JP4773833B2 - 空気溜まり解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気溜まり解析装置に係り、特に、検出した空気溜まりと液体塗料の境界線を滑らかなものとして導き出す空気溜まり解析装置に関する。
自動車車両の車体等を電着液で満たされた電着槽に浸漬させて行う電着塗装は、塗膜を略均一に形成することができ、被電着物の溶接部分にも塗装を行うことができる等の利点がある。この反面、車体のフード内面、ルーフ内面及びフロア下面等の凸部にエアーポケットと呼ばれる空気溜まりが生じ、空気溜まりが発生した部分に塗膜を形成することができないという欠点がある。
そこで、被塗装物(被塗装ワーク)を電着槽に浸漬させた際に、空気溜まりが発生するか否かを判定する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この手法では、まず、被塗装ワークの各表面をその頂点座標データに基づいて任意数の三角ポリゴン(三角形の要素)に分割し、各々の三角ポリゴン(三角形の要素)について、被塗装ワークを入槽角の姿勢にて浸漬槽に模擬浸漬した際に空気溜まりとなりうる表面部位であるか否かの判定をするものである。
しかし、かかる手法によっては、複数に分割されたメッシュごとに空気と浸漬槽内の塗料との状態変化を時々刻々と計算する必要があり、演算が複雑となる。そのため、コンピュータにかかる負荷が大きくなり、演算に膨大な時間が必要となってしまい、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータを用いて演算を行うには限界があり、実用性に欠ける問題がある。また、かかる手法は、解析対象である被塗装ワークの形状が単純である場合には有効であるが、被塗装ワークの死角となる部分の形状が複雑である場合には、正確な解析結果が得られない場合があるという問題点もある。
そこで、被塗装ワーク及びその周辺の空間を複数の要素に分割し、要素の特徴点(例えば、重心点、頂点、内心点、外心点、垂心点)同士の高さを比較することにより、空気溜まりが発生するか否かの解析を行う手法や、被塗装ワークに複数の要素を形成した後に、それらの要素の頂点を節点として節点同士の高さを比較することにより、空気溜まりが発生するか否かの解析を行う手法が提案されている。
これらの手法のうち、要素の特徴点を比較して空気溜まりの発生を解析する手法においては、属性情報を液体と決定された要素と属性情報が気体と設定されている要素の高さを比較することで空気溜まりの発生の解析を行う。即ち、属性情報を気体と設定された要素の高さが属性情報を液体と決定されている要素より低い場合は、属性情報を気体と設定された要素の属性情報を液体に、これとは逆に、属性情報を気体と設定された要素の高さが属性情報を液体と決定されている要素よりも高い場合は、属性情報を気体と設定されている要素の属性情報を気体に決定することを繰り返して、空気溜まりが発生するか否かの判断を行う。そして、このように解析行い、空気溜まりが発生したという解析結果が導き出された場合、同時に空気溜まりと液体塗料の境界線も導き出される。
節点の高さを比較して空気溜まりの発生を解析する手法においては、属性情報を液体と決定された節点と属性情報が気体と設定されている節点の高さを比較することで空気溜まりの発生の解析を行う。
図4(a)は、要素の重心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(b)は、各要素の有する頂点のうち最も高い頂点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(c)は、要素の内心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(d)は、要素の外心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(e)は、要素の垂心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(f)は、節点の高さを比較して解析を行った結果を表したものであり、属性情報を液体とされた節点隣接関係にある属性情報が気体である節点の中間点を結んだものを空気溜まりと液体塗料の境界線としたものである。
即ち、重心点、各要素の有する頂点のうち最も高い頂点、内心点、外心点又は節点を用いて解析を行った場合には、図4(a)〜図4(d)に示すように、被塗装ワークにおいて属性情報が液体である要素のうち最も高い位置にある要素から一直線に右下がりの境界線L〜Lが導き出される。また、要素の垂心点を用いて解析を行った場合は、図4(e)に示すように、複数の段部が形成された右下がりの境界線Lが導き出される。
節点の高さを用いて解析を行った場合には、図4(f)に示すように、被塗装ワークαにおいて属性情報が液体である節点のうち最も高い位置にある節点と隣接する属性情報が気体であるの中間から一直線に右下がりの境界線Lが導き出される。
特開2000−51750号公報
しかし、このようにして導き出した境界線は必ずしも実際の塗装で生ずるであろう空気溜りと液体塗料に近似したものではない。図10は複数の要素の分割された被塗装ワークαの表面の一部を表した図である。かかる被塗装ワークαの表面に形成された要素のうち要素の属性情報が液体であると決定された場合、空気溜まりと液体塗料の境界線は、水平方向に延びる境界線Lが実際の塗装の際に生ずる境界線に近似したものであると考えられる。
このように、従来の手法においては、要素の形状に解析結果が大きな影響を受けてしまい、実際に生じるであろう境界線と大きなずれが生じてしまっていた。
本発明の課題は、要素を用いて空気溜まりの発生を解析した結果導き出される空気溜まりと液体塗料の境界線を実際の浸漬塗装を行う際に生じる空気溜まりと液体塗料の境界線に近似した境界線を導き出す空気溜まり解析装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の空気溜まり解析装置は、液体塗料に浸漬塗装を行う被塗装ワークに対応する形状データの入力を行う為の入力手段と、
前記被塗装ワークに対応する形状データを複数の要素に分割した後に、前記被塗装ワークのフリーエッジに隣接する要素の属性情報を液体と決定すると共に、それ以外の要素の属性情報を気体と設定した後、前記属性情報が液体と決定された要素と隣接する属性情報を気体と設定された要素との重力方向と反対方向の高さを比較し、
該比較の結果、前記隣接する属性情報を気体と設定された要素の高さが属性情報を液体と決定された要素の高さより高い場合は、前記隣接する要素の属性情報を気体と決定する一方、属性情報が液体と決定された要素の高さより低い場合又は同じ場合は、前記隣接する要素の属性情報を液体と決定し、
前記属性情報を気体と決定された要素を空気溜まりとして検出し、
前記属性情報を液体と決定された要素と気体と決定された要素との境界線を前記空気溜まりと液体塗料の境界線として検出し前記境界線を水平線に近づける修正を行う演算手段と、
を備え
前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正として、前記境界線に隣接して前記属性情報が液体に決定された要素のうちで最も高い位置の要素よりも低くに位置して前記属性情報が気体と決定された要素、及び同じ高さに位置して前記属性情報が気体と決定された要素の属性情報を液体に変更することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気溜り解析装置において、前記演算手段は前記属性情報を液体と決定された要素に隣接する要素の属性情報が全て決定するまで前記属性情報を液体と決定された要素と前記属性情報を気体と決定された要素の高さを比較することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の空気溜り解析装置において、前記境界線を水平線に近づける修正前記境界線に接する属性情報が液体である要素のうち最も高い位置に位置する要素及び前記境界線に接する属性情報が気体である要素のうち最も低い位置に位置する要素を検出し、
前記検出した属性情報が液体と決定されている要素と前記検出した属性情報が気体である要素の高さ比較し、
前記検出した属性情報を液体と決定された要素の高さより前記検出した属性情報を気体と決定された要素低い場合又は同じ場合は、前記検出した属性情報を気体と決定された要素の属性情報を液体に変更した後、更に前記境界線に接する属性情報が気体である要素のうち最も低い位置に位置する第3の要素を検出することを繰り返し、
前記検出した属性情報を気体と決定された要素の高さが前記検出した属性情報を液体と決定された要素の高さより高い場合は、前記境界線を確定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置において、前記演算手段は、前記被塗装ワークから複数の空気溜まりと液体塗料の境界線を検出した場合、一の境界線について一回の修正を行った後には他の境界線の修正を行うことにより前記検出した空気溜まりと液体塗料の境界線を水平線に近づける修正を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置において、前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正を行う毎に再度前記空気溜まりと前記液体塗料の境界線の検出を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置において、前記演算手段は、各要素の重心点、頂点、内心点、外心点又は垂心点のいずれか一つの高さを基準に要素同士、高さの比較を行うことを特徴とする。
請求項7に記載の空気溜まり解析装置は、液体塗料に浸漬塗装を行う被塗装ワークに対応する形状データの入力を行う為の入力手段と、
前記被塗装ワークに対応する形状データの表面に複数の要素を形成し、前記形成した複数の要素の各頂点を節点とし、前記被塗装ワークのフリーエッジに隣接する節点の属性情報を液体と決定すると共に、それ以外の節点の属性情報を気体と設定した後、前記属性情報が液体と決定された節点と隣接する属性情報を気体と設定された節点との重力方向と反対方向の高さを比較し、
該比較の結果、前記隣接する属性情報を気体と設定された節点の高さが属性情報を液体と決定された節点の高さより高い場合は、前記隣接する節点の属性情報を気体と決定し、
属性情報が液体と決定された節点の高さより低い場合又は同じ場合は、前記隣接する節点の属性情報を液体と決定し、
前記属性情報を気体と決定された節点を空気溜まりとして検出し、
前記属性情報を液体と決定された節点と気体と決定された節点との境界線を前記空気溜まりと液体塗料の境界線として検出し前記境界線を水平線に近づける修正を行う演算手段と、
を備え
前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正として、前記境界線に隣接して前記属性情報が液体に決定された節点のうちで最も高い位置の節点よりも低くに位置して前記属性情報が気体と決定された節点、及び同じ高さに位置して前記属性情報が気体と決定された節点の属性情報を液体に変更することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の空気溜まり解析装置において、前記演算手段は、前記属性情報を液体と決定された節点に隣接する節点の属性情報が全て決定するまで前記属性情報を液体と決定された節点と前記属性情報を気体と決定された節点の高さを比較することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項7又は請求項8に記載の空気溜まり解析装置において、前記境界線を水平線に近づける修正前記境界線に接する属性情報が液体である節点のうち最も高い位置に位置する節点及び前記境界線に接する属性情報が気体である節点のうち最も低い位置に位置する節点を検出し、
前記検出した属性情報が液体と決定されている節点と前記検出した属性情報が気体である節点の高さ比較し、
前記検出した属性情報を液体と決定された節点の高さより前記検出した属性情報を気体と決定された節点低い場合又は同じ場合は、前記検出した属性情報を気体と決定された節点の属性情報を液体に変更した後、更に前記境界線に接する属性情報が気体である節点のうち最も低い位置に位置する第3の節点を検出することを繰り返し、
前記検出した属性情報を気体と決定された節点の高さが前記検出した属性情報を液体と決定された節点の高さより高い場合は、前記境界線を確定することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置において、前記演算手段は、前記被塗装ワークから複数の空気溜まりと液体塗料の境界線を検出した場合、一の境界線について一回の修正を行った後には他の境界線の修正を行うことにより前記検出した空気溜まりと液体塗料の境界線を水平線に近づける修正を行うことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置において、前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正を行う毎に再度前記空気溜まりと前記液体塗料の境界線の検出を行うことを特徴とする。
請求項1又は請求項7に記載の発明によれば、被塗装ワークを複数の要素に分割し、分割した要素同士の高さを比較することで容易に空気溜まりが発生するか否かの解析を行うことができると共に、空気溜まりの発生が検出された場合には、要素の形状に依存することなく、空気溜まりと液体塗料の境界線を実際に生じるであろう境界線と同様に水平線に近似したものとして導き出すことができる。
即ち、被塗装ワークを分割した際に設定された要素の形状にかかわらず、解析の結果導き出される空気溜まりと液体塗料の境界線は水平線に近似したものとして導き出すことができるため、正確な解析を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、フリーエッジに隣接する要素の属性を液体と決定し、その他要素の属性を気体として属性を液体と設定し、属性を液体と決定された要素と属性を気体設定された要素の高さの比較を行うことで、空気溜まりの発生の有無を容易に判断することができる。
請求項3に記載の発明によれば、検出された空気溜まりと液体塗料の境界線が水平線に対して相当程度傾斜したものであっても、その境界線に隣接する最も高い位置にある属性を液体と決定された要素及びその境界線に接する属性を気体と決定された要素の高さを比較して、最も低い位置にある属性を気体と決定された要素の属性を液体と変更していくことで、検出された空気溜まりと液体塗料の境界線を水平線に近似したものとして導き出すことができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、要素の高さを比較する際に用いるその要素の特徴点がいかなるものであっても、空気溜まりと液体塗料の境界線を水平線に近似したものに修正することができる。
請求項4又は請求項10に記載の発明によれば、複数の空気溜まりと液体塗料の境界線が検出された場合にそれぞれの境界線について、一回の修正を行う毎に他の境界線の修正を行うことにより、それぞれの境界線の修正を効率よく行うことができる。
請求項5又は請求項11に記載の発明によれば、一つの境界線について一回の修正を行うごとに境界線を検出して修正をするという処理を繰り返すことで、当初検出された一本の境界線が解析を繰り返すうちに被塗装ワーク内に形成されている凸部により分割された場合であっても、本来空気溜まりが発生するであろう部分についても空気溜まりの発生を検出できると共に、空気溜まりと液体塗料の境界線も水平線に近似したものとして導き出すことができる。
請求項6に記載の発明によれば、各要素の特徴点である重心点、頂点、内心点、外心点又は垂心点のいずれの高さを用いて比較を行うことによっても、被塗装ワークについて、空気溜まりと液体塗料の境界線も水平線に近似したものとして導き出すことができる。
請求項8に記載の発明によれば、フリーエッジに隣接する節点の属性を液体と決定し、その他節点の属性を気体として属性を液体と設定し、属性を液体と決定された節点と属性を気体設定された節点の高さの比較を行うことで、空気溜まりの発生の有無を容易に判断することができる。
請求項9に記載の発明によれば、検出された空気溜まりと液体塗料の境界線が水平線に対して相当程度傾斜したものであっても、その境界線に隣接する最も高い位置にある属性を液体と決定された節点及びその境界線に接する属性を気体と決定された節点の高さを比較して、最も低い位置にある属性を気体と決定された節点の属性を液体と変更していくことで、検出された空気溜まりと液体塗料の境界線を水平線に近似したものとして導き出すことができる。
以下において、図面を参照しながら第一の実施の形態ついて説明する。なお、本実施の形態に係る発明は、図示例に限定されるものではない。図1はこの被塗装ワークについて浸漬塗装解析を実行するための空気溜まり解析装置1の実施形態を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の空気溜まり解析装置1は、CPU2、記憶領域としてのROM3及びRAM4からなる演算手段としての制御部5と、キーボード6と、キーボード6を制御するキーボードコントローラ9と、表示部としてのディスプレイ10と、ディスプレイ10を制御するディスプレイコントローラ11と、ハードディスクドライブ(HDD)12と、フレキシブルディスクドライブ(FDD)13と、HDD12及びFDD13を制御するディスクコントローラ14と、ネットワーク15との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ16とが、システムバス19を介して互いに通信可能に接続されて構成されている。
CPU2は、ROM3或いはハードディスクドライブ12に記憶されたソフトウェア、或いはフレキシブルディスクドライブ13より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス19に接続された各構成部を総括的に制御する。すなわち、CPU2は、所定の処理シーケンスに従って処理プログラムを、ROM3、或いはハードディスクドライブ12、或いはフレキシブルディスクドライブ13から読み出して実行することで、本実施形態の被塗装物における空気溜まり発生予測方法の動作を実現するための制御を行う。
CPU2は、解析対象の部材のデータをハードディスクドライブ12から読み出して、その表面を複数の要素に分割して数値計算のための数値計算モデルを構築するようになっている。また、要素の形状は、頂点が三つ以上のものであれば、三角形状、四角形状等いかなる形状のものを用いることとしてもよい。
また、CPU2は、解析する部材の数値計算モデルにおいて、初期境界要素、初期境界要素以外の要素の属性情報を気体とする設定を行い、初期境界要素と初期境界要素以外の要素即ち、属性情報が決定されていない要素の高さを比較して属性情報が決定されていない要素の属性情報を決定するようになっている。また、CPU2は、属性情報が決定された要素と属性情報が決定されていない要素の高さを比較して、属性情報が決定されていない要素の属性情報を決定するようになっている。
記憶領域としてのROM3には、例えば、本実施の形態に係る発明を実行する為の各種プログラム及び解析対象のデータ等が記憶されている。
RAM4は、CPU2の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ9は、キーボード6や図示しないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。ディスプレイコントローラ11は、ディスプレイ10の表示を制御する。ディスクコントローラ14は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム及び本実施形態における所定の処理プログラム等を記憶するハードディスクドライブ12及びフレキシブルディスクドライブ13とのアクセスを制御する。ネットワークインターフェースコントローラ16は、ネットワーク15上の装置或いはシステムと双方向にデータを送受信するようになっている。
制御部5は、キーボード6からの入力信号に応じて空気溜まりの発生の解析を行うようになっている。
制御部5は、解析対象である被塗装ワークのデータをハードディスクドライブ12から読み出して、被塗装ワークを複数の要素に分割して数値計算のための数値計算モデルを構築するようになっている。即ち、制御部5は、キーボード6からの指示信号に応じて設定された解析対象となる領域の設定を行うものであり、図2に示すように、例えば被塗装ワークαを複数の要素に分割する。
また、制御部5は、被塗装ワークを解析するにあたっては、被塗装ワークを解析対象範囲として設定するようになっている。
次いで、被塗装ワークαに空気溜りが発生するか否かの解析及び空気溜まりと液体の境界線の抽出を行うようになっている。
具体的には、まず、数値計算モデルに分割した被塗装ワークαのフリーエッジに隣接する要素を初期境界要素に設定するようになっている。ここで、フリーエッジとは、被塗装ワークαの縁の部分、即ち、被塗装ワークαの端部及び被塗装ワークαに形成された穴の縁の部分を意味する。また、初期境界要素とは、被塗装ワークαのフリーエッジに隣接する要素であって、属性情報を液体(塗料)と決定された要素をいう。また、要素同士が隣接するとは節点を共有することをいう。また、フリーエッジに隣接する要素とは、その要素を構成する辺がフリーエッジに接していることをいう。
また、初期に属性を液体(塗料)として決定する要素としては、被塗装ワークαを液面に対して垂直方向上方及び水平方向から見て認識できる要素とすることができる。以下の実施の形態では、フリーエッジに隣接する要素の属性を初期境界要素とした場合について説明しているが、上記の場合も初期境界要素決定後の処理は同じである。
次いで、初期境界要素の属性情報を液体と決定された以外の要素の属性情報を気体(空気)と設定する。
そして、初期境界要素と隣接関係にある属性情報を気体と設定された要素の高さの比較を行う。属性情報を気体と設定された要素の高さが属性情報が液体と決定された要素の高さより高い場合は、属性情報が気体と設定された要素の属性情報を気体に決定する。これに対して、属性情報が気体と設定された要素の高さが属性情報が液体と決定された要素の高さより低い場合又は同じ場合は隣接する要素の属性情報を液体と決定する。
次いで、属性情報を気体から液体に変更された要素に隣接する属性情報が気体の要素がある場合は、属性情報を液体と決定された要素と属性情報を気体と設定された要素の高さの比較を行い、属性情報を気体と設定された要素の高さが属性情報が液体に決定された要素の高さより高い又は同じ場合は、属性情報が気体と設定された要素の属性情報を気体に決定する。
これに対して、属性情報が気体と設定された要素の高さが属性情報が液体と決定された要素の高さより低い場合又は同じ場合は隣接する要素の属性情報を液体と決定する。なお、このように判断を行うのは、液体の比重が気体の比重よりも大きいことによる。
要素同士のZ方向の高さの比較を行うにあたっては、要素の特徴点の高さを比較することにより行う。ここで用いる要素の特徴点に特に制限はなく、例えば、重心点、各要素の有する頂点のうち最も高い頂点、内心点、外心点又は垂心点のいずれを用いることとしてもよい。
ここで、初期境界要素と属性情報が決定されていない要素の比較方法を具体的に説明する。図3(a)(b)に示す要素Cを初期境界要素として節点αを共有する要素Aを属性情報が決定されていない要素とした場合、初期境界要素Cの重心点のZ方向の高さと属性情報が決定されていない要素Aの重心点のZ方向の高さを比較し、属性情報が決定されていない要素Aの重心点の高さが初期境界要素Cの重心点の高さよりも低い場合は、属性情報が決定されていない要素Aの属性情報は液体と決定される。
これに対して、属性情報が決定されていない要素Aの重心点の高さが初期境界要素Cの重心点の高さと同じ又は初期境界要素Cより高い場合は、要素Aの属性情報は、気体と決定される。
また、属性情報を気体と設定された節点と隣接関係にある属性情報を液体と決定されている節点が複数ある場合、それら全ての節点と比較する。そして、それらの節点のうちに属性情報が気体とされた節点よりも1つでも高い又は同じと判断される属性情報が液体と決定されている節点がある場合は、属性情報を気体とされた節点の属性情報を液体に変更し、その属性情報を液体に決定する。
そして、制御部5は、属性情報を液体と決定された要素に隣接する全ての要素の属性情報が決定されるまで、属性情報を液体と決定された要素とこれに隣接する属性情報を気体と設定された要素の高さの比較を行う。そして、制御部5は、属性情報を液体と決定された要素に隣接する全ての要素の属性情報が決定されたと判断した場合に空気溜まりの発生を有無の解析を終了するようになっている。
図4(a)は、要素の重心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(b)は、各要素の有する頂点のうち最も高い頂点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(c)は、要素の内心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(d)は、要素の外心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。図4(e)は、要素の垂心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものである。なお、図4(a)〜(e)において、網掛けされている領域は液体塗料であることを示し、網掛けされていない領域は空気溜まりであることを示す。このことは、図5及び図6においても同様である。
重心点、各要素の有する節点のうち最も高い節点、内心点、外心点又は節点を用いて懐石を行った場合は、図4(a)〜図4(d)に示すように、要素Nから一直線に右下がりの境界線L〜Lが導き出される。また、要素の垂心点を用いて解析を行った場合は、図4(e)に示すように、複数の段部が形成された右下がりの境界線Lが導き出される。
また、制御部5は、前述の手法により導き出した空気溜まりと液体塗料の境界線の修正を行うようになっている。境界線を修正する手法に特に制限はない。
境界線を修正する手法としては、例えば、まず、被塗装ワークαに生じた解析された空気溜まりと液体塗料の境界線、即ち、属性情報を液体と決定された要素と属性情報を気体と決定された要素の境界線の検出を行う。
次いで、検出された修正対象の境界線に接する属性情報を液体と決定された要素のうち、Z方向の高さの最も高い要素を抽出した後、境界線に接する属性情報を気体と決定された要素のうちZ方向の高さの最も低い要素を抽出する。そして、属性情報を液体と決定された要素のZ方向の高さと属性情報を気体と決定された要素のZ方向の高さの比較を行う。
比較の結果、属性情報を液体と決定された要素の高さが属性情報を気体と設定された要素の高さよりも高い又は同じと判断した場合には、比較対象であった属性情報を気体と決定されている要素の属性情報を液体に変更するようになっている。そして、一回の修正を行うごとに境界線を検出する作業を行う。
この修正は、検出される境界線について、その境界線に接するZ方向の高さが最も高い属性情報が液体の要素より低い位置に位置する属性情報が気体の要素がなくなるまで繰り返し行われる。そして、制御部5が一の境界線について接している要素について修正対象となる要素がなくなったと判断さ場合、即ち、ZLmaxより高いZAmaxがなくなったと判断した場合は、その一の境界線について確定を行うようになっている。確定された境界線は以後修正の対象となることはない。
次に、複数の境界線が検出された場合には、例えば、複数の境界線が検出された場合にはそれぞれの境界線について一回づつ修正を行っていく。この手法においては、複数の境界線が検出された場合、まず、検出された境界線についてそれぞれ修正する順序の決定を行うようになっている。修正する順序を決定する方法としては、例えば、境界線の長さが長い順に修正を行うものとする。
次いで、最初に修正される境界線について、境界線が一つのみ検出された場合と同様に、修正対象の境界線に接する属性情報を液体と決定された要素のうち、Z方向の高さの最も高い要素を抽出した後、境界線に接する属性情報を気体と決定された要素のうちZ方向の高さの最も低い要素を抽出する。そして、属性情報を液体と決定された要素のZ方向の高さと属性情報を気体と決定された要素のZ方向の高さの比較を行う。
比較の結果、属性情報を液体と決定された要素の高さが属性情報を気体と設定された要素の高さよりも高い又は同じと判断した場合には、比較対象であった属性情報を気体と決定されている要素の属性情報を液体に変更するようになっている。
そして、一の境界線に接している要素について一回の修正を行うと他の境界線に接している要素の修正を行うようになっている。そして、全ての境界線に接している要素ついて一回の修正を行った後には、再度境界線の検出を行い、先に行ったものと同様の手法により検出された境界線に接する要素の修正を行う。
そして、一の境界線に接している修正対象となる要素がなくなったと判断した場合、即ち、ZLmaxより高いZAmaxがなくなったと判断した場合は、その一の境界線について確定処理を行うようになっている。確定処理された境界線は以後検出された場合でも修正の対象となることはない。そして、検出される境界線が全て確定処理されたものとなるまで係る処理は繰り返し行われる。
このような手法で境界線の修正を行うと、先の空気溜まりを検出する際に導き出された境界線は水平方向に延びるように修正される。例えば、境界線Lは図5(a)に示すように、境界線Lは図5(b)に示すように、境界線Lは図5(c)に示すように、境界線Lは図5(d)に示すように、また、境界線Lは図5(e)に示すようにそれぞれ水平方向に延びるように修正される。
また、制御部5は検出した全ての境界線について一回の修正を行った後には、前述したように再度境界線の検出を行うようになっている。このため、例えば、図6(a)に示すように、凹部Xと凹部Xより低い凹部Yが連続して形成されている被塗装ワークβにおいても実際に生じるであろう空気溜まりと液体塗料の境界線に近似した境界線を導き出すことができる。
即ち、被塗装ワークβについて前述の手法により複数の要素に分割した後に要素の高さを比較することで空気溜まりの発生の有無についての解析を行うと、図6(b)に示すように右下がりの境界線Lが導き出される。続いて、この境界線Lを一回の修正処理を行う毎に境界線を検出するという作業を行わずに修正を連続して行う場合、凹部Y付近の要素の比較対象は常に要素Xである。その結果、図6(c)に示すように、凸部X付近に境界線LV1が発生するが、凹部Y付近には空気溜まりが発生しないとの解析結果が出てしまう。
しかし、被塗装ワークβに実際生じるであろう空気溜まりと液体塗料の境界線は、図6(d)に示すLとLである。
そこで、一回の比較修正処理を行うごとに境界線を検出することを行うとすると、凹部X下方と凹部Yの下方には別々の境界線が出現する。そして、凹部Yの下方に生じた境界線接する属性情報が液体の要素で最もZ方向に置いて高い要素はYとなる。その結果、図6(e)に示すように、凹部X及び凹部Yの下方には実際に生じるであろう境界線L及びLに近似する境界線LX1及びLX2が導き出される。
本実施の形態において用いるデータは、キーボード6から入力されるようになっている。又、被塗装ワークαとしては、例えば自動車等の車両においては、ドアパネル、エンジンフードパネル、ホワイトボディー等、電着塗装を必要とする車体の各部品がある。これらの被塗装ワークαの形状データは、設計者自身が直接作成し、或いは予め作成されているCADデータ、STL(Stereo Lithography)データ等に基づいて自動的に作成されるものである。また、必要なデータの入力には、マウス、スキャナを用いてもよい。また、外部接続端子に図示しないLAN等の通信手段を介して接続された、他のコンピュータに備えられている記憶装置(図示せず)から必要なデータを読み込むようにしてもよい。
ディスプレイ10には、被塗装ワークαについての解析過程が表示されるようになっている。
ハードディスクドライブ12には、解析対象である被塗装ワークのデータが格納されている。
なお、ハードディスクドライブ12は、DOMに格納されているものに限らず、空気溜まり解析装置1の外部に設けたハードディスク装置、光磁気ディスク装置又はフラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性記録媒体をハードディスクドライブ12として用いることとしてもよい。
(節点を用いた解析)
また、被塗装ワークに空気溜まりが発生するか否かの解析等は、被塗装ワークの表面に複数配置された節点の高さを比較して行ってもよい。
この場合、制御部5は、まず被塗装ワークの表面に複数の節点を配置し、これらの各節点を用いて空気溜まりの発生の解析を行う。
被塗装ワークの表面に節点を配置する方法に特に限定はなく、任意の方法により配置することができる。被塗装ワークの表面に節点を配置する方法としては、例えば、被塗装ワークの表面を要素に分割した後に、被塗装ワークの表面に形成された要素の頂点を節点とする方法がある。なお、ここで、分割する要素の形状に特に限定はなく、三角形や四角形であってもよい。
節点を用いて空気溜まりの発生の解析を行うにあたっては、制御部5は、被塗装ワークのフリーエッジに隣接する属性情報を液体(塗料)と決定した節点を初期境界節点とし、それ以外の節点の属性情報を気体(空気)と設定するようになっている。
また、制御部5は、被塗装ワークの表面に配置した節点同士の接続、即ち、節点同士の隣接関係の設定を行うようになっている。隣接関係とは、節点の属性情報を決定するにあたり比較対象となることになる関係をいい、隣接関係にない節点同士の比較対象を行うことはない。
いかなる節点同士が隣接関係あるとするかについては特に限定はない。隣接関係を設定する方法としては、例えば、前述したように被塗装ワークの表面を要素に分割した後に被塗装ワークの表面に形成された要素の頂点を節点とする方法を用いて節点を配置した場合には、配置された節点同士のうち、要素を構成する辺によって結ばれている節点同士を隣接関係にあると設定する。
そして、初期境界節点と隣接関係にある属性情報を気体と設定された節点の高さの比較を行う。属性情報を気体と設定された節点の高さが属性情報が液体と決定された節点の高さより高い場合は、属性情報が気体と設定された節点の属性情報を気体に決定する。これに対して、属性情報が気体と設定された節点の高さが属性情報が液体と決定された節点の高さより低い場合又は同じ場合は前記隣接する節点の属性情報を液体と決定する。なお、節点同士のZ方向の高さの比較を行うにあたっては、節点のZ座標のZ座標値を用いることとする。
次いで、属性情報を気体から液体に変更された節点に隣接する属性情報が気体の節点がある場合は、属性情報を液体と決定された節点と属性情報を気体と設定された節点の高さの比較を行い、属性情報を気体と設定された節点の高さが属性情報が液体に決定された節点の高さより高い場合は、属性情報が気体と設定された節点の属性情報を気体に決定する。
これに対して、属性情報が気体と設定された節点の高さが属性情報が液体と決定された節点の高さより低い場合又は同じ場合は隣接する節点の属性情報を液体と決定する。なお、このように判断を行うのは、液体の比重が気体の比重よりも大きいことによる。
また、制御部5は、属性情報が液体と決定された節点と属性情報が気体と設定された節点との比較を、属性情報を液体と決定された節点と隣接関係にある全ての節点の属性情報が決定するまで繰り返し行うようになっている。
そして、制御部5は、属性情報が液体と決定された節点に隣接する節点の属性情報が全て決定されたと判断された場合には、属性情報が気体と決定された節点と隣接関係にある属性情報が液体と決定された節点のうち、隣接関係にある要素同士を結線し、結線で囲まれた範囲を空気溜まりが発生した範囲と認識するようになっている。
そして、属性情報を液体と決定された節点と隣接関係にある属性情報が気体と決定された節点の間に設けられた中間点を結線して空気溜まりと液体塗料の境界線が定められる。
具体的には、図4(f)に示すように、属性情報を気体と決定された白丸で示す節点aと隣接関係にある属性情報を液体と決定された黒丸で示す節点bの間に境界点Jを設けこれを結線し、太線で表した線が空気溜まりと液体塗料の境界線Lと認識する。なお、図4において網掛けされた領域が液体塗料と判断された領域である。
なお、境界点Jを配置する位置に特に制限はないが、例えば、属性情報を液体と決定された節点bから境界点Jまでの距離と境界点Jから属性情報が気体と判断された節点aまでの距離の比が5:5又は6:4になるように境界点Jを配置する。
また、制御部5は、節点の高さを比較することにより導き出した空気溜まりと液体塗料の境界線の修正を行うようになっている。境界線を修正する手法に特に制限はない。
境界線を修正する手法としては、例えば、まず、被塗装ワークαに生じた解析された空気溜まりと液体塗料の境界線Lの検出を行う。
次いで、検出された修正対象の境界線Lに隣接する属性情報を液体と決定された節点のうち、Z方向の高さの最も高い節点を抽出した後、境界線に接する属性情報を気体と決定された節点のうちZ方向の高さの最も低い節点を抽出する。そして、属性情報を液体と決定された節点のZ方向の高さと属性情報を気体と決定された節点のZ方向の高さの比較を行う。
比較の結果、属性情報を液体と決定された節点の高さが属性情報を気体と設定された節点の高さよりも高いと判断した場合には、比較対象であった属性情報を気体と決定されている節点の属性情報を液体に変更するようになっている。そして、一回の修正を行うごとに境界線を検出する作業を行う。
この修正は、検出される境界線について、その境界線に隣接するZ方向の高さが最も高い属性情報が液体の節点より低い位置に位置する属性情報が気体の節点がなくなるまで繰り返し行われる。そして、制御部5が一の境界線について接している節点について修正対象となる節点がなくなったと判断された場合、その一の境界線について確定を行うようになっている。確定された境界線は以後修正の対象となることはない。
次に、複数の境界線が検出された場合には、例えば、複数の境界線が検出された場合にはそれぞれの境界線について一回づつ修正を行っていく。この手法においては、複数の境界線が検出された場合、まず、検出された境界線についてそれぞれ修正する順序の決定を行うようになっている。修正する順序を決定する方法としては、例えば、境界線の長さが長い順に修正を行うものとする。
次いで、最初に修正される境界線について、境界線が一つのみ検出された場合と同様に、修正対象の境界線に接する属性情報を液体と決定された要素のうち、Z方向の高さの最も高い要素を抽出した後、境界線に接する属性情報を気体と決定された要素のうちZ方向の高さの最も低い要素を抽出する。そして、属性情報を液体と決定された要素のZ方向の高さと属性情報を気体と決定された要素のZ方向の高さの比較を行う。
比較の結果、属性情報を液体と決定された節点の高さが属性情報を気体と設定された節点の高さよりも高い又は同じと判断した場合には、比較対象であった属性情報を気体と決定されている節点の属性情報を液体に変更するようになっている。
そして、一の境界線に接している節点について一回の修正を行うと他の境界線に接している節点の修正を行うようになっている。そして、全ての境界線に接している節点ついて一回の修正を行った後には、再度境界線の検出を行い、先に行ったものと同様の手法により検出された境界線に接する節点の修正を行う。
そして、一の境界線に接している修正対象となる節点がなくなったと判断した場合、即ち、ZLmaxより高いZAmaxがなくなったと判断した場合は、その一の境界線について確定処理を行うようになっている。確定処理された境界線は以後検出された場合でも修正の対象となることはない。そして、検出される境界線が全て確定処理されたものとなるまで係る処理は繰り返し行われる。
このような手法で境界線の修正を行うと、先の空気溜まりを検出する際に導き出された境界線は水平方向に延びるように修正される。例えば、境界線Lは図5(f)に示すように、それぞれ水平方向に延びるように修正される。
また、制御部5は、要素の高さを比較して境界線の検出を行った場合と同様に、節点の高さを用いて検出した全ての境界線について一回の修正を行った後には、前述したように再度境界線の検出を行うようになっている。
以下において、図7〜図9のフローチャートを参照して本実施形態に係る空気溜まり解析装置1の作用について詳述する。なお、以下において、要素の重心点の高さを比較することにより解析を行う。また、空気溜まりと液体塗料の境界線は複数あるものとする。
図7に示すように、先ず、制御部5で対応付けが行われた被塗装ワークαの形状データをキーボード6より入力する(ステップS1)。次いで、被塗装ワークαを解析領域として選択し、要素に分割し(ステップS2)、さらに重力方向Gを設定する(ステップS3)。
次いで、被塗装ワークαに空気溜りが発生するか否かの解析を行う(ステップS4)。具体的には、図8のフローチャートに示すように、ステップ2において、数値計算モデルに分割した被塗装ワークαのフリーエッジに隣接する要素を初期境界要素とし(ステップS41)、更に、初期境界要素以外の要素の属性情報を気体に設定する(ステップS42)。
次いで、初期境界要素と隣接する属性情報が気体と設定された要素、即ち属性情報が決定されていない要素のそれぞれの重心点のZ方向における高さを比較する(ステップS43)。
そして、属性情報が気体と設定された要素の高さが初期境界要素の高さより高いと判断した場合は、属性情報が気体と設定された要素の属性情報を気体に決定する。これに対して、属性情報が気体と設定された要素の高さが初期境界要素の高さより低い又は同じと判断した場合は、属性情報が気体と設定された要素の属性情報を液体に変更し、その後属性情報を液体に決定する(ステップS44)。
次いで、属性情報を液体と決定された要素に隣接する属性情報が気体と設定されている要素があるかの判断を行う(ステップS45)。
属性情報を液体と決定された要素に隣接する属性情報が気体と設定されている要素があると判断した場合には(YES)、属性情報を液体と決定された要素と隣接する属性情報が気体と設定されている要素のそれぞれの重心点の高さを比較する(ステップS46)。
属性情報が気体と設定された要素の高さが属性情報が液体と決定された要素の高さよりも高い場合は、属性情報が気体と設定された要素の属性情報を気体と決定し、属性情報が気体と設定された要素の高さが属性情報が液体と決定された要素の高さより低い場合又は同じ場合は属性情報が気体と設定された要素の属性情報を液体と決定する(ステップS47)。
次いで、属性情報を液体と決定された要素に隣接する属性情報が気体と設定されている要素があるかの判断を行う(ステップS45)。属性情報を液体と決定された要素に隣接する属性情報が気体と設定されている要素が無いと判断した場合には(NO)、被塗装ワークαに空気溜りが発生するか否かの解析を終了する。
次いで、境界線の修正処理を行う(ステップS5)。具体的には、図9のフローチャートに示すように、まず、空気溜まりと液体塗料の境界線の検出を行い(ステップS51)、修正する境界線の順序を決定し(ステップS52)、その後修正する境界線を決定する(ステップS53)。次いで、修正対象となっている境界線に接する属性情報が液体である要素のうち最も高い位置にある要素(ZLmax)を検出し(ステップS54)、その後修正対象となっている境界線に接する属性情報が気体である要素のうち最も低い位置にある要素(ZAmax)を検出する(ステップS55)。
そして、ZLmaxがZAmaxより高い位置にあるかの判断を行う(ステップS56)。ZLmaxの方が高い位置にあると判断した場合は(YES)、比較対象であった属性情報が気体である要素の属性を液体に変更した後、その属性情報を液体に決定する(ステップS57)。一方、ステップS56において、ZLmaxがZAmaxより高くないと判断した場合、即ち、ZAmaxの高さがZLmaxの高さよりも高い又はZLmaxと同じ高さであると判断した場合には(NO)、修正対象となっていた境界線の確定を行う(ステップS58)。このように確定された境界線は以後修正の対象とはならない。
ステップS57又はステップS58において、処理が行われた後においては、先に検出された全ての境界線について修正が行われたかの判断が行われる(ステップS59)。
全ての境界線について修正がされていないと判断された場合には(NO)、ステップS52において定めた修正する順序に従って、次に修正作業を行っていない境界線を選択し(ステップS60)、修正する境界線を特定する(ステップS53)。
これに対して、全ての境界線について修正がされたと判断された場合は(YES)、
これに対して、ステップS509において、全ての境界線の修正が行われたと判断された場合は(YES)、全ての境界線は確定されたかの判断が行われる(ステップS61)。全ての境界線は確定されていないと判断して場合は(NO)、全ての境界線を検出する(ステップS51)。一方、全ての境界線は確定されていると判断された場合は(YES)、解析を終了する(END)。
以上のように、本実施の形態にかかる発明によれば、空気溜まりが発生するか否かの解析を容易に行うことが可能であり、被塗装ワークαに空気溜まりが発生していると判断された場合には、水と空気の境界を滑らかなものとして空気溜まりを導き出すことができ、このように水と空気の境界面を滑らかなものとして導き出すことで、空気溜まりの容積の定法により正確に求めることができる。そして、正確な空気溜まりの容積を求めておくことで、重力方向を変えた場合、即ち、被塗装ワークの塗料槽内における姿勢を変えた場合に生じ得る空気溜まりの容積を正確に導き出すことが可能となる。
また、本願発明の対象は、空気溜まりに限定されず、槽内の液体よりも比重の軽い如何なる気体であっても適用することが可能である。
空気溜まり解析装置の概略構成ブロック図である。 被塗装ワークの一部を二次元の要素に分割した状態を表す模式図である。 (a)は部材Xの二次元の要素の一部を抜き出した図であり、(b)は、(a)の要素の上面図である。 (a)は、要素の重心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものであり、(b)は、各要素の有する頂点のうち最も高い頂点の高さを比較して解析を行った結果を表したものであり、(c)は、要素の内心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものであり、(d)は、要素の外心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものであり、(e)は、要素の垂心点の高さを比較して解析を行った結果を表したものであり、(f)は、節点の高さを比較して解析を行った結果を表したものであり、属性情報を液体とされた節点の属性情報が気体である節点の中間点を結んだものを空気溜まりと液体塗料の境界線とした図である。 (a)は、要素の重心点を用いた解析で導き出した境界線を修正した結果を表したものであり、(b)は、要素の有する頂点のうち最も高い頂点を用いた解析で導き出した境界線を修正した結果を表したものであり、(c)は、要素の内心点を用いた解析で導き出した境界線を修正した結果を表したものであり、(d)は、要素の外心点を用いた解析で導き出した境界線を修正した結果を表したものであり、(e)は、要素の垂心点を用いた解析で導き出した境界線を修正した結果を表したものであり、(f)は、節点を用いた解析で導き出した境界線を修正した結果を表したものである。 (a)〜(e)は、検出した空気溜まりと液体塗料の境界線が二つに分割される場合について説明した図である。 本実施形態に係る浸漬塗装の解析のフローチャートである。 本実施形態に係る浸漬塗装の解析のフローチャートである。 本実施形態に係る浸漬塗装の解析のフローチャートである。 分割した被塗装ワークに理想的な境界線を示した図である。
符号の説明
1 空気溜まり解析装置
2 ステップ
5 制御部
6 キーボード
9 キーボードコントローラ
10 ディスプレイ
11 ディスプレイコントローラ
12 ハードディスクドライブ
13 フレキシブルディスクドライブ
14 ディスクコントローラ
15 ネットワーク
16 ネットワークインターフェースコントローラ
19 システムバス

Claims (11)

  1. 液体塗料に浸漬塗装を行う被塗装ワークに対応する形状データの入力を行う為の入力手段と、
    前記被塗装ワークに対応する形状データを複数の要素に分割した後に、前記被塗装ワークのフリーエッジに隣接する要素の属性情報を液体と決定すると共に、それ以外の要素の属性情報を気体と設定した後、前記属性情報が液体と決定された要素と隣接する属性情報を気体と設定された要素との重力方向と反対方向の高さを比較し、
    該比較の結果、前記隣接する属性情報を気体と設定された要素の高さが属性情報を液体と決定された要素の高さより高い場合は、前記隣接する要素の属性情報を気体と決定する一方、属性情報が液体と決定された要素の高さより低い場合又は同じ場合は、前記隣接する要素の属性情報を液体と決定し、
    前記属性情報を気体と決定された要素を空気溜まりとして検出し、
    前記属性情報を液体と決定された要素と気体と決定された要素との境界線を前記空気溜まりと液体塗料の境界線として検出し前記境界線を水平線に近づける修正を行う演算手段と、
    を備え
    前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正として、前記境界線に隣接して前記属性情報が液体に決定された要素のうちで最も高い位置の要素よりも低くに位置して前記属性情報が気体と決定された要素、及び同じ高さに位置して前記属性情報が気体と決定された要素の属性情報を液体に変更することを特徴とする空気溜まり解析装置。
  2. 前記演算手段は、
    前記属性情報を液体と決定された要素に隣接する要素の属性情報が全て決定するまで前記属性情報を液体と決定された要素と前記属性情報を気体と決定された要素の高さを比較することを特徴とする請求項1に記載の空気溜り解析装置。
  3. 前記境界線を水平線に近づける修正前記境界線に接する属性情報が液体である要素のうち最も高い位置に位置する要素及び前記境界線に接する属性情報が気体である要素のうち最も低い位置に位置する要素を検出し、
    前記検出した属性情報が液体と決定されている要素と前記検出した属性情報が気体である要素の高さ比較し、
    前記検出した属性情報を液体と決定された要素の高さより前記検出した属性情報を気体と決定された要素低い場合又は同じ場合は、前記検出した属性情報を気体と決定された要素の属性情報を液体に変更した後、更に前記境界線に接する属性情報が気体である要素のうち最も低い位置に位置する第3の要素を検出することを繰り返し、
    前記検出した属性情報を気体と決定された要素の高さが前記検出した属性情報を液体と決定された要素の高さより高い場合は、前記境界線を確定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気溜り解析装置。
  4. 前記演算手段は、前記被塗装ワークから複数の空気溜まりと液体塗料の境界線を検出した場合、一の境界線について一回の修正を行った後には他の境界線の修正を行うことにより前記検出した空気溜まりと液体塗料の境界線を水平線に近づける修正を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置。
  5. 前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正を行う毎に再度前記空気溜まりと前記液体塗料の境界線の検出を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置。
  6. 前記演算手段は、各要素の重心点、頂点、内心点、外心点又は垂心点のいずれか一つの高さを基準に要素同士、高さの比較を行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置。
  7. 液体塗料に浸漬塗装を行う被塗装ワークに対応する形状データの入力を行う為の入力手段と、
    前記被塗装ワークに対応する形状データの表面に複数の要素を形成し、前記形成した複数の要素の各頂点を節点とし、前記被塗装ワークのフリーエッジに隣接する節点の属性情報を液体と決定すると共に、それ以外の節点の属性情報を気体と設定した後、前記属性情報が液体と決定された節点と隣接する属性情報を気体と設定された節点との重力方向と反対方向の高さを比較し、
    該比較の結果、前記隣接する属性情報を気体と設定された節点の高さが属性情報を液体と決定された節点の高さより高い場合は、前記隣接する節点の属性情報を気体と決定し、
    属性情報が液体と決定された節点の高さより低い場合又は同じ場合は、前記隣接する節点の属性情報を液体と決定し、
    前記属性情報を気体と決定された節点を空気溜まりとして検出し、
    前記属性情報を液体と決定された節点と気体と決定された節点との境界線を前記空気溜まりと液体塗料の境界線として検出し前記境界線を水平線に近づける修正を行う演算手段と、
    を備え
    前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正として、前記境界線に隣接して前記属性情報が液体に決定された節点のうちで最も高い位置の節点よりも低くに位置して前記属性情報が気体と決定された節点、及び同じ高さに位置して前記属性情報が気体と決定された節点の属性情報を液体に変更することを特徴とする空気溜まり解析装置。
  8. 前記演算手段は、
    前記属性情報を液体と決定された節点に隣接する節点の属性情報が全て決定するまで前記属性情報を液体と決定された節点と前記属性情報を気体と決定された節点の高さを比較することを特徴とする請求項7に記載の空気溜り解析装置。
  9. 前記境界線を水平線に近づける修正前記境界線に接する属性情報が液体である節点のうち最も高い位置に位置する節点及び前記境界線に接する属性情報が気体である節点のうち最も低い位置に位置する節点を検出し、
    前記検出した属性情報が液体と決定されている節点と前記検出した属性情報が気体である節点の高さ比較し、
    前記検出した属性情報を液体と決定された節点の高さより前記検出した属性情報を気体と決定された節点低い場合又は同じ場合は、前記検出した属性情報を気体と決定された節点の属性情報を液体に変更した後、更に前記境界線に接する属性情報が気体である節点のうち最も低い位置に位置する第3の節点を検出することを繰り返し、
    前記検出した属性情報を気体と決定された節点の高さが前記検出した属性情報を液体と決定された節点の高さより高い場合は、前記境界線を確定することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の空気溜り解析装置。
  10. 前記演算手段は、前記被塗装ワークから複数の空気溜まりと液体塗料の境界線を検出した場合、一の境界線について一回の修正を行った後には他の境界線の修正を行うことにより前記検出した空気溜まりと液体塗料の境界線を水平線に近づける修正を行うこと
    を特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置。
  11. 前記演算手段は、前記境界線を水平線に近づける修正を行う毎に再度前記空気溜まりと前記液体塗料の境界線の検出を行うことを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の空気溜まり解析装置。
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