JP4775025B2 - 情報読取装置 - Google Patents

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本発明は、紙やプラスチックなどの情報記録媒体に記録された情報(電子的情報や光学的情報など)の読み取りを行う情報読取装置に関する。
従来から、例えば免許証,キャッシュカード,クレジットカード又はパスポートなど、個人情報が記録された情報記録媒体がある。情報記録媒体へ個人情報を記録するにあたっては、例えば、バーコード,顔写真又はOCR(Optical Character Recognition)文字などの画像が使用される場合がある。また、磁気ストライプ,接触ICチップ又は非接触ICチップなどの磁気的・電子的素子が使用される場合もある。
一方、情報記録媒体上のバーコードや顔写真などの画像を光学的に読み取る手法としては、例えば、リニアイメージセンサや二次元イメージセンサなどを備えたスキャナ(例えばスワイプ型スキャナ)を用いて読み取る手法がある(例えば特許文献1参照)。なお、「スワイプ」とは、情報記録媒体を情報読取装置の搬送路に沿って手動でさっと走らせる動作をいう。
また、情報記録媒体内の非接触ICチップに記録された情報を無線通信によって再生したり、無線通信によって非接触ICチップに情報を記録したりする手法としては、例えば、RF帯域,UHF帯域,マイクロ波帯域などの非接触通信アンテナを備えたリーダライタを用いて再生又は記録する手法がある(例えば特許文献2参照)。
ところで近年になって、パスポートに非接触ICチップを内蔵させることが国際規格化されようとしている。未だ検討中ではあるが、この国際規格によれば、パスポートと情報の送受信を行うには、一連のシーケンスに沿わなければならないこととされている。より具体的に説明すると、パスポート内の非接触ICチップとの通信に先立って、まず、パスポート上に印刷されたOCR文字の読み取りを行う。その後、OCR文字の読み取り結果に基づいて、非接触ICチップへの鍵(アクセスキー)が生成され、その鍵の取得によって非接触ICチップとの通信が許容される。
このように、非接触ICチップを内蔵したパスポートと情報の送受信を行うためには、非接触ICチップと通信を行うための非接触通信アンテナだけでなく、OCR文字を読み取るためのイメージセンサも必要になる。そのため、現在では、PCなどの上位装置(ホスト)から2本のインターフェースケーブルが引き出され、その一方には、OCR文字を読み取るイメージセンサが接続され、その他方には、非接触通信アンテナを1個だけ有するリーダライタが接続されるようになっている。
特開2003−168069号公報(図1) 特開2005−354661号公報(図10)
しかしながら、OCR文字を読み取るイメージセンサと、非接触通信アンテナを有するリーダライタとが別個独立に存在している場合には、OCR文字を読み取る動作(例えばスワイプ型スキャナにおいてパスポートをスワイプする動作)と、非接触ICチップと通信を行う動作(リーダライタにおいてパスポートを翳す動作)と、の二動作が必要になる。従って、操作性が悪い、という問題がある。特に、イメージセンサやリーダライタの操作に慣れていない人にとっては、この別個独立の二動作は扱いづらく煩雑なものであり、その結果、スムーズな諸手続を行うことができない虞がある。
また、上述した国際規格によると、非接触ICチップ用の媒体側アンテナが埋設されるのは、パスポート冊子の裏表紙裏又は裏見開きの第1ページのいずれかであるが、これは、国ごとによって異なるのが通常である。従って、スムーズに手続を行うためには、上述した裏表紙裏又は裏見開きの第1ページのどちらに媒体側アンテナが埋設されているかを予め知っておく必要があり、この点、利便性や操作性に欠ける。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、情報記録媒体に記録された情報の読み取り(又は情報記録媒体への情報の書き込み)を行う際に、利便性や操作性を向上させることが可能な情報読取装置を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) 情報記録媒体内に記録された情報を光学的に読み取るイメージセンサと、情報記録媒体内に埋設されたアンテナの電磁誘導によって情報の送受信を行う非接触通信アンテナと、を有する情報読取装置であって、前記非接触通信アンテナは、複数配設されていることを特徴とする情報読取装置。
(2) 非接触ICチップを内蔵した情報記録媒体内に記録された情報を光学的に読み取るイメージセンサと、情報記録媒体内に埋設されたアンテナと電磁誘導によって情報の送受信を行う非接触通信アンテナと、を有し、前記イメージセンサの読み取り結果に基づいて前記非接触ICチップへの鍵が生成され、生成された鍵を用いて前記非接触ICチップとの通信を開始する情報読取装置であって、前記非接触通信アンテナは、複数配設されていることを特徴とする情報読取装置。
本発明によれば、イメージセンサと非接触通信アンテナ(例えばRFアンテナなど)を有する情報読取装置で、その非接触通信アンテナは、複数配設されていることとしたので、利便性や操作性を向上させることができる。
すなわち、イメージセンサにおいてOCR文字の読み取り動作が行われ、(情報読取装置側の)非接触通信アンテナにおいて(情報記録媒体側の)非接触ICチップとの通信動作が行われることから、1回所望の処理を実行することができる。従って、操作性を向上させることができる。特に、情報読取装置の取扱いに不慣れな人であっても、従来のように二動作は必要なく、諸手続をスムーズに行うことができ、ひいては利便性や操作性を向上させることができる。
また、搬送路の延長部に複数の非接触通信アンテナが配設されている場合には、非接触ICチップ用の媒体側アンテナが埋設された場所が分からない場合であっても、いずれかの非接触通信アンテナを用いて情報の送受信を行うことができ、ひいてはエラー回数を減らして操作性の更なる向上に寄与することができる。
) 前記非接触通信アンテナのうちのいずれか2個の非接触通信アンテナは、それぞれ略直交する平面上に配設されていることを特徴とする情報読取装置。
(2) 前記非接触通信アンテナのうちのいずれか2個の非接触通信アンテナは、それぞれ略直交する平面上に配設されていることを特徴とする(1)記載の情報読取装置。
本発明によれば、上述した非接触通信アンテナのうちのいずれか2個の非接触通信アンテナを、それぞれ凡そ直交する平面上に配設することとしたので、上述した操作性に加えて、作業性も向上させることができる。
すなわち、従来のリーダライタでは、パスポートを広げて通信面に押し付けて、例えば3〜10秒程度、(パスポート内の)非接触ICチップとの通信が終了するまで手でホールドし続ける必要があった。パスポートから手を離してしまうと、パスポートが閉じようとする力によって中央付近が浮き上がってしまい、パスポートと非接触通信アンテナとが離間してしまうからである。従って、リーダライタにおいてパスポートを翳している最中は、何か他の仕事を両手で行おうとしても行うことができないので、作業性が悪かった。
しかし、本発明によれば、非接触ICチップとの通信が行われる際、パスポートは、L字型の状態(内側に凡そ90度折り曲げた状態)となっているので、パスポートから手を離しても、パスポートと非接触通信アンテナとが離間してしまうことはほとんどなく、(パスポート内の)非接触ICチップとの通信が適切に行われることになる。従って、本発明に係る情報読取装置において、非接触ICチップとの通信中、両手で他の仕事を行うことができ、ひいては作業性を向上させることができる。
なお、本発明は、前記搬送路及び前記延長部には、搬送基準面が形成され、当該搬送基準面に沿って情報記録媒体がスワイプされることによって情報の送受信が行われる情報読取装置であって、情報記録媒体がスワイプされる方向に沿って、前記イメージセンサ,前記非接触通信アンテナの順で配設されていることを特徴とする情報読取装置も提供し得る。
本発明によれば、スワイプ型の情報読取装置で、情報記録媒体がスワイプされる方向に沿って、イメージセンサ,非接触通信アンテナの順で配設されていることとしたので、例えば、上述した国際規格における一連のシーケンスに沿って、パスポートとの情報の送受信を適切に行うことができる。
より詳細に説明すると、搬送基準面に沿ってパスポートをスワイプさせる際、まず、そのパスポートはイメージセンサに対向する位置に搬送される。そして、パスポート上に印刷されたOCR文字の読み取りが行われた際、同時に、パスポートに内蔵された非接触ICチップと通信するための鍵が生成される。その後、パスポートが非接触通信アンテナと対向する位置まで搬送されると、生成された鍵を用いて、非接触ICチップとの通信が適切に開始される。このように、上述した一連のシーケンスを1回のスワイプ動作で実現することができる。
なお、本発明は、前記搬送路は、第1,第2,第3フレーム部より構成されるフレームに形成され、前記非接触通信アンテナが配設されている第1フレーム部は、前記イメージセンサが配設されている第2フレーム部よりも、前記搬送基準面までの深さが深くなるように形成されており、前記第1フレーム部と前記第2フレーム部とは、R形状又は面取り形状に形成された第3フレーム部によって連通されていることを特徴とする情報読取装置も提供し得る
本発明によれば、非接触通信アンテナが配設されている第1フレーム部と、イメージセンサが配設されている第2フレーム部とを比べると、第1フレーム部の方が搬送基準面までの深さが深くなるように形成されている。そして、両者の間は、R形状又は面取り形状に形成された第3フレーム部によって連通されている。従って、例えば第2フレーム部においてパスポートが半開きの状態であっても(内側に90度より小さい角度で折り曲げた状態であっても)、第3フレーム部がR形状又は面取り形状に形成されていることに起因して、パスポートが自然に開き、途中で引っ掛かったりすることがないので、これをスムーズに第1フレーム部に誘導することができ、ひいては操作性を向上させることができる。
なお、本発明は、前記第2フレーム部には、情報記録媒体を搬送方向と直交する方向に付勢する付勢部材が設けられていることを特徴とする情報読取装置も提供し得る
本発明によれば、上述した第2フレーム部には、情報記録媒体を、搬送方向と直交する方向に付勢する付勢部材が設けられていることとしたので、非接触ICチップとの通信時に、情報記録媒体が動くことに起因して発生するエラーを防ぐことができ、ひいては情報読取装置の信頼性を高めることができる。また、パスポートと非接触通信アンテナとが離間してしまうことを付勢部材によって確実に防ぐことで、非接触ICチップとの通信中、より安心して他の仕事をすることができる。
) 前記情報読取装置は、さらに、前記複数の非接触通信アンテナのうち通信可能な非接触通信アンテナを検索する検索手段を備えることを特徴とする情報読取装置。
本発明によれば、上述した情報読取装置に、複数の非接触通信アンテナのうち通信可能な非接触通信アンテナを検索する検索手段を設けることとしたので、利用者は、非接触ICチップ用の媒体側アンテナが埋設された場所(例えばパスポート冊子の裏表紙裏又は裏見開きの第1ページのいずれか)が分からなくても、また、それは分かるが複数ある非接触通信アンテナのうちどの非接触通信アンテナを選択すればよいか分からなくても、これらを特に意識することなく非接触ICチップとの通信を実現することができ、ひいては操作性の向上に寄与することができる。
) 前記検索手段は、マルチプレクサを有しており、前記マルチプレクサによる切り替え動作毎に、前記非接触通信アンテナの活性化動作を行うことによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することを特徴とする情報読取装置。
本発明によれば、検索手段にはマルチプレクサが含まれており、このマルチプレクサによる切り替え動作毎に、非接触通信アンテナの活性化動作を行うことによって、通信可能な非接触通信アンテナが検索されることとしたので、簡易かつ迅速に通信可能な非接触通信アンテナを検索することができる。
) 前記検索手段は、AM検波により前記情報記録媒体側からの応答の有無をモニタリングすることによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することを特徴とする情報読取装置。
本発明によれば、情報記録媒体側からの応答(変調)の有無をAM検波によりモニタリングすることによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することとしたので、結果的に、情報読取装置側からの信号変調の有無により活性化の有無を検知することができ、ひいては活性化までの時間を短縮し、より通信速度の速い情報読取装置を実現することができる。
) 前記検索手段は、前記非接触通信アンテナの負荷変動をモニタリングすることによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することを特徴とする情報読取装置。
本発明によれば、非接触通信アンテナの負荷変動をモニタリングすることによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することとしたので、上述同様、情報記録媒体側からの信号変調の有無により活性化の有無を検知することができ、ひいては活性化までの時間を短縮し、より通信速度の速い情報読取装置を実現することができる。
) 前記情報読取装置は、上位装置と単一のインターフェースを介して情報の送受信を行うことを特徴とする情報読取装置。
本発明によれば、上述した情報読取装置では、上位装置と単一のインターフェースを介して情報の送受信が行われる、すなわちワンワイヤー通信が行われることとしたので、複数のワイヤーが絡まることがなく、機能性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、1回の搬送によって、イメージセンサにおける処理と非接触通信アンテナにおける処理とを行うことができるので、操作性を向上させることができる。また、情報記録媒体側の非接触ICチップと情報読取装置側の非接触通信アンテナとの通信中、両手を使って他の仕事を行うことができ、ひいては作業性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
[機械的構成]
図1は、本発明の実施の形態に係る情報読取装置1の外観構成を示す模式図である。
図1(a)において、情報読取装置1は、断面形状がほぼコ字形状をなすフレーム10を有しており、このフレーム10は、第1フレーム部10a,第2フレーム部10b及び第3フレーム部10cと、から構成されている。また、これら第1フレーム部10a,第2フレーム部10b及び第3フレーム部10cの底部は、搬送基準面10dとして形成されるとともに、この搬送基準面10dを挟んで対向する2つの側板部の間に、搬送路10eが形成されている。
一方で、情報記録媒体の一例としてのパスポート2には、無線通信により様々な情報を電子的に記録する非接触ICチップ(図示せず)と、電磁誘導によって情報の送受信を行うアンテナ21(或いはアンテナ22)とが埋設されている。なお、図1(a)ではアンテナ21及びアンテナ22の双方を図示しているが、通常は、片方のみである。また、図示していないが、パスポート2の表面(又は裏面)には、符号化情報を有する二次元バーコードやパスポート2の所有者の顔写真、そしてOCR文字が印刷されている。さらに、本実施形態に係る情報読取装置1は、パスポート2だけでなく、カードサイズの身分証明書(例えばビザカード,国民カード,銀行カードなど)の情報読取も可能となっている。
ここで、情報読取装置1には、搬送路10eを形成する第2フレーム部10bに、パスポート2の表面に印刷されたOCR文字等を光学的に読み取るイメージセンサ11が配設されているとともに、搬送路10eを形成する第2フレーム部10b又は第1フレーム部10a(延長部の一例に相当する)に、パスポート2内に埋設されたアンテナ21又はアンテナ22と電磁誘導によって情報の送受信を行う3個の非接触通信アンテナ(本実施形態では、いずれもRFアンテナとして考える)16a〜16cが配設されている。
非接触通信アンテナ16aは、カードサイズの身分証明書(図示せず)に埋設されている非接触ICチップとの通信に用いられ、非接触通信アンテナ16b及び非接触通信アンテナ16cは、パスポート2に埋設されている非接触ICチップとの通信に用いられる。後者について2個の非接触通信アンテナが用いられるのは、パスポート2に組み込まれるアンテナ(アンテナ21又はアンテナ22)の位置がパスポート発行国によって異なるからである。
特に、非接触通信アンテナ16b及び非接触通信アンテナ16cにあっては、それぞれ直交する平面上に配設されている。すなわち、非接触通信アンテナ16bは、搬送路10eに沿った状態で第1フレーム部10aに配設されており、非接触通信アンテナ16cは、搬送路10eと直交する状態で第1フレーム部10aに配設置されている。
非接触通信アンテナ16a〜16cは、いずれもイメージセンサ11の後段に位置し、上述のとおり、スワイプ操作する際における同一の搬送路10eの周囲へレイアウトされている。すなわち、パスポート2がスワイプされる方向に沿って、イメージセンサ11,非接触通信アンテナ16a〜16cの順で配設されている。なお、非接触通信アンテナ16b及び非接触通信アンテナ16cにおいて、カードサイズの身分証明書と通信を行うことは可能であるが、操作性を考慮すれば、非接触通信アンテナ16aにおいて通信することが好ましい。
第1フレーム部10aは、第2フレーム部10bよりも、搬送基準面10dまでの深さが深くなるように形成されている。すなわち、第1フレーム部10aの方が第2フレーム部10bよりも、溝の深さが深くなっている(ケースの高さが高くなっている)。これは、カードサイズの身分証明書よりも一回り大きいパスポート2をホールドし易いようにするためであり、また、非接触通信アンテナ16aよりもさらに大きなアンテナとして非接触通信アンテナ16b及び非接触通信アンテナ16cをレイアウトすることができるからである。図1(a)に示すように、L字(逆L字)に開かれたパスポート2は、この溝の深い部分へ嵌合し、いずれかのアンテナ同士が対向する位置においてホールドされることになる。
第1フレーム部10aと第2フレーム部10bとは、R形状100に形成された第3フレーム部10cによって連通されている。すなわち、第3フレーム部10cは、R形状100に縁取りされており、十分に開かれていないパスポート2がスワイプされた場合であっても、徐々にパスポート2を押し開き、スワイプ動作を阻害するような引っ掛かりを作らないようしている。
なお、本実施形態では、図1(a)に示すように、第3フレーム部10cはR形状100に形成されているが、例えば図1(b)に示すように、面取り形状200に形成されていても構わない。この場合、加工が容易になるといったメリットがある。
[電気的構成]
図2は、本発明の実施の形態に係る情報読取装置1の電気的構成の概要を示す模式図である。
図2において、情報読取装置1の第2フレーム部10bには、イメージセンサ11と、パスポート2が搬送路10eを通過するときに、パスポート2と接触して回転するパッドローラ12と、パッドローラ12の回転を検出してパスポート2の位置情報を取得するエンコーダ13と、が設けられている。そして、イメージセンサ11は、撮像された二次元バーコード,顔写真及びOCR文字の画像データに対して、様々な処理を施す画像処理部14と電気的に接続されている。
一方で、上述のとおり、第2フレーム部10bには非接触通信アンテナ16aが設けられるとともに、第1フレーム部10aには非接触通信アンテナ16b及び非接触通信アンテナ16cが設けられている。そして、これらの非接触通信アンテナ16a〜16cは、パスポート2内の非接触ICチップに記録された情報を無線通信によって読み出したり、無線通信によってパスポート2内の非接触ICチップに情報を記録したりするRF通信部15と電気的に接続されている。
ここで、図2に示すように、パッドローラ12は搬送路10eから少しだけ突出しており、この突出部により、パスポート2がイメージセンサ11側に付勢されるようになっている。すなわち、パッドローラ12は、パスポート2を、搬送方向と直交する方向に付勢する付勢部材の一例として機能している。なお、本実施形態では、第2フレーム部10bのみに付勢部材を設けることとしたが、同様に、例えば、第1フレーム部10aにも同様に付勢部材を設けることとしてもよい。これにより、パスポート2と非接触通信アンテナ16bとの通信中に、両者が離間してしまうことを防ぐことができる。その結果、作業者は、この通信中に、安心して他の仕事をすることができる。なお、本実施形態では、(例えばバネ付きの)パッドローラ12を付勢部材の一例として考えたが、その他、板バネやコイルバネなど、パスポート2が浮き上がらないようにホールドしうる手段であれば如何なるものであっても構わない。
次に、画像処理部14及びRF通信部15の電気的構成について、図3を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る情報読取装置1の詳細な電気的構成を示すブロック図である。
図3において、情報読取装置1は、画像処理部14と、RF通信部15と、クロック生成回路17と、通信制御回路18と、ホストインターフェース19と、電源回路20と、を有している。なお、CPU,ROM,RAMといった一般的な電気素子は、図示を省略する。
画像処理部14には、上述のとおりイメージセンサ11が接続されており、RF通信部15には、上述のとおりRFアンテナ16が接続されている。また、画像処理部14及びRF通信部15の双方は、通信制御回路18を介してホストインターフェース19に接続されており、ホストインターフェース19は、例えば銀行のATM装置などの上位装置(図示せず)に接続されている。このように、情報読取装置1は、上位装置と単一のインターフェースを介して情報の送受信が行われるようになっている。また、スワイプ型情報処理装置1の電源回路20は、上位装置から送られてきた電力を基にして、各部に電力を供給している。
画像処理部14は、通信制御回路18と接続され、画像処理部14の統合的な制御を行う画像制御回路141と、イメージセンサ11から送られてきた画像データに対して様々な処理を施す画像処理回路142と、イメージセンサ11を駆動するのに必要なセンサクロックを生成するセンサクロック生成回路143と、を有している。
一方で、RF通信部15は、通信制御回路18と接続され、RF通信部15の統合的な制御を行うRF制御回路151と、所定の信号を搬送波に乗せて非接触通信アンテナ16a〜16cに送出するRF発振回路152と、非接触通信アンテナ16a〜16cから送られてきた情報から所定の信号を抽出する(搬送波を除去して検波する)RF検波回路153と、を有している。
なお、画像制御回路141,画像処理回路142,及びセンサクロック生成回路143から構成される画像処理部14を機能させる電気信号と、RF制御回路151,RF発振回路152,及びRF検波回路153から構成されるRF通信部15を機能させる電気信号は、クロック生成回路17から送出される。
ここで、図2に示すように、情報読取装置1には3個の非接触通信アンテナ16a〜16cが存在するがパスポート2に内蔵された非接触ICチップと通信を行う際には、いずれか1個が選択される。非接触通信アンテナ16a〜16cのうち、どの非接触通信アンテナがパスポート2に埋設されたアンテナ(アンテナ21又はアンテナ22のいずれか一方)と対向しているかは、スワイプ動作によってOCR文字を読み取った後、3個の非接触通信アンテナ16a〜16cをポーリングすることによって調べることができる。
より具体的には、これら非接触通信アンテナ16a〜16cは、図3に示すアナログマルチプレクサ30によって切り替えられ、このアナログマルチプレクサ30及びRF通信部15は、その切り替え動作毎に、非接触通信アンテナの活性化動作を行うことによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索する。なお、本実施形態では、非接触通信アンテナ16a〜16cのうち通信可能な非接触通信アンテナを検索する検索手段として、アナログマルチプレクサ30を考えたが、本発明はこれに限られず、例えばリレー式のマルチプレクサを考えることもできる。
[実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る情報読取装置1によれば、同一搬送路10eを形成するフレーム(第1フレーム部10a又は第2フレーム部10b)にイメージセンサ11と非接触通信アンテナ16a〜16cを配設することとしたので、1回の搬送によって所望の処理(例えば国際規格における一連のシーケンス)を実行することができ、ひいては操作性を向上させることができる。
また、パスポート2に埋設されたアンテナの位置が(アンテナ21の位置かアンテナ22の位置か)分からなくても、非接触通信アンテナ16a〜16cのいずれかを用いて情報の送受信を行うことができるので、エラー回数を減らして操作性の更なる向上、かつ、信頼性の向上を図ることができる。
また、非接触通信アンテナ16a及び非接触通信アンテナ16cにあっては、それぞれ直交する平面上に配設されているので、情報読取装置1にパスポート2にホールド機能をもたせることができる。そして、非接触通信中、他の仕事を行うことができる。
また、第3フレーム部10cは、R形状100に形成されているので、スワイプに伴ってパスポート2を自然に開かせることができ、ひいては操作性を向上させることができる。また、第1フレーム部10aに上述した付勢部材を設けることで、パスポート2と非接触通信アンテナ16bとが離間してしまうのを防ぐことができる。
さらに、アナログマルチプレクサ30によって非接触通信アンテナ16a〜16cをポーリングすることによって、簡易かつ迅速に通信可能な非接触通信アンテナを検索することができ、操作性を向上させることができる。なお、上述したワンワイヤー通信により、操作性を向上させることも可能である。
[変形例]
上述した実施形態では、情報読取装置1は、スワイプ型のスキャナ(第2フレーム部10bに相当)と後段のパスポート2用のリーダライタ(第1フレーム部10aに相当)とが一体化された装置となっているが、これが空港やホテルロビーに置かれている自動処理機などの装置に組み込まれ、ケースが同処理機のパネルで構成されていてもよい。
また、非接触通信アンテナ16a〜16cは3個として説明しているが、非接触通信アンテナ16aがなかったり、後段に設けられている非接触通信アンテナ16bと非接触通信アンテナ16cのいずれか一方が欠けていたりしても、それはアプリケーションに合わせた展開である。
また、ポーリングによっていずれの非接触通信アンテナにパスポート2が翳されているかを調べるために、活性化の有無を検知することとしているが、本発明はこれに限られない。例えば、活性化は通信が行われた実績を見ることであり、活性化までの時間が問題になる系においては、簡易的な方法としてパスポート2側からの信号の変調があったかどうかを見ることでも代用することができる。同検知の処理時間を短縮したい場合には、情報読取装置(リーダライタ)側の共振点の変動をモニタしたり、アンテナの負荷変動を見たりする方法によっても実現することができる。より具体的には、RF検波回路153を用いて、AM検波により情報読取装置1側の共振点の変動や、非接触通信アンテナ16a〜16cの負荷変動をモニタリングすればよい。例えば、図4に示す各非接触通信アンテナの特性(インピーダンス特性)をモニタリングしておき、インピーダンスがαからαになるような非接触通信アンテナを発見したとき、その非接触通信アンテナにパスポート2が翳されていることを認識できる。なお、活性化による検知であれば、パスポート2が確実にそこにあることを認知できるため、信頼性が高いといえる。
また、本実施形態では、非接触通信アンテナ16a〜16cを固定された位置に設けているが、これを外に引出し、任意の位置にアンテナブロックを増設したい場合を考えて、アナログマルチプレクサ以後のアンテナ部をコネクタなどによってスキャナ部から引き出すことができるようにすれば、情報読取装置の応用性を高めることができ、かつ、ワンワイヤーにより装置設置が容易となる。
また、搬送路10eのうち、第1フレーム部10aにより形成された部分の(第3フレーム10cとは反対側の)端に、パスポート2の通過を規制する規制部材(例えばロックピンなど)を設けてもよい。これにより、搬送路10eによって搬送されているパスポート2を所望の位置で容易に止めることができる。
すなわち、パスポート2をスワイプささせている最中に、第1フレーム部10aにおいて一時静止させることを、人為的操作に委ねるのではなく、規制部材に委ねることとしているので、使用者は、「スワイプさせている最中に所定位置で止めなければならない」といったことを意識する必要がなく、パスポート2を所望の位置で容易に止めることができる。従って、不必要な箇所でパスポート2の搬送スピードが変化するのを防ぐことができ、ひいては情報読取装置1の信頼性を高めることができる。
なお、規制部材は、ロックピンでも、パスポート2の搬送方向と略垂直に移動する可動規制部材でも、アクチュエータによって移動するレバーでも、如何なるものであってもよい。アクチュエータによって移動するレバーを用いれば、人為的動作が介在しないので、適切なタイミングで確実にパスポート2を所望の位置に止めることができる。また、規制部材は、第2フレーム部10bと第3フレーム部10cとの間に設けることとしてもよい。これにより、非接触通信アンテナ16aのみ通信可能な、すなわちカードサイズの身分証明書だけ通信可能な情報読取装置1を提供することができる。
また、本実施形態では、クロック生成回路17から異なる2個のクロック信号が出力されることとしているが(図3参照)、これらのクロック信号の位相を同期させることとしてもよい。より具体的に説明すると、クロック生成回路17に分周回路を設け、片方のクロック信号は、クロック信号源からそのまま出力し、もう片方のクロック信号は、クロック信号源から出力されたクロック信号を、一旦その分周回路を通した上で出力するようにする。そうすると、画像処理部14に供給されるクロック信号の位相と、RF通信部15に供給されるクロック信号の位相とが同期している状態となる。
従って、画像処理部14とRF通信部15との間で電磁的なクロストークが発生したとしても、安定したノイズ(周期的なノイズ)が発生することとなり、この安定したノイズは、不安定なノイズ(非周期的なノイズ)と比べて簡易に取り除くことができる。その結果、例えば電気的相互作用に起因したビートノイズ(うなり)の発生を防いだり、電源の回りこみにより生じるビートノイズを防いだりして、画像品質や通信品質の低下を防ぐことができる。
本発明に係る情報読取装置は、その操作性や作業性を向上させることが可能なものとして有用である。
本発明の実施の形態に係る情報読取装置の外観構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る情報読取装置の電気的構成の概要を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る情報読取装置の詳細な電気的構成を示すブロック図である。 非接触通信アンテナのインピーダンス特性を示す図である。
符号の説明
1 情報読取装置
10 フレーム
10a 第1フレーム部
10b 第2フレーム部
10c 第3フレーム部
10d 搬送基準面
10e 搬送路
11 イメージセンサ
12 パッドローラ
13 エンコーダ
14 画像処理部
15 RF通信部
16a〜16c 非接触通信アンテナ
17 クロック生成回路
18 通信制御回路
19 ホストインターフェース
20 電源回路
21,22 アンテナ

Claims (8)

  1. 情報記録媒体内に記録された情報を光学的に読み取るイメージセンサと、
    情報記録媒体内に埋設されたアンテナの電磁誘導によって情報の送受信を行う非接触通信アンテナと、を有する情報読取装置であって、
    前記非接触通信アンテナは、複数配設されていることを特徴とする情報読取装置。
  2. 非接触ICチップを内蔵した情報記録媒体内に記録された情報を光学的に読み取るイメージセンサと、
    情報記録媒体内に埋設されたアンテナと電磁誘導によって情報の送受信を行う非接触通信アンテナと、を有し、
    前記イメージセンサの読み取り結果に基づいて前記非接触ICチップへの鍵が生成され、生成された鍵を用いて前記非接触ICチップとの通信を開始する情報読取装置であって、
    前記非接触通信アンテナは、複数配設されていることを特徴とする情報読取装置。
  3. 前記非接触通信アンテナのうちのいずれか2個の非接触通信アンテナは、それぞれ略直交する平面上に配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の情報読取装置。
  4. 前記情報読取装置は、さらに、前記複数の非接触通信アンテナのうち通信可能な非接触通信アンテナを検索する検索手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の情報読取装置。
  5. 前記検索手段は、マルチプレクサを有しており、
    前記マルチプレクサによる切り替え動作毎に、前記非接触通信アンテナの活性化動作を行うことによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することを特徴とする請求項4記載の情報読取装置。
  6. 前記検索手段は、AM検波により前記情報記録媒体側からの応答の有無をモニタリングすることによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することを特徴とする請求項5記載の情報読取装置。
  7. 前記検索手段は、前記非接触通信アンテナの負荷変動をモニタリングすることによって、通信可能な非接触通信アンテナを検索することを特徴とする請求項6記載の情報読取装置。
  8. 前記情報読取装置は、上位装置と単一のインターフェースを介して情報の送受信を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか記載の情報読取装置。
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