の携帯に発信し、A社の携帯に着信する場合である。またA社の携帯電話から発信するユーザXは通信事業者A社が提供するFMCサービスに契約している。よってユーザXは通信事業者A社が提供するFMCサービスに同一の契約している他のユーザとは通信事業者A社が提供するFMCサービスに従った通話サービスを享受することができる。
例えば通信事業者A社に予め登録した内線番号をもつユーザ同士が、登録した内線番号にて発信し通話する場合は、その通話に係る通話料金(通信料)は内線発信扱いとなり、通信料は発生しない。通信事業者A社には当該FMCサービスに契約する為に必要な、契約料及び月々の基本FMCサービス使用料金を、予めユーザXの所属する会社が支払っている。
ステップS401では、ユーザXは携帯端末401からユーザxの携帯端末402に発信する。ユーザXはユーザxと共に通信事業者A社が提供するFMCサービスに同一の契約をしている。ユーザXは自分の内線番号は「AAAAA」であり、ユーザxは自分の内線番号は「aaaaa」である。発信の再に通知される発信者の番号を発信元番号と発信の再にダイアルする番号を着信先番号とする。発信元番号と着信先番号は同じ通話時に同時に通信される。本発明においては、通話時にルーティングされ、ルーティング処理装置間で送受信される通信データを、この発信元番号及び着信先番号を含んだデータとして発着呼データとする。
ユーザXはユーザxの内線番号である「aaaaa」をダイアルまたは携帯に登録された番号を選択する事により発信する。ここから以下、発信の再にダイアルする番号を着信先番号(着ID)、発信の再に通知される発信者の番号を発信元番号(発ID)とする。よってここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「aaaaa」である。
ここでユーザXが発信する場所は通信事業者A社が提供する携帯電話モバイル網と接続可能な地域であれば何ら制限はない。ここで登場する内線番号「AAAAA」、「aaaaa」は10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成された内線番号であればよい。また電話番号の先頭の数字は0ではなく1〜9である。さらに通信事業者A社が提供するFMCサービスに登録された、ユーザXやユーザxが契約しているFMCサービスを利用可能な内線番号である。
ステップS402では、発IDと着IDは通信事業者A社の基地局を経由して通信事業者A社のモバイル網302にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「aaaaa」である。このS402はA社が提供するFMCサービス網300を利用している。
ステップS403では、発IDと着IDは通信事業者A社のIP電話網301にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「aaaaa」である。
このS403はA社が提供するFMCサービス網300を利用している。
ステップS404では、発IDと着IDは通信事業者A社用SIPサーバ103にルーティングされる。このS404にて通信事業者A社用SIPサーバ103は、受信した発IDと着IDから後述の図9に示すようなルーティング処理をCPUの指示により実行する。ここで図9のフローチャートに従ってS404のルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「AAAAA」と着ID「aaaaa」を着信(受信)する。S902では有と判定され、S903では無と判定され、S904で発ID「AAAAA」と着ID「aaaaa」を自網のIP電話網301に発信(送信)する。ここで自網とは通信事業者A社が提供するFMCサービス網300である。すなわち通信事業者A社用のゲートウエイ(GW)102にはルーティングされない。
通信事業者A社用SIPサーバ103は通信事業者A社が提供するFMCサービスを利用可能な内線番号のマスタ(図12 1201)を記憶している。これによりS902にて有と判定している。
ステップS405では、発IDと着IDは通信事業者A社のIP電話網301にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「aaaaa」である。
このS405はA社が提供するFMCサービス網300を利用している。
ステップS406では、発IDと着IDは通信事業者A社のモバイル網302にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「aaaaa」である。このS406はA社が提供するFMCサービス網300を利用している。
ステップS407では、ユーザxの携帯端末402はユーザXの携帯端末401からの内線電話を着信する。ユーザxの携帯端末402の表示部には発信元番号(発ID)として「AAAAA」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「AAAAA」に対応付けられたユーザXの携帯端末401から発信された事を、ユーザxは認識する事ができる。
同じように、ユーザxがユーザXに発信する場合も、図4に従った処理が実行される。この場合はステップS401では、発IDは「aaaaa」であり、着IDは「AAAAA」である。
ここまでルーティング処理装置によるおけるルーティング処理を説明したが、ここで説明を除外したルーティング処理後の応答及び音声通話に関しては公知技術を用いる。以降においても応答及び音声通話に関しては説明を除外する。
図5は、A社の携帯電話からB社の携帯電話に発信し、B社の携帯電話に着信する場合である。またA社の携帯電話から着信するユーザYは通信事業者B社が提供するFMCサービスに契約している。
よってユーザYは通信事業者B社が提供するFMCサービスに同一の契約している他のユーザとは通信事業者B社が提供するFMCサービス規程に従ったサービスを享受することができる。例えば通信事業者B社に予め登録した内線番号をもつユーザ同士が、登録した内線番号にて発信し通話する場合は、その通話に係る通話料金(通信料)は内線発信扱いとなる無料となり、通信料は発生しない。通信事業者B社には当該FMCサービスに契約する為に必要な、契約料及び月々の基本サービス使用料金を予め、ユーザYの所属する会社が支払っている。
ステップS501では、ユーザXは携帯端末401からユーザYの携帯端末601に発信する。ユーザYが持つ通信事業者B社が提供するFMCサービスの内線番号は「BBBBB」である。ユーザXはユーザYの内線番号をダイアルまたは携帯端末に登録された番号を選択する事により発信する。ここで登場する内線番号「BBBBB」は10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成された内線番号であればよい。また電話番号の先頭の数字は0ではなく1〜9である。さらに通信事業者B社が提供するFMCサービスに登録された、ユーザYが契約しているFMCサービスを利用可能な内線番号である。
ここでユーザXは発信の時にGW(中間SIPサーバ)識別番号を予め電話番号の先頭に追加して発信する。このGW識別番号を追加する理由は、通信事業者A社のFMCサービスに登録されていないユーザYに内線発信要求する事をユーザXは予め知っているからである。例えはGW識別番号を「5」としてユーザYの内線番号の先頭に追加して発信する。よってここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「5BBBBB」である。
GW識別番号とは通信事業者A社用のゲートウエイ(中間SIPサーバ)102に割り当てられた番号であり、10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成されたGW識別番号であればよい。また先頭の数字は0ではなく、1〜9または特定記号(#や*)である。GW識別番号の役割は中間SIPサーバを特定する為である。中間SIPサーバ固有のIDと同じである。
またGW識別番号「5」と内線番号「AAAAA」、「aaaaa」、「BBBBB」を合計した電話番号の桁数は11桁を超えないとする。
ステップS502では、発IDと着IDは通信事業者A社の基地局を経由して通信事業者A社のモバイル網302にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「5BBBBB」である。このS502はA社が提供するFMCサービス網300を利用している。
ステップS503では、発IDと着IDは通信事業者A社のIP電話網301にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「5BBBBB」である。このS503はA社が提供するFMCサービス網300を利用している。
ステップS504では、発IDと着IDは通信事業者A社用SIPサーバ103にルーティングされる。このS504にて通信事業者A社用SIPサーバ103は、受信した発IDと着IDから後述の図9に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図9に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「AAAAA」と着ID「5BBBBB」を着信(受信)する。S902では有と判定され、S903では有と判定され、S904で発ID「AAAAA」と着ID「5BBBBB」を通信事業者A社用ゲートウエイ(GW)102に発信(送信)する。
ステップS505では、発IDと着IDは通信事業者A社用ゲートウエイ102にルーティングされる。このS505にて通信事業者A社用ゲートウエイ102は、受信した発IDと着IDから後述の図10に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図10に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「AAAAA」と着ID「5BBBBB」を着信(受信)する。S1002では有と判定され、S1004では着IDの先頭からGW識別番号「5」が削除される。S1005では無と判定され、S1007で発ID「AAAAA」と着ID「BBBBB」をSIPサーバ101(共通SIPサーバ)に発信(送信)する。
ステップS506では、発IDと着IDはSIPサーバ101にルーティングされる。このS506にてSIPサーバ101は、受信した発IDと着IDから後述の図11に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図11に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「AAAAA」と着ID「BBBBB」を着信(受信)する。S1102では有と判定され、S1103では発IDであると判定される。S1105ではYESと判定され、S1109で発ID「AAAAA」と着ID「BBBBB」を通信事業者B社用ゲートウエイ104に発信(送信)する。
ステップS507では、発IDと着IDは通信事業者B社用ゲートウエイ104にルーティングされる。通信事業者B社用ゲートウエイ104での処理後、発IDは「AAAAA」であり、着IDは「BBBBB」とする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104で実行されるルーティング処理は図9の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104は受信した発IDと着IDから後述の図17に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図17に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「AAAAA」と着ID「BBBBB」を着信(受信)する。S1702で有と判定され、S1703で発ID「AAAAA」と着ID「BBBBB」を通信事業者B社用SIPサーバ105に発信(送信)する。
ステップS508では、発IDと着IDは通信事業者B社用SIPサーバ105にルーティングされる。通信事業者B社SIPサーバ105での処理後、発IDは「AAAAA」であり、着IDは「BBBBB」とする。
通信事業者B社用SIPサーバ105で実行されるルーティング処理は図10の様な通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用SIPサーバ105は受信した発IDと着IDから後述の図16に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図16に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「AAAAA」と着ID「BBBBB」を着信(受信)する。S1602で有と判定され、S1603で有と判定され、S1605で発ID「AAAAA」と着ID「BBBBB」を通信事業者B社IP電話網501に発信(送信)する。
ステップS509では、発IDと着IDは通信事業者B社のIP電話網501にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「BBBBB」である。このS509はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS510では、発IDと着IDは通信事業者B社のモバイル網302にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「BBBBB」である。このS510はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS511では、ユーザYの携帯端末601はユーザXの携帯端末401からの内線電話を着信する。ユーザYの携帯端末601の表示部には発信元番号(発ID)として「AAAAA」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「AAAAA」に対応付けられたユーザXの携帯端末401から発信された事を、ユーザYは認識する事ができる。
図6は、A社の携帯電話からC社の携帯に発信し、C社の携帯に着信する場合である。またA社の携帯電話から着信するユーザZは通信事業者C社が提供するFMCサービスに契約している。
よってユーザZは通信事業者C社が提供するFMCサービスに同一の契約している他のユーザとは通信事業者C社が提供するFMCサービス規程に従ったサービスを享受することができる。例えば通信事業者C社に予め登録した内線番号をもつユーザ同士が、登録した内線番号にて発信し通話する場合は、その通話に係る通話料金(通信料)は内線発信扱いとなる無料となり、通信料は発生しない。通信事業者C社には当該FMCサービスに契約する為に必要な、契約料及び月々の基本サービス使用料金を予め、ユーザZの所属する会社が支払っている。
ステップS601では、ユーザXは携帯端末401からユーザZの携帯端末1001に発信する。ユーザZが持つ通信事業者C社が提供するFMCサービスの内線番号は「CCCCC」である。ユーザXはユーザZの内線番号をダイアルまたは携帯に登録された番号を選択する事により発信する。ここで登場する内線番号「CCCCC」は10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成された内線番号であればよい。また先頭の数字は0ではなく1〜9である。さらに通信事業者C社が提供するFMCサービスに登録された、ユーザZが契約しているFMCサービスを利用可能な内線番号である。
ここでユーザXは発信の時にGW識別番号を予め追加して発信する。例えはGW識別番号を「5」としてユーザZの内線番号の先頭に追加して発信する。よってここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「5CCCCC」である。
またGW識別番号と内線番号「AAAAA」、「aaaaa」、「BBBBB」、「CCCCC」を合計した桁数は11桁以下である。
ステップS602では、発IDと着IDは通信事業者A社の基地局を経由して通信事業者A社のモバイル網302にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「5CCCCC」である。このS502はA社が提供するFMCサービス網300に含まれている。
ステップS603では、発IDと着IDは通信事業者A社のIP電話網301にルーティングされる。ここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「5CCCCC」である。このS503はA社が提供するFMCサービス網300に含まれている。
ステップS604では、発IDと着IDは通信事業者A社用SIPサーバ103にルーティングされる。このS604にて通信事業者A社用SIPサーバ103は、受信した発IDと着IDから後述の図9に示すような処理をCPUが実行する。ここで図9に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「AAAAA」と着ID「5CCCCC」を着信(受信)する。S902では有と判定され、S903では有と判定され、S904では有と判定され、S904で発ID「AAAAA」と着ID「5CCCCC」を通信事業者A社用ゲートウエイ(GW)に発信(送信)する。
ステップS605では、発IDと着IDは通信事業者A社用ゲートウエイ102にルーティングされる。このS605にて通信事業者A社用ゲートウエイ102は、受信した発IDと着IDから後述の図10に示すような処理をCPUが実行する。ここで図10に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「AAAAA」と着ID「5CCCCC」を着信(受信)する。S1002では有と判定され、S1004では着IDのGW識別番号「5」が削除される。S1005では無と判定され、S1007で発ID「AAAAA」と着ID「CCCCC」をSIPサーバ101に発信(送信)する。
ステップS606では、発IDと着IDはSIPサーバ101(共通SIPサーバ)にルーティングされる。このS606にてSIPサーバ101は、受信した発IDと着IDから後述の図11に示すような処理をCPUが実行する。ここで図11に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「AAAAA」と着ID「CCCCC」を着信(受信)する。S1102では有と判定され、S1103では発IDであると判定される。S1105ではNOと判定され、S1106では 、着IDにC社の事業者識別番号「*3」とC社のSIPサーバ識別番号「1」を追加する。S1109で発ID「AAAAA」と着ID「*31CCCCC」を通信事業者C社用ゲートウエイ106に発信(送信)する。よってここでは発IDは「AAAAA」であり、着IDは「*31CCCCC」である。
事業者識別番号とは通信事業者C社に割り当てられた番号であり、10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成された事業者識別番号であればよい。また先頭の数字は0ではなく1〜9である。
SIPサーバ識別番号とはSIPサーバ毎に割り当てられた番号であり、10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成されたSIPサーバ識別番号であればよい。また先頭の数字は0ではなく1〜9である。また事業者識別番号「*3」とSIPサーバ識別番号と内線番号「AAAAA」、「aaaaa」、「BBBBB」、「CCCCC」を合計した桁数は11桁以下である。
ステップS607では、発IDと着IDは通信事業者C社用ゲートウエイ106にルーティングされる。通信事業者C社用ゲートウエイ106での処理後、発IDは「*33AAAAA」であり、着IDは「CCCCC」とする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106で実行される処理は図10の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106は受信した発IDと着IDから後述の図20に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図20に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「AAAAA」と着ID「*31CCCCC」を着信(受信)する。S2002で有と判定され、S2005で発ID「*33AAAAA」と着ID「CCCCC」を通信事業者C社用SIPサーバ107に発信(送信)する。
ステップS608では、発IDと着IDは通信事業者C社用SIPサーバ107にルーティングされる。通信事業者C社SIPサーバ107での処理後、発IDは「*33AAAAA」であり、着IDは「CCCCC」とする。
通信事業者C社用SIPサーバ107で実行される処理は図9の様な通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用SIPサーバ107は受信した発IDと着IDから後述の図19に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図19に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「*33AAAAA」と着ID「CCCCC」を着信(受信)する。S1902で有と判定され、S1903で有と判定され、S1905で発IDと判定され、S1908で発ID「*33AAAAA」と着ID「CCCCC」を通信事業者C社IP電話網901に発信(送信)する。
ステップS609では、発IDと着IDは通信事業者C社のIP電話網901にルーティングされる。ここでは発IDは「*33AAAAA」であり、着IDは「CCCCC」である。このS609はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS610では、発IDと着IDは通信事業者C社のモバイル網902にルーティングされる。ここでは発IDは「*33AAAAA」であり、着IDは「CCCCC」である。このS610はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS611では、ユーザZの携帯端末1001はユーザXの携帯端末401からの内線電話を着信する。ユーザYの携帯端末601の表示部には発信元番号(発ID)として「*33AAAAA」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「AAAAA」に対応付けられたユーザXの携帯端末401から発信された事を、ユーザYは認識する事ができる。
図7は、B社の携帯電話601からA社の携帯401に発信し、A社の携帯401に着信する場合のルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS701では、ユーザYは携帯端末601からユーザXの携帯端末401に発信する。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「AAAAA」である。
ステップS702では、発IDと着IDは通信事業者B社の基地局を経由して通信事業者B社のモバイル網502にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「AAAAA」である。このS702はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS703では、発IDと着IDは通信事業者B社のIP電話網501にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「AAAAA」である。このS703はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS704では、発IDと着IDは通信事業者B社用SIPサーバ105にルーティングされる。
通信事業者B社用SIPサーバ105での処理後、発IDは「BBBBB」であり、着IDは「AAAAA」とする。
通信事業者B社用SIPサーバ105で実行される処理は図9の通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用SIPサーバ105は受信した発IDと着IDから後述の図16に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図16に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「BBBBB」と着ID「AAAAA」を着信(受信)する。S1602で有と判定され、S1603で無と判定され、S1604で発ID「BBBBB」と着ID「AAAAA」を通信事業者B社ゲートウエイ104に発信(送信)する。
ステップS705では、発IDと着IDは通信事業者B社用ゲートウエイ104にルーティングされる。
通信事業者B社用ゲートウエイ104での処理後、発IDは「BBBBB」であり、着IDは「AAAAA」とする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104で実行される処理は図10の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104は受信した発IDと着IDから後述の図17に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図17に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「BBBBB」と着ID「AAAAA」を着信(受信)する。S1702で無と判定され、S1704で発ID「BBBBB」と着ID「BBBBB」をSIPサーバ101に発信(送信)する。
ステップS706では、発IDと着IDはSIPサーバ101(共通SIPサーバ)にルーティングされる。このS706にてSIPサーバ101は、受信した発IDと着IDから後述の図11に示すような処理をCPUが実行する。ここで図11に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「BBBBB」と着ID「AAAAA」を着信(受信)する。S1102では有と判定され、S1103では着IDであると判定される。S1104ではGW識別番号を追加する。S1108で発ID「BBBBB」と着ID「5AAAAA」を通信事業者A社用ゲートウエイ102に発信(送信)する。
ステップS707では、発IDと着IDは通信事業者A社用ゲートウエイ102にルーティングされる。
このS707にて通信事業者A社用ゲートウエイ102は、受信した発IDと着IDから後述の図10に示すような処理をCPUが実行する。ここで図10に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「BBBBB」と着ID「5AAAAA」を着信(受信)する。S1002では無と判定され、S1003では発IDにGW識別番号を追加する。S1004では着IDからGW識別番号を削除する。S1005では有と判定され、
S1006で発ID「5BBBBB」と着ID「AAAAA」を通信事業者A社用SIPサーバ103に発信(送信)する。
ステップS708では、発IDと着IDは通信事業者A社用SIPサーバ103にルーティングされる。
このS708にて通信事業者A社用SIPサーバ103は、受信した発IDと着IDから後述の図9に示すような処理をCPUが実行する。ここで図9に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「5BBBBB」と着ID「AAAAA」を着信(受信)する。S902では有と判定され、S903では無と判定され、S905で発ID「5BBBBB」と着ID「AAAAA」を通信事業者A社のIP電話網301に発信(送信)する。
ステップS709では、発IDと着IDは通信事業者A社のIP電話網301にルーティングされる。ここでは発IDは「5BBBBB」であり、着IDは「AAAAA」である。このS709はA社が提供するFMCサービス網300に含まれている。
ステップS710では、発IDと着IDは通信事業者A社のモバイル網302にルーティングされる。ここでは発IDは「5BBBBB」であり、着IDは「AAAAA」である。このS710はA社が提供するFMCサービス網300に含まれている。
ステップS711では、ユーザXの携帯端末401はユーザYの携帯端末1001からの内線電話を着信する。ユーザXの携帯端末401の表示部には発信元番号(発ID)として「5BBBBB」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「BBBBB」に対応付けられたユーザYの携帯端末601から発信された事を、ユーザXは認識する事ができる。
図8は、C社の携帯電話1001からA社の携帯401に発信し、A社の携帯401に着信する場合のルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS801では、ユーザZは携帯端末1001からユーザXの携帯端末401に発信する。ここでユーザZは発信の時に事業者識別番号を予め追加して発信する。つまりC社の事業者識別番号を「*3」としてユーザXの内線番号の先頭に追加して発信する。更に共通SIPサーバの識別番号である「3」を事業者識別番号「*3」の後に追加する。
よってここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*33AAAAA」である。
ステップS802では、発IDと着IDは通信事業者C社の基地局を経由して通信事業者C社のモバイル網902にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*33AAAAA」である。このS802はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS803では、発IDと着IDは通信事業者C社のIP電話網901にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*33AAAAA」である。このS803はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS804では、発IDと着IDは通信事業者C社用SIPサーバ107にルーティングされる。
通信事業者C社用SIPサーバ107での処理後、発IDは「CCCCC」であり、着IDは「AAAAA」とする。
通信事業者C社用SIPサーバ107で実行される処理は図9の様な通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用SIPサーバ107は受信した発IDと着IDから後述の図19に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図19に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「CCCCC」と着ID「*33AAAAA」を着信(受信)する。S1902で有と判定され、S1903で有と判定され、S1905で着IDと判定され、S1906で着IDから事業者識別番号とSIPサーバ識別番号を削除する。S1907で発ID「CCCCC」と着ID「AAAAA」を通信事業者C社ゲートウエイ106に発信(送信)する。
ステップS805では、発IDと着IDは通信事業者C社用ゲートウエイ106にルーティングされる。
通信事業者C社用ゲートウエイ106での処理後、発IDは「CCCCC」であり、着IDは「AAAAA」とする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106で実行される処理は図10の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106は受信した発IDと着IDから後述の図20に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図20に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「CCCCC」と着ID「AAAAA」を着信(受信)する。S2002で無と判定され、S2006で発ID「CCCCC」と着ID「AAAAA」をSIPサーバ101に発信(送信)する。
ステップS806では、発IDと着IDはSIPサーバ101にルーティングされる。このS806にてSIPサーバ101は、受信した発IDと着IDから後述の図11に示すような処理をCPUが実行する。ここで図11に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「CCCCC」と着ID「AAAAA」を着信(受信)する。S1102では有と判定され、S1103では着IDであると判定される。S1104ではGW識別番号を追加する。S1107で発ID「CCCCC」と着ID「5AAAAA」を通信事業者A社用ゲートウエイ102に発信(送信)する。
ステップS807では、発IDと着IDは通信事業者A社用ゲートウエイ102にルーティングされる。
このS807にて通信事業者A社用ゲートウエイ102は、受信した発IDと着IDから後述の図10に示すような処理をCPUが実行する。ここで図10に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「CCCCC」と着ID「5AAAAA」を着信(受信)する。S1002では無と判定され、S1003では発IDにGW識別番号を追加する。S1004では着IDからGW識別番号を削除する。S1005では有と判定され、S1006で発ID「5CCCCC」と着ID「AAAAA」を通信事業者A社用SIPサーバ103に発信(送信)する。
ステップS808では、発IDと着IDは通信事業者A社用SIPサーバ103にルーティングされる。
このS808にて通信事業者A社用SIPサーバ103は、受信した発IDと着IDから後述の図9に示すような処理をCPUが実行する。ここで図9に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「5CCCCC」と着ID「AAAAA」を着信(受信)する。S902では有と判定され、S903では無と判定され、S905で発ID「5CCCCC」と着ID「AAAAA」を通信事業者A社のIP電話網301に発信(送信)する。
ステップS809では、発IDと着IDは通信事業者A社のIP電話網301にルーティングされる。ここでは発IDは「5CCCCC」であり、着IDは「AAAAA」である。このS809はA社が提供するFMCサービス網300に含まれている。
ステップS810では、発IDと着IDは通信事業者A社のモバイル網302にルーティングされる。ここでは発IDは「5CCCCC」であり、着IDは「AAAAA」である。このS710はA社が提供するFMCサービス網300に含まれている。
ステップS811では、ユーザXの携帯端末401はユーザZの携帯端末1001からの内線電話を着信する。ユーザXの携帯端末401の表示部には発信元番号(発ID)として「5CCCCC」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「CCCCC」に対応付けられたユーザZの携帯端末1001から発信された事を、ユーザXは認識する事ができる。
図9は、通信事業者A社用SIPサーバ103に着信した場合に、通信事業者A社用SIPサーバ103の各処理部が実行するルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS901では、通信事業者A社用SIPサーバ103の通信部は発ID及び着IDを着信(受信)する。
ステップS902では、通信事業者A社用SIPサーバ103の判定部は発ID及び着IDに内線番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS903に進み、無と判定した場合は処理を終了する。
ステップS903では、通信事業者A社用SIPサーバ103の判定部は着IDにGW識別番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS904に進み、無と判定した場合はステップS905に進む。
ステップS904では、通信事業者A社用SIPサーバ103の通信部は発ID及び着IDを通信事業者A社用ゲートウエイ102に発信(送信)する。
ステップS905では、通信事業者A社用SIPサーバ103の通信部は発ID及び着IDを通信事業者A社IP電話網301に発信(送信)する。
図10は、通信事業者A社用ゲートウエイに着信した場合に、通信事業者A社用ゲートウエイの処理部が実行するルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1001では、通信事業者A社用ゲートウエイ102の通信部は発ID及び着IDを着信(受信)する。
ステップS1002では、通信事業者A社用ゲートウエイ102の判定部は発IDに内線番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS1004に進み、無と判定した場合はステップS1003に進む。
ステップS1003では、通信事業者A社用ゲートウエイ102の追加部は発IDの先頭にGW識別番号を追加する。
ステップS1004では、通信事業者A社用ゲートウエイ102の削除部は着IDの先頭のGW識別番号を削除する。
ステップS1005では、通信事業者A社用ゲートウエイ102の判定部は着IDに内線番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS1006に進み、無と判定した場合はステップS1007に進む。
ステップS1006では、通信事業者A社用ゲートウエイ102の通信部は発ID及び着IDを通信事業者A社用SIPサーバ103に発信(送信)する。
ステップS1007では、通信事業者A社用ゲートウエイ102の通信部は発ID及び着IDをSIPサーバ101に発信(送信)する。
図11は、SIPサーバ101(共通SIPサーバ)に着信した場合に、SIPサーバ101の処理部(制御部、判定部、追加部、削除部、登録部、通信部)が実行するルーティング処理の一例を示すフローチャートである。処理部が実行するルーティング処理のプログラムはCPUが実行の指示をする。
ステップS1101では、SIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを着信(受信)(第2の受信手段)する。
ステップS1102では、SIPサーバ101の判定部は発ID及び着IDに内線番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS1103に進み、無と判定した場合はステップS1105に進む。S1102では第1の通信事業者(通信事業者A社か否か)を判定する。
ステップS1103では、SIPサーバ101の判定部は発ID及び着IDのどちらに内線番号があるかを判定する。(第2の判断手段)発IDであると判定した場合はステップS1105に進み、着IDであると判定した場合はステップS1104に進む。S1103では第1の通信事業者(通信事業者A社)の着IDがあるかも同時に判定する。(識別手段)
ステップS1104では、SIPサーバ101の追加部は着IDの先頭にGW識別番号を追加する。
ステップS1105では、SIPサーバ101の判定部は発ID及び着IDに第2候補の内線番号があるかを判定する。YES(有り)と判定した場合はステップS1108に進み、NO(無し)と判定した場合はステップS1106に進む。S1105では第2の通信事業者(通信事業者B社)の着IDがあるかも同時に判定する。
ステップS1106では、SIPサーバ101の追加部は着IDの先頭に事業者識別番号を追加する。
ステップS1107では、SIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを通信事業者A社用ゲートウエイ102に発信(送信)する。(第2の送信手段)
ステップS1108では、SIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを通信事業者B社用ゲートウエイ104に発信(送信)する。
変形例としてステップS1108では、SIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを通信事業者B社用SIPサーバ105に発信(送信)する場合もある。それは図1に通信事業者B社用ゲートウエイ104が接続されていない場合である。すなわちB社用ゲートウエイ104が接続されていない場合は、ステップS1105の判定においてYESと判定した場合にSIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを通信事業者B社用SIPサーバ105に発信(送信)する。またB社用ゲートウエイ104が接続されていない場合は、図5、図15においてB社用ゲートウエイ104の処理はなくなる。
ステップS1109では、SIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを通信事業者C社用ゲートウエイ106に発信(送信)する。
変形例としてステップS1109では、SIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを通信事業者C社用SIPサーバ107に発信(送信)する場合もある。それは図1に通信事業者C社用ゲートウエイ106が接続されていない場合である。すなわちC社用ゲートウエイ106が接続されていない場合は、ステップS1105の判定においてNOと判定した場合にSIPサーバ101の通信部は発ID及び着IDを通信事業者C社用SIPサーバ107に発信(送信)する。またC社用ゲートウエイ106が接続されていない場合は、図6、図14においてC社用ゲートウエイ106の処理はなくなる。
図12は、本願発明で使用するデータテーブルである。
1201は通信事業者A社FMCサービスが利用可能な利用者の内線番号が登録された内線電話マスタである。1201の内線番号は通信事業者A社自身の通信網の電話端末に割り当てた電話番号である。
1202は通信事業者B社FMCサービスが利用可能な利用者の内線番号が登録された内線電話マスタである。1202の内線番号は通信事業者B社自身の通信網の電話端末に割り当てた電話番号である。
1203は通信事業者C社FMCサービスが利用可能な利用者の内線番号が登録された内線電話マスタである。1203の内線番号は通信事業者C社自身の通信網の電話端末に割り当てた電話番号である。
1201〜1203に示すような内線番号は社員一人ひとりに割り当てられた番号であり、次のルールで運用する。
(1)同じ通信事業者のFMCサービスでは同じ内線番号を割り当てないものとする。
(2)異なる通信事業者のFMCサービスであっても同じ内線番号を割り当てないものとする。(重複しない)
これにより内線番号は社員一人ひとりに割り当てられた番号となり社員一人ひとりに割り当てられた固有ワンナンバーとなる。また内線番号は「AAAAA」、「aaaaa」の様に10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)であればよい。また先頭の数字は0ではなく1〜9である。つまり実際に使用する際には「11111」、「11112」といった番号となり、電話番号として使用できる番号であればよい。
また、本発明におけるプログラムは、図9〜図11に示すフローチャートの処理に従ってルーティング処理装置が実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図9〜図11の処理方法を実行可能なプログラムとして記憶している。
図13は、B社の携帯電話からB社の携帯に発信し、B社の携帯に着信する場合である。またB社の携帯電話から発信するユーザYは通信事業者B社が提供するFMCサービスに契約している。よってユーザYは通信事業者B社が提供するFMCサービスに同一の契約している他のユーザとは通信事業者B社が提供するFMCサービス規程に従ったサービスを享受することができる。
例えば通信事業者B社に予め登録した内線番号をもつユーザ同士が、登録した内線番号にて発信し通話する場合は、その通話に係る通話料金(通信料)は内線発信扱いとなる無料となり、通信料は発生しない。通信事業者B社には当該FMCサービスに契約する為に必要な、契約料及び月々の基本サービス使用料金を予め、ユーザYの所属する会社が支払っている。
ステップS1301では、ユーザYは携帯端末601からユーザyの携帯端末602に発信する。ユーザYはユーザyと共に通信事業者B社が提供するFMCサービスに同一の契約をしている。ユーザYは自分の内線番号は「BBBBB」であり、ユーザyは自分の内線番号は「bbbbb」である。
ユーザYはユーザyの内線番号である「bbbbb」をダイアルまたは携帯に登録された番号を選択する事により発信する。よってここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「bbbbb」である。
ここでユーザYが発信する場所は通信事業者B社が提供する携帯電話モバイル網と接続可能な地域であれば何ら制限はない。ここで登場する内線番号「BBBBB」、「bbbbb」は10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成された内線番号であればよい。また先頭の数字は0ではなく1〜9である。さらに通信事業者B社が提供するFMCサービスに登録された、ユーザYやユーザyが契約しているFMCサービスを利用可能な内線番号である。
ステップS1302では、発IDと着IDは通信事業者B社の基地局を経由して通信事業者B社のモバイル網502にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「bbbbb」である。このS502はB社が提供するFMCサービス網500を利用している。
ステップS1303では、発IDと着IDは通信事業者B社のIP電話網501にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「bbbbb」である。
このS1303はB社が提供するFMCサービス網500を利用している。
ステップS1304では、発IDと着IDは通信事業者B社用SIPサーバ105にルーティングされる。このS1304にて通信事業者B社用SIPサーバ105は、受信した発IDと着IDから後述の図16に示すようなルーティング処理をCPUの指示により実行する。ここで図16のフローチャートに従ってS1304のルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「BBBBB」と着ID「bbbbb」を着信(受信)する。S1602では有と判定され、S1603では有と判定され、S1604で発ID「BBBBB」と着ID「bbbbb」を自網のIP電話網501に発信(送信)する。ここで自網とは通信事業者B社が提供するFMCサービス網500である。すなわち通信事業者B社用のゲートウエイ(GW)にはルーティングされない。
通信事業者B社用SIPサーバ105は通信事業者B社が提供するFMCサービスを利用可能な内線番号のマスタ(図12 1202)を記憶している。これによりS1603にて有と判定している。
ステップS1305では、発IDと着IDは通信事業者B社のIP電話網501にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「bbbbb」である。
このS1305はB社が提供するFMCサービス網500を利用している。
ステップS1306では、発IDと着IDは通信事業者B社のモバイル網502にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「bbbbb」である。このS1306はB社が提供するFMCサービス網500を利用している。
ステップS1307では、ユーザyの携帯端末602はユーザYの携帯端末601からの内線電話を着信する。ユーザyの携帯端末602の表示部には発信元番号(発ID)として「BBBBB」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「BBBBB」に対応付けられたユーザYの携帯端末601から発信された事を、ユーザyは認識する事ができる。
同じように、ユーザyがユーザYに発信する場合も、図13に従った処理が実行される。この場合はステップS1301では、発IDは「bbbbb」であり、着IDは「BBBBB」である。
図14は、B社の携帯電話601からC社の携帯1001に発信し、C社の携帯1001に着信する場合のルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1401では、ユーザYは携帯端末601からユーザZの携帯端末1001に発信する。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」である。
ステップS1402では、発IDと着IDは通信事業者B社の基地局を経由して通信事業者B社のモバイル網502にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」である。このS1402はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS1403では、発IDと着IDは通信事業者B社のIP電話網501にルーティングされる。ここでは発IDは「BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」である。このS1403はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS1404では、発IDと着IDは通信事業者B社用SIPサーバ105にルーティングされる。
通信事業者B社用SIPサーバ105での処理後、発IDは「BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」とする。
通信事業者B社用SIPサーバ105で実行される処理は図9の様な通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用SIPサーバ105は受信した発IDと着IDから後述の図16に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図16に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「BBBBB」と着ID「CCCCC」を着信(受信)する。S1602で有と判定され、S1603で無と判定され、S1604で発ID「BBBBB」と着ID「CCCCC」を通信事業者B社ゲートウエイ104に発信(送信)する。
ステップS1405では、発IDと着IDは通信事業者B社用ゲートウエイ104にルーティングされる。
通信事業者B社用ゲートウエイ104での処理後、発IDは「BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」とする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104で実行される処理は図10の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104は受信した発IDと着IDから後述の図17に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図17に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「BBBBB」と着ID「CCCCC」を着信(受信)する。S1702で無と判定され、S1704で発ID「BBBBB」と着ID「CCCCC」をSIPサーバ101に発信(送信)する。
ステップS1406では、発IDと着IDはSIPサーバ101にルーティングされる。このS1406にてSIPサーバ101は、受信した発IDと着IDから後述の図11に示すような処理をCPUが実行する。ここで図11に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「BBBBB」と着ID「CCCCC」を着信(受信)する。S1102では無と判定され、S1105ではNOであると判定される。S1106では事業者識別番号とSIPサーバ識別番号を追加する。S1109で発ID「BBBBB」と着ID「*31CCCCC」を通信事業者C社用ゲートウエイ106に発信(送信)する。
ステップS1407では、発IDと着IDは通信事業者C社用ゲートウエイ106にルーティングされる。通信事業者C社用ゲートウエイ106での処理後、発IDは「*33BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」とする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106で実行される処理は図10の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106は受信した発IDと着IDから後述の図20に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図20に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「BBBBB」と着ID「*31CCCCC」を着信(受信)する。S2002で有と判定され、S2005で発ID「*33BBBBB」と着ID「CCCCC」を通信事業者C社用SIPサーバ107に発信(送信)する。
ステップS1408では、発IDと着IDは通信事業者C社用SIPサーバ107にルーティングされる。通信事業者C社SIPサーバ107での処理後、発IDは「*33BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」とする。
通信事業者C社用SIPサーバ107で実行される処理は図9の様な通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用SIPサーバ107は受信した発IDと着IDから後述の図19に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図19に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「*33BBBBB」と着ID「CCCCC」を着信(受信)する。S1902で有と判定され、S1903で有と判定され、S1905で発IDと判定され、S1908で発ID「*33BBBBB」と着ID「CCCCC」を通信事業者C社IP電話網901に発信(送信)する。
ステップS1409では、発IDと着IDは通信事業者C社のIP電話網901にルーティングされる。ここでは発IDは「*33BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」である。このS609はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS1410では、発IDと着IDは通信事業者C社のモバイル網902にルーティングされる。ここでは発IDは「*33BBBBB」であり、着IDは「CCCCC」である。このS610はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS611では、ユーザZの携帯端末1001はユーザYの携帯端末601からの内線電話を着信する。ユーザZの携帯端末1001の表示部には発信元番号(発ID)として「*33BBBBB」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「BBBBB」に対応付けられたユーザYの携帯端末601から発信された事を、ユーザZは認識する事ができる。
図15は、C社の携帯電話1001からB社の携帯601に発信し、B社の携帯601に着信する場合のルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1501では、ユーザZは携帯端末1001からユーザYの携帯端末601に発信する。ここでユーザZは発信の時に事業者識別番号を予め追加して発信する。つまりC社の事業者識別番号を「*3」としてユーザYの内線番号の先頭に追加して発信する。
更に共通SIPサーバ識別番号「3」を事業者識別番号の後に追加する。
よってここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*33BBBBB」である。
ステップS1502では、発IDと着IDは通信事業者C社の基地局を経由して通信事業者C社のモバイル網902にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*33BBBBB」である。このS1502はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS1503では、発IDと着IDは通信事業者C社のIP電話網901にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*33BBBBB」である。このS1503はC社が提供するFMCサービス網900に含まれている。
ステップS1504では、発IDと着IDは通信事業者C社用SIPサーバ107にルーティングされる。
通信事業者C社用SIPサーバ107での処理後、発IDは「CCCCC」であり、着IDは「BBBBB」とする。
通信事業者C社用SIPサーバ107で実行される処理は図9の様な通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用SIPサーバ107は受信した発IDと着IDから後述の図19に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図19に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「CCCCC」と着ID「*33BBBBB」を着信(受信)する。S1902で有と判定され、S1903で有と判定され、S1905で着IDと判定され、1906で着IDから事業者識別番号とSIPサーバ識別番号を削除する。S1907で発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を通信事業者C社ゲートウエイ106に発信(送信)する。
ステップS1505では、発IDと着IDは通信事業者C社用ゲートウエイ106にルーティングされる。
通信事業者C社用ゲートウエイ106での処理後、発IDは「CCCCC」であり、着IDは「BBBBB」とする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106で実行される処理は図10の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者C社用ゲートウエイ106は受信した発IDと着IDから後述の図20に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図20に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を着信(受信)する。S2002で無と判定され、S2006で発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を共通SIPサーバ101に発信(送信)する。
ステップS1506では、発IDと着IDはSIPサーバ101にルーティングされる。このS1506にてSIPサーバ101は、受信した発IDと着IDから後述の図11に示すような処理をCPUが実行する。ここで図11に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を着信(受信)する。S1102では無と判定され、S1105ではYESであると判定される。S1108で発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を通信事業者B社用ゲートウエイ104に発信(送信)する。
ステップS1507では、発IDと着IDは通信事業者B社用ゲートウエイ104にルーティングされる。通信事業者B社用ゲートウエイ104での処理後、発IDは「CCCCC」であり、着IDは「BBBBB」とする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104で実行されるルーティング処理は図10の様な通信事業者A社用ゲートウエイ102で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用ゲートウエイ104は受信した発IDと着IDから後述の図17に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図17に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を着信(受信)する。S1702で有と判定され、S1703で発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を通信事業者B社用SIPサーバ105に発信(送信)する。
ステップS1508では、発IDと着IDは通信事業者B社用SIPサーバ105にルーティングされる。通信事業者B社用SIPサーバ105での処理後、発IDは「CCCCC」であり、着IDは「BBBBB」とする。
通信事業者B社用SIPサーバ105で実行されるルーティング処理は図10の様な通信事業者A社用SIPサーバ103で実行される処理とは違う処理をするものとする。
通信事業者B社用SIPサーバ105は受信した発IDと着IDから後述の図16に示すようなルーティング処理をCPUが実行する。ここで図16に従ってルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。まず発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を着信(受信)する。S1602で有と判定され、S1603で有と判定され、S1605で発ID「CCCCC」と着ID「BBBBB」を通信事業者B社IP電話網501に発信(送信)する。
ステップS1509では、発IDと着IDは通信事業者B社のIP電話網501にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「BBBBB」である。このS1509はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS1510では、発IDと着IDは通信事業者B社のモバイル網502にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「BBBBB」である。このS1510はB社が提供するFMCサービス網500に含まれている。
ステップS1511では、ユーザYの携帯端末601はユーザZの携帯端末1001からの内線電話を着信する。ユーザYの携帯端末601の表示部には発信元番号(発ID)として「CCCCC」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「CCCCC」に対応付けられたユーザZの携帯端末1001から発信された事を、ユーザYは認識する事ができる。
図16は、通信事業者B社用SIPサーバ105に着信した場合に、通信事業者B社用SIPサーバ105の処理部が実行するルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1601では、通信事業者B社用SIPサーバ105の通信部は発ID及び着IDを着信(受信)する。(第1の受信手段)(第3の受信手段)
ステップS1602では、通信事業者B社用SIPサーバ105の判定部は発ID及び着IDに内線番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS1603に進み、無と判定した場合は処理を終了する。
ステップS1603では、通信事業者B社用SIPサーバ105の判定部は着IDに自自身の通信網の内線番号があるかを判定する。(第1の判断手段)有と判定した場合はステップS1605に進み、無と判定した場合はステップS1604に進む。
ステップS1604では、通信事業者B社用SIPサーバ105の通信部は発ID及び着IDを通信事業者B社用ゲートウエイ104に発信(送信)する。
変形例として、ここで第1の判断手段が行う判定は、ステップS1702での判定と同じ判定方法である。図1に通信事業者B社用SIPサーバ105が無い場合は、第1の判断手段が行う判定は、ステップS1702にて代わりに行う事も可能である。つまり
ステップS1702が第1の判断手段の代替手段となる。
変形例としてステップS1604では、通信事業者B社用SIPサーバ105の通信部は発ID及び着IDを共通SIPサーバ101に発信(送信)する場合もある。(第1の送信手段)それは図1に通信事業者B社用ゲートウエイ104が接続されていない場合である。すなわちB社用ゲートウエイ104が接続されていない場合は、ステップS1603の判定において有りと判定した場合に通信事業者B社用SIPサーバ105の通信部は発ID及び着IDを共通SIPサーバ101に発信(送信)する。B社用ゲートウエイ104が接続されていない場合は、図7、図14においてB社用ゲートウエイ104の処理はなくなる。
ステップS1605では、通信事業者B社用SIPサーバ105の通信部は発ID及び着IDを通信事業者B社IP電話網501に発信(送信)する。(第3の送信手段)
図17は、通信事業者B社用ゲートウエイに着信した場合に、通信事業者B社用ゲートウエイの処理部が実行するルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1701では、通信事業者B社用ゲートウエイ104の通信部は発ID及び着IDを着信(受信)する。
ステップS1702では、通信事業者B社用ゲートウエイ104の判定部は着IDに内線番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS1703に進み、無と判定した場合はステップS1704に進む。
ステップS1703では、通信事業者B社用ゲートウエイ104の通信部は発ID及び着IDを通信事業者B社用SIPサーバ105に発信(送信)する。
ステップS1704では、通信事業者B社用ゲートウエイ104の通信部は発ID及び着IDをSIPサーバ101に発信(送信)する。
図18は、C社の携帯電話からC社の携帯に発信し、C社の携帯に着信する場合である。またC社の携帯電話から発信するユーザZは通信事業者C社が提供するFMCサービスに契約している。よってユーザZは通信事業者C社が提供するFMCサービスに同一の契約している他のユーザとは通信事業者C社が提供するFMCサービス規程に従ったサービスを享受することができる。
例えば通信事業者C社に予め登録した内線番号をもつユーザ同士が、登録した内線番号にて発信し通話する場合は、その通話に係る通話料金(通信料)は内線発信扱いとなる無料となり、通信料は発生しない。通信事業者C社には当該FMCサービスに契約する為に必要な、契約料及び月々の基本サービス使用料金を予め、ユーザZの所属する会社が支払っている。
ステップS1801では、ユーザZは携帯端末1001からユーザzの携帯端末1002に発信する。ユーザZはユーザzと共に通信事業者C社が提供するFMCサービスに同一の契約をしている。ユーザZは自分の内線番号は「CCCCC」であり、ユーザzは自分の内線番号は「ccccc」である。
ユーザZはユーザzの内線番号である「ccccc」をダイアルまたは携帯に登録された番号を選択する事により発信する。
ここでユーザZは発信の時に事業者識別番号を予め追加して発信する。つまりC社の事業者識別番号を「*3」としてユーザZの内線番号の先頭に追加して発信する。
よってここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*3ccccc」である。
ここでユーザZが発信する場所は通信事業者C社が提供する携帯電話モバイル網と接続可能な地域であれば何ら制限はない。ここで登場する内線番号「CCCCC」、「ccccc」は10桁以下の任意の数または電話番号に使用する特定記号(#や*)で構成された内線番号であればよい。また先頭の数字は0ではなく1〜9である。さらに通信事業者C社が提供するFMCサービスに登録された、ユーザZやユーザzが契約しているFMCサービスを利用可能な内線番号である。
ステップS1802では、発IDと着IDは通信事業者C社の基地局を経由して通信事業者C社のモバイル網902にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*3ccccc」である。このS1802はC社が提供するFMCサービス網900を利用している。
ステップS1803では、発IDと着IDは通信事業者C社のIP電話網901にルーティングされる。ここでは発IDは「CCCCC」であり、着IDは「*3ccccc」である。このS1803はC社が提供するFMCサービス網900を利用している。
ステップS1804では、発IDと着IDは通信事業者C社用SIPサーバ107にルーティングされる。このS1804にて通信事業者C社用SIPサーバ107は、受信した発IDと着IDから後述の図19に示すようなルーティング処理をCPUの指示により実行する。ここで図19のフローチャートに従ってS1804のルーティング処理を発IDと着IDを使って説明する。
まず発ID「CCCCC」と着ID「*3ccccc」を着信(受信)する。S1902では有と判定され、S1903では無と判定され、S1904では発IDに*3を追加する。
S1908で発ID「*3CCCCC」と着ID「*3ccccc」を自網のIP電話網901に発信(送信)する。ここで自網とは通信事業者C社が提供するFMCサービス網900である。すなわち通信事業者C社用のゲートウエイ(GW)にはルーティングされない。
通信事業者C社用SIPサーバ107は通信事業者C社が提供するFMCサービスを利用可能な内線番号のマスタ(図12 1203)を記憶している。これによりS1902にて有と判定している。
ステップS1805では、発IDと着IDは通信事業者C社のIP電話網901にルーティングされる。ここでは発IDは「*3CCCCC」であり、着IDは「*3ccccc」である。このS1805はC社が提供するFMCサービス網900を利用している。
ステップS1806では、発IDと着IDは通信事業者C社のモバイル網902にルーティングされる。ここでは発IDは「*3CCCCC」であり、着IDは「*3ccccc」である。このS1806はC社が提供するFMCサービス網900を利用している。
ステップS1807では、ユーザzの携帯端末1002はユーザZの携帯端末1001からの内線電話を着信する。ユーザzの携帯端末1002の表示部には発信元番号(発ID)として「*3CCCCC」が表示される。これによりこの内線電話の発信が「CCCCC」に対応付けられたユーザZの携帯端末1001から発信された事を、ユーザzは認識する事ができる。
同じように、ユーザyがユーザYに発信する場合も、図13に従った処理が実行される。この場合はステップS1301では、発IDは「bbbbb」であり、着IDは「BBBBB」である。
図19は、通信事業者C社用SIPサーバ107に着信した場合に、通信事業者C社用SIPサーバ107の処理部が実行するルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1901では、通信事業者C社用SIPサーバ107の通信部は発ID及び着IDを着信(受信)する。
ステップS1902では、通信事業者C社用SIPサーバ107の判定部は発ID及び着IDに内線番号があるかを判定する。有と判定した場合はステップS1903に進み、無と判定した場合は処理を終了する。
ステップS1903では、通信事業者C社用SIPサーバ107の判定部は発ID又は着IDに共通SIPサーバの識別番号「3」があるかを判定する。有と判定した場合はステップS1905に進み、無と判定した場合はステップS1904に進む。
ステップS1904では、通信事業者C社用SIPサーバ107の通信部は発IDに事業者識別番号を追加する
ステップS1905では、通信事業者C社用SIPサーバ107の判定部は共通SIPサーバ識別番号「3」は発IDか着IDかを判定する。発IDと判定した場合はステップS1908に進み、着IDと判定した場合はステップS1906に進む。
ステップS1906では、通信事業者C社用SIPサーバ107の通信部は着IDから事業者識別番号SIPサーバ識別番号を削除する
ステップS1907では、通信事業者C社用SIPサーバ107の通信部は発ID及び着IDを通信事業者C社用ゲートウエイ106に発信(送信)する。
変形例として、ステップS1907では、通信事業者C社用SIPサーバ107の通信部は発ID及び着IDを共通SIPサーバ101に発信(送信)する場合もある。それは図1に通信事業者C社用ゲートウエイ106が接続されていない場合である。すなわちC社用ゲートウエイ106が接続されていない場合は、ステップS1905の判定において有り(着である)と判定した場合に通信事業者C社用SIPサーバ107の通信部は発ID及び着IDを共通SIPサーバ101に発信(送信)する。C社用ゲートウエイ106が接続されていない場合は、図8、図15においてC社用ゲートウエイ106の処理はなくなる。
ステップS1908では、通信事業者C社用SIPサーバ107の通信部は発ID及び着IDを通信事業者C社IP電話網901に発信(送信)する。
図20は、通信事業者C社用ゲートウエイに着信した場合に、通信事業者C社用ゲートウエイの処理部が実行するルーティング処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS2001では、通信事業者C社用ゲートウエイ106の通信部は発ID及び着IDを着信(受信)する。
ステップS2002では、通信事業者C社用ゲートウエイ106の判定部は着IDにC社のSIPサーバ識別番号「1」があるかを判定する。有と判定した場合はステップS2003に進み、無と判定した場合はステップS2004に進む。
ステップS2003では、通信事業者C社用ゲートウエイ106の通信部は着IDからC社の事業者識別番号とC社のSIPサーバ識別番号「1」を削除する
ステップS2004では、通信事業者C社用ゲートウエイ106の通信部は発IDにC社の事業者識別番号と共通SIPサーバ識別番号「3」を追加する
ステップS2005では、通信事業者C社用ゲートウエイ106の通信部は発ID及び着IDを通信事業者C社用SIPサーバ107に発信(送信)する。
ステップS2006では、通信事業者C社用ゲートウエイ106の通信部は発ID及び着IDをSIPサーバ101に発信(送信)する。
このように本願発明であるルーティング処理装置により、通信事業者が異なるFMCサービスを統合して利用する場合に起こる通信事業者毎に発信規則が異なる場合であっても、異なる通信事業者からの内線電話発信要求を発信時の簡単な操作のみでマルチFMCサービスを介してルーティングさせ、マルチFMCサービスにて通信事業者毎に異なる内線電話発信要求に適応することが可能となる。
(本発明の他の実施形態)
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、ルーティング処理装置が読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、ルーティング処理装置が記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
また、本発明のルーティング処理装置は、ゲートウエイ及びSIPサーバを想定して説明したが、ゲートウエイ及びSIPサーバでの実現に限るものではなく、FMCサーバ、PBX装置でも、本発明のルーティング処理を実現可能であり、そのような装置における実施形態も本発明の技術的範囲に属するものである。
また、実施例では複数の通信事業者として内線発信要求の異なるA社、B社、C社の3社を想定したが、A社と同じ内線発信の仕組みを持つ別の通信事業者のみとで構成された場合、B社と同じ内線発信の仕組みを持つ別の通信事業者のみとで構成された場合、C社と同じ内線発信の仕組みを持つ別の通信事業者のみとで構成された場合、A社とB社にて構成された場合、B社とC社にて構成された場合、A社とC社にて構成された場合であっても何ら問題はない。