JP4775762B2 - レンジフード - Google Patents

レンジフード Download PDF

Info

Publication number
JP4775762B2
JP4775762B2 JP2006120783A JP2006120783A JP4775762B2 JP 4775762 B2 JP4775762 B2 JP 4775762B2 JP 2006120783 A JP2006120783 A JP 2006120783A JP 2006120783 A JP2006120783 A JP 2006120783A JP 4775762 B2 JP4775762 B2 JP 4775762B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge port
range hood
width
air
region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006120783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007292389A (ja
Inventor
弘一 豊田
直哉 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2006120783A priority Critical patent/JP4775762B2/ja
Publication of JP2007292389A publication Critical patent/JP2007292389A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4775762B2 publication Critical patent/JP4775762B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Description

本発明は、レンジフードに係わり、更に詳細には、エアカーテン発生させるレンジフードに関する。
従来から、加熱調理器の上方にレンジフードを配置し、加熱調理器による調理の際に発生した臭気や油煙等を吸引して捕集することが行われている。更に、臭気や油煙等の捕集性能を向上させることも試みられている(例えば、特許文献1及び2)。また、最近では、加熱調理器が壁に沿って配置される従来型キッチンだけでなく、加熱調理器が壁から離れたところに配置される、所謂、アイランド型キッチンが普及し始めている。従来型のキッチンでは、消防法の規制に基づいてレンジフードと加熱調理器との間の距離を800mm以上にしても、壁があるため、外乱の影響を比較的受け難いのに対し、アイランド型キッチンでは、その周囲が開放しているので、外乱の影響を比較的受け易く、調理時に発生した臭気や油煙等が周囲に拡散しやすい。そのため、アイランド型キッチンでは、従来型キッチンよりも高い捕集性能が要求される。
特許文献1に開示されたレンジフードは、レンジフードの中心部から空気を吸引する吸引気流を形成すると共に、吸引気流の周りにレンジフードから加熱調理器に向かって旋回気流を形成する。旋回気流は、吸引気流を竜巻状にし、その吸引力を増大させる。それにより、レンジフードの捕集性能を向上させている。
また、特許文献2に開示されたレンジフードは、換気扇を有し、エアカーテンを形成する空気が加熱調理器の周辺部からレンジフードに向かって噴出される。このレンジフードは、エアカーテンを形成することによって、調理時に発生した臭気や油煙等の拡散を防止するので、臭気や油煙等は換気扇に誘導され、それにより、捕集性能を向上させている。
特許第3138955号公報(図1) 特開平11−337072号公報(図1)
特許文献1に開示されたレンジフードは、優れた捕集性能を有しているけれども、臭気や油煙等を吸引する吸引領域とその周りの外部領域との間を遮断するという考えがなく、外部領域から吸引領域に向かう空気の流れが常に存在する。即ち、レンジフードから供給される旋回気流は、調理者から見て左右方向の流れ成分を有し、その結果、外部の空気を旋回流の中心に向かって巻き込む性質を有している。従って、旋回流自体及び旋回流によって生じた中心向き気流が、調理者に当たったり、加熱調理器の周りに置かれた粉などの調理材料を吹き散らしたりして、調理作業を妨げることがある。
また、旋回流の吸引効果は、旋回流を吸引口周りで周方向に均等に形成することによっ発揮される。従って、調理者に当たる中心向き気流を弱めるために、周方向の一部分である調理者側の旋回流だけを弱くなるように制御すると、吸引効果を十分に発揮できなくなる。
これに対して、特許文献2に開示されたレンジフードでは、調理時に発生した臭気や油煙等を吸引する吸引領域とその周りの外部領域との間を、加熱調理器から吐出させた空気流、即ち、エアカーテンによって遮断することによって、捕集性能を高めている。なお、エアカーテンが、吸引領域と外部領域とを遮断する機能を十分に発揮するためには、エアカーテンの到達距離が、レンジフードまでの距離に対して十分に長いこと必要である。
しかしながら、特にアイランド型キッチンの場合、エアカーテンが、外乱の影響、具体的には、エアコンによる空気流、人の動きによる空気流等の影響を受けて、エアカーテンの到達距離が短くなることがある。また、レンジフードと加熱調理器との間の距離を長くした場合も、エアカーテンの到達距離が十分でなくなることがある。この場合、エアカーテンは、吸引領域と外部領域とを十分に遮断することができず、レンジフードの捕集性能の向上を図ることが困難である。
エアカーテンの到達距離を長くするために、エアカーテンの風量又は風速を大きくすることが試みられている。しかしながら、実際には、エアカーテンの風速を大きくしすぎると、エアカーテンと外部の空気とが相互に移動して混合し、それが抵抗となって、エアカーテンの到達距離は長くならない。その結果、吸引領域と外部領域とを十分に遮断することができず、捕集性能の向上を図ることは困難である。
また、特許文献2に開示されたレンジフードにおいて、エアカーテンの風量又は風速を大きくすると、エアカーテンと外部の空気とが相互に移動するときに生じる空気流が、調理者に当たったり、加熱調理器の周りに置かれた粉などの調理材料を吹き散らかしたりして、調理作業を妨げる別の問題が生じるおそれがある。また、エアカーテンを供給するために、ファンを大きくする必要が生じ、それと共に、ファンを収容する加熱調理器を大きくすることも必要になる。
そこで、本発明は、捕集性能を向上させるエアカーテンを形成することができるレンジフードを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、エアカーテンを吐出する吐出口に凹凸部分を設ける第1の側面と、かかる吐出口に幅変化部分を設ける第2の側面とを有している。
上記目的を達成するために、本発明の第2の側面によるレンジフードは、加熱調理器の上方に配置されるレンジフードであって、加熱調理器に対向し且つ空気を吸引するための吸引口と、吸引口の少なくとも一部分の周りを周方向に延び、加熱調理器に向かうエアカーテンを形成する空気が吐出される吐出口と、を有し、吐出口は、周方向に延び且つそれと垂直な幅方向の幅が周方向に変化する幅変化輪郭を有する幅変化部分を有し、この幅変化部分は、定幅領域と幅広領域とを有し、定幅領域は、周方向に一定の幅で延び且つ周方向に互いに間隔をおいて少なくとも2つの設けられ、幅広領域は、定幅領域の間に配置され且つ定幅領域の幅よりも広い幅を有することを特徴としている。
このように構成された本発明の第2の側面によるレンジフードは、エアカーテンを吐出口の幅変化部分から加熱調理器側に向かって吐出し、このエアカーテンにより、吸引口に吸引される吸引領域と外部領域との間をできるだけ遮断して、レンジフードの捕集性能を向上させる。詳細には、定幅領域の間に幅広領域を設けることによって、エアカーテンの到達距離を長くする。この仕組みは、次のように考えられる。エアカーテンが吐出口から吐出される場合、吐出口における速度と同じ速度を有するポテンシャルコアと呼ばれる領域が吐出口の下流側に存在する。定幅領域の間に幅広領域を設けることにより、幅広領域が設けられない場合と比較して、定幅領域と隣接した幅広領域内の部分におけるポテンシャルコア領域が下流側に延長され、その周りの定幅領域及び幅広領域の空気が下流方向に引きずられる。それにより、下流方向に向かうエアカーテンの推進力が高まり、エアカーテンの到達距離が長くなる。これは、吸引領域と外部領域との間の遮断性能が確保され、捕集性能を向上させることを意味している。従って、本発明の第2の側面によるレンジフードは、幅変化部分が設けられていない場合と比較して、外乱があっても、捕集性能に対する外乱の影響を抑制することができ、また、エアカーテンの風量又は風速が同じ場合であっても、エアカーテンの到達距離、即ち、レンジフードと加熱調理器との間の距離を長くすることができる。言い換えると、レンジフードと加熱調理器との間の距離が同じであれば、エアカーテンの風量又は風速を小さくすることができ、それにより、空気流を吐出するためのファンの小型化及び省電力化を図ることができる。
上記レンジフードにおいて、好ましくは、1つの幅変化部分に、幅広領域が少なくとも2つ設けられ、それぞれの幅広領域の周方向長さが同じである。
このように構成されたレンジフードでは、定幅領域及び幅広領域の数を周方向に増やすことにより、同一のポテンシャルコアを周方向に複数設けることができる。よって、捕集性能を向上させるエアカーテンを周方向に延ばすことができると共に、捕集性能の周方向のばらつきを抑えることができる。
本発明のレンジフードにおいて、好ましくは、幅広領域は、それと隣接した定幅領域に対して非対称に配置される。
このように構成されたレンジフードでは、エアカーテンが吐出口の平面に対して垂直方向でなく、垂直方向から少し傾いて吐出される。その結果、吸引領域を加熱調理器に向かって狭くしたり広げたりすることができ、それにより、捕集性能を向上させることができる。
本発明のレンジフードにおいて、好ましくは、レンジフードは、吐出口が形成される矩形の下面を有し、幅変化部分は、下面のコーナー部に配置される。
このように構成されたレンジフードにおいては、効果的な幅変化部分をコーナー部に設けることができる。詳細には、定幅部分の幅よりも幅広部分の幅が大きいほど、ポテンシャルコア領域から吐出される空気の風速が大きくなる。コーナー部には、幅広部分の幅を大きくできるスペースがあるので、コーナー部に幅変化部分を配置することにより、スペースを有効活用することができる。
本発明のレンジフードにおいて、好ましくは、吐出口は、調理者側の吐出口と、その他の側の吐出口と、を別々に有し、調理者側の吐出口から吐出される空気の風速は、その他の側の吐出口から吐出される空気の風速よりも小さい。
このように構成されたレンジフードでは、その他の側におけるエアカーテンによる遮断効果を維持したまま、調理者側のエアカーテンを弱くすることにより、調理者に当たる風が弱くなり、調理作業を妨げることが軽減される。
以上説明した通り、本発明によるレンジフードは、捕集性能を向上させるエアカーテンを形成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
最初、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態であるレンジフードを説明する。本発明の第1の実施形態は、本発明の第1の側面と第2の側面を備えている。図1は、本発明の第1の実施形態であるレンジフードと加熱調理器を示す正面図であり、図2は、図1のレンジフードの底面図である。
図1に示すように、レンジフード1は、加熱調理器IHの上方に配置されており、フード本体2と、フード本体2の内部に配置された吸引ファン4とを有している。
フード本体2は、ほぼ矩形断面を有する下部2aと、下部2aから上方に狭まるように延びる中間部2bと、中間部の上に配置された上部2cを有し、上部2cに吸引ファン4が収納されている。下部2a及び中間部2bの内部空間2dは、吸引風路を構成し、その中の空気が吸引ファン4によって吸引されるように構成されている。フード本体2は、壁に接して配置されていてもよいし、アイランド型キッチンのように部屋の壁から離れたところに配置されていてもよい。
図2に示すように、フード本体2の下部2aは、矩形の下面部材6を有し、下面部材6は、中央孔6aを有する下面6bを有している。中央孔6aの内側に、整流板8が配置され、下面部材6と整流板8との間には、加熱調理器IHに対向し且つ空気を吸引するための吸引口10が形成されている。吸引口10は、矩形状の環状をなし、下面部材6の周縁に沿って設けられ、調理者側12aがその他の側、即ち、奥側12b、左側12c及び右側12dに比較して幅広に形成されている。
下面部材6の下面6bは、加熱調理器IHに向かう空気流、即ちエアカーテンが吐出される吐出口14b、14c、14dを、下面部材6の周縁6cと吸引口10との間に有している。吐出口14b、14c、14dは、吸引口10の一部分の周りを周方向に延びている。吸引口10は、直線的に延びていてもよいし、曲線的に延びていてもよいし、それらを組合せたものであってもよい。本実施形態では、吐出口14b、14c、14dは、奥側に設けられた奥側吐出口14bと、左側に設けられた左側吐出口14cと、右側に設けられた右側吐出口14dとからなっている。
奥側吐出口14bは、その周方向の輪郭16a、16b全体にわたって凹凸輪郭が設けられた凹凸部分18からなっている。これに対して、左側吐出口14c及び右側吐出口14dはそれぞれ、その周方向の輪郭20a、20b、22a、22bの中央部分に凹凸輪郭が設けられた凹凸部分24、26と、その周方向両側に且つ下面6bのコーナー部に配置され且つ幅が変化する幅変化輪郭を有する幅変化部分28、30とを有している。凹凸部分18、24、26及び幅変化部分28、30の詳細については、後述する。
図1に示すように、吐出口14b、14c、14dにはそれぞれ、風路32を介して補助ファン34に接続されている。補助ファンは、例えば、クロスフローファンであり、レンジフード本体2の下部2aに収容されている。風路32内には、補助ファン34から供給された空気を整流する整流器36が設けられている。整流器36は、例えば、板状ハニカム構造をなす。
次に図3a〜図3eを参照して、凹凸部分18、24、26を説明する。凹凸部分18、24、26はいずれも同様の構造を有しているので、凹凸部分18を代表として説明する。図3a〜図3eは、凹凸部分18のいくつかの例を示す拡大図である。
凹凸部分18は、一定の幅で周方向に延びる中心領域40と、この中心領域40と幅方向に隣接して配置された突出領域42とを有している。また、突出領域42は、中心領域40の両側に設けられている。図3a及び図3bに示す突出領域42の輪郭は、鋸刃状であり、基準幅w0を定める基準線L1、L2に対して斜めに交差する直線輪郭L3の組合せによって構成されている。直線輪郭L3の連結部、即ち、凹凸輪郭の角部は、図3bに示すように、丸みがつけられていることが好ましい。また、突出領域42の輪郭は、図3cに示すように、基準線L1、L2を軸線とする正弦波状であってもよいし、図3dに示すように、基準線に対して垂直方向に延びる直線輪郭L4とそれを連結する直線輪郭L5とからなるステップ状であってもよいし、図3eに示すように、ステップ状の直線輪郭L5を曲線輪郭L6に置き換えたものであってもよい。即ち、突出領域42の輪郭は、エアカーテンが吐出口14bから吐出されるときに吐出口14bの縁部に生じる初期渦を破壊する部分を有する輪郭であればよい。各突出領域は、互いに同じ輪郭で等間隔に設けられることが好ましい。例えば、基準幅w0は、10〜30mm、ピッチpは、5〜15mm、突出高さhは、2〜8mmである。
次に図4a〜図4cを参照して、幅変化部分28、30を説明する。幅変化部分28、30は同様の構造を有しているので、幅変化部分28を代表として説明する。図4a〜図4cは、幅変化部分28のいくつかの例を示す拡大図である。
幅変化部分28は、周方向に延び且つ周方向と垂直な幅方向の幅が周方向に変化する幅変化輪郭を有する部分であり、周方向に一定の幅w1で延び且つ周方向に互いに間隔をおいた2つの定幅領域46と、この定幅領域46の間に配置され且つ定幅領域46の幅w1よりも広い幅w2を有する幅広領域48とを有し、十字形の吐出口を形成している。例えば、定幅領域の幅w1は、15〜40mm、幅広領域の幅w2は30〜130mm、幅広領域の周方向長さwLは15〜40mmである。幅広領域48は、図4aに示すように、1つだけ設けられていてもよいし、図4bに示すように複数設けられていてもよい。また、幅広領域48は、図4aに示すように、定幅領域44に対して非対称に配置されていてもよいし、図4bに示すように、定幅領域44に対して対称に配置されていてもよい。また、図4cに示すように、幅広領域48は、それと隣接した定幅領域46に対して幅方向の一方の側にだけに突出するように配置されてもよい。幅変化部分28は、コーナー部以外に配置されてもよい。また、図2の幅変化部分28では、幅広領域48が1箇所だけ設けられ且つその両側の定幅領域46の周方向長さが異なっているが、図4bや図4cの幅変化部分28に示すように、幅広領域48を2つ以上近接して設け、それらの間に配置される定幅領域46の周方向長さを同じにしてもよい。
次に、本発明の第1の実施形態であるレンジフードの作用を説明する。
吸引ファン4によって加熱調理器IHからの吸引領域の空気を吸引口10から吸引すると同時に、補助ファン34によって吐出口14からエアカーテンを下方に送出し、吸引領域と外部領域とを遮断する。
詳細には、各補助ファン34によって送出された空気は、各風路32内の整流器36を通して整流され、吐出口14b、14c、14dから下方に向かって送出される。凹凸部分18、24、26から出たエアカーテンによって生じる初期渦は、凹凸部分18、24、26の凹凸輪郭によって破壊される。その結果、凹凸輪郭が設けられない場合と比較して、エアカーテンとその両側の空気との間の相互移動作用が弱くなり、エアカーテンの到達距離を長くすることが可能になる。また、幅変化部分28、30から出るエアカーテンのうち、吐出口における速度と同じ速度を有するポテンシャルコアと呼ばれる領域が、定幅領域と隣接した幅広領域内の部分において、幅広領域が設けられない場合よりも下流側に延長され、その周りの定幅領域及び幅広領域の空気を下流方向に引きずる。それにより、下流方向に向かうエアカーテンの推進力が高まり、エアカーテンの到達距離を長くすることが可能になる。
また、特許文献2のように加熱調理器IHからエアカーテンを吐出する場合と比べて、レンジフードからエアカーテンを吐出する本実施形態のレンジフードは、作業性及び清掃性がよい。これは、加熱調理器IHにエアカーテン吐出口を設けると、吐出口に調理ごみが落ちたり、調理スペースが低減されたりすることがあるためである。
上述したように、凹凸部分18、24、26及び幅変化部分28、30から吐出された空気流はそれぞれ、それによって形成されるエアカーテンの到達距離を長くすることができる。それにより、吸引領域と外部領域との間の遮断性能が確保され、捕集性能を向上させる。従って、本発明によるレンジフードは、凹凸部分又は幅変化部分が設けられていない場合と比較して、エアコンによる空気流、人の動きによる空気流、窓などからの外気流等の外乱があっても、捕集性能に対する外乱の影響を抑制することができる。また、エアカーテンの風量又は風速が同じ場合であっても、エアカーテンの到達距離、即ち、レンジフードと加熱調理器との間の距離を長くすることができる。言い換えると、レンジフードと加熱調理器との間の距離が同じであれば、エアカーテンの風量又は風速を小さくすることができ、それにより、空気流を吐出するためのファンの小型化及び省電力化を図ることができる。
また、各突出領域42が、互いに同じ輪郭で等間隔に設けられる場合、各突出領域42で生じる渦の状態が同等になるので、周方向の空気流による乱れが生じることが防止され、エアカーテンの到達距離を長くすることができる。
また、各幅広領域48が、互いに同じ輪郭で等間隔に設けられる場合、ポテンシャルコアの下流方向への延長状態が同等になるので、周方向の空気流による乱れが生じることが防止され、エアカーテンの到達距離を長くすることができる。
また、図4bに示すように、定幅領域46及び幅広領域48が複数設けられる場合には、幅広領域48が1つしか設けられない場合と比較して、広範囲でエアカーテンの到達距離を長くすることが可能である。
また、図4cに示すように、幅広領域48が、定幅領域46に対して非対称に設けられる場合には、吐出口14c、14dの上流側風路が吐出口14c、14dに対してほぼ垂直であっても、吐出口14c、14dの法線方向に対して斜めにエアカーテンを吐出することが可能である。これは、吐出口14c、14dの上流側に斜め向きの風路が設けるスペースがない場合に、特に有効である。例えば、図4cのように、レンジフードの中心に向かって延びる幅広領域が設けられている場合、矢印15aで示す向きの流れ成分が生じ、図1の矢印15bで示すように、エアカーテンが広がる方向に吐出される。この場合、エアカーテンが吸引流れから離れてその影響を受け難くなるので、到達距離を長くすることが可能である。
また、図4a〜図4cに示すように、コーナー部は、その他の部分と比較して、吸引口14c、14dの幅方向に空間的なスペースが存在すると共に、吸引すべき調理排気の発生部である中心部から遠い位置にある。従って、エアカーテンの到達距離を長くするために、コーナー部を有効活用することができる。詳細には、幅広部分48の幅を大きくすることにより、効率的にエアカーテンの到達距離を長くすることができる。また、吐出口14c、14dからのエアカーテンの吐出と吸引口10からの吸引とを均等にするために、吐出口14c、14dの幅と吸引口10の幅とを等しくする場合、これらの幅をその他の部分よりも大きくとることができる。
次に、本発明によるレンジフードの第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、本発明の第1の側面及び第2の側面を備えている。図5は、本発明の第2の実施形態によるレンジフードの正面図である。
図5に示すように、第2の実施形態のレンジフード60は、補助ファン34の位置をレンジフード2の中間部2bの内部に配置して風路32を延長したこと以外、第1の実施形態のレンジフード1と同様の構造を有している。従って、レンジフード60のその他の説明を省略する。
このように、補助ファン34の位置をレンジフード2の中間部2bの内部に配置して、風路32を延長することにより、補助ファン34の位置が吐出口14b、14c、14dから遠くなる。本実施形態では、整流板8を有しているが、清掃時に整流板8を外す場合、または初期状態から整流板8がない場合、調理者等が過って補助ファン34に触れる危険性が低減し、安全性が向上する。また、補助ファン34が空気を吸引するための開口部を見にくい位置に配置することができ、デザイン性が向上する。
次に、本発明によるレンジフードの第3の実施形態を説明する。第3の実施形態は、本発明の第1の側面を備えている。図6は、本発明の第3の実施形態によるレンジフードの正面図であり、図7は、図6のレンジフードの底面図である。
図6に示すように、第3の実施形態のレンジフード70は、下面部材及び整流板がなく、吸引口72が円形であり、吸引口72の周りに6つの吐出口74が設けられていること以外、第1の実施形態のレンジフード1と同様の構造を有している。従って、異なる部分だけを説明して、その他の説明を省略する。
図7に示すように、フード本体2の下部2a及び中間部2bの内部には、加熱調理器IHに対向し且つ空気を吸引するための吸引口72を形成する円錐台形筒状の吸引口部材72aが設けられてある。吸引口部材72aは、吸引ファン4に接続されている。
吸引口72の周囲には、吸引口72の周りを周方向に延びる吐出口74を含む吐出口部76が6つ設けられている。吐出口部76は、吸引口72の周りに60度間隔で配置されている。吐出口74は、その周方向の輪郭74a、74b全体にわたって凹凸輪郭が設けられた凹凸部分74からなっている。凹凸部分74の詳細については、第1の実施形態の凹凸部分18と同様であるので、その説明を省略する。
図1に示すように、吐出口74は、それぞれの吐出口部76に形成された風路部76aと集合風路78を介して補助ファン80に接続されている。補助ファン80は、レンジフード本体2の下部2aに収容されている。風路部76a内には、補助ファン80から供給された空気を整流する整流器(図示せず)が設けられることが好ましい。風路部76aは、吐出口74から吐出される空気が、上下方向に対して周方向に少し斜めに差し向けられるように、断面が下方に向って広がっている。
吐出口部76は、更に、吐出口である凹凸部分74に対する吐出口74から吐出された空気の下流側に形成された、風路延長部76bと延長部開口76cを有している。
次に、本発明の第3の実施形態によるレンジフードの作用を説明する。
吸引ファン4によって加熱調理器IHからの吸引領域の空気を吸引口72から吸引すると同時に、補助ファン80によって吐出口74から空気をエアカーテンとして斜め下方82に送出し、吸引領域と外部領域とを遮断する。
詳細には、補助ファン80によって供給された空気流は、集合風路78及び風路部76aを通して、吐出口74から斜め下方82に向かって送出され、エアカーテンを形成する。吐出口74から吐出された空気流は、斜め下方82に向かって送出されるけれども、旋回流を積極的に形成することを目的とする流れではなく、吸引領域と外部領域とを遮断するエアカーテンを形成するための流れである。しかしながら、加熱調理器IH付近に到達した時点で、空気流の斜め成分により旋回流が形成され、エアカーテンの中心側が僅かに負圧になるので、吸引による捕集率の向上も期待できる。
凹凸部分74から吐出される空気の説明は、第1の実施形態と同様である。
風路延長部76bがあるので、レンジフードの清掃時、延長開口部76cを掃除すればよく、延長開口部76cは、凹凸部分74と比較して、雑巾などの清掃具が引掛りにくい。また、凹凸部分74に手が届きにくくなり、凹凸部分に触れてけがすることを防止することができる。
また、調理者側12aの風路部76aに、流量制御弁(図示せず)を設け、調理者側12aの吐出口74から吐出される空気の風速又は風量を、その他の側12b、12c、12d等の吐出口74から吐出される空気の風速又は風量よりも小さくしてもよい。それにより、エアカーテンが調理者の調理作業を妨げることが防止される。
次に、本発明によるレンジフードの第4の実施形態を説明する。第4の実施形態は、本発明の第1の側面を備えている。図8は、本発明の第4の実施形態によるレンジフードの底面図である。
図8に示すように、第4の実施形態のレンジフード90は、下面部材82の形状が異なり且つ整流板がないこと以外、第1の実施形態のレンジフード1と同様の構造を有している。従って、異なる部分だけを説明して、その他の説明を省略する。
フード本体2の下部2aは、矩形の下面部材82を有し、下面部材82は、加熱調理器IHに対向し且つ空気を吸引するための円形の吸引口84を有している。下面部材82の下面82aは、加熱調理器IHに向かうエアカーテンを形成する空気が吐出される環状の吐出口86を、吸引口84の全周に有している。吐出口86は、その周方向の輪郭86a、86b全周にわたって凹凸輪郭が設けられた凹凸部分86からなっている。凹凸部分86の詳細については、第1の実施形態の凹凸部分18と同様であるので、その説明を省略する。図示していないが、吐出口86には、風路(図示せず)を介して、レンジフード本体2の下部2aに収容された補助ファン(図示せず)に接続されている。
次に、本発明によるレンジフードの第5の実施形態を説明する。第5の実施形態は、本発明の第2の側面を備えている。図9は、本発明の第5の実施形態によるレンジフードの底面図である。
図9に示すように、第5の実施形態のレンジフード100は、吐出口102が、幅変化部分102により形成されていること以外、第4の実施形態のレンジフード90の構造と同様である。そのため、レンジフード100のその他の説明を省略する。なお、幅変化部分102の説明は、第1の実施形態の幅変化部分28の説明と同様であるので、省略する。
次に、本発明によるレンジフードの第6の実施形態を説明する第6の実施形態は、本発明の第2の側面を備えている。図10は、本発明の第6の実施形態によるレンジフードの底面図である。
図10に示すように、第6の実施形態のレンジフード110は、奥側吐出口が省略され、左側吐出口112及び右側吐出口114全体が幅変化部分により形成されていること以外、第1の実施形態のレンジフード1の構造と同様である。そのため、レンジフード110のその他の説明を省略する。
次に、凹凸部分及び幅変化部分について行った実験について説明する。
〔実験例1〕
図11に示す装置を用いて、エアカーテンの到達距離に関する矩形輪郭の吐出口と凹凸輪郭を有する吐出口の違いを調べた。エアカーテンの到達距離を直接測定することはできないので、エアカーテンにトレーサーガスを混入させ、トレーサーガスの到達率が高いときにエアカーテンの到達距離が長くなると考えた。図11に示す装置は、日本サーボ(株)製シロッコファンSCBD24H7に、デイフューザ助走路を接続し、断面寸法が188mm×32mmの助走路出口に、矩形輪郭を有する吐出口又は凹凸輪郭を有する吐出口を配置した。助走路内のシロッコファンの出口付近には、多孔体の整流部を設け、助走路出口付近には、ハニカム状整流板を配置した。図11では、装置を横向きに配置しているが、実験では、吐出口から下方に向かって空気が吐出される向きに装置を配置した。
シロッコファンから吐出する空気に、CO2をトレーサーガスとしてCO2ガスボンベから流量計を介して流入させ、800mm下方の到達点と、940mm下方の到達点におけるCO2の到達率R(%)を調べた。到達率Rを、次の式で計算した。
R=Q1/Q2 ・・・ (式1)
Q1=ρ1×v1×A ・・・ (式2)
Q2=ρ2×v2×A ・・・ (式3)
ここで、Q1は到達点CO2流量、Q2は吐出口CO2流量、ρ1は到達点CO2濃度、v1は到達点風速、Aは吐出口面積、ρ2は吐出口CO2濃度、v2は吐出口風速である。CO2濃度ρ1、ρ2は、測定濃度から雰囲気濃度を引き算した値を採用した。吐出口における値は、7点の測定値の平均値を採用し、到達点における値は、9点の測定値の平均値を採用した。なお、風速は、カノマックス(KANOMAX)社製の風速計6113で測定した。風速計のプローブは、指向性のあるタイプのものを使用して、吐出方向(鉛直下向き)成分のみを測定した。CO2濃度は、ヴァイサラ(Vaisala)社製CO2変換器GMT222で測定した。
吐出口平均流速が約2.4m/秒になるように、シロッコファンの回転数を調整した。この速度において、800mm下方に置いた小麦粉が移動しないことを確認した。188mm×22mmの矩形輪郭を有する吐出口輪郭(S0)と、鋸刃状の凹凸輪郭を有する4種類の吐出口輪郭(S11〜S14)について測定した。吐出口輪郭S1〜S4は、吐出口面積が一定になるように設計され、基準幅w0はすべて22mm、ピッチp×突出高さhはそれぞれ、2.5mm×1.25mm(S11)、5mm×2.5mm(S12)、10mm×5mm(S13)、10mm×10mm(S14)とした(図3a参照)。
図12は、実験1の実験結果を示すグラフである。800mm下方の到達点においても940mm下方の到達点においても、凹凸輪郭を有する吐出口(S11〜S14)のCO2到達率Rが、矩形輪郭の吐出口(S0)のCO2到達率Rよりも大きくなった。従って、凹凸輪郭を有する吐出口が矩形輪郭の吐出口よりもエアカーテンの到達距離が長くなることが分かった。今回の実験では、ピッチp×突出高さhが10mm×5mmの吐出口輪郭(S13)が特に優れていた。
〔実験例2〕
図13に示す装置を用いて、エアカーテンの到達距離に関する矩形輪郭の吐出口、凹凸輪郭を有する吐出口及び幅変化輪郭を有する吐出口の違いを比較した。エアカーテンの到達距離を直接測定することはできないので、エアカーテンにトレーサーガスを混入させ、トレーサーガスの到達率が高いときにエアカーテンの到達距離が長くなると考えた。図13に示す装置は、日本サーボ(株)製軸流ファンSCUD24D4を横に並べて2つ配置し、それに断面寸法が240mm×120mmの助走路を接続し、矩形輪郭の吐出口、凹凸輪郭を有する吐出口部分又は及び幅変化部分の吐出口を助走路出口に配置した。図13では、装置を横向きに配置しているが、実験では、吐出口から下方に向かって空気が吐出される向きに装置を配置した。
軸流ファンから吐出する空気に、CO2をトレーサーガスとしてCO2ガスボンベから流量計を介して流入させ、800mm下方の到達点と、940mm下方の到達点におけるCO2の到達率R(%)を調べた。到達率Rの計算方法は、実験例1と同様である。
図14は、実験2において使用した吐出口輪郭を示す図である。図14に示すように、実験2では、240mm×22mmの矩形輪郭の吐出口輪郭(S0)と、ピッチp×突出高さhが10mm×5mmの鋸刃状の凹凸輪郭を有する吐出口輪郭(S13)と、図14に示す寸法の十字形の幅変化輪郭を有する吐出口輪郭(S2)を比較した。吐出口輪郭S2の吐出口面積は、吐出口輪郭S0及びS13の吐出面積よりも大きくなっている。そこで、吐出口輪郭S2については、風速が吐出口輪郭S0及びS13の風速と同じ約2.4m/秒となるようにした実験(S21)と、風量が吐出口輪郭S0及びS13の風量と同じ約0.75m3/分となるようにした実験(S22)とを行った。
図15は、実験2の実験結果である。800mm下方の到達点においても、940mm下方の到達点においても、幅変化輪郭を有する吐出口(S2)のCO2到達率Rが、矩形輪郭の吐出口(S0)及び凹凸輪郭を有する吐出口(S13)のCO2到達率よりも大きかった。従って、幅変化輪郭を有する吐出口(S2)が矩形輪郭の吐出口(S0)及び凹凸輪郭を有する吐出口(S13)よりもエアカーテンの到達距離を長くできることが分かった。なお、今回の実験では、凹凸輪郭を有する吐出口(S13)と矩形輪郭の吐出口(s0)との差が実験1の場合よりも目立たなかった。
〔実験例3〕
図16に示す装置を用いて、エアカーテンの捕集率に関する矩形輪郭の吐出口、凹凸輪郭を有する吐出口及び幅変化輪郭を有する吐出口の違いを比較した。図16に示す装置は、加熱調理器と従来のレンジフードに、本発明の第1の実施形態に用いるエアカーテン吐出部を外付けした装置である。エアカーテンの上下方向に対する吐出角αを15度外向きとした。また、横風発生装置を設け、加熱調理器の上の鍋に横風を供給した。鍋に対する横風発生装置の反対側には壁を設けた。また、予めCO2をCO2ガスボンベから流量計を介して直接、吸引風路に12.5リットル/分で流入させ、そのときの吸引風路内のCO2濃度を直接供給CO2濃度とした。
直接供給したときと同じ排気風量において、加熱調理器に鍋を置き、CO2ガスボンベから流量計を介して12.5リットル/分で供給したCO2を、鍋の縁をリング状に囲んだチューブに設けた10箇所の孔から吐出させた。そして、そのときの吸引風路内のCO2濃度を捕集CO2濃度とした。また、エアカーテンを形成すると共に、エアカーテンがないときに鍋の近傍で0.31m/秒となる横風を供給した。次の式により、捕集率C(%)を計算した。
C=ρ3/ρ4×100 ・・・(式4)
ここで、ρ3は捕集CO2濃度、ρ4は直接供給CO2濃度である。CO2濃度ρ3、ρ4は、測定濃度から雰囲気濃度を引き算した値を採用した。CO2濃度は、ヴァイサラ(Vaisala)社製CO2変換器GMT222で測定した。
実験2と同様、矩形形状の吐出口輪郭(S0)と、鋸刃状の凹凸輪郭を有する吐出口輪郭(S13)と、幅変化輪郭を有する吐出口輪郭(S2)の吐出口輪郭について比較した。
図17は、実験3の実験結果である。吐出口からの排気風量が430m3/時においても、465m3/時においても、凹凸輪郭を有する吐出口(S13)及び幅変化輪郭を有する吐出口(S2)のCO2捕集率Cが、矩形輪郭の吐出口(S0)のCO2捕集率Cよりも大きかった。特に、比較的低い風量である430m3/時のときに、捕集率Cの差が顕著であった。従って、凹凸輪郭を有する吐出口(S13)及び幅変化輪郭を有する吐出口(S2)が矩形輪郭の吐出口(S0)よりも、捕集率Cを向上させることが分かった。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態において、凹凸部分18、26、28において、突出領域42が中央領域40の両側に設けられた例を示したけれども、エアカーテンの到達距離が許容範囲内であれば、突出領域42が中央領域40の片側だけに設けられていてもよい。また、突出領域は、等ピッチで凹凸が設けられた例を示したけれども、エアカーテンの到達距離が許容範囲内であれば、ピッチが変化してもよい。
また、上記第1の実施形態において、説明の容易にために省略したけれども、上記第3の実施形態と同様、吐出口14b、14c、14dの下流側に延長開口部を有する風路延長部を設けることが好ましい。
また、上記第1の実施形態において、調理者側12aに吐出口を設け、その吐出口に供給される空気の風速を、奥側12b、左側12c及び右側12dの吐出口14b、14c、14dから供給される空気の風速よりも小さくしてもよい。
本発明の第1の実施形態であるレンジフードと加熱調理器を示す正面図である。 図1に示すレンジフードの底面図である。 凹凸部分の拡大図である。 凹凸部分の拡大図である。 凹凸部分の拡大図である。 凹凸部分の拡大図である。 凹凸部分の拡大図である。 幅変化部分の拡大図である。 幅変化部分の拡大図である。 幅変化部分の拡大図である。 本発明の第2の実施形態であるレンジフードの正面図である。 本発明の第3の実施形態であるレンジフードの正面図である。 図6に示すレンジフードの底面図である。 本発明の第4の実施形態であるレンジフードの底面図である。 本発明の第5の実施形態であるレンジフードの底面図である。 本発明の第6の実施形態であるレンジフードの底面図である。 実験1に用いた装置の概略図である。 実験1の実験結果を示すグラフである。 実験2に用いた装置の概略図である。 実験2に用いた吐出口輪郭を示す図である。 実験2の実験結果を示すグラフである。 実験3に用いた装置の概略図である。 実験3の実験結果を示すグラフである。
符号の説明
1 レンジフード
10 吸引口
14b、14c、14d 吐出口
18、24、26 凹凸部分
28、30 幅変化部分
40 中心領域
42 突出領域
46 定幅領域
48 幅広領域
60、70、90、100、110 レンジフード
72、84 吸引口
74、86 吐出口(凹凸部分)
76b 風路延長部
76c 延長開口部
102、112 吐出口(幅変化部分)
IH 加熱調理器

Claims (5)

  1. 加熱調理器の上方に配置されるレンジフードであって、
    加熱調理器に対向し且つ空気を吸引するための吸引口と、
    前記吸引口の少なくとも一部分の周りを周方向に延び、加熱調理器側に向かうエアカーテンを形成する空気が吐出される吐出口と、を有し、
    前記吐出口は、周方向に延び且つそれと垂直な幅方向の幅が周方向に変化する幅変化輪郭を有する幅変化部分を有し、この幅変化部分は、定幅領域と幅広領域とを有し、前記定幅領域は、周方向に一定の幅で延び且つ周方向に互いに間隔をおいて少なくとも2つ設けられ、前記幅広領域は、前記定幅領域の間に配置され且つ前記定幅領域の幅よりも広い幅を有することを特徴とするレンジフード。
  2. 1つの前記幅変化部分に、前記幅広領域が少なくとも2つ設けられ、それぞれの前記幅広領域の周方向長さが同じであることを特徴とする請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記幅広領域は、それと隣接した定幅領域に対して幅方向に非対称に配置される請求項1又は2に記載のレンジフード。
  4. 前記レンジフードは、前記吐出口が形成される矩形の下面を有し、
    前記幅変化部分は、前記下面のコーナー部に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンジフード。
  5. 前記吐出口は、調理者側の吐出口と、その他の側の吐出口と、を有し、調理者側の吐出口から吐出される空気の風速は、その他の側の吐出口から吐出される空気の風速よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンジフード。
JP2006120783A 2006-04-25 2006-04-25 レンジフード Expired - Fee Related JP4775762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006120783A JP4775762B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 レンジフード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006120783A JP4775762B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 レンジフード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007292389A JP2007292389A (ja) 2007-11-08
JP4775762B2 true JP4775762B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38763162

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006120783A Expired - Fee Related JP4775762B2 (ja) 2006-04-25 2006-04-25 レンジフード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4775762B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008137769A1 (en) 2007-05-04 2008-11-13 Ecolab Inc. Warewashing composition for use in automatic dishwashing machines, and method for using
JP2009127974A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP5334647B2 (ja) * 2009-03-31 2013-11-06 クリナップ株式会社 レンジフード用フィルタ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007292389A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3256734B1 (en) A fan assembly
TWI408317B (zh) 具有抗擾動氣流能力的排油煙機
EP1657494B1 (en) Exhaust hood
JP4775762B2 (ja) レンジフード
EP2501998B1 (en) Commercial kitchen exhaust system
KR102247218B1 (ko) 배기장치 및 조리기기
EP1757866A2 (en) Exhaust hood
EP1757865A2 (en) Exhaust hood
JP4730186B2 (ja) レンジフード
JP2654227B2 (ja) 排気方法
JP2010190458A (ja) 排気送風システム
JP2008057839A (ja) レンジフード及びその調整方法
JP2005114211A (ja) 床吹出し空調用の吹出口具
JP2008057877A (ja) レンジフード
JP5753955B2 (ja) 渦流式排出フード
JP2008057878A (ja) レンジフード
JP7401915B2 (ja) 局所空気清浄化装置
JP4311631B2 (ja) イオン拡散装置
JP7281627B2 (ja) 空気排出装置
CN113785161B (zh) 抽油烟装置、具有灶台和抽油烟装置的厨房用具以及用于运行抽油烟装置的方法
WO2015166947A1 (ja) 排気装置
JP2009300026A (ja) 排気装置
JPH1128159A (ja) ホットプレート
KR20210044886A (ko) 청소 로봇
JP3707267B2 (ja) 空気浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110606

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110619

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees